ネッシー何処いきゃみれるんだ!!

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1みたい
おねがい見せて!!
2  :2001/08/23(木) 18:34
2だ
3みたい:2001/08/23(木) 18:36
昨日、速報板にあったらしいのですが、だれか教えて下さい。
4 :2001/08/23(木) 18:37
5みたい:2001/08/23(木) 18:39
<<4
ありがとうございます。
昨日のもこれですか?
6ポピ:2001/08/23(木) 18:40
アレは凄かったぞ!
超リアル、皮膚の質感までバッチリだった!
一回こっち向いた時はマジで恐え〜って思ったね。
あんなの今まで無かったんじゃないの?
7 :2001/08/23(木) 18:41
>>5
そうだよ。俺的にはビューティフルライフ 最終回がイイ!
8みたい:2001/08/23(木) 18:41
>>6
つのがシャキンってなるやつでしょうか?
9ぅひ:2001/08/23(木) 18:41
ただの人の手です(ゲラゲラ
10  :2001/08/23(木) 18:42
さっきまで、そこでバスまってたよ。
11ポピ:2001/08/23(木) 18:43
アレは凄かったぞ!
超リアル、皮膚の質感までバッチリだった!
一回こっち向いた時はマジで恐え〜って思ったね。
あんなの今まで無かったんじゃないの?
12みたい:2001/08/23(木) 18:43
>>7
たびたびありがとうございます。
ファンタグレープをふきだしました。
13ななし:2001/08/23(木) 18:45
14みたい:2001/08/23(木) 18:48
>>13
見れないヨーン?
15おせっかい  :2001/08/23(木) 20:05
http://gyahoo.net/movie/file_8

じゃあ、こっちで使っているムービープレイヤーを選択してごらん。
メニューに行けば他の作品も見られる。
16 :2001/08/24(金) 15:53
みれました。
おもろい
17名無し草:01/10/03 20:49
うん、おもしろい
18名無し草:01/10/08 13:13
むむ興味深い
19naansi:01/10/30 23:13
test
20本スレ492:01/10/31 15:11
ミッセルさん達に関するテキストのアプ用にお借りします。
昔からの象オタ、地方在住の方の協力求む!
板住民の皆様のご迷惑にならぬ様、書き込む際は必ず「sage」でお願いします。


ミッセル連載「ジャミラボンバー2」What'sInES(廃刊・ソニーマガジンズ)98/1No,25〜99/3No,39
チバ連載「ロケットシャワー」R&RNewsMaker(ビクター音楽産業)96/11〜99/5
クハラ連載「時計仕掛けの俺んち」Feature(廃刊・角川書店)詳細不明
クハラ連載「悪い魔法使いの仕業かな?」CUTiE(宝島社)Feaimus(廃刊・同)詳細不明
ウエノ連載「THEE MICHELLE'sCafe」StreetBikers'(ニューズ出版)01/9Issue29〜現在Vol.4

FC会報「Rockin'Blues」96年〜現在61号
レーベル小雑誌「TRIPPIN'」(Trippin'ElefhantRecords)00/1〜現在Vol.10
事務所ペーパー「GyoenPRESS」(BADMUSIC)97年〜現在Vol.36
21本スレ492:01/10/31 16:35
取材記事掲載誌

・PATi-PATi(ソニーマガジンズ)96/1〜99/5 ・GB(同)96/3〜
・GBPLUS YEARBOOK(同)00/5 ・What'sIn?(同) ・UV(同) ・MoreBetter(同)
・What’sInES(同) 96/4、97/1、97/5〜6、97/9、97/12、98/3、99/1
・R&RNewsMaker(ビクター音楽産業)96/9〜 ・音楽と人(現在休刊・音楽と人社)
・Rockin'OnJapan(ロッキングオン) ・BUZZ(同) ・BRIDGE(同) ・H(同)
・Snoozar(リトルモア)・Arena37℃(音楽専科社)・月刊カドカワ(角川出版)97/12
・Rock It!(シンコーミュージック) ・B・PASS(同) ・GiGS(同)
・BestHit(廃刊・学研) ・ロッキンF(廃刊・リットーミュージック) ・GuitarMagazine(同)
・BassMagazine(同)・DramMagazine(同)・BADGE(同) ・Mr.Bike(モーターマガジン社)
・Boon(祥伝社) ・MamaMagazine(吉本興業) ・Bandやろうぜ(宝島社) ・Faimus(同)
・Smart(同) ・Barfout!(TRC) ・DOLL(ドール) ・Pop-Teen(富士見書房)
・トーキンロック(京阪神エルマガジン社) ・J-RockMagazine(廃刊・ジェイロックマガジン社)
・Weekryプレイボーイ(集英社) ・流行通信(日本繊維出版)00/2 ・Switch(スイッチコーポレーション)
 ・GQJapan(嶋中書店) ・MRハイファッション(文化出版局) ・オリコンweekryTheICHIBAN(オリコン)
・Weekryぴあ(ぴあコーポレーション) ・Bounce(TowerRecords)
                                            他多数。       

本スレに上げられたロケットシャワーの97年度Bestrecordsは98年2月号に掲載。
22ロケシャ第1回:01/10/31 17:00
 そんなわけで800字だ。最初は540って聞いてたのに、
いつの間にか800になってるぞ。260も増えたらデブだ。
 エッセイストだとかコラムニストだとかってなんか、ウサンクサイ奴が
多いんじゃないかと思ってたけど、これからは俺も、そのウサンクサイ奴への
仲間入りさ。職業バンドマンとか言うのはやめて、エッセイストにしよう。
 綿棒はやっぱり。棒の部分が固いのに限ると思いませんか?
綿棒をフロ上がりに耳につっこんだ時にグニャッと曲がっちゃった時の
イラ立ちといったら、それはもう、コブシを骨折するくらいだ。
正反対の話をしよう。
 この間、コロムビアの近くで、サッポロ一番のコマーシャルに出てる
めがねをかけてて、ヒゲ生やしたおっさんを見かけた時は、ちょっと嬉しくなったよ。
思わず「いつも食べてます」とかウソついて、声かけたくなったよ。
これが最近あったちょっといい話。
 長いな800字。まだ半分だ。
 最近、飛行機とか新幹線とかあーゆーなんかテクノロジーの乗り物っていうか
すげー便利な乗り物によく乗るけど、あれはきっと人間の身体に悪影響を及ぼして
いるはずだ。この間も新幹線に乗ってて脳ミソが細かく振動してて、最初は、
あーこれはけっこういいかもしんないって思ってビール買い込んで飲み続けてたら、
段々、飲まなきゃやってらんねーよっていうきぶんんになって新幹線をつくった
奴はきっと今頃「俺はなんてものを作ってしまったんだ」とか言って
反省してるに違いないと思ったよ。そりゃ宇宙飛行士も気がおかしくなっちゃうよなぁ。
デジタルの音、つまりコンパクトディスクを作った奴も同じだ。あれはなんか
ほんとに耳障りな音が脳ミソ揺らすときがあるよなぁ。まだそれが気持ち良かったり
する時もあるんだけどさ。便利だしね。ま、アナログもいいですよ。と言っておこう。
                                   おわり。
23本スレ492:01/10/31 17:17
くれぐれもsage進行でお願いします。マジで。
2422:01/10/31 17:59
了解いたした。スマソ
・今月のお題・『部活』〜青春時代の気分どころ〜

―というわけで連載が始まるんだけど、このタイトル、どういう意味なの?
チバ(以下C)>べつに意味はないっす。(FMの)NACK5で番組やってた時にFAX流して
たんだけど、そのタイトルが『ジャミラ・ボンバー』で。だからここではその"2"っつうことで。
―ジャミラってウルトラマンに出てた怪獣のことか?
C>そうそう。ちょっと猫背な感じでね。
―よくわからんが、まぁいいか。さて第1回目のお題は"部活"! ミッシェルの4人がはたして
どんな青春時代を送っていたのかを聞いてみようと思うわけだ。
C>部活かぁ。俺はね、中学の時に剣道部入ってたの。すぐ辞めたけどね。
ウエノ(以下U)>チバが剣道部って、なんか意外だよな(笑)。
C>そん時は、こう……振りたい気分だったの(←竹刀を振るポーズ)。全然うまくなんなかった
けど(笑)。それでもね、検定試験みたいなのあったんだけど、それはけっこう頑張ったの。
こっちはまだ始めたばっかなのに、相手すげえ強そうなヤツが出てきてさ。2本とられたらその
時点で負けなんだけど、いきなり1本とられて。その後ぁもうどうしようもないから、ヤケクソ
んなってぶつかっていったり、なんとか逃げたりしてさ。そのうち時間になって終わったんだけ
ど、結局その1本しかとられなかったんですよ。
―判定で、負けは負けなんだね。
C>だけど2本とられてないからね。
クハラ(以下K)>いちおう健闘したんだ(笑)。
アベ(以下A)>俺は小学生の頃から野球やってましたね。その当時はファーストとか守ってて、これが
またけっこううまかったんですよ。
―ああ、アベ君とウエノ君は広島だもんね。広島東洋カープが強かった頃だな。
U>そりゃもう! 子供ん時は山本浩二がヒーローでしたからね。当時の広島は、とにかく野球でしたよ!
C>俺だって広島ファンだったもんなあ。
A>それが中学に入ったら、いきなりダメになって(笑)。やっぱりレベル、上がるじゃない?
だから、ずっと補欠でしたね。そのうち2年の途中からはバンドも始めて、そっちにいったからね。
そういえば高校に入ったばっかの時に教室にいたら、いきなりすげえデカい先輩が何人かでやって来て、
"おっ、いたいた"とか言って、俺の周りを囲まれたことあったな。
K>怖いな、それ(笑)。
A>それは"おまえラグビーやんねえか"って誘いだったのね。ほら、俺背ぇ高いからさ、できそうなヤツ
探してたみたいでね。もちろん断ったけど。
U>俺は特にやらなかったけど、高校の頃テニスやってた時もありましたね。
―君がテニス!? その当時のテニスって、軟派の代名詞だったんじゃない?
U>そうだったけど、練習はそれなりにキツかったりしたんですよ。でも、そんなに打ち込んだわけじゃ
なくて、辞めちゃって。気合いは入ってなかったけど……何かやりたかったんでしょうね。
K>俺はね、ラグビーです。なんせ花園まで行きましたからね。
―あらー、なんと全員、体育会系の経験者だったんだあ。でも全国大会まで行ったのはすごいね。
K>3年の時はレギュラーでしたからね。でも今思うと、ほんと、なんであんなにできたんだってぐらい
練習したもん。毎日毎日、朝から晩まで……すげえキツかった。冬場なんかね、北海道だから雪が
積もるじゃないですか。それを固めて、その上でダッシュとか死ぬほどするんだけど、もうしんどくて
しんどくて、ゲロ吐くんですよ。そのゲロが雪ん中に埋もれてくんです。
C>すげえなあ(笑)。
K>そのうちね、今度は足の裏の皮がめくれるんですよ。むちゃくちゃ寒いなか、ずーっと走らされ
たりするから、だんだん感覚なくなってきて、それで……×××。
他の3人>すんっげぇ―っ!!
U>さすがリーダー!(笑)

DIG THIS VINIYL!
「The NO-TALENTS」 TheNO-TALENTS
「have a nice day,motherfucker」 MONO MEN
「STOP ROCK AND ROLL」 THE DRAGS
ここんとこ聴いてて気にいってるガレージ・バンドです。ノータレンツは最近出てきた、いいバンド。
モノ・メンとドラッグスはエストラスで、やっぱ好きなレーベルですね。モノ・メンはけっこう長いけど、
めちゃくちゃカッコいいっすよ。あーそういえば確かこの前のアルバムのジャケットに写ってる女の
子、すっげえかわいかったわぁ(笑)[推薦/チバユウスケ]
「ブランニュー・シーズン」
                                     
 カセットの中の茶色いテープを、何重にもひっぱり出して、まるでかいこの様に
その中に埋まる老人が、見えていないはずの目と聞こえていないはずの耳で
呟いている。
「あの時、普通より少し小さめの淡い緑の観覧車から半分欠けた月を見るために、
後の窓から身を乗り出してそのままツバキの花の上に落ちたりしなけりゃ、いま
君の耳で鳴りやまないその音は、きっとなんだかよく似た違う星で、ボウフラを
エサにした魚介類のために流れていたろうよ。」

 馬車を降りるのをためらう、南々西から来た丸い眼鏡をぶらさげた赤いベレー帽
に黒いスーツの男を大画面に映しながら、ようやく何か食べる気になって、それが
何なのかもよく分からないまま、うまいうまいとむしゃむしゃ音をたてるあの娘は
時々行方不明になる。短い時で3時間。長い時で4ヵ月と2分12秒。
 あくびをしながら待っていると、ペタペタした足音と、まっかな缶を両手に抱え
ながら戻ってくるなりこう言うんだ。
「コーラを買いに行ったら、道路で猫が死んでたよ」
「おかえり。」

 太陽で乾いたシャツを着てプラスチックの味を確かめながら靴のひもを結んで
鼻を鳴らすバッタのような生活をしようと思い始めたのは、ビデオの壊れる前の日
の夜からだったろうか。

 しばらくして、狡猾な壁の笑い声が聞こえたから、それで、答えてやったんだ。
「のべつくまなく垂れ流してやるよ。」
 さあ 新しいシーズンを迎えよう。
29名無しのエリー:01/11/09 19:00
さんきゅー、引き続き、楽しみにしてる。
オレも時間があるとき、探してやるわー。
今月のお題『私の愛する映画と女優』

アベ(以下A)>映画、結構観ますよ。こないだもひさびさに
  映画館行って『フェイク』観たし。ジマフィアもの好きで、
  『ゴッドファーザー』とかね。ヨーロッパの淡々としてるやつも好き。
―じゃぁ好きな女優は?
A>イザベル・アジャーニ!完璧!!リブ・タイラーも好きだしね。
  あと『フィフス・エレメント』に出てる元モデルのひと!
チバ(以下C)>あれは観とかないとなぁ。リュック・ベッソン。
A>『レオン』も良かったよ。俺、ゲイリー・オールドマンが好きだからね。
ウエノ(以下U)>俺は最近ずっと黒澤明もの観てましたね。
  『天国と地獄』観て、『七人の侍』観なおして感動して。
  あとは『生きる』か・・・・あの間がいいんだよ。
  号泣したのは『フォー・ザ・ボーイズ』。あれは号泣!
  ラストシーンは鼻水なしでは語れない!!(笑)
A>俺も結構泣く(笑)。『バグダット・カフェ』観て泣いた。
  あと『明日に向かって撃て!』のチャリンコでふたり乗りしてる時、
  歌が流れんじゃない?ちょっとジーンときた。『ベティ・ブルー』も
  泣ける!悲しくて泣くのってツラい感じするけど、せつなくて
  泣けるのはいいんだよ。
U>『グラン・ブルー』とかも泣けるわ、俺。
  『ランブル・フィッシュ』も泣く。あれに出てくる女優さんって誰だっけ?
A>ダイアン。レイン!
U>そうそう、あの人とかきれいだよね。メグ・ライアンもさ、
  かわいいと思うしさ。
C>・・・・俺の“この1本”っつうのは『ストレート・トゥ・ヘル』と
  『ダウン・バイ・ロー』と『81/2』と、あと『浴室』。
  『英国式庭園殺人事件』とかグリーナウェイも好きですね。
クハラ(以下K)>“1本”じゃないじゃん(笑)。
C>『蜘蛛女のキス』も好き。
U>あー、あれ素晴らしいね!愛だよね!
A>あれは泣けるよね!
C>それとあとアレックス・コックスが新作撮ったらしいから、
  それは楽しみですね。
A>『ストレート・トゥ・ヘル』はめちゃめちゃカッコいいなぁと思ったね。
C>あの主役の女、コートニー・ラブなんだよね。すんげーブサイク。
  それからトム・ウェイツ出るやつは全部観に行ったね。
  基本的にロード・ムービーは好きだな。ヴェンダースのこないだの
  やつとか、えーと・・・・・なんつったっけ。
―『夢の涯てまでも』?
C>うん、ああいうの。女優はタランティーノが原作で、
  クリスチャン・スレーターと逃げるやつの・・・・
A>あ、『トゥルー・ロマンス』!
C>そうそう。最初“かわいくねえなぁ”とか思ってても、観てるうちに
  かわいく思えてくんだよね。でもタランティーノ原作の
  殺しながらいくやつはつまんなかった。
A>『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
C>それそれ。あと女優は『ブレード・ランナー』の人・・・。
―ダリル・ハンナね。観てますなぁ。
K>みんな観てるねぇ。俺、あんま映画観ないけど、『ゴースト』は
  5回観た(笑)。
   (全員大爆笑)
U>(笑)ロクロ回してるとこで泣くんだ。
K>『ダイ・ハード』とかは爆笑しましたね。俺はめっちゃ泣けるとか
  めっちゃ笑えるとかじゃないとダメなんすよね。
C>でもオマエ、『ビバリー・ヒルズ・コップ』で、どこで笑うんだよ(笑)!
K>笑えるよ!あの間だよ!あと『ブルース・ブラザーズ』とかもそうだし。
―(笑)かなりベタな人だね、君。
K>おう、ベッタベタよ!だいたい初めて観た映画が『タワーリング・
  インフェルノ』よ?家族で行って、もう怖くて泣きそうになったよ!
  そのトラウマがね(笑)。
―じゃあ女優の人は?
K>・・・『無能の人』の風吹ジュン、いいねえ。『東京日和』観たら
  中山美穂もきれいだなぁと思うしさ。あとは高橋恵子とか、
  由美かおるとか・・・・AVも可?
―・・・・いいよ、べつに。
K>城麻美、最高! って感じ(笑)。
DIG THIS VINYL!

『キャロル・ファースト』CAROL
『NEW BOOTS AND PANTIES!!』IAN DURY
『IT’S THE REZILLOS』THE REZILLOS

まずキャロル。泣けるし、燃えるし、歌えるし、永ちゃんのベース、
すごいカッコいいすよ。『成り上がり』読んだクチっすからね。
イアン・デューリーは名盤!パブ・ロックに興味のある人は
これを聴かないと!レジロスはパンクです。女のボーカルなんだけど、
燃えますよ!俺もここにいたら、こういうベース弾いてたねって感じです。[推薦/ウエノコウジ]
  11月某日 大阪

AM2:50
 なんとか書こうと思ったけど、書きたいことが無い。ないものはない。しかもゲリ気味だ。
もう、うんざりだ。飲みに行く。
AM3:00
一緒にいたスタッフはもう帰るところだった。ツイてない時は本当にツイてない。ひとりで
飲むのもなんだか悔しいので、フロでも入ることにする。
AM3:15
 フロのシャワーがマッサージ用のパターンになっていて、どこをいじれば通常のパターン
になるのかわからずに、しょうがないのでそのまま使う。なんだかなーと思いながらも肩
にあててみたりもしたが、すぐに飽きてきて、その水圧の強さにうんざりしながらアタマを
洗う。なんかぶん殴られてるような感じだ。フロを出る時、もう一度シャワーの首を見て
みると、切りかえスイッチの場所はひとめでわかった。ツイてない時は本当にツイてない。
AM3:40
 しばらくのあいだ買ってきたレコードを眺めながら、多少幸せな気分になっていると、部屋
で飲んでるから来ないかと、スタッフから電話。待ってたんだよ、その言葉をさー。気が向い
たら行くと言ってその電話を切り、もうちょっとレコードを眺めているうちに、最初の3行以上、
書ける気がしてきて机にむかう。
AM4:15
 けっこうスラスラいけるじゃんかと思いつつ、もう少ししたら行くとスタッフに電話をする。
AM5:15
なんだかんだで、結局これを書き終わったのはこの時間。寝る。
1996 BestRecords7!
今年リリースされた中でよかったレコードを選んだ。順位はつけない。聞いてみるといい。

LORD HIGH FIXERS once upon a time called RIGHT NOW!
全曲ハウリングで始まりハウリングで終わる最強ガレージ。ぶっとびます。アニマルズと
クリエイション(メイキンタイム!)のカバーもやってます。10インチ6曲入り。CD有り。

MONKY MARK MARS'S KEYBOAD REPAIR
ビースティーでおなじみのマーク西田のソロ。休みの日によく聞いた。10インチの3枚組で
入れ換えんのが大変だから。でもいーんだよねぇ。なぜかコーヒーを入れたくなる。

SUPER MODEL CLUMBA MAR
これもよく聞いたアルバム。グランジ以降のパンクな感じだって言えばいーのかなあ。
おまけの7インチのタイトルが"ペニス96"。なんて素晴らしいセンス! メロディー良し。

OCEAN COLOR SCENE MOSELEY SHOALS
最初はなんだポールウェラーの2番せんじかなんてのたまっていたのに2度めに聞いた時
にはおおーっとうなっていた、悔しいけど素晴らしいアルバム。

ALEC EMPIRE  THE DESTROYER
これまた、ぶっとんでしまった、ハードコアパンク・テクノって言えばわかりやすいかなぁ。
この人のやってる、アタリ・ティーンネイジ・ライオットっていうユニットも、これまたすごい。

THEE HEAD COAT SECT  DEERSTALKING MEN
あのダウンライナーズセクトとヘッドコーツの夢のセッションバンド! 言うことなし! かっこ
良すぎ! ずるすぎ! やる気なくす!

BUTTER08  BUTTER08
チボ・マットとジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのラッセル・シミンズらの
ユニット。なんでもあり。でもすばらしくかっこいい。かっこよけりゃいーんだ。

 とまぁ、こんな感じだけど、他にもたくさんいいレコードが、今年もありました。最近あんまり
いいレコードが無いなんて言ってる奴は、音楽聞かねーで他のことやってりゃいーんだよ。
レコードはほんとにすばらしいものなのであります。さよなら。I LOVE VINIYL!
 年が明けてワールド・ハイ・タイム・ツアーがまた始まったんですよ。最初は川崎クラブチッタで次の
日に神戸にむかったんですよ。2時間程走って、まず最初の休憩だ。サービスエリアでちょっと一服だ。
腰もなんだか、ちょっと伸ばしてやりたい頃なのさ。サービスエリアは夢の宝箱だ。アルコール以外は
なんでもあるのさ。ヤクザな気分にひたりたきゃ、一五〇〇円のサングラスで気分は菅原文太だぜ。
ガソリンだって入れられるのさ。ハブラシだって売ってるんだぜ。しまいにゃおもちゃでヒマツブシだ。
時間は大体PM3:00。ちょうど腹も減ってくる頃なのさ。サービスエリアには、食い物はなんだって
あるんだぜ。ヤキソバ、ラーメン、うどん、エビフライ。その土地土地の名産品だって勢揃いだ。ウニの
塩漬けとか、なんとかラーメンとか、3メートルぐらいあるソバとか、そりゃもう、よりどりみどりなのさ。
そんな中、オレンジ色に光る電熱器の中で、それはそれはうまそうに太った奴がいたんだぜ。そいつ
の名はホットドッグ。うーん、なんてハードボイルドなネーミング。「からし、たっぷりでたのむぜ」。
ケチャップの赤とマスタードの黄色。なんてトリップな配色なんだ。そいつを持って外に出るのさ。風が
冷たいぜ。冬だからね。ベンチに座って一口。うまいのか? これは? よくわかんねーけどもう一口。
そんな時、一匹のミケ猫がすり寄ってきて、ミャーミャーミャー鳴くんだよ。そーか、そーか。腹すか
してたんだな。指をケチャップまみれにしながら1/3ぐらいちぎって、そいつにやったのさ。それを
尻目に歩き始めたとたん、俺に走ってむかってくる猫3匹。しかもギャーギャー鳴きながら。顔はキズ
だらけ。一匹の猫は片目なし。ホットドッグを放り出して走って逃げたよ。コンクリートの上に残され
たホットドッグをうまそうに食う猫4匹。自動ドアの内側からその様を見てるしかなかったのさ。
うーん、なんていい話なんだ。                             おわり。
37nanasi:01/11/10 17:19
間違えた。上のは5回目でした。>29 ありがとう、よろしく。
38名無し:01/11/11 01:30
感謝レスはこっちに書いた方がいいの?
とりあえず挙げてくれてる人、お疲れさまっす。
リアルタイムで諸記事見られなかった人間にとっては本当にとってもありがたい。
これからもよろしく頼みます。
(チバ、日本有数のハイセンスの持ち主だよ、あんた・・・)
39ナナシ:01/11/11 01:52
私も、楽しみにしてる1人です。
どこにお礼を書けばいいのか分からなかったけど、ここでいいっすか?
ありがとゥ―!! そして次にも期待・・・。
40ナナシ:01/11/11 01:54
ごめん、さげわすれた
41名無しのエリー:01/11/11 09:33
あー、デビュー時のフライヤーつうか、フリーペーパーが
あるんだけど、そんなんのプロフィール文とか読みたい?
なんか、チバ ユウスケとか、名前の表記にスペースあいてるのが、
久しぶりに見て、おもしろかったんだけど。。
42名無し:01/11/11 11:43
>41
何でもあげてください。新規ファンはそういうのに飢えてます。
ご遠慮などなさらぬよう(笑)
(「WORLD GEAR BLUES TOUR」チケットFC優先予約の方法を書いた
用紙の余白に、クハラの手書き文字で載せられていた文章です。)

18:30:
今日は寒い。おまけに雨。今、事務所にいます。
打ち合わせを終え、帰るキッカケを見失ってたら「ここのスペース、
お前さんが書きなさい」と セクシーなデスクに命令された。
チバがさっきまで目の前にいたのだが 消えた。と 思ってたら
もどってきた。この男、未だ一文字もペンを走らせていない。
どうやら腹がへっているらしい。誰か彼に食料を……。
何枚かの写真をコラージュして また 動かなくなった。
誰か、彼に食料を……。ついにTVのスイッチを ONにした。
トレイに入ったボールペンを 熱心に見てニヤニヤしている。
何を考えているのだろう。何が食いたいのだろう。
オーーッ!ついに書き始めた。のぞきこむ私、“ロッキンブルース”
タイトルしか書いていない。しばらくして 2行かいたところで「ダメだあーっ」
どうやらこの2行、却下らしい。誰か彼に食料を……。
あっ、来た来た。食料が。彼のリクエストはハンバーガーとイモ。
食っている、ひたすら食っている、なんと笑顔だ。モリモリ食っている。
食いながらテレビなんぞ見とる。おそらく右手は油まみれだ。
食い終わり 彼は一言「お疲れッ」え!? 却下した2行を
白くぬりつぶしている。Paint it white! ストーンズも真っ青だ。
とうとうビデオまで見だしてしまった。そして 今手にしているペンにケチを
つけ始めた。セクシーなデスク、慌ててペンを探す。うーーん。
オーーッ!ついに書き始めた、と思ったら ぬり絵じみた
マネをしてやがる。キャップがはずされたペンは テーブルの上に放置。
乾いてしまうぞ! ひからびてしまうぞ! あっ、チバ、ちょっと見て
                ボインがいるぜ、巻き戻そ チバ。
                 written
by Kyu.
(終)
45nanasea:01/11/12 20:40
サンキュー!
ロマンチック

 さっきからなんだかマラカスの音が聞こえてるんだ。悪魔でも降ってくんのかな。
それにしても今日はいい天気だね。お湯をわかして、その前にプロペラを回そう。
ガスに火をつけよう。お湯が沸くまで、日光で、光合成でもしてみようかね。おお、
紫外線が見えるぜ。細胞がくわれてしまうよ。寒いわけじゃないのはわかってるさ。
ただ、君がただれていくのを見たくないだけなんだ。そうだ、このレインコートを
着るといい。これで君を守ってあげよう。あっ救急車だ。ケバイな。ビタミンまみれ
だな。あれは。ついでに洗濯しよう。やっぱ、レインコート脱いでくれ。洗うんだ。
お湯も沸いたな。プロペラを止めて、ガスを消して、コーヒーか、お茶か。お茶に
しよう。ちきしょう、日がかげってきたな。まだ、太陽をちゃんと見てねーんだ。
お茶飲みながら、そうしたかったんだ。わかるだろ? ストライプのボタンダウンに
着替えてから、そうするつもりだったんだ。何の話をしようか? バナナ、バナナ、
バナナをくれってわめきちらす猿が、うじゃうじゃいる島の話を聞かせてよ。島の
長老がバナナを大量に輸入するところまでしか聞いてないよ。そっから先はどうなん
の? ウクレレ好きのペリカンが言い出したんだろ? この歌で世界を変えるんだって。
おっ、日がまた出てきたな。あともう少しで太陽がちゃんと見れるね。洗濯機も止まっ
たみたいだ。このお茶はけっこううまいね。これからはこれにしよう。マヨネーズの
海で溺れ死んだ男の魂の行方の話はどうなったんだっけ? そんな話はしてない?
まあどうでもいい話だよな。あんまり面白くなさそうだ。サラダのレシピみたいだ。
 それにしても今日はいい天気だね。マラカスの音がまだ止まないな。悪魔でも
降ってくんのかな。
 実は、今、レコーディングが終わった。アタマん中は洪水の後の川原だ。ミッシェルに
とってレコーディングとはニヤニヤ半笑いで行う遊びだ。ねん土で茶碗作って、そいつを
ぶっ壊すようなもんだ。スピーカーから、あまりにも素晴らしいリズムと音がとんでくる
と、もうウヒャヒャヒャと爆笑するしかないんだなー。やっちまったよって感じで、そこ
ら辺のもんをひっくり返してやりたくなるくらいに嬉しくなる。やめらんねーなー。こんな
おもしれーことやめらんねーなー。
 ミッシェルは毎回、アルバムもシングルもアナログを出してるけど、今回のアナログは
10インチ。10インチってのはLPよりもちょっと小さくて、EPよりもちょっと大きい、なか
なか扱いにくくてかわいい奴なのだ。自分でも何枚か10インチ盤を持ってるけど、中途
ハンパで憎めない奴らだ。ジャケットは自己主張が強いんだか弱いんだか、曲数は少なく
て物足りないのか、多すぎて散漫なのか。なんだか開き直ったバカのような、いじけた奇才
のような、そんな奴らだ。今回のミッシェルさんは4曲入りなので、往年のEP盤の10インチ
バージョンて感じですな。そんでもって音のほうは、「爆裂・ちんたら・ぶっちぎれ・やる気
なし・ガレージ・ブルース」! このフレーズを読んで興味の沸かない君にとっては、君の
大事な人生に全く必要の無いものだ。君の人生にはもっとすき透ってて、キラキラした、高い
化粧品みたいなもんが必要なんだぜ。中途ハンパにギラギラしたミッシェルさんは、うんこの
匂いのする香水みたいなもんです。それどころか、うんこ、そのものなのです。液状のもの
だったり、ガチガチのものだったり、ちょっとだけゆるめのものだったり。要するに、うんこ
味です。ミッシェルさんが、食ったもんを全部吐き出して、胃液でぐちゃぐちゃになったゲロ
と、その後に出したうんこがまみれて化合したものが、今回のマキシ・シングルです。
うんこ&ゲロマニア必聴。
 今、ロンドンにいる。やっぱりロンドンはいい。東京う好きだけどロンドンも好きだ。
なんだか空が近い。この前来た時もそうだったけど俺らが来てる時はいつも天気がいい。
歩いてると、とんでもなく気分がいい。実は、TOE・RAG・STUDIOっていうヴィンテージ
スタジオがあって、そこに気ままなレコーディングという形で来ている。このスタジオが
とんでもなくせまくて汚くて、とんでもなくすばらしいのだ。機材はもちろん、エンジニア
のリアム(ARMITAGE・SHANKSのベーシスト)もよくわかってる人で泣けるほど素晴らしい音
を出してくれる。このスタジオについては来月書く。昨日、飛び入りで「DIRTY WATER」
という名のガレージバンド・イベントに出演した。たまたまTOE・RAGに来ていた、スリム・
チャンスというイベントの企画者が外にガンガンに流れている、ミッシェルの音を聞いて、
出ないかと誘ってくれたのだ。出てくれたら一週間後のヘッドコーツのライヴに招待して
やると言われて、それならと、30分演奏してきた。場所はロンドンでもかなり北の方で、
あまり治安のいいところではなく、車に荷物を絶対に置くなと言われて、へぇーっと思っ
たりもしたが、着いてみたら、やっぱりちょっとやばそうな場所だった。対バンはモッズ
バンド(これがかなりかっこよかった。)、ハモンドのいるサイケバンド、MC5系(?)の長髪
バンドの3つだった。ミッシェルさんは、なんとトリ。スリムの「スペシャルゲスト!」の
MCの後にミッシェルが登場。外人の顔がライヴを始めた瞬間に変わるのがわかった。2、3
曲目で4、5人前で踊り出して、最後にはアンコールまでやってしまった。30人位しか客は
いなかったけど、パブだったし皆、嬉しそうに酔っ払ってて、なんだかいい雰囲気だった。
対バンや客が皆、話しかけてきて合間のDJをやってる奴にはレコードまで、もらってし
まった。うーん、いい話だね。
49R&RNewsMaker 98/1の1:01/11/12 21:17
ミッシェル・ガン・エレファントのあのよてつもない音楽は、一体、どこから生まれて
くるのだろうか。 チバユウスケの頭の中で鳴り響いているメロディと渦巻いている
言葉の始まりはどこにあるんだろうか。 彼のルーツ、彼の人格形成の上での出会いに
ついて聞くというのが今回のテーマである。
彼のハマった もの、好きだったもの、あるいは好きではなかったけれど、結果的に
影響を受けたものなど、インタビュー の中から、いくつかのキーワードを拾い上げて
みた。が、この記事が彼を理解する助けになるかどうかは 保証できない。
いや、ひょっとしたら、ますます彼がわからなくなるだけかもしれない。

バイオリン
 生まれたのは藤沢。小学校2年か3年で鎌倉に引っ越して、大学をやめるまで住んで
いた。ごく普通の住宅街ですよ。海は近かったけれど、あまり行った記憶がないし、
大したことはやってないです。俺、ただのなまけものだったから。バイオリンを習って
たくらい。幼稚園から10歳くらいまで。大っ嫌いだったけど、 親にやらされてて、
いつもやめたいと思ってた。毎週、土曜なんだけど、2回に1回は逃げげてた。でも月に
1回、みんなでせーのでやる時だけはすごいと思った。演奏する音が一緒に鳴り響くのは
すごいなあと。 その魅力って、どこかでバンドにもつながってるかもしれない。今に
なってみると、バイオリンをやっておい て、良かったと思ってます。やってなかったら、
音感が悪かったんじゃないかなって。家族は両親と妹なんですが、俺以外はみんな、ひどい
歌を歌うから。おかんがメシを作りながら歌ってるのを聴いてたら、ひどいっすから(笑)。
50R&RNewsMaker 98/1の2:01/11/12 21:20
ミクロマンとプラモデル
 ミクロマンが好きでしたね。超合金とかの人形。あんまり持ってなかったんですけど。
友達に金持ちのヤツがいて、屋根裏部屋みたいなところがミクロマンの基地になってて、
そこにズラッとミクロマンが並んでいて、そこからかっぱらってきたりしてた(笑)。
一応、「もらって帰るよ」って、言うんですけれどね、「いいよ、また買ってもらえる
から」って言うんで、遠慮なくもらってた。
 プラモデルを作るのは好きじゃなかったけど、ぶっ壊すのは好きだった。出来上がった
ら、バクチクを突っ込んで、吹っ飛ばす。あれはおもしろかった。あと、崖からチャリンコ
でジャンプする遊び。崖にも2段階あって、高い方はさすがにヤバいんで、俺は友達にけし
かけるだけけしかけて、笑って見てた。「お前ならやれるよ」って。で、1人、骨折した(笑)。
さすがに痛そうにしてたんで、「痛いけど、大丈夫だ」なんて、意味もないことを言って
た。結構、ひどいヤツだったかもしれない(笑)。

『モンキーマジック』
 多分、初めて自分で買ったレコードはゴダイゴの『モンキーマジック』ですね。テレビ
で『西遊記』をやってて、好きでよく見てたんだけど、その主題歌だった。あと、YMO。
ただ、俺はYMOのレコードよりも、坂本龍一の『B-2UNIT』っていうソロの方が好きだった
んですが。今、聴くと、YMOの方がポップなんですけれどね。
 ギターを弾くきっかけになったのはルースターズ、モッズといった、めんたいビート。
中学に入ってから、 友達からテープをもらって聴いたら、かっこよかった。ルースターズ
は1曲1曲というよりもトータルでガンと くる感じだった。パンクを聴くようになったのも
その流れから。
51R&RNewsMaker 98/1の2:01/11/12 21:24
ラッキーストライク
 中学の頃も別に大したことはやってなくて。ゲーセン行って、ぶらぶらするという。
せいぜい万引き、シンナー、 タバコくらい。タバコはラッキーストライク。最初は
セブンスターとか買うじゃないですか。でもジョニー・サンダース が吸ってるのを見て、
かっこいいなと思ってマネした。短ラン、ボンスリで、ラッキーストライク。どこにでも
いる、 普通の中学生です(笑)。将来のことは何も考えてなかった。一瞬、政治家になり
たいって思ったことはあった気はするけど。
 バンドは高校に入ってから。ルースターズのテープをくれたヤツとかと一緒に始めた。
ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルの4人。俺は一応、歌。ギターをやりたかったんだけ
ど、一緒にやってたヤツがギター、弾けたから。バンド名? それは言わないことにしてる
(笑)。ライヴは全然、やらなかった。文化祭がない高校だったんで。前はあったんだけど、
土地柄か、暴走族がドッとやってくるんで、なくなった。だから月に2、3回、スタジオで
練習するくらいの活動。スタジオに友達を呼んで、やったりとか。ライヴって言えるよう
なもんじゃないですけどね。
 自分の声は好きじゃなかった。初めてテープに録って聴いたときには、ショックを受けた。
なんだ、これはって。気合がはいってないというか、弱々しく聞こえたから。今でも別に
好きじゃない。慣れただけですね。

明学の音楽サークル
 大学は行かなくても良かったんだけど、ヒマらしいって噂をあちこちから聞くわけですよ。
だったら行ってもいいかなって。現役の時は全部、落ちたんだけど、親が1年間、浪人しても
いいって言うんで、じゃあって。その頃、明学(明治学院大学)にいい音楽サークルがあるって
いう話を聞いて、そういうのがあるんだったら、それもいいかなって。
52R&RNewsMaker 98/1の4:01/11/12 21:26
 ミッシェル・ガン・エレファントはそのサークルで始まった。今のメンバーは俺以外はゼロ。
サークルでは上にフィッシュマンズがいて、カスタネッツもいて、下にARCHがいた。今考える
と、結構すごいメンツで。でも活気は全然なかった。みんな、ひどいヤツばっかりだったから
(笑)。でも音楽的な幅を広げて、聴くきっかけにはなりましたね。俺らのバンドって、他の
バンドと毛色が違ってたから、直接的な影響はなかったけど、どっかで刺激は受けてたんじゃ
ないかな。

『マシンガン・エチケット』
 音楽的にはやっぱりフィールグッドですね。雑誌で見て、ジャケットがかっこいいなと思って
買ったのが最初だった。あと、フーとか、初期のストーンズも好きで、予備校の頃はブライアン・
ジョーンズみたいな金髪にしてたこともあった。ブライアンのあのヘロヘロなところが好きだった。
 ミッシェル・ガン・エレファントって名前は、ダムドの『マシンガン・エチケット』という
アルバムを、一番最初のベースのヤツが酔っ払って、ミッシェル・ガン・エレファントと間違って
読んだのがきっかけ。おっ、それいいじゃないかって。あまりにくだらない話なんですけどね。
"THEE"が頭につくようになったのは、しばらくして、ヘッドコーツ(TheeHeadcoats)を聴いて
ぶっ飛んだから。歌詞でいいなと思ったのは、英語だとあまりわかんないんだけど、スミスとか。
日本だと、(町田)町蔵。INUは中学から聴いてた。あと、ピーズ。
53R&RNewsMaker 98/1の5:01/11/12 21:29
クハラ、ウエノ、アベ
 キュー(クハラ)が入ったのは、90年くらいじゃないかな。コージ君(ウエノ)が入ったのは
91年。キューは打ち上げの時に、やってきて、やらせてほしいって言うんで、じゃあって、
前のドラムをクビにした(笑)。単純にキューの方がうまかったから。あいつ、実は昔はうま
かったんですよ、ドラムが(笑)。
 前のベースはガクちゃんって言うんですけど、家庭の事情でやめざるを得なくなって、
キューがコージ君を連れてきた。コージ君も昔はベースがうまかったから、入ってもらおう
と。前のギターのヤツがやめるって言い出してからは、しばらく3人でやってた。俺がギター
とヴォーカル。でも両方、一遍にできなくて、これはヤバいなと。で、色々探して、募集して、
スタジオでセッションしたりしたんだけど、見かけ倒しばかりだった。
 結局、スタッフ的な子に「ウィルコみたいなギターを弾くヤツがいるから」って、紹介され
たのがアベだった。アンプのスイッチを入れて、ギターを突っ込んで、ジャンと鳴った瞬間に、
これだなって。メンバーには影響受けてるって言えば、受けてるんだろうけど、よくわからない
ですね。

オリコン初登場5位
 アルバム、5位って言われても、別にピンとこないな。八百長じゃないかって思うくらい
で(笑)。俺としては、別に100位以下でもかまわないっていうか。レコードを作れて、ライヴ
がやれてれば、それでいい。自分がかっこいいと思うものを作れてれば、それで十分という。
ある程度、売れなきゃ、レコードを出せないのかもしれないけど、それはそれで、そうなった
時に、考えればいいかなって。客が入らないなら、小屋を小さくしていけばいいだけの話だし。
 音楽やってて、良かったことって、よくわからない。ただ、音楽以外に好きなことがなかっ
から。好きじゃないことはやりたくないじゃないですか。でもだからと言って、死ぬまで演奏
したいとは思ってないです。ゆくゆくは飲み屋のやとわれマスターでもいい。で、好きな音楽
ばかりかけてる。客商売が向かない性格だって? そうかもしれない。はやんないだろうな。
友達しかこないんだろうな、きっと(笑)。それだけは確かだ。
54nanasi:01/11/12 21:35
一気に打ってたら脳味噌グラグラ〜。チバの語感っつーか、句読点の位置が
自分と全然違うからリズム感が狂うっつーか。ヘンな感じ。

応援くれてる人サンキュー。俺以外の上げてくれた人もサンキュー。
引き続き宜しく。データベースサイトはいま海外鯖のいい処探してますんで。
今月のお題 『男の厨房、男の料理』

ウエノ(以下U)>俺は小料理屋さんで4年ぐらいバイトやってたから、
  料理はノンプロだったね!魚焼いたり、ウナギ焼いたり、
  あとは簡単な煮物とか―。
クハラ(以下K)>ウエノはスパゲティとかも、ほんとうまいですよ!
  あとはアベくんのパスタね。
アベ(以下A)>俺は包丁使わないからね。ケガしたらギター弾けなくなるから
  指切ると怖いじゃない?パスタは包丁使わなくてもできるから。
  ニンニクも普通はミジン切りにするけど、そうじゃなくて、おろすんですよ。
チバ(以下C)>ああー、なるほどね!そっちのほうが、まんべんなく味付くよなぁ?
A>トマトはホールトマトの缶を使うし、タカの爪も手でちぎるでしょ?
  そうすると包丁使わないでできるから。でもなんでも自分流に味付けしちゃうから
  ほかの人が食ってうまいかどうかはわかんない(笑)。俺、辛いの好きで、
  コショウとか一味とかめちゃくちゃかけるから(笑)。
―なるほど。料理が自己流なところにも、ギターに通じるものを感じますな。
K>俺は野菜とかダーンと買い込んで、朝飯とか作っちゃうよ。
  最近ちょっと“油を抜いた食事をしよう”キャンペーン中で、
  ちょっとヘルシーに、純日本食(笑)。ご飯炊いて、みそ汁と、あと納豆と卵。
  つねに大根はうちにあるね。あれはみそ汁にもなるし、おろしてもうまいし、
  梅干しと混ぜてもうまいからね。それからうちにね、周富徳の中華鍋と
  おたまがあるんですよ。
―はあ?なんで?
K>市役所時代に生命保険に入ったのね。その時に“ランチョンマットと
  周富徳セットとどっちがいい?”って言われて、迷わず周富徳セットにした。
  それでチャーハンとかオムライスとか作るんですよ。
U>それからキュウはもう、おむすびでしょう。絶品ですよ!
A>よくああいうふうに三角ににぎれるなあって思うもん。
C>うまいうまい。あれはなんか、おにぎりって言っちゃったんだよね、シャレで。
K>『wonder style』の頃、初めて俺らがアー写撮る時に、遠足気分みたいな
  感じで“おにぎりでも作っていくか!”とか言って、持ってったのが
  キッカケよ。それから車で移動する時は絶えずね。
U>おかかの醤油具合とか、絶妙だもんね。  
―チバくんは何か作んないの?
C>いや、キャンベルスープとかさ(笑)。
A>それは開けるだけだろ(笑)!
C>あとサッポロ一番の塩とか。俺、そういうのしかできねえんだよね(笑)。
U>チバは料理もしないかもわかんないけど、チバに料理作るほうもイヤだと
  思うよ?なんでも“うまい!”だもん(笑)。
K>でも俺なんか、うちで友達に料理ふるまうじゃない?そしたら
  “洗いものしてやるよ”とか言われてもイヤなんだよね。
  てめえの台所はいじられたくないんだよ。
A>あ、てめえの城なんだ(笑)。
U>“お勝手”っていうぐらいだからね。仕事でずっとやってたから、
  作ってもらっても要領悪いと、イライラしてくんだ。
A>それで一生懸命作ってくれても“おまえこれ、塩もっと入れろよ!
  <さしすせそ>だろう?”と言ったりとか(笑)。
U>あと、酒のツマミも作るよ。こないだも大根買ってきて、1本仕込んどいた。
  カツオでダシ、一番最初にとって、昆布ちゃんと敷いて、上にも昆布の
  フタしてね。
C>ツマミって言やあ、俺、昔、マックのケチャップでビール飲んでたよ(笑)。
  (全員爆笑)
C>マックとかで“ケチャップもうちょっとください”ってもらってきたやつを、
  冷蔵庫に入れといて。ツマミねえなあって時に、かわりになめてたの(笑)。
A>それ、わかるなあ。酒飲む時って、味の濃いもんが欲しくなるじゃない?
  それで何かに塩つけて飲む時あるよ。
K>俺、アツアツご飯だったら塩だけで二合食ったことあるよ!
  あまりにうまくてエキサイトしちゃってさぁ・・・(笑)。
―・・・これ、ほんとに料理の話かあ?
58ナナシ:01/11/12 22:18
↑ジャミラボンバー第3回Bの間違い。
DIG THIS CD!

『DEVIL’S GIRLFRIEND』 ’eles
『THE SOUL OF A NEW MACHINE』 THE DELTA72
『ルパンV世 テーマ・ヒストリー』

エルスは日本のバンドで、ライヴ観に行ったらハマっちゃって。女ボーカルで
エコーベリーみたい。
デルタ72はガーッガーッ!て感じで(笑)、ドラムの音が好き。
それからこのルパンはね、「炎のたからもの」って曲があるんですけど、
四国に行って、車が揺れてすごい怖かった時に、これ聴いたら落ち着いた(笑)。
この歌詞、愛だよ!                [推薦/クハラカズユキ]
............山崎 洋一郎氏の文は割愛(公認本と同内容のため)
................................................
 初めてミッシェル・ガン・エレファントのライブを見たその後、メンバーを
紹介され、まぁ初対面だし、なんか敢えて問題点を追求する必要もないと思い、
「ライブかっこよかったです」
と言うと、
「当たり障りのない感想をありがとうございます」
と言われた。
 なかなか勘の鋭い人たち、と感心した。
 それは学祭のライブだった。PAの状況など決して良いとは言えない環境の
中で、彼らの存在は際立っていた。
 デット寸前の音の洪水を引き起こした超本人たちは、どんどん加速をつけ
て、客を巻き込む。速さの中でふと立ち止まる。繊細な気持ちが微妙なバラ
ンスを取る。
 幕の張ったミルクの中の叫びのように、歌詞も明確には聞き取れないが、
それでもグサリと突き刺さるような声だ。悲しく、けれど強い声。心を引っ
かく。何が君をそんなにイラつかせるのかい。
 飛び散る言葉の破片。うわの空のダンスを/悔しいやら/情けないやら/
いじけるなベイベー/隠れ家で/その声をギターがグシャグシャにかきまわ
している。快感をとどろかせ、リズムはやがて先走り、後ずさり、ビートを
じらしている
けどさ、ビートをじらしてたと思います、なんて、初対面で言えるわけない
じゃん。すべての形容を削ぎ落とし、“カッコイイ”の5文字で括れるバン
ド、それがミッシェル・ガン・エレファントだ。“カッコイイ”にもいろい
ろあるけど、今のところ、まったく直感で、“カッコイイ”。“カッコワリ
ィ〜”も含めて“カッコイイ”と思うな。
ご本人たちは何にこだわり、何を探し、何を求めているのか、その後TRIAD
の会議室で行なったインタビューにしても、イマイチわからないが、直観的
なウソつきが中に紛れ込んでいることはわかった。彼はステージのみ、本気
で、正直な歌を歌うのだろう。まだそのことにしか価値を見いだせないでい
るらしい。そのひたむきに感動した。ちょっとガラは悪いけど。謎の名前を
持つバンド、ミッシェル・ガン・エレファント。何かを秘めて、彼らはもう
すぐ、もっと近くにやってくる。
拒む人は拒め。
跳ね返し甲斐もあるバンドだ。
                        森田 恭子
............PROFILE

 1991年結成。下北沢、渋谷を中心にライブ活動を行なう。パブ・ロック、
ブリティッシュ・パンクをルーツに感じさせながらも、独自のメロディセン
スとグルーヴ感でミッシェル・ガン・エレファントのロックンロールを創り
だし、他を圧倒してきた。
 ヴォーカルのチバ ユウスケの不敵なキャラクターとステージ・パフォー
マンス、ギター・アベ フトシのエッジの効いたカッティング、ウエノ コ
ウジ、クハラ カズユキのアクのあるリズム隊という4人組で織り成すライ
ブはプリミティブでスリリングである。
 95年秋、インディーズ盤マキシ・シングル「wonder style」(5曲入り)
をCDとアナログ盤の2パターンでリリース。早くも話題を呼んでいる。
 同年、9月にロンドンに渡りデビューシングル、アルバムをレコーディン
グ。エンジニアにはRADIO HEAD、ELASTIKA等のエンジニアChris Brown
を起用して行なわれた。その音は1stシングル「世界の終わり」1stアル
バム「cult grass stars」として2.1しすて3.1にそれぞれリリースされる。
96年、ミッシェル・ガン・エレファントが遂に衝撃のデビューを果たす。
なかなか勘の鋭い人たち、と感心した。

なかなか勘の鋭い人たちだ、と感心した。
として2.1しすて3.1に

として2.1そして3.1に
65UV:01/11/13 01:34
いつの号なのかは分んないので順番に追って行きます。

下北沢を中心にライブ活動を展開し、この95年10月には、インディ盤で
「WONDER STYLE」をリリースしていたミッシェル ガン エレファント。
その彼らが。ロンドンでのレコーディングによる音源でメジャーデビューが
決定!! この4人組に期待して損はないぜ!!

−−−活動歴は長いですよね?
チバ「そうですね。もう5年ぐらい。俺と前にいたギターで始めたんですけど。
それからリズム隊の2人が入って、94年にギターがアベに替わって。最初は、
ダムドみたいなパンクバンドをやってたつもりだったんですけど、その後に
ドクター・フィールグッドを聞き始めて、それにハマッてどんどん変わって
いった感じですね」
−−−メンバーも、そういうパンクだったり、パブロックの好みに合った
人間を集めて?
チバ「いや、押しつけで(笑)。これがかっこいいから、これをやろうって」
クハラ「学生の頃に違うバンドでやってて、チバの存在は知ってたんですよ。
かっこいいから、入れてくれって(笑)。俺が入ったらもっと良くなるからって」
ウエノ「俺も同じバンドでやっいましたから。でも、パンクとかパブロックが
好きだからといいうのもあんましなくて。柔軟に対応してくというか。
器用なんですよ(笑)」
チバ「パブロックというか、フーやキンクスや、あのへんのかっこよさって
二十歳超えないとわからなかったから。最初にやろうと思っていたのはダムド、
バズコックス、アディクツねジャムとかでしたね。ブリティッシュ系だけじゃ
なくて、聞くのはMC5やテレヴィジョン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも
大好きでしたれど」
66UVつづき:01/11/13 01:36
−−−中でも特にドクター・フィールグッドが好きなのは、何が大きかったんですか?
チバ「たまたま買ったレコードが1枚目の『ダウン・バイ・ザ・ジェッティ』で。
素晴らしいと思って何度も聞いているうちによけい好きになって。このスネアの入る
タイミングがたまらんとか」
クハラ「全然知らなかったんですけど、チバが持ってくるフィールグッドとか
聞いたら、いいねって」
チバ「昔、ウチのリズム隊って何にも聞いてなかったんだけど(笑)。最近はみんな
いろいろ聞いてますね」
クハラ「洋楽はほとんど聞いてなかったんで。邦楽は詳しいですよ(笑)。要は、
日本語で聞いて詞を噛みしめるのが好きで」
ウエノ「僕は邦楽は聞いてなかった(笑)。そんなにたくさん知らなかったですけど、
チバに洗脳されたという感じですね(笑)」
−−−そうやってパブロックやブリティッシュビートに興味を持つようになると、
曲も変わってきたりしました?
チバ「突然変わったわけじゃないけど、徐々に曲が違ってくるようになって。
でも、昔はからコードは3つしか使ってないですから(笑)。あと、テンポが遅く
なったのかな。昔、2分とかの曲ばっかりだったから」
クハラ「でも、ある時から音に隙間が出来たって言う気がしたけど。かといって
全編パブロックというわけでもない」
チバ「パブロックと言われるのは構わないけど、それだけをやってるわけでも
ないし。ガレージとモッズと、モータウンやケントとか。あのへんはいいですね」
67つづき3:01/11/13 01:38
−−−荒削りなところが共通項というか?
チバ「ヘタクソなむところがかっこいいと思っちゃうんですかね。言い訳している
わけじゃないけど(笑)。うまいけど荒っぽいほうがいいかなって思いますね」
−−−ギターにアベ山河入ったのが、94年の半ば頃ですよね?
クハラ「前のギターがやめて、募集して何人か来たんですけど、どれもだめで」
チバ「前にウチのスタッフやってたヤツがアベを紹介してくれて。アンプに
ギターを突っ込んで鳴らした時に、どんなギターわ弾くヤツかわかるじゃ
ないですか。そこで決めました。カッティング脳枚ギタリストという基準で
探してたし、音楽的な趣味も全然問題なかったし」
アベ「前にやってたバンドをやめて、かなりたってから入ったんです。
ギター・スタイルは変わってないですから。もともとパブロックやパンクも
好きで。素他事や入って音合わせたら、かっこいいじゃんって」
クハラ「何も問題なかったですね。2回リハーサルやって、すぐまたライブを
復活させて」
−−−その頃、プロとしてバンドを続けていこうという気持ちはもうあったん
ですか?
クハラ「そいう感じでもなく、適当に。絶対プロになるためにがんばるぜ
っていうのはバンドの中には皆無でしたね」
チバ「自然に流れていくだろうなと思っていたから、何にもしなかった。
他にやることもなかったし。ライブやってればそのうち、とか単純に考えてたし。
それでメシが食えればいいねとか」
−−−今の4人になってライブの動員も増えて注目されるようになった頃、
そろそろデビューの話があったんじゃないですか?
チバ「その前にねレコード会社やどこかの事務所の人が見にきたりとかあったから。
飲みに行くと、時々叫んでる人がいて(笑)」
クハラ「音楽でメシを食おうー!って(笑)」
チバ「ちゃんと事務所が決まったのは、95年の3月ぐらいからです」
アベ「俺は入ってから、ずーっと忙しい感じで。入って曲を覚えなきゃ
いけないし、ライブもスケジュール入ってたし、新曲も作るし。気がついたら
いう間に過ぎて今に至っててますけど」
クハラ「アベ君が入ってから、身辺が慌ただしくなりました。95年は目まぐる
しい1年でしたね。いろんな人に会ったし」
68その4:01/11/13 01:39
−−−インディーズで『WONDER STYLE』をリリースしたが95年の10月ですけど。
チバ「でも、インディー盤もメジャー盤も変わんないですから。ロンドンに行く前に
インディー盤を録って、行ってる間に出たよっていう話わ聞いて」
−−−ロンドンレコーディングはメンバーの希望で?
チバ「どこでも良かったんですけど、じゃあロンドンかなって言ったら、決まって。
影響受けているのがブリティッシュビートのバンドが多いし。ロンドンでも
レコードいっぱい買いましたよ。レコードケース持って立てなかったですから(笑)。
アナログってジャケがいいでしょ。あとシングルはB面の曲がアルバムに入って
なかったりするし。インディーズ盤も1曲目がCDはモノラルで、アナログは
ステレオで出しましたから」
−−−「世界の終わり」をデビューシングルに選んだ理由は?
チバ「ロンドン行く前決まってたのかな。回りの人もこれがいいんじゃないって
言ってたし。じゃあそれでいいや、かっこいいって言ってくれてるしって」
−−−自分たちも思い入れがあって?
チバ「いや、別にないです。曲に関して思い入れとかって、あんまりないんですよ。
だいたいどの曲も平等に好きだし。これにしたいっていう意見が多かったのは、
歌詞がわかりやすかったからじやないですか。意識したわけじやなくて、シングル
っていうよりは、自分たちの中ではアルバムの中の1曲という感じですから。
そう取ってほしいんですけどね。」
69間にスマソ:01/11/14 11:15
書いてくれている人、ありがとう〜!!!お疲れ様です。
これからも楽しみにしてますんでよろしくです〜
70間にスマソ:01/11/14 11:17
sage間違えました。すいません・・・逝ってきます・・・
71nanasea:01/11/14 19:33
森田恭子、やっぱり、結構好きだなぁ
いずれカルト出てからのインタビュー。
インタビュアーは青木優。チバのみなので名前は省略。

―パブロックやブリティッシュ・パンクの要素が強いバンド
 なんですけど、結成当初からこういう音楽性だったんですか。
「そうですね、もともとはパンクバンドっていうか。
 それが(ドクター・)フュールグッドだったりフーだったり
 スモール・フェイセスだったりキンクスだったり、そっちの方が
 カッコいいと思いはじめちゃったんで。」
―はじめはオアンクスだったと。
「パンクスっていうか、頭は金髪で・・・対バンはやっぱりゴリゴリの
 パンクバンドのイベントとかに出てましたね。ダムド、アディクツ、
 ジャム、バズコックス、あのへんが好きで。」
―デビューが決まってからはロンドンでレコーディングしたり、
 こないだのライブでもすごいたくさんの人が来たり、TVスポットでも
 曲がかかってるんですけど、そういう状況を迎えた心境は、
 どんなものでしょう?
「…そうっすねえ……いいんじゃないすかね?
 まぁ、ちょっと…ちょっと期待しすぎなんじゃないのとは
 思いますけど。」
―周りがですか?
「なんか、あんまり期待ばっかりしてると最終的には疲れるし、
 がっかりするし。だからそれは、もうちょっと…いや、でも、
 ありがたいことですよ。」
―なるほどね。いや、こういう詞を書く人なら、今みたいな状況には、
 むしろ警戒心を強めるんじゃないかと思ったんですよ。
「うん……まあ、でも多少はやっぱりありますよ。なんかおかしいん
 じゃねえかなってのは……正直なこと言っちゃえば。というか、
 いいのかな、というね。レコード会社の人とか周りの人とかが
 すごいほめてくれたりとか、いろんな雑誌とかがそういうのを
 やってくれたりするのが……ちょっと不安に思う時もありますけどね」
―たとえば“キング”では延々と「くさってるから」という言葉が
 続いてたり、自分の周りの負の部分を見つめながら唄ってるような
 曲が多いんですよね。
「そう、すかねえ?」
―あまり意識したことは、ないんですか。
「うーん………べつに、そうっすね、逆に意識したくないし。
 だから最近、こういうインタヴューしてもらう機会が多いんで、
 歌詞のことってのは言われるんですけど……
 なんか、ほっといてよって感じです(笑)」
―はあ(笑)。
「“キング”なんか、作ってる時にすごく盛り上がってたんですけどね、俺」
―追い詰められたりするつ気合いが入る性格なんじゃないですか。
「ああ、逆境に強いという?(笑)うーん、そうかなあ……でも毎日
 もうちょっと、なだらかに暮らしたいなとは思うんですけどね。」
―あまりなだらかな日々ではないということですか。
「そうですね、最近は。つねにテンパってないといけないような
 こともあるし。すごい……考えなきゃいけないこととか」
―(笑)……もしかして、今ちょっと疲れ気味ですか。
「いや、大丈夫ですよ」
―いや、テンパってなきゃいけないというんで、ちょっと――。
「ああ、グチ?」
―うん、グチっぽいかなと思ったんですけどね、僕は(笑)。
「あ、すいません(笑)。大丈夫です」
―ちなみに落ち込むのはどういう時なんですか。
「それは、ありますよ。ちょっと暴言を吐いてしまったりとか」
―暴言?
「うん。暴言っていうか……言わなくてもいいようなことをマイクを
 通して言ってしまったりとか」
―ライブで?
「いや、コンベンションで」
―(笑)それで落ち込んだと?
「そうですね、そん時はちょっと酔っぱらってたんで。次の日、
 朝起きてから、もうものすごい事故嫌悪に陥りましたね」
―それは、さっき言ってた「自分たちはこれていいのかな」というのも――
「うん、そんなのもたぶん、あったと思うんですよ。たら考えてみたらねえ、
 わざわざ遠くから来てる人とか呼んどいて(笑)何でそんなこと
 言わなきゃいけないんだろうと思ってね。もう次の日、2時に
 事務所って言われてたんですけど……反省の意味を込めて12時に
 来ましたね(笑)」
―(笑)反省してると。
「いや、なんか……もちろん反省はしてるんですけど……
 まあいいや、とも思ってます(笑)」
75多分キューティー。@:01/11/14 22:55
candy houseリリースぐらい。アンケート。やる気なし。

Q.好きなお酒は?         Q.得意料理は?
 C(ティバ)ビール          C カレー
 A(アベ)コルボロッソ        A パスタ
 U(ウエノ)茶色のお酒以外なんでも  U 合鴨のタタキ南欧風ソース
 K(キュウ)スローテキーラ      K おにぎり

Q.あなたのルックスを一言で言うと?  Q.お気に入りのステージ衣装は?
 C くどい               C つなぎ
 A ノッポ               A 黒のスーツ
 U 変                 U イヴニングドレス
 K チビ                K 全裸

Q.今ハマってるものは?
 C 昔からレコード。人生の友。
 U サウナ。サウナ王だから。
 K エステ。綺麗になりたい。

Q.ミュージシャンとしての自分に一番影響を与えた人/物?
 C Dr.FEELGOOD
 A ミック・グリーン
 U たくさんのバンド、今自分が使ってる楽器
 K 忌野清志郎/初めて買ったスティック
76UV:01/11/14 22:57
5月7日、日清パワーステーションにて、全国ツアー終了!!
ツアー後、8月1日発売のマキシシングル「Candy House」の
レコーディングに入る彼らに、全国ツアーの手応えを訊いてみた。
夏には多数のイベント出演が決定している。彼らの夏は暑いものになりそうだ。

−−−パワステのライブ、良かったですよね。
ウエノ「自分たちではよくわからないんですけど。スタッフから、ワン・ツアー
終えて、いいパンクバンドに仕上がったねって。そういう言葉をいただいた
んで、良かったんじゃないですか」
チバ「ツアーの終わりということで。楽しかったですね」
クハラ「正直いって、パワステは緊張してたんですよ。ガチガチだったんですけど、
終わってみれば、楽しかったですね」
アベ「最終日だっていうのももちろんありますけど、ステージに立ってしまえば
せいいっぱいやるだけですよ」
ウエノ「ガッツあるコメントやね(笑)」
−−−地方はどんな感じでした?
クハラ「関西は面白いですよ。がーッといった分だけ、ガーッとリアクションが
くる、みたいな」
チバ「今思うと、そんなに変わらないけど。どこもリアクションは良かったですよ」
ウエノ「前橋はパンクだったね」
−−−プレッシャーとかなかったですか?
チバ「プレッシャーを受け止めないで、かわす感じ」
ウエノ「かわすか、走って逃げるか」
クハラ「あんまり過剰な期待も困りますね。どうしたらいいんだろうって」
−−−周りの過剰な期待、あるんじゃないですか?
チバ「みんな夢見てるから。幻想を抱いてるから。それがそろそろ崩れて
るんじゃないですか(笑)」
ウエノ「どんどんメッキがはがれていく(笑)」
77UVつづき2:01/11/14 22:58
−−−地方で印象に残っている場所とあります?
ウエノ「やっぱり初めていく所はありました。北海道は遠いなと思いましたね。
全部、車で移動したんですよ。北海道もフェリーに揺られて。行くまでに八戸で
一泊してるんですもん(笑)」
クハラ「ライブも何もしない街で一泊して(笑)」
ウエノ「いい街でしたよ。八戸(笑)。街に一軒しかコンビニがないんですよ」
クハラ「札幌は遠かったね。苫小牧から走ったんですよ。で、札幌の楽屋で
みんなが言うわけですよ。札幌は遠くて行きたくないって。俺、地元じゃ
ないですか。心痛くて(笑)」
ウエノ「こいつの家族、全員来てましたよ」
クハラ「僕の実家にはCDプレイヤーもアナログプレイヤーもないんです。
なのにいっぱいレコード買ってたらしくて(笑)」
−−−初めて行った所は?
クハラ「宇都宮、神戸、青森。宇都宮は熱かったですね。温度が。名古屋のELLが
一番熱いと思っていたけど、宇都宮は熱かった。パワステも熱かったけど」
チバ「でも、どこもみんな平等に覚えてますけどね。単純に、以前行った所と
お客さんの数が全然違うというのもありますけど」
ウエノ「仙台の前回やったライブハウスと、今回の会場の違いにはマジで
驚きましたね」
クハラ「前回は30人ぐらいでいっぱいになるバードランドなんですけど、今回は
141スタジオホールという所で。そこも厳しい所で、ガラガラなんだけど
これ以上入れたらいけないっていう。広島の10倍ぐらい入ったよね」
ウエノ「そうだね。前回の広島は、俺の友達とアベ君の妹ぐらいしか
集まらなかったから(笑)」
−−−男のファンは増えました?
クハラ「そうですね。でも全然9対1ぐらいで女の人ですよ」
ウエノ「男で来ているのは、パンクスか、オタクっぽい人か、どっちか(笑)」
クハラ「あとはオッサン(笑)。前橋はパンクス多いよね」
ウエノ「たまにモッズの人、いますよ」
78UVつづき3:01/11/14 23:00
−−−どういう層の人がお客さんで見に来ているのか、気になります?
クハラ「アンケートとか取ってるから、見るんですよ。そうすると、16の子が
いたりしますよ。今まで10代の子ってそんなに来なかったですけど。今回は
中には13歳とか。"みなさん、可愛い"って書いてあって(笑)。そうかと思うと
40代の女の人とか」
ウエノ「でも、ライブはおいしかったですよ。食べ物が(笑)」
クハラ「寝ている人もいれば、起きてる人もいて」
アベ「俺はボーッとしてますね」
クハラ「アベ君と俺はだいたい起きているんですよ。で、運転しているスタッフと
他愛ない話をしたり」
アベ「景色を見たりね(笑)」
クハラ「でも、実際そうたよね。あと、サービスエリアごとに買い食いして」
ウエノ「お前、チキン狩りしてたよね」
クハラ「そんな楽しみ方しかないのかっていうくらい。でも、車に乗っている
のが好きなんですよ」
ウエノ「俺は寝てますね。後ろの席にいると、エンジンの音がうるさくて会話に
加われないんですよ。ヤケ寝するしかないですね」
チバ「俺も寝てますね。それ以上のことはあんまり覚えてないな」
−−−ツアー全体は、あっという間でした?
ウエノ「長かったですけど」
クハラ「俺は、もう帰るの?っていうぐらいでした。こんなに長く出ていたのは
初めてでしたから」
チバ「俺は、あんまり波とかなかったですね。いつもと変わらず。疲れたなって
いうのはツアーを回っている時はなくて。終わって都内に帰ってきてからのほうが
ガクッときました」
アベ「休みのほうが疲れますね。休みのあくる日とか。持続しているほうが気も
張ってるし、疲れないんですけどる休みっていっても、家でゴロゴロしている
わけじゃなくて、遊びに行ったりするじゃないですか。そっちのほうが疲れたり
しますね。一番やりたいことをやってる時っていうのは疲れを感じないです」
クハラ「全体にいい感じのツアーでしたね」
チバ「客はどう思っているか知らないけど、やってる側は良かったですね。
客はすごいなって思いました。いろんな期待の仕方をしてて、それに応えた形に
なっているのもあるだろうし、裏切っているのもあるだろうし。でも、やっている
ほうが楽しかったから。いいツアーだったんじゃないかな」
79多分キューティー。A:01/11/14 23:01
Q.好きな女の子が初めて自分の部屋に来ました。
  なんのレコ−ドをかける?
 C ソニックユース「DIRTY」
 A ダムド
 U かけないでする
 K 電気を消す

Q.1日だけ女の子になれるとしたら何する?
 C もともと女の子なので関係ない。
 A SEX
 U ミッシェルのライブに行く
 K 売春

Q.1日だけホモになれるとしたら誰とする?
 C もともとホモなんで関係ない
 U 小室哲哉
 K キムタク

Q.めっちゃタイプの女の子に街で「ファンなんです、握手してください」
  と声をかけられました。その後の展開は?
 C 町で声をかけられたら逃げる
 A てれる
 U お願いします
 K Bメロからサビへ

Q.座右の銘もしくは好きな言葉は?
 C 馬耳東風
 U 初心
 K 天に星、地に花、人に愛
80UVつづき4:01/11/14 23:01
−−−今度はイベント出演がいくつか決まっていってるみたいですけど?
クハラ「夏はすごいですよ」
ウエノ「7月の終わりから8月にかけて。ツアーよりもたくさんやりますから(笑)」
クハラ「主に東北が多いと思います。結構、出られるイベントは出ますね。5月の
後半から次のレコーディングもありますし」
−−−マキシシングルになるそうですが?
チバ「出さないかっていう話があって。曲はすんなり決まりましたけど。ま、マキシ
シングルですからね。この1曲、という感じじゃないし。一応4曲入りのつもりです」
−−−メインになる「Candy House」はライブでもやってましたけど、アレンジを
変えて、ということもなくて?
チバ「それはないと思います。まだ言えないんですけど(笑)。今から、やりたいことが
かなりありますから」
 先月もちょこっと書いたけど、ロンドンでは、トビ入りで2本、合計4本ライヴをやった。
もちろん地元ロンドンの対バンがあった。そのトビ入りをすすめてくれたりしたのが、TOE・
RAGスタジオのリアムだ。このスタジオは、ミッシェルさんのアイドル、ビリー・チャイル
ディッシュというキング・オブ・ロックンロールがいるんだけど、彼のバンド(ヘッド・
コーツ)がよく使っているスタジオなんである。このスタジオを作ったリアム・ワトソンと
いう人はまだ29なんだけど、自分でヴィンテージの機材を集めてきて、なおかつ、壊れると
また自分で直す人なんである。このスタジオは50年代、60年代の機材のみでつくられていて、
8チャンネルのみ。まぁ詳しい機材のことを書いても面白くないので、どんな感じかというと、
せまくて、汚くて、防音設備は全く無し、というミッシェルにとっては天国、パラダイス、
ハワイアーン!って感じのとこだ。実は、そこでのレコーディングも今回のロンドン行きの
もうひとつの目的だったんだぜ。はっはっは。そんでもって、日本でいつもやってもらってる
シュージさんとリアムとエドというTOE・RUGの若手の3人エンジニア陣とミッシェルさんという
最強の布陣でレコーディングしちゃったんだもんね。もうやっちまったんだよね。いつかレコード
にして出しちゃうもんね。すげー音なんだもんね。ほんとに面白かったんだよね。すげーって
言ってぶっ倒れちゃったんだよね。夏には出せればいいと思ってる。写真も日本から、サナイ・
マサフミっていうカルチャーのジャケットを撮ってくれた紙一重のとこにいる坊主頭に一緒に
来てもらって、面白かったんだよね。この面白さが伝わるといーねー。このレコードが出れば
絶対に伝わるはずだね。そんな訳で、今回のロンドンはライヴも含めて完ペキだったんですよ。
全く、笑いが止まんないですよ。さぁ、ワールド・ステレオ・リンチ・ツアー日本公演だ。
FUCKIN' FAT PIGS! ブルドーザーロック!
 結局、酔ってんのが好きなんだと思う。それ以上の理由は無い。ビールにアルコールが
入ってなかったら、きっとあんまし飲みてーなーとか思わねーんだろう。そんなもんだろう。
酔っ払っていたいだけ。次の日、体が重かったり、頭が痛かったりすんのも忘れて、後悔
すんのも忘れて、大して飲めねーくせに、やたら飲む。毎日です。ツアー中です。おんなじ
メンツで毎晩飲みます。お疲れさんです。そんでもってブルドーザーみてーなロックンロール
やりてーとか言います。そんで次の日はブルドーザーみてーなロックやります。明日は死に
かけた蝿みてーなロックやりてーとか言います。そんで次の日は死にかけの蝿みてーなライヴ
やります。明日は、水の入ってないプールでジタバタしてるよーなライヴやりてーとか言います。
そんで次の日は、水の入ってないプールにダイビングして頭を打って血をだらだら流してヘラヘラ
してるよーなライヴをやります。そんな毎日を過している僕らはアタマいーんだかわりーんだか。
わりーのか。そういえば、このワールド・ステレオ・リンチ・ツアーで、このロケット・シャワー
で書いた、なんつーんだ、あーいうのは。なんだかままごとみてーな文章を書いたんだけど、それ
が元になってるっつーか、まあ、最初からアタマん中にはあったんだけど、それとおんなじ曲名の
曲つくったからやってる。
 駄洒落は好きかい? 俺は好きな時と、嫌いな時がある。なんかそーゆーのって微妙だ。最近、
微妙なもんが多いので、蹴散らしてくのも疲れたね。アイスピックの転がっている部屋ってなんか
嫌だな。コロンボなら、ウチのカミさんがねってしゃべりだしそうだ。パンを焼く人ってのは
やっぱりパンが好きなんだろう。肉を焼く人ってのはやっぱり、肉が好きなんだろう。お好み焼き
を焼く人もきっとそうに違いない。家を焼く人なんて、家が好きで好きでたまらないんだろう。
明日は川を見に行こう。
いま最高のロックンロールに名前を付けると、それはとりもなおさず
<ミッシェル・ガン・エレファント>になるよりほかはない。しかし
それは、こちらの都合。当事者である彼ら-------ヴォーカルのチ
バ ユウスケ、ギターのアベ フトシ、ベースのウエノ コウジ、ドラム
スのクハラ カズユキ-------にしてみれば、自分たちで聴きたい・
響かせたいロックンロールを、全力で鳴らしているだけなのだから。
そこで今回、bounceでは、チバとアベに現在の嗜好、ウエノとクハ
ラにレコーディング風景、という具合にそれぞれ話題の中心を変えて
訊いてみた。彼らの最新作『カサノバ・スネイク』をいままさに聴こ
うというあなたに、なんらかのヒントを与えられればこれ幸い!

チバ ユウスケ
アベ フトシ
インタヴュー・文/恒遠聖文

「カサノバって、人の名前なんだけど、なんか、そういう人がいたら
しいよ。女ったらしの……飄々とした……」(チバ)。
 ミッシェル・ガン・エレファント待望の新作『カサノバ・スネイク』
は、そんな<カサノバさん>に因んでつけられた……わけがあろうは
ずがなく、相変わらずの語感重視で決定されたタイトルである。ニッ
ク・ケイヴを買い直し、ジョニー・サンダースっを聴き直していると
いうチバユウスケ。「ジョー・ストラマー観に行って、クラッシュ聴
いてるね。」と言うアベフトシ。感覚で生きて、感覚でロックしてる
彼ら。女ったらしかどうかは知らぬが、飄々として、気ままで、イカ
したカサノバ・ロッカーである。寡黙でクールな彼らだが、好きなバ
ンドの話になったら、突然、ティーンエイジャーのように、うれしそ
うに語りはじめるのだ。たとえばこんなふうに……。
 「" London Calling" (クラッシュ)のビデオ、あれはかっこいい
ねぇ〜! ああいうの観ると<走ったりする>ビデオもいいかなと思
っちゃうよね」……なんて、ロック少年の目をして素直に語るチバは
ポール・シムノン派。対するアベ、「昔はやっぱ、ギタリストだから、
ミック・ジョーンズだったんだけど、どんどん歳とるうちに……やっ
ぱジョーだね」って感じでストラマー支持。そんな筆者はミック・ジ
ョーンズ派……ってよけいな自己主張を挟みつつ、クラッシュ談義に
花が咲く。" London Calling" のプロモ・クリップ……最近、観てい
ないのでうろ覚えだが、真っ黒いコートに身を包んだり、ギャングな
ハットを被ってみたりのクラッシュが、白い息を吐きながら<〜ロン
ドン・コ〜リン>ってやってるアレだ。確かにかっこいい→かっこよ
すぎる!→クラッシュになりたい!→ホワイト・ジーンズを買う→似
合わなくて……大失敗! んて、クラッシュ・フォロワーを大量生産
したに違いない文句なしのクールさだ。そういえば、いままで思って
もみなかったが、ミッシェルはある意味、クラッシュ的な側面をもっ
たバンドではなかろうか。政治的ではないにしろ、ジョー兄ィと同じ
くパブ・ロックをルーツにもち、ロカビリーや黒人音楽の攻撃性・躍
動感を内包していくその推進力。クラッシュ後期のギャングでマフィ
アなルックス、マカロニ・ウエスタンのパンク版なところも、ミッシ
ェル美学に似通ってたりもする。なんて言ってみたら、「誉めすぎじ
ゃねぇかそれ!(笑)。でも、それ書いといて(笑)」(チバ)と言
われたが……。
 実は、今日、誕生日だ。29になった。昨日までは28だった。来年は30だ。最近、時々
自分の年齢を忘れる。27だっけな、あれ、26だっけか?とか、そんな感じだった。しかし
今日から、俺は29だと胸を張って言える。別に自慢してるわけではない。来年は30だと
いう確信があるからだ。ミッシェルにはアベ・フトシという30才がすでに一人いるが、
来年は30代が三人になる。トリオ・ザ・サーティーズだ。30バカ三人+ビフォア・サー
ティーバカ一人だ。最近、改めて思うが、ミッシェルは本当にバカだ。ミッシェルどころ
か、スタッフも大バカだ。バカがバカにバカと言って何がバカだ。バカげているな。
なんか書いていてアホらしくなってきた。
 この号が出る頃にはすでに発売されていると思うけど、実は昨日、8月1日発売のダウン・
ロード・ロッキン・ムービー「ワールド・ステレオ・リンチ」の編集が終わった。この
ビデオは本当にすごい。自分で見てて、自分がやってんのに、トリ肌が立った。念の為、
書いておくがザ・ミッシェル・ガン・エレファントのドキュメント・ライヴ・ビデオだ。
この間終わった、ワールド・ステレオ・リンチ・ツアーのビデオだ。このビデオは本当に
見ておいたほうがいい。すげーって。まじで。取材の時には、まだ出来上がっていなかった
ので何も答えられなかったんだけど、今はこのビデオについて何か聞かれたら、こう言うね。
「死ぬかと思いました」
  ワールド・ステレオ・リンチ・ツアーは、おかげさんでおもしろかったね。そんなおも
ろいツアーがビデオにそのまんまなっちゃってんだから、このビデオがつまんねーわけねー
だろって感じなので、今、スタジオにいて(ここからチバは忙しいよーなのでウエノが続きを
書きます。)はじめまして。ミッシェル・ガン・エレファントでベースをやってますウエノ
コウジです。自己紹介をしたらもうスペースがなくなってしまいました。では。
話がそれた。すまぬ。ともかくミッシェルの新作リリースだ。"ピン
ヘッド・クランベリー・ダンス" "ピストル・ディスコ" ってな、相変
わらずの<ミッシェル言語>バリバリのタイトルが並ぶ全15曲。前作
で入れたギヤがいまだ入りっぱなし、減速なし、スリル満点のロック
ンロール・ジェット・コースター! スタイリッシュなレザー仕立て
のコブラがうねり、絡みついたところで、鋼鉄のアナコンダに化すよ
なド迫力のビート&リズム。アベのマシンガン・ギターを掻きむしる
指先からはテキーラの香りが漂い、火を噴くギターに油を注ぐ。そん
な中を、どこかそっけないような、無機質なようなヴォーカルがロデ
オする。そう、チバの、あの巻き舌の独特なヴォーカルが、飛び乗っ
たりクロールしたりする……。
 「影響受けたヴォーカルとかはあんまりいないんだよね。もちろん
リー・ブリロー(ドクター・フィールグッド)とか好きだけど……。
(ヴォーカルというより)バンドで好きっつうかね、ギターが好きだ
ったりってのはたくさんあって……(エルヴィス・)コステロの弾い
てるギターとか好きだけど。でも、影響受けてるワケじゃないけど、
やっぱエルヴィス(・プレスリー)はいいなぁと思うよね。風呂でよ
く歌うもん。<ウ〜ン>なんつってね。換気扇がブーンっていってて
うるさくてさぁ、エコーがカーンとこないんだよ」(チバ)。
 チバユウスケ、バス・ルームでエルヴィスを歌う! ぜひ、聴いて
みたいもんだが……。
 「やっぱり聴くのはビートとかより、全然<歌>っつうかね。ニッ
ク・ケイヴとかもね。そういうのを演るかつったら演んないと思うけ
どね。歌だけじゃなくて、ものすごい匂いを発散してるじゃない?
それで、ああいうヴォーカルになるだろうし」(チバ)。
 ヴォーカルや楽器類から発散される<匂い>、ミッシェルが追い求
める<匂い>、それを筆者は<ダンディズム>と置き換えたい。以下、
ふたりの口から出た好物。
 「<ストレート・トゥ・ヘル><ミステリー・トレイン>、(ジム)
ジャームッシュ、トム・ウェイツ」(チバ)。
 「好きな映画は<夕陽のガンマン>とか<荒野の用心棒>とかマカ
ロニ・ウエスタン。クリント・イーストウッドが、すげーかっこいい
んだよね。(音楽だと)どうしてもギターのリフとかがかっこいいー!
っていう感じが好きだね」(アベ)。
 これらに、前述のクラッシュ、ニック・ケイヴ、ジョニー・サンダ
ースなどを並べてみると、すごくわかりやすく、彼らが追い求めるダ
ンディズム像が浮き上がってくるではないか。さて、ついでに好きな
歌詞も訊いてみるとするか……。
 「沢田研二の<言いたいことは椰子の実の中から>ってあんじゃん
("晴れのち BLUE BOY" 。あれで、<気にくわねぇからフライパン>?
違うなぁ……<目玉焼きよりフライパン>つったかな、みたいな、わ
かんねぇ、俺が勝手に解釈してんのかもしんねぇけど(笑)」(チバ)。
 なんと、ミッシェル言語のルーツにジュリーあり! "カサブラン
カ・ダンディ" と『カサノバ・スネイク』……<カサ>しか合ってな
いが、ジュリーの類い希な<ダンディズム>が後に出てきたロック少
年たちの刷り込みになってても不思議ではなかろう。「ハハハハ、そ
う? じゃあ影響あんじゃん?」(チバ)。って笑われてしまったが
……。などと、脱線しまくったが、くれぐれも言っておきたいのは、
彼らがダンディーだって言ってるのではなく、ダンディズムを追い求
めているということ。不良少年が、革ジャンに憧れるように、スーツ
に憧れ、ギャングな世界に憧れる……。ミッシェルがスーツを着てい
る理由が、そんなティーンエイジ・ドリーミンなモノだと勝手に解釈
し、本作を聴けば、ロックンロールの楽しみ方が、またひとつ増える
ってもんだ。
 パブ・ロックだ、ガジージだ、ルースターズだと、ロック少年から
女子高生までに、ルーツ・オブ・ミッシェルを遡らせてしまうほどの
凄まじい影響力をもつ彼ら。「あんまり<ルーツを聴かせよう!>な
んて思ってないよ。でも、俺らをきっかけにそういうふうに遡るのは
いいと思うけどね。人生変わると思うし」(チバ)。彼らのルーツを
知ったうえで、ミッシェルを聴き直してみれば、彼らの発散する強烈
な<匂い=ダンディズム>も、より濃厚に感じ取れることだろう。て
なわけで『カサノバ・スネイク』、無口なアベも「あぁ、いいの出来
てよかった〜って感じ」と笑顔で語る新作だ。この伊達者どものロッ
クンロールを憧れながら聴いて、彼らのダンディズムを盗みとれ!
"ブライアン"

「トンネルの螢光灯があるだろ。あれってなんか嫌なんだ。やけに黄色かったりするだろ。
黄色は嫌いなんだ。だから叩き割ることにしたんだ。全部残らず粉々にし終わってから一服
して、それでトリの王国にむかうことにしたんだ。最近なんだか、首が引きつってて、ビク
ビク頭が動いちまうんだ。道路はやっぱり、動かなくてさ。道路ってその上にある物が動か
なくちゃならないじゃんか。車とか人の足とかさ。そんでなんとか道路が動かねーかなと
思って座ってみたんだけど、やっぱり動かなかったよ。やっぱり道路は動かねーんだ。トリ
の"王国"っていうぐらいだから、トリの王様とか王子とかトリの女王とかいるんだろうねぇ。
サラ金はあんのかな。今、金無いんだよな。メシはうまいかな。ヒマワリの種とか食ってる
んじゃねぇんだろうな。フライドチキンはあんのか。共食いじゃねーか、それじゃ。やたら
でかい城とかあるんだろうな。王国ってぐらいだからな。戦争とかあんのか。どこと戦うん
だ。ネコの王国か。聞いたことねーな、そんなの。ビール飲みてーな。トリの王国に着いたら
ビール飲むよ。ビールあんのかな。トリってビール飲むんだっけ。でも酒やめようと思ってて
さ。だからどうでもいいや。こんなこと。とにかくみんな飛べるらしいよ。トリの王国の住人
はさ。住鳥か? よくわかんなくなってきた。じゃあ、また。これから歩いていくよ。どこに
あるかは知らないんだ。とりあえず西の方かねぇ」
 中央線の中で2年振りに会ったブライアンはこれだけしゃべって、また窓の景色を眺め始めた。
外は暑そうだ。自分の降りる駅に着いて、僕は言った。
「じゃ、また。」
 ブライアンはまゆ毛をさわりながら口の右端をゆがめてこう言った。
「さっきの話、ほんとだと思うか?」
90名無しのエリー:01/11/14 23:53
ロケシャ、さんきゅー。お互いがんばろうなぁ。
 3枚目のアルバムをレコーディング中なんである。7月のアタマ位からやり始めているが、
まだ出来上がっていないのである。一応、締切りってものが存在していたらしいが、俺らに
とって、そんなものはただの目安でしかないので、ウヒャウヒャヒャと走り回りながら狂喜
乱舞でレコーディングしている。自分で言うのもなんだが、あまりにも、ものすごいものが
出来上がっていくので、思わずオナニー三昧の毎日なんである。自分達の曲を聞きながら、
自分達でオナニーするのがミッシェルのロックンロールなんである。元々バカが4人集まって
やっているので、よく世間でいう「煮詰まる」なんてことは皆無である。もしかしたら煮詰
まったこともはたから見ればるのかもしれないんだけど、本人達は生粋のバカ4人なので気付
かないのである。リリースがハイペースだとかよく言われるが、他人がどういうペースで
リリースしてんのか知らないので関係ないのである。時間をかけりゃいいもんが出来ると
思い込んでいる奴とは生きている次元が違うので比較にならないんである。ライヴとレコー
ディングしかやることがないのでこれが無くなったらヒマになって、老衰していくしかない
のである。ま、ほんとのことを言えば、ヒマんなりゃヒマで、だらだらと飲みながら生きて
いけんのさ。フロなんて、三日ぐらい入ってなくても別に屁とも思わねーし、ヒゲがまだら
に生えよーが、アタマがハゲよーが、毎日ゲリだろーが、金が無かろーが、いいレコードと
ビールとタバコがありゃ毎日楽しく生きていけるもんなのさ。それにしても胃が痛い。シク
シクと泣くのである。胃腸薬は飲みすぎると効かなくなるのである。自分が病気だと思い始
めた瞬間から病気になるのである。でもバカなので、病気だとは思わないのである。ビール
飲めば治っちゃうのである。その後ゲロだ。ゲロまみれのロックンロール・レコード。
寝て待て。
 キャロライン! おおキャロライン! 全力でぬるま湯をぶちまけて、化けて出るのはキツネか
ブタか? あからさまな天国を新宿と間違えて降り立ってしまった芸能記者の頭上には太陽の海
がねそべってサッポロポテトをつまんでいました。キャロライン! おおキャロライン! 酒蒸し
にされたハゲのクチバシをくいちぎる気分は何%の確率だ?常時身につけたぬかるみは一週間で
洗い流せるそうですよあの星じゃ。キャロライン! おおキャロライン! 額のせまい三毛猫が
東シナ海を泳いでいました。二日程泳いだ頃、シジミの一家に出会いました。「僕が長男で、
あとの二人が弟と妹。向こうにいるのが両親で、これがペットの木綿どうふだよ。」猫はうん
ざりしました。けれども丁度お腹の空いていた猫は木綿どうふを食べました。ついでに長男
シジミと妹シジミもごちそうになりました。高波のおさまった海を、猫はゆるやかに沈んで
いきました。キャロライン! おおキャロライン! 汐吹きどん兵衛は言いました。「汗は心の
涙だよ」。ラグビー部だった少年は、その場でどん兵衛を叩き殺しました。そのあと死体を
かついでフロ屋に行ってカマにくべました。そのフロの気持ちのいいことといったら! フロ
上がりのミルクを飲みながら少年は思いました。「明日はタックルの練習をしよう。」キャロ
ライン! おおキャロライン! 三日で二分、必ず遅れる時計をはめた左腕には何の罪もないと
思います。時間の終わりはいつも何がきっかけになっているんでしょうか。クラクラ。悲しく
もないし、暑くもないし、痒くもない。ピラニアを飼っているという事実に酔っているような
ものだ。バイバイ。サヨナラだ。降りしきる日光にへたり込んでいる男からオタマジャクシが
溢れ出す。オタマジャクシはやがて川から海へと渡り、サメとたわむれ、中トロに舌つづみを
打ち、漁師にかわず落としをくらい、スリーカウント。
キャロライン!おおキャロライン!
顔が見たいよ。
93nanasea:01/11/15 00:03
アプは大変嬉しいんだけど、
はやいとこ鯖みつけてそこにアプするようにしないと、
スレ容量オーバーで見れなくなりそうで心配。
じゃ、おいらも過去の記事さがしてくるさ〜アデュ!
94UV:01/11/15 00:07
キャンディ・ハウス

−−−「キャンディ・ハウス」は前からやっている曲ですよね?
クハラ「そうです。1st録った後にできた曲ですけど、ライブではもう
何度もやっていて」
チバ「曲はどれでも良かったんです。すべてシングル候補ですから。
みんないい出来だし」
クハラ「特別な思い入れとかないですよ。前の「世界の終わり」もそうだし。
あれはアルバムの中の1曲という捉え方だったし、これに関しても、
「キャンディ・ハウス」というか」
−−−アレンジもライブのままで?
チバ「そうですね」
アベ「ギターは1回ごとに違いますけど。特にソロはその時の気分で弾いてますから」
クハラ「千のソロを持つ男、ですから(笑)」
−−−基本的に一発取録りなんですか?
アベ「ええ、ギターも一本で。かえって別々に録るとむずかしいですね」
クハラ「リズム録りの時、顔見てないと不安なんですよ」
−−−楽器の音に関して、特にこだわったことというと?
クハラ「今回はエンジニアの方がすごくいい音で録ってくれて、びっくりしました。
録り音がいいと気持ちいいですね」
−−−自分なりにいい音の基準ってあるんですか?
クハラ「破れそうな音といいうか、スネアがバーンと鳴る音。曲の雰囲気に
よるんですけど。「キャンディ・ハウス」の音はすごい好きですよ」
ウエノ「スタジオで録ったほうは、ベースが気持ちよく歪んでくれればいいなと。
ちょっと歪みすぎてハウッてるんですけど(笑)」
クハラ「最初にファズかましたんですよ、この男(笑)。そうしたら、三半規管が
壊れるんじゃないかっていうハウリング起こして取り止めにな
95nanasi:01/11/15 00:07
>90 バウンス? キューティーの方? こちらこそサンキュー。引き続き宜しく。

人に喜ばれるとつい調子に乗りがちなクハラ調の性格はどうにかしたい今日この頃。
96UV−2:01/11/15 00:08
ったんです」
−−−特に歪ませたい傾向に向かっているんですか?
ウエノ「いや、特にこの2曲は、グチャッとしたかったという。それは結構気持ち
よかったです。他の曲でそうしようとは思わないですけど」
アベ「ギターは、風が吹いている感じです。風が吹かないとだめなんです。
プレイに。言葉で言うとそうとしか言えないんですけど」
クハラ「西部劇でマリモみたいな草の塊がヒュ〜ッと転がっていく感じ」
アベ「腕を振っている音をマイクが拾ってるんじゃないかっていうぐらいの。
あと、弦の震えが微妙にきてればいいな」
−−−より生々しくと言うか?
アベ「そうですね、すごくタッチが出ればいいかな。音は好みの音があれですから。
いつもやってるセッティングで」
チバ「ボーカルも、気分よくやれましたね」
アベ「全部の作業が早かったよね」
ウエノ「覚えているのは、早かったことと、スタジオがゴージャスだったと
いうこと(笑)」
クハラ「ボーカル入れて、3日で完パケましたから。だんだん早くなってますよ(笑)」
チバ「だらだらやっても、いいものできないですからね。録り音が良かったから、
そのままですよ」
−−−「キャンディ・ハウス」の歌詞って孤独な内容ですよね?
チバ「ラブソングなんですけどね」
−−−といっても相手が出てくるわけじゃなくて、自分の眼から見た部屋の
中の景色が言葉になっていくだけで。
チバ「そうです。部屋の中の歌ですね」
−−−これがラブソングというのは、どういう意味で?
チバ「こういういろんな行動を起こしているのは、俺じゃないんですよ。
俺であり、ラブの対象であり(笑)。それがこんがらがって作ったらこうなって」
−−−これをラブソングだっていふうに見る人はあんまりいないでしょうね。
チバ「まあ、それはそれで。俺の中ではすごい正直に書いているんですけど。
キャンディ・ハウスに住むもよし、燃やすもよし(笑)」
アベ「キャンディ・ハウスを作るもよし」      
チバ「要するに、すべての人類はキャンディ・ハウスに帰るという意味ですね」
クハラ「わかるわかる。何だ、早く言えよ(笑)」
97UV-3:01/11/15 00:09
−−−逆に「オートマチック」は歌詞が一言だけで。
クハラ「これで作詞ってのたまうつもりですから。チバ先生、作詞家ですから、
どうかと思ったんですけど。びっくりしちゃいました(笑)」
チバ「"オートマチック"って、歌いたかったんですよ。それはずいぶん前から
作りたくて」
クハラ「前々からウワサは聞いていたんですけど、まさか詞がこれだけ
だとは(笑)。一番わかりやすいんですれど」
アベ「俺が、イントロからエンディングまでギターソロだと思っているのと
同じように、この曲は全部がサビだから(笑)」
−−−「Steppin' Stone」は、カバーを最初から入れようということでもなくて?
クハラ「やってみたらカッコ良かったんですよ。「Steppin' Stone」はツアー
でもやらなくて、パワステでカバーでもやるかという話になって。
もともとそういうつもりじゃなかったんですけど」
チバ「単にリフがあって、それに合わせて歌ってたら「Steppin' Stone」に
なって(笑)。キュウ(クハラ)のコーラスが良くて採用されました」
クハラ「コーラス番長ですから(笑)。パワステ終わってから「Steppin' Stone」の
原曲聴いたんですよ(笑)。しかもフィンガーファイブで(笑)」
アベ「でも、俺が「Steppin' Stone」を最初に聴いたのはピストルズだったな。
そこからモンキーズに遡って聴いて」
クハラ「ピストルズ、武道館でやってくれないかな(笑)」
98UV-4:01/11/15 00:12
−−−4曲続けて、流れがいいですよね?
クハラ「うまく、ツルッと流れるなという感じはしますね」
ウエノ「俺は流れるというよりは、前2曲と後ろ2曲は別の者だと思ってますから。
ある意味で違ってある意味で同じかな。濃いですね。かっこいいんですけど」
アベ「木が鳴ってる感じがして。メタリックじゃなくて、ウッドな感じ。
人間がやってるなって感じがするんですよ。で、風が吹いてる(笑)」
−−−夏はイベント出演がかなりの本数、決まってますけど?
クハラ「もうすくですね。東北が多いんですよ。どうしたんでしょうね(笑)」
ウエノ「サスケ社長とも親交がるんで(笑)。気づいたら、東北が熱いですよね」
チバ「夏は暑いんで、あんまり南のほうには行きたくないから」
クハラ「他のバンドを見に来ているお客さんがいるじゃないんですか。
知らない人、ウチらに興味がない人の前でやるのは好きですね。どんなふうに
見てるんだろうって」
チバ「テレビで見たことある他の人の曲が生で聴けたり」
クハラ「清志郎さんとか、スライダースとか、自分のフェイバリットアーティストが
出演しているのは、ちょっと見たいですね」
−−−もうリハーサルには入ってるんですか?
クハラ「ぶっつけ本番ですよ(笑)。最近、練習してないですから」
チバ「ぶっつけというか、その時にちょっと考えるというか。8月のイベントが
終わればすぐツアーだし。それが終わったら学園祭ツアーで。それ終わったら
冬のツアーですから(笑)。今が華ですね」
ウエノ「蝉で言うと、もう飛んでますよ(笑)。来年はこんなにお呼びかからないですから」
アベ「思いで作ろうってことですよ(笑)」
チバ「考えてみると、この間ですよね、デビューしたの。何か8年くらい
やってるような気がするな(笑)」
99名無しのエリー:01/11/15 00:14
> 95
バウンス&デビュー時のフライヤーっす。
でも、あんまり昔のヤツって持ってないんだよね。
捨てなきゃよかったよ、なんだか鬱だ……。
わりと新しいもんのアップになるけど、こちらこそ引き続きよろしくー。
10099:01/11/15 00:18
>95
あ、バウンスって、タワレコのフリーペーパーね。
そういう質問だったんだよね? ……ゴメン。
101nanasi:01/11/15 00:28
>99&100
や、そっちを上げてくれた人かい?って質問だったから>99で合ってる。紛らわしい
訊き方でスマン。
最近のもんなら地域限定ネタだと嬉しいかも。新潟のタウン誌のウエノ連載持ってる
人いないかー?! あと北見新聞に載ったクハラのインタビューとか!? 協力求む!!
102名無しのエリー:01/11/15 01:11
カナーーリ昔の地方紙のネタで、
「打ち上げの席で、アベ君が俺のことを爪楊枝でつついてきて痛い」
っていうのがあった気がする……
103名無しのエリー :01/11/15 01:26
>>102
あったあった。「酔うと暴力的になる」ってのな。ロキノンじゃねぇ??
アベがつまんないギャグで、「じゃ、(仙台)マカナ〜」←またな、とかけてる
とか、「そんなマカナ!」とかも言ってたね。キャラに合ってなくてワロタ。
でも、そんなギャグにウケてるチバって一体…
104UV:01/11/15 01:51
MICHELLE in L.A.
この夏はイベント出演に大忙しだったミッシェル。その忙しい中、ニューアルバムの
マスタリングのために、いつの間にかロスへ飛んでいた!"まだ届かない"とメンバーも
心配していた、ソフィア・コッポラ撮影の写真も無事日本へ到着。
ロスでの生活についてメンバー全員に語ってもらった。
そして10月21日にはニューアルバムからの先行「リリィ」が発売される!!

−−−レコーディングはいつ頃から?
クハラ「6〜7月かな。たぶん1か月かかってないんですよ。
ウエノ「1stよりも速いかったですね。リズムは先に録って、途中にライブを
はさんでダビングしたり」
クハラ「前はずっと缶詰でやってたから、今回は間にライブをはさんだやり方を
してみようって。TDも速かったですね。ひとつ学んだのは、練習とライブの後にTDは
できない(笑)。耳がだめになるんですよ。全然ハイとか聞こえなくて。何もない日に
しようっていうことになって」
−−−そこからマスタリングにロスを選んだのはどうしてなんですか?
チバ「マスタリングエンジニアのトム・ベイカーにやって欲しかったんですよ。
ビースティボーイズとかやってる人で、あとソフィア・コッポラが写真を撮って」
クハラ「フランシス・コッポラの娘に写真を撮ってもらったのはいいんですが、
写真が来ない(笑)。誌面を通して伝えて下さい」
ウエノ「これ、本が出る頃にも来てなかったら怖いね」
クハラ「その時はアウトだよ(笑)」
ウエノ「コロムビアに"SORRY……"っていうファックスが来てると思うよ(笑)」
105UV-2:01/11/15 01:53
−−−ロスは結局どのくらい行ってたんですか?
クハラ「7月末〜8月頭ですね。9日間ぐらい。天気がよかったです。ロンドンの
時ほど街を歩いてないですけど。かといってスタジオにずっといるわけでもなくて。
いいオフでした(笑)。車がないと動けないからコーディネーターの人に途中で
降ろしてもらって、何時に集合って。歩いているだけで焼けちゃうんですよ。
ショッピングしたり。あと、撮影も兼ねて海に行って、ベニスとかサンタモニカとか。
人が多いんだけど広くてよかったですね。海に行って、スーツ姿で撮影」
ウエノ「海をバックに全員黒のスーツ(笑)」
クハラ「短パンはいてローラーブレードとかやってる子がいる前で、黒いスーツ。
見てるアメリカ人からビートルズだって言われて(笑)。あとは街を練り歩いたり」
ウエノ「"HOLLY WOOD"の看板の所に記念に行きました。あと、スーパーマーケット
で撮ったり」
クハラ「2日ぐらいかけて撮影しましたね」
−−−毎日、何をして過ごしてたんですか?
クハラ「まず、昼は必ずハンバーガーですね。毎日違う店のハンバーガー」
チバ「向こうのハンバーガーってジャンクフードって感じしないもんな」
クハラ「栄養ありそうだもん。デカいんだけど周りの雰囲気で食べれちゃうんですよ。
夜はいろんな店に行ったんですけど、オーダーの仕方にミスがあって、必ず大量に
出てきて(笑)」
−−−ライブを見に行ったりとかは?
チバ「全然。昼間出歩いたら疲れちゃって、夜はみんな寝てました」
クハラ「ロンドンは深夜までレコーディングしてても、その後誰かの部屋で
飲んだりしてだけど。ロスに行った時も初日にビール買い込んだのに、結局
集まらなくて。帰ってくるとすぐ寝ちゃうんですよ」
チバ「マスタリングやっといてねって出かけておいて(笑)」
−−−チバ君はレコード屋に行きました?
チバ「行きましたよ。安かったですね。何が欲しいって決めないで行ったから、
これがどの値段であるのかっていう感じでしたけど」
ウエノ「ロンドンほどときめかないって言ってましたけど、そのわりには
こんなに抱えて(笑)」
チバ「重かったですよ(笑)」
106UV-3:01/11/15 01:54
−−−楽器屋とか行きました?
アベ「行きましたけど、あんまり……」
クハラ「デカい楽器屋に行ったんですよ。ギターセンター」
チバ「つまんなかったですね」
クハラ「面白いのがあったら買おうかなと思ってたけど、古いタイコもなくて」
アベ「今持っているので十分ですからね。今以上のものは今の時点でないですから。
そんなにときめかなかったです。オールドギターのコレクターじゃないし」
−−−あっという間にロス滞在も終わって?
アベ「バタバタしているウチに終わったという感じでしたね。忙しいんですよ(笑)」
ウエノ「その日を思い出すのは、晩メシに何料理食ったか、なんです」
クハラ「テレビのチャンネル、70チャンネルぐらいあるんだけど。どれもつまらない」
チバ「ホテルの部屋は良かったね。デカくて」
クハラ「こんな所に1人で泊まったら寂しいじゃんっていうぐらい。でも、怒濤のごとく
過ぎた9日間だった」
チバ「覚えてないよな、マジで。すごい早かったもん」
ウエノ「ロスから帰ってきてからが怒濤だったから半分忘れてますね。何しろロスに
行く前々日に福岡にいて、ロスから帰ってきた次の次の日にはライブやってましたから、
気がついたら今ですよ」
クハラ「凝縮した生活。ロンドンの時は前準備とかいろいろしてたのに、今回は
明日ロスだって。かっこいいな(笑)。前は持ち物のリストやお土産のリスト作ってたのに。
忙しくてそれどころじゃない」
−−−夏のイベントはかなりスケジュール的にきつかったみたいですけど?
アベ「週に2回、青森に行きましたよ(笑)」
チバ「しかも青森行った時、泊まってないもん。ライブやって、その日の夜移動するから」
クハラ「週5回ライブやってましたね。三つ山があって。帰ってきてすぐ始まって一山と
東北回って一山と、札幌や東北で一山」
チバ「それだけやってたって考えると、ずいダルいような気がする」
107UV-4:01/11/15 01:55
−−−印象に残ってる所というと?
ウエノ「星空ぐらいですか(笑)。仙台〜秋田はすごい所でしたね」
クハラ「山道でした。名物はきっと星だろうっていうぐらい(笑)。あと、コレクターズ
と一緒に4か所回ったんですけど、面白かったですね。とんでもない人たちですよ(笑)。
テンション高いですから」
ウエノ「あと、スライダースと回ったり。札幌とか、終わって他のバンドを見てたん
ですけど、寒いんですよ(笑)」
クハラ「ウチらが出た夕方はまだ暖かかったんですけど、夜はいきなり寒くて」
チバ「でも、これで第2次遠征は終わりました。明日(8月29日)リキッドルームやって、
あさってから関西遠征です。それでイベントは終わりですね」
ウエノ「それで東・名・阪、回って」
クハラ「また都内でいろんなイベントに出るんです、9〜10月と。結構それもありますね。
11月は学園祭」
−−−まだ怒濤のライブは続くわけですね?
ウエノ「10月シングル、11月アルバムで、それのキャンペーンもまた怒濤」
クハラ「そして、怒濤の取材、年末には怒濤のツアー。立ち止まれないですね。
俺が牽引車となって、みんなの尻を叩いて」
チバ「俺、話を聞いて鱈、マジで疲れてきたよ(笑)」
108名無しのエリー:01/11/15 02:19
アプ職人さん、お疲れ。微妙に誤字が多いのが、まさに疲れが
見えるかんじで(笑)
109七誌:01/11/15 07:02
>93
やっぱヤベぇかな。
この文字数はヤバいか・・・。
110名無しのエリー :01/11/15 14:35
ロッキンfの1998.9が家にあるな。
できたら今日の夜ぐらいにアプするよ。
EXPOSURE vol.12 Oct. 1998(Londonの日本人向けフリーマガジン)
インタビュー/98.5.22

イギリスは3回目のミッシェルガンエレファント。ロンドン、マンチェスター、ブラ
イトンでの4ケ所でのライブと6日間のレコーディングというのが今回のスケジュールだ。

──今回のロンドンの印象はどうですか。
アベ「印象‥‥暑い(笑)。ライブはいつもの通り。客の反応も毎回いいし」
──その場にいる地元の人までのせてしまうというのは、それはステージでのテンシ
ョンの高さが伝わるからだと。そういうテンションって、どこでやろうと変わらない
ものなのですか。
チバ「そうですね」
アベ「音が鳴っちゃうと自然に。コントロール出来ない。行ったら行っちゃったきり」
──楽屋もないライブハウスですが。
ウエノ「日本でもやってますから。ライブはどこでやっても関係ないですよ。変わら
ないです」
クハラ「お多福さんにはお世話になりました。2階使っていいよ、って。thanks to
お多福」
──こちらでのリリースの予定などは。
チバ「7インチシングル『Vibe On』をリリースしたところです。VINYL JAPANから。
Bristolというバンドと、片面づつのカップリングで」
──この勢いでこっちに住んで活動というのは?
チバ「ないですね。日本の方が落ち着くし。夜中まで飲み屋やってるし(笑)」
──例えばオアシスが、イギリスでナンバーワンになって次はアメリカだという風に、
他の国を目指すというようなことは。
アベ「そういうとこ見てないですからね」
チバ「イギリス進出なんて考えてないです。去年知り合ったやつとかに又会いたいと
かイギリス人にも見せてやりたいっていうのがあるから来るけど、都内でライブやる
のと一緒ですよ」
──世界的な名声が欲しいとかいうとかは、特にないってことですか。
チバ「まあ、つかみますけどね、すぐに。背中見えてますよ。余裕で」
クハラ「もうつかんだ気でいるからね」
──心強いですね。では、周りによって自分たちも変わるということはほとんどないと。
チバ「ライブは変わらないですね」
クハラ「私生活がちょっと巻き舌になるくらいで(笑)」
チバ「MCでハローって言うくらいですかね」
アベ「ハローだよ。挨拶してるからね。日本ではかかってこい、とか言ってるのに
(笑)。次はワンマンをやりたいですね。こっちって絶対前座がいるでしょ」
チバ「こっちのライブは格付けがあるみたいでいやだね。広告だってトリのバンドか
ら順番に大きさが違うでしょ」
ウエノ「聴く方の好みなんだからみんな一緒でいいのに」
クハラ「やっぱ階級社会が根付いているのかな」
チバ「マンチェスターはオアシスぼけだったね。対バンとか完全に」
アベ「入って来たときから立ち振るまいとかで分かるくらい」
──今回のレコーディングはどういう予定で?
チバ「同じリアム・ワトソンというエンジニアーで、PATH WAY STUDIOというとこで」
──昨日は一日ブライトンでオフだったそうですが。
アベ「日光浴してました。あと海水浴」
チバ「それも夜中に」
──‥‥寒くなかったですか。
ウエノ「通り越してましたね。痛かったです」
──それは酔った勢いでとか。
チバ「そうそう」
アベ「いや、泳ぐために(笑)」
ウエノ「あんなに寒い思いをしたのは生まれて初めてです」
──(笑)。今回はオフの日が割とあるということですが予定は?
ウエノ「レコードフェアに行きます。明日カムデンであるそうなので」
チバ「レコードはいつもかなり買うので、持って帰るのが大変」
──海外にいると日本食が恋しくなったりします?
アベ「俺はどっちかというとこっちのほうが好きなんですよ。サンドイッチとか。最
高ですよ」
ウエノ「基本的に何食ってもうまいですよ。そんなにいい生活してないですからね」
──住んでも困らないですね。
アベ「言葉がね。あと、酒の自動販売機がないのがね(笑)」
ウエノ「それある。11時過ぎたら売ってくれないとか」
チバ「居酒屋ないのが困りますね」
ウエノ「パブが閉まるとホテルの部屋で飲むしかないですからね」
──一緒にいること多いんですか。
チバ「うん、仲いいですね。大体行くところも一緒だし」
アベ「(チバさんをさして)レコードのスペシャリストがここにいるから、どこに行
けばいいとか知ってるし」
──結成されてどのくらいですか?
チバ「始めてからちょうどこの5月で10年。このメンバーになって5年くらいです」
──もめごととかないんですか?
クハラ「俺の弁当食いやがって、とかそのくらいですかね(笑)」
ウエノ「胡椒かけ過ぎた、とか、灰汁はとれよ、とか(笑)」
アベ「乾杯に気合い入りすぎたり」
チバ「それで居酒屋出入り禁止になったり」
──ステージの上で発しているテンションというかオーラが、4人とも似ている色を
持っているなと感じたのですが、それは徐々に築きあげてきたのか、それとも元々同
じ空気を持っている人同志が集まったのか、どっちなんだろう、と考えていたのですが。
ウエノ「どっちもあるかもしれないですね」
チバ「まあ最初よりは、どんどんしっくりきているかな」
──コンスタントにリリースされてますけど、曲作りもコンスタントに?
チバ「普通に練習スタジオに入って、セッションで曲をつくって、たまったらレコー
ドを出すと」
ウエノ「いいものが出来たら出すし。それだけです」
アベ「まあ言えることは俺らすごいし自分たちの作るものは全部いい。そうでない人
たちは、金出してライブとかに来てもらっちゃだめでしょ。納得できるものをつくら
ないと自分が嫌じゃないですか」
ウエノ「リリースのあとのインタビューではいつも最高です、って言ってますよ」
──レコーディングはギター、ベース、ドラムを一発録りとのことですが。
ウエノ「そういうやり方しか出来ないし。いいと思ってやっていることで」
チバ「例えばドラムだけ聴いても‥‥」
クハラ「いい演奏なのか分からんないし、今曲のどこなのか、とか。バンドですからね」
──ではレコーディングは割と集中してやる感じですか。
ウエノ「結構早いんじゃないですか」
──アルバムもライブ感がありますよね。
アベ「せえの、でやりますからね。レコーディングしながら跳んでたりするし。自然
にアクション決めたり(笑)。でもライブとは別ですよ。レコーディングはすぐに客
観的に聴けるし。そこに重ねたり。そういう楽しみはある」
チバ「レコーディングの時とかはテンポも全部違ったりしますよ」
ウエノ「細かいところは毎回違ったりしますよ。録っているときの気分とかもあるし」
──アルバムに入っているシングル曲もバージョン違いますよね。
アベ「聴いててそっちの方が楽しいですよね。つくっているほうも、1曲だけ前に録
ったのがぽこんと入っていたらおかしいし」
──アルバム通しての統一感みたいなものにこだわっているのですか。
アベ「どうやったら一番かっこいいか、というのは考えてますよ。曲順とか。ライブ
でもそれは考えてます」
──バンド内での役割分担みたいなのってあるんですか。
クハラ「練習中、じゃあ休憩、って言うのは(笑)チバですね」
ウエノ「長く練習すればいいってもんでもないしね」
アベ「俺ら人が1時間でやることを15分位でやっちゃうし、ずっといいものを作って
いく自信もあるし」
クハラ「それを聴きたいやつが多いか少ないか」
──もし聴きたい人が少なくなって音楽以外のバイトとかしなければいけない状況に
なったりしたら?
アベ「それでも限られた時間でやれることをやりますよ」
──バイトの苦労は?
ウエノ「それは全員」
チバ「嫌いだけどね。バイトは」
アベ「でもしなければいけなくなったらするけどね」
チバ「でもねえ、30越えるとね。年令制限あるから。見つけるの大変かも」
ウエノ「まあ年ごまかせばいいことですけどね。22です(笑)。青春18切符でのって
ます」
クハラ「スカイメートで買いに行きました(笑)」
ウエノ「俺も公称30って言ってますけど、もしかしたら40かもしれないし。まあ年は
気の持ちようですから」
──次のロンドンの予定は?
チバ「来年位に」
ウエノ「まあそのとき来たければ」
クハラ「来たいですね。見たいという人がいれば」
チバ「機会があれば場所を問わず行きたいです」
──ロンドンに住んでいる日本人にメッセージがありますか。
アベ「特にないですね」
チバ「英語うまくなんなよ」
クハラ「見失わないように。たまにそういう人を見かけますから」
チバ「日本人としての誇りを持てということですね」
アベ「そうですね」
ウエノ「メッセージは特にないけど、まあ俺もがんばるからお前もがんばれよ、と」
クハラ「やるときはやれよ、と」


レアものはこれにてネタ切れ、後は他の方たのんます。
117七誌:01/11/16 00:18
すごいレアだ! ありがとう! 読めてよかった! お疲れ様でした!
118名無しのエリー:01/11/16 00:25
なんかのアルバムできあがったあとの、音人のインタビューで
すばらしく秀逸なのがあった。
「わかってます!!僕はたたきます!!!」
とかいう感じのキュウの発言があるやつ。
荒れ何だったっけな……
119UV担当:01/11/16 00:43
鱈って…( ;´Д`)
画像をテキストデータに変換出来るソフト持ってた…
チョットはラクになりそうだよ。
っていうか明日からダイヤルアップに戻るからアプは一週間後かなと。
120B-PASS '96 8月号より:01/11/16 01:08
読者のページ内、悩み相談のコーナー『聞いて下さい私の不幸を』より


今月のお悩み→「どうしたらヤセられるの?」長崎県 みき
〜ハガキ省略。この人は慎重163センチで体重62キロあるらしい〜

●…というお悩みなんですけど。
チバ「まぁそうゆうのはね、好きな人は好きなんだろうし。
俺ら全員、62キロないっすよ」
●うわぁっ、細いですねっ!!
ライターI氏「…見りゃわかんじゃん…」
ウエノ「でも私、脱いだらスゴイんです(笑)」
チバ「食わなきゃ痩せるよな?」
クハラ「油抜きでしょ、やっぱり。油抜いて1ヵ月で20キロやせた人を
知ってるんですよ。すっごいデブだったんですよ、写真見るとね」
●えーっ。20キロっていったら相当ですよ!?お米でいうとねぇ、袋4つ分?
ウエノ「いや、3キロのブタ肉のカタマリ持ったらビックリするよ、すっごいから」
クハラ「でもそれパカパカっと食えちゃうんだよな(笑)、それでまた肉になる(笑)」
●(笑)肉とか、最高どれ位食べたことあります?
クハラ「量っていうより、ずーーっと食ってたことあるよ、一日中」
マネージャー氏「鳥に例えると…」
ウエノ「いや、牛に例えると『モウやめてくれ』っていう。…牛だけにね(笑)」
一同「ぎゃははははは」
ウエノ「やっぱ、腹からチューブで脂肪を出す!チュルチュルって。
それで失敗すると乳首がなくなっちゃう(笑)」
クハラ「(笑)奈美悦子ばりに(笑)」
●まぁこのコーナーは他にもヘヴィーな悩みがいっぱい来るんですけどもね。
ウエノ「でも、これもヘヴィ級ですよね?(笑)」
クハラ「重いだけにね(笑)」
一同「ぎゃははははは」
アベ「でも、顔が内田有紀だったら考えますよね(笑)」
ウエノ「デブ専っていうのもあるしな」
クハラ「そしたらこういう人はモテモテで『デブやめらんねーぜ!!』って思うかもな!(笑)
発想の転換だよな!」
チバ「次のツアーで俺ら全員100キロくらいあったらおもしろいよな(笑)」
●(笑)でも声はとてもよく出るようになっている(笑)。
クハラ「♪せかーいーの〜お〜わ〜り〜が〜…まるーい声(笑)」
●(笑)たくさんのアドバイス、ありがとーございましたっ!
121120:01/11/16 01:09
けっこう昔のがあったんでアプしました。
みんな好き勝手言ってんなー(笑)
122111-116:01/11/16 01:20
ちょっと補足。
お多福はロンドンのカムデンにある日本食レストラン。
近くにレコーディング会社があるので有名ミュージシャンも常連。
板前さんも奥さんも広島出身。2000年3月をもって閉店したそうです。

>117
ありがとね。入力した甲斐があったよ。
友だちがインタビューのカメラマンをしたという事で
ロンドンに行った時に雑誌をもらったんだす。
「どんな人たちだった? おっかなかった?」
「いや、ふつう‥‥」
ふつうって、、もっと突っ込んで聞けばよかった・・・
123名無しのエリー:01/11/16 01:24
おつかれさまです。

数日中に、新聞関係アップ予定っす。
バウンスもクハラ、ウエノ編が残ってるけどね……。
もはや、どうしてこんなに自分が一生懸命なのかが、
思い出せなくなってきたぞ(笑)。
124七誌:01/11/16 06:57
何となく担当が決まってきてるのかしら。
したら漏れは引き続き音人アプします。
抜けてるトコあるかもしんないけど。
それからロキソブルスもアプしたいんだけど、4からしかない。
それでもいいのかしら。1〜3ある人いない?
125名無しのエリー:01/11/16 10:01
>124
もしかしたらあるかも。
今日かえって自宅探してみるよーーー
126七誌:01/11/16 10:34
>125
よろしくさんきゅう。
127nanasi:01/11/16 18:21
>124 なんとなく自然に担当分かれてるね現在。俺はロケシャとジャミラ2担当か。
初期の会報は全く持ってないんで宜しく。上げてくれた人みんなサンキュー。
今後とも宜しく。
 学祭もおわって何をしてのかっていうと、地方に行ってプロモーションなんてことをして
みたり、プレジデンツと対バンしてみたり、そんなこんなで毎日が過ぎてゆくので、とうとう
歯医者に通う決意をした。もうずいぶんと昔から歯が痛かったんだけど、とうとう耐え切れ
なくなったので電話して予約なんてものを入れてみた。大体、なまけ者で、ロクデナシで、
陰口を叩く嫌味な奴で、酒好きで、気の小さなチンピラなので、歯医者に行くなんてことは、
俺にとっては大変なイベントなのである。イベントといえばフジロックとどっちが大変かっ
ていったら、俺にとっては歯医者に行く方がきっと大変だ。理由は簡単。楽しくなくて、
痛いだけだからじゃんよ。あの超音波のような金属音。犬笛のような金切り摩擦音。そして、
とどめは、あの神経を逆撫でする、有線のムーディーなフュージョン! あれが諸悪の根源だ!
もっと楽しくなるようなもんをかけろよ、歯医者! ロックとは言わねぇ。でも、なんかあん
だろ、他に! あの手のもんを聞くと歯医者を思い出してブルーになるのは俺だけじゃないはず
だ。心を落ち着かせるためにかけてるんだろうけど、人々はもうすでにパブロフの犬だ。あたり
さわりのないフュージョンを聞くだけで歯が痛む奴がいるはずだ。しもかかっている曲の中に
「あ、これはリー・リトナーだ」「松岡直也だ」などと誰だかわかってしまう俺もなんかむな
しい。でも歯医者の待ち合い室でレイジを聞くのはなんか嫌だ。レゲェがいいか? でも「アーイ・
ショット・ザ・シェーリーフ」って歯医者で言われるのもなんだか嫌だ。サーフロックはどうだ?
サーフィンUSAなんかだったら楽しげだ。けど途中でミザルーとか、かかったら、不安で心はいっ
ぱいだ。処刑台にむかうような気分だ。映画音楽はどうだ? ティファニーで朝食をなんていいぞ、
きっと。けど途中で2001年宇宙の旅なんてかかったら余計緊張感が高まるぞ。やっぱ歯医者は松岡
直也だ。落ち着くわ。歯医者来てる気がするわ。
 あいかわらずツアー中だ。毎日、何でか知らんが、アザだらけだ。アタマの線は切れたまんまだ。
広島にいるんだ。そうだ、ここは広島。極道ばかりだ。みんな高倉健だ。じゃけん。じゃけん。
そういえば俺のことをチンピラ、チンピラとか言う奴がいるが、理由がわからない。どうでもいい
です。そんなことはどうでもいいんです。何故、ここで俺が、400字詰めの原稿用紙に向かっている
のかが問題なんです。あまりにもヒマなので、お嬢さん、あなたと、一緒になって泣くわけにはいか
ないんです。あの時、声をかけてくれた老婆は、今頃どうしているんでしょうか。骨になったか、
皮になったか。笑っているんでしょう。笑っているに違いない。ペットボトルとアルミ缶の山の中に
住んでいた俺の友達、Kは石油の海で歯が溶けてしまったんです。肉が食えないんだよね、と薄ら笑い
を浮かべて、口の左端をヒクつかせながらぼやくんです。もう俺も30なんだよね、あの頃は楽しかった
よね、俺も若かったよね、髪なんか緑色にしてさ、お前こけが生えてんぞとか言われてさ、見たことも
ない親父にふともも刺されてさ、あん時痛かったんだよね、スケーターボコボコにしてさ、悔しかった
んだよね、悔しかっただけなんだよね。Kは途中から泣き始めて、俺に延々と話しかけるんです。あの頃
はよかったよね、あの頃はよかった。俺は結局、Kにこう言うしかないんです。お前は大丈夫だよ。お前
はもうすぐ、煙になって、空気になるんだぜ。そうしたら、お前の行きたかった、スペインでもイタリア
でも、金払わずに行けるんだぜ。くいちぎられたりなんかもしないんだぜ。お前はもうすぐ、もうすぐ、
もうすぐだよ。そうだよね、そうだよね、もうすぐだよね、もうすぐだよね。Kはそう言って目をつむって
うなずきました。
 ツアー中です。どこに行っても寒い。冬なんだろうね。鍵はどこ行った? メロンを食ったり、食われ
たり。ヒマワリは泣く。
130naansi:01/11/16 18:29
ロケシャ15回目は本スレに上がった1997BestRecordsなんで省略。
っつーか持ってきた方がいいかな?
131名無しのエリー:01/11/16 23:06
「ロッキンブルースあるかも」と言っていたのだが、未だ確認できず……
だがしかし。
GYOEN PLESSを発見。
じゅんじこちらからウプしーーす。
引き続きロッキンブルースは捜査中って事で。
132名無しのエリー:01/11/16 23:35
  
133御苑プレス復活0号:01/11/16 23:51
前代未聞、大胆不敵なバンドが登場 その名もザ・ミッシェル・ガン・エレファント
95年の音楽シーンをリードする ヤツらから目を離すな。

「僕たち下北沢のキラワレ者ですから(笑)」……と、なんとも大胆不敵な発言をするバンドが現れた。
バンド名はミッシェル・ガン・エレファント。まず彼らのプロフィールを簡単に紹介しよう。
「あるもの(?)を手にいれようとして」ヴォーカルのチバ、ベースのウエノ、
ドラムのクハラが出会ったのが4年前。以来ライブ活動を続けていたが、94年1月、
ギターの脱退により、約3ヶ月の活動休止。昨年6月ギターのアベが加入、現在の編成になった。
すでにライブハウスではワンマンを行うほどの人気の秘密は、何といっても4人の個性が混ざり合った
彼らの音楽にあるといえる。
その音は《直球なのに目の前ですとんと落ちる》不思議な投球のように、受け手を翻弄する。

「ドクターフィールグッドってパプ・ロックのバンドがあるんですけど、それが根底にあって。
後はザ・フーですね。最近もうその二つかな。例えば、フーが影響を受けたものとか、
フーに影響されて出てきたバンドとか、ドクターフィールグッドが引きずってきたもの、
そういったものを僕らも引きずっていきたい」(チバ)
ヴォーカルにしろ演奏にしろ、まだまだ粗削りだが、そのきめの粗さこそが彼らの魅力でもある。
またそれぞれのキャラクターを他己紹介してもらったのだが、これが超ユニーク。
「マメで親切。でも、マメはマメでもピーンの方」とは一体……のクハラ。
「ウチでは一番の常識派。釣り好きで料理も上手」なウエノ、
「いつも黒しか着てない。黒の上着を千持つ男」アベ、
「アクだらけの変人。何かわかんない人」チバ……
と、言いたい放題。紙面の都合でやりとりをご紹介できないくらい面白いので、
後は是非ライブのMCで体験していただきたい。
。とにかく、あれこれ言葉を並べるよりも、一度ライブへ足を運んでみてほしい。
きっと《急成長していく者》特有の匂いを感度とれるはずだ。
インタヴュアー:市川哲史  チバのみ

 いやあ、久々に愛想の無い(もしくはクール、もしくは喋りが苦手な)ミュージシャンに
逢ったなあ――ミッシェル・ガン・エレファントのヴォーカル、チバユウスケである。
ここ数年(話の内容が濃い薄いに拘らず)饒舌なミュージシャンが当り前の日本のシーン
だっただけに、それだけで充分「新鮮」だ。私のような邦楽雑誌編集長がこんな事を
書くと、まさに盗人たけだけしいが、昔はこんな無愛想なミュージシャンばっかりだった
のだ。沢山喋って貰う方が仕事は演り易いのだが、この懐かしさも「ロック的」で凄くいい。
 ミッシェルが何故、今輝いてるのか――その理由はここにある。デビュー半年で市民権を
順調に獲得しつつあるが、今回のシングル“キャンディ・ハウス”もシンプルでクールだ。
ロックに対する熱い愛情に勿論充分満ち満ちてはいるが、どことなく「クール」で、
それが立派な個性として成立している。そう、この「どことなく」というとこが大切なのだ。
デビュー直後は彼の「メディア不信」ぶりばかりが話題になってはいたが、評論や解説や
取材を必要としない点がまた、「どことなく」の恰好良さをより加速させてて面白いとも
思うのである。でも私は取材する(笑)―――ロックの基本を思い出す為に。

●メジャー生活にその後変化はありましたか。
「やっぱり人に多く逢うって事ですよね」
●人に逢うのって得意……じゃないわなあ、きっと。
「大っ嫌いですね。知らない人と喋るの好きじゃないんですよ。
 だから友達もあんま居ないし」
●そんなに開き直らなくてもいいでしょうが。
「いやいやいや(笑)」
●警戒心の成せる業なんですかね。
「警戒っていうか……警戒かなあ。でも最近は結構喋れてるんじゃないかと
 思うんですけど」
●ライヴでお客さんをよく見てる方ですか。
「見てると思ってたんですけど、実はあんまり見てないんだなって事に
 最近気づいたんですよ」
●アマチュア時代が長いけども、その頃から実はほとんど見てなかったのかしら。
「んー……前よりも関係無いような気がしてきちゃいましたね、いろんな事が」
●いろんな事、って?
「んー……雑誌にしても『こう書かれたらむかつくなあ』とか思ってたですけど、
 今はもうどうでもよくなっちゃいましたね」
●でも自分達が人にどう映るか、と考えた事はあるでしょ?
 当然、自分が恰好良いと思ってる姿を観てる人間にも観られたいだろうし。
「結局そういう事を演ってるわけだから、そう思われて当然だっていう風にしか
 思ってないですから、今は。それを違う風に思う奴は、ついてこれない奴だ
 としか思ってないんで」
●かなりバンドに対する確信はあるわけだ。
「うん、それはありますね。どんどん強くはなってますね」
●確信が深まった根拠は何ですかね。
「無いス。もう人それぞれ受け取り方は絶対違うから、どう取られようがいいんですけど」
●という事は、他のバンドの事とかも全然気になんない的な。
 例えば他のバンドのインタヴューとか読みませんか。
「ちょっと前までは、自分達が載ってる雑誌を読むついてに他のも見たりしたんですけど、
 なんかもうウザいんで見てないです」
●どういうのがウザいんですか。
「……主張の仕方が気持ち悪い奴」
●「気持ち悪い主張の仕方」ってどんな。
「……つーか雑誌の話になっちゃうんですけど、文体が嫌いなんですよ(笑)。
 活字って変に情念を持ってるじゃないですか」
●ああ、例えば書き手の「好きだ好きだ好きだ」的な過剰な想い入れが
 ウザったいとか?
「逆に俺らがそういう風に書かれると、『あ、こいつイイ奴だなあ』とか
 思うんですけど(笑)」
136七誌:01/11/17 22:12
↑音人Aね。
●(苦笑)自分が詞を書く時、当然文字というか言葉を使うわけだけども、
 そうすっとかなり意識して使ってるんですかね。
「うん……あんまり難しい漢字は使わないとか。字になった時に、漢字だと
 妙に嫌な雰囲気になったりする事もあるし。そういうのは少し考えますけど」
●「自分の意図とは違う方向で捉えられたくないから」的な気の遣い方なのかしら。
「それはなくて……もう本当に……観た人レコード聴いた人が思ったように
 とって貰えれば、それはそれで全然構わないです」
●聴いてたのはやはり洋楽ですか。
「そうですね。最初はルースターズだったんですけどね――リアルタイムじゃない
 ですけど、最初に聞いたのは15歳の時で、『ルースターズ・ア・ゴー・ゴー』
 でした。でも俺、最近インタヴューでいろんな事訊かれるんですけど、記憶が
 凄い曖昧になってて、観てもないライヴを観たんじゃないかと思い込んでたりとか」
●自分の中で記憶が出来上がってる(笑)。
「そう、出来てるんですよ」
●ルースターズのどこに魅かれましたかね。
「ロックンロールな感じというか……インパクトありましたよね。その後ダムド聴いて
 パンクに走って、ダムドとジャムが一番好きでしたね……でも高校ん時にそんなに
 パンクを聴いてたのかというと、そんな金も無いしあんま聴いてなかったような
 気もするんですけど」
●(笑)本当に曖昧な記憶だなあ。
「でもジャムは本当に好きだったんですよ。なんかわかんないけど恰好イイって……
 何でもそうじゃないですか。そうじゃないかもしれないけど、そうなんですよ。
●……その頃バンドはもう始めてましたか。
「自分のバンドは本当に、今思えばゴミのようなバンドでしたけど。引っ越す時に
 テープ出てきて、聴いて……びっくりしちゃいましたね(笑)」
●そういう自分の初期衝動を思い出して、懐かしかったりしませんか。
「いや、しませんね。自分の音楽に納得出来るようになったのはやっぱり最近ですけど、
 それは今までに蓄積してきた、聴いてきた音楽ですね。その量ですねやっぱり。
 そっから生まれてくるものっていうか」
●ジャム以降もいろいろ聴いて。
「俺、ザ・スミス好きなんですよ。モリッシーになりたかったんですけど」
●そりゃまた意外な。モリッシーのどの部分に魅かれたんですかね。
「くねくねしたとこじゃないスかねえ。あとノイバウテンのブリクサとか、
 ああいう傾向の人が好きだったんですよ」
●創造もつきませんなあ。「屈指のカリスマ」に魅かれてた時代があったとは。
「自分で試した事は無いですけどね」
●好きなのに何故試さなかったのよ。
「出来ないんですよ(笑)」
●でもそうした嗜好性が今、自分の中に生きてたりしますか。
「あ、そうかなあ……昔と較べてある程度の技術……今でも下手ですけど、
 まあ下手でも構わないですけど、どんなものを恰好イイと思うかっていう
 価値観というか……それですよ、それがウチのバンドの一番恰好良いところですね。
 このバンド自体長いから価値観は各々変わってるとは思いますけど」
●その価値観の変化を分析してください。
「目指すものがあんまり無いんで。出てきたものが目指すものだから……最初は
 パンクバンドみたいな事演ってたんですけど、フーやドクター・フィールグッドや
 キンクスとかも『本当にいいなあ』『これ凄え』と思い始めたのはやっぱり、
 20歳越えてからですね。その辺のズレが出てきて変わってきたとは思いますけど。
 未だにスモール・フェイセズとか、恰好イイなあと思います。未だにというか、
 何回聴いてもいいなあという風に」
●でもだからといって、自分達がそのまま演ってもしょうがないとか思いますかね。
「いや、『コレこのまま演っちまおう』と思いますよ。『もう、なってやろう』とか」
●(笑)お、野望あるじゃない。
「でも、その日によって違ったりするんですけど」
●(苦笑)。
「だから『ドクター・フィールグッドが居るから、今俺らが演ってる音楽があるんだ』
 と絶対思ってるし」
●先達が居る事の大切さを意識してるんだ、堂々と。
「そういうのが初期衝動みたいな感じだから、それが続いてる方がいいと思うし」
●初期衝動はやっぱり大雪にしたい、と。
「大切にしたいってほどのもんじゃないですけど」
●おいおい、言ってる事が逆だろう(笑)。でも例えば10年後20年後に、自分達が
 若いバントからそう思われたい的な感じってありますか。
「思われたいとは思わないけど、思うんじゃないですかね。思ってもいいんじゃないかなあ
 とは思うんですけど」
●(笑)今回の新作作ってみて、より自信を深めてるからかしら。充実度増した的な。
「うん、増してると思いますけどね。今回『さっさと終わろう』と思って作ったんですけど、
 そういう感じなんですよ。それがたぶん一番イイ感じだと思うんですよ」
●あのさ――取材とか撮影とかラジオとか地方プロモーションとか、こなせてますか。
「もう、全然余裕ですよ」
●本当かい(笑)。ちなみに今回の新曲はどう説明してるんですか。
「説明してるはずなんですけど……今回は『最新型のパブロックだ』と言おうかなと
 思ってるんですけど」
●でも本当は説明なんかしたくないでしょ。
「言ってもわかって貰えないし、そういう風に思わない奴も居ると思うし。そういう時って
 がっかりするじゃないですか、その人達が。だから」
●でも「最新型のパブロック」と言おうとしてるのは、矛盾しませんかね。
「言ってみたいんですよ、なんとなく(笑)。でもまあ、ライヴもそうだけど自分が
 愉しけりゃいいやって感じですかね」
●無理するのは嫌だ、と。
「でも今日、凄く正直ですけどね(笑)」
140名無し:01/11/18 05:26
みなさま、テキストアップお疲れ様です。
でもね1つお願いがあるんですよ。
(1)とか(2)とかね、機種依存文字使わないで〜。
マカーもいるんだよ〜〜ん。(;´Д`)ウワーン
 【全国12カ所でライブ公演 ミッシェル・ガン・エレファント】

 デビューシングル「世界の終わり」がヒット中のロックバンド「ミッシェル・ガ
ン・エレファント」、3〜5月に東京、名古屋、大阪、福岡など全国12カ所でライ
ブを行う。

 チバ ユウスケ(ボーカル)、クハラ カズユキ(ドラムス)ら4人で1991年
に結成。インディーズで人気を集めてチャンスをつかんだ。3月1日に出たデビュ
ーアルバムでは、「くさってるから刺されても痛くない……」と歌う「キング」な
ど、世の中を斜めに見ているような歌詞が目立つ。

 すべての詞を書いたチバは「今自分がここにいるという現実感がないし、何でも
うそっぽいと思えてしまう。ずっとふわふわしていたい」。攻撃的なパフォーマン
スと大音量がライブの特徴だそうだ。
【[ぴっくあっぷ]ミッシェル・ガン・エレファント 鋭さと疾走感備えた魅力】

★カルト・グラス・スターズ(コロムビア)
 「高校生の時にパンクを聴いて影響を受けた」というチバ・ユウスケ(ボーカル)
が大学生だった5年前に結成したロック・バンド。現在はギターのアベ・フトシ、ベ
ースのウエノ・コウジ、ドラムスのクハラ・カズユキから成り、鋭さと疾走感を備
えた魅力で頭角を現してきた。

 下北沢を拠点にしたライブ活動でファン層を広げ、このアルバムがメジャー・デ
ビュー作。結成以来の作品の中から13曲を収録し、「どこかホコリっぽく、アナログ
を感じさせる音になったと思う」と言う。

 自らの音楽性を「猫の叫び声」と表現する。「時には悲しく、また時には聴く側が
うれしくなるような感情のこもった歌」の世界を目指している。
【<スポットライト>来月札幌でライブ】

 ミッシェル・ガン・エレファントがデビューアルバム「カルト・グラス・スター
ズ」(コロムビア)を出した。

 キャンペーンで来札したドラムのクハラカズユキ(北見出身)は「雪は久しぶり」
とはしゃぐ。

 メンバー4人は大学からのバンド仲間。卒業後、デビューまでは東京・下北沢の
ライブハウスを拠点としていた。

 イギリスのロックンロールのリズムをベースに荒っぽいギターが鳴る。ボーカルの
チバユウスケは「実は細かく気を配って作ったんです」。4月16日札幌・ペニー
レーン24でライブを行う。
今月のお題・重労働時代

A>ハードワーク……ハードだと思ったこと、ないからねぇ。
―一番働いてた時期ってのは?
A>いつだろ? ……あ、パン屋かな?
K>パン屋、いくつぐらいの時?
A>19、20歳ぐらいかな。生活パターンを逆にしてやってたんだよ。夜から朝5時まで起きっぱなし
で、それからバイト行って昼まで仕事して、帰って寝て……。
―大変そうだなあ。なんでパン屋なの?
A>面白そうだったから。パンを焼く時の温度調整とかさ。アンパンのあんこ詰めたり、デニッシュ
の生地折り込んだり……。
K>♪あっさいっちばん早いのは(笑)。
C>俺が一番キツかったのはねえ、真冬の工事現場の警備。ドカジャン着てさ(笑)。夜中んなると
車来ないから、寒くなって眠くなって……あの赤いポールの上に座るとケツ痛ぇから、ちょっと
ズラして座ってた。で、"ここで寝たら死ぬ! 寝るな!"って(笑)。
―(笑)そのほかは何やったの?
C>ゲーセンが一番長かったね。もう5年ぐらいやってたかもしんない。ゲーム新しいのがきたら
運んだり、基盤替えたりとか。あとはずーっとゲームやってるか、マンガ読んでっか、寝てるか。
U>そんでもチバ、そのゲーセンのジャンパー着てんの。ダッサいやつ(笑)。両替のとこにブスー
っと座ってんですよ、金髪のヤツが。"あ、チバだ"って見てたら……だ〜れもチバには両替頼ま
ないの。怖いんだろうねぇ。
C>そんなことないよ! そん時、金髪でも雇ってもらえるところって、あんまなかったから、
雇ってくれるって聞いた瞬間に"絶対ここでバイトだ!"って。で、入ってみたら金髪と長髪
だらけなんだよ(笑)。
K>昔は"長髪不可"とかあったけど、今は市民権得てんじゃない? 金髪もさ。
U>だいたいゲーセンとビデオ屋と現場はバンドマン多いけどね。俺とキュウが一緒に働いてた
ケーキ屋さんは、すごいのがバイトしてた。ヒッピー崩れのヤツはいるわ、いつーまでも
非公認会計士はいるわ……。
K>自称タレントもいたしね! あとは売れない役者でしょ、売れないバンドマンでしょ(笑)。
アクの強いのばっかでさぁ。
―ウエノくんは掛け持ちしてたんだよね。
U>そう、小料理屋と。朝ケーキ屋のバイトして、夜は小料理屋さんに行って……それが週3回
なんですよ。クリスマスん時はほんとケーキ屋さんは大変で、昼間ケーキ作って配達して、夜
は小料理屋に行って、そのまま夜中にまたケーキ焼きに行くんですよ。で、その工場で寝て、
また昼間ぐらいにケーキ屋に行って……。
―すげえなあ(笑)。キュウちゃんも北海道からの通いの時代は大変だったんでは?
K>あれはね、"飛行機欠航しなきゃいいなぁ"ぐらいの心配だけ。体力的には"ラグビーの試合
でケガしなきゃいいな"とか。
―え? ラグビーもやってたの?
K>そう。金曜日の仕事終わりに、最終便で東京来て、土曜に練習とかライブ演って、日曜の
朝イチで北見に戻るんですよ。そしたら市役所のラグビー部のヤツが待ってて、拉致されて
試合に連れてかれる(笑)。だから、今でもちょっとやそっとは平気!
―(笑)アベくんはその後は?
A>ん、適当に……Gパン屋は長かったね。
K>じゃあ自分で裾上げとかできんの?
A>できるよ。俺、ミシンやるもん。幅詰めたりとかさ、簡単なのだけど。
C>だから手に職なんだよなー。俺、なんもねぇんだ、そういうの!
K>そうだよね、ミシン踏めたらさ、とりあえずジーンズメイトで即戦力じゃん! 俺なんか皿しか
洗えねえんだぜ。
―まぁみんな、デビュー直前まではなんらかのバイトをやってたってことか。
U>うん。だって『cult〜』(1st)録りにロンドン行ったじゃん? そのあとも帰ってきてからやって
たもん。バイトなしだと、ちょっとツラかったから。
C>速攻で辞めたよ、俺。
A>俺も速攻。
C>給料出る、その次の日に終わった(笑)。

DIG THIS CD!
THE SPACESHITS 『WINTER DANCE PARTY』
the STOOL PIGEONS 『Gerry Cross The Mersey』
ブラック・グレープ 『ストゥーピッド、ストゥーピッド、ストゥーピッド』

ストゥール・ピジョンズは女の子ボーカルで、メロディがすごいポップ。スペースシッツはもう
ロックンロール! ゴリゴリの、前め前めで、すごくカッコいいよ。最初っから最後までガーッ!
と勢いがあるアルバム。ブラック・グレープはハッピー・マンデイズをもっとデジタル化して
ソウルフルにした感じで、いい。ビデオも面白いしね。[推薦/アベフトシ]
147名無し:01/11/20 13:33
ここの基準があまりよくわかってないのですが(初心者)。
バードメンでた頃の月刊カドカワ(かなりページ多い)ありますけど。
自分が持ってる中では珍しい…かな?てゆう。
ウプしようか?あんまめずらしくない?
148名無しのエリー:01/11/20 14:51
>147
月刊カドカワ、ぜひ読みたいんで、よろしくお願いします。
とりあえず、何でもアップが基準かな……。
あ、大前提があるんだよ。必ずsageてね。よろしく。
149名無し:01/11/20 16:00
>148&皆さん
うわ!ごめん!申し訳ないです。
これでちゃんと下がってるよね?上がってないし。
じゃぁがんばってアップしまっす!
ミッシェル・ガン・エレファント 若者の疎外感 ビートに乗せ
来月9日広島公演 地元出身のアベ、ウエノ 「力強い演奏に」

2月にデビューしたばかりのロックバンド「ミッシェル・ガン・エレファント」
が4月9日、広島市南区のネオポリスホールでライブを開く。男性4人のメンバ
ーのうち、広島市出身のギターのアベ・フトシ(29)とベースのウエノ・コウ
ジ(28)が、このほど中国新聞を訪れ、「パワフルなステージを地元でもはじ
けさせたい」と抱負などを語った。
1991年に結成。東京の下北沢や渋谷を中心にライブ活動を続けてきた。この間、
2枚のアルバム(インディー盤)を発売。10〜20代の女性を中心に盛り上がる
ライブが、レコード会社の目に留まった。シングル「世界の終わり」でメジャー
デビュー。3月1日にアルバム「カルト・グラス・スターズ」をリリースした。
スペルでは、「thee michelle gun elephant」とつづる不思議なバンド名の由
来は、メンバーも「分からない」という。「いつの間にか使うようになって、音
の響きがいいからそのまま続いている」とウエノ。
サウンドは60年代のブリティッシュ・ロックの影響を色濃く感じさせる。作詞を
担当するチバ・ユウスケのボーカルは、憂うつさをたたえながら、若者のいだく
疎外感をメロディーに乗せる。アベは「メジャーを意識してやってきたわけじゃ
ない。自分たちのイメージするカッコ良さをどう表現するかが基本」と話す。
29日の横浜市を皮切りに、全国12カ所でツアーを展開する。広島ライブは午後
7時から。入場料3000円。
キャプション)「独自のサウンドには自信がある」と話すウエノとアベ
<札幌キャンペーン>
疾走感あふれるロック ミッシェル・ガン・エレファント

ミッシェル・ガン・エレファントの身上は疾走感あふれるギターサウンドの
ロックンロール。ボーカルのチバユウスケは「今まで夢中になった日本の
バンドはない」と完全な洋楽志向。ミニアルバム「キャンディ・ハウス」
にはモンキーズのカバーも。ドラムのクハラカズユキは北見市出身。
小泉中で生徒会長を務めた。「札幌の野外イベントで友達がたくさん来た」
とうれしそう。
今月のお題・ツアー・ツアー・ツアー!!

C>ちっちゃい都市は客が若いね。あとは真ん中が抜けてるっつうかさ――前の方に10代の子が
ガーッといて、後ろのほうに地元の年とった音楽好きみたいな人がいるとか、そんな感じ。
U>最近は地方行くと男が前にいるからね、面白いですよ。Oiパンクみたいなヤツが……。
K>"大分にまた来てくれェーッ!"って(笑)。まあウチらはライブをやってること自体、楽しい
ですから。あと土地土地の名産ね。
A>べつに"これだあ!"ってのもないけどね。味覚オンチだから何食ってもうまいよ、やっぱ。
―気を遣ってることってないの?(笑)
K>もちろん健康管理(笑)。最低限、自分がライブを楽しめる状況にしとかないとね。
U>おお、さすがリーダー(笑)。
A>明日ライブなのにさ、昼間の1時まで飲んでましたってのはキツいじゃない?
K>でも酒はうまいんだよね。
C>つうか、酒は麻薬だよ!
K>酒とステージは麻薬だから(笑)。
A>飲んでる時は"全然大丈夫だよ!"ってやってんだけと、いざ明くる日、目ぇ覚めて"飲まなきゃ
よかった"……そうならないように気をつけてるくらい。あとは、ツアーの時は部屋が違う
くらいかな。
K>そう、"部屋が違う!"――このネタは、また今度!(笑)
―なんじゃそりゃ。ホテル住まいは?
A>それも慣れたね。俺は好き。
K>俺も好き。乾燥するとか問題もあるけど。ホテルはやりっぱなしでいいじゃん?
C>やりっぱなしでサヨナラだ、バイバイ。
―それはピーズの歌な。
C>(笑)自分の居心地のいい空間を、個人個人でまず作っちゃうんだよね。
K>それは機材車の中でもそうで……ハタ目から見ると、えらく仲悪いバンドに見えるの。みんな
無口で、自分の居住空間を作ってるから(笑)。コウジくんにいったては、いないものと考えても
いいぐらい(笑)。
U>俺の寝っぷりはね(笑)。
A>ただ、部屋のカーテン開けたら、隣のビルの壁が目の前……ってのはツラいよね。
C>俺は微妙に古いホテルのほうがいいな、新築の金ピカよりも。便所とかも落ち着く。
U>チョロチョロの気合い入ってないシャワーとか、痛いぐらいの勢いでしか出ないのとかは困る
けどね。かがまないとシャワーに入れないような狭いところもあるしさ。
―(笑)昔のツアーと変わった点は?
K>個人部屋になったことと、移動の車が2台になったことかな。
U>最初は3人部屋でしたからね。
―あ、リズム隊とマネージャー組と。
A>で、俺とチバ。
U>うるさいチームと、うるさくないチーム(笑)。キュウと一緒の部屋だとね、こいつ朝早いし
……うーるさいんだよ!
A>とにかくバッグの中からモノを出すのにゴチャゴチャやってんだよ(笑)。それで時々
"ウワッ!"とか言ってるしさあ。
K>性分が落ち着きないから(笑)。たぶん個人部屋になって、他のメンバー3人がホッとしたん
じゃない?
―じゃあツアーで、このへんを改善できたらなっつうのはありますか。
U>行く地方地方の人に観てほしいっすね。
K>そう! あつかましいヤツがいるんでねえ……。ありがたい話ではあるんですけど、ちっちゃい
とこで演るのに、地元のヤツが観れないってのは、ちょっとねえ……。
―でも今回のライブって1本ずつの時間も長いんじゃない?
A>曲数は多いんじゃないかな?
K>時間はそれにともなって、ちょい長くなってるぐらい。
―リハを聴いてて安心しましたよ。
K>小さくまとめすぎでしょ?(笑)
―いや、荒くれてるなと(笑)。
A>荒くれもんだからね、みんな(笑)。
C>すげぇていねいにやってんのにな?
U>でもまあ、元気は元気だよ。
K>ウチら、元気は元気だと思うよ、なんだかんだ言って。昼間はへぼ〜っとしてるけど、ライブに
なればチャラになるしね。

DIG THIS CD! THE REMO FOUR 『Smile!』
THEM 『the story of THEM featurring van morrison』
スペンサー・デイヴィス・グループ『ベスト・オブ・スペンサー・デイヴィス・グループ〜
フィーチャリング・スティーヴ・ウィンウッド』

レモ・フォーは60年代のビート・バンドで、ちょっとマンフレット・マンみたいな感じ。あとは
スペンサー・デイヴィスとゼムのベストです。特にゼムは絶対買ったほうがいいよ! 全部知って
るんだけど、音が全然違うんだもん! 2枚組で50曲くらい入ってるし。最近はこんなのばっかり
聴いてるんですよ。まあ原点回帰ですね。[推薦/チバユウスケ]
今月のお題・休日の過ごし方

K>このクソ忙しいのに休日の話ィ!?
U>まあ洗濯ですよね。洗濯しないと、次にまたツアーに出る時、替えがないですからね。
A>帰ってすぐやんないと乾かないからね。
―あ、それはツアーから一旦東京に戻ってる間を休日と言ってるわけね。
C>俺はレコード屋をチェックしとかないと。
U>どういう動きがあるか?
C>そうそうそう。でも最近は地方で買って、それを家で聴くので精一杯(笑)。
―やっぱりレコード屋回りしてるんだ?
C>してますねえ。レコード・マップ、買っちゃったんすよ。それが敗因でしたね。
U>西は買ったよねえ。俺とチバとノノやん(マネージャー)で段ボールひと箱買ったからね。
K>西は買ったよね、俺も。……無形のもんですけどね(笑)。
U>思い出を買ってるんですよ、ウチのリーダーは!(笑)。
K>西シリーズは、ざっと12〜13万は使ったね。日に3万って時がありましたからね。
―(笑)休日にメンバーで会うことは?
K>ないですね、あんまり。
U>だいたいどこにいるか、わかるけどね。"チバ、絶対いるだろうな"と思ってレコード屋
のぞくと、絶対いるしね。こないだも会ったよね、新宿で(笑)。
C>そうだね(笑)。
A>俺は何やってるかなあ? まあレコード買いに行ったり、ブラブラしてますよ。あ、
ビデオ観るかな? 映画観ますね。
C>あ、俺、テープ作るよ。会場時の客入れのやつ。飽きちゃうからね、自分たちで。でも
全部つなげてるから……だいたい1時間半は余裕を持ってDATに落とさなきゃいけないん
だけど、1時間8分とかでミスったりして"ああ〜っ……"って(笑)。
K>気をつけないとね。
C>はい(笑)。
―遊びに遠くに行くようなことは?
C>……ツアーで遠く出てるからな(笑)。
A>あれだけ日本中回りゃあ、もういいでしょう(笑)。
U>たぶんね、俺らぐらい今年入って名産とか食ってる人も珍しいよ?
K>日本一ぜいたくだと思ってるから。
A>今年入ってから家にいたの、少ないんだよね。ホテル暮らしよ? 俺ら。
K>デーブ・スペクターだから。
(全員爆笑)
K>でも大したことしてないんですよ。だんだん頭腐ってくるんじゃないかと思う瞬間があり
ますよ。
―休日はバンドのこと忘れてるの?
K>いや、それはないですね。
C>"アベくん、今何してるかなぁ"とか"ちゃんと食べてるかなぁ"とか(笑)。
U>"飲みに誘ってみようかなぁ"とか。
K>"チバ、何買ったかなぁ"とか。
A>俺も思ってるよ、みんなのこと。"もう寝たかなぁ"とか(笑)。
(全員爆笑)
―やめなさい。ツアー後のオフは何を?
K>帰省(笑)。
C>また帰省するの!?(笑)。
U>オマエは帰省、好きだなあ。
C>ツアーで行ったばっかりじゃねえかよ。
K>でも帰省!(笑)。
A>でも何すんだろうなあ? 今考えると、結局何もしないんだよね。
K>"休みがあるから飲むか"ぐらい?
A>だから金ばっかり使ってんだよ。ヒマだと出かけて、CDとか買うじゃない? 1週間休みで
まるまるいきゃあ、1週間分買うじゃない?(笑)。
U>だから次から休みポンともらえる時に、なんかバイトしようかと思って。
(全員爆笑)
U>もう1回初心に戻って(笑)。
K>今、アルバイト情報誌の短期のところ見てるから(笑)。あ、インタビューのテープ起こし
とか、自分でしてんの?
U>ああ、俺やりますよ!
―い、いらんいらん。

DIG THIS CD!  BUDGET GIRLS 『ON A TIGHI BUDGET』
NIKKI AND THE CORVETTES 『NIKKI AND THE CORVETTES』
DOCTOR EXPLOSION 『EL LOCO MUNDO DELOS JOVENES』

ニッキー&コルヴェッツはカッコいいよ! チープなガレージ・バンドで、女の子のわりには
演奏うまいけど、裏面見たらごっつブサイクが! バジェット・ガールズはロンドン行った時、
会いました。もろトー・ラグ・サウンド。そのパーティーでライヴやってたのがスペインの
ガレージ・バンド、ドクター・エクスプロージョン。これは男っていうオチです(笑)。
[推薦/ウエノコウジ]
今月のお題・ゴルゴ31の恐怖

C>最初はね、もっとシュールなもんだったんだよ。"ホテルの部屋に帰ってきて、なんかあったら
笑うよな"っつう話から始まって――。
U>米子ですよ、その病気がはやりだしたのは。某マネージャーN氏の部屋に何かいたずらしようぜっ
て、コンビニでシメジを買ってきて……。
K>それで帰ってきたら"なんでシメジがあんの?"みたいな感じになるじゃない? そういうクスッと
した感じがほしくてやったわけよ。で、カギを借りて。ドアのところに1本あって、枕元に1本あって、
トイレ行ったら歯ブラシ、石鹸、シメジ……すごい謎じゃん?
A>ベッドの中にもひとパックあるし(笑)。
U>"これは国内最終の沖縄までに鍋グッズ揃えよう"って。それで次に広島で、俺とチバでキュウの
部屋に豆腐仕込んだのね。
K>帰ったら、部屋の前に白いモノが盛られてるんだよ。食してみたら、豆腐でさ。
U>それで電灯の下にもちょっとと、あとは洗面所に水ためて、豆腐が一丁、ちゃんと水ん中に沈ん
でるという(笑)。
K>でも、そのぐらいまではよかったのよ。
U>福岡の変! そこではキュウの部屋のカギをフロントでもらって――。
C>もう開けた瞬間に全員、冷蔵庫からビールとか取り出して"お疲れーっ!"。
A>それでカバンの中のいろんなもん出して、ムースとか壁にシューッ!(笑)
U>10人ぐらいいて"ちょっと狭えなあ、ベッド立てかけよう!"(笑)。とどめにキュウの部屋からいろ
んなとこ遠距離電話して"今おかしいんだよー!"って(笑)。
K>遅れてホテルに帰ったら、ビールとかタバコとかクシャ〜ってあるでしょ、ベッド立ってるし。
"やられたーっ!"って。
U>キュウはなんにもしてないのに、翌朝チェック・アウトで追加料金6千円ぐらい払ってんの。
K>コンセプトが変わってるわけよ。鍋じゃないのよ、もう。そっから先は修羅場! 今度は
みんなカギをフロントに預けなくなって。照明の人なんか、俺らがドアを開けたら上から水が
ピシャと落ちるように罠しかけたりさ(笑)。
A>ウエノの部屋もあったんだよな。
K>高松だっけ? コウジくんのカバンから、服とかそ〜っと出して、奥のほうに米2kgをダーン
と(笑)。
A>地味〜にTVを移動して、朝飲もうとしてたらしい缶コーヒーを開けてさ(笑)。
K>で、手紙に"第3倉庫で待ってる。ゴルゴ31"って書いて。
U>しかもベッド、縦に立ってた(笑)。
K>翌日、移動してる時に"なんかカバン重いんだよなぁ"って。次のホテルに着いたらウエノ
くんの部屋から"ア゛ーッ!!"って悲鳴が(全員爆笑)。
U>でもお百姓さんが苦労して作った米だからさ、東京まで持って帰ったよ、2kg。
K>そしたら盛岡だっけ? みんなカギ持ってりゃ大丈夫って思ってたんだけど――。
A>そん時オートロックじゃないって気がついてたのは俺とチバだけ。だから全部屋開くのよ。
知らない人の部屋まで開けちゃって、オッサン寝てんのよ(笑)。それでまずウエノの部屋に
行って――。
U>俺が世の中で一番嫌いなマヨネーズで枕元に"LOVE"って書いてあんの!
A>そんでこいつが飲もうと思ってたポカリスエットに砂糖10本ほど入れて(笑)。
K>帰ったらえれえお香臭いのよ。見たら灰皿に違う種類のお香が3つ焚かれてて。他にも
香ばしい匂いが……浴槽に森ビルひとビル文ぐらいの会議ができるコーヒー!
A>ちゃんと茶菓子も置いといたよ。
K>チョコレートが置いてあんの。ベッドには「ゴルゴ13」の単行本が乗ってて。
U>で、「13」にペケしてあって「31」になってんの。そんで廊下に――。
A>ホテルの10階の廊下にチャリンコ!
K>あれは加藤さん(ザ・コレクターズ)盛岡に来てんのかと思ったね(笑)。
A>それで1回仕込むのに毎回5千円ぐらい使ってんだもん。でも、まだロンドン残ってっから
なあ……(笑)。


DIG THIS CD!  奥田民生『股旅』 レニー・クラヴィッツ『レット・ラヴ・ルール』
60FT DOOLS 『the big3』

レニーは歌詞が見たかったんでCD買ったんですが、この人、ドラマーとしてもすごいですね。
びっくりしました。奥田民生はツアー先でカラオケ・アイテム用に買ったんですけど(笑)、
助手席でずっと聴いてましたね。60FT DOOLSはチバが聴いてたんで俺も聴いてみたんだけど、
この2曲目は今回のツアーのテーマ・ソングよ! [推薦/クハラカズユキ]
161nanasi:01/11/20 23:35
ジャミラ2、Vol.8だけないんだよ〜。誰か What'sInES 98/8月号No.32
持ってないか〜??? 持ってたら代わりに上げてくれ〜。
162名無しのエリー:01/11/20 23:51
>>161
偶然にもvol.8持っていたんて上げます。
マジで今WEBの勉強してんだけども、作成中の人はいないの?
163ジャミラボンバー2 vol.8の1:01/11/21 00:40
【今月のお題】
夏の思い出

A▼……夏って、なんかあったっけ?
U▼ひと夏の恋に燃えたとか?〈笑)
C▼ないねえ。
U▼湘南ボーイがひとりいるけど。
−−あ、チバくん、湘南ボーイなの?
C▼うん、実家が。でも俺も、べつに……七夕集会とか、そんなもんだよ(笑)。
K▼路線変えちゃってる(笑)。真夏の夜の暴走じやん、それ。
C▼俺、誕生日が夏だからね。でも……べつに誕生日っつっても、何もしてねえな。
U▼俺も大学1、2年は湘南に住んで、海沿いのレストランでバイトしてたよ。でも夏の想い出
なんかないね。
K▼だってティーンエイジの頃は部活に追われてるしさ。ここ1年、2年ぐらいは、やっぱ夏は
イベントかなあ。
C▼あ、そうだ。去年夏に、名古屋でイベントやったんだけど、ベロンベロンに酔っぱらってて
……なにも覚えてない。
K▼それ、"想い出"じゃねえじゃん(笑)
C▼(笑)いや、そのあとスッ転んで、目の上初っちゃって……みんな笑ってたの覚えてる。
それぐらいかなあ。
U▼それで網膜剥離ですから。もうリング立てないからね(笑)。
K▼その時のビデオ観たんだけど"ほんとにチバ、覚えてないの!?"ちゅうぐらいまともに
やってるわけよ。ただ、いかんせん顔つきが違うんだよね。笑うのは、そのあとに番組収録が
あって、血がにじんだままでさ(笑)。インタビュアーの人が"どうしたんですか?"
"いや、べつに"って。"べつに"じゃねえだろっていう(笑)。
C▼(笑)それが去年でしょ。その前の年は、いろんなとこ回ったんだよね。
K▼コレクターズとかと東北4県とかやったんだっけ?仙台終わって秋田移動とか、道中の星が
きれいだったね(笑)。その年の北海道のイベントが、すごく気持ち良かった覚えがある。
野外で、芸術の森っつうんだけど、うちらん時はすげえカンカン照りだったのに、最後のほう、
すごい寒かったって。うちらは幸運というか、野外で雨に当たったことがないんだよ。
−−夏バテはしないほう?
C▼夏カゼはひくけどね。
A▼夏バテはしないね。でも俺は、夏ダメだね。暑いから(笑)
164vol.8の2:01/11/21 00:41
K▼北海道の夏は大好きなんですけど、暑すぎるじゃん、内地って。梅雨明けて、いつの間にか
夏っていう、あの締まりのない時がヤだなあ。蒸すし、虫は出るしさあ。
U▼昔、貧乏でクーラーとか持ってない頃は、夏は寝るというより気絶してたね。扇風機も
ないから水を浴びて、ドライヤーのCOOLのとこでね。けっこう涼しい(笑)。
A▼俺も最初なくて、冷蔵庫開けてたなあ。
(全員爆笑)
A▼で、冷蔵庫の前で裸になるじゃない?で、体を水で濡らずの(笑)。そしたら冷凍室、霜が
ガーッて張ってるじゃん?あれを取るのよ、ドライバーで。そしたら涼んでるんだか、
体動かしてんだか(笑)
(全員失々笑)
−−それを思うとクーラーの導入は、夏の生活に変化をきたすよねえ。
U▼きたすよね!夏にセックスなんて、もうご法度だったからね!暑いしさあ!
K▼ビショビショになるしね(笑)。
U▼やっと"夏童貞"卒業よ(笑)。スポーツだから、夏のセックスは!
K▼ライフだから〈笑)。
A▼ふだん動かさないとこ、動かすしねえ(笑)。そういや俺、久、場もストーブなくてさ、
ガスコンロつけてたもんね。
(全員爆々笑)
A▼こっち出た当時、四畳半一間の風呂なし・トイレ共同に住んでたから。で、ガスコンロは
備え付けのやつがあったんだ。
−−(笑)それ、温ったまるの?
A▼気持ち気持ち!寒いしさあ、隙間風は入ってくるしさあ……靴下履いて、すっごい着込んで
寝てたよ。
U▼(笑)結局、総括すると、うちらの夏の想い出はないってことだね。
165vol.8の3:01/11/21 00:42
DIG THIS CD!

アルバート・コリンズ
「LOVE CAN BE FOUND ANYWHERE/TRASH TALKIN'」 Pヴァイン

シルバーブリット
「シルバーブリット」 クアトロ

BUNNYGRUNT
「jen-fi」 NoLifeRecords


アルバート・コリンズは、とにかくギターがカッコいい!このCDは2枚のアルバムが
1枚になったやつ。ブルースはそんなに詳しくないけど、好きだから聴きますよ。
シルバーブリットはスウェーデンのバンド。すごいかっこいいよ!聴いたら"おおーっ"て
感じだったもん。バニーグラントはすげえポップで、ちょっとパンキッシュ。
そんな感じですね。【推考/アベフトシ】
166名無しのエリー:01/11/21 00:48
おつかれさまでーす。
おかげで笑いながら眠れそーです。
ミッシェル・ガン・エレファント 研ぎ澄まされた 重厚なサウンド
広島など全国ツアーへ 積極姿勢で 活動に自信

ロックグループ「ミッシェル・ガン・エレファント」の活動が加速している。
1日にリリースしたセカンドアルバム「High Time」は、持ち味のブリティッ
シュ・ロックサウンドが研ぎ澄まされ、重厚な仕上がり。12月中旬から全国
20カ所を回るライブツアーに入り、1月12日には広島市南区のネオポリスホ
ールで、今春に次いで2度目のライブを開く。
ボーカルで作詞を担当するチバ ユウスケ、ギターのアベ フトシとベースの
ウエノ コウジの広島市出身の2人に、ドラムスのクハラ カズユキを加えた
4人グループ。今年2月に「世界の終わり」でデビューした。
今回、キャンペーンのためチバとアベが広島を訪れた。カウントダウン番組に
ランクインしたり、女子大から相次いで学園祭の出演依頼が来たり、「半年前
の100倍は忙しい」とチバ。「偶像が一人歩きしたり、何かを期待されるのは
イヤ。その時、自分たちがやりたいことをやるだけ」
一方で、「せっかくいいアルバム作って、いいライブやってるんだから、聴く
人が増えるのはいいことだと思う」。思わせぶりながら、2人とも自信たっぷ
りなのだ。
「High Time」には、シングルとして先行発売した「リリィ」を含め12曲を
収める。チバのハイテンションのボーカル、アベのとがったギターにも、まっ
すぐ前を見つめる意思がみなぎる。
広島ライブのチケットは10日に発売したが、即日売り切れになった。
キャプション)
「ライブでは乗せられて期待以上のことをやってしまう」と語るチバとアベ。
168nanasi:01/11/21 01:02
>ジャミラ2Vol.8上げてたくれた人サンキュー! これが噂のアベ冷蔵庫霜取り話か。
一応ハワイの鯖が違法系に強いって話なんで借りてみようかと。有料じゃないと
やっぱ管理ダメだろーな。ページ作成の方、もし手伝ってくれるなら非常に有難い。
今度捨てアド取ったらMail欄に入れとくんで。連絡請う。

>新聞関係上げてくれてる人もサンキュー! そんな古いやつ、よく持ってるね…。
すげーよ2ちゃんねら象オタのみんな。
「週刊ワイド」多様なバンドが続々登場
発信地はライブハウス  東京・下北沢からリポート

ミスチル、スピッツなど個性豊かなバンドが次々に登場する現在の音楽シーン。
“第2次バンドブーム”といわれて久しいが、その根底にはブームという言葉で
は片付けられない音楽の質的、情報的な変化があるようだ。
1980年代の第1次バンドブームを演出していたのは、若者向け雑誌や「イカ天」
と呼ばれたテレビのオーディション番組。今のバンド隆盛が当時と大きく違うの
は、マスメディア主導でなく、ライブハウスを源とした自然発生的なものである
点だろう。
今、最も旬なバンドが集まる東京・下北沢では、五軒のライブハウスが営業。出
演バンドは300から500といわれ、ジャンル、個性は多種多彩。マスメディアを
通さなくても、多くのファンが集まる。
「今の若者たちは大量の情報の中から必要なものだけ得る方法を本能的に知って
いる」と、一昨年からさまざまなイベントを下北沢で企画、数多くのバンドの
「育ての親」的存在であるミュージシャン、スマイリー原島さんは言う。
スノーボードや古着、スニーカーなど若者文化の店と音楽が密着。店などを通し
てバンド情報もミニコミ、クチコミで広がり、細分化したそれぞれのジャンルの
音楽を、若者たちは縦横無尽に取捨選択して聴く。
こうした聴き手の変化の一方で、作り手、ミュージシャンの意識の変化も大きい。
下北沢を中心に活動、今年初め日本コロムビアからデビューした「ミッシェル・
ガン・エレファント」の4人は、既に全国的な支持を得ている。2枚目アルバム
「High Time」はパンクを原点としたワイルドな作品。
ボーカルのチバユウスケは「おれたちは好きな音楽をやっているだけ。でかい場
所で演奏したいとか、CDが100万枚売れりゃいいとか正直言って思わない」と話す。
「パンクは好きだけど、そこに理念的なものは感じない。おれたちにはメッセー
ジなんかないし、『こんなかっこいい曲できちゃったから聴いてよ』ということ
かな」
また今秋、デビューアルバムをソニーレコードから発表したばかりの注目のバン
ド「チューインガム・ウィークエンド」はポップでメロディアスな音楽性。「ミ
ッシェル―」と同世代で活動してきた「下北系バンド」の一つだ。
ボーカル橋本孝志も「目指すのは、でっちあげでなく自分の体から出てくる音楽。
自分たち自身が面白いと思える存在でいたい」と語り、表現は違うが、両者に共
通するのは音楽至上主義的な姿勢だ。
原島さんは「昔に比べ、音楽作りそのものにこだわる生き方をスタイリッシュだ
と考え、選ぶようになっている」と言う。下北沢のライブハウスには、大手各レ
コード会社の担当者が青田買いのため通っているが、自分たちの色が出しにくく
なるのを嫌って、デビューを断るバンドも多い。大手とインディーズ(独立系小
規模レーベル)との価値観の逆転現象が彼らの中では起きている。
「音楽のジャンルが細分化し、それぞれ安定したマーケットを形成している中で、
ライブハウスから生まれた多様なバンドがデビューしていく方法は、かつてのブ
ームとは違って長く続くだろう。今後は、日本を飛び出して海外を目指すバンド
も増えていくのでは」と原島さんは予測している。
フライデーリポート ライブハウス発 人気バンド続々
メッカの東京・下北沢 共通する音楽至上主義 クチコミで広がる情報

169-170 と同原稿のため、割愛。
怒濤の100キーワードセレクション <チバ編>
1●Dr.Feelgood「Down By The Jelly」 全部好きですね。70年代アメリカの中で特に。
2●THE WHO「MY GENERATION」 これも全部好きだけど、特に1stと2ndがいい。
3●EDDIE AND THE HOT RODS 73年頃のアメリカのバンド。いいっすねぇ。
4●SMITH もう、青春です。
5●白人のリズム&ブルース
 初期のストーンズとかヤードバーズとかフーとか、黒人のまねをした分かり易い反響があって  
 逆にヒリヒリするというか。ミッシェルが好きなブルースは、こういうのだと思う。
6●パンク
 俺らの最初のとっかかりはやっぱりパンク。ダムド、アディックツ、バズコック、ジャム。
 この4つは本当に大好きだね。
7●ロックンロール
 ジャケットだろうとなんだろうとロックなものは好き。
 たとえ靴でもロックなコンバースもあれば、
 そうじゃないのもあると思うんです。
8●指輪
 これは(象の姿の神様がモチーフ)19のときからしてる。壊れたらすぐ修理して。
 壊れたときは、俺の身に降りかかるはずだった悪いことを、
 代わりに引き受けてくれたような気がする。してないと落ち着かないね。
9●ラッキーストライク
 吸いまくります。家にずっといると煙で真っ白になる。
 ラッキーにしたのは、ジョニー・サンダースが吸ってたから。
10●ULTRA FEEDBACK GROOVE
 Tシャツはツアーごとに作るんですけど、昔からのテーマがこれ。
 「ULTRA FEEDBACK GROOVE」ってかいてあるんです。
 意味は、まぁ「スゲーんだぞ、この野郎」です。
11●無印のノートとペン
 わら半紙みたいな紙とペンが好きで。作詞用やジャケットの絵コンテを描くのに使ってます。
12●映画「ストレート・トゥ・ヘル」
 ビデオも持ってて何度も見ました。打ち合うシーンとかがメチャクチャかっこよくて。
 モデルガン屋に行きましたよ。
怒濤の100キーワードセレクション <チバ編 続き>
13●マイケル・ナイマン
 ピーター・グリーナウェイの映画「英国式庭園殺人事件」などで
 音楽を担当してる人。
 CDだけどサントラもけっこう持ってます。
14●ヴィム・ベンダース写真集「かつて・・・」
 写真を見るのは好きなんだけど、別に写真集をたくさん持ってる
 というわけでもないんです。これはたまたま本屋で見かけて。
 この人の映画そのものみたいな色が目について手に入れました。
15●ジミ・ヘンのポスター
 シルクスクリーン製。レコーディングで行ったときロンドンで買って、
 今部屋に張ってる唯一のポスターです。
16●カキフライ ライフワークです。
17●煙 タバコとか、お香とか。あと煙突も好きです。
18●日の丸 日本代表!って意味で。
19●家でボケッとする 外に出るのがあまり好きじゃないんで。
20●ぜんそく 子どもの頃から。最近発作はないけど準備はしてます。
21●缶コーヒー 家に必ず買っておく。あまり甘くないJIVEが好き。
22●リーダーの座を降りる 遅刻が多かったからかな。今は裏番(笑)
23●カタカナ名前
 ポール・ウェラーとか、ピート・タウンジェントとか
 外人名前に憧れて。単純に。
24●バイク 最近欲しいんです。ガソリンの匂いも好きだし。
25●手相 薄いんです、線が。占い?全然信じないね。
怒濤の100キーワードセレクション <アベ編>
26●Johnny Kid & The Pirates ミック・グリーンは俺のギターの基本です。
27●Dammed
 洋楽で最初にはまったのがパンク。攻撃的なところとか、
 圧倒される勢いのある音が好きだった。
28●バンド これはミッシェルのこと。よく出会えたなぁと。
29●ブーツ
 くるぶしあたりまで靴で隠れる感じが、なんか好きなんですよ。
 もう10年以上ブーツしか履かないし、他は持ってない。
 服も下着もそうだけど、色は黒だけ。
30●シャワー
 湯船が苦手なんです。ただ、シャワーでも水圧が弱いのはダメ。
31●部屋
 自分の部屋はやっぱり落ち着く。服は黒ばかりだけど、
 部屋の壁は白でカーテンとじゅうたんはブルー。
32●スタントマン
 小学生の頃なりたかった。好きなスタントマンのチームもあったんです。
33●マカロニ・ウエスタン
 クリント・イーストウッドに憧れてね。
 映画の雰囲気もすっごい好きだったし。
 それに俺、映画音楽を最初に好きで聴いてたんです。
 だからウエスタン全集っていう3枚組のレコードとか持ってた。
34●ゲーリー・オールドマン
 いっちゃってますよね、この人。「シド&ナンシー」とか
 「ドラキュラ」とか出演してるけど、特に「蜘蛛女」と「レオン」が
 好きかな。「レオン」観て、スゲー、本物だぁ!!と思いましたよ。
 本気って感じですよね。
35●ギネス
酒と言えばビールでしょう。で、イギリス人の俺としてはギネス。
36●トマトソース
 何にでも合うでしょ。特にパスタ。パスタは毎日ってくらい食べてる。
 料理するのに時間かかんなくて簡単だし。気が短いから、俺。
 米は食べないね。俺、イギリス人だから(笑)
37●フィッシュ&チップスに砂糖
 ロンドンで初めて食ったとき、目の前にあったのを塩だと信じてかけたら
 砂糖だった。ひとりだったから誰にもキレられなくて。
 砂糖を手ではらって塩大量にかけて食いましたよ。
怒濤の100キーワードセレクション <アベ編 続き>
38●色
 俺は何かをイメージするとき必ず色なんですよ。好きな色?黄色かな。
39●睡眠 俺寝ないんですよ。3時間位で平気。なんか寝れないんです。
40●天気 曇った天気が好きです。
41●冒険家
 子どもの頃なりたかったんです。アマゾン行ったりとか、
 山に登ったりとか。そんな番組も好きで見てました。
42●時間 充実してるからなんだろうけど、時間がもう少し欲しいね。
43●夜
 夕方から夜になるときが好きで。風の感じとか匂いとか。
 ワクワクするみたいな。あと、いかがわしいことしても目立たないし。
44●ドライブ
 運転はしないけど、車の窓から見る景色が好きで。特に夜の工場群とか。
45●犬
 好きじゃなくてこれはダメなもの。子どもの頃ひどい目にあって。
 近くにいるだけでも気が気じゃない。
46●自転車 片道4時間のサイクリングをしたこともあります。
47●救急車 一度乗ったけど、いやーな気分ですよね。
48●家事
 掃除とか洗濯とか大嫌い。パスタを作ったあとで鍋洗うのもムカつく。
49●PUB
 ロンドンのパブです。なんか昼間から飲んでるヤツもいて、
 いいんですよ、感じが。陽気だし。
 オヤジに絡まれたり、ライブをやったりといろいろあるけど、
 とりあえずロンドンにいると昼間っからビール飲みたくなります。
50●喜怒哀楽
 俺は思ったことは言うし頭に来ればキレるし楽しければ笑う。
 すごく自然に喜怒哀楽をだしてますよ。
ウエノ コウジ
クハラ カズユキ
インタヴュー・文/フミ・ヤマウチ

 「リチャード・ヘルでしょ、テレヴィジョン、スーサイド、ジョニ
ー・キャッシュ……あと運転手の自分のバンド。それ全部スタッフが
テメエで持ってきたヤツで。あと、あれ! 忘れちゃいけないのが、
13thフロア・エレヴェイターズのヴォーカルだった……ロッキー・エ
リクソンか」(ウエノ)。
 「それにも飽きたんで、ドライヴ・インとかでCD買ったりとかして。
<60's なんとか Soul>とか書いてあるヤツとか。あとチープ・トリ
ックとガンズ(&ローゼズ)。風景がそうさせたのかもしれないけど、
チープ・トリックとか気持ちいいなあと思いましたね」(クハラ)。
 これ、ミッシェル・ガン・エレファントのアルバム『カサノバ・ス
ネイク』レコーディング前のアメリカ・ツアー道中、移動車のカース
テを占領していた音楽。意味はない。っていうか、『カサノバ・スネ
イク』のなんらかを予想させる要素でもなんでもない。ただ、前作
『ギヤ・ブルーズ』から『カサノバ・スネイク』に至る過程で、メン
バーがそういう音楽を耳にしていたときがある、というだけの話。
 さて、その『カサノバ・スネイク』。『ギヤ・ブルーズ』の次作と
してもう、期待以上に<ミッシェルのロックンロール>が鳴り響いて
いる。と同時に、これまで同様<いまのミッシェル>をよく伝えるア
ルバムでもある。そう、ミッシェルは、常に、そのときの自分たちの
<最高>を提示してきたバンドだ。スタジオ内での誰かメンバーから
のサジェスチョンの、いままでの違いを問うたところで……。
 「うーん、あんま感じなかったですね。たぶん、自分も含めて一緒
に転がってるから、なにか変化があったとしてもわかんないだろうし。
もしかしたらなんにも変わってないかもしれないし。ずうっと延長線
上って行ったらアレだけど、すんなりと」(クハラ)。
 やはり重要なのは、ミッシェルというバンドは、4つのパーソネル
がそれぞれですでにキョーレツさを発散させているにも関わらず、突
出したどれかひとつにおもねることなく、バンド全体でロールしてい
る、ということだ。それは曲作りにおいても同様で、きっかけは誰か
が提出したものであっても、完成形に至るには、4人全員で一点を突
破するという過程が不可欠なのだ。おそらくその一点とは、曲が呼ぶ
もの。クハラのドラムが印象的なアルバム2曲目の“コブラ”(ちな
みに“GT400”とともにシングル候補だったそう)を例に訊いてみる。
 「ああいう大本になるような<ダン・ダーン・ダーン・ダーン>っ
ていうはあって、歌に入ったときにドカドカ演る感じっていうのは、
曲がそうさせたというか、自ずとそうなったっていうか」(クハラ)。
 「やっぱドカドカいってるの演りたいって感じだったんじゃないか
な」(ウエノ)。
 「曲作りの発端というのは、最近は、徒然に弾いているギター・リ
フだったりとか、チバがコード進行持ってきたりとかだいたいどっち
か」(クハラ)。
 ところでこの『カサノバ・スネイク』、1曲1曲の完成度(つうか
カッコよさ)、曲順も含め、なにやら極まった感がある。前作『ギヤ・
ブルーズ』で感じられた<うわッ!?>という極まりとはまた別の感慨
だ。それは恐らく、曲単位でのソリッドさというかシンプルさという
か、つまりは<軸>のブレなさ具合、ということだろう。逆に、演奏
のニュアンスひとつで軸がブレかねない、そんな可能性をはらんでい
る、ということも言えようか。
 「ああ、そおれは思ったりもしましたけど。同じ曲なんだけどテイ
クが違ったらぜんぜん表情が違ったり。もう、曲自体違うんじゃねえ
か? ぐらいのがあって。まあそこで、それこそグッとくるほうをと
るんだけど」(クハラ)。
 ミシェルのカッコよさとはそこ。自分たちの<グッとくる>ポイン
トがブレないのだ。ミッシェルのレコーディングとはまさに、そのグ
ッとくるポイントを突く作業、と言い換えることもできるか。
 「たとえば同じテンポなんだけど、スネアが前ノリで入ってると
わりと軽快な感じになって、後ろ側に行くとちょっと重い感じになっ
たり。その微妙なジャストなところって一点しかないなって。曲はも
う構築されてる状態でレコーディング入って、演ってみる。で、場面
場面で、タイコだったら<ちょっと後ろに来てる、これはイカン!>
とかっていうのがあったらまた演って……そういう感じですね。そこ
できちっとしたポイントをみつける。それはやってるときはあんまり
気づかないんですけど、プレイバックしたときに<……ああ、確かに>
みたいに聴いてあらためてわかる。たとえば、ガッ! っていきたい
曲なのにBメロでスネアが後付けになってるから失速した感じになっ
て、<イカン!>って」(クハラ)。
 ミッシェルは、いま僕らが<グッとくる>バンドが多いという幸福
の中でも、ひときわ多幸感を与えてくれる。ここではレコーディング
風景に寄った話をしてきたが、ミッシェルは言わずもがななにライヴ・
バンドである。だがやはり、レコーディング・アートとしての作品を
見たときにも、その音像の的確さ(とか難しいこと言ってるけど、要
はモッツリしたカッコよさ>はやはり、群を抜いている。結局は、メ
ンバー4人がみな<ミッシェルのカッコよさ>という軸をずばり射抜
いていて、なおかつ射抜くまでの労力を厭わない、ということにほか
ならない。
 「見てるところが一緒なんじゃないですかね、うん」(ウエノ)。
 「もしかしたら、長いことやってるから自ずと見えてくるっていう
部分もあるし、この4人が集まったときにもう、ハナっから見えたっ
ていう部分もあると思うんですよね」(クハラ)。
 仲良し4人組、というのではない、濃密な時間を共に過ごしてきた
男たちならではのこの発言。ともかく、ミッシェル・ガン・エレファ
ントというバンドは、ロック進化論やらなんやらを背負うことなく、
よりいいものを僕らに提示しつつ(もちろんいまも)前進してきた希
有なバンドだ。
 「<よりいいもの>っつうより、<そのときそのとき完璧なモノ>
って感じ」(ウエノ)。
 おっと。そうそう。ミッシェルはたまらなく<いま>のバンドなの
だった。彼ら自身がそのときどきで<カッコいい>と思うものに誠実
な。だから、クハラのモヒカンやウエノのヒゲも、いまの彼らが求め
る<音>がバッチリ反映されたものなのである……とは言いすぎか。
 「でもねぇ、前までけっこう長くてオールバックとかしてたのを、
今回みんなバキッとしたのも……やっぱ闇雲にしたんじゃないんです
よね。意味つったら大げさなんですけど、なんか思うところあったん
でしょうね」(クハラ)。
180名無しのエリー:01/11/21 15:24
ずいぶん、間があいてしまったけど、
83-84、85-88 の続きで、ウエノ、クハラ編です。
今月の試聴機 チバユウスケさん ザ・ミッシェル・ガン・エレファント ヴォーカリスト
特に理由は無し! 最近よく聴くアルバム。

 聴きたい、と思ったから聴くってくらいで。そんなね、今日はこんなことがあったからコレを聴く、
なんて芝居がかったことやらないですよ。まぁ強いて言えば、家にいるのはたいてい夜だから、
夜聴くのに似合うアルバムってとこかな。
 家にいる時は、一日中何かしら聴いてますけどね。テレビやラジオは全くつけないです。聴き
ながら何やってるのかって? ん〜、特に何も。そうですね、部屋がいつも散らかってるんで、常に
片付けをやってるかな。レコードとかグシャグシャに置いてあって、何がどこにあるのかさっぱり
わからない。ほっぽらかしてあるのを探すのは、そりゃもう大変ですよ。でも、そういう時はあきら
めないで意地でも探す。手元にあるヤツじゃダメ。見つかるまで探してから聴くっていいんですよ。
「あ、あった。よかったよかった」って感激もひとしおだったり(笑)。
 後のことを考えてないってことなんだろうけど、ウチのバンドはいつもそうだから。レコーディング
もライヴも、その時で完全燃焼するっているか。今回のアルバムは、俺の中では100点かなって
思ってるんだけど、それも狙って作ったわけじゃないし。いつも通り「せーの!」の一発録りでやって、
それでこれだけのものが出来るんだったらそれでいいじゃないかって思うし。
1.『Have a mice day,mother fucker』モノ・メン  ガレージ・パンクの名グループ。もう10枚くらい
出してるベテランなんだけど、この最新作でまたグンとヤバい感じが出てきて、イイです。
2.『GREATEST HIT』ラーカーズ  初期パンク。ダッさいメロディしててね、それがいいんですよ。
切なくて燃える感じで。録音も悪くて金かかってなさそうなとこもカッコイイ。
3.『When I was born for the 7th time』コーナーショップ  最新アルバム。ロー・ファイのブレイク・
ビーツとか紹介されてるのかな? インド人が二人いて、独特のムードが、なんかイイんですよ。
4.『THE SOUL OF A NEW MACHINE』デルタ72  パンク、ガレージ以降のロックンロールでは
ピカイチ。ジョン・スペンサーの5万倍はカッコイイですよ。細かいことはヌキで、とにかくカッコイイ。
5.『Anthem』ザ・ワイルドハーツ  7インチのシングルですけど。後ろでノイズがガーッと鳴ってるの
に、メロディはグッとくる感じで、最近かなり気に入ってるロックン・ロール。
6.『 This is my drug hell』マイ・ドラッグ・ヘル  楽器がちゃんと鳴ってる感じがいいんですよ。
空気の振動まで伝わってくるようで。ワイルドなのに、温かいとこもあって。今年のベスト・ワン。
7.『THE KIDS』ザ・キッズ  1曲目が「ディス・イズ・ロックンロール」っていうタイトルですからね。
'ディス・イズ・ロックンロ〜ル'ってこれしか言わない。潔い。素晴らしい。
8.『帽子が笑う…無気味に』シド・バレット  レコーディングの最中って、滅多に他人のものは聴か
ないけど、これは別。声も録り方も優しい感じでホッとします。頭なでてもらってるみたいな。
183J-Rockマガジン97/8の1:01/11/21 18:14
インタビュアー山田純子
 ミッシェル・ガン・エレファントの音楽、そしてライブに共通して私が感じること。それは「感情の自己
コントロールを低下させる」ということだ。彼らの音楽が生み出す世界は、聴く者に「言いたいことが
あるんだけどうまく言えない」とか、「感じたことを表現したいんだけどできない」というもどかしさを与え、
同時にそこから抜け出せない快感にも陥れる。
 そんなミッシェルにつきまとう「怖い」「しゃべらない」…などというウワサを耳にしながらも、「いや、あの
音楽を作る人達がイヤな奴のワケがない!」と自分に言い聞かせ、ニューマキシシングル「culture」の
キャンペーンで大阪を訪れたチバユウスケ&アベフトシに話を聞いた。実際にどんな人達であったかは、
以下の二人の言葉で判断して欲しい。

・大阪キャンペーンも3日目だそうですが、こういうときにミッシェル・ガン・エレファントに対して怖そうな
イメージが持たれていることを実感するんじゃないですか。
チバ:しますよ、いつも言われますから。
・私も今日が初対面なんで、ちょっとビビってたんですけど。
チバ:ああ、怖いっすよ。
・怖いっすか…。そういうイメージが付いているってことを、本人達はどう受け止めているんですか。
チバ:別に全然。そっちの方がラクですけどね。何もしなくていいから。
・やっぱり初対面の相手と会うキャンペーンとかは苦手ですか。
アベ:あんまり得意なほうではないですね。
チバ:憎しみすら感じますね。
・今日のチバさんとアベさんっていうコンビは、話を聞く私にとってはラッキーなんでしょうかね。
アベ:アンラッキーです!
チバ:俺らにインタビューしても面白くないですよ。あとの2人の方がインタビューしても面白いと思います。
184J-Rock97/8の2:01/11/21 18:15
・2人はしゃべらない人達?
チバ:しゃべる!
アベ:しゃべってるんですけどねえ…、しゃべんないって言われますよね。
チバ:ベラベラしゃべりたがるヤツが多いからじゃないですか。
・なるほど(笑)。では、そんな2人にまず聞きたいのが、ミッシェルの音楽の原動力はどういうところから
来てるのかってことなんですよ。
アベ:初期衝動の延長です。
・説明できないような、心にグッときたときってやつですか。
チバ:最初にフー(イギリスのバンド、ザ・フー)を聴いたりしたときの感じです。それがそのまま続いてるって
いうか。
アベ:趣味っていうか、とにかく好きなんですよね。
チバ:例えば本を読んでも、映画を観ても衝動ってあるじゃないですか。「ああ、いいなあ」って。それが音楽
の方が、レコードの方が強かった、ただそれだけの話で。それが写真だったら写真を撮ってるだろうし、
サラリーマンやりたいって思ってたら会社に行ってるだろうし。そういうもんですよ。
・そういう気持ちが原動力?
チバ:やっぱ自分達が買いたいなとか、聴きたいなと思う物を作りたいから。それだけ。
アベ:自分達の作ったものを聴いてエキサイトできりゃ、一番いいじゃないですか。
チバ:逆に、それを作んなきゃダメでしょ。物を作ってるんだから。
・そこはやっていく上で、大切にしているところですか。
チバ:そうですね、それがないと。初期衝動って続くから。俺らはずっと続いているから。
アベ:初期衝動っていうのは続くし、毎回毎回あるんですよ。作品にしても、ライブにしてもそうだろうし。その
ときそのときで、衝動の度合いっていうのは違うんですけど。だからすべてそのときの気分なんですよね。
それでこうなりましたっていう…。だから良い意味でわがままですよね。
チバ:まあ、音楽に関してはね。
185J-Rock97/8の3:01/11/21 18:17
アベ:他のことは別に…、何ていうか興味がないことはどうでもいいですよ。だから音楽くらいはね、ちゃんと
やんないと。
・それくらいって(笑)。
アベ:他に何するんだってことになっちゃうじゃないですか。好きなモンやってるんだから、こだわってやらないと。
・今回のマキシシングル「culture」の4曲で感じた衝動は、どういうものだったんですか。
アベ:…何つったらいいんだろう。興奮するんですよね、自分達がやってる音に対して、歌に対して、メロディーに
対して。興奮するとやっぱり、こう、体が動くでしょ。だからまあ、ときには先走っちゃったりしますよね。つっこみ
気味になっちゃって。それがうまくかみ合ったら、いい物ができるとは思うんですけど。
・かみ合ったのがあの曲達?
アベ:あのテイクですかね。
・ミッシェルのOKテイクは、何を大切にしているんですか。
チバ:味。
アベ:いやあ、これは大事にしますよ。
チバ:その味を大切にするから、細かいところまで余計に気を使いますよ、逆にね。雑にやればいいかっつった
ら、そうじゃない。
・でも、曲の勢いの方が耳に飛び込んでくるから、そんなこと気にしてないように思われがちじゃないですか。
チバ:ああ、「適当にやってるわ」って? まあ、適当にやってるんですけどね(笑)。
・「適当」っていう言葉の意味が、ミッシェルの場合は違うという。
アベ:おおざっぱな中にも、こう、あるでしょう?(笑)。
・それが味ですね(笑)。でも、そうやって自分達に素直にやりたいことをやるのは、当然のことでありながら周り
と衝突したり誤解を受けたり、なかなか難しそうに思いますが。
チバ:ありますよ。
アベ:でも、別に気にしてないし。衝突はないですけどね。
・二人の話を聞いてると「音楽やってりゃ幸せ」って感じなんですけど、人間って幸せ過ぎたり満足すると止まっ
ちゃうじゃないですか。そういうことはないんですか。
アベ:プラモデルを子供のときに買ってきてさ、作るでしょ。で、でき上がるじゃないですか。で、また作りたくなる
でしょ。そういうことじゃないかなあ。
チバ:その前に爆竹でぶっ壊しちゃいますよね。
186J-Rock97/8の4:01/11/21 18:19
アベ:そうそうそう、爆竹で壊してまた別のを買って。欲張りなんですかね。
・(笑)いいことです。
アベ:とにかく好きなんです。
・次に向かう源になっているのは、そういう欲張りな部分?
アベ:次に向かう…どうだろう…難しいっすねえ…。ないもん、別に次なんて。
チバ:次はツアーだなっていうのはあるけど。
・曲がどんどん生まれてきて、「次もやるぜ」みたいな気持ちとか。
アベ:「次はこういうアルバムを作ろう!」って目的があってやるんじゃなくって、出てきたもので「あ、いいねいいね」
って集めて、「あ、こんなに曲あるじゃん。じゃあアルバムでも作ろうか」って、そういうノリですよ。
・じゃあ、最初から大きなテーマがあって、それに向かって曲を作っていくコンセプトアルバムみたいなのは、
ミッシェルにはあり得ないってことですか。
チバ:ありますよ、必ずコンセプトはありますよ。適当ですけどね(笑)。
・そのコンセプトに合う曲が自然に集まってくる?
アベ:何となく、例えば『HighTime』ってアルバムタイトルをつけたらそんなふうになるんですよ。そういうもん
なんですよ。
・今回の『WORLD STEREO LYNCH TOUR』は、4月のロンドンが皮切りだったんですけど、ロンドンでのライブ
ってやっぱり違うんですか。
アベ:いや、盛り上がったんですよ。やる側は、こっちと変わんないっすけど。
チバ:「イェー!!」「ウォー!!」。日本はもう全部分かってるじゃないですか。うちを見に来たお客だからうちのことを
知ってるし、曲も知ってるだろうから。ロンドンはそうじゃないから。
・曲を聴いて反応してくれたっていうか。
アベ:「おお、いいじゃん、こいつら」みたいな。いい感じですよ。
チバ:でも、俺らも最初はそういうもんでしたからね。
・今回のツアーの関西はIMPホールの2デイズがソールドアウトして、追加が神戸のチキンジョージになったん
ですけど、チバさんはすごくチキンジョージが好きだそうで。
チバ:好きですね。
187J-Rock97/8の5:01/11/21 18:20
・やっぱりいいですか、ライブハウスは。
チバ:うん、いいですね。チキンジョージは、俺らに似合ってるというか、合ってる気がします。
・ミッシェルはずっと、東京の下北沢の方でライヴをやってたんですよね。地方のライブっていうのはどうなんです
か。例えば関西は?
チバ:いや、面白いっすよ。だって一番最初はファンダンゴでやってて、そん時はもうまばらで対バンのお客さん
ばっかり。で、次来たら、ずいぶん増えてて。まだ、メジャーデビュー前の『WonderStyle』出して、ツアー回った
ころのことですけど。
アベ:で、デビューしてミューズ(ホール)でやって。次にクアトロでやって。
・よく覚えてますねえ。
アベ:ライブってすごく分かりやすいじゃないですか。客がいる、いないがパッと見りゃ分かるんだから。だから、
「何が変わりましたか」って聞かれると「客が増えたかな」って言う(笑)。
・ツアーって何本もライブをやるわけですけど、あのステージ上のすさまじいテンションは保てるものなんですか。
チバ:あれが俺らの普通なんですよ。
・テンションが高くなってるとかじゃなくて?
アベ:もちろん集中はしますよ。だけど意識的に「よしっ!!」じゃなくて、普通にやってるだけなんですよ。ただ、自分
らの音にエキサイトしてるだけなんですよ。カッコいいっすねえ(笑)。
チバ:普段ダラダラしてますからねえ。練習のときもダラダラ。
・やっぱり練習とかやってるんですか。
チバ:しますよ。
・それは自分達の曲を?
アベ:いや、自分達の曲はやんないです。セッションばっかり。
・「この曲やろうよ」とか?
チバ:そういうのもあるし、アベくんが適当に弾き出したらみんなで合わせてやったり。そうやって曲も作っていくし。
・練習だからってずっと「カルチャー」をやってるってわけではない(笑)。
チバ:それもねえ、やんなきゃいけないんですけどね。
・そうですか。練習が必要って思うときもあります?
チバ:メンバーのテンポ間とかさ、そういうのはやってないとどうしてもにぶる。
188J-Rock97/8の6:01/11/21 18:21
アベ:やっぱりずーっとスタジオ入ってなくって突然入ると、「コンスタントに入ってないと」って思いますね。「この
曲の、何小節目からここまでを重点的に今日はやってみよう」とかね。…そういうのはないっすよ(笑)。
・それはライブの初日も同じことですか。緊張します?
チバ:しますねぇ。
アベ:俺は、緊張はないっす。それまでにスタジオで、ちゃんと準備ができてるから。客の目の前で、あたふたして
もね。客は金払ってるんだから、ちゃんとした物見せてやんないと。
・でも、ステージでメチャクチャになって切れてしまうのはいいんですよね。
チバ:それはそれでいいよ。面白いじゃないっすか。俺、ありますよ。「あれ? この曲、なんだっけ?」って。で、
「ああ、これか。アブねえ、アブねえ」って。まあ、分かんないときは「あ゛〜」とか言ってりゃいいんですけどね。
アベ:俺だって、絶対分かってることをパッって忘れちゃう。
・そういうときはどうするんですか。
アベ:そのまま(笑)。
・例えばツアー中、そういったことを反省会するなんてことは?
チバ:ないっすね(笑)。やろうかな。
アベ:「反省会します! 一人ずつ今日のライブについて感想言って下さい」っつって。
チバ:そういうのいいね。
アベ:今度やります(笑)。
・やって下さい(笑)。今後のライブはどうなっていきそうですか。ホールとかでやりたいって思います?
二人:思わないっすよ(笑)。
マネージャーN氏:やりてぇ〜!!
・と、言われてますが(笑)。
チバ:やんねえよ。
マネージャー:独り言です。
・独り言ですか(笑)。やる気はないと?
チバ:ないっす。3年後ぐらいには小さいところにまた戻りますから。屋根裏とか、ファンダンゴとかね。…やりたいっ
すね。ファンダンゴ好きなんだよ。
189J-Rock97/8の7:01/11/21 18:22
・じゃあ、今後ライブ」としてはどうですか。もう変わらず?
チバ:分かんないっすけどね。分かんないっすよ、どうなるかなんて分かんないでしょ?
アベ:振り付けがあるわけじゃないっすからね。「ここでこうやって」っていうのがないから。
チバ:ギターとベース入れ替わってとか(笑)。
アベ:出たとこ勝負ですからねえ。
・そうですよね。でもそのおもしろさがミッシェルの場合すごく大きいんでしょうね。
チバ:うん、まあね。おもしろいっすよ。出たとこ勝負だ。だって客も出たとこ勝負じゃないですか。
・そういう客の反応って見えてます?
チバ:ううん、見えてない。っていうか、あんまり見ないっすね。それよりかアベくんとか見てる方がおもしろいっす
からね(笑)。キューとかね、コウジくんとかね。みんなバカみたいだもん。アホ面じゃない?
・でも一番いい顔でしょう?
アベ:めっちゃめっちゃもう、みんな真剣なんですわ(笑)。「絶対この表情、普段出ねえよ」っていう顔してやってる
からね、みんな。「真剣だぜー」って(笑)。
チバ:「何、お前カッコつけてんだよ」みたいな感じだもんね。たまにおかしいときありますよ。
・それでテンション上がるとか?
チバ:いや、下がりますけどね(笑)。おもしろいっすけど。
アベ:テンションが上がるとかじゃなくて、リラックスしてしまう。ハハハハ。
・ミッシェルの中での、ライブのカッコいい基準って何ですか。
アベ:カッコよさの基準っていうか、まあ楽しむってことじゃにですか。「楽しいなあ、音でかくなったよ」よかさ。
・チバさんは?
チバ:何だろうなあ、……分かんないっすね。
・自然なままにやってるだけ。
チバ:そうっすね、自然にやってるっていうか、自然じゃなくやるのってどうやるのか分かんない。
190J-Rock97/8の8:01/11/21 18:23
アベ:例えば、「ここで、こうだ!」とかいうキメを入れるとか。
チバ:ああ。前にね、モニターの前に扇風機を置いてあるバンドがいたんですよ。でね、そこの前に行くと髪の毛が
なびいて、シャツがバァ〜ってなって…。あれは笑いましたね。
・それはチバさんのカッコよさではない?
チバ:ある意味俺はカッコいいなと思ったんだけど(笑)。バカだなあと思って。
・例えばMCも決まってる人とかもいますけど、まさかミッシェルは違いますよね。
チバ:決まってないです。
アベ:何言ってるか分かんない(笑)。メンバーですら。
チバ:酔ってますからねえ。
・酔ってるんですか。
チバ:ええ、自分に(笑)。
アベ:でもMC終わったあと「カッコよかった? カッコよかった?」って聞くんですよ(笑)。
・かなり酔ってますね(笑)。
チバ:言ってないっすよ。冗談っすよ。
アベ:冗談っすよ(笑)。


97/12月号のライヴレポ+インタビューは↓
ttp://mail.j-rock.com/back_intime/97_12/97121/97121_1.html
全員インタヴュー 名前はそれぞれC・A・U・Kで表示。

ミッシェル家のひみつ

 8月に4曲入りマキシシングル“candy house”をリリースしたばかりにも拘らず、
ミッシェルは既に次のアルバムのレコーディングを終了させてしまった。
この取材は7月26日に行ったのだが、当日は福岡でのイベント帰りで、
しかも翌日からマスタリングの為LAへというおそるべき強行日程だ。
7月15日超満員汗まるけライブハウスで久し振りに死にそうになりながら(笑)
彼らのギグを観たのだが、その日もレコーディングの真っ只中だったはずだ。
そういえば8月中は全国のイベントに出演しまくってたし、実際本人達も
疲労の色は隠しきれないが、それでも放たれるポジティヴィティーこそ
「ロックバンド」の本来あるべき姿のような気がする。そうなのだ、ロックバンドとは
皆こうだったのだ。それが希少価値になってる事自体が憂うべき状況なのだが、
そんな事どうでもいいや。恰好いいぞミッシェル。
 しかし今月のインタヴューは、謎のバンド構造がよおーく見えて笑えるのだけれども。
●●夏のイベント人気者だよね。
K「一緒が多いのはスライダーズ、清志郎さんとかで」
C「あとエレカシ」
●●やはりロック系というか侠気系というか。
U「そうですね、侠気系(笑)」
●●ベテランと一緒に演るのはどんな感じですか。
C「うん、別に、愉しいですよ」
K「あんまりその……対バンの人達どうこうっていうのは無いですね」
●●でもせっかく対バン居るんだから、客根こそぎ持って帰ろう的な野望もあるだろうに。
C「ああ……あんま無いですよ」
●●ほえ。
K「そりゃ多少なりともあって、昨日もそのつもりだったんですけど、客皆耳押さえて
  聴いてましたからね(笑)」
●●やっぱ音がデカいのは売りだと思いますが。
C「売りなのか―――」
U「―――駄目なとこなのか(笑)」
●●(笑)さて既に新作をほぼ完成させ、明日からLAでTD――物凄いペースだねえ。
U「あ、もうちょっとのんびり演りたいなあとは思いますけど」
●●仕方無しと。
U「いや、いつでも全力投球ですから(笑)」
K「演ると決まりゃ全力投球ですよ、やっぱ男ですから(笑)」
U「なんたって侠気があるバンドですからね、俺らは!」
●●居直るなよ。
U「いやいやいや、そんな事ないです(笑)」
●●終始曲を作ってる方なんですか、このバンドは。
U「ええ。出来上がった曲はあんまり練習しないっスからね(笑)。
  練習時間の半分以上はセッションしてますからね」
K「だからそっから生まれる曲もあるし」
●●その際、前回の反省とか次の方針とかを踏まえたりなんかするんですかね。
K「反省はしないですけどね(笑)。次を云々というのは、個人レベルで
  あるんじゃないスか」
●●ちなみにクハラ君の個人レベルでは。
K「考えなんか無いっス。はははは……いやいや、エンジニアの人が気持ち良く
  音を出してくれたんで良かったですよ」
C「俺はもう……そうっスね、えー……考えたり考えなかったり、ですね。
  やっぱドラムやベースの上にどうやってギターが乗るかとか……
  俺ヴォーカルなんですけどね(笑)」
●●わはははは。
U「少しレコーディングというものに慣れたんで、今回は逆に何も考えないように」
A「僕は楽器持った時から考えた事無いですから(笑)。計算されて出たものって
  あんまり面白くないスからね。どっちかっていうと……苦しまぎれに出たとか……(笑)」
K「苦しまぎれ(笑)」
A「(笑)ギリギリのとこから出てる方が、何かヒヤヒヤして面白いんじゃないですか」
●●やっぱまとまんない面白さがこのバンドの魅力なんではないかと。
A「逆にそれを計算して出来たら凄いっスね」
●●でもそんな奴居ないっていう。
A「そう居ないでしょうねえ」
C「俺らぐらいですよね」
 (一同激大爆笑)
●●演ってから言えー。
 (一同激大爆笑再び)
●●さてこれでLAに飛んでマルタリングと。何故にLAなんですかね。
K「1stでロンドン行ったんで」
U「エンジェルス行ってみてえなと(笑)。でも何か技術が凄いらしいじゃないですか、
  わかんないスけど(笑)」
K「それ以前に、マスタリングという作業自体をまだ把握してない(笑)」
●●ばははははは。前回ロンドンだったのは何故。
U「まあ想い出作りですよ(笑)」
●●馬鹿野郎。ちなみに各々の海外渡航経験は。
U「アベ君はロンドンに―――」
A「3回ぐらい行ってるし。あとフランスとか。街見て歩いてるだけで面白いから」
U「僕はアジアしか行った事ないんスけど。タイとか」
K「僕は西海岸にバカンスに」
U「(笑)ああ、バブってた頃ね」
K「バブルってた頃にラスベガスに。おちゃらけ大学生だったんで、その頃バシバシ
  行ってました。『ワイハ行こう』ノリでハワイにも行ってましたけど(笑)」
●●うわー軽佻浮薄の典型だなあ君。
K「今じゃこういうザマなんスけど(笑)」
●●「こういうザマ」なのかミッシェルは。
U「チバはこの前が飛行機乗るのも2回目だったもんね。遠足熱出ましたからねえ(笑)」
C「(笑)海外旅行も初めてでしたねえ」
K「唯一」
●●しかしさ、インディーズ時代も長くて頑固一徹的イメージが強いミッシェルに、
  実は余暇は余暇で愉しんでた者が3人も居るというのは、意外だなあ。
A「はははは」
U「『余暇は余暇で』(笑)。僕はやっぱタイ専でしたね。10万円あればお大尽の
  暮らし出来ますよね」
●●バンド野郎って一途で視界も狭いもんだけど、イメージ違っちゃったなあ(笑)。
K「ちゃらちゃらしてますよ」
●●君の場合渡航先がチャラチャラしてるよ。親父の行くとこだろう、ラスベガスなんて。
K「(笑)ラスベガス行くともれなくカジノ行くじゃないですか。バカラとかポーカーは
  英語わからないんで、スロットばっかやってやっと1日分稼いで、トイレ行ったら
  壁に『ファッキン・ジャップ』と書いてあるんですよ(笑)。ビビりながらも
  ポケットに1ドルコイン詰め込んで、また演るみたいな(笑)」
U「チャラいなあ自分(笑)」
●●こういうメンバー揃いなのは知ってたの。
C「……知ってますよ」
U「この人はバンド一筋なんで(笑)」
K「オリジナルメンバーですから(笑)。ウチらは後から入ったんでもう、
  チャラっチャラです(笑)。『何リキんでんのぉ?』ぐらい(笑)」
 (一同怒涛雪崩爆笑現象)
●●くくくく。そういうメンバーを見てて「てめえらもっと命賭けろよ浮つくなよ
  この野郎」と思った事ないんですかね。
C「……何度か」
三人「わははははは」
K「でこういう場では思ってもやっぱ言えないから、後から電話くんですよ、
  『バンドの事も考えろ』つって(笑)。たまに」
U・A「はははは」
K「『チャラチャラしてる場合じゃねえぞ、じゃあな』つって(笑)」
三人「わははははは」
K「まあミッシェルのアマチュア時代なんですけど、よく喧嘩しましたねそういう事では。
  『何を考えてんだ』って言われるんですよ(笑)」
●●今日の夜は絶対電話がかかるな。
U「『チャラい事喋ってんじゃねえよ』(笑)」
K「チバ君は一生涯バンドマンですからね」
●●バンド内でよういうキャラクター視されてる事を、どう思ってんですかね。
C「いや、いいんじゃないスか。ええ、もう」
U「だからバンコクで一番ダサいTシャツ買ってきて、機嫌とるんです」
K「はははは。ハワイ行った時もそうだ。片言の英語で『イチバンダサイヤツクレ』って」
A「俺たぶんね、彼(←クハラ)は本当にチャラチャラしに行ったんだと思うんだけどね、
  俺達二人は違うと思う(笑)」
 (一同何度目かの大々々爆笑)
K「今気づきましたね―――僕チャラチャラしに行ってました」
A「はははははは」
●●ちなみにLAにはどのくらい行ってるの。
A「1週間です、はい」
●●しかもジャケ撮影とか満載の。
A「クソ暑い中で真っ黒いスーツ着てるし(笑)」
K「外人が冷たい目で見てるだけならいいスけど、銃口向けられたら(笑)。
  夜の渋谷ですら怖いのに……」
 (一同忍び笑)
K「夜の渋谷で酔っ払ってたら、チーマーにボコボコにされた時ありますからねえ。
  多勢に無勢で」
U「しかも人間ってこんなに殴られるもんかってぐらい、殴られてましたよ―――
  俺見てたんですけど」
●●わはははは!
U「(笑)音楽の話、しなくて大丈夫ですか」
K「まあそういう経験が、今のドラミングにも活きてるんですけど―――何を無理矢理(笑)」
C「おまえ、音楽の話する時はいつも静かなのに何で今日は喋るんだよ(冷笑)」
反骨パンクでブレーク ミッシェル・ガン・エレファント

 パンクロックの反骨精神を受け継ぎ、先鋭的な音と、世の中を斜めに見た歌詞で個性
を発揮している4人組、ミッシェル・ガン・エレファント。昨春デビューしてから積極
的にライブをこなし、大音量と圧倒的な存在感、勢いあふれる演奏で、各地で会場の室
温が急上昇するほどの盛り上がりを見せている。

 熱狂する観客を突き放すように、徹底してクールなのも彼らの特徴だ。リーダーのク
ハラカズユキ(ドラムス)は「無理にわかってもらおうとは思わない」。ウエノコウジ
(ベース)も「結局は『音』だから、作っているものさえよければいい」と、自分たち
のペースを崩さない。

 自信作だという新アルバム「ハイ・タイム」は、ライブの勢いをそのまま形にした作
品だ。クハラは「おのずと成長しているんでしょうね。何と言っても、おれたちはライ
ブですから」と笑った。
キャプション)
ミッシェル・ガン・エレファント。左から、チバユウスケ(ボーカル)、ウエノコウジ、
クハラカズユキ、アベフトシ(ギター)
ぶっきらぼうな硬派さ ミッシェル・ガン・エレファント(ステージ)

 1年ほど前にデビューして以来、確実に人気を高めてきている4人組、ミッシェル・ガン・
エレファントを10日、新宿のリキッド・ルームで見た。

 モッズ風のタイトなスーツでステージに立つボーカルのチバユウスケは、見るからに1960
年代ロックの愛好家といった様子で、同様に骨っぽい雰囲気を持ったバンドの演奏と一体とな
って、しゃがれた声で歌う。曲によっては彼もギターを弾き、またブルースハープを吹いてシ
ンプルな演奏に起伏を加えていく。60年代のロックを下敷きに、80年代のパンクを経由した、
よりストレートなビートで演奏する、というのが彼らのスタイルのようだ。それはイギリスの
パブロックと呼ばれたバンドと通じるもので、スピード感のあるステージ運びが印象的だ。

 最新作「ハイ・タイム」からの曲を中心に20曲で1時間半強、ほとんど休むことなく、演
奏を続けていった。骨格がはっきりした演奏で、楽器をチューニングする手間さえ惜しんで弾
きまくる。そうやって演奏をとぎらせないことで、彼らなりのグルーブ(のり)を生もうとし
ているのがわかる。R&B風の曲も揺れの少ない直線的なビートなのは、当初は違和感があった
が、それが彼らのスタイルなのであり、楽器を取り換えたりしないのも一定の音質を保つこと
で、観客を巻き込むエネルギーになっているのだった。

 身動きできないほどの客席は、若い女性ファンが大多数を占めていたが、その熱気は男性フ
ァンがけおされるほど。わずかなおしゃべりもぶっきらぼうで、硬派な印象。愛想や華のある
雰囲気はないが、そこが最近の軟派な男性シンガーが多い中にあって、新鮮でもあるのだろう。

 だが彼らはもっと広い層に愛されていい、あるいは愛されるべきなのではないか。温故知新
の新世代とも言うべき彼らの演奏を見ていると、そんな気がしてくるのだった。
 (今井智子 評論家)
キャプション)
 スピード感ある演奏を聴かせたミッシェル・ガン・エレファント
特集:ロックは受験生を救う!?
クハラカズユキさん  北海道立北見北斗高校

【苦手科目克服法】
 俺に言わせりゃ、人間やる気になれば何でも出来るはず。高校卒業の時、
 偏差値38だったけど、やれば何とかなるものであります。
 英語が苦手だったので週末はよく大久保あたりをフラフラして、いろんな
 外国人女性とお友達になり、手とり足とりで英語を学びました。あと漢字の
 書き取りが弱かったので、中国に旅立って本場の感じを学んだ時期もありました。
 あと選択科目が政治経済だったので、半年間アメリカ上院議会のロビイストを
 やったりもしました。

【参考書・問題集について】
 俺に言わせりゃ、そんなもの人に薦められてるようではダメ!!
 自分で勝手に探しなさい。

【受験勉強中の心構え】
 俺に言わせりゃ息抜きしようなんで受験生は落ちて当然。死に物狂いで学びなさい。

【音楽と受験の相関関係】
 俺に言わせりゃ受験勉強しているのに音楽なんてナンセンス。
 死に物狂いで学びなさい。

【頑張る受験生へ!】
 俺に言わせりゃ出来ないヤツは何をヤッてもダメ。一浪してどこも受からない
 ヤツは、二浪までしてもたかが知れてる大学なんて行く必要無し。


頑張れ受験生!!ラッセラー!!
199UV vol.5-1:01/11/22 00:27
he guitar heroes'96
古市コータロー×アベフトシ対談

−−−2人が通ってきたルーツは近いものがありますよね?
アベ「僕は最初にダムドとクラッシュでパンクが好きになって。そこからパブロックに
いったんですよ」
古「似てるね、俺もパンクからいって。最初の頃のパブロックはどういうやつ?」
太「僕はドクター・フィールグッドとか、イアン・デユーリーとか。東京に来てから
なんですよ、パブロックを聞いたのは。パンクを聞いたのも、クラッシュが『コン
パット・ロック』を出したあたりなんです」
古「『コンバット・ロック』はパブロックぽいよね。「ロック・ザ・カスバ」とか。
−−−もともと、パンクとかパブロックの流れに惹きつけられたのは何が大きかったんですか?
アベ「パンクを聞いた時、格好から何からかっこいいなという。パブロックは、パイレーツの
ミック・グリーンのギターを聞いたのがきっかけなんですよ。これはすごい上思って、
そこから聞き始めたんです」
−−−コータローさんはその後モッズにいくわけですけど?
古「そうです、パンクの後にモッズにいって。そこが彼との分かれ道でしたね(笑)。クラッシュ、
ダムドまでは同じで。特にダムドは最もフェイバリットだし。でも実はクラッシュは
今一つなんですよ。「ロック・ザ・カスバ」ば好きなんだけど。でも、1stがいけなかった(笑)
「ホワイト・ライオット」がだめだった。
アベ「僕は『ロンドン・コーリング』が好きなんですよ」
古「『ロンドン・コーリング』はいいよね。「ロフト・イン・ザ・スーパーマーケット」を
歌ってましたよ、僕は(笑)」
アベ「あれはコピーしようと思ったら、当時のドラムの奴がコピーできないって(笑)」
古「クラッシュはべースがカッコよかったんだよね。俺がべーシストだったら、クラッシュが
良かったかもしれない。何か音が、レスポールっぽいじゃない。あれがいだだけない(笑)。
ピストルズは明らかにレスポールの解釈が違うんだよね。クラッシュのほうがハイパー(笑)。
勝手にそう思ってるだけだけど」
200UV vol.5-2:01/11/22 00:29
アベ「ダムドは今でも聞きますね。最初に間いたのが『マシンガン・エチケット』で」
古「じゃあ、最初に聞いたのがブライアン・ジェイムズのギターじゃなくて」
アベ「ええ、キャプテン(・センシプル)のギター。ウチのボーカルは今でもダムド好きですよ」
−−−2人ともパンクを聞いてギターを弾こうと思ったんですか?
古「そうです。最初に員ったのがSGタイプで。だってブライアン・ジェイムズだから」
アベ「僕はレスポール・タイプですね。クラッシュだから(笑)」
−−−周りはジャパメタが盛り上がっていた頃じゃないですか?
古「そういう人もいたけど、派閥が違っていたね(笑)。そういうのって、僕の周りに関してだけ
言えば、家でギター弾いていタイプだったね。マイケル・シェンカーのレコードに合わせて
弾くとうまいんだけれど、一歩外に出てセッションとかすると、すごいリズム感悪くて。その点、
パンク系はリズム重視だからさ。誤解があるといけないんだけど、ああいうのを間いてギター
始めている奴はイモだと思ってたから。今はもっと幅広い意味で捉えてるけど。その頃は若いし、
パンクも聞かないでギター弾くのってバカじゃねえのってハナから思ってた(笑)。そういう
若気の至り的なつっぱってた部分はあったね」
−−−格好も重要なポイントだったり?
古「パンクからギターに入った人はそっちが重要なんだから。ストラップの長さのほうが全然
重要だったりするから」
アベ「まず見た目ですね」
古「見た目がクリアできてれぱ、ヘタでもいいんだもん、極端に言うと。向こうば逆立ったんだよ、
今は知らないけど。それはお互いの価値観の違いだから、向こうはこっちのことをバカたと
思ってたんじゃないですか。あいつらコード知らないよって」
−−−モッズの世界でも揺るぎない価値観があって、ちょっとでもはずれだら許されないと
いうのがありますよね。
  アベフトシ(thee michelle gun elephant)
  インタビュー=市川哲史
     【 自称「俺は人が好いんですよ」男 】

ここんとこ本誌が猛烈に入れこんでるミッシェル・ガン・エレファントだが、大失踪の傑作
アルバム『High Time』を未だ聴いていない奴は早く聴いてくれ。土屋昌巳さんに音を渡
したら、帰英後FAXで「素晴らしい」との感想が来た。皆、急げ急げ。さて先月号のチバ
ユウスケの「形から入って何が悪い!?」バンド観をフィーチュアしたが、今月は細身+長
身+クールに映るギタリスト、アベフトシの登場である。やたら賑やかな性格(笑)のリズ
ム隊と「バンドの顔」チバの狭間で、しかしその身長以上にミッシェルを支える殺気のギ
ター・サウンドを支える彼は、「一匹狼」的な匂いがする。バンドに参加したのも彼が一番
最近であるし、「別の個性」に興味を惹かれた私だ。しかし・・・・・・全く別の意味で、彼もま
た紛れも無い「ミッシェル・ガン・エレファント」だったのである。へえー。

●●全国プロモーション----頑張ってますかね。

「頑張ってますよ、かなり。ふふふ」

●●おいおい、目が怒ってるよ。

「え、怒ってないですよ(笑)」

●●プロモーション・トークの方は。

「うん、結構喋りますよ。ふははは!」

●●(意外笑)例えば「今回のアルバムはどんな感じですか?」と訊かれれば?

「『最高ですね』」

●●・・・・・・。

「それ以外言う事無いしねえ・・・・・・いやでも、冗談交えて愉しく可笑しくやってますけどね」

●●言えば言うほど怖いな(笑)。恩に着せるわけじゃないけども、私もこの季節になるとラ
ジオやTVや他誌で「今年のロックを振り返って」「来年の注目株」をやたら訊かれるのです
が、その都度『High Time』を堂々プッシュしてます。

「ああ・・・・・・でもそれは、その通りですよ(笑)」
202UV vol.5-3:01/11/22 00:30
古「モッズは厳しいよ〜。ネクタイの幅とか長さが決まってるからね。1ミリでもはずれだら
だめなんだから。モッズの中にいて、好きだけどそういうの嫌だったんだよ。チェルシー・ブーツ
っていう尖った靴履くんだけど、あえて俺はリーガルで攻めたんですよ、先が丸いの。ウチの
加藤君もそうだから、それでわかりあえたというのはある。彼も回顧主義じゃない部分を
アピールしたかったわけですよ」
アベ「僕はモッズの音が好きなんですよ。ファッションとかは全然興味なかったですね。
モッズの音は好きで刺激は受けてますけど。一回友達のバンドで、モッズのイベントに
出たんですけど、皮パン履いてオールバックにして出ていって(笑)。視線が冷たかったですね」
古「モッズは人が悪いから(笑)。コスプレ入ってるからね。悪い言い方をしちゃうと。でも、
そこで文化を楽しむのか、音楽をちゃんとやるかっていう違いだけどね。
僕らは音楽をやりたかったからさ。いつまでもこんな閉鎖的な空間にいてはいけないと
思ったね、正直言って」
−−−実際にギターをコピーしたのもやっぱりパンクでした?
市「パンクなんだけど、ギター雑誌とか開くと「天国への階段」の譜面が載ってたりするじゃん。
そうすると弾いてみたいっていうか。そのへんが面白いよね。ちゃんと譜面になってるのは
ツェッペリンぐらいだったりするから。キッスとかエアロもやってましたね。別に生活に不満が
あってパンクをやってるわけじゃないから」
アベ「僕もパンクしかやってなかったですね、最初から指動かないやって。いまだに引きずって
ます。他のジャンルも聞いてましたけど。あんまり深く掘り下げては聞かなかったし。耳で
聞いてコピーできないと。講面がないですから」
−−−アベさんはパブ・ロックを聞くようになってからは、ウィルコ・ジョンソンを集中的に、
みたいな感じですか?
アベ「最初、ウィルコが抜けたドクター・フィールグッドを聞いて、それから遡って聞いたんです。
ミック・グリーンみたいでかっこいいなって。カッティングとかバッキングがかっこいい
ギタリストって好きなんですよ」
古「基本ですよね。簡単に言うと、バッキング派かソロ派かっていうことだね。バッキングが
パンクの人で。ソロ派の人が自宅でライトハンド練習してるタイプで」
203UV vol.5-4:01/11/22 00:32
−−−リズム感いい人のほうが動きもかっこいいし。
古「そうそう。アクションが大事だったからね」
アベ「いかにかっこよくジャンプできるかとか。スタジオで練習しましたよ、当時は」
古「自分でストラップ作ったからね。長さ足らなくて。細くないといけないんですよ。しかも
肩当てもつけちゃいけない。食い込んで痛いけど、しょうがない(笑)」
−−−使ってたギターは、さっきのSGの後からどういうふうに変わっていくんですか?
古「ずっとSGタイプで、その後リッケンバッカー。もう、使いづらいなんてもんじゃ
ないですよ、まともなギターじゃないもん」
アベ「レコーディングでリッケン便ったんですけど、弦を張るのにどうやって張ったらいいん
だって。初めて使ったから弾きながらチューニング狂ってたから、たぶん張り方は合って
なかったと思います(笑))」
古「どっちみち、チューニング合わないギターだから(笑)。しかも、弾きにくい。世の中に
バランスっていう言葉がありますね。それが在在しないギターだから。だけど、かっこいい
からですよ。リッケンの会社の人も言ってるけど、特殊なことをする時、特殊な能力を発揮する
ギターなんですよ。太い弦を張ってジャキッと上弾きたいじゃない。鳴らないギターだから。
でも強く弾くとチューニングが狂う。それでもめげずに弾いてると、見えてくるんですよ(笑)」
−−−アベさんはさっきのレスポールの後からずっとテレキャスター・モデルですか?
アベ「だいだいそんな感じですね。やっぱりミック・グリーンが持ってたからという理由で。
あと弾きやすいですよね。ずっとカッティングしてるから、ツマミのついている位置がジャマに
ならないんですよ。見た目と弾きやすさ、ですね。今のテレキャス・そデルは同じ物を3本
持っているんです。松下公房で作ってもらった。シングル・コイルの音が好きなんです」
204UV vol.5-5:01/11/22 00:33
−−−あと、コレクターズもミッシェルもロンドン・シコーディングをしだという共通点が
ありますけど?
古「刺激あったよね。行けば行ったで、そうかここでパンクが生まれたのかと思うじゃない。
モッズもそうだし。俺なんか、行っていきなりポール・ウェラーに会っちゃってね、
マジかよって(笑)」
アベ「俺は、ジョー・ストラマーに会いましたよ」
古「本当?こんなに気軽に会えるんだったらカイリーミノーグに会えないかなと思ったんだけど、
会えなかったな。エフェクター・ボードにカイリー・ミノーグの写真貼ってあるのに(笑)。
ブレイも、やっぱりそれなりに影響が出るよね」
アベ「やっぱり生活するじやないですか、40日いるわけだから。そうすると、街を歩いても
建物を見ても刺激になりますね」
古「生活するのって大きいよね。観光じゃないから」
−−−イギリスも最近はまた面白いギター・バンド増えましたよね?
アベ「レディオ・ヘッドとか好きですね。エンジニアも同じだったんですよ。でも、今イギリスで
売れているのを聞いても、ギターのフレ―ズがどうのっていうふうには聞けないんですよ。
ゴーッと鳴ってるだけで。メロディを書く人が聞けば別なんだろうけど、ギターを聞くと面白く
ないなって感じますけど」
古「サーマンってずっと持ってて、聞いてなかったんだけど、昨日聞いたら良かったね。
オアシスは好きだけど、ブラーは嫌い(笑)。オアシスはパンクっぽいじやない。あのへんは
親近感を覚えますよね。それより今、宇宙人の解剖ビデオのことで頭がいっぱいなんですよ(笑)。
この問、テレビで見て頭から離れなくなって。だって今世紀始まって以来の衝撃映像ですよ。
ギター弾いてる場合じゃないよ(笑)」
●●・・・・・・あははは。さて今回のアルバムの特徴は何と言っても塊のような質感とスピード
感なんだけども、これは個人的に制作前から意識してたとこなのか、偶然なのかという。

「あ、両方ありますよ、曲によってやっぱり。偶然弾いちゃったのもあるし、考えたまんま思っ
たまんまに出来たのもあるし。極端ですね」

●●例えば考える方面とはどんな。

「やっぱり音楽の事とか考えますよね。考えないのは、金使うときですね(笑)。何っも考えて
ないですね(笑)」

●●バンドの在り方、見られ方、ポジション等に関してはどうですかね。

「イメージは周りが勝手に作るもんだから、凄い重要な事だけどそこまで気にして・・・・・・ない
ですね」

●●バンド全体のみならず、アベ君個人の見られ方とかはどう? ヴィジュアルも含めて。

「ああ、ヴィジュアル系ですからねウチ!(笑)」

●●(笑)まあ「ロックは形から」大命題で考えると、確かにミッシェルは立派なヴィジュアル系
ではあるけどれども。

「やっぱりモッズスーツというか細身のスーツにしても、そうですよね。後はカール・コード。
そういう見た目はやっぱり気にしますけどね」
●●確かに。あれだけ性急なステージ上でカール・コード使うのって、百害あって一利無しだ
もんなあ(笑)。

「見た目ですよね。自分がやっぱりロック聴いた時に見た目から入りましたからね、どうしても。
ギターの選び方だってもう見た目ですよ。形ですよ。色とデザイン」

●●正しい。ミッシェルに参加したのは一番遅いんだよねえ?

「そうです、2年半・・・・・・ぐらいですね」

●●ミッシェル加入前のバンドも、路線的にはパンクもしくはモッズ系だったんですか。

「うーん、モッズっぽくはないっスねえ全然。でも皆ドクター・フィールグッド好きだったから、そう
いう感じですね」

●●じゃあ、音楽性はミッシェルとは近かったと。

「大きく分ければ、まあ共通してるところはありますよね。ギター・スタイルがその頃から変わって
ないスから」

●●現在のミッシェルに出してない、自分の持ってる世界はどんな感じだろう。

「え、ミッシェルに無くて?何だろうねえ・・・・・・ミッシェルに無くて自分が持ってたもの・・・・・・身長か
なあ」

●●わはははは。オチつけるなよ。チバだと大スモール・フェイセズ及びザ・フー好きでありながら、
モリッシーとかにも凄く愛情感じてたりして。そういう意外性とかさ。

「ああ、チバと聴いてきたものは似てますからねえ・・・・・・何だろう・・・・・・何でも聴くっていうとこっス
かね。僕のギター聴くと凄く偏ってそうでしょ?でもね、本っ当何でも聴きますよ。浅く広く。本当に
好きなのは深く追求するけど」

●●「好きは好き、嫌いは嫌い」的な頑固そうなキャラクター・イメージなんだけども、結構そうでは
ないんだ。

「いや、好き嫌いは激しいです。ただ試したり聴いたりしてから判断するんで---だから最初っから
『もうこれは嫌いだから』と理由も無しにはないですね。ちゃんと嫌いな理由があるし、その理由がな
いと・・・・・・うん」
●●過去に試して全く駄目だった例はある?

「えーとねえ・・・・・・何だろうなあ・・・・・・パっと浮かばないですね。という事は、結構受け容れてんで
すね、俺(笑)」

●●さあ(笑)。出身はどこなんですか。

「広島です。で、バンド演りに東京出て来て---」

●●しかしおもいきって上京しましたなあ。

「暇だったんですよ、マジで。演る事無いし、働くのも嫌いだし(笑)。高校もまともに行かなかったのに、
大学行ってまた勉強するのも嫌だったしなあ、なんて。第一、行ける大学無かったしね」

●●徹底的にマイペースみたいね。普段見てても思ってたけど。

「ああ、それはそうかもしんない」

●●ミッシェル入るまで東京生活結構長いけども、途中でやめようと思った事はないんですか。

「ないスねえ。働きたくない人だから、嫌な事は演りたくないから(笑)、自分が興味あること好きな事しか
演りたくないからね、極端に言えば。だからウダウダと粘ってたんですよ(笑)。アルバイトもいろいろ演り
ましたけど、ゴマカしながら適当に演ってて、居づらくなったら辞めるの繰り返しで(笑)」

●●確かにマイペースだわ。ミッシェル以前はバンマスとかだったんですか、やっぱ。

「いや、俺は人を引っ張るタイプじゃないっスね。誰か居て、って方が」

●●二番手志向、ですか。

「うん、自分がリーダーシップ持って切り拓くとか、自分からメンバー集めてとか、一切しなかったっスね」
●●それは学習した結果ですか。それとも---。

「もう向かないと思ってて、幼い頃からの経験で(笑)。嫌いなんですよ俺、人の面倒見るの・・・・・・人は好い
んですけどね、自分で言うのも何だけど(笑)。人は好いんだけど、それを見破られるのが嫌なの(笑)」

●●(苦笑)良い人とは思われたくないと。

「いや、良い人なんですよ」

●●ばはははは。

「良い人と人が好いのは違うじゃないですか。お人好しな部分が・・・・・・ね、見られると嫌じゃないですか」

●●複雑怪奇な・・・・・・という事は、自分がお人好しである自覚はあるわけね。

「ありますよ。優しいっスよ?(笑)。結構、イイ奴」

●●人好さそうに見えるのはいいじゃん、別に。

「いや!何かねえ、変なんですよ俺。だからあんまりね、自分の事わかって欲しくないんスよ俺」

●●・・・・・・面妖な奴だなあ。

「だから極端言ったら、メシを人前で食うのも嫌だもん。生活感や生活してるとこを見られたくないんです」

●●「ミッシェルのアベ」と普段の「阿部」を切り離したい、って事ですかね。

「いや、全然分けてないっスね。だけど、家に帰った時の姿はやっぱり違うでしょう。『あ、こいつ家でこうい
う事してんな』と明らかに見える奴居るけど、僕としてはそれは望ましくないですね」

●●自分の事を把握してるからこそ、かしら。

「あんまり把握してないと思う。インタヴューで『アベさんって○○な人ですね』と言われて『ああ、そういう風
に見えてんのか』と思ったり。親は見破ってるでしょうけど(笑)」
●●(笑)じゃあ他人の事も気にならない?

「俺、パっと見たら他人の事観察しなくてもわかっちゃうんですよね、『あ、この人こういう人だろうな』って。
大抵当たりますね。だから俺、他人の事はどうでもいいと思ってるんですよ。『俺は他人の事は何にも言わな
いから、周りも俺の事はほっといてくれよ』って感じだから(笑)」

●●他人を信用してないのかしら。

「信用してる人も居ますよ?でも・・・・・・そんな信用出来る人って少ないでしょう」

●●うわー、この男に普段実は自分がどう見られてるかと思ったら、背筋が寒いなあ(笑)。

「うははははは」

●●でもそんな人間が、ミッシェルはバッチリだったんだ。事前情報も何も無かったのに。

「初めて逢った日に初めて音聴いて初めて一緒にギター弾いて--- その瞬間『ああ、俺が演りたかったの
はコレだなあ』『演りてぇーっ』と思いましたよ」

●●メンバーに対しては大丈夫だったの(笑)。

「いや、俺、凄くいいと思いましたよマジで。信頼出来る少ない中の人達ですよね」

●●じゃ凄いラッキーなわけだ。

「うん、凄いラッキーですよマジで(笑)。ミッシェル入ってここまで来たのは、もう本当凄いラッキーですよ」

●●あら、俺はてっきり「俺がそのうちミッシェルを牛耳ってやる」的な野心満々のクールな人かと思ってたん
だけども(笑)。

「全然無い、そういうの(笑)。俺はもう『このバンドでギター弾けてりゃいいんだ』って思うぐらいで。それぐらい
『おお!』と思いますからね、演ってて。俺一回信用したらとことん信用しますから!
納得してるからいいんです(笑)」
UVさん、分断しちゃってスマソ。
あと205は(2)です。名前変えるの忘れてた…。
フェイマス創刊号ってアプした方がええんじゃろか?
211名無しのエリー:01/11/22 01:00
>210
してして〜。
アベの言葉の洪水にポワワワワ〜ンとなってますです。
212210:01/11/22 01:16
>211
じゃ、日を改めて書きこみますね。
213犬(Lv14) ◆4q6XAuQ2 :01/11/22 18:26
こちとらギヤの頃のキューティ(なんでこんなん持ってんだ・・・鬱山車脳)
アリ。かなりしょっぱいですがアプしますか?
214名無しのエリー:01/11/22 18:59
>213
是非。読みたいっす。
215名無しのエリー:01/11/22 20:49
ロケシャの15アプお願いしまっす!
216nanasi:01/11/22 23:02
>215 前スレがまだ倉庫逝ってないんで、もうちょい待って下され。あの量を
打つのは辛いぞ〜J-rockと同じかそれ以上だぞきっと〜
「新シングルは完ぺきな出来」 ミッシェル・ガン・エレファント

 ロックグループ「ミッシェル・ガン・エレファント」のチバ ユウスケとアベ フト
シの2人が、マキシ・シングル「カルチャー」のキャンペーンで中国新聞社を訪れた。

 独自のメロディーセンスで人気上昇中の4人グループのうち、ギターのアベとベース
のウエノ コウジが広島市の出身。昨年2月にデビューして以来、マキシ・シングルとし
ては2作目になる。ボーカルで作詞を担当しているチバが「完ぺきな出来」という作品は、
真っすぐに前を向いて突っ走るようなイメージをわかせる。

 作詞はすべてチバがするが、曲作りは全員であたる。「好きか、嫌いか。格好いいか、
悪いか。極端にいえばメンバーの好み。皆の意見が一致したときにいい曲ができる。アル
バムを聴いてくれてファンになった人たちは、これを聴いてもっとファンになると思う。
それほど自信がある作品」と言い切る。

 6月7、8日に広島市で予定されているライブは即日完売したほど人気が高まっている。
29日札幌でライブ   クールなのが僕ら流

 ロックバンドのミッシェル・ガン・エレファントが、新しい4曲入りシングル「カル
チャー」(コロムビア)を出し、4人のメンバーのうちドラムス、クハラカズユキ(北
見北斗高出身)とベースのウエノコウジがキャンペーンで来札した。29日に、札幌でラ
イブを開く。
 スピード感あふれるスリリングな音が魅力のバンド。新曲もレコーディングの勢いが
伝わる。「くたばりかけてた 三日月を 他人が見てたから 手を振ってやった」(「ラ
ンドリー」より)。ボーカルのチバユウスケが書く、やり場のない気分の詞も面白い。バ
ンドの特色についてクハラは「クールにやるのが僕ら流」と説明する。
 今年のツアーは国内は札幌を含め8カ所だが、4月に英ロンドンからスタートした。ウ
エノは「ステージの上はどこでも同じだと思った。これからは欧米でも演奏したい」と話す。
「最高の音を出す」 来年1月から全国ツアー
ミッシェル・ガン・エレファント 北見など道内3都市

 ミッシェル・ガン・エレファントが3枚目のアルバム「チキン・ゾンビーズ」(コロ
ムビア)を出し、オリコン初登場5位を記録した。来年1月からの全国ツアーでは、初
公演の北見など道内3都市を回る。ベースのウエノコウジと北見出身のドラム、クハラ
カズユキがキャンペーンで札幌を訪れ「現時点で最高の音を出す」と自信を見せた。
 新アルバムでは、ギターのごりごりとした硬質な音や、ボーカルのチバユウスケの
「軽くなるだけあとはトぶだけ」「エンジンみたいに泣けよロシアンハスキー」など歌
詞の語感の鋭さが一層研ぎ澄まされた。
 昨年2月のデビュー以降ライブやイベント出演が100本を超す忙しさの中、今年6、7
月の短期間に作り上げた。
 「ライブがない日も毎日のように4人で集まってどんどん曲ができ、録音は勢い一発。
瞬間最大風速を記録できた」とクハラ。ウエノは「楽器はそのままが一番いい音が出る
と思う。余計な機材も頭も使わず、カッコいいものを目指した」と明快だ。
 結成は6年前。野性的ロックを追求し続けて来た。ライブでは曲をただ速射砲のよう
に繰り出す。「でもアンケートで『スマップと両方好きです』なんて女の子も来ている
と分かった。いろんなファンに聴いてもらえてうれしい」(ウエノ)。
 全国ツアーは合わせて52公演。道内は1月20日、函館・金森ホール、同22日と23日
が札幌ファクトリーホール、同25日、北見・オニオンスタジオ。
 古里・北見での公演についてクハラは「夏に里帰りして母校の北見北斗高の学園祭に
行ったら、グレイのコピーバンドばかりだった。頑張らないとなあ」と話していた。
2201997.11.29 中国新聞:01/11/22 23:15
急上昇ロック ミッシェル・ガン・エレファント
広島出身・ウエノら 自信あふれる新アルバム

 4人組のロックバンド、ミッシェル・ガン・エレファントが3枚目のアルバム「チキ
ン・ゾンビーズ」を発表した。最近の音楽雑誌の表紙にひんぱんに登場するなど注目を
集めている。広島出身でベースのウエノコウジが、ドラムのクハラカズユキと共に中
国新聞社を訪れ「現時点での最大瞬間風速を表現できた」と新作への自信を語った。
 ギターが粗削りだが鋭い音を刻み、高いテンションのボーカルを一層あおる。リズム
隊の演奏は分厚い。「バンド全体の勢いを大切にしている」とクハラ。どの曲もシンプ
ルだが個性的。ロックの原点に近い。「バードメン」はシングルでもヒット中だ。
 ウエノのほかギターのアベフトシも広島出身。昨年2月、デビューして全国を巡演。熱
いステージで若者の人気を集めてきた。「こなしてきたライブの数だけバンドも成長した
と思う」(ウエノ)。今年4月にはロンドン公演も果たした。
 来年は4月末までに36都市を巡り、52公演をこなす。中国地方でも広島など7公演。チ
ケットは即日売り切れた。「地元といっても変わったことはできない。いつもの熱いロッ
クです」とウエノは話す。
 バンドの目標について2人は「いいライブをしたいだけ」。サウンドに込めたメッセー
ジを尋ねると「小規模なライブハウスの方が持ち味が出せる。ノレて踊れてカッコよけれ
ば、いいんじゃないですか」。飾り気はないが、しっかりした答えが返った。
キャプション)
「売れてきたけど、自分たちのサウンドは変わらない」と話すミッシェル・ガン・エレフ
ァントのウエノコウジとクハラカズユキ
221ご苦労様です。:01/11/22 23:24
nanasiさん。

際とのページ作成お手伝いできるよー。
際と、タグで作ってるから多分人並みに作れると、思う。
ジャバも少々たしなんでます。
しかし鯖とかには詳しくない。
単純にさくさくページを作ればいいなら・・・。
そして転送すればいいなら手伝うよ!

すてきな記事を載せてくれて有り難いからね!
222名無しのブギー:01/11/22 23:46
多分朝日新聞なんだけど「知りたいブルースの世界」の最終回がミッシェル。
…ウプしたらいいのでしょうか
223名無しの新聞屋:01/11/22 23:50
>222
それ、持ってないっす。アプしてください。
よろしくお願いします。
224ご苦労様ですその2:01/11/22 23:50
つうかね、
2ちゃん初心者だから、
連絡の取り方がわかんねんです。
ここにメルアドをかくのはやばいんだろうなってことしか。

222>是非!

自分、悪い魔法使い、キューチーの方なら一回から結構ある。
ウプした方がいいよね?そのうちしますー。
225名無しの新聞屋:01/11/22 23:55
あーー、週間文春の「考えるヒット by 近田春夫」に、
GT400 が取り上げられた記憶があるんだけど、
それが、むしょうに読みたい……。
って、メディアが渋すぎて持ってないかなー誰も……。
226七誌:01/11/23 00:00
2ちゃん同士の連絡のとり方ですが、捨てアドを、フリーメールか何かでとって、
載せればいいですよ。

職人さん、マジで感謝しています。懐かしい記事に、泣きそうです。
227224:01/11/23 00:05
七誌さんありがとう!
そうか、てきとーなところからフリーメルもらってきて
メールんとこに入れればいいのですね?
sageの後でいいのかな・・・。
ここに書いた方がいいのか?

なんか未熟者で申し訳ないです。
教えて野郎ですいません。大感謝。
228七誌:01/11/23 00:13
>224
むしろ、メアドは本文に書いて、コピペしてもらった方がイタズラが減るので
いいと思いますよ。HP作成頑張ってください。よろしくお願いいたします。
知りたいブルースの世界8
前世紀末から百余年の歴史を重ねてきたブルースも、時代とともに解釈は広がっています。
最終回となる今回は、21世紀に向け、未来形のブルースを感じさせる日米のアーティストを紹介します。

ロックバンド、ミッシェル・ガン・エレファントのボーカリスト、チバ・ユウスケは新作にこんな題名をつけた。
「ギヤ・ブルーズ」
なぜ、ブルー「ズ」なのか。
「よくあるブルースってのは、何だか乾いてる。ズだとね、どろっとしているんすよ。そんな、においが漂っ
てくるアルバムがまあ、今回のテーマっていうか」
♪がなる〜、われる〜、だれる〜、声が〜
 がなる〜、われる〜、だれる〜、聞こえる〜
アルバム中の曲「G.W.D」のサビで、チバは腹の底から叫ぶように歌う。ブルースの定型でもないのに、ど
こか米国南部のどろりとした味を感じさせる。曲名もそうだ。「スモーキン・ビリー」「サタニック・ブン・ブン・
ヘッド」「ボイルド・オイル」……。ブルースの歌詞によく見られる単語がちりばめられている。
 にもかかわらず、チバは特にブルースを好んで聴くわけではないという。「マディ・ウォーターズのベストと、
あと何枚かかな。おれたち、やっぱパンクだから。それでも、ブルースを感じるっていうのは、きっと影響受
けたバンドが、ブルースの影響受けてたからじゃないかな」
ブルースはしばしば「抑圧された黒人の怒りや痛みの表現」という理解や先入観を持たれてきた。そうし
た思いは別に人種を限ったものではない。パンクムーブメントは1970年代後半の英国で、慢性的な不況に
よる若者のフラストレーションを爆発させた音楽だとされる。その音楽としてのルーツは、ブルースのカバー
に熱心だった初期のザ・ローリングストーンズやザ・フーといったビートグループだった。
 チバも「例えばスモーキン・ビリーって叫びたいわけです。『G.W.D』のサビもそう」という。叫びたい?
 なぜ、何を?
「なんていうか。何かを表現したいってんじゃなくて、とにかく出したい。だから曲作りでも、まずギターのリフ
が あって、メンバーのセッションみたいにできちゃうとか。」そんなアルバム作りには確かに、パンク、さらに
は初期のロックンロールが持っていた精神に通じるものがある。
 チバが好きなバンドに、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンという米国のバンドがいる。90年に
結成し、最近、新作「アクメ」を出した。
 彼らもまた、パンクが持っていた、ある種未完成な音の響きからスタート。「アクメ」でもヒップホップの要素を
取り入れながら、型を壊した「ブルースの爆発」を追い求め続けている。
 チバは、「白人が黒人のまねして、叫んでるのが好きなんです」と自らのルーツやジョン・スペについて語る。
 その叫びは、音楽を成り立たせる遺伝子の一つ、ではないか。ブルースにおいては、「ブルース心」と呼ばれ
たもの。90年代に生まれた日米二つのバンドを聴いていると、その遺伝子が、時代ごとに最新の音楽の型を
乗り越えながら、しぶとく生き続けていくように思える。
231名無しのブギー:01/11/23 00:31
2Chでこんなに長い書き込みしたの初めてだよ。結構大変だね!
いつも書いてくれてる人ありがと!
232七氏のえり。:01/11/23 00:38
>225
アウトブルーズのなら持ってるけど・・・。
これもウプしよか?
233七氏のえり。:01/11/23 00:48
連続スマソ
明日「考えるヒット」のアウトブルーズ編ウプします。
音人もうちょい待って。
234名無しのエリー:01/11/23 00:59
とりあえず209までの記事を見よう見まねでコピってファイルに
してみました。想像以上にすごいので雑誌ごとに手分けして
ファイルにしたらいいのかも。
PDFファイルにしてまとめねのも手かと。
235224:01/11/23 01:37
自分もテキストファイルに今のところ全部コピー済みです。
一応雑誌ごとに分けてるよ。
すごい量だよ本当に!
基本ソースだけでも作った方がいいかな?

その前にメルアド取りに行かないとですな、
七誌さんまたもアドバイス有り難うですー!
236234:01/11/23 02:14
今PDFファイルを作ってみました。
近々試作版をアプしてみます。
1ファイルだけで200Kだから重いかな。
UA...U チバ...チ アベ...ア
今回はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTからチバユウスケさんとアベフトシさんの
お二人がご来店!昨年の大阪&北海道でのフェスティバル以来のご対面となった
この日、チバ、アベ、シマ(UAの本名)二文字の三人でこんなまったりトークが展開
されました…

U●音楽以外の時は何してんの?4人で遊ぶの?
チ●遊ばない
U●そうやろなぁ。じゃあ、1週間くらい休みができたら……?
チ●1週間休みだと、ダラ〜ッと……、でもほとんど家に居て家から出ないね
U●あーそう。家で何してんの?
チ●ゴロゴロしてる。なんか、ビデオ観たり
U●映画好き?
チ●いや、最近は全然観てない、時間が無くて…。ま、夜は飲みに行ったりするけどね
U●ふーん。やっぱりそうなんや、男の人は。集まるとお酒になるっていうか……
チ●え?じゃあ、女の人は集まってなにすんの?トランプとかやんの?
U●(笑)うーん、トランプなあ……。ワタシ、ゲームあんまり好きじゃないかも、
  負けたら腹立つのやんかー
チ●あ、そう。そっか。オレ結構楽しいけどなあ
U●<51>とかは好きやねんけど…
チ●え?<51>って何?それ足したら51になるやつ?
U●ま、51になったら最高やけど、そうはならんから……(UA,ここで一生懸命ルールを
  説明するが…)
チ&ア●へぇー………
U●(苦笑)知らん?
チ&ア●知らーん
U●みんな、どこの生まれ?
ア●俺は広島
U●あれ?近いけどなぁ
ア●<51>は知らないなー
U●(笑)うそー!
ア●<カブ>とか<ブラックジャック>はわかるんだけど
U●あー。”2”が強いとかいうやつ?
チ●それ<大貧民>だよ!
U●あー、そっかそっか(笑)じゃあ<七並べ>とか……
チ●あぁ、<神経衰弱>とか
U●ワタシ、嫌いやねん。その辺がキライねん
チ●あ、そう。オレそうゆう単純なのがいいな
ア●ははっ(笑)
U●えっ、あれって単純かなー?
チ●だって、わかりやすいじゃん
U●それって単純やからこそ”あそこでくい止めたれー”とかそういうのがさ、ムカーって
チ●あーあー!そうかそうか、なるほどね。でも<七並べ>ってただ並べていけばいい
  んでしょ?
U●ハハハハ、そうやろな、そうやけど…
チ●……やるか!
U●………(苦笑)
ア●花札しよ
U●あー、花札、好き好き

U●なんかしゃべってください。朝、何食べたとか……
チ●なんか食ったなあ。……ハム
U●ハム?ハムだけ?それは良いハム?肉厚な、じゃなくて?
チ●いや、全然。ハムだけ。ペローンとしたやつ
U●変わってんなー。アベちゃんは?
ア●俺はねえ、稲庭うどん
U●おぉ!スゲー
ア●この間、秋田にキャンペーンで行ったときにテレビ局の人にもらって。結構うまいやつ
U●ふーん。……秋田はなぜ、みんなカラオケに行くんだろう?
チ●(笑)オレらはね、ウチのマネージャーが行きたいって言ってたんだよね。オレらは飲
  んでたんだけど、どうしても行きたいんだって言って
U●あの駅前でしょ?
チ●いや違う。だって行ったの朝8時とかだもん。そこしかやってないって言って。遠かっ
  たね
U●駅前以外にもカラオケ屋さんがあるんやー
チ●すごいよ!なんかね、酒とかを自販機で買うの。一応ビルの中だったんだけど、その
  場所代だけ払って、あとは勝手に、みたいな
ア●持ち込んでもいいんだ?
チ●多分ね。っていうか、カラオケほとんど行った事ないじゃん?だからシステムがわかん
  なくてさ
U●で、唄ったの?
チ●オレ?唄ったよー!唄わないって言ってたんだけどさ。ちょっと唄っちゃったなあ…(照)
U●何をお唄いに…?
チ●(しばしの間)……うーん
U●(笑)迷ってるでー
チ●前はね、その曲の頭っから全部唄えたんだけど、この間歌ってみたらねサビしかわか
  んなくなってたの
U●へぇ〜
●そういうのってあんのかー?(笑)
チ●ある
U●……だから、何を?
チ●あのね、‘WANDS`のね「愛を語るより口付けをかわそう」
U●いやっ!マジでー!?どんな歌?ワンズって誰やったっけー?(笑)
チ●だからそれが、誰だかわからないところがワンズのいいとこなの
U●キャハハハ!で、なんでその歌知ってるわけ?
チ●や、なんかね、その曲をコマーシャルとかで見てたんだわ。”これはいい曲だなー”って
  思ってたんだ。そしたら友達が誕生日にそのシングルCDを買ってきてくれて。カラオケ
  とかも入ってて…
U●キャー(笑)練習してんねんやー
チ●あと「いい湯だな」とか……

U●広島じゃ、お好み焼き食いまくりだった?
ア●土曜日の昼とかね
U●あー。じゃあ”♪ホンワカ・ホンワカ・ホンワカ〜”見ながらとか?
ア●(笑)そうそうそう
U●あ!ワタシそれ、うどんやった(笑)
チ●………
ア●(笑)だから、吉本新喜劇見ながら、土曜の昼に学校から帰ってきて家でお好み焼き食
  べて…
チ●はぁー……(イマイチわかってない様子)
U●ハハハハ!じゃ、家でもすごいお好み焼きなの?
ア●ホットプレートで簡単に作ったりして。あと買って来たりとかしてね
―ここでUAとアベさん‘広島焼‘についてしばし盛り上がる―
U●(チバさんに向って)土曜日の昼は何見て何食べとった?
チ●何見て何食べてたって……。え、何?そうゆう決まりがあんの?
ア●決まりっていうか、結局それはね、言えば‘あーそうそう!見てた見てた!‘ってカンジで
  ……
チ●あーそうなの。学校とか半ドンでってことでしょ?
U●半ドンって……(笑)そうそうそう
チ●……土曜日って何?そんなに大事な曜日なの?
ア●重要だよ、かなり
U●重要やな〜!
ア●土曜日の昼は重要だったよ(笑)、わくわくするじゃん
チ●ふ〜ん…
―この日も黒い衣装で決めていたお二人、最後は「お互い頑張りましょう」ってことで話を終えました
 ポツリポツリと話す独特の間に、ブースの外で三人を見つめる私達スタッフは大爆笑でした
243訂正:01/11/23 13:38
×●そういうのってあんのかー?(笑)
○ア●そういうのってあんのかー?(笑)
244名無しのエリー:01/11/23 15:54
ちばがワンズ…泣けた。
245名無しの絵里:01/11/23 16:12
インタビューじゃなきゃダメ?
ストリート系雑誌の記事があるんだけど・・・
音楽雑誌以外のってあんまり持ってないかなと思って。
246名無しの新聞屋:01/11/23 16:46
>245
いいんじゃない、レアで。
楽しみにしてますんで、よろしくです。
247名無しの新聞屋:01/11/23 16:48
連続でスマン。
>233
考えるヒット、楽しみにしてますー。
ありがとう。
先人の遺産知って… ミッシェル・ガン・エレファントが新作

 ロックバンドのミッシェル・ガン・エレファントが新作「チキン・ゾンビーズ」(コロム
 ビア)を出した。金属的なギターを軸に疾走感あふれるサウンド。随所にザ・フーやキン
 クスなど、6、70年代の英国ロックの影響がにじむ。
 ボーカルのチバ・ユウスケは「僕らの音楽を通して、その背景にある先人たちの素晴らし
い遺産を知ってほしい。それがプロで活動している大きな理由なんだが、今回の作品は、
そんな意図がうまく形になったと思う」と語る。91年に大学時代の友人同士で結成。都内
のライブハウスでの活動が注目され、昨年プロとしてデビューした。
 今年4月には、4回のロンドン公演を実現させた。「口コミで広がったのか、次第に観客が
増え、最終日は満員。日本語のオリジナル曲だけを演奏したが、予想以上に盛り上がってく
れてうれしかった」
 来年1月から、36都市の全国ツアーに臨む。「自分たちの音楽を伝えるためには小規模な会
場がベスト」と、すべてライブハウスで公演する。東京は1月31日、2月1日、赤坂ブリッ
ツほか。
ミッシェル・ガン・エレファント
意味深な曲名 インタビュアーをケムにまく!?

 ライブビデオ「play maximum rockin blues」が大ヒット中のロックバンド、ミッシ
ェル・ガン・エレファントが3作目にあたる新譜『chicken zombies』(日本コロムビア)
を発売した。
 平成3年に結成された4人組。独立系レーベルから2作のCDを発売後、平成8年に「世界
の終わり」でメジャーデビュー。疾走感あふれる音と同様、一気にファン獲得に突っ走っ
てきた。
 「しゃべるのは嫌いじゃないけど、いろいろ質問されるのは苦手。意味が分からないも
の…」というボーカルのチバユウスケ(29)。新作の題名の意味を尋ねても「鳥の…モン
スター」。シングル「THE BIRDMEN」も「FLY FLY BIRDMEN…ですよ」と雲をつかむよ
うな答え。意味はないのか。「いや、意味はあります。そのためにCDには歌詞カードがあ
るのですから」とクギを刺す。
 年が明けると36都市52回のライブが待っている。「バンドってのはライブやってなん
ぼですからね。ライブをやらない連中をユニットっていうんです」と硬派な意見のチバ。
「でも、精神的にはつらい。きょうもライブかって思う」とも。
 が、「ライブのたびに客が増える実感がある」とギターのアベフトシ(31)は、上り
調子のバンドの状態を語る。
 欲がない。数字は気にしない。「僕らのCDは100万枚も売れっこないし売れちゃいけな
い」とチバは断言する。「でも、売れたらウハウハですよ」
 ♪さわらないで/かまわないで…と連呼するだけの「I 'VE NEVER BEEN YOU」とい
う曲がある。「でも、見ないで聴かないでって歌ってないでしょ。さわられたくないけど、
見られたい、聴かれたいが、ミッシェル・ガン・エレファントなんですよ。今思いついた
ことですけど」とアベが笑った。
2501997.12.15 愛媛新聞:01/11/23 17:01
[よろしく]ミシェルガンエレファント
【自分たちの感性貫く】

 4人組のロックバンド。アベフトシ(ギター)、クハラカズユキ(ドラムス)、
チバユウスケ(ボーカル)、ウエノコウジ(ベース)で構成している。アベ以外
は大学の同級生だった。
 11月1日には3枚目のアルバム「チキンゾンビーズ」を発売。「ロック好きな人
なら絶対気に入ってくれると思う」と話す。
 「目標にするバンドは特にはない。4人がかっこいいと思う、自分たちのフィル
ターを通して出てきたものをやっていくだけ」とさらり。「これからも、ライブ活
動を続け、レコードを作っていく、その繰り返し」とあくまでもクール。
 来年は4月から全国52カ所でコンサートツアーを開く。松山でも2月にライブを
する予定。
ミシェルガンエレファント
初の凱旋ライブに熱狂 北見出身クハラも 英国調ロックさく裂

 全国公演ツアー中の人気ロックバンド「ミシェルガンエレファント」のライブ
が25日夜、北見市川東のライブハウスで開かれた。ドラムのクハラ・カズユキが
北見出身だけに初の凱旋コンサートを見ようと10代のファンらが多く詰めかけ、
熱気に包まれた。
 大学時代の音楽仲間らで結成し、1996年2月に「世界の終わり」でデビュー。
6、70年代の英国調ロックを志向し、これまでに3枚のアルバムを発売している。
クハラは北見北斗高卒の生粋の北見っ子。メンバー4人で4月の沖縄まで36都市で
公演を続けている。
 今回は昨年11月発売した最新アルバム「チキンゾンビーズ」の「バードメン」
「ブギー」などを中心に20曲以上を演奏。ステージ登場から、いきなりのブレイ
クに聴衆も躍りだし、狭い会場いっぱいに大音響とパワーが最後までさく裂していた。
252七氏のえり。:01/11/23 19:56
何か新聞ネタって、微妙に地元関連の話入ってて
面白いなぁ・・・。
253asayan'97.9その1:01/11/23 19:56
緊急指令!ミュージシャンご用達のショップを探せ!レコ屋調査隊!
第2回チバユウスケ(ミッシェルガンエレファント)in Tiger Hole(新宿)

人気ミュージシャンが!お気に入りのレコード屋で!
直接選んだCDをもらえちゃう〜!お父さ〜ん!
という連載がこの「レコ屋調査隊」。
2回目のゲストはミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケさん。
新宿西口はタイガーホールからのお届けです。よろしくお願いしまーす。
あ、何かもうチバさん、猛烈な勢いでアナログをザクザク見てますね。あのー。
「あ、CD選べばいいんですよね。・・・CDじゃなきゃいけないんですか?」
一応CDでお願いしたいんですけど。チバさんはアナログ派ですか?
「ええ、アナログしか買わないです。」
あー、そうなんですか。しかしそこはファンのため。
快くCD選びに取り掛かってくれるチバさんであります。
今回このタイガーホールを紹介したのはなんでですか?
「スタッフが友達なんですよ。うん、それとパンク系はかなり充実してるし。
 ブラッと来ると7インチになんかあるし」
ナルホド。レコード買うのは新宿が多いんですか?
「いや、新宿、渋谷、下北どこでも。行けば行ったで4〜5件軒回るから」
とか言いながら読者向けのCDを手早くチョイスしていきます。選ぶの結構早い方ですね。
「そんなに時間はかからない方ですね。そのかわり、店のレコード全部見ないと気が済まない。」
ぜ、全部っすか?なおかつ4〜5軒回ったりするんですか?
「さすがに最後の方は投げやりになりますけど」
まあ、そりゃそうですよね。ちなみに今、レコードって何枚くらい持ってます?
「アナログ2000枚くらいかなぁ・・・。数えたことないからわかんないけどね。
 こないだ部屋片付けてたらXTCの1stが2枚出てきましたよ(笑)」
歯止めなさそうですね。
「歯止めないすよ。これが唯一の趣味なんで。趣味っていうかレコードが人生なんで」
あっ、それいただきです!というところで選んでもらったCDはというと。
254asayan'97.9その2:01/11/23 19:57
「エイプリル・マーチとザ・メイカーズの競演盤。あとレヴィロスとデルモナス。
 わりとバンドやり始めた頃から好きで聴いてる人達っていう感じのチョイスですね」
ということでした。この日チバ氏は他にも”オレ用”のアナログを2枚購入。
さらにお店のスタッフの石川さんから、誕生日プレゼントとしてマフスの
「ハッピーバースディ・トゥ・ミーをもらって、とても嬉しそうでした。


THE REVILLOS [FROM THE FREEZER]
イギリスのバンド。昔はレジロスっていった。で、レヴィロス。
今は何してるか分かりません。だけど大好き。オレのルーツが分かる感じ。

THE DELMONAS [DELMONAS 5/THE DELMONAS]
ロンドンのガレージバンドなんですけど、20歳くらい、
ガレージにハマり始めた頃に聴いてた。今でも聴きますね。

APRIL MARCH & THE MAKERS [APRIL MARCH SINGS ALONG WITH THE MAKERS]
ピチカートとの競演シングルも発売されてるエイプリル・マーチだけど
なんか元パンクねえちゃんらしい。大好きなザ・メイカーズとの競演盤。
【非ラブソングへのこだわり『OUT BLUES』】

 thee michelle gun elephant(歌詞カードでスペルが間違ってるのはわざとか?)
そしてBlankey Jet City。似たような名前のバンドだが、今回のシングルを
聴き比べた限りでは、まったく別物の音楽性、体質を持っているようだ。
 ミッシェルガンの『OUT BLUES』を聴いていると昔の日本のロックバンドを
思い出す。まだ誰もロックが商売になるなんて考えていなかった頃のことが蘇ってくる。
これはコトバのせいかも知れない。黎明期、ロッキをやろうとする人達は、一様に
ラブソング的ではない表現にこだわっていた。あるいはラブソングなど恥ずかしくて
書けないような体質を持ったものだけがロックをやっていた時代だったのかも知らぬが、
フォークや歌謡曲じゃねェんだからよォ、という確固たる意識があったのは事実である。
実は私など、未だにロックは非ラブソングがラブソングに打ち勝つことだと信じている
ところがある。ロックもポップスもフォークも歌謡曲もつまるところ流行歌である、という
意見はもっともだけれど、そういう物わかりの良さとはどうしてもなじまぬ何かを
感じさせてくれるのがロックの真髄なのではないか。
 おっと、熱くなってしまった。『OUT BLUES』が私に火をつけたのだ。こういう
ぶっきらぼうな音楽が、チャートのなかで、親切きわまりないラブソング達を相手に
渡り合っている。それはやはり大変なことだと思うのである。
 歌詞をちょっと書き出そう。

♪聞こえない 谷まで ぶらりとゆくだろう/アウト・ブルーズ! アウトブルーズ!
 なんでもない 街まで だらりとゆくだろう/アウト・ブルーズ! アウトブルーズ!
 まきちらして だらしなく アウト・ブルーズ!

 聴き手側に一歩たりとも歩みよることなく作られた歌詞であることが判ると思う。しかし、
何のことを歌っているのか判らなくとも、このうたは心地良くからだに入ってくる。
歌詞の内容ではない。選ばれたコトバ、そして歌声、サウンド。そうしたものが一体となって
ひとつの『ひびき』の形になり、からだに入ってくるのだ。多分、まったく日本語の判らぬ
人間が聴いても、この曲の訴えかけてくるものは受けとめることが出来るハズである。
と書いていい忘れていたことを思い出した。文化の壁の内側でしか機能し得ないものは
断じてロックではない。
 ミッシェルガンの『OUT BLUES』はロック(本人達はロックンロールといってるらしい。
それもよーく判るが)だった。昔、村八分(バンド名)とか好きだった人も、このシングルを
買えば、きっと日本のロックのうれしい進化ぶりに落涙することだろう。
 以上のスタンスで語った場合、Blankey Jet Cityの『ダンデライオン』をロックと呼ぶ
のはちと難しい。普通にJポップである。
 このヴォーカルの人、顔がおぼんこぼんの小さい方の人と似てる。ミッシェルガンの
ヴォーカルの人、所ジョージの声してる。
257名無しの新聞屋:01/11/23 20:53
早速、さんきゅう。
これは読んでなかったなー。ホント、ありがとう。
確かGT400では、歌詞は辛い評価で、声を誉めてた記憶があるんだが、
アウト・ブルーズでは「所ジョージの声」と書かれてるよ。
うむむ。
  こいつらはどんどん恰好良くなってるわ
 驚天動地の2ndアルバム『High Time』完成!
 陳腐な言い方で申し訳ないですが、本誌は目茶苦茶推します


 今月は素直に10月19日リリースのシングル“リリィ”とライブビデオ
『thee michelle gun erephant play maximum rockin' blues』を素材に
取材しようと思ってたのだが、実は11月1日の2ndアルバム『High Time』が
既に完成しており、しかもこれがまた目茶苦茶恰好良いが為に我慢しきれず、
フライング気味ではあるが一気にアルバム・インタヴューになってしまった。すまん。
そもそもこのバンドの魅力は、詞がどうのこうのとか個々のプレイがうんたらかんたら
といった「些細」な事に全く目が向かないほどの、疾走しまくるバンドサウンドの
塊具合にある。彼らが敬愛する英国バンド「ザ・フー」の名前を出すのは非常に失礼だと
思うが、このバンドの疾走感は本当匹敵するのだから許して欲しい。そしてこの新作で、
彼らの疾走感はより鋭角的になった。まるでナタでぶった斬るかのような鋭い切れ味をも
備えてきたのだ。踏切で電車が通るのを待っていたら、突然新幹線が物凄い勢いで
通過したような感覚だ。その風圧で私は吹き飛ばされそうになった。轢かれたら
どうすんだよ、もう。危ねえなあ。
●●7月下旬マスタリングにLA道中に出かけたミッシェルだけども、
  いつ帰国したんですかね。
U「8月の……5日?」
K「ぜんぜん忘れてる(笑)」
●●帰国後はもう真夏のイベント全国大行脚、だったわけだな。
U「あんま思い出したくないです。時給200円で計算しても30万ぐらい
  働いてるから(笑)」
K「とりあえず頑張ってましたよ」
●●イベントの調子はどうだったんですかね。
K「絶好調ですよ」
U「さすがリーダー(笑)、ポジティブ大王」
●●チバ君見てると疲労の色濃いもんなあ。
C「(黙笑)」
U「東京に帰って来たら『老けたね』と言われましたよ、『やつれた』って(笑)」
●●くくくく。大丈夫かマジで。
C「大丈夫です」
U「『疲れって何?』というのを、身体で表現してる(笑)」
K「はっはっは」
U「チバ、酒強くなりましたもん(笑)」
●●バンドってライヴ日程が過酷であればあるほど、酒に強くなるんだよなあ、昔から。
K「あと地方の名産がわかる(笑)。地図が頭の中に入ってきましたよ」
●●今なら日本地図書ける的な。
U「今なら書けます!」
●●膨大なイベント群だからして、当然「中でもここでのライヴは良かった」的な
  ものもあるんじゃない?
C「憶えてないんだよね(笑)。というか、どこも精一杯全力投球で演ったんで。
  まあ、周りの人が判断してくれれば」
K「実際、だるーい時もあるじゃないですか。だけどライヴ始まっちゃうと、
  全然変わんなかったですけどね」
●●観る側からすれば、そういう時の方が逆にまた良かったりするのよ。
K「ぎりっぎりのとこ見せるわけだから(笑)」
U「出来不出来はわかんないけど、札幌は愉しかったですね、天気良くて。
  野外だし、ビール呑んで」
K「札幌が唯一の野外だったです」
U「夜すっげえ寒かったですけどね。清志郎とチャボが共演してる頃にはもう寒くて、
  皆楽屋に戻ったしな(笑)」
●●(笑)でもミッシェルって実は野外似合うと思うなあ。
C「客観的に見た事無いからわかんないけど、自分らの出番終わってから客として
  スライダーズ観てた時は、野外っていいなあと感じましたよ」
●●さてLAの感想を訊きますかね。
A「太陽が近かった。ジリジリと」
U「お腹いっぱいって感じです」
K「メシばっかり食ってたんですよ(笑)」
A「もう雲一つ無い」
U「日本晴れとはああいう事です(笑)」
C「上手いねえ」
●●君達、大喜利やってんのか。
K「ほーらまた音楽の話してない(笑)」
●●馬鹿、これはあくまでもイントロでこっからがーっと(笑)。
一同「だはははは」
●●マスタリングは何日ぐらい演ってたの。
C「3日ぐらいかな」
K「あっという間に終わっちゃいました(笑)。はい、音楽の話します!エンジニアは
  トム・ベーカーという人で、ビースティ・ボーイズとか演ってる人で……
  帽子がよく似合うスーパーマリオみたいな感じでした(笑)」
●●ああ、君に訊いたのが間違いだった。後は撮影とかですか。その辺で撮ったんですかね。
A「どこだっけ?谷の間に住宅地があって、そことかホテルのプールサイドとかビーチとか」
●●日本人が思う「いかにもLA」だなあ。
U「山のHOLLYWOODって看板の下でも撮りましたよ(笑)」
K「でもちょっと不便でしたね。車がないと動けないじゃないですか。夜も物騒だって、
  市川さんに散々聞かされてたし(笑)」
●●夜中、どっかに出かけた?
K「いや、全然。すぐ寝てました(笑)」
A「日差しに疲れて。あと時差ボケと。結局治んないままこっち帰って来て、
  ややこしくなって。イベントでもまだ時差ボケしてて、ダンダン治ったかなと思ったら、
  遅刻する奴が約1名。10分20分の遅刻じゃないですから。2時間3時間!(笑)
  それ見て、『あ、俺の時差ボケも治ったな』って」
C「(黙笑 2)」
●●君は遅刻するのが正常なのか、チバ君。
C「(黙笑 3)」
●●さてマスタリング自体の出来はどうでしたか。
C「最初に1回通してトム・ベイカーが聴いて、『このミックスが気に入ってるのか』
  『凄え気に入ってる』と言ったら『じゃあわかった』と。で、それを増幅するような
  マスタリングを」
●●という事は全員気に入ってると。
C「何も言う事無かったですね」
●●いやあ俺はねえ……アルバム聴いたけど、凄いざっくりと一刀両断だバッスーン!的な
  非常にわかり易さに満ちててさ。
C「そう、そういうマスタリング」
●●細かい音とか個人個人の音とかもう全然関係無くて、まとめてバンドの音は
  こうだあー!的な確信が恰好良いよ。
U「そのままでしょう」
C「俺は、ミックス自体が良かったのが大きいと思うんだけどね」
A「こうなればいいなと思った通りに」
K「録りの段階からこっちからの注文って無かったですね。凄い、うおーっつう感じで」
C「影でしてるんだって(笑)――それはまあ冗談ですけど」
K「よかった、何もしなくて(笑)」
C「でもウチはいつも恵まれてるから」
●●恵まれてるというよりも、ミッシェルの恰好良さを活かすにはどうしたらいいのか、
  ミッシェルの恰好良さはどこにあるのかを皆把握してると思うんだよね。視点が 
  同じというか。でミッシェルの特性を考えると、とにかく物凄い勢いで崖から
  転がり落ちていく岩の塊というか、ナタみたいなもんじゃないかと。
C「ナタね」
U「ざっくりざっくりと」
●●逆にミッシェルが細かい事演ってると気持ち悪い(笑)。
一同「がははははは」
●●完成したばかりであれだけども、個人個人今回の『High Time』をどういう風な
  感じで捉えてますかね。
A「いやもう、最高ですよ。100点満点で」
U「懐かしいフレーズだねえ」
A「昔から獲った事無えからな(笑)」
●●特に素晴らしい点を一つ挙げるとするならば。
A「いや、全部通して一つの作品ですから、最初から最後まで充分満足」
●●今回の『High Time』は、変な言い方だけど凄くアルバムっぽいと思うのね。
A「あ、そうですか?」
●●どの曲が特にいいとか云々ではなく、まとめて聴けちゃうというかあっという間に
  終わっちゃうほどの全速力感があって。
C「結局何も残んねえ、みたいな(笑)」
●●わはははは。そんな事言ってないよ。
U「プロモーション用のCDサンプルはね、全12曲にも拘らず1トラックになってて、
  飛ばして聴けないんですよ、実は(笑)」
●●(笑)そりゃ斬新だわ。
C「1曲52分」
U「ラジオ局泣かせかもしんない」
K「アナログのA面B面みたいに2トラックに分ければいいんじゃない?」
U「それ斬新だねえ」
C「たぶんオッケーは出ないと思うけど(笑)、でもゴリ押しすればたぶんオッケー出る」
K「それが理想だよね」
●●でもそれマジで最高のアイディアだよ。A面B面の美学ってロックには不可欠だもん。
C「その美学ってウチはずっと狙ってますからね、いいアイディアですよね」
●●チバ君は今回のアルバムに対してどう。
C「滅多に言わないけど……完璧ですよね」
●●捨て曲は1曲も無いしね。
C「そんなもんあるんだったら、やっぱアルバム作っちゃいけないしね」
●●たまたま先行シングルには“リリィ”が選ばれてるけども、良い意味で
  「どの曲でもいいじゃん」的な充実ぶりだよ。
C「それは理想ですよね」
A「そう言われるのは凄く光栄な事です、俺らはそう思って作ってるから。
  でも第三者の人に言われると、凄い褒め言葉ですよね」
●●なんか今日の俺、持ち上げに来たような気がするなあ。
U「実は俺達の事、好きでしょ?(笑)」
●●好きだよ。
U「どうでもいいんですよ、シングルは」
C「『どの曲でもいいんじゃなーい?』っつう感じだからね」
U「“bowling machine(←ピンが倒れるSEに見事にマッチしたイカしたインスト曲)
  でもいいと思いましたから」
C「インストでもいいだろうね」
K「最初にSEを曲にかました時、笑いましたもんねハマり過ぎで」
U「でもこの音、SE集から録ったんですけどね。だって俺らが投げたらあんなに
  ピン倒れないもん(笑)」
C「でもね、このアルバム駄目だっつう奴とは金輪際付き合いたくないからね。
  そのぐらいのアルバムではあると思いますけどね」
U「いいですねえ。気分イイですよ」
C「でもアルバムとかレコードって、ライヴもそうだけど、バンドの状態がそのまんま
  出るだけだから、そん時そん時の一個の作品でしかないからね」
●●でもそれって言い方換えれば、今凄く状態がいいって事だよね。
C「調子いいのか、俺らが意固地なだけなのか」
●●わはははは。だけど誰に何言われようと、好き勝手に演ってるだけだろうに。
C「勿論ねえ。まああんまいろいろ言わないしね、皆」
U「良い環境ですよね(笑)。そういう風なのが俺らの言うロックですからね」
K「でも本当に今回のは、『いいですね』と言うしかないですね。こうなればいいなあと
  思ってた通りになったんで、いいんじゃないかなあと思ってますけどね」
●●なんだかわかるようなわからないような(笑)。だけど今回の曲はライヴで聴きたいなあ、マジで。
C「ライヴで既に演った曲もあるんですけどね――一番理想なのは、レコーディングする前に
  ライヴで何度も演ってる曲を録る事だと思うんですけど、全部がそうはならないから」
●●とにかく今回の曲はライヴで威力を発揮するよ、間違い無く。
C「いいよー次男のツアーは!完璧だよ」
U「それは何? どれの事? もっと後のツアー?」
C「冬の(笑)」
●●うわ、凄え先だなあ。
K「だって発売されるまで、まだ2ヶ月もあるわけですから(笑)」
●●ライヴの本篇は新曲のみで構成しても恰好良いと思うしなあ。
C「そのまんまでいいと思っちゃうしね」
●●今までの曲はアンコールにまとめて。
U「わかり易いライヴですね(笑)」
C「なんか『cult grass stars』を卑下してませんかね」
●●全然卑下してないっつーの(笑)。とにかくコンセプト・アルバムではないんだけれども、
  一気に聴かせる山津波みたいなこのアルバムは本当に心地良いよ――すいません、
  褒め過ぎてしまいました(爆笑)。
C「褒め過ぎ。もっとけなさないと調子に乗っちゃいますから」
U「褒め殺しじゃない?(笑)」
●●あとNHKの番組用に収録したにも拘らず放映中止になってしまったライヴ映像が
  ビデオになって出ますけども。
C「途中でNHKの担当変わったしね」
U「左遷されたかも(笑)」
●●ロックって厳しいなあ(笑)。でも実際、早くライヴ演りたいでしょう新曲で。
C「いや、その前に休み欲しい(泣笑)」
K「とても正直な感想かもしんない」
●●くー。
K「でも市川さんも本っ当に酒好きなんですよね(笑)。昔から雑誌読んでるけど」
●●はい、酒好きです。でも最近呑まないミュージシャン多いのよ。
K「コレクターズさん聞いたら怒りますよ、そんなの。2回一緒に呑んだんですけど、
  最高のお兄さんでしたね。俺らが一番だと思ってたら、負けましたからねえ」
U「さすが10年選手だけはあるな」
K「重み感じましたよ。半年の俺らとはわけ違う(笑)」
<客席通信>ミッシェル・ガン・エレファント札幌公演
よみがえる“不良の音楽”

 余計なしゃべりは一切ない。2度のアンコールを含め全26曲をわずか1時間半で演奏、
抜群のスピード感と高揚感で駆け抜けた。ショーアップを重ね、音も洗練され、商業的
にはポピュラー音楽の主流になったロック。だが、この日の彼らのステージは、かつて
大音量と不道徳な歌詞や身なりで“不良の音楽”と言われた初期のロックのにおいに満
ちていた。これは不良の音楽の復活だ。
 「吐きたいね 吐いちゃいな」(ハイ!チャイナ!)「マラカスの音やまない これ
からなにが これからなにが」(ロマンチック)。歌詞の字面を追ってもメッセージは
見えない。しかし大音量の中でも明りょうに伝わるチバユウスケの歌声が激しいリズム
に乗る時、言葉が持つ切迫感や語感の鋭さが際立つ。言葉と音が一緒になって、欲求不
満の暴発をたきつける。
 そんな衝動に油を注ぐのは、アンプ直結のざらついたギター音だ。熱狂した人の波が
うねる中、「かき回してやれ」とチバがあおり立てる、そのバンドの荒削りなワルッぽ
さだ。
 聴衆の大半は10代。サービス精神豊かな他のロック公演とは全く違う、新鮮なスリル
とかっこ良さを感じたにちがいない。
ミッシェルガン・エレファント公演 様式保ちつつパワー全開

 私はこのバンドが気に入っている。確かに、目新しさには乏しい。かつての英国ロック
をなぞっただけと、口の悪い人は言う。それでも、彼らの音楽は気持ちいい。必ずしも革
新的な発見がなくとも、古い音楽にあこがれ、そこに新しさを見いだすことは可能だ。さ
て、ステージでもその魅力をそのまま、いや一層拡大して見せた。
 細身の黒パンツに黒シャツ、タイといういでたち。一曲目の「COW5」から始まる圧倒
的な音量に、こちらの横隔膜は震え、こめかみが締め付けられる。洪水のように流れ込む
音の圧力に意識までもうろうとした。
 チバユウスケのボーカルは初め優しくてやや迫力に欠けたが、中盤から声がつぶれてパ
ワフルに。そのペースを維持して、全26曲のステージを一気に駆け抜けた。
 彼らは、音を構成する時も、またはそれを壊す時も、慎重に過去の形式を踏襲している
ように見えた。語感優先の歌詞にも、かつてのパンク音楽が持っていた反抗的精神やメッ
セージは見当たらない。泥臭さはなく、洗練されている。その分、音楽が純粋になった。
 だが、こうして迫力満点のステージを見せられると、CDでは気にならなかった疑問が、
再びわき出すのだ。このエネルギーはどこから発生するのか。社会に不満もなく、権力に
歯向かわず、秩序に従順なその音楽はすでに様式である。カッコ良さだけを求めてステー
ジ上で大暴れできるのだとしたら、それはそれで驚異的なことだ。
キャプション)
パワフルに歌うボーカルのチバユウスケ
267名無しの新聞屋:01/11/24 19:04
時系列で整理すると、この後にすでにアプしてもらっている、朝日新聞の
「知りたい ブルースの世界:8」がくると思われます。
ミッシェル・ガン・エレファント 総立ちこたえた硬派の演奏

 17日に横浜アリーナで、初のオール・スタンディング・ツアーを行ったミッシェル・
ガン・エレファントを見た。
 通常はいすが並ぶアリーナを、40ブロックに区切り、コートやかばんをクロークに預
けて身軽になった観客が埋め尽くした図は壮観だ。アリーナだけで1万人を超す観客が、
それぞれのブロックの中で、前に身を乗り出すなり、後ろでゆっくり見るなり、自由に
楽しもうとポジションを取っている。
 一方、ステージは広めのライブハウス程度の大きさ。セットやスクリーンもなく、照
明は客席を照らす方が多いほどだが、そのかわり音響装置は通常以上だ。そんな質実剛
健なステージが、このライブの本質を物語っていた。
 マカロニ・ウエスタン「荒野の一ドル銀貨」のテーマ曲をバックに登場した、黒いス
ーツ姿のメンバーは、「ウェスト・キャバレー・ドライヴ」から演奏し始めた。シンプ
ルなロックンロールが基調だが、広い会場を巻き込むダイナミックな演奏で、曲によっ
てはダブになったり、サイケデリックなにおいがしたりと、変化を持たせている。
 無愛想で硬派な彼らだが、しゃがれ声で歌うチバユウスケを中心に、息の合った演奏
にはスリリングな色気があり、荒々しい迫力満点だ。最新アルバム「ギヤ・ブルーズ」
の曲を中心に全26曲2時間、4人が一丸となって音を出すことに存在意義があるといわ
んばかりの熱演で、派手な仕掛けやセットがなくても観客を楽しませる、という彼らの
自信が伝わってきた。
 バンドも観客も、ライブハウスと同じ感覚で楽しんだスタンディングライブの実現は、
今後に一石を投じることになるだろう。(今井智子・音楽評論家)
キャプション)
 シンプルなステージで、力強い演奏を見せたミッシェル・ガン・エレファント
ミッシェル・ガン・エレファント
熱狂スタンディングツアー 超満員観客と一体

 最も勢いのあるロックバンド「ミッシェル・ガン・エレファント」が、8都市10回
にわたるコンサートツアーを終えた。初回の大阪城ホールから、仙台・夢メッセみや
ぎまで、各会場とも超満員。いすなしのスタンディング方式をとり、ライブハウスを
思わせる密度で盛り上がった。
 チバユウスケ(ボーカル)、クハラカズユキ(ドラム)、アベフトシ(ギター)、ウ
エノコウジ(ベース)の4人。96年にメジャーデビュー。技術に裏打ちされた虚飾のな
いサウンドは英国系ハードロックに通じる重厚さと、パンクロックの破天荒なエネルギ
ーを持つ。
 ライブハウスで活動してきたミッシェルにとって、大ホールを回るツアーは今回が初
めて。興奮したファンが動き出した時、いすがあると危険なため、スタンディング方式
がとられ、大阪城ホールのフロアは鉄さくで15分割された。
 暗い舞台に4人の影が浮かんだ瞬間、パニック状態ともいえる騒ぎになった。観客たち
の叫び声をかき消す大音響とともに1曲目がスタートし、観客の1万個の頭がいっせいに
垂直ジャンプを開始。
 たたみかけるように続く演奏に合わせ、1秒間に1回以上のハイペースで跳躍は続いた。
1人また1人、ぎっしり詰まった人波の上に体を預け、回転した。
 3か所目の仙台WASSEでは、すさまじい垂直ジャンプのため、天井付近の設備が揺れ
だし、大事をとって3曲目で公演中止に。最終会場になる予定だった横浜アリーナの次に、
夢メッセ公演が、急きょ追加された。
 ツアー前、チバらは「ライブハウスでも大阪城ホールでも全く関係ない。自分たちの
最大限の演奏をやるだけだ」と言い切った。その言葉通り、体力・気力・技術とも充実
したステージを展開。合計約四万九千人の聴衆をぐいぐいあおりたて、骨のしんまで響
く音の波に巻き込んだ。
 昨年11月に発売したアルバム「ギヤ・ブルーズ」も50万枚を突破。平均年齢30歳に
達した4人組は、どこまで走り続けるのか。目が離せない存在だ。
270UV-1:01/11/24 21:05
UV vol.12
High Time

クハラ「「キャンディ・ハウス」が出た頃には全部終わってました。6月の終わりに
始まって、7月いっぱいかかってないかな。すごいトントン拍子で進んだ気はするけど」
アベ「でも、速いよ。ギターはもう全然速くて。ダビングもほとんどしなかったから」
クハラ「1曲にかけた時間もそんなになかったし」
−−−録る前に、こんな音にしようという話はしましたか?
アベ「いや、特にしてないと思います」
クハラ「やっていくうちにきっとドカンとなるぞ、みたいな。エンジニアも「キャンディ・ハウス」
の時と同じだからガツンという感じになるかなって。マイクの向こうってわからないじゃないですか。
でも、音を聞いたら気持ちいい音になってて、それに乗せられたっていうのはありますね」
−−−1個1個の音が太くなって。
クハラ「うまく録ってくれたっていうのはあるかもしれないですね」
ウエノ「いい感じですよ」
クハラ「いけてますね」
ウエノ「そうなるだろうと思っていたし」
−−−「キャンディ・ハウス」の時に感じた手ごたえが、やっぱり土台になっているんですか?
クハラ「そうですね。これはすごいことになるんだろうなって」
ウエノ「エンジニアの人も、こっちが説明しなくても言おうとしていることを増幅して
受け取ってくれるから、やりやすかったですね。録ってる時のエンジニアもマスタリングの
エンジニアも、今回特に良かったんで。録ってる時から音が太くなってマスタリングで
もうひとつ太くなって」
チバ「ま、ドカン!とやってくれとは言ってたんで。多少は細かいことも言ったんですけど」
クハラ「1stは1stでドカン!なんですけど、よりドカン!感が出て(笑)」
−−−1stよりも今のライブに近い感じの音ですね。ベースもブイブイいってるし
ウエノ「いやいや、機材も変わってないんですけどね」
クハラ「ドラムもね、本当は大して暴れてもないのに暴れているように間こえますから(笑)
そこがエンジニアの腕、マジックなんですよ。でも、1stに比べて、レコーディングの空気
がいいんで。ちょっとしたことなんですけどね。ヘッドホンをしながら叩くのも前は抵抗
あったんですけど、だんだん慣れてきて。相変わらず緊張はするんですけど」
271UV-2:01/11/24 21:07
−−−ギターに関しては?
アベ「ギターはいつもどおりですね。意識はあまりしてないです。ここでこうしなきゃとか、
あんまり意識してなくて。ダビングもほとんど1本だし。必要だったら10本でも入れるけど、
必要じゃないから。本当に正直にやったアルバムですね。肩のカを抜いてギターを弾いて、
いいテイクが録れて、いいものが出来上がったという。1stとの違いは、言葉が通じるという
ことですね(笑)。でも、それは大きいですよ。あとは、やってしまえぱ録音する時は変わらない
ですけど。それと、機材が少なかったですね。よけいなものはいらないという。そのぶん、
素直にできたかな。録音する前には、アレンジも何もできてますからね。ギターソロに
関してはその場で考えながら弾いて。考えてなくても勝手に弾いてますげと(笑)。
細かいパターン的なものはやりながら毎回考えますけど、大まかなアレンジは出来てるじゃ
ないですか。あとは気分よく録れるかどうかという。やっぱりエンジニアの人がいい音で
録ってくれると、気分も乗ってくるじゃないですか。そういうのはでかいです」
−−−ボーカル録りは?
チバ「ボーカル録りは、あんまり興味ない(笑)。何をどうしようっていうのはなかったですね。
特に苦労した覚えもなく。でも、ボーカル録りは何だかんだ言っても予定より遅れていたり」
クハラ「何でかわからないけどね」
チバ「風邪ひいていたり、声が出ねえとか。今回は、そういうのを予定に入れて日程を組んで
あるから、ミックスできるものは先にやっちゃうというのがあったけど。ミックスの期間に
歌録りがダブったりとかもあったし」
クハラ「出来上がったものから落としているから、同時進行もありますね」
−−−今回選んだ12曲は、ライブでやってて、なじんでいる曲ということで選んで
いったんですか?
チバ「うん。というのもあるしライブでやってない曲も録りましたけど」
アベ「「WAVE'33」は1回もやったことないし」
ウエノ「あと、録ってる時点でやってなかったのは、「brand new stone」と「リリィ」です」
チバ「じゃ、「sweet MONACO」もやってないじゃん」
272UV-4:01/11/24 21:08
クハラ「録り終わってからは、やってる」
アベ「結局4曲ですね」
チバ「一番新しいのは「リリィ」ですね。逆に「リリィ」のカップリングの「君に会いに行こう」
は古くて。アベ君が入ってすぐぐらいだから、2年前」
−−−そういう例外的なものを除げば、ほぼこの1年でできた曲を出したというか?
クハラ「そうですね」
−−−1年で12曲だから、まるでマンスリーで1曲ずつ作っていったみたいな。
クハラ「それ、いいですね。1か月で1曲作っておけば」
ウエノ「それぐらいだったら何とかなるか」
クハラ「できなかったらカバー入れればいいし(笑)」
アベ「曲足りねえって言われたら、長くすればいいんだよ(笑)」
クハう「これがいいんだって(笑)。でも、今回は長くなったり短くなったりというのは
なかったですね。できたままというか」
チバ「でも、まるっきりアレンジが変わったのは「笑うしかない」で。最初は全然違ったんだよな。
「モナ」みたいな感じじゃなかった?たしか2度目のクアトロでやったんだよ」
−−−アレンジを変えることってそんなにあるんですか?
チバ「そんなにはないんですけと」
クハラ「変える時はガラッと変えますね」
チバ「細かいところはやっていくうちに徐々に変わったりしますけど。他はライブ・アレンジ
に近いし」
−−−「キャンディ・ハウス」(texas style)と、「blue nylon shirts」(from gathroom)は、
バージョンにそれぞれどういう違いがあるテイク自体違いますし。テンポ・ダウンしてるし」
アベ「ライブ方式ですよ。でかいスタジオにPAを持ち込んで録って」
クハラ「それを入れてみました」
チバ「(texas style)は、馬車が走っていて、縄を振り回している感じですよ(笑)」
アベ「blue nilon shirts」のほうは文字どおり、ですね」
チバ「アナログのほうに(from balcony)っていうバージョンが入ってるんですけど、それと
聞き比べるとわかってもらえます(笑)」
273UV-5:01/11/24 21:09
−−−さっきの話にもありましだけど、ラストの「WAVE'33」は「Baby, please go home」から
つながって?
クハラrそうです」
チバ「1回しかできないですね。一発勝負。ジャン!で入るよって」
アベ「回数とかも決まってなくて。こういうリズムで、ここから入っていくということだけ決めていて」
クハラ「チバ君の見事なタンバリンさばきが(笑)」
ウエノ「一番の聞きどころですね」
クハラ「ご堪能あれという感じですね。あとはアベ君のハウリングさばき(笑)」
アベ「あれはマジで計算しているんです(笑)。でも、でら、あのへんがツルッと録れたから
速かったいうのもあるんじゃないんですかね」
チバrネタは前からあったから。こういう感じものをそのままつなげて入れたいって言ったら、
じゃあつなげて演奏してみようっていうことで。
始まったらどうなるか、誰にもわからなかったですけど」
−−−録ってて、曲によって苦労した部分とかは?
クハラ「ないですね。終わってしまえば、別にって(笑)」
アベ「俺、合宿が嫌いなんで(笑)。缶詰状態じゃないですか」
クハラ「逆に僕は合宿大好きなんですよ」
アベ「嫌いなんですよ。精神的に良くなくて。だって、アレンジは決まってるんですからね」
チバ「何となく行ってみようって(笑)」
−−−その合宿でプリプロをやったことで、実際に変わった部分とかはあるんですか?
チバ「バージョンが増えたかな」
アベrアレンジは正直言って、変わらないですよ」
−−−−リズムがこなれるとか?
クハラ「逆にこなれるとだめですからね」
アベ「1枚目のプリプロは細かく詰めて行ったんですけど、今日はブリプロする意味あったの
かなって(笑)それぐらいスムーズに行けたんですよ。1枚目は初めてだったというのもあったし
海外だからというのもあったし。今回は楽でしたね。前は構えるじやないですか、どうしても。
でも今回は自然にできたし」
274UV-6:01/11/24 21:10
−−−リラックスしたレコーディングだった?
ウエノ「ロンドン行った時は録るためにわざわざ行ってるじゃないですか。今回は都内だし。
ロンドンだと逃げるわけにいかないけど、東京は簡単に逃げることができますからね(笑)」
アベ「家から通うのが楽ですよ。ホテルからスタジオに通うのとは違うじゃないですか。
どっちも好きですけどね」
クハラ「まあ、ガツンといくだけですから。こっちのほうが慣れてはいますけど」
アベ「でも、リラックス度は変わらないですよ」
ウエノ「やり出したらツルッと。勢いです」
チバ「どっちも緊張しないし」
クハラ「チバは真っ裸で歌ってますから(笑)」
ウエノ「外が見えるスタジオがいいとか」
アベ「でも、録ってる時、目線がこっちに来るのが嫌で。俺もギターのダビングの時に背中
向けてましたよ(笑)」
チバ「俺は踊りながら歌っているからな(笑)」
ウエノ「それを見られたくない」
アベr実は結構見てんだよ、ぱれてて」
−−−そこまでするのは、ライブのテンションに持っていくため?
チバ「何なんですかね」
クハラ「1人であっち側に行かされるのほ、こっぱずかしいですよ(笑)」
アベ「みんなの視線がすごいよね」
クハラ「でも、歌だけはわかんないですからね」
−−−だけど、自分の楽器やパートは自分で最終的にOKを出すわけですよね?
クハラ「あとは雰囲気で」
アベ「ギター・ソロで違うテイクが3つあって、どれもいいとしたら、その選択が一番難しいですね。
俺がどれでもいいと思ったらみんなに任せて」
チバ「2ついっぺんに出したのもあるけど。それ使ってるよ」
アベ「偶然にもいい童なり合いしてて」
チバ「ま、完壁なアルバムですよ。間いてくれって感じです。聞いてみなきゃわからない」
275UV-7:01/11/24 21:11
−−−中でも特にこういうところを出したかった部分というと?
チバ「録る前に次のアルバムはたぶんドカン!という感じになるだろうなって思ってたし。
そうなったんで」
アベ「今は押すことしか知らないですね。前のめりだけで」
チバ「今が一晩いい時ですね。あとは落ちるいっほうですよ。みんな体も弱ってきてるし」
ウエノ「無理がきかなくなってるし」
アベ「でも、俺は理想のアルバムだと思う。アルバムって、この曲は飛ぱすよっていう曲が
中にはあるじゃないですか。それがないと思う」
−−−確かに、何かが良くて何かがいまひとつ、というのはないですよね。
アベ「俺はそれをすごく感じたんです。そういうアルバムを自分が作れたらいいなと
思っていたら、できちゃったんです」
クハラ「えらいもの作っちゃいましたね」
一一2枚目にして傑作?
クハラ「やぱいな〜」
チバ「恐いね〜」
−−−小粒な曲はなくて、どっしりとした曲が並びましたよね。
チバ「みんな横綱って感じですね。タイトル、『横綱』にしておけば良かったな(笑)」
ウエノ「『High Time』と書いて『横綱』と読む」
クハラ「じゃ、3rdは『千代の富士』と書いて『ウルフ』と読む(笑)。断髪し終わった
千代の富士のアップ。『ウルフ』て決まりですよ(笑)」
276UV-1:01/11/24 21:12
ミッシェルのキーパーソン、チバユウスケの本質を探る!!UV vol.12
Deep Inside "High Time"

−−−音楽を始めた頃は、どんなものを聞いてたんですか。
「最初はルースターズですね。それからパンクに入って。ダムドとかバスコックスとか。
それからドクター・フィールグッドですね。20歳の時に」
−−−これだっていう手応えが。
「ありましたね」
−−−そこからは迷いなく。
「バンドでやってること、自分たちが出してる音に関しては全然」
−−−プライベートではどんな音楽を。
「なんでも聴きますよ、古いのも新しいのも。最近ではバター08が良かったですね」
−−−イギリスのギター・バンドも聞く。
「好きですね」
ウエディング・プレゼントとか。
「ああ、大好きですね」
−−−アルバム聞かせていただいて、今時珍しいぐらいやりたいことがハッキリしてる人たち
だなと思ったんですが、最初から自分たちにはこれしかないって感じですか。それとも色々
選択肢はあるけど、あえてこれをやってるという感じなのか。
「やりたいのはこれだなと」
−−−それは8年前にフィールグッド聞いた時から変わらず。
「いや、変わってると思いますよ。8年の間に聞いたレコードは膨大なものがあるし、そういう
のに全部影響受けてるから。でも根本的なものは変わらないですね」
−−それは言葉にして言うと何ですか。
「なんだろう。バンドっぽさ、かな。ギターで始まって、ドーンとリズムが入ってっていう……
そこは一貫してると思います。本当のルーツっていうか、フィールグッドとかザ・フーとか
キンクスとか、その辺は崩れないですね」
277UV-2:01/11/24 21:15
−−−でも、こういうオーソドックスな音を出すバンドって、実は今、そんなになかったり
するでしょう。さっき話に出だバター08にしても、やり方はいろいろあるわけじゃないですか。
そんな中で、こういうやり方にこだわる理由というか、確信の根拠は。
「なんていうのかな、選択肢みたいなのは沢山あるけど、それをあれこれ選ぶ前に出来ちゃうって
いうか、音を出した瞬間にそれが出来上がってるっていうか。そういういろんなやり方っていうのは
自分たちで消化してるつもりだし直接的にやったことはないけど、そういうのからも影響受けて
やってるのが、これだなって気はしますね」
−−−考え込む前にポンと音が出てくるってことだけど、たとえばミュージシャンによっては、
自分の手癖で音楽作るのは簡単だけど、そこからいかに逃れるかが重要だっって言う人もいますが。
「俺はその手癖を活かした方がいいと思いますから。手癖からいろいろ広がっていくものだと
思うし、まず最初に手癖がないと何も作れない。それがルーツだったりするわけじゃないですか。
ルーツをそのままやろうとは思わないし、手癖だけやってるつもりもないけど、元にあるものは
崩したくないし」
−−−もちろん自分のルーツをしっかり持つことは大切だけど、日々いろんなレコードを聞いて、
こういうやり方を試してみよう、とか思わないですか。
「たまに考えますけどね。こういうのも面白いなって。でもどうしようもないんですね 根本的に
あるものが覆されるようなことがないと。変わらないというか、変えようとも思わないし。ドラムが
ドッカンドッカンいって、ベースがブンブンいってて、ギターがドドーンって。そういう感覚だけ
って感じですね」
278UV-3:01/11/24 21:16
−−−それは100メートルをどれだけ速く走るかって勝負ですよね。28歳になっていろいろ経験積んで
それ以外の勝負の仕方もあるとは思えませんか。
「それは俺は全部踏まえた上でやってるんだと思いますけどね。そういうやり方もあるのは
わかってるし、もう28だし、ギターは30だし。だから全部ひっくるめて考え出して、結局今の
ところはドカンとやるだけって感しですね」
−−−曲を作る時、クオリティには自信あるけど、これはバンドには合わないから使えない、
というのは出てきませんか。
というのは出できませんか。
「それは今はないと思う。でも、やろう思えば何でもやるし、やりたいんだったらやる。ただ
そういう曲はまだ出来てないのかなって気はするし。曲を作る時は常にメンバーの事を考えるから」
−−−それが制約になることは。
「ないですね。他の音が欲しい時はレコーディングの時に考えるし。特に今回は他に何もいらない
と思ったから」
−−−じゃあ、自分が迷うこともなかったし、自分のバンドに限界を覚えたこともない。
「前のギターの時はありましたね。でも今のギターに代わってからは限界は見えてないです」
−−−同じストレートなギターロックをやっていても、消えていった人たちと自分たちの違いは?
「感覚的なことで言うと、ルーツの出し方がうまいかどうか。ストーンズやろうと思ったら、みんな
完壁にストーンズになっちゃうでしょう。だけど俺らはストーンズ好きだけど、そのままやろうとは
思わない。俺は自分たちをすごく幅の広いバンドだと思ってるんですよ。何もかも突っ込んだのが
これなんじゃないかって気がしますけどね。あまりわかってもらえないですけど」
−−−確かにパンクとかルースターズとかフィールグッドとかウエディングブレゼントとか、いろんな
ものは入ってるけど、その全部が一定の方向を向いてるって感じがしますね。初期のストーンズも
そんな感じでしょう。いろんな要素が入ってるけど、でもイメージは一貫してる。
「そうですね。ストーンズは、今でも初期のカバーばかりしてた時期のが好きですね。
ガレージっぽいのが」
279M@MA magazine 002(1997-8):01/11/24 21:38
M@MA magazine 002 特集「憎みきれないろくでなし」
インタビュアー;石角友香 ※チバのみ
『日常に死の淵、そのへりでお茶を飲む男』
客に対する罵詈雑言、翻っての自己嫌悪、放っといて欲しくて、放っとかれると
いじけ出す。性急なビートと、苛立ちを引き千切らんばかりのボーカル。
その上ルックスはブリティッシュ・ビート・バンドというか、往年の日活
アクション的というか、おかげで“チンピラ”呼ばわりもしきり。が、
実のところチバという男は自身のプラス、マイナス(というより、デコボコか)に
非常に自覚的だ。例えば彼は大抵の音楽は聴く。ただのビニール・ジャンキーじゃ
ない。なんでこんなもんが売れるのか?は、判った上で唾棄するのだ。
その唾棄の部分に1点集中すれば青臭いばかりだが、彼はもっとギリギリの
タイトロープ上にいつもいる。
――それにしても休めませんね。
「や、でも明日から休み」
――でも急にポカッと暇になったらどうなんです?
「(佐内さん、マネージャー騒ぐ)……うるさいよ!(笑)。や、でも適当に
レコード屋とかね…家。家とレコード屋」
――それでも“家とレコード屋”なんですね(苦笑)。
「そうっスよ」
――でも大事な?
「大事な休暇」
――その間DJ業やったりするんでしょ。
「そう、うん」
――結局離れられん(笑)。
「そう!(苦笑)今思うと何も休みの日にそんなことしなくてもいいのにと
思ったけど。でもいいんだ、俺、主催だし…あんましてないけど、
でも命名したのは俺だし」
――定期化してない?
「定期化して、ちょっとやる」
――音楽がらみ以外にバカンスとることはありえない?
「…他にせいぜいなんか服屋行くぐらい」
――いいっスよ、南の島。バカにしてたけど。
「あー、そういうのは憧れるんだけど。行ったら行ったでね、
絶対楽しいだろうなと思うんだけど。楽しいつーか、“バカンス”!
いいよね、そういうのは」
――無理やり決めてもらわんと。仕切るの上手い人に。
「あんまし、でもそういう人知り合いにいないし」
――確かに。
「みんな南の島に行くような金ないしね」
280M@MA-2:01/11/24 21:40
M@MA続き2
――今、すっごい安いですよ。
「安いんだ?」
――でも同じ7、8万あったらレコード買うほうがいいと?
「っていうふうに思っちゃうんだよね…貧乏性だからね、どうしても」
どうやらチバの頭の中は、もう次のアルバムの音と実際の
レコーディングで埋められているようだ。ハタメには少々痛々しい
くらいのツアー痩せ(?)も、当り前の日常に映る。
――今日はチバさん一人だし、言葉って表現をする部分について
話をと思って。
「うん」
――バンド始めて、歌詞書く取っ掛かりってなんでした?
「うーん………まあ、でも一応歌がある訳だから、それで言葉は
あった方がいいと思うし、うん。……そんな程度かな」
――人の詞とか、そういうのは?
「うーん…多分、直接何かに影響受けて歌詞を作るってのは……
なかったと思うな」
――1番最初に歌詞を書いた時のこと覚えてます?
「まあ何となくは。でも曖昧だけど」
――それは曲があって必要に迫られて?
「…うん。だからギターで曲を作ってて、それに合わして…
作ったつーか」
――でもやっぱ洋楽育ちでしょ。
「うん」
――日本語にはあんまりないシュールさとか、トーンとして
あるんじゃない?英文和訳的な。
「うん、あのー…俺の買うレコードって結構昔っから外盤なんですよ」
――対訳見てないんだ。
「そうそう、ないんだよね……ないからね。……だから『ジョン・
レノンがこう歌ってるんだよ』とか言われてもさ…判んねえっつーか。
そういう人はね?歌詞の内容どうのこうの…。でも、なんか詩集とか、
例えばルー・リードだったりモリッシーとか、そういうのは買いは
しないけどちょろっと見たりはする。デビッド・ボウイとか、
見たりした」
――それは随分昔?
「うん、随分昔っつーか、ハタチとか」
――じゃ自分の書いてるものが知らずにそうなってた感じ?
「うん…そうかなあ?」
281M@MA-3:01/11/24 21:42
M@MA続き3
――基本的に言葉が投げ出されてる。
「……そういうのがいいかなつうーか、ま、好きなんだと思うんだけど。
だからメロディがあって……じゃあ言葉はどうなんだ?っつーことでさ、
うん、そういう感じ?」
――前後左右とか時間軸っていう感じじゃなくて?
「あーそうですね。でも結構自分の中ではちゃんと時間はあったり
するんだけどね。…ま、それは出てないのかもしんないけど」
――言葉自体が出てくる時って変わってきました?
「いや、変わんないですね。……まあ家にいる時が多いけど、あとは
電車の中とか。まあでもメロディは電車ん中が多いかな?あとはスタジオとか、
その適当にセッションしてるあいだに。……言葉はやっぱ家かな」
――家でもどういう状況?
「うーん……なんかこう………いきり立ってる時とかね。……でも色んな
時あると思うんだけど。ボケッとしてて出てくる時もあるし、
『歌詞を作ろう』と思ってやるときもあるし。もう曲があるときには
ギターを持って、それを確認しながら乗せるっつーか、そういう時もあるし
言葉だけ先に出てくる時もあるし」
――でも比率そのものは前とそんなに変わってない?
「うん」
――ミッシェルの歌詞って、ことごとくほとんどラヴソングだと
解釈してるんですけど。
「うん(あっさり)。……それはそれでいいと思いますよ」
――どうもそういうニュアンスに取ってしまう。
「……で、いいよ。そういうのもアリだ」
――例えば「帰れ!」って歌っててもラヴソングっていうかさ。
「?」
――それは拡大解釈か(苦笑)。
「うん?『帰れ!』って歌ってんのってあったっけ?」
――日本語じゃないけどさ。
「あー、『Baby, please go home』とかそういうの?あれはね?
あれハマってるよね(笑)うん」
――例えば他にも題材があるとしても、“俺は荒野をいく”とか、
案外そうじゃなくて、“2人な感じ”。
「ふーん」
――もしかしたらロックンロール古今東西かもしれないけど。
「………………」
――って感想言ってもね(苦笑)。
「いや、そういうのでも、そういう感想を書いてくれればいい」
282M@MA-4:01/11/24 21:45
M@MA続き4
――個人的なことのようであって、でも歌詞の抽象度のせいで
不特定多数に届いているような気がする。
「うーん、………とね、その抽象的にしようとかってのはね、
俺はだけど思ってないからね。ああいうふうになっちゃうんだよね」
――でも平べったく言うとロマンチックですよね。
「うん(あっさり)」
――“うん”って(笑)。
「ロマンチストだからさ(笑)」
――でも、目指して書いてる訳じゃない。
「うん……『ロマンチック』って新曲あんだけどさ」
――うっそ? マジ?(笑)
「うん(笑)」
――それ、そのものをタイトルにしてみようと思えたんですか?
「そう、前からずっと、っていうかタイトルにってことじゃなくて
……テーマ。テーマっていうか」
――自分にとってのロマンチック?
「そうなのかな、自分にとってっていうかね……まあ、そうだね
『こういうのってロマンチックだよな』って思ったことを書いた」
――じゃそれは次のアルバムに入れる?
「多分入ると思う」
――じゃ、それはでき上がってから知るとして…。
「いや違う雑誌でね…」
――喋ってんの?
「ううん、連載みたいなのをやってんだけど、自分のことを
書いたんだけど。なんつーんだろうな、あーいうの……800字
なんだけど……前から思ってたことを800字にしたんだけど……
タイトルが“ロマンチック”っつーんだけどさ。で、それを
書いたら…詞にしたいなと思ってたことを800字にしちゃったから
……詞もできたんだよ(笑)」
――文章の800と歌詞と違いませんか。
「違うんだけど、800字にしてみたら…」
――見えてきた?
「そうそう、前から、その考えてたこと」
――それ自体はどんな?
「文章。男の話」
283M@MA-5:01/11/24 21:46
M@MA続き5
――“こういう時、男は”みたいな?
「うん、そうそうそう………ロマンチックな話なの(笑)。
かいつまんでいうとね………日常の話」
――自分のこと?
「自分のことを書いてるつもりじゃなかったんだけど……まあ、
身近な人に『これはあんただ』とか言われた時に『あ、これ俺だ』と
思って(笑)。そういう感じかな。でも、凄く気に入ってるんだけど」
――今までもいっぱいロマンチックな歌詞あるじゃない、
それとは違うアプローチ?
「判んない(苦笑)」
――だってチバさんの歌詞、例えば『世界の終わり』にしろ
『リリィ』にしろ1人で終わるって感じじゃないんですよ。
「……うん」
――それロマンチックじゃない?“2人で逃げよう”みたいな。
「(この間25秒経過)でも、それとは違うかな」
――違うんだ?
「多分…うん」
――“1人で消えるんじゃない”ってニュアンスは間違ってない?
解釈として。
「うん、まあ『リリィ』にしてもね、『世界の終わり』にしても一応、
相手がいるっていうか……相手じゃなくて……一緒にいるヤツって
いうか……うん、一緒にいるってんでもないかな?」
――なんかさ“2人で逃げる”、みたいな感じない?
「あー」
――人は1人っていうより。
「うん、そうだね………そういう歌なんじゃないかな?その2曲は(笑)」
――永遠の短さというか、だから凄い幸福感と共に終わるんですけど。
「……なんか、うん。だから日常じゃないかな」
――それにしちゃドラマチックじゃない?
「だから…まあ、でも結構『こんな人がいたらいいな』とか、そんな
のもあるかもしんないな」
――どんな人っていうより、どういう状況を一緒に迎えられるのか?
「んっとね……でも『こんな人がいたらいいな』ってのも違うな。
どっちかってったら『こんなヤツやだ』つーのかもしんねえな」
284M@MA-6:01/11/24 21:48
M@MA続き6
――あ、そう?(苦笑)
「うーん、………任すわ」
――で、そういうロマンチックとは違うんだ、今度のは。
「うん。俺の思ってるロマンチックはそんなんじゃない」
――音聴く前に聞くのも嫌だな、やめとこ。
「ふ(苦笑)。や、カッコいいよ、あ!そっか、でももうだからツアーで
やってるからね、こないだの」
――“マラカス”とかじゃないの?
「マラカス、マラカス」
――あ、あれ?
「うん、そうそう」
――そういうことか。なんか、あの曲って別に重いっていうんじゃ
ないけど、今まで刹那的だったりそういうとこで捉えられてた
もんとは違うと思った。
「曲が?うん、そうだね、なんか終わんない感じっていうか」
――これは聴き手に対する第1時期リトマス試験紙って感じがした。
「ふーん……そうなのか?」
 後になってその文章「ロマンチック」を読んだ。ある晴れた日。
何故か聞こえるマラカス。君。お茶。平熱の日常の無意味なようで、
そこにしかない意味。そんなことを感じる内容だった。
285M@MA-7(最後):01/11/24 21:49
M@MA続き7
――ちょと時間を戻しましょう、『Get up Lucy』に。これは逆に
今までの流れかと。勝手に名前つけてんですけど
“至上の愛・即ジ・エンド版”ていうか。
「あー。…………ははははは!」
――この人(ルーシー)まだ生きてんのかな?と思ってしまう。
「あーそうだねえ……そうそう、言われるなあ、それ。言われたなあ」
――自分ではどういう感じ?
「あんま言いたくねえな(苦笑)」
――なんか、イギー・ポップの『Tonight』に似てるなと思った。
「……どんなんだっけ?」
――あれは死んでるんです。
「なんに入ってるヤツ?」
――『Lust for Life』。あれは、もうアタマで死んじゃってて、
その死んだ彼女に“今晩全てはうまくいく”みたいなことを言ってる。
「うん……ま、でもこれは生きてるとか死んでるとかいうのは、
あんま明確にはしてない」
――凄いベタな質問するけど、チバさんの人生上の優先順位の
1番って何?
「ん?……レコードじゃないかなぁ」
――マジで?(笑)
「うん、多分(笑)。レコード、まあでも結局それがバンドに
繋がってんだけどさ、聴きたいもん作るっつーか」
――もしさ、彼女が家に来てて火事とかなって、それでもレコード
持ち出す?
「ふふふ(自ら呆れ笑い)、それ文章になったら怒られるから……
ま、なんとも言えない。その時になってみないと判らない」
――でも「レコード」って即答すんのが怖い。
「………」
――言ってるだけなんじゃないの?(笑)
「ん?さあね。ま、でもいいんじゃないスか?」
286UV-4:01/11/24 22:06
−−−今後バンドはどういう方向に。
「このままですかね。このまま行けばいいなと思いますけど。ドンドンいっても、バンドのパワーが
増幅していくような感じがしてるんですよ。でもその増幅したパワーを表現するのに、バンドのスタイル
が変わってもいいと思うんですよ。それこそ、打ち込み使わないとその増幅した感じが出せない
んだったら、そうするだろうし」
−−−ああ、じゃあ今のスタイルにこだわりがあるわけじゃなくて。
「こだわりがないわけじゃないけど、こだわってナンボだと思うんだけど、どうしてそっちの
方がカッコいいって思えるんだったらそっちになると思う」
−−−今のところは今の編成で大丈夫と。
「やりたいことは完璧にやってると思う」
−−−たとえば、ジミ・ヘンドリックスのあとのギターにどれだけ可能性が残されているんだって思って、
サンプラーやシンセサイザーを手にした人がいるわけですが、そういう思いに捕らわれたことは。
「たぶん、そう思った人はジミヘンを越えたかったんだと思う。でも俺は別にジミヘンやフーを
超えたいとか思わないから」
−−−じゃあどういう所に目標が?
「目標ないです」
−−−バンドとして、ここまで行き着きたいとか、到違点を見たいとか思わない。
「新曲が出来てきたりとか、そういう意味の楽しさはあるけど、それが到達点なのかと言うと
違うと思うし、いいライブをやったらそれが到違点なのかって書うと、それも違う。やっぱり到達点
っていうのはないと思う」
−−−となると、バンドなり音楽を続けている最大の動機って何ですか。
「単純に好きだからって言うしかないのかも知れないけど、ほかにやることなかったからって
いうのもあるし」
−−−でも音を聞くと、何か明確な一点を見据えてやってるバンドって感じですが。
「たぶん俺ら、そこまでわかって演奏してないですよ。それが見えたら、ここまででいいんだって
力を抜いちやうだろうし」
287UV-5:01/11/24 22:06
−−−ご自分の性格って、どう分析します。一本気な方か、ヒネくれてる方か。
「どっちかっていうと、ヒネくれてるのかな。わかんないけど。何でもあんまり信用したくない
というのがありますね」
−−−今自分のやってることを客観的に見てる自分がいる、みたいな。
「そうですね。そういうのもチャンと見えた上で、やってるから」
−−−周りの期待とかあるでしょ。スタッフとか、ファンとか。そういうのもすべて背負いこむ
覚悟はありますか。
「ないですね」
−−−(笑)逃げたいと。
「常に思ってる。だけど来ちゃうんですよ、こんなところ(インタビュー場所)に」
−−−取材嫌いですか。
「たとえば今みたいな質問で思い知らされるでしょう。いろんな、ふだん考えたくないことを。
自分はどんな人間だろうなんて、ふだん考えないからね。自己分析を強いられるのが苦痛で苦痛で」
−−−すいませんね、これが仕事なもんで。
「そうでしょう。これ仕事なんですよ。だったらやるしかない」
−−−でも、なんだかんだブツブツ文句言っても、結局周りの期待に無理しても応えちやう方
じゃないですか。あなたは。
「(笑)きっとそうです」
288UV-1:01/11/24 22:08
Go ahead,michelle

『High Time』が高い評価を得ているが、本人達はいたってクールな反応。それより10月の学園祭、
キャンペーン、そして11月からは全国ツアーと、アルバム完成の余韻にひたる間もなく多忙な
スケジュールで動き続けている。特に12〜1月にかけてのツアーは"High Time"ツアーということで、
ファイナルには新宿リキッドルーム2デイズも決定。97年も走り続けそうだ。

12月から、"High Time"ツアーが始まりますけど、やっぱり『High Time』の曲がメインに
なるんですか?
クハラ「なるんでしょうかね。まだ何も決めてないもんで。前回も"cult grass stars"ツアーと
言いながら、5〜6曲しかやってなかったですから(笑)」
チバ「知らねえ曲ばっかりだよって(笑)」
クハラ「しかも、新曲もできていた時期なんで。それは今回の『High Time』に入ってる曲
なんですけど。CD聞いて来たら、聞いたことのない曲ばかりだって」
チハ「でも、次は『High Time』の曲をやりますよ。4〜5曲ぐらい」
クハラ「同じじゃねえかよ(笑)」
−−−ツアーの前って、短い間に集中してリハーサルして作り上げるみたいな感じですか?
クハラ「曲順がある程度、幹みたいなものが決まれば、あとばすんなり」
チバ「ギリギリまで決まらないですから。馴染まなかったら変える、というふうにやってるから。
逆に全然法まらないで、とりあえず曲だけ練習しようとか。スタジオはいつも入ってるから」
−−−そういえば、定期的に練習してますよね。それで、ギリギリまで曲順法まらなくても
そんなに心配することはないというか?
チバ「普通のバンドば、そうじゃないんですか。ふだん練習しないんですか?」
−−−しない人、多いですよ。
チバ「過に3〜4日とか、スタジオに入らないんですか?」
−−−それはかなり多いほうですよ。
チバ「あ、マジすか?ふだん何してるんですか」
−−−ふだんは遊んでるんじゃないですか(笑)。
チバ「え、ツアー前にガーッと練習するの?それ、おかしくない?」
クハラ「何か、詰め込みの試験勉強みたいですね」
チバ「へえ〜、知らなかった」
289UV-2:01/11/24 22:09
−−−ミッシェルは練習が好きなんですか?
チバ「曲を練習するのは好きじゃないんですけど、スタジオに入るのは基本的に好きです。
あ、それでみんなツアーの前に一生懸命やるのか。ツアーのリハ、とか一言って」
クハラ「その、リハっていう言葉もやめなさいって感じだよね。練習って言いなさい。リハは
会場でやる音合わせだろうって」
チバ「でも、マジで知らなかった」
クハラ「まだまだ知らないことは多いですね」
−−−でも、そうやって日頃から練習してて、曲のノリが身体に染みついた状態でライブにすぐ
のぞめるわけだから。
クハラ「うん、全然そっちのほうがいいと思うんですけどね」
チバ「だって一週間練習しでなかったら、不安になるもんな」
クハラ「勘みたいなもんじやないですか。特に慣れてないと出ないというか」
チバ「だから、みんなヘタクソなんだよ」
クハラ「それ一言おうと思ったんだけど、ガマンしてたのに(笑)」
−−−ツアーの後半になって良くなってくるケース、多いですよ。
クハラ「そんなの初日のお客さんに失礼ですよ。芸人なんですから(笑)」
チバ「俺ら、逆ですよ。最初が一番良くて、あとはボロボロになって終わる(笑)」
クハラ「すごいゆるやかなミディアムテンポ8ビートになっていって(笑)。今回はそれを
注意しないと」
チバ「俺ら、初日だけが本番、あとは惰性で終わる(笑)」
クハラ「そっちのほうが滑らかですよ」
チバ「だから、東京のラィブ、ボロボロなのか(笑)」
−−−今回は本数的には多いほうですか?
クハラ「ちょうどいいですよ。白地図をつぶしていきますよ。本数増えましたね」
チバ「この次からは、いわゆる大都市は行かないで、小さい所に行きますから」
クハラ「次は行ってない所ツアーとか。今回のツアー行けば、結構行ったことになりますよ。
今回は千人ぐらい入る所もあれば、百人ぐらいの所まで、いろいろありますから
290UV-3:01/11/24 22:10
−−−しかも、年末年始をはさんで。
チバ「少し休んで、チッタから始めると。お年玉ライブ(笑)?でも、ツアーの3分の1ぐらい
終えて、少し休んだところだから、ちょうどいいかもしれないですね。あとはガーッと」
クハラ「今回は街自体が初めてという所もあって。金沢・岡山・長崎・熊本。あと、車移動
なんですけど、北海道の大雪を誰も気にしていないのが不安で。実家の友遠は懸念してますよ。
東北より北は注意しないと」
−−−地方のライブで反応の違いはあります?
チバ「そんなにはないですよ。田舎に行けば行くほど、若い人が多い。高校生が多いんじゃ
ないですか。みんな二十歳ぐらいになると、大都市に出て行っちゃうんじゃないですか」
クハラ「年取った方も多いですよ。40に手が届く女子が見に来てたり(笑)。神戸では子供連れ
の奥さんが来てたり」
チバ「子供2人連れて来てたもんな」
クハラ「地方に行くと、過熱ぎみの人も多いですね。自分が地方出身だから、気持ちもわかるん
ですよ。年に1〜2回ぐらいしか来ないから、燃えるんでしょうね」
チバ「名古屋とか、女の子がダイビングしてたもんな。オーッと思ったよ」
−−−じゃ、"High Time"ツアーに向けて特に何かというのは?
チバ「何もないです(笑)。ふだんやってることをワンマンで回ろうということで。せっかく
2nd出したし。地方に行くだけですよ」
クハラ「それをツアーって言うんだよ(笑)」
291UV-4:01/11/24 22:11
−−−ツアーって、普通はアルバムと連動して始まって終わるという区切りがあるんですけど、
ミッシェルの場合はずっとライブが連続してるから。
クハラ「けじめのないバンドなんですかね。垂れ流し(笑)。でも、リキッドルーム2デイズで
一区切りという気はするんですけど」
チバ「と思うでしょ。でも、ちょっとたったらバーッとスケジュール入ってくるから」
クハラ「気持ちの問題ですね。リキッドルームの頃はもう次のライブも決まってるかも」
チバ「ライブばいいですよ。面白いイベントだったら、出たいし。リキッドルームはデビューして
ぴったり1年なんです。もう10年やってるような気分ですよ(失)。それは大げさにしても、
4〜5歳は老けたもんな」
クハラ「オレ、顔がもっとオッサンくさくなってほしいんですけどね。童顔のくせに動きが
オヤジだから、自分でも気持ち悪いんです。これで俺がオッサンくさい顔になれば……」
チバ「そうすると、どうなるの?それはパンドにとって利益になるの?」
クハラ「いや、全然利益にもマイナスにもならない。俺自身の問題なんだけど。そういうのを
踏まえて(芙)」
チバ「踏まえた上で(笑)。いろんなことを胸に抱きつつ、ツアーで蹴散らしに行くぞどいう
感じですね」
クハラ「蹴散らすというのはキーワードですね」
チバ「パワーショベルでグワーッと行くような。最初だけですけど(笑)」
292LAWSON TICKET ◆AlKjGCvk :01/11/24 23:19
ロックンロールってなんだ?
それは黒スーツを着るということでもなければ、
ハーモニカを鳴らすということでもない。
ましてやステージでがなるということでも、
何も語らないということでも、当然、酒を飲むということでもない。
聴くしかないのだ。ミッシェルの“6つ目爆弾”を。
チバユウスケは、何がロックンロールか知っている!!

ミッシェル6枚目のアルバム「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」が発売
された。独特の疾走感と、これまで以上のハイテンション。1曲目からラストま
で一気に駆け抜ける、ロックンロールの名にふさわしいアルバムだ。だから一層
知りたかった。どういう雰囲気の中でこのアルバムが誕生したのか。ボーカルの
チバユウスケは、今冷静にどう感じているのか。そのあたりをみっちり聞くべく、
取材班はインタビューのために用意された部屋をノックした。そこで飛び込んで
きたのはチバの鋭い眼光と机の上のサングラス、その横に置かれているハイネケ
ンの缶。そしてアルコールの匂い。「大丈夫ですよ、まだ酔っぱらってないから」
挨拶のこの言葉を皮切りに(ハイネケンの空き缶の横にキリンラガーが置かれた
ことを皮切りに)、チバユウスケへの取材はスタートした。どうなる!ほろ酔いイ
ンタビュー!!
293LAWSON TICKET ◆AlKjGCvk :01/11/24 23:22
●まずレコーディング中の全体的な雰囲気についてお伺いしたいのですが?
「普通だったね。ほかの人たちのを見たことないから比べられないんだけど、少
なくともいつもワイワイ騒いだりはしない」
●スタジオで酒を飲んだりは?
「飲みたい人は勝手に飲むって感じ。オレもたまに飲んでた。ま、ビール2、3
本くらいだけど」
●アルコールが入っている時とそうでない時の違いは?
「まったくないね。それが違ったらダメだよ。違ったら音を入れ直すと思う。そ
 れか、ずーっと飲みながらやるって決める(笑)。でもオレそれやるほど強くな
 いからね」
●レコーディングはこれまでと比べてスムーズでしたか?
「スムーズだったよ。っていうか、日数はかからなかった。理由は
 わからないけど」
●メンバー同士で意見がぶつかったりは?
「そりゃぶつかるよ。話し合いなんかしないけどね、なるようになるから。自然
 に一番いいところに行く。アイディアが出てきたらそこで判断せずに、いった
 んみんなでやってみてからOKかどうか考えるし。今回もいろいろ意見はぶつ
 かったよ。たとえば、小節の数って言う細かいものから、テイクをセレクトす
 る大きな部分まで。でも納得できるところに納まっていった」
●レコーディングが終了した日、特別な感情はありましたか?
「ない。家に帰ってすぐ寝た。考えることはレコーディング中のほうが多いね。
 毎回だけど“これはいいものが出来る!”って思う。このアルバムも録音した
 DATを家で聴いて“イイッ!”とか叫んでたと思うよ、きっと(笑)」
●常に家で上がった音を聴いて、個人反省会をしたり?
「うん、常に聴く。別に反省はしないけどね。でもそれでやり直すことはある。
 ほかのメンバーも言ったら納得してくれるし」
●ズバリ、このアルバムの出来はどうですか?
「いや……最高傑作です。毎回そうなんだけど。聴いた?」
●もちろん。カッコ良かった。
「でしょ?」
●前回のアルバムよりスピード感があって、ひと言で言うと全曲突っ走ってる感
じで。
「うん。そういうことだと思う。」
●この「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」というタイトルは、けっこう前に思いついたと小耳に挟んだんですけど。
「よく知ってるね。どっかで言ったかなオレ。うん、去年のツアー中に思いつい
 たんだよ。ホテルでふと」
●で、その後「長いかな?」って思って、自宅の冷蔵庫にタイトルを書いた紙を
貼ってたって……。
「そんなことまで知ってるの?コワイなー(笑)。アレ、ちょっと酔ってきたかも。
 でももう1本飲もうかな。よかったらどう?」
●いや、いまは……ではせっかくだからいただきます。なんとなくカンパーイっ
てことで。
「うん、タイトルは冷蔵庫に貼ってた。絶対1日1回は見る場所だからね。それ
 で慣らそうとしてるわけじゃないけど、いけるかどうか判断できるから。昔か
 らずっとそうだった」
●これまで冷蔵庫に貼ってからダメって思ってやめたものはありますか?
「ないと思う」
●ってことは冷蔵庫に貼ったら決定ってことじゃないですか!
「あつ、なるほどね。そういうことか(笑)」
●ちなみにタイトルにはどんな意味が?
「それがね、オレいつもないんだわ。けっこう歌詞とかタイトルの意味をたずね
 られるんだけど、わからないんだよ、本当に。これまでの曲にしてもそうで。
 どっかで影響を受けたものが自然に出てるとしか言えない」
●独特な言葉が曲の至るところに出てくるので、文学や詩的なものを感じていた
んですけれど、小説とか読まれるんですか?
「ほとんど読まない。歌詞を文学と結びつけてないしね。あくまで曲の一部って
 思ってるから」
●では今回のアルバムでリスナーに伝えたいことはなんですか?
「たくさんありすぎて簡単には言えない。言葉に出来ない感覚的なものもあるし。
 意識して伝えたいことも当然あるんだけどね」
●その意識して伝えたいのはどういう方向のものですか?
「その方向こそがアルバムのタイトルになってる。曲を聴いて、タイトルを見て、
 それで感じてくれたものが全部、多分オレが伝えたい方向と合ってると思う」
●聴き手の感じるままに、ってことですか?
「そういうこと。メッセージっていうのは音楽をやる人は必ずあると思うし、あ
 るから音楽をやると思う。だからオレにも当然あるし、これまでの曲も全部
 入ってるよ。でも受け取り方を強要したくない」
●では、6月半ばから始まる、このアルバムをひっさげてのツアーで、楽しみに
してる土地なんかはありますか?
「特別にココっていうのはないね。全部楽しみ。全国どこでもお客さんのノリは
 変わらないから。沖縄の人は“濃い顔だな!”とかは思うけど(笑)。そのくら
 いかな。海外も同じだよ。認知度で雰囲気は変わるけど、自分たちのテンション
 は同じ」
●場所がどこであれ、歌っていることが最高ってことですか?
「歌ってる時が自分の一番いい時だと思う」
●このツアーでお客さんに感じてもらいたいことがあればお願いします。
「感じるがままに感じてもらいたいです。伝えたいことやメッセージはあるけど、
 何が正しくて何が間違ってるっていうのはないからね」
●最後にツアーへの意気込みを聞かせてください。
「すげぇことになると思いますんで(笑)、まぁ、遊びに来てください」

確かに音楽から何かを感じるためには、ステージを楽しみ、音に触れるしかない。
そんなことはわかっていた。しかし忘れかけていたようにも思う。とにかくライ
ブを観るしかないってことです! チバの言葉といただいたビールの味が、妙に
しみたインタビューでした。Interview=Yamaha Nobuyuki
297J-Rockマガジン98/2の1:01/11/25 02:54
 ザ・ミッシェル・ガン・エレファントのライブを見たことがあるだろうか。今、彼らと同じ時代にせっかく生きている
のなら、1度見ておいて損はない。ただし、その熱狂+興奮+発狂のロックンロールライブは、瞬時にして虜に
なるか、興味を抱かないか、2つに1つ。ジワジワ良くなってきたとか、何度も見ていると良さが分かってきたとか、
そんな中途半端は絶対ありえない。好きか、嫌いか。ミッシェルはそういうバンドであり、そういう音なのだ。
 さて、そんな彼らが絶好調の最新アルバム『ChikenZombies』を引っ提げて、いよいよ全国36都市52公演
という脅威の『WorldChikenZombiesTour』をスタート。チケットはほぼ完売状態らしいが、今回はそんな
ミッシェルさんからチバユウスケとクハラカズユキの2人に、バンド資料を見ながらライブについて語ってもらった。
自分達の思うカッコ良さへのみ突き進むミッシェル魂(?)は、ここにもしっかりと感じ取れる。

・今回は間もなく52本の全国ツアーが始まるということで、ライブを中心に話を聞こうと思ってるんですよ。
まず2人が初めてステージというものに立ったのは、いつ、どんなバンドでだったんですか。
チバ:俺はミッシェルですね。
・バンド資料に書いてある91年の4月3日ですか。
チバ:ホントはねぇ、ミッシェルは88年にはもう作ってたんですよ。ライブハウスでちゃんとやったのは89年ぐらい
かな。
・ミッシェル・ガン・エレファントというバンドの初ステージは思い出せます?
チバ:うぅ〜んとねぇ……、あっ、ラ・ママ(渋谷にあるライブハウス)の昼! 思い出した!
クハラ:落ちたんでしょ(笑)。
チバ:うん(笑)。オーディションみたいなライブだったんだけど、要するにラ・ママの夜に出るためにはそれに出な
きゃならなくて。
・で、落ちちゃったんですか(笑)。
チバ:落ちた、落ちた(笑)。でも、夜の部を見るとくっだらねぇビートパンクのバンドばっかりでね。もう、イヤだった
ね(笑)。こんなのが出てんのに、何で!?って思った。
・(笑)クハラさんはいつですか。
クハラ:人前でドラムを叩いたのは、中学の文化祭ですよ。ドラムは15ぐらいからやって、すぐRC(RCサクセション)
とかのコピーバンドを作ったんで。
298J-Rock98/2の2:01/11/25 02:55
・どんな手応えが残ってます?
クハラ:それがバンドマンとしてのデビューならば、すごい大勢の前でしたよ。全校生徒の前でしたからね。
オール・シッティングでしたけど。
チバ:ハハハハ、オール・シッティング。
・この資料には「91年の4月3日に初ライブ」とあるんですけど、これは何を意味しているんですか。
チバ:それはキュウ(クハラ)の次に、コウジくん(ウエノコウジ、B)が入っての最初のライブ。一応の公称ということ
で。めんどくせぇからね、「その前はもう別にいいや」って(笑)。
・前のドラムをクビにしてもらってまでクハラさんがミッシェルに入ってきたわけですが、その最初のライヴって
覚えてます?
チバ:(場所は)20000VかJAMかどっちか。
クハラ:……もしかしたら、90年の4月かもしれない。90年4月8日の20000っていうのが何か頭にあるんだよ。
…違うかな?
チバ:ああ!! そんな感じする! 俺何か書いたような気がする、そんなことを。
クハラ:チラシにさぁ、「その日20000で何かが起こる」みたいなことを書いてさ。何かそんな数字の並びがあった
ような気がする。
チバ:4月9日じゃない? でも、スゲエよ、オマエ!
・それはミッシェルでの初ライブってことで気合が入ってて覚えてるんですかね。
クハラ:気合はいつも入ってるんですけどね(笑)。やっぱり自分が加入して初めてのライブっていうのは
みんなもそうだと思いますけど、覚えてるもんですよ。断片的にはね。内容とかはもう覚えてないですけど。
・チラシの文字が焼き付いてるんですかね(笑)。ミッシェルって何かあるライブのたびにチラシを作ってたんですか。
チバ:毎回チラシは作ってたよ。次のライブはいつとか。
・チバさんのあの独特な文字で?
チバ:うん、…あっ、手書きじゃなかった。俺、そのころ写植屋でバイトしてたから(笑)。
・すごいですね(笑)。
チバ:うん、俺すごいんだよ(笑)。
・ウエノさんが入ってやった91年4月3日のライブは覚えてますか。
チバ&クハラ:……覚えてないなぁ。
299J-Rock98/2の3:01/11/25 02:56
・そのときもチラシは作ったんでしょ?
チバ:作ってるよ、絶対。ライブのチラシあるじゃん? あれ、俺ずぅ〜っと作ってるよ。デビューするまでも、して
からもずっと作ってたし、今も。最近はデザイナーの人にある程度任せるけど、いろいろ言って。そういうとこは
こだわりたい。
クハラ:今だからこそね。DMも昔から出してたし。
チバ:俺が書いてた。
・マメですね。何がそうさせたんでしょうか。
チバ:とりあえずね、ライブに人が来ないしね。話にならねぇ状態だったから。
クハラ:そのときは死活問題ですからね。
・94年にアベさん(アベフトシ、G)が入ったときのライブもあんまり印象には残ってないですか。
チバ:いや、それは覚えてるよ。っていうか、ギターがいなくて4ヶ月ぐらい活動休止してた後だから。
クハラ:復活! のろしをあげろ!ってことで(笑)。
チバ:そのときも俺チラシ作ったよ。ずっとやってた屋根裏(ライブハウス)にも持っていったし。「復活」とか
「リザレクション(resurrection:復活)」とか書いて。
・その結果は?
チバ&クハラ:入った! すっげえ入った。
チバ:なぜかアベくんが入る前より客が増えてた。80ぐらいは入ってたかな。
・94年のアベさんが入る前に、ウィルコ・ジョンソン・バンドのフロントアクトをやったんですよね。これは覚えて
ますか。
チバ&クハラ:そりゃあ〜、もう〜!!
チバ:忘れるわけないじゃん!! 最っっ高だったよね、あの2日間、1月24日と25日は(笑)。
・日まですぐ出てくる(笑)。これ以来フロントアクトはやってませんよね。
チバ:フロントアクトはない。フロントアクトはヤなんですよ。対バンって形じゃないと。ウィルコは特別。年寄りだし
さ(笑)。だから向こう(海外)から来るバンドとかって、要するに今出てきてるギターバンドで、結局同時代のバンド
なわけじゃない? そういうバンドとは対バンっていう形でしかやらないし、フロントアクトって名目ではやらない。
出順はどっちでもいいから、対バンで俺らの出順が先という形でならやるかも知れないけど。
300J-Rock98/2の4:01/11/25 02:58
・この思い出深いフロントアクトをへて…と言ってもこのときまだインディーズですもんね。ミッシェルってインディ
ーズ時代がかなり長いんですけど。
チバ:悪かったなぁ!
・若き日のミッシェルはライブを続けながら、「いつかデビューしたい」っていう気持ちを強く持っていたんですか。
チバ:いやぁ、ないね。
・バンドがどういう状況でいられればいいなと?
チバ:まぁ、少しは「プロとかになってバンドだけやってられりゃあいいな」とは思ってたんだけど。でも、アベくん
が入ってからはどうでも良かった。「俺らは俺ら」っていうか。
・そんなインディー時代で2人が一番印象に残ってるライブは、どんなライブですか。
クハラ:やっぱウィルコのときですよ。これは絶対挙がりますよね。後はアベくんが入った一発目とか。俺はね。
チバ:ああ。でも俺もそうだな。
クハラ:後は初めてやった大阪のファンダンゴ(95年の初の東名阪ツアー)とか。それはうちらが初めて関東
エリアから出たライブだったんですよね。だから「初めて」っていうのもあったし、ファンダンゴのあの独特な雰囲気
とかも伝わってきて。内容がどうだったかまでは覚えてないんだけど…。
チバ:俺、内容覚えてるよ。ある程度だけど。曲とか。
・シーンが出てくる?
チバ:浮かぶ浮かぶ。マイクのコードがすげえ絡まって。あと、修(マネージャー氏)がいなくて、「助けてくれぇ」
つってマイクで言うんだけど、初めてのツアーだから修は修でテンパッてて。もう、あたふたしてて(笑)。
クハラ:お客さんはまばらでね。
チバ:そう、まばらで(笑)。
・あとは、やはりウィルコ・ジョンソンですか(笑)。
チバ:うん、ウィルコのときのことは覚えてるなぁ。まずねぇ、俺ら機材を当時持ってなかったからみんなで借り
て(笑)。これまでは店にあるやつを使ってたからね。で、客は俺らがオープニングをやるって知らないわけよ。
いや、一応は出てたのかな、当日は。でも、客電消えて俺らのSEが鳴ったときに「ウワァ〜」って盛り上がって
るんすよ。「ウィルコ〜!」とか言って。そこにねフラフラと俺が出ていって「アレ?」みたいな(笑)。それは分かって
たから、イヤではなかったんだけど。だけど、ちゃんと勝ったよね(笑)。
301J-Rock98/2の5:01/11/25 02:59
クハラ:外国人とか盛り上がってたもん。
チバ:終わってから…、そう、いつもそうだよ。外国人ばっかりなんだよ、寄ってくるの。東京版の「TIMEOUT」
って本に紹介したいとか言われて。
クハラ:されたのかどうかは分からないけど(笑)。
・よほど印象に残ってるんですね、これ94年ですよ。
チバ:残ってるよ、ウィルコだもん。2デイズやったんだよね。リハのときとかもさ、ウィルコが見てるんだよね。
緊張したよ〜。バンドのメンバーと一緒にいてさ、そんでこうやって(足を床にトントンさせる)リズムとってんだ
よね。すっっげえ、うれしかったよ。いいヤツだったよ、ウィルコは(笑)。
・メジャーに行ってからのライブというのは…、資料には「ソールドアウト」の文字が目立ちますけど。
チバ:俺、別にソールドアウトしなくてもいいんだよね。増えるのはいいことだと思うんだけどさ…。
クハラ:ソールドアウトだからどうだっていうのは、ないよね。
チバ:まぁ、もちろんソールドアウトした方がいいんだけどさ。一番理想なのは当日来て、観れるっていうか。
クハラ:前売りも売ってて、当日券もあって。例えば昨日CD聴いて今日たまたまライブやってるからって行って、
当日券で観るとか。それで全部ソールドアウトしたっていうのが、ステキって言やぁステキですよね。
チバ:まぁ、そうもいかねぇんだろうなぁ。
・苦しいところですよね。ソールドアウトはそれだけいろんな人がミッシェルに興味を持ってるってことだし、逆に
それは観れない人も増えるということだし。
チバ:う〜ん、でも観たいなら頑張ってチケット取るからさぁ。俺らだって、最初にポール・ウェラーが来るつった
ときは電話しまくったもん。そういうもんだよ。
・1月からは、いよいよ『WorldChikenZombiesTour』が始まるんですが、このツアーのことは何か考えてますか。
クハラ:まだ、何もですね。
チバ:あっ、でもね、一つだけ考えてることがある(含笑)。まぁ、それは言わないんだけど。
・なんですか(笑)。
チバ:だって、それを言ったらさぁ…。やることはいつもと一緒なんだから。せいぜいワンマンだから、20曲か25曲
かそれぐらいやるぐらいでしょ。
302J-Rock98/2の5:01/11/25 03:02
・でも、どんどん曲が増えてきてるから、メニュー決めるのに迷いませんか。
チバ&クハラ:迷いますよ!
クハラ:だって、今でも発表してるのが50何曲あって。
チバ:今、デビュー1年と半年ぐらいか? なのにリリースもの全部集めたら、50何曲あんだよ。そんなヤツらいな
いよ。すごいだんよ、俺ら(笑)。
クハラ:だから「最近あれやってないね」「そのへんどうだ」ぐらいの話をして。
チバ:で、「いいよ」とか。「却下」とか。
・体力作りとかはやらないんですか。
チバ:ライブを重ねていくと体力がついてくるから。だから逆でも、普段からライブやってるから、あんまり関係ない
んだよね。
・でも、52本もあると途中でダレるかもしれないですよね。
チバ:ダレるよ(笑)。…いや、ダレない(笑)。
クハラ:本番やって、疲れないわけはないんですよ、絶対に。だけど、やっぱステージは麻薬だから(笑)、上がっ
ちゃうと疲れなんかチャラになっちゃうんです。そりゃ、ありますけどね、ステージに出たらいろいろ。
・ずぅーっとライブやってるんですけど、昔と比べてこういうところが変わってきたなっていうのはありますか。
チバ:バンドは強くなってると思うよ。
クハラ:タフにはなってるでしょうね、いろんな意味で。
・内容としては昔と変わってるわけじゃないですよね。
チバ:全然変わってないよ。この前、屋根裏でやってたころの映像とか見てたんだけど、全然変わってない。
カッコ良かったよな。
クハラ:あの何かキュッとした感じがいいよね。
チバ:何かヤクザみたいな感じだったよ(笑)。今も、チンピラ、チンピラって言われるけどさ。「そういうふうに言わ
れるのも分かるな」と自分で思った(笑)。
303J-Rock98/2の6:01/11/25 03:04
・では最後に、このツアーの目標みたいなものを。
チバ:とりあえず早く終わればいいなぁと(笑)。
・例えば大きなホールを間に数ヵ所入れたら本数は減るんですけど、ホールでやる気はやぱりないんですか。
チバ:ないね、とりあえず。パンク上がりにはね、ホールは向いてねぇんだよ(笑)。
・音楽に関係なく、みんなホールを目指してる風潮がありますけど。
チバ:そうなのかなぁ…。っていうか、それは周りのスタッフがそう望んでるっていうか。バンドもそうなのかも
しれないけど。あろは何か雑誌とかが悪いんだと思うな。…とか言ってこれ終わったら夏にすぐホールツアー
とかやってたりしてな(笑)。
クハラ:それもありだよ。裏切ってなんぼですから(笑)。ホールになってみんなに「ウソつき〜!」とか言われても、
きっと俺らは平気でライブやってますよ。「だって本数多いんだもん。まとめればいいじゃん」って(笑)。
・でも今はこのツアーですよ。
クハラ:そう、これですよ。だから何かホントにね、戦いですよ。戦争ですね。
・勝つ自信は?
クハラ:ありますよ。負けても負けた気しないですよ、ホント。例えコテンパンにされても、精神的には負けてない
と思いますから。
チバ:自衛隊上がりですからね。しかも、航空自衛隊ですからね。
クハラ:お国のために頑張りますよ。
・ミッシェルのために頑張ってくださいよ。
クハラ:もちろん! 2級船舶持ってますから。
チバ:アハハハハハ! それ、船じゃないかよ。
クハラ:ワハハハハ! とにかく戦い、戦い!
304nanasi:01/11/25 03:08
>221さん
遅レスでゴメンですが。無料HP借りたんで、良かったらサイト作るの手伝って
貰えますか??? 他の手の空く方も連絡下さい。[email protected] 
305名無しのエリー:01/11/25 07:33
>nanasiさん
ある程度ソースとスキルないとだめかなー?
ソースもってないし、
すごい簡単なほぼベタ打ちページしか作れないかもしんないけど
それでもよければお手伝いするよー。
306221:01/11/25 18:16
一応メールを送っておきましたが、
きちんと届いたかどうか。
ウェブメールって初めてなもんで。

手伝う気満々ですよー。
がんばりましょう。

ちなみに [email protected]
ってのが自分です。
307魔法使い1の1:01/11/25 22:54
キューティ第1回「悪い魔法使いの仕業かな?」
 最近、気付いたのである。アタマをあまり使っていない。つまり考えていない。ウチのアパートの階下にとめてあるマイ自転車(21段切換装備)、しばらく乗ってなかったのでチェーンやらが錆びた。まさにコレ。アタマも使わんときっとサビサビのギスギスになってしまうのだわ。
 朝起きる。だらだらと朝食をこしらえる。この辺はマメ。時間をかけて作って食らうのは瞬時。直ぐにお片づけ。テレビなんぞ徒然に見てるとしだいにありがたぁーくなって眠る。素直に寝る。
308魔法使い1の2:01/11/25 22:56
タモリが大騒ぎし始める頃、再び起きる。近所の蕎麦屋に行き親子丼を注文する。ここの親子丼は非常に不味い。しかし学習能力ゼロなのでついつい・・・。
注文した後、あっそういえば、と思い出し取り消してやろうとふと目を向けると、やる気ゼロの蕎麦屋のオヤジすっかり親子丼モードでチューボーですヨ。
大団円を迎えてるタモリを見上げつつ親子丼。ノーモア親子丼と店を出て、ふらふらパチンコ屋へ。
毒にも薬にもならぬBGMでもってただただ銀の玉がスコンスコンせわしなく動き回る様を見る。
勿論コレは投資。勝手に経営に参加。しかし配当はゼロ。勝負事は勝って花、負けて泥。泥まみれでパチンコ屋をあとにして次に向かう先は本屋兼文房具のお店。
最近ヘビーメタル界はどうなのかを立ち読みにて情報収集。結局雑誌を一冊購入してアパートに戻る。
はぁー。キューティ。こういう雑誌を購読する方々と30歳のバンドマンの間にどのくらいギャップがあるのだろう、と考える前に熟睡。そして連載スタート。
309魔法使い5の1:01/11/25 22:58
キューティ第5回
目に見えないのもは匂いで感じよう。空気の震えをとらえよう。絶妙なタイミング。耳を澄ませば自ずと見えてくるものもあるだろうよ。
そう、そのカラッポの頭でさ。きっとソレは必要ないもので、歩くときに邪魔かもしれない。でも感じてみよう。そのカラッポの頭でさ。
窓の外は白。太陽を反射して光る道路を走る車の音は優しく丸い。部屋の中には音楽。煙草の煙だけ不規則に漂い俺自分だけの神様に感謝する。
何だか説明のつかない胸の高鳴りを覚えたあの日あの瞬間から、つまり神の啓示。いざなわれるままに踊った。止まらないダンス。
主義主張も感情も何もかもその時全部預けたんだ。カラッポの頭の中で勝手に映画。その目は優秀なカメラ。
流れてくる音楽は最高のサントラ。とらえるもの全ていかようにでもしてくれるわ。わかるかい? 音楽だよ、音楽。主役は誰だ? 足踏みしてんだろ? ほら諦めろ。
騙されたと思って前に預けろ。止まらないダンスを踊ろう。悪いけど無責任だ。だけど見えてくるだろうよ。痛みもそのうち忘れるだろうよ。そのカラッポの頭でさ。
過去が燃料エンストばかり。そりゃ国境はおろか隣町にも無理。腐ってもダメ。泣いてもダメ。知ったこっちゃないが向き合うのがベター。ハワイに行きたく荷物結んでラジコン飛ばした。
行ったつもりか飛んだつもりかラジコン悠々空を飛ぶ。ワケわかんねーよ。ワケわかんねーよ。わかるわけねーよ。だからただ踊ろう。止まらないダンス。わかるかい? 音楽だよ。(クシャミ一発!)
310魔法使い:01/11/25 23:01
魔法使いの仕業、
2、3、4あと、17回以降(連載は何回までだったのか知らないんだけど)
を持っていないのですが誰か持っていたらどうぞよろしくです。
他のはぼちぼち上げてゆきます。
>129は17回目だった。なんで正16回目はこっち↓

 凄い雪だ。大雪だ。外は真っ白だ。昨日からワールド・チキン・ゾンビーズ・ツアーが始まったんだけど、
まだ都内にいるのに気分は北国ツアーだ。寒い。家の中も寒い。寒いのは嫌いじゃないけど、ここまで寒い
と嫌だ。こんな時はやっぱり鍋だ。しかし家には鍋がない。おでんもいいな。しかし家には材料がない。ある
のはタバコとビールとインスタントラーメンとハムと三角チーズと、あとはめんどくさいから書くのやめた。外に
何か買いに行く気もない。寝よう。眠れない。だから、これを書く気になったんだけど、別に書きたいこともない。
冬は好きですか? 俺はこれといって好きでもない。雪は好きですか? 俺はさほど好きではない。雪は何もか
も洗い流してくれると思いますか? 俺には、そうは思えない。冷蔵庫になりたいと思ったことはありますか?
俺はない。たき火を見ると踊りたくなりますか? 何もかも燃やしてしまえ!
 そんなわけで雪だ。明日から本格的な旅が(つまりツアーで家に帰らないってこと)始まるけど、道路は大丈
夫なんだろうか? 電車も止まってるみたいだ。どうやって宇都宮へ行くんだろうか? 車は無理か? ならばどう
する? どうする? どうする? どう、どう、どうって馬じゃねーんだから。わっはっは。ここ、笑うところ。気が付い
たら、もう朝の8時半だ。なんてこった。今日は12時集合だ。もう眠ってる時間がねーよ。どうするよ。これで
寝たら、また遅刻だ。遅刻したらニューズメーカーのせいだ。俺はたぶん悪くないのだ。マスコミが悪いのだ。
全てはマスメディアが悪いのだ。「他人に厳しく、俺に優しく」が俺のポリシーだ。警察ではない。ここ、笑うとこ。
なんだ、なんだ。青空だ。すみきった地球の青空だ。晴れてんなぁ、おい。乾布摩擦してる、おっさんがかけ声
を出してるよ。いやーいい天気だ。これで安心だ。きっと宇都宮は最高のロックンロールショーができるだろう。
さあ寝よう。たぶん遅刻だ。お前のせいだ。
 イェーイ! 俺、エディー! パンクバンドやってるぜ。よろしく! 好きな音楽? もちろんパンク! ピストルズ最高!
本当は名前をジョニーにしたかったんだけど友達がみんな、「お前は江戸時代のバカ殿みてーだ」って言うから、
そんで江戸からとってきて、エディーだぜ! イェーイ! 彼女? もちろん名前はシーナだぜ! ラモーンズ最高! 本名
は"よし江"って言うんだけどさ。けど最高にキューティクルだぜ! ピンクの頭がチューリップだぜ! イェーイ! 今、
興味のあること? やっぱバイクだぜ! この間買ったばっかりのSRでかっとんでりゃ、気分は銀蠅! 銀蠅最高!
俺、ヤンキー嫌いだけど、銀蠅は最高! リアルタイムじゃねーけど、あの気分てなんか、よくわかるんだよなぁ。
でもやっぱパンクがサイコー! ランシド最高! 家? 中野。6畳一間。日当たりサイコー! 窓は無いけど。窓はペンキ
で塗っちゃったから意味が無くなっちゃったんだよね。でも後悔なんてしてないよ。緑色がすげーキレイなんだぜ。
でも、もう飽きちゃったけど。そろそろ塗りかえようかなぁ。何色がいいかなぁ? えっ? だめだよ、新しい窓ガラス
なんて入れたら。きっと大家に勝手なことするなって怒られるよ。俺の今の頭の色と同じ、オレンジにしようかなぁ。
なんか、あったかそうじゃん。太陽みたいでさぁ。この間さぁ、一週間振りに部屋に帰ったらさぁ、キノコがたくさん
生えててさぁ。うまそうだったから、全部ひっこ抜いて、みそ汁にしたよ。けっこう、うまかったよ。でも次の日、なん
だかわかんないけど目が見えなかったんだよね。一週間位でなおったけどね。今度、生えてきたら持ってくよ。
そういえばさぁ、昨日から俺のSRが無いんだよね。見あたらないんだけどさぁ。アパートの前にとめといたんだけど。
お前知らない? カギ? そういえばカギもないなあ。シーナに聞いてみよ。

エディーとだけは、俺はこの先もずっと友達でいるだろう。
313nanasi:01/11/27 01:45
>221さん メール届いてます。ほんま、宜しくお願いしますです。
>305さんも、もし手が空く様でしたらご連絡下さい。[email protected]
31498.12/14smart:01/11/27 22:27
ニューアルバム「ギヤ・ブルーズ」が絶好調のミッシェルガンエレファント。彼らの持ち味である、ソリッドなロックンロールの秘密を探るべく、今年よく聴いたアルバムをメンバー4人に聴いたのだった。
まずはドラムのクハラカズユキ氏。
『え〜と、ビートルズの「ホワイトアルバム」、フィッシュマンズの8月の現状」、デルタ72の「ザ・ソウル・オブ・ア・ニューマシーン」ですね。ビートルズって実はそんなに聴いてなかったんだけど、
高校の時に聴いた「サヴォイ・トラブル」って曲を聴きなおそうと思って、「ホワイトアルバム」を買ったんだけど、改めて聴いたら、いろいろ凝ったことやってんなとか(笑)再発見できましたね。
フィッシュマンズは全部持ってるんだけど、心地良いんで家でよく聴いてます。デルタ72はドラムの感じがすごく好きです。やっぱりドラムとかビートが気になりますね。』
とドラマーらしいセレクトに。

続いてベースのウエノコウジ氏は、
『いろいろ買って、今年前半のものは憶えてないんで(笑)後半に出た新譜を選びました。
1枚目はイタリー&ザ・ブロックへッズの「ミスター・ラブ・パンツ」イアン・デューリーは前から好きだったんだけど、今回は完全に復活ですね。
彼、癌らしくて、もう新譜はでないのかと思ってたんだけど、誰もが思い浮かべるイアン・デューリーを演ってて、素晴らしい。
2枚目はブライアン・セッツァー・オーケストラの「ザ・ダーティー・ブギ」これも素晴らしいです。
ビックバンド風のアレンジがすごく良いんだけど、エンジニアに聞いたらホーンを録るには世界でこれ以上ないっていう場所と人と機材でレコーディングしてるそうなんです。
パッと聴いてカッコ良いですね、これは。
3枚目はランシドの「LIFE WON'T WAIT」ランシドは出たら買いますね、やっぱり。』
31598.12/14smart:01/11/27 22:30
さて、ガレージ・マニアで知られるギターのアベフトシ氏は。
『3枚って難しいんだよね、選ぶの(笑)。で、なんとか決めてきたのが、まず、ザ・ギミックスの「ハイヒールズ」とメイカーズの「サイコパスア・セクシャリス」とサンダークラックの「オウン・シット・ホーム・アメリカ」。
ギミックス、メイカーズは両方ともガレージです。ギミックスを気に入ったところは、やっぱり曲がカッコ良いところ。ギターも含めた、全体のサウンドがカッコ良いんですよね。
メイカーズもカッコ良いですよ、ロックンロールって感じで。何枚かアルバム出してて、これは新譜なんですけど、ちょっと今までと違う事やってて、それもまた良い
。サンダー・クラシックはロンドンに行った時、ライブを見に行ったら、もう終わってて。さんざん酔っ払ってたところで、ヴォーカルのヤツに会って握手をしたという思い出が(笑)。これもまたカッコ良い系のロックンロールです。』
31698.12/14smart:01/11/27 22:32
そして最後はヴォーカルのチバユウスケ氏。
『まずね、ザ・デシベルズの「クリエイト・アクション」。これはパワーポップというかネオアコと初期パンクが混ざってるような感じで素晴らしい。
裏ジャケのメンバーの写真がまたすごくて、伊良部と衣笠とネプチューンの頬のコケた人が写ってる(笑)。
そのくせ結構、キャッチ-な音なんだよね。アメリカのバンドです
。2枚目はスピード・ボール・ベイビーの「アイム・ゴナ・ストンプ・ミスター・ハリー・リー」。
これはぶっちゃけて言うとジョン・スペなんだけど、なんかダサいジョン・スペって感じで、だから好き(笑)。
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンをもっとガチャガチャさせた感じってのが俺の印象です。最後はモック・オレンジってバンドで「ナインズ・アンド・シックスズ」
。最近、エモコアってあるじゃないですか、アレなんですけど。フガジとかが元になってるんだろうけど、それよりもっとメロディーがキレイでポップ、そのくせ燃えるっていう。ギターの音もいいですよ。』

というのが、ミッシェルガンエレファントの今年のベストだったわけだけれど、
こうして見ると本当にロックンロールが大好きな連中が集まってバンドをやってるというのがよく分かる。
「僕ら音楽の趣味が割と似てるんで、どのバンドのアルバムがいいとかって話はよく出ますよ。
で、お互いの好みとか結構把握してるんで、コレはあいつにオススメだな、とか思うと教えあったりしますね。
そういうのが自分達のアルバムに、なんかしら影響を与えるっていうことはあるでしょうね。
そういった自分たちの今の音が『ギヤ・ブルーズ』ってアルバムになってるんだと思う。」(チバ)
317UV-1:01/11/28 01:16
"High Time Tour" 開始!! 岡本明…文

11月1日に発売された2ndアルバム『High Time』を受けてのツアーが
12月13日の千葉LOOKの公演を皮切りにスタート!!"初日が本番"と言う
彼らの言葉を訊いたからには、初日を観ないでいられない!!
果たして彼らの言葉は真実か?千葉LOOKまで彼らを追ってみた!!


 文句なしの傑作『High Time』を作った後にスタートした"High Time Tour"とはいえ、
夏のイベントや秋の学園祭からそのままつながっているようなスケジュールなので、
新たにツアーといってもそれまでの延長のような感じだ。いい意味で、熱気をなくさずに
つながっていくと言えそうな流れ。デビュー前後からライブの多い彼らだが、97年も
ツアーとレコーディングでほとんど埋まってしまいそうだ。

96年12月13日、ツアーの初日は千葉のライブハウスLOOKでスタートした。キャパが
200名のところなので、とっくにソールドアウト。もちろんスタンディンクでぎっしりと
埋まっていて、身動きできない状態だ。7時40分ぐらいにメンバーが登場、狭いステージで
それぞれのポジションにつくなり、いきなりの轟音で「brand new stone」から始まった。
ゆるやかな8ビートのこの曲、アルバム『High Time』でもオープニングだった。
ゆるやかとはいっても、ドラムのクハラがシンバルを中心にした派手でパワフルなサウンドを
叩き出す。まだ3人がじわじわと音を探している中、一人で先頭を切って進んでいる感じだ。
統く「リリィ」からテンポが上がり、さらに全体のスピード感も上昇する。カッティングに
徹するアベ、太い音でべースを鳴らすウエノのアクションも激しくなっていく。チバも
このあたりからギターを持って歌いながら、4人の波が一致するようにライブにウネリが出てくる。
318UV-2:01/11/28 01:17
千葉LOOKに出演するのは2年ぶりというMCを投げるかける千葉。客席との距離が近いせいも
あって、やたらファンの声が数多く飛んでくる。適当に答えつつ、適当にかわしながら、いつもの
クールな表情で次の曲に向かう。「このツアーが終わってる頃には、俺たちも終わってるよ!」

「君に会いにゆこう」など、いくつか以前の曲をはさんだ後、また『High Time』からの曲に
戻っていく。「flash silver bus」は、歪み切ったべースの音がムチャクチャにかっこいいナンバー。
リズム隊だけで聴かせてしまう音の太さとガッチリとしたコンビネーションが心地いい。
もちろん、そこに乗るギターとボーカルも同じくらいにドライでソリッド。「キャンディ・ハウス」も、
シングルとアルバムではバージョンの違うドライブ感のあるサウンドを聴かせてくれていたが、
ここでもアベのシャープなギター・カッティングに始まり、べースとのユニゾンが腹にこたえる
ような音で迫ってくる。曲そのものは実はそんなにアップテンポではないのだが、演奏にどんどん
あおられて速く感じてしまう。

 彼らにしては珍しくゆるやかな曲といえば「恋をしようよ」。その分、重心の低いリズム隊と、
比較的メロディのはっきりしたギターがくっきりと印象に残る。どうしても早い曲ばかりという
イメージが強いミッシェルだが、こういうボトムに重点のある曲でも聞かせるところは聞かせる。
「スロー」もそういう点では、あまり音を詰め込まずに隙間を生かしたストレートな曲。
ちょうどライブの中盤ということもあって、通常のパンドならバラードや静かな曲をやる箇所だが、
彼らにとっては、こういったミディアム調の曲がそれに当たる。ファンクっぽいカッティングを
生かした「笑うしかない」ば横揺れを意識したタイプの曲。16ビート的なリズムがさっきまでの
スリリングな曲の連続とはまた違う景色を見せてくれる。

 「90年代のツイスト!」チ千葉がMCで叫んだのは「blue nylon shirts」。スピーディーでは
あっても重さのさばほどない、軽快なタッチの曲で後半につないでいく。軽快とはいえ、チバの
ボーカルばあいかわらず豪快で、少しも加減をすることなく最初から同しペースで飛ばしている。
曲によって細かい変化はあるものの、ほぼ全開で歌い続けているからすごい。
319UV-3:01/11/28 01:18
 狂ったように速いギターリフの「sweet MONACO」から一気に後半の盛り上がりに突入だ。
細かく刻まれるフレーズ、微妙なアクセントでビシッと揃うリズム、音符の上に着実に言葉を
乗せていくボーカル。まさにこの4人でないと出せない、狂暴なまでに端正なスピード感。
インストの「bowling nachine」がガレージな雰囲気を思いっきり盛り上げた後は、やはり
「シャンデリヤ」で高速カッティングのギターが曲の中を駆け抜けていく。べースのフレーズも
上から下まで細かく動き回る。

 ラストには立て続けに、同じく高速でマイナーの「why do you want a shake?」、そして
「Baby,please go home」。視界に入る物を何もかも引きちぎって進んでいくような迫力だ。手加減
なしの全力疾走、と一言ってもおかしくないハイテンションな演奏で突走る。その余韻を残したまま、
アンコールには軽く「strawberry garden」「ブラックタンバリン」軽くといってもテンションの高さは
変わらない。さらに「世界の終わり」で締めくくって、この日は終了した。

 アルバムを出したの後のツアーというのは、ふつうのバンドならアルバムに刻まれた音と生の自分たちの
演奏とのギャップをいかにして埋めるかということに必死になるが、彼らの場合はほとんど、アルバム自体が
スタジオライブと言ってもいい内容。それだけに、アルバムのサウンドはいつでも出せるという自信があるせいか、
細かいことにこだわらず、ストレートなバンドの姿をこの日も味わうことができた。この本が出る頃には
ツアーも後半にさしかかっている頃だが、おそらくいい意味で変化しないままソリッドなサウンドと古い
テンションを保ちつつ、全国で暴れていることだろう。
320UV-4:01/11/28 01:19
12月13日 千葉LOOK セットリスト
1.brand new stone
2.リリィ
3.君に会いにゆこう
4.ランドリー
5.マシュマロ・モンスター
6.flash silver bus
7.candy house
8.恋をしようよ
9.スロー
10.笑うしかない
11.blue nylon shirts
12.スピーカー
13.sweet MONACO
14.bowling machine
15.シャンデリヤ
16.why do you want to shake?
17.Baby,please go home
EN1.Strawberry garden
EN2.プラックタンバリン
EN3.世界の絡わり
321名無しのブライアン:01/11/28 23:28
こっちは始めて書きこみます。
で、「ロデタン」発売の時、確か近所のケンタから
頂戴したフリペ「パーチャス」ってウプしていいッスか?
アベ&キュウのインタビューなんですが。
322名無しのエリー:01/11/28 23:39
>321 ゼヒゼヒお願いします!!
それって初恋とかについて語っているヤツですよね。
ついついゲトしそこねたのです。
3231999.01.27 共同通信:01/11/29 00:10
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「ザ・セレクション」熱狂する1万5千の立見客
硬派ロックのミッシェル

 通常のいす席を取り除き、立ち見のままステージを楽しむ「オールスタンディング」
という鑑賞スタイルが、音楽の世界に浸透し始めている。横浜市の横浜アリーナで開か
れたロックバンド、ミッシェル・ガン・エレファントのライブは、後に日本のオールス
タンディングの歴史を振り返るとき、そのスケール、熱狂度において、大きなジャンピ
ングポイントとして位置づけられるに違いない。(1月17日、横浜市の横浜アリーナ)
 オールスタンディングは、野外や小規模ライブハウスでは見慣れた光景だが、この日
は約1万5000人の観客でぎっしり。熱気にこたえるかのように「ミッシェル―」の演
奏が始まる。はやりのビジュアル系やポップバンドにはまねのできないロックンロール
の神髄の音。チバユウスケのボーカルは荒々しく、ヘビーなサウンドにも負けていない。
 ギター中心のシンプルな構成だが、大ボリュームの重低音が巨大なアリーナを支配す
る。黒いスーツ姿。曲間のトークはほとんどなく、どこかストイック(禁欲的)な演奏
はクールな印象を与える。
 しかしチバが「もっと叫べ、もっと跳べ、ここまで来い」とあおると、観客は興奮。
それぞれに区切られたブロックの前方に押し寄せたり、ステージを見るのをあきらめて
思い思いに踊り始めるファンも。最前列のブロックでは、観客の波の上に飛び込む「ダ
イブ」が繰り返されヒートアップ。「ミッシェル―」と1万5000人がつくり出すトラン
ス状態は最高潮に達した。
 会場には、若者に交じって中年男性の姿も。彼らは、ロックがメジャーになっていく
過程で失ってしまった“音楽の魂”を「ミッシェル―」だけが受け継ぎ、発展させてい
ることをだれよりも感じているのかもしれない。
ミッシェル・ガン・エレファントが新曲
5月からは全国ツアー バリッとやる

 野性的な音楽が人気の4人組ロックグループ、ミッシェル・ガン・エレフ
ァントが、新曲「GT400」(コロムビア)を出した。「オートバイを駆って
銀行を襲おう」など歌詞の過激さは相変わらずだが、スローテンポな曲は青
春の切なさがこもった味わい。キャンペーンで札幌を訪れたボーカルのチバ
ユウスケは「これも一つの“ミッシェル節”」とさらりと語る。

 明治学院大時代の音楽仲間が集まり、1996年にデビュー。60、70年代の
英国調ロックを目指し、これまでに4枚のアルバムを出した。昨年は1万2千人を
集めた横浜アリーナのコンサートを皮切りに、8月に石狩湾新港で開かれた「ラ
イジングサン・ロックフェスティバル」に出演するなど、ライブ活動に専念した。

 ファン待望の新曲は、夜明けの荒野を駆け抜けるオートバイが目に浮かぶヒロ
イックな歌。だが、作詞したチバは実際にはオートバイを運転しないそうで「イ
メージの産物です」と苦笑する。

 5月からは全国ツアーを展開。同25日に帯広、27日に北見、7月3、4日には札
幌を訪れる。ドラムスのクハラカズユキは北見出身。「新曲も出たことだし、バリ
ッとやります」と気合を見せた。
 メジャーデビュー5年にして、すでに貫録さえ感じさせるロックバンド、
ミッシェル・ガン・エレファントが5枚目のアルバム「カサノバ・スネイク」
を3月1日に発売する。ごう音の中をチバ・ユウスケのボーカルが叫ぶように
切り裂いていく、ライブ演奏に定評あるバンド。新作には、限界ぎりぎりの
迫力が詰まっている。
 「前のがズガーンって感じだったら、今回はバキッて気分かな」
 新作についてチバの“説明”だ。ベースのウエノ・コウジも「こうやろう
ってんじゃなくて、流れのままにだから、前とどう違うといわれてもわかん
ないんですよ」。ギターのアベ・フトシ、ドラムスのクハラ・カズユキも含
めた4人は、かように自分たちのことを語らない。
 ライブ命のロック職人 ミッシェル・ガン・エレファント

 1996年のデビュー時から、英国のパブロックと呼ばれるバンドに影響さ
れつつ、激しいビートの効いた音を作り続けてきた。ステージでの一貫した
黒スーツ姿、曲間の口数の少なさは、一種、頑固職人のようなストイシズム
を感じさせる。そんな美意識と、会場を音の乱反射で埋め尽くすような演奏
で、人気を築いた。
 「頭で考えるバンドじゃない。ライブ続けてるうちに、曲の断片がたまる。
ああ、録音したいなと思うと、その断片をもとに、スタジオへ集まって、セ
ーノで曲を作っていくんです」とウエノ。
 新作は過去の4作と基本は変わらない。しかし、シングル曲「GT400」な
ど、肩の力を抜いたような曲も含まれ、「ズガーン」とした前作「ギヤ・ブ
ルーズ」より、ゆったりした気分も感じさせる。チバによる歌詞もどこか、
ロードムービーの断片のようだ。
 昨年、初めて米国でライブツアーをした。ニューヨークから西海岸、そし
て中南部へ。16都市を約1カ月、車の旅だ。会場の多くはパブ(居酒屋)の
ようなところだった。
 「ツアーの影響はあるかもしれないなあ。おれの歌詞は、常に自分の中で
の現実なんです。ツアーで実際見た風景もあれば、見てないものもあるけど」
とチバ。
 一方、ウエノは「海外でも気分は同じなんですよ。観客が自由に動けるスタ
ンディング(立ち見)のスペースがあれば、おれらどこでも、ぎりぎりの演奏
を見せるだけだから」。
 最強のライブバンド――こんな評価も出始めたミッシェル。ほとんどが知ら
ない人ばかりの米国の地でも、最初は冷ややかだった観客が、演奏の迫力に反
応し、大いに盛り上がっていったという。
327名無しの新聞屋:01/11/29 00:18
325の「ライブ命のロック職人 ミッシェル・ガン・エレファント」
ってのはタイトルなんで、本来は一番上にくるものです。
ヘンなところにコピってしまった。申し訳ない。。
328名無しのブライアン:01/11/29 00:18
>322
んじゃ来週くらいまでにウプします。
ところで、メール欄には半角で「sage」をヨロシク。
ミッシェル・ガン・エレファント
新アルバム「カサノバ・スネイク」をリリース

 ロック・バンドのミッシェル・ガン・エレファントが新作アルバム「カサノバ・
スネイク」(ヒートウェーヴ)を出した。持ち前の重く力強いサウンドをフルに発
揮している。
 カウボーイ、モーテル、トカゲ、砂嵐。新作の収録曲の歌詞にはこんな言葉が並
ぶ。まるで米国内を旅しているかのような世界が広がる。「昨年夏にツアーで米国
を回り、その時見た風景の影響はあるかもしれないが、もともとこんな世界が好き
なんですよ」とボーカルで作詞を手がけるチバユウスケはいう。
 サウンド的にはこれまで通り、シンプルだが、重く激しい作風を貫いた。「バキ
っとした音にしたい、と思った。1つ1つの音が立っているような音」とチバ。「い
ま自分たちがかっこいいと思える音楽を形にした」とドラムスのクハラカズユキが
補足する。
 デビューは4年前。独特の作風で若者の支持を集めてヒットを連発。ライブにも定
評があり、昨年1月には横浜アリーナに観客1万人を集め、立ち見によるライブを行い、
話題を呼んだ。
330魔法使い 第二回:01/11/29 16:07
随分前のオハナシ。あるDJイベントに遊びに行った時の事。知人のガールフレンドの女子に(おかしな表現だ。ガールフレンドの男子なんぞ存在しない)突然「KYUちゃん誕生日いつ?」などと質問される。
その日もウイスキーをかなり飲み、ご満悦だった私、「なんだい?プレゼントでもくれるのかい?ガハハ」などと、まるで若い女子社員に淡い期待を抱くオッサンサラリーマンの如く答え、その場を離れること数分、
再び目の前に現れた若い女子社員は「あのネ、KYUちゃんはコアラ!」と笑顔で言い放つ。
突然のコアラ宣言に「???」の私ことオッサンサラリーマン。クハラコアラクハラコアラ。ちょっと似てる。いや、そういうことでなくてよ。
なんでも「動物占い」というのがあるらしく、私は数ある動物の中でコアラにあてはまったらしい。その女子はコアラに当てはまる人間の特性やらを詳しく教えてくれた。
ふむふむ。当たっている部分もいくつかあった。でもコアラって…。もっとこう、なんて言うの?パンクな動物?ガチョウとかヒヒとかトカゲとかがよかったなぁ。
クハラコアラクハラコアラ……。お人好しのバカってイメージが頭の中に漂う。
それから数日後、すっかりコアラのことを忘れていた私の電話に札幌からの友人からメッセージ。「KYUちゃんはコアラになりました」そしてさらに違う友人からEメールでもって「キミはコアラだ」
忘れた頃に二度に渡り再コアラ宣言。恐るべし動物占い。流行りに疎い私。
もうこうなったら、木に登ってのんびり昼寝でもしましょうかね。
UA「歌ったん?何か。」
チバ「俺?うたったよぉ(自慢)。歌わないって言ってたんだけどさ。」
UA「何をお歌いに?」
チバ「う〜ん。」
アベ「(笑)めっちゃ迷ってるで。」
UA「めっちゃ歌ったんちゃうん?もしかして。」
チバ「前はね、その歌った曲の頭から歌えたんだけど、
   この前歌ったらサビしかわかんなくなってた。」
アベ「そういうのあんのか?」
UA「(笑)だから何を?」
チバ「WANDSのね…」
UA「ま〜じでぇ〜???」
チバ「愛を語るよりくちづけを交わそう」
UA「(笑)どんな歌?WANDSって誰やったっけ?」
チバ「誰だかわからないところがぁ、WANDSのいいところ!!」
UA「で、なんで知ってんの?」
チバ「CMとかで見てて言い曲だなって思ってたら、友達が誕生日にシングル
  CD買ってきてくれて…カラオケとか入ってんじゃん?」
UA「練習してんねんも〜ん。」
チバ「かなりねぇ、歌ったよ。」
アベ「あぁ、そぉ(感心)。」
チバ「いい話じゃん。」
332:::01/11/29 21:55
>331
ああ、こっちのが詳しいね。
あれフリーペーパーで省略型だったんだよね。
サンキュー
334ぴあ 2001/5/28号 1:01/11/29 23:51
 たった一度、しかもインタビューという、あくまでも仕事上の接触だけで
判断してしまうのもどうか思うけど、チバユウスケは自分のことを話すのが
上手な人ではない(好きじゃないのかもしれないし、そのことに意味がない
と思っているのかもしれない)。何を訊いても話すより、質問に対する言葉
を探し、そしてそれをつなげる作業の方が圧倒的に長いのだ(沈黙時間の多
いインタビューだったということ)。
といっても、彼は決してマスコミを嫌うタイプの人ではない。
なぜなら、インタビュアーが言葉を発しいる間、こちらの顔(つまり、目だ)
から視線をそらすことを一度もしなかったし、その表情にまったく嘘は感じら
れなかったからである。要するに、どんな質問でも受け付けるよ、という態度
を約一時間、崩さなかったというわけだ。じゃあ、インタビュアーに問題があ
ったのではないか、という見方もできる。確かに、あった。
「インタビューでいろいろ言われたりするんだけど・・・・よくわかんないん
だよね。やってる方は別に小難しいことは考えてないし・・・・・・誰かに言
われて、『ああ、そうなのか』って気付くこと、すっげえあるよ。みんないろ
んなこと考えてんだなあって(笑)。オレは(好きなミュージシャンの)音楽
聴いてるだけでよかったから・・・それ以外のことは興味なかったな。いや・
・・・・・あれ?雑誌とか・・・・・・見てたか(笑)。でもルースターズは
ほとんど載ってなかったな」
335ぴあ 2001/5/28号 2:01/11/29 23:53
チバがボーカルを務めるミッシェル・ガン・エレファントは96年のメジャー
デビュー以来、スタンスを変えるでもなく、現在進行形のシーンを意識するで
もなく、ただ、ひたすらロックをかき鳴らしてきただけのバンドである。でも、
ただやる、ということだけで、抜群の説得力を持って前へ前へと突き進んでき
たバンドがこれまでに存在したかと問われると、少なくともぼくはそのバンド
名を思い付くことができない。言葉を換えれば、ミッシェルはデビュー時から
存在感も演奏力も破格であったということだ(付け加えると、チバのボーカル
も絶品である。それをカッコイイという人はゴマンといるけれど、歌のうまさ
が指摘されることはほとんどない)。
当然、人気も影響力も、そしてシーンの牽引力もダントツである。
「でもアルバムの売り上げは下降線らしいし・・・・・ほんとに人気あんのか
なって思うよ。事務所には『オリコン』がないから順位なんてわかんないし・
・・・・・誰かが言ってくれて初めて数字ってのは知るから」
確かに前作『カサノバ・スネイク』のセールスは、前々作『ギヤ・ブルーズ』
の約半分だった。ただ、こんなエピソードがある。
『カサノバ・スネイク』がリリースされた去年の3月1日、ぼくは渋谷の某大
型CDショップへ行った。時間帯は夕方の6時半前後だったと思う。(人気アー
ティストのアルバム発売日の”街の動き”はとても気になるので、このような
行動に出ることは多い)。その日、邦楽CDを販売するそのショップのフロアは
人であふれていた。週末の混雑時でさえ、ここまでのお客がレジに並ぶ光景は見
たことがない。しかもほとんどのお客が(信じられないかもしれないけど)『カ
サノバ・スネイク』を手にしていたのだ。このことをチバに伝えると、「へぇー
ーーっ!!」と、一重の目をまん丸にさせた。彼がこの日に見せた最高の表情が、
これ。といっても、売れるということに関して反応したわけではないと思う。彼
は驚いた後にうつむき、「ありがたいな」とぼそっとつぶやいたからだ。これは
間違いなく、ファンに対する感謝以外のなにものでもない。
336ぴあ 2001/5/28号 3:01/11/29 23:55

「せっかくやってんだから売れた方がいいんだけど・・・・どれくらいの数字が
すごいとか、そういうのオレ、全然わかんないんだよね。いっつもみんなで言っ
てるんだけど・・・レコーディングで一曲録り終えるたびに『これ、すっげえよ、
絶対売れるよ』って(笑)。ディレクターが茶化してるってのもあるんだけど・
・・・でも、まあ・・・・・・別にいいや」
要するに、数字には興味がないのだ。ただこれだけはCDのセールスだけでなく、
ずば抜けた動員力を持つライブに関しても同じようなのだ。
ニュー・アルバム『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』の発売日にミッシ
ェルは都内某所でフリーライブを実施する。会場は当日まで発表されないという、
異例のものだ。チバは真剣な表情でこう言った。
「人、来んのかなあ・・・・・・・。オレがぽろっと『やってみたい』って言っ
たのがきっかけなんだけど(笑)、それからいろんなスタッフが動いてくれて、
現実的な・・・どれくらいお金がかかるかとか・・・・・そういう問題をクリア
してくれて、でも・・・やる場所が当日までわかんないんだしなあ・・・・・・
・・ま、ひとりでもいいけど、目の前のお客が何人でもテンションとかモチベー
ションは変わんないから。・・・・・・・つーか、わっかんないんだよね。始ま
っちゃうと、緊張するなんてことはないし・・・・ま、自然体でいられるってこ
となのかな」
集まらないわけがない。デビュー時からミッシェルのライブのチケットは、全国
で即日完売を繰り返しているのだから。
ただ、彼らのライブの”やり方”に関して一部で批判はある。ミッシェルは基本
的にライブハウスでしかやらない。横浜アリーナや大阪城ホールなど、より多く
のファンが収容できる会場で行った過去もあるけれど(もちろん即日完売だった)
この機会をもっと増やせば、チケットが手に入らない人たちの不満を(ほんのちょ
っとだけ)解消できるのに、彼らが選ぶ会場はあくまでもライブハウスだからだ。
需要と供給のアンバランスさが明らかに存在している。しかし、彼らが自分たちの
”やり方”をただ押し通すだけのバンドではないこと、つまり、ファンに対するや
さしさがちゃんとあるということは次のデータが証明している。
337ぴあ 2001/5/28号 4:01/11/29 23:59

98年には3ヶ月で52公演、99年には4ヶ月で62公演、00年には2ヶ月半
で43公演という恐ろしいスケジュールでミッシェルは全国のライブハウスを廻り、
全国のファンの前で演奏をしている。ここまでやられると、都市部の大会場だけで
大人数集めてやれば・・・などという批判はぶっ飛んでしまう。しかも彼らのチケ
ット代はかなり低く設定されている上、当日の演奏メニューも常に日替わりで用意
しているのだから、これをファンに対するやさしさと言わずなんという?
「ライブ・・・・・・・メニューはまずオレが案をだすんだけど・・・柱をふたつ
作るんだわ。そんで・・・やってくうちにパターンが増えてくっつーか・・・・・。
メニュー違うと照明さんとか大変みたいだけど(笑)、オレらとおんなじ、楽しんで
くれてるよ。
体力の問題は意外と大丈夫なのよ。ツアー中盤でちょっと疲れることはあるけど・・
・なんちゅーの?ピッチャーの肩があったまってくるっていうか・・・それは体がで
きあがっていく感じなんだよね(笑)。飲み過ぎなきゃいいんだし・・・・・・・
しょうがなく飲むことも多いんだけど(笑)。ノドはオレ、結構強いし。イベンター
の人が気を利かせて部屋に加湿器用意してくれてんだけど・・・スイッチ入れてない
ことの方が多いんだよね(笑)。でも(ハードなスケジュールで)ガツンガツンとラ
イブやるのって、インディーズのバンドだとかなりいるんじゃない?オレらよりもっ
と安いチケット代でさ。まあ、ウチらは・・・・・採算取れてるみたいだし、あんま
り高いお金は取れないよ。最近は高いし・・・・外タレだとすっげえ高いでしょ?」
そこで今年3月に来日したキッスのチケット代が9500円だったことを伝えると、
「えーーーーっ!」と、大声を出してチバは驚いた。この日、目が丸くなった2回の
うちのもう一回が、これ。
338ぴあ 2001/5/28号 5:01/11/30 00:01
「基本はさ、やりたいことをやるってことだから、デビューして・・・これまでのこ
とに関しては満足してるよ。(レコード会社のひとに)『そろそろ新曲出そうよ』み
たいなこと言われても・・・出したくなかったら出さないし・・・・・最近はオレか
ら『出したい』って言ってんだけど(笑)。まあ、そんな状況だから問題なんてどっ
こにもないんだよね・・・・・・・不安も危機感もない。ダメな時はダメなんだしさ。
バンドも解散しちゃう時はしちゃうんだし。終わる時は終わるっつーか・・・・・・・
でもオレは終わらないと思ってるから。メンバーもおんなじように思ってんじゃない
かなあ・・・・」
チバはファン同様、(当然といえば当然だけど)メンバーに対しても相当感謝している。
「曲はさ、だいたい・・・メロディーとコードを決めて、こんな感じでやろうってオレ
が持ちかける。必ずアレからってわけでもないんだけど・・・ただ・・・・イメージは
ある。なんとなくだけど。でも、みんなでガンと音出してやってみて、ドンピシャの時
もあるんだけど、イメージと全然違う時もあるんだわ。他のバンドはどうだかわかんな
いけど、ウチはみんなで意見出し合うよ。オレもすっげえ言うし。民主主義のバンドな
んだよ(笑)。そこでさ・・・言い方ヘンかもしんないんだけど・・・・・・助けられ
るんだわ、メンバーに。セッションしてるうちにガラッと変わって、ちゃんと形になる
ことも多いし。これが不思議で・・・・・・・イメージしてた音じゃないのに最終的に
はイメージしてた音になっちゃうんだよね・・・・・うまく説明できないんだけど。
バンドっていうのはそういうもんだと思うし・・・ありがたいね、わかってもらえるっ
てのは。健康的なのかな・・・・・・バンドの状態が。音に関して・・・・・信頼のパ
イプはどんどん太くなってるし・・・・・・・言うことないよ。演奏うまくなってると
か・・・今回のアルバムでリズムが太くなってんのも、個人の意識の問題なんだってオ
レは思うし。でも・・・・インタビューで訊かれたり、答えたりするようなことなんて、
普段メンバーと話すこと絶っ対ないね!(笑)」
339ぴあ 2001/5/28号 6:01/11/30 00:06
ここでぼくは、チバ自身がやりたいと思うことが内部でなく、ファンに対してどれだけ
伝わっているのかどうかについて訊いてみた。
「うーん・・・・・・・曲はさ・・・景色が見えてくると書けるんだわ、自然と。見え
てこない時は・・・・・・諦める!なんもしない(笑)。だからその景色が聴いてくれ
る人にも見えたらいいっていうか・・・ストレートに伝わったらいいよね、一番。でも
俺のイメージと一致することもあるだろうし、一致しない時もあると思うんだ。それは
それでいいんじゃないのかな・・・。歌詞だってさ、よく暗いとか悲しいって言われん
だけど、俺は明るい性格だよ?(とニヤリ)。明るいかしもあるし・・・・終わっちゃ
うとか死んじゃうとかダメだとか、そんなこと全然思ってないもん。そっから始まるっ
て、いっつも思ってるしさ・・・・。うーんと・・・・・・・・初めて曲書いたのが・
・・じゅぅぅぅぅぅろくぅぅぅしち?高校の時なんだけど・・・そん時・・・そん時は
7thなんて知らないからコードは単純にメジャーとマイナーだけで・・・マイナーで作
って・・・・・(照れくさそうに、ちっちゃな声で)あ、暗い曲だったわ、いま思うと
やっぱり(笑)。でもそれがオレなんだろうな。自分が出て来るから歌詞って書けるん
だし・・・・。本なんて全っ然読まないから文学性があるとも思えないし。
たださ、ほんとの事言っちゃうと、オレらも『すっげえよ!』とか『カッコイイじゃん!』
くらいの意見しか出てこないわけよ(笑)。理論的に考えて作ってなんかないもん。別に
昔からやってることなんて変わってないと思うし・・・・・・根本的には・・・・・・・
いや、根本的にってのが一体なんなのかがわかんないしね。スタッフの協力もあっていろ
んなことが決まっていくわけだから・・・・・・オレたちだけでどうこうってのはないし。
前がこうだったから次はこうしたいっていうのもあんまりないんだよね。意識もしてないし。
ただ言えるのは前があるから次があるっていうか。結果論・・・結果論でしかないね。
シングルにしてもアルバムにしても・・・自信っていうか、いいもの作れたっていう・・
・・・あ、それが自信か。うん、自信はあるんだわ。まあ・・・・・・・・自信あるある
って言ってて・・・コケちゃうとなんなんだけど(笑)、けなされたことなんて一度もな
いし、コケたってこともないと思うから、それはすっげえありがたいことだと思う。」
もちろん、チバにも、他もメンバーにもこの自信があるからこそ、常に作品を堂々と世に
出すことができるんだと思う。事実、たとえばオアシスにように、マキシシングルのカッ
プリングであってもミッシェルの曲は非常にクオリティが高く、同時に人気が高い。
ハズレがないのだ。
ここでひとつ例を挙げるなら、97年にリリースされた『ゲット・アップ・ルーシー』の
4曲目に収録されている『深く潜れ』をぜひ聴いてみてほしい。なるほどと感じてくれる
人は多いんじゃないかと思う。
「ただそれは・・・・オレらの音楽聴いてくれてる人たちを信じてるから・・・・オレら
の作ったものが正しいって思えるところはあるんだよね。わかってもらえると思ってるし・・・・聴けばわかるじゃん、歌詞にしてもなんにしても(笑)。だからまあ・・・・
・・・解釈はいろいろあるだろうけど・・素直に聴いて下さいよ、オレらを信じてよ、
って感じかな(笑)」
341ぴあ 2001/5/28号 8 :01/11/30 00:08
この信頼がファンに向けられているということが、ぼくはチバの人間的なやさしさだと思う。
つまり、他人というものは疑い始めたらキリがないのだ。ミッシェルは信じることから
スタートしている。だから嘘なんてものはどっこにもない。ライブにしてもぼくはもう
何度も何度も見ているけれど、一度だってハズレたと思ったことはない(決してひいき目
なんかではなく)。ツアーの初日だとか最終日だとか、会場がどうだとか、PAがどう
だとか、体力がどうだとか、そんな言い訳が一切ないのが彼らのライブである(お客の
人数なんて関係ない、という先のチバのコメントはポーズでもなんでもないのだ)。
そして、ファンもそれを十分わかっている。だからミッシェルというバンドに絶大な信頼
を持つことができるのだ。
ミッシェルを色に例えるとやはり、黒だろう。黒には悪とか死とか、ダークなイメージさ
せるものが多いけれど、裁判官はどうだろう。彼らが着ている服の色は黒だ。もちろんこ
れには理由がある。裁判官のジャッジはなにものにも染まらないという意味が。
つまり、絶対的なものであるということであり、ミッシェルのロックもまさにこれだと
ぼくは思う。
342ぴあアップした奴:01/11/30 00:13
本スレで言ってた、今年代々木前のぴあのチバの単独ロングインタビューウプしました。
すっごい長いのに内容どうなん?って感じだ。。。
1の所、慌ててアゲてしまって申し訳ないす。
343:01/12/01 00:38
344NAna-1:01/12/01 02:06
友達からコピってもらった記事っす。
どういう雑誌なんだか全然わからんです。

NAna

run to MOTE road!!
男が語る愛のはなし
モテ道を極める。

文・森田恭子

 チバユウスケ〈恋愛論〉を語る−−そんな企画を聞かされ、まず耳を疑った。
チバユウスケがそんな話!? 音楽の括だってままならないのに!?
 果たして彼は納得して取材場所に現れるのだろ−か。心配していたとおり、企画意図を
ついさっき聞かされた、やりたくないとブータレる。
 そんなこと今言われても困る、と言うと、そうですよね……と半ば諦めた表情で彼はソファに座る。
 ライブでは音の切れもがギッと決まるミッシェル・がン・エレファントさんたち。
ボーカル、チパユウスケのステージングは潔く、勇敢で、ナイーヴで、タフ。観客の視線を
一手に引き受け、そのひとつひとつにグサグサと声のナイフを突き立てていく。
 しかし今ここにいるチバユウスケは、勃発した事件に対応すべく、迷い、悩み、ダダをこねている。
 これはチバユウスケの〈恋愛論〉では決してない。ひとりのストイックなミゅージシャンが
社会のシステム、音楽賞業界のどうしようもなくチッポケで厄介な試練に立ち向かう、
ドキュメンタり−なのである−−かもしれない。
345NAna-2:01/12/01 02:06
−−−女の子の話、する?
「しないっすよ」
−−−さっき、するって言ったじゃないですかー。
「ハーッ(ため息〉……しますか」
−−−チバ君って女の子にやさしいの?
「やさしいっすよ」
−−−自分でやさしくしようと思ってやさしいの?
「ウーン……。これってどのくらい載るの?嫌だなあ−」
−−−こういう取材は受けたことないんですか?
「ないっすよお」
−−−好きなタイプはどんな?
「いやあ−(……俺じゃないほうがいいと思うけどね、こういうのは」
−−−じゃ、誰?
「こういうのをしゃべる専門の人(笑)」
−−−チバ君だから聞きたいんでしょ。
「俺は普通ですよ、普通!」
−−−普通って?
「他の人はどうか、わかんないけど」
−−−そうでしょ。どんな人が好きか教えてください。
「頭のいい人が好きです」
−−−どういうとこで頭がいいなと思うんですか?
「どこだろーな……」
−−−しゃべってるときとか?
「うん。そうだね、そうかな」
−−−ということは、あんまり一目惚れはないんですか?
「一目惚れね。一目惚れっすか。……なんで俺、こんなことしやべってんだよっ。(笑)
いや、一目惚れもああっ、あ、あることはありましたよ」
(マネージャーY氏「逆ギレや」)
「キレてないじゃない。(笑)いや、別に何でもアリだからね」
−−−こういう人は嫌、っていうのは?
「わかんないけど。例えばね、テレビとか見てて、キュー(ドラムス、クハラカズユキ)とか
アベ君(ギター、アベフトシ)とかはね、"アイツ大っ嫌いなんだよ"とか"コイツいいよおー"とか、
そういうので盛り上がるんだけど。俺、わかんねえんだよ。ど−でもよくてさなんでそんなに
怒んなきゃいけないんだろ、って思う。(笑)テレビあんまり見ないし……あっ、俺、
酒井和歌子、好きだ」
346NAna-3:01/12/01 02:07
−−−酒井和歌子!?
「うん。思い出した」
−−−どんなところがいいんですか?
「なんか、顔が歪んでるでしょ」
−−−そういう顔が好きなの?
「そう。俺は結構いいと思った」
−−−油井和欧子……わかりづらいかも。
「ハハハッ、失礼なっ」
−−−じや、女の子をいいなと思う瞬間はどんなときですか?
「やっぱ、グッと来るときっすかね」
−−−だから、どんなときにグッと来るんですか?
「わかんないって!そんなの、いちいち考えてないしさー!」
−−−週に何回ぐらいグッと来ますか?
「……もう、やめようよ(笑)」
−−−じゃあ、ライブに来る女の子でもいいんですけども。今時の女の子たちに対して思うことは?
「いや、でも、おしゃれな子が多いですよね。今日(イベントのライブ会場で)、ちよっと、
ガーッと明るかったから、よく見えたけど。ま、でも汗でドロドロになってたから
"お前、化粧流れてるよ"と思ったけど。(笑)最近、パンクな格好してる子が増えたけど。
男も多くなったし
−−−女の子でパンクな格好してる子は好きですか?
「好きですよ、似合ってればね」
−−−ライブのとき、お客さんのことよく見てるんですか?
「それがね、俺、すごい見てると思ってたんですよ。たぶん、すげー見てると思ってたんだけど。
例えば、ライブ終わって、やっぱり、コウジ君(ベース、ウエノコウジ)の左斜め前方にきれいな子が
いたね、とかって話をみんながしてても、俺わかんないんだよ」
---漠然と、客席合体を見てるんでしょうかね。
「ウーン、すっげぇデブとかはわかるけど。(笑)こないだ、どこだっけな」
(マネージャーY氏「XXですよ」と話の内容聞く前に某地名を即答)
「そうそう。(笑)そういうのは覚えてんだけどな。ま、でも、金髪の人とか。モッズな男とかね。
そういうのは目に入って来る」
−−−話を£らしましたね。
「俺、逸らしてないよ」
−−−そう? ……困ったなあ。チバ君も困ってるよね。
「大丈夫っすよ。ま、みんな、好きにやればいいんじゃないっすか。俺も好きにやってるし」
−−−それはそうでしょうけど。チバ君にとって女の人はどんな存在ですか?
「頼れる兄貴((笑)」
347NAna-4:01/12/01 02:08
−−−…………。
「ハハハッ。いや、でも、いいんじゃないっすか。女の人がいて、男がいて、オカマの人がいて」
−−−つまんないよっ。
「つまんないって書われてもねえっ。……困るんだよっ!!」
−−−(笑)
「ウーン……」
−−−照れくさい……ん、ですかね?
「人にしゃべるようなことじゃないっすから。公にするようなことでもないし。パンドのこと
だったら、別にいくらでも言うけど」
−−−エッ!?
「つって、言わね−けど(笑)おかしいなあ。……いや、でもねえ、XXにプロモーションとか行って、
もうねえ、あれはびっくりしたなあ。全員、ラリアートくらわして、なぎ倒してやろうと思った
もん(笑)バタバタ追っかけてくるしね。あれを見たときにね、これはいかんと思ったね」
−−−フーン。
「またブッサイクなガキどもでね」
−−−複数なの?
「20人ぐらいっすよ。ブサイクなヤツって目立つから、みんなブサイクに見えるんだけど(笑)」
−−−ヒドイ。
「あれはびっくりしたな」
−−−でも、それが全都かわいい女の子だったら、盛り上がるんですか?
「かもしれないですねっ。(笑)いやでもね、そういう、バタバタ追っかけて来るヤツって、
たいていブサイクだからねっ」
---顔の作りじゃなくて、必死さ加減がブサイクに見えちゃうんだよね。
「そうなのかな。だけどそういうやつって、顔の作りもブサイクになっていくんじゃないかな。(笑)
ホント、頭の悪いヤツはね、やつはブサイクになっていくって!どんどん!」
−−−そうですか。じゃ、どういうふうにしたら女の子はかわいくなると思いますか?
「そうっすね……。それはでも、俺に聞いてもしょうがないんじゃないの?」
−−−チバ君から見てかわいいと思う女の子はどんな人かな、と。
「ウーン……。どうしたらいいっすかね、わかんないっすね。どうしたらかわいくなるかとか、
そんなの、だって、見てないしね」
348NAna-5:01/12/01 02:09
−−−見てないって?
「見てないっつ−か、どうやったらかわいくなるかなんて。別に、かわいくなったところしか俺は見ないし」−−−(笑)ね、やっぱり女の子にやさしくないよね?
「そうかな((笑)」
−−−でもチバ君ってもてるんでしょ?
「俺はもうバリバリもてるよっ!!」
−−−ハァ……。
「いや、もてないっすよ。もてんのはね、キュー。キューがね、ブサイクにもてるね(笑)」
−−−気のない人に対してはどうしてるんですか?
「シカトします」
−−−やっばりやさしくないよね,好きな人にはやさしいってこと?
「うん。そうかもしれない」
−−−冷たそうだよね。
「まーね。冷たいとは言われるけどね。28年間、言われ続けてる」
−−自覚症状はありますか?
「そんなことないんだけどね。やっぱり邪魔されるとね、それだけで嫌んなっちゃうから」
−−−で、結局どんな人が好きかっていうのがよくわかんなかったけど。
「うん。なんとなく、しなやかな感じの人がいいですけどね。……しなやかっつ−か……(フェードアウト)
Lmagazine TalkLive 開催日:96年9月28日(土) AXESS梅田阪神ナショナルショウルーム

ガレージ・パンク+ネオ・モッズ・スタイルの硬質でシャープでがむしゃらな(!?)ロックンロールを聴かせるミッシェル・ガン・
エレファント。デビューした96年に2枚のアルバムをリリース+起爆力抜群のアッパーなライブで一気にロックファンの胸中
を強震させた4人組。インタビューではかなり無口といわれるボーカルのチバと、リーダーでドラムのクハラを招いて開催
した彼らのトークライブ。"ミッシェルで公開インタビューは成立するのか!?"とうい周囲の心配を一蹴した爆笑シーン続出の
"ハイ・タイム・ショウ"だ!

―ミッシェル・ガン・エレファントのボーカル、チバさんと、ドラムのクハラさんでーす!(熱狂的な声援と拍手の中、チバと
クハラが少し照れた表情で登場) はい、こちらがボーカルのチバさんです!
チバ「あ、こんにちは」(場内歓声&拍手)
―そしてドラムのクハラさん!
クハラ「どうも」(場内歓声&拍手)
―どうもどうも、ようこそ!
チバ「あ、はい、どうもッス(笑)」
―なんだか今日はいちもと勝手が違うなって感じですかね?
チバ「いや〜(笑)、なんかね…(落ち着きのない表情)
クハラ「手が震えてますよ(笑)」
―震えてる?
クハラ「うん、ヤバイですね」
チバ「なんか…(場内を見渡して)すごいなコレ(笑)」
―スゴイですか?
チバ「うん……(突然巻き舌で)緊張するッスよ!(笑)」(場内笑い、ファンから頑張れ!の声があがる)
―頑張れって言ってますよ。
チバ「(ファンに向かって小声で)うるせえ!」(場内爆笑)
―さて(笑)、今日はですね、今年の2月にシングル『世界の終わり』でデビューして、早くも11月に2ndアルバム『ハイ・タイム』
をリリースされるミッシェル・ガン・エレファントのお二人をお迎えしたわけなんですが、さすがにまだデビューされて1年も経って
ないので、今日集まってくれたファンの中にも、まだまだミッシェルのことをよく知らないという初心者マーク付きファンの人も
結構いらっしゃるみたいなんですよ(笑)
チバ「そッスか!」
クハラ「そッスか!」(場内笑い)
350Lマガジンの2:01/12/01 19:38
―例えば、ファンの質問カードの内容の第2位が"ミッシェル・ガン・エレファントという名前の由来は?"で、第1位が"なんで
メンバー4人の名前が全員カタカナなんですか?"という。
チバ「あー、そッスか(笑)」
―なので、この2つからクリアーしていきたいなと。
クハラ「なるほど。クリアーしましょう!」(場内笑い)
―で、"ミッシェル〜"という名前のいきさつは何なんですか?
チバ「あのー、これはね、えーっと、今のベースのコウジ君の…、前の前の……アレ?(笑)。前の…? 前の前の前のベースが
いまして」
―前の前の前のベース?(笑)
チバ「そうそう。そいつがね、酔っぱらってたというか(巻き舌で)ラリってたというかね」
―おいおいおい(場内笑い)
チバ「そいつは、薬の卸問屋の息子で、そういうのが(ドスのきいた声で)ガンガン入ってくるんスよ!(笑)。そいつが発した言葉
なんです」
―あ、そうなんスか(笑)。じゃあ、意味なんて何もない?
チバ「うん。まったくないですね」(ファンから"ウッソー!という声があがる")
―ファンが何か突っ込んでますけどね(笑)
チバ「え? (ファンに向かって)ハッキリ言えよ! ハッキリ!」(場内笑い)
―でもね、僕も噂で違う理由を聞いたことがあるんですけども。
チバ「違う理由ですか?」
―そう。なんか、とあるバンドの名前を間違えて読んでしまって、それがミッシェル・ガン・エレファントだったとか。
チバ「あ〜、そんな噂があるみたいッスね!」(場内笑い)
クハラ「噂っていうのは、コワイですよ!(笑)うん。コワイコワイ」
―そんなわけで(笑)。じゃあ、メンバー4人の名前がカタカナにしているのはどうしてなんですか?
チバ「あれはね、音楽雑誌とか見ると"ポール・ウェラー"とかって全部カタカナじゃないですか。そんなふうにするとカッコ
イイかなと思って。それだけなんスよ」
―ちなみに、チバさんのチバって、千葉県の千葉ですか?
チバ「いや、違いますよ!」
351Lマガジンの3:01/12/01 19:39
―あ、違うんですか?
チバ「うん、全然違う!」
―漢字はどう書くんですか?
チバ「えっとね、え〜……(笑)」
―いま考えてるでしょ!(笑)
チバ「いやいや(笑)。えっとね、千葉県の千葉です(笑)」(場内爆笑)
―ホラホラホラ(笑)。クハラさんはどんな漢字なんですかね?
クハラ「僕ですか? 僕はね、かなり珍しい名前なんですよ」
―珍しい?
チバ「確かクハラのクは、苦学生の苦だよな」(場内笑い)
クハラ「そうそう。ハラはお腹の腹なんですよ」
チバ「毒腹三太夫みたいだ(笑)」
―あのねぇ(笑)。ところでこのバンドの結成はいつ頃なんですかね。
チバ「資料ではね、91年になってるんだけど(笑)、俺が大学に入ってすぐに始めたんで、88年ですね」
―その頃からクハラさんも一緒のメンバーだったと?
クハラ「いえ、僕が入ったのはその2年後ぐらいかな?」
―じゃあ、結構メンバーチェンジが激しかった?
チバ「いや、そうでもなかったですけどね。うん。一時期ね、フィッシュマンズの欣ちゃん(茂木欣一)がドラムをたたいてた
こともあったんですよ」(場内驚きの声)
―え? あ!そうかそうか、フィッシュマンズのメンバーとは大学が一緒だったんですよね!
チバ「そう、向こうが先輩で。だけど、一時期と言っても、1回だけなんですけどね(笑)。もともとね、欣ちゃんは"キースさん"
と呼ばれていて、フーというバンドのキース・ムーンというドラマーに憧れていて、ロックっぽいドラムをたたいて
たんだけど」
―へえ〜。その頃にはすでにフィッシュマンズも存在していたんですかね?
チバ「いや…まだフィッシュマンズは結成されてなかったですね」
―あ、そうなんだ。
チバ「なんで俺はこんなにフィッシュマンズの話をしてるんだ?」(場内爆笑)
352Lマガジンの4:01/12/01 19:40
―では、ミッシェルの話に戻りますが(笑)。結成当時はどんな感じのサウンドをやってたんですか?
チバ「う〜ん、もともとね、俺はダムドとかバズ・コックスとか、あまり日本で売れてないパンクバンドが好きだったんですよ(笑)」
―はいはいはい。クラッシュとかピストルズとかじゃなくて。
チバ「そうそう。そのへんはあまり興味が無くてね。だから最初はダムドのコピーをやってましたね」
―ギンギンに髪を逆立てたりとかしてたんですかね?
チバ「ヘアースタイルですか(笑)」
クハラ「金髪だったよね(笑)」
チバ「そうそう(笑)」
クハラ「しかもチバはマッシュルームカットでした」(場内爆笑)
―ま、マッシュルーム!?
チバ「いや、だからさ! ブライアン・ジョーンズという、ストーンズの死んじゃったギタリストがいたじゃないですか。俺はもう、
そのつもりだったんですよ」
―あ、なるほどね。
チバ「いつも(超巻き舌で)"俺のことブライアンと呼んでくれよ!"って感じでさ(笑)」(場内笑い)
クハラ「俺はちなみにそのマッシュルームの頃にミッシェルに入ったんですよ(笑)」
―ナント!(笑)。じゃあ、マッシュルームの頃のチバさんにあった時の第一印象ってどうでした?
クハラ「かわいかったですよ(笑)」
チバ「(大声で)ハハハハハハ!(爆笑)」(場内も爆笑)
―そんなに笑わんでも(笑)。で、その後にベースのウエノコウジくんが入り…。
チバ「そうそう。そんで、ギターのアベフトシが入って…今のメンバーになりましたね」
―で、96年2月にシングル『世界の終わり』でメジャーデビューと。そういえばさっき、その曲のビデオクリップを開演時に
上映したんですけども、その映像をステージの控え室で見ていたチバさんが"うわ〜、懐かし〜!"って叫んでたのが印象
的だったんですけど。
チバ「そうそう! あれは寒かったんだよな〜」
クハラ「死にそうなくらいに寒かったよね」
チバ「だって俺の人生の中でさ(巻き舌で)一番苦しかったもんなあ!」(場内爆笑)
―いつ頃だったんですか?
チバ「あれは去年の12月26日!」
―ハッキリ覚えてますね(笑)
353Lマガジンの5:01/12/01 19:42
クハラ「確かね、関東地方で一番寒い日だったんですよ」
―何処で撮影されたんですか?
チバ「あれはね、ほら、1stアルバムの『カルト・グラス・スターズ』(96年3月)ってさ、ロンドンで録音してきたじゃないですか。
だから"あの映像もロンドンで撮ってきたんですか?"ってよく聞かれて、いつも"あれだけオランダなんですよ"って答えて
たんだけど」
―ウソつきですね(笑)。
チバ「本当はね、富士山の麓で撮影したんですよ」
クハラ「よく晴れてて、太陽が照ってるのに、水たまりの氷がまったく溶けないんですよ」
チバ「その中でスーツ姿だったもんなあ(笑)」
―そのクリップを撮ったのも、ロンドンで1stアルバム『カルト・グラス・スターズ』をレコーディングしたのも、かなり遥か彼方の、
遠い昔の思い出って感じですかね?
チバ「いやもう、(巻き舌で)遥か彼方も遥か彼方よ!」
―なんか歌舞伎役者みたいなしゃべり方ですよ(場内笑い)
クハラ「だってデビューしてから今日までの時間って、数字の上では短いけど、ものすごい距離を一気に駆け抜けてきたような
印象ですからね」
―あ、そうなんだ。そしてこの11月には、1stからわずか8ヶ月で2ndアルバムをリリースと!
クハラ「うん。働いてますよ(笑)。おかげでカンペキな2ndアルバムが作れましたけど」
―あ、2ndはカンペキですか!
チバ「そう、カンペキッスね!」
―ちなみに1stはどうだったんですかね?
クハラ「もちろんカンペキですよ(笑)。だから2ndはさらにね、カンペキさにカンペキさが加わったという感じで言うことナシですよ!」
―チバさんはどうですか?
チバ「かなりすごいアルバムですよ、マジで! うん」
―アルバムを作る前にメンバー間で例えばこんな内容の作品にしよう! なんて話はするんですか?
チバ「まったくしませんね」
―まったくしない?
354Lマガジンの6:01/12/01 19:43
チバ「うん。というか、ただ単にね、自分が欲しいレコードを作りたいという気持ちだけですよ。うん。それは4人とも同じ感覚だと
思うし。なんでもそう。例えば曲を作るにしても、自分が聴きたいなと思う曲を作りたいとういうかさ…。俺らがやりたいことって、
そういうことなんですよ」
―そこにロックが持つエネルギーみたいなモノが存在していればOKって感じ?
チバ「そうそうそう。でもそれもべつにロックとかパンクとかにこだわってるわけじゃなくてさ。だって実際に例えれば俺はテクノも
好きで聴いてたりするしさ(笑)。ジャンルに対するこだわりなんて一切ないですよ」
―なるほどね。ちなみにこの『ハイ・タイム』というタイトルは、またどういう理由で?
クハラ「これはね、デビュー前から決めてました」
―デビュー前から?(笑)
チバ「そう。2ndは『ハイ・タイム』にしようと。特に意味はないんですけどね(笑)」
クハラ「ちなみに3rdのタイトルもすでに決まってます(笑)」
―ホンマですか?(笑)
クハラ「ええ。まだ言えませんけどね(笑)。次回のインタビューで!」
チバ「今日は終わり!」
―いや、終わらない終わらない!(場内笑い)何を言ってるんですか(笑)。ところで、このアルバムから2曲目の『リリィ』が先行シン
グルとしてリリースされるわけなんですが『リリィ』ってこれはやっぱ人の名前なんですかね?
チバ「え?(笑)…いや…、あの〜(笑)」
―なに照れてんスか!(笑)
チバ「いや〜、なんて言うか(笑)…」
―架空の人物?
チバ「ま、そんなとこスかね(笑)」
―あまり深くは考えてない?
チバ「いや! 俺は考えてますよ」
―でもあまり言いたくはない。
チバ「そうですね(隣のクハラが小声で話すのを聞いて)ハハハハハハ(と突然笑い出す)」
―どうしたんですか?
クハラ「いや、アレなんですよ」
―え? なにがですか?
355Lマガジンの7:01/12/01 19:44
クハラ「リリィって、俺のことなんですよ」(場内爆笑)
―え?(笑) アナタがリリィ?
クハラ「そう(笑)。俺がリリィなんですよ」
―ど、どこがリリィなんですか?(場内爆笑)
クハラ「だからチバクンは恥ずかしくて言えないんですよ。その気持ちを察しなきゃ!」
―あ、そうなんだ。へえ〜(笑)。それをシングルでリリースするんだ(場内爆笑)すごいバンドだな(笑)
チバ「いや(巻き舌で)オレたちはすごいバンドなんですよ!(笑)」
クハラ「そう、すごいバンドなんですよ!」(場内笑い)
―そんなすごいミッシェルが(笑)、カンペキの2ndアルバム『ハイ・タイム』のリリースとともにまたまた全国ツアーに突入と!
チバ「(突然)しかし今日の俺はすっごい、しゃべってるよなあ」
クハラ「うん。しゃべってるよ」
チバ「普段のインタビューよりはるかに喋ってるッスよ!」
クハラ「額に汗かいてるよ(笑)」
チバ「喉もカラッカラだよ!」
クハラ「だけど、みんな本物のチバだと思ってるんでしょうね(笑)」
―おいおい? ニセモノかよ! おい(場内爆笑)コワイなあ(笑)
クハラ「そんなわけで、みなさん今日は楽しんでいただけましたでしょうか?」(場内笑い)
―いやいや、私が司会なんですけど(笑)。そんなわけでみなさん今日は楽しんでいただけましたでしょうか?(場内笑い)来年
1月に大阪と神戸でライブがありますが、ひとまず今日集まってくれたファンに何か最後にチバさん! ビッシっと一言どうぞ!
チバ「(巻き舌で)お疲れ〜!」(場内爆笑&拍手)
『ミッドナイトロック〜』の“ジャミラボンバーFAX版”をウプしようと思ったんだけど、
アレってあのヘタクソな絵も含めてナンボなモノなので、どうしようか迷ってます。
なんかイイ方法or絵ナシでもいいからウプしろっていう人、いる?
357答える人。:01/12/02 01:58
スキャナして画像として、外国サバとかにアップしていくのが一番だけど…
ジャミラは、検索してひっかかるところが多いから…、任せます。
個人的には、「チバ来週も来いよな?」(←うろ覚え)のチバの答えが
面白すぎたけど(笑)
358悩み解決した者:01/12/02 15:06
じゃあ画像はここが正式に鯖借りてHPになったときに
管理人さんに預けてみようと思うた。
私的には「チバ来週も来いよな」もオモロかったが、
「魚民発27時」もけっこうツボだった。
ロケットシャワー20回目

 快晴だ。日本晴れだ。こんな日は洗濯だ。なにもかも洗ってしまえ。なにもかも洗ってしまえ。干すのが面倒だ。捨ててしまえ。
何もかも捨ててしまえ。軽くなった。軽くなった。軽くなったら腹が減った。食ってしまえ。なにもかも食ってしまえ。そしてゲロを吐く。
 見晴らしのいい屋上に立つ。彼方に見える富士を臨む。煙をゆっくりと吐き出す。何を考えている? しおれた花に水をやる。ペンキ
にまみれた植木ばちをひとつ、ひとつ叩き割る。割れる度に背骨が喜ぶ。声は出ない。焦点は合わない。猫もいない。雲は薄く
空をゆれる。はずれかけた看板が風に泣く。ベコン。ビコン。ベコン。バコン。笑いかけてやる。泣きたきゃ泣けよ。けどお前に付き
合ってる暇はねぇよ。いい日だと思わないか? 今日はなんて素晴らしい日だと思わないか? だって俺が朝の八時に目を覚ました
んだぜ。さぁ出かけよう。今日は緑になれる日なんだ。ベコン。ビコン。バコン。
 結局何も変わらないんだ。ここにいるんだから、それだけでいいじゃねーか。それだけでいいんじゃねーの。他に何が必要なんだ
っての。ここにいりゃ、それだけでいいじゃん。変えてみせるぜ。ぬりつぶしてやるんだ。ただそんだけ。
 春が来て、目隠しのとれたキチガイが、手当たり次第に笑っている。幸せにやんな。世の中はもとからくさっているんだからさ。
幸せにやんな。来年はコオロギになれるんだからさ。幸せだよねぇ。ああ幸せだ。笑いとばしてやれ。笑っている。笑っている。
 四月の青梅街道は生ぬるく灰色がかっている。桜が散りかけて、ビルの四階にメガネが光っている。病院のようなマンションの
ベランダにシーツが見える。跳ね返る色に咳が出そうになる。春は嫌いだ。夏も好きじゃない。秋も嫌いだ。冬は憎しみすら感じる。
だけど四季が好きだ。一年の季節の流れが好きだ。明日は何だろう。春だよ。たぶん。
 ワールド・チキン・ゾンビーズ・ツアー日本公演が、無事というか、なんというか、終わったんだけど、人間の習慣というのはおも
しろいもんで、最終日のライブが終わった次の日も、まだライブがあるような気がしてたんだよね。まぁ、イギリス・ツアーも明後日
から始まるから当然といえば当然なんだけど、今までで一番、本数+期間の多いツアーだったから、終わったぜぇーといった気分
が盛り上がるかと思ったんですけど、全くそんな気分にならなかったので、やっぱ、ロックンロールは転がっていくもんなんだなぁと
思いましたと。
 そんなわけで、ツアーに関して記憶に残っていることをだらだらと書いて字数を埋めて日本とはおさらばだぜ、とか思ったんだけ
ど、これといって突出した記憶がない。覚えてんのは人間ていうのはこんなにも汗をかいても大丈夫なもんなんだなぁと思ったぐら
い、どこも熱かった。もう汗なんだか、よだれなんだか、失禁なんだか、下手すりゃウンコも少しぐらいもらしてるかもしれない。体中
の水分は全部出しつくして、これでもかと演奏しまくった52本のライブだったけど、楽しかったねぇ。パンクスは元気だし、モッズも
ロッカーズもスキンズもなにも関係なくロックンロールとかさけんで盛り上がってんのを見て、おいらはちょっと幸せだったりしたわけ
よ。別にこれ以上でもこれ以下でもない。何も言うことなし。
 そんなわけで今度はイギリス・ツアーさ。いやー楽しみだ。向こうに行きゃ俺らが外タレだ。まぁイギリス人にも俺らにも、そんな
意識はないんだけどさ。実は、またイギリスでライブ以外にやろうと思ってることがあって、それはまだ秘密にしておこうと思ってる
ので、だったらこんなこと書かなきゃいーじゃねーかとか言われたって、字数が余ってんだよ。しょうーがねーだろ。俺だって書き
たくてこんなこと書いてるわけじゃねーんだからとか言ってみたかっ
                                                  ――――――――つづく。
361nanasi ◆FGJ91vGw :01/12/02 15:26
>358 悩み解決した者さん
スキャナお持ちでしたら取り込んで添付ファイルでお送り下さい。宜しくです。
[email protected]

あ、ロケシャ14が2つあると御指摘頂いたんで、一個ずつズレで↑のが正ナンバー
です。誤字といいほんまスミマセン。
某月某日、某放送局の楽屋。この日も4人のナイスガイは、少しダルそうにそれでもちょっとはニコやかに、
基本的には飄々と、思い思いの時間をやり過ごしていた。取材当日、彼等はまだ“High Time Tour”の真っ
只中にいた。無敵のライブ・バンド、ミッシェルガンエレファントの魅力を語るとき、必然的にライブの話
が大きなウエイトを占める。つまり、ライブを抜きにしては、彼等の魅力を語ったことにはならないのである。
 2月1日で、デビュー2年目に突入し、ライブの動員緑は確実に増加し、それにともなって認知度も日増しに
大きくなっているミッシェル・ガン・エレファント。だけどメンバーは“それがどうした”と言わんばかりに、
今日も淡々と音楽と向き合っている。そんな、表向きは無関心を装ったふうでいて、じつは熱く純粋なロック
野郎ふうな姿が、なんだかカッコよく映る。
そんな彼らをより正しく、そしてより深く知るために、過去から現在までのライブ観の違い、そして進行中の
ツアーの様子まで語ってもらう事にした。「昔も今もライブ観に差なんかないっすよ」「ステージに上がれば
いつも一緒っすよ」なんてコメントは容易に察しはついたし、まじめな音楽の話からドンドン脱線していくこ
とも予測は出来たが、それでもなかば強姦的に話をきいた。
----チバさん、髪切ったんですね。
チバ 「そうっすね」
----いつ?
チバ 「正月明けに」
----なぜ?
チバ 「なんとなく(笑)」
ハラ「俺、風邪で寝込んでるときに人づてに聞いたんですよ。チバが坊主になったって。
    別に驚きはしなかったんですけど、早く見たくてソワソワした(笑)」
ウエノ「この前ね、昔の雑誌を読み返してたら、イエローモンキーの吉井さんの坊主時代の写
    真が載ってたんですよ。でもそれとはずいぶん違うなぁって思って(笑)」
チバ 「うるせぇ」
ウエノ「彼は坊主のうえに金髪だったし」
クハラ「こっちは白髪ですからね」
(一同大爆笑)
クハラ「そんな感じかなぁ」
ウエノ「ライブの話をするんじゃないの?」
----そうですよ。なので、今回のツアーやそれ以前のことをちょっとふり返ってもらいたい
   んですけど…。
クハラ「僕ら、91年に結成しまして…」
ウエノ「そこから始めるのか?」
チバ 「本当は88年に母体ができて…」
クハラ「生まれたのは69年で…」
ウエノ「そこまで遡るなっ」
----聞くところによると、いろいろな出来事があったようで…。
ウエノ「なんのことだろう」
----帯広では車がクラッシュしたとか。
クハラ「あぁ、それは伏せとかなきゃいけない話なんでしょうね、きっと」
チバ 「もう忘れましたね」
クハラ「ツアーに出るとね、何かしらおもしろい出来事があって、そのときは爆笑するんです
    けど、ちょっと時間が経つと、なんであんなにおかしかったんだろうって思う事が多
    いんですよ」
----話が前後しますけど、初めて回ったツアーなんかは鮮明に覚えてます?
クハラ「大阪と名古屋。俺とコウジくんは修学旅行気分で、次の日がライブだというのにガッ
    ツンガッツン飲んでた」
チバ 「それまではツアーなんかやたことなくて、せいぜい千葉ルックにレンタカーで出かけ
    ていったくらいだった(笑)」
ウエノ「そういえば、あの頃はまだアマチュアだったんだよね、俺たち」
----そのときはどんな印象でした?
クハラ「とにかく何もかも初めてでしたからね。車で遠くにいくのも初めてただし」
アベ 「車でってところがミソですね」
クハラ「ホテルに泊まるのも初めてだったし、地方のライブハウスでやるものもちろん初めて
    だったし…」
ウエノ「なんか初々しいね(笑)」
クハラ「あっという間に終わったって記憶しかないですね。なんでもそうじゃないですか?
    初めてのときって(笑)」
ウエノ「そのとき泊まったのがホテル××という有名(?)なホテルで、そこのシャワーが痛い
    くらい勢いのあるシャワーだった。それくらいしか覚えてないんですよ(笑)」
クハラ「ライブと全然関係ないですね」
ウエノ「あとね、隣の部屋の声がまる聞こえなんで、チバの“ウンコ流れねぇよ”って声がよ
    く聞こえた(笑)」
クハラ「被害者はアベくんなんですけどね」
アベ 「だから俺ね、チバのウンコが臭かったことくらいしか覚えてない」
チバ 「流れなかったんすよ」
アベ「俺がトイレに入ろうとしたら、チバが無言で阻止するんですよ。子供みたいに。手でダ
    メのジェスチャーしながら」
ウエノ「次の日の名古屋は、素泊まり1500円のホテルだったんだよね」
クハラ「そう、バスタオル、歯ブラシ、風呂つきで。だけど、歯ブラシの毛は全部開いてた。
    あとは靴磨くしかないんじゃないかってくらいに」
ウエノ「シャンプーとリンスは違う種類のやつが大量においてあって…」
クハラ「全行程3泊4日の長いツアーでした」
----ライブの中身に関しては?
(全員口々に)「覚えてないなぁ」
クハラ「ただ、ファンダンゴというライブハウスはいい感じだったなってことくらい」
チバ 「そのときに車が壊れたんだよね」
クハラ「そうだ。最初ワンボックスカーで行っていたんですけど、ファンダンゴを出るときに
    はグロリアに変わってた(笑)」
ウエノ「しかも5人乗りのところに6人乗って」
クハラ「しかも機材も積んで」
アベ 「今考えるとすごいことしてたんだね」
チバ 「そういえばあのとき寝坊して環七で拾ってもらったんだ」
アベ 「その影響で、ウエノは家の前で30分以上立ちっぱなしで待たされた」
ウエノ「そうなの?全然覚えてないなぁ」
チバ 「それが95年の夏前くらいで、その後に『Wonder style』ってレコード出して、
    その年の暮れにまたツアーをやったんだよ。8か所のツアー」
クハラ「8か所もやったっけ?」
ウエノ「新潟、仙台、東京、大阪、名古屋、京都、福岡、広島だ」
クハラ「このときの仙台がシビれたんですよ。バードランドっていうキャパ25人くらいの小屋でね」
----25人?(笑)
ウエノ「本当なんですよ、これ。今はないんですけどね」
クハラ「キャパ25人なのにチケットは10枚以上余ってたんですよ(笑)」
チバ 「しかも5バンドくらい出てた(笑)」
アベ 「そのひとつはプロだった(笑)」
ウエノ「だからね、楽屋の方が広くて人数もいっぱいいた(笑)」
クハラ「あと博多もおもしろかった。いちばん前に女の子が2人立ってて、どういうツテで来た
    のか知らないけどなぜかノリノリであとの客は全員ポヨ〜ンとしてた(笑)」
チバ 「ライブの後、タイバンの地元のバンドと一緒に博多のつぼ八に飲みに行って」
クハラ「その頃、俺たちは1stのレコーディングも決まってた」
チバ 「で、俺たち酔っぱらって、全裸で雪の中走り回って(笑)」
ウエノ「それを見て、その地元のバンドが“俺らはやっぱりプロにはなれないな”ってボソッ
    と呟いてた(笑)」
クハラ「やっぱ、あれくらいしなきゃプロにはなれないのかなぁって」
チバ 「最初は俺たちもおとなしくしてたんですよ。で、そのアマチュアに“どうしたらプロ
    になれるんですか?”とか聞かれて」
アベ 「そのときは、いやぁただ普通にやってただけなんですよ、なんて答えてて」
クハラ「なのに酔っぱらうと“ウヒョ〜ッ”とか叫んで脱ぎはじめて(笑)」
チバ 「気がついたときには、そのアマチュア・バンドのメンバーの彼女の頭にもチン○をの
    せてたりしてた(笑)」
アベ 「あのときはマジで怒られたよね」
クハラ「なのに、その後も俺たちが博多に行くと毎回のように来てくれるよね(笑)」
----全員で全裸に?
クハラ「いやいや、役割は決まってますから。まぁメインは僕なんですけどね。ライブの時は
    後ろに下がってるぶん、飲むときは全裸でフロントマンになる(笑)」
ウエノ「背中に地元スタッフの“もう二度と博多に来るなーッ”という罵声を浴びながら」
アベ 「おまけに、平手で叩かれたもみじ模様の手形もあった」
クハラ「いやぁ話したらけっこう覚えてるもんですね(笑)」
チバ 「そのツアー終えて、年が明けた1月に(渋谷)クワトロでやったこと考えると、あれから
    まだ1年ちょっとしか経ってないって事が不思議だよね」
アベ 「あれから1年ちょっとしか経ってないんだね」
ウエノ「すごく昔の事みたいに感じる」
チバ 「俺らは6つくらい年とりましたよ」
クハラ「たまごっちみたいなもんですか」
チバ 「でね、1stアルバム出した後のツアーになると、それまでパラパラしか客がいなかっ
    た小屋にも人が入るようになってて、それにはビックリしましたね」
----パラパラとしか人がいないライブハウスでやる気分というのは?
チバ 「けっこうおもしろいっすよ」
クハラ「あのね、人が大勢いる、でも俺たちのことは知らないっていう状況よりは、人はいな
    い、もちろん俺たちのことも知らないっていう状況のほうがやりやすい。伝わりやす
    いと思うし(笑)」
----人が入ってないと気持ちが萎えたりしませんか?
チバ 「それはないっすね。全然人がいないことより、前の博多みたいに、何人かが最前列で
    狂ったように踊ってる事ことの方が気持ち悪いし(笑)」
クハラ「ついこの間も福岡にいってきたんですけど、そのときにライブでチバが話をしたんで
    すよ」
チバ 「初めて来たときにブサイクな女が二人踊ってたって。そしたら“それアタシ”って(笑)」
クハラ「ブサイクな女って言ってんのに、アタシって言える読経もすごいもんよね」
チバ 「だけど、最初に大阪に行ったときなんか、俺たちを知ってるヤツなんか全然いなかっ
    たのに、次に行ったときにはおれたちを見に来たってヤツがドーンと増えてた。それ
    はおもしろかったっすね」
----1本1本のライブや、ツアーを重ねていく中で、ステージに立つ意識が変化しているような
   部分はあるんですか?
チバ 「意識としては……そんなには変わってないですね。ただ、ヤル場所が少しずつ大きく
    なってきてるから……まぁこれ以上は大きくなることはないと思ってますけど、感覚
    がつかみづらくなってきてる気はする」
----具体的にはどういうことですか?
チバ 「ちっちゃなライブハウスだと、楽屋と会場が直結してるから、その日の全体の空気を
    感じやすいけど、小屋が大きくなっていくと、会場と楽屋が遠くなるから、空気感が
    切り離されているようでなんか、ね」
クハラ「会場の様子なんか全然わかんないし、声も聞こえないもんね」
チバ 「俺たちはライブ前のSEも自分で作ってるから、それを聞きたいんですよ」
アベ 「その理由の方が大きいかも」
チバ 「だって、好きな音楽がデカいスピーカーから流れてて、しかもデカお音でなってるわ
    けですからね」
アベ 「やる側の意識なんてそんなもんなんですよ。まぁ場数を踏んでいれば、それなりに成
    長はしてるのかも知れないけど、それは見る側のほうがよくわかってるんじゃないか
    と思う。俺たちはそんな事気にせずにやりたいようにやってるだけだから」
ウエノ「俺たちがどんな意識でやってるかなんて、客には関係ないことですからね。楽しめれ
    ばそれでいいんですから」
アベ 「ただ、変化があるとすれば、音がどんどんデカくなってることかな」
チバ 「そのぶん、耳がどんどんバカになっていく(笑)」
----たとえば同じ場所でライブをやるにしても、お客さんの数がどんどん増えていってるとい
   う事実があるわけですけど、そういうことは、ステージに立つ意識に効用はもたらさない
   ものですか?
クハラ「SEが流れた瞬間に“キャー”とか大騒ぎしてくれてるのは純粋にうれしい」
アベ 「だからといって、いつもより頑張ってみようかってことにはならない」
チバ 「へたしたら、SEだけでダイブしてるヤツいそうだもんね」
----SEでダイブしますか。
チバ 「この間の博多なんかでも、1曲目からパンクスが泳いでるわけですよ、ゴロゴロと(笑)。
    でもね、3曲目くらいになると疲れちゃっていなくなるんですよ」
クハラ「まだまだですね(笑)。だけど、開場前に、俺らのライブを見に来た連中が会場の周辺で
    列をなしてる様子を見たときは、素直にありがたいなぁって思いましたよ」
チバ 「今がいちばんいいときですね。今回のツアーにおいては」
ウエノ「疲れ方はひどいんですけどね」
チバ 「俺、思うんだけどさ、毎日毎日飲んでるから疲れてんじゃないかという気がするんだよ
    ね(笑)」
クハラ「なのにね、SE流れてる中、ステージに上がっちゃうともうへっちゃらなんですよ。不思
    議だけど」
----ツアーとなると、長丁場ですから、体調とか精神状態とかに波が出てくると思うんですけど、
   そう言うのはどうやって調整してるんですか?
クハラ「それは各々が各々のやり方で調整してるんじゃないですか」
チバ 「たとえばステージに上がる前に猪木のテーマを聞くとかね(笑)」
ウエノ「張り手を張ってもらうとかね」
チバ 「花びら占いで、いいライブ、悪いライブ、いいライブ…って1枚ずつ花びらをむしってい
    ったり(笑)」
クハラ「おかげさまで、デビュー後のライブから一人にひと部屋ずつ与えてもらえるようになって、
    “各々タイム”が増えましたから、調整は楽になったんじゃないかな」
----他のメンバーの好・不調の具合はすぐにわかります?
クハラ「それも各々が各々のレベルで感じ取っているんだと思いますけど」
ウエノ「だからといって誰もフォローしない」
アベ 「結局、本当のことを言えば、誰も人のことなんか気にしてないんですよ」
クハラ「所詮、他人ですからね(笑)」
チバ 「だって、みんな自分の音しか聞いてないんですから。客観的に見ると、そう見えるらしい
    ですよ」
クハラ「そう言いつつも、ライブが終わった後に“これ内緒ね”なんて前置きがありつつ“今日大
    丈夫だった?”なんて電話を3人から別々にもらったりして…」
クハラ「打ち上げにいくわずかな時間に。気持ち悪ぅ」
チバ 「でもさ、この取材が活字になったらただの甘っちょろいバンドにしか思われないよね、
    きっと(笑)」
ウエノ「そのときはそのときだよ」
アベ 「みんな大人だから、ライブ前に“お前大丈夫?”なんてことはわざわざ言わない。心の中
    で思ってても」
クハラ「顔面蒼白で、ライブ終わった後にゲロでも吐いてたら別だけどね(笑)」
----ツアーに出たときの、プライベートな時間の使い方というのは?
クハラ「俺はね、意味なくビデオを流してる」
----ビデオ?
チバ 「ホテルでやってるアダルト・ビデオ」
ウエノ「予告も見ずにペイ・ボタンを押しちゃうんだよね(笑)」
クハラ「最初のうちは断腸の思いでペイ・ボタンを押してたのに。まぁ1200円くらいで断腸の思い
    もないんですけど。でも最近はホテルの部屋に入った後の一連の動作として押しちゃう。
    部屋に入って、荷物を降ろして、ペイ・ボタンを押して、枕の位置を整えたりして……(笑)。
    そういった意味じゃ、自分なりのペースがつかめてきましたね(笑)」
アベ 「でもキューは部屋に入ったらすぐに素っ裸になっちゃうんじゃないの?」
クハラ「そう。ドアのあたりから靴下脱いで、服脱いで、ズボン脱いで、パンツ脱いで素っ裸でベッ
    ドにダイブする。冗談ですが」
ウエノ「ホテルの施設を有効利用出来ないと屈辱的だよね」
クハラ「そうそう。このバスローブ着て寝たら気持ちいいだろうなぁなんて思った日に限って飲み過
    ぎて、朝起きて服を着たままだったりするとイヤな気分になる。ベッドもベットメイクされ
    たままの状態で。悔しいんですよ。俺、施設の設備はひとしきり使わないと気がすまない性
    質だから(笑)」
チバ 「なんか思い出話みたいになってるね。まだツアー終わったわけじゃないのに」
アベ 「そうだ、まだ残ってたんだ」
クハラ「今回のツアーは2日にワン・ステージって感じのスケジュールだから、たとえば神戸〜九州
    シリーズなんかは、5本のステージに対して10日泊まってる感じだから、自由な時間はけっ
    こうあったかな」
----自由な時間はどう過ごしてるんですか。
クハラ「それはまちまち。散策に出かける人もいれば、寝てる人もいれば…」
チバ 「でもね、この街にも必ず一軒はいいレコードがあるんですよ」
クハラ「どこからそういう情報を仕入れてくるのか知らないけど、チバくんはたいていそういうとこ
    ろに行ってますね」
ウエノ「買いたくなくても行くもんね。前に一緒にレコード屋に行ったことがあるんですけど、ある
    1枚のレコードをずっと見てるんですよ。で、俺が“ほしいの?”って聞いたら、“いや、
    これ持ってんだよ、俺”って(笑)。たんに自慢したかったみたいなんですよ、彼は」
クハラ「チバくんはすごいコレクターですから。だから今度、彼が欲しがってるようなレコードを俺
    が買って、目の前で割ってみようかと思って(笑)。レコード・コレクターにとっては屈辱的
    なことでしょうね」
チバ 「でもね、九州はやっぱりいいんですよ。レコード屋が」
ウエノ「誰もそんなこと聞いちゃいないって」
クハラ「九州はやっぱり食い物がうまい。どこ行っても。なんで九州の話になってるかというと、
    ついこの間行ってきたばかりだからなんですよ」
ウエノ「それ以前のことは、忘れかけてる」
クハラ「ツアーに出ると太りますよね」
チバ 「俺はどんどん痩せていく」
クハラ「あっそう?俺、太る体質なのかな。それにずっと便秘なんですよ、そんなことまで話さなく
    てもいいか(笑)」
ウエノ「俺はその逆で、いい加減にせぇよってくらいウンコが出ちゃう。そして痩せていくんですよ。
    まぁ東京にいてもよく出るんですけどね」
クハラ「何話てんの?」
チバ 「全然ツアーの話じゃないじゃん(笑)」
クハラ「話を戻そう。で、このあと大阪、名古屋、岡山を終えて、北陸シリーズに出る」
チバ 「そこで重油まみれの刺し身を食って」
クハラ「油ののった刺し身を、ね(笑)」
ウエノ「時事ネタで世相を切ったの?」
クハラ「そうそう。で、旅が終わってリキッドルームでフィニッシュ」
チバ 「そこから新たな旅が始まっていく」
ウエノ「えっ?」
チバ 「猿岩石みたいだね(笑)」
クハラ「今年は旅に徹しようかと思ってますからね、勝手に」
チバ 「今年はリリースなし(笑)」
----ツアーはずっと車で移動なんですか?
クハラ「原則的には。ただ今回はいろいろアクシデントがあったせいで、流動的ではありましたけど」
----ほかに記憶に鮮明なアクシデントは何かありました?
チバ 「ないです。初日にスピーカーが燃えたくらいで」
----燃えた?
アベ 「誰が悪いわけでもなくて、純粋なアクシデントだったんですよ」
ウエノ「まぁそういうことを含めてツアーってことなんじゃないですかね」
----ツアーに出るときのいちばんの楽しみって何ですか?
クハラ「やっぱりライブなんですよ。これはカッコつけでもなんでもなくて。初めての場所はやっぱ
    りドキドキしたりしますから。同じ土地に行ってもライブハウスが違ってるとそれなりにワ
    クワクもするし。あとはもう各々に…(笑)」
----ステージに臨む際にもっともデリケートになったり気を遣ったりする部分はどんなところですか?
チバ 「曲順かなぁ」
クハラ「それが決まっちゃえば、あとは楽ですからね。あと、衣装の襟がきちんと整ってるかとかね」
アベ 「靴のヒモがきちんと結ばれているかどうかとか」
クハラ「それって意外と大事だよね。ライブの最中に解けたりすると、俺、ドラムだからかもしれな
    いけど、気になって集中できなくなるんですよ」
----納得の行く演奏をするためにはとても大事なこと?
クハラ「もちろん。やるからにはこっちも楽しみたいですから、そのためには自分がどうあるべき
    かってことは、みんなそれぞれつかんできてると思うし。それなりの場数は踏んできてま
    すからね」
----今回のツアーでは、これまでと違った手応えをを掴めてたりはするんですか?
チバ 「どうだろうねぇ」
クハラ「人が増えてきてるのは純粋にうれしい」
ウエノ「俺たちの気持ちもやることも同じだからそんなに差はないと思うけど」
アベ 「要は、見たい人が見て、楽しんでくれればそれでいいんですよ、俺たちは」
376ななし:01/12/08 20:59
保全カキコ。
377nanasi ◆FGJ91vGw :01/12/09 00:50
アプ職人さんサイト作成の方手伝って貰ってるんで、こっちの進行遅くなってます。
サイトが出来次第ここは削除依頼出しますんで。
378通りすがり:01/12/09 00:55
HP作成頑張れ・・・
379>344:01/12/09 23:47
通りすがりのものですが、その雑誌は、95〜96〜97ぐらいに、
ライターの宇都宮美穂さんが責任編集した女の子の為の雑誌です。
パチパチの増刊みたいな感じになるのかな。
音楽特集のときのアンアンみたいな雰囲気でしたが、
ちょっと時代が早かったみたいで、2号以降は出版されてないと思います。
チバのそのインタビューがのったのは、2号目。
@<@b@>@
通りすがりのものですが、その雑誌は、95〜96〜97ぐらいに、
ライターの宇都宮美穂さんが責任編集した女の子の為の雑誌です。
パチパチの増刊みたいな感じになるのかな。
音楽特集のときのアンアンみたいな雰囲気
381部外者:01/12/17 22:12
HP作成の方は大丈夫なんでしょうか。
なんか心配になってきました。
作っている方々、がんばってください。
382nanasi ◆FGJ91vGw :01/12/22 12:43
遅レスですが応援下さってる皆さん有難う。年内Openは無理そうですが頑張って何とか
形にしますんで。またレアもんの記事等お持ちの方の投稿もお待ちしております。

ここの書き込みをコピペして『interview』なんてページを作ってるファンサイトを
見つけてしまって少々鬱だったり。自分で記事の1つも打ってない辺りがアプ職人的に
はちょっと…誤字脱字そのままやし(ニガワラ。もしアプ職人さんの誰かなら、自分で
打ったの以外はスレから転載って表記してくれ〜。
383謝罪:01/12/23 00:59
すいません、掲示板みました。
ここから転載したこと、記入させていただきましたが
もし削除が必要でしたら教えて下さい。
勝手にコピペして非常に申し訳ないです。
アプ職人さん、ごめんなさい。
384謝罪:01/12/23 01:03
というかいったんはずさせて戴きました。
皆様の御意見をおきかせください。
385ぶがいしゃ:01/12/26 09:17
>383 は、アプ職人さんの一人なんでしょうか?
じゃなかったら、ここから転載したことを記入しても
アプするのはちょっと・・・って感じがします

ここの方々でHPを作成するって言っているんだしね。
386383:01/12/27 00:39
>385さん
いや、ロムってただけなんです。
今ははずしました。
アプ職人の方々がHP作成するの、楽しみに待ってます。
387nanasi ◆FGJ91vGw :02/02/01 19:25
保全sage。
3月頃にはサイトOpen出来そうです。開けてからもイロイロ上げる予定ですが。
何か珍しいものとかお持ちの方、ご協力下さると大変有り難いっす。
[email protected]
388エセ職人:02/03/09 00:42
まだここにウプしてよいのですか?
パチパチ96年2月号とかもう用済み?
389くちびるから散弾銃:02/03/10 18:35
>388
ここにウプするより、>387宛にメール送った方がよいのでわ。
読みたいのは山々ですが。。。
390エセ職人:02/03/12 00:46
そうですね。
でも用済みのやつ送っても迷惑かいなー、とか思ったり。
ここに載ってるの以外のでどれくらいたまってんだろ。
サイトがオープンしてから送ってみようかな。
391nanasi ◆FGJ91vGw:02/03/15 03:10 ID:???
>388さん 
パチパチ本誌は未だどなたも手付かず、のハズ。宜しかったらメルでお送り下さい。
ここに載ってるの以外は・メンバーの連載(THEEMICHELLE'SCAFE以外)・UV・GB
・ミュージックマガジン・トーキンロック・新聞記事等沢山あります。開けてから
も色々上げて行きますし。所々元記事自体の抜けもあるので、ないものをお持ちで
したら提供して頂けると大変有難いっす。どうぞ宜しくお願いします。


本スレnanashi…ネタ? っつーか俺と間違えられても困るな〜。俺はあっちも
こっちもキャップ付けて書き込んでんのに。鬱死。コテハン変えよ。
392オートマ ◆73XKUSHk
お待ち頂いてた方すみません。ようやっとお見せ出来る状態になりました。
このスレに書き込んで下さった皆様、資料提供して下さった方々、サイト
作成にご協力下さった方々に深く感謝致します。今後とも宜しくどうぞ。

thee michelle's database site
ttp://hikky.2ch.net/156/tmgedb.html

近日中にこのスレは削除依頼しておきますので。