【情報公開中】踊る大捜査線No.26【特別捜査本部】

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401名無しさん@お腹いっぱい。
「ひかる」
「・・・・・・うえっ・・・・・こーたろー・・・さん?」
「こっち向け、泣き止むお呪いをしてやるから」
「え?って・・・・・・・んっ・・・・・・・!!」

司馬は自分の腕の中でしゃくりあげているひかるの頭をそっと撫でると、彼女はびくんっと反応して自分の方を見上げた。
身長差のかなりある司馬はひかるの顔に近づくために少しだけ腰を屈めて、ひかるの細い腰を思い切り引き寄せて。
そして彼女のピンク色に染まった唇に自分の唇を重ね合わせた。
勿論杉達が目の前であっけにとられているであろうことは横目で確認済みで、それでも司馬はひかるを離さない。
「んっ・・・・・やぁ・・・・・こ・・・たろ・・・・さんっ・・・・・・」
「・・・・・・・足りないか?」

やがて、軽く触れ合わせるだけのキスから深く絡み合うようなキスに変わったのはさして時間が掛からなかった。
司馬はひかるの歯列をゆっくりと丹念に押し開くように彼女の口内に忍び込むと、そのまま自分よりも小さな舌を絡め取る。
激しくそしてとても優しいキスにひかるは促されるまま司馬に抱きついて必死で受け止めていたが。
やがて息も苦しくなったのか苦しそうな声をあげて司馬の胸をとんとん叩いた。
それを合図に2人の唇から銀色の糸がつっと離れて、ひかるは真っ赤な顔のまま司馬の胸に更にしなだれかかる。
顔が赤いのは酔っているだけでの影響では無いだろう、キスの余韻が強すぎてうっとりと瞳を閉じている。