24日(木)
ユミは病院のベッドで寝ている。たいした怪我はないが絶対安静で、暫くは歩けないだろうとのこと。
サブロウの怪我はそうでもない。春樹とサブロウ、それに真知子がユミを見守る。
松吉、末永の妻もかけつける。「大丈夫か?!」心配そうに見守るが「怪我は誰のせいでもない」と松吉。
ユミとサブローが汚してしまったので痛手の末永牧場。手が足りない。
真知子は夜行で帰る予定だったが、こうなってしまったのも、自分達のせいだといい、真知子はユミの看病をする為に暫く残ることに。
東京では、勝則が定彦の電報の報告に、「こんな報告か」と不満げ。
徳枝の「まだあの女に未練があるのか?」という言葉を振り切り、
自分の目で自分の失ったものを確かめてみる、と北海道に行くことを決意。
また、定彦に続き、佐渡の信枝も北海道に向かっている。
綾の店では悠起枝が自分の働き口がないか、綾に相談に来る。蘭子の店の売上も芳しくない。
昼も夜も働くという悠起枝に綾は「再婚したらどうか」と言うが、私なんて、と戸惑う悠起枝。
北海道。サブローは真知子と春樹を見て
「おにあいだよ。真知子さんも春樹を忘れられなかったんだろうな。俺もユミを待つ事にしたよ」と。
病室では看病していた真知子が目覚めたユミに声をかけるが、
ユミが「真知子なんか東京に帰れ」と冷たくあたり、淋しげに思いつめていた。