ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000019-sph-ent エンターテインメントニュース - 10月17日(月)8時1分
「ふぞろい」トリオがそろい踏み
俳優・中井貴一(44)が、脚本家・山田太一さん(71)原作の
テレビ朝日系終戦60年ドラマ「終りに見た街」(12月上旬放送)に
主演することが16日、分かった。
現代の家族が太平洋戦争下の日本にタイムスリップする物語。
共演は柳沢慎吾(43)、成海璃子(13)、窪塚俊介(23)ら。
中井は「脚本通りに演じることでリアリティーを伝えたい」と
久々の山田作品参加に意欲を見せる。
戦後60年の今年、記念ドラマのラストを飾る作品が「終りに見た街」。
山田太一さんが戦争と平和をテーマに発表した小説。
東京郊外で幸せに暮らす一家が、戦時中の1944年6月にタイムスリップ。
平和しか知らない親子が戦時下で
懸命に生きようとする姿をホームドラマ・タッチで描く。
戦時中に合わせる、ボロボロの服を着たりする様子がコミカルにも描かれるが、
結末はショッキングだ。
同作は細川俊之、なべおさみ主演で82年にもドラマ化。
同局は「戦争の危険が一層強まっているいま、
ホームドラマの境地から『戦争反対』を描いたこの作品で平和のメッセージを伝えたい」と、
山田さんに現代版の再執筆を頼んだ。
「戦争を知らない世代の代表」として、40代半ばの中井貴一を主役に起用。