1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ :2007/02/24(土) 02:20:58 ID:???O
・それは、ある消臭剤のCMだった。「ちょっとこれ見て。ひどいよ」。知人の男性に促されて
製造元のホームページに載っていたCMを再生すると、可愛らしいアニメーションと歌声の
後で、こんな一節が耳に入ってきた。「我が家のオトコは何だかにおう」。そして、鼻を
つまむ女性が登場する。
知人が不愉快に感じたのも無理はない。家族のために1日中働いて疲れて帰ってきた
ところに「スーツがくさい」なんて言われたら頭にくる。筆者が男性なら「そんなことを言う
なら、自分で働いて稼いできてください」と思うだろう。
男女を入れ替えて「我が家のオンナは何だかにおう」としたら、どうか。こういう表現は
女性蔑視と批判されそうだから、企画会議でボツになるだろう。女性に関する表現には
気を使うのに、男性に関する表現には、なぜこんなにも鈍感なのか。
柳沢大臣の「女性は産む機械」発言が女性差別と問題になっているが、それならかつて
流行ったCMの「亭主元気で留守がいい」や、定年退職後の夫を“濡れ落ち葉”“粗大ゴミ”
と称するのは男性差別である。筆者は女だが、こういう表現を平気で使う人の気が知れ
ないし、そんな人には女性差別を語る資格もないと思う。
こうした意見を男性から聞くことはしばしばあるが、メディアが男性差別を取り上げる
ことは殆どない。
■自殺、労災、病気…。差別されているのは男性、との意見も
日本に比べて、男性の選択肢が増えてきた米国。そのためか、既存の男女観に疑問を
投げかける声も多い。『The Myth of Male Power』の著者、ファレル氏は、男女の職業上の
棲み分け実態を紹介する。
消防士、木材の伐採、大型トラック運転手や、建設現場や炭鉱での労働者など、危険な
仕事に就く人の97〜99%は男性である。そのため労災で死亡する人の94%が男性。
(
>>2-10につづく)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070220/119382/?P=1 (全文を読むには無料登録が必要です)
(
>>1のつづき)
「男性の方が危険な仕事に就いているので、平均賃金が高いのも当然」と主張する。
一方で、秘書や受付業務など安全な仕事は97〜99%は女性が占めている。男性の命は
「捨てられてもいいもの」と見なされており、これは差別ではないか、と説く。
これらの数字がもしも男女で逆なら、フェミニストは「女性差別だ」と批判するだろう。
ファレル氏は女性団体の役員を何度か経験している、いわゆる進歩的な考えの持ち主。
そういう人でも、「女性に優しく男性に厳しいダブルスタンダードはおかしい」と、異議を唱える。
今、日本で起きているのは、米国の1970年代によく似た変化だ。社会構造の変化や政府
の後押しで女性の地位が急上昇しようとしている。一方、男性差別についてはいまだに
公の場では議論にすらなっていない。
この時期に、男性への差別を是正しない限り、本当の意味で男女平等にはならない。
特に、一部の女性はもはや弱者ではない。それにもかかわらず、職場や私生活で女性を
“女の子”扱いする文化はまだ残っている。例えば「女性に長時間残業させるのはよくない」
と考える管理職が、女性を早く帰す代わりに、男性を余計に働かせる。男女同一賃金なら
これは男性差別になるはずだ。
この文化を変えるために、個人でできることがある。例えば男女一緒に食事をした時の
支払いや、仕事の配分を見直すことだ。収入差が大きい場合や男性がどうしても払いたい
場合を別とすれば、女性も自分の分は払うべきだ。「男なんだから、奢るべき」と言ったり
同僚よりラクをして平気だという女性には、早く心を入れ替えてほしい。
そして男性には、はっきり割り勘を主張してほしい。男性だからといって、女性に奢らなけ
ればいけないということはない。また、同一賃金なのに男性ばかり残業を要求されるよう
なら、勇気を持って「おかしい」と指摘してほしい。男性差別が本当に嫌なら、こうした小さな
行動から始めるしかない。被差別者が声を上げることで歴史は変わってきたのだし、そう
いう男性を支持する女性も少なからずいるはずである。(以上、抜粋)