1 :
名無し草:
2 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:29:32.93
3 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:30:22.40
◆作品UPについてのお約束詳細(よく読んだ上で参加のこと!)
・初回UP時に長編/短編の区分を書いてください。ネタばれになる
場合を除き、カップリングもお願いします。
・名前欄には「題名」「通しNo.」を。
・未成年も見ているので、性的な描写は良識の範囲内でお願いします。
18禁描写入りのものをUPする時は、エロパロ板の有閑スレなどを
ご利用ください(姉妹スレではないので、先方で断りを入れてから利用)。
・最終レスに「完」「続く」などと書いてもらえると、読者にも区切りが分かり、
感想がつけやすくなります。
・連載物は、2回目以降、最初のレスに「>>○○(全て半角文字)」という形で
前作へのリンクを貼ってください。
・リレー小説で次の人に連載をバトンタッチしたい場合は、その旨明記を。
・直前に更新ボタンを押して、他の作品がUP中でないか確かめましょう。
重なってしまった場合は、先の書き込みを優先で。
・作品の大量UPは大歓迎です!
4 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:30:55.67
◆その他のお約束詳細
・萌えないカップリング話やキャラ話であっても、 妄想意欲に水を差す発言は
控えましょう。議論もNG(必要な議論なら、早めに別スレへ誘導)。
・作家さんが他の作品の感想を書く時は、名無しの人たちも参加しやすいように、
なるべく名無し(作家であることが分からないような書き方)でお願いします。
・あとは常識的マナーの範囲で、萌え話・小ネタ発表・雑談など自由です。
・970を踏んだ人は新スレを立ててください。
ただし、その前に容量が500KBを越えると投稿できなくなるため、
この場合は450KBを越えたあたりから準備をし、490KB位で新スレを。
※議論が続いた場合の対処方法が今後決まるかもしれません。
もし決定した場合は次回のテンプレに入れてください。
5 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:31:26.85
◆初心者さん・初投下の作家さんへ
○2ちゃんねるには独特のルール・用語があるので、予習してください。
「2ちゃんねる用語解説」
http://webmania.jp/~niwatori/ ○もっと詳しく知りたい時
「2典Plus」
http://www.media-k.co.jp/jiten/ 「2ちゃんねるガイド」
http://www.2ch.net/guide/faq.html ○荒らし・煽りについて
・「レスせずスルー」が鉄則です。指差し確認(*)も無しでお願いします。
*「△△は荒らしだからスルーしましょう」などの確認レスをつけること。
・荒らし・アオラーは常に誰かの反応を待っています。
乗せられてレスしたら、「その時点であなたの負け」です。
詳しくは「■■ 注 意 ■■」を参照のこと。
○誘い受けについて
・有閑スレでは、同情をひくことを期待しているように見えるレスのことを
誘い受けレスとして嫌う傾向にありますので、ご注意を。
○投下制限
・1レスで投下出来るのは32行以内、1行は全角128文字以内ですが、
1レス全体では全角1,024文字以内です。
また、最新150レスの内の15レス以上を同じIPアドレスから書き込もうと
すると、規制に引っかかりますので気をつけてください(●持ちを除く)。
6 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:32:00.64
■■ 注 意 ■■
このスレには、「現実」と呼ばれる粘着荒らしが居ついています。
清×野嫌い、野梨子主役嫌いの清×悠厨で、短時間にレスを連投するのが得意。
好きな言葉は「過疎」。
上記の要素がある作品を投下した作家さんを攻撃し、感想を装った誹謗中傷を
繰り返しますが、全て一人の自演行為です。
乗せられてレスしたら、その時点であなたの負け。 スルーするようお願いします。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしに
|| エサを与えないで下さい。. ΛΛ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂ ⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
7 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:32:34.20
◆「SSスレッドのガイドライン」の有閑スレバージョン
<作家さんと読者の良い関係を築く為の、読者サイドの鉄則>
・作家さんが現れたら、まずはとりあえず誉める。どこが良かったとかの
感想も付け加えてみよう。
・上手くいけば作家さんは次回も気分良くウプ、住人も作品が読めて双方ハッピー。
・それを見て自分も、と思う新米作家さんが現れたら、スレ繁栄の良循環。
・投稿がしばらく途絶えた時は、妄想雑談などをして気長に保守。
・住民同士の争いは作家さんの意欲を減退させるので、マターリを大切に。
<これから作家(職人)になろうと思う人達へ>
・まずは過去ログをチェック、現行スレを一通り読んでおくのは基本中の基本。
・最低限、スレ冒頭の「作品UPについてのお約束詳細」は押さえておこう。
・下手に慣れ合いを求めず、ある程度のネタを用意してからウプしてみよう。
・感想レスが無いと継続意欲が沸かないかもしれないが、宣伝や構って臭を
嫌う人も多いのであくまでも控え目に。
・作家なら作品で勝負。言い訳や言い逃れを書く暇があれば、自分の腕を磨こう。
・扇りはあまり気にしない。ただし自分の振る舞いに無頓着になるのは厳禁。
レスする時は一語一句まで気を配ろう。
・あくまでも謙虚に。叩かれ難いし、叩かれた時の擁護も多くなる。
・煽られても、興奮してレスしたり自演したりwする前に、お茶でも飲んで頭を
冷やしてスレを読み返してみよう。
扇りだと思っていたのが、実は粗く書かれた感想だったりするかもしれない。
・そして自分の過ちだと思ったら、素直に謝ろう。それで何を損する事がある?
目指すのは神職人・神スレであって、議論厨・糞スレでは無いのだろう?
8 :
名無し草:2014/03/04(火) 19:19:02.97
9 :
名無し草:2014/03/06(木) 04:15:52.66
>>1 乙です!
前スレのセクシー魅録シリーズもっと読みたい
10 :
名無し草:2014/03/06(木) 09:07:32.70
セクスィー魅録w
パリの散歩道が流れそうだけど魅録の場合はスローなブギにしてくれかな
11 :
名無し草:2014/03/06(木) 13:24:39.85
また自演w
12 :
名無し草:2014/03/06(木) 17:27:56.43
>>11 そういうの辞めようよ。
ネタを提供していただけるのは、心からありがたい。
13 :
名無し草:2014/03/07(金) 09:54:46.62
14 :
名無し草:2014/03/07(金) 13:05:05.79
前スレの長編作家様。クズ野郎清四郎、こちらのスレで気長に待っています
15 :
名無し草:2014/03/07(金) 18:28:17.46
16 :
名無し草:2014/03/07(金) 20:10:23.86
真顔過ぎてワロタw
魅録こっち見んなwww
17 :
名無し草:2014/03/08(土) 13:26:35.68
セクシーとエロいとスケベはどう違うのかと下らんことを考えていたが
セクシーは美童、エロいのは魅録、スケベは清四郎と結論が出たw
18 :
名無し草:2014/03/08(土) 16:50:19.89
⇒前スレ 二番目の女 続き
その日、東京の和貴泉倶楽部自慢の日本庭園には野梨子が佇んでいた。
美しい色合いの着物を着た野梨子が立っているだけで、
そこに花が咲いているようだった。
パンフレットに採用したいほどの絵づらだ。
俺は陽気に野梨子に声をかける。
「よお野梨子、浮かない顔してどうした?」
「まあ魅録、こんな日にこんな所で!」
「こんな所って、俺の職場だぜ?」
「ああ、そうでしたわね。そうでしたわ」
野梨子はひどく落ち着かない様子だった。
「野梨子こそ、こんな所で何してるの?」
「実はお見合いですの」
「へえ」
「お父様に強引に連れ出されて、ここに到着してから言われましたの。
当然帰るつもりでしたけど、お父様が今回ばかりはダメだって。
お父様がこんなに強引なのも初めてですし、お見合い自体も初めてで、
もう恐ろしくて」
野梨子は本当に心細そうな顔をして、俺に訴えかける。
「ねえ、魅録、私お相手の方とここで待ち合わせと言われましたの。
でも、お見合いってこんな風に一人で庭で待っているものですの?」
「俺も見合いなどしたことないから、普通かどうかなんてわからん」
「お相手のお名前もお顔も何もかも分からないから不安で不安で」
「それ、俺だから」
何が、俺?
と、いう顔で、野梨子がキョトンとして俺を見た。
「今日の見合いの相手、俺だから」
「…………」
「サプラーーーイズ!」
俺が戯けて手を広げると、野梨子は大きな瞳を落としそうな勢いで開いて、
絶句した。
事の起こりはちょっと前に遡る。
その時も、野梨子と俺は同じ場所で似たような会話をしていた。
「魅録ですの?まあ、こんなところで会うなんて!」
「こんな所って、ここ俺の職場だよ。和貴泉倶楽部」
そういうと野梨子はキョトンとした顔をした。
「ああ、そういえば今魅録は和貴泉のお仕事をなさってるんでしたわよね」
「お前、ここでなにやってんの?」
「お茶のワークショップをしに参りましたの。こちらに滞在中の方対象の」
「へえ、そうなんだ、世話になるな」
「こちらこそ。魅録はしばらく会わない間に随分日焼けしてますのね。
黒こげでしてよ」
「ちょっと海外でゴタゴタがあって、1か月出張行ってて、
今ようやく日本に帰ってきたところ」
「あら、ちゃんとお仕事なさってますのね。和貴泉の御曹司さんも」
大学を卒業して数年。
取り巻く環境はすっかり変わってしまって、ほとんど会えていない。
毎日のように顔を合わせていた高校時代はすっかり懐かしいものになっていた。
こんな風に2人でバッタリ会うのは珍しい。
「お前、もう仕事終わり?」
「ええ、後は事務処理ぐらいですわね」
「だったら飯でも食わない?俺も今日はもう上がる」
「いいですわよ」
俺たちは和貴泉倶楽部のレストランで食事の約束をして、いったん別れた。
オフィスに戻ると、珍しく千秋さんがいた。
和貴泉で仕事をするのは嫌いではないが、
この母親と頻繁に顔を合わせなくてはならないのがちょっとおっくうだ。
その千秋さんは俺にかぶりつくような調子で言った。
「ちょっと!あんた、さっき一緒にいたの、誰?」
「1か月ぶりに会った息子への第一声がそれかよ!
あんたのために外国で身を粉にして働いてきてんだよ、俺は!」
「それは、おかえり!で、ロビーであんたと話してた和装の美人だれよ」
「ああ、それなら野梨子だよ。白鹿野梨子」
「えっ!野梨子ちゃん?」
千秋さんは驚いた様子で言った。
「嘘ーっ!随分綺麗になっちゃったわね!まあ、元から可愛かったけど。女の子は化けるわねぇ」
まあな。それは俺もそう思う。
制服を着ていた頃も野梨子は可愛かったけど、やっぱり子供っぽかった。
今の野梨子は、すっかり洗練された大人の女だ。
「そっかぁ、野梨子ちゃんだったのかー。ふーん」
千秋さんはひとしきり驚くと、何かを考え込み始めた。
なんだよ、気持ちわりいな。
俺はそんな千秋さんは放っておいて、軽く残務処理をしてオフィスを出た。
俺が少し時間に遅れて行くと、ロビーの中央にすでに野梨子は立っていた。
小柄ながら存在感ある凛とした立ち姿、艶やかな肌、結いあげた漆黒の髪。
傍にいたビジネスマンがつぶやいた。「ものすごい美女だな」と。
そうだ、ものすごい美女、なんだよなこいつ。
ロビーにいたほぼ全員が見とれてしまうほどに。
だが、その美女は俺に笑顔を向けた。
「遅刻ですわよ、魅録」
「悪ぃ」
そんな女と話してる俺って、何なの?
やけに日焼けしてるし、スーツも髪もよれよれだ。
釣り合い取れない俺を値踏みするようにジロジロとした視線を感じる。
居たたまれなくなった俺は、野梨子に言った。
「早く飯食いに行こうぜ。機内で飯食いそびれて、マジ倒れそう」
「まあ大変!」
レストランからは和貴泉倶楽部自慢のライトアップされた日本庭園が見えた。
だが、俺は景色もサービスもいらん。
何より先に飯をがっついて腹を満たしたかった。
一通り飯が片付いてようやく、ゆったりと野梨子と話す気になった。
「で、お前は最近、どうよ?」
「どうもこうもありませんわ。有閑倶楽部の誰にも会えないですし、
退屈でくだらない日々ですわね」
ぶっ、と笑ってしまった。何か嫌な事でもあったんだろうか。
そういえば、俺は野梨子がどうしているかなんて、ちっとも考えてこなかった。
学生時代から、野梨子に関しては俺は全く気にかける必要がなかったし。
傍には必ず清四郎がいたからだ。
「最近、清四郎どうしてる?」
「アメリカで楽しく過ごしているようですわよ?色んな意味で」
「色んな意味?」
俺が尋ね返すと野梨子が黙った。
この会話の弾まないぶりはなんだろう?
昔っからだけど、野梨子の考えてることは本当にわからん。
悠理はわかりやすい。
可憐は気のいい奴。
野梨子は一番摩訶不思議だ。扱いにくくて仕方ない。
その時、SPを引き連れた老年の男性がレストランに現れた。
その男に気付いた野梨子がふいに席を立って、そいつに向かって会釈する。
不思議がる俺に、野梨子はチラリと眉をしかめて言った。
「先日、父の絵を買って下さった政界の方。
すごく気前よくお世話になりましたの」
口ではそう言いながら、野梨子はとてもじゃないが感謝しているような様子ではなかった。
その老年の男は真っ直ぐ野梨子の方に歩いてきた。
野梨子はしかめた眉根を元に戻して、無理やり笑顔を作ったようだった。
「おお!誰かと思えば、野梨子さんじゃないですか!
こんな所で偶然お逢いするとは! つくづくご縁があるんですなあ!」
「その節はお世話になりました」
「いやいや、あの絵はすごく好評で、私も鼻が高いですよ」
そうご機嫌に言った紳士だが、俺に気付いた瞬間表情が変わった。
俺をジロリと眺める。
野梨子はすかさず言う。
「こちら『和貴泉グループの御曹司』でらっしゃる松竹梅魅録さんです。
『とっても親しく』させて頂いてますの」
「ほお……和貴泉の?」
なんだか俺を持ち上げる風の言い回しでこそばゆい。
御曹司なんてそんな大層なもんじゃねえぞ。単なる千秋さんの奴隷だ。
しかし、俺は所在なくなって慌てて立ち上がり、頭を下げた。
「松竹梅魅録です」
紳士は俺をジロジロと見て、ふん。と鼻を鳴らした。
「……千秋さんのご子息ですかな?」
「あ、そうです。母がいつもお世話になってます」
「こちらこそ、いつもお世話になってますよ」
紳士はつまらなそうにそう言うと、野梨子に振り返った。
「では、お邪魔するのもなんですから私はこの辺で」
「ええ、ではまた」
すっかり機嫌を損ねた様子の紳士だったが、野梨子はたおやかに頭を下げた。
そして、野梨子は紳士が見えなくなるのを確認するとようやく席について、はーっと大きなため息をついた。
「ごめんなさいね、魅録」
「……なんか、俺すごく睨まれてなかった?」
「かもしれませんわね」
「あの人、何?」
「先ほど言いました通り、父のお客様なんですけど、
絵が完成した後ももうしつこくて」
「何が?」
「お食事のお誘いやら、観劇のお誘い、ですわ。父でなく私に」
「うえー。エロ親父!」
「それが、違いますのよ。あの方の息子さんの方なんですの。
何かとお誘いされてて、もううんざりで」
あー、なるほど!男と一緒にいる所を見せたら好都合。
体よく厄介払いしたかったってわけか。
「お前、だから俺の事『御曹司』だの『親しい』だの強調してたんだ」
「そうですの。魅録と一緒にいて本当にラッキーでしたわ。
これだけ印象づければ、これ以上しつこいお誘いもないでしょうし」
そう言って、野梨子は清々した様に食事をパクついた。
「でもお前、俺と親密って誤解されちゃったけど、それはいいの?」
「あ!」
野梨子は慌てて口を拭いて言った。
「私ったら、魅録の立場を全く考えてませんでしたわ!ごめんなさい!
迷惑ですわよね?」
「いや、迷惑でもなんでもないけどさ。
お前こそ、今後の縁談に難癖つくかもしんないよ?
こういう話ってこの世界、飛び交うの速いらしいし」
野梨子はしばし考えるような顔をして、それから言った。
「でしたら、逆に好都合かもしれませんわね。
ここのところ、嫌なお誘いが多くて」
野梨子はケッと言わんばかりにそう吐きだした。
どうやら野梨子には縁談らしきものが多数押し寄せているらしい。
お茶会の打ち合わせのはずが、見知らぬ御曹司と2人きりにさせられたり、
父の代理で出たパーティでもどこかの御曹司になぜかエスコートされたり。
まあ、野梨子は家柄も育ちも完璧な大和撫子で、ブランドなら超最高級品。
狙ってるご家庭も多いんだろうな。
だけど、肝心の野梨子は、高校生時代からあまり変わってない様子。
ほんの好奇心から、俺は野梨子に聞いてみたくなった。
「でもお前、そろそろ結婚したくないの?もういい歳だぜ?」
「まあ!そっくりそのままお返ししますわ」
「俺はまだいいよ」
「私だってまだいいんですのよ」
「まだ、って事はする気はあるってこと?」
すると野梨子は少しためらいがちに言った。
「結婚って、適齢期が来たからするものではないと私は思いますの」
「どういう意味?」
「それは、しかるべき殿方としっかり愛し合ってから結ばれる……」
そう言った瞬間、ふと視線を上げた野梨子と目が合って、
野梨子は真っ赤になった。
その様子が妙に可愛くて、俺は笑顔になってしまう。
「俺もそれが正しいと思うよ」
俺は、もう少しそんな話をしていたかったけれど、
時間も深くなってきたので野梨子を家まで車で送っていく事にした。
車が白鹿家の前に着くと、野梨子のお母さんが門の外へ出てきた。
「あら、どなたと一緒にいるかと思ったら。お久しぶりです、魅録さん」
「お久しぶりです」
俺は車を降りて一礼した。
一瞬、つま先からてっぺんまでじっくりと見られたような気配を感じた。
が、野梨子のお母さんはすぐにいつものおっとりとした調子で言った。
「今日はご一緒でしたのね?」
「実は、偶然久々に会ったんで、食事にお誘いしてしまいました」
「あらそう、それは素敵な偶然ですこと。お世話になりましたね」
なんだか不思議な含みを感じたが、気にせず俺は野梨子に言った。
「それじゃ、俺はこれで。久々にあえてよかった」
「ええ、魅録もお仕事頑張ってくださいませ」
そんな軽い感じで、俺たちは別れた。
何の事はない、昔馴染みの偶然の再会だったハズだ。
だが人生、何がどう転ぶかは本当にわからない。
まさかこれが俺と野梨子の縁談の決定打になろうとは、
俺は夢にも思っていなかったのだ。
(つづく)
29 :
名無し草:2014/03/08(土) 20:53:57.90
きてた!お待ちしてました!
面倒くさい魅録と両家の企てが楽しみです。
30 :
名無し草:2014/03/08(土) 21:08:03.12
楽しみにしてました
今後の展開にワクテカ
31 :
名無し草:2014/03/08(土) 23:22:02.74
キタキタ!
野梨子の正しい結婚主張可愛い
先の展開楽しみです〜
32 :
名無し草:2014/03/09(日) 11:24:16.69
なぜ難民板なの?
33 :
名無し草:2014/03/10(月) 07:00:05.53
>>17 やりたいのをちらちら漂わせてる=エロい
やりたい気持ちにさせる=セクシー
やる気がみなぎってる=スケベ
ではないかと個人的主観
美童=エロい
魅録=セクシー
清四郎=スケベ
>>19-
>>28続き
俺は和貴泉で働き始めてから、一人暮らしをしている。
都内の中心部にあるタワーマンション。お気に入りの部屋だ。
その部屋に、唐突の来訪者が現れた。
世界で唯一俺の部屋の合鍵を持っているオンナ。俺の母親だ。
「ちょっと、あんた寝てる場合じゃないわよ!」
ひと月海外に出張に行かされて、残務処理も終わり、
ようやく取れた休日の朝早く。
独立した息子の部屋にわざわざ母親が殴りこんできて、
布団を剥がされるという俺の不幸。
ったく、いつまで俺の事を自分のおもちゃだと思ってるんだ、この人は。
「いい加減、寝込みを襲うのはやめろ!」
千秋さんは、ジタバタと布団をかき集める俺に、
白い台紙を投げつけてきた。
「いてーな。なんだよ、これ」
「つべこべ言わず、中を覗いてみたら」
俺は寝ぼけた目で、大あくびをしながら面倒くさい母親の要求に応えた。
すると、そこに写っていたのは……
「野梨子じゃん」
「そう、野梨子ちゃんのお見合い写真よ」
「はぁ?」
朝もはよからたたき起こされて、なんで俺が野梨子の見合い写真を見なきゃいけないのか。
思考回路も全く働いてない状態の俺に、千秋さんはとんでもない話を突きつけた。
「あんた、野梨子ちゃんと結婚しなさい」
「はぁっ?!」
思い切り目が覚めた。
いつも突然突拍子もない事を言う母親だけど、これは久々の爆弾だ。
「な、な、何言ってんだ?!」
「実はあんたが出張に行ってる間に懇意にしてる人から
縁談の話があってね、すごく面白い話……じゃなくって、悩んだのよ」
「…………」
「でも息子の人生の問題だし、親が介入するところじゃないかなって、
本当はお断りしようと思ってたの」
「おう、その通りだ。今すぐ辞めろ」
「だけどね、この前、野梨子ちゃんを見て考え改めたわ。
やっぱりある程度は親が決めた方がいい事もあるのよ!」
「…………」
「あんた、兄の仕事も手伝ってるでしょ?いわば和貴泉の跡取りなわけ。
その大事な跡取りがハニートラップにひっかかったり、
変な女連れてきたりしたらやっぱり困るのよ。
あんた、そういうタイプな気もするし」
「…………」
「その点、野梨子ちゃんなら素晴らしいわ!もう完璧!
あんな完璧な子、今後あんたの前には絶対現れないわよ!大チャンス!」
黙って聞いてりゃ調子に乗りやがって、ベラベラと。
俺は大きく息を吸って、母親をぶんなぐる勢いで言いきった。
「断る!」
千秋さんはきょとんとした顔で言った。
「あらあ?なぜ?」
「そもそも、だ。白鹿家がそんな話納得するわけねーだろ?」
「何言ってんの?あちらからぜひにっていう連絡あったのよ?
あんたと久しぶりに会って、この人だ!って思ってくれたんだって!
むしろ先方の方が乗り気なのよ!」
え?いつ会ったっけ?
「あ!」
と、あの夜の、野梨子のお母さんの顔がチラついた。
あの時、野梨子のお母さんが俺の事を上から下まで
じっくり見ていたのは、もしかして。
「……品定めされてたのかよ」
俺はベッドに体を投げ出して脱力した。
まさかあの時、こんな事が裏で進行していたとはつゆ知らず。
知ってたら絶対送ったりしなかったぞ、俺。
「野梨子ちゃん、いっつもお見合いする前に断っちゃうんですって。
だから、野梨子ちゃんには当日まで内緒にしておきますがいいですか?ですって」
「…………」
「サプライズお見合いって事よね。楽しみね〜。
今回ばかりは絶対に連れて行きます!って、清州先生力強かったわ!」
冗談じゃねえよ。
本人の気持ちまるで無視で親同士で面白がってるだけじゃねーか!
「やだね、俺はしねえよ」
「あら意外に強情」
「俺たち友達だし。友達同士が結婚したらおかしいだろ?そんなの犯罪だ!」
「別におかしくないと思う。あんた、頭大丈夫?」
「……えーと」
俺は一回、大きく息を吸って頭に酸素を送って整理した。
そうだ。野梨子は俺と結婚なんか絶対しない。
そうだ!あいつがいるはずだ。
「野梨子には清四郎がいるだろ?!だから無理無理!絶対無理!」
「ほー、そう来たか」
「そう、あいつはいずれ清四郎と結婚するつもりでいるはずだ。
だから、この縁談はなし!だ」
俺は手を広げ押し出して、千秋さんの攻撃をストップした。
すると千秋さんはフッとバカにするように笑った。
「よく考えてご覧なさい。この縁談は白鹿家の方が乗り気なのよ?
清四郎くんと野梨子ちゃんは、あれだけベッタリだったんだから、
結婚するならもう動きが出ててしかるべき。
でも、出てないどころか、白鹿家はあんたとの縁談を進めようとしてる。
清四郎くんとは『なにもなし』って判断なんだわ」
「そんなの……」
本人に聞いてみないとわからない。
と、言おうとした俺に、
口を挟ませる間もなく千秋さんはキッパリと言った。
「とにかく、今週末お見合いだからね!
あんたもいい加減、肝を据えなさい」
そう言い残して、千秋さんは手をひらひらさせながら帰ってしまった。
部屋に残された俺は、しばし茫然とするしかなかった。
しかし、他の誰でもなく、なぜよりによって野梨子なんだよ。
確かに、野梨子が嫁候補として優れているのは認める。
才色兼備だし良妻賢母になりそうだし、品性、家柄、容姿、文句なし。
千秋さんの言うとおり、完璧な嫁になるんだろうな。
だが、正直そんな嫁、俺にはちっとも魅力的じゃない。
結婚とは生活だ。
完璧な嫁なんて息がつまる。
そもそも家庭とか面倒そうなものまだ背負いたくないし。
その時、頭をポカッと殴られた
「痛え、悠理なにすんだよ」
「なにぼーっとしてんだ?お前うちに来てからずっとそんなだぞ?」
ここは剣菱邸。
俺は悠理に海外土産を届けにやってきていた。
この歳になっても、俺が日常つるんでいる相手は結局悠理で、
俺はこうやって しょっちゅう悠理の家に転がり込んでいた。
「さ、あたいの番組はじまるぞ〜」
悠理の言う番組とは、テレビのバラエティ番組だ。
ちょうど番組が始まったところで、でかいモニター画面には、
叫ぶ悠理の姿が大写しになった。
「これあたいがアマゾンに行った時のやつだ。
すんげー、キツイロケだったんだ」
何を隠そう、悠理は今ではすっかり売れっ子バラエティタレントである。
とんでもなくセレブなお嬢様が、とんでもなく危険なロケに体当たり。
危険な密林で野宿したり、変なもん食わされたり。
そのギャップがウケて、すっかり日本中の人気者になってしまった。
日本中の人気者になって、悠理は今順風満帆。
まあ、そもそもこいつは働く必要は全くないんだけどな。
俺たちは悠理の出ているバラエティを見ながら、大いに笑った。
俺たちの仲は高校時代とそう変わらない。
暇があればつるんで、下らない事に騒いで。まるで高校生の時のままだ。
俺は横で自分を見ながら笑う悠理に尋ねた。
「悠理、お前さあ?」
「ん〜?」
「結婚ってしねえの?」
するとジュースを飲んでいた悠理は驚いてむせかえった。
「なに言い出すの突然」
「お前、この調子だとあっという間に30になるぜ?縁談とか来てないの?」
「来てねーし」
「あ、そうなの?」
まあ、剣菱の娘だもんなあ。
実家がデカすぎだし、仕事もこんなだし、縁談持ちかけるにも勇気いるよなあ。
悠理は清四郎と婚約してた事があるけど、
あれぐらい威風堂々たる上昇志向の男じゃないと悠理の相手には足りない。
でもあんな男、世の中になかなかいないだろうし。
俺だって悠理は初めっから対象外だ。
和貴泉だけでも一杯一杯なのに、剣菱背負うとか、恐ろしい。
大体、悠理が俺と結婚でもしたらうちの株価とかどうなるんだろう。
親父たちの絡みも面倒そうだし。
ま、お互いそれをわかっているからこそ、
こんな風に気楽に一緒にいられるんだけどさ。
そんな悠理がはっと思い出したように言った。
「あっ!結婚って言えばそうだ!」
「うん?」
「お前、野梨子と結婚するって本当?」
今度は俺がむせ返る番だった。
俺が今朝まで知らなかった話をなぜ悠理が知ってんの?
「ど、どこから聞いたんだその話」
「かーちゃんが言ってた。この前、野梨子とデートしてたらしいって。
それに、野梨子がお前と付き合ってるって宣言してたとかなんとか」
「ちょっと待て、それどこで噂になってるんだ?」
「母ちゃんの知り合いのおじちゃんおばちゃんたち」
野梨子と落ちあった時のレストランで会った、あの代議士を思い出した。
たぶん発信源はあそこだ。
「おっそろしい……」
「野梨子は注目度高いからなあ」
「そうだろうなあ。お嫁さんにしたいNO.1って感じだし」
「そっちの意味じゃないぞ」
悠理はキョトンとして言った。
「野梨子、色んな縁談断り続けて、周りから恨みを買ってるからだよ」
「は?」
「おかげでおじちゃんおばちゃんたちの興味の的。
何をしても悪い方に注目されちゃうって、野梨子嘆いてた」
いや、それはそう言われても仕方ない様な気もするんだが。
昨日のレストランでのあの紳士の苦々しい顔。
自信のある家柄であればあるほど、野梨子のあの対応はムカつくだろうし。
「ちなみに、そのうちの一人がうちの母ちゃんな」
「は?」
「兄ちゃん、昔、野梨子に断られた」
「…………」
「いや、遊びに来たついでに、冗談っぽく話を振った程度らしいんだけどさ、
それだけでも母ちゃん、野梨子が誰とくっつくのか、興味津々。
ま、悪意はないんだけど。野梨子が最近うちに遊びに来ないのそのせい」
なんだよ〜〜〜!
随分厄介な物件じゃねえか。
白鹿家が俺との縁談に積極的になる理由も、少し分かってきたぞ。
「そんなんだから、するなら早く結婚しちゃった方がいいと思うぞ。
清四郎じゃなくてお前ってのが意外だけど」
「縁談があるってだけで、付き合ってねーぞ」
「え、そうなの?でもさ、この際まとまっちゃえばいいじゃん」
あまりにも無責任な言いぶりに、俺はさすがにひとこと言いたくなった。
「お前、嫌だったり反対したりしないのかよ?俺と野梨子だぞ?」
「高校時代のあたいと清四郎の婚約、他人事だったくせによく言うぜ」
「…………」
「それよか野梨子、マジで最近辛そうで。
あたいもあいつの愚痴の相手すんの面倒。お前、助けてやれよ」
俺が再び悶々とし始めたところで、悠理が慌てて立ち上がった。
「あ、ヤバイ、あたいそろそろ家でなきゃなんないんだ!これからロケ!」
「なんだよ早く言えよ。どこまで行くんだ?送ってこうか?」
「いいよ、今から北極圏だもん」
「…………」
「アラスカで流氷に飛び込むアトラクションがあるらしくってさぁ」
「…………体、気をつけろよ」
その後、俺は剣菱邸を出て都内を車で走りぬけた。
パラパラと小雨が降ってきた。
長い信号で俺は煙草に火をつけて、ぼんやりと雨だれを見ながら考える。
野梨子、キツイだろうな。
「結婚とは愛し合ってから結ばれるものである」
と、この前、野梨子は言っていた。
すごく当たり前の事なんだけどな。
俺たちの世界では当たり前って意外に通用しないんだよ。
政略結婚なんて未だに聞くし。
普通の理屈を通そうとしているだけなのに、周りの大人に翻弄されて、
陰口を叩かれてしまう野梨子が気の毒になってきた。
だが……
噂になるってこういうことなのな。
悠理ですら知ってるっていうのが恐ろしい。みんな知ってるって事だ。
軽く考えすぎてた。反省だ。
こりゃ、俺から断ることできねえぞ?
ガックリと頭を落とした瞬間に思わずクラクションを鳴らしてしまった。
前の車のミラーから驚いた顔がこちらを覗いてくる。
俺は手を軽く上げて苦笑いして謝った。
……でも、本当は断りてえ。
俺だって、結婚するなら惚れた女としたいんだよ。
(つづく)
>>41メール欄間違い
7/10→× 8/10→○
44 :
名無し草:2014/03/10(月) 10:43:30.35
千秋さんの「あんた頭大丈夫?」笑ったw
悠理がイモト!
周りが賑やかで楽しいです。そんななかで未だ中学生男女の思考の魅録と野梨子。
王道のラブコメ?になるのか、すごく楽しみです!
45 :
名無し草:2014/03/10(月) 14:10:29.22
待ってました!
悠理にできる仕事があったとは!ぴったりすぎて作家さんの発想力に脱帽。
原作を上回る華やかさで今後の展開が楽しみです。
46 :
名無し草:2014/03/10(月) 14:37:27.88
もうこれは原作を越えたかもって思うほど原作してます
47 :
名無し草:2014/03/10(月) 15:20:31.92
悠理の登場待ってました!
話に絡んでくるのか?このままアラスカで終わるのか?
何はともあれ今後の展開が楽しみです。
48 :
名無し草:2014/03/10(月) 16:05:58.57
そういえば美童は日本に行くとなってたけど、どこかで登場なのかな?
49 :
名無し草:2014/03/10(月) 19:35:17.53
野梨子魅録悠理が揃うとやっぱ賑やかで
いかにも有閑倶楽部って感じだw
清可の大人しっとりラブストーリーから一転
やきもきラブコメになりそうでワクワクしてる
ここにくず清四郎や怪しい美童もちょい出演するのかな?
50 :
名無し草:2014/03/10(月) 21:02:36.23
やっぱりフレンチフルコースの方がいいな
51 :
名無し草:2014/03/10(月) 21:15:42.44
ブラックスワン観たんだけどなんとなく野梨子を思い出したw
52 :
名無し草:2014/03/10(月) 22:09:04.33
海外組と日本組の分けがクイズのメンバーなんだね
あれ、ターニングポイントだったのかな
53 :
名無し草:2014/03/10(月) 22:14:06.74
>>51 何かわかる。精神病んだ野梨子は自虐的になるか攻撃的になるかどちらかだよね
嵐さんとこで読んだ記憶があるけど見つけられない
魅野で野梨子に嫉妬した悠理の狂気的な妄想かと思わせて
実は清四郎を諦めきれない野梨子の狂気だったってオチの話し、あれ最高だった
54 :
名無し草:2014/03/10(月) 23:23:02.95
>>53 つ競作「酒」の「燃えた花嫁」
野梨子は病んだ復讐譚がよく似合う…
55 :
名無し草:2014/03/11(火) 00:03:00.00
野梨子って失恋があまり似合わないキャラな気がする
裕也も失恋では無いしねぇ
仮に相手がこっちを向いて無くても策を講じて搦め手で振り向かせそう
悠理なんかは自覚しないまんま失恋して後で気付いてわんわん泣きそう
56 :
名無し草:2014/03/11(火) 00:03:48.07
冗談半分でウインクしたのに野梨子の狂気を目覚めさせてしまったセクシー魅録w
57 :
名無し草:2014/03/11(火) 00:16:09.04
>>55 搦め手で振り向かせられなかったら真正面の捨て身で攻め落としそうだよなあ
58 :
名無し草:2014/03/11(火) 01:16:31.33
>>57 真正面から特攻野梨子ってこんなか
シュルシュルと微かな音を立てて帯を解く野梨子
躊躇せずその艶やかな着物の衿を開き
真っ白な肩を外気に晒すと
野梨子はき、っと睨むように男を見上げる
「女にここまでさせて…
まだ、その手で触れて下さいませんの?」
紅の唇を震わせながらつのる
「…意気地無し!
どうかこれ以上…私に恥をかかせないで下さいな…」
みたいな
59 :
名無し草:2014/03/11(火) 07:49:26.04
搦め手野梨子の場合
「…御願い、一夜だけでよろしいのですわ、私はその想い出でだけで生きていけますから」
って迫っておいて
裏でこっそり針で細工してがっつり妊娠
「…責任、取って下さいますわね」って笑う野梨子
60 :
名無し草:2014/03/11(火) 08:09:00.24
搦め手野梨子の方が怖いなw
61 :
名無し草:2014/03/11(火) 13:03:53.27
>>58さんネタお借りします
カッコイイのかエロいのかセクシーなのか良く分からなくなったw魅録シリーズだとしたら
苦手な方はスルーお願いします
シュルシュルと微かな音を立てて帯を解く野梨子
躊躇せずその艶やかな着物の衿を開き
真っ白な肩を外気に晒すと
野梨子はき、っと睨むように男を見上げる
「女にここまでさせて… まだ、その手で触れて下さいませんの?」
紅の唇を震わせながらつのる
「…意気地無し! どうかこれ以上…私に恥をかかせないで下さいな…」
「男ってもんはな、追いかけられるより追いかける方が好きなんだぜ。
というわけでこれからは俺が野梨子を追いかけるからな、覚悟しとけよ」
そいう言われて過ぎること一カ月。
登下校の校門で待ち伏せし、思わせぶりな態度を取ってみても
一向に追いかけてくる気配を見せない魅録に苛立ち
ついに野梨子は魅録の部屋へ奇襲をかけ捨て身の王手に出た。
「真っ向から王将で王手をかけたら王将は取られるんだぜ」
野梨子はビクリとした。
魅録の言う通り、王将で王手をかけたら王将は取られる
「つまり…私の負けだとおっしゃりたいんですの?」
「それはどうかな。」
魅録が思わせぶりな笑みを浮かべる
62 :
名無し草:2014/03/11(火) 13:04:53.91
「野梨子が女の意地なら俺には男のプライドってもんがある
仕掛けられるより仕掛けて落としたいからな。」
開かれた衿を閉じ、出来る限り乱れた着物を整えると大き目の上着を野梨子に掛け
車に乗せた
車中、二人は終始無言だった。
白鹿邸に着き、野梨子が車を降りようとすると魅録が言った。
「気持ちだけは受け取っておくが俺もいつ狼に変わるかわからない
その時は俺が王手をかける。だからもう、こんなことするなよ…」
ゆっくりと微笑んだ魅録は優しさに満ちていたが瞳の奥には狼の姿を宿していた
長編投下中、失礼したしましたw
63 :
名無し草:2014/03/11(火) 14:02:38.97
>>61 いや、追ってやれよ!手を出してやれよ!w
生殺し焦らしプレイ魅録でひでぇw
野梨子は白鷹とかの猛禽類
魅録はシベリア狼で肉食系バトル勃発やな
64 :
名無し草:2014/03/11(火) 22:55:44.92
65 :
名無し草:2014/03/11(火) 23:09:28.82
純粋に質問なのだけど、長編の間の
短編投下って失礼なの?
それとも単に
>>64が語りかけちゃいけない類の
人ってことでいいの?
66 :
名無し草:2014/03/11(火) 23:11:39.32
例えばあらかじめこれから10レス使うとか予告されていて
2レス目と3レス目の間に故意にはさんできたら失礼かなって思うけど…
この場合触っちゃいけない部類の人だと思う
67 :
名無し草:2014/03/11(火) 23:16:53.97
だよね
>>61さん乙
コネタからのセクシー魅録シリーズ面白かった
発作的に搦め手攻めな病み野梨子書いちゃったので、
賑やかしがわりに投棄していきます。
書き手じゃないので全面的に日本語と行体おかしい作文です。
クオリティ求める方はスルーでw
野→清×悠なのでそれが嫌いな方も絶賛スルーよろしくです。
「突然真夜中に来たかと思ったら、お前は何を言い出すんです!?
親父も母さんも驚いているじゃないですか!」
真夜中に僕の家に飛び込んできた悠理。
戸惑う僕と僕の両親に唐突にこう告げたのだ。
野梨子と僕を結婚させてやれ、と。
「…いいんだよ、清四郎、もうあたいの前で無理すんなよ。
野梨子から事情は全部聞いたんだ。
けどもう大丈夫だ、あっちは魅録と美童が片付けるし、
野梨子は可憐が説得してるから…もうじきこっちに来るからな。
…へへ、大体おかしいと思ってたんだ、
お前があたいと付き合おうとか言うなんてさ?
やけくそにでもなってなけりゃ
そもそも言う訳無いんだよな!」
僕の質問には答えず悠理は一息に言い放った。
僕からは視線を外したまま。
「…だから、一体何の話をしている!
野梨子からお前は何を聞いたって言うんだ、
僕は事情を抱えてなど…」
一向に見えてこない話に苛ついた僕は、
そう悠理に叫びかけたが、脳裏を過ったある出来事が、ぎく、と僕の身を強張らせた。
野梨子から全部の事情を聞いた、と悠理は言った。
野梨子が、親の薦める男と見合いをし、
その相手とめでたく結納を交わしたのは3月程前の事だ。
そして僕と悠理が、まだ誰に告げることもなく密やかに
付き合いを始めたのも、それと時を同じくしていた。
見合いをする数日前、野梨子は僕を自室に招いた。
そしてずっと僕が気付かない振りをしていた幾つかのことを、
野梨子は僕に気付かせてくれたのだ。…一夜をかけて。
悠理と付き合う前とはいえ、野梨子との関係が
決定的に変わったあの一夜の出来事。
あの事を知れば悠理のこの言動も理解できなくはない。
だが、と、僕は心中で首を振った。
野梨子は口にする訳がない。
――あの事はお互い子供時代から卒業する為にするのだと、
決して誰にも言わず心に仕舞い込もうと、
二人誓いあっての事だったのだから。
僕が思考に沈んだことに気付いたのか、
悠理は外し続けていた視線を僕にあわせた。
「あたいのことは気にすんなよ。
あたいらのことは恥ずかしいからってみんなにも言ってなかったし、
お互いが忘れちまえばそれでいいんだからさ」
僕を見上げる悠理の顔は笑みこそ張り付けていたものの、
今にも泣き出しそうなものだった。
「…悠理。お前は今、何か誤解をしているんだ。
話し合いましょう、僕はお前を…」
悠理を泣かせたくないその一心で語りかけようとした僕の声は、
新たな来訪者の声にかき消され、悠理に届くことはなかった。
「感謝しな、清四郎さんよ。
野梨子の婚約はめでたく白紙撤回だぜ!」
「野梨子の婚約者の過去を調べあげた僕の苦労にも感謝してよね?」
」
「全く水くさいわよねぇ、そんな関係になってたこと位、
ちゃんと言いなさいよあんたたち!
野梨子は素直に全部吐いたわよ。
清四郎、次はあんたの番だからね?」
全く事態についていけていない僕と僕の両親に
来訪者の魅録、美童、可憐が口々に言葉を投げかけてくる。
そして可憐に促されて僕の前に現れたのは
…儚げに微笑む野梨子だった。
「清四郎…ごめんなさい、私にはやはり耐えられませんでしたの。
貴方が傍に居ない人生なんて。
もう、私、何処にも行きませんわ。
だから清四郎、貴方も何処にも行かないで下さいまし!
一夜限りで良いから、なんて貴方はおっしゃったけれど、ウソ。
私達が離れるなんて出来ないこと、貴方もとうに知っていたはずですわ」
そう告げ、そっと僕の胸に野梨子は頬を寄せてくる。
…あぁ、ウソだ。酷いウソだ。
あの時、一夜限りと泣きながら僕を誘ったのは君だ。
そしてあの一夜で、僕らは互いに
そういった繋がりにはなり得ない事を確かめあったはずだ。
なのに何故野梨子、君はそんなウソを平然と吐けるのだ。
大切な仲間の前で微笑みさえ浮かべ。
今、僕の胸に頬を寄せる女。
それが僕のよく知る幼馴染みの野梨子なのか、
それとも見知らぬ女なのか。
…僕には全く解らなくなってしまった。
現実から置き去りにされたような恐怖。
それに捕らわれ揺ぐ僕の視界に映ったのは悠理だった。
悠理は、唇を噛み締め、俯くことで
眼前の光景に耐えようとしているようだった。
その瞬間噴き出したのは声にならない心の叫び。
…待ってくれ、悠理!
もうやめてくれ、野梨子!
僕の気持ちが何処にあるのかは野梨子、君も知っているはずだ!!
咄嗟に野梨子を突き放そうと動いた僕の腕は、
だがしかし続いた野梨子の小さな呟きに凍り付き、
そのまま動かなくなった。
「それに―――お腹の中の子も。
私達両親が離れる事を望みませんもの、ね」
あり得ない、という言葉を僕は口から出せなかった。
―あの晩、野梨子の部屋で僕は。
野梨子の用意したものをそのまま――。
「ま、おめでとさん」
「ったく、いくら他の男に取られそうだったからって、
男のマナーは守んなきゃダメだよ?清四郎!」
「あーあ、あたしも早く幸せになりたいわぁ」
「…幸せに、な」
そんな親友達の祝福の声を全身に浴び。
そして胸元にはどす黒い絶望を寄り添わせ。
――僕はただ、呆然と立ち尽くしていた。
6も使いませんでした…お目汚しすみません。
73 :
名無し草:2014/03/12(水) 06:02:54.75
清四郎はこういう追い詰め、本当に似合うね。
74 :
名無し草:2014/03/12(水) 10:26:38.42
自分のために他の女子を犠牲にできるのって野梨子だけだよなぁ
悠理はそんなこと考えもしないし
可憐は考えちゃって自己嫌悪におちいるタイプ
>>34-
>>43続き
その日、和貴泉倶楽部には再びワークショップに野梨子が訪れていた。
キレイな着物を着た艶やかな黒髪の美女に外国人客がうっとりしている。
茶道はさておきにして、野梨子と一緒に写真を撮るのに熱心だ。
俺はその様子を冷えた心で眺めていた。
野梨子はまだ見合いの事を何も知らない。
初め俺は単純に親がサプライズを面白がっているだけだ、と思っていた。
が、たぶんそうじゃない。
お見合いをやったという既成事実こそが、白鹿家にとっては重要なんだ。
これまで野梨子は見合いする前に縁談を断るばかりだった。
実際に誰かと見合いするという事実は、白鹿家にとっては大きな進展だ。
それもあっての、気心知れた俺、なんだろう。俺は苦笑するしかない。
白鹿家も、相当娘を持て余してるぞ?これ。
いい歳して強情で、どんな男に対しても不機嫌そうで。
このままだといらぬ中傷受ける一方だもんな。
野梨子が俺を見つけてにこやかに駆け寄ってきた。
「あら!魅録じゃありませんの」
「どう?ワークショップの調子は」
「順調ですわよ。でも、皆様お茶にはあまり興味はないようですわね。
私の着物に興味があるだけみたい」
「野梨子は着物が似合うからな」
「まあ、ありがとうございます。でも似合わないと困りますの。
わたしにとってはユニフォームのようなものですもの」
素知らぬ振りして会話をつなげて行くのが非常に苦しかった。
ってか、本当は縁談の事を言ってしまいてえ。
俺たち、二人で話し合えばなんかいいアイデア出てきたりしねーかなあ?
協力して、なんとかこの縁談潰せないかなあ。
「野梨子、あのさあ」
「はい?」
野梨子は俺を見上げた。
シャラっと髪の飾りが景気良く音を立てる。
綺麗な瞳だな、と思った。深い茶色の大きな瞳に、長い天然モノのまつ毛。
万年寝不足、充血気味、死んだ魚のような目をした俺と全然違う。
こんなに汚れてない女が、俺の嫁になるかもしれないとかあまりに残酷だ。
なんて事を一秒ぐらいで考えてしまったら、
……言う事忘れた。
「いや、なんでもない」
自己嫌悪。
俺って本当にこういうの苦手。
オフィスに戻ると千秋さんからのメモがあった。
『明日、和貴泉倶楽部の日本庭園に10時。時間厳守!
服装はスーツ以外認めない。
時宗ちゃんも来るから逃げても無駄。あんたは包囲されている』
なんだよ、わざわざ親父も来んのかよ。
二人ともそんな時間があるんなら、俺なんかに構ってないで
夫婦でイチャイチャやってりゃいいじゃん。
なんでいつまでたっても息子の人生に介入してくるかねえ。
はーあ、とデスクに足を引っ掛け、タバコを吸った。
明日、野梨子は俺を見てどんな顔をするんだろ。
それ自体はちょっと楽しみだな。
どうせ野梨子は俺の顔を見たら、怒り狂って縁談自体を断るだろうし。
野梨子に断られた俺が嘲笑の的になるのは一向に構わないし。
なーんて、この時の俺は野梨子に対して完全に上から目線。
この後、底なし沼に落ちるのは俺の方だとは全く考えてもいなかった。
そして、話は見合いの日に戻る。場所は和貴泉倶楽部の日本庭園。
見合いの相手が俺と知った野梨子は俺の目の前で唖然としていた。
なかなか良い反応だ。ドッキリ大成功。
野梨子はしばらく声が出せなかった様子だったが、絞り出すように声を出す。
「魅録が?お見合いの相手?」
「驚いただろ?」
「お、どろきましたわ」
「この後、なんと両家の顔合わせもあるぞ?」
「……今更、なんの顔を合わせる必要が」
「うん、さっきちょっと覗いたら、すでに親たちは酒が入ってて、
宴会ムード満点だったけどな」
野梨子は手を額にあててはーっと息を吐いた。
「それで、どうする?」
「え?」
「俺からはこの縁談、断るつもりはないからな。
どうするかはお前が決めろ」
そう言うと、野梨子は訝しげな顔をした。
「どういうことですの?」
「だって俺からは断わる理由がねえもん。お前が断れ」
俺がそう言うと、スッと表情が変わって、野梨子は黙った。
なんだよ、怖えよ。
「魅録は相変わらずですのね」
「なにが?」
「絶対に自分からは手を下さない、自分からは決断したくない」
「そんな事はねえよ?」
「そうかしら?私には卑怯なやり方に見えましてよ?
昔っからそう。面倒な決断は清四郎や悠里に全部押し付けて。
自分がやりたい事だけやって」
「は?」
野梨子は一方的に俺を否定して、キッパリ言った。
「私も断るつもりはございません!」
「な、何言ってんの?」
「だって、断る理由なんてありませんもの」
そう言って、野梨子は踵を返した。
「どこ行くんだ?」
「帰ります」
「家族の顔合わせは?」
「私たちがいなくてもよろしいでしょ?やらせておけばいいですわ」
俺は慌てて追いかける。
「お前、わかってんの?断らないってことは、俺とお前、
結婚する事になるんだぜ?」
「重々、承知で言ってますわよ?」
「…………」
「私と結婚したくないなら、魅録の方から断ればよろしいんですわ」
ツンと顔を背けて、野梨子は立ち去って行った。
残された俺、呆然。
あいつ、何言ってんの?
自分がどういう状況かわかってんの?
俺はお前のために言ってんだよ。俺から断ったら、お前、世間様の格好の餌じゃん。
それを、俺が決断力がないから、とかなんとか抜かしやがって。
本当に、なんて厄介な女なんだ!面倒くせえっ!
朝日がカーテンから差し込んできて、俺はうっすら目を覚ました。
全然疲れが取れてない感じ。
昨日は疲れた。
野梨子は帰ってしまうし、両親は悪酔いするし、皆お祭り気分だし。
結局、破談にならないまま、ずるずるとなし崩しに見合いは終わったし。
今度は結納でまた飲めますなあ、なんて話で親どもが盛り上がる始末。
体を伸ばそうと腕を上げると、サラリと何かが俺の腕に当たった。
なんだ?これは金髪?
ギョッとした。
「なんでお前が寝てるんだ!美童!」
「んー……おはよ」
「おはよ、じゃねえっ!」
俺は美童をベッドから蹴り上げた。
寝て起きたら隣に男がいるって何?!
寝起きドッキリはマジで勘弁して欲しい。
美童は俺の部屋の合鍵を持っている世界で唯一のオトコだ。
東京に来るたび、俺の部屋を勝手に常宿として使っている。
女っ気がないからいつでも安心して来られるんだと。
だから、別に美童が忍び込んでくる事自体は良いんだけど、
「泊まる時は布団敷けっていつも言ってんだろ?」
「でも、僕ベッドの方が眠れるんだよね〜」
「だったらせめて服を着て寝てくれ。
目覚めたらまっ裸の男が隣に寝てるのは、心が荒む」
「裸の方が寝つきが良いんだけど」
「お前の都合は関係ねえ!」
俺はベッドから起きあがり、起きつけの煙草を咥えた。
勝手知ったる美童がせめてもの下着をつけて冷蔵庫の中をあさる。
「冷蔵庫の中、何にもないじゃん」
「ついこの間まで海外に一ヶ月だったんだよ」
「どこ行ってたんだ?」
「北アフリカ」
「だからそんなに真っ黒なんだ。あの辺、また不安定になってきてるよね」
「そ。ちょいと生臭い話があって。
和貴泉があおりを食う前に色々と裏工作と後始末」
「それって御曹司がやる仕事じゃないよね〜」
「だから、俺は御曹司なんて大層なもんじゃねえんだよ。
おふくろが『適材適所』とか言った結果、裏工作ばっかりやらされてる」
でも、実際俺から見ても適材適所で。
文句は言ってるけど正直俺は仕事が楽しくて仕方ない。
ああ見えても、ボンクラ息子の使い道ぐらいはわかるらしい。俺の母親は。
「お前は何しに来た?」
「ヤボ用ついでに寄っただけ〜」
ああ、いつものヤボ用ね。
美童がアメリカで学生やってるなんて話、俺は全く信じてない。
多分、美童は何らかの外務省関係者なんだろう。
でも、仕事の話はお互い知らんぷりしておくのが一番だ。
美童が俺すら存在を知らなかったインスタント味噌汁を見つけた。
二人でせめてもの味噌汁をすする。
「なあ、清四郎って最近どうしてる?」
「順調過ぎて、めちゃご機嫌」
美童が不機嫌そうに言った。
野梨子といい、清四郎の名前出すと皆なんなんだよ。
「あいつ、結婚とか考えてないのかな?」
「…………」
「黙るし」
「まだ学生だし考えてないとは聞いたよ」
「だよなあ」
ため息をつくと、美童が尋ねてきた。
「魅録がそんな話するなんて珍しい。何かあった?」
「……昨日見合いをした。このまま行けば結婚だ」
「えっ?魅録、結婚するの?」
「俺はまだ結婚なんてしたくねえ」
「でも、そもそもさ、魅録って今彼女なしのフリー?」
「うん」
「魅録って、中学ん時あたりにさ、ヤリまくったでしょ?女の子と」
味噌汁吐き出しそうになった。
「なんでそう思う?」
「女の子に執着しなさすぎなんだよね。ゲイじゃなきゃ達観しすぎ。
思春期あたりに派手にやらかして、逆に拗らせた系に見える」
「さてね」
「まあいい歳だし、もう結婚して落ち着いちゃってもいいじゃん?」
美童は味噌汁をぐっと飲み切って、立ち上がった。
そして、雑然とした俺の部屋を見回す。
「お嫁さんが来れば、この散らかった機械だらけの部屋も
少しはマシになる気もするしさあ」
「お前、来る度それ言うよな」
「魅録はあれなの?お手伝いさんいないと何もできない子供なの?」
「散らかってるんじゃねえ、モノが多いだけだ」
「あれ?なにこれ?」
美童が野梨子の写真を見つけてしまった。
白い台紙を開けて、呆然としてる。
「魅録、これ」
「見合い写真」
「え?どういうこと?」
「見合いの相手、野梨子だ」
美童は相当ショックを受けたようで、黙った。
じっと何かを考えたようだ。
「なるほどね、だから清四郎か」
「まあな」
「どうするつもり?」
「面倒くせえ。野梨子のやつ、断るなら俺から断れって言いやがった。
でも俺からは断れねえ」
「どういうこと?」
「もう世間様の噂になっちまってんだよ、野梨子と俺。
俺が断ったら野梨子に傷がつく。
なのに野梨子の野郎、俺から断らないのは卑怯だとか意地を張りやがって、
俺が断らないなら自分も断らないって言うんだよ」
「あーあ」
「なんであいつ、あんなややこしい性格してんの?!」
「じゃあ、このまま結婚するってこと?」
結婚。
その言葉がリアルに重くなってきた。
俺は遠く地球の裏側にいる清四郎に当たり散らした。
「清四郎がダラダラ学生やってるからこんな事になるんだ!」
「そうなるよね……」
「俺は、清四郎に野梨子と結婚して欲しい!野梨子なんて俺には無理だ!」
「…………」
「野梨子、色んな男を袖にして、色んな家から恨み買ってるらしいんだよ。
これで俺とダメになったら、本当に野梨子の評判が地に落ちる。
だから、もう落ち着いちゃった方が野梨子のためにもなると思う」
ひとしきり考えて、美童はふいっと顔を上げ言った。
「帰る」
「お前、来たばっかりじゃん」
「うん、やんなきゃいけないことがあるから」
美童はテキパキと着替えて、そそくさと出て行ってしまった。
勝手にやってきて話を聞くだけ聞いて、帰って行くとか。
なんだよ、いなくなったらいないで、妙に心細くなるじゃねえかよ。
俺はもう一本煙草を吸って、野梨子の写真に目を落とした。
それから、意を決して電話をかける。
清四郎に。
(つづく)
85 :
名無し草:2014/03/12(水) 13:44:28.12
乙です!
ややこしいのは君だ、と魅録に言いたいw
野梨子ってすごくシンプルだと思う
悩む暇があったら動く…裕也の回でそう思った。
振られる側の気持ちとか思いをぶつけられる者の気持ちも
置き去りだから子供っぽいけど常に直球勝負って感じ
逆に魅録、ほんっと面倒くさいねw自縄自縛でどんどん絡まってきてる
86 :
名無し草:2014/03/12(水) 13:58:40.00
長編続き来てたー!(・∀・)キレイな野梨子にホッとしたw
野梨子はよくも悪くも頑固で情がこわい子ね…
魅録はおおらかだけどもうちょっと深く考えなさいw
面倒臭い魅録というより面倒臭がりな魅録に見えてきたわぁ
あとやっぱり美童は裸ベットですよね!
87 :
名無し草:2014/03/12(水) 14:22:37.19
確かに今のところ面倒くさがりな魅録って感じだねw
肝心な時に意外と優柔不断で決断しない男っていそうだわ
反対に野梨子はいざっていう時には腹くくって潔く強い女になっちゃうから強敵だわね
がんばれ魅録!
そして悠理登場も嬉しい
88 :
名無し草:2014/03/12(水) 15:44:36.66
原作では清四郎・魅録コンビに入っていけなかった感がある美童が
どっちとも仲良くしてるのが嬉しいw
89 :
名無し草:2014/03/12(水) 17:18:52.29
魅録は典型的な理系、男性脳だから女性が面倒くさいってのわかる
90 :
名無し草:2014/03/12(水) 19:40:08.55
ちゃんと魅録が魅録しててほんと上手いな〜。
魅録のキャラ造形そのものがややこしいなといつも思うw
流されない反骨男と見せて寛容で柔軟、
ツッパリに見えるけどお友達わんさか、
クレバーかと思ったらチェリーで一目惚れ気質のの愛犬家お人好し。
…謎過ぎるわw
91 :
名無し草:2014/03/12(水) 19:49:18.03
プライドの代名詞は清四郎だけど実は魅録も相当なもんだよね
倶楽部では清四郎の影で目立たなかったゆえに熟成されてこじらせちゃって
どうしようないところまできちゃった感じ
野梨子、ガツンと言ってやれ
92 :
名無し草:2014/03/12(水) 20:19:38.76
んんん、「プライド」ってことになると、
自分は正しい、偉い、負けたくない、
でガチガチに固まってる清四郎の圧勝じゃ無い?
魅録の場合は自分が間違ってようが正しく無かろうが
心情的にここは退かないぜ、ってタイプだから
どっちかって言うと「意地」が凄いんだと思う。
野梨子は野梨子で妥協なき理想主義者な気がするので
間違ってます、そこを退きなさい!って正論で推して通ろうとするタイプかな。
この二人がぶつかるとガチンコバトルになりそうで楽しそうw
93 :
名無し草:2014/03/12(水) 22:02:41.93
骨のある長編作家さんが出て来てくれて嬉しいよ
94 :
名無し草:2014/03/12(水) 22:02:59.98
だから清四郎は野梨子ではなく可憐を選んだってことか。
95 :
名無し草:2014/03/12(水) 22:13:01.94
ヘソ曲げたら一番やっかいなのは案外魅録かも
96 :
名無し草:2014/03/13(木) 13:18:57.77
骨のある長編作家さんだけをひたすら求め続けてると
鴨居低くて敷居高くて間口がにじり口みたいになっちゃうけどな
97 :
名無し草:2014/03/13(木) 13:29:22.79
だが住人は骨のある長編作家さんを求めていて
クォリティーの差がありすぎることは否めない
98 :
名無し草:2014/03/13(木) 14:00:06.46
99 :
名無し草:2014/03/13(木) 14:08:05.78
自演って思われると嫌だが
短編書いて下さる作家さんも中身がギュっと締まって味があると思うんだけどなあ
100 :
名無し草:2014/03/13(木) 17:26:29.45
魅録ネタの人とか筆早いし普通に上手いやんね
頭のおかしいのが一人作家叩きに勤しんでるだけだから
スルースルー
>>75-
>>84続き
こういう厄介な用事の時は、電話というものは繋がりにくい。
が、あっさり清四郎は出た。
何も知らない呑気な清四郎の声。
俺は久しぶりのその声に、ぶわっとテンションが上がってしまう。
「お前、いつまでもアメリカなんかにいて、何やってるんだよ!」
「えーと、医者の勉強ですけど」
清四郎の呑気な調子にイライラする。
面倒な事を俺に押し付けて自分は楽しくニューヨークかよ。
「お前、野梨子をどうするつもりだ?」
「どうするつもりもないですよ」
「野梨子、今縁談が来てるんだよ。このまま行くとまとまっちまう。
お前、野梨子が他の男と結婚しても、それでもいいのかよ!」
「野梨子はもう一人前の大人でしょう?
本人が納得して結婚するのなら、それを僕がなぜ止める必要がある?」
びっくりした。
何言ってんの?清四郎。
今、そんなところで頑なに無関心になられても困るんだけど。
イラっとする。
大体がだ、お前が野梨子を放っておくから、俺がこんな厄介な事になるんだよ。
責任逃れもいい加減にしろよ!
俺は苛立ちと焦りで言ってしまう。
「その相手が、俺でもか?」
その瞬間、電話が切られた。
だから!なんなんだよ!一体!
美童といい、清四郎といい!
清四郎に掛け直したが繋がらない電話にイラついた俺は、
結局、千秋さんに電話した。
「あのさあ、まとまった休みくんない?」
会社員がそう簡単に休みなど貰えるはずはなかった。
俺は怒鳴られながら千秋さんに大量の事務処理をやらされて、
ついでにNYでこなすべき雑務まで与えられて、ようやく飛行機に乗れた。
清四郎がアメリカに留学して以来、俺たちはほとんど顔を合わせてない。
美童とはベタベタしてるが、清四郎とは割とさっぱりした関係だ。
会わないでも俺たちはお互い誰より信頼しあってる自信があるし、
絆のようなものは高校時代と何一つ変わってないと思ってる。
それが証拠に、未だに俺は困った時に頼るべきは清四郎だ。この通り。
高校の時から悪い意味でも変わってねえ。
長い時間をかけて空港に着いて、早速清四郎に連絡しようとしたところだった。
目の端にすごく目を引く男が引っかかった。
信じられない思いで俺はその男の背中を追いかける。
声を掛けようとしたその瞬間、そいつは俺の視線を察知して振り返った。
そういう敏感さも未だに衰えてないらしい。
ああ、本物の清四郎だ。
俺はすごく懐かしくて嬉しくて、柄にもなく抱きつきたくもなった。
が、すぐ顔を見て、ギョッとした。
顔に殴られた痕がある。
腫れた顔を隠しもせずに、よくぞここまで堂々と歩けるもんだ。
なんでこいつは、いつでもこんなに威圧感あるんだよ。
見つめ合うというより、睨み合いになってしまうじゃないか。
……ああそうだった。
対等であれ、と常に俺はお前の前で虚勢張ってたよな。
一体いくつになるまでこれ続けなきゃなんねえの?俺。
沈黙に耐えられず、先に話しかけたのは俺の方だった。
「中途半端に電話切りやがって。気になって仕方ないだろ」
「わざわざ僕に会いにここまで?」
「当たり前だ」
そう言うと清四郎はにっこり笑った。なんだよ、気味悪りい。
「僕たちはきちんと話合う必要がありそうですね」
「そのつもりだぜ」
俺たちはニューヨークの和貴泉倶楽部の俺の部屋に向かった。
コーヒーを手配して、清四郎と俺は一口飲む。
相変わらず、何を考えてるかわからん顔だ。
「あのさ、お前、その頬どうしたんだ?」
「美童に殴られました」
「はあ?!美童?!なんで?!」
美童って、ほんの一日か二日前、日本の俺の隣で寝てたぞ?
もう少し突っ込んで聞きたかったが、清四郎はそれを制した。
「それより、君と野梨子の縁談の話ですが」
そうだ。
俺はその話をしに来たんじゃないか。
「本当にヤバいんだよ、野梨子の家とうちが本気で結託してる縁組で、
親たちが面白がりながらまとめる気満々」
「君が断ればそれで済む話なんじゃないですか?」
「絶対俺からは断れねえよ。野梨子の名前に傷がつくだろ?
野梨子が縁談断られたなんて面白い話、外に漏れるし、噂になるもん」
俺は野梨子に対する世間様の風当たりの強さを説明した。
が、清四郎には今一つピンと来なかったようだ。
無意識にだろう、痛んだ頬に手を当てて淡々と話を聞いている。
ふと思いついたように清四郎は言った。
「それより、野梨子の意思は?」
「意地張ってて何考えてるかわかんねえ。縁談を受けやがった、あいつ」
清四郎は、ふむ、と妙に納得した様子だった。
それから、俺に切り出した。
「そもそも縁談から逃れる事ばかり考えているようですが、
君は野梨子の事をどう思っているんですか?」
「どうって、別に好きでも嫌いでもない。友達だし」
「それだけ?」
「お前が呑気にアメリカなんかにいるから俺がこんな面倒な目に会うんだ。
早く帰ってきて、野梨子安心させてやれよ」
すると、清四郎はキッパリ言った。
「お断りします」
「は?」
「僕は野梨子と一緒にはなれません。すでに心に決めた女性がいるので」
「……嘘だろ?」
「本当です」
衝撃だった。
清四郎の口からまず他の女の話が出る事自体が驚きだったし、
その女のために野梨子を捨てるというのも驚きだし。
そもそも誰だよ、その女!
口が利けなくなっている俺に、清四郎は言った。
「だけど、野梨子の縁談の相手から、好きでも嫌いでもないとか言われると、やっぱり腹が立つわけですよ」
パキパキっと拳を鳴らして、清四郎はそう言った。
そして、俺は理不尽に殴られた。
「…………」
「まだ動けませんか?」
清四郎は顔ではなく腹を殴った。
おかげで俺は思い切り壁に吹っ飛ばされ頭まで打った。
俺とお揃いになるのは嫌だったから顔でなく腹を殴ったそうな。
そんな理由で思い切り鳩尾を殴られた俺。
内蔵破裂してねえよな?これ。
「……なんで殴るんだよ」
「言ったでしょう?ムカつくからです。
魅録の自分の事なのに他人事ぶるところ、大嫌いなんですよ。
というか、お前の全部が嫌いだ」
「……俺もだよっ!!」
清四郎は俺に向き直すと、諭すように言う。
「なぜ、自分で対処しようとしない?嫌なら断ればいいじゃないですか」
「だからそれができねえって言ってんだ」
「そもそも、お前が野梨子に遠慮することなんてないでしょう?
そんなことで人から何か言われるなら、それは野梨子が悪い。
お前が介入しようとするところじゃない」
「…………」
俺は無理やり立ち上がって、ドサっと身体をソファに沈める。
けほっと咳が出た。
「魅録が何にそんなに拘ってるのか僕にはサッパリわからない。
嫌なら嫌、で十分でしょう?
ましてや結婚など重いもの、僕だったら理由が何であれ自分から断ります」
「お前、わかってねえんだよ。世間様の風当たりと噂話の怖さが。
今、野梨子、本当に針の筵でキツイと思うぜ?
そこに俺が断ったらまた世間様の格好の餌だ」
「ぶっちゃけ僕はそんな噂などどうでもいいと思っていますがね。
野梨子だって自分の責任でそうなってるのはよくわかってるでしょう?」
「でも、その癖あいつ、そういうのあしらうの下手くそじゃん」
「だから、自分の不器用さも承知の上で勝手に敵作ったんでしょう野梨子も。
だったら本人がどうにかすればいい。
お前がどうにかしようなんて思う必要もない」
話が堂々巡りだ。
どうしても清四郎には野梨子のピンチが伝わらない。
それで、俺はぼんやり思い出していた。
そうだ、あのレストランで野梨子は俺に言ったんだ。
「野梨子がさ、前に言ってたんだ」
「うん?」
「好きになった人としっかり愛し合ってから結ばれる、それが結婚だって。
すごく当たり前の事だ」
「…………」
「誰だって、結婚するなら惚れた相手がいい。俺だって野梨子だって」
「それは、そうですね」
「そんな当たり前の夢すら危うい環境にいるのは、やっぱり野梨子が可哀想だ」
俺の話を聞きながら、清四郎はじっとコーヒーカップを両手で包むようにして
手元を見つめていた。
その手の中に何か大切なものが入っているかのように。
「野梨子だって、今は意地張ってるだけだ。
あいつ、なんであんなに素直じゃないんだよ」
「野梨子はそこまで意地っ張りではないと思いますよ」
「え?」
「野梨子が縁談を受けたという事は、野梨子はお前と結婚する意思がある、
と僕ならば受け取る」
「…………」
「お前がそれに気づかないふりをするのはなぜなんだ?」
「そんなことは……」
清四郎は立ち上がった。
「僕はそろそろ行きます」
「なんだよ、まだ話の途中だぜ?」
「僕も今、大変なんです。お前と悠長に話してる余裕はない。
もう一人、話をつけなければならない人がいて」
「腹が痛くなっただけで、俺はまだ何ひとつ解決してねぇぞ」
清四郎は「腹が痛いのはお前が悪い」と言って笑った。
「僕はもう答えは出た、と思ってる。
お前がそれに気づかないふりするのはなぜなのかわかりませんが」
清四郎は上着を羽織って、俺に向かって言った。
「ひとつ言えるのは、魅録は相当、頑固で強情って事ですね。
君が意地っ張りだと言っている野梨子よりずっと」
「は?」
「色んなものから目を背けるのを辞めろ。
僕には野梨子を任せられるのは世界で唯一、お前しかいないんだから。
野梨子を幸せにしてやって下さい」
そう言って、清四郎は帰って行った。
畜生、あいつが何言ってんのかさっぱりわからねえよ!
俺は!
(つづく)
110 :
名無し草:2014/03/14(金) 11:04:18.11
ピースが当てはまっていく快感がありますね〜
作家さま、毎日楽しみにしています。
少女のような野梨子と小学生男子のような魅録が可愛いです
いい年してるのにw
そして何気に謎に飛び回る美童と悠理が世界のどこかで出会っていることを
願っています
111 :
名無し草:2014/03/14(金) 11:25:16.35
面白かった〜早く続きが読みたいです。
二番目の女での魅録と清四郎との会話の続きはこうだったんですね!
面倒な魅録は潜在的な野梨子への想いも、野梨子の本当の意思からも目を逸らしていたということなのかな?
お互いに意地を張りながら徐々にみたいな展開になるのだろうか。
楽しみです。
結局悠理はアラスカで終わり?
ここに絡んでくれるのかしら?泥沼な悠理も見てみたいのよね〜
112 :
名無し草:2014/03/14(金) 11:30:50.51
待ってました〜
もしかして野梨子は魅録のことが好き?
清四郎もそれに気付いてる?
続き楽しみにしてます
113 :
名無し草:2014/03/14(金) 11:49:18.91
清四郎ガチャ切りw
魅録と対面で弱気の証のにっこりが出ちゃうしw
この作家さんが書くクズくて弱気でかわいい清四郎にメロメロです
114 :
名無し草:2014/03/14(金) 11:49:51.14
クソ野郎に思えるけど清四郎の言うことは正論だW
作家さまありがとう
115 :
名無し草:2014/03/14(金) 12:00:11.65
美童の仕事も気になる
スゥエーデンの機密業務してるのかな
文章も上手で読み応えあり
スレ開くのが楽しみになっています
116 :
名無し草:2014/03/14(金) 13:17:07.91
>>54 亀レスですが
嵐さんのとこで見つけることが出来ました
教えてくれてありがとう
3日ぶりぐらいに来たらクズ清四郎の続き来てました
魅録のベッドに潜りこむ美童に大爆笑
ベッドはダブルなんですかねえ〜w
ブラック野梨子好きだから黒のりさんも面白かったです
また思いついたら書いて下さいね
117 :
名無し草:2014/03/14(金) 13:20:49.95
ストーリーの隅っこがそれぞれの視点で
どんどん埋まっていくのが気持ちいい!
そして魅録から見た威風堂々な清四郎、
清四郎から見た器大きい魅録が
当人達のグタグダな内面とのギャップで笑えて来ます…。
かたくなに背負おうとしない魅録のツッパリ、
野梨子がどう抉るか楽しみですw
ひょっとして美童の謎はアラスカの悠理で解き明かされるのかな?
ネックの体力をクリアした美童なら
悠理とアラスカサバイバルもできそうだけど…w
118 :
名無し草:2014/03/14(金) 14:40:22.78
素朴な疑問
前回のうpの時にあった「俺すらも存在を知らなかったインスタント味噌汁」というのは誰が持ってきた物かしら?
千秋さんがそんなもの持ってくるとは思えないし。
119 :
名無し草:2014/03/14(金) 14:50:53.11
悠理辺りが遊びに来るときに色々持ち込みそうだけどどうだろう
ストーカー野梨子が勝手にあがり込んでこっそり
掃除したり食べ物置いてったり(作家違う)
120 :
名無し草:2014/03/14(金) 16:16:42.60
>>119 家に帰る度に見慣れない食い物が増えてゆく。
俺は当然の様に悠理が持ち込んだものだろうと思い込んでいた。
しかし次第に理解に苦しむような物まで置かれるようになっていった。
「お前さあ。何のつもりでこんな物置いとくんだよ?俺に飲ませて何させようってわけ?」
俺のお気に入りのソファーの上でビール片手に我が物顔で寛いでいる悠理の目の前に、冷蔵庫のポケットに入っていた小瓶を突き出した。
「はぁ?なんであたいがそんなもん買ってくるんだよ?さっき冷蔵庫開けて逆にあたいの方がびびったんだけど?そんなもん飲んで何するつもりなんだよって。」
「え??」
俺は目の前の まむしドリンク を見詰めたまま言葉を失った。
じゃあ一体誰が置いたっていうんだ?女っ気が無い俺を心配した千秋さんか?
いやしかし千秋さんは最近帰国していない。
では誰が…?
いつか見た黒髪の後ろ姿が脳裏に蘇った。
俺の背中には冷たい汗が流れていった。
こんな感じ?w
急に懐かしい妄想が浮かびました
魅録の部屋の味噌汁は悠理というのが妥当だろうね
121 :
名無し草:2014/03/14(金) 16:34:05.88
>>120 よくさらっとこんなの書けるなあw
面白いw
122 :
名無し草:2014/03/14(金) 19:29:36.26
ワラタwww
長編のピュア野梨子とのギャップでつぼった
電車の中なのに吹きそうでヤバイw
そのうち
「おかえりなさいませ、すぐお風呂?
それともご飯が先でしたら今おつゆ温めますわね」
って当たり前のようにお迎えしてくれるんだきっと
123 :
名無し草:2014/03/14(金) 21:22:20.08
124 :
名無し草:2014/03/14(金) 21:43:41.56
そういや今日はホワイトデー
有閑の男共はちゃんと返したかな?
125 :
名無し草:2014/03/14(金) 22:14:40.37
>>123 ぱっと見愛の言葉を囁く爽やか魅録なんだがセクハラなのかw
どこに向かってるんだ魅録よww
126 :
名無し草:2014/03/14(金) 23:54:17.31
画像見れないんで(ノ_・、)イラストより文章の方が嬉しいです・・・・・
127 :
名無し草:2014/03/15(土) 00:20:10.24
128 :
名無し草:2014/03/15(土) 00:50:33.34
エロ魅録で
>>120の続きを妄想。
少々下品です。
まむしドリンクを片手に固まっている俺の顔を悠理が覗き込んできた。
「どうしたの?」
その言葉で我に返った。
「・・・ああ別に。たいした事じゃない。」
苦笑いを浮かべながらドリンク剤をゴミ箱に捨てようとしたところ、悠理がそれを遮った。
「勿体ないなあ。飲んでみたら?」
「はあ???」
こいつはいったい何を言い出すのだ?
「どこの誰が持ってきたかも分からない代物なんか怖くて飲めるかよ!!」
「おまえんちにあるんだから、知り合いの誰かが持って来たんだろ?
開封された形跡もないし、大丈夫だよ〜」
悠理は嬉しそうにカラカラ笑いながら、俺の目の前に瓶を掲げるとひらひらと振った。
人の気も知らないで面白がっていやがる。
俺は悠理の手から瓶を半ばひったくるように奪い取ると、そのままゴミ箱に叩き込んだ。
「飲んだところで面白くもなんともねーよ。単なる栄養剤だ。リポD飲むのと一緒!」
俺は吐き捨てるように言うと、部屋の隅に置かれているキャビネットの引き出しを開け、
ブルーの錠剤が包装されている薬のシートを掴み、ソファーの悠理に向かって投げ付けた。
「どうせならこっちの方が面白いぞ。」
129 :
名無し草:2014/03/15(土) 00:51:21.41
悠理は投げ付けられた薬のシートを指で摘まみ、目の前にかざして不思議そうに眺めた。
「何これ?合成麻薬?」
「そんなヤバいもんじゃねーって。」
「じゃあ何?」
訝しげな顔をしている悠理の隣に俺は腰を下ろし、おもむろに口を開いた。
「バイアグラ」
ブーッっという派手な音を立てて、悠理はビールを吹き出した。
「な・・・なんでお前そんなもん持ってるんだよ?」
「清四郎にもらった。」
「治療のため?」
「俺はEDじゃねーって!」
俺は悠理の手からビールを奪い取ると、残りを一気に飲み干した。
悠理は俺と錠剤を交互に眺めている。
「これ飲むとどうなるの?」
やけに神妙な顔をしながら聞いてきた。
「見せてやろうか?」
俺はさっさと錠剤の包みを破り、口に放り込んだ。
130 :
名無し草:2014/03/15(土) 00:52:34.98
一連の動作を茫然と眺めていた悠理だったが、ハッと我に返るように慌てて立ち上がり
「そうだ!明日は早いんだ!もう帰らなきゃ!」
と、ドアの方に歩き出そうとした。
「待てってば。」
俺は座ったまま手を伸ばして悠理の腕を掴むと、再び自分の隣に座らせた。
「大丈夫だよ。どうもなりゃしねーよ。あの薬は催淫剤じゃないんだからさ。」
悠理はおずおずと俺の顔を見上げる。
少し怯えたような不安げな顔が妙にそそる様な気がした。
「じゃあ何の為の薬なのさ?」
「性的な刺激を感じた時に、より的確に効果が出るって薬。」
「・・・よくわかんないんだけど?」
「つまり刺激を加えられればギンギンになるけど、興奮させる要素がなければ
別に何も起こらないってわけ。」
それを聞いて悠理はホッとしたような表情で小さく笑顔を見せた。
「そっか。急に変な気分になるわけじゃないんだ。なら別に大丈夫なんだね。」
「しかしそれがねえ・・・」
俺は悠理の腕を更に引き寄せると耳元で囁いた。
「さっきのお前の表情見てたら何故か反応しちゃったんだよね。どうしようか?これ?」
(おわり)
131 :
名無し草:2014/03/15(土) 01:19:00.72
元々は狭心症の治療薬として開発されたんですが
血管拡張効果が胸部では無く
予期しない部位に出ちゃったとかで
製薬会社がそのまま流用したらしいですね
健常者には過剰な血流による頭痛や動悸等の副作用がおきるので
服用はお奨めしません
132 :
名無し草:2014/03/15(土) 02:23:42.18
連日の超過勤務を終え、その週の最終日、なんとか日付の変わる前にようやく俺は
自宅マンションの玄関前にたどり着くことができた。
まずはひとっ風呂浴びて汗と疲れを流そう。
それからビール…あぁいや、そう言えば冷蔵庫の中味を最近補充していない。
しくじったな、今からコンビニに行くにも面倒だ。ピザ屋のデリバリーでビールを付ければいいか、等とひとりごちながら
玄関のドアノブに触れた俺は、ギシリと身を強張らせた。
鍵を差し込まずともドアノブが回る。つまりは鍵が空いているのだ。
この部屋の合鍵を持つ人間達が
今、日本から遠く離れた地に居ることを知っている俺が出来ることは…1つだった。
「誰だ!俺の部屋で何してやがる?」
ドアを蹴り開け、室内に居るであろう招かれざる客を恫喝すること。
警察を呼ぶだののまだるこっしい選択肢は端からから無い。
だが、何も準備をせず飛び込んだことには後悔した。
なにしろ部屋に飛び込んだ俺の視界は真っ白に曇って居たからだ。
ちくしょう、ガスか!?
咄嗟に鼻と口を覆うも、間に合わず室内を漂う気体が俺の鼻を抜けて肺に入り込んだ。
致死性のものではないことを祈りながら、気体の正体を探ろうと嗅覚に意識を向ける。
……これは。
―――磯のにおいは牡蠣、蛤、それに白身魚。これは恐らくは鱈だ。
鶏肉はかなり上等で、ブロイラーではなさそうだ。
沸騰させず利尻産の昆布と枕崎の鰹節から丁寧に取った、濃厚でありなからしつこくない芳醇な出汁の薫り。
――それはとてもよく嗅ぎ慣れた…
「…今日は随分と遅かったですね?さあ、もう大分煮えてますから早く座ってください。
牡蠣はもう少しかかりますが、白菜なら今すぐ食べられますからね。
…それとここの鍵、素人の僕でも簡単に外せちゃいますから
もうちょっと頑丈なものに代えた方がいいと思いますがね」
鼻と口を覆い拳を握り締め土足のままキッチンに立ちすくむそんな俺に、
一人、清四郎は鍋をかき混ぜながらにっこりと微笑みかけてきた。
…部屋中にほこほこと湯気を漂わせながら。
ついかっとなってかいたいまでははんせいしている
133 :
名無し草:2014/03/15(土) 02:43:08.03
なんだか魅録祭りだね
スレ住人にオモチャにされる魅録
たまらないワぁ
134 :
名無し草:2014/03/15(土) 03:08:23.21
>>132 ついかっとなってひとことつけくわえたくなった
「おい清四郎、貢物の『あまおう』が無いぜ。」
すっすまん書き逃げする…w
135 :
名無し草:2014/03/15(土) 07:55:10.40
>視界が真っ白に曇って
のところで「お風呂沸いてますわよ。」って
ストーカー野梨子が出現するかとハラハラしてしまったw
136 :
名無し草:2014/03/15(土) 10:37:42.99
ストーカー野梨子と思いきや鍋奉行清四郎www
137 :
名無し草:2014/03/15(土) 10:56:04.17
鍋奉行清四郎vsストーカー野梨子w
138 :
名無し草:2014/03/15(土) 12:32:47.75
>>132 そして鍋が終わったら清四郎はカラオケするのだろうか
139 :
名無し草:2014/03/15(土) 13:13:16.68
もちろん。
またはアカペラw
140 :
名無し草:2014/03/15(土) 14:46:27.48
清四郎の奇襲攻撃とも言える来訪には仰天したがカリスマ鍋奉行の清四郎特性寄せ鍋は
帳消しにして良いほど連日の激務からの疲れを忘れさせるものがあった。
「あ〜食った食った。久しぶりにまともな食事をしたぜ。」
魅録はお気に入りのソファーにゆったりと腰かけた。
が、寄せ鍋…高校時代の悪夢がチラリと脳裏を過った。
まさか…それは無いよな…清四郎も今では立派な医学生。
魅録の考えは甘かった。
「さて、それでは始めますか。」
清四郎が取りだしたのは更にパワーアップした黄金マイク。
マイクの持ち手には『菊正宗清四郎」のネームまで入っている。
嫌な予感がした魅録はビールが切れたのを口実に一階にあるコンビニまで避難しようとした。
「おや、魅録くん。どこへ行くつもりですか?」
「ちょっとビールを買いに一階のコンビニまで。」
そそくさとマンションから出て行こうとすると背後から清四郎に首根っこを掴まれた。
「冷蔵庫を見てください。」
ドヤ顔の清四郎に言われた通り、冷蔵庫を開くとアサヒ・スーパードライが所狭しと陣取っている。
「せっかくだが、俺はキリンの方が好みで…」
「何をおっしゃる魅録くん。三本も開けたビールはアサヒ・スーパードライですよ。」
清四郎のアルカイックスマイルが間接照明の逆行を受け黒いオーラを放っているようだ。
「もう日付はとっくに変わった時刻だぜ、近所迷惑になるだろ。」
「おや、このタワーマンションは和貴泉グループ所有で最上階の一番良い部屋を確保している魅録くん。
確か、各部屋の防音設備が売りのマンションでしたよね。
カラオケごときで騒音迷惑になるほど安っぽいマンションでは無いはずですよね。
下の階には有名ミュージシャンがお住まいのようですが物音ひとつ聞こえませんよ。」
――細かな情報収集だけは抜かりの無いところは高校時代から全く変わってねえ〜
「魅録くんも明日は久しぶりのオフ。高校時代に戻って楽しもうじゃありませんか。」
「俺、オフだけどやること沢山あるし…」
「おや、剣菱家騒動の時、僕のことを働き過ぎだと言った魅録くんの発言とは思えませんね。」
Youtubeから集めたカラオケ集のDVDをパソコンにセットし、小指を立てて黄金マイクを握りしめる清四郎
141 :
名無し草:2014/03/15(土) 14:47:19.76
レパートリーが更にパワーアップしている。
襟裳岬に津軽海峡冬景色、瀬戸の花嫁を三曲続けて歌ったと思えば
高校時代から変わらない持ち歌の『スローなブギにしてくれ』
これだけは最悪だ。片手にジンを持ちながら最低でも10回は繰り返し歌い、
ウォンチューと指差された時には背筋に嫌なものが走り全身の力が抜けて倒れそうになる。
ああ、もう勝手にやってくれ、いっそのこと、失神でもしたらどんなに幸せなことか。
「それでは魅録くん。デュエットと行きましょう。『分かれても好きな人』です。」
何か悲しくて夜中の3時に清四郎と『分かれても好きな人』を歌わなくちゃならねんだ…
しかし清四郎の趣味はわっかんねぇ〜、まだ20代だぞ、何だよこの選曲の数々…
もうどうにでもなれ!
魅録は冷蔵庫からアサヒ・スーパードライを3本持って来ると一気に3本を飲みほした。
素面じゃやってらんねえ〜
ハハハハ…お花畑が見える…スミレ、ひまわり、フリージアってかぁ〜
朝日が眩しくなった頃、清四郎は上機嫌で帰って行った。
もう風呂さえ入る気力も無く、這うようにしてベッドへ潜りこんだ魅録
素人にも簡単に簡単に開けられるような鍵の甘さは反省すべ点だが
24時間体制の管理人にセ○ム。静脈認証でしか開けられないエントランスのドア
更に最上階へ上がるエレベーターは直通の別ものでこれまあ静脈認証が必要
このセキュリティーをどうやって掻い潜って来たのか
魅録は頭から布団を被って疲労感から眠りに着こうとしたが
清四郎の『スローなブギにしてくれ』がヘビーローテンションし大声で叫びたくなった。
142 :
名無し草:2014/03/15(土) 16:37:40.11
魅録のマンション、楽しいw
143 :
名無し草:2014/03/15(土) 22:00:26.29
カリスマ鍋奉行w
魅録いぢり愉しいな…
>>101-
>>109続き
その夜の事だった。
時差ボケと腹の痛みで俺は深い眠りに落ちていた。
しつこい着信があって、寝ぼけながらベッドから手を伸ばす。
野梨子だった。
すごい剣幕で野梨子はまくし立てた。
「魅録!今、可憐から連絡があって、清四郎が銃で撃たれて重体だって!」
「はあっ?!」
飛び起きた。銃だと?
「私、今すぐニューヨークに行こうと思いますの。
もしよかったら一緒に行きません?美童も悠里も電話にでないし、
私ひとりじゃ不安で」
「ちょっと待て、清四郎が撃たれたってどういうこと?」
「よくわかりませんの。可憐も動揺してて、ごめんなさいと謝ってばかりで。
どうやら、可憐と清四郎が一緒にいた時に撃たれたようですの」
起き上がると清四郎に殴られた腹がまだ痛かった。夢じゃない。
そうだ、ちょっと前まであいつはここにいたんだぞ?
あいつ、帰るとき確か言ってなかったか?
もう一人、話をつける相手がいるって。
可憐と一緒だったって?
「落ち着け野梨子」
圧倒的に俺の方が混乱していたが、とりあえずそう言っておく。
「あのな、俺も今ニューヨークにいるんだ。まず、俺は清四郎の所へ向かう。
野梨子は俺に清四郎の居場所を教えろ」
俺は寝ぼけた頭を必死で整理しながら、野梨子に話しかけた。
「それを聞いてから、俺はお前の飛行機の手配をしてやる。
家から空港までと、空港から空港までは自力で来れるな?
あと、和貴泉の宿を確保しておくから、安心して来い。
こっち着いたら俺と合流出来るようにするから」
「はい、わかりました。まずは清四郎の病院の場所、ですわね?」
野梨子は真剣に冷静に俺の話を聞いていたようだった。
俺は野梨子に言われた通りに清四郎の病院の名前と住所をメモにとった。
「じゃあ、私は空港に向かえばよろしいの?」
「うん、あとはやっとくから。メールで逐一情報は送る」
「わかりましたわ」
野梨子はそう言うと一息おいて、
「ありがとう、魅録」と言って電話を切った。
同時に俺は行動を開始した。
俺が清四郎の病院に着いた時には夜もかなり深く、病院も静まり返っていた。
俺が入り口から入るとすぐに、ベンチに誰かが座っているのが見えた。
「美童?!」
「えっ!魅録?!」
顔に湿布らしきものを貼った美童がいた。
怪我してるってことは美童も一緒だったんだろうか?
俺が駆け寄ると、美童も立ち上がってハグしてきた。
動揺しているのか、しばらく美童は俺に抱きついたまま離れなかった。
かすかに腕が震えている。
俺はぽんぽんと俺よりデカイ美童の背中を叩いてなだめた。
「何があったんだ?」
「……可憐の店に強盗が入った」
「えっ?!」
「それで、清四郎が可憐を庇って撃たれた。
僕は途中から駆けつけたけど、すでに清四郎撃たれた後だった」
「可憐は?」
「無事。清四郎のところにいる」
そう言って美童は俺を清四郎のベッドに連れて行った。
意識を失った清四郎が横たわっている。
弾自体は掠っただけだが、出血が多かったんだそうだ。
可憐は清四郎の手を両手で包み込んで、祈るように清四郎の顔を見つめていた。
「可憐」
俺がそっと声をかけると、可憐は振り向いた。
メイクはボロボロで、泣き腫らしてパンパンの顔。
俺の顔を見て、可憐はさらにポロポロと涙を流す。
でも、絶対に清四郎の手は離さない。
俺は可憐の頭を撫でた。
「怖かったよな、大変だったな、可憐。どこか怪我はないか?」
「来てくれたのね、魅録」
「ああ、野梨子から連絡が来た。可憐が連絡してくれたんだって?」
「……ええ……」
そう言うと、可憐は不安そうに清四郎に顔を向けた。
あまり見たことがない、可憐のこんな真剣な顔。
ああ、そういう事か。
チグハグなパズルのピースがようやく繋がった感じ。
可憐は……
「心に決めた人、か」
可憐が振り返った。
「清四郎、そう言ってたぞ。お前の事だろ?」
「…………」
可憐は何も答えなかったが、可憐の表情がなにより雄弁だった。
俺は清四郎のベッドをいったん離れた。
可憐だったか。
他の女だったらいざ知らず、可憐じゃ本格的に清四郎は帰って来ない。
野梨子はこの事を知ってるんだろうか?
知ったとしたらどうなるんだろう?
その時、タイミング抜群の野梨子から着信があった。
今から搭乗するという連絡だ。
俺は清四郎の容体を打ち込んで、心配するな、と返信した。
俺は、どうしたらいいんだろうな、ほんと。
美童はベンチに座って俺を待っていた。
手を合わせて、項垂れた様子で。
「それで、お前は失恋ってこと?」
そう聞くとクスッと美童は笑った。
「僕もそう思ってたんだけど、実際はちょっと違うかな」
「そっか」
俺は美童の隣に腰をかけた。
「清四郎は大丈夫そうだな。ありゃ、寝てるだけだ」
「お医者さんもしばらくは安静だけど、清四郎ならすぐカムバックできそうって」
「あいつにとっては撃たれたぐらい、かすり傷だろ」
仮にも撃たれた男に対して随分な言いようだけど、本当なんだから仕方ない。
俺たちは強靭な清四郎の身体の事など全然心配してなかった。
可憐の心のキズと、可憐の店の方がずっとずっと心配だ。
おそらくあのまま営業は不可能で、店の場所は変えざるを得ないだろうと
美童は言った。
「野梨子から沢山連絡が入ってたよ」
「そうだろ?お前んところかけたけど出なかったって言ってたぜ」
「ポリスやレスキューとのやり取りで、それどころじゃなかったしさ」
美童は清四郎が倒れた後、泣き叫ぶ可憐の世話、救急車の手配、
ポリスへの強盗の引き渡し、何から何まで一人でやったんだそうだ。
そういう後始末、俺は割と得意だが、美童はそんなに得意ではないはずだ。
たぶん、相当負担だったと思う。
「ひとりでよく頑張ったよ、お前も。疲れたろ?」
俺は美童の背中をぽんと叩いた。
すると美童はため息をついた。
「可憐が野梨子んところに電話してたの、知らなかった。
清四郎の実家には僕が連絡したんだけどさ」
「野梨子は、可憐と清四郎の事を知らないよな?」
「たぶんね。僕も誰にも話してないしさ」
野梨子が「可憐はごめんなさいと繰り返してた」と言っていたのを思い出す。
その理由の見当もついてない様子だったな、野梨子。
可憐と野梨子か。
女同士、清四郎を巡って色んな感情がそこにはあるんだろう。
それに今は俺も介入せざるを得ない状況を考えると……
「面倒くせえ〜!」
思わず頭を抱えてしまった。
シリアスだった空気が思い切り瓦解して、飽きれた調子で美童は言った。
「全く、魅録はさあ」
「なんだよ?」
「野梨子の事、嫌いなの?」
「……嫌いってわけじゃないけど、どっちかというと苦手」
「なんで?すごい美人じゃん。野梨子が奥さんとか一生自慢できる」
「美人だろうとなんだろうと、あんな気難しいの、俺苦手」
「ふーん」
「清四郎、俺に野梨子押し付けて、一番良いところ持ってきやがった」
「え、可憐のことを?魅録がそう思う?」
「だって可憐は性格いいじゃん。野梨子は意地っ張りでわけわかんねえし」
美童は一瞬、ふうん?とあさっての方を見て考えたようだったが、
ベンチの背もたれに手を回し、俺の肩にぽん、と手をひっかけてきた。
俺はつい呟いてしまう。
「清四郎には一生敵わねえ」
「そうかもねえ」
お前はな、と言わんばかりに美童は言った。
「……ちっくしょ、やっぱ腹痛え〜!」
「どうしたの?」
「清四郎に殴られた。ほれみろこの腹」
「なんだ、それぐらい。僕の顔の方がずっと重症だ」
「お前もそれ、清四郎に殴られたの?」
「そう。ドサクサ紛れに殴られた」
「あいつ、俺らで憂さ晴らししただけだよな」
「ムカつく」
その時、可憐がやってきた。
ほころぶような笑顔だった。
「清四郎が意識を取り戻したわ」
俺と美童は跳ねるように同時に立ち上がった。
(つづく)
152 :
名無し草:2014/03/16(日) 13:51:13.63
お疲れさまです!
二番目の女も併せて読んでみると、あの場はこういうことか〜と興味深い
魅録が飛行機搭乗までの世話が細かくて笑ったw
高校時代も野梨子に地下鉄の乗り継ぎの仕方とかこの車両に乗って
この出口から出て、とか紙に書いて渡してたりと想像。
常に「知らないやつについて行かないように」と諭してたり‥‥
で、面倒だなんだとゴネるから「馬鹿だねえ」状態なのかな?
153 :
名無し草:2014/03/16(日) 15:13:47.78
話の構築の仕方が本当に上手いよね。
二番目の女の最後で美童が日本で働くことになったと言ってるけれど、あれも何かの伏線なのかしらね。
154 :
名無し草:2014/03/16(日) 19:55:06.43
押し付けられたってひどい言い草w
こんなあからさまに野梨子を苦手がる魅録って今まで読んだことないかも
これからどう転がるのか楽しみです
155 :
名無し草:2014/03/16(日) 20:04:27.09
魅録視点の可憐と清四郎のラブがなんかモジモジしてしまうw
可憐が健気でいじらしい…
魅録のめんどくさがりはなんだろう、なんか原因あんのかな?
野梨子は確かにじーっとこっち見てきながら私、信じてますっていう
むっちゃ重い女だけどw犬好き魅録には向いてる気もするのよね…
156 :
名無し草:2014/03/16(日) 21:00:53.78
>>155 それかも。犬好きがポイント。
野梨子って読めないから犬じゃなくて猫だと思うの
魅録にとって
157 :
名無し草:2014/03/16(日) 22:18:02.51
野梨子は犬タイプっぽいけどな〜?
犬って、忠実、従順で何でも言うこと素直に聞いてるイメージだけど
かなり頑固でワガママでマイペースだよ。
スイッチはいると猛烈ダッシュで聞く耳持たなくなるし。
犬はとにかく好きな人とずっと一緒に居るのが一番幸せだから
相手がこっち向くまでじっとり待ってて
向いて向いて、って念送って来て
向いてくれた瞬間大喜びする。
つうか犬飼うとそんなに好かれてもこっちはそんな愛情返せないよ、って責任感じてたまに辛いw
猫は考えてることは分かりやすいよ。
その考えが次の瞬間に変わっちゃってるだけ。
しかも後先考えてないから行動原理が壊れてる。
自分の遊びたい時だけ寄ってきて
上手く遊んでくれる人ならその時はベッタリするけど
すぐ飽きてふらふらどっか行っちゃう。
で、一匹にすると寂しくなるからまた遊んでやるから構え構えってわめく。
悠理だな、猫タイプは。
158 :
名無し草:2014/03/16(日) 22:34:07.02
野梨子は犬っぽいけど小型犬タイプかな
警察犬7種に入る大型犬は魅録タイプだ
特にジャーマン・シェパードとか
159 :
名無し草:2014/03/16(日) 22:40:20.49
大好きな人に撫でられて嬉しいな!ってのが犬
嬉しいな、この人撫でるの上手いから好き!(今だけ)が猫
160 :
名無し草:2014/03/16(日) 23:09:05.00
野梨子はチワワ
161 :
名無し草:2014/03/17(月) 03:28:05.31
確かに可憐は単純だけど、実際は魅緑はこういうタイプの方が苦手でめんどくさがると思う
創作は創作で楽しむけど
162 :
名無し草:2014/03/17(月) 07:16:32.90
可憐はダメンズウォーカー体質なのよね…
この人にはあたしが必要なのよ!って常に確信していたいから
駄目男の世話を焼いてる状態が幸せ
可憐の好みは出来のいい男なんだけど
出来のいい男は大抵自分の世話は自分で出来ちゃうから
うまく好みの男手に入れても
自分の存在価値見いだせなくて居たたまれなくなる
可憐を想像しやすいというかw
相性だけで言ったら清四郎、魅録よりも美童との方が合ってるとは思う
まあ魅録は時間にルーズだったりパスポート更新してなかったりで
意外と生活面はずぼらそうなんで
生活面のフォローしてくれる可憐とそれなりに回るかな?
「あたしはあんたの家政婦じゃないのよ!?」って喧嘩するかもしれないけど…
二番目の女の清四郎は内面が思春期拗らせてて
幼くて脆くて
年月経て根性強くなった可憐とよく似合ってたw
ああいう清四郎可愛くてにやけるわぁ
163 :
名無し草:2014/03/17(月) 10:44:21.55
一番構ってもらえないとダメなのは可憐だと思うな〜
164 :
名無し草:2014/03/17(月) 11:20:06.99
魅録が強引に清四郎から可憐うばいとってなんだかんだで清四郎と野梨子が収まればよいと思うW
165 :
名無し草:2014/03/17(月) 11:49:46.08
意識を取り戻した清四郎が開口一番に言った言葉
「久しぶりに有閑倶楽部全員が揃いましたね。
魅録くんのスィートルームで寄せ鍋カラオケパーティーと行きますか。」
てなことは絶対に無いよなあ〜w
166 :
名無し草:2014/03/17(月) 13:36:08.20
>>164 二番目の女の清四郎さんはあまり余裕がなさそうなので
魅録が可憐奪いとりなんてしたら
本気で魅録を殺しに来ちゃいそうな気がしますよ…。
いやでもまあ、そこに諦めきれない美童も参戦して
可憐中心に男三人泥沼三つ巴もそれはそれで美味しいけどw
…投下中の作家さんに望みの方向注文するより
自分で望みどおりの作品かいた方が早いよってのは、
言ったら駄目w?
その作品に説得力あれば後に続く仲間も増えるし、
ダメもとでじゃんじゃん妄想晒しちゃえばいいのになぁ。
167 :
名無し草:2014/03/17(月) 13:37:57.66
168 :
名無し草:2014/03/17(月) 13:57:13.34
>>166 言ったら駄目じゃないと思う
投下中の作家さんには作家さんの方向があるだろうしね
自分の萌えは自分が良く知ってるから自家発電した方がはやいよ
関係無いけど
文章書けたり絵が描ける人は公表しないだけで
物凄いの隠し持ってたりするのかなってたまに思うことある
正直、羨ましいよw
169 :
名無し草:2014/03/17(月) 14:00:44.84
野梨子は柴犬かな〜
頑固で飼い主決めたらあとはその他、ってはっきり態度に出て、
神経質で怖がりな癖に強い振りする
短気で飼い主のピンチだと思うといきなり相手に突っ込んでくとことかw
可憐も犬タイプだけど小型犬っぽい
甘えん坊で構え構えが凄くてキャンキャンわめいて
構わないとすぐいじける。
臆病で寂しがりやだから長時間ほっとくと
ぐったり無反応になったり泡吹いたりしてちょっと恐いポメラニアンとかw
>>144-
>>151 続き
野梨子が空港へ着いたのは、日暮れ近くだった。
「魅録!よかった、会えて」
「おう、お疲れ」
野梨子は俺の顔を見てホッとしたようだった。よほど心細かったと見える。
座席はプレミアムファーストだったはずなのに、心なしか疲労がちだ。
「清四郎はどうなりまして?」
「もう意識も取り戻した。このまま養生すれば大丈夫だよ」
「よかった」
野梨子は胸に手を当てて言った。
「でもなぜ清四郎は発砲事件に巻き込まれたのかしら?」
「お前、どこまで話を聞いてる?」
「清四郎が可憐を庇って撃たれたってことだけ」
「清四郎が撃たれたのは、可憐の店だ。可憐の店に強盗が入ったんだ」
「まあ!」
野梨子は派手に驚いた。
「なんて恐ろしい!可憐は大丈夫ですの?」
「清四郎が庇ったおかげで無傷。でも店は大打撃だ。
しばらく営業は出来ないだろうな」
「そう……」
野梨子は心から心配している様子だった。
なぜだろう、だけど俺はそれをしらけた様子で見てしまう。
何も知らない野梨子にイラついても仕方ないんだけど。
病院に着くと、野梨子は小走りに清四郎の病室に駆け込もうとした。
ちょっと待て!
俺は慌てて野梨子の腕を掴んで、それを止めた。
「なんですの?魅録」
「…………」
俺は野梨子を入れる前にそうっと清四郎の病室を覗いた。
中を確認してから、野梨子にしーっとサインをおくって、中を覗かせた。
「こういうこと」
清四郎はベッドで寝ていた。
そして、可憐もその隣で清四郎に張り付くように一緒に寝ていた。
可憐もあれから一睡もしてないし、ようやく気持ちも落ち着いたんだろう。
安心し切ったような寝顔だ。
しかし、清四郎、片方の肩怪我してんのに空いてる腕でわざわざ腕枕。
狭いベッドで、しかも病室で。よくやるぜ。
野梨子は何も言わず、ドアを閉めた。
そして、ドアに身体を預けると目を瞑って、両手で顔を覆った。
そりゃ、衝撃的だよな。
俺だってできればこんなデレデレした清四郎見たくねえ。
「お前に話すことがある。聞けそうか?」
「……ええ」
俺たちは病院から出て、ニューヨークの雑踏を歩く。
すれ違うデカイ男に野梨子が跳ね飛ばされそうになって、
俺は慌てて野梨子の手を取った。
俺と手を繋いだまま、野梨子は足元を見つめながら尋ねてきた。
「魅録は知ってましたの?可憐の事」
「俺も昨日、っていうか今日か。知ったばっかり」
「私も全然知らなかった。あの二人、お付き合いしてましたのね」
「……さっき、清四郎の家族が見舞いに来てさ。
清四郎、家族に可憐と婚約したって宣言してた。
病室が騒然となって、ちょっとしたホームドラマだったぜ?」
「……そう」
目的地もないが、俺たちは雑踏の中をゆっくり歩く。
野梨子を通行人が無意識にだろうが、振り返って見ていく。
こいつがすごい美人ってのは美童も言ってたけど、世界レベルだよな。
「なぜ可憐は教えてくれなかったのかしら?」
「そりゃ、俺が可憐でもお前にだけは話せねえよ」
「なぜ?」
「やっぱり野梨子と清四郎は一緒になるのが自然だって思ってたからさ。
そういう相手になかなか話せねえよ」
「それでも話して欲しかった」
「酷なこと言うなよ。可憐だって野梨子に隠してるの苦しかったと思うぜ?」
「…………」
「あいつ、清四郎撃たれた時、お前にだけは連絡しただろ?
その時、ただひたすら何度も謝ってたってお前が言ってたんじゃん」
俺がそう言うと、野梨子は俺の顔を見つめた。
大きな瞳は少し潤んでいた。
「そうですわね」
俺は野梨子の手をギュッと握って、ニッと笑った。
すると、野梨子も薄っすらと笑う。
「清四郎を諦められるか?」
「……不思議な感じですの。
頭の中でずっと靄がかかってたことが晴れたような」
「ん?」
「私、今までどんな男性からのお誘いも嫌で、全てお断りしてきて、
それは、心のどこかでいつか清四郎が迎えに来ると思ってたからだ、と」
「うん」
「でも、違ってた」
「…………」
「単に清四郎を心の言い訳に使っていただけなんですわ、きっと。
それが楽だったから。何も考えずに済むから、楽だったんですわ」
俺は思わず歩みを止めて、野梨子を見つめた。
野梨子も俺を見つめ返す。
そして、大真面目な顔をして言った。
「つまり、清四郎に腕枕されたかった訳じゃないって事ですわ。可憐のように」
不意打ちで、わははっと笑ってしまった。
「あれ、生々しくて見てらんねえよな。清四郎と可憐だぜ?」
「本当ですわ!見てる方が恥ずかしいったら!仮にも病室でしてよ?
いい歳して何やってんのかしら、二人とも」
「あいつ、可憐が可愛くて仕方ないんだろうなあ。あれ絶対、痛いぞ。
やせ我慢してるぞ、あいつ」
ふっと笑ってから、野梨子は呟いた。
「清四郎と可憐にお祝いを言わなくちゃいけませんわね」
「そういえば、俺も言ってねえや。明日、二人で言いに行こうか」
「ええ」
野梨子は俺の手を離した。もう大丈夫、と言うかのようだった。
少し物足りなくなった手を俺はポケットに突っ込んだ。
そう言えば、野梨子ってこんな奴だったっけ。
気難しいけど、真っ直ぐで潔い。
「そうと決まったら、飯行こうぜ」
「え?」
「俺、今日はずっと病院にいて、まともなもん全然食ってねえ。腹減った」
「……魅録は会うたびにお腹が空いてますのね」
野梨子はクスリと笑った。
次の日の朝、俺と野梨子は花を買う。
「可憐のイメージだとこれかしら?それともこっち?」
「俺に聞くなよ。お前が決めればいいだろ?」
「また、魅録は本当に決断力が……」
「こればっかりは俺、責められた所で何も出ねーぞ?」
「じゃあ、可憐じゃなくて、清四郎のイメージにするとどうかしら」
「サボテンでも贈っとけ」
俺たちは花を抱えて清四郎の病室に向かった。
病室の目の前で、いざドアを開けようと思ってたところだった。
「うわあっ!」
悠理がドアを蹴破る勢いで飛び出して来た。
そして俺に気づいて、手を大袈裟に動かしながら訴えかける。
「魅録っ!!清四郎と可憐が、中でキッ、キスしてるぞ!!」
俺と野梨子は半笑いになった。
二人で悠里の肩に手をかけ、ぽんと叩く。
「ま、そういうことだ」
「そういうことですの」
「どういうことだよ!」
すると、可憐がどんな顔していいのかわからない様子で、
おずおずと申し訳なさそうにドアを開けた。
「あのね、ここ、病院だからできれば静かに……」
「可憐」
野梨子はスッと可憐に駆け寄り、抱きついた。
「無事でよかったですわ」
「…………」
「それから、おめでとう」
そう朗らかに言われた可憐は、顔をくしゃっと歪めて、涙を流した。
昨日から可憐、泣きっぱなしだ。
野梨子は笑顔で、でも拗ねたような口調で可憐に言った。
「本当は可憐の口から聞きたかったですけど」
「野梨子ごめん。あたしね、謝らなきゃってずっと」
「なにを謝ることがありますの?」
野梨子は可憐の頬の涙を拭った。
その様子を清四郎はいつもの無表情な顔で腕組みしながら見ている。
俺はベッドの清四郎に花束をぽいと渡してひっそり言った。
「余裕だな」
「いや、今、かなり余裕ないです」
「俺も緊迫してる」
「野梨子への根回し、サンクス」
清四郎と俺はこっそり拳をぶつけ合った。
腹ん中では何を考えてるのかわかんないから、やっぱり怖えよ、女同士。
一歩間違ったらこれ、修羅場だったぞ?
ところが、ひとり、完全に取り残された女が叫ぶように言った。
「なんだよ、なにこれ?!誰か、あたいにわかるように説明しろっ!」
「……というわけで、可憐と清四郎は結婚することになりました。
めでたしめでたし、と。理解できた?悠里」
遅れてやってきた美童が悠里に説明する。
「びっくりした。母ちゃんも清四郎に可憐は完全にノーマーク」
「その、情報源が母親っての、何とかなんねえの?」
「仕方ないじゃん。ガンガンまくし立ててくるんだもん」
ぷんと悠里が膨れた。
美童がよしよしと気の毒そうに悠里の頭を撫でる。
皆がその様子を微笑ましく思ったのだと思う。
なんとなく、懐かしい空気が流れた。
皆の視線を感じて、美童がゆったりと病室を見渡して言う。
「6人揃うの久しぶりだね」
言われてみれば、そうだった。
俺たちは誰ともなく顔を見合わせた。くすぐったい気分。
だけど、美童はぼそりと付け足した。
「発砲事件が起きてようやく集まれるとか、雑すぎる」
「仕事が忙しいんだよ、俺は。そう言うお前こそ定まらないだろ美童」
「あたいもロケの途中。またすぐアラスカ戻らなきゃ」
「僕はこう見えても医学生なんで、忙しい」
「あたしもずっと店にかかりきりだったものね」
「あら、二人ともじっくり交際なさるお時間はあったようですけど?」
最後に野梨子が大きなため息をついて拗ねた。
「結局、暇だったのは私だけですわね。いつも一人きりで寂しかったのに」
えーと、と皆で顔をまた見合わせた。
すると能天気な悠理が俺と野梨子に向かって言った。
「あ、そうだ、お前たちの結婚話どうなったの?」
全く悠理はよお!
今一番触れてはならないところに触れやがって!
昨日からその話題を俺も野梨子も必死になって避け続けてるんだぞ!
「続いてますわよ?」
だけど野梨子はあっさりそう言った。
美童と清四郎が生暖かい目で俺を見守る。あーあ、という視線だ。
「まあ、魅録がいるなら、もう寂しくないんじゃない?」
「そうですね。魅録に任せておけばいいですね」
無責任に白々しく美童と清四郎が言った。俺は薄ら笑いだ。
とりあえず「今後は時間作って定期的に会おう」という話になって、俺たちは別れた。
美童はこっちの恋人と言う名の仕事へ、悠里はアラスカへ。
可憐と清四郎を病室に残して、俺と野梨子は二人でニューヨークを歩く。
「えー、お前、縁談辞めないのかよ?」
「ですから断る理由がありません。嫌なら魅録が断ればいいんですのよ」
「だから、俺からは断れねえって」
「変な遠慮しなければいいのに」
ツンと野梨子は言った。すんげえ強情な女。
お高くて、意地っ張りで、頑固な野梨子。
お前の本音はどこにあんの?
俺はちょっとこの状況が面白くなってきた。
「まあ、それならそれでいっか。続けてみっか」
「ええっ?!」
「自分で辞めないって言っといて、そこまで驚くかね」
「だって、結婚することになっちゃいますのよ?」
「よくわかってるよ?」
野梨子はかあっと赤くなった。可愛いじゃん。
「お前から断る?」
「いいえ!断りません」
こうして、俺と野梨子の交際はスタートした。
(つづく)
180 :
名無し草:2014/03/17(月) 22:23:33.65
乙です!
女の子がみんなピュアで可愛い〜w
可憐と野梨子の友情と、野梨子が日本で悠理に愚痴るほど
頼ってるのがなんか萌える
あとは魅野と両家のお祭り騒ぎが楽しみです
181 :
名無し草:2014/03/17(月) 22:32:22.01
そうなんだ…
182 :
名無し草:2014/03/17(月) 22:34:34.55
わかる!
女子達が仲がいいのって安心する。
183 :
名無し草:2014/03/17(月) 23:05:47.51
清可が他視点から見ると完全にバカップルと化しつつあるような…
モゾモゾしたりキョドるメンバーの気持ちが分かる…デレ清四郎が怖すぎだw
魅野の花屋の呑気な会話が夫婦のようで可愛いかった〜
清四郎にサボテンの鉢植え投げつけちゃえば良かったのに!w
184 :
名無し草:2014/03/18(火) 07:47:14.63
でもこうして読むと倶楽部内じゃ
やっぱ可憐が一番良い女な気がしてきた
ちょっとかまってちゃんだけど世の女に比べれば遥かにたくましいし
家庭的で素直で分かりやすくて可愛いげたっぷり
清四郎がよいとこ取りしやがってと言われても仕方無いな
野梨子は清四郎の監視つきだし意固地で怒らせたら一番恐怖だし
悠理との恋はもはや罰ゲームだw
恋に目覚めさせるのに地獄、あの両親に囲まれて地獄、
剣菱の重圧が地獄
なにより一人でも楽しく自由にすっ飛んでく
悠理を繋ぎ止めておくだけで摩りきれそう…
185 :
名無し草:2014/03/18(火) 09:19:28.18
以前は悠理を扱えるのは清四郎しかいないと思ってたけど
長編作家さんのを読んで行くうちに清四郎でも扱えないなって思うようになった
清可も泥沼になると思い込んでいたけど
長編作家さんのお話は目から鱗が多くて考えが変わったよ
186 :
名無し草:2014/03/18(火) 09:51:57.59
いやぁ、どのキャラもパラメーター調整すれば悠理の取り扱いだって可能でしょ―
比較的清四郎がパラメーターが攻略可能レベルまで近いから候補に上がりやすいっていう(ただ愛のパラメーターだけが…)
その辺りは作家さんや妄想人の匙加減1つだよ
ただ今回の長編の清四郎だと悠理は厳しそうかな虚勢を自覚してて打たれ弱いからw
187 :
名無し草:2014/03/18(火) 11:17:23.04
確かにどのキャラもパラメーター調整次第かもね
清可は本気になると可憐が辛くなる組み合わせだと思うけど
今回みたいな性格の清四郎ならうまくいきそうと思ったw
可憐も自分が必要とされてると感じられそう
調整次第でどんな組み合わせも楽しめるのが妄想の面白いところだね
妄想をこうして作品にしてくれる作家さんや絵師さんには感謝
188 :
名無し草:2014/03/18(火) 12:05:39.76
バカップルな清可w
でもすごくバランス取れてる感じがする。
189 :
名無し草:2014/03/18(火) 13:13:49.00
御大の「こいつらで今んとこ仲間内で恋愛は無理!
最終回位なら描くかもね!」ってのは
要は全員まだ恋愛攻略パラメーターが足りてないから無理ってことなのかもねw
清悠をパラメーター不足のまま突き進めた婚約の落ちがアレな訳だし
あれは悠理の調教レベルがまだ低かったのと
清四郎の悠理への優しさパラメーターが低過ぎたんだなきっと
魅録が悠理攻略するには包容力もうちょい高めて
情熱MAX値、気づかいと常識値下げればイケるかな?
美童は体力と根性値限界まで要底上げか
190 :
名無し草:2014/03/18(火) 17:42:03.00
清野よみたいなー
191 :
名無し草:2014/03/18(火) 19:40:48.72
今の長編作家さんはその辺のキャラ調整バランスが
すごく上手い人だなって思うんですよ。
ちゃんと原作イメージの延長線にある造形だな―と。
清四郎がある程度年齢行って傲慢さを
振り返ったりするとこんなとこに落ち着きそうなんですよね。
スパの時の化粧で遊ぶ可憐ともう好きにしてください…な清四郎に
ドギマギした自分には今回の清可は超御馳走でw
有閑じゃないけどたまに自分の好きなシチュにしたい余りに
キャラ調整し過ぎてもう誰ですかこれ、な作品見ちゃったりすると
どんなに好きなカプでもげんなりしますから…。
192 :
名無し草:2014/03/18(火) 21:10:20.72
おっかねー
193 :
名無し草:2014/03/18(火) 23:05:13.82
女子がそれぞれ魅力的に描かれていて好きだ。
男子はクズだったりめんどくさがりだったり陰があったりするけどそれもまたよしw
194 :
名無し草:2014/03/18(火) 23:52:52.70
>>191 スパの回にそんなシーンあったね〜。
時々話題になるけど、原作のあちこちに色んなカップルの萌えどころが隠れてるよね。
195 :
名無し草:2014/03/19(水) 00:43:00.03
萌えどころ語ったらきりないやw
ただ清四郎の場合組合せる女の子によって
見せる顔がかなり違うから
どうしても好みの顔する組合せごとに
ファンが対立しちゃうんだろな〜
可憐相手だと気圧され気味な年相応な少年の顔
悠理相手だとドSリーダーで構いたがりな飼い主の顔って感じで
魅録美童は女の子によってそこまで顔変えてない気がする
196 :
名無し草:2014/03/19(水) 02:01:56.57
そもそも清四郎にとって女性は研究の興味の対象でしかないと、野梨子に言われるくらいだからなぁ
野梨子の見方も偏見入ってるとは思うが、あながち間違ってないよね
言動や趣味もジジ臭いし
恋愛絡めると想像の部分が多くなるから、どうしても相手によってキャラも変わってくるんだろうね
だから私は一番そのままな清野が好きだけど、この二人は恋人って言うより夫婦の方がしっくりくるんだよなぁ
可憐だと結構歳行ってからの大人の恋愛
悠理だと高校時代の青春
みたいなイメージがあるな
197 :
名無し草:2014/03/19(水) 05:37:55.15
決定的なものは描かれずそのくせ妄想素材は
一杯原作内に落ちてるんだよね清四郎
こんな言動してるからこことあそこをいじったら恋愛できるな、
みたいに謎解きというかパズルみたいな
シミュレーションが出来て面白いのが清四郎だなぁ
で、自家発電が楽しい分、他人の妄想に対しては
いやいや、違うよここはこうだから!みたいな議論をしたくなるっていうw
魅録は原作で恋愛模様入描かれてるし
スタンダードでお約束なくすぐったい妄想がしやすくてニヤニヤ出来る
美童は倶楽部内の恋だとどう動くか予測つかなくて
私の頭だと白紙の余地がたっぷり過ぎて妄想がいまいち出来ない分、
作家さんのアレンジ見るのが一番ワクワク出来るかな
198 :
名無し草:2014/03/19(水) 07:08:30.01
足りない所をみんなそれぞれ好き勝手に脳内補整してるから
そこからずれると
「あたしの『清四郎』はそんな事言わない!」
になりやすいんだよねw
今回みたいに力のある作家さんだと文章で説得されちゃうんだけど
199 :
名無し草:2014/03/19(水) 08:10:33.35
何げに今回の作家さんはアレンジが結構入ってると思うな
清四郎だけじゃなく魅録も
ただ話の作り方が上手くて面白いから納得させられるし楽しめる
二次創作は原作に忠実=面白い作品じゃないからねえ
有閑なんてアレンジしないと部内恋愛させにくいし
過去の作家さんにはキャラを思いっきりぶっ壊してそこを楽しませる人もいたよねw
>>170-
>>179 続き
砂浜を野梨子と俺は歩く。
荒い波が突然俺たちの方に押し寄せてきて、驚いて俺は笑った。
同時にスカートが風になびいて、野梨子はさりげなく前を抑える。
そして俺の顔を見ると、ふふっと笑う。
本当に何気ない動作なんだけど、なんというか妙に女らしくて困る。
俺は、ちょいと大人になった野梨子さんに気圧され気味。
俺は野梨子に尋ねた。
「清四郎、復学したって、聞いた?」
「ええ、一安心ですわね。卒業しないと結婚できませんし」
「可憐の店は移転らしいな」
「全部はじめから仕切り直しするって言ってましたわ」
「うん、気の毒だよなあ、可憐。せっかく頑張ってきたのにな」
「全然へこたれてないから大丈夫ですわよ。だって、可憐でしてよ?」
話しながら、時折野梨子の体がぐらりと揺れた。
足元を見ると、浅い靴の中に砂が入ってしまっている様子だ。
ああ、砂に靴が取られてるのか。
「悪かったな、海なんか連れてきて」
「なぜ?いいんですのよ、……きゃっ!」
俺は野梨子をひょいっと持ち上げた。
「魅録?!」
「意外に重いじゃん」
嘘。すごく軽い。
俺はそのままぐるりと野梨子を回して、抱きしめたまま砂浜を走り出した。
野梨子の腕は俺の首に巻き付こうかどうか迷っている様子だ。くすぐったい。
俺は砂浜の隣の木陰を見つけて、その下に野梨子をストンと落とす。
俺も体を投げ出した。
「うわっ、キツかった!久々に走った」
「何をしますの突然!」
「いいじゃん、デートなんだし、イチャイチャしようぜ」
野梨子はハンカチを開いて、俺の隣に座る。
草むらに横たわる俺の視界には、海に、空に、木漏れ日に、野梨子。
キレイなもんばっかりだ。
野梨子がひょいと俺の顔を覗きこんできた。
「魅録、最近あまり寝てないでしょ?」
「え?なんで?」
「目が充血して、くっきりクマができてますわ」
「ああ、正直言うとあんまり寝てねえ。今、海外とのやり取り多くて。
実働、真夜中になっちゃう」
「食事は?」
「そりゃ適当に」
やっぱりね、とため息をついて、
野梨子は大きめのバッグから可愛い巾着袋を取り出した。
そして、俺の腹の上にちょこんと載せる。
「朝ごはん食べてないんでしょう?おにぎり作ってきましたわ」
「おーう♪サンキュ」
俺は飛び起きて、野梨子お手製のおにぎりをありがたくいただく。
そんなもんまで入ってたのか、水筒を出して、お茶まで入れてくれた。
久々の手作りの炊いた飯。美味い。
「野梨子さんは気が利くなあ」
「だって、魅録がお腹を空かせてない時なんてないんですもの」
「そうだっけ?」
「そんなにお仕事が忙しいなら、無理して会わなくてもいいんですのよ?」
「そんな事言ったら、俺、暇な時なんかないもん。遊べる時には遊ぶの」
そう言うと、野梨子は飽きれたように言った。
「大体、御曹司ってそんなにハードにお仕事なさるものなんですの?
魅録の事だからやらなくていい仕事も無茶してやってますでしょ?」
「んなこと言ったってさあ、俺はまだ下っ端だし。
今は色々仕事を経験しておきたいしさあ」
ちょっと嘘。
単純に仕事楽しくて色々と首を突っ込んでいるだけ。
「この調子だと過労で早死にしてその貴重な経験が無駄になりますわよ?」
「簡単に殺すなよ」
「一人暮らしを謳歌して、不規則、不摂生、好き勝手な生活。
食事は気が向いた時に気が向いたものを食べ、自炊などはしない。
休日には時間も気にせず夜更かしして、放っておくと昼過ぎまで寝てしまう」
「…………」
「それにこんな風に、地面にじかに体を投げ出しても全然平気。
洋服が汚れようが、シワになろうが無頓着。
そもそも、ちゃんと洗濯できているのかしら?」
「…………」
「同じ男の人でも、清四郎は睡眠食事はしっかりとるし、
衛生面や身だしなみにも気を使ってもいたし、
そうね、さらに美童だったらもっとキッチリおしゃれしているでしょうね。
大体、魅録は自己管理が全くできてない。
そんな人が将来和貴泉を背負って大丈夫なのかしら」
野梨子は心配して言ってくれてる。
そうだ、心配してくれてるんだ。
わかってるぞ?
わかってるんだが、だけど……
「ったく、しつけえよ、お前!」
つい、俺のスイッチが入ってしまう。
「お前さあ、清四郎と話す時もこんななの?」
「そんなことありませんわよ?少なくとも清四郎はもっと素直ですわ」
「違うね、ハイハイ言ってるだけで話聞いてねえんだ、あいつ」
「あらそうかしら?魅録が意固地なんですのよ。
そもそも、清四郎はこんな喧嘩腰に話しませんもの」
喧嘩腰になるのは誰のせいだよ!
「お前、そんなにケンケンしてるから、可憐に清四郎寝取られんだよ!」
「なんですって?!」
「言っとくけど、説教女が好きな男なんてレアケースだからな!
裕也がどうだったか知らねーけど。
清四郎だって説教女より優しい可憐さんの方が好きだぜ?」
「まああ!酷い!大体、可憐に取られたわけじゃありませんわよ!」
「お前、ちょっとは清四郎と結婚する気あったんだろ?
そういうの寝取られたって言うんだよ」
ぐぬぬという風情で野梨子が黙った。
よし!今日は勝った。
俺は心の中でそっとガッツポーズだ。これ何戦何勝目だ?まあほとんど負けてるけど。
これは一応デートの最中なんだが、甘い空気は全然ねえ!こんなのが毎回だ!
どうして俺は野梨子相手だとこうヒートアップしがちなんだろう。
言わなくていい事、わざわざ口に出したくなるんだよな野梨子にはどうしても。
俺のこの余裕ない感じは、野梨子のせいか俺のせいか。
俺は巾着袋を野梨子につき返して、言い合いのテンションのまま言った。
「ごちそうさま!おにぎり美味かったです!」
「どういたしまして!お茶のお代わりはいかが?」
「いただきます!」
お茶をありがたくいただいて、俺はまた草むらに横になる。
俺も野梨子もヒートアップした後、特に引きずらないのが良いところだと思う。
風が気持ちいい。
野梨子の美味い飯で腹はいっぱいになるし、日差しは程よいし、昨日は寝てねえし。
ウトウトしはじめた俺の頭を野梨子が持ち上げた。
「うわっ」
「はい、膝枕どうぞ」
「いいよそんなの!俺、頭重いぞ?」
「あら?デートですもの。せっかくですからイチャイチャしましょう?」
野梨子は俺の頭を両手で抱えこんで、瞳を覗きこんでくる。
そして命令形で言った。
「少し、寝なさい」
下から、胸の膨らみの先に野梨子の厳めしい顔が見えて、俺は諦めた。
こんなありがたいもん見たら抵抗できねえよ。
そして、柔らかい膝の上で目を瞑った瞬間、すぐに眠りに落ちた。
高校生の清四郎が、俺たちに背中を向けて、
どこかに歩いて行ってしまおうとしていた。
なのにおかっぱのまだ幼い野梨子は俺の隣でなぜかポツンと座っているので、
俺は野梨子を清四郎のもとに届けようと必死に走り出した。
清四郎、頼むよ、振り返ってくれよ。
野梨子ひとりぼっちじゃんよ。
ダメだよ、野梨子はお前が守ってやらなきゃ。
悠理が俺の襟首をつかんで俺が清四郎を追いかける邪魔をしてきた。
なんで?
なんでよりによって悠理が俺の邪魔すんの?
俺、本当は結婚なんてしたくねえんだぜ?
野梨子を清四郎に戻せば、俺たちずっと一緒に遊んでいられんじゃん。
一生、悠理といられれば俺はそれで満足なんだぜ?
あら、そんなのズルいわ魅録。
大人の可憐がしなだれかかってきて、俺の頬を触る。
一人だけ高校時代と何も変わらないでいようなんて、ズルい。
俺は可憐にも腕を取られてしまう。
違うよ、魅録は嘘つきなんだよ。
と、美童が後ろから言う。
なぜか清四郎も後ろに回っていた。
そうだ、本当は気づいてるのに気付かないフリをしてるんだ。
振り返ったら、美童でも清四郎でもなくて、大人になってしまった野梨子がいた。
美しい野梨子は両手を広げ俺を包み込む。
野梨子に包まれた俺は、耐えきれずにその唇に吸い付いた。
驚いて目を開けると、野梨子の手が俺の唇に触れていた。
「ごめんなさい。葉っぱが口にくっついたから。起きちゃいましたわね」
「……キスされたかと思った」
「そんな事しませんわ」
野梨子はくすりと笑った。
俺はゆっくり体を起こす。まだ夢の中にいる感じだ。
「……夢、見てた。お前が出てきた」
「そう?」
「俺、どれぐらい寝た?」
「30分ぐらいかしら」
「そんなに?悪かったな野梨子、足痺れたろ?すまないな」
俺が慌てて野梨子と距離を取ると、野梨子は複雑な顔をした。
「なぜ謝りますの?」
「だって重かったろ?」
「私がしたくてしたことですわよ?お気遣いなく」
「それにしたって申し訳ないからさ」
「本当に魅録は甘え下手」
俺は野梨子の肩に後ろから手をかけて耳元で囁いてみた。
「充分甘えさせて貰ってるぜ?」
「そういうのは甘えっていいません!」
ピシャリと手を叩かれた。
ったく可愛くねえ。
俺はそんな野梨子を再び抱え上げた。
「だから!なぜこんなことしますの?」
「お前が休め休め言ってうるせえからだよ。俺の唸るほどの体力、見せてやる」
「もう、それなら充分わかりましたわよ」
「とにかく、昼飯食いに行こうぜ」
「あら?おにぎりじゃ足りませんでしたの?」
「って、もう昼近いぜ?お前が腹減ったろ?さっきより軽くなってるぞ?」
「まあ!本当?」
どうやら腹減ってるらしい。
わははと笑ってしまう。
野梨子はなぜ笑われてるのかわかってない。キョトンとした顔。
こういうトボケたとこ可愛いよなあ、こいつ。
「あと、次、海来る時はサンダルな?俺もお前を何度も砂浜運ぶのキツイから」
野梨子は一瞬ポカンとなって、くすっと笑った。
そして今度は腕を俺の首にきゅっと巻きつかせてきた。
(つづく)
209 :
名無し草:2014/03/19(水) 12:45:17.03
セクシー魅録になって来たw
210 :
名無し草:2014/03/19(水) 13:51:35.69
絵に書いたようなアハハウフフきてたw
魅録、寝取られなんて言葉ヤバ過ぎる‥‥けど野梨子はよく意味をわかって
なかったのかもね
ポツン野梨子が捨てられた犬みたいで萌えた。毛並みがいいから自分が
拾わなくても大丈夫、だけど気になる感じだったのかな魅録。
あと、何気に裕也も魅録の深層心理にいたのね
211 :
名無し草:2014/03/19(水) 16:15:14.23
寝取られたなんて言葉を言う魅録はセクハラ魅録だよw
212 :
名無し草:2014/03/19(水) 19:14:42.03
バカップル二組目が来てた〜!
清四郎とは違うとか可憐の方が優しいとか
魅野の鬼門会話パターンなのに、
ここの魅野抜き身のままどつき漫才してて恐いよ!
えらく頑丈な魅野が新鮮で笑ったw
なんか長年連れ添った夫婦の風情醸し出して来てるようで
早くこのまま幸せになってほしい二人です。
213 :
名無し草:2014/03/19(水) 19:30:13.46
魅野、なんだかこそばゆ過ぎてこの2人はダメだ
受けつけん
214 :
名無し草:2014/03/19(水) 20:04:52.42
読解力がないので、魅録が何から目を逸らしているのか全く分からない
誰か解説を!
215 :
名無し草:2014/03/19(水) 20:09:01.65
>>210 これってあれだわね
雨の中濡れながら踞って震えてる
迷子の仔犬に傘を差しかける不良の構図だわw
「ばっか、ついてくんなよ!
俺は、飼えねーんだ、なつくんじゃねーよ!」
って追い払ってるのに結局家に連れて帰っちゃうやつw
まぁ、世話好き魅録は何だかんだいって重いもの背負い込むのが好きなのよねぇ
悠理と一緒にピーターパンするにはこの魅野はちょっと身が重そう
野梨子背負って地面歩く魅録も素敵よ魅録
216 :
名無し草:2014/03/19(水) 20:14:53.01
>>214 明確な答え合わせは作家さんを待った方が良いと思うよ〜
私も読解力ないから自信ないものw
責任感強いから逆に責任伴うもの何も背負わないでいたい
ずっと自由な子供のままで居たい魅録なのかな〜とは思ったけど
217 :
名無し草:2014/03/19(水) 20:37:56.46
>>216 解説ありがとう。
そういった解釈が無難な感じだね。
しかし魅録の深層心理をわざとボカしているところに作家さんの意図があるのかもね。
218 :
名無し草:2014/03/19(水) 21:46:46.30
寝取られたはさすがにデリカシーなさすぎだよ魅録…野梨子が分かってない様子で良かったよ
219 :
名無し草:2014/03/19(水) 21:58:27.81
野梨子は清四郎の所有物だという固定概念があって、昔から抱き続けていた野梨子への思慕の情を無意識に封印してきたってことかなあ?
女は面倒と思うことで、自らの気持ちから目を逸らしてきたと
う〜んわからん
悠理が自分の結婚話に抵抗を示さないことにももやってるみたいだよね。
悠理が嫌がればそれを大義名分に使って断れるのに的な、肝心な事から逃げるという今回の魅録像通りか?
220 :
名無し草:2014/03/19(水) 21:58:39.39
疑心暗鬼にでもでもだって
魅録‥‥砂の城のナタリーみたいに面倒くさいわw
221 :
名無し草:2014/03/19(水) 22:15:38.59
清四郎を言い訳にしてた野梨子
悠理を(無意識に)言い訳にしてる魅録
………一緒!
222 :
名無し草:2014/03/19(水) 22:20:23.56
面倒くさいより優柔不断な魅録だな
223 :
名無し草:2014/03/19(水) 22:29:04.34
>>216 責任感強くてずっと自由な子供のままで居たいのなら
出来ない結婚話しはきっぱり断るのが魅録かな〜と思うけど
作家さんの何かしら意図があってのことかもね
224 :
名無し草:2014/03/19(水) 22:57:37.01
あくまでも私の中の魅録像での話だけど
自分から断ったら野梨子の立場が更に危うくなる→でも結婚したくねえ→だったらどうやってこの見合いを誰も傷付かないようにおじゃんにできるか→じゃあみんなで考えよう
ってなるのよね
あくまでも私の中の魅録の場合ね
とにかく作家さんの書く続きが待ち遠しいよ〜
225 :
名無し草:2014/03/19(水) 23:22:55.48
子供時代が素晴らしかったのに
清四郎や可憐美童チームは
あっさりそれを過去にして旅立っちゃって
そこにこだわってる自分だけが置いてけぼりにされたみたいで
悔しくって実はずっとすねてたって感じ?
結婚なんか大人の世界過ぎて
見たくない考えたくないのに押し付けられて勘弁してよ、
でも野梨子は一人でも頑張って
大人の世界に行って、まだ来ないの?ってこっち見てる、さてどうしよう
みたいな
悠理は悠理であれはあれで成長してそうだし
意外と悠理にもう一押しされるのかなとかも思ったり
226 :
名無し草:2014/03/19(水) 23:26:44.55
クソ野郎なのは清四郎じゃなくて魅録の方だな
ってかどんどん魅録じゃなくなって行くw
227 :
名無し草:2014/03/19(水) 23:45:02.11
いやむしろ初期の魅録っぽいかも
悠理にナンパさせるような適当な男だったしw
228 :
名無し草:2014/03/19(水) 23:46:57.39
ま、どんな魅録でも野梨子相手は清四郎の壁が大きいよね
あんなの男の基準にしてる女と向き合ったら
常に清四郎と張り合ってるようなもんでしんどすぎ
だからしょっちゅう負けて当て馬化するんだし
この長編の魅録はその壁については越えつつあるようなんで
かえって逞しいんじゃないかねぇ
葛藤色々書かれてるとキャラがリアルで生々しくて面白いよ
229 :
名無し草:2014/03/19(水) 23:52:01.40
作家様がやる気失くすような発言は控えようよ
230 :
名無し草:2014/03/20(木) 00:02:10.46
>>226 「私の考えるところの正しい魅録」も恥ずかしがらず書いちゃえYO!
231 :
名無し草:2014/03/20(木) 00:25:40.57
>>227 一番近いのはクイズの時の魅録かと
野梨子を馬鹿にするなよと憤りつつも
野梨子は結局清四郎を一番頼りにしてるんだよな、って
内心では清四郎と野梨子の仲をどうにかしてやろうと考えてそうなとことか
それでいて野梨子の救出には全力で向かったりして
お前結局どうしたいんだっていう魅録
232 :
名無し草:2014/03/20(木) 12:08:19.23
233 :
名無し草:2014/03/20(木) 13:32:40.03
男前な野梨子が好きだ
234 :
名無し草:2014/03/20(木) 21:39:15.22
自分の思う○○は〜は良いけど、正しい○○は〜という主張は厄介
基本、自分に合わない設定ならスルーするのみだな
因みに自分にとっての魅録は単行本3巻くらいまでのイメージ
チェリー設定?何ソレって感じ
235 :
名無し草:2014/03/20(木) 21:48:41.93
うpがないか何度も見に来てしまう
早く読みたいですね
最後の最後で大どんでん返しがありそうな気もする
それとも二人が心通わせてゆく様子をじっくりと描くのだろうか?
236 :
名無し草:2014/03/20(木) 21:51:42.02
作者の好みが年齢と共に変わって、キャラ設定まで変わってくるのは良くあるからね
私も魅緑チェリー設定はちょい夢見すぎだと思う>御大
まだ清四郎の方が分かるかな
試してはみたいが、後腐れのない相手じゃないとめんどくさいって感じで
237 :
名無し草:2014/03/20(木) 22:05:59.41
>>234 230が決めつけてるだけで226は正しい○○なんて主張してないよ
238 :
名無し草:2014/03/20(木) 23:50:11.31
どんでん返しがほしいいい
続き希望してます
239 :
名無し草:2014/03/21(金) 02:07:03.51
>>237 自分の思う魅録と違うなら黙ってスルーすればいいのに
そうしないで一言アピールしないと気が済まないのは
>>226もちょっと底意地悪いなって思った
二次創作にそれを言っちゃったらおしまいでしょ、キリがない
240 :
名無し草:2014/03/21(金) 02:11:59.75
241 :
名無し草:2014/03/21(金) 08:59:11.77
まあ、あれだ。もし違うと思ったら
自分の思うものを作品にすればいいよ
書きたくなったら書けばいいんだよ
クオリティ()とか言ってる上からなのは気にせず、
小ネタや会話文でも投下してほしいわ
二次パロは萌えたもん勝ち
>>200-
>>208 続き
海外へ出張二週間。
久々に日本に帰った俺は、これまた久々に剣菱家に訪れていた。
「よお、元気にしてたか?悠理」
「魅録!久しぶりじゃん、何してた?」
悠理がでかいアイスクリームの箱を咥えながら笑顔で振り向いた。
どうやらモニターで自分の番組の録画チェックをしていたようだ。
自分の出た番組全てを見るぐらいの仕事熱心さはあるらしい。
「海外出張行ってた。お前、今日は日本にいたのな。
土産だけ置いて帰るつもりだったんだけど」
「何買ってきてくれたの?」
「お前この菓子好きだろ?買ってきてやったぜ」
「いえーい!これ日本じゃなかなか食えないんだよな。早速食おうぜ!」
「いや、俺はいいや。食ってる時間ねえ。この後用事あって」
「なに?休みじゃないの?」
「野梨子とお出かけするから」
「あ、まだ野梨子と続いてんだ」
「おい、そもそも、お前が初めにけしかけたんだろ?」
俺は悠理の頭を小突いた。
すると悠理は「あ、それなら……」と、ゴソゴソと何かを探し出した。
悠理が放り投げるように俺によこしたのは髪飾りだった。
「これ、野梨子にあげといて。この前、スペインロケでフラメンコやらされた時に
貰ったんだけどさあ、ペイなんとかって言うかんざし。ちょっといいもんなんだって」
悠理が全く興味なさそうな声で言った。
「あたいよりも野梨子の方が使い勝手があるんじゃないかな?」
「へーえ、確かに和装でも合いそうな感じだな」
「そうそう、そんな感じ。だから野梨子に渡しておいて」
「了解。んじゃあ、またな」
俺はすぐに悠理に別れを告げて、その足で白鹿家に向った。
白鹿家の門の前に車をつけると、すぐに俺の車に気がついて、
野梨子とお母さんが家の中から出てきた。
俺の顔を見て野梨子はすぐ笑顔になった。こういうの、こそばゆい感じ。
「今回は焼けてませんのね」
「ヨーロッパだったからな」
野梨子が近寄ってくると、久々なせいかちょっと緊張する。
俺は野梨子を助手席に乗せてから門の前まで行ってお母さんに悠理と同じ土産を渡した。
「まあ、ご丁寧にありがとうございます」
「夜には戻りますので」
「あら、明日でもよろしいんですのよ?」
お母さんはホホと笑った。
俺は薄っすらと苦笑いだ。うちの母親も大概だが、このお母さんもアレだな。
俺は車を出して、ハンドル片手に野梨子に悠理の髪飾りを渡す。
「まあ!どうしましたの?これ」
「悠理からお前にって。スペインロケで貰ったらしい」
「悠理から?これ、ペイネタですわね。素敵」
へえ、こんなもんの名前知ってんだ。
悠理はぞんざいに扱っていたそれを、野梨子は見惚れながら丁寧に扱った。
それから、フイと野梨子は顔を挙げて尋ねてきた。
「あら、ってことは悠理に会いましたの?」
「うん、ここに来る前に寄って土産渡してきた。お前の家にも渡した菓子。
悠理、好物なんだ、あれ」
「ああ、うちにも。ありがとうございます」
野梨子はニッコリ笑う。
あれ?
一瞬、そのニッコリの裏に、何か黒いものを感じた。もしかして野梨子、怒ってねえ?
あ!
こういう時は俺、野梨子への土産を買ってくるべきだったんじゃないか?
それこそ今の髪飾りとかお土産に良かったんじゃねえのか?!
悠理から、とかバカ正直に言うんじゃなかった!
撤回して、これを俺からの土産に……いやいや、そりゃダメか。
心に冷や汗をかきながら、俺は言った。
「それで、今日はどうする?」
「決めてませんの?」
「海に山に美術館に歌舞伎、行くところ結構行ってるんだよな」
俺たちは何の進展もないまま、やたらにデートの回数だけが増えている。
デートって、ネタが尽きるほど遊ぶって事じゃないと思うけど。
我ながらそれはわかってるんだが。
あ、そうだ!と俺はいいこと思いつく。
ちなみに、最近の俺のいい事思いついた!は、大抵、野梨子にとっては悪い事。
「お前さあ、運転免許持ってるよな?」
「ええ、ペーパードライバーですけど」
「俺、出張帰りで疲れてるしぃ。運転、代ってくんない?この車オートマだし」
「!!!」
野梨子は震えおののいた。
「きゃーーーっ!魅録!80キロ出てしまいますわよっ!」
「当り前だ。高速道路で速度出さないと逆に危ない!アクセル踏めって!」
「そんな!万が一100キロ越えたらどうしたら!」
「いいから踏め!お前が挙動不審だから後ろの車がビビってる!俺も怖えっ!」
ぎゃあぎゃあと大騒ぎしながら高速を走らせる。
「大体がオートマなんてゴーカートみたいなもんなのに。何がそんなに難しいんだか」
「自分が何でも動かせるからって、簡単に言わないでくださいませっ。
カーブなんて命がけですのよ?私!」
「カーブも何も、こんな高速のカーブなんて直線みたいなもんだろうに」
「うるさいですわっ!気が散ります!」
黙れというので、俺は無言で野梨子の脇腹をくすぐった。
野梨子が鬼のような形相になった。
あー、必死になってる野梨子見てんの、面白え。
ここんとこ、野梨子にこんなちょっとした意地悪をするのが俺のプチブーム。
「お前、全然運転してねえの?」
「免許取るだけでも命がけでしたもの。清四郎に特訓されてようやく取れましたのよ?」
「はあ?清四郎?お前、俺に相談しろよそういう時は」
「こんなんじゃ、特訓になりませんでしょ!」
しかし、毎回、清四郎の名前が必ず出てくるよな。まあ、いいんだけどさ。
「次の出口を出たところにでかい公園があるから、そこ到着地にしようぜ」
野梨子は精一杯の表情で高速を抜け、出口すぐの公園に車を運んだ。
他の車が全くいないスペースの端っこを野梨子は選び、何度も何度も何度も切り替えす。
やっとの思いで駐車スペースに納めると、野梨子はようやく大きなため息をついて、
俺を恨めしそうに見た。
「魅録は私を殺す気ですの?」
「そりゃお前、こっちのセリフだよ」
二人で車を出て、体を伸ばす。
野梨子は全身冷や汗びっしょりという風情だった。
「でも楽しかったろ?」
「まあ、そうですわね」
「少しずつ練習して行こうぜ、お前そんなに下手くそでもねーよ。怖がってるだけで」
「でも、もう今日はこれ以上運転はしませんからねっ!」
俺と野梨子は、公園の中をゆっくり並んで歩く。
本当の事を言うと、野梨子と一緒に歩くだけでも俺にはまだ少し緊張感がある。
野梨子はどんな様子かな?
と、野梨子の顔をチラと眺めると、野梨子は意外にリラックスしていた。
木漏れ日が野梨子の白い肌に反射して、髪は艶やかに輝く。
野梨子は晴れやかな気分で公園の空気を楽しんでいるようだった。
俺の方が少し戸惑う。
俺なんかと歩いてるだけで楽しそうな野梨子を見ると、申し訳ない気分だ。
すると、野梨子が俺の視線に気づいて、にっこりした。
うわあ。いい笑顔。
そう、雰囲気はいいんだよな、雰囲気は。
ただ、やっぱり長年友人だったという壁が厚すぎる。
野梨子と距離を縮めて、進展させるって気に正直いうとなれないんだよな。
付き合い初めた頃は、それでも徐々に進展して行くんだろうなって思ってた。
むしろ頑張るつもりもあったはずなんだけど、それから全然進展しない。
というか、する気がおきない。
やっぱりこの清くて上品で完璧なお嬢様をどうにかしようって気には中々なれねえ。
申し訳なさが先に立つ。
清四郎とかさあ、何をどうしてああなったんだろ?相手、可憐だぜ?可憐。
可憐は確かにいい奴だけどさあ、手を出したら最後、みたいなもんじゃん。
あ、いいのか。手を出したから無事、最後になったんだもんな?
あれ?俺の問題が何なのかよくわからなくなってきたぞ?
「魅録?なぜ頭抱えてますの?」
「いや……」
俺は慌てて取り繕って言った。
「お前、この二週間何やってた?」
「いつも通り、母とお仕事したり、和貴泉のワークショップですわね。
あ!そういえば、美童と久々に会いましたわよ」
「美童?」
「ええ、美童、こちらで働く事になったでしょ?
まだデートの相手もいないから、一緒に食事でもしよーって誘われて」
「ふーん」
この組み合わせは珍しい。
美童といえば、なんだかんだで日本にいる時は俺にべったりだったはず。
なんか裏があったりしねえよなあ?
「きっと清四郎の病院で会った時、私が寂しいなんて言ったからですわ。
魅録が出張行ってしまったし、優しくしてくれたんでしょう」
「それでなにしたの?」
「ただ、食事してお話しただけですわ」
「どうせ俺の愚痴だろ?」
「まあ、そうなりますわよね?」
たっぷり愚痴っておきましたわよ?
と、くすくすと野梨子は笑った。
「あとは可憐たちの話。可憐の新しいお店の目処もついてきたし、
そろそろ婚姻届を出しに少しの間こちらに帰って来るかもって」
「え?結婚は卒業の後だろ?」
「先に籍だけ入れるそうですわ。もう一緒に暮らしてますもの。
可憐はともかく、清四郎が嫌なんですって。そういうのキチンとしないと。
可憐じゃなくて清四郎発信っていうのが面白いですわよね」
「いや、あいつ可憐に上手く操縦されてるだけなんじゃね?しかし、そっかー……」
話がどんどん具体化していくと、不思議な感じだ。
あの清四郎が一番初めに結婚するとは想像もしてなかった。
しかも、清四郎の隣にいるはずだった女は今、俺の隣にいる。
「お前、本当に大丈夫なのな?」
「なにがですの?」
「清四郎の件」
「今更何を言ってますの?とっくに解決済みでしょう?」
「その割りには清四郎の話が多すぎるんだよ、お前。
話の端々になにかっちゃー清四郎が出てくるし」
「それは幼馴染ですもの、自分の事を話すとどうしても出てきてしまうだけ」
「未練あるんじゃないの?」
未練という言葉にカチンときた様子で、野梨子は言った。
「魅録こそ」と。
「悠理の話が多すぎですわ!」
「仕方ねえじゃん、過ごしてきた時間がお前よりずっと長いんだよ」
「大体、悠理へのお土産には気が回るくせに、ついでだから私にも同じものって」
「やっぱりそこ、気になってたか」
「当たり前ですわよ、婚約者なんですわよ?私!」
一瞬、二人とも息を飲んだ。
「えーっと、婚約者、なのか?」
「えっと、私とあなたは結婚前提のお見合いをして、お付き合いを続けてるって事は」
「そっか、婚約者って思ってたかあ……」
俺が呟くと野梨子は赤くなって俺に食ってかかってきた。
「じゃあ、聞きますけど」
「なんだよ」
「あなたは私の事を何だと思ってるんですの?」
「えーと、婚約者?」
「まああ!絶対、そんな風には思ってませんわねっ!
お土産も買って来ない、出張の行き先も知らせない。メールも電話もよこさない。
二週間も!ですわよ?」
「……えーと」
そう言われるとマジで悪い事したと思う。
野梨子が二週間程度でそんなに気にするとは思わず。
今まで二週間連絡取らないぐらいで文句を言ってくる奴などいなかったし。
でも、メールぐらいはするべきだったよな?
「私の事を全く忘れてましたでしょう?」
「そりゃ、正直言えば、仕事してる時にいちいちお前の事思い出さねえよ。
お前だって仕事の時はそうだろ?」
「何かを思い出す隙間もないほど、お仕事熱心で素晴らしいですわね。
悠理にお土産は買って来ましたのにね」
「だから、たまたま悠理の好物見つけたから買ってきただけだっつってんの」
「好物までよくご存知で。本当に悠理の事ばっかり」
「あーもう、お前は本当にしつけえよおっ!今更どうしようもない事責められて、どうすりゃいいんだよ、俺は。
今からヨーロッパまで土産買いに戻ればいいのか?」
「……そういうことじゃありませんわ。どうにもなりませんわよ」
野梨子は眉を寄せて、じっと何かを考えていた。
そして、もう一回繰り返した。
「そう、どうにもなりませんわね」
「なにが?」
「なんでもありませんわっ!」
で、プイと横を向くご機嫌ナナメの野梨子に、結局、俺は頭を掻いて頭を下げた。
「なんか、とにかくごめん!」
「…………」
「やっぱり、二週間連絡なしは配慮足りなかったと思うわ。ごめん」
「…………」
「婚約者、なんだもんな。お前にとって俺」
それを言うと、また野梨子は真っ赤になった。
そこを突かれるのはどうしても悔しいらしい。
まあね、よく分かってて言ってんだけどね、俺も。
「次はお前のお土産を最優先で買ってくるから、ご機嫌直して下さい」
「お土産が欲しくて言ってるわけじゃありませんけど……」
野梨子はふうっとため息をついて、俺の顔を覗き込んだ。
俺は思わず口の端を上げてしまう。
「……じゃあ、ご機嫌直します。次はちゃんと連絡もお土産も下さいね」
「はーい」
野梨子はご機嫌直した割には不機嫌そうな顔で、もう一度ため息をついた。
(つづく)
252 :
名無し草:2014/03/21(金) 19:09:29.17
あ、きてました。お疲れ様です。
清四郎が野梨子を半身といったけど
魅録には悠理、美童は可憐で一生付き合っていくものなのね
変な例えだけど一病息災みたいな心境?
253 :
名無し草:2014/03/22(土) 09:03:28.72
野梨子がいじらしくて不憫になってきた。
魅録のことがとっても好きなんだね。
くせもの美童も気になるし。
続き楽しみに待ってます。
254 :
名無し草:2014/03/22(土) 10:28:24.57
魅録は付き合ってて本当に楽しいのだろうか?
>>242-
>>251 続き
「奇跡だ!この部屋が小ざっぱりしてる!」
久々にやってきた美童は俺の部屋を見て感嘆の声を上げた。
「野梨子が来たんだ?」
「ああ、来たよ」
「それでも、なるほど、お泊まりはなしだったんだね」
「え?なんでわかんの?」
「ベッドのシーツが替えてない。僕が前にベッドメイクした時のまんま。
ほら、ここの折り目がこうなってるのは僕がやった証拠」
「名探偵だな!ってか、お前、気持ち悪りいよっ!」
確かに野梨子は俺の部屋に来た。
俺のマンションの近くの美術館に一緒に行った時に、
野梨子はついでに俺の部屋が見たいと言い出したのだ。
そりゃ、女の方からそんな事言われて、俺もある一定の覚悟をして部屋に入れたわけだけど。
開口一番野梨子は言った。
「予想通りでしたわっ!!」
そう言った途端に野梨子は外に飛び出し、
ドラッグストアで大量の掃除道具を買って帰ってきた。
それから先は野梨子に叱りつけられ説教されながら、
2人で髪を振り乱して大掃除だ。終わった頃にはもはやお互いグッタリ。
ムードもへったくれもありゃしない。
美童が真剣な顔で言った。
「どうやったら、女の子を部屋に入れてて何もなしで済むの?
僕、かなり本気で知りたいんだけど」
「うるせえよっ!」
美童が大吟醸を買ってきたので、俺は適当に家にあった乾き物を並べた。
するとスウェーデン人美童は真っ先にあたりめに噛み付いた。
「美童、野梨子と食事行ったんだって?」
「そう、お前が出張に行ってたから、寂しかろうと思って」
「そうか世話になったな」
そう言うと美童が複雑な顔をした。
「僕に世話になったというほど、魅録、野梨子の事世話してないじゃん。
急に自分のモノみたいな言い方されても」
「あいつ、そんな事いってた?」
「お前、二週間も野梨子に電話も連絡もせずなんだもん。
一応交際中なんだから、少しは考えてやれよ」
「それについては、色々反省中」
「っていうか、お前、野梨子の前だと人格変わってない?
すごくズケズケとモノ言ってるみたいで僕、びっくりした。
野梨子の人格否定みたいな事も、信じ難い事も言っててさあ。
野梨子もそれをケロリと話してるから、それもまたビックリ」
「んー、何というかさあ。野梨子に遠慮してないんだろうなあとは我ながら思う」
「遠慮してないだけで、あそこまで言う?」
「まあ、俺も必要以上に野梨子にズケズケ言ってる自覚はあるよ。
あいつ、そういうの意外に平気だし」
「お前が平気なタイプじゃないでしょ?どっちかといえば気遣いの人じゃん、魅録」
「そうか?」
「僕が見た限り、野梨子に関してだけ態度荒い気がする。しかも縁談出た後から」
俺は美童のぐい呑に酒を追加する。
おっとっと、と非常に日本人らしい仕草で美童は応じた。
「うーん、元々馬が合うってわけでもないからじゃないかなあ。
つまんないことで突っかかる。
悠理やお前といる時みたいに遠慮なしでもスイスイ会話進むわけじゃねえっていうか」
「……そうなんだ……」
すると美童はまるで景気付けのようにぐいっと酒を飲んだ。
そして勢い良く俺に尋ねてきた。
「今日はひとつ確認しておきたい事があって来たっ!」
「なにっ?」
「悠理はもういいの?」
ビックリした。
持っていたぐい呑が揺れる。
「どういう意味だよ?」
「言葉通りの意味だよ。僕が気づいてないとでも思ってた?」
「…………」
「何にも思ってなくて、こんなにオトモダチ面して女にべったりしてる男、
いるわけないよね。
あと魅録、縁談話出たとき野梨子の事を嫌がり過ぎだった。
他に好きな女いないと、野梨子を相手にこうはならないだろうなあって」
俺は、はあっと止めていた息を吐く。
ったく、こいつはこんな事だけは本当に敏感に気付くよなあ。
俺だってよく分かってねえ事、問い詰められても。
「いいも悪いも、俺と悠理は絶対に一緒になれないのが大前提だからな。
初めから恋愛対象外」
「なんで?」
「家の格の問題。剣菱強すぎなんだよ。もし、俺が悠理と結婚してみろ。
和貴泉は望んで無くとも剣菱の影響受けるし、おそらく剣菱と衝突するぜ?
俺も悠理の添え物になるだろうしな。
和貴泉もプライドだけは高いし、剣菱家の娘と結婚するのはあり得ない」
逆に野梨子の家はどんな家柄にでも干渉しないで適度にハマるから、
どこの御曹司にとっても大人気になってしまうわけだけど。
美童は鮭とばを噛み切りながら呟いた。
「ふーん。哀れなロミオだねえ、魅録は」
「だから、初めから悠理の事なんて何も考えてねえって」
「じゃ、家の問題がなかったら?お前は悠理とどうなってた?」
「そんなことも考える必要ねえよ」
俺はできるだけ素っ気なくそう言った。
美童はへーえと、言いながら俺のぐい呑に大吟醸を注ぎ足した。
「本当に悠理の事考える必要ないんだったら、野梨子を帰しちゃうような事しちゃ
ダメだと僕は思うんだけど」
「スウェーデンではそうかもしれねえけど、日本には貞操観念ってのがあってー」
「うそだね。手を出すつもりが全くないだけの癖して」
「…………だってさ、考えて見ろ?お前、相手が野梨子だぞ?」
「だよね?」
「冷静に考えてみろ?あの野梨子だぞ?どうすればそんな事できんの?していいの?」
「そこは冷静に考えちゃダメなところなんじゃないの〜?」
「…………」
「無理なら魅録から破談にすればあ?」
「いや、それはない」
「そこは頑ななんだね、相変わらず」
美童はパリパリと煎餅を噛んで言った。
このままだと俺の貴重なおつまみストックが食い尽くされそうだ。
「お前、腹減ってるんじゃねえ?」
「うん。なんか食べるものある?」
なんかあったっけ?カップラーメンとか。
俺がキッチンに向かうと、だいぶ酒の入った美童がくっついてきて、
俺と一緒にキッチンを漁る。
酔っ払ってる美童が唐突に言った。
「可憐はさあ、ちょっと僕が目を離した隙に、一体清四郎の何が良かったんだか、
あいつの事を好きで好きでたまらなくなっちゃってたんだよね」
「は?可憐?なに突然」
「でも10年来の友達だし、野梨子に不義理もしたくないし、初めっから諦めてた。
会うと頼りたくなるからって、なるべく距離も置いてさ。仕事ばっかりしてさ。
ま、清四郎の野郎がそんな可憐の気持ちお構いなしでぐいぐい行っちゃったんだけど」
「だからなんだよ?」
「野梨子と逆だよね。野梨子はもうすでにお前と友達じゃないの。恋人なの。
たぶん野梨子はお前の事好きだから、どんどん近づきたいんだけど、
お前の野梨子に対する興味も関心も薄くて、理由わからないまま距離置かれちゃうの」
そうなんだよな、わかってる。
もう、野梨子は友達じゃないんだよな。
「お前、野梨子の事、どうするつもりなの?」
「そりゃ、結婚する……んだろうな」
「僕もはじめはさ、付き合ってるうちに何とかなるんだろうと思っていたけどさ。
お前がそんな調子なら、破談にしてお友達に戻るのも悪くないと僕は思うけどね」
「だから、破談はしねえって」
「それはお前の意地なの?なんなの?」
美童はよくわからん、という顔をして冷蔵庫を開けた。
「あっ!ブルーチーズあるじゃん!」
「違う。俺、そんなの買った記憶ない。それ、リアル青カビチーズだ」
「…………」
「食ってみる?」
それでも、俺と野梨子はお遊びデートを繰り返す。
その日も夕食の後、俺と野梨子は夜の公園で夜景を眺めていた。
相変わらず、雰囲気だけはいい。
「そういえば、清洲先生の展覧会、どうなった?」
「決まりましたわ。久しぶりの個展で、ありがたいですわ」
野梨子のお父さん、清洲先生の展覧会が決まった。
新聞社とテレビ局がバックアップして日本国内を数カ所回るらしい。
白鹿家にとっても久々にデカめの展覧会だ。
で、こういうデカイ金が動くところにはパーティが何個かつきもんで、
まずは開催決定のレセプションが行われる事になった。
招待される多くは政財界の清州先生の顧客。噂話が大好きな人種だ。
「で、俺はどうすればいいの?」
「来てくださるつもりですの?」
「もちろん。お前が言ったんだろ?婚約者だぜ、俺。結納はまだだけど」
「…………」
「なんだよ?」
「来たって嫌な思いするだけですわよ?」
「良くわかってるよ。お前、向かうところ敵だらけなんだろ?
お前、今まで感じ悪く縁談断り過ぎたんだよ」
すると野梨子はいたたまれないような顔をした。
俺は野梨子の肩に手を置いた。
「俺が守ってやるから安心しろ」
そんなに大した意味の言葉ではなかったのだが、野梨子が大きな目で俺を見つめかえした。
そんなに驚かれると俺もドギマギする。
俺は野梨子の視線を避けるように、野梨子を背中から抱きしめてみた。
野梨子は逃げなかった。
小さい野梨子の体は俺の腕にすっぽり収まって、髪からは甘い香りがする。
「お前、これからどうするつもり?」
「これからって?」
「結婚すんの?俺と」
「……魅録こそ、どうするつもりですの?」
ここで俺の最近の悪い癖が出てしまう。
野梨子にちょっと意地悪をしたい気分。
「俺は結婚するつもりだぜ?」
俺は野梨子の顎に手をあてて、顔を上に向けた。
キレイな唇。キレイな瞳。キレイな野梨子。
こんなキレイな女、穢れてしまえばいい。
俺は思い切って吸い付くような口付けをする。野梨子の身体が硬直する。
ひょっとしたら、野梨子はこんな深いキスは初めてなのかもしれない。
小刻みに震える体、ぎこちない吐息、稚拙な舌。
ヤベエ、すげえ刺激的。
慣れてない様子が面白くて、チュッとわざと大きな音を立てて俺は唇を離した。
野梨子は何の予告もなく突然起きた出来事に、茫然自失の様子だった。
俺なんかにキスされて、そんなになるなんて、気の毒だよなあ。
野梨子が棒立ちのままでいる様子があまりにも可愛くて、
思わず「わははっ」と、俺は笑ってしまった。
すると、野梨子はぽろぽろ泣き出した。
俺はビックリして今度はアタフタする。
「うわっ!泣いた!ごめん!」
「……なぜ笑いますの?」
「いや、そんなつもりはなかったんだけど、つい!」
「そんなに私がおかしいんですの?」
「いや、逆!逆!可愛いと思って笑っちゃった。ごめん!」
「どうせ私なんて魅録から見たら子供っぽいでしょうけどっ!」
俺は怒る野梨子をきゅっと抱きしめた。
「全然、子供っぽくねえよ?」
俺は野梨子の髪に軽く口付けし、野梨子の身体にゆっくり手を這わせた。
小さくて、華奢で、柔らかい身体の野梨子。
野梨子は果たしてどんな顔をしていたんだろうか。
それで、しばらくはただじっとしていた野梨子だったが、
そのうち、おずおすと俺に腕を回してきた。
「レセプション、行くからな」
「…………」
「口の悪い世間様に、お前と俺が並んでる所見せつけてやろうぜ」
そう言うと、野梨子は小さく頷いた。
(つづく)
264 :
名無し草:2014/03/22(土) 14:36:37.64
作家様乙です。
一筋縄ではいかない展開に目が離せません。
続きもよろしくお願いします。
265 :
名無し草:2014/03/22(土) 15:25:37.05
乙です。
野梨子‥‥金沢行きのチケットを取ったほうがいいよ
相思相愛の人と結ばれるのが一番だよ
この魅録、単に中二病をこじらせてるだけかと思ったら本気で残酷な
男性だった(今のところ)
引き込まれるストーリーで、作者さまに感謝だけど野梨子好きには辛いわ‥‥
266 :
名無し草:2014/03/22(土) 15:42:12.23
この魅緑すげーイライラする
267 :
名無し草:2014/03/22(土) 15:56:33.93
>>40 の
>>俺だって悠理は初めっから対象外だ。
を読んだ時ふーん?と思ったんだよね…。
悠理がひっかかってるのかなぁ…。
268 :
名無し草:2014/03/22(土) 17:04:05.65
中々に大雑把で無神経なめんどくさい魅録w
でも魅野はお互いがそれぞれガッツリ馬が合う相手を他に抱えてる同士
足並み揃わずの凸凹衝突は絶対あると思ってるので
内心の擦れ違い加減がいかにも魅野らしい展開な気もします。
なんだか地雷踏みっぱなしの魅録がこのまま
拗れきらしちゃうのか、それともくせもの美童や
傍観中悠理が絡むのか
野梨子爆弾が爆発するのか先行き楽しみです。
…それにしても、魅録野梨子は
中学生みたいなピュアモジモジなのに
しみじみ清可って手を出しただの寝とるだのの単語が似合って
エロくさ(ゲフン)アダルティですよね…w
269 :
名無し草:2014/03/22(土) 18:28:56.76
悠理の本音も気になるところだね
嘘はつかないだろうけど口に出してない気持ちは色々ありそうだ
美童はなんでもお見通ししてそうで
ほんと怪しいキャラだなw
270 :
名無し草:2014/03/22(土) 21:07:59.72
271 :
名無し草:2014/03/22(土) 23:01:09.63
裕也!裕也きてー!
272 :
名無し草:2014/03/23(日) 00:02:07.76
チチまで出てきたりしようもんなら30くらいまでいっても
終わらないんじゃない?
273 :
名無し草:2014/03/23(日) 00:17:36.46
清可からもう一カ月以上続いてるよね
根気あるなあ凄い作家さんだよ
274 :
名無し草:2014/03/23(日) 14:56:06.10
魅録てわり人間できたキャラが多かったから
こーゆー性質の悪い(褒めてる)めんどくさい魅録て
ドキドキするしむしろ魅力的。続き楽しみww
275 :
名無し草:2014/03/23(日) 17:07:59.13
>>265 魅録のこれは中2病ではなく
ネバーランドの住人願望もしくはピーターパン症候群ではなかろうか
オレツエー万能言動な中2病は
どっちかというと清四郎が患い気味(ただし根拠と実行力を伴う)
276 :
名無し草:2014/03/23(日) 22:36:36.32
野梨子が好きでも綺麗すぎるから、自分は相応しくないからって
拐う訳でもなくチューする訳でもなかった裕也も
十分めんどくさい男だと思うわー
野梨子も金沢までついてく程には熱意もなかったんだし
あの二人の恋は相思相愛というには微妙過ぎるんじゃないかしらね
277 :
名無し草:2014/03/23(日) 23:13:18.30
>>276 あれは淡い初恋なんだから、それでいいんだよ
あそこで金沢まで追いかけたら、電波ちゃんだよー
恋愛する前から異性を遠ざけてる野梨子に、恋愛もいいもんですよと教えただけで十分だと思うけどなぁ
裕也は裕也で、野梨子を女神のように思って更正に励んでいるだろうしね
278 :
名無し草:2014/03/24(月) 00:09:09.25
裕野、いいきっかけになったよね、お互い。
相思相愛っていうよか、お互いにない部分惹かれて
一気に燃え上がった感じ。
一話っきりじゃもったいないよ。
279 :
名無し草:2014/03/24(月) 00:55:35.98
いっちゃなんだが裕也って所詮は魅録の劣化版だしなー
魅野はくっつけやすそうだけど
くっつけちゃうと後が描きづらいから
わざわざ魅録じゃなく似たようなキャラ作った訳でしょ
280 :
名無し草:2014/03/24(月) 03:00:06.76
281 :
名無し草:2014/03/24(月) 09:33:23.02
話の筋とは全く関係ないんだけど、二番目の女の時から清四郎や美童のお前呼ばわりが気になってるw
高校時代より親しさが増したからだと解釈してるけど
282 :
名無し草:2014/03/24(月) 10:22:22.10
「ガスライティング」で検索を!
★マインドコントロールの手法★
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
283 :
名無し草:2014/03/24(月) 10:39:55.88
>>281 特に清四郎の口調はフランクだったねw
美童曰く遅れてきた反抗期らしいからで納得してた
284 :
名無し草:2014/03/24(月) 15:03:39.65
「ガスライティング」で検索を!
★マインドコントロールの手法★
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
>>255-
>>263 続き
清洲先生の個展に向けたレセプションは、
協賛のテレビ局近くのシティホテルで行われていた。
俺は仕事を抜け出して、そのまんまの格好で、レセプション会場についた。
そこには清州先生の崇拝者がズラリ。皆金持ち、ジジババが8割。
そんな中、一際目立つ派手な服を着る若い女が一人いた。
「悠理じゃん」
「おおっ、魅録だ!」
久々の悠理だった。
確か剣菱はこの美術展に協賛してないはずなんだけど、なんでだろ?
「テレビ局関連。あたいが白鹿家と親しいってお偉いさんが知ってて、
強引に連れて来られた。
野梨子に会えるからいいか〜と思って来たけど、結局挨拶しか出来てない」
「そっか、仕事の付き合いかあ」
「お前は何?」
「俺は野梨子のサポート。ほれ、俺って婚約者だから」
「へーえ、長続きしてんのな。このまま本当に結婚しちゃうんじゃない?」
軽く言われたその言葉に少しチクリとした。
美童が変なことを言うからだ。
「お前、また日本にいなかったろ?」
「うん海外ロケが2連発。実はこの後もロケ行くんだ」
「え、また?」
「今度はアフリカだってさ。アフリカ縦断!
あたいここ数ヶ月で70度の気温差、行ったり来たりしてる」
「よく体持つよな?さすがとしか言いようないわ」
俺は悠理の皿にどさどさっと惣菜を載せた。
「せっかく食べ放題だし、しっかり食っとけ食っとけ」
「そうする〜。さっきまであたい、完全におばあちゃん達のオモチャで。
写真撮影会みたいだったもん。やっと解放してくれた。飯食いたい」
「お前、いくつになっても年齢問わず女にモテるよな」
「うん、あたい魅録よりは女にモテてる自信ある」
「悪いけど俺だってお前より男にモテる自信あるぜ?清四郎には勝てねえけど」
ガッハッハ。
なんて話していたら、今度は俺と悠理の写真を撮られた。
勝手にレンズ向けんなよ、とも思ったが、まあ今の悠理は人気者だしな。
国民のオモチャになった悠理には、肖像権やらプライバシーやらはないらしい。
「おっと、やべえ。俺、こんなことしてらんねーんだ」
「なんだよ、一人にするなよ」
「悪りい、野梨子さんの旦那は結構ハードなの」
俺は慌てて野梨子の元へと駆けつけた。
野梨子は艶やかな着物姿で、今日もこの会場一番の美人。
おそらく清州先生の顧客であろうおやじと話していた。
野梨子は俺の姿を見て、顔には出さないけどホッとしている。たぶん。
「野梨子、遅れてごめん」
「あら、魅録さん」
野梨子は白々しくおっさんに俺を紹介した。
このおっさん、知ってるな俺。
テレビか何かで見たことがある。たぶん、どっかの政治家だ。
その辺にほとんど興味のない俺とは違って、
おっさんの方は野梨子の婚約者である俺に興味津々なようだった。
「しかし、野梨子さんがついに結婚、しかも和貴泉へとは驚きましたなあ。
やはり家柄が良いと、こんな美女が簡単に手に入るんですなあ」
ニヤニヤとおっさんは言った。
手に入る、て。下品だなあ。
ふーん、こういう事をおっさん達に言われ続けて来たのか野梨子。
「うちなんてただ歴史が長いってだけの家ですから」
「いやいやご立派なお家柄ですよ。
また野梨子さんも最後にこの方に落ち着くとはお目が高い」
「野梨子さんが目が高いとかではなくて」
俺は野梨子の肩を引き寄せた。
「僕が十代の頃からずっと憧れて来た人なんです。実は高校の同級生で」
俺がリアルに照れ臭かったので頭をかきながら言うと、おっさんは黙った。
どうだ、青々しくて何も言えねーだろ?バーカバーカ。
次はお偉いおばちゃんの番だった。
おばちゃんは野梨子が子供のころからずっと、清州先生のお得意さまで、
野梨子の子供時代も良く知ってるんだそうな。
おばちゃんは俺をチラリと見て、はーあとわざとらしいため息をついて、
いかにも野梨子には俺じゃ物足りないと言わんばかりに言った。
「野梨子さんは菊正宗さんとご一緒になると思ってましたのに」
「ええ、もちろん。実は僕こそそう思ってたんですよ」
「あらまあ」
「だから、野梨子さんと縁談が出た時に、これはチャンスだ!
逃してなるものか!と思いまして、ちょっと強引に」
「あらあ、強引に?」
「ええ、内緒ですけど」
俺が唇に指を立てると、何を強引にだと思ってるんだか、ホホと笑った。
それからはこんな事の繰り返し。野梨子の人気は本物。悪い意味で。
これを一人で捌き続けてきたのかと思うと、野梨子の悪態も分かるぜ。
これ毎回はキツかろう。野梨子がとっとと落ち着いちゃった方がいいのは本当だな。
そうこうしているうちに、人の波も途切れてきて、
ずっと俺の後ろに隠れていた野梨子が俺に飲み物を持ってやってきた。
「魅録、喉乾いたでしょう?」
「おう、ありがと。お前疲れてないか?大丈夫か?」
「魅録こそ、お疲れじゃありません?」
「そりゃお前、こう一言多い奴が多いと疲れるぜ?」
「ごめんなさいね、お任せして」
「いいよ、俺はこういうの何気に平気。お前こういうの好きじゃないだろ?」
すると、野梨子はさりげなく俺の背中にそうっとくっついてきた。
「今日は本当にありがとう、魅録」
俺は野梨子の頭をぽんぽんと叩いた。オッケーオッケー。
これぐらい、これからはいくらでも俺がやってやるから、安心しろ。
そんな風に、ちょっと野梨子といい感じで過ごせた日だったのに、
俺は決定的なミスをしていた事に全く気付いていなかった。
俺たちはこの後とんでもない事に翻弄されることとなってしまう。
それは、また突然の美童だった。
平日のまだ目覚ましが鳴る前の時間、美童が俺の部屋に飛び込んできた。
「おいっ!魅録!何やってんだよ!」
「だから寝起きドッキリはやめろと……」
朝、まだ薄暗い時間になんで頭ごなしに怒鳴られなきゃならないんだ。
すると俺の顔に美童が何かを投げつけてきた。
痛え。なんだこれ?雑誌?
「それ、見てみろ。本当になにやってんの?」
雑誌をパラパラとめくったら、とんでもない見出しが俺の目に飛び込んできた。
『剣菱悠理、初スキャンダル!和貴泉グループ御曹司と熱愛中!?』
その記事には写真があって、それは見事に俺だった。
俺は雑誌を放り投げて、脱力した。
「全く、こんな写真撮られてさあ、馬鹿かっ!?」
「……ああ、馬鹿だよ。知ってんだろ?」
脱力する俺の代わりに、美童は雑誌を読み聞かせた。
記事によると、俺と悠理はデキているらしい。
俺は頻繁に剣菱邸に訪れており、その時間は毎回大体2〜3時間。
何かをするには十分な時間である、と。余計なお世話だ。
問題は写真の方だ。
本当に、カメラマンってのはすげえわ。
写真の俺は悠理の髪を指で撫でているように見えて、見事に艶かしい。
多分、俺が悠理を小突いたか何かした時の、色気もへったくれもない仕草なんだけど。
中吊り広告はすでに電車に設置済み。
この通り雑誌は印刷されてしまっていて、明日には世に出てしまうという。
「僕がこの記事が出るのを知ったのは実は昨日。止めようと思って頑張って、
先に剣菱にも相談に行ったけど、でも、もうこれは止められないって。
肝心の悠理も海外ロケだし」
「…………」
「どうする?」
「あー、もう全くよお」
俺はベッドからずり起きて、起きつけのタバコに火をつけた。
煙がゆらりと美童の髪にあたって、美童が嫌な顔をする。
「もう、これ以上野梨子傷つけんの辞めてほしいわ、世間様も」
「まず心配すんのが野梨子なんだ」
「当たり前だ、婚約者だぞ?」
「……へえ」
俺は記事の俺の写真を眺めた。
悠理と見つめあい、にこやかで幸せそうな俺。
やっべえな、これ野梨子が見たらどう思うんだろ。
まず俺は千秋さんに電話した。
海外でのほほんと過ごしていた千秋さんはまだこの事を知らなかったし、
俺は爆裂怒られた。
「なーにやってんの!!バカ息子!」
「仕方ねえじゃん、俺もまさかよりによって悠理とこうなるとは想定外で」
「あー……もう、時宗ちゃんにお願いしなきゃ」
「親父に?なにを?」
「剣菱家の方を対処して貰うのよ。
良かったわ時宗ちゃんとあちら仲良くて。
頭下げるとまではいかなくても、剣菱相手に知らんぷりはできないでしょ?」
正直、そっちには全く頭が働いてなかった。
さすが面倒くさい家柄、和貴泉出身の千秋さん。
社交方面にはバンバン頭が働く。こういう時は頼りになる。
「白鹿家にはあんたが説明行きなさいよね」
「元からそのつもり。つーか、こうなったからには結納、超急ぐから。
海外でちんたら遊んでないで早く帰って来いよ」
「あんたが言うか!大体、遊んでないわ!」
「んじゃ、親父の方はよろしく」
千秋さんは怒鳴り足りない様子だったが、俺は電話を切った。
黙って俺の電話を聞いていた美童は、俺に尋ねてくる。
「結納って婚約の式のこと?急ぐって?」
「こうなったら野梨子との婚約を早く既成事実にしないとまずいだろ?」
「…………」
「おう、次はお前にもっと面白いもん見せてやるよ」
続いて俺はもう一人に電話をかける。
ロケの最中ではなかったのか、悠理はすぐに電話に出た。
「魅録?!お前聞いた?!雑誌に載っちゃったよ?あたいとお前!」
「聞いたどころか記事読んだ。迷惑かける事になって、すまなかったな」
「酷い記事だった?」
「いや、俺がお前の家に行ってるとか、パーティで会ってるとか、
出てるものは事実、脚色が酷いけど」
「そっか。こっちこそごめんなー」
「大丈夫だよ。俺は男だし、何とかなるから。おまえ、女だからイメージが心配」
「まあ、女と言ってもお笑い系タレントだし、そこは平気じゃん?」
「本当かあ?実はさあ、俺、自分の方なんとかするので手一杯そうなんだわ。
悠理は自力でなんとか消火してもらうしかねえわ、悪いけど」
「平気平気、あたいアフリカ縦断中。ここまでは取材もわざわざこないし」
「そうか、なら良かった」
ああ、風通しのいい会話だ。
ここんところ、野梨子とつっかかるような会話しかして来なかったからな。
屈託のない悠理の声。
ちょっと前までは、ずっとこの声を聞いていたいと思ってたような気がする。
だけど……
「俺、お前の事好きだったぜ、悠理」
電話の向こうで、悠理の息が止まったのがわかる。俺は続ける。
「だから、もう会えない」
悠理が素っ頓狂な声を上げる。
「な、な、なに?!どういうこと?!」
「実はお前の事好きだったけど、俺にはもう野梨子がいるし、
こんな記事になっちゃったからには、もうお前に会えないってこと」
「なんで、今、そんな事言うの?!」
「野梨子と結婚するの、本気で決めたから」
「…………」
「何となく、お前が独身でいる間は、せめて俺も独身でいるつもりだったんだと思う。
和貴泉に取り込まれた俺が、剣菱のお前と結婚は無理だしさ、はじめから。
たぶん俺は一生お前と今まで通り、ゲラゲラ笑ってたらそれで満足だったと思うんだけど」
「なんで?いいじゃん、今まで通り遊んでいればさあ!
お前とあたいも、野梨子だって皆でさあ」
「俺もそう思ってたけど、実際そこまで俺は器用じゃねえみたい。
野梨子いるのにお前と今まで通りは俺には不可能だわ。だから会わない」
「…………」
「突然こんな話してごめんな。この件、お互い何とか頑張ろうぜ。じゃあな」
「おいったら!」
俺は悠理の言葉を聞かず、自分から一方的に電話を切った。
俺は後ろを振り返って、美童に言う。
「最低かな?」
「最低だな」
美童は冷たく言い放った。
本気で怒ってる顔をした美童に、ふっと笑いが出てしまう。
そんな俺に美童は怒りをぶつけて来た。
「野梨子を選ぶって?」
「ああ」
「じゃあ、なんで今更あんなこと悠理に言うんだよっ!混乱させるだけだ!」
そうだ、美童。
こんな事を悠理に言うべきでなかったのはよくわかってる。
悠理に告白したのは、俺の自己満足に過ぎない。
「俺のエゴだ。わかんだろ?美童」
「…………」
「俺は野梨子の家に行く」
俺は美童に構わず家を出る支度をはじめる。
頭が全く整理出来てない。
悠理にとっての初スキャンダル。しかも、相手が俺。
なぜ、こんな記事が出た?
変な引っ掛かりを感じて、疑問と、疑惑と、混乱で頭の中はいっぱいだった。
だけど、今はただ、一番気がかりな事を優先するだけ。
俺がこの時真っ先に危惧したのは野梨子の事。
野梨子にこの事を知らせなければ。
「記事の事、知らせてくれてサンキュ、美童。あと、戸締り、よろしくな」
俺は美童を部屋に残し、野梨子の家に急いた。
(つづく)
295 :
名無し草:2014/03/24(月) 21:19:23.05
魅録……(´;ω;`)地雷踏んだ―
野梨子頑張れ…
清四郎、ボディー以外も殴って良いですよガツガツ殴っちゃえ…
296 :
名無し草:2014/03/24(月) 21:33:30.00
297 :
名無し草:2014/03/24(月) 21:47:25.58
悠理がカワイソ…なんかますますちゃらんぽらん度増してるよ、魅録。
298 :
名無し草:2014/03/24(月) 21:57:03.24
おーう…
野梨子をどう思ってるのかは一向に踏み込まないし
もののついでに悠理まで傷付けて
くずっぷりは清四郎を上回ったんじゃないかしらね、この魅録w
299 :
名無し草:2014/03/24(月) 22:06:03.14
記事は美童の、あるいは美童悠理野梨子の仕組んだドッキリって
ことはないのかしら。天下の剣菱を喧嘩を売るような出版社があるのかどうか‥‥
いずれにせよ魅録、自分の気持ち、人の気持ちに目を背けたまま
家柄どうのこうのだからくずっぷりが目立つのよねえ‥
300 :
名無し草:2014/03/24(月) 22:25:39.78
1人で妄想描いて自分で
誉めて同意のかきこみが
10分ごとに毎回集まるとかwww
自分で自分に話しかけて
いい年した婆がきもい
こんな分かりやすい自演連投スレ見た事ねーわ
キモオタ婆の一人言妄想
にスレ名変えろや
「ガスライティング」で検索を!
★マインドコントロールの手法★
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
301 :
名無し草:2014/03/24(月) 22:44:10.80
魅録の本心は一体どこにあるのやら。
早く先が読みたい。安心したい…。
302 :
名無し草:2014/03/24(月) 22:57:22.08
もしかして記事になるように仕向けたのって悠理?
いや、ま、まさかね…。
303 :
名無し草:2014/03/24(月) 23:30:46.62
悠理と野梨子のどっちに収まるのやら
早く続きが読みたい
304 :
名無し草:2014/03/24(月) 23:31:25.64
キモオタ婆一人言はブログでやっとけ
ここのスレの住人3人もいないぞ
ちょっと調べてやったわ
305 :
名無し草:2014/03/24(月) 23:37:32.67
306 :
名無し草:2014/03/24(月) 23:47:26.20
かきこみしている婆は一人。
たまにもう1人いるだけ。婆1人妄想、自画自賛痛たたたた、同じ時間に同意しあう人間が3、4人いるように見せる。
婆1人なんだからブログで書いておけや。
こんな婆1人の自分で自分に話しかけて持ち上げる痛い糞面白くもない妄想話のためにスレ消費するな。
307 :
名無し草:2014/03/25(火) 00:02:06.07
>>302 剣菱夫人じゃないかと思った
娘のところに足繁く通っていた魅録がいきなり野梨子と婚約
面白くなかったとか
308 :
名無し草:2014/03/25(火) 00:07:46.96
>>307 百合子さんがそんなことするかなぁと思わなくもないけど
剣菱を敵に回す心配があったらスクープなんて載せられないはずだから
当たりかもね
309 :
名無し草:2014/03/25(火) 00:11:14.11
>>308 そもそも豊作さんとの縁組も断った過去があるしね。
310 :
名無し草:2014/03/25(火) 00:24:17.08
野梨子との交際も結婚もなんかゲーム感覚な感じ
311 :
名無し草:2014/03/25(火) 00:35:00.39
さすがに百合子さんはそういう嫌がらせするタイプでは無いと思うぞ
ただ暗黙の婿候補だった清四郎に続き
魅録まで逃げて悠理への結婚押しは開始するかもしれないけども
清四郎が後ろで糸引きつつ美童が実行犯とかだったりして
これでまとまればよし、ダメになるならなれ、って考えそうな二人だしw
312 :
名無し草:2014/03/25(火) 02:41:47.78
今までにない方向で面白くなってきたw
魅録がこーゆー風にろくでなしって無かったし
たちの悪さが予想外にしっくり来る
魅野と思わせて土壇場で魅悠もアリだなぁ
でも清可の流れ汲むとやっぱり魅野オチなのかな
313 :
名無し草:2014/03/25(火) 03:02:55.85
原作にはない魅録だよね
想像力豊かで読み手の心理を見抜いてて頭の良さを感じる
314 :
名無し草:2014/03/25(火) 05:48:27.79
婆が1人と言えば1人婆糞妄想に感想レスが一気にわざとらしく増えてワロタw時間が集中しすぎ言えば1時間おきに1本ずつレスが出てくるとか複数人数装うのに必死すぎww
深夜にレスなんかいつも絶対に使ないのに婆1人妄想自分に自画自賛50間近の婆複数いると見せかけるために必死すぎwwww
315 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:16:36.06
うーん この魅録には正直誰ともくっついてほしくないわ
316 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:18:35.75
魅録から悠理への気持ちは恋ではなさそうだし魅悠オチはないんじゃないかな〜。
魅録がずっと目を瞑ってるのって「野梨子への気持ち」ってことなのかな?
悠理への気持ちはあっさりはっきり口に出せるのに…。
317 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:21:38.23
魅録が悪ぶってるのって野梨子への照れ隠しかね
318 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:24:20.18
高校の時からという言葉がキーワードな気がする
319 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:36:20.92
>>317 照れ隠しっていうより
好きな子をついつい苛めちゃう小学生に見えたw
他人に言われると
「ばっ、ばっか、そんなんじゃねーよ!!」みたいな
高校時代から憧れてたのは本人自覚してないけど本音なんじゃないかな〜?
320 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:41:58.35
魅録ならそれありそうだよね好きな子をついつい苛めちゃう小学生みたいな行動w
321 :
名無し草:2014/03/25(火) 07:47:59.53
倶楽部のメンバー動かすの上手だよね
キャラ壊してるように見えるけど本質は壊してないとこなんて凄すぎる
322 :
名無し草:2014/03/25(火) 08:44:07.62
立て続けに…
323 :
名無し草:2014/03/25(火) 10:02:58.19
>>316 潜在的な野梨子への気持ちから目を逸らすために
悠理へ意味不明なことを曰い傷つけ
って最低最悪じゃん魅録w
つーかいい年して童貞の中学生かよwってなるわ。
324 :
名無し草:2014/03/25(火) 10:12:09.97
何か変・・・
325 :
名無し草:2014/03/25(火) 11:20:33.17
野梨子を好きにしても悠理を好きにしてもこの魅録は最低だなあ
本当に精神年齢が中学生のようだ
326 :
名無し草:2014/03/25(火) 12:19:29.04
悠理にわざわざあんな事言うのが許しがたいなあ
悲劇の主人公になったつもり?イイ気になってんじゃないわよ!
って可憐姐さんの一撃希望
327 :
名無し草:2014/03/25(火) 12:28:17.63
魅録がバーカなんて人を見下したりあえて悠理を傷つけるようなことするかなって言ったら私も噛みつかれるかなw
328 :
名無し草:2014/03/25(火) 14:14:35.04
ノリコオタ婆1人で妄想し終わったら自分を誉めるかきこみ、同意だらけの感想が一定時間に集中でも指摘され1時間ごとに2つとか
自分が書いた糞妄想話を作家さんすごいな感じで
誉めて恥ずかしくないのか?オタ婆ども
329 :
名無し草:2014/03/25(火) 14:17:57.11
>>327 下品なおやじなら見下すと思うけど。有閑全員そういうタイプでしょw
330 :
名無し草:2014/03/25(火) 20:29:51.60
電話で言うなよ、今言うなよ、言い方少しは考えろ、でw
かなりろくでなし考え無し魅録だし悠理も可哀想だけど、
野梨子と付き合う以上は悠理とそのままの関係ってのはさすがに無理じゃない?
抱きつかせて魅録ちゃん愛してる、を野梨子の前でさせるのかっていう。
キッパリ言わないと悠理には伝わらないし
悠理を無意味に傷付けたって訳ではないと思うんだけどな〜。
初めからくず清四郎からのめんどくさい魅録だって
ちゃんと作家さんの予告も入ってたんだし、
こんな解釈ありだよね、ってアレンジ効いたキャラ達を普通に私は楽しんでますよ。
331 :
名無し草:2014/03/25(火) 22:08:14.65
そんなに文句あるなら
長編作家さんを上回るような素晴らしい作品を書いたらいいよ
332 :
名無し草:2014/03/25(火) 22:50:55.73
そうだね文句にならないように気をつけねば。
333 :
名無し草:2014/03/25(火) 22:52:05.50
今までのSSだってこのキャラがこんなことありえないよ〜って話いっぱいあったよ?
自分はちょっと読んで受け入れられなかったらスルーする
今回のはちょっと変わり種魅録だなとは思うけど、全然ありだな
334 :
名無し草:2014/03/25(火) 22:55:02.67
まれに見る素晴らしい作家さんなんだから大切にしないとね
335 :
名無し草:2014/03/25(火) 22:58:29.05
無料で招待された劇で、
「これ私のイメージと違うんだよねぇ」って公演真っ最中に大声で叫んだら
役者や他の人間がどう思うか、それを想像してみれば分かりそうなものだけどね…
自分に合わないと思えば黙って静かに席を外せばいいだけだし
何が違うのかをあれこれ語りたくてたまらないなら終わった後に
気の合いそうな人と感想戦するればいい
自分のイメージを強く主張して同調者を増やしたいなら
自分で劇をやればいい
劇をしてくれる人は大歓迎だし、
私は大喜びで見にいくよ
まあ、変な野次で役者が気を悪くして公演中止にでもなったら
野次飛ばした奴をぶん殴りたくなるけどさ
336 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:01:33.59
書けない奴の僻みだよね
337 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:18:26.65
文句あるならスレに来なければいいんだよ
妄想を語るスレなんだしさ
338 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:33:35.49
そうそう、キャラの捉え方は十人いれば十通り
今までになかった視点はすごく面白いよ
しかも作家さんよく練ってるから続き楽しみ
>>315 >>326 年齢差あればまだいじれるかもしれないけど
有閑キャラは同級生だし余計きついかもね
真っ正面から向かい合ったらかなり消耗しそう
自分わりと可憐贔屓の魅可好きなんだけど
今回は清可で良かったと思ってしまったw
でもこーゆー年下男みたいなめんどくさい魅録
嫌いじゃないなぁ、むしろニヤニヤしてしまう
339 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:37:32.99
ストーリーの練り方も凄いけど文章レベルが神がかってるからもっと凄いんだ
340 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:52:20.65
いやぁ、それ以上にさらっと流してる設定描写が
細かくて地に足ついてて感心するんだ
アメリカの医師免許過程とか
ウォーホルのキャンベル缶とか
清洲さんのレセプションとか
知識の織り込み方がいかにもなウィッキさん的ー付け焼き刃じゃなくて
理解して混ぜてきてる感じでリアルで説得力あるんだよね…
341 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:55:15.26
頭の良さと教養の深さが文章に滲み出てるんだよ
342 :
名無し草:2014/03/25(火) 23:58:03.67
最後、魅録はどっちと収まると思う?
自分の気持ちにケリを付けたし、野梨子との未来へ邁進するのかな。
でも魅録が悠理を諦めたのは、お互いの家の問題であって、
野梨子の方が好きになったからというわけじゃないんだよね。
でも前段の清可も清四郎の野梨子への潜在的執着は抱えたままでの
ハッピーエンドだし、同じパターンになるのかな。
とにかく続きが読みたい!
343 :
名無し草:2014/03/26(水) 00:03:23.32
自分の贔屓キャラあるし固定カプもあるけど
面白い作品はカプ合わなくても読んじゃうよ
読ませてくれる作家さんはありがたい
344 :
名無し草:2014/03/26(水) 00:09:35.96
過去に素晴らしい作家さんは大勢いたけど
群を抜いて質が高いんだよね
固定されたストーリーじゃなく斬新でかといって原作を壊すことも無い
とにかく凄いとしか言いようがない
続きが楽しみな毎日
345 :
名無し草:2014/03/26(水) 00:23:12.07
マッチポンプ
346 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:04:47.29
嵐さんとこてもう動いてないのかな
前スレのもまとめて読みたいな…
347 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:14:15.30
ちょw
誉めすぎでかえってわざとらしいw
面白いと思うけど過去作家と比べて群を抜いてるとは思わんわ
細かい背景描写も時々おかしなところがあるけど話の作りの上手さで読ませる人だと思う
変わり種だけどこういうのも好きだよ
ただ、申し訳ないけど魅録は自分の中では別人になってしまったので話を純粋に楽しむ
ことにしたw
女の子は皆かわいくて好き
348 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:21:48.80
何、その上から目線
他人の意見は否定して自分の意見を押し付けるならスレに来なければいいじゃん
349 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:27:44.75
お互いさまw
350 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:32:56.77
前スレ後半から雰囲気悪くなってるからそろそろ不満も出る時期かね
351 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:38:42.20
んだね
こういうのも自分は意外と楽しいw
352 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:42:33.97
正直ニラニラしちゃうね
353 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:47:09.69
いいんじゃない、ここ2ちゃんだし
誉めるもけなすもスルーするも好きにすれば
まあやり過ぎは鬱陶しいからほどほどに
354 :
名無し草:2014/03/26(水) 01:51:21.50
自分もニラニラスルーしてたらやっぱりな空気に
355 :
名無し草:2014/03/26(水) 02:02:31.02
私もニラニラしてたw
ほめるもけなすもご自由にだよホント
偏り過ぎず色々あるほうがここらしくていいわ
356 :
名無し草:2014/03/26(水) 02:13:22.30
でもやっぱりけなしたり批判したりは連載中は控えてほしいな。
この作家さんの心が折れて休載なんてことになったら悲しすぎる。
357 :
名無し草:2014/03/26(水) 06:26:31.43
けなすのも自由だ、読み手の権利だと思ってる人間は
やっぱりここから居なくなって欲しいんだけどな
作品読みたい、他人とコミュニケーションとりたいと思ってるならね
例えを繰り返すけどさ、公演中の演劇会で
好きに大声で文句を言ってる人間が
まともな人間だと思う?黙れ、って普通、言われるよね?
公演を中止にさせたいっていうだけの奴だったら仕方ないけどさ、
ただで読ませてもらってんだから、
作家の書きやすい場を維持する義務くらいはあるんじゃないの?
売ってる本と違ってここで書いたら作家にストレートに声は届いちゃうんだよ
自分は読みたいだけだし相手は書きたいだけでしょ、って
上から目線で独り善がりなのはどっちなんだか
358 :
名無し草:2014/03/26(水) 06:36:28.49
公演中の演劇会で好きに大声で褒め称える人間もまともじゃないと思うがね
359 :
名無し草:2014/03/26(水) 06:49:13.29
んでもイメージ違いでこんなに紛糾するなんて
魅録、意外と愛されてるのねぇ
前回のくず清四郎はどんなにくずくても
こんなの清四郎じゃないって騒がれなかったのに
つまりみんな清四郎はくずでイメージ共通してるってことなのかしら?w
360 :
名無し草:2014/03/26(水) 06:56:14.14
大声で文句いう人間が圧倒的にまともじゃないわよ
誉められて気を悪くする人はあまり居ないでしょ
文句はせめて公演終わるまで待ちなさいよ
お預け、お預け!
それとも文句言って無いと死んじゃう病気かなにかなの?
361 :
名無し草:2014/03/26(水) 06:58:54.03
>>360 同意!
文句のある人はスレから出て行け
362 :
名無し草:2014/03/26(水) 07:03:04.99
長編作家さんを妬んだ雑魚字書きが荒らしてるだけだと思うの
363 :
名無し草:2014/03/26(水) 07:05:05.32
とりあえず清野よみたい
364 :
名無し草:2014/03/26(水) 07:10:39.86
ま、変なのも混じろうとしてるし私はもう何も言わないわー
作家さんの続きをワクワクしながら待機しよっと
でもほんと、荒れるとやたらたくさん出て来るのに
具体的に妄想話しましょうよって言うとみんな居なくなっちゃうのよね〜
この全員で妄想話しあったり作品投下しあったら賑やかでいいのにねぇ…
365 :
名無し草:2014/03/26(水) 07:18:08.70
いや、荒れても実際書いてるのは数人の気がすんだけど
やけに鼻息荒い人がいるW
366 :
名無し草:2014/03/26(水) 07:31:09.63
なにも言わないと言いながら…
今、日テレで中学生の卒業風景やってて
卒業式の愛の告白にニヤニヤしちゃったわw
倶楽部の卒業式はどんな感じになるのかしらね
美童悠理可憐は、第2ボタンだけじゃなくて
制服ひっぺがされて凄いことになってそう
清四郎は氷の笑顔でボタン防御、野梨子も清四郎ガードで死守、
魅録は初めから私服で登校してたりするんじゃないかと妄想
367 :
名無し草:2014/03/26(水) 08:27:57.57
「みなさん、平気かしら?」
「あいつらなら平気ですよ。それより野梨子、怪我とかありませんか?」
「えぇ、清四郎がずっと守っていてくださいましたから。清四郎こそ平気でしたか?」
「あれくらいなんともありません。………野梨子これを」
「ボタン……まぁありがとう」
「これからもずっと野梨子の隣を歩かせてください」
「えっ、それって………!!」
みたいなの読みだい
文章かけないから誰かお願いします
>>285-
>>294 続き
※直接的ではありませんが性描写あります。NGな方スルーお願いします。もう本当にすみません。
「本当にすみませんでしたっ!」
朝早い白鹿家。
俺はまだ起きたばかりの清州先生に畳に額をつけて、謝罪する。
「俺が迂闊だったせいで、野梨子さんに迷惑をおかけする事になりました。
今後は重々気をつけます。悠理とも、もう会いません」
清州先生は記事の事を知ったのも今なら、俺も突然土下座するしで、
朝も早よから面食らっているようだった。
定まらない表情で俺の顔と、雑誌の写真を見ている。
「魅録」
ちょいちょいと襖の向こうから野梨子が俺を招く。
清州先生は難しい顔して記事を見ているばかりなので、
俺は一礼して立ち上がって野梨子へ向かった。
「こんなに朝早く、何がありましたの?」
「この前のレセプション、悠理が来てただろ?」
「え?ええ」
「その時、俺と悠理が話してるところを写真撮られて、雑誌に載った。
俺と悠理が熱愛発覚だって」
「ええっ?!」
「念のため言っとくけど、事実じゃないからな?」
「…………」
「沈黙すんな、コラ」
「どんな記事なんですの?」
「もうね、嘘八百で見てらんねえ」
野梨子は清州先生の手から雑誌を取り上げて、食い入るように写真を見た。
俺と悠理が若干艶かしく見える写真をマジマジと野梨子に見られて、
俺が剣菱邸に何時間いたとかそんな記事読まれて、俺はどんな顔すりゃいいのよ?
「今の悠理、やっぱり注目度高いんだよ。
そこ忘れてて、ついいつも通り振舞っちゃった俺が悪りい。ごめんな、野梨子」
「いえ、私なんて気にしないで別にいいですわよ。
それより魅録がずーっと心配」
なにが?と俺が野梨子の顔を覗くと、野梨子は言った。
「たぶん、和貴泉倶楽部、今頃騒然としてますわよ?」
「あっ!!」
「取材カメラがもう行ってる可能性もありましてよ?
そうよ、むしろよくここまで無事で来られましたわね?」
そうじゃん、俺がマスコミに追いかけ回される可能性あるじゃん!
野梨子のことばっかり心配してて、全くそっちに頭が働いてなかった。
今の悠理はテレビの人気者で、日本一のお嬢様で、お笑い系なのに美人。
そして初めてのスキャンダルだというのに、本人が海外に行ってて不在。
って事は、俺が注目される確率は倍増だ。
「今日はお仕事は?」
「今から行くつもりだった、普通に」
「実は私も、今日、和貴泉倶楽部でお小遣い稼ぎ……
じゃなくて、ワークショップがありますの」
「こんな時に?誰かに代わってもらえないの?」
「いえ、一緒に行きましょう、魅録。むしろ好都合ですわ。
私、思う存分、婚約者として振る舞いますから」
「そんなの格好の餌だぞ?」
「大丈夫ですわ。魅録はただ堂々としてればよろしいんですのよ。
私は『宅の主人がすみません』って感じで奥さんぶりますから。
自分で言うのもなんですけど、たぶんそれ、得意分野ですわ」
「揺るぎない婚約者がいて、悠理はただの友達に過ぎないって体現するってこと?
そんなことで沈静化できるもんかね?」
「そんな事わからないですわよ。でも何もやらないよりマシ。
魅録が大物ぶって応対すれば、なんとかなるかも」
俺たちは顔を見合わせてから、同時にぐっと親指を立てた。
「どうなるか知らんが、それでいこう。小物だけど」
「隠れてるよりずっといいですわよ、きっと」
その時、「うおっほん」という咳ばらいが聞こえた。
「話がまとまったようだけど、とりあえず魅録くん、こっちに来なさい」
こうしてまず俺は、清州先生のお説教を受けた。
野梨子の支度を待って車に乗り込む時には、続々と電話がかかってきてた。
和貴泉倶楽部の人間や、和貴泉グループの上司という名の親戚から。
剣菱の娘と名前が出ちゃったのはやっぱり和貴泉的にまずかったようだ。
具体的にどうこうって訳ではないが、中の人の不安感を煽ってしまうらしい。
話によると、和貴泉倶楽部の前にはすでにマスコミがスタンバイ中。
ホテルの従業員も客も騒然中。だって相手が有名タレントの悠理だもんな。
お前は今日は休め、という上司の指示だったが、俺は和貴泉倶楽部に向かった。
俺の隣にはこれでもかと気合い入った上品な和装の野梨子さん。
ちょっと面白がってる顔してるのが救い。
チラと視線を合わせてにっこりしてから、思い切り正面玄関に車をつける。
マスコミは結構な数がいた。
今日はなんのニュースもない平和な日なんだな、きっと。
「松竹梅魅録さんですね?」
まだドアを開ける前から、テレビで見たことあるリポーターが俺にマイクを突きつけた。
すげー、俺!ってか、すごいのは悠理か。
「剣菱悠理さんと熱愛というのは本当ですか?」
「ええ?なんの話ですか?」
俺はマスコミを相手にしないふりをして、車から出て、助手席のドアを開けた。
シュルッとシートベルトを外して、これ以上なく優雅に野梨子が出てくる。
「……この方は」
「婚約者です」
リポーターが呆気にとられてる。
どうだ、そこらの女優よりずっと美女だろ、野梨子は。
野梨子はゆったりと頭を下げた。
それでもリポーターは怯まず言う。
「剣菱悠理さんとの熱愛という記事が出てますけど、
実際のところどのようなご関係なんですか?」
「確かに悠理さんとは学生時代からの友人ですけど、熱愛ではないですね」
俺はにこやかに笑った。
それから、野梨子の方を振り向いて言った。
「私と悠理さんと、それから彼女も生徒会だったんですよ。
今でも悠理さんと交流があって、彼女と一緒に親しくさせてもらってます」
「お騒がせしてしまったようで、申し訳ございません」
野梨子がたおやかに頭を下げると、リポーターが一瞬見惚れたように黙った。
「申し訳ないんですが、もう行ってもよろしいでしょうか?」
「あっ、あの、あの記事は」
「全くの誤解です。誤解させてしまったようで、本当にすみません」
俺は一礼してから野梨子をエスコートして、和貴泉倶楽部へ入って行った。
俺の車はありがたい事に気の回る従業員が移動させてくれた。
助かる。これで少しは大物感出るだろうか。
小声で野梨子に尋ねる。
「これでよかった?」
「ちょっと若造臭かったですけど、たぶん大丈夫」
「くせえも何も俺、若造だし」
広い和貴泉倶楽部のロビーに入ると、俺たちは一斉に注目を浴びた。
客も従業員も誰もがシーンと無言のまま、俺たちを見てる。
俺はすうっと息を吸って、大きな声で頭を下げた。
「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでしたっ」
野梨子も俺に揃って頭を下げる。
すると従業員たちが、一斉に俺に駆け寄ってきた。
心配だった、無事に済んで何よりなど、精一杯の言葉をかけてくる。
次は宿泊客だ。
オーナーらしく悠然と大丈夫、大丈夫ですから、と俺は内心冷や汗たっぷりに振舞った。
俺たちはたくさんの人に頭を下げ、余裕たっぷりに応答し、ようやくオフィスに到着した。
オフィスのドアを閉めて、俺と野梨子は顔を見合わせて、
同時に大きく息を吐いた。
「すげえ疲れた」
「私も」
「俺、このドヤ顔、一日中続けなきゃなんねえの?」
「一日どころか、しばらく続きますわよ」
野梨子は俺の顔を両手で引っ張りほぐした。
「魅録は気を抜くとすぐ気持ちが表情に出てしまうので、そこが心配」
「お前はうまいよな」
「人の目に晒されるの、慣れてますもの。茶道ってそれも仕事ですし」
「そっか」
俺は野梨子の左手を取った。野梨子が俺の顔を見つめ返す。
そう?今ならOK?
俺はそっと野梨子へ唇を寄せた。
野梨子はもう身構える事もなく受け入れた。
この前よりもずっと優しく、ずっと長く。
段々と野梨子の漏れ聞こえる息が甘く変わっていく。
ゆっくり唇を離すと桃色の頬、夢現の瞳が俺を見つめてくる。
あー、もうダメだ。俺はもうダメ。
「……魅録っ?!」
野梨子が小さく悲鳴をあげたけど、俺は辞めない。
オフィスの鍵をカチリと閉めて、ドアに野梨子を押し付け、足を着物に割入れ腿を割る。
「ダメ、着物が乱れますわ」
「いいよ、そんなもん」
「こんな時に?」
「そうだよ」
もう一度、野梨子に口付けしながら、衿に手を入れていく。
白い胸が俺の手に弄ばれて野梨子が小刻みに震えた。俺は嬲る。思い切り。
「お願い辞めて……!」
「お前、わかってたのかよ?夫婦になるってこういうことだぜ?」
「魅録」
野梨子に何も話させまいと、俺はまた唇を犯す。
そう、俺はずっと知ってた。
野梨子は俺の凶暴性に火をつける。
長年、友達ぶって誠実そうに振舞っていながら俺は、
本当はこの女をメチャクチャに犯してやりたかった。
ずっと、ずっとだ。
あの見合いの日からずっと。いや、もっと前、高校時代の初めから。
いいや、初めてこの男嫌いな女に会った、ガキの頃のあの瞬間からかもしれない。
唇を離すと、俺から逃れようとする野梨子の腕を捕まえて、
お仕置きのように力を込めて上に上げドアに押し付ける。
「痛い……」
野梨子の瞳に恐怖の色が浮かんでる。
そんなものも俺を唆らせるだけ。
俺は腿ををぐいと押し付けて野梨子を刺激する。
うんと乱暴にしてやりてえ。
「逃げんなよ」
「だってこんなところで魅録」
「こんなところじゃなきゃ、OK?」
俺は一度野梨子から手を離し、秘書に電話をかける。
「部屋をひとつ取って。それから今日は白鹿野梨子さんの講座キャンセルな。
まだ報道陣いるし、二人でしばらく隠れておくから」
部屋を確認して電話を切ると、野梨子は驚いた顔をしたまま身を固めていた。
突然豹変した俺に、どうしていいのか全くわからないんだろう。
逃げることさえできないようだ。
悪かったな。
有閑倶楽部の仲間だ、婚約者だって、お前が慕ってた男の本性はこれだよ。
所詮、男なんてこんなもんだ。
俺はニヤリと笑って、野梨子の腕をガッシリ掴んでオフィスを出た。
「お前、忘れてたかもしんねえけど、ここ、ホテルなんだよ」
野梨子は当たり前のように処女だった。
破瓜を終えたばかりの野梨子の体を俺は休みなく執拗に愛撫し続ける。
疲労困憊の野梨子の身体は、指と舌の動きに合わせて自然に跳ねる。
「まだ終わらないぜ?」
野梨子は切なげな苦しげな表情で、それでも健気に頷いた。
そんな生意気な野梨子の身体に、俺はお仕置きのように吸い付き、痕をつける。
部屋の中には野梨子の儚げな喘ぎ声と、かすかな携帯の着信音。
おそらく俺にも野梨子にも沢山の連絡が入ってるんだろう。
でも、知らねえや。
今はこうしてないと、俺はたぶん……
壊れる。
(つづく)
377 :
名無し草:2014/03/26(水) 08:42:45.33
続き待ってました
思わぬ展開にゾクゾクしてます
378 :
名無し草:2014/03/26(水) 08:48:51.41
おかしな人たちが現れてもう続きこないんじゃないかと心配してました
投下ありがとうございます
強引でやる時はやる魅録がステキです〜
379 :
名無し草:2014/03/26(水) 08:57:46.42
悠理への告白の後にこれとはw
380 :
名無し草:2014/03/26(水) 08:58:55.33
野梨子が強すぎるw
381 :
名無し草:2014/03/26(水) 10:56:17.02
>>365 そ〜そ〜鼻息で飛ばされまくりw
自演マッチポンプなんてスルーしてればいいのに〜
382 :
名無し草:2014/03/26(水) 12:43:08.69
魅録がはっちゃけた〜wどう転がって行くんでしょうね、この先。
読めないストーリーに濃いキャラ、いつもありがとうです!
383 :
名無し草:2014/03/26(水) 12:47:52.24
今はどうしてこうなるのかわかんないけど
何かの布石かもしれないと期待でワクワク
続き楽しみにしてます
384 :
名無し草:2014/03/26(水) 12:49:41.31
385 :
名無し草:2014/03/26(水) 12:54:02.63
これは半分レイプwなのか・・最後は同意なので違うのかw
R系は嫌いじゃないからGJ!です
386 :
名無し草:2014/03/26(水) 12:58:43.28
>>382 先が楽しみですよね
これがきっかけで出来ちゃった結婚になったら魅録っぽいw
387 :
名無し草:2014/03/26(水) 14:06:33.20
また…
388 :
名無し草:2014/03/26(水) 16:30:48.50
頭おかしい妄想キモオタ婆の自演一人言もしくは腹話術はキモい
389 :
名無し草:2014/03/26(水) 16:32:41.26
「ガスライティング」で検索を!]
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
390 :
名無し草:2014/03/26(水) 21:01:32.21
好悪賛否どっち側でも
特定の方向に思い込みが激し過ぎるのって
迷惑だし回りは引くよね…
391 :
名無し草:2014/03/26(水) 21:53:00.15
なぜここまで魅録の心はボロボロになったんだろう?
392 :
名無し草:2014/03/26(水) 23:47:39.04
「ガスライティング」で検索を!]
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
393 :
名無し草:2014/03/27(木) 07:11:40.91
魅録ぶっちぎれに理由があるとしたら
悠理を傷付けた上絶縁宣言しちゃった
親友が大切にしてた女寝とっちゃった
綺麗な野梨子を苛めたあげく勢いで汚しちゃった
社会的責任が一気にひっかぶってきた
ここまで来たのに未だ野梨子の気持ちを聞けてない
この辺かなぁ?
野梨子もひっそり切れてそうで怖いw
394 :
名無し草:2014/03/27(木) 08:01:50.41
話しが進めば成る程そういう事だったのかと納得できるだろうと
ひたすら続きを待っているよ…。
395 :
名無し草:2014/03/27(木) 14:34:49.39
野梨子の気持ちはどうなんだろう?
396 :
名無し草:2014/03/27(木) 16:06:50.41
魅録が決壊したー
ずっと抑えてたものが溢れると一気に振り切れそう
魅録の狂気じみた面が見られて新鮮です
397 :
名無し草:2014/03/27(木) 17:05:29.62
狂気じみた魅録って想像つかなかったけど目から鱗で面白い
398 :
名無し草:2014/03/27(木) 18:39:35.77
これで実は悠理とは純粋な友人関係オンリーではなかった
な〜んてことだったら魅録の鬼畜ぶりがアップするなあw
399 :
名無し草:2014/03/27(木) 19:41:17.24
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__ V (・゙i ,r'・) \_l/ __ オィオッボッボッボッボwwwwww
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`-(_λ_/: : : : : | (,__/ : : : : ;,.,`::`つ オェッボーwwwww
`-;;;;;;;:/i\ /" : /\;,;,;,;,;/ `'" オッボボwwww
\:.:.:.:/ `i , :く. ボオーwwwwwww
`i: :i : : !": : : ) オッボャッボーオwwwwwww
r: :i DK:!-┬" オッボッボッボッボwww r--`:、 /000 オッボッボwww
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キモオタ少女漫画妄想婆の一人言18禁R
400 :
名無し草:2014/03/27(木) 20:12:09.16
たまにもう1人いるだけ。婆1人妄想、自画自賛
そして以前の〜とかw
妄想キチガイ婆の一人語りするスレの間違いだなwww
401 :
名無し草:2014/03/27(木) 21:46:05.50
清四郎や可憐は介入しないのかな。わくわく。
402 :
名無し草:2014/03/27(木) 21:54:38.65
こんなに同意しあうスレ絶対ねえよ
自分で書いた妄想に誉めるって恥を知れ婆
ちょっと調べたらばればれなのに50間近の婆になると分からないのか
大したネットオタじゃなくてもちょい見たら分かる
〜市か〜区まで分かる
どこかは言わないでおいてやるけど全部一緒じゃん 爆笑 wwwwwww この少女漫画キモオタ婆複数いるように見せているけどある都道府県の〜区や〜市にしか複数存在しないのかよwww
糞妄想婆の18禁Rキモい
分かる奴には分かってるのに恥かいてる事に早く気付けよ
不細工キモオタ婆w
おかしい人って婆あんたがおかしいんだよ
チラ裏にでもかけ
403 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:14:52.11
魅録がこーゆー感じにヤケになったり
煮詰まって壊れ気味ってなんか新鮮だわ
対する野梨子が落ち着いててお姉さんみたいだ
どんなオチがつくのか楽しみだよ
ところで何も無い人って可哀想だね〜
24時間監視乙ww私は区じゃねーよwwww
404 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:21:37.48
しかしあれか結局のところ
清四郎は可憐に、魅録は野梨子相手に実はずっと
脳内色々巡らせながらこっそりムラムラしてたのかっていうw
他所で発散させてた美童の方がよっぽど健全みたいな気もしてきた
ムラムラされてなかった悠理は良かった…のかなー?w
405 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:22:58.67
406 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:24:47.97
407 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:28:50.60
清四郎の鍋、カラオケ地獄は面白かった
たまには別作品を読んでみたいって言うと文句になっちゃうかな
408 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:46:33.26
焦ってスレ流しに必死だな
もめてもないのにこの短時間2人でもこんなにかきこみ続かねーありえん
実況中継スレじゃあるまいし
婆2ちゃんはあんたのものじゃないんだよ
サイト作っても糞話誰も見に行かねーもんな?
文体必死に変えようとしても分かるぞ
409 :
名無し草:2014/03/27(木) 22:56:59.34
確かに市か区まではわかる。それ以上は無理だが。
スルーするということでも本当に数人いるなら堂々として急ぐように書きこむ事はしない
ばれてるのが知られた事で少しあせってます言ってるようなもん
妄想婆て脳タリン
410 :
名無し草:2014/03/27(木) 23:07:00.50
>403>405
8分以内その間にもかきこみ
自分で自分に何話しかけてる?痴呆入った婆w?
411 :
名無し草:2014/03/27(木) 23:31:49.10
412 :
名無し草:2014/03/27(木) 23:37:05.28
>>404 結局なんだかんだで初恋こじらせた系なんかな?
10年近く悶々としてたんだとしたら凄いな
413 :
名無し草:2014/03/27(木) 23:50:55.98
414 :
名無し草:2014/03/28(金) 00:44:31.09
>>407 色々読みたい気持ちは分かる
まむしドリンクはわらった
創作欲をくすぐる妄想の種を蒔けば
そのうちどこかに居る書き手さんの中で芽吹くかもしれないし
希望のイメージ語ればいいじゃないか
>>367みたいなのも誰かかいてくれないかな〜
自分が書くと某センチメンタルラビリンス(あれはあれで傑作だと思う)
みたいな方向性を目指さざるを得ない
415 :
名無し草:2014/03/28(金) 01:34:29.10
妄想の種蒔いてもドっとスレ流しされて埋もれちゃうだけだよ
独裁的な今の現状が過ぎない限り、新しいものは望めない
>>368-
>>376 続き
昼下がり。
俺にめちゃくちゃに弄ばれ疲れた野梨子はベッドで静かに寝息を立てていた。
俺はまだ若干の興奮状態で、気怠いのに眠る事すらできず、
ぼんやりとソファに座りテレビを眺めていた。
テレビの画面には俺と野梨子の姿。
ったく、俺も野梨子も一般人なんだからさあ、モザイクぐらい入れろよな。
戸惑いが隠しきれない間抜け面の俺に比べて、
野梨子はすごく利口そうに映っている。
野梨子が大変な美女だったせいもあって、コメンテーターも俺たちに同情的。
俺たちの態度は一応狙い通りに働いているようだった。
悠理のコメントはまだ出ていないようだが。
俺はチラとベッドの野梨子を眺めた。
漆黒の髪に綺麗な横顔、白いうなじ。
肢体に咲く花のような痕が行為の激しさを語っていたが、
俺に散々な目に合わされてなお、野梨子は穢れなく美しかった。
俺は本当は気づいていた。
野梨子に俺の肉欲を呼び覚ます力がある事を。
愛でも恋でもない、同情ですらない、単なる性的な欲望。しかも猛烈な。
俺が野梨子に対して、仲間として築き上げて来た信頼や友情を全否定するような欲情。
熱望するのはお前の肉体だけ。
そんなこと認めてしまうのが嫌だった。
だから、ずっと躊躇していたのだと思う。野梨子と密な関係になる事を。
本当はこんな事、気付きたくなかったのに。
その時、手に持っていた携帯がまた鳴った。和貴泉の上司である親戚からだ。
俺はダラリとした手を耳まで無理やり持ちあげてそれに対応する。
主な内容は、言いつけに背いてマスコミに出た事に対するお小言。
だが言うだけ文句を言い終わると、電話はすぐに切れた。
今回、無断で動いた件は、どうやら結果オーライだったらしい。
ただ、驚かされた腹いせに、一言俺に言ってやりたいだけって奴から電話がくる。
さっきからこの繰り返し。いい加減疲れてきた。
再び電話が鳴った。
今度こそ俺は若干姿勢を正す。
親父だ。
「やーーっと電話に出おったな!お前は、なにをやっとるんだーーっ!!」
「悪かった!マジで親父には本当に申しわけないと思うからっ!」
開口一番怒鳴りつける親父に、俺はとりあえず平謝りに謝った。
すると、親父はすぐに声のトーンを変えて、ヒソヒソ声で俺に聞く。
「……それで、その、二股なのか?」
「俺にそんなスキルあるわけねーじゃん!悠理の件は誤解だ、誤解」
俺が手短に状況を説明すると、親父はなーんだ、と少しつまらなそうな様子だった。
「じゃあ、剣菱にはそうやって説明してくるが、白鹿家には行ったのか?」
「朝一番に行って頭下げてきた」
「ほー。お前でもそれぐらいの事は出来るんだな。それで、今お前はどこで何してる?」
「和貴泉倶楽部の客室に野梨子といる」
「…………」
「なんだよ」
「え〜、結婚前なのに〜?」
「……とにかく、今日はもう電話ばかりで仕事にならねーし、
マンションも今日帰るのヤバそうだから、ここにいるつもり」
「もう一度確認するけど、お前の相手は野梨子ちゃんだけなんだよな?」
「当たり前だっ!」
俺は電話を切った。
とりあえず、親父が協力的で助かった。
剣菱の件は任せておけばいいと思う。
ふとベッドを見ると、野梨子が起き上がって
長襦袢をするりと肩にかけているところだった。
それはすごく艶っぽい仕草で。
俺はベッドに向かい、野梨子の肩を襦袢ごと抱きしめる。
「……今、何時ですの?」
「そろそろ夕方なるな」
「そう、じゃあ私そろそろ帰らないと」
「ダメだな、今日は二人でここに泊まっていくぞ。籠城だ。
俺たち注目されてるし、お前は目立つし」
「だってそんなこと、親になんて言ったらいいのかしら」
「どうせその格好でバレるんだから、今日だろうと明日だろうと同じだ」
俺が散らかった着物と乱れた髪を指差すと、
野梨子は照れたような困ったような顔をして笑った。
「大丈夫か?」
「大丈夫ですわよ?」
「痛かったろ?乱暴にしてごめんな」
野梨子はか弱く首を振った。
「愛してますの、魅録。だから大丈夫」
それでまた、たまらなくなった俺は野梨子にキスをする。
野梨子は天才的に俺を高ぶらせる。
「俺、近日中に結納やりたいんだけど」
「結納?」
「こんな騒ぎになったし、お前とちゃんと婚約しておきたい。
悠理との記事読んだ時、真っ先にそう思った。できれば結婚も急ぎたい」
「魅録がそれでいいのなら」
「じゃあ、決まりな」
それで結局、俺は再び野梨子をベッドに押し倒す。
本当にこんな時にこんな所でこんな事してていいのかよ?
と、冷静になった俺の頭は囁くが。
そんな頭の中と裏腹に気持ちは昂りどうしても行為は激しくなってしまう。
まあ、今日一日ぐらい溺れててもバチは当たらないだろ?
悠理と過ごす時間は常に穏やかだった。
でも、野梨子と過ごす時間は常に刺激に満ちている。
「幾久しくお納め下さい」
「幾久しくお受けいたします」
俺は親父の棒読みの台詞を聞きながら、ぼんやりと思う。
幾久しく、永遠に、か。
永遠なんてもんはこの世にたぶんないんだけどな。
現に最高に楽しかった高校時代の日々は過ぎ去ったまま戻らない。
俺は目の前の野梨子を見つめた。
あんなに乱暴に穢したのに、今日も輝かんばかりに美しい野梨子。
この結納をもって正式に俺たちは婚約する。
可憐が手回しして急いで仕上げてくれた婚約指輪を、野梨子の薬指にはめた。
キラキラとした可愛らしい指輪が野梨子の指に収まったのを見て、
何かがズシンと重みを増した気がした。
野梨子。もう本当に後戻りはできねえぞ、俺もお前も。
「あーっ!終わったあ!」
俺はお馴染みの和貴泉倶楽部の庭園で思い切り体を伸ばす。
両家の親はまだ宴会の最中。
俺と野梨子は抜け出してようやく二人きりになれた。
「ご苦労さまでした。ここまで本当に大変でしたわね」
そう、ここまで、俺は全力疾走だった。
あの野梨子と過ごした日の翌日、俺は急いで可憐に婚約指輪を発注した。
人生において超重要なアクセサリーをこんな急激に決めやがって、と
ブチブチ文句を言いながら、それでも可憐は最優先で数日で完璧に仕上げてくれた。
それから、海外でのんびり出張中の千秋さんに代わって、
全く知識がない俺が結納の準備を超特急で進めた。
その間、ずっと俺は悠理との関係を探る好奇心いっぱいの視線に晒されっぱなし。
株価が不安定になったとかどうとか言う和貴泉の本体からの嫌味にも耐え、
それでも仕事をこなし続けた。
そして、ようやく今日だ。
ゴールして、やり遂げた気分でいっぱいだ。
「お前も大変だったんじゃないか?俺のせいでこんな急になって悪かったな」
「いいえ、そもそもレセプションに来て貰ったのは私ですし。
私の結納の準備なんて着物を選んだり、可憐と指輪の相談したりですもの。
楽しかったですわよ」
野梨子が薬指を日に掲げると、婚約指輪は可愛らしくキラキラ光った。
その様子を不思議そうな顔をして野梨子は眺めている。
「なんでそんな顔してるの」
「実感が全くわかなくて。指輪がついているのがすごく不思議ですの」
「実感がないだと?何言ってんの?」
「だって、あまりにも一気に進んでしまって」
「俺は実感ありまくりだよ!
その指輪決めるのに、どれだけシビアに可憐と金の計算したことか。
あいつ、俺が湯水のように金使えると思ってやがった。
親の金では買わねえ、俺はただの下っ端だと繰り返し言ってんのに」
野梨子はころころと笑った。
俺はベンチに座る野梨子の隣に腰掛けて、左手を取る。
今の俺に出来る精一杯の指輪。
それが野梨子の左手に誇らしげに輝いている。
「ありがとう。こんな素敵な指輪をいただけて、とても幸せですわ」
「こんな安いもんでごめんな」
「まさか!充分お高いでしょう?申し訳ないほどですのに」
「いやあ、白鹿野梨子さんの指にはもっと立派な指輪が似合う。
でも、これが今の俺の働いた金だけで出来る精一杯だからさ。今はこれで我慢して。
また馬車馬のように働いて努力して、早く出世して、いずれすごいの買ってやるから」
「いいえ、私にはこれが世界で一番ですわ」
この時の俺たちはとても幸せだった。
このまま、俺が心の中に燻ったものを手放してしまってさえいれば、
何もかもこのまま上手く行っていたのかもしれない。
だけど、それは起きた。
(つづき)
423 :
名無し草:2014/03/28(金) 08:11:11.34
ここまで自作自演の婆とまる分かりのスレもねーな
婆の自演下手すぎて糞ワロタ
424 :
名無し草:2014/03/28(金) 08:17:34.68
きてたー
時宗ちゃんいいねw
425 :
名無し草:2014/03/28(金) 09:31:20.57
最後の暗雲漂う文が気になる!
まさかの一旦振り出しに戻る、もあり?
野梨子は「愛しあった末に」結ばれたいんだよね?
魅録は悠理を想ってて、野梨子も感づいているように思えるから
悠理を忘れるまで待ちますパターンとか?
426 :
名無し草:2014/03/28(金) 09:33:21.13
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / ヽ
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| | LL/ |__LハL |
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\ │ / | \ ヽ_ノ / ノ
/ ̄\ .__ ノヽ |l!\__ノ リ!|
─( ゚ ∀ ゚ )─`-t- `ヽ ((ミ ゝ{_ /::彡シ 、
\_/ {とニ ヽ=、 r)(@)/ \三彡⌒ヽ
/ │ \ ヾヘ`/ヘヾ、 / iヾイミ 只彡´((彡', ',
ヽ、ヽヽ.ヘ/ Yミノ ん ! .|
ヾ_∨ )ヽ ( o .,ノ |
ヽ / | . ,| |
\ ,,__∠._ ri . o ∠iK |
427 :
名無し草:2014/03/28(金) 09:39:31.46
あの記事、逃げ道ふさぐための野梨子の策略だったりして…。
428 :
名無し草:2014/03/28(金) 10:01:12.11
こんなに同意しあうスレ絶対ねえよ
自分で書いた妄想に誉めるって恥を知れ婆
ちょっと調べたらばればれなのに50間近の婆になると分からないのか
大したネットオタじゃなくてもちょい見たら分かる
〜市か〜区まで分かる
どこかは言わないでおいてやるけど全部一緒じゃん 爆笑 wwwwwww この少女漫画キモオタ婆複数いるように見せているけどある都道府県の〜区や〜市にしか複数存在しないのかよwww
糞妄想婆の18禁Rキモい
分かる奴には分かってるのに恥かいてる事に早く気付けよ
不細工キモオタ婆w
おかしい人って婆あんたがおかしいんだよ
チラ裏にでもかけ
429 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:08:22.99
嬉しいな、続き来てるとやっぱホッとするわw
作家さんは折れない!と信じてるけどそれでも読み手の方が
折れたらどうしよう、どうにか出来ないかなってオロオロソワソワしちゃうのよね…
魅録の鬼畜性癖(?)発覚にびびりましたわ
展開がますます混迷を窮めて来て目が離せないw
ずっと応援してますからね〜
430 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:35:32.16
18禁R
『 蜜 』(前編)
「え〜、どんな夢見たんだよ!あたいにも教えろよ〜!」
悠理は急に興味を持ったようで、ぴょんぴょんとフードを揺らして3人の元へやってくる。
「・・・・・・知りたいですか、悠理。」
清四郎のその声が通常よりも低く艶めいていることに、悠理は気付かなかった。
無邪気に近づくと手首を取られ強く引かれる。
前のめりになった悠理をくるりと反転させ、自分の膝の上に乗せる。
突然のことに抗議の声を上げかけた悠理だが、その唇は清四郎の熱を持った唇に封じられた。
清四郎の左右にいた美童と魅録が息をのむ音が聞こえ、悠理は羞恥と怒りで頬を染め、そのまま身を離そうとしたが男の力は強く引き剥がせない。
噛んでやろうと口を開けたところ、見透かしたように舌を入れられた。
さらに両頬を強く押されて口を閉じることもできない。
「・・・っふ!・・・ぅうん!」
悠理から吐息が漏れる。
わずかに開いた隙間から二人の赤い舌が絡みあうように縺れている。
そこから目を離せず、美童は知らずにごくりと喉を鳴らし、魅録は痛いほど張り詰めた己を知らずに押さえていた。
清四郎の手はいつの間にか悠理の前に伸び、牛の着ぐるみの毛並みに隠されたジッパーを探し当てていた。
“ジーーー”と静かな音をたて、ジッパーが下され悠理の白い肌が露わになっていく。
それはパジャマとしての使用だったため、その下には白いブラとショーツだけだった。
モノクロの服から現れた肌と下着はやけに白くて、傍観者だった二人の男の理性を痺れさせるには十分すぎた。
「なっ?なにすんだ!!」
肌に触れた冷気で前が肌蹴られたことに気づいた悠理が、慌てて掻き直そうとするのを押しと留めたのは美童だった。
悠理の背後で清四郎が口の端を上げた。
「び、びどう?」
「・・・・・・はぁ、すごくきれいだ。」
431 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:37:19.38
怯えたように問いかける悠理の声を無視し、美童はブラをそっと押し上げる。
決してふくよかとは言えないその膨らみに小さく尖った実を見つけた時、美童は今までにないほど興奮していた。
自分の胸元に顔を近づけてくる美童に悠理は身を捩って抵抗しようとするが、どこをどう押さえられているのか体を動かせない。
その時、悠理の耳元で清四郎が囁いた。
「・・・大丈夫だ、悠理。これからとびきりの快楽をお前に教えてやる。」
「なっ、何言ってんだよ?そんなの・・ひゃう!!」
清四郎は舌先を悠理の耳に忍ばせ、美童は悠理の胸の頂を摘まんだ。
クチュクチュと耳を犯され、胸には感じたことのない刺激を受け、悠理は混乱するばかり。
唯一の助けを求めて魅録の方を見るが、目が合った途端、それが合図でもあったかのように彼も悠理の元へと無言でやってきた。
「み、みろ、く・・・ひぃん!!」
魅録は露わにされたもう一つの乳房にむしゃぶりつくように舐めはじめた。
右の胸を美童に弄ばれ、左の胸を魅録にしゃぶられ、背後の清四郎はショーツの方へと手を伸ばし、その指先は溝を往復している。
三人の男たちに囲まれ、嬲られ悠理は涙を流した。
「・・・っく、ひっく・・なんで?なんでこんなことすんのぉ?」
数時間前は女に見えないだとかさんざん言っていたじゃないか。
一緒にバカ騒ぎしてたじゃないか。
友達じゃなかったのか?
悠理の涙を美童が指で拭きとり、困ったように笑う。
「悠理のことがすごい好きになっちゃったんだ。」
「う、うそだぁ・・・あぁん!!」
ギュッと押し潰され、上擦った声が出てしまう。
「マジだっつーの。“女”のお前を今すぐ見たい。」
「そんなっ・・ああっ!」
チュウッと魅録に吸いつかれ、悠理は白い喉を仰け反らせた。
432 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:38:42.63
「本当に、愛しているんですよ。だから自分たちで愛でて綺麗に開花させたい・・・。
誰も得たことのないような快楽をお前に捧げますよ。」
「ひぃ、ひっ、うああん・・・!!」
清四郎の指がショーツの隙間から入り込み、直に悠理の谷に触れた。
初めての他人の指の感覚に悠理は喘ぐことしかできなくなっている。
絶え間ない愛撫のせいか、悠理の其処は濡れそぼっていて、清四郎の口元に緩やかな笑みが浮かんだ。
それを見て、美童も魅録も分かったのか、同じように微笑んだ。
清四郎は体をずらして、悠理の上半身を美童に預け自らは悠理の足元へと移動する。
すっかり力の抜けた両足からショーツを抜き取る。
水分を含んで重たげなそれを床に置き、割り開いた中心へ顔を寄せていく。
慌てたような悠理の顔をそっと美童は自分の方へ向かせる。
澄んだ碧眼に見つめられ、吸い込まれたように悠理は何も言うことが出来ない。
一瞬の沈黙は、強い刺激に打ち破られる。
清四郎がぴちゃぴちゃと音をたて、悠理の秘裂を舐めはじめたのだ。
「・・・ひゃあっ!いや、そんなとこ・・・舐めちゃ・・・むぐぅ・・・。」
美童が悠理の声を飲み込む。
口中に美童の舌が入り込み、歯の裏や上顎をなぞる。
くすぐったいような感覚の次に、大きな快楽の波がやって来る。
433 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:39:51.79
BBSPINK以外18Rは禁止だよ
スレごと削除されてもいいのか
434 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:40:23.80
清四郎の舌が小さな粒を捉え、舌で転がしたのだ。
さらに清四郎がきつく締まった扉をこじ開けるように指で侵入を開始すると、そこからは止め処なく愛液が零れ落ちてくる。
魅録が弄る実はすでに腫れたように赤くなり、またピンと尖っている。
美童の舌が口から出ていき、首筋に移動し甘く噛まれた時、悠理の体の芯を電流が走りぬけ、大きく跳ねた。
それを見逃さず清四郎は手と舌の動きを早くし、魅録も唇で強く挟み込み、美童も乳房を握り込んだ。
「ああああああぁあっ!!」
悠理がひときわ大きく鳴いて、身体がブリッジの如く弧を描いた。
そして弛緩し、床に崩れ落ちた。
「可愛いなぁ、見てよ。こんなに身体がピンクに染まったよ。」
「あぁ、イってる顔もたまんねぇな。」
「こんなに淫らになって・・・綺麗ですよ、悠理。」
男たちの会話に入っていくゆとりなどない。
荒い息の悠理の頬を美童の指先が擽る。
「ねぇ、悠理。今のが“イく”っていうんだよ。」
「・・・・・・いく・・・?」
焦点の合ってない目で、ぼんやりと悠理が呟いた。
「気持ち良かったか・・・って聞かなくてもその顔見りゃあ分かるな。」
「・・・あぁ・・・ん。」
魅録が満足そうに言い、細く締まった脇腹を撫でる。
「ねぇ、悠理。今度は僕たちも気持ち良くしてくださいね。」
清四郎の囁きに悠理はただ頷くしかなかった・・・。
435 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:50:38.35
『 蜜 』(後編)
「ねぇ、悠理。今度は僕たちも気持ち良くしてくださいね。」
「・・・へ?ど、どうすればいいいの?」
清四郎は体を起こし、ゆっくりとベルトを外した。
ボクサータイプの下着を押し上げている存在に気付いて、悠理は少し後ずさりした。
が、すぐに行き詰まり顔を上げると流れるような金髪が目に入る。
視線を下げれば彼もまた、前を寛げている。
視線に気づいて余裕のある笑みを悠理に向けた。
「そんなに見つめられると緊張するんだけど。」
「み、見てないやい!!」
強がって、つい口走る。
「大丈夫ですよ、そんなに怯えた顔をしないで下さい。」
悠理の心情を察しているのか、清四郎は安心させるように悠理の髪をくしゃりと掻きあげる。
悠理はその手の大きさと温度に落ち着きを取り戻した。
そして、言われるがままに横たわると、先ほどまで腰を下ろしていた場所のカーペットが濃い染みを描いているのが見えた。
それが自分の愛液と分かって、恥ずかしさで真っ赤になる。
悠理がそちらに気を取られている間に、清四郎は足の間に陣取り、美童は悠理の頭の横に、魅録はその反対側で見下ろしていた。
「ちぇっ、悠理の初キスもバージンも清四郎が奪うのかぁ。」
ブツブツと文句を言う美童に清四郎はしたり顔で述べた。
「悠理がバージンだからこそ、僕なんですよ。美童のじゃ悠理に負担が大きいでしょ。」
ちらりと美童の一物を眺める。
(・・・確かに美童のが一番大きいかも・・・。)
真横にそびえるその男根に、悠理は目を瞬かせ思った。
436 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:52:09.63
もしかして嫌がらせ?
荒らしに通報されたら一瞬にしてスレが消えるんだよ
437 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:56:09.40
次いで、清四郎は魅録を見やり、
「魅録はまだ経験がないようですし・・・僕が適任なんですよ。」
「・・・うるせぇ。」
拗ねたようにそっぽを向く魅録。
その股間には大きくえらの張った男性のシンボルが空を仰いでいる。
主導権を握っている清四郎のモノも逞しい腹筋につきそうなほど勃ちあがっている。
そしてそこにはいつの間にか避妊具が装着されている。
(あんなの・・・入んないよ〜。)
内心で叫ぶが、今さらやめてくれとも言えないし、言ったところで止まりそうにもない。
清四郎は悠理の足を大きく広げ、硬く勃ち上がった己を擦りつけるように動かしはじめた。
ぬるぬると往復するそれに、悠理の腰から震えが走る。
ジクジクと痺れのような感覚が悠理の全身を覆う。
だが、それは先ほどまで悠理の胎内を蹂躙していた指とは比べ物にならない大きさで、不安が徐々に膨らむ。
やがて、肉厚の花弁を押しのけるように、清悠理の悲鳴のような声に煽られて、何度も何度も擦る。
ジワリと中から溢れ出た液が滑りを良くし、清四郎は一気に押し込んだ。
「ぃいっ・・・!!」
「っく!」
ミシミシと軋んだ音が聞こえた気がした。
悠理は引き裂かれそうな痛みに声を失くし、清四郎は異物を押し戻そうとする柔肉に翻弄されそうになり、動きを止めた。
パクパクと呼吸を求めるような悠理を気遣う余裕は清四郎になく、無茶苦茶に腰を振りたい欲求を押さえ込むので精一杯だった。
「魅録、手伝ってあげよう。もっとそこを弄ってあげて。」
「お、おう。」
魅録は頷き、弾けそうな真珠をクリクリと転がす。
美童も悠理の乳房を包み、揉みほぐす。
「・・・ひっ、魅録!美童!やぁ・・・!!」
「“嫌”じゃないでしょ、悠理。気持ちいいくせに。こんなに尖ってるよ。」
438 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:57:42.18
「あぁ、中からなんか出てきたぞ。」
「いやぁ!!そ、んな・・・だめぇ!・・・・・・あっ、あ・・・ん〜!!」
「悠理、僕を忘れては困りますよ。」
愛撫に身悶えていた悠理だったが、ズンと揺さぶられ目が大きく見開かれた。
清四郎が悠理の腰を両手で抱え、本格的に抽送を開始したのだ。
二人の愛撫によって胎内は潤み、清四郎を包む肉襞は怪しく蠢いている。
「・・・まだ・・・痛みますか?」
「はっ、す、すこし・・・でも、けっこう、平気か、も・・・ひゃあ!」
それを聞いて遠慮なく悠理を犯し始めた清四郎。
熱く硬い楔は悠理の中を焼き尽くす。
魅録や美童も愛撫の手を止めない。
悠理の身体に這いずりまわる六本の腕は確実に悠理を追い詰めていく。
もう、彼らに触れられてないところなどない。
余すところなく触れられ、舐められ、嬲られ・・・
「ああぁ、あぅ、あっ、あああ・・・!」
「あぁ、悠理。気持ち良さそうだね。ね、僕のも・・・ね?」
“我慢できない”という風に、美童は悠理の顔の前にグロテスクな肉棒が差しだす。
「・・・?・・・はぁん・・・!!」
その意味が分からずトロンとした目で美童を見上げる悠理に、清四郎が強く腰を押し付け答えを教えた。
「・・・悠理。・・・美童のを、舐めてあげるんです・・・っ。ふっ、そうだ。そちらの手で魅録のも扱きましょう・・・。ほら、みんな気持ち良くなれる・・・っく!!」
戸惑う間を与えられることなく悠理の口に押し込まれた塊。
先端から滲む液体が“しょっぱい”・・・それが悠理の感想だった。
口に含める部分はわずかだが、懸命にそれを頬張る。
舌を左右に揺らし、溢れる唾液を飲みほす。
美童の青い瞳が切なげに揺れた。
(・・・あ、美童、気持ちいいのかな?)
痺れた脳でそう感じる。
さらに右手の指を握りこみ、魅録のモノを上下に擦る。
439 :
名無し草:2014/03/28(金) 11:59:58.59
高確率でコピペ荒らしだな
このSSサイト探して管理者に連絡して
アクセス確認して叩くのが一番早いかも
心当りある人はよろしく
触れない、騒がない、テンプレ守らない奴は全部スルーで
削除人は確定無いとあんま動かない
440 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:04:26.96
「あぁ、悠理。気持ち良さそうだね。ね、僕のも・・・ね?」
“我慢できない”という風に、美童は悠理の顔の前にグロテスクな肉棒が差しだす。
「・・・?・・・はぁん・・・!!」
その意味が分からずトロンとした目で美童を見上げる悠理に、清四郎が強く腰を押し付け答えを教えた。
「・・・悠理。・・・美童のを、舐めてあげるんです・・・っ。ふっ、そうだ。そちらの手で魅録のも扱きましょう・・・。ほら、みんな気持ち良くなれる・・・っく!!」
戸惑う間を与えられることなく悠理の口に押し込まれた塊。
先端から滲む液体が“しょっぱい”・・・それが悠理の感想だった。
口に含める部分はわずかだが、懸命にそれを頬張る。
舌を左右に揺らし、溢れる唾液を飲みほす。
美童の青い瞳が切なげに揺れた。
(・・・あ、美童、気持ちいいのかな?)
痺れた脳でそう感じる。
さらに右手の指を握りこみ、魅録のモノを上下に擦る。
美童の肉塊を口に咥え、魅録の熱棒を握り締め、清四郎に奥まで貫かれ、悠理は達した。
びくびくと身を震わせる悠理を見届けて、三人の男たちも精を吐き出す。
「っくう〜〜!」
「っはあ・・・!」
「・・・ふぅ・・・。」
美童は悠理の口からすぐに己を抜きだしたがわずかに間に合わず、白い液は頬を汚した。
腹に掛った魅録の白濁の液はゆっくりとカーペットへと滴り落ちる。
清四郎はしばらく動くことができず、悠理の胎内に己を残したまま、息を整えていた。
絶頂の快楽に酔いしれる悠理の耳に“まだ終わりじゃない”と囁いたのは誰だったのか・・・。
彼らの営みは飽くことなく、陽が新年を明るく照らし出すまで続けられた。
441 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:05:40.90
>>439 見つけた!
そのまんまサイトからのコピペだよ
ヒントは「空」
442 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:07:47.89
・・・三ヶ月後。
倶楽部のメンバーは国内最大級のテーマパークへ向かう電車の中にいた。
いつも大人気の夢の国へむかう車内は大変混雑していて、ようやく空いた席に野梨子と可憐を座らせて残りの四人は端の方で固まって立っていた。
並んで座りながら、野梨子が可憐に話しかける。
「わたくしたちだけ座って申し訳ないですわね。後で悠理と替わった方がよろしいかしら?」
「こんな混雑じゃ悠理の所へ行くまでに他の人に座られちゃうわよ。まぁあと少しだから辛抱してもらいましょうよ。」
「そうですわね。」
「くす、それより見てよ、野梨子。悠理ったらまたなんか食べてるわ。」
「あら、本当ですわ。お腹壊さないといいんですけど・・・。」
いつまで経っても変わらない親友の少女を姉のような気持ちで見守る二人だったが・・・
「ほら、悠理。ちゃんと飴を舐めないと声が漏れちゃいますよ。」
「ぅふ・・・ん・・・。」
棒付きのキャンディをしゃぶる悠理を正面から見つめながら清四郎が言う。
悠理の履いているショートパンツは下着とともにずらされ、剥き出しの肉の芽を清四郎によって摘ままれている。
悠理にピタリと密着している美童はコートに隠れてその肉洞に己を埋め込んで、電車の揺れに紛れて背後から犯していた。
魅録も辺りに目を配りながら、そっとセーターの隙間に手を入れて赤い実を擽っている。
「グッチャグチャ・・・。興奮しちゃうんだ、悠理。可愛いな。」
「ったく、帰ったら俺が一番だからな・・・。」
「・・・うん、帰ったら魅録が最初に挿れてぇ。」
「すっかり淫らになりましたね。」
舌足らずな口調の悠理に、清四郎が苦笑いを零す。
「・・・嫌いになった?」
443 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:13:05.91
次にこの文が来るよ
「一本の雌しべに群がる雄しべ」
444 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:16:52.11
サイトには見つけた人が可能ならば管理者に連絡してあげて下さい。
殺到したらまずいから。
時間は今日のコピペ以降から最初のペーストの間で
露骨な単語かRとか18+キャラで検索してアクセスしてると思う
学校、会社からのアクセスならサーバー見れるし
そこに連絡して対処するのが一番なんだが
445 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:32:26.23
すごい。特定されたらぴたりとやんだ。
傑作連載中なのにスレ削除にでもなったらどうしてくれるんだ?!
446 :
名無し草:2014/03/28(金) 12:42:26.84
447 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:05:19.22
少女マンガキモオタ婆妄想話だけでなくリアルでも勝手に妄想自分で自分に騒いでる
キモ
448 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:17:35.81
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / ヽ
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\L/ (・ヽ /・) V
1人で騒いでる漫画キモオタ婆話だけじゃなく1人で騒ぎ書きこみ連投すぎでストップさせられてるwww自分で書いた妄想読めなくなったらどうするって強迫キチガイ メンヘラ婆 /(リ ⌒ ●●⌒ )
| 0| __ ノ
\ │ / | \ ヽ_ノ / ノ
/ ̄\ .__ ノヽ |l!\__ノ リ!|
─( ゚ ∀ ゚ )─`-t- `ヽ (( ゝ{_ /::彡 、
\_/ {とニ ヽ=、 r)(@)/ \三彡⌒ヽ
/ │ \ ヾ`/ヘヾ、 / iヾ彡´((彡', ',
ヽ、ヽヽ./ Yノ ! .| ヾ_∨ )ヽ ( o .,ノ |
ヽ / | . ,| |
\ ,,__∠._ ri . o ∠iK |
449 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:17:45.83
>>445 こんなに速く特定されると思ってなかったからか、かなりビビったと見えるw
パチンコ、一条スレで暴れてるよw
450 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:18:46.88
覗き込むように問うと、三方から
「「「とんでもない!」」」
それを聞いてにっこりとほほ笑む悠理。
指先でしこりを捏ねながら、清四郎が思い出したように言う。
「あぁ、悠理。僕たち将来は剣菱系列の会社に就職しようと思うんですが・・・。」
「へ?・・・あん・・・!」
「ふふ、僕は海外事業部か、広報なんていいかなって思うんだけど。」
「・・・俺は車の開発系な。」
「僕はどこでも・・・経理でも営業でも会長補佐でも・・・いずれは僕らでお前を盛りたててやりますよ。」
「ぅふぁ・・・う、れしい!!あん!」
「ほら、声が漏れちゃうでしょう?ちゃんとしゃぶって・・・。あぁ、本当に可愛いな、お前は。今すぐにでもその唇に押し込みたいよ。」
「っふふ、じゃあ帰ったら・・・な?」
頼もしい男たちに囲まれて、天使のような顔で妖艶に笑う悠理。
451 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:21:47.95
449
暴れてるのはキモオタ婆婆お前だろwwwwwwwwwwww
頭イカれてんじゃねーか?
ヒキニート50毒女
452 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:26:25.14
全くかばうつもりはないがあれ程度で暴れてるとは被害妄想入りすぎだろ w
453 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:33:31.36
サイト同士の確執だろ。下手に首突っ込まない方が賢明だ
454 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:36:23.09
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ノ つ-、O (:::::::::::::::::) O,.-と ヽ
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455 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:45:31.02
Rはともかくサイトの話の上手さにやっかんでる輩が晒してるようにも見える。文は確かにうまい。自分の好きなキャラが悠理とあんな展開の話を目に入らされきれてるだけにも見えるぞ。
削除は問題だがあんな発狂する輩ばかりが住人と思われたくないな。
ちょっと落ち着けよ。
456 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:51:23.98
今連載してる人へのあてつけなんじゃね?
検索してないけどこれは検索にかかるような誰にでも見られる場所においてあるの?
すげーなw
457 :
名無し草:2014/03/28(金) 13:53:57.80
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458 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:06:43.18
サイトに興味は無いからバトルならサイト内でやってくれ
459 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:07:59.67
あてつけではないだろ Rは内容にもよるけどまぁ文章力はあるよな
そういう系統の話じゃなければどこのコピペか分からなかったかもなw
ここの話も続き待ってるしサイトも中学生?みたいな人もいるしw
ここやめてサイト作った人もいるだろうし自分が好きなもの読めばいいよなw読む自由も書く自由も自分が選択すればいいだけだよ
460 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:12:38.06
>>458 コピペした人間に言ってんの?ならいいけどこのスレの住人に言ってるなら煽る事言うなよ
461 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:14:28.46
>>456 ヒントからサイトにたどり着いたけど清悠中心サイトで
18禁はパスワードを必要としない誰でも入れるとこだった
ただ大量にあるのでそれだけをピンポイントでコピペするのは
かなりサイトを熟読した輩だと思われる
462 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:15:31.79
「ガスライティング」で検索を!]
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に正当性がないことを自覚しているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
463 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:25:08.08
ここ読もうがサイト読もうが勝手なのに漫画妄想キモオタ婆おかしーんじゃねーの?ww
婆の自作自演自分で自分を誉める匿名掲示板よりまだマシかもなw
昔のスレ見たがノリコオタ婆もノリコの18禁楽しんで絶対読んでたくせにwww
ノリコの3Pとかあったし板が変わったからかもしれんがノリコオタ婆がにやついて見てる方が余程きもいwwwwwwww
464 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:28:54.28
| _lハ_l__| ゙i_l_l |
__ V (・゙i ,r'・) \_l/ __ オィオッボッボッボッボwwwwww
(__.`ー-::...( ⌒●● ⌒ リ) ,::-'",...) ッボッボッボッボッボボーボwwww
,..::ア - ::::::) (, __ |0 ::、イ::: `┬-っ オボーボwww (,.::'",::' / ,....: : :(,\ !、_,r' / :!、,:::::,<` `ニつ オーボボボボボーwwwww
`-(_λ_/: : : : : | (,__/ : : : : ;,.,`::`つ オェッボーwwwww
`-;;;;;;;:/i\ /" : /\;,;,;,;,;/ `'"
\:.:.:.:/ `i , :く. ボオーwwwwwww
`i: :i : : !": : : ) オッボャッボーオwwwwwww
r: :i DK:!-┬" オッボッボッボッボwww r--`:、 /000 オッボッボwww
000O" オーボボボボボーwwwwww
465 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:32:16.42
婆の脳内で1人でバトッてるだけだろ?気持ち悪い加齢匂くさい婆w
466 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:34:51.15
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(ヽ´ん`) <::`∀´::> つ ミ
ノ つ-、O (:::::::::::::::::) O,.-と ヽ
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ..,. ...,;:. .(_ ,、_)_)
467 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:38:20.84
ババアが自作自演工作員なのにバトルとかワロタ
更年期障害のババアがいらついてるだけだろ
468 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:45:28.47
荒らしは言語道断で擁護する価値すら無いが
前スレ終わり頃から胡散臭さは感じていた
どっちもどっちだよw
469 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:47:13.11
触るなって言ってるのにお前らはよー
触りたくないけどこいつ語彙無いし熟読はしてないと思うぞ
今日の最初のをスルーされてイラついて
ネタ探しに行ってコピッて来ただけなんじゃないかね
まあ個人サイトならIPアドレスは見れるだろうし
後はサイトの管理人さんにお任せだな
ドメインが学校、会社なら電話して接続時間と迷惑かけられた旨伝えれば
今時はキッチリ先方が犯人特定してくれるだろ
2ちゃんは荒らされても建て直せばいいからある程度は構わんが
470 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:49:17.43
>>461 自分もサイトを熟読してる人だと思った
いつもの人もやけに野梨子ヲタ婆とか言ってるし最近は連載の軽いRに噛み付いてるし…
もしかして現実…?
471 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:52:59.48
妄想は話作るエネルギーに変えたらいいよ
荒らしがまたくると鬱陶しい
472 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:53:41.20
>>469 いや読んでると思うよw
そこのサイト見たけどなかなか良いチョイスしてるもんww
ついでにここの事もよくご存知なようでw
473 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:54:35.18
/ ヽ,, <ニニニ> /ノ / ̄ ̄ ̄\
/ r'"`ー、 ヽ / \ /ノ / / ヽ
l ,i _,,_ヾ_ゝ // \ | / | __ /| | |__ |
/ r"[:::::::]、[::::::],i,| / | -、,- iヾ| | LL/ |__LハL |
/ ,,r'"、__,。)、_| |. ( i-[ -・- ][-・- ]-i\L/ (・ヽ /・) V
|i `|.l : ヒーーーラ: l | ヽi´l __。 。>_ )/(リ ⌒ ●● ⌒)
ノ人ヘ : \., - 、/: l |_ ゝ lーー--ー--/ i | 0| __ ノ
ノ、ノ ルヽ、 ヽ==l :,,ノ 人,,
0| __ ノ
ノ / ノ Rでも悠理総受けにノリコオタ婆がキレ1人騒でるいキモオタ
歪んでる婆wwww
,,_.nノ ゝ、ノ_゙'''''''',_| ーく../ \ `ーー' / ノヽ |l!\__ノ リ!| _
. / l,,l,,厂 l\∧l l∧l ヽ  ̄>ー< ̄イ((ミ ゝ{_ /::彡 l'",,,、 ヽ
/,∪ l, V l l ヽ_/ | /r)(@)/ \三彡∪ l |.゙|、
ゝ | l | / l | | i ヾイミ 只彡´((彡', l,,,l,,l,l |
| |. l | l |i ( o .,ノ
474 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:55:47.75
つまりのところ、長編作家さん=コピペしたサイトの管理人と思い込んでるだけ
475 :
名無し草:2014/03/28(金) 14:56:46.65
>>471 あの連載が続く限り来るだろうね
ぜひ作家さんには最後まで続けてほしいところ
476 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:01:32.44
作家さん本人に全く罪は無いが
長編作家さんだけをやけに持ち上げ
スレ私物化になっている傾向は気持ち悪いな
477 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:06:22.28
>468
いやいやきれすぎw他スレの注意書にもよくあるけど荒らしにきれるかきこみすると荒らしと同様になるんだよw
冷静になられたら向こうもリアクションないとしらけて自然消滅するw
478 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:07:01.00
>>474 よくわからんが同一人物だと思ってるなら作家さんを野梨子ヲタとは言わないんじゃ…
これって清悠サイトだよね
479 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:09:18.48
>>476 それは仕方無いだろ
魅録ネタとかやってる書き手は長編作家さんのパクリだし
480 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:11:15.15
おもろいw
あっち落ちたんだよなあ
481 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:16:47.49
私物化は気持ち悪いのは分かる。作家の人が悪いとかじゃないのも。
現実とかそんなんどーでもいーんだよ。ここで激論するパワーを妄想パワーに変えれりゃあな。
482 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:22:04.64
スレチで悪いがロンバケとプライドのドラマのプロデューサーが金横領して解雇ってネタ出てたな
ドラマってかいてたけどまた別物?知ってる人いたら教えてくれ
教えてちゃんでスマン
483 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:25:17.23
>>479 記憶違いだったらスマン
魅録シリーズ書いてた書き手さんの方が先だった記憶が・・
もちろん長編作家さんの方が素晴らしいのは確かだが
484 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:28:45.14
>>482 ドラマは砂の城と脳内スルー有閑しか知らないな
485 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:33:04.93
| _lハ_l__| ゙i_l_l |
__ V (・゙i ,r'・) \_l/ __ オィオッボッボッボッボwwwwww
(__.`ー-::...( ⌒●● ⌒ リ) ,::-'",...) ッボッボッボッボッボボーボwwww
,..::ア - ::::::) (, __ |0 ::、イ::: `┬-っ オボーボwww (,.::'",::' / ,....: : :(,\ !、_,r' / :!、,:::::,<` `ニつ オーボボボボボーwwwww
`-(_λ_/: : : : : | (,__/ : : : : ;,.,`::`つ
オーボボボボボーwwwww
`-(_λ_/: : : : : | (,__/ : : : : ;,.,`::`つ オェッボーwwwww
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\:.:.:.:/ `i , :く. ボオーwwwwwww
`i: :i : : !": : : ) オッボャッボーオwwwwwww
r: :i DK:!-┬" オッボッボッボッボwww r--`:、 /000 オッボッボwww のりこオタ婆きめぇぇ
000O"000O" オーボボボボボーwwwwww
486 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:35:24.79
やっぱりニラニラするw
487 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:36:25.79
>>483 記憶違いじゃないよ。
かっこいい魅録シリーズが書き込まれ、
リクエストに一晩で応じた書き込みがあって、
それから長編っていう流れ。
488 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:39:55.22
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ブスノリコ熟年毒オタ婆必死キモwwwwwww l/
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(ヽ´ん`) <::`∀´::> つ ミ
ノ つ-、O (:::::::::::::::::) O,.-と ヽ
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ..,. ...,;:. .(_ ,、_)_)
489 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:43:29.86
>>487 ありがとう。記憶違いじゃ無かったか
パクリと言われ記憶が混乱してしまったw
あのシリーズ好きだったから(他の人褒めてもいいよね)
パクリはショックだった。
490 :
名無し草:2014/03/28(金) 15:51:57.71
現実タン健在かな?
分かる人とニラニラしたいけどあまりここで書くのもスレ違いだから1人でするわw
長編も単発ネタもイラストも楽しんでるよ!
嵐さんのところが止まってて纏められないのが残念
491 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:00:20.67
>>490 私は現実タンがニュータイプになったとニラニラしてたw
イラストは清四郎のフィギュアが腹抱えて笑った
保存しとけばよかったよ
492 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:04:48.78
そういうのを喜んでる>490がたち悪いし気持ち悪い現実スレたてておまいとやってろよ
493 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:13:15.92
>>492 スレが荒れるのを楽しんでるみたいでいやだと思うね
494 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:18:32.62
>>492 たち悪くてスマヌw
スレねえ…w
まあ分かる人には分かるけどニラニラしてしまうわw
>>491 フィギュアのは自分もワロタ
絵師さんは貴重だからまた何か描いてほしいな
自分も絵が描けたらいいんだけど
495 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:27:00.20
私は二番目の女の最後の方を読めなかったんだよなあ…
忙しくてしばらくスレに来れなかったら次のが始まってた
嵐さんのありがたさを改めて感じたよ
496 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:27:04.80
作家さんもっと出てきて
自分が書けないから他力本願
497 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:32:57.11
この時期は妄想ネタは豊富だよね
文章も絵もダメだけど何かネタを思いついたら書くよ
498 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:34:12.66
499 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:39:11.71
500 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:42:37.99
501 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:49:47.89
502 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:51:19.44
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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l/
、l., (^)(^)ミ
/⌒ヽ 人‖ジジジ… ノ ミ
(ヽ´ん`) <::`∀´::> つ ミ
ノ つ-、O (:::::::::::::::::) O,.-と ヽ
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ..,. ...,;:. .(_ ,、_)_)
503 :
名無し草:2014/03/28(金) 16:56:48.17
ニュータイプ現実タンに笑った
バージョンアップか
504 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:00:02.13
505 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:06:23.40
お次はww
506 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:09:59.55
現実という言葉が出るとやけにつっかかる人がw
507 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:19:22.51
>>497 この時期は卒業、入学、花見?
あとなんだろ
花粉症とか?w
508 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:19:29.97
粘着がしつこいからwww第二の現実タンになっているみたいwww
509 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:21:16.33
見てたら494がつっかかってるみたいだな
510 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:35:01.83
一生懸命だなあ
今日はお客さん多いね
さっき来てスレが進み過ぎてて何事かと思ったよ
511 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:46:46.71
>>508 荒らしと対抗して燃え尽きた人じゃない?
512 :
名無し草:2014/03/28(金) 17:55:37.43
粘着以上に食いついて離さない、て感じw
513 :
名無し草:2014/03/28(金) 18:09:53.90
514 :
名無し草:2014/03/28(金) 18:30:01.75
ちょw
1人何役ww
ホントお客さん多かったんだね
リアルタイム遭遇できず残念
515 :
名無し草:2014/03/28(金) 18:38:50.71
現実タン好きな人何役も頑張るねww
でもいつも何役もこなしてる人、かなw
面白いw
516 :
名無し草:2014/03/28(金) 19:05:42.25
すごい…
517 :
名無し草:2014/03/28(金) 19:38:10.97
そうか
518 :
名無し草:2014/03/28(金) 19:39:27.03
>>414 センチメンタルラビリンスってなんだろう?
それでも良いから是非書いてください!とかお願いしてみるw
519 :
名無し草:2014/03/28(金) 20:23:09.03
>>518 嵐さんとこにあるよ
連載が途中で終わったのが残念
520 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:25:23.38
あら、静かになってる
サイト管理人さんから何かいったのかしら?
ま、結局のところ長編作家さんを守りたい人達がムキになって自警団してるから
どんどんヒートアップしちゃうのよね
長編作家さんが全部の矢面になってそうで可哀想で仕方ないわ…
でもこの作家さんその辺はクレバーな方っぽいので
どうか最後まで頑張って下さい、とだけ書いておきますね
ほんとは盾がわりに何か投下出来れば一番いいのかもしれないんだけど
文章力ってコンビニで売ってればいいのに…
521 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:31:04.48
522 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:38:56.34
>>519 ありがとう
連載途中のって読んでないんだけどみてみます
523 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:44:30.86
今日の一連の流れで古くからいる人と新しめの人がわかって面白かった
長編作家さんは連載始める前に「久しぶりに」と言ってたけど以前何かを書いたことのある人なのかな
524 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:45:18.17
一体1人で何役…分かる人には分かるけどね
525 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:46:29.56
526 :
名無し草:2014/03/28(金) 22:54:27.14
今はブログで簡単にできるから昔いた作家さんはそれぞれブログで書いてる人多いな
やめた人も結構いるよ
527 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:01:22.18
>>512 何にでも噛みつく噛みつき亀みたいなお人だなって思ってたw
528 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:06:31.23
ブログは簡単に気軽にできるよね
やった事はないけど
529 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:09:14.93
止まってるサイトも多いしね
530 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:11:52.77
>>527 現実さんに執着してる人w
有閑の妄想を楽しむってより単なる暇潰しなのかなと思ったw
531 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:17:43.05
>>529 もうあの19巻の有閑から11年もたってるし
今もサイトやってる作家さんは少ないよね
532 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:18:41.85
>>530 前々?復活スレの時から居て、気に食わないと何でも噛みついてた
前スレあたりから脳内現実さんと某書き手さんに執着している模様
現実って今もいると思う?
ニュータイプの現実風味が出現してるだけな気がするってかモニョるんだよなあ
533 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:26:51.66
>>530 自分は執着より粘着系でアロンアルファ?w粘着したら何が何でも離さんしつこいwで人の行動に例えるならストーカーに見えたよw
534 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:26:55.51
535 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:35:56.63
>>532 現実の後を継ぎたいのかなって。大分前の現実はいないと思う。
現実って名前つけた人もいるかも分からないし。 知った人が楽しんでるような。いてほしそうな口調だったよ。
536 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:41:20.32
のんびり気長に作家さんを待つしかないね
537 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:48:02.67
長編連載が終われば落ち着くんじゃないかな
ニュータイプは長編作家さんがえらくお気に入りのようだし(作家さんも迷惑だよなw)
538 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:51:34.50
539 :
名無し草:2014/03/28(金) 23:56:44.91
私は新参なので現実そのものを知らないけど、
とにかくなにかあれば現実認定して喧嘩うりたい病んだ人が居るなと思った。
ニラニラとか言ってる人。
あと今騒いでる書き手&清悠サイト運営者に私怨があるっぽいのが現実なの?
文面からして多分女だよね、頭緩そうだし年齢はまだ若い気がするけど。
これが同一人物であればおかしいのは1人で済むのにさー。
普通にSS読みたいだけだから頼むからもう邪魔しないで欲しい…。
540 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:04:24.19
長編>>>>>>短編=小ネタ って風潮が良く無いと思う
初めて挑戦してみようかなって人に長編は荷が重いよ
541 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:14:50.25
荒らしとそうじゃない人との見極めの為に、
今後書き込む人は必ず強制的に
なにかネタを書き込まねばならないとかにすれば
…ごめんなさい、嘘です無理ですw
542 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:15:32.05
>>539 あなたが頭緩そうだけどね。ニラニラ言ってるおかしな人が言ってる事とよく見たら同じ事言ってるよ。あなたがニラニラ言って人に見えるよ。
543 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:20:02.27
544 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:21:30.45
>>542 新参者にとても見えないよねwやたら決めつけ風で偉そうだよ。ニラニラさん貶めているようだけど言ってる事がニラニラさんだよね。
545 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:22:18.95
546 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:27:13.69
>>545 ありがと〜。
参考までに現実の現役の頃って何スレ目?
547 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:32:00.08
皆有閑の妄想楽しもうとしてないようにも見える
自分が妄想投下できなければあまり文句も言えないよ
て言っても私も書けないし言えた立場じゃないけどさ、妄想話見たいなら自分が楽しめそうなサイト探すしかないのかね
548 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:42:25.05
お客さん多いね
議論スレみたいになっても盛り上がってるわけでないけど少なくなるよりいいね
まったり行こうよ
549 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:49:24.15
>>547 時々話をそらしつつ様子を見てたけど結論の出ない犯人捜しやつるし上げに終始してるね
結局同じ穴の貉っぽく見える
私も面白いネタが浮かんでこなくて申し訳ないけどさ
一応お気に入りサイトがあるのでそっちに癒されに行くよ
550 :
名無し草:2014/03/29(土) 00:49:53.69
>>546 新参なのにやたら現実にこだわるのがニラニラ言ってる人と同一人物?
て私もそう見える。
551 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:00:41.90
新参が何でそんなに現実吊し上げにやっきになるか不思議。一見言葉使いは丁寧だけど憶測で中傷してるし荒らしと同じ穴のムジナで一緒。
要は別口の新荒らし出現だよ。
552 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:08:49.58
いつまでやってんの?
553 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:10:30.05
私は嵐さんの掲示板へ行くよ
覗いてみたらあっちはマタ〜リで面白そう
554 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:12:52.17
新参という名の現実?
新参は悪口を唐突に言わないよね
来て間もないなら出てきた日とかぶってる
新手の荒らし=ニラニラであり現実だろうね
555 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:17:12.00
空気すさまじいけど妄想だけ置いとこ
18はさておき悠理ってエロくないけど実はすごくエロ妄想しやすいと思うのね
夢で逢いましょうの回の時
なにげに美童が悠理に壁ドンしてるとか
雛人形の時に魅録と穴の中で二人きりで愛してるーとか(ミイラ居るけど)
超ムラムラできた
でも一番のムラムラは修学旅行で清四郎と一緒に縛られてる時の
「少し痛いがガマンしろ」からの
「なにがすこしだ!!いてえじゃねえか」
もう台詞だけならとてもごちそうだったわ
556 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:17:17.44
>552
それだけ同じように感じる人が多かったて事でしょう?
557 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:22:40.33
552
ニラニラニュータイプの現実荒らし。言いたい事言い反発こないなんてムシのいい事はないのよ。
新参さんwなんだからよく認識しておいてね。
558 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:24:21.87
だからって噛みつき亀が勝利したと自惚れられては困る
ニュータイプVS噛みつき亀はと〜っても迷惑
559 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:26:18.50
私は久しぶりにブログでも見に行ってくるよ
560 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:31:32.25
>>554 新参っていっても来て間もない訳じゃ無いんだけど…。
前々スレ頃から覗いててあれが現実だな、とかいちいちニラニラしてる人がかえってどうなの、って思ってただけですよ。
現実がどんなのかもこっちは分かんないのに。
本当に犯人見つけられるならどうぞ頑張って下さい。
561 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:33:52.97
>>558 幼稚だな〜ここに何しに来てるの?この人も同じく頭緩そう。新入り荒らしさん又は現実さん、 ここは有閑の妄想語る場所。疲れてるならネット少し離れてお茶でも飲んできて。
562 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:36:24.64
ニュータイプは淡々とスレ荒らしてるだけだからスルーしとけばいいけど
噛みつき亀は気に食わない住人に手当たり次第噛みつくからな
すっぽんみたいに噛みついたら離れない
563 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:37:40.91
>>560 犯人探しに一生懸命なのはどうみてもあんたに見えるよ
犯人晒し吊し上げ頑張ってね
564 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:39:48.58
565 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:43:23.99
>>562 勝利とか1人で何と戦ってるんだ?荒らしになってる事早く気付けよ
噛みつき亀と現実両方の役割お疲れ
相当心病んでるね
566 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:45:35.86
565
それあんたの事言われてたのに分かってないね
567 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:47:09.56
>>560 気にするな
分かってる住民もちゃんといるんだからね
568 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:47:10.43
やめなさいって
キチガイタンはスルー
569 :
名無し草:2014/03/29(土) 01:54:57.31
>>567 変につつく発言してごめんなさい…。
私も嵐さんの所に行って癒されて来ます…。
570 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:02:19.26
>>569 謝ること無いよ。私はあなたが悪いとは全く思ってないし
ちょっと勘違いしちゃってるとこあるけど言いたいことはわかってるよ
見抜ける人はちゃんと見抜いてるから大丈夫
571 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:05:45.48
>560>567>569>570
自演荒らしもういいよ
そちらを分かってる住人の方が多いよ
頭緩いってのは自己紹介乙だね
わざわざいいのに
荒らしに来て癒されに行くって頭のネジもしめて
572 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:10:20.22
真夜中は別の顔
573 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:10:39.73
574 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:13:41.18
575 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:18:39.32
通り魔だな・・
576 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:22:09.68
546 いい年した人なんだ
558 から頭緩い若作りは
560 やめてくださいね
562
577 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:24:52.41
>575
夜中になるとガラ悪くなってくるね
癒されに行って戻ってくるなよ
578 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:31:25.79
>>577 >>1参照して
自演の現実すっぽん亀荒らしどれか全部分かるよ
毎回1人で何人も演じてる人
どうせ朝型になれば凄くスレ進んでるね、何でこうなるの?な感じでまた自演シレっと言ってくるよ
579 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:39:38.96
>>578 そんな事言えば別の手でくる
現実亀の突っつきあいいい年して頭のネジ外れてる荒らしはスルー!でも通り魔とか気持ち悪いねー通り魔本人がやってそ
荒らしは相手すると疲れるって
サイトでも行ってくるよ
580 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:42:04.03
そして誰もいなくなった
581 :
名無し草:2014/03/29(土) 02:46:03.07
前スレ700あたりから今日までの流れが不自然なんだよね
582 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:18:55.45
>>581 隣の家の人が聞こえよがしに大声であなたの悪口言ってたりしない?
583 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:26:27.01
朝から自作自演の連投
言い方変えてもすぐ分かるw有閑好きじゃないよここをストレス発散の場にしないでほしい
ニラニラ現実に執着現実荒らし朝から殆ど自演連投
大半の人は分かってるよ
584 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:29:17.11
確かに言い方変えてもわかるねぇ〜w
585 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:31:01.46
書き方や正体変えてもわかるかな〜
586 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:38:01.84
ニラニラ言ってた変な人だよ やばくね?24時間ここに張り付いてるよw
587 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:39:43.45
やばいね〜
588 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:44:33.63
フロも入ってないだろw防水でもスマホもち2ちゃんしてたら完全おかしい人だね〜w
589 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:46:26.19
おかしいね〜
590 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:58:32.87
鸚鵡返しして自作自演に見せようとしてる現実
591 :
名無し草:2014/03/29(土) 03:59:05.51
ピンポイントしてるからね〜
592 :
名無し草:2014/03/29(土) 05:35:27.91
お前ら朝5:00になにやってんだ…もう寝ろよ!
593 :
名無し草:2014/03/29(土) 05:39:12.16
3ポイント拠点から監視してるからな。覚悟しとけ
594 :
名無し草:2014/03/29(土) 06:43:57.45
>>578 ホントに朝方になって何してるんだって自演してきたw
595 :
名無し草:2014/03/29(土) 08:14:04.61
>>578 最低でも3人演じてて最近一人演じる人が増えたかな
バレそうになるとある叩きを始めるけど住人にスルーされる
>>367 卒業シチュって萌えるよね。
でも清野ってもうちょいひねくれた言い回しのイメージ、平安貴族のやり取りみたいなw
文章力ないので当然私にはそんなもん書けませんが妄想だけしてみた。
会話ばっかで3レス位つかうかも?
「役員だから式典の後片付けをする、
裏から出ますなんて上手く逃げ出したものですわね」
「今、一緒に生徒会室に居る野梨子も同罪ですよ?
素直に講堂表口から出て連中のようにはなりたくないでしょ」
清四郎はくすくすと笑いながら窓の下の景色を野梨子に目で示した。
講堂出口から正門まで蛇行しながら続く長蛇の列。
今日が最後とばかりに思いの丈を伝えようとする男達の行列だ。
行列の先頭で待ち受けるのは可憐だが、その姿はいつもの手入れされ尽くされたものとはかけ離れていた。
リボンは無く髪は揉みくちゃ、制服上着のボタンもいくつかは消えスカートもぐちゃぐちゃだ。
可憐の両腕一杯の花束が、それが下級生女子の愛の洗礼によるものだということを物語っていた。
悠理の姿はより壮絶だった。スカート自体が既に無く下は運動用の短パン、上に羽織るブラウスは完全に開襟され肌着代わりのタンクトップが丸見えになっている。
それでも満面の笑顔なのは背に背負う巨大に膨れたリュックの中身のせいだろう。
「あいつはもはや食べ物と制服を物々交換しているだけですな」
「…後で私のジャージを渡しますわ」
手渡される花で薔薇色の塊のようになっているのは美童だ。制服の前ボタンは当然のように全て無い。
こちらも満面の笑顔で女性達に受け答えをしているようだったが――。
「あら、髪を記念に欲しがられたみたいですわね。ハサミが見えますわよ」
「…いいんですかねぇ、あの人数に髪を分けていたら
ここに来る頃の美童はきっとそのままお経があげられますよ」
喧騒の中、魅録の姿は見当たらない。先読みの出来る彼は式が終わると同時に私服にさっさと着替え、
宴会の支度をするからとバイクで買い出しに消えたのだ。
「制服が無事なのは清四郎と私と魅録だけですわね」大切な思い出の品なのにボロボロにされてしまって、と野梨子が眉をしかめていると清四郎は笑いを含んだ声でそれをたしなめる。
「女性の場合は制服が欲しい訳でも無いのでしょう?
第2ボタン、でしたっけ、可憐が熱く語っていましたよ。
胸のボタンを貰って襟を開け、彼のハートを掴むのよ、と。
美童曰く、一番上が自分、二番目が一番大切な人、三番目が家族、だとかで諸説あるようですが」
「女性とひとくくりになさらないで下さいな、私は別に欲しくなんてありませんもの」
野梨子の険の混じった返答にさらに清四郎は続けた。目を再び窓の下に戻しながら。
「おや残念。
…それが僕の第2ボタンでも、ですかね?」
それはからかうような声音のままだったが、顔を窓に向けたままの清四郎の表情を野梨子が窺うことは出来なかった。
「――第2ボタンの由来、私も知ってますわ」
問いに答えず野梨子も窓の下を見る。眼下では美童がショートカットになりつつあるようだった。
「映画がきっかけみたいですの。戦争に行く殿方と、その恋人のお話。
戦争に行く時殿方が恋人にこう言うそうですわ。
『これがおそらく今生の別れ、だから別れの形見にボタンを。これは自分の心臓だから』と。そんな、離ればなれになってしまう人達のお話。」
…ですから。私は清四郎の第2ボタンなんてなおのこと要りませんのよ。
そう言ってから野梨子は微笑んだ。
「……あなたはもうここで『卒業』してしまうのだろうなとずっと思っていたんですよ、僕は」
「留年することにしましたのよ、あともう少し」
野梨子の答えに、清四郎も微笑む。
「あと、もう少し、ですか」
「ええ、このままここにもう少し」
そう生徒会室で二人はなにの共犯のようにくすくすと笑いあう。
魅録も間もなく買い出しを終え生徒会室までやってくるだろう。
眼下のメンバーもじきに逃げ出して来るはずだ。
だけどどうかあともう少し。
子供でもない大人でもない、この大切な時間が続きますように、と野梨子は祈っていた。
598 :
名無し草:2014/03/29(土) 13:43:57.88
以上でした、テキスト分量意外と多く落とせるんですね…。
『有閑倶楽部』の妄想をみんなで楽しく語りたいですよね。
599 :
名無し草:2014/03/29(土) 14:25:48.20
>>596 ありがとうございます!
すごく2人らしくて萌えました
ついつい妄想だとわりやすい?のと普段は言わないのにこういう時は直接みたいなのが好きなんだけど、確かにこういうまどろっこしいやりとりってすごく2人っぽいね
お互いにしか通じないとかもいいな
そしてメンバーのがウケたw
美童なんとなく卒業後は短髪イメージだったんだけど女の子に奪われてとかいいね
もみくちゃにされている三人に文句いわれるとかもいい
600 :
名無し草:2014/03/29(土) 15:11:47.70
いいね
言葉遊びみたいなところが2人らしい
こういうの好きだなー
601 :
名無し草:2014/03/29(土) 22:22:06.93
>>596 清野のイメージすごい合う
この二人は付き合いも長いだけに、直球よりういうま回りくどい感じがいい
好きですとか、愛してるよりも、「月が綺麗ですね」のイメージ
602 :
名無し草:2014/03/29(土) 22:44:05.09
お賽銭強盗の回とかがそんな感じだな
お互い相手が分かってくれて当たり前な清野
しかもそこからお互いひねった答えを返しそう
「月が、綺麗ですね」
「どうせなら仲秋の明月におっしゃって下さいなもっとも、先日とうに過ぎましたけど」
「1年に一度しか言わなくても良いんですかね?」
「その代わり毎年おっしゃって下さるのでしょう?
…月が出ている限り、ずっと」
みたいな感じ
603 :
名無し草:2014/03/30(日) 10:45:08.49
個人サイトってたくさんあるんだね。
今までここと嵐さんのところしか知らなかったので狂喜してます。
604 :
名無し草:2014/03/30(日) 11:39:18.86
でも大分閉鎖しちゃったよ…
あんだけ居た管理人さん達、今なにしてんのかな
原作からの有閑ファンはリアル生活忙しい年代が中心だから
仕方ないところもあるがw
605 :
名無し草:2014/03/30(日) 13:18:33.96
ピクシブにも有閑あってびっくりしたよ
606 :
名無し草:2014/03/30(日) 14:08:00.03
支部やここのいいとこはまだリアルタイムで
有閑好きが居ることを実感出来るとこだね
個人サイト見つけても更新が何年も前だと
あ、もうこの人有閑は飽きちゃったのかな〜
って淋しくなるよ
またーり進行でたまに小ネタや妄想話で
作家さんがここに戻るのを待とう
カワセミの飛来する川を目指す感じで
607 :
名無し草:2014/03/31(月) 13:23:12.66
だけど、何が起きたんだ!
続きが待ち遠しいので、作家さん戻ってきて〜
608 :
名無し草:2014/03/31(月) 14:08:56.89
作家さんが戻ってきやすいように通常運転しましょ
私も換気扇がわりに花粉症ネタで書いてみようとしたけど
オチが考え付かなかったわ…
美童がなるのはお約束だけど
ペット飼ってる人はアレルギーにはなりにくいらしいから
魅録、悠理と家に猫がいた野梨子は除外して
清潔でホコリの無い生活しつる清四郎と可憐が
意外と花粉症酷そうって妄想した
ガスマスクみたいなマスクとゴーグルで完全防備の可憐とか
カトちゃんみたいなオッサンくさいくしゃみ連発の清四郎とかそんなのw
でも作中話題にもならないのは
原作連載時は今ほど花粉症の人居なかったのかしらね〜
609 :
名無し草:2014/03/31(月) 16:28:47.97
かとちゃんみたいな清四郎w
美童は「僕の美貌が隠れちゃうよ…」とか言いながら泣く泣くマスクしてそうだね
ファンの子が心配して色々な対策グッズくれそうだけど
610 :
名無し草:2014/03/31(月) 19:21:46.96
美「はだなぁ、ひつだっでほぐばぎみどごどいがびでなひっへば!
ひんばいしだいでお!」
魅「…おい、あいつのあの電話、さすがに通訳必要なんじゃねーのか」
野「愛があれば伝わるんじゃありませんこと?
世界の恋人ですもの
言葉の壁は美童にはありませんわよ」
花粉症で鼻声美童
611 :
名無し草:2014/03/31(月) 20:32:49.80
翻訳たのむw
612 :
名無し草:2014/03/31(月) 22:05:33.00
悠「分かったじょ!
『さかなは、鱚だって
ふぐ牡蠣にトロとイカ煮て焼いてってば!
メインは石鯛だよ』って言ってるんだ!」
清「『やだなぁ、いつだって僕は君の事しか見てないってば!
心配しないでよ』が正解です。
普通、国際電話で魚介類は連呼しませんよ悠理」
可「…それより何であれが翻訳できるの清四郎」
613 :
名無し草:2014/04/01(火) 06:33:48.17
面白かった!
清四郎は外国語だけじゃなく、こういうのも訳せるのかw
614 :
名無し草:2014/04/01(火) 10:43:24.81
エイプリルフール的なことはするのかな
615 :
名無し草:2014/04/01(火) 19:22:40.47
可「…って言ってもこのメンツの中で簡単に
騙されてくれるのって悠理くらいなもんでしょ」
美「大体、悠理が騙されてるのなんて今日に限ってのことじゃないもんね」
清「4月ならぬ、年中…」
悠「だからお前らすぐバカバカ言うな!
バカっていう方がバカなんだぞバカーー!」
清「悠理、こちらは誰もまだ一言もそれを言ってませんよ
まあ、そんなに自己申告しなくても分かってますから」
悠「ううう、わーん、またバカにしてぇ〜っ
…ふん!どーせ今日もあたいに一杯嘘ついてみんなで騙して笑うんだぁ…!」
清「おや?
ひょっとして知らなかったんですか、悠理
人を騙すのは不謹慎ということで、今年から都の条例でエイプリルフールは廃止になったんですがね
…だから今日お前を騙そうとする人間は誰も居ないんですよ、安心しなさい」
悠「えぇぇ、ほんとぉっ!?
なら、良かった〜
去年はお前らも父ちゃん母ちゃんも酷い嘘ばっかつくからさぁ
ったく、朝からビクビクして損しちゃったじょ〜」
美・可「…………」
野「あら、魅録そのテレビどうされたんですの?」
魅「あぁ、テレビに自作の音声認識機能を付けてみたんだよ
リモコンなしに声だけで操作出来る優れものだぜ」
野「まあ!流石魅録ですわね、便利になればみんな喜びますわ」
魅「ただちょいと男の声だと反応が鈍いみたいでさ
野梨子、試しに声で操作してみてくれないか?」
野「それは構いませんけれど何と言えばよろしいんですの?」
魅「つけ!って強めに命令してくれ」
野「分かりましたわ…『つけ!』…あら、駄目ですわ」
魅「もっと強めで、つかなきゃ叩くぞ、って脅してみてくれよ」
野「そんなに細かいんですの!?わ、分かりました…『つきなさい!さもなくば叩きますわよ!?』……はぁっ、まだつきませんわよ?魅録」
魅「駄目だもっとお母さんみたいに!!」
野「え、あ、はい、『いい加減おつきなさいっ!お尻ペンペンされたいんですの!?』」
魅「………っ」
野「…まだつきませ…魅録?さっきからなんで顔を伏せて……
……っ!さては騙しましたわね魅録っ!?」
魅「っ……ぶあははは!
ワリーワリー、いや、たまにゃ悠理以外も引っかけねーとな!」
美「ねぇ、魅録
人の趣味にはあまり口出したく無いんだけどさぁ…
部室で野梨子にお母さんみたいに叩いてくれって迫ったんだって?
野梨子が『嘘みたいなんですが本当なんです』って
みんなに相談してきたんだけどね良くないと思うんだそういうの
………あ、それと清四郎が後で体育館の裏に来るようにって言ってた」
魅「……………ウッソォ」
悠「へっへっへ〜、見ろ、清四郎!
この箱の中にはなぁ、何とようへんてんもくの茶碗が入ってるんだぜ!」
清「はいはい、分かった分かった
よくお前の頭で曜変天目茶碗の名前を覚えてましたね、偉い偉い」
悠「あー、嘘だと思ってるな!?ほんとなんだぞ
清四郎に触らせてやるためにたった今取り寄せたんだからな!!
ほら、ちゃんと見せてやるからさぁ、あたいに頼めよ見せてくれってさぁ!」
清「もう少し信憑性のある嘘なら乗ってやってもいいんですけどねぇ…
意趣返しにしてもお前の嘘は稚拙過ぎです」
悠「だから嘘じゃないってば!!こくほーだぞ、見てみろよ!」
清「…あぁ、こらこら重要文化財か国宝か分かりませんが、そう乱暴に振り回さな……っ」
悠「っ!」
清「ほら割った
中身は何だったんです?
部室の食器棚からどうせ持ち出してきたんでしょうが、片付けは自分で…」
野「悠理、作戦通り清四郎は騙せたんですの?」
可「どーせ清四郎に取り上げられてるに決まってるじゃない
本物の曜変天目茶碗を触らせてやる、って
目の前で見せびらかしてからやっぱ嘘!って言って触らせない
…なーんて小学生みたいな作戦の為に万作おじさんまで引っ張り出してあんたはもー」
魅「けどやっぱおじさんは凄いよな
軽く国宝借りてきてヘリで悠理にぽん、だぜ」
美「あっは、清四郎も今度の曜変天目茶碗は割っちゃ駄目だよ?
国宝の借物なんだからね〜」
清「………今なら騙されてあげましょう、悠理
………どうか僕に、嘘だと言ってもらえませんかね?」
悠「…………う、嘘だじょー…(震え声)」
618 :
名無し草:2014/04/02(水) 06:07:28.92
パチンコ版のリーチのひとつで、
「原稿作成予告」というのがあったんだけど(先生が直筆で書いた絵が次々に出る)、
あれ、見たことのないエピソードで(まあコマ割り程度だけどw)
有閑復活で、何か凄い・・・
先生が前に書いたものなのか、書き下ろしなのかは不明だけどね
619 :
名無し草:2014/04/02(水) 10:06:06.18
倶楽部の中で一番ウソつきなのは清四郎だろな〜。しかも嬉々としてウソつくw
悠理もわりとウソつくけど全部バレバレ。
一番正直者なのは可憐かな?
620 :
名無し草:2014/04/02(水) 11:03:42.01
621 :
名無し草:2014/04/02(水) 11:36:15.55
エイプリルフールよかったw
魅録と清四郎に体育館うらでなに話すんだろw
可憐は嘘とかつかないだろうね
622 :
名無し草:2014/04/02(水) 20:21:17.00
長篇作家さんまだかなー…待ってまーす(・_・`)
623 :
名無し草:2014/04/03(木) 11:36:43.71
続きが読みたいです
いいところで終わってるだけに、より一層待ち遠しい
624 :
名無し草:2014/04/03(木) 12:47:26.53
長編作家さん
続き楽しみに待ってます
625 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:07:40.93
風雲急を告げる凄いとこで止まっちゃってるもんねぇ…
続き来てないか毎日スレ覗いてるのは私だけじゃないよね?w
正直、小ネタでいくら繋いでも
このまま長編作家さんが立ち去っちゃたらこのスレ
もう終了のお知らせな気がするわ…
626 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:09:38.19
長編作家さんで持ってたスレだもんな
627 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:11:54.65
待ってます
628 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:13:18.48
荒らしに代わって謝ります
どうか機嫌直して続きお願いします
629 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:20:36.75
じらしプレイは嫌だお〜
630 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:25:39.12
スレ終了になったら淋しい・・・
631 :
名無し草:2014/04/03(木) 13:39:32.37
出て行っちゃった住人さんも帰って来て盛り上げて欲しい
632 :
名無し草:2014/04/03(木) 18:53:28.67
長編作家さまへ。
スレ内で気になる部分や荒らしへの怒りなど色々おありかもしれませんが、
私自身は「2番目の女」も「幾久しく」も純粋に読み物としてすごく楽しく読ませて頂いてます。
自分の好みカプは実は違ったりしますが
作家さんの力技でこれは非常にありだと納得させられたりもしてます。
モチベーション上がって気の向いた時で構いませんので、続き、待ってます…。
(いっそ嵐さんの所でも)
633 :
名無し草:2014/04/03(木) 21:27:09.51
力技は失礼では…
力量だよね
634 :
名無し草:2014/04/03(木) 21:42:56.83
こんなんされたらかえって戻りづらいのでは…
635 :
名無し草:2014/04/03(木) 21:58:37.70
力量技量が高いのは言わずもがなだが
お笑い風味の切り口から一気にシリアスに持ち込んでたり
魅録なんか違うの声にはワイルドセクシー魅録の超展開の切り返しが来たり
結構力技も使う作家さんではあるかも?
作家さんの気持ちは作家さん意外分からないからなぁ…
続き見れないのは口惜しいから書いて書いてと
お願いするのと
じっと黙って待ってますから、と
どっちがいいか作家さんに聞ければ一番いいんだけどw
636 :
名無し草:2014/04/03(木) 23:11:18.48
普通に妄想話してればいいんじゃない?
誰もが長編作家さんだけ待ってる訳じゃなく楽しく有閑の妄想話しにきた人もいるでしょ
そこに長編作家がいないとダメだと言って書いて書いてで埋めつくされたらなんだかなあだわ
自分は短編や小ネタも同じくらい楽しんできたから投下してくれた人達にも失礼だと思うわ
そもそも止まった本当の理由が何かなんて誰にも分からないのでは
単に忙しいのかもしれないしプチスランプで筆が進まないのかもしれないし
プチスランプなら書いて書いては逆に負担だと思うよ
何より、続きを書こうが書くまいが本人の自由だしね
637 :
名無し草:2014/04/04(金) 06:04:59.54
そのなんだかなあ状態でROM専の一人萌え状態がずっと続いてる
コストコも良いけど商店街はもっと好きだからね
こんな状態が続けば長編作家と取り巻きで共倒れになるよ
素晴らしい作家だけに失うのはもったいないと思うけどね
638 :
名無し草:2014/04/04(金) 07:14:23.99
長編作家さんのとりまき?のふりして
ただ単に短編小ネタをこき下ろしたいだけの奴も混じってるから
余計に状況がややこしいんだと思う
長編連載の合間に短編3本、妄想話が2本混じるくらいが理想なんだけどな…
でもじゃあそれを誰が書くのかって堂々巡り過ぎる結論になるけどw
639 :
名無し草:2014/04/04(金) 07:39:38.37
取り巻きって言い方トゲがあるね
面白い作品投下してくれる作家さんには感謝するし、応援するし、感想書いたりする。
それだけの事だよ。
640 :
名無し草:2014/04/04(金) 07:44:58.94
短編小ネタに感想がつかないってことはスルー物件だったってこともあるよ
コキ下したいのとは違うと思う
641 :
名無し草:2014/04/04(金) 08:07:08.00
そりゃ好みじゃない小ネタや短編はスルーでいいと思うよ
でも
>>50 >>64 >>626 この辺は長編作家さんが好きって言うより…
本気書き出来る作家さんが一人だけ、な状況が問題なんだろうな…〜
ほっとくとただひたすら長編作家さんを誉め続けるスレになっちゃうw
他に同等の作家さんが居れば話題も分散するんだろうけど
短編作家さんや小ネタ作家さんはよっぽどじゃないと
さして気にされず流されちゃうからその内力尽きて黙っちゃうし
セクシー魅録作家さん位にタフな人が好きだわ
642 :
名無し草:2014/04/04(金) 08:19:26.59
短編作家さんや小ネタ作家さんが本気じゃないように聞こえてさり気なくディスってるw
本気とかじゃなく短距離選手、長距離選手がいるように得意、不得意があるんじゃないか
短距離選手だからって本気出して無いわけじゃないだろ
643 :
名無し草:2014/04/04(金) 09:05:00.55
>>641 セクシー魅録書いてる人って長編作家さんの幾久しくをパクってるだけじゃん
644 :
名無し草:2014/04/04(金) 10:27:27.64
短編や小ネタ書いてる人の中にもいずれ長編書き始める人も出てくるかもしれないのにな
自分は短編も長編も小ネタも優劣があるとは思えないけど長編じゃないとダメと言う人は
そういう芽を摘んでるかもしれないよ
まあ痛いファンのふりしたアンチもいそうだけど
645 :
名無し草:2014/04/04(金) 10:57:32.21
私はここのところの清野卒業から花粉症、エイプリルフールネタの流れをすごく楽しんでたんだけどなあ
長編は持ち上げられやすいけど、短い中に小技をきかせたり萌えを盛り込めるのもすごいと思う
絵師さんが一枚の絵の中でネタを表現するのもすごいと思うし
それにああいう楽しい雰囲気の方が長編作家さんも投下しやすいんじゃないかな
646 :
名無し草:2014/04/04(金) 12:25:26.93
>>643 それおかしいよ
魅録シリーズのって前スレだったのに現スレから始まったのをどうやってパクるんだ?
タイムマシンでもあるのかよW
ただのネタ被りだけじゃん
647 :
名無し草:2014/04/04(金) 13:30:18.79
作家さんが複数いて日々投下があった頃も
その場にいた人の好みで感想スルーはあったよ
後で読んで帰ってきてくれないかなって思った
失礼なことを言う人もいて消えた作家さんいたよスレが荒れて作家さん潰れるの何度も見たよ
今これだけ過疎ってもまだ書いてくれる人なんて
いるだけでもありがたいと思うけどな…
自分も含めてクレクレしか残ってないなら
せめて書いてくれる人は歓迎したいわ
648 :
名無し草:2014/04/04(金) 13:47:33.93
短編や小ネタの場合、タイミングが悪いと長編がドドドドと落ちて来て
気付かれないまま埋もれちゃうことあるよね
しばらくしてから発掘し面白くて感想書きたくても亀じゃ失礼だし
長編作家さんへの賛同が続いてる中に書くものKYな感じで心でお礼言うのもあったな
649 :
名無し草:2014/04/04(金) 13:53:58.78
他ジャンルで二次パロ書いてるからわかるけど
それなりの話を書くのって時間も気力も必要
しかもスレ住人がカップリング混在で派閥ある中
自分の推しカプの話を投下するのって
かなり勇気いるんだよ…罵倒される場合あるし
カップリングは宗教って言われる位だから
老若問わずどこのジャンルでも対立ある
だからそれでも書いて投下してくれる人は
本当にありがたいし大事にしたいよ…
長寿スレだし細々でいいから投下待ってます
650 :
名無し草:2014/04/04(金) 14:15:06.02
>>645 一枚の絵の中でネタ一発芸はすごいインパクトだよね
清四郎のフィギュアは開いた瞬間、吹き出したし
セクシーポーズの魅録のナルシスト顔なんて原作じゃ見られないw
セクハラ魅録は何言ってるのかわかんないから妄想を書き立てられた
残念なのは絵は時間が過ぎると流れちゃうんだよね・・・
ラブラブな清野をリクエストしたい
651 :
名無し草:2014/04/04(金) 14:31:45.01
野梨子をお姫様だっこする清四郎の絵が来たら鼻血出るかもしれんw
652 :
名無し草:2014/04/04(金) 14:49:21.45
絵は開いた瞬間に全てが目に飛び込んでくるからインパクトでかいよねw
セクシー魅録はホントこっち見んなwって感じで好きだった
絵は過去ログにも残らないのがちと寂しい
653 :
名無し草:2014/04/04(金) 15:07:58.11
>>652 ねっとりした目つきで真顔のセクシーポーズ
硬派に見えて自室では姿見の前でナルシストしてんのかって妄想したよw
654 :
名無し草:2014/04/04(金) 15:25:01.77
>>653 本人自覚してるかしらんけど
何気に見た目には自信ありそうだしな魅録w
でなきゃあんな派手な色の頭にしない気が
655 :
名無し草:2014/04/04(金) 15:44:27.26
保存しとけば良かった・・後悔・・
絵師さん嵐さんの方へ行っちゃったもんな
こっちのセクシードS刑事の魅録は何とか保存出来た
セクシー魅録の書き手さんと同じ人だったのにはびっくらこいたよ!
656 :
名無し草:2014/04/04(金) 16:01:01.26
>>654 うっすらと自覚してるよw
逆毛入れてるから整髪料は高級なの使ってるだろう
風呂に入っても念入りに全身くまなく洗ってそうだw
風呂から出た後、腰タオルでドライヤー使って髪のセットしながら
流し眼やナルシストポーズ決めてるはずだw
657 :
名無し草:2014/04/04(金) 16:44:17.64
魅録やってる奴、前々スレから自演と自己褒めキツイなwww
嵐さんの方へ行ったなら大人しくしてろよ、こっちまで来て宣伝乙だなwww
658 :
名無し草:2014/04/04(金) 16:45:58.39
絵のデッサン狂ってるし上手とは思えないw
659 :
名無し草:2014/04/04(金) 17:08:00.15
清四郎と魅録って正統派vsワイルドってゆーか
有言実行俺様vs不言たまに実行隠れ俺様っぽくて
どっちもプライド高そうでめんどくさいw
あの二人といて上手くバランス取れる美童のコミュ力すげーなといつも思うわ
今はヘタレキャラだけど最終的に一番器が大きいのは美童なんじゃなかろうか
660 :
名無し草:2014/04/04(金) 18:44:51.75
ラブラブな清野たしかに読みたい
お姫様抱っこの絵もみたい
あとハッピーエンドが前提の片思いとか好きだからみてみたいな
なんか正統派カップルって感じがしてやっぱり一番しっくりとくるんだよね
でも長編さんの可憐と魅録ももちろん良かったけど
661 :
名無し草:2014/04/04(金) 22:15:25.52
えー
あたしは清悠がいっちゃん好きだな〜
結局自分の好きなカプを書いてくれる作家さんが最高なんだよなぁ…
ただ作家さん叩きしてる
>>657は死ねばいいのにね
662 :
名無し草:2014/04/04(金) 23:17:31.78
つうかさ〜、とにかく書き手さんに異常に粘着して叩いてるのって実は一人だけじゃないか?
あとは単に好みが違うとかその程度じゃん
しれっと他人の意見にこいつ混じって来ようとするのが曲者だけど
要は注意深く他人のレス見てこいつの意見に
流されなきゃゃいいだけな気もするんだがな …
663 :
名無し草:2014/04/04(金) 23:21:54.37
YouTubeでバービーボーイズの「目を閉じておいでよ」を見てたんだけど、
この歌の歌詞で魅可を妄想すると非常にしっくりくるね
664 :
名無し草:2014/04/05(土) 00:48:09.89
>>663 目を閉じておいでよ顔は奴と違うから ほらいつもを凌ぐ熱い汗と息づかい 目を閉じておいでよ癖が奴と違うなら でも馴れた指よりそこがどこかわかるから
「奴」は誰?
665 :
名無し草:2014/04/05(土) 08:15:12.43
>>642 自分に限って言えば
「べ、別に本気で小ネタなんか書いてないんだからねっ!?
本気じゃないからスルーされても痛くも痒くも無いんだもんっ!」
みたいなのでそんな本気じゃなかったごめん
本気で真剣にじっくり書いて叩かれたスルーされたりしたら
痛みは半端なさそうだしなあ
正面向いてる長編作家さんは尊敬する
気軽にモラトリアムしてられる小ネタで
長編作家さんの帰ってきやすい雰囲気になればいいなと思ってるので
またそのうち書くかもしれないけどその時はみんな気楽にスルーしてほしい
そんでみんなも書こうよクオリティー()とか考えなきゃ文章は誰でも書けるよ
666 :
名無し草:2014/04/05(土) 11:13:32.12
なぜだろう
可憐は誰と組み合わせて妄想しても妙にエロくなるw
667 :
名無し草:2014/04/05(土) 12:01:31.12
>>664 可憐が熱を上げてるどこぞの男かね
有閑メンバー以外でしょう
大学以降の話になるね
668 :
名無し草:2014/04/05(土) 13:42:27.19
>>654 千秋さんを美人と認識してるし
それと似てる自分の顔も美形だとは気づいてると思われ
魅録隠れマザコンっぽいしw
669 :
名無し草:2014/04/05(土) 15:55:16.66
本当はママと呼びたい魅録
670 :
名無し草:2014/04/05(土) 15:59:36.92
一番千秋さんっぽくて且つ面倒見よさそうなの可憐だなw
671 :
名無し草:2014/04/05(土) 16:01:37.01
あんま無いけど魅可が隠れベストカップルかも
672 :
名無し草:2014/04/05(土) 17:43:20.83
じゃあクォリティーとか流れとか無視して超小ネタ
清野なんで嫌いな方はスルーで
ふっと肩に重さを感じ
隣で本を読んでいたはずの幼なじみがスヤスヤと寝息を立てていることに気づく
彼女にしては珍しい
きっと相当疲れがたまっていたんだろう
起きないようにそっと彼女の頭を自分の膝に乗せると長い腕を伸ばして足元にタオルをかけてやる
安心したように眠る彼女の顔をみると思わず声にでてしまう
「全く僕も男なんですよ?……いったいついまで安心できる保護者でいなきゃいけなんですかね?」
彼女はいつか自分を男としてみてくれるのだろうか?
ふぅーとわざとらしくため息をつきながら愛しい幼なじみの髪をゆっくりと撫でた
こんな呟きを実は目が覚めて野梨子は聞いていてギクシャク、ドキドキしてほしい
673 :
名無し草:2014/04/05(土) 23:55:21.72
ヒーザマクラ( ゚∀゚)o彡゚ヒーザマクラ( ゚∀゚)o彡゚
野梨子が実は寝た振りだったりするんですよ、きっとw
ぺらり、ぺらりと紙をめくる音だけが響く。
ある春の日の午後、白鹿家の縁側で清四郎と野梨子の二人は、
並んで手に入れたばかりの本を読んでいた。
交わす会話も無いままどの位の時が流れた頃だろうか。
野梨子はうららかな春の日差しに眠気を感じちらりと隣の男の顔を伺った。
もし清四郎も眠そうにしていれば、眠気覚ましのお茶にでも誘いましょうかしら。
そんな野梨子の思惑は取り澄ました男の顔であっさりと破られた。
可愛げのない、と思わず苦笑が零れる。
――そう言えば幼い頃、こんな暖かい春の日は二人、縁側でうとうと昼寝をしていたものだった。一つのタオルケットにくるまれて、お互いの間に隙間もなく。
……今、二人の隙間は幅10センチメートル。
何故だかその隙間がひどく寒くて寂しくて。
――だから野梨子は小さくあくびをひとつして。
それから清四郎肩にそっと自分の頭をもたげかけた。
清四郎の体温が、肩越しに伝わることにほっと安堵する。
懐かしくて、どこか胸の痛くなるような暖かさがあまりに心地好くて。
野梨子は、寝た振りを自力ではとてもやめられなさそうなことを悟った。寝ちゃったんですか、ときっと彼は注意して、それから私を揺り起こすだろう。
――だからせめてそれまでは。
結局、清四郎からの注意は無かった。
ただ、清四郎の膝の上で語られた言葉により、
野梨子の寝た振りは続きはしなかったのだけれども。
ごめんなさい、驚きの低クオリティーで続けてごめんなさい…。
674 :
名無し草:2014/04/06(日) 11:19:16.63
ありがとう!
とっても良いです!クオリティも高いと思います
寝たふり野梨子いいね
この後はお互いにワタワタしてくれたら更に萌える
膝枕だと可憐が悠里にしていて、それを羨ましそうにみる魅録とかも個人的には萌える
675 :
名無し草:2014/04/06(日) 12:31:39.57
☆一条ゆかり☆
403:04/06(日) 00:06 ??? [sage]
>>401 魅録シリーズの短編書いてた人が犯人ってことか
404:04/06(日) 00:14 ??? [sage]
くちびるオバケが荒れているとメールがきたのでとんできますた
荒らされたらヒステリーわめきちらすのに婆は出張荒らしにくるんだな
犯人て・・・自演の荒らし以外に何か悪い事したわけ?犯人なんて誰も言ってないのに。
>くちびるオバケが荒れているとメールがきたのでとんできますた
精神病院の隔離スレにいけ
676 :
名無し草:2014/04/06(日) 13:48:20.09
☆一条ゆかり☆
435:04/06(日) 11:42 ??? [sage]
845 名前:名無し草 投稿日:2013/12/02(月) 00:09:47.73
>>841 6割が清野好き
3割が清四郎ファン
1割がその他キャラファン
こっそり息を潜めてたまにどっと湧き出る清悠好き 省13
677 :
名無し草:2014/04/06(日) 13:50:52.13
438:04/06(日) 11:55 ??? [sage]
274 名前:名無し草 投稿日:2013/09/29(日) 08:36:01.63
>272
1人で清×のりこマンセー自演連投してたおばさんがかみついてるね
毎日毎日分かりやすい自分で自分に話しかけて楽しいのかな?
はりつけて荒らしにくるな
一条ゆかりスレて暴れてる間はこちらは静かですね
678 :
名無し草:2014/04/06(日) 16:43:28.08
>>662 今、一連の流れ見て、私も一人だって確信した。
一条スレが一夜で突然あんなに人増えるわけない。
同調に継ぐ同調で変な方向へ行った時、私は傍観してたけど、どんどんレスがつくのが気味悪かった。
あの一条スレの調子でこっちでもやってたんだね。
このスレ、あの人のレスの量すごいんじゃない?w
たぶん、しれっと賛同レスもしてる。
自分のレスを自分で否定したりもしてる。
だって普通の人は基本荒れてもスルーしてるはず。
自演してる人じゃないと、自演って考えもしないと思うわ。
下手に同調しないで自衛するしかないね。
私もまたスルーに戻るけど、今回ばかりは書きました。
私は普段感想レスもつけてないほどロム専なんだけどw
あんな変なのがいるのに、ネタを書いてくれた人、ありがとう。
勇気に感謝します。
679 :
名無し草:2014/04/06(日) 21:11:29.32
>>657とか
>>658みたいに露骨に作家叩いてる時は分かりやすくていいんだけど
書き手が来る(カプ問わず)
→その作家に擦りよるふりしながら
具体性のない誉め言葉で異常に誉めながらそれに比べて〜は○○だ と他作家を批判する
→他作家の擁護派が反論する
→その擁護派に混じって最初に誉めた作家を叩く
→来た作家が去る
→来た作家の擁護派が切れ、それに混じって他作家を叩く
この繰り返しでとにかく書き手を潰しにかかってるキチガイが居るとは思う
つうか当たり前だけど有閑ファンの大半はみんな結構年齢言ってるから
どんなカプであれ、作家を叩くメリットが無いことは理解してるはずなんだよね
ただ叩いてる奴がいると何となく
「まあ、確かに〜は私の趣味じゃないけどさ」みたいにうっかり流されて
作家叩きに同調しちゃううっかりさんが多発しててそれが作家を傷つけてるんだよ
とにかく
・作家を根拠無い言葉で叩いてる、
・作家を具体性無く異常に持ち上げてる
こういうレスはたとえ荒らしじゃなくても
とにかく相手しなけりゃいいだけだと思うよ
あと自演連呼するのも無視すること
自分自身が自演してるからこそそれを連呼してるだけなんだよ
680 :
名無し草:2014/04/06(日) 21:57:22.21
よーしパパも小ネタ書いちゃうぞ
超空気読まずに清×悠でありがちネタ、2レスで収まればいいなー
「何度も言いますが、すきですよ悠理」
部室の中から聞こえてきた清四郎の声に
廊下の魅録と可憐と美童と野梨子の4人は固まった
……あの清四郎が、あの悠理をーーー!?
「うるせーなぁ!あたいはお前のそういうシツコイとこが嫌いなんだよ!」
苦々しい声で吐き捨てるように答えたのは悠理
「………っちょっとちょっとぉ!!その断り方はあんまりでしょ悠理っ!」
「そうだよ!それじゃ男のプライドがズタボロだよ!」
「は、破廉恥ですわ!いつ誰に聞かれるか分からない部室で
言うような事ではありませんわよ、清四郎っ!?」
「大体何度もだなんていつからだよ?黙ってるなんてみずくさ過ぎだろお前!」
口々に叫びながら部室に雪崩れ込んだ4人を
キョトンとした顔の悠理と清四郎が振り返る
悠理の手には数枚の写真
「え、えーっと、昔芋堀りした時の写真なんだけどさ
先に見ちゃってて、悪かった…のかな?あたいら」
そんなに見たかった?と写真を4人におずおずと差し出す悠理
「ほら、焼き芋大会の時の写真ですよ
いらない写真を分けていたら悠理が部室に来たものですから先に見せていたんです
…ですがこいつは本当にあの万作おじさんの子供なんでしょうかねえ?
農具の名前をことごとく間違えてまして
まったく、おじさんが知ったら泣きますよ」
「だからシツコイっつーの!ちょっといい間違えただけだろ?鋤を鍬って!」
「鍬と鋤は機能も見た目もまるで別物でしょう?
ちょっと言い間違いを何度してるんですか
こっちが<くわ>、こっちが<すき>ですよ」
―――そう言いながら清四郎が指先で叩いた写真には
―――鍬<くわ>を担いだ悠理と鋤<すき>を引きずる美童が写っていた
681 :
2:2014/04/06(日) 21:58:22.26
「…驚き過ぎて心臓が止まるかと思いましたわ」
「人騒がせな会話しないで欲しいわよね、あいつら」
「よく考えりゃ、あの二人にんなことある訳ないよな〜」
だよねぇ、と皆にうなずこうとした美童の耳に小さく入ったのは
まだ続いていた清四郎のお説教
「さ、覚えましたか?これはくわ、こっちは?」
「はいはい、すきですよすきすき!」
「字はこれですよ、読めますか?」
「だからすきだって言ってんだろ!?もー、うるさいんだよぉ、清四郎〜」
いや、まさか
まさかだけどひょっとして
清四郎はただ<それ>を悠理に言わせたかった、なんてこと…
そう口に出しかけた美童に
悠理小突く手を止めふと振り返り
笑って見せた清四郎の目はやけに恐ろしくて
……美童は、考えるのをやめた
つまりあーみん先生は天才だよと言いたかっただけなんだ
クオリティー()にこだわらなきゃ文章はみんな書ける!
を実践してみたけど恥ずかしくてわたしはもうだめだ
↓の人、ちゃんとした作品はあなたに任せた
682 :
名無し草:2014/04/07(月) 06:23:54.39
>>680 面白かったし、よく練られてて上手だったよ
そんなに謙遜しないで〜
683 :
名無し草:2014/04/07(月) 08:29:49.97
>>679 そもそもこんなに感想レスに対してレスがつくって状況が変だったんだよね。
否定だけでなく同調も含めて。
基本、馴れ合いを嫌う人が多いスレだし。
感想レス自体も、過去の名作と言われているものでもレスがつかないことの方が多いぐらい。
短編だろうが長編だろうが関係なくね。
作家もそれわかって書いてたと思う。
面白いと思うものに感想を言う、ここのレスってそれだけのものだったはずだよ。
今のこの静けさが通常状態。
これまで一条スレの奴が一人で張り付いて掻き回してただけだと思うね。
何が奴をそうさせたのかは知らないが。
長編短編だけでなく、イラストの人もセクシー魅録の人も、小ネタの人も
あんなのに貶されたからって、気にしないで帰ってきて欲しいね。
普通に楽しんでいる私たちは期待してるのだから。
>>680 清四郎にこうやってからかわれる悠理好き。
どんどん書いて!
684 :
名無し草:2014/04/07(月) 08:32:27.15
清悠好きが怖いってことはわかった
萌カプじゃなきゃスルーするか萌に脳内変換すればいいのに
685 :
名無し草:2014/04/07(月) 08:41:18.42
>>684 そうは思えなかったけどね。
カップルがどうのというのとは違うよ、今回の嵐は。
686 :
名無し草:2014/04/07(月) 09:30:49.47
687 :
名無し草:2014/04/07(月) 09:38:08.59
>>685 だから
>>684みたいに唐突に特定の派閥叩いてるのはスルーしろってのよ
ただ、住人に入れ替わりも大分起きてるから
素直に感想書いて馴れ合い楽しみたい人達も混じってると思う
荒らしとその住人の区別は付かないし
作家が「基本的に叩くやつは頭おかしい奴、
まともな住人は駄目でもスルーする」
を頭において投下してもらうしかないと思う
あと賞賛が続き過ぎて独占になりそうだったら
嵐さんのとこで感想書いてもいいかもしれない
688 :
名無し草:2014/04/07(月) 11:12:11.78
のりこマンセーおばさんの方がこわいよw
清のサイトもきもいのばっかり
よく恥ずかしげもなく公開できるなww
689 :
名無し草:2014/04/07(月) 12:36:35.47
一条スレであったこと知らなくてさっき見てきた
スゴス
まさに妄執w
ブログブログって、勝手に特定してる人がいるかもだから
そのような方は少しだけ自衛を
こちらではスルー徹底すればいつかいなくなると思うので
気にせず妄想楽しむのが一番の解決策かな
690 :
名無し草:2014/04/07(月) 16:35:32.18
一条スレ見てきたけど一時期有閑サイトの休止や閉鎖が続いたのももしかして…って嫌な気分
書けるタイミングならわりと素直に感想書く方だけど、馴れ合いとかは気にしたこと無いわ
そういえば嵐さんてもうスレいないのかな…
691 :
名無し草:2014/04/07(月) 17:22:50.22
>>690 何度かここにも個人サイトでやれってレスあったね...
692 :
名無し草:2014/04/07(月) 17:55:47.77
嵐さんはいないんじゃないかなあ
分からないけど
693 :
名無し草:2014/04/07(月) 19:33:41.37
>>674 膝枕だと可憐が一番むっちりして気持ち良さそう
悠理と魅録で可憐の膝を取り合い見たいわw
694 :
名無し草:2014/04/07(月) 20:07:57.57
いろいろ読んだ。
・基本的に叩くやつは頭おかしい奴
・まともな住人はダメならスルーするだけ
って
>>687のやつを徹底するだけでいいと思うわ。
作家を叩くメリットは一つもないからな。
ここは妄想を吐き出し妄想を享受する場所であって作家が腕を磨く場所ではないし。
クオリティって言葉が出てくる事からしておかしかったんだよ。
全部
>>4 >>5 >>7辺りに書いてある事なんだけどな。
695 :
名無し草:2014/04/07(月) 20:39:47.31
あとスルースキル低い人も可哀想だけど
まとめてスルーする方向で徹底しないとね
単にスキル無い人か
荒らしかどうかなんて100%の区別はつかないしさ
ついでに個人サイトやブログ運営してる人は
アクセスツール強化とか
閲覧をパス制にするとか
防御をしっかり強化しといた方が良さげな気がする
向こう見てきたけどアレはちょっと真性かもしれない
696 :
名無し草:2014/04/07(月) 21:15:39.93
>>695 まあここなんて落ちてもまた立てればいいんだし、どうとでもなるけど
個人サイトやブログはちょっと心配だね
あの感じだと誰かを勝手に敵に見立ててそうだから
アクセスツール強化していつでもアク禁できるくらいにはしておいた
方がいいかも
>>693 可憐の膝を取り合う悠理と魅録カワユス
でも魅録は直接言えなさそうだから遠巻きに見て羨ましそうにしてるかもw
可憐の膝枕っていい匂いがしてきそうだね
697 :
名無し草:2014/04/07(月) 23:14:42.62
>>693 可「清四郎あんたねぇ、勝手にあたしの膝枕を
校内マラソン大会男子部の副賞なんかにするんじゃないわよ!」
清「仕方ないでしょう、お坊っちゃま学校の宿命でマラソン大会の男子部参加率が低すぎたんです
生徒会としては対策を練りませんとね
賞に色を付けたからでしょうな
お陰さまで今大会は史上一位の参加率になりましたよ」
可「…だからってねぇ…何であたしが全校生徒の前で
悠理に膝枕しなきゃいけないのよ〜っ!」
清「……仕方ないでしょう、正賞に学食半年間無料券を付けたら
こいつが男子の部に飛び入り参加しちゃったんですよ」
悠「あたいだって別に可憐の膝枕なんかは欲しくなかったやい!
清四郎が公約だからって脅すから仕方ないじゃんかぁ〜!」
可「なんかとか言わないでよ失礼ね!?そもそも男子の部であんたが優勝してんじゃないわよ
んもう、この学校の男どもはほんとに情けないったら!」
美「……だってさ、二位で残念だったねぇ、魅録あんなに頑張ったのにね〜」
魅「…ゴール間際の悠理の飛び蹴りがなけりゃ俺が勝ってたぜ……
……って、べ、別に俺は頑張ってなんかねーよっ!
悠理が勝負だとかいうからついムキになっただけだ、つい!!」
美「あはは、分かった分かったってば
あ、ほら可憐が悠理に膝枕するってさ!拍手拍手」
(魅録がすっごく真剣な顔で全力疾走してたのは
…黙ってた方がいいんだろなぁ、魅録にも、可憐にも)
698 :
名無し草:2014/04/08(火) 10:34:00.26
全校生徒の前で膝枕は恥ずかしいw
これ、魅録が優勝してたら双方のファン絶叫だなw
699 :
名無し草:2014/04/08(火) 11:26:15.42
魅録の場合は他の男から可憐の膝を守るためにやってそうだ。
悠理で結果的に良さげ。
700 :
名無し草:2014/04/08(火) 13:23:07.57
可憐の膝枕だと可憐の顔下からは見えないだろな。
膝枕のご感想は?とか聞かれて
「膝は柔らかくて気持ちよかったけどさぁ、
でっかい塊が目の前まで迫ってて潰されそうで息苦しかったじょ。
あんなん何がいいんだかなぁ〜」
とか答えちゃう悠理。
701 :
名無し草:2014/04/08(火) 15:07:48.29
>>700 魅録にはうらやましすぎるシチュだろーなー
悠理「なあ可憐これ重くない?」
可憐「ちょっと悠理!遊ばないでよ!!」
悠理「なんか大福みたいだなー!」
可憐「食べ物じゃないってば!こら悠理」
702 :
名無し草:2014/04/08(火) 20:13:02.59
>>701 エローイ
悠×可という方向性を見いだしかけた
こういうネタが続く流れが好きなんだー
向こうがホラーで多少怖くてもまったり行きましょうまったり(震え)
703 :
名無し草:2014/04/09(水) 05:25:49.74
可憐と魅録はエロ萌えするCPだw
長編短編小ネタイラスト何でもいいからリクエストしたいよぉ〜
704 :
名無し草:2014/04/09(水) 07:23:19.71
とりあえず妄想があるなら語っとけ
誰か書いてくれるかもしれないから
705 :
名無し草:2014/04/09(水) 07:53:57.61
◎良好な流れ
好きな妄想シチュを住人が語る
→それに感化された作家が楽しく作品投下
→住人は作家に感謝しつつ誉めたり感想書いたり
趣味じゃなければ黙ってスルー
→誉められた作家は楽しく引き続き投下、
スルーされた作家は読者に戻りつつ次回にチャレンジ
→作家来るならと住人の妄想語りも盛上がる
→住人は妄想シチュ語りと作品両方楽しめてウマー
◎よろしくない流れ
住人が好きなカプ名だけ上げてひたすらクレクレ
→そのカプ好きな作家がなんとなく投下
→そのカプ好き住人が誉める
→カプ好き仲間だと思うから作家渋々頑張る
→他カプ好きはその作家が自分のカプと違うのがはっきりしてるからだんまり
自分の好み作家来るまでクレクレ、来ないと不満ぶつぶつ
更に混じった荒らしが作家異常に叩いたり
異常に作家庇いしたりで対立煽る
→仲間なんて居ない、不快な奴しか居ないと作家逃げる
→荒らしが不満溢した人間と誉めた人間両方に混じって更に煽る
→住人も作家も立ち去り不毛の荒野
706 :
名無し草:2014/04/09(水) 08:08:08.38
作家さんはスレ住人の希望なんて気にせず、好きに自分の妄想を書いていいのよ〜
カップリングやシチュエーションもなんでもいいのよ。
自由度高くやってね。
707 :
名無し草:2014/04/11(金) 06:58:11.82
妄想会話の合間に小ネタ突っ込むのは出来ても
会話なし住人なしでひとりで自由に
書ける度胸と技量はとりあえず私には無いぞw
リクエストしていいなら長編作家さんの続きが読みたい(涙目)
708 :
名無し草:2014/04/11(金) 08:48:48.79
まあ気楽に楽しめばいいじゃん
709 :
名無し草:2014/04/11(金) 13:58:32.41
主観で有閑倶楽部で美形ランキングつけるとどんな感じ?
私は、
1位美童
2位悠理
3位可憐
4位魅録、野梨子
5位清四郎
なイメージだな。
美童は多分綺麗さはぶっちぎり。
悠理はあの辛口な清四郎と百合子さんが美人と発言してるから。
可憐は言わずもがな、野梨子は悠理の「顔もそこそこ」発言で可憐よりは下かな、と。
魅録は髪型いじらないで女装出来ちゃうあたりかなり整ってると思う。
意外と清四郎は顔はそこまで誉められてないような気がしたので…。
710 :
名無し草:2014/04/11(金) 14:31:11.40
>>709 百合子さん「悠理と清四郎ちゃんの子供ならきっとかわいいわ」って婚約騒動の時言ってた気がする
711 :
名無し草:2014/04/11(金) 15:57:21.94
6人の美醜の差って、
AAA+++の世界の差だなー。
可憐より野梨子の方が
いや、野梨子より悠理の方が
なにを、悠理より可憐の方が
と、ぐるぐる三つ巴で好みの差でしかなさそう。男子も同じく。
712 :
名無し草:2014/04/11(金) 16:58:31.63
美童
可憐
悠理
野梨子
清四郎
魅録
かな。
713 :
名無し草:2014/04/11(金) 17:01:19.38
自分も好みの差だと思う
美童だけはちょっと抜けてる気がするけど他は全員ルックスに関する
誉め言葉は何度かあるから判断は難しいな
714 :
名無し草:2014/04/11(金) 18:40:52.48
それぞれのファンクラブがこのネタで競い合ってそうでちょっと微笑ましい
715 :
名無し草:2014/04/11(金) 19:45:54.80
「女」としての魅力なら可憐
「少女」としての可憐さ、清純さは野梨子
「未成熟」なピュアさと溌剌とした魅力なら悠理
どれも捨てがたい…!
ワイルドで切れ味鋭い男の魅力は魅録だけど
多分脱いだら凄い清四郎の鍛えた躰
造形美を楽しむなら美童
こちらも甲乙付けがたし…!!
716 :
名無し草:2014/04/11(金) 21:10:24.90
717 :
名無し草:2014/04/11(金) 22:39:30.18
>>713 好みの差はあるね
清四郎は自分でモテると言い切るところから
自信家+ナルシスト値もあるなw
718 :
名無し草:2014/04/11(金) 23:35:28.12
母親の美人度の方がもっと難しくない?
百合子さん
千秋さん
あき子さん
マダム真理子
野梨子母さま
清四郎母さん
(順不同)
なかなか甲乙つけがたい。
719 :
名無し草:2014/04/11(金) 23:53:27.25
>>718 ちょっと年齢順で並べてみてw
私の予想は上から
百合子さん(豊作兄ちゃん30歳くらい?)
あき子さん
清四郎ママ
真理子さん
千秋さん(40はとうに過ぎてるらしいw)
野梨子母さま(ハタチくらいに産んでそうだ)
720 :
名無し草:2014/04/11(金) 23:59:48.52
可憐はアメリカっぽい派手な美人で、悠理は中性的で人外っぽい美形
野梨子はお目目パッチリ睫毛バッサバサのロリータフェイス
みんな違って、みんないい
野梨子に関しては初期のツンと澄ました日本美人時代から、かなりイメージ変わっちゃってるけどね
悠理と可憐、美童が顔の系統が少し似てるので、差別化のためなんだろうけど
721 :
名無し草:2014/04/12(土) 01:40:55.49
722 :
名無し草:2014/04/12(土) 11:13:12.79
フィクションには”可愛い金持ち”と”気持ち悪い金持ち”がいるが……この漫画の登場人物は断トツ後者だな
723 :
名無し草:2014/04/12(土) 15:49:37.98
>>719 豊作兄ちゃんが悠理に「お前だって僕が止めなきゃ(名前が)稲子か麦子だった!」言ってるからね
妹が生まれた時には既に自分の名前が割と恥ずかしいと分かってる年齢だった訳だ
現在悠理19歳に対して30歳くらいが確かに妥当
和子姉さんがいるからあき子さんよりは清四郎ママの方が年上じゃないかな
724 :
名無し草:2014/04/12(土) 16:06:34.72
>>723 あき子さんは仕事が軌道に乗ってから出産したんじゃないかと妄想したので2番目にしてみた。
清四郎ママはお嬢様で女子大出てそのまま結婚したイメージ。
こんな妄想するのも楽しいw
725 :
名無し草:2014/04/12(土) 17:11:12.15
野梨子母とあの旦那さんは絶対反対を押し切っての結婚だと思う。
あの旦那、かなり歳の差ありそうだし。
野梨子母が10代学生位の時に、30過ぎの旅の絵描きしてた旦那さんとで恋に落ちたんだよきっとw
茶道家元の家に婿入り出来る身分に成るために死ぬ気で日本画の大家になったとか妄想。
俺がオフィスで仕事をしてると、野梨子がひょいと姿を現した。
「あ、野梨子来てたんだ」
「ええ、いつもの茶道という名の写真撮影会ですわ。今日もまた帰れませんの?」
「うん、出張前だからやっつけなきゃならない事務処理たくさんあって」
俺は数時間ぶりに体を伸ばした。
集中してたから気づかなかったが、体がこり固まってる。
野梨子は小さな巾着袋を俺のデスクにチョイと置いて言った。
「はい、今日のお夕食」
「お!ありがたい」
野梨子はこうやって仕事が煮詰まると俺に弁当を作って来てくれる。
さすがの野梨子さんの弁当が不味いわけがなく、
俺は仕事を投げ打って嬉々として巾着袋を開いた。
今日も色どりも栄養バランスも完璧。超美味そう!
野梨子は子供に言い聞かせるように俺に言う。
「よく噛んでゆっくり食べましょうね」
「はーい」
野梨子は楽しそうに笑うと、何気無くデスク近くにあるテレビをつけた。
すると、いきなりテレビの画面に悠理が大写しになって、俺たちは少し息を飲む。
あれからマスコミの興味はすぐに他にうつり、悠理と俺との噂は
あっという間にうやむやになった。
悠理も特にコメントらしきものを出さなかった。
それが返って沈静化に働いたようだ。
悠理とはあれ以来、全く連絡を取り合っていない。
まあ、俺の方から絶ったんだから仕方ないけれど。
「悠理とはあれから連絡は?」
「何もしてねえよ」
「なぜ?」
「言っただろ?これ以上噂にならないように、会わないようにしたって」
「……そう?」
野梨子は何も知らないはずなのに、何も言わずテレビを消した。
「魅録は本当にそれでよかったんですの?」
「良かったよ?だって、変な噂たってもお互いのためになんねえし」
「そうじゃなくて。あんなに仲が良かったのに」
「お前が心配する必要はねえよ」
俺は弁当を食べる手を休めて、野梨子を膝の上に乗せた。
抱きしめて、こめかみにキスをする。
「俺にはお前がいるし」
「悠理には?」
「え?」
「悠理には誰がいますの?ひとりぼっちでしょう?」
野梨子が俺の顔を覗き込む。
そんな不安そうな顔してるくせに、無理して悠理の心配なんかすんなよ。
お前がそんな顔するから、俺はもう悠理とは会えないんだよ。
「まあ、今はな。ほとぼりが冷めたら、また皆で会えばいいさ」
「……そうじゃなくて」
「はい、もうこの話はおしまい」
俺がそう言って野梨子の頭をぽんぽんと叩くと、野梨子は呟いた。
「ごめんなさい」
「謝られることなんか何もないぞ」
俺は野梨子を膝の上から降ろして、再び箸を手に持った。
「あー、野梨子の飯、超美味え!早く毎日食えるようになりてえ。
ってか、もう一緒に暮らしちゃっていいんだけど、俺」
「そんなの父が許しませんもの」
「家のしがらみあると、そういうのが面倒だよな」
「結婚式が終わるまで、ですわ」
「式の話も出張終わったら本格的に煮詰めないとなあ」
俺たちの結婚式の話は少しずつながら具体的に動いていた。
どうやらこのままだと俺たちの式の方が清四郎たちよりも早くなりそうな気配で、
順番にこだわりそうな可憐さんに怒られないかビクビクではあったが。
「今度の出張は何週間でしたっけ」
「短けえよ、1週間。ロンドンだし視察みたいなもんだから」
「そう?」
「お土産、今度こそちゃんと買ってくるからな」
野梨子はそれを聞いて、うっすら笑った。
……っても、野梨子への土産って何を買ったらいいんだか。
俺はロンドンの曇天の下、途方に暮れていた。
ロンドンにはスペインのペイネタみたいな気の利いたもんはないのか!
本気で何も思いつかない俺は、試しに土産物屋に入ってみたが、尚更混乱する。
ロンドンバスの置物なんて、今更貰った所で嬉しくもないわな。
その時だった。
ドヤドヤと賑やかに土産物屋に入ってくる一団があった。
うるせえな、と思って耳をすませたら、彼らが話しているのは日本語で、
どうやら日本人の集団だった。土産物屋の主人に何やら交渉しているようだ。
ん?撮影っ
何気無く振り向くと、集団の中によく知ってる姿があった。
悠理だ。
大慌てで顔を隠す。
日本でもない、こんなロンドンのチンケな土産物屋で再会するなんて!
偶然にも程があるぞ!!
土産物屋の主人との交渉がうまく行ったようで、悠理は土産物の一つを手にとって、
カメラに向かって何かキャッチーなセリフを言っている。
俺はその脇をそっとすり抜けて、その集団に気づかれないよう外に出た。
だがつい、上手く行ったのか確認するために、軽く後ろを振り返ってしまった。
視線があってしまった。
一番気づかれたくない相手、悠理と。
悠理は無表情のまま、フイとカメラに向かい直した。
今のでNGを出したようだ。
悠理は大慌てでスタッフに謝って、再びにこやかな顔をつくってコメントをしだした。
胸が痛んだ。
今までだったらお互い知らんぷりなんてありえなかった。
仕方がない、俺から関係を絶った以上、仕方ない事なんだが。
それでも、胸は痛んだ。
だから、
『夜11時、さっきのみやげもの屋の前』
というメールが着た時、俺は嬉しくなってしまったのだ。
俺は本当にダメな男で、愚かな馬鹿だ。
海外だから、野梨子と離れていたから浮気心が疼いたんだろうか?
いや、単に悠理に会いたかったからなんだと思う。
俺は、行ってしまった。
悠理に会いに。
悠理はとっくに閉店した土産物屋の前で、ポツンと佇んでいた。
顔の半分まで襟元に隠し、肩をあげ手をポケットに押し込んでいるさまは
心細そうで、すごく悠理が小さく見えた。
俺が行くと、悠理はすごく驚いて、でもすぐ喜びいっぱいの顔になった。
俺も素直に笑顔になる。
俺たちは深夜のテムズ川沿いをゆっくり歩き始めた。
「雑誌の記事出た時、一人にしてごめんな」
「あたいは大丈夫だったよ。日本に帰ってくる頃にはもう皆忘れてたし。
母ちゃんにちょっと怒られた程度で。
お前の父ちゃんが説明に来たって言ってた」
「うん、親父に行ってもらった。俺は白鹿家の方何とかしなきゃなんなかったから」
「そっか」
お互い仕事で海外にいる事も多かったし、これぐらいの期間会えなかった事も今までに何度もあった。
それでも、今俺は、悠理が酷く懐かしかった。
ふわふわの髪の毛も、少年のように線の細い体も、何もかも。
「あたいはずっと一人でいたよ」
悠理は呟いた。
「一人でテレビを見てさ、一人でロケに行ってさ、一人で土産の菓子を食べた」
「…………」
「お前がいないから、一人だった」
俺は悠理の体に腕を回し、俺の胸に引寄せた。
悠理は素直に俺に抱かれている。
俺の方からこんな事したことあっただろうか。
野梨子よりも背が高く、野梨子よりもしなやかな悠理の身体。
違う、女の匂い。
「ずっと一人でも平気だったのに、お前が変な事いうから」
「………」
「もう二度と会えないなんて言うから」
「ごめんな」
「魅録、あたい嫌だよ。お前と会えないなんて嫌だ。ずっと一緒にいてよ。
一緒に笑って過ごそうよ。寂しいよ!」
「…………」
「寂しいよ、魅録」
それはすごく自然な行為だった。
悠理と俺の唇は自然に寄せ合い、触れ合った。
それは溶け合うようで、ずっとこうするのが当たり前だったかのように自然なキスで。
すごく気持ちよかった。
だから俺は、苦しくなった。
悠理とのキスに酔っているはずなのに、俺が思い出したのは拙い舌。
不器用なおずおずとした、あのキス。
唇を離すと、悠理が何かに気づいたような顔をして俺を見た。
そうだろ?
悠理、俺もだよ。
その時だった。
俺は暗闇の中の視線に気づいた。
あ、と思った瞬間にはもうその人影は走り出して、消え去ってしまった。
「いつからいた?」
「わからない」
俺も悠理も一瞬で腹をくくった。
だが『二度目』はさすがになかった。
(つづく)
733 :
名無し草:2014/04/13(日) 09:08:24.29
長編作家さんが戻って来てくれてとっても嬉しい!
最後、暗闇に隠れて盗撮していたのはまさか美童?
続きが楽しみです
734 :
名無し草:2014/04/13(日) 09:43:25.02
美童もクソ野郎になる展開か?
誰が暗闇の中に隠れていたのか気になる
悠理と浮気するクソ野郎魅録は今後野梨子のことどうするんだろ
野梨子を本妻に悠理を愛人にする徹底的にクソ野郎魅録になっても昼ドラ好きには美味しい展開
最終的に魅野、魅悠になるのか目が離せない
735 :
名無し草:2014/04/13(日) 10:40:16.76
そうか、美童か…
単純にマスコミかと思ったわ。野梨子に振られたお偉方に雇われた
魅悠のなかでは決着はついたっぽいけど野梨子がどう出るのか…
バッドでもハッピーでも終止符が打たれることを楽しみに待ってます
736 :
名無し草:2014/04/13(日) 11:11:49.30
続きありがとうございます、本当に嬉しい…
色々語っちゃいたいけど今は静かに最後まで見守る所存
応援してます!
737 :
名無し草:2014/04/13(日) 12:05:13.57
結論、長編作家さんが大人気過ぎるんだ
感想で埋めつくしにまたなっちゃいそうだぞw
こうなったらいっそ長編作家さんの投下の合間にリレーでも再開しちゃうかねw
738 :
名無し草:2014/04/13(日) 21:02:46.51
>>737 >こうなったらいっそ長編作家さんの投下の合間にリレーでも再開しちゃうかね
それは長編作家さんに大失礼だぞ
739 :
名無し草:2014/04/13(日) 21:19:46.41
>>738 連番に割り込ませるという意味ではないだろう
>>726から続き
その騒ぎは前回の比ではなかった。
今度は写真だけではなく、映像もだった。
雑誌だけでなくテレビでもとなると、もはや今度こそは言い逃れができない。
マスコミが連日大騒ぎだ。
どこで取材してきたのか、雑誌記事のタイトルは『現代のロミオとジュリエット』。
哀れみ少々、煽りたっぷりの記事。
野梨子は俺と悠理の仲を引き裂いたかの如く、俺以上に散々に書きたてられていた。
野梨子は俺を許さなかった。
いや、本音はどこにあるのかわからない。
とにかく野梨子は何も言わずひたすら俺との連絡を絶ちつづけた。
何度も何度も白鹿家に行った。
何度も何度も電話をかけた。メールをした。
それでも、野梨子は決して俺の前に姿を現さなかった。
その日、業を煮やした俺は白鹿家の前でひたすら野梨子が出てくるのを待っていた。
何時間も待ち続け、嫌味な事に雨までが降ってきて、俺は自分に失笑した。
バカだよな。何やってんだ、俺は。
それでも、どうしてもここから動きたくないとは。
その時、玄関から人影が出てきた。
清洲先生だった。
俺は水溜りに膝を折り、再び先生に土下座をする。
「野梨子さんに会わせて下さい」
「……土下座も二度目で、どの口が言うのかと思うね」
「それでも、会いたいんです。お願いします」
「会って何を言うつもりかね」
何を?
そういえば俺は何を言うつもりだったのだろう。何か言える立場でもないのに。
「……謝りたいです」
「君が謝っても謝らなくても、何も変わらない。同じだよ」
「それでもお願いです、野梨子さんに会わせて下さい!」
すると、清洲先生は俺に傘を差し出して言った。
「個人的には、君を嫌いではない」
「…………」
「仕事熱心だし、甲斐性もある。男子らしくて、可愛らしい。
こんな息子さんを持った松竹梅さんが羨ましいと思ったほどだ。
娘と些細なことで言い合いする姿を見るのも、楽しかった」
「……すみません」
「本当なら野梨子に会って話し合うべきだと思う」
「それなら!」
「ただ、娘は自分の意思で君に会いたくないと言っている。
テレビであれを見た親としては、そう言ってる娘の気持ちがわかるだけに辛くてね。
相手がよく知ってる悠理ちゃんでもあるし」
「…………」
「言い出したら引かない娘の性格はよく知ってるね。諦めて帰りなさい」
その数日後、俺は白鹿家から正式に破談を申し渡された。
それでも俺は野梨子と会って話すまでは、と、しばらく絶対に了承しなかった。
すると追って、白鹿家から慰謝料の話が来た。
ああ、結局金が解決するのか。
野梨子ですら、金か。
考えてみれば所詮、見合いだしな。結局、家の付き合いなんだな。
そこから、俺の心はもう完全に動かなくなった。もう全く、何も感じなくなった。
今は、俺じゃ払えない額の慰謝料の話し合いを親父と清洲先生で行っているらしい。
堪えたのは、こんな修羅場でも親父と千秋さんが俺を庇い続けてくれた事だ。
二人とも俺を怒って叱るだけであとはひたすら庇ってくれた。
俺の事なんてただ切り捨てればいいのに。親はそれを絶対にしてくれない。
剣菱だって今度こそ黙っていなかった。
俺と悠理は並べられ、万作さんに頭を下げる。
責任を取れと怒鳴りつけられたが、無責任な俺には何も言えない。
ただ俺は頭を下げ続けることしかできなかった。
だが、この事によって世間では俺と悠理の仲が公認になり、
ワイドショーではすでに結婚秒読みと囃し立てられた。
親父たちも密かにそれを望んでいたのかもしれない。軽くせっつかれたりもした。
剣菱家でも俺は煙たがられるどころかむしろ歓迎されつつあり、
悠理に合う回数だけは増していた。
一方で世間の野梨子への風当たりはより一層勢いを増していた。
世間の風から野梨子を守るはずだった自分が野梨子をボロボロに傷つける事になり、
二度と会うことも叶わず。
俺も、もはやどう振舞って良いのかわからないまま、時だけが過ぎる。
目の前で過ぎてゆく景色を他人事のように眺めながら、ただ俺は生きていた。
「よお、悠理、来たぜ」
「お前、よく平気な顔してウチに来られるよな。
父ちゃんにまた責任とれ、結婚しろってせっつかれるぞ?」
悠理が呆れ顔で俺に言う。
「もう今更どうでもいいじゃん。誰に何を騒がれても一緒だ。
俺も仕事以外、やる事もなくてさ。
今、千秋さんに馬車馬のように働かせられてて」
「なに、仕事の途中なの?だからスーツなんだ」
「そう、働きに働いて周りの信用取り戻せって。あれから休みなし。
それより、お前は仕事減ったりしてない?大丈夫か?」
「あたいは腐ってもタレントだもん。これぐらいで仕事減らない。
むしろ、ありがたい事に増えてるぐらい」
周りが弄ってくれるからネタになるしな、と悠理は笑った。
何が起きようとも屈託のない悠理との会話。
それはこんな最中にあっても穏やかで心地よいものだった。
俺は悠理の肩を抱く。悠理は自然に身を任せてくる。
あの日からこんな動作が俺たちの間では増えていて、
まるでそれが初めから当たり前のような居心地の良さで……
俺は今、思う。
初めから、家柄がどうのと小難しい理由なんてつけずに、
悠理を好きだと、自分に認めてしまえばこんなに苦しまずに済んだのに。
そろそろ、俺も負けを認めてしまえば楽なのかもしんねえ。
「なあ悠理、俺たちさ……」
そう呟くと、悠理が俺の顔をぱっと見上げてくる。
俺たち、結婚しようか。
俺が剣菱に入って、お前の影になってしまえばきっと全て丸くおさまる。
面倒で口うるさい和貴泉とも繋がりを絶って、俺も気楽な身分だ。
親父同士もきっとそれを喜ぶし、俺もお前の付属品で居る方が楽だし。皆納得だ。
な、結婚しようか、悠理。
だけど、口から言葉が出てこない。
すると、悠理が俺に言った。
「おい、魅録。気づいてるか?今、お前
泣いてるぞ?」
え?
泣いてる?俺が?
まさか、と、声をあげようとしたら、喉がひゃっと音を立てた。
慌てて俺は口に手を当てる。
しゃくりあげるほど、涙が出ている?
悠理は俺の手をゆっくり肩から外して、俺から距離を取った。
そして、俺の顔を面白そうに見て言う。
「誰に対する涙だ?それ」
「いや、目にゴミでも入ったか」
しかし、そんなチャチな抵抗しようとしても無駄だった。頭の中で声が響く。
『指輪がついているのが、すごく不思議ですの』
あの日、野梨子は左手を日に掲げ、キラキラさせながら言った。
『ありがとう。こんな素敵な指輪をいただけて、とても幸せですわ』
俺なんかが贈った指輪を不思議そうに眺めて喜ぶ野梨子。
俺なんかを心配して小言を言い、それでも巾着袋を差し出す野梨子。
俺なんかとただ一緒に歩いているだけで幸せそうな野梨子。
野梨子、野梨子、野梨子。
意地っ張りで強情で、それでも世界一可愛い俺の野梨子。
ずっと頭から消し去ろうと必死だった野梨子の姿が俺の脳裏を駆け巡る。
ぶわっと感情が溢れ出した。
野梨子に会いたい。会いたい。
罵倒されようが蔑まれようが殺されようがどうだっていい。
今は一目でいいから野梨子にただ会いたい。
俺は野梨子が好きだった。
本当は気が狂ってるんじゃないかと思う程好きだった。
野梨子と一緒だと冷静でいられない。いつもの俺でいられない。
常にその首筋にその指先にその唇に、ただ触れていたい衝動に駆られて。
自分が信じられないぐらい、お前に心乱れてしまって。
本当はお前といると楽しくて、可愛くて仕方ないのに、意地悪して悪口言って傷つけて。
お前を守るために仕方なく結婚するだけだ、と、そうお前の前で振る舞い続けた。
結局、欲望に負けて俺は怯えるお前をめちゃくちゃに犯してしまい。
お前を犯して喜んでる自分も怖かった。
それでも、お前は俺を愛してると言ってくれて、やっぱりそれがすごく嬉しくて。
意地を張ってたのはずっと俺の方だった。
こんなにお前に狂ってるとは認めたくなくなかった。
どんどん惹かれていくのも認めたくなくて。
それまでの居場所に、悠理にこだわり続けて。
ごめん、野梨子。ごめん。
「大丈夫か?」
悠理が俺にティッシュの箱を差し出した。
俺は何枚も紙をとって顔を押さえつける。
「いや、悪りい、悠理。大丈夫」
「思い出して泣いたんだろ?野梨子を」
「いや、俺は……」
「無意識に涙出てくるほど野梨子が好きなのに、お前、馬鹿だよ」
「…………」
「ヤケクソになって、あたいにプロポーズでもしようとしてただろ、今。
それで野梨子の事を思い出して泣いちゃうとか、恥ずかしい奴だ」
悠理は、あたい、お前が泣くところって見たことあったっけ?と、俺を笑った。
そして、悠理はポツポツと語りだす。
「あたいもお前とあんな事した理由、いっぱいいっぱい考えた。
でも、すっごく考えたんだけどあたいには全然わかんない。
でもさ、思ったんだけど、お前もあたいも、変だよ、やっぱり」
「へん?」
「あたいとお前、あれから今まで一度もこの件、話してこなかっただろ?
テレビも雑誌もあたいん家もお前ん家も、和貴泉だって、皆それで大騒ぎしてるのに、
あたいたちだけは何もなかったみたいにいつも通りに話をしてさあ。
それって変じゃね?」
「……そうだな」
「それでさあ、お互い、わざとそう振舞ってるなあって思ってさ」
悠理は一生懸命頭の中を整理しながら話していた。
今更、俺は気づいた。悠理と俺は一緒にいたけど、一緒じゃなかったことに。
俺は悠理をずっと一人きりにしていた。
俺が心に蓋をしてただ生きてただけの間も悠理は考えていた。たった一人で。
自分の事だけじゃなく、俺の事も。
対する俺は悠理のことなど全く思いやって無かった。
そのくせ友達ヅラしてヘラヘラとここに来て、自分の事ばかり考えてた。
あまりの自分の身勝手さに今更気づいて、背筋がツーッと冷えてきた。
マジでひでえ、俺。
「確かにあたいたち仲良しだし、一緒にいて楽だけどさあ、
だから変わらないままでいようっていうのは、違うんじゃないかなあ」
「あ……」
「あたい、お前と一緒にいたいって思ってたけど、こんな感じじゃない。
あの時はキスをしたけど、そういうことがしたかったわけじゃない」
「……悠理、本当にごめんな。あれはマジで俺が悪い。すまない」
「うん、あたいもぜったいお前が悪いと思う!」
悠理がキッパリそう言ったので、やっぱりズシンと堪えた。
いや、本当に俺が悪いと思ってはいるのだけれど。
「電話の時からお前が悪い!好きだったとか言われたら、あたいも嬉しくなって、
ぼーっとして頭が変になるさ、そりゃあ」
悠理は腕組みしてプンと膨れた。
ハッと笑いが出てしまった。すると悠理も笑顔になった。
「お前はもう昔のお前と違うだろ?和貴泉大好きだし、仕事も大好きだし。
今は誰より野梨子を愛してる。
あたいも一緒だ。お前の前では変わらない振りして、本当はずっと前から変わってる。
だから、あたいの事は気にすんな」
「…………」
「お前は、お前の女の所に戻りな」
悠理はいつもの元気な調子で思い切り俺の背中を放って、にぱっと笑った。
俺はせめてもの笑顔で悠理の景気づけに応えた。
夜、俺は白鹿家の前に車をつける。月が綺麗で俺は見惚れた。
そして、その月にセンチメンタルにも野梨子の姿を重ねている俺がいた。
ああ、かぐや姫のイメージか。気づいて俺は自分に苦笑する。
こうやって俺は心の中で野梨子を崇拝し続けてきたのか。ひっそりと。
タバコに火を付ける。白い煙が上がっていくのをただ視線で追った。
何をやってるんだろうな、俺。
野梨子がタイミング良く出て来てくれるのを待っているのか?
可哀想な俺に気づいて欲しいのか。
本当に滑稽だ。最低な男だ俺は。
その時、助手席の扉を大きく開ける音がした。
野梨子か?と思ったが、違った。もっと黒くて大きな影。
影は何も言わず、ドカッと助手席に乗り込んでくる。
「さて、そろそろ説明してもらえますか?」
「清四郎!」
「こんな派手な車がお隣に停まってたら、気にならないわけない」
「お前、日本にいたのか?」
「ええ、ちょっと婚姻届を提出に」
「……ああ、そんな事、言ってたな」
「こっちに来て、報道見て驚きましたよ」
清四郎は俺の肩をガッとシートに押し付けてきた。至近距離で俺を睨みつけ、言う。
「以前美童に言われたんです。可憐を泣かすような事をしたら殺してやると」
「…………」
「僕も今、お前を殺すべきでしょうか?」
「……やれよ。清四郎に殺されるなら、俺、本望」
俺の答えが意外だったのか、清四郎はふっと笑って肩から手を離す。
俺が煙草を咥えると、清四郎がその煙草を掴んで、灰皿に押し付けた。
「車を出せ。ずっとここにこんな車がいたんじゃご近所の噂になる」
「…………」
俺は黙って車を出した。
(つづく)
>>737 どんどんお願いします。
750 :
名無し草:2014/04/13(日) 21:54:21.83
仕事早い!
魅録、清四郎にフルボッコされて下さいw
リアルタイムで遭遇できて感動です。サイン下さい(冗談)
751 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:07:58.81
困った魅録ちゃんですなw
野梨子は許すのかな?
二兎追うものは〜になったりして
752 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:13:57.12
連投スマン
ここで野梨子を美童が横から掻っ攫ってったらなお面白い、わたし的には
753 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:14:18.33
しあわせ・・・
754 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:25:43.90
好きな子苛めちゃう小学生魅録キテタ
悠理が強い子過ぎていじらしいよ
女の子がみんな可愛くて男性陣のゲス(ゲフン)
…ダメっぷりがお見事です
>>738 割り込まないよう(;_;)
長編作家さん投下「待ち」の合間に
リレーのターンが出来れば
ずっと長編作家さんのターン!にならず
他の小ネタ師さん達も気負わず投下出来て
どの作家さんの負担も減るかと思っただけだよう
でも分かりにくい書き方してごめん
そして偉そうに言いながら私は書けないんだごめん
755 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:30:59.09
嵐さんのとこだってあるんだからそっちでやればいいんじゃない?
756 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:41:45.77
>>754 その意見に賛成だよ
長編作家さんの作品が好きで、気兼ねなくここに投下してほしいからこそ
色んなネタ、作品で賑わってたらいいと思うよ
757 :
名無し草:2014/04/13(日) 22:48:34.94
758 :
名無し草:2014/04/14(月) 00:17:50.97
長編作家さんにばかり頼ってると過疎るだけだよ
759 :
名無し草:2014/04/14(月) 01:09:01.46
リレーが楽しくて湧き出る妄想が止まらない!ってんならいいけど作家さんのためにリレーってのはなあ…
面白いと思うし一部熱狂的な人がいるのは分かったけど神聖化し過ぎるとかえって他の人がやりづらくなるよ
作家さんを待つためでなく自分達自身が楽しむためにやろうよ
盛り上げるのはいいことだけど
760 :
名無し草:2014/04/14(月) 01:49:09.45
長編作家さんを盛り上げるために他の作家さんが隙間を埋めるって何様だ?
何で同じことばかり繰り返すの?
761 :
名無し草:2014/04/14(月) 05:55:04.71
皆が何を心配してるのかわからん
昔から誰かの連載中はこんなではなかった?
気になるなら萌え話してればよくて
長編で過疎るってのはなんだ?
そもそも書き手ない時こそ過疎で、落ちて何度も蘇ってるスレではないか
触れちゃいかん部類だったらスマン
762 :
名無し草:2014/04/14(月) 06:18:52.47
リレーは気楽に参加者になれて
一人で書いてる孤独感はないから
投下ハードル低くていいとおもうんだけどね。
前回の続きバトン拾うのは大変そうだけどw
まあ、突然声を荒げて空気悪くしてるのはスルーでいいのでは。
763 :
名無し草:2014/04/14(月) 06:42:40.22
前回の続きってストーカー野梨子の?
764 :
名無し草:2014/04/14(月) 07:27:04.47
再開って言ってたし前回のじゃないのかな?
でもあれすっごく続けにくいとこで止まってるし、
前過ぎて埋もれちゃってるしで多分誰も覚えてないよね…。
>>761 昔は書き手がもっと居たから今ほど切羽詰まって無いと思う。
書いてるのが長編作家さんひとりだけで、
その感想だけが続く流れは
悪いとは言わないけど長編作家さん自身が辛そうかな。
横で萌え話とかで盛り上げられればいいけど話題も限りがあるし、
他の書き手が書きやすい状況作りはありだと思いますよ。
私も書き手じゃないけど
リレー始まったら1回位は参加したいw
765 :
名無し草:2014/04/14(月) 07:33:54.63
リレー自体は別に良いと思うけど作家さんのためにやっても続かないと思うなあ
今は長編も小ネタも順調にうpがあるんだから流れに身を任せてればいいんでは
妄想ネタがあるなら普通にそれを楽しめばいいじゃん
なんかそこまで切羽詰まって空気作らないといけないような状況に思えないんだが…
766 :
名無し草:2014/04/14(月) 07:58:03.17
リレー色々とめんどくせえからなあw
空気作るどころかかえって殺伐としそw
767 :
名無し草:2014/04/14(月) 08:42:43.54
>>765 同意
切羽詰まってないと思う
今はこのスレ的には人が多すぎる方
長編に沢山レスがつくのも仕方ない
人多いのにそれしかレスできるのないし
だからそれが独占とは全く思わないけどね
小ネタも妄想もあるんだから適当にやってればいいと思う
ちなみに長編は他の作家の呼び水になるよ
過去スレ見てみ?
実は書きたい人いるんじゃないかな
もう少しスレが落ち着けばね
768 :
名無し草:2014/04/14(月) 08:48:10.09
沢山レスがつくってことは良作品だという証拠
逆にレスがつかないのはスルー物件だと精進することかね
769 :
名無し草:2014/04/14(月) 10:34:55.15
素朴な疑問なんだけど
小ネタと短編の違いってどれぐらいから?
770 :
名無し草:2014/04/14(月) 11:36:41.70
なんとなく1レスで収まってたら小ネタっぽい
地の文の無い会話劇だったら2レス超えてても小ネタかな?
あとは何レス超えても書き手さん本人が小ネタって言ってれば小ネタ
771 :
名無し草:2014/04/15(火) 07:11:36.11
もっと書く人増えないかな
人は多いけど読み手の位置に落ちついちゃってる人が
大半みたいなんだよね…
772 :
名無し草:2014/04/15(火) 08:08:09.62
この二カ月の間長編作家さん中心にスレが動いていたから習慣化して
読み手も定着しちゃったんだろうね
それが良いのか悪いのかはわかんないけど
773 :
名無し草:2014/04/15(火) 08:23:26.60
増えろと願うならネタでもふったら
774 :
名無し草:2014/04/15(火) 08:37:29.60
つまらないけどネタならあるよ
もしもシリーズで
清四郎がうっかりマンホールに落ちてしまい出られなくなり
メンバーはしばらく状況を楽しむのか誰が救出に行くのか
775 :
名無し草:2014/04/15(火) 09:02:22.39
清四郎がうっかりマンホールに落ちた状況の方が気になる
776 :
名無し草:2014/04/15(火) 09:37:40.90
幽霊ネタ多すぎ
あっさり殺人ネタ多すぎ
>>740から続き
俺は清四郎を乗せてしばらく都内をただ漫然と流した。
その間、清四郎は腕を組んでフロントガラスをじっと見つめている。
俺は清四郎の左手に、らしくないリングがついてるのに気づく。
ああ、本当に結婚したんだ、清四郎。
可憐がつけろって言ったのかな。自分からつけるタイプではないだろうし。
今の清四郎は、可憐の言うことならなんでも聞きそうな感じだ。
「お前、そのリング」
「結婚指輪です」
「いやそうだろうけど、するのな」
「まあ、可憐がしろ、と。あと自戒の意味も込めて」
「自戒?」
ほっとけ、と、余計なこと言われたくない様子で清四郎は黙った。
でも、俺からは何を話していいのかわからない。
頭が全く整理できてない。
それでも、俺は清四郎に話しかける。
「……飲み屋でも行くか?」
「いや、すぐに菊正宗病院に向かいましょう」
「は?」
病院?なんで?
すると、清四郎は俺を横目で睨みつけるように言ってきた。
「気づいてたか?お前、ここ5分間に3度も胸を手で押さえている。
あと、先ほどタバコを吸ったときの若干の指先の震え。
そして、ガラスに写るほど黒い目の下のクマとどす黒い顔色」
「へ?」
「明らかな過労の症状です。このままだと死ぬ!処置するぞ!早く行け!」
病人のはずの俺は清四郎に無理やり運転させられ菊正宗病院へ向かった。
空いていた個室に俺は押し込められ、変な寝巻きに着替えさせられ、
清四郎に無理やりベッドに寝かされて、点滴をされた。
一通りの処置が終わると清四郎は飽きれ顔をしてため息をついた。
そして、俺の隣に座って怒鳴った。
「ったく、魅録は!病気になるまで溜め込みやがって!」
「…………」
「うちの奥さんとお前は似てるところがありますね」
「そうか?」
「まず馬鹿みたいに仕事でも玉の輿でも何でも集中したら止まらないところ」
「いや可憐ほどでは」
「次に気持ちを自分の中に溜め込んで、外に出そうとしないところ。
お前の方が拗らせすぎて重症ですが」
溜め込んでる?
俺は決して溜め込んでるつもりはないんだけどな。
「違う、お前がおかしいんだ、清四郎」
「何が」
「なんでいつも悩みもしねえで、すぐ決められんの?すぐ答えがわかんの?
昔っからそうだ。簡単に決断しやがって、それが当たり前の顔して」
「僕も一応迷って悩みますよ」
「俺の腐って煮詰まった迷いや悩みを、だ。サラッとお前と同じレベルにすんじゃねえや」
「はあ?」
「俺は気持ちを溜め込んでんじゃねーんだよ、単に答え探して精一杯なだけなんだよ」
そう言うと清四郎は、わからん、という感じで肩をすくめた。
それで、俺の脈拍を測り始めた。
すごく変な感覚だ。
清四郎に見守られて点滴をうけて、俺は子供みたいに安堵していた。
清四郎の声も天井の白々しい蛍光灯の光も、妙に心地よく感じる。
俺は清四郎だと色んなもんを委ねてつい安心してしまう。
「……報道ではお前と悠理が結婚秒読みだそうですね。
実際のところはどうなんですか?」
「違う」
「キスまでしておいて?」
「あれは、俺が完全に悪い。魔が差した」
魔が差したという言葉の響きに、清四郎は眉をしかめた。
「まあ、僕は決して君を責められるような人間じゃありませんが、
魔が差すタイミングも相手も悪すぎる。
君はその辺慎重な人だと思ってたんですが」
「……あん時はわからなかったから」
「何がです?」
「もしかしたら悠理の事を好きなのかもしんねえって、ちょっと思ってた」
「野梨子と結婚前提で付き合っていたのにも関わらずですか?」
「ああ」
「それは嘘ですね」
え?なにが嘘?
と思って天井から清四郎に視線を移した。
清四郎は椅子から立ち上がって、点滴の液を調整しながら言う。
「魅録は初めから野梨子の事しか考えていなかったはずだ」
「……なんでそう思う?」
「単純な事ですよ。野梨子が縁談断りすぎてピンチだった時、
僕は野梨子のために何もしようとしなかった。もちろん美童も何もしなかった。
魅録だけが野梨子のために動いた」
「それは俺と野梨子の縁談話があったから仕方なく……」
「以前も言いましたが、だったら断れば良かったはずですよ。
本当に悠理を思っていたなら尚更断っていたはずだ」
「…………」
「とにかくあの時、唯一君だけが、野梨子を助けようとしたんだ。
人の気持ちというものは、行動にシンプルに表れるものだと僕は考える」
ああ、そういう意味だったのか。清四郎が前に言ってたのは。
「大体、魅録だってそんな世間の噂なんてどうでもいい人間のはずですよ。
それを野梨子が絡んだだけで大慌てして、わざわざ僕に会いにニューヨークまで来て。
結果的に僕が野梨子と結婚してたら、どうしてたんでしょうね?」
「たぶん、俺的にはそれが一番良かったんだと思う……」
「どうだったでしょうねえ。それはそれで燻ってたと僕は思いますよ。
君だけでなく、野梨子の方も。
僕が撃たれた時、すでに心が動いて出来上がってましたからね、二人とも。
君たちの騒動に巻き込まれないで良かったですよ、本当に」
清四郎は俺に向かって、面白そうに言った。
「僕に義理立てして、ずっと変な遠慮してたんじゃありませんか?
ひょっとしたら、高校時代から」
「知らねえや」
俺が乱暴に寝返りを打つと、清四郎はパシッと俺の頭を叩いて、点滴の管を調整する。
そして、丁寧に布団まで掛けやがって言った。
「とにかく、数日間は入院です。千秋さんには僕から連絡しておくから」
「……ご丁寧にどうも」
清四郎は「寝ろ」と俺に言って、そのまま病室を後にした。
花の香りがした。
そして、軽やかに歩く足音も。
薄く目を開けると、綺麗な足がくるくると俺の身の周りを片付けていた。
「可憐……」
「あら?やっと目が覚めた?あんたこんな良いスーツをこんな風に置いたらダメよ」
そう言いながら、可憐はハンガーに背広をかけ、カーテンを開けた。
だいぶ明るい。今、何時だろう?
「よく寝られてよかったわね。もうお昼過ぎてるわよ。
あたしもさっき来たところ。ちょっと前まで清四郎も顔だけ見に来てたのよ」
「そうか……世話かけたな。ありがとな」
「清四郎はだいぶ顔色良くなったって言ってたけど、まだまだね」
俺は体をよいこらせ、と起こす。
久々にしっかり寝た実感があった。
寝起きで頭がくらくらするが、それ以外は回復している気がした。
可憐は白いキレイな花を買ってきてくれたらしく、花瓶に生ける所だった。
「本格的な入院みたいだ」
「みたい、じゃなくて入院なのよ。あんた、不整脈らしいわよ?」
「え」
「たぶん過労とストレスだから、数日休めば大丈夫って清四郎は言ってたけどね」
「大袈裟な。もう大丈夫だ」
「ここはしっかり休んだ方がいいわ。体に症状でちゃってるんだもの。
野梨子も言ってたけど、あんた普段からそんな感じなんですって?」
「野梨子?」
「あ」
「野梨子に会ったのかっ?!」
俺はベッドから飛び出して、可憐に掴みかかる勢いで聞いた。
「ちょ、ちょっと落ち着きなさいな」
「野梨子はどうしてる?!元気か?!大丈夫か?!」
「…………」
「頼む可憐、教えてくれ。頼むから」
俺があまりに必死だったからか、可憐は逆に息を飲んで黙った。
そして、悲しげに俺の顔を見て言った。
「そんなに必死になるほど心配なら、なんであんなことしたのよ」
「…………」
「あんた本当に馬鹿よ。あたし、あんたが一番まともだと思ってたから、
本当にガッカリしたのよ?よりによって悠理とキスって!
悠理と野梨子の狭間にいるあたしの立場にもなりなさいよ!」
「それでも、野梨子の事がどうしても知りたい。頼む、可憐」
俺は可憐に跪いて、頭を下げた。何度目の土下座だろう。
可憐はふうとため息をついて、椅子に座って、俺の頭をぽんと叩いた。
優しい可憐は、俺に微笑みかけて言った。
「……もう一つ、あんた馬鹿よ。野梨子の事なら昨日清四郎に聞けば良かったのに」
「え?」
「あたしが知ってるってことは清四郎も知ってるって事だわ。
だって、あたしたちは今、菊正宗家にいて、野梨子はそのお隣さんよ?
あたしも昨日あんたの車がお隣に来てたの見てる」
「……あ、そうか」
清四郎め、昨日は全くそんな素振りを見せなかったぞ?
可憐は俺にベッドに座るよう促すと野梨子の話をはじめた。
「野梨子は少なくともあんたよりは元気よ。ちゃんと食べてちゃんと寝てる」
「そうか、それで?」
「それで、悠理とキスした事自体は、そんなに怒ってないみたい」
「……嘘だろ?」
「きっとこうなる覚悟、元からあったんでしょう。
だから、悠理とあんたの事を思って、身を引いたって言ってたし」
「身をひいただと?!ずっと俺を無視して勝手に破談にすることが?
それが身を引くってことか?!俺に何にも話さないでか?!」
「ちょっ……あたしに怒られても。あんたいつもこの調子で野梨子とやりあってたの?」
「あ、すまん」
ダメだ、相変わらず野梨子のやることの意味は納得いかねえ、つい熱くなってしまう。
そんな俺に、でもね、と可憐は言う。
「本音は、単にあんたに会うのが怖かったんだとあたしは思う」
「…………」
「悠理とあんたを一緒にしてあげなきゃって思いはあるけど、
でも野梨子だってあんたの事は結婚したいぐらい大好きなわけで、
そんな状態であんたに会ったらもう冷静ではいられないでしょ?」
「だからって……」
「野梨子はそんなに心の強い子じゃないのよ。強がって見えても。そうでしょ?
悠理とあんたを思って破談にするだけできっと精一杯だったんだわ。
実際、破談ってすごいエネルギーいるはずよ」
そうだ野梨子は不安がっていた。
『悠理はひとりぼっちですわよ?』
と俺に言った時の、あの不安な表情を思い出す。
あの時も自分の心を抑えるので必死だったはずだ、野梨子は。
「それで、あたし野梨子からこれを預かっているの」
可憐はそう言って、小さな小箱を取り出した。
あっ……と声が出てしまう。
俺はその愛らしい小さな箱を両手の手のひらで包み込む。
「これはもう自分のものではないから、返したいって。
できたら魅録に渡しておいてって言われたわ」
785 :
名無し草:2014/04/15(火) 11:27:23.62
マシンガンで武装して手榴弾投げて破壊行為したのに捕まらないじょ
箱を開くとあの結納の日のまま可愛らしく輝く小さな石。
これは結納に間に合えばそれでいいと、慌てて作った婚約指輪で、
俺の給料でできる範囲の、野梨子がつけるには物足らないぐらいの金額のもので、
それなのに、あんなに、あんなに嬉しそうだったのに、野梨子。
お前、これをどんな思いで手放したんだよ。
「これ見ただけで、そんな顔になるなら、浮気なんかしなきゃよかったのよ」
「…………」
「あたしだって、この指輪には、さすがに執着あるわよ。
野梨子本当に嬉しそうだったの、初めてあんたから貰うプレゼントだって」
俺は頭を抱えて俯いた。もう俺は限界だった。
俺は今までどれだけ野梨子をぞんざいに扱ってきたんだろう。
どれだけ傷つけてきたんだろう。
ずっと、野梨子はストレートに俺に愛情を示してきてくれたのに。
俺は何度それを無視したんだろう。
単なる俺の意地みたいなもんのせいで。
「可憐、野梨子に会いたい。謝って、これを渡すところからやり直したい」
「…………」
「俺、野梨子だけが好きだ」
それを聞いた可憐は面白そうな顔をした。
「仕方ないわねえ、本当は清四郎から止められてるんだけど。
すごく情けない良い顔に免じていいこと教えてあげる」
そう言って可憐はウインクをした。
(つづく)次回で最後
787 :
名無し草:2014/04/15(火) 15:50:47.06
ドキドキわくわく
最終回早く読みたいけど終わって欲しくない
この気持ち…どうしましょ
788 :
名無し草:2014/04/15(火) 16:42:37.40
可憐、本領発揮だね。やっぱり頼りになるわ
魅録と野梨子、悠理。どちらに落ち着くにせよ一度リセットの必要があったんだね
爆破級の破壊で、関係がめちゃくちゃになる可能性はあったにせよ
魅録がすごく嫌な野郎だったのはそれだけ想いの深さを物語ってたとは…
納得いく描写が上手いなあ。
しかし可憐も魅録も高校時代から捻れた想いを根深く持ってた?
他のメンバーの気持ちも気になる
789 :
名無し草:2014/04/15(火) 19:16:17.60
ひとこと言わせて
この長編作家さんやっぱり
マ ジ で 上 手 い よ!!
790 :
名無し草:2014/04/15(火) 21:11:03.39
読み手に回ったんじゃなくマジで上手すぎるから
他の書き手は尻尾巻いて逃げちゃったというだけのこと
791 :
名無し草:2014/04/15(火) 21:35:36.51
もうね・・原作より凄いわ・・
792 :
名無し草:2014/04/15(火) 21:44:38.91
793 :
名無し草:2014/04/15(火) 22:02:31.00
作家さんを褒めるのはいいけどさりげなく他をdisる必要があるのかね…
794 :
名無し草:2014/04/15(火) 23:12:02.15
何だかね〜
795 :
名無し草:2014/04/16(水) 00:04:08.33
>>775 春風の悪戯でカワイイ女の子のスカートが舞い上がってしまったからだw
796 :
名無し草:2014/04/16(水) 01:31:38.25
この作家さんの話を一条ゆかりの絵で読んでみたい
797 :
名無し草:2014/04/16(水) 01:41:03.20
イラスト描いてる人がこの作家さんの作品の挿絵を描いたら盛り上がるのに
798 :
名無し草:2014/04/16(水) 01:56:12.96
それ絶対盛り上がるよ!
>>777から続き
俺は病院を抜け出し、美術館に立っていた。
ここは清洲先生の展覧会が開かれる美術館で、今日はプレスリリースの日らしい。
今日ここで野梨子は取材を受けるのだ、という。
本来なら野梨子がプレスリリースなどに出席する必要はない。
だが、今、野梨子は時の人だ。俺のせいで。
これはマスコミの話題になる、注目を浴びると思った主催者が、
野梨子に出席を依頼してきたのだという。
もちろん、清洲先生は止めたし一度は断わった。
しかし、そこは意地っ張りで妙な戦闘欲を持つ野梨子だ。
宣伝の大チャンスを逃すのはもったいない、と出席を決めた。
私はへっちゃらですわ。噂をする方が悪いんですわ。
……という野梨子の言葉が簡単に脳裏で再現できる。
全然へっちゃらじゃない癖に。
そういう生意気なことするから世間様に叩かれんだよ、野梨子。
おとなしく凹んでりゃいいのに、変に強がりやがって。
その話を聞いた清四郎は、俺同様、動揺した。
それで全然関係ないのにプレスリリースについて行く事にしたらしい。
野梨子をプレスの前に一人きりで立たせるとか、俺たちには恐怖すぎる。
俺が到着したときには、すでに取材が始まっていた。
まず、清洲先生がご挨拶していた。
でもマスコミは清洲先生の展覧会のことなど正直どうでもよくて、
早く野梨子のコメントを取りたくてウズウズしている様子があからさまに見て取れる。
俺と別れたのか、悔しくないか、悠理と俺の仲を引き裂こうとしたのは本当なのか。
マスコミにとって悠理は正義で、野梨子はヒールだ。手厳しく質問する気満々だろうな。
なんで野梨子はこんなところに出てくるんだよ!無茶しやがって。
野梨子は今日もケンカうってんのかってぐらい完璧な和装で、
案の定、そこにいる誰よりも美しかった。
キレイだキレイだとばかり言ってるが、俺には世界で一番野梨子が美しく見える。
かなり本気で。だから仕方ない。
俺は記者たちをすり抜け、どんどん先頭に向かった。
ぼんやりと定まらない表情で清洲先生の話を聞いていた野梨子が、一番初めに俺に気づいた。
プレゼンしていた清洲先生も、言葉を止めた。
後ろに控えていた清四郎は、あーあと呆れて笑ってた。
始めはまず野梨子に謝ろうと考えてた。
だけど、俺が一番初めに野梨子にしたのはキスだった。
野梨子の頬を両手で包み込んで、思い切り深く。
フラッシュが一斉に光った。
野梨子も、しばらく俺のなすがままにうっとりとキスを受け入れた。
やっと、やっと会えた、野梨子。
俺がこの唇がどれだけ恋しかったか、お前にはわからないんだろうな。
どれだけ俺がお前を愛しているのかも。
仕方ない、ずっと俺はそうやって振舞ってきたんだお前の前で。
だが、長いキスに次第にフラッシュの光が止むと、野梨子は一気に我に返った。
慌てて俺の腕から逃れようともがきはじめる。
でも俺は満身の力を込めて絶対野梨子を離さない。
「突然、何をなさいますのっ!こんなところで」
「ごめんな、本当にごめん。悠理とキスなんかしてごめん」
「…………」
「俺が愛してるのは、お前だけだ」
「そんなこと、こんなところで言うセリフじゃないでしょう?!」
野梨子は真っ赤になって怒ってる。
俺は野梨子を抱きしめたまま、清洲先生に頭を下げた。
プレゼンの最中に起きたあまりの不祥事、しかも相手が破談相手の俺。
咄嗟に対応できない様子だった。
次に、俺は清四郎に声をかけた。
「清四郎、後始末頼んだ!」
一斉に報道陣が清四郎のほうに視線を送った。清四郎は片手を挙げ苦笑いで応えた。
その隙をついて俺は野梨子をよいしょと持ち上げ、その場からダッシュする。
マスコミは突然の出来事に判断がそれぞれ遅れたようだ。
場は騒然となって、叫んだり怒鳴ったり、バタバタと大騒ぎしてる。
一応、数人が追いかけては来たが、俺だって脚力には自信がある。
マスコミは俺に追いつく事は出来なかった。
車に野梨子を放り込むと、急いで俺はアクセルを踏む。
野梨子はまだパニックの最中にいた。
「なんてことをしますの!?今あなた何をやったのかご存知ですの?」
「お前にキスして、愛の告白して、それから略奪してきた」
「またマスコミの餌食ですわよ?大騒ぎされますわよ?!」
「仕方ないじゃん。お前が徹底して俺と会おうとしないから悪いんだぞ?
どれだけ俺がお前に会いたかったか!心配だったか!」
「そもそもあなたが悪いんでしょう!もう悠理と結婚なさるんだから
今更、私なんか放っておいて下さいな」
「だから、俺が愛してるのはお前だって、言ってんだろがっ!」
「そんなの信じられませんわっ!悠理とキスしたくせに!
私を愛しているなら、あれはどう説明するつもりですの?」
野梨子がそう言うので、俺はやっぱり笑ってしまう。
「やっぱりさ、悠理とのキス、お前メチャクチャ怒ってるんじゃん」
「え?」
「可憐に言ったらしいな、キスは怒ってない、私が身を引けばいいんだって。
この、強がりの嘘つきが!」
「…………」
「俺の野梨子さんがそんな物分りいいはずはないよなあ、って。
すごく怒って、いっぱい泣いて、俺の事なんかもう絶対許せないだろ?」
「……当たり前でしょう?浮気ですもの!しかも相手が悠理って!」
「浮気じゃねえし、だってキスだけだぞ?」
「キスは充分、浮気です!」
「だから本当に悪かった。もう一生浮気はしない。他の女とキスもしない。
俺が好きなのは一生お前だけだから、一生お前に尽くすし、稼いで、守るよ。
だから、破談なんて言わずに俺と結婚して下さい」
俺がそう言うと、野梨子はぽかんとした。
怒っていいのか、泣いていいのか、どうすりゃいいのか反応に困ってた。
「もう一回、プロポーズする?」
「い、今のがプロポーズ?!こんな慌ただしい車の中で?!
こんないい加減にハンドル持ってる人が?!」
「場所なんてどうでもいいじゃん。大事なのは俺がお前を愛してるってこと。
世界でたった一人お前の事だけを愛してる。
だから頼むから、意地を張るのやめて、素直に俺と結婚してくんない?」
そう言うと、野梨子は豆鉄砲でも食らった顔をして、答えた。
「はい」
「んじゃ、早めに親を説得して、とっとと結婚しような」
「はい……って、ええっ!それだけ?
私、すごく悩みましたのよ?苦しみましたのよ?」
「だから、お前が俺を無視して破談、慰謝料とか言い出すから悪いんだ。
なんだよ、金で解決ってさあ!お前、俺が親頼るの一番嫌いなの知ってて」
「だっていつまでたっても破談に納得しないんですもの!」
「まず、俺に会え!どんだけ俺がお前に会いたかったか知ってるか?」
「私に会えなかったのは、そんなのあなたが悪いんですわ」
プイと横を向く野梨子の頭を俺はぽんぽんと叩く。
「うん、その通り。全部俺がはっきりしなかったのが悪い。本当にごめんな」
俺には悠理も野梨子もどんなに振り払おうとしても、振り払えなかった。
でも、本当に愛していたのは生身の野梨子だった。変わらない幻影の悠理ではなく。
「ちょっと待って、悠理はどうしてますの?」
今度こそ、本当に悠理本人を心配しているような顔で野梨子は言った。
だから俺は車を車道の脇につけた。
それで、どう答えていいのかわからないまま、話し出す。
「悠理と話してきた」
「ええ」
「俺は悠理とずっと仲良くて、ずっと好きだった。その思いを告白してしまったんだ俺。
あの記事が出た日。お前と結婚するって決めてもう悠理に会わないって決めたあの日だ」
「…………」
「俺、お前に清四郎に未練があるかどうか聞いたことあるじゃん?
あれ、未練があったのは俺の方だった」
「……そう」
「イギリスで偶然悠理に会って、やっぱり嬉しかったんだよ。
会えなくて寂しかったし、ずっと好きだったからさ」
「じゃあ、やっぱり悠理と一緒になったほうが……」
「いや、でも俺、かなりガッカリしちゃったんだよな、悠理とキスしてる自分に。
もう二度とこんな事したくねえなってさ」
「ん?」
「お前には悪いと思うけど、本当に悠理の事は好きだよ?変な話、性的にもあり。
男としてはキスできちゃってラッキーって感じ」
「……ラッキー、と」
「でも、もう二度とキスしたくないんだよ」
「うーん、好きなのにしたくないってどういう事なのかしら」
いつの間にか野梨子は眉を寄せて俺と一緒に腕を組んで悩んでいた。
俺のごちゃごちゃする頭の中を、一緒に整理してくれようとしているようで。
心の中で俺は笑ってしまう。なんでこんなにこいつ可愛いの?
「それはやっぱりお前がいるからなんだろうなあ」
「私?」
「お前、俺には本当に強烈。頭おかしくなるぐらい好き。
一生懸命頭から追い払わないと、月見ても何見てもお前の事思い出すぐらい好き。
俺の思う通りに絶対いかなくてハラハラするのも、何言い出すかわからない所も好き。
どんな美女と比べても、世界で一番キレイに見えるくらい好き」
「…………」
「いや、きっとはじめから結論は出てたんだよ。俺がずっと欲しかった女はお前。
たぶん初めて会った時から、お前が好き。自覚はなかったけど、たぶん一目惚れ」
野梨子はだんだんほんのり赤くなっていった。
そういえば、今まで俺は一度でも野梨子に愛してると伝えた事はあっただろうか?
「昔っからお前には清四郎がいたしさ、ずっとお前には何も感じない振りしてた。
俺、馬鹿だからさ、その清四郎のリミッター外れて、ポンと俺ん所にお前が来て、
自分の押さえ込んでた気持ち今更表に出せなくて、持て余しちゃって、パニックしてた」
「パニック?」
「そうパニック。お前に散々意地悪言ったり、悪口言ったり、乱暴に抱いたり、
悠理に告白したり、キスしたり。
メールも電話もしないし、甘い言葉のひとつもかけないでさ。お土産も買わないし」
「パニックの一言で済ませられない事がいくつも入ってますわよ?」
「うん、よくわかってる。だから、今まで辛い思いさせてごめんな。
一生かけて償うから、許してくれない?」
キスしていい?と俺が投げかけると、野梨子の方からキスをしてきた。
ああ、やっぱり野梨子だ。俺が愛しているのは。頭が真っ白になってとろけるようだ。
なのに、野梨子はぱっと唇を離した。
なにか思いついたようだ。
「悠理はあなたの事どう思ってますの?」
「……たぶん、あいつも俺と同じでパニックしてただけだと思うわ」
「便利な言葉ですわね、パニック」
「そこは許せよ。あと悠理さ、俺に『お前は、お前の女の所に戻れ』って言ってたし」
「……?」
「あいつには、あいつが戻る男もいるんだろ、多分」
「ええっ?!だ、誰?」
「ま、それはいいじゃん。あいつも色々あるからパニックするんだろうし、
放っておいてやろうぜ」
俺は車を発進させた。
そしてまた、俺たちは周囲の騒動なんてお構いなしで睦み合ってしまう。
仕方ない、俺も野梨子もたぶん言葉より体の方が雄弁なタイプ。
お互い強烈に愛を語りあう。
行為が終わると、ベッドに夕陽が差し込んできて、野梨子の高揚しきった身体を照らした。
俺は野梨子の白い背中にそっと上掛けをかける。
野梨子がうつ伏せのまま、呟いた。
「結局、自分から望んでこうなっちゃうんですわ、私って。
あなたに抗うことは結局いつだってできないんですもの」
「それ、大真面目な顔で言うのはちょっと恥ずかしいセリフじゃないか?お前」
野梨子は、んっ?と考えて、赤くなった。
「違いますわ!」
「なにが違うんだよ」
「私が言いたいのは……あなたの事は諦めよう、もう辞めよう、
と思ってた筈だったのに、結局あなたを前にするとこうなってしまうって事」
全然違わねえじゃん、と相変わらず野梨子の言うことは面白かったが、俺は先を促した。
「諦めようとしてた?俺の事を」
「もちろんですわよ。悠理とあなたの関係に横槍を入れてしまったって。
私が縁談を断っていたら、あなたと悠理は結ばれていたはずなのにって」
「…………」
「いくら私でも、あなたの幸せを優先するぐらいの度量はあるつもりですわ」
本当に、俺の野梨子は弱いくせに強がりだ。
俺の事ばっかり精一杯考えてさ、痛みに弱いのに俺を守ろうと自分を傷つけて。
俺が一番怖いのはお前がそうやって苦しむ事なのに。
「この、意地っ張り。本当はすごく悔しかったくせに」
「…………」
「嘘、そんな思いさせてごめんな。絶対二度とそんな思いをさせないから」
俺は腕枕をして野梨子を抱きしめた。野梨子は俺に素直に身体を預けてくる。
もう俺はお前を離さないからな、俺はしつこいぞ、覚悟しておけ野梨子。
「あーあ、でもしばらくまた大変だわ、俺。周りを説得するの」
「それは私も一緒ですから、二人で」
「いや、俺一人でいいよ。もう俺は絶対、お前を矢面に立たせる気ないからな」
「でも」
「お前、やっぱり下手くそだよ、口の悪い世間様あしらうの。
美人で所作完璧なお嬢様とか、お前の存在そのものが生意気なんだからさあ。
ちょっとダメなところも表にださなきゃ、敵だらけになって当たり前」
「……そう?」
「ありがたいことに、俺にはすっかり浮気者のレッテルがついたからさ、
これからは俺の後ろで、気の毒で健気な奥さんのふり、のんびりやってな。
こんな悪名ついた夫でお前には申し訳ないけどさ、今までよりは楽だと思うぜ?」
「……お願いします」
俺は野梨子の左手を掲げ、そこに婚約指輪をはめた。
野梨子の薬指の上で、小さな石は夕陽を受けて精一杯キラキラと光る。
「幾久しく、お納めくださいませ」
「幾久しく、お受けします」
顔を見合わせてキスをする。
俺は永遠なんて信じてない。俺も野梨子もこの先どんどん変わっていくだろう。
でも俺はこの先一生野梨子を離さないと決めた。
それだけは永遠に。
(おわり)
ありがとうございました。
クズ野郎清四郎⇒クソ面倒な魅録⇒ダメな子美童 残りの2人なので美×悠
まとめて書く、小分けにする、その都度肉付け修正、UPする
という手順で書いてるので別に仕事は早くないです。むしろ遅い。
忘れた頃にまた来ます。
809 :
名無し草:2014/04/16(水) 08:39:55.29
楽しかったです
とくにラストは読んでいて凄いドキドキした
お疲れ様でした!
810 :
名無し草:2014/04/16(水) 08:48:16.59
リアルタイムで読めました
すごくおもしろかったです
ありがとうございました
美童編も気長にお待ちしてます!
811 :
名無し草:2014/04/16(水) 09:21:30.74
あー終ってしまった…
丸く収まったことが嬉しいけれど寂しいなあ
ともかく作者さま、お疲れさまでした!作中の清四郎も後始末ご苦労さまです。
グダグダな魅録が腹立たしいやら苛つくやら…がその深層心理が
明らかになって納得でした。絡まった糸が少しずつ解けていくように
魅録の想いが伝わって面白かったです
いつかダメっ子美童と悠理の恋が読める日を楽しみにしてます
812 :
名無し草:2014/04/16(水) 12:59:36.15
一気にニヤニヤ読んでしまった
作者さんお疲れ様でした
とても素敵な作品読めて幸せです
知らない間に一条ゆかり有閑倶楽部作品3冊出てたよ!一気読み!なくらい嬉しかった
パチンコ機種スレから来たのですがラッキーでした
リンク貼ってくれた人ありがとうございました
813 :
名無し草:2014/04/16(水) 13:12:41.96
感動のラストに涙が止まりませんでした
これで終わりなんて燃えつき症候群になりそう
814 :
名無し草:2014/04/16(水) 13:35:41.58
お疲れ様でした
二番目の女から幾久しくまで長い間楽しみと感動をくれてありがとう
どうしたらこんなに素敵な作品が書けるんだろう
いつかまた次の作品が来ることを楽しみに待っています
815 :
名無し草:2014/04/16(水) 14:41:42.81
ため息出ちゃう
816 :
名無し草:2014/04/16(水) 16:25:27.75
個人的に直木賞あげてもイイ!
817 :
名無し草:2014/04/17(木) 22:41:33.26
規制?
818 :
名無し草:2014/04/17(木) 22:42:27.96
↑ごめん、違った。たまにパッタリと凪状態となるね
819 :
名無し草:2014/04/17(木) 22:50:53.91
2ちゃん自体の内乱捲き込まれ?
scは正体不明過ぎて引っ越すのめんどくさ
このまま2ちゃん消滅したら流れ解散なのかな
820 :
名無し草:2014/04/17(木) 22:59:24.40
それはそうと
長編作家さんお疲れさまでした!
投下待ちの毎日がずっと楽しかった(途中色々な意味でハラハラしましたがw)です
ありがとうございました!
小ネタや妄想書いたり書かなかったりしつつ次作のお越しを待ってます (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
……2ちゃんがまだあればw
>>812 待たずに一気読み羨ましいなこんちくしょう!!(矛盾)
821 :
名無し草:2014/04/17(木) 23:43:51.15
どうなんだろね2ch
ここ無くなったらさすがに寂しいわ
822 :
名無し草:2014/04/18(金) 00:22:06.54
長編作家さんばかりじゃなく他の作家さんたちも戻って来て欲しい・・なんて言っていいかな・・
823 :
名無し草:2014/04/18(金) 01:13:04.91
824 :
名無し草:2014/04/18(金) 17:29:12.03
825 :
名無し草:2014/04/18(金) 19:35:04.19
ねぇねぇ清四郎が「お前」って言うのって悠里だけだっけ?
野梨子には「あなた」とかって言ったっけ?
826 :
名無し草:2014/04/19(土) 08:06:24.19
野梨子と可憐は名前呼びだったかなあ。
827 :
名無し草:2014/04/19(土) 14:57:15.24
ありがとう
名前呼びだけか
野梨子が美童とかに呼び捨てにされて、もやもやとヤキモチなのか独占欲がわく清四郎にも萌えるんだけど
清四郎が悠里だけをお前って呼んで独占欲いっぱいになる野梨子も可愛いなーっていう妄想ができたw
828 :
名無し草:2014/04/19(土) 23:07:20.28
829 :
名無し草:2014/04/20(日) 02:24:10.67
過疎って言ってもほどほどに書き込みあるし
このまんま流れ解散はさみしいなぁ…
周りが移動したら合わせてでいいんじゃない
古参スレは様子見多いみたいだし。
書いてくれるなら別に誰でもいいよ、
長編作家さんでも小ネタ書きさんでも。
好きカプあるけど楽しく読めたら拘らないわ
830 :
名無し草:2014/04/20(日) 09:12:32.98
こんなもん、こんなもん
まったりやって行きましょ
831 :
名無し草:2014/04/20(日) 17:01:10.31
たらこ攻撃でジムが入れた鯖が
ガラケーとiPhoneを弾いてるくさい
避難板大騒ぎしてるわw
832 :
名無し草:2014/04/21(月) 07:15:40.04
SCは転載、二次使用allOKなんだっけ。
創作系には鬼門だよね…。あと色々ぶっこ抜きされるのが確実だから正直、やだw
転載禁止!
833 :
名無し草:2014/04/21(月) 07:22:33.67
嵐さんのところにも転載禁止になっちゃわないか?
まとめの労力大変だから別に禁止にしなくても、と思ってる
834 :
名無し草:2014/04/21(月) 07:47:01.21
板、スレによってはしたらば移動を始めてるとこある
二つに分裂どころか細分裂が始まってる兆し
転載禁止はカレーマニアみたいのが続々と出てるからかね
835 :
名無し草:2014/04/21(月) 08:09:20.68
嵐さんのとこは削除申請出来るし可能な限り許諾とってるし、
SCの言う転載とは根本が違うと思う。
あれは「ここに書いたものがどう使われても文句言うな」だし、
運営陣が今の2ch以上に信用出来ないよw
でもひろゆきの結婚発言って
俺、この戦いに勝ったら結婚するフラグの
勝利宣言ってことなのかな。
anagoも今落ちてるみたいだし2chボロボロ過ぎだー。
836 :
名無し草:2014/04/21(月) 13:38:14.99
2ch無くなると不便だよ
専門板なんか検索するより速くて良質な情報が得られる
ヘタすると専門家より高度な情報が得られるからねw
837 :
名無し草:2014/04/21(月) 15:14:45.60
find使えないの地味につらいwww
2chてなんだかんだと結構な情報源だし
毎日じゃなくてもたまに見に行くスレけっこうある
嵐さんとこみたいに住人がまとめてるのは禁止対象外じゃないかな、無断転載じゃないし。
838 :
名無し草:2014/04/21(月) 16:26:34.76
日頃偉そうなVIPですらあっさり落ちてるし素人が考えてもどうもならんわ
とりあえず人の多いとこに引っ越すだけさ
あと選択した上加工してて尚且つ商業利用してなければ
現行の転載禁止ルールには触れないはず
だから現行の2chなら嵐さんのとこは無問題
規制の無いscがむしろヤバい
つうか引っ越すのなら嵐さんのとこなんだろうが
肝心の嵐さんが見当たらないのが致命的ぃ
839 :
名無し草:2014/04/21(月) 17:40:17.47
どうなるかはわからないけど、何かあったら嵐さん所に集合だな
集合場所あるだけでも幸いだよ
840 :
名無し草:2014/04/21(月) 19:25:15.94
昨今の地酒ブームのおかげで
小さい蔵元の日本酒が軒並み美味しくなったせいか
大手メーカーの酒がゲロまずく感じるんだぜ
色々呑んだが悠理以外はみんな駄目だ
特に可憐と魅録、お前らはゆるさん
清四郎はびんぼくさいワンカップしか置いてないし
野梨子は売れないせいか
姿自体最近首都圏で見かけない…
841 :
名無し草:2014/04/21(月) 21:38:37.21
>>825 清四郎は魅録と悠理は「おまえ」呼び多いね。
美童は名前がほとんど。たまにおまえと君
野梨子もほぼ名前呼びだけど劇の時に「君」って言ってた。
可憐は完全に名前呼び
でも悠理とまとめて君達って言ってるから「君」かな。
悠理については初期は君って呼んでたけど
ルシアン回でサドに目覚めた辺りからおまえ呼びが定着したっぽい。
842 :
名無し草:2014/04/22(火) 06:38:05.09
お、nozomi生き返ったっぽいな
見れるし書ける
843 :
名無し草:2014/04/22(火) 08:15:24.45
別にどうでもいい
嵐さんとこ行く人なんているのかい?
844 :
名無し草:2014/04/22(火) 08:37:25.99
>>839 だな
嵐さんの所書き込み500までみたいだから
うだうだスレ消費してる人しばらく自重してもらいたい
845 :
名無し草:2014/04/22(火) 09:56:49.53
2chお家騒動関係無くまともな住人が去っただけやろ
846 :
名無し草:2014/04/22(火) 11:25:24.06
お、書けるようになったかな
ここ数日不便だったよ
847 :
名無し草:2014/04/22(火) 11:49:59.35
嵐さんのところ、知らない間に色々投下されてたんだね
たまにしか見てないから気が付かなかった
848 :
名無し草:2014/04/22(火) 12:07:35.25
お姫様だっこカワユス
こっちに来てくれたらいいのに
849 :
名無し草:2014/04/22(火) 12:30:01.95
あっちはこっちと違って足跡付くから荒し湧かないし
書き手さんものんびりやれるからそっとしとこうよ
でも管理者無しで板立て出来たっけかな…
850 :
名無し草:2014/04/22(火) 13:09:59.06
851 :
名無し草:2014/04/22(火) 13:44:23.97
嵐さん以外スレ立てられないと全て消費したら避難先が無くなっちゃうね
852 :
名無し草:2014/04/22(火) 14:14:23.80
試しにスレッド立ててみようかと思ったけど、パスワード必要だね。
嵐さんいないとダメだ。
853 :
名無し草:2014/04/22(火) 14:17:51.22
ここの住人さんたちが嫌でなければ
未使用放置したらば持ってるので提供してもいいです
854 :
名無し草:2014/04/22(火) 15:05:47.88
>>853 ありがとう。
2ちゃんの動向がはっきりするまで、まだ待ちかな。
でも、助かります。
855 :
名無し草:2014/04/22(火) 19:00:23.73
サーバー不安定だなあ
せっかく長編書こうと思ったのに
こんなんじゃ投下できないや諦めよう
っていう作家さんが居たら悲しいから
早く安定して欲しいよう
856 :
名無し草:2014/04/22(火) 19:05:56.43
嵐さんのところは小ネタスレ使いきってたんだね
なんで避難スレなんだろうと思ってたら
857 :
名無し草:2014/04/22(火) 19:18:57.26
嵐さんのところのスレが有限なんじゃ
うかつに感想も書けないよな
嵐さんのところの作家さんこっちに帰っておいで〜w
だいじょうぶ、そんなにコワクナイよ〜(たまに怖いけど)
人も居るよ〜(荒しも居るけど)
858 :
名無し草:2014/04/22(火) 21:43:05.31
嵐さんとこのスレこまめにチェックしとけばよかった
リーゼント清四郎見逃したよ
859 :
名無し草:2014/04/22(火) 22:12:20.80
あの絵はどうせ携帯からじゃ初めから見れないからどうでもいい(;_;)
860 :
名無し草:2014/04/23(水) 07:28:21.67
>>825 清四郎と付き合う女が野梨子に嫉妬、はあるだろうけど
野梨子が清四郎がらみで他の倶楽部女子に嫉妬、
ってのはあんま想像出来ないな〜
清四郎と野梨子の間ってツーカー過ぎて
大抵のことはお互い話し合いで片付きそうだもの
婚約のあれも嫉妬というよりは打算が透けてる
清四郎の考えに切れてたんだし
っていうか清四郎の悠理の扱いは確かに特別扱いだけど
アレに突っ込むと
「ペットを躾てるようなもんです」とかの
外道な回答しか来ない気がする
しかも更に深く突っ込むと清悠路線に移行する罠
まあ、清野成立したら清四郎も悠理いじりはもうちょっと控えめになるのかな?
彼女居ながら他の女の頭こら、とか小突いて説教はさすがにマズイ
861 :
名無し草:2014/04/23(水) 08:19:56.42
>>860 清四郎はそういう空気の読めないことをやらかしそうな気がする
彼女ができても悠理を小突いて説教して
彼女ができても野梨子と登下校してそう
862 :
名無し草:2014/04/23(水) 08:31:47.24
>>861 可憐が清四郎と付き合ったら胃に穴があきそう…
863 :
名無し草:2014/04/23(水) 20:43:44.67
清四郎の彼女は茨道だよ
悠理いじりは中3か高校からだろうけど、
野梨子ガードは年季入ってるから、
例え彼女出来ても習慣で簡単にはやめられないだろうし
野梨子のピンチが目の前であったら彼女置いて
咄嗟に野梨子助けちゃうよ多分
そして彼女と修羅場って清四郎に泣きが入れば良いと思うw
864 :
名無し草:2014/04/24(木) 07:08:03.34
「ねぇ、今度の休み一緒にどこかに行きましょ、清四郎」
「いいですね、良い美術展が…
ああ、すみません
次の休みは悠理の試験勉強を見ないと。
卒業がかかった試験ですから落とせないんですよ。
日頃からの積み重ねが大事だと言ってるのにまったくあの馬鹿は…」
「きゃ、地震!?」
「可憐は机の下に!
…野梨子、そっちは危ない!
しっかり僕に掴まれ!!」
みたいな感じか
865 :
名無し草:2014/04/26(土) 11:59:33.53
保守
866 :
名無し草:2014/04/26(土) 22:37:15.44
867 :
名無し草:2014/04/27(日) 04:59:37.77
ほす
868 :
名無し草:2014/04/27(日) 06:29:25.19
保守ついでに妄想
先日和洋折衷の立派なお宅を拝見したんだが
麹町の魅録んちてそんな感じなのかな
清四郎の家は今時なそこそこの豪邸で
純和風邸宅な野梨子の家と隣同士なのも面白い
イメージだと松濤とか駒込辺りなのかな
美童は大使館多い麻布界隈辺り?六本木近いし
可憐の家は銀座の自ビル上階っぽいけど
一番分からんのが剣菱邸…どこだろう?
何度も語られてるけど読むたびに気になるw
869 :
名無し草:2014/04/27(日) 07:11:38.65
すっごい昔、1980年代後半ぐらいだけど麹町でバイトしてた
その頃のベルギー大使館がグランマニエ邸に似てて(スェーデン大使館は六本木)
近くに松竹梅邸そっくりなお屋敷があった
日テレがまだ麹町にあって通称日テレ通りと呼ばれるところに竜宮菓子店そっくりなお店もあって
松竹梅邸は麹町か番町でグランマニエ邸と近所だと思い込んでたよw
乃木坂にアパレル関係のビルだったけど可憐ちのビルそっくりなビルもあった
でもここは地上げか何かにあってすぐマンションになっちゃった
野梨子と魅録が出会った交差点が広尾の交差点そっくりだったので
プレジデント学園は広尾だとも思い込んでたw
でもどちらも20年以上行ってないからすっかり変っちゃってるんだろうな
剣菱邸は実際に絶対にあり得ないけどモデルは皇居かなってお堀を散歩してて思う時がある
870 :
名無し草:2014/04/27(日) 07:17:13.25
剣菱家は八王子とか青梅とか
とにかく都心のイメージは無いな
871 :
名無し草:2014/04/27(日) 07:34:45.73
>>868 和洋折衷で思ったけど剣菱邸ほどではないにしろ
魅録んちも時宗さんと千秋さんの趣味が戦ってる気がする
872 :
名無し草:2014/04/27(日) 08:15:18.86
>>866 ありがとー!
麹町かあ。
都心のど真ん中のイメージはなかったなあ。
全体的に皆、西側、環七環八あたりに住んでいるイメージがあった。
なんとなく住宅街。
873 :
名無し草:2014/04/27(日) 08:18:56.49
悠理の家は練馬のイメージ。
畑多いから。
世田谷の私鉄沿線に暮らしてる魅録がバイクで環八飛ばしてやってくる。
可憐の家は割と都心のイメージ。白金あたりのマンションとか。
あと3人はイメージない。
874 :
名無し草:2014/04/27(日) 08:40:03.24
警視総監は大きな事件があった場合、15分以内に警視庁に到着しないといけないという決まりがあったような
だとすると麹町、番町は妥当な立地条件だな
875 :
名無し草:2014/04/27(日) 09:26:29.16
雅央の回で清四郎と魅録がタクシー乗って松竹梅邸へ向かった時
都心環状線沿いの内堀通り走ってたから番町、麹町の線は高いかも
可憐、美童、魅録は都心だけど
清四郎、野梨子、悠理は世田谷より西のイメージかな
876 :
名無し草:2014/04/27(日) 10:14:41.62
メンバーがどの辺に住んでるとか、こういう妄想楽しいから好きなんですけど、田舎者には東京の地名言われてもポカーンですわw
もうちょっと具体的に街のイメージとか教えてほしいです。
877 :
名無し草:2014/04/27(日) 11:23:56.73
悠理の家は玉川上水沿いかな?
観音探しの時に言ってて
結局自宅敷地にあったから
3代からの成金だし田園調布に住んでそう
878 :
名無し草:2014/04/27(日) 11:28:17.07
清四郎と野梨子の家は松濤だと思う。
和風のお屋敷と新しい家が隣あってて
茶道教室とかあってイメージ近い。
879 :
名無し草:2014/04/28(月) 01:23:06.06
清四郎と野梨子は聖プレジデントまで徒歩圏内なんだよね
20分か30分くらいの距離なんだろうけど、野梨子の歩みに合わせたらもっとかかりそう
880 :
名無し草:2014/04/28(月) 03:10:21.87
悠理の家は中央線沿いか練馬ありそうw
あの巨大なお屋敷は23区中心部だと
ちょっと敷地が足りない気もするけど
戦前の旧華族邸とか丸ごと買い取ってたら都心部もありかも
>>869 年代的にもその辺りは参考にされてそうだなあ
あの辺りはビル立て替え進んで随分変わっちゃった印象あるけど
まだそのお屋敷あるといいな
広尾の交差点…聖プレジデントって学習院モデルかなって思ってたけど
位置だと広尾しっくり来るから聖心辺りもモデルなのかな
それだと清四郎と野梨子の家は麻布か青山辺りもありだね
>>876 関東住みだけど都民じゃないからテキトーですが
出てきてる地名で一番皇居に近いのが番町とか麹町(周辺はオフィス街)
都心部の高級住宅地でセレブイメージ強いのが松濤、麻布、広尾辺り
都心ではない閑静な高級住宅地が世田谷方面
関西だと芦屋の六麓荘に当たるのが松濤辺りなのかな?
八王子、青梅は高尾山とか山梨寄り、練馬は埼玉寄り
881 :
名無し草:2014/04/28(月) 07:03:10.90
溜まり場になりやすいのって誰の家だろ
可憐の家と美童の家はトラブル起きてる時と
お見舞の時くらい?みんなが溜まってるの
悠理の家は疲れるからあんま使わなそう
野梨子の家はお客さん多いから気を使いそうだし
やっぱ魅録の家と清四郎の家なのかな
溜まり場にされると確実にみんなにエロ本の捜索とかされてそう
清四郎はばれなさそうだけど魅録はきっと発見済み
882 :
名無し草:2014/04/28(月) 08:22:46.12
>>881 やっぱり溜まり場になる条件として、親がいないっていうのがあるから、
魅録ん家だろうねえ
883 :
名無し草:2014/04/28(月) 09:06:14.95
時宗さんが「また夜遊びか」って言ってたから
夜中にドヤドヤ溜まってるんだろうね魅録んちw
884 :
名無し草:2014/04/28(月) 10:45:06.56
今は公園になってるみたいだけど
悠理の家は目白御殿がモデルかな
885 :
名無し草:2014/04/28(月) 12:36:27.57
>>881 魅録んとこのエロ本とエロビデオは清四郎が発見して
コピーさせてるくせに弱味握ってそうだよw
886 :
名無し草:2014/04/28(月) 17:15:58.78
悠理の家は雅叙園だと思っていた
887 :
名無し草:2014/04/28(月) 17:45:24.86
悠理の家は雅叙園だと思っていた
888 :
名無し草:2014/04/28(月) 19:48:01.62
万作さんが渋滞が面倒だからって地下道造ってたから
割りと渋滞する立地なんだよね
田舎ってことは無さそう
都心のど真ん中にどーんとお屋敷と畑作ってるイメージだわ
初詣とかお花見とかで行動範囲に上野公園がちょこちょこ出てくるけど
他のメンバーは上野住人のイメージ無いし
悠理があの辺なのかも
…旧岩崎邸とかか?
889 :
名無し草:2014/04/28(月) 20:35:06.69
結局、今居る人達ってどのカプ好きなんだろか
宗教みたいなもんだから言うのも聞くのも怖いけどw
890 :
名無し草:2014/04/28(月) 20:41:14.26
ごめん、全部イケる口。
891 :
名無し草:2014/04/28(月) 21:03:03.54
>>889 なんでも美味しく頂きますよ。カップリングに固執したらつまらないよ。
892 :
名無し草:2014/04/28(月) 21:04:28.57
あえて言うなら清悠好き
893 :
名無し草:2014/04/28(月) 21:52:44.85
読みたいシチュエーションは気分によって変わるし、
シチュエーションによってカプも結構変わるよね
最近の脳内マイブームは
魅×野←清で切なく苦く失恋してから立ち直る清四郎、
その背中叩いて見守る姉さん可憐
清×悠で清四郎から離れて一人寂しく泣く野梨子を慰める美童と
そこから大人に成長していく野梨子
友情以上恋愛未満で時々境界線から
はみ出しちゃいそうなひた走る青春の純情魅可
というカオス
894 :
名無し草:2014/04/28(月) 23:40:08.47
カップリングに拘り無し
清野魅三人は単体、誰とのカップリングでもいじられるのが好き
鍋奉行清四郎の大ファン
美可は誰とのカップリングでもしっとり大人ラブストーリーが好き
895 :
名無し草:2014/04/29(火) 00:42:09.19
拘り全くない
自分では考えられなかったカプでも人の作品を見て好きになることがよくある
896 :
名無し草:2014/04/29(火) 01:54:40.88
楽しければなんでも読む雑食だけど、
原作の流れから読んだ数多いのは清悠で
自分がグッときたのが多いのは魅可
有閑は女子キャラがクセ強いから実は男子キャラ
目線の方が読み易いかも
美童はシリアスだと二割増しでかっこいいw
野梨子は大人になってからの話が好き
アラサーの野梨子は凄みのある美人な気がする
897 :
名無し草:2014/04/29(火) 02:33:44.98
読んでからこのカップリングだとこうなるのか!と新たな発見で楽しい
原作だと男子組の方が未来の自由度は高いね
女子組は野梨子や可憐は家業背負った一人娘だし、悠理もなんか期待されてるフシあるから、安易に好きな人と結婚して主婦になりましためでたしめでたしにならない気がする
898 :
名無し草:2014/04/29(火) 02:48:39.67
899 :
名無し草:2014/04/29(火) 06:35:26.30
>>897 私は逆に、女子組のその決まってそうな未来を色々考えるのが好き
意外と野梨子が周りを驚かせることをしそうで面白い
あと、美童は大人になればなるほどいい男度が増しそうな気がする
900 :
名無し草:2014/04/29(火) 06:57:22.62
倶楽部結成も要は野梨子が新しい世界に飛び出す成長ストーリーだったし
野梨子には強くたくましく、家とかに縛られることの無い未来を生きて欲しい
悠理も剣菱の付録じゃなく
悠理自身を欲しがる人とくっついてくれれば
相手は誰でもいいや
可憐はやれやれ、世話が焼けるわって言いながらも
幸せ噛み締められる結婚が…出来るといいなあw
901 :
名無し草:2014/04/29(火) 07:19:56.30
どのカプも基本全部美味しく頂けるけど
仲間内で遺恨が残りそうな
本格的なドロドロ三角はあんま好きじゃないかな。
誤解による嫉妬だとか、あれは恋に似てるけど違ってた、
だったら大好物なんだけど。
誰かに好かれてるのにそれをないがしろにして
あっちは好きじゃない、こっちだけが好き、
みたいに特定の誰かをえこひいきして
自分達だけ幸せになる展開は
有閑倶楽部じゃない気がして。
恋をしてもいいから倶楽部の友情も
不滅でいられる形で納まってくれる話が好き。
902 :
名無し草:2014/04/29(火) 07:53:27.64
>>900 すごく同意
悠理と野梨子は家業もハマるんだけど家を離れた外の世界にも活躍の場があると思う
可憐も仕事はなんでもこなすだろうけど最終的には家業を大事にしそう
自分は過程はどうあれ最終的に幸せになってくれればカップリングには拘らないな
903 :
名無し草:2014/04/29(火) 07:59:15.68
白鹿清州さんは雪月花を娘の嫁入り道具にすると言ってたから
婿とって稼業継がせず好きあった人のところへ嫁に出すつもりだと思ってた
904 :
名無し草:2014/04/29(火) 08:41:43.61
外に飛び出す野梨子の未来で考えると
美野がすっごく美味しそうなんだよ。
野梨子は日本文化を世界に伝える観光大使になって
それを美童が語学や各国情勢とかでフォローしてまわるうちに…みたいな。
国際結婚なら夫婦別姓で白鹿の名前も残るから
嫁入りも婿入りも無くなるし…。
905 :
名無し草:2014/04/29(火) 08:56:54.15
連投ごめんね。
>>902 可憐が家業大事にするにすごく同意。
可憐は家族愛の塊みたいなとこあるから、
玉の輿とか言ってても最終的に
ママの作った大事なお店は私が絶対守るわ!ってなると思う。
お店守りつつ旦那が帰ってきたらカワイイ奥さんして、
甲斐甲斐しく旦那に尽くしてるのが一番幸せそう。
906 :
名無し草:2014/04/29(火) 09:29:05.57
>>904 うんうん、あの二人は一見水と油だけど、実は相性良さそう、お互いの不足を補いつつグローバルな仕事に向いてそう
美童はヘタレキャラ扱い多いけど、あの見るからにプライド高そうな清四郎と実はプライド高くて取り扱い注意な魅録の間でバランサーをやれる度量と観察力はすごい
野梨子はもう少し経験積んだら無茶苦茶いい女になると既に見抜いてそうな気がする
907 :
名無し草:2014/04/29(火) 09:41:13.83
>>905 可憐は若い内はともかく最終的にはアキ子さんの傍にいられる方を選びそう
お店の仕事も家庭も大事にしつつ自分も磨くステキなお母さんになりそうだよ可憐
908 :
名無し草:2014/04/29(火) 10:09:15.39
巻き込まれ体質な割りにうんちで
自力でピンチを打破出来ない野梨子相手なら
美童も死ぬ気でヘタレ返上せざるを得ないしな
悠理、可憐は大抵のピンチは自分で打破出来るから
美童が男見せるチャンスが滅多にないっていうw
909 :
名無し草:2014/04/29(火) 10:20:10.29
誰か美野書いてくれないかな・・
910 :
名無し草:2014/04/29(火) 11:32:27.27
長編作家さんの次は美悠だよね
911 :
名無し草:2014/04/29(火) 11:53:48.42
中年になった美童は素敵になるだろうね
おしゃれでダンディーなだけじゃなくて、天然なところもあって愛嬌もあるから愛されると思う
912 :
名無し草:2014/04/29(火) 12:33:43.56
頑張るヘタレも好きなんだ〜
文化大使で活動する野梨子の乗ってる飛行機がハイジャック
人質に取られる野梨子、空港で犯人はCAだけ乗せる要求
言葉の出来ない可憐悠理の代わりに
美童が女装してCAを装い清四郎達の侵入路を確保
自分から言い出す美童にあの根性無しがね〜、とみんなでニヤニヤ
機内で野梨子が犯人にビシバシ説教して
激昂した犯人に傷付けられそうな野梨子を
咄嗟に美童が必死に身を挺して庇って
その間に背後に近付いてた清四郎が鮮やかに犯人倒して
一方美童は顔面傷だらけで全身ボロボロで入院
「…ほんとカッコ悪いよね
清四郎とは全然違うしさぁ
…何で僕はいつも野梨子に情けない所しか見せられないんだろう」
と泣き笑いでしょんぼり美童に
「あの時の美童はとても素敵でしたわ
…そして今の、傷だらけの美童も
とてもカッコ良くて素敵ですのよ…誰よりも」
的な美野シチュを妄想してみた
913 :
名無し草:2014/04/29(火) 14:16:20.21
美悠が一押しなんだが作品が少なく自家発電機能もないのが悲しい。
どっちも中性的で見た目的にも良いと思うんだけどな。
いろんなパターンで楽しめるというか。
914 :
名無し草:2014/04/29(火) 14:17:40.16
個人個人の個性は別として欧州社交界での家柄としての評価
野梨子は白鹿画伯の国際的評価が高かったとしても、海外での評価は日本人形止まり、
可憐はかわいそうだが美童に対して家格が低すぎ一般人のしかもまた東洋人の嫁、
美童の家ごと社交界から抹殺の可能性も
可憐が狙うべきは富豪でも称号はない方が本人も幸せになれると思う。
悠理も成金扱いだろうけ剣菱財閥は大きく、東洋人、称号なしの欠点を補えると思う。
(スウェーデンは昔からあんまりお金のない国だし)
(剣菱の規模からいって万作さんはソニーの盛田会長や松下幸之助みたくイギリスの一代限定爵位くらいはそれそう)
美童も甘ちゃんだけどなんだかんだ言って御貴族様だから
今までのグランマニエ家の歴史と長男で推定相続人である事実を思うと、
どんなに3人の家の誰かを好きになったとしても
嫁として国に連れ帰るとなると
自分の家族の立場からは相当難しいとわかっていると思う。
915 :
名無し草:2014/04/29(火) 14:24:01.20
(小声で)セクシー魅録の隠れファンです
916 :
名無し草:2014/04/29(火) 14:29:07.02
>>914 はなバーちゃんと結婚するためにジーちゃん爵位捨てたからグランマニエ家は元貴族でしょ?
ヨーロッパの社交界で日本人嫁って陰口言われたって、美童が守るでしょ。
悠可野だれが嫁いでも面白そうw
917 :
名無し草:2014/04/29(火) 14:50:45.78
グランマニエ家が貴族かどうかは描写が無かったよね?
元貴族だったのは真理子さんの父親(アクアヴィット家)だから
社交界に出入りするには言葉ができないと話にならないけど
可憐は玉の輿にかける根性出せば何とかなりそう
悠理は野生の勘でw
918 :
名無し草:2014/04/29(火) 15:48:22.72
>>913 長編作家さんの次回作が美悠らしいから降臨まで待っときや〜
ま、どのキャラも結婚ってことになると家柄や財産や跡継ぎ問題やら
色々背負ってるものがあるから
バタバタのトラブルは起きるだろうね
でもきっとみんな愛の力で何とかなるさw
919 :
名無し草:2014/04/29(火) 16:54:58.64
>>914 野梨子は白鹿画伯の子より茶道の家元の娘というのが大きいと思うよー
欧州は伝統や格式を大事にするしインテリほど日本文化に詳しいから、
長く続いた茶道の家柄となればあちらでもそれなりだよ
もちろん欧州貴族と同じ待遇を受けるかは別として
悠理の場合は剣菱財閥との経済的な結びつきを喜ぶ貴族はいそう
貴族も資産維持が大変なところが多いらしいから
まあ今や東洋人が普通に社交界デビューしてる時代だからなあ
美童のところは既に爵位も捨ててるし花子さんという実績もあるからグランマニエ家自体は
そこまでうるさくなさそう
何より、美童はなんだかんだ言っても自分の好いた相手を守るんじゃないかな
920 :
名無し草:2014/04/29(火) 18:12:56.48
女子達はみんな強いからどんな相手でも乗り切るよw
むしろ難局を乗り切るところが見たい!
921 :
名無し草:2014/04/29(火) 18:13:20.61
悠理の場合、相手の家もそこそこだと
逆に剣菱バックがデカ過ぎて嫌がられる可能性もあるかもね
長編作家さんもその辺に触れてたな、そういや
それにしてもやっぱカプ談義は盛り上がるねえw
こーやってみんなで語りあってるのって楽しいわ
勢いでひっそりこっそり自分のイチオシカプは清悠…(震えながら)
清四郎のぞんざいな悠理の扱いが逆に無自覚な愛だといいなあ
清四郎が「こんな奴に惚れるなんて悪夢だ、冗談じゃない」って
嫌がりつつもいつか恋に目覚めてくれないかなあ、と悶々する
ごちそうさんのプロポーズ回見てたら清悠妄想しまくったさ
清四郎が自分で会社興して
「今度はちゃんと全部自力で玉の輿を作って来ましたよ
剣菱程じゃないがお前が一生食うに困らない程度には稼いでやるから
…だから、さっさとぼくの所へ嫁に来なさい、悠理」
「……あたい、むちゃくちゃ食うぞ?
一生なんて言って大丈夫かよ?」
「大丈夫、保証しますよ
ぼくはお前を飢えさせたりはしません
お前は今まで通りガツガツ食べながらニコニコ笑っていてくれればいいんです
一生、ぼくの隣でね」
的な妄想ががが
悠理の婿が剣菱の後継ぎぎになるのは正直豊作さんが可哀想だしw
悠理には嫁に出て欲しい願望…
922 :
名無し草:2014/04/29(火) 20:36:47.45
長編作家さんの話で出てきた松竹梅家と剣菱家の話、私はアリでは?とちと思った
剣菱家のように新しめのお金持ちは経済力の次は古くからの家柄との繋がりを持ちたがるから
万作さんはそういうのに拘らないかもしれないけど、伝統ある家柄はお金では手に入らない
から、家の格を上げるのにはあり得ない話じゃないと思う
千秋さんも相手がどこだろうが好きなようにやりそう
あ、長編作家さんの話もなるほどと思ったので否定してる訳ではないです
雑談ネタの一つと思ってください
923 :
名無し草:2014/04/29(火) 21:18:07.57
万作さんがそもそも爺さんが会社なんか
始めなけりゃ良かったのに、
みたいな意識レベルだから家柄とかは全く欲しがらないだろうけどなぁ
本人達が好きあってれば是非ともどうぞな感じじゃないかな?
周囲がガタガタいうとは思うけどね
家柄お土産にお金欲しい王家だとマーテル皇子と悠理の縁談とか来そうだよね
初恋の人の息子さんで万作さんも弱いし
美形の皇子様だから百合子さんも満足しそうだし
豊作さんとかが超乗り気でまとめにかかりそう
924 :
名無し草:2014/04/29(火) 21:36:42.35
長編作家さんの次回作が待ち切れないよ〜
925 :
名無し草:2014/04/29(火) 21:59:30.18
926 :
名無し草:2014/04/29(火) 22:03:55.30
じーちゃん爵位捨てている場合
1)じいちゃんに弟か男の相続人がいる場合>弟が相続
2)じいちゃんの周囲に相続人がいない場合
>爵位は消滅 限嗣相続財産(たいていメインの領地と領主館)は国庫か王室に返却、その他の財産は手元に残る
今のヨーロッパの貴族社会は貴族制度自体が消滅した国も多いので元貴族も貴族扱いが多い。
東洋人も社交界OKかどうかは微妙なところ
927 :
名無し草:2014/04/29(火) 22:31:42.30
最近はイギリスの社交界にも
華人系の人達がぐいぐい入りこんでるとも聞くよ。
オバマさんも貴族と肩並べてる時代だし家柄とか格式って大分形骸化してる気も。
でも原作の時代はまだ厳しそうだw
鯉の話でも家柄目当てに元華族のお嬢様が金で買われてたね。
928 :
名無し草:2014/04/29(火) 22:39:05.44
日本の旧華族はヨーロッパ社交界で力あるよ
929 :
名無し草:2014/04/29(火) 22:42:03.42
あっちの貴族と結婚して社交界にいた(いる)日本人女性はおるで
ものすごい多いわけじゃないけどそれなりにいる
ただ花子さんの世代は全くいなかっただろうね
昔の人だと香水の名前になったと言われる人が有名だが
>>925 嵐さんのところ今使うのを控えているからスレ違いでもないのでは…
930 :
名無し草:2014/04/29(火) 22:59:03.70
931 :
名無し草:2014/04/29(火) 23:03:13.18
嵐さんとこに移ったからじゃない?
個人的意見では嵐さんとこ限りがあるから
こっち戻って来てもいいと思うけどね
932 :
名無し草:2014/04/29(火) 23:09:22.30
むしろこっちメインにしてくれたら嬉しいw
いや、勿論自由だけど
933 :
名無し草:2014/04/29(火) 23:21:18.33
>>925は一条スレの例のアレじゃないかい
セクシー魅録の作家さんにえらく粘着してたし
「作家さん叩いてる奴は頭おかしい奴」を徹底しようよ
あんま触らない方がいい話しかけた所でどうせレスないと思う
セクシー作家さんにこっちに帰ってきて欲しいには同意だ
934 :
名無し草:2014/04/29(火) 23:31:53.20
一条スレのアレは魅録が嫌いなのかね
935 :
名無し草:2014/04/29(火) 23:34:12.34
一番無さそうな美野がハマるのって、分かりやすくお姫さまと王子さまだからだよね
この二人だと原作沿いっていうより、おとぎ話のようなパラレルが浮かぶ
美悠は背徳の香りというか、実は一番エロスなカプだと思っている
二人ともユニセックスだからだろうか
936 :
名無し草:2014/04/30(水) 00:14:52.35
…すまん、私の中では美野は女王様と下僕なイメージだったw
倶楽部女子で野梨子が「一番怖い女」で
美童が百合子さんを「怖いけど好き」って口走ってたりするから
この二人はどうもSMな関係
937 :
名無し草:2014/04/30(水) 00:24:04.57
私はお姫様と王子様でも女王と下僕でもないけど美野好きだよ
美悠も美可も好きだがw
938 :
名無し草:2014/04/30(水) 06:36:24.82
どちらも相手の上っ面じゃないところを既に知ってる仲だから恋愛だとプラスにもマイナスにもなるよね
美野は家庭の背景や芸術方面とか歴史的な価値観を共有できそうだから、ビジュアルの美しさも相俟って結婚したらお似合いになりそう。
美童はドロドロ社交界でも相手をきちんと守ることはできそうだし、野梨子も結構そつなくやりそう。
美悠は百合子さん大喜びだねw 凄い美形の子が生まれそうだ。
ただ悠理は魅録や清四郎との距離が近すぎるし、趣味や価値観で合うところが少ないから二人が恋愛関係になるまでの道のりは険しい気がする。
美童が相当頑張るか周りのカップルが影響するパターンかな。でも美童が悠理を上手く操縦してマイフェアレディやるのは見たい←スポンサー百合子さんでw
美可は一見無難だけど一番難しいかも。良くも悪くもお互いの裏を知りすぎて親友以上になれないか、お互いの立場や将来を考えるとどちらも踏み出すことを躊躇しそう。特に可憐は早くから理解してて引きそうな気がするよ
美童がそこを乗り越えて全力で支えることを出来る男になるか、可憐が吹っ切ればいけるかな。
妄想したら案外悲恋かも(本人達は)って気がしたんで倶楽部全員参加でハッピーエンドにする感じ
アダルト向きならセフレが本命になる展開とかありそう
939 :
名無し草:2014/04/30(水) 07:18:14.44
美童は見た目はあの通り王子様だしダンス・スキー・テニスと見事にこなせる運動神経も数ヶ国語操って女から情報引き出す頭脳もあるのに、周りが特殊すぎて敢えて気を抜いてる感じはする
年取ったらイイ男になりそうは同意。渋い短髪中年美童見てみたいなあ
倶楽部の男子で一番妻も家庭も大事にしそう
清四郎と魅録は日本の男にありがちな離婚寸前まで放置をやりそうなんだよねえ
940 :
名無し草:2014/04/30(水) 07:36:21.87
美童は女の子の心の機微を察知出来るから野梨子、悠理なら御しきれると思う
可憐とだけはお互いに探りあいし過ぎて疲れて途中で諦めちゃうイメージ
女友達の瑶子とヒロとか美味しい男の作り方とかあのタイプのカプになりそう
好きあってるのに許せない事が溜まりまくって
勢いで離婚してもお互い未練たらたら
男がずっとラブコール、あんな最低男なんてと言いながらより戻してでもまた喧嘩して離婚
みたいな犬も食わない夫婦になりそうw
941 :
名無し草:2014/04/30(水) 07:40:18.11
>936さんに同意
一番怖い、ていうか恐い女は野梨子だ
一番優しい女が可憐で一番明るい女が悠理
942 :
名無し草:2014/04/30(水) 07:45:07.15
魅録は結婚したら一番迷惑な亭主になりそう
まめじゃないし
記念日とか「やべー、忘れてた!」を絶対にやるし
照れ屋で素直に想いを口にしたりしないだろうし
家庭や奥さんより趣味や友達を咄嗟に優先しそうだし
そこが魅録のイイトコロって開き直らないと奥さんやれない
清四郎は相手によって態度違うけど
情緒無視して相手ないがしろにし過ぎて
傷付けまくるのは間違いないな
943 :
名無し草:2014/04/30(水) 09:21:47.20
>>938 社交界は野梨子と悠理はやっていけそうだね
野梨子は言葉も大丈夫だろうし、マナーや教養も身についてて心も強いから結構こなすと思う
あと重鎮的なお年寄りに気に入られそうw
悠理はよく分からないけど超越した何かで大丈夫な気がするw
美童のセンスで女性らしく着飾った悠理が見てみたい
可憐も努力の人だしその気になれば大丈夫だと思うけど、本人のストレスがすごそうで
ちょっとかわいそうかな
944 :
名無し草:2014/04/30(水) 09:34:03.46
中年美童テラモエス
945 :
名無し草:2014/04/30(水) 10:18:11.40
魅録の中年が思い浮かばない。
勝俣的若さを維持できなかったら、どんななるんだ。
いきなり時宗化するんだろか。
946 :
名無し草:2014/04/30(水) 13:31:48.36
時宗さんは反面教師だから多分似ないと思うw
仕事や人前では実直で余計なこと言わない次元みたいな渋い感じで
プライベートで奥さんからok出たらヒャッハーでヤンチャする
公私キッチリオンオフなおっちゃんになりそう
947 :
名無し草:2014/04/30(水) 13:37:34.09
ビジュアル的には時宗さんの短髪で目付きと鼻筋がもうちょっとキレイバージョンかなあ
でも髭は多分生やさない
特に可憐が奥さんだったら身だしなみは全部可憐任せで小綺麗でお洒落
逆に悠理が奥さんだと無精髭だらけになるかもしれないw
948 :
名無し草:2014/04/30(水) 14:15:01.04
「空のむこう」のラリーが年とった魅録そのまんまじゃない?
無精ひげで渋くて、デューイより色気があってかっこよかったわ
949 :
名無し草:2014/04/30(水) 14:51:16.66
魅可好きなんで寄った妄想だけど、家のことも身だしなみも嫁任せと言いつつ意外と拘りあって、その辺も汲んでくれる可憐の尻に敷かれて魅録は表向きビシっとしつつ可愛い気のある中年男子になりそう
時宗さんの轍は踏まないと言いつつ、血は争えないんじゃなかろうかw 娘を溺愛して息子と喧嘩してたり
中年以降の姿が想像しにくいのは清四郎かも
今もじじくさいから大して変わらないような、更に口うるさいおっさんなってそうな…
950 :
名無し草:2014/04/30(水) 15:04:53.17
可憐と魅録は時宗さんと千秋さん丸写ししながら良い夫婦になるんじゃないか
951 :
名無し草:2014/04/30(水) 16:07:56.58
魅録は楽しげに尻に敷かれてそうな感じがするわあ
魅「最近うちのカミさんがうるさくてよ、家ん中で吸うなってさ」
清「今は家じゃないんだから好きに吸えばいいじゃないですか」
魅「……匂いさせてんと触らせてくれねーんだからしょうがねーだろ」
美「………それよりこの年になってまだいちゃついてるの魅録」
952 :
名無し草:2014/04/30(水) 16:19:25.48
魅可イイネ!
953 :
名無し草:2014/04/30(水) 16:44:21.39
>>950 俺はオヤジの二の舞はごめんだと言いつつ
結婚記念日に花束とかやってそうw
それを時宗さんにからかわれてふて腐れたり、
可憐を千秋さんが旅行に連れ出して拗ねたり
魅録って硬派イメージだけど可憐の前だと
けっこう甘えてそうな気がする
954 :
名無し草:2014/04/30(水) 16:52:46.66
魅録は誰と結婚しても結局時宗さんになると思う・・
血は争えないよw
955 :
名無し草:2014/04/30(水) 17:17:56.12
>>954 確かにw 誰と結婚しても関白にはなれない気が
956 :
名無し草:2014/04/30(水) 19:32:31.93
魅録は付き合うまでは案外弱気でも
付き合ったら無自覚に振り回しそう
でも結婚したら結局尻に敷かれる
957 :
名無し草:2014/04/30(水) 19:48:07.87
親を見てて「ああはなるまい!」と思ってるところほど似ちゃうんだよね大体w
時宗ちゃんと化す魅録は容易に想像できるわw
同様にヴィヨンパパと美童はすごく似るだろうと思うけど、清四郎と親父さんは似そうにないのは何故…
958 :
名無し草:2014/04/30(水) 20:00:01.24
清四郎は本当にわからんね…
どんなダンナになるんだろう
959 :
名無し草:2014/04/30(水) 20:20:40.17
御大が清四郎は自分で会社作りそうっていってたし
会社経営社やりつつ世界中忙しく飛び回ってそう
家でのんびりマイホームパパになるイメージは無いけど
子供にはベタ甘かな
奥さんにはあんまり口には出さないけど
体で愛のコミュニケーションw
たまにしか家に帰ってこないから女房子供にすげなくされてツンツン喧嘩したあと
魅録呼び出してメソメソ愚痴り酒するツンデレ関白亭主とか
見た目は神野肉付き良くしてちょい目付き柔かくして
皺ちょっと足してみるとかどうだろうか
最近前髪が減りはじめたのが気になってたりする
960 :
名無し草:2014/04/30(水) 23:29:52.27
961 :
名無し草:2014/05/01(木) 07:02:10.94
962 :
名無し草:2014/05/01(木) 07:14:05.94
野梨子が奥さんだと白鹿の家に婿入りもありそう。
お隣さんで親戚みたいなものだから
あえて家から離れる必要ないし。
でも菊正宗病院は和子さんが実権握るから、
独立して開業医か製薬会社作るとか。
着物着て鍋つついて、
「アレとってください」「はいはい、アレですわね」みたいにつーかーの
熟年夫婦みたいな一番修平さんみたいな夫婦になるかも?
可憐だと家を可憐に任せて外でバリバリ仕事して、
可憐が淋しくなったタイミングに花束とか持って帰ってくる、
いつまでも恋人気分いちゃいちゃ夫婦。
(…じゃないと可憐がストレスで可哀想なことになりそうだし)
子供はあんま多くなさそうだけど可憐がよいお母さんしそう。
男は船で女は港、のイメージかな。
清四郎と悠理はぶっ飛んでるからなーw
一緒に仕事とかしてうっかり出来ちゃった婚とか、
相変わらずペットと飼い主で
周囲がオイオイ!?ってなる夫婦になりそう。
でも多分そこに愛はある、といいな、みたいなドタバタ夫婦。
それはそうと次スレの時期ですね。
963 :
名無し草:2014/05/01(木) 07:30:06.00
>>961 おおっ、ありがとうございます!
魅録、確かに中年になったらこんな感じに色気が出そうですね。
時宗さんコースじゃなくて良かった…w
964 :
名無し草:2014/05/01(木) 08:12:58.09
>>961 顔がニヤけてしまうw
いいなあ、こんな風に年取るの
965 :
名無し草:2014/05/01(木) 14:53:46.41
>>962 焦ることない980になったら新スレ立てればいいとオモ
966 :
名無し草:2014/05/01(木) 15:11:59.88
このまま難民板でもいいですかねぇ?
967 :
名無し草:2014/05/01(木) 15:15:26.59
>>966 今、すれ立てしようとしてたけどちょっと待った方がいいですか?
968 :
名無し草:2014/05/01(木) 15:23:11.00
とりあえず、難民でいいんじゃない?
話し合うにも、残りのレス数足りないよ
次で考えれば?
969 :
名無し草:2014/05/01(木) 15:48:46.26
970 :
名無し草:2014/05/01(木) 16:00:11.40
>>961のイラストリンク
新スレに張っておいた方がいいのかな。このまま流れるのはもったいない
971 :
名無し草:2014/05/01(木) 16:41:09.84
>>970 イラスト作家さん仕事早いから、新スレにもまた新作貼ってくれると期待してるし、ここもすぐには埋まらないから慌てなくてもいいのでは?
972 :
名無し草:2014/05/01(木) 21:31:16.36
イラスト書きさんがこっちに戻ってきてくれて嬉しい
ついでに文章書きさんも増えたら嬉しいのだが…
973 :
名無し草:2014/05/01(木) 22:01:09.93
ムッツリで筋肉質な清四郎は男性ホルモンが多そうだし
整髪料でいつも固めてるから頭の地肌は酸欠気味なはず
中年になったら高確率で禿げそうな悪寒
筋肉も中年になると代謝が落ちるから
維持するには若い頃以上の運動量が必要だけど
仕事してたらまず無理だろうから筋肉がそのまま脂肪に移行するから
腹や二の腕がポヨンポヨンになる可能性大
…百年の恋も褪めそうw
974 :
名無し草:2014/05/01(木) 22:45:35.95
>>973 30代までは何とか維持できても
40過ぎた頃から加速して50代の頃は親父さん生き写しにw
975 :
名無し草:2014/05/01(木) 23:09:41.96
>>972 同意だw
絵はインパクトあるわ。開いた瞬間に絶句
50代魅録はまだ独身なのか?
976 :
名無し草:2014/05/02(金) 07:30:39.45
インパクトあるは同意だが「絶句」という日本語は誉め言葉ではないぞ〜…
ま、各人色んな中年期経て
最終的にはみんなカワイイ爺ちゃん婆ちゃんになって
剣菱設立のセレブ御用達超ハイグレード老人ホーム「有閑倶楽部」で
また6人で犯罪に巻き込まれたり幽霊に取りつかれたり
事件引き起こしたりするに違いない
977 :
名無し草:2014/05/02(金) 11:45:14.75
聖プレジデント養老園の「有閑倶楽部」を想像したら、なんだか純クレの続きみたいな絵づらが浮かんだよ…
978 :
名無し草:2014/05/02(金) 23:42:28.76
>>975 50の時、美童の末娘と歳の差婚
清四郎の孫と同い年の息子一人という
メチャクチャな妄想してますw
979 :
名無し草:2014/05/02(金) 23:52:17.00
ロリ魅録うううううううwww
980 :
名無し草:2014/05/03(土) 06:58:58.93
年の差婚は美童が合うかなあ
テニスや真澄ちゃんの時も源氏計画目論むロリだし
うんと遊んでから若い子と結婚が理想らしいし
清四郎の娘なんかに説教されまくりながらの年の差婚とか合いそう
981 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:18:33.36
982 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:19:26.38
菊正宗清四郎のひとりごと
監察医・菊正宗清四郎50歳
臨床医は性に合わないと解剖学へ進み警視庁監察医になってからめきめきと頭角を現し
司法解剖から次々と事件解決へと結び付けていった
更に独自の研究から新しい分野まで生み出し数々の論文、出版物を出し
今では大学の解剖学教授になり講演やらで忙しい毎日だ
私生活では剣菱令嬢を妻に持ち、7人の子宝に恵まれ長男は三カ月前に結婚した
講演から自宅へ帰り、夕食前の時間を独り静かに過ごそうと清四郎は自室の書斎に入った
本人は日記帳と記しているが内容は有閑倶楽部調査記録とでもいう内容の日記帳が目にとまり
懐かしく思い手に取ってページを開いた
983 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:20:07.38
高校時代は6人でいろいろやったものです
その6人も高校を卒業し野梨子、可憐、悠理の女性陣3人はそのままプレジデント学園大学へと進みましたが
美童は国の大学へ行くとスウェーデンに帰国。魅録は防衛大学校。僕はT大学医学部へ進み
男性陣はほぼバラバラの状態になりメンバーもすっかり疎遠になってしまいました
僕が監察医になり警視庁へ初出勤した日は驚きました
魅録が刑事になるのは予想出来ましたが美童までもが刑事になっていたとは
しかも警視庁華の捜査一課。高校時代は事件に巻き込むなと泣いていた美童が刑事ですよ
何がどうなって美童が刑事になっていたのか今でも謎のままですが
魅録とコンビを組み女性関係の事件は100発100中で検挙していたのですから肝を抜かれました
可憐は少年課、野梨子は交通課、悠理は生活安全課と同窓会状態で有閑倶楽部再結成
それからしばらくの間、時間の許す限り皆で飲みに行っては美童と魅録が担当する事件を推理したり
警視庁の裏話と楽しい時間を過ごしたものです
しかし美童は相変わらず女性に熱心でしたが美童と組み水面下で魅録が女泣かせの松竹梅刑事だの
警視庁一罪深い男だのと婦警たちに囁かれていたのには驚かされました
高校時代はチェリーだった魅録も美童と組んで鍛え上げられたのでしょう
可憐には美童よりタチの悪い男になったと悪態をつかれていました
もしかすると一番楽しかった時代かもしれません
984 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:21:25.67
最初に口火を切ったのは可憐でした
何の前触れも無くいきなり剣菱家の長男、豊作さんと結婚したのです
確かに大きな玉の輿ではあるけれど地味な豊作さんと疑問を持ちましたが
ビクトリア・ベッカムと同じですね
サッカーが上手でちょっとだけ容姿が良いだけの冴えなかったベッカムをプロデュースし
見事にイケメンサッカースターに仕立て上げたポシュスパイスことビクトリア・ベッカム
悠理の兄ですから素材は良かったのでしょう
可憐のプロデュースで地味だった豊作さんがベスト・ドレッサーに選ばれるまでになったのですから
それからというもの後を追うように結婚ラッシュ
まさか野梨子が美童と結婚するとは…人生最大の驚きでしたね
野梨子は魅録を追いかけて警視庁へ入ったとばかり思っていましたし、魅録もその気だと信じてました
張り込み捜査だと知っていながら魅録の車をレッカー移動させる野梨子を
いつか絶対に逮捕してやると口癖のように言っていた魅録でしたから
僕自身も驚きかもしれません。気付いたら悠理と結婚し、あれよあれよという間に子供が7人
人生、何があるか分からないものですね
985 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:22:43.78
野梨子と美童の間に女の子が生まれました。野梨子と美童の子ですよそれは可愛い女の子です
可憐と豊作さんの間に子供は生まれませんでしたが僕と悠理の間に男の子5人、女の子2人生まれてましたから
剣菱家としては大した問題では無い様子です
可憐もすっかりトップレディーが板に着き百合子さんと楽しくやっています
30代に入った頃、野梨子と美童の間に歳の離れた二人目の女の子が生まれました
これがまた二人の遺伝子の良いところばかりを取ったとばかりな美しい女の子です
美童は長女に呆れられるほど溺愛していました
そう言えば幼い頃、魅録おじさんのお嫁さんになると言っては美童が真剣に取り合って笑わせてもらいましたね
魅録は一人身で警視庁からミニバスを持ってきては運転し
うちの子供たちや美童の子たちをイチゴ狩りだの遊園地だの連れて行ってくれました
時宗さんが定年退職したら老後は夫婦仲良く過ごすと千秋さんも海外豪遊を止め
一人息子を置いてハワイへ定住してしまったものですから魅録も好き放題やっていたのでしょう
魅録を呼び出して飲みに行っては見合い話を持ち込んだり早く身を固めろと説教してました
すっかり口うるさいおじさんですよ
魅録は仕事が忙しいと笑い飛ばしていましたが来年あたりは警視総監に昇格するでしょう
父親の背中を追っていたのかもしれません
美童は広報室長になり野梨子そっくりな長女はスウェーデンに留学し末娘さんも大学生になりました
本当に綺麗な子たちですよ。芸能界への誘いもあったようですが美童は大反対で
長女にはわりと寛大なところがあり自由にさせてましたが末娘さんには溺愛からか厳しく
男女交際禁止、 嫁にも出さないと言い張っています
散々女性を泣かせて来た美童が良く言いますよ
うちも長男が結婚したぐらいですから皆、歳をとりました
多分、魅録は一生独身でいるつもりでしょう。もう口うるさく言いません
986 :
名無し草:2014/05/03(土) 08:24:48.87
清四郎はふぅ〜っと大きくひとつため息をつくと何も書き込まず日記帳を閉じた
「おいっ清四郎、美童から電話。何だかすっごく取り乱してるぞ」
うちの奥さんが叫んでます。彼女だけは7人も子供を産んでいながら高校時代と全く変わらない
異常な生命体なのではないかと研究したくなる人物です
「美童、どうしました?えっ?今なんて言いました?冗談ですよね」
「おい清四郎、美童どうしたんだ?野梨子と夫婦喧嘩でもしたのか?」
「夫婦喧嘩どころじゃありませんよ一大事です!有閑倶楽部始まって以来の一大事です!」
「清四郎まで取り乱してどうしたんだよ。もしかして離婚騒動?」
「魅録が、魅録がですね、美童の末娘さんを嫁に欲しいと来てるそうですよ!」
「まだ19になったばかりだろ、へぇ〜やるじゃん魅録ちゃん」
「とにかく僕は美童のところへ行って来ます。夕食は戻ってから食べますから」
清四郎は急いで家を出ると慌ててタクシーを捕まえた
まだまだ落ち着いた人生とは遠いですね。面白いことになりそうです
これだから有閑倶楽部は止められないんですよ
清四郎はタクシーの中からこの面白そうな一大事を可憐に連絡していた
987 :
名無し草:2014/05/03(土) 11:45:05.70
うわっ!なんか楽しいのがきてた。ありがとうございます。
続くのかな?続きますように。
988 :
名無し草:2014/05/03(土) 11:48:26.37
イラストとお話しありがとう。続くと期待してていいのかな?
メンバー50代って斬新だw悠理はポンポン安産のイメージありよね。産んだ翌日に職場復帰とかできそうw
989 :
名無し草:2014/05/04(日) 11:05:50.59
イラスト描けて文章書けるの凄いわ
おもしろかった、ありがたや
美野のハイブリットお嬢さんを見てみたい…!
990 :
名無し草:2014/05/04(日) 12:27:07.77
50代清四郎を想像したらなぜか海原雄山のビジュアルで
固定されてしまった自分の脳ミソがかなしい
991 :
名無し草:2014/05/04(日) 13:22:03.07
時宗さんと千秋さんも10ぐらい離れた歳の差婚な感じ
992 :
名無し草:2014/05/05(月) 00:42:53.34
>>990 海原雄山ワロタ
でもちょっと分かるわw
魅録はものすごい年下の美野のハイブリッドお嬢さんを嫁にするなんて
美味しいとこどりだね
993 :
名無し草:2014/05/05(月) 01:26:38.60
>>991 もっと歳の差ありそうw魅録が中学3年の時点で既に時宗さん警視総監だったし。
還暦近くにならないと警視総監ってなれなそうだしなー。
もしや時宗のオジサマは奥様の実家のコネで結婚後スピード出世だったりしてw
994 :
名無し草:2014/05/05(月) 12:20:26.37
そろそろ次スレ移動だね
995 :
名無し草:2014/05/05(月) 12:31:36.66
次スレ即死しちゃうよ
996 :
名無し草:2014/05/05(月) 13:20:31.37
可憐×豊作にいちゃんは旦那さんが奥さんにベタ惚れな有閑スタンダード夫婦になりそうだw
997 :
名無し草:2014/05/05(月) 13:32:48.62
美野もいいなって思った
亭主関白な美童って想像できないけどあったら面白いw
998 :
名無し草:2014/05/05(月) 13:45:07.38
>>990 海原雄山清四郎が頭から離れなくなってしまったw
999 :
名無し草:2014/05/05(月) 13:59:26.87
うめ
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