金八先生でバトルロワイアル

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935名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 14:12:40 ID:3JYrGUMr
次ドコで立てるって言ってたんだっけ?
936名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 16:59:03 ID:zUlkr0z3
脇役にもスポットあててほしかった
937名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 19:21:12 ID:FeXF5Kim
スレ違いだからさっさと移動すれやボケェ
ついでに読ませてもらったが作者うまいな





















っていったらうれしいか??
頭おかしいんじゃねぇのこんなの書いてる奴
938名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 20:59:53 ID:956d0esw
>>937 文句言ってるクセに読むなよ
939名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/20(火) 21:12:52 ID:IISVW2Py
>>938
もう相手にするな。こんな荒らし・・・。
940名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/21(水) 02:36:31 ID:ItJRMuoz
>>934>>936
禿げ童。だからこそ信子麻子がんばってほしい。
二人は出会えるのかな?エロシーンまだ?
941名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/21(水) 22:16:48 ID:OYRWLdrn
―助けの場合―


Gの10 ―東の住宅地―

「ヤヨ、大丈夫・・・?」
「・・・・・。」
弥生は精神面でも身体面でもつかれきっていた。

探知機ではこの近くに誰かが潜んでいる。
その誰かに頼むしかない。
伸太郎を助けないといけない。
例え潜んでいるのが誰でも・・・。

「もう、この近くなんだけど・・・。誰か!誰かいない!?」
舞子は近くにいる誰かに呼びかけた。
「誰か!助けてほしいの!」
942名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/21(水) 22:21:47 ID:OYRWLdrn
外から声が聞こえる。
(誰だ・・・?)
崇史は窓の外をそーっと除いた。
ちょうど街灯の光の当たっているあたりに誰かがいる。
女子が2人。だが顔がよく見えない。
一人はポニーテール。
崇史はそのポニーテールと聞こえる声に覚えがある。
崇史は外に出た。

「舞子・・・?」
舞子がこちらを振り向いた。
「崇史!?」
「そっちは・・・ヤヨ?」
2人が駆け寄ってきた。
「た、助けてほしいの・・・!伸太郎が・・・!」
「ちょっと待って。最初から説明してよ。」
「説明してる暇はないの!早く!」
「わ、わかった。」
「着いてきて!」
943名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 00:15:30 ID:+WrCg8aO
結局、小川比呂を殺した人ってわからないの?
944名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 00:21:21 ID:+iYl85nz
>>943
わかりませんね〜〜。
ナオカに石ぶつけた犯人はソン!
ってことは、まぁわかったけれど・・・本当誰なんだろ?
945名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 03:05:12 ID:vHu4C+JQ
書いた本人もわからなくなってる余寒
946名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 03:43:06 ID:+WrCg8aO
>>291からのヒントらしいヒントは黒髪ってことくらい…

やっぱ一番有力なのは玲子かな?
信子は狂ったのがその後だからないっしょ
あとまだ生きてる人で怪しいと思うのは康二郎とヤヨ!
死んじゃった中だと奈穂佳とか智美とか車掌とかもちょっと怪しいけど…たぶん違うでしょ
ま、俺の予想はあえてヤヨということで。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/22(木) 12:47:03 ID:QQH9TdzZ
これかいてるやつって前の奴は糞とかいってっけど
自分が書いてるのはうまいとおもってるのかな??
948名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 13:12:54 ID:qGmARntt
>>291比呂死亡
比呂は鎌で首を切られて死んだ。

>>338玲子と祥恵
玲子は手と服を血だらけにしていた。

から、比呂を殺したのは玲子だと思う。
949名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 15:30:20 ID:y47NRSyM
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950名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 21:14:15 ID:mx1LUe+s
>>948
それは哲史をやったときについたやつじゃない?
でも比呂をやったのは玲子っぽいね
951名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 21:19:46 ID:mx1LUe+s
>>948
それって哲史をやったときについたやつじゃん?
でも比呂をやった玲子だと思う
952名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 21:47:00 ID:OgNrzjQH
「それで、何があったのさ・・・。」
崇史は走るのが遅い弥生を背中に担ぎながら走った。
崇史の荷物は舞子が持った。
が、崇史のバッグは以上に軽い。

「伸太郎が・・・信子から私達を逃がしてくれて・・・。」
「信子・・・?」
「信子、おかしくなってるのよ!」
「そう・・・。」

Jの3 ―海岸―

「そろそろ・・・行ったかな・・・。」
康二郎は岩の陰から周りを見た。
「ここにいてくれ。ちょっと様子を見てくる。」
「で、でも・・・。」
「これ、預かっててくれ。」
麻子にただ一つ灯台から持ってきた銃を預けた。
953名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 21:47:38 ID:OgNrzjQH
「ま、待って・・・!」
康二郎は走ってどこかへ行った。
暗くて周りは何も見えない・・・。
(康二郎・・・。)
麻子は渡された重たい銃を握った。
それから2、3分あたりが静まり返った。

「ぐっ・・・!」
声が聞こえた。
今のは康二郎の声だ。
「こ、康二郎・・・!?」
「麻子!それ持って早く逃げろ!!」
「で、でも康二郎が!」
「それだけはしゅうに渡せない!早く行け!」
「う、うん・・・。」
麻子は闇の中で何が起きているのかもわからずに夢中で走った。
954名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 22:04:24 ID:OgNrzjQH
「ま、待って・・・!」
麻子の声を後ろに康二郎は歩き出した。
様子を見てくるとは言ったがこう暗くては何も見えない。
ただ月明かりだけが頼りだった。

2、3分ほど周りをすこし歩いた。
何も見当たらない。
(麻子んとこ、戻るか・・・。)

"タッタッタ・・・"
(足音・・・?)
誰かが走って近づいてきている。
「!」

"ドンッ"

気づいたときにはもう遅かった。
「ぐっ・・・!」
背後から刺された。
しゅうが短刀を握り締めているのが月明かりでうっすらと見えた。
「虫・・・。」
しゅうが小さな声で呟いた。
955名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 22:21:20 ID:OgNrzjQH
「こ、康二郎・・・!?」
麻子の声がした。
「麻子!それ持って早く逃げろ!!」
「で、でも康二郎が!」
麻子の姿は見えない。
「それだけはしゅうに渡せない!早く行け!」
「う、うん・・・。」

"タッタッタ・・・"
また足音がした。

しゅうが康二郎から短刀を抜いた。
「うっ!!」
激痛が脇腹に走る。
「こ、このやろぉっ!!」
しゅうに殴りかかろうとするが腕に力が入らない。
腕どころか足も震えている。
「くっ・・・!」
脇腹の血が止まらない。

「くそっ!!」
月明かりの当たる中でしゅうのお腹に一発、パンチが入った。
(どうだっ・・・!)
しかし、しゅうには効いていないようだった。
956名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 22:22:55 ID:OgNrzjQH
康二郎は膝をついた。
(も、もうだめか・・・・。麻子を逃がす時間稼ぎにもならねぇ・・・。)
「虫・・・。」
「しゅ、しゅう・・・少しでも理性が残ってんなら・・・やめろ・・!」
いまさら命乞いをしても無駄だろう。

目の前が霞んできた。
しゅうが短刀を振り上げた。
(もう終わりか・・・。)
これで3B'sの皆や飛鳥のところにいける。
康二郎は目を瞑った。

麻子は・・・?
いましゅうをどうにかしなくては麻子が危ない。
麻子がしゅうに殺されるかもしれない。
957名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 22:24:56 ID:OgNrzjQH
康二郎は目を開けた。
「!!」
しゅうにタックルをした。
「絶対に・・・お前を逃がさねぇぞ!!」
しゅうの上に馬乗りになるように乗っかった。
だがしゅうはまだ短刀を持っている。

短刀が腹部に刺さる。
「このやろうっ!!」
康二郎は渾身の力を込めてしゅうの顔に一発加えた。

そのまましゅうの上で気を失った。
しゅうは康二郎をどかし短刀を抜き喉に向かって振り下ろした。

「一匹目・・・!」
噴き出る血を浴びながらしゅうは呟いた。
そして麻子の声のした方を向き立ち上がった。


鈴木康二郎死亡
残り8人
958名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/23(金) 23:41:56 ID:ghjxYHS8
ついに殺っちまったか・・・しゅう。

これでしゅうは前作のような七原キャラに
なれなくなっちまったな。

959名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/24(土) 04:23:59 ID:kM25Fc39
で次スレの方はどうしますか。
960名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/24(土) 18:30:56 ID:kM25Fc39
ageとこ
961名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/25(日) 21:01:47 ID:OYYhg2SO
↓スレ立てヨロ
962名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 01:21:45 ID:Ksl0lSeo
―もう一つの場合―


Hの6 ―南の住宅地―

「どこに行ったのかなぁ〜?」
伸太郎は民家の庭に隠れていた。
庭木の影から信子の影が見える。

こっちは銃を持っている。
向こうは銃を持っていない、はず。
まともにやり合えば勝てる。
だが、できるだけ撃ちたくはなかった。

信子が視界から消えた。
(今だ・・・!)と伸太郎は走り出した。

「見っけた!」
走る途中に背後で信子の声がした。
963名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 01:23:35 ID:Ksl0lSeo
"ドンッ"

「えっ?」
伸太郎の足が止まった。
振り向くと信子が銃を持っている。
「まさか銃が一つとでも思ってた?それがもう一つあったんだな〜。」
信子は可笑しそうに笑った。
「くっ・・・!」

"ドンッ"

伸太郎は信子から少し離れたあたりに向かって銃を撃った。
撃つと同時にまた走った。
(やられてたまるかよっ!!)
後ろで銃声が響く。
自分のすぐ横の電柱に当たり砕けた。

伸太郎が曲がり角を曲がると開けた場所に出た。
964名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 15:51:35 ID:L8X2mRXh
伸太郎がやられたら嫌だよう!!
965名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 18:11:17 ID:zj/vl961
つかこれリレー小説じゃねえの?
966名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 22:01:48 ID:+uc0N21a
てゆーか、最初にやられるのはどう見ても金八だろ。

「キミたちは腐ったミカンなんかじゃ...」
バーン(銃殺)!
上戸が銃を持ってフッと煙を吹き消しながら。
「うるせーんだよ、クソオヤジ」。
967名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/26(月) 22:13:25 ID:5u0a+jz/
つーかいいかげん作者うざくない??
968名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/27(火) 00:20:42 ID:irqCiGFU
―残りの全員の場合―


Hの5 ―南の住宅地・広場―

そこは南の山がすぐ目の前に見える広場だった。
奥の方には山から続く斜面と木々が鬱蒼と生い茂っている。
住宅地からいきなり出たような場所だとは思えなかった。

(何だよ、ここ・・・。)
伸太郎は広場を見渡した。
恥の方にはショベルカーと砂山が見えた。
(工事現場・・・?)
広場の入り口に看板が立てかけてあった。
高層ホテルの建設予定地らしい。

「あら、こんなところがあったんだ。」
信子が住宅地から出てきた。

玲子は林の出口を見つけた。
淳と典子を殺してすぐに林に入り込んだのだ。
月光のあたるその場に誰かが立っているのが見える。
969名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/27(火) 00:21:36 ID:irqCiGFU
麻子がやっと住宅地を抜けると広場に出た。
重たい銃を抱えて走るのは結構つらかった。
広場の真ん中には2人の人間が立っている。

「虫・・・。」
しゅうは本能だけで麻子を追いかけてきた。
握っている短刀で虫にとどめをさす・・・。
虫はもう目の前にいた。

「もうこのすぐ近く!」
舞子と崇史、弥生は住宅地の中を走っていた。
「いる・・・!」
「えっ?」
「全員いる!」
「どういうこと・・・?」
「今生き残ってる全員が・・・ここに集まってるのよ!」
舞子は持っている探知機を崇史に見せた。
確かに一つ一つの光が一点に集中している。
「ならここに・・・!」
(しゅうがいる・・・!)
(玲子がいる・・・!)
3人は住宅地を抜けた。
970名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/27(火) 00:44:01 ID:irqCiGFU
971名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/27(火) 10:12:05 ID:huT/CbUl
>>966だけが面白い。後はつまらん。
972名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 01:10:20 ID:maW/0y1F
「伸太郎っ!」
舞子が広場のちょうど真ん中に立つ伸太郎に向かって叫んだ。
「舞子、ヤヨ・・・崇史・・・!」
「あらら、来ちゃった。」
信子があきれたような表情で舞子たちを見た。

「み、皆いる・・・。」
麻子は広場に出てすぐのところで立ちすくんでいた。
「虫・・・。」
「!」
後ろを見るとしゅうが短刀を握り締めてたっている。
「しゅ、しゅう・・・!」
短刀に血がついている。
「ま、まさか・・・。」
康二郎は殺されたのかもしれない。
今のしゅうはおかしすぎる。
幼馴染を殺してしまうなんて・・・。

「しゅう!近くにいるんでしょ!?」
舞子の声。
「いるなら、いるなら出てきてよ!」
「よそ見したら危ないわよ。」
信子が銃口を舞子に向けた。
973名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 01:10:51 ID:maW/0y1F
「む、虫が・・・たくさん・・・!!!」
麻子が見ているとしゅうの顔が見る見るうちに真っ青になっていった。

"ドンッ"
銃声が響いた。
信子の足元で砂埃が舞った。
「くっ、誰よ!?」

(今のって・・・林の方から?)
崇史は銃声の聞こえた方を見つめた。
舞子が言うには全員がこの近くにいるらしい。
「しゅう!」
舞子はまた姿の見えないしゅうに呼びかけた。

「虫・・・殺す・・・!!」
「!」
しゅうが歩き出した。
麻子の姿が見えているのかどうかはわからないがすぐ横を通り過ぎるしゅう。
974名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 01:12:55 ID:maW/0y1F
「くそっ!」
信子がまた舞子に銃口を向けた。
「邪魔すんなっ!!」
伸太郎が信子に体当たりをする。

「しゅう!」
舞子の目にしゅうが見えた。
ゆっくりとこっちに歩み寄ってきている。
「しゅう・・・。」
舞子はしゅうに駆け寄ろうとした。

"パララララッ"
麻子は上空めがけて持っていた銃の引き金を引いた。
「きゃっ!」
銃の反動でしりもちをつく。
「ま、舞子!だめ!今しゅうに近づいちゃ、だめっ!!」
「えっ・・・?」
しゅうを挟んで向かい側に麻子がいるのが見えた。
975名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 01:26:34 ID:maW/0y1F
「このやろっ!!」
伸太郎は信子の鳩尾に思いっきり一発殴った。
「うっ・・・!」
信子は一瞬目を見開くとその場に崩れ落ちた。
「ざまぁみろ・・・!!」
「伸太郎!」
「た、崇史・・・。」
「ちょっとヤヨを頼む。」
崇史は背負っていた弥生をその場に下ろすと銃声の響いた方に走り出した。
「お、おい!」

月光でしゅうの服の黒ずみがよく見えた。
「しゅ・・・しゅう・・・?な、何があったの?」
「だめぇ!!逃げて!」
麻子が叫ぶ。
「虫・・・!」
「えっ・・・?」
しゅうが短刀を構えた。
976名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 20:05:24 ID:0vZreNSu
一気に全部かけよ
977名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 21:54:07 ID:YcQMvpWQ
しねよこのパクリ野ろう!
978名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/28(水) 22:30:01 ID:dS/xPBjF
つまらん。金八が射殺されるところだけやってほしい。
979名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/29(木) 19:57:27 ID:ZQ8cCFv0
批判されまくりップ
980名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 01:21:18 ID:AI7c5oxg
ギブ
981名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 01:35:22 ID:Tbl5/mAw
なんかクライマックスな感じだけど、>>402-406の流れ忘れないでね。>作者さん
982名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 02:49:07 ID:uF+a3WYB
「ヤヨ、大丈夫か・・・?」
「うん・・・。」
伸太郎は力の入らない腕で何とか弥生を抱きかかえていた。
伸太郎の背後に倒れている信子の手がかすかに動いたように弥生は見えた。
「シ、シンタロ・・・。」
「あ・・・?」

崇史は林の手前の斜面を駆け上った。
確かにこの近くから銃声が聞こえた。
「玲!」
崇史は姿の見えない相手に呼びかけた。

「舞子、早く逃げて!」
「しゅ、しゅう・・・。」
どう見てもいつも見ていたしゅうとは違う。
自分の知っていたしゅうとはかけ離れて見えた。
なのになぜか足が動かない。
しゅうが短刀を振り上げた。
「だめぇっ!!!」
麻子が走り出した。
983名無しさん@お腹いっぱい。:2005/09/30(金) 02:50:13 ID:uF+a3WYB
「しゅ、しゅうの奴・・・何やってんだ・・・?」
3人から離れていた伸太郎には状況が理解できなかった。
弥生をその場において立ち上がり足を踏み出した。
"ドンッ"
銃弾が伸太郎を貫いた。
「シンタロッ!」

しゅうは振り下ろす短刀と舞子の間に麻子が入り込んだ。
麻子は手を思い切り広げて舞子をかばった。
舞子の目の前でしゅうが麻子を斬った。
麻子の右肩から左腿に目掛けて斜めに刀が入った。
「麻子っ!!」
しゅうの顔に血飛沫が飛び散った。

「崇史・・・。」
林の木の陰から玲子がゆっくりと姿を現した。
「玲・・・!」
玲子の手には銃、そして服には血の飛び散ったような染みがあった。
「いったい・・・いったい何人殺したんだ!」
「さぁ・・・。たくさん殺したのは確かだけど・・・。」
984名無しさん@お腹いっぱい。
伸太郎は胸から出てくる大量の血を見つめた。
(なんだよ、これ・・・。)
そしてその場に倒れた。
「シンタロ・・・?」
弥生がゆっくりと近づいた。
伸太郎の周りには血が水溜りのようになっている。
「シンタロ・・・!シンタロッ!!」
いくら呼びかけても伸太郎から反応は帰ってこない。
「アハハ、死んじゃったかな?」
信子が立ち上がった。
「ざまぁみろね・・・。」

「麻子!麻子!」
舞子は麻子を抱き上げた。
麻子の顔はどんどん青ざめていく。
「舞子・・・。」
「麻子!大丈夫!?」
麻子は顔を横に振った。
「私は・・・いいから・・・早く・・・逃げて・・・。」
「で、でも!」
「早くっ・・・!」
舞子が顔を上げるとしゅうが冷たい目で見下していた。
「キャーッ!!」
舞子は悲鳴を上げた。
なぜだかしゅうが人間には見えなかった。