1 :
名無し草:
2 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:04:17.44
3 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:05:20.56
◆作品UPについてのお約束詳細(よく読んだ上で参加のこと!)
・初回UP時に長編/短編の区分を書いてください。ネタばれになる
場合を除き、カップリングもお願いします。
・名前欄には「題名」「通しNo.」を。
・未成年も見ているので、性的な描写は良識の範囲内でお願いします。
18禁描写入りのものをUPする時は、エロパロ板の有閑スレなどを
ご利用ください(姉妹スレではないので、先方で断りを入れてから利用)。
・最終レスに「完」「続く」などと書いてもらえると、読者にも区切りが分かり、
感想がつけやすくなります。
・連載物は、2回目以降、最初のレスに「>>○○(全て半角文字)」という形で
前作へのリンクを貼ってください。
・リレー小説で次の人に連載をバトンタッチしたい場合は、その旨明記を。
・直前に更新ボタンを押して、他の作品がUP中でないか確かめましょう。
重なってしまった場合は、先の書き込みを優先で。
・作品の大量UPは大歓迎です!
4 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:06:28.15
◆その他のお約束詳細
・萌えないカップリング話やキャラ話であっても、 妄想意欲に水を差す発言は
控えましょう。議論もNG(必要な議論なら、早めに別スレへ誘導)。
・作家さんが他の作品の感想を書く時は、名無しの人たちも参加しやすいように、
なるべく名無し(作家であることが分からないような書き方)でお願いします。
・あとは常識的マナーの範囲で、萌え話・小ネタ発表・雑談など自由です。
・970を踏んだ人は新スレを立ててください。
ただし、その前に容量が500KBを越えると投稿できなくなるため、
この場合は450KBを越えたあたりから準備をし、490KB位で新スレを。
※議論が続いた場合の対処方法が今後決まるかもしれません。
もし決定した場合は次回のテンプレに入れてください。
5 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:07:30.17
◆初心者さん・初投下の作家さんへ
○2ちゃんねるには独特のルール・用語があるので、予習してください。
「2ちゃんねる用語解説」
http://webmania.jp/~niwatori/ ○もっと詳しく知りたい時
「2典Plus」
http://www.media-k.co.jp/jiten/ 「2ちゃんねるガイド」
http://www.2ch.net/guide/faq.html ○荒らし・煽りについて
・「レスせずスルー」が鉄則です。指差し確認(*)も無しでお願いします。
*「△△は荒らしだからスルーしましょう」などの確認レスをつけること。
・荒らし・アオラーは常に誰かの反応を待っています。
乗せられてレスしたら、「その時点であなたの負け」です。
詳しくは「■■ 注 意 ■■」を参照のこと。
○誘い受けについて
・有閑スレでは、同情をひくことを期待しているように見えるレスのことを
誘い受けレスとして嫌う傾向にありますので、ご注意を。
○投下制限
・1レスで投下出来るのは32行以内、1行は全角128文字以内ですが、
1レス全体では全角1,024文字以内です。
また、最新150レスの内の15レス以上を同じIPアドレスから書き込もうと
すると、規制に引っかかりますので気をつけてください(●持ちを除く)。
6 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:08:22.19
■■ 注 意 ■■
このスレには、「現実」と呼ばれる粘着荒らしが居ついています。
清×野嫌い、野梨子主役嫌いの清×悠厨で、短時間にレスを連投するのが得意。
好きな言葉は「過疎」。
上記の要素がある作品を投下した作家さんを攻撃し、感想を装った誹謗中傷を
繰り返しますが、全て一人の自演行為です。
乗せられてレスしたら、その時点であなたの負け。 スルーするようお願いします。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしに
|| エサを与えないで下さい。. ΛΛ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂ ⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
7 :
名無し草:2013/12/06(金) 14:09:33.24
◆「SSスレッドのガイドライン」の有閑スレバージョン
<作家さんと読者の良い関係を築く為の、読者サイドの鉄則>
・作家さんが現れたら、まずはとりあえず誉める。どこが良かったとかの
感想も付け加えてみよう。
・上手くいけば作家さんは次回も気分良くウプ、住人も作品が読めて双方ハッピー。
・それを見て自分も、と思う新米作家さんが現れたら、スレ繁栄の良循環。
・投稿がしばらく途絶えた時は、妄想雑談などをして気長に保守。
・住民同士の争いは作家さんの意欲を減退させるので、マターリを大切に。
<これから作家(職人)になろうと思う人達へ>
・まずは過去ログをチェック、現行スレを一通り読んでおくのは基本中の基本。
・最低限、スレ冒頭の「作品UPについてのお約束詳細」は押さえておこう。
・下手に慣れ合いを求めず、ある程度のネタを用意してからウプしてみよう。
・感想レスが無いと継続意欲が沸かないかもしれないが、宣伝や構って臭を
嫌う人も多いのであくまでも控え目に。
・作家なら作品で勝負。言い訳や言い逃れを書く暇があれば、自分の腕を磨こう。
・扇りはあまり気にしない。ただし自分の振る舞いに無頓着になるのは厳禁。
レスする時は一語一句まで気を配ろう。
・あくまでも謙虚に。叩かれ難いし、叩かれた時の擁護も多くなる。
・煽られても、興奮してレスしたり自演したりwする前に、お茶でも飲んで頭を
冷やしてスレを読み返してみよう。
扇りだと思っていたのが、実は粗く書かれた感想だったりするかもしれない。
・そして自分の過ちだと思ったら、素直に謝ろう。それで何を損する事がある?
目指すのは神職人・神スレであって、議論厨・糞スレでは無いのだろう?
8 :
名無し草:2013/12/09(月) 11:49:43.80
だから言ったんだよ
元凶は野梨子ストーカー始めたバカだって
9 :
名無し草:2013/12/09(月) 11:54:24.65
いいから清野好きは出ていきなよ
リレーが気に食わないのはそっちだろw
10 :
名無し草:2013/12/09(月) 11:56:34.80
スレも変わったことだし、いつまでもその話題続けないでね
11 :
名無し草:2013/12/09(月) 11:58:08.35
魅録を巡って悠理VS野梨子ってどんだけ頭沸いてるんだよwww
12 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:00:03.64
>>9 出て行くのは気持ち悪いリレー始めたアフォだろ
あいつは潰した方が今後のためだと思うけどね
13 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:06:27.90
悠理VS野梨子、好きだよ
2人が可愛く思えて意外と楽しんでたんだがw
いっそ「お前もやるな」みたいな友情エンドか、思い切って悠野エンドでも良かったw
14 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:15:41.87
まあスレ住人の90%は清四郎ファンだから
清悠VS清野になっても変じゃないよな
15 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:18:52.80
ダブルヒロイン物の恐ろしい攻防を見てきた自分からするとここなんてかわいらしいくらいだw
16 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:21:37.22
>>12 賛成
リレーのほとんどは奴が書いてたんだろ
ふざけた内容と書き癖で分かるもんだよ
17 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:29:46.41
こんなメチャクチャにされて謝って済むもんじゃないよな
18 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:30:33.51
90%が清四郎ファンってすごいね
やっぱりあの完璧超人みたいなところがいいのかな
人間的にやや問題ありなところがかわいらしさなのかな
19 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:33:51.85
なんだこの楽しすぎる状況はwww
まあ、やりあいたい二人は野原で徹底的に殴りあって
友情でも育んできなさい
こっちはメンタル鋼の作家降臨までのんびり萌話でもしていようや
20 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:36:13.53
「清四郎の良さを語り尽くすスレ」
にでもすれば揉めないのかもしれんねw
それならそれで私も語っちゃうよ!
21 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:38:19.83
22 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:40:54.13
ここで別の友情がw
夕陽をバックに頑張ってw
ああニラヲチしたい…
超マイノリティな自分は好きなキャラが出てくるだけで狂喜乱舞です
23 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:42:59.28
清四郎も罪な男よのう…
24 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:44:55.38
清四郎の良いところ上げたら1000行っちゃうかも
冗談じゃなくてさ
25 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:52:55.63
学園内で、こんな派閥攻勢ありそう。
有閑倶楽部の6人って、それぞれが家柄だけじゃない魅力と個性持ってるし、
信者とアンチの争いがあってもおかしくない気がする。
誰かの信者は別な誰かのアンチだったり、誰の信者でもないアンチもいそう。
で、本人を直接は叩けないから信者・アンチ同士で叩きあってるの。
倶楽部の誰かに直接悪口言ったら、他の人が黙ってなさそうだから。
……ただし美童への「女たらし!」は除く。
26 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:55:27.27
良いところだけ挙げて1000ってどんだけ細かいところまで出す気だw
27 :
名無し草:2013/12/09(月) 12:58:10.46
何となく見えてたけどこういうことだったんだね
28 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:00:20.34
原作でもお留守番になりがちな美童可憐
この二人が好きだと切ないね…
全キャラが偏りなく日の目を見る、そんな二次創作が書ける人が来ればいいのにな
俺、VS野梨子の人のシリーズは自分の中で最高だった
それはそれとして
豆腐メンタルな作家さんに言いたい!
自分は試しに書いたらあらゆる点で酷すぎたらしく壮絶にスルーだったから(血涙笑)
作品として文章をちゃんとまとめ上げられる文章力を持ち合わせ
尚且つそれを受け入れてくれる他者がいる
それがどれだけ幸運なことなのかを
どうか理解して欲しいもんですのよ
29 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:10:52.86
あれだけ叩かれれば豆腐メンタルはもう無理だろ
30 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:16:56.18
豆腐メンタルさ謝ってるのにフルボッコされてワロタよwww
もう再起不能じゃね
31 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:24:43.30
>>28 煽てるとまた気持ち悪い小説書いて来るからヤメロ
32 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:34:20.12
>>13 それが魅録を巡ってじゃなく清四郎を巡ってならここまで叩かれなかった
33 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:34:40.60
>>25 美童の女たらしだけはファンも認めるかな
清四郎のファンには男も存在してそう(魅録とはまた違う男のファン)
だからややこしそうだ
34 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:41:04.45
>>28 豆腐さん。荒れるとさりげなく面白いの落としてくれたよね
文章の書き方でわかるもんだよ
35 :
名無し草:2013/12/09(月) 13:47:18.52
>>34 自分は豆腐じゃなくて味噌メンタルですよ
腐って発酵してるもの
でも叩かれると飛び散って張り付くからあまり叩かないことをお薦めします…
36 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:04:44.04
豆腐メンタルは新参者だろ
37 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:14:35.11
>>22 まさか清悠派と清野派がに友情が芽生えるとは・・
自分もニラヲチしたい
38 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:15:18.38
うーん…まあ…
叩くつもりはないけどあまり出てこない方がいいのではないかと
ここだけじゃなくて2ch全般でそれをオススメ
39 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:17:49.56
40 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:18:36.24
豆腐はいらない子
41 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:26:02.80
>>37 私もすごいムズムズしてるw
花園好きの人いるなあ
42 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:31:57.56
43 :
名無し草:2013/12/09(月) 14:54:06.84
44 :
名無し草:2013/12/09(月) 15:00:36.80
>>42 私もw
とりあえず豆腐さんの話はそろそろスレ違いかと
清四郎の良いところでもあげてく?w
45 :
名無し草:2013/12/09(月) 16:52:24.35
ここで、図太い私がリレー参戦。
今週中にUPする!
前スレで文句書いちゃったから、なんか、それ以降荒れちゃったしね。
初めて書くから下手くそだよ、多分。
阻止するには、誰かがUPするしかないよ!
46 :
名無し草:2013/12/09(月) 17:05:38.85
>>45 嬉しいよ、待ってる
でも次からは書き上げてから宣言した方がいいよん
「誘い受けだ」と大喜びで叩きに来る人がいます(2chはその辺ほんとに地獄です
ルールを守る事は自衛になるから目を通しておこう)
47 :
名無し草:2013/12/09(月) 19:50:34.80
つーか豆腐メンタルどうこう言って叩いてるやつも自演だろ
文章で分かるもんだよってお前こそ特徴有りすぎだろw
どんだけ魅野が嫌だったんだよw
ここにいるのなんかそれなりに皆BBAだろうにもう少しうまく出来ないの?
別カプも同時進行でも全然問題ないし、安価つけて続きでーすってやればいいじゃん
清野なり清悠なり自分から書けば?
リレー嫌なら単発でもいいし
48 :
名無し草:2013/12/09(月) 19:55:43.00
いつまでその話ひっぱるんだよ
49 :
名無し草:2013/12/09(月) 19:57:05.99
ああ、あげちゃった
ごめん
50 :
名無し草:2013/12/09(月) 20:02:25.06
煽りも喧嘩売りもイクナイ
作家に自分好みの作品を投下して欲しいっつー望みは皆同じでしょ
>>47もそう望んでいるならもうちょっと言葉を選んで上手くやろう
空気悪化させるのが望みなら上手くいってるが
51 :
名無し草:2013/12/09(月) 20:03:19.70
前スレ898は文章がアレだったねって言われたのがよっぽど堪えたんだよ
許しておやり…ってことでもういいじゃん
リレー始まると雑談挟めなくなるし萌え語りでも楽しもう
52 :
名無し草:2013/12/09(月) 20:13:35.88
でもさぁ、てにをはがおかしいとか文章力うんぬん言われるのは正直恐ろしくね?
プロじゃないんだし真剣に書いてても日本語が滑るのはありえるよ
作家さんは絶滅危惧種なんだからどんな作家さんでも今は大事に保護すべきじゃないの?
作家さんを叩く人が一番不要品
53 :
名無し草:2013/12/09(月) 20:17:06.06
文章が上手じゃなくてもぐだぐだ言ってるだけの人よりはなんぼか
いいわな
54 :
名無し草:2013/12/09(月) 20:41:29.08
実際のところ有閑ファンなんて大半はイイ年してるから
文章力はみんなそれなりに持ち合わせるのよね
(箱みたいなイレギュラーは除くとして)
結局、自分だって作家になろうと思えばなれないこともない、あえてならないだけだって思ってるから
作家さん達に対して妙に上から目線で辛口になるんじゃないかしらねー
でも言うは易し行うは難し
ちゃんと書きあげて投下してる人はやっぱりそれだけでエライと思うの
55 :
名無し草:2013/12/09(月) 22:44:07.33
まぁ898だけ気になったなぁって人は多かったでしょ
言わなかったけど自分もだ
他の人のは気にならなかったから余計だよ
目が滑る文章でもつっこむなって2chで求めてもなぁ…って不要な子とか書いてるからまた例の豆腐メンタル憎しな人ならごめんねw
56 :
名無し草:2013/12/09(月) 23:08:30.95
これまでの流れで感じたこと
箇条書きでも良いからビデオの真相を教えて欲しいってレスはいくつかあったよね
それで最初に始めた人が箇条書きにしてくれたら叩きが始まったよね
途中で入った作家さんは偶然で関係無いとおも
箇条書き書いた人が叩き騒動に謝罪したら間髪入れず豆腐メンタルと叩き開始
清四郎風に言うなら「僕ならバレないように少しは食べますけどね。」
示し合わせたように豆腐メンタルと呼び始めリンチ開始
連投規制ってもんもあるから連携プレーだろ
裏でシナリオがあるように感じるのは少数派のひがみかね
57 :
名無し草:2013/12/09(月) 23:12:01.88
展開が無理矢理だったのも不満の原因だったんじゃないの?って前スレでもなってたんだしそれはもういいじゃないか
本当にうまい人はサイト持ってやってるだろうし、ある程度で満足しましょうってことで
自分が下手って言われたからかねって結論は当たりの気もするけど
もう突っ込んでやるなとも思うよ
58 :
名無し草:2013/12/09(月) 23:26:40.19
ああ、この流れ…ニラニラする…
しかし今の自分じゃできないんだよな
59 :
名無し草:2013/12/09(月) 23:48:13.23
>>55 >>56 >>57 君らが何やら見えない敵と戦い出してるみたいで心配です
伝わるかどうか分かんないが
全スレでメンタル豆腐かよって書いたのは自分だよ
あと野梨子口調で謹慎なんぞする位なら続き書けよって書いたのも自分
ちなみに自分は清悠好きのリレー続けて欲しい派
最初の叩きにいきなり箇条書きネタバラシさんが土下座始めるから
こんなんでいちいち折れてても仕方ないだろ、
謝罪とかいらんから他人の振りしてまた次を書けよ
って土下座ストップさせるつもりで書いたんだけどね…
その後に便乗して叩いてた奴は居たが自分は知らんわ
なんで豆腐乱舞してんのよww
60 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:04:17.99
エベレストより高い上から目線に引いた
61 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:14:08.97
いつまでやってんだ
62 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:16:00.66
原理主義
63 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:20:28.71
64 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:27:51.18
65 :
名無し草:2013/12/10(火) 00:44:27.06
>>64 ……すみませんごめんなさい
次からは態度をもうちょっと改めます
66 :
名無し草:2013/12/10(火) 01:21:22.94
45で予告した者です、予想より早く書けたのでUPします。
3〜4レスいただきます。
一応、これまでのリレー展開を全部採用の流れで書いてます。
うっかり抜け落ちた設定があるかも知れません。
DVDの解釈は前スレの箇条書き解説と違う部分があり、嫌な方はスルーして下さい。
***************
夜、清四郎の自室。
剣菱邸で悠理が意識を失った、あの超常現象が起こってから。
清四郎は、自分の中にあった違和感が徐々に強まっているのを感じていた。
DVDを観たせいとは言い切れないが、魅録は高熱を出して入院した。
何故、魅録“だけ”が……?
いや、よく思い返してみると、魅録は観始めた頃からおかしかった。
発端はDVDでは、ない……?
剣菱邸で悠理は、もしかしたら、考えるのも恐ろしいことになっていたかも知れない。
悠理の霊感が強いから、で済むことだろうか。
彼女が言った『たこ焼き』の意味は。
そもそも、このDVDの、”呪い“は……。
「……むぅ、駄目ですね。考え方が散漫だ。」
独り言を声に出すのは、自分自身に自分の状態を把握させるため。
これまでのことをまとめて状況を整理しようとしても、どうも旨くいかない。
「大事なピース抜きでパズルをしているような、違うパズルのピースをはめようとしているような……。」
自分には分からない何かが膜のように存在することに、清四郎は少し苛立った。
ついつい、眉間にも皺が寄る。
何かしら根本を見落としているのかも知れない。
とりあえずは、全ての違和感が同じ元凶だろうという……
「思い込みを捨てましょう、か。」
パン、と太股を叩いて気持ちを入れ替える。
ちょうどタイミング良く、携帯電話が着信音を鳴らした。
手に取って画面を確認すると、相手は美童。
「珍しいですね、この時間帯に。今日はデートでは?」
「あぁ、ん、まぁね。ね。清四郎、今から時間ある?」
挨拶代わりの一言を軽く流して、美童は続ける。
「良かったらさ、今からちょっと出て来ない? 可憐も一緒なんだけど。」
69 :
名無し草:2013/12/10(火) 02:29:31.33
くだらない流れはこの辺でやめやめ
清四郎の萌え処についてでも語ろうよ―
清四郎は普段取り澄ましてる分、感情が表に出てる時の表情が好き
お気に入りは
修学旅行の悠理と一緒に縛られてる時のその野生の勘に聞きたいですよ珍しく髪がおりてる困り顔
婚約回の和尚にえーこじゃ言われてる時の恥ずかしそうな顔と
生徒会室に戻ってホッとしてる顔
裕也の時の男として見るなら反対する、の時の微妙な赤面顔と
バーで裕也が居た時のマズイ、って言ってる苦い顔
すっかり保護者のやれやれ顔
紳士は美少年が好きの回のお待たせのドヤ顔
予知夢回の悠理慰め顔とラストのそれはきっと正夢ですよの和んでる顔
どれも妙に可愛くってトキメくんですよ!
スパ回は表情豊かだったけど女装してなければもっと萌えれたのにぃ
70 :
名無し草:2013/12/10(火) 02:30:56.26
うわ、リレー来てた!?
ごめんね、リレーは下らなくないですごめんなさい!w
時間は少し遡る。
美童が清四郎に電話を架ける少し前。
女性を伴った美童は、洒落たバーのカウンターで可憐を見た。
カップルと揉めている……?
カップルの女が可憐に喰ってかかり、可憐は不機嫌そうに返している。
美童は自分の傍らにいる女性にそっと囁いた。
「ごめんね、なんだか友達がピンチみたいだ。……いいかな?」
「そうみたい、ね。……用事を思い出したわ。美童、また今度。」
微笑と共に美童の頬を撫で、その場を離れてくれる女性に埋め合わせを約束して。
美童は約束でもしていたかのように自然に、可憐をその店から連れ出すのに成功した。
場所を賑やかな居酒屋に変え。
普段ならもっと違う雰囲気の店を選ぶが、今は周囲の雑音に紛れる方がいい。
可憐はひどくご立腹だった。
「冗談じゃないわ、なんで、あたしがストーカーなんか」
カップルの男の方は可憐の元彼。
ホテルのエレベーターで彼の浮気だか二股を知って別れたらしい。
その時の女が可憐を覚えていて、さっきの店でたまたま出くわしたのを、
『元彼の後を尾け回している』と思い込んだようだ。
「あたしゃ終わった相手を追っかけるほど、ヒマじゃないわよ!」
サワー片手に断言する可憐の、今のお目当ては、あの店のバーテン。
元彼に店を教えたのは可憐だが、元彼がその店を気に入ったのは不運だったと言えよう。
むしろ元彼の方が可憐に未練アリのようだが、連れている彼女の手前か、
振った女に付きまとわれている……ことにされようとしていたのだ。
「自分の体裁のために女性を悪者にするなんて、同じ男として許せないね。」
美童は居酒屋ワインで慰め半分、ホンネ半分。
もっとキツいことを言ってやれば良かった、と片眉を上げる美童に。
そんな気分にすらなれなかった、と可憐は首を振った。
「こんな男に惚れてたバカな自分、そんな言い訳を信じるバカな女……」
呟きは小さくなって、周囲には聞こえない。
美童は、どんな女性を口説く時より別格な笑顔を見せる。
「そうだ。せっかくだから誰か呼ぼうよ、清四郎とか。」
「そうね。恋愛オンチに一説教してやろうかしら。」
電話を架ける美童の横で、ふと可憐は呟いた。
「広松涼子は、ホントにストーカーしてたのかしら?」
*********
73 :
名無し草:2013/12/10(火) 02:44:06.02
以上です。お付き合いありがとうございました。
良かったら続きお願いします。
74 :
名無し草:2013/12/10(火) 02:52:47.23
>>67 おつ!
たこ焼きルートからの本格路線に情熱を感じますw伏線整理されてバトンもこれで続くかな?
それと途中割り込みごめんなさいぃ…
75 :
名無し草:2013/12/10(火) 06:20:56.92
せっかく投下あったのにすっごく腹立ったから御免、1レス借りる
>>66 見て来たよ
清悠か清野の続きを書いたら反省したことにしてやるって何様なの他人ごとながら憤死しそうです
少数派は清悠派と清野派の家来か?バカにするのもいい加減にしろ
>>67 作家様、リレーの続きありがとうございます
初めてなんて言ってたけどおもしろかったです
また機会があったら書いて下さいね
76 :
名無し草:2013/12/10(火) 07:25:54.92
なんつーか
耐性ない人本当に多いね
年齢層高い割に2ch慣れしてないというか
初期からいた人ってあまり残ってないのかな?
いや、ご新規さんは大事だけどもさ
77 :
名無し草:2013/12/10(火) 07:32:22.50
78 :
名無し草:2013/12/10(火) 07:33:21.94
ストップ憤死
上から目線カキコした人間だけど
書き方まずくて複数の人間をキレさせたらしい事は理解した
悪かった
次にカキコすることあれば注意は払う
殺伐空気を続けたくは無いのでもうこの辺で勘弁して欲しい
怒りが収まらないから叩き続けると言うならそれはそれで仕方ないが
>>75 一連のカキコについては「謝罪とかする必要なんてない」
「それでも謝罪だ謹慎だ続けるならいっそリレーの続き書いてくれそっちの方がみんなが喜ぶ」
繰り返すが自分の主張はこれだけなんだよ
派閥については全く頓着してないし少数派閥だとかの意識がそもそも無い
バカにもしてないし家来だとかも思ったこともない
自分の派閥をわざわざ明記したのはよくわからんうちに
自分のカキコが清野だアンチ魅野だと分類されはじめてたからだが
>>67 空気悪い中での投下ありがとうね
リレーが続くのが純粋に嬉しいんだ
79 :
名無し草:2013/12/10(火) 07:43:05.58
>>77 知ってるよ
このスレができる時からいる
2chはもっと前からだが(別に誇れることではないがw)
ここに作品投下する以上、叩かれるのは織り込み済w
叩かれたくないけど作品発表したいならサイトの方がいい
80 :
名無し草:2013/12/10(火) 07:53:18.81
>>79 ゾヌ知ってる人がいて私は心から嬉しい
ついね、ビーグル犬見るとゾヌ、コリー犬見ると男山って呼んじゃうのよ
81 :
名無し草:2013/12/10(火) 08:15:39.97
謝るくらいなら言わなきゃいいのに
誤解させたっつーより偉そうに見せたとしか思えない上から目線の書き込みだったよ
しかも豆腐メンタル言い出したのは私とか、誤解も何もお前失礼だろw
何今更違うんですぅって浮気見つかったやつみたいな無駄な言い訳してんだ?
82 :
名無し草:2013/12/10(火) 08:44:59.32
>>78 ずっと我慢してたけど箇条書き書いてくれた方には楽しませてもらい
笑わせてもらったから言わせてもらう
箇条書き書いてくれた方がどんな思いで謝ったかその気持ち考えた?
テンプレの
>>7一番下を一億回読んでみなよ
謝ってる人に土下座だ豆腐だって面白いと思って言ってんの?
他人の私でさえ不愉快極まりない失礼だと思うぐらいだから謝った人はもっとだと思うよ
自分が書いたレスの下は読んだ?空気読んでのフォロー入ってるってどういう意味か分かる?
箇条書き書いてくれた方の謝罪は作品投下でしか受け入れないけど自分は簡単に許せと?
自分の欲望だけが優先としか思えない。
豆腐だ豆腐メンタルなんて名前付けられて叩きに持ち込んでおきながら
叩いている人が一人だとどの口が言える
一人だって決めつけられることは一人だと知ってる人だけだってね
スレのみんなごめんね。
83 :
名無し草:2013/12/10(火) 09:10:06.02
>>82 おまえさんもテンプレよく読もうぜ
リレー投下したり話を変えようとしたりしてくれてる人がいるのに、ごめんと言いながら
いつまで続けるのだ
議論したいなら他へ行け
それからリレーの人ありがとう
初めてと言っていたけどとても楽しめたよ
84 :
名無し草:2013/12/10(火) 12:37:33.91
バレバレwww
>>72 ありがとう
可憐と美童が中心で嬉しかった
85 :
名無し草:2013/12/10(火) 12:49:38.43
有閑倶楽部の中で精神的に打たれ強いのって誰だと思う?
私はテニスの時を考えると意外と美童みたいな気がする
一番弱いのはなんだかんだで作中3度もプライドが砕けてる清四郎W
86 :
名無し草:2013/12/10(火) 14:01:27.24
>>85 清四郎は一度崩れると弱そうだよねw
美童は土壇場で強みを発揮するタイプかね
普段から自分の弱い部分を隠さないのも強みかも
万が一最悪の状況になっても受け入れるのが早そうw
魅録はどうかねえ
87 :
名無し草:2013/12/10(火) 14:29:52.36
私も美童かなって思う
精神を鍛える場面が(ブスに迫られつつ演技で好意あるふりとか)多いし…
二股かけられたら女装して仕返ししようとしたりしてるし立ち直り早いよね
清四郎はプライド高い分折れたらしばらくうざそうw認めるまでが長そう
魅録はある程度悟ってそうだからなぁ
精神的にガタガタになることあんまり想像出来ない
88 :
名無し草:2013/12/10(火) 16:44:29.68
可憐は傷つきやすいけど立ち直りがめちゃくちゃ早いタイプ
傷が深くなる前に無意識に回避してる気がする
悠理と魅録の場合は順応性が高いから
大抵の事では傷つかないけど
傷ついた時は重症になってるよーな
悠理は蛇も古い建物もトラウマになってるし予知夢の時はヨレヨレになってた
魅録は人殺したと思っただけで寝込んでる
野梨子は傷付いてるシーンがあんまり思い浮かばないW
清四郎と喧嘩した時位かな…?
89 :
名無し草:2013/12/10(火) 17:03:54.75
人殺しただけってだけってことはないんじゃないか…すげーこと言うなwww
女性陣は皆腹くくったら強そうだからなぁ
落ち込んでる場合じゃない時は普通に奮起する場面しか想像出来ない
90 :
名無し草:2013/12/10(火) 18:09:40.16
なんとなく
傷ついても立ち直りが早い:美童、野梨子、可憐
立ち直りに時間がかかる:清四郎、悠理、魅録?
なイメージ
91 :
名無し草:2013/12/10(火) 19:24:48.08
魅録はあの家庭環境でグレちゃった?程度には心の葛藤がありそう。
まあ、精神的にはまあまあ大人なイメージ。
92 :
名無し草:2013/12/10(火) 20:36:23.01
家庭環境がちょっと寂しそうなのは魅録と可憐かなぁ?
でもどのキャラも親は忙しそうだからそれなりに寂しい幼少期を送ってるかもね
性格がみんな歪んでるのはそのせいかしらん
93 :
名無し草:2013/12/10(火) 23:29:34.45
幼少期に限定すると、みんな両親乃至は片親多忙そうだから
いわゆるほのぼの家族団欒は少ない気はするよね
ただそれだから家族の愛情不足と言うのはちょっと違う感じ
いざって時は頼りになる家族だから悪い意味で精神的に歪んでる感はあんまし無いな
清四郎のあの性格は環境以上に持って生まれた底意地の悪さって気がするし
そんな清四郎が好きなんだけどww
>>92 魅録も可憐はどっちもメンバーの中ではわりと常識人だから
一般的な家庭とは違うって意味での寂しさは感じてそう
魅録は軽くグレてもすぐ落ち着いた感じ
有閑倶楽部入った頃はもうバイクや族の友達と遊ぶのが楽しいから、ってスタンスっぽいし
94 :
名無し草:2013/12/10(火) 23:39:39.32
家庭環境って意味では美童と野梨子が比較的安定してるっぽい?
両親同居でパワーバランスが極端でも無さそうだし
どっちの両親も夫婦としてはわりとフツーっぽい
あ、清四郎んちもそうか…
95 :
名無し草:2013/12/11(水) 00:12:11.12
家族としては清四郎の家が一番普通っぽく見えるかも
96 :
名無し草:2013/12/11(水) 04:55:08.14
>>95 悠理や魅録の家に比べたら両親はわりと普通の人っぽいよね
野梨子の両親も仕事持ってるけど感覚はまともそうだし
そう考えると家庭事情が性格に直接出てるのって悠理くらい?
美童は父が元プレイボーイっぽい感じだったけど
97 :
名無し草:2013/12/11(水) 06:25:26.91
清四郎の家もあまりまともじゃないんじゃあ…
高校生の息子を普通に手術室に入れてるやんw
グロ慣れしてる位だし、医者になること期待されて小さい頃から病院出入りしてるんだろね
親も手術とマッサージで取引してる人だし
清四郎の人に対するシビアさは人命に割りと達観しちゃってるせいもあるんじゃないかなぁ
98 :
名無し草:2013/12/11(水) 07:16:22.44
夫婦仲に関してはどこも良さそう
清四郎のところも変わってるかもしれないけど家族は仲良しそうだよね
99 :
名無し草:2013/12/11(水) 10:54:40.85
打たれ強いのは誰というテーマから家庭環境へ脱線してるだろ
お前ら何も学んでないんだな
100 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:03:51.25
まあいつものことだ多目に見てやれ
無駄口叩いてる暇があるなら清悠の続きを書くぐらいの奴はいないのか
101 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:07:11.93
まぁまぁ、精神的打たれ強さを考えるとき
周囲の環境は大事な要素じゃない?
可憐が家族話に脆いのは片親だからだし
おっとり両親の割に野梨子の肝が異常に据わってるのは
清四郎にも一部原因ありそう
元々の強さもあるだろうけど
「清四郎が居るから大丈夫」のお守りがあるから
ちょっとやそっとじゃ揺らがないのかも
だから清四郎が離れて行きそうな時は揺らぐ揺らぐ
102 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:11:36.29
清四郎と野梨子はお内裏様とお雛様のように一対の存在だからね
どちらかが離れることになったらお互いに揺らぐだろうな
清四郎も野梨子が裕也に心を惹かれそうになったら冷静さを装っても動揺してたし
切っても切れない星の下かな
103 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:30:12.59
清四郎も野梨子に頼られて自信を付けてる部分があるよね多分
でもだからと言っていつまでも切れずに二人の世界でベッタリなのは私はちょっと…
倶楽部の結成の時だって清四郎は野梨子にどんどん外に出るよう促してたし
淋しいながらも清四郎は普通に手を離す準備してるんじゃないかな
婚約騒動と裕也の2編で野梨子が清四郎離れして成長しつつあるんだな、って思ってた
でも君に愛の花束をであっさり振り出しに戻ったっぽくて「おいおい」ってなったけどw
104 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:35:48.01
振り子のようなもんだよ
野梨子が左右に振られ清四郎離れしたようでも
最後に戻るところは清四郎なんじゃない
105 :
名無し草:2013/12/11(水) 12:57:16.68
原作読んだって最初から家は近所で幼馴染
幼稚舎から登下校は一緒、いつも一緒って設定なんだから
決まってるようなもんじゃん
106 :
名無し草:2013/12/11(水) 13:24:35.35
まあ幼馴染とは言ってもあれだけ一緒にいる関係も珍しいから色々妄想はできるよね
ところで、清洲さんて自由人で家を空けることも多そうなイメージがある
あの旦那さんと一緒になりお茶の世界の人間関係もこなしてる野梨子のママは
おっとりしてそうに見えてかなり肝が据わってるんじゃないだろうか
107 :
名無し草:2013/12/11(水) 13:51:03.17
ここ最近は鯖落ち多いね
スレも飛びそうで心配だな
108 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:15:56.43
野梨子と清四郎は本人だけじゃなく両方の親も親戚同様に認め合ってるところが強みだ
109 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:38:02.45
清四郎と野梨子は誰がどう見ても鉄板カプだよ
110 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:42:45.83
>>106 野梨子って母親似だよね
顔のパーツなんてまんまw
時々大胆な行動に出るのは父親の血かね
111 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:45:35.90
大胆な行動に出るのは清四郎の影響でしょ
112 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:47:54.58
清四郎が幼い時から傍にいなければただの大人しいお嬢様だったかもね
113 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:49:13.90
清四郎も野梨子を守りたくて強くなったんだから一心同体なんだよ
114 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:54:46.25
御大本人が有閑内でカップルが成立するとしたら清四郎と野梨子だと言ってたしね
115 :
名無し草:2013/12/11(水) 15:59:03.16
人それぞれかもしれないけど、個人的には野梨子の強さは先天的なものだと思う
もちろん清四郎に影響されてる部分もあるかもしれないけど
幼少期を考えるとむしろ清四郎の方がもっと普通の男の子で、おとなしいと思ってた
野梨子の強さにかなり衝撃を受けてたイメージ
116 :
名無し草:2013/12/11(水) 16:07:21.99
げんじつ…
117 :
名無し草:2013/12/11(水) 18:55:15.97
>>114 ん?作者が言ってたのは、
魅録じゃなかったっけ?
118 :
名無し草:2013/12/11(水) 19:30:30.72
清野厨はこれだから困る
>>6は早めに変えた方がいい
119 :
名無し草:2013/12/11(水) 19:46:26.71
>>99 2ちゃんのスレの話題なんて井戸端みたいなもんだし
120 :
名無し草:2013/12/11(水) 19:49:09.73
>>115 幼稚舎の悠理との喧嘩があって初めて野梨子の気の強い一面を知ったんだよね、清四郎も
あの喧嘩が無かったらこの二人どう育ったのかな
清四郎は興味の範囲は狭めの勉強第一、品行方正で真面目な優等生
野梨子の芯の強さを清四郎は知らない訳だから
僕が常に守ってあげなくっちゃ!
ってぴったりくっついて近寄る男みんなに威嚇してるみたいな?
ただし弱いからすぐ負けちゃう訳だけどw
野梨子も清四郎の誘導がなければ外の世界には飛び出さないだろうから
可憐の言う高慢お嬢様のまま「清四郎が居るからいいですわ」で世間知らずな子になっちゃうのかもw
121 :
名無し草:2013/12/11(水) 21:32:59.14
>>118 う〜ん、ほんとに清野厨だと思う?
こんなわざとらしい連投するかな
嫌いなタレント叩くにはヲタナリするのが一番効果的なようにわざとやってる気もする
122 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:00:25.93
>>121 だよねえ・・・
げんじつ臭がするのだが
123 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:21:24.60
数分刻みの断定口調な清野畳み掛けは、対立煽りたいだけのひとり連続投稿じゃないかなぁ
御大発言を間違ってるのも、その反論で荒れるのをワクテカしてるのかなって
あと
>>118もその一連の人に見えちゃったんだけど違ってたらごめん
124 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:28:44.28
>>123 118については同じこと思ってた
一番言いたかったのは
>
>>6は早めに変えた方がいい
これじゃねえのって
125 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:28:50.03
>>121>>122 若干の手口は変えてるようだけど
前スレから清野厨にみせかけたげんじつ風味を感じてたな
126 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:51:04.54
同じこと感じてた人いたんだ。
自分は前スレの
845 名前:名無し草 投稿日:2013/12/02(月) 00:09:47.73
>>841 6割が清野好き
3割が清四郎ファン
1割がその他キャラファン
こっそり息を潜めてたまにどっと湧き出る清悠好き
ここから違和感を感じ始めたな
127 :
名無し草:2013/12/11(水) 22:54:05.60
>>124 だよねw
でも、結局テンプレにいくら入ってても釣られる子は釣られちゃうんだよね
耐性無くてスルー出来ない人が疑心暗鬼に陥って
ボロボロ脱落してくのを見るのはもう嫌だなぁ…
128 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:01:14.09
そこで犯人捜しして更に疑心暗鬼煽ってどうするのさ
攻撃的な内容書かれてたら何者であれ、とにかく言い返さないでひたすらスルーでいいじゃない
単に口調が乱暴な人ならスルーされれば気付くでしょ
129 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:01:59.21
住人少ないんだから否定や叩きよりも妄想で雑談した方が楽しいのにと思うのは私だけでしょうか
130 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:03:03.17
野梨子主役が嫌いだもんな
131 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:09:14.07
つまり
>>130のように前後の流れから外れていて攻撃的で真意が読めないレスはどんな事情があろうとも全部スルーする!以上!
人の量は多くないし暴れてる人間はすぐ見えると思うんだ
楽しくやりましょー
132 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:14:12.97
自分もげんじつ臭を感じてたけどここではなるべくスルーだね
勇敢
133 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:27:04.01
換気も兼ねて妄想話のお題を振ってから寝ますね
有閑倶楽部の各キャラ、もし告白するならどんなシチュエーションで
どんな台詞で誰が誰に言うか、是非みなさんの妄想をw
私も思い付いたら書きます…
134 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:30:01.14
萌え話しでは無いが松竹梅邸の謎が多い
母屋に魅録の私設工場があると時宗さんが言ってたが
家族がすぐに飛び込んで来るから魅録の部屋は離れじゃなく
母屋続きの建て増し続き部屋に感じる
てっきり平屋だと思っていたら千秋さんが二階に上がるのがだるかった発言があるから
二階建ての家だったのかと
良く登場するわりには謎が多い家だ
135 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:31:27.53
136 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:39:30.71
いやいや魅録のうちの謎も考察してみようよw
私が気になってるのは男山って室内飼いなのかどうかかなぁ
コリーはものすごく毛が抜けるから文さんが大変そう…
137 :
名無し草:2013/12/11(水) 23:50:50.26
>>136 広そうな庭だから庭で放し飼いじゃないかな
警察犬ならトイレコマンド入ってるだろうし
138 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:01:36.34
こたつとか布団に一緒に居るコマがたまにあるのよね
でも確かに庭は広いだろうしやっぱり外かな〜
昔かたぎの時宗さんが犬なんぞは庭で飼うものだ!飯は残飯で良い!って言いそう
そして犬好き千秋さんがまた家出をする、と
139 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:11:32.29
母屋には入れるけど魅録の部屋には入れないんじゃないかな
コリーも含め換毛期の大型犬は座布団作れるぐらい毛が抜けるもん
普段の日でも抜け毛が飛び散ってプルプルやられたら・・
作りかけのプラモや精密機械いじってたら悲惨なことになるよ
140 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:21:13.62
141 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:22:38.11
松竹梅家は敷地広そうだよね
やはりお武家さまだったのかも
公家と武家ってなると魅録が一番家柄がいい感じかな
142 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:28:42.09
日本刀振り回してるとこあるからお武家様っぽいよね
いくら千秋さんが「はい」と言ってもそれなりの家柄じゃないとね
公家は菊のご紋だが政府は桐のご紋
警視総監になるぐらいだし、大阪へ法事に行ってるし羽柴系のお武家様かな
143 :
名無し草:2013/12/12(木) 00:43:47.60
清四郎父は苦学生で腕一本でのし上がったみたいのがいいけど
一代で都内にあの大病院は無理だよね
代々医者の家系だろうな
清四郎母はのんびりしてるから裕福な家の娘さんって感じがする
144 :
名無し草:2013/12/12(木) 01:19:52.35
でもあまり名家だと魅録って跡を継ぐのをすっごく嫌がりそう
俺の力で作ってないもんは要らねぇやって家出して別に世帯持ちそうだわ
145 :
名無し草:2013/12/12(木) 01:52:56.63
嫌がって無いんじゃない?
最初の方で出て来たラジコンヘリってものすごく高いし
あれだけのメカいじり出来る私設工場なんてちょっとした町工場つくるぐらいお金かかる
バイクや車を何台も買い替えてるし
魅録の弱点はわりと金銭感覚が無いところかもしれない
146 :
名無し草:2013/12/12(木) 02:05:09.32
千秋さんにおこづかい山ほどもらってるのかしら。
147 :
名無し草:2013/12/12(木) 02:10:16.13
そろそろ本題の
>>134に話を戻した方がいいと思うが
148 :
名無し草:2013/12/12(木) 08:35:17.05
本題って(苦笑
149 :
名無し草:2013/12/12(木) 09:26:22.76
可憐以外は割りと金銭感覚狂ってそうw
というか、皆カジノとかやってる時点でアレか…可憐も自分磨きには金に糸目つけない感じだし
やっぱりお金持ちだからね
150 :
名無し草:2013/12/12(木) 10:20:59.66
あれが彼らにとっては普通の金銭感覚なんだよ
151 :
名無し草:2013/12/12(木) 10:56:44.50
悠理なんかは100万が1000円くらいの感覚なのかもな
でも清四郎は株やってるし意外とみみっちいかもしれない、他人の金だから遠慮が無いだけで
でも後半に行くにつれ段々しょぼくなってったなw
居酒屋で会費1万の海の幸宴会ではしゃぐセレブ…
152 :
名無し草:2013/12/12(木) 12:15:46.18
可憐は本当に庶民感強いからなあ。
おかげで一番妄想が進む。
誰と一緒になっても大玉の輿。
153 :
名無し草:2013/12/12(木) 13:23:16.67
どれをターゲットにしても超優良物件なのに可憐がみんなを狙わないのは
美童もだけど友情が一番大事で倶楽部内恋愛を意識的に自制してるんだろうね
実は精神的にいちばん大人なのは二人なのかも
最初から人生で恋愛に価値を見出だしていない清四郎と
まだその感覚が幼稚でおっかなびっくりで避けてる魅録と野梨子
未熟児過ぎてあるかどうかすら分からない悠理
確かにこの中でもっとも可能性があるのは
ふとした時に意識しあいかねない魅野なのかも
154 :
名無し草:2013/12/12(木) 13:53:20.59
チチとあれだけの大恋愛をした魅録が恋に未熟とは思えないな
でも野梨子と魅録って恋の落ち方が似てるから
>>153さんがおっしゃる通り、ふとした瞬間に意識し合いかねない二人かも
一番妄想が膨らむ二人かな
155 :
名無し草:2013/12/12(木) 14:04:58.65
だけど野梨子には清四郎がいるわけで、そこをクリアするのが難しい。
魅録は清四郎に遠慮しそうだしな。
清四郎と魅録がジリジリしてる間に、ひょいっと美童が取っていったら面白い。
156 :
名無し草:2013/12/12(木) 14:25:33.37
>>136 「白鹿野梨子に〜」の時と「紳士は美少年がお好き」の時も
夜に帰って来たら庭から男山登場したから庭で放し飼いかな
157 :
名無し草:2013/12/12(木) 15:16:25.34
>>146 千秋さんも金銭感覚無いから無制限のクレジットカードに小切手まで渡してるかもね
158 :
名無し草:2013/12/12(木) 21:06:30.02
>>133だけど
波風立たない美童で妄想してみた
美童の場合、誰が相手でも強引で苦し気に声を圧し殺しての壁ドン告白が理想
…というよりそれくらいしないと真剣だって事を信じてもらえなさそうでW
「愛しているんだ!ずっと、ずっと前から…
そうさ、僕だってこんなこと言うべきじゃないって、友達なんだからって抑えてきたさ!
だけどごめん、もう限界なんだ…っ
信じてもらえないのは分かってる
―――でも君以外に、君以上に愛せる人なんて、僕にはもう見つけられない…!」
的な感じ
159 :
名無し草:2013/12/12(木) 23:56:54.26
壁ドン笑ったw
160 :
名無し草:2013/12/13(金) 01:11:26.92
清四郎も壁ドン似合いそうだw
魅録はそうでもないな。
ナルシストの要素がないと壁ドンはダメなのかな。
161 :
名無し草:2013/12/13(金) 03:11:34.74
壁ドンは相手が逃げ出したりするんじゃないかっていう恐れがあり、それを防ぎたいからやる訳で
相手に拒まれることに恐れを感じず、何事にも自分に正直に動きそうな魅録には、
あんまり似合わない告白方法なのかも?
ただ、倶楽部内の誰からの告白も、
「変な冗談はやめてよね」って軽く笑いながら拒絶しそうな可憐が相手だったら
壁ドン発動しやすそう
162 :
名無し草:2013/12/13(金) 04:45:24.53
清四郎が悠理に告白する時はだな
言葉などいらぬ、いきなりキスに決まってるだろ
163 :
名無し草:2013/12/13(金) 05:05:25.70
>>161 確かに可憐相手で魅録→可憐だと壁ドンありかもなー
逆だとむしろ魅録の方が壁ドンされそうだけどw
でもなんだかんだいって可憐が一番動かないかな
他の女子二人が好きな相手だと黙って身を引きそうなんだよね
164 :
名無し草:2013/12/13(金) 05:34:18.27
短編ショートショートでいいから
誰か告白小説書いてくれーーー土下座
165 :
名無し草:2013/12/13(金) 06:57:03.22
166 :
名無し草:2013/12/13(金) 07:51:32.65
魅可は隠れファンが多い気がする
167 :
名無し草:2013/12/13(金) 07:55:57.93
>>163 可憐の方が壁ドン同意
むしろ胸倉掴んで「どうしてあたしの気持ちがわからないのよ。」って
攻められそうかなw
168 :
名無し草:2013/12/13(金) 08:38:01.76
私も魅可好きだ
壁ドンって相手を壁にドンなの?
自分の拳をドンかと思ってたよ。(一人芝居風味)
169 :
名無し草:2013/12/13(金) 08:57:50.74
私は清悠好きです(`・ω・´) シャキーン
170 :
名無し草:2013/12/13(金) 12:14:27.06
>>169 おまえさん、少しは空気読んで発言しような
171 :
名無し草:2013/12/13(金) 14:39:42.74
172 :
名無し草:2013/12/13(金) 16:28:55.09
別に隠れなくても…
173 :
名無し草:2013/12/13(金) 17:26:38.43
初期魅録だったら壁ドンぴったりなんだけどねー
魅録と可憐だと魅録がウブで可憐に押されまくりか逆に初期魅録入ってて
おとな〜な二人が思い浮かぶ
174 :
名無し草:2013/12/13(金) 19:17:08.74
魅野は告白するつもりでバイクで海に行って寒くないかって上着を掛けて裕也と丸被りして野梨子泣き笑いの告白
悠理は誰が相手でも「あたいから逃げられると思ってんのかよ!?」って蝉ドンでの告白
こんな妄想しか出来ない自分の心の背骨は多分曲がってる
誰かロマンチックください…
175 :
名無し草:2013/12/13(金) 19:28:51.36
>>168 壁ドン:壁まで相手を追い詰め、その正面に立った上、相手の顔の両脇に自分の両手(まれに片肘)をドン!とついて相手が逃げ出さないようにする様。
顔を近付けて熱く囁きかける行動が後に続くことが多い。
本来の壁ドンは隣の部屋がうるさい時に壁を叩いて相手に抗議する様、またされる事を言う。
176 :
名無し草:2013/12/13(金) 21:27:47.86
清四郎は壁ドン似合いそうよね〜
特に可憐相手だとドs全開で迫りそうw
「……可憐はなにも分かっていませんね。僕が今までどんな目であなたを見ていたと思うんです?」
「しっ…知らないわよ!もう冗談はやめて!…離してってば!!」
壁ドン
「………こんな目ですよ、可憐」
「…っっ…」
なハーレクィーンになるのは私だけかしら
この二人のラブ妄想は有閑倶楽部以外の御大漫画の気配になるのよね…
177 :
名無し草:2013/12/13(金) 21:33:56.62
>>174 安心して下さい
ここにも一人、全く同じこと考えてた心の背骨が曲がってる者がおります
ロマンチック欲しいです
178 :
名無し草:2013/12/13(金) 22:19:11.16
清悠の場合は逃がす訳がないので壁ドンは無い気がしました
そしてロマンチックはどこにもない
「このサディスト!お前なんか大嫌いだぁっ!!」「それは残念ですね、ですが僕はお前が好きですよ」
「…う、うそこけぇ!!またあたいをからかってるんだろ!?あたいのことなんて好きでもなんでも無い癖にぃ!」
「心外ですな、僕の好意が伝わっていないとはね。
大体お前みたいにトラブルメーカーで迷惑な奴、好きでもなけりゃとっくに見棄ててます」
「なにおぉっ!?なんだよ、見棄てたきゃ見棄てればいいだろ、あたいは別に頼んでないやい!」
「……ほー、よく言いますな。分かりました、今後は遠慮なく見棄てることにしますから。
ただし3回の礼は先にしてもらいますからね」
「へ?…なんだよ、その3回って」
「毒を飲んだ時と日本刀で切られそうになった時、それに銃で撃たれかけた時。
僕が見棄てていればお前が死んでいた回数です。」
「う………っ…
わ、わーったよぉ、礼ぐらいはしてやるよ、何が欲しいか言ってみやがれ!!」
「ふふ、そんなに大したものじゃありませんよ。
そこで死んで終わっていたであろうおまえの人生の残り時間を全部僕に寄越しなさい。
なに、たったの3回分、さして長くはありませんよ」
「……ねぇ、あれってさぁ、3回生まれ変わっても一緒に居たいってことでいいのかなぁ…?」
「……心の背骨が曲がってる男の告白の意味なんて、あたしが分かる訳がないでしょ?
ま、あたしに分かるのは、きっと一生悠理は逃げられないんだろうなってことだけだわ」
179 :
名無し草:2013/12/13(金) 23:45:14.27
>>174さんに捧げます
「野梨子、毎日見舞に来てくれてありがとな。明日には退院できそうなんだ。」
お礼を言われて野梨子は頬をほんのりピンクに染めて俯いた
「お礼にさ、退院したらどこか好きなところへ連れて行ってやるよ。どこがいい?」
「よっ横浜・・・」
「よしわかった。退院して一週間後の日曜日、横浜へ行こうな。」
夢見ていた魅録との横浜デートを魅録の方から誘って下さるなんて…
野梨子はさっそく着て行く服やバッグを買いに出かけた
なぜか勝負下着まで購入
夢にまで見た魅録の車の助手席
嬉し恥ずかしで会話にならないまま車は高速へと入って行った
野梨子は『横浜』の標識がいつ見えるかを期待しながら過ぎる標識を目で追ったが…
『横浜』を通過してしまった。
えっ?と思ったが魅録が何か意図してのことだろうと魅録に任せてたが…
着いたところは江ノ島が一望できる片瀬西海岸。遠い記憶が…
「誰もいないから冬の海っていいんだよな。野梨子、寒いだろ、上着着ろよ。」
肩に掛けてくれた魅録の上着はタバコの香りがして魅録のものであるけれど
――私、横浜と言ったはずですけどここは湘南。それに被ってる
「みっ魅録の、その、あの、天然なとこがだっ大好きですわ。」
泣き笑いで告白する白鹿野梨子さんのセカンドラブであった。
180 :
名無し草:2013/12/14(土) 00:34:30.48
ロマンチック来てたぁ!w
ド天然魅録に涙目野梨子が可愛いすぎるwww
これ、出来ればリレーにそのまま組み込んで欲しい…
181 :
名無し草:2013/12/14(土) 02:18:40.13
リレーは清悠で進み始めてるから横槍はマズイよ
182 :
名無し草:2013/12/14(土) 11:21:46.47
告白・・・
古風な野梨子は手紙が似合いそうだなぁ、ってことでコネタです。
在任期間が切れた父と共にスウェーデンに帰る美童。
「これは私の気持ちですの。読みましたらきっとお返事下さいましね」
そう告げ、野梨子は頬を染め恥じらうようにそっと手紙を美童に差し出した。
「うわーん、助けてよ、清四郎!
野梨子の手紙、一体なんて書いてあるんだよ?
これじゃいつまで経っても返事出来ないじゃないかぁあっ!」
「……駄目ですよ、野梨子は読めましたら返事を、と言っていたのでしょう?
古典を疎かにしたのは美童です。
精一杯自力で頑張るんですな」
美童からのメールに添付された画像。
そこに映るのは流麗な草書体で記され、和歌を取り混ぜた達筆過ぎる手紙だった…。
183 :
名無し草:2013/12/14(土) 11:25:47.99
>>182 乙です
おもしろかったw
美童にはハードル高すぎるラブレターだね
184 :
名無し草:2013/12/14(土) 15:58:26.74
清野、魅悠、美可こないかなぁ…
好きな告白シチュみんな遠慮せず書けばいいのに
185 :
名無し草:2013/12/15(日) 03:39:21.98
>>179 本当に素敵だった!
これリレーでもいいくらいだ
話分岐してもいいじゃん
もちろん、清悠も楽しみだけど
>>182 ワロタw
難解過ぎて手紙読めなくて古典に強い彼女に頼ったら平手打ちされるまで想像した…w
186 :
名無し草:2013/12/15(日) 10:22:32.41
リレーには関係無いけれど、何となく更に
>>179の続きを書いてみました
苦手な方はスルーして下さい
187 :
名無し草:2013/12/15(日) 10:23:23.91
――もう横浜でも湘南でも鎌倉でもどうでもいいですわ。場所じゃなく魅録とデートできた事ですわよ。
おまけに被ってる…ということは…そろそろこの辺りで抱きしめられて
『野梨子に初めて触れる男が俺でごめんな。』なんておっしゃるのかしら
違いますわね。初めては裕也さん…いいえ、魅録に抱きしめられるのも初めてですから良いんですのよ。
あら、通過?どこまで歩くおつもりなのかしら。私たち、どこへ行こうとしてるのかしら?
「なあ野梨子、どうして湘南なんだ?サーフィンでもするなら寒くても絶好の場所だけど
それ以外、この時期は何にもないぜ。」
!!!!!!――やっぱり天然…
「なっ何となくきっ来てみたかっただけですわ。」
今更、行きたかったのは横浜だとは言えずそれとなく話を合わせてみたら
「野梨子って天然なとこあるよなあ。」
魅録がクスリと笑った
――どちらが天然ですのよっ!
毒づいてやりたい気持ちになるけれど一緒に居られるだけで嬉しいから微笑み返す。
188 :
名無し草:2013/12/15(日) 10:24:12.39
ヘーックシュンッ!突然、魅録が大きなクシャミをした。
「私が上着をお借りしてしまったから。また熱を出して入院になったら大変ですわよ。」
「いいよ。また入院か…悪く無いかもな、野梨子が毎日見舞に来てくれるだろ…」
魅録の顔は江ノ島を向いていて表情が見えないけれど野梨子の心臓は魅録に聞こえそうなほど高鳴った。
「よっ横浜!悪い野梨子。俺、横浜と江ノ島、桜田門外の変と本能寺の変、このふたつ、良く間違えるんだよ。
本当に悪い、親父のこと秘かに桜田門の変って呼んでるから間違うんだよな。」
帰りの車の中、魅録は冷や汗タラタラだった。
「この埋め合わせは絶対にするよ。次の休日には横浜行こうな、いいだろ野梨子」
野梨子はなぜ江ノ島と本能寺の変が関係あるのか良くわからなかったが、桜田門のおかげで
また魅録とデート出来るのが嬉しくて大きく頷いた。
しかし、次の休日に待っていたのは清四郎と悠理が主催する魅録快気祝いの寄せ鍋風シャブシャブだった。
「最近、あの二人は仲がよろしくてよ。」
野梨子はそっと魅録に耳打ちする。
可憐は若いけど有能で将来性のある魅録の主治医をゲットして幸せ気分。
美童は清四郎に調査を頼まれて行った弱くて知り合いの少ない大使館で美人大使館員をゲット。
周りから見れば野梨子と魅録もロマンスが始まりそうな雰囲気なのに気付いていない天然二人だった。
189 :
名無し草:2013/12/15(日) 17:55:42.25
>>187 思考が黒い野梨子にワラタ
清四郎がすっかり寄せ鍋キャラが定着してるのは気のせいか
190 :
名無し草:2013/12/16(月) 07:26:07.09
清四郎と寄せ鍋は似合いすぎるもんww
191 :
名無し草:2013/12/16(月) 08:05:26.79
リレーって終わっちゃったの?
192 :
名無し草:2013/12/16(月) 09:18:12.12
初めて書くって張り切っちゃった人で終わってるね
続けにくい感じなのかな
こういう展開になるの見るとでしゃばるもんじゃないなって感じる
193 :
名無し草:2013/12/16(月) 09:31:13.01
>>192 >でしゃばるもんじゃない
それは言いすぎだよ
初めて書いてくれた方だって悪気は無いと思う
194 :
名無し草:2013/12/16(月) 09:43:12.52
最後の可憐の一言が掴みにくいね
195 :
名無し草:2013/12/16(月) 11:09:20.73
可憐美童の居酒屋デートからの続きです。
大まかな流れは前スレの911からになります。
「広松涼子って女優の?…あ、いやこっちの話。うん、うん…わかったよじゃあね」
美童は携帯を切った。
「清四郎、こないって。一人で考え事をしたいそう」
「そう。じゃあ野梨子と悠理呼ぼうかしら。魅録は病み上がりだし」
「いや、もういいよ。二人で飲もうよ」
「う、うん…」
可憐はなぜか照れくさくなってサワーを口に含む。チラリと見る横顔はまさしく絵本の王子様だ。店内の女性客の視線をひしひしと感じる。
(悔しいけど顔はいいのよね、顔は)
清四郎も魅録も素敵だと思う。しかし美童の外見はやはり飛び抜けている。
ついさっき揉めた元彼、お気に入りの店のバーテンも可愛い顔をしていたが、美童の前では数段落ちる。
(これで たらし じゃなかったらねえ。世の中上手くいかないわ)
可憐は独占欲が強く、恋人には徹底して自分を見て欲しい。
男なんて浮気する動物なんだと割り切れば、長く続いた恋もあっただろう。
しかしこればかりは性分なので仕方がない。
「僕の顔に何かついてる?」
「え、あ、あのさ」
狼狽する可憐。いつの間にかすっかり美童に見惚れていていた。
196 :
名無し草:2013/12/16(月) 11:14:01.40
「悪かったわね。デートのお邪魔しちゃって」
「デート?ああ、さっきの女性ね。魅力的な人だけどデートじゃないよ」
「やだぁ、気を遣ってくれなくてもいいのよ」
「本当だよ。この近くにこども病院があるんだけど、そこの看護士だよ。
たまたま帰る時刻が同じだったから一緒に駅に向かってて、そこで君に会ったんだよ」
「は?こども病院?どうして美童が?」
「僕、今そこで長期入院の子と遊ぶボランティアをやってるんだ」
「…………」
あたしは別にヤキモチ焼かないから本当のことを言いなさいよ──
と肩を叩こうとしたが、美童の真剣な眼差しに可憐は黙ってしまった。
(どうしたの美童。女の子より優先させるものがあるなんておかしいわ。
何かショックな出来事でもあったのかしら?)
「そろそろ行こうか。明日は学校だし。可憐には色々頼み事があるからあんまり酔わせられないよ」
「頼み事?あんたには借りが出来たから、あたしでよければ何でも手伝うわよ」
「OK、その言葉忘れないでね」
ウィンクする美童のとびきりの微笑。可憐はドキリとした。
(ちょっと!何ときめいてんのよあたし!相手は世界の恋人よ。
あ〜そんなに飲んだつもりはないけど相当酔っ払ったみたいね)
──仕方ないじゃない。理想とかけ離れていたって好きは好き。
理不尽が理不尽でなくなるのが恋なのよ
ふいに聡子の台詞を思い出した可憐は、ないないと大きく首を振った。
すると、美童の背中にドシンとぶつかった。
「痛〜。もう、急に止まんないでよ」
「可憐、あれ」
駅前のビルに掲げられた電光掲示板。そこにはあるニュースを速報で伝えていた。
197 :
名無し草:2013/12/16(月) 11:19:34.80
「よう、久しぶり」「松竹梅君、体調は大丈夫ですか」
学園に登校した魅録に、級友が次々と声をかけてくる。やはり学校は賑やかだ。
しばし、悪友の一人との雑談に没頭した。
「そういえば今度は剣菱が休んでるよ。せっかくお前が復活したのにな」
「悠理が?どうしたんだあいつ」
「風邪だって。流行ってるとはいえお前と剣菱が倒れるなんて
今年のウィルス最強だよな」
放課後、久々の有閑倶楽部。
扉を開けた魅録の目に飛び込んできたもの、それは…
清四郎と美童の真剣な議論、その横で可憐が資料を整理している姿だった。
美童は魅録への退院のお祝いと労いもそこそこに、すぐに清四郎に向き合った。
「だからさ、もっと現場の実態を把握したほうがいいと思うんだ。
ここの生徒はお金の使い方が大雑把すぎるよ」
「それはそうですが慣例というのもありますし」
魅録は可憐に目配せして 、どうなってんだ と尋ねた。
「各クラブから今年の予算申請が揃ったの。そしたら美童が実態をきちんと調査して
編成すべきだって譲らないのよ。こんなの適当に振り分ければいいのに」
「部費のことで?何で美童が」
「経理だもの。あたしも書記としてずーっとつきあってんのよ」
「すげー。生徒会っぽいじゃん」
「悠理の風邪は聞いた?野梨子が今お見舞いに行ってるわ。ひと段落ついたら
あたしも行くつもりなんだけど、美童が許してくれるかどうか」
「そ、そうか」
野梨子の名前に少しドキリとした。
「何よ他人事みたいに。あんたもちょっと手伝って…」
言い終わらないうちに美童がガシッと腕を掴んできた。
「可憐、行くよ。今日中に体育系の半分は回るつもりでね」
「ちょ、ちょっと美童〜」
可憐は美童に引きづられて部室を後にした。
198 :
名無し草:2013/12/16(月) 11:54:32.37
残された魅録は清四郎を見る。
「おい…」
「美童も色々あったんでしょう。忙しく動いているほうが気が紛れますから」
「それが何で生徒会活動なんだ?」
「きっと、禊なんですよ」
「み、みそぎ〜?何やらかしたんだあいつ」
「何と言われても、僕からは別に…」
「言いにくい事か」
何となく気まずい雰囲気を察した魅録は鞄を手にした。
「んじゃ俺 、悪いけど今日は帰るわ。めずらしくお袋がいるから夕飯を強制的に
約束させられちゃってさ。予算の振り分けは明日から手伝うよ」
「わかりました。退院したばかりだし、ゆっくり休んで下さい」
ドアに手をかけると「あ、そうだ」と思い出したように魅録は言った。
「今朝のニュースのこと、お前知ってた?」
清四郎は頷く。
「広松涼子の死を確認したのは、うちの病院ですから」
有名女優の死はどこもトップニュースで報じていた。
原因は薬の過剰摂取らしく事故か自殺かはわからない。
「あれ、どうした?曰くつきのビデオ」
「姉が葬儀に参列する予定で、棺に入れるそうです。たぶん、もっと早くそうすべきだったのです」
「早く…って。あのドラマで事故にあった俳優の?」
「そうです。今更ですがもし彼の葬儀のときに副葬品として葬られていれば…
彼女の精神を蝕むことはなかったかも」
「副葬品?」
「彼の死を映したビデオですから。一緒に弔うべきだったんです」
199 :
名無し草:2013/12/16(月) 13:04:51.16
これで終わり?
200 :
名無し草:2013/12/16(月) 13:19:17.27
書きながら投稿してんじゃないかな
気長に待ちましょう
201 :
名無し草:2013/12/16(月) 13:23:43.71
完ではなさそうだし連投規制入っちゃったのかね
でもリレー続けてくれる人おつ!
丁寧にネタ拾ってるが果たして回収しきれるかなw
結末まで行こうとするとかなりの分量が必要だよなこれ
202 :
名無し草:2013/12/16(月) 13:34:28.41
ここ、レベルがあれば30秒ごとに10レス書けるみたいだけど
突然連投規制が入ることあもんね
203 :
名無し草:2013/12/16(月) 14:12:23.40
大規模規制が発生してる
204 :
名無し草:2013/12/16(月) 14:48:51.87
205 :
名無し草:2013/12/16(月) 21:11:05.67
リレーって難しいよね
バトンの受けとり手がたくさんいればいいんだろうけど
前スレで一人は確実に脱落しちゃってるし
とにかく完走願ってます
206 :
名無し草:2013/12/16(月) 23:22:56.51
完走執筆中なのかな
リレーでバトン渡すのかな
どちらかのメッセージ無いとgdgdで終わっちゃう
207 :
名無し草:2013/12/16(月) 23:32:10.32
嵐さんとこの短編に魅野のコマ絵と小ネタ感想にショートストーリー来てるよ
208 :
名無し草:2013/12/17(火) 06:10:58.68
209 :
名無し草:2013/12/17(火) 06:43:57.28
>>198さん
書き込める状況きあるなら、自分でこのまま続きを投下するのか
それともバトン受けとりを募集するのか
ちゃんと最後に書かないとリレーがこのまま腐っちゃうよ
書けない状況ならまぁ仕方ないけど…
210 :
名無し草:2013/12/17(火) 07:10:06.34
規制に巻き込まれたなら嵐さんのとこ借りるって手もあるよ
211 :
名無し草:2013/12/17(火) 10:05:35.78
すみません、198です。昨日はぶつ切りのままで申し訳ないです。
状況は、現在規制中です。外出先のwifiスポットで書き込んだところ成功したのですが
198を最後にエラーになって、自身の用事もありそのままになってしまいました。
代行や嵐さんのところを借りるなり、これからはコンタクトをとりたいです。
モヤモヤさせてしまってごめんなさい。
バトンですが、自分で持って完走を目指したいです。
では続きです。ほんのり清悠があります。4レスお借りします。
212 :
198:2013/12/17(火) 10:40:14.35
再度すみません。長文は無理なのか、反映されないです。
嵐さんのところに後でUPしたいと思います。
お騒がせして申し訳ありません。
213 :
名無し草:2013/12/17(火) 13:33:28.48
たのしみにしてます
214 :
名無し草:2013/12/17(火) 14:36:46.13
自分で完走を目指すというのはリレーではなくなるということ?
215 :
名無し草:2013/12/17(火) 19:16:18.51
遅レスだけど
>>194 女優がストーカーってのは噂だけで真実は違ったかも、
ってことだと思う。
違う展開にもいける感じなんじゃないかな。
ストーカー呼ばわりされた可憐だから気づいた、とか。
リレーは自然消滅しちゃうのがよくあるから。
私が終わらせる、ってのも良くない?
逆に、もっと続けたいだけ続けても良いよ。
216 :
名無し草:2013/12/17(火) 19:24:04.00
リレーにしたとして、バトンを受け取ってくれる人が今どれだけ居るのかなぁ…
今の書き手さんの中でお話がまとまりつつあるようなのでじっくり完走でいいような
いやいやリレーにしてくれ、続きを書きたいんだ!って手を上げる人が居ればリレーでもいいかもだけどW
217 :
名無し草:2013/12/18(水) 02:47:05.15
ニラニラwww
218 :
名無し草:2013/12/18(水) 06:48:22.38
219 :
名無し草:2013/12/18(水) 08:49:11.74
ちょっと気持ちはわかる…
220 :
名無し草:2013/12/18(水) 09:54:24.27
前スレ924さんの格好良い魅録をマジで考えちゃってました
今日も松竹梅邸周辺を調査する野梨子
大きく広い塀に沿って歩いていると勝手口の扉が少し開いているのに気付いた。
開いている隙間から中を覗こうとすると
「文さんいいよ、俺が自分で行って来るから。」
声と共に勝手口から出て来たのは魅録本人だった
魅録と鉢合わせになってしまった野梨子。
――言い訳の言葉が見つからない
逃げようと後退さりしたが背中に当たったのは松竹梅邸の塀。
目の前には険しく鋭い眼光を放った魅録が迫って来る。
――逃げ切れない。もう終わりですわ…
野梨子が目を閉じ身を縮め、身構えていると魅録は右手で野梨子の左手を掴み
左手をバンと塀についた。
覚悟を決めて恐る恐る目を開くと険しかった魅録の顔がニヤリと笑う
「男ってもんはな、追いかけられるより追いかける方が好きなんだぜ。」
至近距離の魅録に顔が火照り全身が真夏のように暑くなる。
「というわけで、明日からは俺が野梨子を追いかけるからな。覚悟しとけよ。」
塀についていた手で野梨子の頬を触るように軽く二回叩くと
魅録は後手を振って行ってしまった。
こんな感じかな。違ってたらゴメンw
221 :
名無し草:2013/12/18(水) 11:54:11.64
>>220 前スレ924さんではないけど
かっこいい&ちょっとだけ強引な魅録が好きなんで嬉しいw
純情奥手なイメージの魅録だけどやるときゃやる、しかもメチャクチャ男前に、と思ってる
またなにか浮かんだらよろしくお願いします
>>198の続き嵐さんところに来てるよ
続き待ってます
わ〜い、かっこいい魅録ありがとう!
すごく嬉しいです、楽しく読ませてもらいました。
自分で書いてみたやつは“これじゃない感”バリバリで。
結局、魅録の出番無しになっちゃったから。
ところで、嵐さんのとこに上がったリレーの続きって、
ここに転載した方が良いのかな?
223 :
名無し草:2013/12/18(水) 12:59:31.85
いいねぇ、強引魅録
ただ魅録のかっこよさって
どっちかっていうと
さりげない手の仕草だったり変則的なアクションだったり
ニヤリってする表情だったりするのよね
文字だと表現難しくて書き手泣かせなキャラだわw
224 :
名無し草:2013/12/18(水) 14:16:32.70
>>223 分かる
確かに文章で表現しにくい部分だよね
225 :
名無し草:2013/12/18(水) 15:45:57.32
>>220 魅録格好いいね!
強引なのに結局最後は優しさを残すのが魅録過ぎる
素敵なお話ありがとう
226 :
名無し草:2013/12/18(水) 18:52:49.39
>>222 一応本スレはこっちだし
続けて読みたい人の為には転載してリンク貼ってもらった方がいいのかなぁ
227 :
名無し草:2013/12/18(水) 19:37:56.53
出来ればリレー続けたかったのでちょっと残念。
でもリレーの書き手がもし私と
>>198さんだけだったら、
お互いの思惑が違い過ぎて終らなさそうだからこれで良いかも。
色々言われるかもだけど頑張って。
228 :
名無し草:2013/12/18(水) 20:14:10.39
>>224 悠理もそうなんだけど頭であまり考えないで行動で魅せるキャラって文章だと大変そう
まあ、悠理なんかはまだだじょー、とか腹ペコキャラで「らしさ」とか「っぽさ」も表現出来るんだろうけども
虹小説で野梨子や清四郎が多いのは頭で考えてくれるキャラな上に「ですな」とか「ですわ」付ければそれなりにそれっぽくなるから、っていうのもあるのかもしれない
>>220みたいにちゃんと魅録してるのは普通におぉっ、てなる
229 :
名無し草:2013/12/18(水) 22:32:12.75
>>227 野梨子が清四郎の胸に飛び込まされた強制終了ルートのバトンならまだ余ってますがいかがでしょうW
230 :
名無し草:2013/12/19(木) 08:34:40.19
>>229 このルートだと清野メインに
美可 美悠 魅可 魅悠ルートも発生させられるよね
異色カップルで美魅もアリだぞw
231 :
名無し草:2013/12/19(木) 23:00:03.09
>>226 書いてる人がこっちに転載希望するかどうか聞いて
転載の要望があったら転載したらいいと思う
でもなあ、ここに転載するなら嵐さんとこじゃなく
レス代行してもらった方が早いかも
232 :
名無し草:2013/12/20(金) 00:17:03.79
読み専からするとなんだかんだリレー続いてるお陰か読むものがポロポロ落ちててありがたや
リレーは普通に一からSS書くよりはずっと気楽で良いのかな
今回のリレーが終わったらまた新しく設定から練ってリレー開始もいいと思う
233 :
名無し草:2013/12/20(金) 01:28:34.35
今回のリレーは終わるのが遅いかも
クリスマスが近いからお題でもいいんじゃない?
234 :
名無し草:2013/12/21(土) 14:25:52.92
そういや原作でクリスマスのシーンあったっけか
正月は何度もやってるのにクリスマスは見たこと無いような
クリスマスは美童可憐はデートだろうから倶楽部で一緒に過ごしたりはなさそう
清四郎野梨子の和風二人は自宅でケーキが夕飯に付く日、みたいな程度かな
キリスト教でも無いのに祝う理由が分かりません、なこと言いそうだし
魅録はクリスマスそのものじゃなくてライブとかイベントに繰り出して族仲間と遊んでる感じかな
悠理は自宅で巨大ツリー飾って家族で大パーティー
きっと悠理はまだサンタを信じてる…
235 :
名無し草:2013/12/22(日) 01:48:54.44
んーでも楽しく騒げるとなれば、集まってるのもあまり違和感を感じないなあ
236 :
名無し草:2013/12/22(日) 02:11:46.56
魅録はクリスマスが近くなると両親の離婚をかけた騒動があるから
クリスマスなんて悠長なことしてられないかも
237 :
名無し草:2013/12/22(日) 08:55:16.06
「君に愛の花束を」を読むと、結果的にはああなったけど元々は皆で過ごすつもり
だったみたいだよね
クリスマスに限らず楽しそうなことがあれば集まってきそうw
238 :
名無し草:2013/12/23(月) 08:03:42.70
一人でリレーを書き上げるって言ってた人、続きはどうなったのかしら
239 :
名無し草:2013/12/23(月) 10:08:59.77
大規模規制が影響してるんじゃないか
規制のほとんどが花園規制だからね
花園は3カ月〜半年だから苦しいかも
一時的に懐かし漫画板に避難すれば回避出来るかもだけど
240 :
名無し草:2013/12/23(月) 10:35:56.81
せっかく盛り上がって来たのに住人のほとんどが規制巻き込まれは残念だよ
241 :
名無し草:2013/12/23(月) 11:41:09.32
千秋さんお誕生日おめでとう
242 :
名無し草:2013/12/23(月) 12:42:20.48
書きこめる人
点呼しまーす1
まずは点呼1
243 :
名無し草:2013/12/23(月) 14:22:30.84
はい
点呼2
244 :
名無し草:2013/12/23(月) 14:25:23.29
続けてごめん
さっきトワイライト見てたんだけど、有閑男子でヴァンパイアが一番似合うのって
美童だと思ってたけど、以外と魅録かなー
245 :
名無し草:2013/12/23(月) 14:41:08.79
美しい吸血鬼なら美童
凄みのある吸血鬼なら魅録
知性的な吸血鬼なら清四郎
点呼3
246 :
名無し草:2013/12/24(火) 13:12:25.77
|・)ノシ4
美童可憐がどこかのクリスマスパーティーに招待されて
それに便乗、って感じかな?
あるいは万作さん主宰パーティーとか
有閑倶楽部って自分からイベントはあんましない感じだし
プレジデントでもクリスマスパーティーやりそう
ダンスパーティーとか
247 :
名無し草:2013/12/25(水) 01:36:24.03
サンタさんまだかなぁ
はやくこないかなぁ
(・ω・`)
248 :
名無し草:2013/12/25(水) 06:48:02.81
リレーを全部まとめて読みたいな〜
読んだ感じ、今のアンカーさんはオカルト方面はこれで終了なのかな
オカルト好きだからちょとさみしいけど
清悠好きだから清四郎のやきもきが楽しみ
続き待ってます…
249 :
名無し草:2013/12/25(水) 08:00:29.72
自分も清悠好きだからリレーのアンカーには期待している
オカルト方面は終了しても萌える清悠が読めればそれで満足だW
オカルト好きでもあるから次回は清四郎がオカルトに巻き込まれるのもいいかと思う
ぜひとも作家たちは頑張って欲しい
250 :
名無し草:2013/12/25(水) 08:35:57.84
うん。魅野ルートは終わったんだから清悠で突き進んでいいだろう
全体的に見ても楽しみにしているのはどう見ても圧倒的に清悠好きだろう
251 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:30:54.96
こっそりと
私は時々落ちて来る魅野が好きだな…
252 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:44:38.83
リレーのアンカー転送しとくよ
253 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:45:11.59
279 名前:有閑名無しさん 投稿日:2013/12/17(火) 22:12:02
妄想スレ41の
>>198、清四郎と魅録の会話に続きです。
「彼女が、殺ったのか?」
「さあ。真相は闇の中です。可憐も元彼にDVDを返却するそうです。
知らなかったとはいえ興味本位でドラマを見たことを後悔してます。可憐も僕も」
「千姫のときみたいにさ、ビデオが彼らの執着を背負って周りを巻き込む…なんてこともありかな?」
「巻き込まれたのですか?」
「いや、その。リメイク版で祟りがあったって可憐が」
「松島菜々美はそのドラマがきっかけで結婚してますし。悪い影響ばかりでも
なさそうですよ。魅録は何か思い当たることでも?」
「俺はほら、霊感とか全くねえし」
「凡人の我々でも不思議体験は出来ますよ」
「へえ。どうやって?」
「自分を普段とは違う精神状態におくのです。催眠術とか夢遊状態。
女性であれば妊娠中などですね。
通常と違う波長を捉えることが出来るようです」
魅録は熱で朦朧とした夜を思い出した。
「そういうときは暗示にかかりやすいんですよ。幻覚もよく見えるし」
「なんだよ、結局夢かよ」
ドラマの聡子と野梨子の行動の酷似。台詞まで同じに感じたがあれは夢だったのだろうか。あの時弱っていた脳が見せた幻なのか。
魅録は思い巡らせる。現実とも夢とも言い切れない…が、それを確かめる術はもうない。
「ま、とにかく呪いとか怨念じゃなくてよかったよな。じゃあな」
ドアを閉めかけた瞬間、清四郎はポツリと言った。
「恋に落ちる…も普通と違う状態といえますね」
瞬間、二人の目が合って魅録はパタンとドアを閉めた
254 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:46:07.05
「まるで脱兎のごとく逃げてしまいましたわ。私、止めたのですけど」
剣菱邸に見舞いに来た清四郎。もぬけの殻のベッド。先に来ていた野梨子が一人悠理の部屋で待っていた。
「全く…あれほどじっとしておくように念を押したのに」
「悠理、相変わらずの食欲でとても元気そうですわ。幽体離脱がどういうものか
分りませんけど、そこまで安静にしなきゃいけませんの?」
「生死の境を行き来するわけですから、心も身体も相当消耗します。
いくら体力があるといっても休まなければ後でガタが来ます」
「でも、なんだか、その」
「ん?」
「悠理が嫌がるのも無理ありませんわ。ここ数日の清四郎はちょっと」
「何ですか?」
「過保護というか、世話を焼き過ぎです」
「鬱陶しいですかね」
悠理が倒れてから、清四郎は剣菱邸に泊りこそしないものの足繁く悠理の元へ通った。
勉強を教え世間話をして、寝静まるのを見届けるだけだったが幼馴染の変貌に野梨子は
驚きと不安を覚えた。
「一体何がありましたの?悠理の憑依体験は今に始まったことではありませんわ。
何がそんなに清四郎を駆り立てますの?」
「いつもの事と軽く考えてはいけませんよ。悠理だって普通の少女だと言ったのは野梨子です」
「それはそうですけど…もう、力が有り余って仕方ない状態ですの。
学校は行ってもいいんじゃありませんの?却ってストレスが溜まりますわ」
「それはそうですね。でも僕の気持ちが…」
「清四郎の気持ち?」
「僕の気持ちがおさまらないのです。悠理を失うかもしれない
あの時の恐怖を思うと僕は…」
255 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:46:51.08
その時の光景を思い出したのか、清四郎は額に手を当て苦しそうに眉を寄せた。
「僕の腕の中で悠理がどんどん冷たくなって…あの時ほど自分の無力さを感じた事はありません」
「その時のトラウマが今の過干渉に繋がってますの?」
「かもしれないですね。ともかく悠理が生きている事を確認したいのです。
暴れても憎まれても構わない。生きていてくれさえすれば…」
清四郎の目にうっすらと光るものを見たとき、野梨子はガタンと席を立った。
急いで奥のドアのほうへ向かい、バタンと勢いよく開けた。
そのドアの向こうは部屋続きの書庫だった。
「悠理!悠理!」
「ふぁ!?」
薄暗い書庫に人影が見え、悠理が肉まんを頬張っていた。
どうも隠れていた悠理を野梨子が匿っていたらしい。
「清四郎に謝って下さいな!清四郎は、清四郎はこんなに…!」
悠理の肩を掴む野梨子に面喰らう悠理。
「な、何だよ野梨子。あーお前裏切ったな〜!言いくるめて追い返すって言ったじゃねーか」
「まさに親の心子知らずですわね。清四郎があなたの事をどんなに心配しているか…
少しは考えた事がありますの?悠理、あなたはちっとも清四郎を理解していませんわ!」
「…んだよォ、知るかよそんなこと」
悠理が清四郎を見上げると、いつもクールな男が泣き笑いのような表情で立っていた。
「何、鼻の頭真っ赤にしてんの?もしかしてあたいの事で?」
「……なわけないでしょう、最近鼻炎なんですよ。ここは埃っぽいですからね。
僕が悠理を心配?冗談でしょう。化物なみの生命力を持った奴を何で僕が…」
「騙されないで悠理!清四郎は口ではそう言ってますけど、それは単に性根が曲がってるだけですわ!
本当はどんなにあなたの事で心砕いているか…」
「の、野梨子!何ですか、そのフォローは」
256 :
名無し草:2013/12/25(水) 09:48:07.50
「とにかく今日は帰ります。悠理、明日学校で会いましょう」
「やった!学校へ行けるんだ!魅録も来てるんだよな。よーし久々に遊べるぜ」
なぜか剣菱家の主治医のような立場になってる清四郎。それも絶大なる信用を
得ているために、鶴の一声で悠理の登校が決まった。
「魅録と遊べるかは、どうでしょうね」
「ですわ、ね。体育部長は忙しいですものね」クスリと野梨子が笑う。
「じゃあ悠理、お大事に。野梨子帰りましょう」
「ええ。先に行ってて下さい。すぐに帰りますわ」
清四郎は部屋を出て行った。残された野梨子は悠理に顔を向けニコリと笑う。
「な、なんだよ」
「本当は悠理も分かってるんでしょう?清四郎のああいう焦った顔、私には滅多に見せてくれませんのよ」
「はあ?何言ってんだよお前。いつもの嫌味なヤローだったじゃねーか。
なんか最近、絡んできやがって迷惑してんだよ」
「悠理、顔は嫌がってませんわよ」
「ば、ばーたれえ!お前もう帰れよ!」
「はいはい、分かりました。じゃあ明日学校で」
野梨子も部屋を出て行った。少しして悠理は部屋の窓から庭を覗いた。
清四郎と野梨子が並んで帰って行く。安定の幼馴染カップルだ。
(あ〜あ。すっげえお似合いじゃねーか)
なぜか胸がズキンと痛む悠理。
(あん?食い過ぎ、じゃねーよな。なんなんだこの気持ち)
倶楽部内での役割があるとすれば悠理ペットか悪ガキ、野梨子はお姫さまだ。
男どもはその騎士、悠理もなぜかその一人として数えられている。
しかしここ数日、最強の騎士がなぜか姫を放って悠理を心配している。
しかも眉を吊り上げて怒り狂うと思っていた野梨子が、まるで悠理の背中を
後押しするようにけしかけてくる。そんな状況に悠理は戸惑った。
(一体どういうことだよ)
続く
257 :
名無し草:2013/12/25(水) 10:49:00.87
>>250 今続いてるルートは魅野終わってない
(まあ、ストーキング野梨子と被害者魅録なので好きずきはあるけどw)
いちいち派閥()の対立煽るような書き込みして何したいの
258 :
名無し草:2013/12/25(水) 11:13:50.24
アンカー作家は、《たこ焼きからの本格路線()》の続きとして書いてるよね。
それだったら、魅録から野梨子への拒絶の言葉シーンも採用されてるんじゃ?
まあ、それで魅野が完全に終わった、とは決まりじゃないともおもうけど。
259 :
名無し草:2013/12/25(水) 11:28:20.30
需要を考えても清悠をメインにしていったほうがスレが盛り上がるんじゃない?
自分も清悠ルートの続きを熱く希望
まあ書きたければ別も書いてもいいけどさw
260 :
名無し草:2013/12/25(水) 11:31:39.57
絶対的需要は清悠の方にあるからメインは清悠にするべきだな
既にルートが変わったんだから魅野厨の悪足掻きが見苦しい
261 :
名無し草:2013/12/25(水) 11:49:14.94
大女優を思い出すねえ〜ニラニラ
262 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:02:24.72
希望数は圧倒的に清悠だって見て分かるだろ
魅野希望など無いだろ。むしろ野梨子ストーカーが嫌だと苦情出が出てる始末
大人なんだからさ、人の嫌がることは止めような
以上だ!
263 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:23:35.60
>>258 たこ焼きルート自体が清野強制終了ルートの少し前に遡っての分岐でしたよ
清野強制終了ルートは「この先は誰も知らない」みたいな未来仮定で終わってるので
誰もバトン受け取れてないのです
書き手が規制されて煽り荒らしだけが残ってる現状に涙目
264 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:35:16.84
煽りとかでなくて本当に清悠ルートでいいんじゃないかなあ
一番揉めなさそうな気がするけど
265 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:37:30.31
大女優ナツカシス
266 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:49:18.52
>>263 >>67で「全部採用」って書いてるよね。
野梨子が振られた展開を無かったことにしたいの?
その後どうなるかワカンナイんだから、そんな無視しなくても。
最初から両思い、じゃないパターンもいいんでない?
と、言ったところで……。
ここで「まだまだ色んな展開アリだよ!」って言っても
アンカーの人はもう全部決めてるだろうし。
書くつもりあるかは知らないが。
267 :
名無し草:2013/12/25(水) 12:53:31.75
脇でごちゃごちゃ言わなくても作家さんに任せればいいよ
ていうか、ほんとわかりやすい荒らしだよね
自分は魅野好きだけど別に全ての作品で魅野になってほしいわけじゃないから
作家さんは外野の声は気にせず好きに書いてくれたらいい
268 :
名無し草:2013/12/25(水) 13:00:18.55
リレーの中の魅野はもう無かったことでいいよ
時々落ちて来るショート魅野で大満足してるから
269 :
名無し草:2013/12/25(水) 13:04:35.57
270 :
名無し草:2013/12/25(水) 13:12:12.03
明らかに煽り荒らしが居るね
とはいえ、混じってる奴を完全識別出来る人なんてこの世には居ない
迂闊に疑惑をばら蒔くと関係ない人まで殴っちゃうから
例え露骨に変なのが湧いてても諦めてスルーしながら受け入れるしか無いんだよなぁ…
結論としてはカプどうこうではなく
まじめに書いてくれる人はみんなエライから頑張れ
ついでに点呼5
あとしつこいようだがたこ焼きのひとは明らかに強制終了ルート回避の為に遡り分岐してるよね
まあ、今のアンカーさんがどこまで拾ったのか不明なんでどっちになるかはアンカーさん次第だが
まだ野梨子と魅録の会話来てないよね?
271 :
名無し草:2013/12/25(水) 13:24:29.56
カップリングがどうと言うより清四郎が一番じゃないのが問題のような気が・・
272 :
名無し草:2013/12/25(水) 13:43:50.16
魅野にする場合、デフォで魅録が清四郎に許可取らなくちゃいけないシチュ入れなくちゃならないからメンドいんだよなあ
どんだけ野梨子って所有物なのW
点呼6
273 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:00:24.00
全て一人で書きあげるって啖呵を切ってアンカー引き受けたんでしょ
一週間も音沙汰なしの放置は憶測と不満を呼ぶだけだよ
ちょっと無責任過ぎないかな
274 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:02:54.88
魅野の人って一部は完全にこっち諦めて退避してるよね
だから清悠でもなんでもお好きにどうぞって感じでしょ
わざわざああしてこうして主張して面倒起こしたくないわな
275 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:14:58.19
>>274 豆腐メンタルだって貶されて
清悠か清野のどちらか書けって強制されたら
お好きにどうぞって退避したくもなるわな
あたしだったらそうするよw
276 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:20:45.79
>>275 退避したのは書き手じゃなくて魅野好きの読み手だよ
277 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:32:32.59
>>276 すまん勘違いした
まあ書き手も読み手も退避したくなるよなあ
278 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:42:59.67
ぶっちゃけ
2ch慣れてない人とか煽り耐性低い人は様子見ながら
厳しければ退避した方がいいと思う
私はこのスレじゃ新参だけど
見る限りここに沸く荒らし、便乗して煽るタイプだからたち悪いよ
不審の犯人探しと感情爆発は荒らしの餌になるだけから
スルー検定合格出来ない人は悪いことは言わないから無言で退避しとこう
279 :
名無し草:2013/12/25(水) 15:55:28.93
耐性低いよね…本当に
素直に乗って同意してる人もいるようだけど
280 :
名無し草:2013/12/25(水) 16:05:32.60
スルーも大切だけど、スルーをいいことに
過去には一人の作家が書いてるのを
乗っ取って自分の好きカプに改編した超悪質なのもいたからね
281 :
名無し草:2013/12/25(水) 16:22:11.33
悠理VS野梨子あたりまでが一番面白かった
282 :
名無し草:2013/12/25(水) 16:39:05.42
悠理VS野梨子は微笑ましくて良かったね
てか皆元気だね
個人的には煽りとは別の一生懸命な方が面白い
283 :
名無し草:2013/12/25(水) 16:45:13.06
素朴な疑問
カオスな夜、清四郎の寄せ鍋はリレーとは関係無いという前書きがあって
いつの間にかこっちが本線になってるけど
実際は美童の不倫問題あたりで本線が止まってる気がするんだけど
284 :
名無し草:2013/12/25(水) 20:17:47.00
煽ってるの含めても最大7人位しか居ないのに元気で賑やかだったね
>>283 寄せ鍋と羊羮と愛の証と悠VS野は番外小ネタだね可憐失恋に続く悠理にキスする魅録カオスな夜が脱線かどうかだけど
最初にふった人は妄想に過ぎないって書いてるね
でもその後の人が詳細書いて、此所まで、ってしおり付けてるから
一応そこまでは本筋じゃないかな?
んで、そこから脱線ネタが入った後に
突如すべてが分かった魅録が野梨子を青い鳥な清四郎に叩き付けたとこで混沌と。
285 :
名無し草:2013/12/25(水) 22:38:06.48
書き込んでるけど点呼に参加してない(ごめん面倒で)自分みたいのも
いるから7人くらいとも限らないけど元気だね
本当、煽ってる人よりそれ以外の人の方が面白かったw
286 :
名無し草:2013/12/25(水) 23:37:53.99
エキサイトする位に有閑倶楽部がみんな大好きなのよ。
もうねぇ、中途半端に遠慮したり欲望を隠そうとしたりするから、
揉めたり群れたり煽りあいしたり被害者意識出たりるのと違う?
いっそなんでそのカプが好きなのか全力で語ればいいのにさー。
287 :
名無し草:2013/12/26(木) 00:24:13.26
アンカーの人が書き終えれば落ち着くんじゃない?
288 :
名無し草:2013/12/26(木) 00:59:39.16
規制解除されたわ
多分点呼8
カプバナでも何でも楽しみに待ってる
有閑の世界が好きだから
少数民族なんだから楽しくやろーよ
289 :
名無し草:2013/12/26(木) 01:07:34.95
カプバナする?する?
していい?していい?
290 :
名無し草:2013/12/26(木) 01:46:45.01
私はカプバナするよ
好きなのは魅野。
魅→野でも野→魅でも魅×野でも妄想が溢れてる
強引魅録、狩人野梨子、お互いモジモジ進展しない
どんな展開、シチュでもクリア出来るほど在庫がある
291 :
名無し草:2013/12/26(木) 01:55:26.22
>>288 だよね
どうせなら萌え合戦した方が楽しいと思う
292 :
名無し草:2013/12/26(木) 02:29:29.69
私はどんな組み合わせでも萌えるよ
清×魅とかもw
293 :
名無し草:2013/12/26(木) 02:43:27.40
私は猛暑で頭が沸騰してた頃
美童と魅録の渚のシンドバッドとか題して美魅で萌えた時期があった
涼しくなってこれはアカンと我に返りましたw
294 :
名無し草:2013/12/26(木) 07:09:19.74
スパの時は清魅ファン大サービスだったねぇ
上半身裸でベットで語り合うわ
赤面しながら息も絶え絶えに魅録を呼ぶ清四郎とか
あの回でこの二人のそう言う可能性に目覚めかけたw
295 :
名無し草:2013/12/26(木) 07:19:27.54
>>294 同じ人がいたw
清四郎はパジャマズボン姿だけど魅録は腰タオルだけだもんね
P151の上3コマは妄想してくれと言わんばかりのコマだ
あたいはそれで目覚めたじょw
タヒチの回は美童が魅録を背負ってたら美童に萌えたかも
296 :
名無し草:2013/12/26(木) 07:42:32.42
前スレにあった野梨子VS悠理
アドベンチャークイズ時のメンバーなのに気付いて
アドベンチャークイズ読み返しながら裏で
実はこんなことあったと妄想して萌えたw
297 :
名無し草:2013/12/26(木) 08:02:06.48
「カプ萌え」する心理をいくつかのパターンに分けてみた
1.好きなキャラに愛されたくて作品の中で比較的自己投影しやすいキャラを通して疑似恋愛
(他カプを許せない人が多い)
2.好きなキャラを作品中で優遇しまくって欲しいので、自分の中で最上等と思うキャラに好きキャラを愛してもらいたい(総受け、そのキャラ中心ハーレムも好き)
3.そのキャラ同士の関係性、会話の流れが純粋に好み(他の作品でも同じような組合せに大抵ハマってる)
4.エッチなのはよくないとおもいます(組合せるとやたらエロくなるカプが好き)
で、これらの複合で「カプ萌え」状態になるんじゃないかな、と
自分は2と3の比率が高いが、1も少なからずあるんだろうな…
298 :
名無し草:2013/12/26(木) 08:55:07.80
299 :
名無し草:2013/12/26(木) 09:20:31.13
剣菱家の事情には萌えたw
300 :
名無し草:2013/12/26(木) 10:13:28.34
>>298 ただカプ萌えしたいだけなのに分析とかされると萎えるね
清四郎のカキコかとオモたよw
301 :
名無し草:2013/12/26(木) 10:44:52.29
荒れてくるとどこからともなくゾロゾロと現れて来るのに
カプバナ、萌え話しようってなると姿を消す不思議
302 :
名無し草:2013/12/26(木) 10:48:47.63
大学に進学したら、彼らはどんな新しい友達を作るんだろう?
進学する学部も学科も違ったら、新しい友達ができないと授業の時やランチの時に寂しいよね。
可憐は似たような華やかな女友達を作って、オシャレや恋バナに花を咲かせて、合コンに励んでそうなのがなんとなく分かる。
清四郎は複数のサークルを掛け持ちしてそうで、仲間には不自由しなさそうだし、美童は有閑のメンツ以外の男友達とはそれほどつるまず、取り巻きの女の子さえいればいいんだろうし、魅録は言わずもがな。
野梨子はミッション女子校出身の良家の大人しそうな子と仲良くなってそう。
でも悠理って?
全く想像できない。
303 :
名無し草:2013/12/26(木) 11:33:37.67
>>221 また浮かびました。
今度はカコイイというよりエロ魅録?
304 :
名無し草:2013/12/26(木) 11:35:02.45
放課後の生徒会室。
壊れたネックレスぐらい僕が直してあげるよと彼女の一人から安請け合いをしてしまったが
どうにもならず魅録に下請けを頼む美童。
悠理は雲海和尚のところへ行こうと清四郎を誘い出て行ってしまった。
野梨子はまだ来ていない。
話相手もいないので可憐は意味無くネックレスを直す魅録の作業を見ていた。
右手にニッパーを持ち、左手の指先から垂れる繊細なゴールドの鎖を直している。
節ばった長くて細い男の指先から垂れる繊細なゴールドの鎖は不釣り合い感じるけど
器用に操る指先が妙に艶めかしい。
無意識に可憐は魅録の指先を義視してしまう。
切りそろえられた爪は微かに艶を帯びて長い指先を引きたてている。
静脈の浮き出た手の甲は男の手そのものであるけれどしなやかで…
魅録は他の男性二人に比べやや背が低く痩せている
首も細く、腕も決して太く逞しいわけでは無いのに華奢とは縁遠い体系。
――骨格そのものが綺麗なのかしら…。
弾機のようなしなやかさのある、いわゆるボクサー体系。
可憐は条件反射で魅録の値踏みをしていた。
「美童、直ったぞ。」
繊細なゴールドの鎖は魅録の手から美童の手へと移って行った
美童の指から垂れさがる鎖は不釣り合いさを感じない。
「魅録、ありがとう。これで彼女に面子が立つよ。魅録ちゃん愛してる。」
美童は悠理の真似をして魅録に抱きつくと頬にキスをした。
「バカ、気持ち悪いな。何すんだよ。」
ネックレスを直していた指先で美童がキスした場所をゴシゴシと拭いていた。
「さっそく彼女に渡して来るよ。」
美童はドアまで行くとくるりと振り返りサンキューと言いながら魅録に投げキスを飛ばし出て行った。
飛ばされた魅録は咄嗟にカバンを目の前に出し、美童からの投げキスを防ぐのに成功。
305 :
名無し草:2013/12/26(木) 11:38:13.73
魅録はそのまま帰り支度を始めていた。
可憐は残されたカップをトレーに集め始める
魅録の前に置かれている空になったカップを下げようとすると見上げた魅録と目が合った。
睨みつけるわけでも無く鋭さを瞳の奥に隠した目が反らすこと無く真っすぐ見ている。
「可憐、俺のこと狙ってるのか?」
いつもより低く甘い声で魅録が言った。
「変な事言わないで。あたしは恋愛オンチに興味なんか無いわよ。」
「冗談に決まってるだろ。」
そう言って笑った魅録から生々しい男の色気を感じ
いつもの雰囲気と違う魅録に動揺して可憐はそそくさと給湯室へ入って行った。
「じゃあな、可憐。また明日。」
給湯室の外から聞こえた魅録の声はいつもの魅録に戻っていた
――あー、驚いた。この可憐さんが恋愛オンチに一瞬でも落とされそうになるなんて一生の不覚よ
でも一瞬でも見せたあれは何?恋愛オンチと思ってたけど
ほんの3秒足らずの視線でこの可憐さんが落ちそうになったんだから
あいつが本気を出したら美童より性質の悪い女泣かせになるわよ。悪質な美童だわっ!
可憐は腹立たしくなり水道の蛇口を思いっきり捻った
空気読まずに投下、許してちょ
306 :
名無し草:2013/12/26(木) 11:46:16.53
魅可もいいねえ続けて
307 :
名無し草:2013/12/26(木) 13:05:03.61
>>304 乙です
かっけぇなー魅録
あの目で本気で狙われたら一瞬で落ちるよなー
魅と可の並びは大人の色気がすごそう
308 :
名無し草:2013/12/26(木) 14:00:39.51
>>304 魅可おいしいよ魅可
魅可だと魅録がより攻めっぽくなるなぁ
可憐が動揺するエロさがのステキ
「かっこいい魅録シリーズ」次回も楽しみにしてますW
309 :
名無し草:2013/12/26(木) 14:14:46.95
>>301 昨日あんだけ荒れてたから言いづらいだけと言うのもあるよ〜…
清悠大好きだー(こっそり)
決闘の時の勉強だけじゃ駄目だと教えてくれた、と予知夢の撫でてる時の清四郎の表情に萌えたんだ…
みんなもじゃんじゃん萌えバナカプバナすれば
>>804さんみたいに奇特な作家さんが希望を聞いて書いてくれるかもしれないしじゃんじゃんしようよ〜
310 :
名無し草:2013/12/26(木) 14:16:37.59
311 :
名無し草:2013/12/26(木) 22:18:48.85
>>304 ちょっと離れてたら魅可きてた!!
器用な魅録いいねいいねww
思わずニヤけてしまったわ
この二人のカポーはじわっとエロくて好きだわー
まだ点呼してる?10位かな
312 :
名無し草:2013/12/26(木) 22:27:05.46
昔は楚々とした野梨子が好きだったけど
婆になって読み返したら可憐が可愛くて仕方ない
313 :
名無し草:2013/12/27(金) 00:43:13.67
可憐可愛いよ〜。
裏表がないところがいい。
あ、それを言ったら悠理もかw
314 :
名無し草:2013/12/27(金) 02:09:08.52
>>313 遊び慣れてそうだけど実は…っぽいし
なんだかんだ一番乙女で可愛いよー
弱い部分を解ってくれる人と幸せになってほしい
315 :
名無し草:2013/12/27(金) 07:28:23.28
魅可ありがとう!
初期の魅録っぽくて素敵〜
316 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:04:04.15
「かっこいい魅録シリーズ」に洗脳され魅録に目覚めそうだw
317 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:07:50.37
魅録は実は千秋さん似らしいから
間近で顔を見るとかなり綺麗目の派手目な顔なのかもね
体形も野生狼みたいなスラッとした細マッチョイメージ
普段は目付きの悪さとヤンチャな表情とヤンキー姿勢で柄悪く見えてるんだろうけど
318 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:21:34.31
中学までの魅録も謎だよね
両親との確執も無いし育児放棄気味を漂わせるわりには
妙に親子の信頼関係がある
水泳、ダーツ、ビリヤードが得意で英語が喋れるとこみると
千秋さんのことだからイギリスの寄宿舎学校に入れてた時代があるのかも
やんちゃやって退学になり中学は公立行ったとか
時宗さんも剣道仕込んでそうだ
名家の一人息子だし幼少の頃はいろいろと習い事させられてたかもね
319 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:25:10.97
>>302 社交派の美童可憐と人に分け隔てしない魅録は「楽しく過ごす為のお友達」をたくさん作れるな
清四郎は必要に応じて「知人」はたくさん作る
野梨子悠理は取り巻きは作れても
対等な関係が作りにくいからこそ倶楽部の友情が宝物なんだと思うよ
大学入ったら悠理の面倒を卒業まで見まくる野梨子の構図になりそう
320 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:29:23.11
最近、やたらと三億円事件が取り沙汰されてるけど
魅録が実行犯で有閑メンバーが仕組んだ事件じゃないかって思うことがある
321 :
名無し草:2013/12/27(金) 08:49:56.69
>>317 戦国武将顔なのかも
似てはいないが佐々木小次郎風な
322 :
名無し草:2013/12/27(金) 09:24:55.71
清悠作家はいないのかなあ(´;ω;`)
323 :
名無し草:2013/12/27(金) 09:54:09.75
カッコイイ美童もあっていいと思う
作家様、お願いします
324 :
名無し草:2013/12/27(金) 10:49:56.08
規制解除されてました。
>>256からの続きです。こちらに転載して下さった方、ありがとうございました。
前スレでも書いたのですパラレルの一つとして読んでいただれば、と思います。
カプ傾向としては清悠、魅野、美可です(?がつく程度の薄いもの)
サクサク書ける技量がないので進行も話の展開も遅いです。今のペースで少しづつ
上げていければ、と希望してます。
325 :
名無し草:2013/12/27(金) 11:00:47.88
辺りはどっぷりと日が暮れ、白鹿邸と菊正宗邸が見えてきた。
「何ですか?さっきから」
気まずそうな清四郎とクスクス笑う野梨子。
(まったく女性というのは…)
和子といい可憐といい、恋話となると目の色変えて食い付くのはなぜなのか。
野梨子も例外ではないらしい。ここはきっちり反撃せねば。
「清四郎ってば意外と涙もろいのですね。初めて知りましたわ」
「人のことより自分の心配をしたらどうですか」
「何のことですの?」
「今日は魅録は家族水いらずで食事です。松竹梅家の周辺に行っても
魅録は出てきませんよ」
野梨子はカッと赤くなって歩みを止めた。
「どうして…」
「分かったかと言うのですか?逆にどうして分からないと思ったのか
知りたいくらいですね」
「だって…」
「あえて言うなら自然な態度が引っかかりました。僕が魅録のことを
聞いたとき、実にさりげなく返答しましたね。そのさり気なさが
逆に不自然というか胡散臭いというか」
「私、下手でした?」
「少なくとも女優は無理でしょう。児童劇団で辞めておいて賢明でした」
「………」
326 :
名無し草:2013/12/27(金) 11:04:08.59
「魅録に会ったとき、全身から伝わってきます。面白いおもちゃを見つけた
子供のように喜んでますね」
「なっ…」
「彼はとても魅力的ですから、遊び相手にはいい素材だと思いますよ。
野梨子からするといい観察対象ですか」
「やめて下さい!失礼ですわ」
「でも、そういう気持ちもあるでしょう?探偵気分で推理とか」
ぐっと野梨子は言葉に詰まる。
「図星ですか?」
「意地悪…ですわ…」
野梨子は小さく言い返すのが精一杯だった。
酷い言い草だと怒りながらもどこかで認めざるを得ない。
魅録を追跡し、その言動を克明に記録した。その手帳を分析すると
ある方式のようなものが見えてきて、次にどう魅録が動くのか分かる気がするのだ。
ある日、予測を立てて秋葉原で待ってみた。すると本当に魅録が電子部品の
店舗に現れ、自分のプロファイリングもなかなかだと悦に入ったものだ。
(そうですわ。私は、囲碁の手筋を考えるように楽しんでいた。
こんなことがバレたら、魅録は私を軽蔑するかしら?)
野梨子はしょんぼりと項垂れた。
「そんな泣きそうな顔をしないで下さい。別に糾弾したいわけじゃないですから」
「でも…」
「実は僕も、恋愛ではありませんが苦い経験をしたので。同じ思いを
させたくなくてつい…」
「?」
「以前、悠理のお兄さんに言われました。人間関係を甘くみないほうがいいと」
「豊作さんが?どうして?」
327 :
名無し草:2013/12/27(金) 11:05:28.34
「悠理との婚約騒動のときなんですが」
剣菱家の実権を握った清四郎はある人事案を提案した。譜代というだけの
老いた役員を一掃し、仕事が出来る若手を抜擢しようとした。
結局、婚約は破談になり、その案が通ることはなかった。
だが、破談後も剣菱自動車の動向はチェックしており、開発が上手くいかず
他社に遅れをとっていることを知った。
(でしょうね。あの頭の硬い爺さんどもでは…)
清四郎は密かに満足した。
その後、未曾有の不況が日本を襲い数々の企業が打撃を受けた。
そんな中で剣菱自動車はなんとか持ち堪えており、その原因は家族経営だの
町工場だと揶揄されていた社員の結託の強さだった。
清四郎が切ろうとした譜代の老臣が奔走し、万作と豊作を支えた。
あの時抜擢しようとした若手社員はサッサと外資へ転職したらしい。
「僕は一体何を見ていたんだろうと、打ちのめされました」
「それで豊作さんの言葉ですのね?」
「人の本質というものを見極められなかった。単に生理的物体としか
見ていなかったのです。野梨子もどうですか?恋に恋する自分に酔ってる
だけで本当に魅録を分かろうとしていますか?」
「……相変らずズケズケと言いますのね」
魅録の行動と松竹梅邸周辺を逐一記入した手帳。
誰よりも魅録を知りたいと思った証にビッシリと書き込まれている。
(私は魅録が好き。だけどゲーム感覚と言われれば否定出来ない自分もいる)
白鹿邸の門に人影が映る。野梨子の帰りを心配した門下のお弟子さんであろう。
「魅録も普通の男性です。それだけは覚えておいて下さい」
じゃあ、と言って清四郎は隣の自宅へ向かった。
328 :
名無し草:2013/12/27(金) 11:11:10.56
悠理と野梨子。悩む乙女心に関係なく朝はくる。
「美童〜ふざけんなよ!何トチ狂ってんだよ!」
魅録とツーリングに行こうと張り切っていた悠理を待っていたのは、体育系クラブの予算審理だった。
もちろん一人で出来るわけもなく、清四郎が付きっきりでやり方を指導する。
「小学生じゃあるまいし何でこんな事も分からないのですか!
違う違うここに記入するんですよ。あぁ〜この計算方法は留年騒ぎのときに死ぬほど教えたでしょう!」
「誰も頼んでねえけどな」
「……口答えとは偉くなったものですね。そういうヤジは馬鹿が直ってからにして下さい。
いつだったかも僕が心血注いで教えた漢文も…」
「ちょっとぉ、清四郎。その話は後にしてくれない?すごーく長くなりそうな気がするのよね。
あたしもあんたに相談があるのよ」
「あ、ああ。そうですか」
「まったくもう。悠理はまだガキなんだから。見た目30のあんたが
本気になるなんてみっともないわよ」
「僕は18です!!!」
なんだかんだで騒がしい有閑倶楽部。
美童のかけ声で始まった部費の使い道調査は、意外な事実を浮き彫りにした。
お金持ちの子息令嬢だから部費に頓着しないだろうとタカを括っていた。
が、結構な頻度で誤魔化しが発覚し、なかには伝統的に水増し請求を行っていた悪質なケースもあった。
清四郎は学園に伝える報告書の作成に忙しく、野梨子は一人で帰る事になった。
白鹿邸の門に誰かが壁にもたれている影が見え、野梨子はドキンとする。
聖プレジデントの制服、薄ピンクのツンツン頭に鋭い眼。魅録だ。
「よう」
「どうしましたの?」
高鳴る胸を抑え、できるだけ平静を装って聞いた。
「ん、ちょっと話があってさ。悪いけど中入っていいか?」
「ええ、どうぞ」
野梨子は魅録とともに自宅の門をくぐった。
(続く)
329 :
名無し草:2013/12/27(金) 20:23:47.48
おつ!
書いてくれてありがとー
ゆっくり作家さんのペースで待ちますよー
330 :
名無し草:2013/12/27(金) 21:35:25.50
>>324が意味不明
リレーバトンを人に渡さず自分で完走します、じゃなかったの?
パラレルの一つ、って……じゃあリレーの本筋を続ける気がないってこと?
他の人がリレー書きにくくしといて今更それ、ないんじゃない?
だったら最初から完走しますなんて言わなきゃいいのに。
ひょっとして、誰か別人が、アンカーの人に成りすましてるのかな
331 :
名無し草:2013/12/27(金) 22:28:48.63
嵐さんの方にもコメントしてるからアンカーの人本人だと思うけど
完走すると宣言しておきながら今更パラレルはないよね
これまでリレーを続けてくれた作家さんたち
続きを書こうとしてたかもしれない作家さんたちに失礼じゃないかな
ただリレーを強制終了させたかっただけ?って邪推されても否めないよ
332 :
名無し草:2013/12/27(金) 23:05:18.38
前スレ907−911
>907 名前:バスケ大好き名無しさん 投稿日:2013/12/04(水) 13:03:09.16
>投下します。
>少し前に書いたものなので、現リレーと繋がっていません。なので枝分かれしたひとつの
>パラレルとして読んでいただければ幸いです。ビデオネタ設定の骨格は私ではないのですが
>自分なりの解釈で登場します。後半が極薄ですが清悠風味です。
>>781の番外、魅録の部屋で寄せ鍋大騒動→魅録帰宅 からの続きです。
この作家さんで自分で書いたものを自分で完走させたいってこと?
333 :
名無し草:2013/12/27(金) 23:38:35.25
なんでそんなに感じ悪いのかな。
自分がアンカーになりたい(人にバトンを渡すつもりはない)けど
他のバトンがあってもかまわないって言ってるんでしょ?
むしろ謙虚じゃない。
334 :
名無し草:2013/12/28(土) 00:27:40.88
本当それだよ
書く気もないくせに文句多いだけに見えるわ
どのルートでやるか揉めまくってたからパラレルの1つで〜って言いたくもなると思う
投下してくれる人に文句いうのは止めときましょうや…
335 :
名無し草:2013/12/28(土) 01:09:26.41
大掃除の途中で有閑読み始めてしまったw
2014年は新作くるかしら
336 :
名無し草:2013/12/28(土) 01:40:07.16
>>335 私は大掃除してたら押入れ奥から
「南海の秘宝」が掲載されたぶ〜けを発掘してしまった
337 :
名無し草:2013/12/28(土) 02:05:42.04
>>330 >>331 リレー「本筋」が誰かの強制終了のせいで
続けにくくなってるからやむ無くのパラレル宣言でしょうに
「
>>324が意味不明」って理解力無いのにも程があるでしょ
作家さんは気にせずのんびり書いてください
338 :
名無し草:2013/12/28(土) 02:20:36.14
339 :
名無し草:2013/12/28(土) 02:36:07.21
340 :
名無し草:2013/12/28(土) 02:42:14.89
>>6のテンプレはいい加減直した方がいいと思う
既にカプ関係無しに粘着荒らししてるし
荒らしにわざわざ固有名詞付けて相手してやること無いと思う
「誰かの意見に同調する振りをしながらひとりでレスし続けて煽る酷い粘着が居る」でいいじゃん
341 :
名無し草:2013/12/28(土) 05:17:06.60
感の良い人なら見抜いてる
直す必要は無いでしょ
342 :
名無し草:2013/12/28(土) 07:45:40.51
げんじつ当時の該当スレを私は知らないから強くは言えないど
個人的にテンプレ
>>6の「清悠厨」は外して欲しいなぁ…モヤッとする(・ω・`)
今出没してる荒らしは何か作家さんに対する粘着と憎しみが半端ないみたいだけど
黒バス脅迫犯人みたいに
>>6も書き手崩れで叩かれたから
受け入れられてる者への嫉妬行動なのかねぇ
343 :
名無し草:2013/12/28(土) 08:32:23.75
最初は野→魅ルートから始まった
外野が入り荒れ始めたので一作家さんが鎮静剤的にリレーとは関係無く
なんとなく悠→魅風味の夜中の出来ごとを落とした。
それに感化された他の作家さんが続き、カオスな夜3話が発生し
野→魅、悠→魅ルートとなる
ここで強制終了を匂わす清野が登場
リレーが止まる
何だかまた荒れ始め鎮静剤的に野梨子VS悠理が発生
リレーとは全く関係無く「番外」とはっきり宣言した作家さんが清四郎の寄せ鍋投下
ここから引っ張って一作家さんが清悠を投下
リレーには関係無いと言いながらもバトンを出したことにより清悠ルートが発生
何時の間にかこちらが本ルートとなってしまい完走させる作家さんが現れた
しかし今になってパラレルですと言い始めたら「ちょっとまて!」発言が出てもおかしく無いと思う
これを荒らしと言う方がおかしいと思うけどな
344 :
名無し草:2013/12/28(土) 09:25:16.66
話の内容も違う方向に行ってるからパラレルでもいいじゃんw
魅野ルートはリレーではないが横浜の話しと
「カッコイイ魅録シリーズ」(勝手にシリーズにしてごめんなさいw)で
ストーカー見つかって自分的には終了してるな
余談だが次は誰が落とされるのかワクテカしてるw
345 :
名無し草:2013/12/28(土) 09:53:12.44
「リレーを終わらせるつもりではなく、自分が書いたパラレルネタを完走するつもり」
って書けば、こんな誤解無かったかもね。
アンカーって呼び方とか今回の投下前の色々な書き込み見ても、
リレーを完走するつもりだって思った人は多いんじゃない?
パラレルな流れの1つだと理解していたら、カップリング注文なんて書かないでしょう。
346 :
名無し草:2013/12/28(土) 10:18:03.78
>>330はむしろ、アンカーさんのリレーを楽しく読んでたのでは。
リレー(と思っていたもの)を楽しく読んでいて、カップリングにも文句はなく。
そうしたらパラレル宣言が改めて書かれたのでカチンときた、って感じ。
>>344さんも書いてるけど、話の内容はリレーと無関係だから
本筋だのパラレルだの議論する必要はないと思うよ。
元のオカルトDVD・ストーカーの話に戻してリレーを書いても良いし。
少なくとも私は、誰か別人がリレーの続きとして書いても文句は言わない。
347 :
名無し草:2013/12/28(土) 10:55:44.45
344さんでは無いけれど私はアンカーさんのリレーを楽しく読ませてもらってた
それがいきなりのバラレル宣言と話の内容が全く違う方向へ行ったので
読み手としては訳わかんなくなってる状況。
カップリングどうのこうの以前の問題だな
348 :
名無し草:2013/12/28(土) 11:20:48.87
リレー粗筋
・ホンモノが映っているというビデオを入手した清四郎、みんなで魅録宅にてビデオ鑑賞会。なお、魅録だけは違う恐怖にさらされていた。
こわがる悠理に鑑賞会は途中で打ち切り、男たちは女の情念に怯える。
・野梨子がストーカー気味になったワケが明かされる
・後日可憐がビデオの噂の詳細(俳優が女優からストーカーをされた挙げ句死んでいる)を聞きあらたにそのリメイクを入手する一方、
ビデオを調べる男二人、ビデオは和子さんがあこがれた人から貰ったもの、詳しく聞きだせない清四郎は調査を一旦打ち切る。
・みんなでDVD再度鑑賞会。怖くないDVDにみんながっかり、ただし魅録の恐怖は続いていた。翌日熱を出した魅録は入院する。
・ビデオが気になる清四郎、そこに火遊びが大火事になってる美童が乱入大騒ぎ。叱り飛ばされた美童は一人さみしく消火に走る。
・熱にうなされる魅録のカオスな夜、うっかり野梨子に「大好きだよ」と囁いてしまう。
・可憐、ホテルで彼と鉢合わせて失恋。
※1番外、寄せ鍋大会勃発、野梨子の手帳が二冊目になる。
・熱にうなされる魅録のカオスな夜、うっかり悠理にキスをしてしまう。
・番外、愛の証の為に紙コップと戦う魅録と笑う清四郎。
・野梨子VS悠理勃発。
・番外、一方、病院で飛び交うのは羊羮と赤いバラ
・番外、清四郎、魅録宅に生息中。
※2、入院中の魅録、突然すべてが分かった、と野梨子を清四郎に押し付ける。
以上物凄く粗い粗筋。
で、※2が「その後、どうなったかは分からない」との締め方に加えてバトンの受け渡し示唆も無いため
リレーを無理矢理終わらせたい人間によるものでは、と物議を醸しリレーお流れモードに。
そこで※1までの時系列で止まってた文章を
パラレル分岐ということで投下してくれた人が居て、今続いてるのはこのたこ焼きな系譜。
その後に箇条書きで真相公開から荒れまくって、お流れになりかけるも
たこ焼きから開始でアンカーさんが完走目指すという所。←今ここ
349 :
名無し草:2013/12/28(土) 12:30:15.48
ついでにたこ焼きの粗筋も書いてみた
プラモを大破したり温泉玉子を絨毯に撒くなど皆で鍋を楽しんだ後、清四郎は百合子の希望でビデオを剣菱宅に持ち込む。
ダビングしようとするもうまく行かず悠理がビデオに触れると、女優の執念による過去視現象が起きる。
女優の業に引きずり込まれ、意識を失う悠理を必死で引き留める清四郎、ようやく目を覚ました悠理の呟きは「たこ焼き」だった。
ここから現スレ
>>67から
>>195につながるのかな
細かいとこ間違ってたら作家さん達ごめんよ
350 :
名無し草:2013/12/29(日) 11:01:14.32
二日ぶりくらいにきたら訳分からなくなってたw
正直今の状態じゃ自由にリレーの続きを書けばいいと言われても書きずらいよw
あと、パラレルの人が最初に書いたのは強制終了っぽいのの直後だったと記憶してるよ
特に言わなかったけどちょっと荒れそうかもと思ったのを覚えてる
351 :
名無し草:2013/12/29(日) 13:14:57.25
352 :
名無し草:2013/12/29(日) 15:33:17.32
カップリングどうこうじゃなく※2って文章が強制終了…
落ちにああいう書かれ方されたら日本語としてめっちゃ続き書きにくいと思う
※2の書き手は引き受けと引き渡しの挨拶もないしリレー邪魔する為にわざとなんだろな、やっぱり
353 :
名無し草:2013/12/29(日) 18:06:10.68
ぶっちゃけ強制終了っぽかろうがリレーなんだからどうとでも続けられるんだよね
むしろ変な方向に飛んだのを、こう戻すかー!って楽しむのがリレーの醍醐味だと思ってたよ
もちろん戻すのが多少無理矢理なのも自由で
(ついでに言うと、過去の経験から終わるのもあまり期待してない)
やけに拘って諸悪の根源みたいに言ってる人いるけど今の状態は既に強制終了の人は
関係なくなってきてるじゃんw
少なくともそれとパラレルやアンカーどうこうは関係ないわな
上に出てるようにパラレルの人もタイミング的に強制終了を救ったのではなくて
最初は好きなように話を書きたかったんでしょ
それ自体は自由だし書き手は大歓迎だけどねw
ま、アンカーだろうがパラレルだろうがどうでもいいんだけどなんかごっちゃにして
ややこしくしてる人がいる感じがしてね
なんでもいいからとりあえずシンプルにどちらかに決めて続けたらいいよ
外野が気になって〜という人は過去スレきちんと読めば作家さんの対応も参考になるよ
354 :
名無し草:2013/12/29(日) 23:57:37.97
355 :
名無し草:2013/12/30(月) 02:07:36.22
>>353 だよねえ〜
それにさ、リレーのお題は「清四郎が持ってきたビデオ」でさ
カップリングとストーリーは続けようがぶっ壊そうが回収側の自由でいいけど
お題を無視したらもうリレーじゃないと思うんだよね
356 :
名無し草:2013/12/30(月) 08:49:29.51
リレーは作家が居ないから終了のお知らせ
今続いてるのはそこから派生したスピンオフ清悠ストーリー
でFAでしょ?
そもそも何で揉めたのかよく分からない
357 :
名無し草:2013/12/30(月) 09:19:56.83
>>355 「お題」って言っても元々ふわっとした感じでいつの間にかリレーになっただけだしそれは関係無いんじゃ?
ビデオの真相を深めようとしてた人は脱落しちゃってるし、どんな展開してもどんな結末でもバトンが出てればリレーだと思うよ
今回揉めたのはスピンオフなのにバトンが出てたからややこしくなっちゃったのかな
でもあらためて当初のリレーとは違う宣言が出たんだし
それはそれで続き読みたいから今の作家さんは外野気にせず書いて欲しいな―
358 :
名無し草:2013/12/30(月) 10:01:57.44
清野ルートは文章の書き方まで貶され叩かれるのに
清悠ルートは何しても擁護されるのが不気味だ
359 :
名無し草:2013/12/30(月) 10:20:02.41
>>358 「まじめに」書いてくれる人を擁護するのは当たり前だよ
上でも出てるけど例の※2強制終了?の問題点はカプの問題じゃないよ
前の展開を唐突に終了させて次の人が続けにくい書き方をしてバトン意思無し、
それを指摘されてもコメント無し
例え※2の中味が清悠だろうが魅可だろうが、なんだそりゃ、になるのは私だけ?
続きヨロシクの一言とか強制終了のつもりは無かったとかのコメントあれば擁護も出来たけだろうけど…
360 :
名無し草:2013/12/30(月) 10:33:04.99
続き待ってる人がたくさんいるんだから大人しくしてようよ
これじゃ作家さんも書く気失うよ
361 :
名無し草:2013/12/30(月) 10:33:45.18
ごめん、切れた
極端な話、※2の人がリレーにしないでこのまま全部自分で清野で完走するよ、って言ってたらそれだって面白かったかもしれない
私が気に入らないのは人が楽しんで回してたモノにふざけ半分の悪意で横やりしただけっぽい所だよ
他の人はまた違う意見もあるだろうけど
362 :
名無し草:2013/12/30(月) 10:54:53.08
>>360 完走の作家さんはそんな柔なメンタルして無いよ
363 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:02:31.72
自分は強制終了のはあんまり気にしてないなあ
実はそこまで悪意も感じなかったんだよね
鈍いのか?w
>>353タンも言ってるけどいつまでもぐずぐず言ってる方がややこしくしてる感じがするわ
なんかやけに正義を振りかざすみたいな人がたまにいるけど、ご新規さんかな
気持ちは解るけど書き手も読み手も本当に耐性つけないといつまでも揉めるよ
まぁこのスレができた当初みたいで懐かしいけど、経験から皆学んである程度の
耐性つけてきたはずなんだけどね
スレ落ちしてる間にかなりメンバーが入れ替わったのかな
過去作家のスルースキルはマジで素晴らしい時があって面白かったのにw
とりあえず、今完走に向かってる人はパラレルでリレーを続けたければ別でどうぞ
ってことでいいのかな?
なんかややこしいなw
364 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:21:16.31
求む、スルースキル高くメンタルたくましい作家、だな
365 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:22:43.59
>>363 鈍く無いよ。私も強制終了と言われてるのあんまり気にしてなかったし
悪意も感じてなかった
むしろ文句言うより実力行使で出た潔さを感じたと言ったら叩かれるかな
366 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:27:16.28
>>364 好みは別として「カッコイイ魅録シリーズ」の作家さんは
ずうずうしくてすっとぼけた(良い意味で)作家さんだと思ったよ
367 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:33:57.66
>>365 なら良かったw
いや、その後も荒らし続けてたなら悪意と言われてもなるほどと思うんだけどさ
あ、ご新規さんが悪いという意図はないよ
ただやはりここは2chだから
自分の正義なんて通じないし誰かのきつい意見を止めることなんてできないからさ
自衛の為にもスレの為にもスルースキル上げたほうが幸せだと思う
そういう積み重ねでこのスレも続いてきたしこれからもそれができたら嬉しいなと
まぁ正直もっと荒れてたこともあったけどさw
368 :
名無し草:2013/12/30(月) 14:55:26.35
どーでもいい話何だけど、あまちゃん初めて見て
清:東出
魅:福士がいいかなと思えてきた
369 :
名無し草:2013/12/30(月) 16:08:12.75
福士魅録かあ
いいね
すごい爽やかw
370 :
名無し草:2013/12/30(月) 20:31:40.15
今年もスーパーの酒売り場で剣菱と松竹梅が隣に並んでるのを見てニヤニヤしてしまった
371 :
名無し草:2013/12/30(月) 23:07:00.50
東出清四郎イイネ!
372 :
名無し草:2013/12/30(月) 23:20:38.96
373 :
名無し草:2013/12/31(火) 09:03:02.98
>>308 ありがとうございます。
「カッコイイ魅録」三本目ですが自分では「危ない魅録」になってきてるように感じますw
374 :
名無し草:2013/12/31(火) 09:03:46.57
剣菱百合子さんの趣味が高じてとうとうロシアからバレエ団を呼んでしまった。
呼ばれたのはストロワヤ・バレエ団。
来日記念パーティーに出席した有閑倶楽部メンバーたちに囲まれる
顔が小さくまるでお人形のように可愛らしいプリマドンナのプリスカ・パブロワ。
美童は相も変わらず歯の浮くような科白をプリスカに振舞っている。
『全く良くやるよ』と美童に呆れながらもプリスカは魅録のストライクゾーンすれすれのところを
通り抜け小さな灯火を着けて行った。
しかし姉を紹介されると立ち上がった灯火が小さくなる。
紹介された姉は有閑メンバーなら誰もが恐れる元KGB鋼鉄のモルダビア。
常に冷静沈着な清四郎さえ冷や汗を流し、どういう遺伝子をしているのかと震え上がる。
魅録はあまりにもの衝撃にタバコでも吸って落ち着こうと廊下に出るとプリスカが蹲り何かを探していた。
「どうした?」
魅録が訊ねるとイヤリングを片方落としてしまい探しているのだと言う。
一緒に探すとイヤリングは廊下の隅で見つかった
「スパシーボ。」と差し出したプリスカの掌にイヤリングを乗せるとお互いに目が合った。
375 :
名無し草:2013/12/31(火) 09:04:47.86
恋に落ちた瞬間は一瞬にして炎を舞い上げることもある。
見つめ合うお互いの瞳に吸い込まれ気付くと二人はキスを交わしていた。
「プリスカ、こんなとこに居たのかい。」
抱きしめていたプリスカの背後には姉のモルダビアが仁王立ちしている。
「ぼうや、この子の姉が誰とわかってちょっかい出してるのかい。」
モルダビアはギロリと魅録を睨み下した。
「好きになったら姉が誰だろうと関係無いぜ。」
鋭い眼光を放ちながら薄笑いを浮かべ魅録はモルダビアを睨み上げた。
「お姉ちゃま…」
プリスカは困惑した顔をして魅録の腕を掴んでいる。
「フン、そうかい。プリスカが惚れたんじゃ仕方ないねえ。」
不敵な笑いを残しながらモルダビアは背を向けて歩いて行った。
――ぼうや、なかなかやるねえ。眼光だけで私を落としたのはあんただけだよ。
そのままぼうやの言葉を返そうかねえ。『好きになったら妹が誰だろうと関係無いんだよ』
フフフ…好みだわ…悪いねえプリスカ、ぼうやは諦めな…
皆さま、良いお年を…
376 :
名無し草:2013/12/31(火) 12:30:20.39
モルさんを一瞬で落とした魅録GJ!!
374さんかっこいい魅録シリーズありがとう
377 :
名無し草:2013/12/31(火) 23:10:28.12
ショートです。恋愛ないです。高校二年位だと思って下さい。
大晦日。
今年の菊正宗家は姉和子が海外旅行中のため
菊正宗夫妻と清四郎三人の年越しとなった。
「あら、清四郎さんもういいの?。」
大晦日恒例の寄せ鍋に箸をつけなくなった息子に母が尋ねる。
「ええ、御馳走様です。」
言葉少なく答える清四郎。食が進まない理由は酒が進み声が一段と大きくなった父の言葉だった。
「大学はどうするんだ。医者になるにしても違う道に進むのもお前が決めればいい。」
代々医者の家系の菊正宗家に生まれて周囲の期待通りに医者となり、天才外科医の名声を欲しいままにしてきた父。
そんな父でも昔は医者以外の夢があったと幼い頃聞いた覚えがあった。
「父さんの夢だった宇宙飛行士にはなりたいとは思ったことはないですよ。」
冗談混じりに軽い返事をする清四郎。
「お前ならいい宇宙飛行士になれそうだけどな。母さんもう寝るから支度してくれ。」
息子の軽口に冗談で返すと父は部屋を出た。
まあ、宇宙で色んな実験するのも面白そうですがね…
フムフムと思いながらも父の真意が別にあることは清四郎は十分理解していた。
やっぱり大学は外部に進学してほしいのだろう。内部進学では政財界に強いパイプは出来るが、清四郎自身のスキルアップは難しいと。
実力社会で生きてきた父の親心を察することができる清四郎はもう少年ではなく十分に成熟している。
なにか、胸にモヤモヤしたものが残る。無意識に携帯を手に取っていた。
続きます。
378 :
名無し草:2013/12/31(火) 23:13:12.21
「おう。どうした清四郎。」
カチャカチャと電話の向こうで音がする。
「あ、魅録。何してましたか?。」
少しうわずった声が出てしまったがいつもの清四郎の落ち着いた声だ。
「俺?工場の大掃除。年内に落とし前着きそうにねーや。」
明るい笑い声が返ってきた。そしてふぅーと息が漏れてきた。煙草に火を着けたのだろう。カチャカチャした音はもうしない。
他愛もない短い会話をし、電話を切ろうとしたときだった。
「お、清四郎いま暇だよな?これから迎えに行くわ。あったけー格好して待ってろよ。じゃあな。」
返事も聞かずに電話を切った魅録。
暖かい格好ですか…いやな予感がしますねぇと思いながらも言われた通りに仕度する珍しく素直な清四郎だった。
バリバリバリと響く大型バイクのエンジン音が年の瀬の高級住宅街には似つかわしくない。
やっぱりと思いながらも魅録の背中に飛び付いた。
「何だよ積極的だな清四郎ちゃん。」
ニヤニヤしながら魅録はヘルメットを清四郎に渡す。
「ご近所付き合いは大切ですからね。早く大通りまで出てくださっ。」
清四郎の言葉を最後まで聞かずにバイクは飛び出していった。
大晦日の都内は渋滞知らずだ。環状線も首都高も魅録のためだけにあるようだった。
フルスロットルで右に左に自在にバイクを操る魅録の後ろで無心になる清四郎がいた。
続きます。
379 :
名無し草:2013/12/31(火) 23:15:57.57
「まさか男ふたりで初日の出を見るとはおもいませんでしたよ。」
山道の途中の待避所で、ガードレールにもたれた清四郎が呟く。
「そりゃ悪かったな。」
くくっと笑い煙草を消した魅録が続ける。
「ちょうどバイクが組上がったら電話来たからさ。試運転に付き合ってもらおうかなと。」
両腕を伸ばし身体をほぐしながら答える魅録に
「無免許整備士が組んだバイクの試運転なんて勘弁してくださいよ。おまけに無免許運転だし。」
と言いながらも魅録の組んだバイクに魅録の運転なら不安になる要素が思い付かない。
事実、魅録背中で無心でいた清四郎は今いる場所が何処だかわからない。日頃から全てにおいて注意と観察を怠らない清四郎には滅多にないことだ。
「バイクってさ、夏は暑いし冬は寒いし、雨降りゃ濡れるし…」
話し始めた魅録の言葉を清四郎は黙って聞いていた。
「実用的じゃないし、無駄だよな。」
まあそうですね。と思いながらも返事はしないで視線だけ魅録に向ける。
「俺さ、無駄な時間って嫌いじゃないんだよな。」
そう言ってニヤリと笑った魅録は清四郎にヘルメットを投げた。
「帰るぞ清四郎。時間に遅れると剣菱のおじさんウルサイから。」
バイクに跨がりエンジンをかける魅録に向かって清四郎が叫ぶ。
「僕も無駄な時間は嫌いじゃないですよ。」
清四郎は胸のモヤモヤが晴れているのを感じていた。魅録の後ろに跨がり声を掛ける。
「魅録、いつか一緒に宇宙へ行きましょう。」
そう言った清四郎はいつものクールな清四郎スマイルだった。
以上です。お目汚しスミマセン。
よいお年を。
あけおめ!初詣行く前に見に来たら魅録&清四郎いいねいいね!
381 :
名無し草:2014/01/01(水) 13:08:37.52
明けましておめでとうございます!
清四郎魅録、いいお話ですね、年越し、
お正月にぴったり。爽やかだあ。
恋愛からまないお話もまたいいもんですね!
382 :
名無し草:2014/01/01(水) 14:45:58.59
明けましておめでとうございます
大晦日にナーバスになるニュースがありかなり凹んでいましたが
清四郎魅録の爽やかなお話で癒されました。ありがとう
また機会があったらお話を書いて下さいね
383 :
名無し草:2014/01/01(水) 16:45:45.70
大晦日話を書いた者です。年越し前にうpしたくて、慌てて書いたので推敲不足で、てにをはも抜けてたりおかしかったりでスミマセン。
最後は尻窄みな感じで反省してます。ちょくちょく規制されるので難しいですが、また書けたらうpさせて下さい。
読んで下さった方々、ありがとうございます。ダメ出しも待ってますw
384 :
名無し草:2014/01/01(水) 19:05:14.44
いんや、とてもいいショートです。
いつになく余裕のない清四郎が
魅録らしいソツのないおおらかさ、友情思いに
救われているところ、いい情景です。
385 :
名無し草:2014/01/01(水) 19:14:18.16
GJでした!
直接的な言葉がなくても気持ちが伝わるのがこの二人らしくて
すごく癒されました
男同士の友情、いいなー
386 :
名無し草:2014/01/01(水) 23:05:17.12
良いお年玉頂きました
作家さん達ありがとう
387 :
名無し草:2014/01/01(水) 23:13:57.45
新年早々に良いものを読ませて頂きました。
清四郎魅録の作家さんありがとう
388 :
名無し草:2014/01/01(水) 23:14:54.18
そしてやっぱり寄せ鍋なんだなW
>>368 ごちそうさんの東出にはぜひオールバックですだれ頭にして欲しい
紺の上掛け来て腕組みして正座してるとまんま清四郎に見えてくる…
389 :
名無し草:2014/01/01(水) 23:41:19.89
>>383 とんでもないGJです
良いお話でしたよ
以心伝心な二人がいいなあ
390 :
名無し草:2014/01/01(水) 23:48:53.96
391 :
名無し草:2014/01/02(木) 01:38:48.72
>>379 年末年始と忙しくやっとPC開けたら良質話が!
清四郎と魅録は一緒に宇宙へ行くのかな
夢のあるお話ありがとう
392 :
名無し草:2014/01/02(木) 09:45:41.27
回り道と言えば高校二年を2回やるのが決まった時の
清四郎野梨子の家の反応が知りたいわぁw
野梨子の家は驚くだけだろうけど
清四郎の家は和子さんが手厳しそうだし時間差で悠理への恨みでキレてそうだな清四郎
393 :
名無し草:2014/01/02(木) 10:32:42.31
>>392 コンピューターで手を打ってるから大丈夫でしょw
394 :
名無し草:2014/01/02(木) 10:48:11.83
>>388 清四郎じゃなく菊正宗一家が寄せ鍋好き?
剣菱家の事情P24一番上のコマ一家で寄せ鍋してるねw
395 :
名無し草:2014/01/02(木) 11:31:19.08
話が変わるけど
メンバーが入れ替わっちゃうネタは良くあるけど
男の子、女の子それぞれじゃなくシャッフルって無いよね
美童と悠理が入れ替わり
可憐と清四郎が入れ替わり
野梨子と魅録が入れ替わり
どうなっちゃうんだろうwww
396 :
名無し草:2014/01/02(木) 21:10:10.76
あたし、アタマ悪いんでそこまで混線したら
こんがらがりそう。。。
397 :
名無し草:2014/01/03(金) 01:30:41.04
あたしもアタマ悪いんで理解できませーーーん
398 :
名無し草:2014/01/03(金) 02:31:41.20
そんなことで一々ageんなや・・・
399 :
名無し草:2014/01/03(金) 07:29:41.85
>>390 滑ったwというよりやっちまった…という心境です
「さらばシベリア鉄道」を聞いてて思いついて書いたのが前日の夕方で…
UPした午後に訃報を知って唖然としました
1981年の春は有閑倶楽部の連載開始、A LONG VACATION発売でダブル衝撃を受けました
それからずっと有閑倶楽部と並行して今日まで来てたから。
清四郎:さらばシベリア鉄道 美童:A面で恋をして 魅録:ペパーミントブルー
悠理:君は天然色 可憐:恋するカレン 野梨子:フィヨルドの少女
このイメージだったからなあ…
やっちまいました……淋しい…
400 :
名無し草:2014/01/03(金) 08:01:47.81
いいよいいよからむ人はスルーで。
375おもしろかったよ。
401 :
名無し草:2014/01/03(金) 11:09:57.03
>>399 魅録がペパーミントブルーってwww
「忘れようったって無理だよな」のとこの魅録に聞かせたら泣くよw
私はラジオで訃報を聞いた
リンゴを喉に詰まらせてって聞いた時は誤報かと思ったよ
402 :
名無し草:2014/01/03(金) 13:34:22.17
大晦日話を書いた者です。沢山のレスありがとうございます。とても嬉しいです。
ちょっと補足させて頂くと最後の清四郎の「宇宙へ行きましょう」のセリフは宇宙飛行士を目指すというより、魅録への信頼感みたいなものだと思って下さい。でも清四郎なら宇宙へも行けそうですよねw
大晦日のどさくさに紛れて初うpしちゃいました。調子にのってまたうpりたいと思いますw
読んで頂いてありがとうございました。
403 :
名無し草:2014/01/03(金) 14:15:22.11
404 :
名無し草:2014/01/03(金) 17:23:06.60
根っこが常識人寄りな魅録より清四郎との方がモルダビアとの相性が良さそうだ
才媛で力も対等以上、人脈も情報量もプロ
くっついて二人でスパイ会社作れば良いと思う
405 :
名無し草:2014/01/04(土) 15:58:02.92
>>399>>401 ペパーミントブルーってどんな曲だっけ?とyoutubeで探して聞いてみたら
懐かしくて涙出そうになったよ。
名盤「A LONG VACATION」はすり切れるほど聞いたのに忘れてた。
言われてみれば大瀧詠一と有閑倶楽部ってなんだか合う。
恋するカレンの歌詞読んでたら清×可のショートストーリーが書けそうな気がした。
406 :
名無し草:2014/01/04(土) 17:04:35.53
君は天然色は清四郎×悠理が書けそうだよね
407 :
名無し草:2014/01/04(土) 17:57:29.02
さらばシベリア鉄道のイメージで清×モルなSSを
408 :
名無し草:2014/01/04(土) 21:33:24.68
>>405 >言われてみれば大瀧詠一と有閑倶楽部ってなんだか合う。
同感。
30年たっても色褪せないところとか曲も歌詞も合ってる
A面で恋をしてなんて美童のテーマ曲みたいw
ペパーミントブルーの「そ〜ら〜もぉ〜う〜みもぉ〜」最後のフレーズなんて
南海の秘宝最後のシーンそのものだよね
409 :
名無し草:2014/01/04(土) 22:32:15.84
清四郎は「座 読書」と言いたいとこだけどマニアック過ぎる
一人カラオケで「冬のリビエラ」を熱唱してそうだよねw
410 :
名無し草:2014/01/04(土) 23:12:05.23
ロックフェスに出てる位だし魅録悠理はそれなりに歌うまいんだろな〜
アドベンチャークイズの様子見ると可憐美童も上手そう
野梨子は長唄とか詩吟は出来そうだけど
清四郎がものすごい音痴とかだったら面白いな
411 :
名無し草:2014/01/04(土) 23:59:04.48
>>405 姐さん、ペパーミントブルーは「EACH TIME」の方でっせ
EACH TIMEからなら「ガラス壜の中の船」で
魅野の別れ話1コマ書けそうだな
412 :
名無し草:2014/01/05(日) 01:51:16.84
413 :
名無し草:2014/01/05(日) 12:09:31.20
歌にあわせるとSSが別れ話ばっかになりそうな気がするがw
そういや金麦のCMもこの人か?
414 :
名無し草:2014/01/05(日) 15:28:47.42
>>405 >大瀧詠一と有閑倶楽部ってなんだか合う。
明るくて軽くて(いい意味で)ちょっとお洒落なところが共通してる!
415 :
名無し草:2014/01/05(日) 15:31:58.00
416 :
名無し草:2014/01/07(火) 11:21:27.27
原作の正月って結局何回あったかな…
サザエさん時空じゃないことにする場合
みんな同じ正月に起きた事件になるのかw
417 :
名無し草:2014/01/07(火) 12:26:40.11
>>410 ンガベーみたいに音痴なのにマイク持つと放さないタイプだったりw
418 :
名無し草:2014/01/07(火) 13:28:56.80
「こういうのはあまり得意じゃないんですよ」とか歌う前は遠慮してる癖に
歌い出すと「待ってください、あともう1曲!」ってエンドレスジャイアンリサイタルに
419 :
名無し草:2014/01/07(火) 13:47:36.02
それで「いとしのエリー」とか歌っちゃったりするんだよなw
420 :
名無し草:2014/01/07(火) 15:35:15.13
美童は後から音痴設定になったんだったっけ?
421 :
名無し草:2014/01/07(火) 15:45:24.96
そういやシークレットエピソードじゃ音痴にされてたな美童
アドベンチャークイズのカラオケのことは御大は忘れちゃったんだろうな
あや、音痴でも自信満々に歌ってたのかもしれないけど
422 :
名無し草:2014/01/07(火) 15:50:28.21
シークレットエピソードの後付け感は半端ないぞ
時宗さんは千秋さんに若い頃は悪くなかった言われてたのに今と大差ないし
悠理は幼稚舎時点で既にアレなのになんだあの慈愛溢れるロリっこ
まああの後で頭打ちまくったのかもしれないがW
423 :
名無し草:2014/01/07(火) 21:13:03.29
424 :
名無し草:2014/01/08(水) 10:31:13.99
あのシークレットエピソードのロリ悠理だったら野梨子とも大喧嘩しなさそうなんだが
幼稚舎に入るまでの間に一体何があったんだ悠理
425 :
名無し草:2014/01/08(水) 10:44:32.44
小ネタです
今日も暇だと何すること無く生徒会室でダラダラしている有閑倶楽部メンバー
「そんなに暇でしたら寄せ鍋カラオケ大会でもしましょうか。」
ここぞとばかりに清四郎が立ち上がった。
「いけねえ、千秋さん迎えに成田まで行くの忘れてたぜ。成田だよ成田遠いなあ〜
おっと、もう出ないと遅れちまう。」
「僕もデート掛け持ち5件あったの思い出したぁ〜、5件なんてモテる男は辛いよぉ〜
今日、迎えの車あるから魅録、乗って行きなよ。」
「あっあたし、エステの予約あったの忘れてたわぁ〜」
「私、踊りの稽古があったのすっかり忘れてましたわよぉ〜」
「あたい、母ちゃんの買い物に付き合う予定があったぁ〜。
五代呼んだから野梨子と可憐、乗せてってやるよ。」
「待ちなさい。千秋さんは確か剣菱のおばさんとモーリシャスですよね。
可憐行きつけのエステは本日定休日。
いくら美童でも5件のデートを掛け持ちできますかねえ。
野梨子の踊りの稽古は火曜と木曜。本日は金曜日です。」
そう言ってのけるとカバンの中からドヤ顔で取り出したのは黄金マイクに3枚のCD
「送迎の車も揃ったところですし、さあ行きましょう。」
426 :
名無し草:2014/01/08(水) 10:46:51.56
「いっ行くってどこにですの?」
野梨子が震えながら聞いた。
「寄せ鍋にカラオケと来たら行くところは決まってるじゃありませんか。松竹梅邸です。
魅録くんが気だるく歌う『スローなブギにしてくれ』ぜひとも
リアルサウンドスピーカーで聴きたいものです。
明日は休みですから思いっきり食べて歌いましょう。」
清四郎の高笑いが生徒会室に響き渡った。
「俺、『スローなブギにしてくれ』なんて歌ったことねえぞ。」
「自分が歌いたいんですのよ。新しいレパートリーですわね。」
「コワイこと言わないでよ野梨子。」
「CD3枚も持ってるよ…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)」
「あたい、お腹痛くなってきた…」
半分死にかけてる美童。ちゃっかり耳栓を用意していた野梨子。
諦めモードで拍手をするお人好しな可憐。
ヤケ食いに専念する悠理。
iPodに入れたハードロックを大音量で聴きながら
清四郎に言われるがままサウンドチェックをさせられる魅録。
庭の男山は穴を掘って避難し、シッポを丸め震えていた。
427 :
名無し草:2014/01/08(水) 20:53:16.86
>>425 乙です
ジャイアン清四郎おかしい&怖いw
魅録が気だるく歌うスローなブギにしてくれはぜひ聞きたいわw
ちょっと質問
超マイナーな有閑虹だけどみなさんは他にどんな虹にはまってるの?
スレチだったらスルーしてください
428 :
名無し草:2014/01/08(水) 22:49:28.59
小ネタ楽しい、メンバーみんな揃うと有閑らしくて良いですね。
野梨子小さい頃からさんざんめいわく被っていたのかな、だとしたら回避方法知ってるんだね。
私は二次ってここまでハマったのは有閑オンリーだわ、好きなマンガあるけどマイナー過ぎて検索しても出てきやしない。
有閑はお仲間と同じカプ好きもいらして嬉しいわ。
429 :
名無し草:2014/01/08(水) 23:18:58.26
鍋奉行にジャイアンリサイタル面白かった
ついでにスケジュールチェックが最凶過ぎて笑った
私は複数の萌え属性持ちだから
(年の差、主従、男ヤンデレ×女ツンデレ、戦うヒロイン、幼馴染、復縁etc.)
面白いと思った作品中にそれにハマる男女が居たら仲間を求めて支部を漁ってる
今ハマってるのは旬ジャンルのマイナーカプなんだけど
旬ジャンルの威力は凄くてチェックをサボると追いつかなくて嬉しい悲鳴
ハマるものが無い時は海外ロマンスをあらすじから探してる
有閑は公式カプが無いおかげで色んな組み合わせが楽しめて嬉しい
このスレのおかげでどのカプも美味しくいただけるようになったし
カプが無くてもキャラクタが魅力的で面白い妄想もたくさんあってこのスレ大好き
430 :
名無し草:2014/01/08(水) 23:22:40.68
>>427 清四郎リサイタルwww
知性派ジャイアンか…なんか合ってるな
私は普段はpixiv辺りにいる腐女子だよー
ジャンルは非ジャンプで手広く
少女漫画系の二次パロは有閑が一番好きだw
他はイタkissの二次も読んでたよ
431 :
名無し草:2014/01/09(木) 12:52:59.82
退路の断ち方がいやらしくて実に清四郎らしいなw
虹傾向は偏ったノマカプ嗜好が露骨なので余り出したくないけどwキタネコクリアリネウヤコ沖神とかその辺うろうろ
虹は見ないけど悪霊シリーズと異国館ダンディとか好きだったな〜…
432 :
名無し草:2014/01/09(木) 13:10:56.71
暇だと言ってたメンバーなのに
ジャイアン清四郎リサイタルが決行されそうになったら
一斉に用事が出来て忙しくなったメンバー
どれだけ最凶なんだよとワロタ
ジャイアン清四郎のスローなブギにしてくれがコワ聞きたくなってしまうw
私は原作で好きなものは取りあえず二次に行ってみるけれど
エグイとこが多く二次アレルギーになったこともあった
有閑でアレルギー克服どころかハマリにハマって大嫌いだった腐にまで目覚めてしまったw
たまに荒れるけれど私が見て来たエグイとこに比べれば微笑ましい
だからこのスレが大好き
433 :
名無し草:2014/01/09(木) 19:32:47.29
荒れも大晦日から新年にかけては
人は居るし穏やかだし作品投下もあって良い流れだよね〜
このままの流れがずっと続くと良いなぁ
大型作品の投下があればなお良いけどW
434 :
名無し草:2014/01/09(木) 20:01:58.41
どうか平穏に続きますように。
435 :
名無し草:2014/01/09(木) 23:07:06.44
436 :
名無し草:2014/01/09(木) 23:29:50.71
長編を一人でやりきれる位気合入った作家さんは悲しいけど、今どき2chなんかには残ってない気がするよ…
リレーなら終わらないかもしれないけど大型にはなるからまたリレーが始まればいいかも
個人的趣味でミステリとかホラーが理想!
雪に閉ざされた山荘で起きる連続殺人事件、倶楽部のメンバーにもついにその魔手が!みたいなw
スパ回連続殺人だけど犯人がみんな自供しちゃってあまり謎解きしてないんだよな―
437 :
名無し草:2014/01/12(日) 13:21:33.22
保守
438 :
名無し草:2014/01/13(月) 14:57:23.96
急に過疎った
また規制が発生したの?
439 :
名無し草:2014/01/13(月) 15:19:55.30
暇が出来たら書きたいな
440 :
名無し草:2014/01/13(月) 19:48:02.54
単に人がおらんだけなんと違う?
441 :
名無し草:2014/01/13(月) 22:48:23.32
連休だったからね
442 :
名無し草:2014/01/14(火) 09:21:23.61
このスレでは多分私一人だろうと思われるぐらい
超マイナーカプ萌えなので一人で妄想する淋しさ・・・w
443 :
名無し草:2014/01/14(火) 10:48:26.07
保守
444 :
名無し草:2014/01/14(火) 13:31:32.04
>>442 その思いをスレにぶつけるんだ!
意外と共感得られるかもよ
445 :
名無し草:2014/01/14(火) 13:32:24.36
好きに語っていいんやで〜
清四郎絡みのカプじゃなければ噛みつかれることあんまないよ多分w
同士が見つかればラッキーよ
446 :
名無し草:2014/01/14(火) 13:33:31.59
447 :
名無し草:2014/01/14(火) 15:23:23.65
マイナーカプ興味あるw
異性間で一番マイナーなのって美可かな
同性間だと可悠は見覚えない気がする
448 :
名無し草:2014/01/14(火) 18:45:57.11
禁断の菊翁×百合子さんとかでもエエんやで?
449 :
名無し草:2014/01/14(火) 20:20:32.45
メジャなのは清野と清悠なのかな
おっかけて魅野と清可、ついで美悠と魅悠
美可は似た者同士過ぎてカプ人口少ないのかな?
ノマカプで
美×和とか豊×野とかあれば読みたい
意外と豊×可は見かけるよね
450 :
名無し草:2014/01/14(火) 22:14:38.39
442です。温かいお言葉ありがとう
やっぱり誰も考えないほどマイナーだったと改めて…(大笑)
チチ×魅録なんだけど
いくら小国とはいえ、王冠が見つかったから10分後に戴冠式〜
なんてわけにも行かないだろうに準備まで三日〜一週間かかると仮定
地下水に流された時、美童に見つからなければチューしそうな勢いだった魅録に
積極的な王女様の二人だから何も無かったはずは無いと妄想が広がるのです。
20年後、家庭を持った魅録が一家団欒でテレビを見ていたら
世界の王室からとか何とかでマイタイ王国特集で王の甥が広報大臣やってて魅録そっくりだったとか
千秋さんの和貴泉倶楽部がマイタイ王国にリゾート開発だとか一人で妄想してました
451 :
名無し草:2014/01/14(火) 22:51:08.14
魅チチか!w
いや、私も好きだよ純愛だしね〜
会おうと想えばすぐあえそうなのに会いに行かないのはやっぱり相手の立場に気を使ってるのかな?
魅録はなんだかんだ言って配慮の人だしね
これが清四郎だったらあらゆる手を使ってでも日本に無理矢理連れて来ちゃいそうだけど
…それともやることは全部済ませたから未練が無いとかなw
452 :
名無し草:2014/01/15(水) 01:56:47.28
魅録×チチ、私も好きだよ
会おうと思えば会えそうなのに会わないのはぶっちゃけ作者の都合w
一応チチは一生神に仕えるって願掛けしたんだったっけ?
あの国でも神に仕える女性は独身ってことになってるのかな
神主さんだってお坊さんだって牧師さんだって妻子が居てOKなんだから
チチだって神に仕えながら夫と子供もってもいいよね
453 :
名無し草:2014/01/15(水) 02:17:51.62
チチの一生神に仕えるって神官になるって意味じゃなく
一生マイタイ王国の神とされる宗教を信仰崇拝する意味だと思ってた
貞操観念も宗教に左右されることが多いよね
チチの積極的な行動を見るとそれほど厳しくは無いのかも
魅録も好きになったら案外と手が早いよなあw
454 :
名無し草:2014/01/15(水) 06:34:29.65
チチは生粋の巫女って感じでは無かったけど、
兄弟が王になったら争いを無くす為にみんな子供作らせないように神職にさせられちゃうんじゃないかな〜
沖縄のノロみたいな制度とか
そんなニュアンスっぽかった
455 :
名無し草:2014/01/15(水) 08:04:32.85
豊×可は弱気豊作でも強気豊作でもイケると思う。
豊×野は地味だw
456 :
名無し草:2014/01/15(水) 08:30:10.68
成人式の振袖姿を想像してみた
野梨子→白地に御所解の古典柄。母さまから譲られたもの。
可憐→黒地に牡丹や芍薬等大ぶりで華やかな花柄。
悠理→赤地にヒマワリや百合等明るく元気な花柄。花の陰に刺繍でタマフク。
457 :
名無し草:2014/01/15(水) 11:37:30.53
野梨子の場合父親が下地を描いたものを特注で織らせた着物かもよ
458 :
名無し草:2014/01/15(水) 14:08:20.72
あれ、ひょっとして数えだと現役高校生のまま成人式来ちゃう?
459 :
名無し草:2014/01/15(水) 21:49:54.30
豊作さんも決断力が無いだけで無能な訳では無い訳で
決断力の塊みたいな野梨子が嫁になったら剣菱も安泰だな
460 :
名無し草:2014/01/15(水) 22:10:39.57
>>452 >チチだって神に仕えながら夫と子供もってもいいよね
いいと思うよ。
日本の皇族だって女性は結婚と共に皇室を離れるしね。
461 :
名無し草:2014/01/16(木) 00:29:37.58
>刺繍でタマフク
笑ったw
462 :
名無し草:2014/01/16(木) 01:37:17.04
>>445 噛みつかれることも無いが盛りあがりも無いなW
463 :
名無し草:2014/01/16(木) 08:38:54.33
んじゃ、清四郎の相手に誰がふさわしいかを徹底討論するとしようかW
464 :
名無し草:2014/01/16(木) 09:13:27.39
>>462 少数派だけど幸いに絵も文章もできるので一人で盛り上がれます
絶対これってのが無いからこのスレではどのカプでも楽しんでる
楽しんだもの勝ちよ
465 :
名無し草:2014/01/16(木) 10:10:56.04
清四郎に相応しい相手は居ない、がFAな気もするがなw
もし清四郎が恋愛シミュレーションゲームをやったら
何度繰り返しても絶対バットエンドのゲームオーバーになる
それで「このゲームおかしいですよ!理論上は僕のやり方で上手くいくはずなのに…!」とかぶつぶつ言って美童に笑われるんだわ
466 :
名無し草:2014/01/16(木) 10:38:53.19
>>464 絵や文章をご披露の予定は?
もし嫌じゃなければ見てみたい
467 :
名無し草:2014/01/16(木) 11:18:03.43
消去法でいったら野梨子なんだろうけど
野梨子は幼稚ながらも裕也と恋愛しちゃったからね
夜も眠れず何も手につかないほどの恋煩いして
美童に頭下げて相談出来るほどの相手が見つからない限り
清四郎の恋愛は難しいかも
468 :
名無し草:2014/01/16(木) 11:42:46.87
恋は基本的に脳みその錯覚だからなぁ
感情を理屈で割り切る清四郎はあらためての恋には落ちにくい
逆に、ずっと前から恋をしてたけどずっと気がついて無かった、は普通にありそうで妄想すると一番楽しい
美童に「今更だけど清四郎のそれは恋だよ」とか指摘されて不覚っ!!ってなる清四郎を見てみたかったW
469 :
名無し草:2014/01/16(木) 12:07:32.86
やっぱり清四郎は盛り上がるなW
470 :
名無し草:2014/01/16(木) 13:41:16.18
すまん。出遅れたので独り言
南海の秘宝の話題が出てたけど
8巻の新しい表紙の魅録がエロいんだよ・・・
471 :
名無し草:2014/01/16(木) 20:52:17.12
魅録のコイバナも当然好きなんだけど、
清四郎と悠理は原作で恋することが無かったから
もし恋したらどうなるか色々妄想が膨らむんだよね。
いや、悠理は一応してはいるけどさ、取りつかれて。
次にほんとに恋しても「どーしよー、また幽霊に取りつかれちゃったよぉ!!」って大騒ぎするんだろうか…。
472 :
名無し草:2014/01/16(木) 22:33:57.38
清四郎と悠理は性格的に上手く行くカプだと思うよ
473 :
名無し草:2014/01/16(木) 23:06:08.58
魅録は魅可が一番萌えるな〜
チチとか原作嫁って感じW
474 :
名無し草:2014/01/16(木) 23:29:25.23
豊作さんの嫁については御大もいつか見つけてあげたいって言ってたっけ
顔もけして悪くはないし剣菱をそれなりに切り盛りしてるしあの家族の中で常識人保ってるし
かなりの良物件なのにねぇ…ドラマじゃ存在自体末梢されてたけども
性格とか見ると和子さんとなんか相性よさそうな気がする
475 :
名無し草:2014/01/16(木) 23:44:57.09
豊作さんと和子さんが結婚して清四郎と悠理が結婚したら
剣菱家は凄いことになりそうだW
476 :
名無し草:2014/01/17(金) 01:34:47.26
清四郎は足フェチ。ハイヒールで欲情する
魅録は面食いおっぱい星人
美童は容姿さえそこそこなら問題なし
477 :
名無し草:2014/01/17(金) 01:50:56.70
>>475 それ面白そうだね
剣菱財閥って医療関係はやってないみたいだから
菊正宗病院と提携して最先端医療施設大病院に建て替えて
姉弟で取り仕切る
清四郎と悠理ならサッカーチーム作れるぐらい子供産みそう
478 :
名無し草:2014/01/17(金) 05:52:21.48
豊作さんと和子さん、
婚約騒ぎの時に親族顔合わせはしてるよね多分
どっかで再会してあの時はどうもうちの野蛮な妹が、いえいえうちの愚弟が、って身内のことで謝りつつ愚痴ってるうちに意気投合、とか
479 :
名無し草:2014/01/17(金) 07:46:29.54
虎の巻読み返したけど、編集さんがなぜか全力で清野プッシュしてる不思議
普通ああいうのは中立に立ちそうなものだけどなぁ
単行本で書いてた御大の魅野が可能性高い発言も華麗にスルーして、
魅録が悠理に甘いというだけで魅悠押しもしてるし
当時のりぼん編集部にお手紙をくれる読者に清野、魅悠が多かったのかな?
少女漫画の王道りぼん編集さんだから、好きな女の子には男は優しくするもの、という前提で書いてるだけかもしれないけど
480 :
名無し草:2014/01/17(金) 08:41:04.48
>>479 私もそれ疑問に思った
公式でメンバー同士のカップリングが成立してないなら
中立に立つのが大人の仕事だよねぇ
シャム猫のティオペペ連れてたイタリアマフィアのボスも
ちゃんと「ピッチーニ」って名前あるのにただの「イタリアハゲ」になってるし
(おまるの回で魅録が殴られてた時、マオタイがピッチーニって呼んでた)
虎の巻って意外といい加減
子供の頃の記憶なので記憶違いがあるかもしれないけど
御大はかなり早い時期から魅野の可能性言ってたような・・
りぼんに八鹿の回が連載された後書きみたいので
白無垢の野梨子と羽織袴の魅録が並んでるイラスト付きで
メンバーの中で結婚するならこの二人で式は和装と書いてあったような記憶がある
だからチチの回はびっくらこいた
個人的にはメンバー同士のカップリングはどの組み合わせでもイケるクチだけど
481 :
名無し草:2014/01/17(金) 10:17:35.89
虎の巻はムックものとしてはかなり出来が悪いよ
一条御大の魅録チェリー,清四郎は好奇心でやっちゃう奴宣言位かな、見所はw
482 :
名無し草:2014/01/17(金) 12:48:27.36
>>477 「清四郎の嘘つきぃ!
サッカーチームはさすがに無理、野球チームでって言ったじゃないかぁ!」
「嘘なんてついてませんよ?相手チームも居ないと試合が出来ないじゃないですか
さ、引き続き頑張りましょうね!」
483 :
名無し草:2014/01/17(金) 22:19:49.19
484 :
名無し草:2014/01/18(土) 13:31:04.26
485 :
名無し草:2014/01/18(土) 20:35:48.74
みれないよぅ
486 :
名無し草:2014/01/18(土) 21:32:30.93
見れたよ
清四郎と悠理の子も描いて欲しいW
487 :
名無し草:2014/01/18(土) 22:07:43.17
上手ですね!御大タッチ!
野梨子清四郎の子も想像しやすそうで
浮かばない、ぜひ書いてほしいな!
488 :
名無し草:2014/01/18(土) 23:48:43.38
おー上手だね。チチと魅録だとこういう子になりそう
またぜひよろしくです
489 :
名無し草:2014/01/19(日) 00:53:02.48
清四郎と悠理の子見たいね
ぜひともお願いします
490 :
名無し草:2014/01/19(日) 11:22:39.75
清四郎と悠理の子剣菱イレブンって
万作さん似、百合子さん似、豊作さん似と
雑種犬の子犬(悪い意味じゃなくて)みたいに
容姿、性格と個性の強い子多いだろうね
しかし清四郎は絶倫すぎるW
491 :
名無し草:2014/01/19(日) 12:09:50.45
外見だったら美童と悠理の息子とかが超美形になりそう
清四郎と悠理の子は顔もさることながら根性と生命力がとんでもないのが出来るな
清野は純和風で清四郎と野梨子のクローンみたいな姉弟が出来そう
魅録可憐の子はお人好し人情派の超絶人たらしになる
美童野梨子ハイブリットでミステリアスエキゾチック、芯は強くて頑固な美少年も見てみたい
492 :
名無し草:2014/01/19(日) 23:36:51.33
誰と誰の子て想像は出来るけど
具体的なイメージが浮かばないんだよね〜w
493 :
名無し草:2014/01/20(月) 02:40:06.09
494 :
名無し草:2014/01/20(月) 07:29:35.80
487でも489でもないが絵は描ける描けないの差が激しいからなあ
いや、自分で作ろうというのは分かるけどw
495 :
名無し草:2014/01/20(月) 08:49:34.76
484だけど御大の絵は
いくつかの属性と微妙な変化の描き分けがあってとっても難しいよ
496 :
名無し草:2014/01/20(月) 10:14:52.59
見られる絵を描くには積み重ねの技術がどうしたって必要だからね
その点、文章は多少怪しくても書けることは書けるし
読み手も勝手に脳が補整してくれるしでハードルは低い
自分の好みは自分が一番理解してるのだからレッツ自家発電ですよ
497 :
名無し草:2014/01/20(月) 11:46:05.26
上手い下手が一目で分かるよね
私もチャレンジしたことあるけど人体が複雑骨折でしたよw
498 :
名無し草:2014/01/20(月) 12:09:00.12
>>496 レッツ自家発電最高ですよね
自分の好み萌えを描くから手抜きしない
で、これヤバイだろってものが出来上がるw
私は色塗りが超ヘタで幼稚園児のぬりえの方が上手だよw
499 :
名無し草:2014/01/20(月) 13:15:18.09
個人的な見解だけど画力が育つのは小学4年辺りから中学2年位までだな
自意識が固まり欲望に忠実で客観的な見方の出来ない時期
この時期に画力を見られるレベルに持ち込めてればその後も伸びるけど
中学越えて始めてた場合はまず伸びない
画力が上がる前に大抵の人間は自分の羞恥心に負けちゃうから
絵が描ける人は若い頃の欲望に素直だった自分に感謝すべきだ
画力は一生の財産だよ
つうか羨ましい
500 :
名無し草:2014/01/20(月) 13:28:54.16
御大の絵って時期によって全く違うし
何をどう似せれば御大の絵っぽくなるのか
絵心ない私には見当もつかないわ…
御大の画力って蛇神さまから白鹿野梨子に捧げる〜の頃の絵がいっちゃん凄いよね
あとはスパの時がまるっこくて可愛くて色気あるので好き
燿変天目は私でもヒトコマなら真似出来ちゃいそうな位アレな感じだったけどさ…
501 :
名無し草:2014/01/20(月) 22:01:44.83
>>496 そうだよね
サーフィンしてる清四郎と文章で書くのは簡単だけど
絵にするのは難しいもんなあ
502 :
名無し草:2014/01/20(月) 23:03:40.09
絵で描くのはしんどくても文章は陳腐でも何でも描写連ねればなんとなくそれっぽくなるもんね。照れを捨てれば誰だって文学風味でもエロでもホラーでも書けるさ!
みんなで書き手チャレンジしてみようよ〜w
503 :
名無し草:2014/01/20(月) 23:23:30.70
>サーフィンしてる清四郎
なぜ想像するだけで笑えるんだろうwww
504 :
名無し草:2014/01/20(月) 23:29:15.98
ボードを海面に滑らせ海中へと身を進める。
白い波頭が肩口を叩きはじめるとともに心地よい緊張が背筋を走るのを清四郎は感じていた。
飛び散る飛沫は塩を運びひっきりなしに目を痛め付けるが、それでも閉じられることなく、その目は猛禽類のように海面を探り――そして捕らえるのは、壁のようにそそりたつ、波。
肢体を一息に跳ね上げ海面を撫でていた腕を中空へと解放する。足の筋肉はサーフボードを掴もうと軋みをあげ――
……次の瞬間、清四郎の体は、サーフボードもろとも海中へと沈んでいった。
………ダメです先生、文章書き慣れない人間には全く簡単じゃないです
505 :
名無し草:2014/01/20(月) 23:38:52.62
ふなっしーTシャツを着て来る清四郎なら
ちょっとハードルが低いのではないだろうか・・
506 :
名無し草:2014/01/21(火) 00:04:18.85
何も来てこない清四郎ならハードル低いかもよ
507 :
名無し草:2014/01/21(火) 00:27:04.11
ほんの小さな出来ごころで何も着ていない魅録なら描いたことあるが
服で誤魔化し効かない分、めちゃくちゃ難しかった
今は反省しているw
508 :
名無し草:2014/01/21(火) 01:23:44.08
魅録(全裸で)「メカのことなら俺に任せな!」
文章なら簡単
509 :
名無し草:2014/01/21(火) 02:03:16.26
>>508 プラモ制作する時、微量の埃でも付着するのが嫌なので
本格的に作る人は全裸で作業すると聞いたことある
原作ではカワイイパジャマ着てたけど
パンツ一丁で寝てるイメージはあるよねw
510 :
名無し草:2014/01/21(火) 06:42:27.03
魅録のナイティはイメージ的にはパンイチかタンクトップとかTシャツだよね。パジャマ着る辺りやっぱりお坊ちゃんなんだな
清四郎は湯上がりはバスローブ晒してたけど
寝るときはシルクのおっさんくさいだぼっとしたパジャマ着てそう、多分バーバリーで
野梨子は浴衣で悠理は牛やらうさぎやらの着ぐるみパジャマが確定
可憐はネグリジェかと思ったらスタンダードなパジャマだったね
美童がいかにも全裸で寝てそう…
511 :
名無し草:2014/01/21(火) 09:36:01.56
512 :
名無し草:2014/01/21(火) 11:11:31.80
う…見れない……
513 :
名無し草:2014/01/21(火) 11:22:50.64
514 :
名無し草:2014/01/21(火) 12:59:40.53
>>510 美童も原作ではシンプルなロング丈のパジャマ着てたね
エメラルド婆さんの時に着てたネグリジェ風は良かった
初期から蛇様あたりまでの魅録は脱ぎっぷりが良かったなあ
清四郎は海パンがブーメランだったw
515 :
名無し草:2014/01/21(火) 15:53:48.30
>>511 うわぁ、清四郎の歌声が聞こえてきそうw
清四郎って実は好きなアニメキャラ(ちょいロリ系女の子)のフィギュアとか集めてそう
516 :
名無し草:2014/01/21(火) 16:23:18.28
>>515 むしろパソ内にやばいものありそうw
エロゲ専用機とか持ってそうだよ、
なんか清四郎って普通のAVとか興味なさそうなイメージが…
517 :
名無し草:2014/01/21(火) 19:05:31.34
長年の友人相手に「調教のしがいがある」とか妄想しちゃう男だ
PCの中身も推して知るべし
好奇心と悪戯心で清四郎のPCのパスワード割って
うっかり中を覗いてガクブルする魅録
518 :
名無し草:2014/01/22(水) 06:46:51.55
清四郎はとにかく自分色に染めあげるのが好きそう
紫の上的な育成シミュレーションとか
じゃじゃ馬慣らしな調教エロゲとか
野梨子と悠理モデルにこっそり自分で開発してたりして
519 :
名無し草:2014/01/22(水) 13:49:02.63
>>518 女の子たちだけじゃなく
美童自慢の金髪をミリ単位で切って行くS用ゲーム
魅録を○モに開発して行くエロゲまで作ってるよw
520 :
名無し草:2014/01/22(水) 17:23:29.54
フォトショあたり使ってコラ画像もやってそうだw
521 :
名無し草:2014/01/22(水) 17:41:20.96
美童と魅録からめた怪しい小説も書いてそうだね
小説なら野梨子もやってそうな気がする
522 :
名無し草:2014/01/22(水) 19:00:53.24
さすがにアレだけ嫌ってるんだしホモネタには手は出さないんじゃないかな清四郎
野梨子は魅録総受けとか色々ドリー夢小説書いてそうだけどw
あれだろ
清子ちゃんな清四郎の自分撮り写真を
大量に清四郎のPCの中に見つけて本気で友達をやめたくなる魅録
523 :
名無し草:2014/01/22(水) 19:36:31.41
さすがにキモイ
524 :
名無し草:2014/01/22(水) 19:46:31.45
清四郎はどうも変態なイメージがつきまとうよ
敬語で頭脳派キャラの宿命なのかな…
525 :
名無し草:2014/01/22(水) 22:16:52.57
>>522 自分が絡むのは嫌だけど他人のは妄想してニラニラしてると思うw
526 :
名無し草:2014/01/23(木) 07:13:02.25
でも美童ってホモの才能ないよね〜
受けても攻めてもあまり萌えないっつーか
その点、魅録は受け臭が半端ない
嫌がりつつも気が付くと状況に流されてるお人好しタイプ
清四郎はどっちでもありそうだけど
高千穂との相性は似た者同士過ぎてあんま良くなさそうだなぁ
もし悠理が男だったら無邪気やんちゃ天然受けと
それに振り回される優等生な俺様攻めという
王道カプが一発で成立したんだがW
…いや、私は別にやおい趣味ではありませんよぅ?
527 :
名無し草:2014/01/23(木) 08:00:04.59
美童と魅録って真逆な魅力持ってるよね
この二人が組んだらマイナス×マイナスの
とんでもないプラスが出来上がると思う
美童が歯の浮くようなセリフで口説いてる横で
魅録が黙ってジーっと見詰めて相槌だけ打っていたら
手強い女性でも口を割るんじゃないかな
高千穂病院の久保田先生は手強そうだったから
美童と魅録の二人で攻めたのかなw
528 :
名無し草:2014/01/23(木) 11:41:03.70
>>526 美童と魅録が同室になり
腰タオル一枚で魅録が部屋をウロウロしてたら
美童が変な気を起こしそうだが
529 :
名無し草:2014/01/23(木) 21:22:33.13
清悠の話でもしよう
530 :
名無し草:2014/01/23(木) 21:43:02.16
そこをあえて魅可話
原作読んでるとひょっとして魅録って可憐のこと好きなのかな?
って思っちゃうシーンが結構ない?(フィルタ発動)
鬼の時の「見間違える訳ない!」とか
時を駆ける時の、悠理が「可憐から離れろ!」って叫んだら「可憐がどうかしたのか!?」って飛び出してくるし
雅央の時は可憐のタイプさりげなく気にしてるし
可憐の恋バナに一番不機嫌な顔してるのはいつも魅録だし
この二人ってきっかけがあったら
物凄くスムーズに恋人同士になりそうな気がするわ
魅野も好きだけどその場合はくっつくまでがかなり波瀾万丈になりそう
…というか清四郎の「野梨子が欲しければ僕を倒してから行け」なハードルがめんどくさそうでw
531 :
名無し草:2014/01/23(木) 21:56:39.77
私は清四郎の方が可憐のこと好きなのかなって思うシーンが多いと感じたよ
532 :
名無し草:2014/01/23(木) 21:57:58.81
これまで御大のこぼしてきた発言や他の御大の作品のカプ傾向、
原作中のキャラの絡み方等々の要素をまとめて考えてみると
最終的に倶楽部内で成立する可能性が高いのは
清悠、魅可、美野とみたがどうだろう…
異論はカモン
533 :
名無し草:2014/01/23(木) 22:10:52.28
清四郎は可憐に対しては頭が上がらなさそうな空気がたまにあるよね
野梨子、悠理にはいつも上から目線なのにさ
苦笑しながらも逆らえません、みたいな
姉が居るから強気でビシッと言われるとつい従っちゃう癖が身に付いちゃってるのかも
534 :
名無し草:2014/01/23(木) 22:20:06.80
美童→野梨子は口説いたりキス迫った前科もあるけど本気ではなさそうだったしなぁ。
むしろスカートの中なんて見ても嬉しくないとまで言われてる可憐の方が、
距離感が無さすぎてかえって実は…みたいに思っちゃうけどね。
535 :
名無し草:2014/01/23(木) 22:25:07.35
可憐の方も清四郎を一番信頼してる感があるよね
536 :
名無し草:2014/01/23(木) 22:31:20.84
>>530 魅可好きだから同じようなこと考えたww
可憐てしっかりしてそうで意外と抜けてるから
なんとなく気にしてたらそのまま…とかありそう
お互い意識しだしたら早そうだよねこの二人
537 :
名無し草:2014/01/23(木) 23:11:07.76
異論は全く無いが
魅可だと魅録がさるになりそうだw
538 :
名無し草:2014/01/23(木) 23:21:52.56
んじゃ
清四郎、さては悠理のこと好きだろシーン(フィルター全開)
夜中に学校に忍びこんだ悠理を嬉々として追及する清四郎に
美童の「(悠理いじるの)好きだからなぁ、清四郎も」
ペット丸ごとで諦めない悠理にしみじみ言ってる「そういうとこが好きですね」
アドベンチャークイズの問題盗もうとする悠理をお見通し清四郎に感心してる百合子さん
乱闘を放置プレイしつつもいざ危なくなれば真剣白刃りする清四郎
時を駆ける恋の悠理の悲鳴には「どうしました悠理!」で飛び出してくるし
雅央の時は魅録ですら見間違えたのに
救出時にきっちり悠理を見分けて「おまたせ」
とにかくしょっちゅう悠理を撫でてる清四郎
夢で逢いましょうの時の背後からの両手で頭撫では、
慰めたくてうっかり思わず手が出ちゃったようにしか見えない…
魅録野梨子は痛ましくて慰めの言葉もとっさに出せ無かったのに
真っ先にあそこで清四郎は動くんだ、とニヤニヤ
539 :
名無し草:2014/01/23(木) 23:40:36.42
>>538 言われてみれば目から鱗
雅央の時、魅録と一緒に悠理救出しに行ったのに窓ガラス割ってスタンドプレーしたけど
美味しいとこは悠理に譲ったもんね
540 :
名無し草:2014/01/24(金) 01:36:16.88
少数派同士ってことで魅可の小説か絵をお願いしたい
541 :
名無し草:2014/01/24(金) 02:00:36.23
元アシの松苗明美が
清悠、魅可、美野のカプで特別寄稿漫画描いてたよね
長い付き合いの人なんだし
倶楽部でくっつくとしたらどんな組合せ?は普通に尋ねてるはず
わざわざ御大の意向と違うカプでは
描かないだろうなとか穿った推測をしてみるw
542 :
名無し草:2014/01/24(金) 02:10:01.49
543 :
名無し草:2014/01/24(金) 06:02:38.40
清野…
544 :
名無し草:2014/01/24(金) 07:53:12.14
まぁ、松苗のはギャグ漫画として描くには一番生臭くならなくて
分かりやすくドタバタする組合せだから、ってだけかもしれないけどね
清野とか清可はシリアスっぽくなっちゃうし
美可はラブな空気全く無くても戸惑いなく楽しくデートしちゃうだろうし
美野について言えば、野梨子が美童に対しては日頃から
極端に毒が強いのがかえってそれっぽいかな?
ブラジル料理の時に浮気男が美童みたい!って
言ってる時に「私なんだか夫人の気持ちが分かりますわ!」ってカリカリ怒ってたとことか
545 :
名無し草:2014/01/24(金) 10:41:34.65
公式に拘るの好きだな
原作で明確な描写がない以上公式は存在しないんでは
個人的には妄想の範囲が広がるから公式なくてありがたいw
546 :
名無し草:2014/01/24(金) 12:50:55.28
ここ新参者なんだけどお仲間に入れてください。
俳優さんの写真を登場人物に見たてるのはアリですか?妄想イメージが壊れるとかあったら嫌かな?
一応、その俳優さんがってわけではなくて単なる写真としてなんだけど。
547 :
名無し草:2014/01/24(金) 13:36:36.08
可能性の高低論やこう見えてるフィルター発表は楽しいからいいと思うけど
>>542みたいにこれぞ公式宣言はそうじゃないカプ好きの人が傷つくかもだからやめようね
ちょい前もドラマ作り直すならこの配役で、って盛り上がってたね
最近は東出が清四郎(・∀・)イイってなってた
548 :
名無し草:2014/01/24(金) 15:48:12.41
話割ってごめん
>>527 夏ごろ表参道で魅録っぽい男性が美童みたいな金髪女性連れてたの見かけたけど
すごい迫力で人目引いてたからなんかわかる
549 :
名無し草:2014/01/24(金) 16:44:04.29
公式を強調したがる人は原作が思い通りの方向いかないと途端に叩き出すから恐ろしいw
まあ好きなように信じたいのは解るけど単一カプスレじゃないから控えめにな
550 :
名無し草:2014/01/24(金) 19:47:24.92
実質連載終了な有閑に限って言えば
もう原作はどこの方向性にも行かないだろうけどねニガワラ
「このカプ以外はあり得ないよね〜」の論調は確かに勘弁だけど
「もうこのカプにしか私には見えない!」「うん分かる分かる!」は別に言いたい放題で構わないと思うよ私は
それ遠慮してたら他に何語るのかとw
自分の好きなカプ以外の話題だらけになったからもう何も言えない、傷ついた、
なんて人はそもそも2ちゃんに向いてないっていうか
それに作家も居ない今は作家が「もうこんなんじゃ書く気無くした!」
なんて言い出す心配もないしものね……
551 :
名無し草:2014/01/24(金) 20:18:17.59
まぁまぁ、熱いねw
別に、あれが好き!って普通に萌え語りする分には問題ないんじゃん?
公式発言はあれだけど…
別ジャンルスレの公式主張激しい人にスレ住人が手を焼いてるのを見てるから
公式を主張する人は自分も警戒してしまう
原作だけでなく関連書籍なんかも内容が気に食わないと叩いて
自分に都合の良いものしか認めないんだよなあ
有閑は公式が無くて幸いには同意
色々な組み合わせが楽しめていいよね
上にマイナーカプ萌えの人がいたけど自分もそうなんだ
マイナー過ぎて同志を見たことないけど原作に恋愛要素が無いので
遠慮なく萌えられて楽しいw
552 :
名無し草:2014/01/24(金) 20:31:59.86
ジャンルが醸成されてくると色んなカプ好きの人が出てくるよね
私は一番好きなカプが変わってしまった
あと昔は気にも留めなかったキャラが気になって仕方がないW
553 :
名無し草:2014/01/24(金) 22:08:06.97
私は大人になってから可憐スキーになった。
554 :
名無し草:2014/01/24(金) 22:30:09.83
昔は気に留めなかったといえば私は美童だー
御大の描く美童はほんと綺麗だと思う
555 :
名無し草:2014/01/24(金) 22:38:13.05
私も最近になって美童が気になる
自分に素直なとこが大好き
556 :
名無し草:2014/01/24(金) 22:43:20.73
コーラスに移ってからの美童は本領発揮というか
ナルシスト王子様からフェロモン美少年に
クラスチェンジした気がします
初期は笑われるオチ担当だったけど段々ギャグやりつつも
綺麗に優しく話をまとめる穏やか路線になってたよーな
中年になったら凄くイイ男になりそうだわ美童
557 :
名無し草:2014/01/24(金) 22:53:41.24
美童の役目って女性を口説いて口割らせることしかなったけど
ブラジル料理の回では浮気を見抜いたり
不評の天目茶碗の回では日本語喋れない外人のふりして煙に巻く
別の役割を見せたのが良かった
美童が日本語喋れない外人のふりして煙に巻く作戦は
前半の頃からアリじゃないかと思っていたから
最後の最後で出て来たときには嬉しかったなあ
558 :
名無し草:2014/01/24(金) 23:02:03.42
美童は悠理誘拐の時は欠番させられたり、殺されかけたりで
初めの頃は役立たずトラブルメーカー担当が多くて不憫だったけど
じわじわみんなのフォローとか話の最後のまとめとかでも存在感増してったよね
他のキャラが後半落ち目になってったから
余計に美童が目立ったのもあるけどw
ナルシス全開のミュスカじゃなくて
もう一度真剣に恋して欲しかった…と思ったけど
しおに運命感じてたね、そういや
559 :
名無し草:2014/01/24(金) 23:57:59.56
美童は倶楽部を離れたら彼女たちに専念と思ってたけど
モルダビア姉妹の時に悠理、魅録と三人で映画観に行ってたのが意外だった
560 :
名無し草:2014/01/25(土) 02:02:57.20
561 :
546:2014/01/25(土) 03:36:28.44
562 :
名無し草:2014/01/25(土) 04:09:26.70
563 :
名無し草:2014/01/25(土) 07:32:07.82
564 :
名無し草:2014/01/25(土) 08:08:25.19
>>561 渋すぎるラインナップにワラタ
政治評論家に違和感無くてあんまりだwww
565 :
名無し草:2014/01/25(土) 09:18:06.73
566 :
名無し草:2014/01/25(土) 22:56:54.59
>>563 ガラケーだとそこ見れないんだ…(;_;)
567 :
名無し草:2014/01/26(日) 09:23:26.70
野梨子の家から見たら清四郎って婿に最適だろうなぁ…
お互いずっと独り身だったら
そのうち周りが強引にまとめちゃいそうな気がする
568 :
名無し草:2014/01/26(日) 18:38:37.35
うん、結婚して親同士のことも想像するに
菊正宗家、白鹿家の縁組っていいと思うのよ
清悠、魅野も付き合うまではいいけど、
菊正宗両親は悠理扱いづらそう
千秋さんと野梨子ってうまくいくんだろうか
松竹梅家剣菱家のエキセントリックぶっとんだ
両親だとお互い譲らなかったりたいへんな
ことも多かろうが、お似合いと思うのよ
569 :
名無し草:2014/01/26(日) 19:59:41.88
悠理を嫁にするのはどの家もしんどいのでは…w
結婚したとしても絶対同居はしない気がする
千秋さんと野梨子の場合、ワガママ千秋さんににっこりお説教野梨子で
お互い引かずに笑顔でバチバチ嫁姑バトルしそうではあるが
それはそれで楽しそうよ?
でも多分千秋さんと一番うまくやって行けそうなのは可憐かな
エステ旅行世界一週とか姉妹みたいに
仲良く出かけて旦那二人寂しくお留守番な感じ
570 :
名無し草:2014/01/26(日) 20:17:20.18
婚約騒動の時は菊正宗家は大賛成してたね、特に和子さんとかは
菊正宗父と清四郎もかなりの変人だから
わりと悠理にも寛容かもよ
ただ、またかよ、今更かよ、とのツッコミは和子さんから入りそう
千秋さんと悠理はどうかなぁ
千秋さん=御大だから御大の悠理評「お前とは何もしたくない、命が大事だ」で
嫁になってもある程度距離とりつつの関係になりそう
571 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:07:49.68
清悠 魅可 美野 でリレー始めたら良いと思うんだ
572 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:11:25.94
野梨子に見合い勧めてくる伯母さんいたよね
年頃になってしつこくお見合い迫られて
「今お付き合いしている方が居りますから結構ですわ!」
とかでうっかり清四郎の名前出したら
周りが超乗り気であれよあれよと言う間に、というお約束が
573 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:14:43.77
千秋さんと可憐、美意識高くて張り合ってそうね
魅可もいいと思い始めたこの頃
うってつけじゃん!
574 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:15:50.26
魅可は外せないから清野、美悠でもいいじゃないかな〜
575 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:30:31.18
>>572 それいいね!
野梨子にお見合い話が来てとっさに清四郎と付き合ってると言っちゃって
倶楽部メンバーがそれイイとかって盛り上げてて
嘘から出た真で清野が成立し、盛り上げてた四人も
それがきっかけで魅可美悠が出来上がるってのどう?
576 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:44:43.26
言いだしっぺの法則というのがあってだな
577 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:45:32.36
リレーは結局終わらないからなー
短編や小ネタのほうが読みたいです
578 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:45:52.08
「このままでは私達本当に結婚させられてしまいますわ!
何とか出来ませんの、清四郎?」
「うーん、実のところ、僕はそれで構わないんですよね
…それとも野梨子は嫌でしたか?」
みたいなあれだね!
ただ清野は成立しても他のメンバーへの影響力は一番低いな
元々の関係性が強化されるだけだから玉突きが起きないんだ
他のメンバーに飛び火するのはまず清野のどちらかが離れないと厳しいと思ってる
野梨子が魅録とくっつく→寂しくなった清四郎が悠理または可憐に流れる
清四郎が悠理とくっつくまたは可憐と曖昧な空気になる→寂しくなった野梨子が魅録または美童に慰められる
の構図がありそうなパターンかと
579 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:48:36.63
リレー…
580 :
名無し草:2014/01/26(日) 21:53:16.80
メンバー全員がいるところで野梨子がいきなり美童か魅録に告白したら
それなりの騒ぎが起きそうな気もするが・・・w
581 :
名無し草:2014/01/26(日) 22:04:15.95
ナルホド、玉突き理論
清野は当然過ぎて影響ないのだね
582 :
名無し草:2014/01/26(日) 22:12:03.32
逆玉突きで恋愛に遠い魅録と悠理が美童、可憐のいずれかとくっついて
それまで近すぎて意識してなかった清野が目覚めるという苦肉の策もあるが・・
583 :
名無し草:2014/01/26(日) 22:19:54.31
逆玉突き!
そんな流れのショート読んでみたい
584 :
名無し草:2014/01/26(日) 22:34:20.59
好きなカプなんだけど魅可もくっつかせるシチュが一夜の過ちから恋愛にしか妄想できないw
魅録に過ちを犯させるとしたら泥酔させるかマリファナでも吸わせないと無理っぽいし・・・
585 :
名無し草:2014/01/26(日) 22:57:34.44
お酒を飲んだら人が変わるメンバーを妄想してしまった
一人称がオレになり喧嘩っぱやくなる美童
男女構わず口説き始める魅録
そんなに僕は傲慢ですかと泣き始める清四郎
可憐は唯一変わらない人だと思う
泣く清四郎に蹴りを入れ美童と殴り合いを始める野梨子
可憐が裸足で逃げ出すほど色っぽくなる悠理
586 :
名無し草:2014/01/26(日) 23:20:46.34
美童可憐は例えメンバーの誰かを好きになっても
今の関係を壊さない為に自分から動いたりはしないタイプ(ただし可憐は顔に出る)
清四郎野梨子悠理は事態が動かないと自分の気持ちが自覚できないタイプ
魅録は好きになったら我慢せずすぐに想いを伝えそうなので
魅録が動いてバランス崩れて一気に全員くっつくが一番想像しやすかった
587 :
名無し草:2014/01/27(月) 00:20:13.70
魅録は自分の気持ちを自覚する前に行動に出ちゃうから(押し倒すとかじゃないよ)玉突き起こす可能性は高いね
いきなり連れ出し第三京浜を走りながら告白か?
588 :
名無し草:2014/01/27(月) 01:15:06.08
>>574 清悠、美野は意外性カプで妄想しやすいけど、美悠は今まで少ないからやってみたら面白そう。
589 :
名無し草:2014/01/27(月) 01:16:59.27
>>588 可憐にふざけ半分で髪セット&ドレスアップされて美童が見惚れるパターンかな
実際かなり美形だけど髪型で損してるだけだし
590 :
名無し草:2014/01/27(月) 01:26:34.05
魅録からの逆玉突きで清野、魅可、美悠になるなら魅録当て馬は避けられない
魅録の強引さに負けてずるずる付き合う野梨子とモヤモヤ清四郎
あたしは魅録が好きだったと気付く可憐とどさくさに紛れて付き合っちゃう美悠
やっぱり清四郎が好き、気付きませんでしたけど野梨子が好きでしたで振られた魅録を慰める可憐が成立
あとは他のメンバーカプ無しで二人だけの世界に浸ってもらうか
591 :
名無し草:2014/01/27(月) 07:29:10.13
清野から起きる玉突きは残りのメンバーに当て馬失恋犠牲者が出そうなので
単独で成立してもらうのが一番いい
逆玉突きもなさそう、他のメンバーが成立したからって急ぐ二人でも無いし
しいていうなら他のメンバー全員が結婚した後に
「また二人に戻ってしまいましたわね」
「こういうのも悪くありませんよ、と言うわけで僕らもそろそろどうですか」
な老い楽の恋っぽいノリとかくらいかな…
清野と魅悠の関係を割って起きる玉突きは
今までの関係が壊れて悲しいけど、
それは家族愛的な「恋愛じゃない強い依存」だった、っていう理屈が
出せるから当て馬恋犠牲者を出さないで済むので
玉突きはあり、というか確実に玉突きしそう
592 :
名無し草:2014/01/27(月) 08:59:51.12
いや、清野でも清悠でも魅録が道化役になるのはいつものケース
清四郎が魅録に頭を下げて悠理をいただきますとは絶対に言わない言わせないでしょ
誰も傷つかないなら清可が最適だけど、それじゃあ魅可派が黙っていない
593 :
名無し草:2014/01/27(月) 10:30:23.39
即断即決即実行の魅録は後出し有利の少女漫画的恋愛だと、
どうしても当て馬になりやすい傾向にあるかもしれないね。
先に動かず慰める立場になれば勝つるよ多分w
594 :
名無し草:2014/01/27(月) 11:00:10.18
魅可だったら魅録が当て馬になることないと思うのだけど
595 :
名無し草:2014/01/27(月) 12:37:06.96
魅から動いて野や悠にアプローチするとどうしても清四郎が挟まるんだよなぁ…
魅録のペースに付いていけなくて寂しげな野梨子を見た清四郎が
そんな奴には野梨子は渡さない、だったり
悠理が清四郎を頼るのを見て苛ついて
揉めて行けよ、お前が好きなのはあいつなんだとか言い出すパターンw
清四郎VS魅録になると魅録勝が負けやすいのね
だから清四郎がしゃしゃって来ない清可なら当て馬はまずない
まあ、清四郎が先に動いた時に挟まって勝てるのは美童っぽいし
美童の場合は魅録の真っ直ぐな真剣さに身を引くので
三すくみみたいなもんかもしれないよw
596 :
名無し草:2014/01/27(月) 12:57:45.05
素晴らしい友人関係があるからきっかけないと中々関係を壊さないよね
勢いで壊しちゃいそうなのが直情な魅野悠で、
中でも恋の自覚を持ちやすいのが魅だからなぁ…
もちろん事件が起きれば誰がどうくっついてもおかしくないけど
事件は特に起きずに自然でかつ誰も失恋はしないパターンを嗜好抜きで考えてみた
魅録が可憐にアプローチで成立、
今の関係が変わることに動揺して泣く悠理
それを慰める清四郎または美童で成立、
慰めたのが清四郎の場合は更に動揺する野梨子を美童が慰めて成立
慰めたのが美童の場合、他のメンバーに尻を叩かれて流れでくっつく清野
でどうだろう
597 :
名無し草:2014/01/27(月) 12:59:17.55
魅録の場合、魅可を除いてお決まりの定義みたいなものがあるんだよね
野梨子の方から飢えた肉食獣のように魅録に迫ったとしても魅録は清四郎に許可を取りに行かなくちゃならない
悠理の場合、余計なお世話ぐらいにプッシュしなければならない
悪く言えば魅録より清四郎の方が上の立場である定義
確かに清可なら当て馬はまずないよね
清四郎から解放された野梨子は美童、魅録どちらかに走ってもよし
悠理も美童、魅録のどちらかに走ってもよしで玉突き発生可能大
魅可の場合、当て馬は発生しないが玉突きも発生しない
美童VS魅録はそもそもニーズが違うのでVSが発生しにくい
598 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:01:37.55
結論を言えば魅可が波風立たず平穏にカップルが成立するということだ
599 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:10:31.51
清四郎が後から動くと勝ち目がないよな多分w
ただ先手の清四郎の傲慢無神経で傷つく女心を突いて
さりげなく横からさらえるのは美童だったりしないかな
美童に全部持ってかれて挫折感味わう清四郎が見てみたい私
600 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:13:09.05
>>598 結論でたね。そういうわけで作家の方、よろしくです
601 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:16:24.63
602 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:23:29.16
清可はどっちも性格的に抑制的だから
最後の最後に残った時位じゃないと声を出しそうにないよ
野梨子が手を離れてしみじみしてる時に
こんな時位は泣きなさいよ、とか慰める可憐の母性にくらくらっと、って感じ
603 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:28:14.46
抑制的な可憐だからこそ即行型の魅録が合ってるんだって
604 :
名無し草:2014/01/27(月) 13:47:02.68
水を差すわけでは無いがチチのようなタイプに即効で落ちた魅録が可憐に落ちるかなって素朴な疑問
605 :
名無し草:2014/01/27(月) 16:43:32.93
それ言うたら野→魅の可能性以外、みんな水さしとるようW
まあ恋に落ちるタイプの基準をどこに置くかで
可憐でも野梨子でも通用するけどな
606 :
名無し草:2014/01/27(月) 21:02:18.73
野→魅 魅→野は清四郎という障害が大きすぎて上手くいかないだがや
607 :
名無し草:2014/01/27(月) 21:33:58.42
608 :
名無し草:2014/01/27(月) 22:41:23.94
そうかなぁ?魅→野は清四郎の壁で詰みだけど
野→魅は大丈夫じゃない?
魅録一発殴って娘を嫁に出す心境で見送りそうだよ
基本的に私が、誰かが「失恋」する組み合わせが嫌いだから
魅野で考えた場合、清→野、野→清はブラコンシスコンな家族愛にしちゃうからなんだけどなw
609 :
名無し草:2014/01/27(月) 23:09:23.95
清四郎が当て馬になるパターンも考えてみた
そろそろ結婚しないとおかしい年頃になったし
お互い好意はあるし家族も賛成だから、と惰性で清四郎が野梨子にプロポーズ、
お前何様のつもりだよ、と魅録が野梨子かっさらい駆け落ち、
強引に連れ戻すものの真実の愛に目覚めてはっきり清四郎を拒絶し魅録のもとへ帰っていく野梨子
今度はもっとうまくやりますから、と剣菱のおまけで
悠理にプロポーズする清四郎にぶちきれて逃亡する悠理、
本当の恋も知らないまま結婚なんて悠理が可哀想じゃないかと悠理を庇う美童
逃げる間に二人愛に目覚めて、綺麗な子が出来るからと百合子さん説得して美悠でゴールイン
結局あんたはまともに恋愛したこと無いじゃないという可憐にプライド刺激されて
ならばまともに恋愛してみましょう、と告白して付き合うも
可憐を縛ることもなくただ優しいだけの清四郎に
それがただの無関心、無執着だと言うことに気付き
あんたはまともに人を好きになれないんだわ、と拒絶して去っていく可憐
を清四郎は全部こなせばいいと思う
610 :
名無し草:2014/01/27(月) 23:18:47.07
611 :
名無し草:2014/01/27(月) 23:31:43.71
おいたわしい、清四郎…
612 :
名無し草:2014/01/27(月) 23:52:43.03
>>609 最後に
僕と別れたら玉の輿はどうするんですかとうそぶく清四郎に
可憐さんは僕が幸せにしますとかっさらう豊作さん
を追加してほしいw
613 :
名無し草:2014/01/27(月) 23:58:45.88
カプの好みは別として
野梨子と魅録ってどうしてこんなにも駆け落ちがにあうのだろうw
614 :
名無し草:2014/01/28(火) 00:01:25.28
615 :
名無し草:2014/01/28(火) 00:06:40.09
616 :
名無し草:2014/01/28(火) 00:49:34.92
617 :
名無し草:2014/01/28(火) 01:30:24.82
>>612 是非追加で
その場合清四郎は最後、独り神野っつらで額押さえて、くっ、て笑うんだろう多分
618 :
名無し草:2014/01/28(火) 01:34:18.00
>>617 そして「僕を振るなんて皆さん後悔しますよ」って負け惜しみ言うのだろう
619 :
名無し草:2014/01/28(火) 01:37:06.10
清四郎終了のお知らせ(あらゆる意味で)
620 :
名無し草:2014/01/28(火) 06:52:37.32
御大曰く挫折しないと男はいい男にならないらしいからね
力で悠理に折られて
器の大きさで万作さんと和尚に折られて
男尊女卑根性をモルダビアに折られ
自信過剰っぷりを天目茶碗と一緒に砕かれた清四郎さんには
恋愛面でもぜひボキボキ折れて欲しいものです
このままほっとくとフリーザみたいな性格になっちゃいそうだし
621 :
名無し草:2014/01/28(火) 17:58:28.34
清四郎、好きなんだけど、みなさんの中では
けっこうな扱いなのね…
実在したら冷血漢でも、きゃあきゃあ菊正宗さま〜って
取り巻きになってしまうわ、私
622 :
名無し草:2014/01/28(火) 19:17:59.24
冷血というより共感能力不足かな?相手の身になって考える事が出来ない、みたいな
常に自分を基準に置き換えて物事考えちゃうから
相手の心を傷つけても自分だったらその程度では傷付かないし
傷つく方がおかしい、みたいに思っちゃうタイプ
頭はいいから他人の気持ちを考察することは出来るし
こうやったら相手はこう考えるだろう、の予測は出来るんだろうけどね
遠くで眺める分にはいいだろうけど
身近に居たら多分イヤだな…
623 :
名無し草:2014/01/28(火) 19:40:54.49
つうか
好きだからこそ
カッと思わず取り乱して叫んだり
憔悴しきって顔を覆って泣いたりする
そんな人間くさい清四郎の姿を見てみたいと言うのもあるやねw
624 :
名無し草:2014/01/28(火) 21:01:44.31
情緒障害だものね…
そんな彼が裕也のときに「異性として見るのなら反対」の
切羽詰まった顔は感情丸出しだったり
そこがまたいいかも
625 :
名無し草:2014/01/28(火) 21:33:37.17
婚約騒動で和尚にすっ飛ばされて気が付いた時の
恥ずかしそうな赤面顔も良いねぇ
626 :
名無し草:2014/01/28(火) 21:55:33.68
悠理に対しても感情よく剥き出しにしてるよ清四郎
アホとかばかもんとか罵倒したり
げんなり呆れたりのマイナス感情だけどw
627 :
名無し草:2014/01/29(水) 07:22:36.10
「恋なんていう不条理な衝動は
生きていく上で、実のところ全く必要ないんですよ」
とか平気で言い出しそうなのが清四郎さんだものなぁ
628 :
名無し草:2014/01/29(水) 08:26:53.41
3分に一回は頭の中を過ってしまうお年頃だけど過る事も屈折してるんだろうなあ
629 :
名無し草:2014/01/29(水) 12:44:29.05
男性ホルモン濃そうだしエロい事なら3分と言わず
常時廻ってそうだけどなw
「年齢的にテストステロン分泌の影響は避けられませんよ、
発散方法は心得ていますから問題はありません」みたいなイヤな屈折してそう
630 :
名無し草:2014/01/29(水) 13:03:10.86
発散しに風俗行ってもさっさと済ませ
男性と女性の感じ方の違いだとか姫に蘊蓄たれてそうだよね
631 :
名無し草:2014/01/29(水) 16:51:15.30
>>630 イヤな客だろうなぁ…しかも細々とダメ出ししそうw
632 :
名無し草:2014/01/29(水) 19:17:49.87
魅録はチェリーらしいから
喧嘩とかバイクとかあとは自力で発散してんのかねぇ…
初期はナンパしようぜーなんて言ってたのに
最後は純情ぶっきらぼうで女ってめんどくせー、になったのは
軽い気持ちでナンパした女にひどい目にでもあわされたのかしらw
633 :
名無し草:2014/01/29(水) 20:30:19.00
悠里と一緒じゃお持ち帰りもなかっただろうしなー
634 :
名無し草:2014/01/29(水) 20:37:55.23
魅録っておおらかでいいやつだけど雑なとこあるよね
野梨子、チチ、番外で史緒とか
初対面の女には大体不快な思いをさせてるよーな…(すぐ誤解は解けてるけど)
過去に女怒らせて変にこじれたから
男とばっか遊ぶようになったのかも
635 :
名無し草:2014/01/29(水) 22:17:10.76
エロついでに予測
魅録は予告しながら普通に上から正面で
清四郎は油断させといていきなり後ろからノンストップ
美童は下から早くおいでよと手招きだと思うんだがどうだろう
636 :
名無し草:2014/01/30(木) 08:47:41.95
>>629 アドベンチャークイズで清四郎と魅録が対立した時も清四郎は常時、魅録は三分に一回
エロいこと考えていると思うと笑える
魅録が悠理と野梨子側についたのは両手に華の下心があったら面白い
637 :
名無し草:2014/01/30(木) 10:17:38.59
>>632 本気で好きになった女しか抱かないとか拘りありそうだよね
そっち方面にはデリケートそうだし
638 :
名無し草:2014/01/30(木) 12:44:37.90
相手をとことん大切にしそうだからね魅録
でもムラムラはしちゃうお年頃だから
きっと脳内では色々大変
639 :
名無し草:2014/01/30(木) 12:55:05.63
スパの時に美童と悠理の組み合わせになったけど
あれはどういう話し合いがあったんだろね
悠理が美童を指名したのか
男同士何か含む所があったのか
640 :
名無し草:2014/01/30(木) 13:05:38.76
悠理だと普通に「魅録ちゃん、一緒の部屋に寝ようよ〜」なはずだから
それを誰がどうストップしたかが気になるところ
雑魚寝はOKでも二人同室は宜しくないという認識がある訳で
641 :
名無し草:2014/01/30(木) 13:14:40.74
美童と同室だと性癖を見抜かれそうだから鈍感な魅録を清四郎が選んだとか
642 :
名無し草:2014/01/30(木) 14:05:23.68
>>638 自室でラーメン食べながらエロビデオ見てるイメージがあるw
643 :
名無し草:2014/01/30(木) 14:51:46.62
>>641 悠「魅録ちゃーん、一緒に寝ようよ〜」
魅「あー、まあ、俺は別に構わないけどよ」
清(…美童では僕の夜間のアレを見抜かれてしまう)「だ、ダメですっ、魅録とは僕が一緒に寝るんです!」
悠&魅(((((゜д゜|||)
644 :
名無し草:2014/01/30(木) 17:39:06.17
清四郎の夜間のアレがとても気になるw
645 :
名無し草:2014/01/30(木) 23:40:38.81
誰かと二人きりの部屋で夜の眠りに落ちると同室の相手に欲情する
夢遊病のような性癖があるとか?
646 :
名無し草:2014/01/31(金) 00:19:39.07
魅録「アッー」
647 :
名無し草:2014/01/31(金) 07:23:38.68
倶楽部男性陣でエロ談義とかするのかなー
美童がいけない雑誌持ち込んでるのは確かだから
どの娘のどこがいいかとかは言い合ってそうだけど
648 :
名無し草:2014/01/31(金) 08:19:18.86
魅録は良く美童の下ネタに食いついてるけど清四郎は無いよね
二人のエロ会話聞きながら一人脳内妄想してニヤニヤしてるのかな
649 :
名無し草:2014/01/31(金) 11:15:01.99
>>647 男性陣は部室の隅か魅録の部屋でエロ雑誌やエロビデオ見て
三分に一回の年頃の男の子らしくフム!、スゲーで盛り上がってそうだけど
女性陣の女子会はすごそう
可憐が真っ赤になるほど悠理と野梨子が耳年増で
男性陣三人のいろんな品評会やってそうだよ
「清四郎はずっと左ですのよ」
「魅録は右が多いけどたまに左にに行くよな。美童はいつもモッコリだぞ」
「あんたたち、良く見てるわね〜」
650 :
名無し草:2014/01/31(金) 13:10:49.26
男友達多そうな悠理は耳年増っつーか
悠理が女だと知らないダチばっかでエロビデオ観賞会とか平気で参加させられてそうだけど
さすがに野梨子は清純派でいてほしいな〜…
「雑誌によれば××××を○○○してあげれば男は喜ぶんですってよ、あんたたちも将来機会があれば試して見なさいよ!」みたいな受け売り可憐に
「あー、この間見せられたビデオでやってたなぁ、それ
でも××を×××して×××した方がもっと気持ちいいってダチはみんな言ってたじょ」とか煎餅かじってる悠理
話の間は凍ってる野梨子
ただし後日「ほ、ほんとうにそんなことを男の方はするんですの?破廉恥ですわ…」
とか好奇心で清四郎に聞いちゃったりする
651 :
名無し草:2014/02/01(土) 14:36:35.45
リレー完走させるって言ってた人どうなったの?
もしかして強制終了?
652 :
名無し草:2014/02/01(土) 18:32:57.42
気持ちの上で書くメリットとデメリット
デメリットの方が大きくなれば書かないのは仕方ないっしょ
そのうち書きたくなる時も来るかもしれないし
そっとしとこうよ
653 :
名無し草:2014/02/01(土) 22:21:00.65
パラレルじゃない「本筋」ルートはまだアンカーは居ないのだし
書ける人が居れば書いてほしいけどね…W
654 :
名無し草:2014/02/02(日) 21:29:57.47
リレーの本筋も続けようと思えば続けられるんじゃないかなーとは思うんだけど
正直言って、今更需要無さそー
655 :
名無し草:2014/02/03(月) 15:09:16.11
完走します騒ぎで終了したね
もういいんじゃない?
656 :
名無し草:2014/02/04(火) 01:21:47.42
礼儀正しい真面目な作家さんだと擁護されてたのに残念だ
657 :
名無し草:2014/02/04(火) 07:04:42.67
2chに投下するには不真面目で
自己顕示欲を堂々と晒せる位図太くないと傷つくだけさ
658 :
名無し草:2014/02/04(火) 07:24:26.66
礼儀正しい真面目な作家なんて言われてたっけw
ここでは多くを語らず多少野次られても淡々と投下するのが一番賢いと思う
659 :
名無し草:2014/02/04(火) 07:33:51.00
そもそも投下先に2ch選ぶ時点であまり賢くはゲフン
自分の意図や思惑説明しても「言い訳」扱いでうざがられるだけだし
正論でも「必死だな」で叩かれる
それが2chクオリティ
660 :
名無し草:2014/02/04(火) 08:52:21.36
支部と違って他の作品がバレないのは2chのいいところ
他ジャンルバレしたくないときもある
別アカ使い分けるのは面倒だし
661 :
名無し草:2014/02/04(火) 10:23:24.79
名前出さずに作品投下したいならここが一番だと思うわ
色々語りたいならサイトとか支部だな
有閑ジャンルはここがスタートの人も多いしね
まあ空気を読んで上手く立ち回らないといけないからそれができない人には難しいよね
662 :
名無し草:2014/02/04(火) 11:28:28.68
空気読まないでやっちまうぜ文句あるかコノヤロー
失敗したら他人の振りで逃げればいいさぁ
みたいなお気楽な人が一番楽しめるタイプよね
やっちゃった〜って引きずる人は危険
663 :
名無し草:2014/02/04(火) 14:01:53.36
さすがにある程度は空気読めないとw
過去長く連載してた人達はその辺を心得てると思う
まぁ別に無理に書く必要ないんだから、やりたくなったらやればいいよ
664 :
名無し草:2014/02/04(火) 19:48:26.06
まあ斜陽ではあるわな
ここ出身のサイトはほぼつぶれてるし・・
待ってる連載もあるんだけど期待薄かな
665 :
名無し草:2014/02/04(火) 21:33:04.57
ここ出身以外もかなりの数のサイトが止まってんね
動いてるのは一部か
だが私はまだまだ大好きだ
666 :
名無し草:2014/02/04(火) 21:44:33.85
昔は長期連載の作家が多かったし
中にはプロになった人もいたんじゃないかと妄想してるわ
667 :
名無し草:2014/02/04(火) 23:25:01.19
サイト巡りしてた時期があったけど清悠ばかりでいろいろ読みたい自分はこのスレに落ち付いてる
668 :
名無し草:2014/02/05(水) 00:05:49.40
>>659 やりたかったらサイト開いてやれってことならこのスレいらないじゃんW
669 :
名無し草:2014/02/05(水) 00:21:54.81
清悠ファンサイトはまだぽちぽち生き残ってるかな?
主役級の二人だから何だかんだ言って絡みも原作で多かったし
エネルギーがまだ枯渇しないんだろなw
まぁ、カプを幅広く楽しむならここなのかねぇ
このスレの過去連載作家さんがレベルやたら高かったもんだから
自分的に絶対勘弁して!だったカプがいつの間にか平気になっててびくーり
670 :
名無し草:2014/02/05(水) 00:27:16.85
今居座ってる作家は長編書けないしレベル低いからなあ
過去の作家に戻って来て欲しいよW
671 :
名無し草:2014/02/05(水) 01:27:51.93
サイト臭がするw
672 :
名無し草:2014/02/05(水) 01:31:03.10
サイト臭って何?
673 :
名無し草:2014/02/05(水) 02:17:06.94
>>670 レベル高かった作家さんたちは自分でサイト持ってるから戻って来ないんじゃ・・w
674 :
名無し草:2014/02/05(水) 06:45:05.20
書き手に対して居座るだとかレベル低いだとかを口にしちゃう
>>670みたいなのが大声で居座り続けてるから昔の作家陣も立ち去ったんじゃないのか
戻ってきて欲しかったらまず書きやすそうな環境というのがどんなものか考えてみよう
675 :
名無し草:2014/02/05(水) 07:22:39.65
いや、単に熱が冷めたとか自分のサイトが持ちたくなっただけの人が殆どだと思うw
書きやすい環境作りには同意だけど
676 :
名無し草:2014/02/05(水) 08:00:41.66
公式からの配給が途絶えた以上熱が醒めるのを止めることはできないね
ただ上手く環境作って自家発電中作家を釣り上げるのは
可能だと思うので考えてみようか
・投下しても恥ずかしさを感じない
・きちんと読んできちんとした感想をくれる人が居る
・自分の書いたものに反応して更に他の作品を書いてくれる人が居る
・下手くそが自分好みのシチュを書いている
・下手くそが自信満々に書いて周囲が引いてる
・こんなの書ける奴いないよな?と挑戦される
読み手の偏見だが作家の降ってくる環境はこの辺か?
あとはどうやってその環境にするかだが
677 :
名無し草:2014/02/05(水) 08:37:49.48
釣り上げる下手くそって失礼じゃないか
どうしてそこまで上から目線なんだ?
678 :
名無し草:2014/02/05(水) 10:10:53.69
ちゃんと読んで感想くれる人がいれば、それだけで書きたいと思う、と思う。
679 :
名無し草:2014/02/05(水) 10:25:56.84
まずはいつもみたいに妄想話を楽しめばいんじゃない?
その中で気持ちが盛り上がれば書く意欲も湧いてくるよ
周りがどうかよりも本人の萌えが止まらない気持ちが大事
680 :
名無し草:2014/02/05(水) 11:10:49.34
それだよね、本人の萌え。
本当にそれに尽きると思う。
681 :
名無し草:2014/02/05(水) 11:26:05.88
嵐さんの方でプチ盛り上がりしてて他人の妄想から妄想を呼ぶと言ってる人いたけどすごく同意
682 :
名無し草:2014/02/05(水) 13:42:15.43
このスレでは清悠、魅可が上位人気みたいだからこれで妄想話を進めたら脈あるんでない?
683 :
名無し草:2014/02/05(水) 14:01:24.42
妄想話よりSS欲しい
人が書いてれば後に続くよ
↓の人頼みますw
684 :
名無し草:2014/02/05(水) 14:12:44.06
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
685 :
名無し草:2014/02/05(水) 14:21:32.32
魅可リクエスト
↓の方お願いします
686 :
名無し草:2014/02/05(水) 18:31:56.34
嵐さんのとこ見てきたけど昔の作家さんって本当にクオリティ高いね
リレーだってみんな文章うまくて人物の気持ちもよくわかる
情景描写もきれいで丁寧だからその場面が目に浮かぶよう
687 :
名無し草:2014/02/05(水) 19:22:17.10
リクエストされてんのにソレかw
688 :
名無し草:2014/02/05(水) 19:30:21.42
↑清悠でSSリクエストお願いします
689 :
名無し草:2014/02/05(水) 19:59:43.70
よし分かった一晩待ってろ
ただしクオリティは保証しない
690 :
名無し草:2014/02/05(水) 20:34:23.63
うわぁい、言ってみるもんですねw
待ってまーす
691 :
名無し草:2014/02/05(水) 22:11:06.28
求む高クオリティ作家
692 :
名無し草:2014/02/05(水) 23:04:22.40
>>691 ここは便所の落書き2ch
サイト行けば高クオリティーあるよ
693 :
名無し草:2014/02/05(水) 23:47:05.26
>>691 高クオリティ作家だって生まれた時から高クオリティな訳じゃない
ここで書きまくって自分で目指すのもありですよ?
694 :
名無し草:2014/02/05(水) 23:47:34.78
『大女優は「幸あれ」と言った』
初めて通して読んだ時泣いた。
695 :
名無し草:2014/02/06(木) 00:00:00.46
ぶっちゃけ下手くそでもなんでもたくさん作品が落ちてれば
書き手さん達もじゃ、こんなもんでもいっか、みたいに気軽に続くんじゃないかな―
昔の作家みたいなのが読みたいとかあんまりハードル上げてはいけないよ
あとリレーってさ、次の人がちゃんと読んでネタを拾ってくれて書き手も楽しいし
クオリティは求められないから誰でも楽に書けていいなと思うんですよ
リレーの本筋バトン誰かサルベージしてきてくんないかなぁ…
696 :
名無し草:2014/02/06(木) 00:17:37.91
あたしと美童とそれから幾年、が大好きだなぁ
美可って性格的相性は良いけど美童の浮気症がある限り、実は自分に自信の無い可憐が確実に傷付くから
絶対無理カプだと思ってたのに、きちんと物語内で年月かけて可憐と美童の成長物語にしちゃうのがもう凄すぎる…
作家さんのキャラと原作への理解と愛の深さに感動した作品
あと秋の手触りも好き
個人的に魅悠は魅録が悠理に恋すると小物化するからヤメテカプだったけど
挫折と立ち直りとでラストの宣戦布告魅録の格好いいこと
嵐さんのところは目から鱗ボロボロ小説の宝庫だわ
697 :
名無し草:2014/02/06(木) 00:21:07.08
今いる作家に昔の作家のようなクオリティは求められないよ
698 :
名無し草:2014/02/06(木) 00:37:03.60
今居る作家、って言うほど作品投下自体ないじゃないですかw
今たまに書いてくれてる人達は昔みたいに溢れるパッションを叩き付けて作品作るぞー!っていう
モチベはそもそもなくて
会話の流れでちょっと思い付いたコネタを賑やかしに置いてきますね、な人達が大半なんだとおもう
クオリティだの作品の出来だの云々いうものでは無いかなと
そりゃ大作連載してくれれば嬉しいんですけどね〜
699 :
名無し草:2014/02/06(木) 00:49:24.30
高クオリティ大作と言えば『イギリス大旅行大作戦』が傑作過ぎる
『マオタイやっつけようと思って爆発させてきた』の流れで窒息しそうになった
あの叙述イリュージョンには心がやられる
700 :
名無し草:2014/02/06(木) 01:06:45.43
>>697 作家なんて呼べるような人いないじゃん
原稿用紙二枚程度の幼稚な小学生作文垂らしてるだけかと
701 :
名無し草:2014/02/06(木) 01:26:46.87
>>695 リレー始まるならちょっと乗っかろうかなw
702 :
名無し草:2014/02/06(木) 01:29:39.50
これはつまり
「そんなこと言うならお前が書いてみろよ!」
「ちっ、し、しょうがねーな、俺の実力見せてやんよぉ」
的な
素直に書きたいと言えない照れ屋でツンな
>>700の
作品投下予告と言う理解で宜しいですかね
>>700
2、3レス使わせてもらいます。
**********
いつもの放課後、いつもの生徒会室。
今日はまだ顔を出していない会長以外の面々が、いつも通りに過ごしている。
悠理は袋菓子を摘まみながら音楽を聞き、野梨子は1人碁盤に向かい。
美童は彼女達とのメールに忙しく、魅録はバイク雑誌をめくっている。
コーヒーの良い香りと共に、可憐が人数分のカップを運んで来た。
「あれ、野梨子ぉ?今日、おやつ持って来たんじゃなかったっけ?」
運ばれて来たのが飲み物だけなのを見て、悠理が訝しげに尋ねた。
「それなら、全員が揃ってから、と先ほども言いましたわよ、私。」
「えぇーっ!遅くなった清四郎が悪いんじゃん、先、食べようよ〜」
不満そうに悠理が口を尖らせる。
しかし、全員が揃ってからと野梨子が決めている以上、ここは諦めるしかない。
「そうだ、悠理。ツーリングの件だけどな。」
「あ〜、こないだ言ってた?」
「あぁ。やっぱ、一泊してじっくり峠走るってことになったけど、ど」
「行く行く、当然!旅館?ホテル?ご馳走出るとこがいいな〜」
魅録が、どうする?まで言い終わる前から、悠理はすっかり乗り気である。
「泊まりでツーリング?いいわねぇ。でも、今から部屋取るの?」
大丈夫なの?と心配する可憐に、最悪みんなで雑魚寝すりゃ大丈夫!と笑う悠理。
「大丈夫!じゃねーよ、お前も一応、女なんだから……」
「悠理!やっと清四郎が来たよ、良かったね。」
呆れ顔の魅録の向こうから美童に声を掛けられ、悠理がそちらを向くと。
ようやく清四郎が姿を見せた。同時に、野梨子が茶菓子の支度を始める、
清四郎はいつもの席に着きながら
「悠理に待ち焦がれられる覚えはありませんが?」
「別に、待ってなんかないやい。」
わざとやってるのではないのだろうが、清四郎に涼しい顔でこう言われると
悠理もつい反射的に憎まれ口を叩いてしまう。
言い負かされるのは分かりきっているのに、だ。
「ま、大方、僕が来るまでおやつをお預けされてたんでしょう?」
「ち、ちがわい!魅録とツーリングの話してたから、全然待ってないし。」
「ツーリングは結構ですが、せめて最低限の礼節を身に付けて欲しいものですね。」
やれやれ、と言わんばかりの溜め息混じりな清四郎に、悠理は何を言われたか分からない様子。
「はぁ?どういう意味だよ?」
「雑魚寝するとか言って困らせるな、ということで
(2レス目が途中で切れてすみません。)
「はぁ?どういう意味だよ?」
「雑魚寝するとか言って困らせるな、ということです。」
「ぐっ……じょ、冗談に決まってるだろ。」
「悠理の場合、普段の言動からして、本気じゃないとは言い切れません。例えば…」
「……ぐっ。」
この後、清四郎の『お説教』は、野梨子が茶菓子の支度を終え、
悠理の「アタシが悪ぅございました」降参宣言が出るまで続いた。
「はいはい2人とも、じゃれあうのはその辺にして、お茶淹れたわよ。」
「じゃれあっては、いません。」
「じゃれあってなんか、ないっ!」
**********
終わり。
すみません、ただ清四郎と悠理に口論手前な会話させたかっただけです。
706 :
名無し草:2014/02/06(木) 07:38:34.21
>>703 投下ありがとう
ザ、日常風景だな、しかしオチどこだw
可憐曰く清四郎はしょっちゅう「悠理からかって遊んでる」らしいから
はたからみたらじゃれ愛なんだろうな、実態に甘さがなくても…
707 :
名無し草:2014/02/06(木) 08:00:31.26
はたから見た二人
「…ご覧になりました?校舎の裏で菊正宗様が
剣菱様のお顔を手で包んでらしたわっ」
「剣菱様も泣きそうなお顔で腕に抱き付いてらっしゃったわよね…」
「その後菊正宗様ったら真剣な顔で剣菱様の肩を抱き締められて…!」
清「…ということで、校内の
心霊スポットマップが無事出来上がりました
こいつにしっかり見させるのに苦労しましたよ全く」
悠「顔面掴んでアレを見ろコレを見ろ、って鬼だろお前!?
すっげー怖いし疲れるからヤだって言ってるのにぃっ!
」
清「おや、お前の為なのに心外ですな
先に全部見つけて置いた方が後々取りつかれたりせず楽でしょうに
こっちもすぐに逃げ出すお前を
ずっと掴まえておくのに疲れきりましたからおあいこです」
野「…嘘ですわよ、心霊同好会の方に
頼まれたついでに自分も楽しんでただけですわ」
美「…ほんっと悠理苛めるの好きだよね清四郎」
708 :
名無し草:2014/02/06(木) 21:09:55.20
>>703さんが
>>689さんです?
ほんとに一晩で書いてくれたんだね、仕事早いw
清悠は仲がいいのか悪いのがいまいち判断付かないわりに
なんかあると気が合うのが理想
イメージに近かったよ〜
709 :
二番目の女(1)1/10:2014/02/07(金) 13:37:02.65
久々に妄想が沸き立ったので。長編です。
ニューヨークの古いアパートの一室で僕は朝焼けに溶ける下界を
ぼんやりと眺めていた。
後ろのベッドではまだこの部屋の持ち主が寝息をたてている。
チラリと女を見た。
栗色のゆるいウェーブと見事な肢体がベッドに広がっている。
美しい女である。美しくはある。だが……
こう改めて女を見るとふと過去の友人を思い出した。人種は違うが。
少し、可憐に似ていた。
それに気づくと奇妙な気分になって、思わず顔が苦くなってしまう。
「ああ、疲れた」
思わずそんな言葉が口から出た。
なぜだろう。
ぐっすり眠って身体の疲れはたまってないはずなのに。
怠い。
体も、心も。
僕の気配を感じたのか女が目を覚ました。
「何か言った?清四郎」
ちらりとベッドへ視線をやると、
女は艶かしい肢体をくねらせて起き上がってきた。
「別に何も。そろそろ出る支度をしないと」
「あら、もう?随分はやいのね」
「幼馴染が日本から来てるんですよ」
「あら、わざわざ日本から?」
「ええ、仕事でね」
そう言うと、女は僕に体を押し付けながら言った。
「私も一度日本に行って清四郎のご両親にもご挨拶したいわ」
「挨拶?なぜ?」
「だってぇ。私たちそろそろ、先のことも考えたいわ」
女はおねだりするような顔をして甘えている様子だ。
僕はその表情が気味が悪くてうんざりした。
「あなたがそんな事を言い出すとは思ってなかったな」
「どういう意味?」
「僕がなぜあなたを家族に紹介しなくてはならないんですか?」
女の表情がみるみる変わってゆく。
「だって……」
「そもそも、僕はあなたと結婚するつもりはないことは伝えてありますよね?
それをあなたも承知なはずだ。今更なにを言うんですか?」
「やだ、そんなに冷たい言い方しなくたって」
「僕はあなたが望むものをある程度叶えてあげたはずですよ?
高級レストランにミュージカル、これ以上何を望むと言うんですか?
そもそも国籍も人種も違うあなたを家族に合わせる?卒倒しますよ、親が」
ここまで言うと、女はヒステリーを起こして怒鳴りつけてきた。
罵詈雑言の限りを尽くしているが、彼女の言葉を要約すると結局、
人間のクズと言いたいだけだ。
こういうのも何度目だろう。
もう女に罵倒されるのにもいい加減慣れた。
そもそも、言われなくともクズの自覚はある。
ああ、面倒だ。
この女とははじめから僕のプライベートには踏み込まないことは
約束済みだったはずだ。
まさか、セックスを続けるうちに僕の気が変わって結婚なんて
夢物語を思い描いていたんだろうか?
本当にまさか、と思う。
強欲で知性のカケラもないこの女性のどこを?
身体以外のどこに好きになる要素があるというのだろうか?
僕があまりに手応えがなかったせいか、言いたいこともいい尽きたのか、やがて女のテンションが下がってきた。
そろそろ口を開いても良い頃だろうか。
「それで、あなたはいくら欲しいんです?」
その日の昼前、僕は野梨子とニューヨークでも
世界的に有名な美術館で落ちあった。
「清四郎、顔!どうしましたの?」
「今朝ちょっとしたトラブルがありましてね。大丈夫ですよ」
あの女、頬を思い切り張りやがった。
まあ、僕ももう少し言いようってもんがあったとは思う。
そこは反省しておかねばならない。
高校を卒業してもう5年近くになる。
僕はアメリカのメディカルスクールで医師になるべく勉強中だ。
メディカルスクールは4年制の大学院なのでまだ医学生。
野梨子は聖プレジデントの大学を卒業してから日本で稼業の手伝いをしている。
今日は日本の観光産業を支えるべく、文化イベントに出席して
お茶のデモンストレーションをするために国から派遣されたらしい。
見栄えが良い野梨子は確かに適任だろう。
男嫌いな野梨子はまだ独身だ。
見合い話は沢山あっても、これまで浮いた話をひとつも聞いたことはない。
僕は未だ野梨子を保護者のような気分で眺めているが、
思えば野梨子は今朝別れたあの女より歳上なはずだ。
野梨子も結婚を意識したりするのだろうか?
「……聞いてまして?清四郎」
「はい?」
「もう!上の空なんですから。そもそもこの展覧会に来ようといったのは清四郎でしてよ?」
野梨子はそう言うと、僕に向けて改めて絵画の背景を説明しはじめた。
確か野梨子の大学での専攻は美術史だったはずだ。
知識が圧倒的なおかげで一緒に美術館へ来るとまず退屈はしない。
一枚の絵に関わる謎解きをしているようで、知的好奇心がかなり満たされる。
そう、僕は女性にはやはりこうしたある程度の教養を求めているのだ。
今朝のあの女とはレストランぐらいしか行ってないが、
興味があるのはアクセサリーや洋服ばかりで何を話しても退屈だった。
美しいだけで中身のない女はベッド以外では退屈なだけだ。
その点、と僕は思う。
野梨子だったらどうだろう?
おそらく、上流階級の誰にとっても野梨子のようなタイプは
理想的なお嫁さん候補なんだろう。
家柄、品格、教養、容姿どれをとっても完璧。
遠い将来、確実に菊正宗を背負う僕の結婚相手は
こういうタイプでなければならない。
ま、気心もこれ以上ないほど知り合っているし。
僕が結婚するのなら、きっと野梨子が最適なのだろうな。
その時、野梨子が不意に僕の顔を覗き込んだ。
僕は考えが透かされたかと思わずビクリとする。
「もう、また上の空」
「すいません」
野梨子がふう、とため息をついた。
「わかりましたわ、少し休みましょう。
たぶん清四郎、頭を冷やした方がいいんですわよ」
その通りだ。
急にこんな考えに囚われてどうしたんだろう。
女に叩かれたところで、大して何も感じなかったはずだったのだが。
深層意識では意外にショックだったんだろうか?
僕たちは美術館のカフェに入った。
まだ昼前のカフェは人も少なく、閑散としていた。
ちんまりと背筋を伸ばして椅子に座る野梨子が
子供の頃と変わらず可愛らしい。
「そういえば、今度可憐がこちらに来るって言ってましたわよ?
連絡来ました?」
「いいえ、知りませんでした」
可憐なら用がなければこっちには連絡くれないかもな。
どちらかといえば僕と可憐は疎遠な方だ。
「日本の有閑倶楽部のみんなは元気ですか?」
「……最近はあまり会えてませんの。
ひとりで過ごすことが多くて寂しいですわ」
ふう、と野梨子はため息をついた。
僕は当たり前の事を言う。
「そりゃ、いつまでも高校時代のようにベッタリしていられませんよ。
それぞれ進路が違うんだし」
「そう言えるのも清四郎が海外にいるからですわ。
日本にいながら皆に会えないっていうのは寂しいものですわよ」
僕は押し黙ってしまう。
少し野梨子の寂しさはわかる。
高校時代はあの刺激的で楽しい時間が永遠に続くのだ、と思っていた。
しかし、時間は流れ続け、僕達は共に同じ場所にずっと留まっていられない。
「清四郎もわざわざ外国の医学部に進学することないじゃありませんか。
日本にいればもう医師試験を受ける事ができているはずでしょう?」
僕は聖プレジデントに進学した後、編入でアメリカの大学へ。
そして、メディカルスクールへと進学した。
日本の医学部にいれば、そろそろ医師免許取得試験を取得してたはずだ。
「その件はもういいじゃないですか。やはり神経系の勉強するにはこっちがいいし、僕も色々考えて」
「どうせ同じ医学生のお姉さんの当たりがキツイとか、
お父様のライバルの所属する大学には行きにくいとか、そんなことでしょう?」
「…………」
心の中で舌打ちした。
野梨子は相変わらず鋭く辛辣だ。抵抗したら火傷が広がる。
「反論はしません。まあ、いずれにせよあと2年ですよ」
「あと2年……」
「その後、レジデンシーにフェローシップがあって、全てこちらで終わらせるとしたら僕も40歳ですね」
「40?!そんなにずっとアメリカにいるつもりですの?」
「まあ、そこまでいるかはまだ考えてませんが」
「40歳……」
野梨子は反射的に言った。
「じゃあ、結婚は先の話ですわね」
そう言って、野梨子がハッとしてこちらを見た。
それからバツの悪そうな顔をした。
僕も同じくバツが悪い。
あえて、というわけではないが、野梨子とはこういう話を避けてきたというのに。
結婚、結婚、結婚、と。
あの女の呪いか。とんだ厄日だ。
はあ、とため息が出てしまう。
「野梨子も結婚を意識する年齢になりましたか」
その口調があまりに、やれやれといった調子だったからか、
野梨子が真っ赤になって言い返してきた。
「私だって少しは考えます!
清四郎は何も考えてないようですけど。
男性は気楽でいいですわね」
そんな事はない。
僕だってつい今さっきまでそれ関係の修羅場の真っ最中だったわけで。
叩かれた頬の痛みを思い出した。
思わず手をやってしまう。
そして同時に今朝の女の罵詈雑言を思い出した。
更に、はあ、と大きなため息が出た。
じっとそんな僕の様子を眺めていた野梨子が言った。
「……清四郎、ずっと思ってたんですけど」
「はい?」
「その頬、女性に叩かれたんじゃありません?」
「えっ……」
なぜ、そんな事がわかるのか?
女の手形でもついてるのだろうか?
野梨子に不意をつかれた僕は、迂闊なことに、
とっさに窓ガラスにうつる自分の頬見てしまった。
「今朝っておっしゃってましたわね。
朝まで女性とご一緒でしたの?」
そう言った野梨子はこれ以上はない冷たい目をしていた。
本当に厄日だ。
潔癖症の野梨子は僕の表情を見ただけで全てを察し、
軽蔑しきった顔で帰ってしまった。
事実とはいえ、勘付かれた相手が野梨子だというのは
さすがの僕でも痛い。
まあ、あの状態の野梨子に取り繕ったところで何も変わらないので、
どうすることもできないが。
そんなわけで何もする気が起きない僕は、
久々に自分のベッドに寝そべって、打たれた頬を冷やしていた。
適当につけたテレビはミュージックチャンネルだったらしく、
若い男が明るく愛だの、恋だの歌っている。
今、一番聞きたくないものだが、起き上がるのも億劫なので放っておく。
愛だ、恋だ?馬鹿馬鹿しい。
そこにあるのは単純な雄と雌、生理的衝動という現実だ。
その時メールが着た。
医学生の友人からだ。
来週、試験が終わったら打ち上げパーティをするという連絡だった。
まだ試験が終わる前から先に箱は押さえておこうという余裕が
頭脳に自信がある医学生らしい。
「ホットな女たくさん集めておくぜ?」
という文面を僕は冷めた気持ちで眺めた。
僕は「出席する」と打ち込んで送信し、そのままベッドの上に放り投げた。
……疲れた。
どこが疲れているのかさっぱりわからないけど、とにかく僕は疲れていた。
719 :
名無し草:2014/02/07(金) 19:56:03.33
長篇(・∀・)キター
清四郎(・∀・)クズーいw
シリアスじっくり描写嬉しいです
可憐と何やら確執あったのかな?
他のメンバーの現況も早く知りたい!
続き楽しみに待ってます
720 :
名無し草:2014/02/07(金) 20:46:47.16
すごく現代、現実的!
こんなカラダだけの付き合いをする清四郎なんて
なんだかありそう。
引きこまれます、面白い!
721 :
名無し草:2014/02/07(金) 21:41:41.40
清四郎は中味が残念な人だと思ってるのでイメージピッタリw
早く折れろとウズウズしながら続き待ってるよ〜
722 :
名無し草:2014/02/07(金) 22:03:20.84
いや、オールマイティ清四郎を、維持するのはたいへんなんだよ
応援したい、この清四郎
野梨子とはどうなる?結婚を口にする野梨子も
成長したね、応援する
723 :
名無し草:2014/02/08(土) 12:33:21.26
クズな清四郎いい!
続き楽しみにしてます。
724 :
名無し草:2014/02/08(土) 13:07:53.82
清四郎の中身は冷血でグズだけど好きな人に目覚めるとデロデロで甘くなってくれると萌える
まとめ読んできて大女優がすごく良かった
清野すきだから萌えたし思わず泣けてしまった
他カプもいいけど清野、美可、魅悠がやっぱりしっくりくる
725 :
名無し草:2014/02/08(土) 13:16:38.43
清四郎はクズだと思う人多いのかなw
清四郎って初めはじじくさい頭のキレる優等生ってだけだったのに
武道の達人になったりサディストに開眼したりで
段々キャラ濃くなって
挙げ句のクイズの時の見下し発言と
婚約の時の友情ポイ捨てで
サド野心家でいざとなると人を手駒にしちゃう
問題人格者で固まっちゃった気がする
726 :
名無し草:2014/02/08(土) 13:30:58.85
長編嬉しい
年齢重ねてこういう風な清四郎、ありだね
ひょっとして清可になるのかな?どのカップリングも好きなんで楽しみ
727 :
名無し草:2014/02/08(土) 13:34:24.21
連投ごめん
>>724 自分も大女優大好き
オリキャラにも感情移入して泣けたの初めてだった
たぶん?だけど同じ職人さんかな〜?と思ってるゴゼンニジノウタが最後まで読みたかったなー
728 :
名無し草:2014/02/08(土) 13:34:26.12
自分は作品傾向が
純愛、ラブコメ、大人セクシー路線かによってしっくりくる組合せが変わるわ
純愛:清野、魅野
ラブコメ:清悠、美可、美野、美悠
大人セクシー:清可、魅可
魅悠は青春成長物語だとしっくりするかな
あと、想い合ってるのに別れちゃうような悲恋には野梨子メインが似合うw
>>709-
>>718続き
「はーい、久しぶり……ってどうしたの清四郎、その顔」
「はたかれた」
「はたかれたって誰に?」
「女に」
そう言うと、美童は大笑いした。
昼下がりのニューヨーク。
美童と僕はカフェの窓際で久しぶりに落ちあっていた。
美童もアメリカ暮らしをする一人で、
今はボストンのビジネススクールに通っている。
実家の事業と資産と、そして何より気楽な身分を守るべく、
さほど好きではない勉強にこの歳になっても勤しんでいるわけだ。
ニューヨークには定期的に来ているがそれは決して僕に会いにではない。
ニューヨークの彼女に会いにだ。
もちろん美童にはボストンの彼女も東京の彼女もいるらしいが。
「清四郎もプレイボーイぶりが板についてきたね」
「お前に言われるとさすがにムカつくな」
美童は、僕の女性関係が何より面白くて仕方がないらしい。
どんな顔して女を口説いてるのかと思うと笑いが止まらない、と言う。
失礼極まりないが。
不思議なもので、僕はこうした話を美童にするのは全く抵抗がない。
たぶん、色恋沙汰では美童を前に強がっても無駄、
と、どこかで認めてるんだと思う。
だが、同じ話を絶対に魅録にはしたいとは思わないが。
一通り僕の事の顛末を聞くと美童はクックと笑いを噛み殺した。
「野梨子にも勘付かれたって、バッカだなあ」
「野梨子の勘が良すぎなんですよ」
「お前の事なら何でもお見通しでしょ?」
「…………」
「大体、清四郎もさあ、来るもの拒まず過ぎるんだよ。
遊んでいい女かどうか見極めないで付き合うからそうなるんだ」
「誰もがお前みたいに見極める才能あると思うなよ」
僕はコーヒーを苦々しく、ぐびりと飲んだ。
小さなカフェの窓際の席からは、
行き交う女たちが僕たちに視線を投げてくるのが見える。
おそらく、美童と一緒にいるからだろう。
美童は相変わらず、華やかで美しい。
いや、もはや歳を重ねるごとに、色男ぶりが凄味を増して怖いほどだ。
しかし、美童は言った。
「女の子たちが振り返ってゆく。清四郎が一緒だからだね、きっと」
「ん?」
「嫌味じゃなく、男に磨きかかったと思うよ、清四郎。
ひっきりなしに女が迫ってきても仕方ない」
「…………」
「これがUFO研究会に入ってたオタクな生徒会長とは誰も思うまいよ」
「……褒め言葉だと思っておきますよ」
まあ、そうはいっても、僕に女が寄ってくるのは容姿からではない。
ひとえに僕が医学生だからである。
アメリカに来て知ったことのひとつに、医者のステータスの高さがある。
アメリカでは日本以上に医者の地位は高いように感じるし、
また医学部はより一層難関だ。
これが何を意味するか、というと、とにかくモテる。
ちょっとした身内のパーティ、食事会、
どんな場所でも女が寄ってくる入れ食い状態だ。
そして、女たちは一度医者のタマゴを罠に落としたら、逃すまいと必死だ。
そういえば、森鴎外にも舞姫がドイツから追いかけてきたんだっけ。
こんな環境で僕たち医学生は自然に女遊びを覚えていく。
そして、同時にこうした女を蔑むとまではいかなくとも、
対等には見られなくなってきた。
あからさまに札束扱いされて、そんな女を愛せる男がいるだろうか?
僕たちはすり寄ってくる女たちを愛を込めて「コバエ」と呼んだ。
つまり自分たちはクソ野郎だという自覚はあるわけだ。
クソ野郎に群がる美しいコバエ。
そうやって蔑みながらも彼女たちを快楽の対象にしているわけだった。
その日、試験を終えた打ち上げパーティにも、極上のコバエたちが群がってきていた。
僕の隣では友人が美女と爽やかに談笑している。
医学生同期の仲間としては本当に尊敬するし、気もいい奴だ。
だけど、こいつも立派なクソ野郎だ。
紳士づらして今夜メイクラブする相手を探してるにすぎない。
故郷に残してきた大事な婚約者がこの実態を知ったら泣くぞ。
「ほら、お前好みの子が来たぞ。極上のスタイル」
友人がそう僕の耳に囁いて視線を投げた先には、アジア系の女がいた。
確かにグラマラスな身体つき、だけどくびれた細いウエスト。
胸や腰のボリュームから察するに、肉付きやすい体質なはずで、
このウエストを維持するのは相当な努力が必要だろう。
なかなか根性のある女性だと思う。
って、そんなことより、おい!
「可憐!!何をやってるんだ君は?!」
「あらやだ!清四郎じゃないの!こんなところであうなんて!」
本当に、こんなところで!だ。
久々に会う、可憐だった。
可憐はニコニコと無邪気な笑顔で僕へ向かってやってきた。
この後ろめたい場所でまさか可憐に会うとは!
僕はすっかり大慌てで、可憐を隠すように掴んで店の外に出た。
友人たちの値踏みの視線から出来るだけ可憐を遠ざけたい。
「ヤダなに?清四郎」
「野梨子からこっちに来るとは聞いてましたが、
来るならなぜ僕に連絡をよこさないんですか?」
「そうね、連絡しようとは思っていたんだけどね、
あたしも仕事で来てるから忙しくて」
「忙しい?なら尚更こんなところに来てはダメでしょう」
すると、可憐はキョトンとして言った。
「あら、ここは忙しくったって絶対来なきゃダメな場所でしょう?」
「はあ?」
「だって、アメリカのお医者さまのタマゴが集まるパーティよ!
玉の輿への第一歩になるかもしれないわよ!」
どどーんと、可憐の背中に白波がたったように感じた。
可憐は晴れやかに元気いっぱいそう言い切った。
顎が外れるかと思った。
ああ、すっかり忘れていた。
そうだ、こんな身近に史上最強のコバエがいたじゃないか!!
それを思い出した僕は脱力し、続いてガックリ肩を落とした。
そんな僕の様子が目に入らないようで可憐は晴れやかに続ける。
「あんたの友達、イケメン揃いじゃない!ラッキーだわ!」
「それはそれは」
「だから清四郎、邪魔しちゃ嫌よ?」
「……邪魔するって何を?」
「あたしの猛アタック!」
「はあ」
「あ、そうだ!あんたが友達を紹介してくれても良いんだけど」
「……それは勘弁して下さい」
「そお?それじゃ、あたし中に戻るわね」
可憐は羽でも生えてるような足取りで、軽やかに会場に戻っていった。
可憐の毒牙に当てられてしばらく動けなかった僕も、
我に返って慌てて可憐を追いかける。
会場での可憐はくるくると蝶のように僕の友人たちの間を
次から次へと渡り歩いていた。
一人の男に話しかけては笑ったり、はにかんだり。
しばらくするとまた別の男のところへ移動して、笑ってはにかんで。
なるほど。
ああやって男を絞っていき、最終的に一人に決め打つってわけか。
まるで昆虫の行動習性か何かを見ているようだ。
僕はファーブル博士になった気分で可憐の行動を目で追っていた。
ふわふわと蝶のように渡りあるいていた可憐は、
最終的に僕の友人の一人、故郷に婚約者がいるあいつに
狙いを絞ったようだった。
どうもあいつの方も満更でもないらしい。
男の方が何か可憐の耳元で囁くと、二人は徐々に接近し、
奴がエスコートするように可憐の肩に触れた。
その瞬間、跳ねるように僕は可憐に向かう。
「ここまでだ、可憐」
引き剥がすように可憐の腕を掴む。
友人と可憐はポカンとして、僕の顔を見る。
「なんだ?この子知り合いか?」
「そう、この子は僕の連れで日本人。
そろそろ彼女をこちらに返して貰えるかな?」
そう言いながら僕が可憐の肩に腕を回すと、友人も心得たり、
という顔をした。
可憐は釈然としない様子で僕の腕から逃れようとしたが、
僕はがっちり肩をつかむ。
ヒソヒソ声で「いいから来い」と言うと、可憐もしぶしぶついてきた。
店の外に出て、可憐は僕の腕を振り払うと言った。
「一体どういうつもりよ。邪魔しないでって言ったでしょ?」
「君が何もわかってないからだ」
「なにを?」
「こんなところで君の玉の輿は見つからないって事です」
「どういうことよ?」
「ここの男は簡単にセックスできる女を探してるだけって事ですよ。
君と本気で付き合うような男は一人もいない。断言できる」
「なんであんたにそんな事わかるのよ!」
「わかりますよ。なぜなら僕もそのうちの一人だからです」
そういうと、可憐はキョトンとして僕を見た。
「あんた、今、らしくない事を言わなかった?」
「僕だってこんな事をあえて口に出したくないですよ!
可憐があまりにも無防備だから言ってるんです!」
「…………」
「今、可憐と一緒にいた僕の友人には故郷に婚約者がいます。
遊びを承知で彼と寝たいなら僕は止めませんが」
可憐が呆気にとられている。
「……あんたがそんな事言うなんて」
「遊びを一つ覚えただけです」
僕が吐き捨てるようにこう言うと、可憐は可憐は押し黙った。
痛い沈黙だった。
なぜだろう、可憐のこんな反応が意外だった。
美童同様、こんな僕を軽やかに笑い飛ばすと思っていたのに。
しばらく黙ったあと、可憐はポツリと、だけどキッパリ言った。
「サイテーだわ」
イラっとした。
一体どの口が言ってんだ!
高校時代、流し目を使い、曲線美をさらし、
躊躇いもなく男を騙しまくってたのはどこのどいつだ。
そんな女が僕のことを「サイテー」だと?
自分の事を棚に上げてよく言えたもんだ。
「君が僕のことをどう思っていたのか知りませんがね。
サイテー男に遊ばれるのが嫌だったら早く帰れ!」
可憐は俯いたままだった。
僕はそれだけ言うと可憐の側を離れた。
(つづく)
738 :
名無し草:2014/02/09(日) 01:22:47.04
長編来てる!うれしいなー
739 :
名無し草:2014/02/09(日) 02:28:17.64
740 :
名無し草:2014/02/09(日) 09:21:02.48
>>729 うまいなぁ…心情描写クズくてかっこいいw
こんなに説得力ある文章ってどうやったら書けるんだろ
>>739 美童と魅録の人たらし能力は確かに刑事向きかも
個人的にはこっちに投下して欲しい…
スレチってことは全く無いとおもうのですよ
741 :
名無し草:2014/02/09(日) 09:22:18.81
あげちゃった
連投ごめ
742 :
名無し草:2014/02/10(月) 14:58:41.97
>>739 1枚目、美童のシャツがw
絶妙なコンビでおもしろいね
>>729-
>>737続き
「可憐がこっちに来てるんだって?」
今日もニューヨークにやってきてる美童がのんびり言った。
僕は医学のテキストを眺めながらそっけなく答える。
「そうみたいですね」
「久々に可憐に会いたいな。電話したら会えるかな?」
「ってお前、可憐に会ってる暇あるんですか?
こんなに頻繁にこっちに来て学校どうなってんだ?」
「かけちゃおーっと」
「…………」
美童は可憐に電話をかけた。
僕は何も言わずに医学テキストに視線を落とす。
明日までにこの手順を頭に叩き込んでおかねばならない。
そう、僕は忙しいんだ。
本当は美童と会ってる暇など、ましてや可憐と会う暇などないほどに。
あの夜、僕は可憐と別れてそのまま連絡すらしていなかった。
正直言えば、気まずい。
「サイテー」と言った可憐の顔を思い出すと顔が苦くなってしまう。
可憐に失望されるのは想定外だった。
笑い飛ばすと思っていた。
同じ言葉でも、野梨子に言われるより、可憐に言われる方が、キツイ。
こんな事なら、はじめから可憐を放っておけば良かった。
可憐が誰と寝ようが可憐の自由だ。
僕が何しようと勝手なのと同様に。
バカなお節介をしたもんだ。
「出ないや。メールだけいれとくか」
美童が可憐にかけた電話はかからなかったようだ。
「可憐、何の用で来たんだろ」
「仕事って……」
言ってましたよ、という言葉は飲み込んだ。
「仕事じゃないんですか?お母さんの仕事を手伝ってるんだろ?」
「いや、自分の仕事のはずだよ」
「自分の仕事?」
「ハワイの小さな店舗を任されて、ジュエリーアキとは独立して、
独自の商品を売り出していたはず。
ここしばらく日本とハワイの往復生活をしてたよ」
へえ。
自分の好きな商品を作って売って、小さな店を持って、か。
二代目の道楽としては最高だろう。
「それで相変らず玉の輿探しですか」
「半端なく激しくなってそうだよね〜。
ま、可憐に玉の輿は正直無理だとは思うけどね」
「ええ、それは同意見」
「可憐、グラマラスな武器が強すぎて、戦略間違ってる。
あれじゃまともな男は落とせない」
美童が的を射た事を言うので笑ってしまう。
その通りだと思う。
有閑倶楽部の時代、可憐は男の気を引くのが抜群にうまかった。
見事な体を惜しげも無く晒し、甘い声で甘え、男の気を惑わせる。
僕も作戦を立てる上で可憐のそういう所には絶大の信頼をおいてたわけだが。
誘惑するのが上手な割りに、本命のハンサムな資産家にはサッパリもてず。
精一杯努力して家庭的な雰囲気を醸し出そうとしても全て無駄に終わった。
それがなぜか。
今の僕にはわかる。
それは男にとって、可憐は初めからセカンドでしかなかったからだ。
可憐はいつでも愛人候補でしかなかった。
きっと今もなお。
いや、歳を取り、その傾向はさらに加速しているように見えた。
よりゴージャスに、より色っぽく。
本人は気づいてないようだが、僕から見たら玉の輿へは遠ざかっている。
「まあ、面白いから可憐はあのままでいいと思うけどね〜」
「うーん……それだと不幸な行き先しか見えないんですが」
「ね、心配だよね。幸せになって欲しいよね」
「お前、本当に思ってるか?言い方が軽いんだよ」
「だって、名前と裏腹にたくましいもん、可憐」
そう言うと、美童は笑った。
そして、それきり僕は可憐の事をしばらく忘れた。
医学生は忙しい。
朝から晩までやることがある。
その上、膨大な課題に継ぐ課題。
昔の仲間のことなどに構ってられない。
だから、僕たちが遭遇したのは本当に偶然だった。
先に見つけたのは僕の方だった。
やけにスラリとした足をした美女が歩いてくると思ったら、
それが可憐だった。
「可憐だ」
「あら!清四郎」
朝の雑踏の中でのことだ。
我ながら通勤通学で混雑する街中でよく見つけられたと思う。
「また意外なところで会いますね」
「本当よね。清四郎はこれから学校?」
「ええ。可憐は?」
「あたしはあそこのデパートへ」
そう言って可憐が指差した先には、ニューヨークでも有名な老舗デパートがあった。
「デパート?買い物ですか?」
「違うわ、仕事よ。デパートの企画展にあたしの商品を置いて貰ってるの。
それで売り子さんをやってるわけ」
「へえ、売り子」
僕は次に会うときはもっと気まずい空気が流れるんだと思ってた。
だけど、可憐は軽やかだった。
僕の方がぎこちなかったかもしれない。
僕はちょっと拍子抜けしたものの、いつも通りの可憐にホッともしていた。
これなら、いつも通り話せる。
「じゃあ、しばらくはこちらにいるんですか?」
「ええ」
「近々ゆっくり食事でもしませんか」
「いいわね。こっちのお店全然知らないの。良い店教えて」
そう言うと可憐は、じゃあまたね、とすぐに立ち去ろうとした。
えっ、ちょっと待てよ。それだけ?
「可憐!」
呼び止めた僕の声は意外に大きくて、
可憐だけでなく周りの通行人まで振り返った。
可憐は苦笑いしながら戻ってきた。
「なあに?」
「いや……、この間はすまなかった、と言いたくて」
そう言うと可憐はキョトンとした。
そして、思い出したように笑う。
「ああ、パーティの事ね。なぜ?あたしの事心配してくれたんでしょう?」
「いや、僕は」
「あたし、ここんところいつもあんな感じなの。
遊びとしか思ってないような相手に突っ走って、遊ばれてポイ。
ほんと、あたしってサイテー」
「…………」
「あんたには、かっこ悪いところ見せちゃったわね。
恥ずかしいったらありゃしないわよ」
僕の方こそ、と思った。
思ったが言葉が出てこなかった。
格好悪いことに。
「じゃ、遅れちゃうから今度こそまたね」
最低なのは僕の方だ。
自分の自意識過剰ぶりが恥ずかしい。
何も言えずに取り残された僕は、
行き場のない気持ちで地面を蹴るしかできなかった。
(つづく)
750 :
名無し草:2014/02/10(月) 23:13:47.18
応援してます。
751 :
名無し草:2014/02/11(火) 09:00:41.39
オトナな雰囲気だねえ
752 :
名無し草:2014/02/11(火) 09:45:24.01
ところで全然関係ないけど倶楽部のメンバーの誕生日って書かれてないよね。
星座なにかなーと思っただけなんだけど。
何となく
可憐:双子座
美童:天秤座
魅録、野梨子:蠍座
悠理:獅子座
清四郎:水瓶座
みたいな気がした。星座詳しくないから適当な印象だけだけど。
753 :
名無し草:2014/02/11(火) 10:08:53.96
訂正、読み直したら魅録は射手座っぽかった。
754 :
名無し草:2014/02/11(火) 10:27:57.88
>>752>>753 占星術やるけどその通りのイメージ
悠理の霊感の強さは魚座的なとこあるけどやっぱ獅子座だな
魅録はホロスコープ出したらシングルトン、ヨッドとか特異なアスペクト出そうw
755 :
名無し草:2014/02/11(火) 10:35:01.16
悠理は牡羊座だと思う。
獅子よりやや無垢め。
756 :
名無し草:2014/02/11(火) 10:48:07.12
可憐は蟹座なイメージ
757 :
名無し草:2014/02/11(火) 10:52:22.80
美童の天秤座は譲れない
758 :
名無し草:2014/02/11(火) 13:30:14.59
清四郎は双子座の下に火星があるはずw
759 :
名無し草:2014/02/11(火) 14:16:40.95
清四郎はやっぱ変人水瓶座なイメージだな〜
てか、清四郎ってなんか早生まれっぽい
低学年まではチビっちゃくて背の順ではいつも先頭、みたいな
美童が免許持ってて清四郎がまだ持ってなさそうなのも
誕生日が大分遅いからなのかも
悠理とかが先に誕生日迎えて「あたいの方が歳上だぞ!」とかはしゃいでたりするんじゃないかと
で、「でも悠理のお陰でクラスメイとはみんな年下ですけどね」って落ちがつくw
760 :
名無し草:2014/02/11(火) 14:25:02.21
星座のイメージとはずれちゃうんだけど、誕生月はこんな感じ
清四郎 4月
魅録 10月
美童 12月
悠理 8月
可憐 7月
野梨子 3月
761 :
名無し草:2014/02/11(火) 17:53:53.63
悠里乙女っぽいと思ってた
762 :
名無し草:2014/02/11(火) 18:27:31.07
>>760 おお!ほぼ同じこと考えてた。
違うのは魅録が6月ってことかな。深い意味はないけど。
763 :
名無し草:2014/02/11(火) 18:29:42.64
悠理は夏生まれっぽいよね
乙女座は潔癖、打たれ弱いらしいからちょっと違うかな?
御大はわりと血液型分析信奉者だったから
星座とかもきっちり決めてたかもね
764 :
名無し草:2014/02/11(火) 18:36:15.20
>>762 魅録は千秋さんの誕生日から考えるにクリスマスベイビーだと思うので
きっと10月〜11月生まれと見ましたw
765 :
名無し草:2014/02/12(水) 01:39:52.07
>>764 クリスマスベイビーありそうだよね
千秋さんのことだからやや早産で9月30日天秤座
766 :
名無し草:2014/02/12(水) 07:21:45.77
クリスマスベイビーだと早産じゃなくても9月でしょ?
767 :
名無し草:2014/02/12(水) 07:28:57.72
最近の計算だと9月14日か15なんだね
早産しそうだから9月上旬かも
768 :
名無し草:2014/02/12(水) 07:39:06.73
早産こだわり気持ち悪い
769 :
名無し草:2014/02/12(水) 10:08:56.78
>>767 9月上旬だと乙女座か
乙女座のキーワードはI analyzeだから清四郎っぽいな
>>743-
>>749続き
老舗デパートの企画展とやらは割と盛況な様子で、
可憐のコーナーは小さかったが、それなりに足を止めていく人がいた。
若いカップルに接客中だった可憐は僕の姿に気づかない。
僕は可憐を眺めながら、可憐の商品も眺めた。
ジュエリーの事は正直よくわからなかったが、少し可憐を見直した。
どうやらこれは「良いもの」だ。全く興味のない僕でもわかる。
このデパートに呼ばれるべくして呼ばれたもの、という気がした。
可憐の仕事なんて所詮お嬢様の道楽だと思っていたが、
これはちょっと違うかもしれない。
ほどなくして接客も終わり、可憐は僕に気づきやってきた。
良い客だったらしく売り上げも上々だった様子だ。体が小躍りしてる。
「どんな商品をお探しですか?彼女へのプレゼント?」
「彼女なんていませんよ」
「オンナ、だったら沢山いるようだけど?」
「…………」
「冷やかしだったらお断りよ」
「なんだよ、買わせるつもりですか」
「そうね〜、野梨子だったら、これが似合うわ。買ってあげたら?」
「そう思うなら自分でプレゼントすればいいじゃないですか」
「嫌よ、だって商売ですもん」
可憐はにっこり笑った。
「……この商品、ジュエリーアキのものとはだいぶ違うように見える」
「そりゃそうよ、ハワイアンジュエリーだもの」
「へえ、そういうものがあるんですか」
「そう。ハワイで日本人をターゲットに売ってたんだけど、
日本人よりこっちの人にウケが良くてね。
このデパートのバイヤーさんに今回声をかけられたってわけ」
「そりゃすごい」
「日本人が売ってるハワイアンってなによ?って感じだけどね〜」
僕は素直に感心した。
可憐は何事もなかったように言うが、ここまで大変だった事だろう。
「買わないのなら、清四郎は何をしに来たわけ?」
「君の仕事への単純な好奇心。ついでにディナーに誘いに」
「あら!ありがとう」
「今夜、この後は?」
「OKよ。20時になっちゃうけど」
「じゃあ、仕事が終わったらここへ」
僕が差し出したメモの地図を見て、可憐は頷いた。
「嬉しい!このお店、行ってみたかったの」
まあ、そうだろう。
ニューヨークでも屈指のレストランで、ここへ連れていけば
大抵の女が喜ぶという、僕にとってはたいへん便利な店だった。
狙い通り、といったところだ。
仕事終わりの可憐は、着替えてからレストランへやってきた。
胸元がぐいっと開いたワンピース。胸焼けしそうなほど、刺激的。
「本当にあんた、遊びまくってるって感じね、こんな店が馴染みなんて」
「何回か来たことがあるってだけですよ」
「素朴な疑問だけど、あんた、いつ勉強してるの?」
「それは、ここが違いますから」
僕は頭をちょんと叩いた。
「なんて、実際のところ、ヒイヒイ言いながらこなしてます。
ハードですよ、医者は」
「ハードになっちゃうのはお遊びが過ぎるからなんじゃないのお?」
「否定はしません」
「………美童じゃなくて、あんたが言うと本当に変な感じ」
ハッと乾いた笑いが出た。
僕だって可憐にこんな美童みたいな事言われて、変な感じだ。
「美童の方が大問題ですよ。あっちこそ学業ハードなはずなのに、
全然学校に行ってる気配がない」
「ビジネススクールはやっぱり美童には無理だったんじゃないかしら?」
「うーん、ついていけないって事はないと思うんですけどね。
ま、そこは美童の事ですから、女性と遊ぶ方が優先なんでしょう」
「どいつもこいつも……」
可憐はげんなりという顔をした。
「しかし、可憐は英語が上手になりましたね」
「そお?あんたほどじゃないわよ」
「あれだけ英語が苦手だった可憐が、よくぞここまで、と思いますよ。
相当努力したな、と」
「…………」
すると可憐は不機嫌な顔になった。
一瞬、何かを迷ったようだったが「あーあ」とため息をつきながら言った。
「もう、いっか。あんたにだけは言っちゃうけど、
そこ、あたし痛ーい思いしてるのよね」
「?なんの話だ?」
「英語ネイティブの御曹司と結婚前提で付き合ってたつもりが、
結局別の女と結婚しちゃったのよ。あたしは、ポイって。
残ったのは、その男のために必死で覚えた英語ってわけ」
ワインを噴き出しそうになってしまう。
さすがに笑ってしまった。
「ひっどーーい!笑ったわね!大体、あんたが笑う?」
「いや、すまない」
僕は高校時代、可憐が起こした騒動の数々を思い出していた。
玉の輿のターゲットを見つけた時の可憐の凄まじい集中力と努力。
あれを持って英語の習得に挑んだというのか。
「そりゃ、ペラペラになりますね」
「本当に自分がイヤになるわよ。なんでこんなにモテないんだって」
可憐はお行儀悪くフォークを持ちながら頬杖をついた。
「モテてない訳じゃない。結婚が出来ないってだけで」
「随分サラッと言うわねえ」
「可憐は多分、奥さんにしたいタイプではないんですよ。
セカンドとしては最高なんでしょうが」
「なによそれえ!」
「可憐は華やか過ぎるんです。ルックス、スタイル、仕草に色気、
どれも遊び相手には抜群ですが、妻には向いてない」
「ひっどーい!あたし結構、家庭的なのよ!努力もしてる!」
「可憐からとても家庭的な雰囲気は想像できませんよ。
そもそも、本当に家庭的な女が努力するか、って話」
可憐は口を尖らせて、フォークを僕に突き立てて突っかかってくる。
「じゃあ、あたしが二番目だとしたら、一番目の女ってどんななのよ」
僕は少し考えた。
妻にしたいと思うようなタイプ。ああ、それなら……
「そりゃ、野梨子のようなタイプでしょうかね?」
「やっぱりそうきたか」
「実家の品格、容姿、教養、野梨子はこの辺り完璧です。
嫁ぎ先にとっても自慢の嫁、として誇らしいだろうし………」
その時だった。
ばさあっと頭から水が降ってきた。
慌てて頭を上げると、赤ワインのボトルが見えた。
その上に、あの、僕の頬を思い切り張った女の顔があった。
「この前、私を切ったばかりでもう別の女?しかも、思い出のこの店で」
あまりに驚いて、口がきけなくなった。
周囲の視線と好奇心が一気に僕に集中するのを感じる。
「ちょっ……」
「あんたにはこれがお似合いよ」
女はさらなるワインボトルを掴んで僕の頭の上に掲げた。
僕はなされるがままワインを浴び続ける。
こんな時どんな態度をとっていいのかわからなくて、体が動かない。
僕は可憐に視線で助けを求めた。
しかし可憐は僕からすっと視線を逸らす。
この惨劇をまだ見守るつもりらしい。
ワインボトル3本たっぷり使い、
ついでにクーラーの氷も丹念に僕に振りかけた女は、
僕のみっともなく慌てふためく様子を見て気が済んだのか、呟く。
「本当にお別れね、清四郎」
周りの連中のクスクス笑いの中、僕はもう見送る事しか出来ない。
女は踵を返し、カツカツと数歩ヒールの音を響かせたが、
何かを思い出したように一瞬振り返って可憐に向けて
「あんた!」と叫んだ。
「今は良くても、いずれこの男にあんたも泣かされるよ!」
その一言で可憐の瞳に光が宿った。
いいこと思いついた、という時の可憐の顔だ。
ヤバイと思った、思ったが。
「そうなの?清四郎!信じていたのに!」
「やめろ、可憐」
その瞬間むせかえるほどのアルコールが顔に飛び込んできた。
可憐が僕の顔を目掛けて、思い切りグラスの中身をぶっかけたのだ。
避けようとして避けきれず、今度こそ椅子からズリ落ちた僕に、
チロリと舌を出すと可憐は言った。
「いい気味♪」
「……思いっきり顔面にアルコールをひっかけやがって。
おかげで鼻の中がまだ痛いですよ」
「だから、悪かったって」
可憐は笑いがおさまらない様子で言う。全く悪びれた様子はない。
這々の体でレストランを抜け出した僕は、近くにあったホテルに逃げ込んだ。
ドライヤーで頭を乾かし、ヤケクソでガウンの袖で鼻をすする。
「……もう、あの店には行けませんね」
「そうね、女の子弄んでバチが当たったのよ」
くっくっくと可憐は笑う。
「あー!あたしもスッキリしたあ」
「なんだと」
「あんた、ちょっとモテるからっていい気になりすぎだったのよ。
痛快だったわ、あの彼女」
「…………」
ふうっとため息をついた僕に、可憐は笑うのをやめて、
でもね、と言った。
「あの彼女、あんたのことちゃんと好きだったんだと思うわ。
あんたには体だけの相手でも」
「……そんなに……」
「ん?」
「そんなに好きだの嫌いだのが重要なんですかね?」
「はあ?」
可憐は素っ頓狂な声をあげた。
僕はヤケクソ気味で続けた。
「僕は魅力的な女性を見たら単純に抱きたいと思う。
それ以上でもそれ以下でもない。単なる生理的な現象」
「そんな事ないでしょう?少しは情があったから付き合った、違う?」
「そんなもの必要ないでしょう?ボディが魅力的なら充分」
可憐はぽかんと口をあけ、文字通り空いた口が塞がらないと言った調子だ。
「あんた、恋をしたことってある?」
「恋?」
「誰かの事が好きで好きで夢中になって身を焦がすような」
「そりゃ、そんな大げさなもんはないですよ」
そう率直に言うと、はーあ、と可憐はため息をついた。
「不毛だったわ、あんたに言っても。あんたには野梨子がいるものね」
野梨子?
なぜここに野梨子の名前が出てくる?
「野梨子が何か関係ありますか?」
「大ありよ。結婚相手を探さなくちゃ!素敵な奥さん見つけなくちゃ!
なーんて焦らなくても、あんたには野梨子がいるもん。
どうせいつかは野梨子と結婚すればいいって思ってるから、
誰とも真剣にならなくて済む。
誰かを好きにならなくても済む。
体だけの相手で済む」
「…………」
「恋する事をサボって来たから、こんなマヌケな事になるのよ」
可憐は、そう言い切ってひと息おいた。
それから、淡々と続けた。
「あの子、あたしとちょっと似てた」
チッと心の中で舌打ちした。
一番気づかれたくない事を気づかれた、と思った。
「あんたとあたしが友達じゃなかったら、
きっと彼女と同じ事を、あんたあたしにしたでしょうね」
あああ、もう!
そう言われて僕は手を上げた。降参だ。
「もう、勘弁してください」
「ふふん、そうね勘弁してあげる」
可憐は勝ったとでもいうように、ニッコリ笑顔を作ると、
ドライヤーを僕の手からとって、頭を撫でるように乾かしはじめた。
可憐の細い指は意外にも優しく労わるように動く。
心地よかった。
心地よすぎて居心地が悪くなってきた。
だから僕は可憐の手首を掴んだ。
「大丈夫だと思いますか?ベッドの隣でこんな事をしていて。
僕は体だけで満足できる男ですよ?」
一瞬、可憐は驚いたようだったが、けろりとした調子で言う。
「あら、大丈夫でしょ?」
「なぜ?」
「お金持ちの御曹司のあんたがこのあたしに手を出してご覧なさい。
何が起こるか想像できないわけないでしょう?覚悟はできてるの?」
僕は瞬時に高校時代の可憐の恋愛騒動を思い出した。
僕たちは同時に噴き出した。
可憐の笑い声を聞いていたら、僕もほとほとバカバカしくなってきた。
あまりに馬鹿で笑った。可憐相手に何やってんだ、僕は。
可憐はドライヤーの仕上げにぽんぽんと僕の頭を叩くと言った。
「ほんと、かっこ悪いわよね、お互い」
「…………」
「あのレストランももう行けないし」
「また今度この穴埋めはしますよ」
「ワインはもうたくさんよ?」
そう言って可憐はにっこり笑った。
(つづく)
780 :
名無し草:2014/02/12(水) 11:44:29.07
無茶苦茶面白い!
この二人はこんな男女の言葉遊び的なやり取りが似合うね〜
続きを楽しみに待ってます
781 :
名無し草:2014/02/12(水) 18:42:11.01
可憐の方が1枚も2枚も上手ですね!
いい女だな〜。
782 :
名無し草:2014/02/13(木) 09:05:52.30
清可って大人びるよね
ちょいと荒んだ感じの清四郎がおもろいw
783 :
名無し草:2014/02/13(木) 16:02:36.98
バレンタインデーって倶楽部の連中は何してるのかしらね
可憐なんかは全員にチョコケーキとか焼いてきてくれそうだ
美童は清四郎魅録悠理とチョコの数競って負けてぐぬぬってしてる
悠理はチョコ食べ放題の日としか思ってない
>>770-
>>779続き
「……埋め合わせがこれっていうのも衝撃」
「連れてきてなんですが、僕もです」
僕たちの前にはカリフォルニアロールを油であげて、
天ぷらにした上にチリソースを和えたモノ、があった。
美童曰く、今NYでイチオシでオススメの寿司屋だったんだが。
それでも僕たちは恐る恐る一口食べてみる。
「すごいわ……口の中で味が喧嘩してるみたい」
「なぜ、巻き寿司を油で揚げようと思ったのだろう……」
「あっ!!美童って日本文化をちゃんと理解できてないんじゃない?!
ああ見えて生粋のスウェーデン人だし」
「いや待て、一周まわってこれはこれでアリなような気もしてきた」
僕らはワイワイと寿司らしき天ぷらをつついた。
「美童のオススメなんかじゃなくて、あんたのオススメの店でいいのに」
「だって知りませんから」
「え?」
「この前ワインかけられた店が唯一知ってる店。
どんな女性もみんなあそこで満足するから」
「……あんた女の子とデートする度にあそこに行ってたわけ?」
「ええ」
可憐はくらりと頭を揺らした。
「女の子の忍耐力に感動する。よくこんな男に付き合ってられたわ。
恋は盲目って本当よね」
「だから、あの店が使えなくなったのは正直困るんですよね」
「それ本当に天罰だわ。今後は女遊び自重しなさい」
「…………」
まあ、僕もそう思う。
女性といるのは今思えば疲れるばかりだったし、無意味な時間だった。
同じ事の繰り返しに飽きてきてもいたし。
「せいぜい自重しておきますよ」
「はい、お利口さん」
そう言って可憐は口の中に天ぷら寿司を放り込んできた。
「あんたみたいなのは、とっとと結婚して落ち着いちゃえばいいのよ。
変に自由を楽しもうと思うから、色々拗らせるんだわ」
「玉の輿狙ってギラギラしてる君に言われると、
素直に頷けない気もしますが」
「うるさいわねえ。だってあたしももういい歳だもん。
これから出会って付き合って結婚までこぎ着けたとして、
あっという間に30よ?
あんたはいくつになってもいいかも知れないけどさ」
「だったら高望みしなきゃいいのに」
「それは、最近ちょっとそう思う」
可憐は散々悪口を言ったわりに、天ぷら寿司をパクついている。
「言いたかないけど、高校時代にあんたたちみたいなのと一緒にいて、
たぶん目が肥えちゃってるのよね。普通の男じゃ物足りなく感じるの」
「ほうほう、それはそれは」
「余裕あるわね。自分が玉の輿とわかってる男って、本当に嫌よねえ」
プイと可憐は顔を背ける。
可憐こそ、と思う。
自分が上玉だとわかってない。
顔立ちはかなり美しいし、スタイルだって極上。
真面目だし、愛嬌もあるし、性格も悪くない。
なのにセクシーを気取って変に男に媚びたりするから失敗ばかりなんだ。
「あんた知ってる?野梨子だっていい歳よ?」
「そりゃ同い年ですからね」
「いつまでも野梨子があると思ったら大間違いよお。
横から他の男に取られて吠えズラかいても知らないんだから」
そう言われて、僕はぼんやり考える。
野梨子か、野梨子ねえ。
『私も少しは結婚を考えます!』と言ってた顔を思い出した。
あの子が結婚できるような男が見つかるとは到底思えないんだけど。
そうなるとやはり、僕が野梨子と結婚するのが自然なんだろうか。
「どっちにせよ、僕はまだ結婚はいいですよ。学生だし。
もうやめましょう。最近どこ行ってもこんな話ばかりで食傷気味です」
「あんたが女の子たちに対して、おイタが過ぎるから言ってるだけ」
「じゃあ、美童に言ってやれよ」
「あの脳内お花畑にあたしが何を言える事がある?」
「じゃあ魅録」
「……言えない。理屈じゃなく」
「あ、同意見」
僕らの目の前に、どんと再び寿司が置かれた。
今度は寿司飯が真っ赤に染まっている。
「チリロール」
店員がそれだけ言って去ってゆく。
「これ、チリパウダー混ぜご飯にエビ天入れたもの……よね」
「天むす?」
「天むすチリ味?」
「……じゃんけんで毒味役を決めましょう」
負けたのは僕だった。
この日をきっかけに、可憐とは毎日のように会うようになっていった。
夕食をとったり、オフの日は二人でNYをぶらぶらと。
借りていたアパートメントが意外に近かったというのと、
お互いのオフになる時間がちょうどよかったこと。
それと、やはり仲間がいるというのは心強かったのだ。
まるで高校時代のように。
その日、僕たちは以前野梨子とも行った美術館へやってきていた。
「ウォーホールが何を考えてこれを作ったのかはさっぱりわからないけど、少なくとも在庫管理という観点ではないと思うわけ」
ぶほっと僕は息を吐き出した。
ウォーホールの200個のキャンベル缶を見て可憐が吐いた感想がこれだ。
「なんか商品の並びが適当でイライラするのよね、この絵」
「じゃあ可憐だったらどうする?」
「まず、そもそもこんな風に並べない。あと種類別にする。
種類ごとの金額もだいぶ違うはずよ」
と、じーっと絵を見ていた可憐が「あっ!」と言った。
「トマト缶多すぎよ、これ!」
可憐と一緒の美術館は想像以上に楽しかった。
以前、ここへ野梨子と来た時は、こんな笑いは起こらなかった。
新鮮な面白さだ。
それから僕らは高校時代から今までの時間を埋めるように、様々な会話をした。
それは例えば可憐の仕事の事。
初めて可憐の仕事の話を聞いた僕は、その苦労話のあまりの面白さに
思わず前のめりで話に聞き入ってしまった。
「大層なサクセスストーリーじゃないですか」
「そーお?運が良すぎただけよ」
と、可憐は言うがとんでもない。
ど根性可憐でなければその運だって引き寄せられなかったろう。
まず、可憐は聖プレジデントの短大卒業と同時に、母親にハワイの店を一軒任せられた。
それは中途半端な土産物屋のようなしょぼくれた店舗だったという。
それをどうにか立て直してみろ、というのが母親が可憐に出した初めの課題だ。
英語を全く話せない可憐が、ひとりハワイに放り出され、
さぞかし途方に暮れた事だろう。
だが、可憐には根性だけはあった。
まず、ごった煮状態だった店舗の商品をハワイアンジュエリー一本に絞った。
だが、そもそもジュエリーで勝負できないからこそ
土産物屋化していたわけで、店の売り上げはさらに落ち込んだ。
ジュエリーアキの社員から夢見がちの二代目とバカにされ、
さっそく失敗したかのように思われたが、可憐は諦めなかった。
今度は可憐は彫金の人材探しに時間を費やしはじめる。
地元の彫金師、全てを見て回った。
そして片田舎でジュエリーを作っていた、全く無名の青年をスカウトし、
思い切ってデザイナーに据えた。
無謀のように思われたこの選択が功を奏す。
可憐の店は少しずつ、人々の目に留まるようになっていく。
しかし、なかなか日本人への売り上げは上がらない。
逆にアメリカでの方が自分の商品に対する評価が高い事に可憐は気づく。
すると迷うことなくターゲットをアメリカへ切り替え、
メディアにグイグイ売り込んていった。
そうやって仲良くなった雑誌記者からの紹介で実現したのが
今回の企画展だったのだそうだ。
「これだけ仕事ができる可憐が玉の輿にこだわる意味がわからない」
「あんた、商売を舐め過ぎ。今が順風満帆過ぎるぐらいなのよ。
いつまでもこの状態が続くと思ったら大間違い!
っていうか、あたしはそもそもこんな風に髪を振り乱して
働きたかったわけじゃないのよ!」
可憐は天に叫ぶように言った。
でも実際問題、玉の輿を追うより、自力でひと財産作る方が、
可憐にとってはずっと容易いのではないかと、僕は思うが。
「なにも一人で髪振り乱して働くこともないでしょう?
手を携えて一緒に働いていける男性なんてどうですか?」
「それ、あたしも考えたんだけど、
なぜか男がヒモ化するイメージしかわかないのよね、あたしの場合」
「……確かに」
「そこは嘘でも否定しなさいよっ!」
そこまで言って、「あっそうだ!」と可憐は思い出したように僕に言った。
「あたし企画終わっても、まだこっちにいる事になったから。
小さいお店を出すことにしたの」
「え?ニューヨークに?」
「今回、企画展をやってみて思ったんだけど、
結構うちの商品、ここでイケるんじゃないかって思って」
へえ。
勝算見えたから勝負に出る、と。
この手の勝負事が好きな僕は、可憐のやることが面白くて仕方ない。
「ただし今回はジュエリーアキの全面バックアップありね。
ママにとってもここで店を構えるのは夢だから」
「ということは、可憐はずっとこっちにいるって事ですか?」
「ええ、軌道に乗るまでは」
「じゃ、まだ一緒にいられる」
思わずするりと言葉が出てしまった。
僕はあわてて付け加える。
「一緒に食事できる相手がいて嬉しいですよ。女性関係自粛中ですから」
「いつまでも一緒じゃないわよお。あたし明日デートするんだもん♪」
「デートお?!」
びっくりして椅子から跳ね上がる勢いで聞き返す。
「なによ、そんなに意外?」
「いや、そんな簡単に相手って見つかるもんなんですか?」
「女とっかえ引っ換えしてるあんたが何言ってんのよ」
「あっ、そうか」
「でしょ?」
「……いや、そうじゃなくて!
可憐が目指してるのは真剣なお付き合いの相手でしょう?
しかも、出来れば玉の輿の!そんな相手が簡単に見つかりますか?」
「玉の輿は一旦休憩」
「えっ?」
可憐は言った。
「実はお世話になったデパートのバイヤーさんにディナーに誘われたの」
「バイヤー?」
「身近な男と付き合ってみるのもいいかなーって、OKしてみた」
この可憐がただのビジネスマンと真剣なお付き合い?
なんだろう?すごくつまらない。
というか、可憐には普通の男は釣り合わない気がする。
「どんな人なんですか?」
「歳はあたしよりちょっと上だと思う。すごくセンスがいいの」
「ルックスは?」
「身長は185cmぐらいかな?ヘーゼルの瞳に髪はブルネット」
この可憐を誘うんだから、多少は自分に自信がある男だろう。
それに可憐のこの浮かれよう。
ってことは、結構いい男だな。
「へーえ。ヨカッタデスネ」
「なによ、その言い方」
「今の君は、やり手のキャリアウーマンで、宝石店の令嬢なのをお忘れなく」
「どういうこと?」
「可憐は自分で思っているより、金の生る木です。
その男の体質がヒモだったら?」
「もー、あんたは。ひねくれ過ぎよ。そもそも食事するだけの事よお」
食事するだけ、と言いながら随分浮き立ってるじゃないか。
僕には自重しろと言っておきながら。
「そんなわけで、明日はご飯一緒できないわ」
「はいはい、ご自由に」
僕は片手を挙げると、可憐は余裕たっぷりにやれやれと肩をすくめた。
(つづく)
794 :
名無し草:2014/02/15(土) 17:28:59.70
トマト缶w
リアリティある掛け合いがいいねぇ。
795 :
名無し草:2014/02/15(土) 20:06:38.04
作家さん乙です。長編ありがとうございます!
確かに有閑倶楽部にいたら男も女も目がこえちゃうよね〜。
もし自分があの男子の誰かとお付き合いすることになったとして
親友として女子三人を紹介されたら平常心を保てない地震があるw
796 :
名無し草:2014/02/15(土) 20:23:44.62
野梨子の男の基準は清四郎
悠理の男の基準は自分以上の強さと食わせてくれること
可憐の男の基準は顔&財産…少なくともどっちかは倶楽部のメンバー同等か
それ以上じゃないとしょぼく見えちゃうよな…
797 :
名無し草:2014/02/16(日) 20:03:36.27
御大の短編読んでると
清四郎の恋愛観ってそれすらも日々の果ての小原に似てる気がしたわ
ペース乱す由依子が悠理
自分だけ見てほしくて結局諦めた姉ちゃんが可憐
気心知り尽くしてるけど気力が萎えてるのが野梨子かな?
しかしそうすると可憐食って悠理食って
野梨子と離婚寸前になるも寄りを戻して海外に逃げる最低男になるというw
>>784-
>>793続き
セントラルパークで僕たちはニューヨーカーにならって日光浴をする。
「なんでこっちの人って肌を焼きたがるのかしらね」
「日焼けって、ヨーロッパでは昔、王侯貴族しか出来なかったそうですよ。
バカンスできる身分の証ってことで。
今でも焼きたがるのはその名残じゃないですかね?」
「その話を置いといても、単純に気持ち良いわよね、これ」
可憐は周囲のニューヨーカーに倣って芝の上に横になった。
真似して僕もひょいっと横になる。
ニューヨークのそう強くもない日差しとそよ風。本当に気持ちがいい。
「あれ?ところで可憐は日焼けしても平気なんですっけ?」
「もちろんSPF50にPA+++を塗り込んでるわよ」
「さすが」
僕は売店で買ったホットドッグの包みを開き、かぶりついた。
可憐も大きく口を開けてガブリといく。
口の横にケチャップがついた。
こんな可憐はめかし込んでる姿よりずっと可愛らしいのにな。
あ、そうだ。
僕は気になっていたことを聞いた。
「それで、例のバイヤーと、どうなった?」
ホットドッグにかぶりつこうとした瞬間だった可憐は、
大きく開いた口を空振りさせ、「聞くの?」と嫌な顔をした。
「あの日、雨だったでしょ?」
「うん」
「それであたしの服がちょっと濡れたのよ」
「はあ」
「彼、あたしにハンドタオルを渡してくれたの。
だけどそれ、ハンドタオルじゃなかったの」
「?」
「赤ちゃんのスタイだったの」
食べかけのホットドッグがこぼれそうになった。
「スタイってよだれかけのことですか?つまり……」
「既婚者、どころかパパだった、と」
「あー……」
「よく見ると薬指に跡があったのよね。結婚指輪外してたの。
まあ、ハンカチと間違えてスタイ持ってるんじゃ言い訳きかないけど」
可憐はガックリ項垂れた。
さすがの僕も笑い飛ばすどころか、かける言葉も浮かばない。
すると、可憐は僕の襟首を掴んで泣きついてきた。
「清四郎お。あんたの言う通りよ!あたし、セカンド体質なんだわっ!
誰からも愛人としか扱われないのよ!」
「いやいやいや、落ち着け可憐」
可憐の急接近に尻込みした僕は芝に崩れ落ちた。
その上に可憐も覆いかぶさってきて抱き合うように倒れてしまう。
可憐の髪が僕にかかって、ふわりと可憐の香りがする。
たぶん、可憐とはこれが人生最高の至近距離だ。たわやかな身体だ。
頬も柔らかそうだ、と、その時なぜかそちらが気になって、
僕らはしばらく見つめあってしまった。
可憐は我に返ると慌てて身を離そうとしたが、
僕の右手は咄嗟に可憐の頬を追いかけ、その動きを止めた。
親指が可憐の泣きぼくろを撫でる。
僕は可憐の瞳を見上げて言った。
「可憐は大丈夫」
「…………」
「大丈夫ですから」
「うっ……」
僕の上で可憐は口に手を当てた。
え?まさか吐く?
と思った瞬間、可憐はぽろぽろと涙を流しはじめた。
僕は可憐の身を起こし、可憐のさめざめ泣く姿を見守った。
芝の上にちょこんと正座する可憐は、
小さく見えて、頼りなげに見えて、健気にも見えた。
気の毒に、と思った。
思ったが……
なにもこんなところで泣くことはないよなあ!
やはり泣いてる女というのは人の視線を集めてしまう。
僕はたくさんの野次馬から非難するような視線を浴びているわけだが、
どうしてくれるんだよ。
散歩中の犬すらこっちを見てるし。
あの犬だって僕が可憐を泣かせていると思ってるよ、きっと。
僕は頭を掻いて、可憐の肩に腕を回した。
可憐の肩は一瞬緊張して、だけど力を抜いて、
素直に僕に身を預けてきた。
僕はもう見るな、と野次馬には手を払っておく。
可憐の肩を抱いたまま、僕はぽっかり空を見上げる。
こんな風に芝に腰掛ける事も空を見る事も忘れてた。
可憐が来るまで色々な事を忘れていたような気がするな、僕は。
可憐はしばらくすると落ち着いてきた様子だったが、
僕は可憐から辞めるまでそのまま肩を抱き続けておこうと思った。
すうっと深呼吸した。
芝の感触も、可憐の重みも感触も気持ち良かった。
「結局、いつも通り清四郎と夕食か……」
可憐は、大きなため息をついた。
デートで夢破れた可憐は結局僕とつるむ日々だ。
「初めから過大な期待をし過ぎなんですよ。
結構、かるーい気持ちで誘ってますよ、男は」
「かるーい気持ちでベッドインまで行っちゃうんでしょ、あんたの場合」
「僕に限らず、誰だって下心ありますよ」
「あんたみたいのばっかりじゃないですよーだ!」
「でも可憐の周りには、現状そんな男ばっかりじゃないですか」
「いーえ!」と可憐は力強くいう。
「誠実な男は世の中に存在するはずよ!きっとまだ絶滅してない!」
「例えば?」
可憐は少し考えて言った。
「例えば、魅録とか?」
言った次の瞬間、可憐の頬がぼっと赤くなった。
「なんで魅録の名前を自分で出しといて、照れてるんだ?!」
「今、言ってからすっごく恥ずかしくなった!」
「やめてくれ、恥ずかしい感じがうつる!」
二人で赤くなりながら笑った。
「可憐もこんなところでどうでもいい男に熱上げてないで、
魅録を口説きに行けばいいんですよ。玉の輿だし」
「どうしよう。ちょっと乗り気になってるあたしがいる」
でもやっぱりいいわ。と可憐は言った。
「あたしはしばらく仕事が忙しいし、仕事頑張るわ」
そう言いながら、可憐はカバンから紙を出し、僕に手渡した。
「なんですか?これ」
「今度、店を出す場所の地図。
ママの会社の社員さんが、サポートに入って場所を決めてくれたの」
「へーえ」
「それでね、リサーチによるとここのエリアが良さそうだって」
「見てくれる?」と、可憐の差し出した地図をみた。
そこは、若い世代が買い物に集まる場所で、
決して高級店が連なる場所ではない。
だが、可憐の店にはうってつけの場所ではある。
「可憐のお母さんの本気が見える」
「でしょ?」
だけど……
「治安が心配ですね」
「それを言ったら治安のいい場所なんてここにはないでしょ?」
「うーん……」
ニューヨークで大丈夫なんて言葉はまずないんだが。
まあ、プロの大人が本気で調査し決めた事だ。
僕はそれ以上口出すのを辞めた。
「今からその場所見に行きますか?
そんなに遠くないし、夜の状況も知っておいた方がいいと思う」
「いいの?」
「僕も興味があるんですよ。そうと決まったら早く行きましょう」
可憐の店が出る場所は、地下鉄ですぐの場所で、
夜でも明るく人出も多く、犯罪の気配はあまり感じない場所だった。
「この時間になっても開いている店も多いし、平気そうじゃない?」
「そうですね……」
だけど、市警のサイトで犯罪マップを確認すると、意外に強盗が多い。
可憐の店がアクセサリー店だというのを考えると心配だ。
「清四郎が心配しなくても大丈夫よ。
セキュリティのシステムはしっかりするつもりだし。
ママの店からは警備兼店員みたいなガタイのいい人が来るし」
「どんな人?」
「ずっとママの下で働いてきた叩き上げの人。柔道やってて大男なの。
宝石屋やってるようにはとても見えないけど、実は凄腕よ」
「へえ」
僕はぼんやりと宝石を売るゴリラをイメージした。
可憐はじっと店舗を見つめている。
いい顔してるじゃないか。可憐の癖に。
「身が引き締まりますか?」
「そうね、今回ばかりは。ハワイの時は半分ヤケクソだったんだけど」
そう言って可憐は少し考え込んだ。
「清四郎」
「はい?」
「今気づいたんだけど、対面の雑貨屋が思ってたより強かったわ。
すごく目を引く」
「はあ」
「重視すべきは外装だわ。えげつないぐらいでいいかも。
このままだと埋れちゃうわ」
「…………」
可憐はあれこれブツブツと呟いている。
その様子を見て僕は思う。
「……可憐は」
「ん?」
「商売の家の子なんですね」
「なによ今更?」
「いや、そうなんだなあ、と思いまして」
有閑倶楽部の頃は、可憐の良いところも悪いところも知り尽くしていると思っていた。
でも、何も知らなかったと僕は改めて気づいていた。
今はそれが面白かった。
(つづく)
806 :
名無し草:2014/02/18(火) 15:55:04.18
この雰囲気の清可大好きです
続きも楽しみにしてます〜
807 :
名無し草:2014/02/19(水) 08:43:19.76
808 :
名無し草:2014/02/19(水) 12:48:30.04
>>807 カレーうどんフイタw
普通の男性には骨格的に難しいらしいけど
清四郎も体柔らかそうだし出来そうだね…
809 :
名無し草:2014/02/19(水) 20:21:31.77
制服のままなことろがイイ!
810 :
名無し草:2014/02/19(水) 20:38:31.68
美童がフィギュアやったら敵なしかな。
811 :
名無し草:2014/02/20(木) 07:59:00.76
美童のイナバウアーは美しいと思う
>>798-
>>805続き
ジュエリーアキから可憐の店に派遣されてきたという社員は
ゴリラというより、大きな壁のような男だった。
意外にも精悍な顔立ちをした良い男。
宝石屋というより、刑事とか兵士が似合いそうだ。
「菊正宗清四郎さんよ」と、僕を紹介する可憐に彼は聞く。
「可憐さんとどういうご関係なんですか?」
「高校の同級生。こちらでお医者さんの勉強をしているの」
「そうですか。よろしくお願いします」
と、僕に握手を求めてきた。
見かけに似合わない繊細で美しい、だけど大きな手だった。
歳は33。独身。
学歴は高卒だったが、アキさんに見初められガッチリ育てられた叩き上げ。
仕事はできるし、可憐のお母さんの信頼も絶大。
そして、男の僕から見てもいい男。
これはもしかして、と思う。
もしかしたら、可憐のお母さんは、
出来のいい番頭を浮ついた娘に当てがおうとしているのではないか、と。
「まっさかあ!そんな事あるわけないじゃない!
私が子供のころから働いてるのよ?」
僕の疑いを可憐は一笑した。
「年齢的には不自然じゃないですよ。
彼にとっても可憐と一緒になるのは都合がいいじゃないですか?」
僕たちは久々に一緒にカフェに来ていた。
ここのところ可憐の仕事が忙しくてあまり会えていない。
可憐はやるべき事があると、ちゃんとこなそうとする真面目な性分だ。
仕事仕事で、毎日あの大男に可憐を独占される日々。
貴重な可憐を取られて、僕は退屈していた。
可憐は少し考えて言った。
「そうねえ、でも私としてはやっぱりそれは考えられないわよ。
仕事が一緒だと近すぎるのよね」
「世の中、職場での恋愛は多いと思いますけどね」
「あの人はすでに身内なのよ。今更具体的な進展が考えられないわ。
あんたとあたしみたいな感じよね」
ほお、僕はすでに恋愛範疇外でしたか。
わかってはいましたが。
「それより清四郎」
「はい?」
「あんた、さっきから何を広げてるの?」
「テキストですよ。明日の予習」
可憐は僕のテキストを覗き込んで、げっとした顔をした。
「勉強が大変だったら、こんなところにいないで家に帰ればいいのに」
「それじゃ可憐と一緒にいられないじゃないですか」
思いがけず、甘い言葉になってしまった。可憐が黙ってしまう。
僕は苦笑いしながら言った。
「そんなに深い意味ではないですよ。僕には日本語で話せる時間は貴重なんです。
君は毎日あの人と日本語で話して楽でしょう?」
「ああ、まあね」
「以前は美童がよくこちらに来ていたんですが、
最近顔を見せなくなったし」
すると可憐が心配そうな様子で言った。
「あの子、学校へ行ってないみたい」
「え?」
「会いたいってメールくれてから、結局、一度も会ってないの。
何度かメール入れたんだけど、その都度いる場所が海外だったりするのよ。
この前は東京にいたわ」
「…………」
「彼女に会うのが目当てだとしても、目に余るわ」
確かに美童には世界中に恋人がいるが、それとは少し違う気がした。
考えてみれば、彼女がいるってだけで頻繁にNYに来ていたのも不自然だ。
そこで、ようやく僕は気づく。
……あいつ、さては別の目的でアメリカにいるのかもな。
忘れがちだけど、美童は国籍が違う。
それに、僕たちのような生粋の民間人とも違う。
ヨーロッパ貴族の血を引いているし領地らしきものを持ってるし、
何より国家中枢にいる大使の息子だ。
ただのお坊ちゃんではない。
それに、あいつ何カ国語、ネイティブ並に話せるんだったっけ?
「美童は放っておいても大丈夫ですよ」
「そうかしら?」
「心配ですか」
「ちょっとね、完全無欠のあんたと違って、あの子は普通の子だから」
「……美童に比べたら、僕の方がずっと普通の子だ」
「え?」
「いや、なんでもない」
僕は言っておいた。
「そのうち何事もなかったような顔をしてこっちに来ますよ。
可憐が心配しなくても大丈夫」
そして、数日後、本当に美童は現れた。
いつものカフェで待っていると、美童はケロリとした顔をして言った。
「はーい、清四郎。会いたかったよ」
「僕も会いたかったです」
「うわ、清四郎に言われると気味悪い」
「最近、全然顔を見せなかったからな、お前」
僕がそう言うと、美童は何も言わずににっこり笑った。
「可憐が会いたがっていましたよ」
「清四郎、可憐と会ったんだ」
「会ったどころでなく頻繁に夕食を一緒に取ってます。
住んでいるところが近いんですよ」
「へーえ」
美童が珍しいものを見るような顔をして言った。
「清四郎と可憐がね」
「なにか不思議ですか?」
「二人だけで何かしてるのって見たことない」
「そうでしたっけ?」
「清四郎といえば必ず野梨子が隣にいるイメージだもん。
最近は知らない女の子が隣で寝てるイメージだけど」
「そっちは、現在自粛中です。痛い目に会いすぎて疲れた」
「へえ」
「遊びが下手くそなのを痛切に思い知りましたよ。
お前みたいにタフじゃないようです、僕は」
素直に言うと美童が笑った。
僕も一緒になって屈託ない笑顔になってしまう。
だけど、僕のそんな様子を見て、笑っていたはずの美童の顔色がスッと変わった。
美童は急に真顔になった。
「可憐と何があった?」
「はい?」
「清四郎、こっちに来てからずっと退廃的な雰囲気だったのに。
遅れて来た反抗期みたいな。それが消えて丸くなってる」
「何もないですよ」
「ひょっとして二人、付き合ってる?」
「まさか!」
美童が真剣な顔してとんでもないことを言うので笑ってしまった。
僕は可憐が言ってた言葉を、そのまま美童に返した。
「お互いすでに身内みたいな仲で、そんな気にはなれませんよ」
「……可憐はどう思ってるんだか」
「同じですよ」
「ふーん」
面白くなさそうに美童は頬杖をついた。
「可憐には絶対手を出すなよ」
「言われなくとも出しませんよ」
「清四郎じゃ信用できないよね」
「お前に言われたかありません!って、しつこいですよ」
「わかってないんだよ、清四郎は」
美童は僕の顔をじっとり睨みながら言った。
「可憐はああ見えて素直な女で、
清四郎のちょっとした気まぐれを、愛情と勘違いしかねないんだ。
可憐のような子はその先を期待してしまうよ?それが心配」
なんだか僕も可憐も酷い言われようじゃないだろうか?
「期待をもたせるような事はしてませんし、する予定もないです。
可憐だって僕の事など眼中にないですよ。
お前にとって可憐は大事な友達だろ?僕にとっても同じですよ」
「僕と清四郎を一緒にしないでよ」
どういう意味だよ。
「……本当は清四郎なんかが可憐の側にいて欲しくないんだけどな」
そう言って、美童はため息をついた。
「そんなムダな心配してるなら、会ってやれよ。
可憐もお前の事心配してますよ」
「うん、新しくお店作るんだって?今度そっちの方に行ってみるつもり」
「大男がいますのでご注意を」
「え?」
「ママの会社の社員さんと共同経営なんですよ。
お前よりさらに背の高い大きな男で、ボディガードも兼任。
男が惚れる系のいい男」
「…………」
「本当は今日、可憐も誘ったんだけど、そいつがいるせいで、仕事優先」
「…………」
「お前、馬鹿ですよ。男なら僕などよりそっちを警戒すべき」
そういうと美童は唸った。
普段は可憐の実らぬ恋愛を楽しんでいる癖に、
リアルな恋愛対象には神経を尖らせてしまうらしい。
美童の頭の中も複雑に出来ている様子だ。
そんなことより、僕は美童に尋ねた。
「お前、ここんとこ何やってた?」
「何って?」
「学校行ってないだろ?ニューヨークどころか海外にも行ってた」
「…………」
「ひょっとしてお前、何か別の仕事があるんじゃないか?」
「さあね」
美童ははぐらかしながら、肯定した。
「危ない事はしないで下さいね」
「僕が危ない事なんてするわけないじゃん」
「例えば……諜報活動とか結構危険だと思いますよ?」
すると美童がククッと笑った。
「清四郎は面白いこと言うなあ。まるで僕がスパイみたいじゃん。
そんな事、僕にできるわけないでしょ?」
「色男ぶりはジェームスボンド並だけどな」
美童はグラスの中の氷を回しながら言った。
「安心して。清四郎に妙な心配かけるような事はしてないから」
「ぜひそうして下さい」
美童はニヤリと笑う。
流れるように美しい髪をかきあげながら。
高校生の時の鈍臭いイメージはもはや伺えない。
大人になってから、こいつには陰ができた。
「……野暮用のついでに、東京に行ってきた。
有閑倶楽部の連中にも会ったよ」
「そうですか。皆元気ですか?」
「野梨子の事を聞かなくてもいいの?」
「ん?ああ、相変わらずですか?」
「薄情だなあ」
美童は僕を呆れたで見て言う。
「野梨子、縁談が沢山来て困ってるんだそうだ」
美童は大々的にそう言ったが、なんだかピンと来なかった。
「へーえ、いい歳ですもんね」
「余裕じゃん」
「だって野梨子は縁談なんて受けないでしょう?
過去に何度も縁談話がありましたが、全部断ってるはずですよ」
「わかんないよ?」
「まあ、野梨子が納得出来るようなご縁があれば受ければいいでしょうけど」
美童は僕の間抜け面を眺め、舌打ちした。
「本当に危ないなあ。清四郎」
そして、それ以上その話はしなかった。
(つづく)
821 :
名無し草:2014/02/20(木) 13:01:54.09
待ってました〜♪
美童が何だか曲者になって来てますね。
今後の活躍が楽しみw
魅録悠理は何してるんだろう?
二人の現況が書かれることもひっそり期待してます…
822 :
名無し草:2014/02/20(木) 14:35:44.15
魅録は清野を成立させるために東京で野梨子の当て馬活動をしていると想像W
823 :
名無し草:2014/02/20(木) 20:42:46.75
野梨子きた!どう出る?
からんできたね、面白い!
824 :
名無し草:2014/02/20(木) 21:45:42.34
>>822 当て馬活動酷いよぅ(;_;)
まぁ確かに魅録って当て馬になりやすいキャラなんだよね
根が善良で友達想いな性格が災いして
ここぞの時に自分の欲望貫けなさそうでさ…
清四郎、美童は根がズルいというか追い詰まると
「誰かを傷付けてもこれだけは譲らない!」て振り切れそうなタイプだから
彼らとVSになったらスッと退いて雨の中で独り泣いちゃうのが魅録な気がする…
825 :
名無し草:2014/02/20(木) 22:19:12.28
そうかなー?
好きな人の幸せを祈って、ならわかるけど友情優先とは思えない>魅録
826 :
名無し草:2014/02/20(木) 22:33:52.71
んんん、友情最優先というよりあれだよ、「相手の気持ち最優先」な感じ?
野梨子やら悠理やらとせっかく付き合いだしても
「素直になれよ、お前はどうしたいんだ」とか聞いちゃって
「やっぱり清四郎が…!」って逃げられて自爆するw
ぶっちゃけ魅録の恋路には清四郎が邪魔くさ過ぎるわぁ
827 :
名無し草:2014/02/21(金) 07:26:49.00
アドベンチャークイズの時に清四郎に
劣等感抱いてるのがハッキリしちゃったしね、魅録は
野梨子と付き合う一番の障害は
魅録の心の中の清四郎だろうなぁ
「あいつには敵わない、いつも最後に頼るのはあいつ」
っつー壁を壊せる位に魅録が成長すれば
魅野は一番熱々初々しい幸せカプになりそうなんだけど
清四郎は清四郎で魅録の真っ直ぐさと人たらしぶりには劣等感抱いてるんだろうけど
いかんせん素直に表に出さないしな〜
清→悠で魅録に嫉妬しまくる清四郎もイメージ無い訳じゃないけど
その場合も悠理の方に八つ当たりしそうだしVSには成らない感じ
>>812-
>>820続き
仕事仕事で忙しい可憐と会えなくなって、半月以上がたっていた。
毎日会えてたものが会えなくなると寂しくなって来るもので、
痺れを切らした僕はついに可憐の店に足を向けた。
すでにかなり遅い時間だったが、可憐の店には明かりが灯っていた。
可憐の店はまだ外装の工事中で、内装は何もできておらず、
閑散とした店内には可憐と奴がいた。
可憐は何かを言われて萎れている様子だった。
つい、僕は躊躇いもなく中に入ってしまう。
「清四郎?」
可憐は突然の訪問者に驚いたようだったが、
その後すぐ気まずい表情をして僕を迎える。
社員の男は眉をしかめると僕に軽く会釈して、奥へ入って行った。
「……大変そうですね」
「そりゃあね」
可憐はそれ以上言わなかったが、疲労困憊な様子だった。
出店の準備はとてもじゃないが順調とは言えそうもなかった。
「何か用?」
「……いや、特に用事はないんですが。店の様子が気になって」
「ああ、ご覧の通り。まだまだよ」
「ずっとここに掛かりっきりなんですか?」
「それはそうよ、今は頑張らないと」
本来だったら、と僕は思う。
今は店を作る上で一番楽しいはずの時期なのではないか?
でもこの可憐の様子はどうだ?
外から見ているだけで、心がささくれ立っているのがわかるほどだ。
「少し、時間はとれませんか?」
「ごめんなさい、無理よ。あんたと遊んでいる時間はないの」
「…………」
顔色が悪い。
それにいつもは魅力的なはずの可憐の手首が気になった。
細すぎる。こんなに細っそりしていただろうか?
「ちゃんと休んでますか?」
「夜は寝てるわ」
「食事はしっかりとってるか?」
「それは大丈夫。でもこっちの食事は太るから食べない方がいいけど」
大嘘だ。
反射的に僕は社員のいる奥の部屋へ向かった。
社員はタバコを吸っていて、イライラした様子だったが、
僕を見ると居住まいを正した。
本来紳士的な彼もまた、臨界点に達している様子だった。
「ドクターストップです」
「は?」
「二人とも休んだ方がいいです。このままだと出店前に倒れます」
「突然何を言って……」
「僕は医者です」
そう言うと彼は馬鹿にしたように乾いた笑いを発した。
「医学生様はお偉いですね。
ズカズカと踏み込んで来て何を言うかと思えば」
「あなたも2、3日休んだ方がいい」
「君に何がわかる」
「このままだと出店が失敗する事はわかります」
「なんだと?」
大男の殺気をまともに食らう。
この男にとって僕はクソ生意気なガキにしか見えないだろう。
「休みを取って下さい。あなたも凄い顔色だ。もう限界ですよ。
まともに寝ていない様子だ」
「お子様の戯言に付き合ってられませんね」
「子供でも、アキさんにこの劣悪な状況を説明することはできる」
クスリと笑って、大男はもう一本タバコに火をつけた。
「ママに言いつけてやるって?」
「そうです。子供の特権です」
そう言うと大男はハッと笑いを発した。
社長にこの状況を知られるのは、都合が良くないらしい。
「……お医者様のアドバイスに従いましょう。ただし、一日だ」
「二日です」
男はチッと舌打ちをした。
一応、肯定だ。
僕はふうっと心の中でため息をついた。
「……今後はこんな時間まで仕事を引きずらないようお願いします。
ここは東京ではないんです。可憐が危険です」
「わかりましたよ」
可憐が心配そうに様子を見にやってきた。
僕は間髪入れずに言った。
「可憐、明日は休みだ」
「え!だってそんなの無理よ」
「ドクターストップです」
「…………」
可憐が大男の方を振り向くと、大男はそいつの言う通りだ、と目配せした。
戸惑う可憐を促して、僕は可憐を店から連れ出した。
店を出ると、可憐は言った。
「清四郎、どういうこと?」
「二人とも頭を冷やした方がいい。
慣れない環境で多分あの人もおかしくなってる」
「……本当は穏やかな人なのよ?」
「可憐もだ。まともに食べてないだろ?寝てもいない」
「…………」
「僕に隠せると思うか?ここでずっと君を見てきたのに」
可憐は僕の顔をじっと見つめた。
いつもの派手で開けっぴろげで陽気な可憐はそこにいなかった。
ただ頼りなげな、小さな子供のような可憐がいた。
可憐は掠れた声で言う。
「清四郎が」
「うん?」
「清四郎がここにいてくれて、やっぱり良かった」
「…………」
「あんたにはこれ以上甘えないようにしようって、思ってたんだけど」
可憐は僕の胸にそっと額を寄せてきた。
僕は抵抗せずに腕を差し出し支えた。いや、包み込んだ。
久々の可憐の香りにくらりとする。
僕はその先を求めたくなる気持ちをぐっと抑えた。
「ごめんね、清四郎。でも、少しこのままでいさせて」
「どうぞご自由に」
ご自由にと言いながら、抱きしめる腕に力が入ってしまう。
しばらくこのままでいたいのは僕の方だ。
可憐を休ませてやりたい。癒してやりたい。笑顔にしてやりたい。
胸はひどく熱く苦しかった。こんな思いは初めてだ。
だけど、可憐は急にパッと身を引いた。
「やっぱりごめんね、清四郎。いくらなんでもこれはダメだわ」
「…………」
「休みをくれてありがとう。多分、今日はゆっくり眠れそう」
「ひとりで?」
「え?」
「本当にひとりで寝られるんですか?」
「何言ってるの?」
可憐は泣き笑いのような顔をした。
僕は自分の言った事にようやく気づいた。
「そういう意味ではなく」
「あんたと寝たら余計ボロボロになっちゃうわ」
「だから……」
すると可憐は唇に指を立てた。
「わかってるわ、ありがとう清四郎。本当に大丈夫」
「…………」
なんだろう、この焦れったい感情は。苛立ちは。
可憐を本当はひとりにしたくない。
出来ることならずっと抱きしめていてやりたい。
ただ、それは今の僕にはできない。
じゃあ、僕はどうしたらいい?
「明日、また会ってくれる?」
「もちろん」
その日の僕は済ました顔でそう言うのが精一杯だった。
次の日、僕は可憐を大ニューヨーク観光へと連れ出した。
可憐はこちらに来てから、全く観光らしき事はしていないらしい。
僕らはベタな観光スポットにあえて行ってみる事にした。
ビルの展望台、ミュージカル鑑賞にアクロバティックな鉄板焼き。
可憐も僕もその日は良く笑った。
仕事上では何の問題も解決しないだろうが、必要なのはリラックスだ。
僕はたぶん必要以上にはしゃいでいたし、
ひょっとすると可憐もそんな僕に気を使っていたのかもしれない。
だから、無邪気に笑っていた。
今、可憐の友達である僕に出来る事はこれぐらいしかない。
だが、友達じゃなかったら?
夜になり、僕は可憐をアパートまで送って行った。
道すがら、ようやく可憐は弱音を吐いた。
「あの人は、やっぱり仕事をよく分かってるし経験豊富なの」
「うん」
「毎日、あたしがいかに浅はかなのかを思い知らされてばかり。
そのうちに最近は段々自分の言いたい事を言えなくなってきて」
「…………」
「これまではダメで元々でやってきたけど、仕事ってそれじゃダメよね。
今まで行き当たりバッタリでやってきたのが恥ずかしくて」
「僕は可憐の思い切りの良さは大切にすべきだと思いますけどね」
「あの人にも同じ事を言われたわ。
でもあの人を前にすると何も言えなくなっちゃって。
向こうもイライラする事が多くて」
そう言うと可憐は大きなため息をついた。
ついた拍子に驚いたように言った。
「あ、久しぶりにため息をついたわ」
「そんなに毎日緊張してたんですか?」
「そうみたい」
可憐はざっくばらんで大胆に見える反面、心の奥底はとても繊細だ。
心根の優しい女だから、周囲に気を使い頭を働かせ、場の空気を和ませ、
本音を簡単に晒さない。
強くあろうとするから、その分、心が疲れやすい。
僕はそんな可憐を愛おしいと思った。
誰よりも愛おしいと。
ゆっくりと歩いていた僕たちだったが、
ついに可憐のアパートの前についてしまった。
「今日はありがとう、清四郎。
頭の中ごちゃごちゃだったのが、整理できた気がする。
だから心配しないでも大丈夫よ」
「本当に?」
「本当に」
それじゃあね、と言いながら可憐はアパートの石階段を上がって行こうとした。
僕は咄嗟に可憐の細い手首を掴んだ。
一瞬、可憐の迷ったような視線が絡んで来たが、
お構いなく僕は可憐を抱き寄せてた。
昨日の夜より、強く濃厚に。
可憐に思いが伝わるように。
僕の胸の中で、可憐は小さな声で言った。
「ここまでよ、清四郎」
「…………」
「友達の範囲はここまで。だから、これ以上はなし。これでおしまい」
可憐はそう言って再びゆっくりと僕の腕から逃れようとする。
「……できるんですか?可憐」
「え?」
「僕たちがずっと友達でなど、本当にいられるんでしょうか」
「…………」
僕は可憐からゆっくり手を離し、可憐に笑いかけた。
「僕にはもう無理です」
すると可憐は怒った。
「もう、こんな時に笑う?余裕たっぷりなんだから!
自分に自信のある男ってこれだから嫌い!」
「内心ドキドキなんですけど」
「顔色全く変わってないじゃない!」
「動揺してますよ、自分でもこんな事を言うのは想定外で」
いや、それはちょっと嘘だ。
昨日の夜にすでに心のどこかで決めてた。
今夜こうするであろう事は。
「いや、白状します。今日、下心があったのは本当」
僕は親指で可憐の唇に触れた。
可憐は抵抗しないで僕の瞳を覗き込んでいる。
僕はそのまま、迷いなくキスをした。
しばらく体を固くしていた可憐も、やがて受け入れ、腕を回してきた。
可憐の唇は目眩がするほど優しい。
「これでもう、友達じゃありませんね」
「……こうならないように頑張って我慢してきたのに」
「あ、やっぱりそうでした?」
「清四郎のそういうところはやっぱり嫌い」
可憐は僕の頬をぴっと引っ張った。
そして、今度は可憐の方からキスを求めてくる。
こうして、僕らは恋人同士になった。
(つづく)
838 :
名無し草:2014/02/21(金) 19:36:44.79
はぁ〜、素敵…。
839 :
名無し草:2014/02/21(金) 19:57:35.22
自然な感情の流れでリアルで良いねぇ…
でもやっぱりどこか何か不安が残る情緒障害清四郎w
840 :
名無し草:2014/02/22(土) 06:57:55.32
清可へ目覚めた
841 :
名無し草:2014/02/22(土) 10:41:06.38
面白い上に仕事が早くて毎日ここをのぞくのが楽しみです
842 :
名無し草:2014/02/22(土) 23:01:13.07
清可ドキドキしながら読んでる
可憐好きなんでちょっとうるッてきたよ??
このお話は男子3人3様に魅力的だなぁ
可憐カプなら魅可派だけどこの清四郎は惚れるw
843 :
名無し草:2014/02/23(日) 11:36:30.66
くず清四郎をさりげなくかっこよく立ち直らせてる可憐の癒し力がすごい
やっぱ女性陣で一番母性的で包容力あるのは可憐だよね
ところで絶対パチンコはやらないけど有閑パチンコの映像だけ気になるや…
蛇様ムービー、悠理がぐるぐる巻き放置じゃなくて
清四郎がおんぶして庇っててワラタ
パチ業者の方が御大より優しいのねw
>>828-
>>837の続き
あの夜から何ヶ月過ぎただろう。
たった2日だったものの、あの時休暇を取ったのは正解だったようだ。
休暇の直後から大男も可憐と打ち解けはじめ、上手く回りはじめた。
会話さえまともにできれば彼と可憐の仕事上の相性は悪くなかったらしい。
可憐の出店準備は順調に進み、あっという間に開店を果たした。
今は、店を軌道に乗せるべく奮闘中だ。
可憐はワーカホリックにならない程度に勤しんでいる。
そして、僕も順調だ。
少なくとも夜は可憐といられるわけで、学業に集中する事が出来る。
僕の生活はこれまでにない落ち着きをみせていた。
「順風満帆過ぎでムカつく」
美童は面白くなさそうに言った。
「手を出すなって言ったのに」
「言いつけ背いて、すみません」
「どうせ可憐を泣かす事になるのに」
「なんでそれが前提なんだよ」
「それはお前が清四郎、だからだよ。
どうせ結婚はまだ考えてないとかでしょ?」
「そりゃ学生ですから。でもちゃんと誠意を持って付き合ってますよ」
「どうだかね」
ケッと美童は言った。
全く信用してないようだった。
まあ、僕のかつてのろくでなしぶりを間近で見続けていた男だ。
信用しろという方が無理だろう。
いや、今の僕にはそんな美童の戯言はどうでもいいのだ。
今の僕はすっかり上り調子なんだから。
毎日、僕は可憐の店へ迎えにゆく。
あの大男ともすっかり顔なじみで、笑顔で挨拶できるほどになった。
彼も現地のスタッフを雇った辺りから肩の荷が下りて来た様子だ。
可憐は僕が来たのに気づくと、子供のようにパアッと明るい顔をする。
無邪気に喜びを隠そうともせずに。
僕は瞬時にぶっと噴き出しそうになって、口を手で覆ってしまう。
……ヤバイ、可愛い。
長年そういう目で可憐を見てこなかったので、
僕はこういう可憐の可愛い不意打ちに弱い。
気恥ずかしいような、嬉しいような、いや、むしろ 滑稽なような、
奇妙な気分で顔がにやけてしまう。
「どうしたの?」
「いえ……」
ご覧の通り、僕は恥ずかしいほど可憐に夢中だった。
帰宅後、僕は毎夜可憐を独占する。
白い腕を僕に絡めて甘えるように可憐は喘ぐ。
可憐の声も柔らかい肌も切なげな表情も、まるで麻薬のようだ。
経験が決して浅いわけではない僕も、
今までの行為が無意味に思えるほどに。
可憐は僕にとって本当に特別だった。
僕は飽かず可憐を抱いた。
何もかもが順調で、きっとこのまま全てがハッピーエンドで終わるのだ、
と思っていた頃だった。
それは一本の電話から始まった。
「清四郎か?」
その声は、懐かしの魅録だった。
「お前、いつまでもアメリカなんかにいて、何やってるんだよ」
「えーと、医者の勉強ですけど」
「なんでそんなところで勉強する必要があるんだよ!
今すぐ日本に帰って来い!」
電話の向こうの魅録は支離滅裂な理由でキレた。
突然電話してきて、何だろう?
「お前、野梨子をどうするつもりだ?」
「どうするつもりもないですよ」
「お前と野梨子は一緒になるんじゃなかったのか」
正直言えば、野梨子の事などすっかり忘れていた。
それは、多分ないです。
なぜなら……と、可憐の件を言おうか迷っていたところに、魅録が言った。
「野梨子、今縁談が来てるんだよ。恐らくまとまる。
お前、野梨子が他の男と結婚しても、それでもいいのかよ!」
「野梨子はもう一人前の大人でしょう?
本人が納得して結婚するのなら、それを僕がなぜ止める必要がある?」
僕がそう言うと、電話の向こうの魅録は絶句したようだった。
「……本気か?」
「ええ」
魅録は少し躊躇ったようだったが、言った。
「その相手が、俺でもか?」
思いがけず、その一言の衝撃が大きかった。
頭をガツンと殴られたような衝撃で……
僕は震撼した。
魅録は大学を卒業して、和貴泉で働いているはずだ。
和貴泉の御曹司。旧華族の血筋。そして、警視総監の息子。
豊かな生活と巨大な資産。
野梨子にとってこれ以上の良縁はないだろう。
実直な魅録なら野梨子を任せるのになんの不足もない。
野梨子は幸せになれるだろう。
ではなぜこんなに衝撃を受ける?
電話を受けてから、魅録の声と幼馴染の面影がチラついて仕方がない。
他のどの男でもない、魅録であるからこんなに僕を焼きつかせるのか。
これまでは野梨子の結婚など全く現実味がなかった。
だが、今はリアルだ。
魅録にそれを目の前に突きつけられて、僕は途方にくれている。
深夜、寝付けずに僕は体を起こす。
可憐は傍らで寝息を立てている。
僕は可憐の顔にかかった髪をそっとかき上げた。
メイクを落とした恋人の寝顔は本当に可愛らしく、自然に笑みが出る。
僕はこんな飾り気のない可憐の顔が好きだ。幼く見えて。
ふと僕は、子供の頃の野梨子をうっすらと思い出した。
表情豊かな幼馴染のあの顔を。
ダメだ。可憐の顔ですら、野梨子を思い出す起爆剤になってしまうとは。
可憐は愛おしいと思う。
だけど、この野梨子を思う時の黒い闇のようなものはなんだ?
「どうしたの?」
寝ていたはずの可憐が、僕に問いかける。
可憐のほっそりした指が僕の腕に優しく伝う。
すべすべした手が気持ちよくて、その手の甲を握りしめてキスをした。
「なにかあったの?今日の清四郎、おかしいわよ?」
「そうですか?何もないですよ」
「………ほんと?……」
「そんなに心配な顔をしなくても」
くすりと笑って僕は可憐のしかめた眉間に唇を落とす。
そしてそのまま、可憐の首筋に舌を這わせ抱きしめた。
可憐の息づかいが乱れて僕にその先を促す。
やはり可憐は愛おしい。
それは変わらない。だけど……
僕は自分の心の底に広がる真っ黒なシミのようなもの、
その正体を突き止めようと必死に堂々巡りを繰り返していた。
野梨子はずっと僕の隣にいた。
まるで、僕の半身のように。
それが当たり前で、野梨子の隣は僕の場所だった。
だけど、ある日何の迷いもなく僕は野梨子の側を離れた。
なぜ、離れる事ができたのだろう?
アメリカに旅立った時の僕は何の疑問もなく、
また野梨子の隣に戻るつもりでいたのかもしれない。
だってそれが当たり前だったから。
そうだ。
僕は魅録に半身を奪われるのだ。
「おい、清四郎、授業終わってるぞ」
そう声をかけられてようやくハッとする。
声をかけたのは同じ医学生の友人だった。
「なんだ?ぼーっとして。昨夜寝られなかったか?」
「まあ、そんなところ」
「いいねえ、寝かせてくれないほどホットな彼女が出来て」
「…………」
いや、僕を悩ませているのはそっちじゃないんだが。
「清四郎、その彼女、ちゃんと捕まえておけよ?
俺みたいになっちゃうよ」
「何があった?」
「故郷の婚約者に逃げられちまった。浮気男は愛せないってさ」
奴は泣き笑いのような顔をした。
逃げられてしまう故郷の相手。
それは、僕にとって野梨子なのか。
(つづく)
>>844 名前欄間違い。
1/10→× 1/7→○
851 :
名無し草:2014/02/24(月) 01:10:46.34
魅録の当て馬キタ―――――――――ッ!!!!!
852 :
名無し草:2014/02/24(月) 01:53:17.38
清可の本筋に魅野の当て馬が本筋なら、
悠理はどうなるんだろう。
悠理が家業の修行をさせられ世界中を飛び回らせられているところに
そっちこっちでバッティングする美童の線で何かあってほしい。
語学堪能エスコート一流な美童に助けてもらったりとか
スパイ?で悠理を騙したの騙されたの誤解とか。
853 :
名無し草:2014/02/24(月) 08:20:30.77
魅野展開になるとは( ̄Д ̄)ノ
魅悠好きなんで心配心配…
どうすんのさ、清四郎!
854 :
名無し草:2014/02/24(月) 11:54:44.22
間おかず毎回長編での更新、ありがたいです。
どうなるんだろう、とワクワク。
855 :
名無し草:2014/02/24(月) 13:14:30.56
先の読めないストーリーが愉しいね
よーし、魅野展開来い来い!w
856 :
名無し草:2014/02/24(月) 13:36:14.21
清野中心で来てるから魅野はないだろう
当て馬可憐と当て馬魅録が余りもの同士でくっつく可能性はありそうだが
857 :
名無し草:2014/02/24(月) 13:49:15.50
清四郎くずいし魅野成立の可憐店員さんで清四郎ぼっちエンドもあるで?
858 :
名無し草:2014/02/24(月) 14:25:56.07
魅可おさまりか…な…?
それもいいなぁ、そうすっと
美悠?いろいろないとこうは
ならない。
859 :
名無し草:2014/02/24(月) 14:34:09.03
別に全員作中できっちりおさまらなくてもいいんじゃない?
今後を匂わせるだけ…とかも好きだわ
860 :
名無し草:2014/02/24(月) 14:37:09.01
結局可憐はセカンド体質。
っていう終わり方だけは悲し過ぎるorz
861 :
名無し草:2014/02/24(月) 14:43:03.51
上の方であった清四郎当て馬ネタがベースの可能性もあるで
862 :
名無し草:2014/02/24(月) 16:42:02.36
いやぁ面白いれす、
作家さんありがとー!
863 :
名無し草:2014/02/24(月) 19:08:53.97
清四郎と美童は痛い目にあっても気にならない
可憐魅録悠理が可哀想なことになると胸が痛む
野梨子様は人を痛い目に合わせるのが大変似合うのでぜひザクザク毒づいて欲しい
864 :
名無し草:2014/02/24(月) 20:31:46.63
同意w
865 :
名無し草:2014/02/24(月) 22:12:58.49
おお、魅録野梨子が絡んできたw
相手が知らないXさんなら気にならないのに
魅録だと途端に謎のモヤモヤ発生の清四郎がいい
866 :
名無し草:2014/02/24(月) 22:41:20.19
結局、清四郎の何が問題かって
自分は優秀で価値があるから
自分が相手を切り捨てる事こそあっても
ちゃんと価値を理解できる相手は絶対自分を切り捨てるはずがない、
っていう傲慢さと思い上がりからくる
他者との関係維持への無神経っぷりだと思うのよね
倶楽部メンバーとの友情関係なんて非常に稀有なかけがえのないものなはずなのに
ついうっかり口が滑って、とかちょっと面白そうなゲームが出来そうだから
みたいな理由で平気で関係壊しちゃう無神経さはやはり人間としてよろしくないわ〜
清四郎はかっこよくて賢くて凄く好きだけど
さして反省もしないまま幸せになられるのも気に入らないので
せめて一度は他人から思いっきり切り捨てられて
泣くほど痛い目にあって反省しまくってからにして欲しいわ、彼のハッピーエンドはw
867 :
名無し草:2014/02/25(火) 08:09:15.80
寂しがりやな魅録悠理は本能的に友情を守る
可憐は母ちゃん気質で世話好きな性格から友情を守る
倶楽部の関係性が大好きな美童は
女性陣が魅力的でも手を出さずに意識してバランスを守る
みんなが大好きで倶楽部が宝物な野梨子は
命がけの気合いで友情を守る
そんな友情を二度に渡ってあっさり壊しかけて
みんなからの許しも当然のように受けて
ちっとも反省してない傲慢清四郎は痛い目にあうべきだと思う
「もう限界だぜ、お前さんとの縁はこれっきりだな」
「最低だわ、2度とあたしの前に顔を出さないでちょうだい」
「私の世界にはもう清四郎なんて必要ありませんわ」
「お前なんかより魅録と美童の方がよっぽど頼りになるんだからな!
へん、男の癖になっさけねーの!」
「心の底から謝れば許して貰えるかもしれないよ?
…ま、どうせプライドが邪魔して出来やしないんだろうけどね〜」
みたいなフルボッコを是非
868 :
名無し草:2014/02/25(火) 08:18:32.91
>>844-
>>850続き
今日もいつものように可憐と並んで夜道を歩く。
可憐が僕の手を握る。
その冷えた手を僕はいつものようにコートのポケットへ入れて暖めた。
そして二人でたわいもない話をワイワイとしながら笑う。
だけど数年前まで僕の隣には常に別の人がいた。
彼女との時間は穏やかだった。
可憐とはまた得られる空気は全く違うのだけれど……
もしかして。
もしかすると、僕は可憐を代用品にしているだけなのではないか?
そう、一時的な代用品に。
そう思った瞬間、背筋が凍りついた。
思わず歩みを止め、可憐の顔を見つめてしまう。
無邪気に僕の顔を見つめ返す可憐。
この可憐をそんな代償の道具に使ってはならない。
「清四郎、どうかした?」
「……可憐」
僕が野梨子の結婚を止めるような事をしたら、君はどうする?
「僕は東京に行こうと思う」
そう僕が宣言すると、何も知らない可憐はごく普通のことのように言った。
「いいんじゃない、しばらく帰ってないでしょう?でも学校は大丈夫?」
「大丈夫です」
「じゃあ行ってらっしゃいな」
「……可憐……」
「なあに?」
もし僕が君の隣から消えることになるとしたら?
「いや、何でもないです」
「……そお?」
可憐は何か問いかけたそうな様子だったが、飲み込んだ。
その代わり、にっこりと笑いかけてきた。僕を励ますように。
その時、アパートメントの前の人影が動いた。
「やっと帰ってきた」と近づいて来たのは美童だった。
「あら!美童どうしたの?」
「どうしたもこうしたも……」
そう言って美童は僕の顔を見る。
「お前は、聞いてるんだろ?清四郎」
「…………」
「それでどうするつもりなんだよ」
「……東京に戻ります」
美童は舌打ちして言った。
「やっぱりね。だからあれだけ可憐に手を出すなって言ったのに」
「さっぱり話が見えないんだけど、あたしが聞いちゃいけない話?」
「ううん、知っておくべきだと思うよ?なあ!清四郎?」
声を荒げて僕に向かう美童に驚いて、可憐は不安そうに僕を見た。
僕は観念して可憐に言う。
「野梨子が結婚をする」
「…………」
「だからその前に東京へ行く」
可憐の表情がなくなった。
たったそれだけで可憐は全て理解できてしまった様子だった。
泣き出すだろうか、叫び出すだろうか、
それとも、かつての女達のように僕を罵倒するだろうか。
「だから様子がおかしかったのね」
可憐は淡々とそう言った。
叫び出しそうなのは僕の方だった。
泣いてくれた方が、罵倒してくれた方がずっと楽だ。
可憐は美童の方に振り向いた。
「清四郎と二人きりで話がしたいの。ちょっとだけいいかしら?」
声が出せなかった。
なぜそれでも野梨子の元へ行く必要があるというのだ?僕は。
部屋は冷えていた。
いつもは温かいとしか感じなかった部屋が、今日はとても冷たく感じる。
可憐はドアを閉めるが否や、耐えられなかったように言った。
「やっぱり、野梨子には勝てなかったかあ」
「そういうわけじゃないんです。僕は心の整理をしたくて」
「言い訳はいいのよ清四郎。辞めて。あたし、期待しちゃうから」
「可憐」
「あんたと付き合う以上、こうなる事はある程度の覚悟もしていたし。
そりゃ、少し夢を見てしまってはいたけど」
そう、いつも通りの口調で話す可憐の頬を、涙が一筋流れた。
「やっぱり、あんたにとってもあたしは二番目の女だった」
僕はその言葉に反射的に可憐を抱きしめようとしたが、
可憐は今度こそ断固として僕を拒絶して体を止める。
「ごめんなさい、もうあたしこれ以上あんたと一緒にいられない」
「違う!そんな風には思っていなかった」
「でも、あんたは野梨子の結婚を阻止しに行くんでしょ?」
「…………」
「結婚を阻止できたらどうするの?
あんたが代わりに野梨子と結婚するしかないじゃない?」
その問いかけに答えられない僕を見て、可憐は今度こそ泣いた。
さめざめと、肩を震わせて。
ここまで来て、ようやく僕は我に返った。というか事態に気づいた。
僕は今、可憐に何をした?
今、僕は可憐と何の話をしているんだ?
これじゃまるで別れ話じゃないか。
野梨子を失うことばかり考えていて、可憐を失う事を考えて来なかった。
僕が、可憐を失う?
背筋が凍る。
事態に気づいた僕は焦ってつい怒鳴ってしまう。
「違う!僕が愛しているのは君だ」
「あたしは、あんたのセカンドではいられない。不倫は大嫌いなの。
やっぱり野梨子がいるのに、あんたと付き合っちゃダメだったんだわ」
「だからそんな風には思ってない!」
言ってる事が我ながら矛盾してる。
足元が崩れ落ちて行くような、そんな絶望感を感じていた。
僕は必死だった。
たけど可憐は頑なに言った。
「本当にもういいのよ、清四郎。野梨子は、あんたの一部なの。
やっぱり離れる事はできないんだわ」
「僕の一番大切なのは君なのになぜ?」
「もう、言ってる事がめちゃくちゃよ清四郎」
可憐は優しく首を振り、ポツリと言った。
「あたし、ずっとちょっと苦しかったの。野梨子は親友なのよ。
これでやっと罪の意識から解放される」
「…………」
「さようなら、清四郎。
たぶん、人生で一番幸せで、一番好きになった人だった」
全身の血が落ちた気がした。
僕が本当に可憐を失う?
「もう帰って」
「なぜ!」
「お願いだから」
すると、ドアが開いた。
「清四郎、もうわかっただろ?帰れよ」
「……邪魔すんな、美童」
「お前は絶対に野梨子と離れられないし、きっと一生執着もする。
こうなることは分かっていただろ?」
全く分かっていなかった。
僕の心の奥底の、野梨子への執着までは。
「野梨子がいながら可憐も手に入れたいなんて、虫が良過ぎるんだよ!」
不意打ちだった。
美童は僕の頬を殴った。
体が思い切り床に叩きつけられ、僕は呆気にとられて美童を見つめる。
正直言えば驚きのほうが勝った。
美童の行為にも、その威力にも。
「ざまあみろ!」
息をあげ、美童は言った。
「一度殴ってみたかったんだ。お前だけは」
「……なぜ?」
「可憐のナイトになりたかったのはお前だけじゃない」
「…………」
「ハワイ時代の可憐の苦労すら、何にも知らなかった癖に。
可憐が何をやっているか興味もなかった癖に。
ただ女を取っ替え引っ換え遊んでいただけの癖に」
美童は倒れた僕の胸ぐらを掴んだ。
「なんでお前なんだよ!」
「美童ダメ」
僕をかばって美童との間に可憐が割って入ってきた。
可憐は信じられないといった表情で美童を見つめている。
美童は、決まり悪そうに可憐から視線を逸らす。
そして、力を抜いて床に体を投げだし、天を見つめて言った。
「こんな男の何がいいんだ、可憐」
「美童」
「だから、野梨子がいる限り泣かされる事になるって、
清四郎は辞めておけって言ったのに」
そう言われた可憐は目を伏せた。
二人の間で、そんな会話していたのを初めて知った。
可憐と美童の間で、他に何が話されていたのか僕は知らない。
ただ、可憐に美童は何か吹き込んだのかもしれない。
可憐を不安にさせるような事を美童は語ってきたのかもしれない。
僕は身を起こし、美童を問い詰めようとした。
だけど、可憐は僕に向かって言った。
「本当に出て行って清四郎。また、今度にしましょう」
「可憐、僕は」
「今は美童と話がしたい」
胸が抉られるようだった。
ほんの少し前まで、恋人だった可憐が、
何より雄弁に愛を語ったはずの瞳が、
今はもう僕を拒絶している。
僕はゆっくりと立ち上がり、ドアに向かった。
でもただ一言、可憐に言いたい。
「僕にとっても人生で一番幸せな時間でした、可憐。信じてくれ」
可憐は唇を噛み、首を振った。
(つづく)
877 :
名無し草:2014/02/25(火) 16:44:33.74
なんてばかなの清四郎…。
878 :
名無し草:2014/02/25(火) 19:18:31.91
清四郎のオバカ!!
美童熱くてカコイイ!
可憐んんん…(;△;)
……もう野梨子様と魅録によるフルボッココースでいい気がしてきたこの清四郎w
879 :
名無し草:2014/02/25(火) 20:21:12.70
そこで野梨子と魅録ぢゃヒネリがない。
予想外の展開に期待です
880 :
名無し草:2014/02/25(火) 20:28:46.41
意外な展開っつーと魅和、豊野とか?w
ここまで一切触れられてない悠理の動向も気になるが
個人的に彼女には恋愛のドロドロからは
離れてて欲しい気もする
ただ倶楽部の友情クラッシュ野郎には鉄足制裁を入れてほしところだが
881 :
名無し草:2014/02/25(火) 20:49:05.53
ひねりがないとか言うのひかえようよ。
作者さんか書きにくくなったら困るし…。
882 :
名無し草:2014/02/25(火) 22:19:13.21
乙です!
これで東京帰って野梨子ゲットー魅録お留守番アリガトーは
さすがにちょっと…な…
魅録野梨子がきっかけはお見合いだけど今私たちラブラブです!
っていう状態を目撃して清四郎には更に打ちのめされてほしい
883 :
名無し草:2014/02/25(火) 23:07:31.16
でも野梨子がダメだから可憐に戻るっていう流れもちょっとなあ…。
884 :
名無し草:2014/02/25(火) 23:19:36.03
美童が?清四郎を!
あり得ない展開に興奮!
885 :
名無し草:2014/02/25(火) 23:32:44.83
>>883 ちゃんと美童が戻れないようにしてくれるから大丈夫さw
886 :
名無し草:2014/02/25(火) 23:43:21.28
美童かっこいい!
不意討ちとはいえ清四郎を倒す程威力が増してるなんて一体どんな生活してるのかしら。
貴族で容姿端麗で強くて何ヵ国語も堪能なんて、美童最強?
887 :
名無し草:2014/02/25(火) 23:46:22.03
魅録の存在感もすごい!
電話の会話が少し登場しただけなのに。
888 :
名無し草:2014/02/26(水) 00:03:19.81
いやぁ、しかしほんと先が読めなくて面白い
クズから浮上したと思ったら
更に鈍感大馬鹿糞野郎に大転落W
これまでの所業抱えながら
結婚しないでくださいって野梨子にどう言うつもりなんだ清四郎W
野梨子の反応が今からとても楽しみだ…!
889 :
名無し草:2014/02/26(水) 00:14:52.04
清四郎がどーしょもなさが最早輝いてるwww
これは野梨子にも可憐にもフラれるパターンもありだな…
それにしても美童かっこいいよーこれはもう本業がエージェントでも驚かないわ
890 :
名無し草:2014/02/26(水) 12:17:46.49
野梨子は美術館デートの時に見切りつけてた感あるよね
で、可憐もこれから修復できるとは思えないし
あとは…まだ出てきてない悠理がきっとなにかしてくれる
891 :
名無し草:2014/02/26(水) 12:47:29.04
ええ〜……美童、カッコ悪いよ……。
清四郎とも全然友達じゃないし。
そんなに可憐のナイトやりたいならさっさと行動すりゃいいし、
行動した結果フラれてたなら、『今さら』殴るなよ。
美童の長所が無くなってるよ。
なんか、何年かの付き合いで、清四郎=無感情・他人を見下す・野梨子が一番ってイメージで、
変なレッテル張って、他の人達が清四郎を見下してる感じがする。
>>869-
>>876の続き
あんた、恋をしたことってある?
かつて可憐は僕にそう聞いた。
僕はない、と答えた。
すると可憐は言ったんだ。
あんたには野梨子がいるから恋する必要ないものね、と。
可憐は、ずっと不安を抱えていたんだろうか。
僕が幸せに酔っている時も、二人で熱い肌を重ねている時も。
そう考えると、自分の愚かさに叫び出したくなる。
なぜ僕は、こんなに不安定なまま、可憐と関係を持ってしまったのだろう?
心の奥の野梨子への執着も気付かず、それを解決もせぬまま、なぜ?
美童は僕に警告していたのに。
なぜ、もっと耳を傾けて理性的に考えられなかったんだろう。
可憐を抱きたかったから?
正直言えばそうだ。
可憐はグラマーで、本音を言えば僕の好みのどストライクだし、
単に隙あらばやりたかった。男だったら当たり前じゃないか。
そうだ、僕が可憐に言ったんだ。
セックスなど単なる生理的衝動でしかない、と。
いや、それは嘘だ。
好きだった。
ただ、好きだったんだ。
軽薄で、浅はかに見えて、それゆえ人から軽く見られてしまい、
そんな自分を歯がゆがっているところも。
だけど人の痛みがわかるから、誰よりも優しくて温かくて、
でも優しすぎるから人を傷つけられず、
かわりに自分が傷ついてしまうところも。
本当は責任感が強くて真面目で現実的で、軽薄さとは無縁なのに、
周りの期待に応えて見かけ通りの軽い女を気取ろうとするところも。
矛盾と迷いでいっぱいの可憐の全てが好きで仕方なかったんだ。
もし、こんな気持ちを恋だとするのなら、
僕の初恋の人は君だ、可憐。
心が焼け付くぐらいに、身が焦がれるほどに、僕は君が恋しい。
なのに……
それでも、僕は空港へ向かった。
可憐、僕はわからないのだ。
野梨子への執着の正体が。
君を愛してるのに、それでも幼馴染に執着していまうわけが。
空港に着き、チェックインしようとカウンターに向った。
その時だった。
背中に誰かからの鋭い視線。
誰だ?
「中途半端に電話切りやがって。気になって仕方ないだろ」
スラリとしたしなやかな肢体、鋭い目、そして今は黒くなった髪。
高級スーツを武装のように着こなす男。魅録が僕の目の前にいた。
魅録。
顔を見た瞬間、僕を悩ませ続けた、心に巣食う何かが、
ぶわっと広がった気がした。
見つけた、こいつだ。
こいつだ。
こいつだった。
僕は瞬間的にわかってしまう。
僕がこだわっていたのはこの男だ。
野梨子じゃない。
「まさかここで会えるとは思わなかったな」
「わざわざ僕に会いにここまで?」
「当たり前だ」
魅録は大真面目な顔でそう応えた。
「僕たちはきちんと話合う必要がありそうですね」
「そのつもりだぜ」
僕らはニューヨークの和貴泉倶楽部の一室へ向かった。
オーナーとして魅録に皆が首を垂れて迎える。
その中を魅録はごく当たり前のように進む。まるで、王様のように。
僕は魅録の背中に思う。
これが、和貴泉の将来を背負った男の背中だ、と。
いずれ和貴泉グループの頂点に立つ男、それが今の松竹梅魅録だった。
「あーっ、疲れた!遠いよニューヨークは」
スイートに入ると、魅録はソファーの上に体を投げ出して、
テーブルの上に足をかけた。
王様になっても、お行儀の悪さは相変わらずの様子だ。
「足どけろ。カップに近い」
「あっ、すまない」
魅録が足をどけると、僕は魅録の足元にあったカップに手を伸ばし、
コーヒーを飲んだ。
僕は自分でも驚くほど穏やかな気持ちで魅録に対面できていた。
むしろ、今までよりずっと頭の中がクリアになった気分だ。
「あのさ、お前、その頬どうしたんだ?」
魅録が怪訝そうな顔をして僕に聞く。
そういえば、ずっと以前野梨子が僕にも同じ質問をした。
奇妙な気分で僕は言う。
「美童に殴られました」
「はあ?!美童?!なんで?!」
「それは内緒です」
ふふっと笑いが出てしまう。
可憐。
僕が愛しているのはやはり君です。
野梨子は確かに僕の半身です。
たぶんこれからも執着します、忘れることは絶対にないし、拘り続けます。
それは、君の言葉を使えば、「身内」だから。
本当の意味で僕の身内だからです。
白状しましょう。
僕は魅録が嫌いです。
なぜなら、僕は魅録に一度たりとも勝ったと思った事がないから。
家柄、
ルックス、
頭の回転の速さ、
愛嬌、
人脈の広さ深さ、
懐の深さ、
全て!
僕は何一つ、魅録には勝らない。
それが証拠に、僕は魅録に弱味を見せられない。
同じ男でも美童には晒せる甘えや弱さを、
どうしても魅録には見せられない。
有閑倶楽部の頃、僕は皆のリーダーだった。
完全無欠と煽てられ、僕もそう振舞ったし、驕っていた。
けれど、それができたのも、魅録があえて僕を立て、
フォローしてくれたからに過ぎない。
僕よりも一手も二手も先を読めるくせに、魅録はそれを隠す。
だが常に僕が動きやすいよう陰で立ち回りお膳立てをするのだ。
軽々と飄々と。
そのくせ、自分の心の赴くままに、ヤンチャに振る舞う大胆さもある。
魅録の器の大きさに比べて僕のこの小ささはどうだ?
この愚かなコンプレックスはどうだ?
僕にとって魅録は憎いし、妬ましいし、羨ましいし、
それでいて、僕にとってこの世で最も信頼できる、
何より愛すべき可愛い男でもあり……
やはり憎い。
可憐、
僕は野梨子すら奪おうとする、そんな魅録が許せない。
それでも、野梨子を任せるのにこれ以上相応しい男もいない。
目の前の、僕の愛憎入り乱れた男は、ほとほと参ったという調子だった。
「本当にヤバいんだよ、野梨子の家とうちが本気で結託してる縁組で、
親たちが面白がりながらまとめる気満々」
俺の両親のこと、よく知ってるだろ?
と、魅録はウンザリ顔で言った。
「君が断ればそれで済む話なんじゃないですか?」
「絶対俺からは断れねえよ。野梨子の名前に傷がつくだろ?
野梨子が縁談断られたなんて面白い話、外に漏れるし、噂になるもん」
「へえ、上流の社交界ってそんな事すら噂になるんですね」
「お前もそん中の住民だぞ」
「うちはいたって一般的な家柄ですよ。余所より商売上手ってだけで」
本当にそう思う。
この魅録や美童、それから悠理に比べれば、うちはごく普通の一般家庭だ。
「まあ、野梨子に意外に敵が多いってのもあるんだけどな。
あいつ、色んな家の男を袖にし過ぎなんだ」
魅録はそう言って困ったように笑う。
「だからさ、そもそもこんな縁談がなくなる方法は、
先に野梨子が誰かとくっつくしかないわけだ」
「魅録が先に適当な女性と結婚してしまえばいいじゃないですか」
「そんなもんいないから、今苦労してるって事に早めに気づけ」
魅録は苦い顔をした。
相変わらず可愛い男だな。
つい笑みが出てしまう。
「それより、野梨子の意思は?」
「何考えてるかわかんねえ。意地張って縁談を受けやがった、あいつ」
899 :
名無し草:2014/02/26(水) 14:17:29.61
同じもの読んでも全く違う感想出てくるのが
人の多様性の面白いところだね
とりあえず美童の告白で可憐が驚いてたので
美童は行動して振られたってことはないのでは?
美童はずっとナイトになりたかったけど
友情だとか劣等感とか傷付きやすい可憐の性格とか
そういうのちゃんと考えて
ギリギリまで自分の欲望抑制してただけで
それを対人関係については幼稚で気配りしない清四郎が
自分の心理すら自覚しないまんまあっさり踏み込んで
更に踏みにじったからキレちゃった、と自分は読んだんだが
計算高いけどとっさの情に流されて自爆する、
いかにも原作美童って感じでよい感じだったわ
それと清四郎は美童がレッテルわざわざ貼らなくても性格悪いでしょw
「そもそも」
僕は魅録に聞きたかった。
「魅録は縁談から逃れる事ばかり考えているようですが、
君は野梨子の事をどう思っているんですか?」
「どうって、別に好きでも嫌いでもない。友達だし」
「それだけ?」
「考えてみろよ、俺と野梨子がつり合うわけがないだろ?」
「家柄的にも年齢的にもルックス的にも、釣り合いバッチリだと思いますが」
「そんな事より、そもそも野梨子にはお前がいるだろ?
お前が呑気にアメリカなんかにいるから、俺がこんな面倒な目に会うんだ。
早く帰ってきて、野梨子安心させてやれよ」
魅録は口を尖らせて言った。
「お断りします」
「は?」
「僕は野梨子と一緒にはなれません。すでに心に決めた女性がいるので」
「……嘘だろ?」
「本当です」
魅録が唖然として言った。
「俺はお前と野梨子は言わないだけで結婚するつもりでいるんだと」
「だったら、野梨子は君の縁談なんて受けないし、
僕も野梨子に縁談が沢山来ている時点で、とうに動いていたはずですよ」
そう自分で言った言葉に、どきりとした。
そうだ、僕はそれをしなかった。すごくシンプルな事だったんだ。
だけど……と僕は言う。
「野梨子の縁談の相手から、好きでも嫌いでもないとか、
釣り合わねえとか言われると、やっぱり腹が立つわけですよ」
僕はそう言いながら、パキパキッと拳を鳴らし、関節を整えた。
「しかも、面倒、と言いましたね。
せっかくの野梨子との縁談なんだから、もっと喜ぶべよ、と」
「……おい」
「野梨子は僕の大事な幼馴染です。でも、君になら野梨子を任せられる。
できれば幸せにしてやって下さい」
僕はパシッと拳の感触を確かめた。
よし、いい感じだ。
「昨日、美童に殴られて、本当はめちゃくちゃ頭にきてるんですよね」
「……待て!理不尽すぎる!清四郎」
僕は魅録の胸ぐらを掴んだ。
「お前、ムカつくんだよ!黙って殴られろ!」
(つづく)
902 :
名無し草:2014/02/26(水) 14:25:53.17
ぐふっ…orz
すみません、投下にはさまっちゃいましたごめんなさい…
そして当て馬じゃなく清四郎より器大きい魅録だ!w
ありがとう!ありがとう!!
903 :
名無し草:2014/02/26(水) 14:32:22.61
こんなに投下が待ち遠しいなんて!
面白くて目が離せないです。
ところで悠理は?
まだ出てないだけで満を持しての登場か、この泥沼には参加せず呑気なグルメの日々を送っているのか気になるな。
904 :
名無し草:2014/02/26(水) 16:23:49.49
せいしろー!
おばかで素直でかわいいわw
905 :
名無し草:2014/02/26(水) 21:58:30.39
可憐の総受けかなw
906 :
名無し草:2014/02/26(水) 22:44:38.24
悠理何やってんのかな〜魅録と野梨子の縁談にどう反応してるのかはしりたいけど
でも野→?魅VS清×可←美のスクランブルに
清四郎上回る恋愛未熟児悠理が今更絡むのはしんどそうだなぁ
……いっそここで魅録が悠理を好きだと叫んで更に混沌とするのもありか?W
先が楽しみ楽しみ♪
907 :
名無し草:2014/02/26(水) 22:59:57.28
野梨子→魅録は間違いないかな?
野梨子が親友を意地や当て馬に利用する訳ないと思う。
908 :
名無し草:2014/02/26(水) 23:09:47.50
清四郎が可憐どストライクだったとはw
なんかにやにやしてしまう
>僕の初恋の人は君だ、可憐。
にも撃ち抜かれたw
909 :
名無し草:2014/02/26(水) 23:11:08.96
さてどうだろう
野梨子→美童で報われない恋を諦めるために
魅録との縁談に頷いてる可能性もあるかもよ?w
あるいは野→清で遊びまくる清四郎を振り向かせる為の当て付け縁談する
黒い汚れ野梨子でもそれはそれで
910 :
名無し草:2014/02/26(水) 23:55:27.43
悲しいけど魅録の当て馬役は有閑SSの王道だからな・・
911 :
名無し草:2014/02/27(木) 00:20:00.18
だって魅録は他の男二人に比べて圧倒的に「いい人」なんだもの(涙)
その点、美童は当て馬にあんまりならないかもね。
道化とみせかけてしっかり逃げ切るダークホース、って感じ。
912 :
名無し草:2014/02/27(木) 05:55:14.61
黒い野梨子、そのセン面白そうな
913 :
名無し草:2014/02/27(木) 06:34:27.78
魅録が野梨子振ったら作家さんチャレンジャーすぎるW
914 :
名無し草:2014/02/27(木) 07:56:41.59
当て馬って交配用牝馬の発情促すため「だけ」に
けしかけさせられる雄馬が語源だっけか
実際にはヤらしてもらえないストレスが凄いから
ストレスに強くて気性の穏やかな雄馬を使うとかなんとか
恋愛音痴な野梨子(たまに悠理)に恋を自覚させるだけさせて
最後は清四郎に全部持っていかれてそれでも
じっと堪える魅録の構図か
…あれだな、美童、清四郎だとストレスに弱くて気性荒いから
暴れて牝馬襲っちゃうから当て馬に使えないっていうw
915 :
名無し草:2014/02/27(木) 08:13:12.72
>>914 語源じゃなくて牝馬(ひんば)の発情を促すため「だけ」に
けしかけさせられる牡馬(ぼば)そのものを言うんだよ・・(泣)
いざその時になるとさっと目的の牡馬とすり替えられる残酷さ
ストレスで死んじゃう馬もいる
まっ二次の世界だから魅録は当て馬でもいいけどさっ
原作魅録はそこまでお人好しな魅録じゃないと思うけどね
916 :
名無し草:2014/02/27(木) 08:58:39.51
定期的なループだけどメンバーの幼稚化と共に魅録の場合、初期と後期で大きくキャラの雰囲気が違っちゃってる+御大のチェリー宣言がキツイわ
初期の『女の事はガキの頃に一通り覚えた』的な魅録なら、当て馬扱いは想像しにくい、むしろ本命になりそうなキャラなんだけどなあ
妄想的には好きな時期のキャラですれば良いだけなんだろうけど
917 :
名無し草:2014/02/27(木) 09:51:17.19
魅録当て馬、清四郎本命が一番無難な線かもね
当て馬無しなら魅可しか無いだろ
918 :
名無し草:2014/02/27(木) 10:05:25.74
魅録と野梨子はもうカタがついたと思うけど
一番のハードルは可憐の気持ちかなあ
清四郎、ちゃんと説得出来るだろうか
919 :
名無し草:2014/02/27(木) 10:21:50.88
>>918 そこで当て馬ならぬ拾い屋魅録ですよ。可憐の魅録への恋心はフラグ立ってたし
920 :
名無し草:2014/02/27(木) 11:02:05.47
こんな扱いされてもなお清四郎を受け入れてあげるのが可憐じゃないかな。
野梨子ならあり得ないけど。
良くも悪くもそれが可憐、それが野梨子。
>>892-
>>901続き
閉店後の可憐の店の明かりは頼りなく灯っている。
店の外から眺めると、可憐と大男が二人で何か話し合っていた。
可憐の横顔はさほど冴えていない。
昨日は眠れたのだろうか。
一人きりで。
ほどなくして、大男がドアを開き、店内には可憐一人が残された。
僕は思わず舌打ちする。
こんな時間に可憐を一人にしやがって。
僕は彼と肩をすり合わせ、店の中に入っていった。
「清四郎さん今日は遅かったですね」
すれ違いざま、のんきな声でそういう大男を無視して、
僕は可憐に向かった。
「……清四郎」
「こんな遅い時間に店に一人になるんじゃない」
「今日は美童が迎えに来てくれる予定なのよ」
可憐は俯きながら言った。
「あの後、美童と何の話をした?」
「あんたには言わない」
美童も、可憐に語ったのだろうか。切ない思いの丈を。
……いやたぶん、僕の悪口だな。
美童のことだからな。同じ立場なら僕でもそうするし。
「君が美童に何を言われたのかは知らない。だけど、話がしたい」
「あんたと話すことはもう何もないわ」
「本当に?可憐」
僕は可憐の顔を覗き込んだ。
すると可憐はむっとした顔をして言った。
「また笑う。弱気な時はいつも笑顔になるんだから。
余裕たっぷりに見せようとして。あんたのそういう弱いところが嫌い」
「…………」
「それより、日本に行ったんじゃなかったの?野梨子を口説きに」
可憐は下を向いて淡々とそっけなく語る。
悲しみでいっぱいの時の可憐だ。
僕の癖の意味を僕よりも知っているほど愛してくれているのに、
それでも僕が君より野梨子を選ぶと思う?可憐。
「日本には行かなかったけど魅録には会ってきた」
「んっ?魅録?なぜ?」
「それで言ってきました」
「なにを」
「野梨子を頼んだ、と」
「まさか、野梨子の縁談の相手って……!」
その時、バシッと大きな音がして、店内の明かりが全て消えた。
「なに?ブレーカー落ちた?」
いや、これは違う。
これは、意図的な停電だ。
「頭を下げてカウンターの中に隠れろ可憐」
「清四郎?」
「早く!」
そう言った瞬間、大きな破裂音がした。
店のショーウィンドウが割られ、黒い影が3体、入ってきた。
可憐は声を殺して、僕にすがりついてくる。
暴漢は商品ケースを次々に破壊して、中の商品を略奪していった。
一人が僕らのいるカウンターに近づいてくる。
僕は可憐に「隠れてろ」と耳打ちし、思い切りそいつを蹴り上げた。
まず、上段を狙い、続いて中段。倒れ込んだ所で股間と目を潰した。
他の二人も気づいた。
僕はカウンターを飛び越えて、奴らに向かった。
ずっと稽古をしてないせいで、少し身体がなまっている感覚はあったが、
2人なら何とかなる。
相手がかかってくるタイミングを待って、僕は反撃した。
まず、一人の腕と胸の骨を丁寧に折った。
あともう一人、と思ったその時、
可憐がカウンターから立ち上がり、叫んだ。
「清四郎!後ろ!」
振り向くと、残りの1人は銃を構えている。
可憐の声に反応して、銃口は可憐に向かった。
「可憐伏せろ!」
言うと同時に僕は銃を蹴り上げたが、発砲の方が早かった。
弾は、ストレートに僕の肩を貫いた。
可憐の悲鳴が劈く。
「何、何の音?!何があった?」
銃声の後ろから、馬鹿美童の声が聞こえた。
僕は声を振り絞って言った。
「美童!そいつを何とかしろ!」
「えっ?!えっ?!」
美童は動揺しながらも、体は瞬時に動いていた。
暴漢の股間を蹴り上げ、銃をはたき落とし、鳩尾を殴ると、
倒れた暴漢の頭を足で踏みつけた。
しっかり訓練されてるじゃないか、畜生、美童め。
だが、僕は勢いよく突進し、そんな美童を殴りつけ、叫んだ。
「来るのが遅すぎなんだよ!馬鹿野郎!」
そして、その瞬間、そのまま意識を失った。
可憐の香りがした。
それに誘われるように僕は目を開く。
僕は病院のベッドの上にいた。肩は焼け付くように痛い。
傍に目を寄越すと可憐は僕の手を握って、祈るように俯いている。
ああ、無事だったんだ、可憐。良かった。
僕が可憐の手をぎゅっと握りしめかえすと、可憐は顔をはね上げた。
メイクがぐちゃぐちゃで、顔も浮腫んで、美人が台無しだ。
ぽろぽろと涙は頬を伝っている。
「清四郎、清四郎おぉ」
「はいはい、そんなに泣くな」
「良かった、死んじゃうかと思った」
「君は大丈夫?」
「無傷よ」
僕が意識を失ったあの後、可憐を護ったのは美童だった。
健気なことに、痛む頬をおさえながら全て処置してくれたんだそうだ。
通りを歩いていた野次馬に呼びかけて、僕の救急車を要請し、
その後、すぐにポリスも駆けつけ、暴漢たちは御用となったようだった。
電線を切られたせいで、結果的に防犯システムは動かなかった。
やはり、この街でそんなものは気休めにしかすぎなかったんだ。
僕は出血多量だったが、弾はかすって肉が抉れただけで事なきを得たらしい。
しばらくは入院生活になりそうではあったが。
「美童は?」
「あんたに殴られたとこ、全治2週間だって怒ってた」
「お互い様だ。ざまあみろ」
僕は可憐の頬に触れた。
柔らかい、吸い付くような可憐の肌。
毎日触れていたのに、今はひどく懐かしい気がした。
「自分の命より、可憐、君が大事です」
「…………」
「って、今言えば説得力があると思うんですが、どうですか?」
「馬鹿!こんな時まで余裕ぶって!」
でも、本当に。
君に銃口が向いた瞬間、君が撃たれるぐらいなら、僕が死んで良いと思った。
もし撃たれたのが君だったら、僕は人を殺していたかもしれない。
可憐はじっと僕の顔を見つめている。
心細そうな瞳。まったく、子犬じゃないんだから。
僕は君にすごく心配をかけてしまっていたんですね。
「可憐、君だけが好きです。だから、僕と結婚してもらえませんか?」
可憐は一瞬ぽかんとして、
それから真っ赤になった顔をぽふっとベッドに押し付けた。
頭から湯気が出てる様子だ。
「突然、ストレート過ぎるわ」
「思ってる事そのまま言っちゃいけませんか?」
「……でも、あんたまだ学生でしょう?」
「あと1年もあれば卒業です。ちょうどいいじゃないですか。
僕みたいなタイプはとっとと結婚して落ち着いた方がいいって、
以前、君が僕に言ったんですよ?忘れました?」
「あたしなんかで本当にいいの?」
「なぜ?」
「あんたこそあたしに言ったじゃない、愛人タイプだって。
奥さんには相応しくないんじゃない?」
「逆に自慢してどこにでも連れて行きますよ。
うちの奥さんはゴージャスでグラマラスで羨ましいだろって。でも……」
僕は可憐のメイクが崩れ切った顔に触れた。
「僕はこんな風に、飾ってない時の可憐の方が、好きです」
「やだ、見ないでこんな顔」
「それで?どうする可憐?」
「もう、本当にズルいわ清四郎」
ゆっくりと遠慮がちに、可憐は僕の唇に触れる。
「人の事を振り回すだけ振り回して、結局、あんたの思い通りになるのね」
僕を思いやるような優しい可憐のキス。
ああ、世界一のキスだ。僕にとっては。
可憐は僕に「高校時代、あんた達見てて目が肥えた」と言ったけど、
それは僕にとっても同じです。
君が基準になってしまって、他の女性が霞んで見えた。
たぶん、僕もずっと無意識のうちに君に憧れていたんですよ、きっと。
こうして、僕は初恋の可憐を手に入れた。
「まあ、清四郎でいいけどね僕は。可憐が幸せなお嫁さんになれるなら」
いつものカフェで美童は言った。
「ただ……」
「ただ?」
「また可憐を泣かせるようなことをしたら、今度こそ殺してやる」
「お前、たぶん簡単に人殺せそうだから怖いよ」
美童はふふん、と言って、ラテをすすった。
「僕は日本に行くことになった」
「え?」
「大使館で働く」
「学校どうするんだ!
……なんて、野暮な事は言いませんよ。大変ですね、国家の犬も」
「はーい。立派な外交官になれるようにがんばりまーす」
美童はニヤッと笑った。
そして、しばらく何かを考えている様子だったが、
項垂れると静かに言った。
「清四郎、可憐を頼んだ」
お前に言われなくとも……
と、思ったが、僕の前に頭を下げる美童を見て、その言葉を飲み込んだ。
おそらく、美童にとっての可憐は、僕にとっての野梨子だ。
これは、美童の僕に対するケジメだ。
「承知しました」
僕は仰々しくテーブルに両手をつけて、頭を下げる。
美童は僕の言葉を聞くと、俯いたままクスリと笑った。
僕と可憐は今日も夜道を並んで歩く。
可憐の指には、自分で企画製作したエンゲージリング。
奥ゆかしく品があるデザインで、僕もお気に入りだ。
可憐はキラキラする薬指を眺めながら言う。
「本当に良かったわ、お許しが出て。
心配だったのよ、清四郎のご家族に反対されるんじゃないかって」
「そんな心配してたんですか?」
「だって、あたしが高校時代に何をしてたか、よーくご存知だし」
「玉の輿に乗りたがってたのも良く知ってるし?」
「そういうこと」
「ま、それについては姉に思いっきり笑われましたがね。
みんな、可憐で良かった、安心したって言ってましたよ」
僕は心配するなと婚約者の頭を引き寄せ髪に口付けする。
「僕としては反対されたら、駆け落ちでもしようかと思ってましたが」
「あら、ステキね」
可憐はにっこりしてから、何かに気づいたように、あっ!と言った。
「それじゃ玉の輿じゃなくなっちゃうんじゃない?」
「おい?!」
可憐はそんなわけないじゃない、と朗らかに笑った。
どうだか、と僕は悪態をつく。
「あたしを一番目の女にしてくれて、ありがとう、清四郎」
「一番どころか唯一無二の女ですよ」
きっと、命が尽きるまで。
(おわり)
ありがとうございました。
悠理の件は今回はすみません……
クズ野郎清四郎⇒クソ面倒な魅録
しばらく後、続き投下させていただきます。
よろしくお願いします。
931 :
名無し草:2014/02/27(木) 13:01:17.24
>>930 >クズ野郎清四郎⇒クソ面倒な魅録
待ってます
932 :
名無し草:2014/02/27(木) 13:18:06.93
乙でした!
続きで面倒な魅録となると野梨子がヤキモキするんだろうか…
すごく楽しみです!
933 :
名無し草:2014/02/27(木) 14:10:28.87
うおおお、可憐一番目の女当確おめでとう!!
くそ野郎清四郎が今後も道を踏み外さないよう
幸せに尻をひっぱ叩き続けてやって下さいw
美童は国家公務員かぁ…
世界中の恋人ネットワークとモルさんとのパイプが超有効活用出来そう
くそ面倒くさい魅録(と美童のその後)も楽しみに待ってます♪
934 :
名無し草:2014/02/27(木) 14:34:40.41
>>917 カプの組合せはキャラの性格の解釈次第でどうとでもなるとおも
原作の可憐、美童の性格のブレはあんま無いけど野梨子なんかは状況によってどうどでも動くし
清四郎魅録悠理は時期と話によって中身がかなりブレてるしさ
ほら、今回の清四郎さんとかはダメンズ救済世話好き可憐向け仕様で
くそ度2割増し、みたいなw
(作家さん好き勝手言ってごめんね)
悠理仕様清四郎さんは無自覚サドで屈折変態度20%増量すればいいし
野梨子向け仕様だと秘めた情熱家で半分は優しさで出来てる清四郎さん、で
935 :
名無し草:2014/02/27(木) 15:48:04.41
くそ面倒くさい魅録ってモジモジ魅録かな
936 :
名無し草:2014/02/27(木) 20:07:54.24
>>935 色恋なんて面倒臭い、友達とずっと遊んでいたいピーターパン魅録とか?
チチとの恋は若さの見せた一時の幻
937 :
名無し草:2014/02/27(木) 22:54:50.47
チチとの大恋愛なんて作者すら忘れてると思う
938 :
名無し草:2014/02/27(木) 23:16:56.71
作家さんありがとう!すごく面白かったです。
めんどくさい魅録編も楽しみにしてます。
939 :
名無し草:2014/02/27(木) 23:26:58.08
筆もえらく早い作家さんだったしね。
スレ覗くのがここんとこずーっと楽しかったわ〜。
作家さんありがとう!
続きもワクテカしながら待ってます!
940 :
名無し草:2014/02/28(金) 13:25:16.96
この勢いのまま第二第三の作家さんが現れることに期待
恋する悠理とか誰か書いてくれ無いかなー
鯉の洗いや鯉こくをむさぼり食う悠理じゃない方向で
941 :
名無し草:2014/02/28(金) 22:30:28.36
更新たんびに読みごたえたっぷりで嬉しかったです。
作家さんありがとう!
942 :
名無し草:2014/02/28(金) 23:14:18.71
タイトル通り可憐が二番目の女のバッドエンド!?とドキドキしながら読んでました。
毎日続きをとても楽しみにしてました!ありがとう!
943 :
名無し草:2014/03/01(土) 13:23:11.29
<クズ野郎清四郎⇒クソ面倒な魅録>
楽しみでついスレをちらちら覗いてしまうw
作家さんありがとう
944 :
名無し草:2014/03/02(日) 16:10:16.37
嵐さんところって、機能してんのかな。
お元気ですか?嵐さん。
945 :
名無し草:2014/03/02(日) 18:36:05.51
清可に目覚めるかもしれない。凄く楽しかったです
話変わって昨日みたサイトで清四郎が野梨子に色んな言語でプロポーズする話がすごく萌えた
清可もいいけどやっぱり野梨子が好きなんだけど
自信満々にプロポーズしてそれで振られたりしたらさらに萌える
余裕なくしてもっかいトライしてOKもらうような話が読みたいw
946 :
名無し草:2014/03/02(日) 21:23:12.96
あはは!いいねぇ。
当然プロポーズ受けてもらえるだろうと自信満々で
結果玉砕の清四郎なんて。さらにさらにオトコ磨いて
再プロポーズなんて。
はじめにお断りする理由も野梨子がいまだに裕也のこと
ふっきれてなかったりしたら、なおいいねぇ。
947 :
名無し草:2014/03/02(日) 22:04:02.59
945さん
いろんな言語でプロポーズって読みたい、既出でなく
新作ですか?
948 :
名無し草:2014/03/02(日) 22:49:07.70
作家さんおつかれさま、ありがとう。
クズとクソかあ。美童以外はめんどくさいのかな、
美童もなんかしら欠点あるかな。
続き待ってま〜す。
949 :
名無し草:2014/03/02(日) 23:02:26.98
>>964 野梨子がまだ引きずっているのいいですね!
>>965 ごめんなさい 外部の個人サイトの話です。それっぽいワードで検索すると小説がヒットすると思います
以下妄想
裕也のことで嫉妬して、でもどうせ俺のものだし的な感じでプロポーズして玉砕して欲しい
それで余裕なくて焦りつつも男磨いて頃合いみている時に魅録あたりと仲良くしてる野梨子みて耐えきれずに壁ドン
「野梨子は僕のものですよね!………いえ、こんな言い方しか出来ない僕ですが野梨子のことを………ほら、野梨子もう一度言います。僕と結婚しますよ」
とか言って欲しい
珍しく焦って余裕のないトーンとか真剣な目つきとかこんな時でも素直に愛してますとか言えない清四郎に萌える
950 :
名無し草:2014/03/02(日) 23:20:57.14
妄想がとまらないから連投ごめんなさい
可憐にだと
>>926さんのシーンがツボすぎる
片膝ついてベタなプロポーズでも良いなって思う
悠里だと上から目線だけど限りなく優しい顔をして甘々がいいなとか思ってしまう
「僕がお前のことをもらってあげますから、ほら悠里、愛してます。僕と一緒になりますからね」
「なっ!!!ばかやろーあた………わたしだって清四郎のこと………」
とかイチャコラしてほしい
プロポーズものっていいな
951 :
名無し草:2014/03/03(月) 07:16:09.59
美童が真剣に恋すると最強かな
今回の美童が超かっこよかった
でも女性陣の中で一番障害のある
野梨子を追いかける美童も楽しそう
野梨子の氷の眼差しと清四郎ブロックにめげずに
ひたすら真剣にアプローチしつづけて
気付いたらほだされちゃって
「冗談じゃないですわ、あんな人に恋なんて…っ」
みたいに切れる野梨子が見たい
あり得ない最低の相手に恋してオタオタするカプが好きなんだ
952 :
名無し草:2014/03/03(月) 07:42:37.11
>>950 トリアエズ可憐相手だと愛の告白すっ飛ばしてみんなプロポーズになりそう
「玉の輿に乗せてあげるよ」が口説き文句で確定してる気がするw
プロポーズだと
美童は真剣になると恥もてらいもなく
必死にみっともなく食い下がってきて
「断らないで!僕を信じてよ!」みたいに懇願プロポーズかな
テニスの時みたいに顔が傷付こうが
ズタボロになろうがしがみついてきそう
魅録はプロポーズなんてどうすりゃいいんだって
周囲に相談しまくって、する前からバレバレ
ロマンチックなプロポーズは失敗するも
土壇場で「俺が全部背負ってやる!」みたいに
男気プロポーズ
清四郎はタイプ別
野梨子は日常会話にさらっと混ぜて「明日のお茶会の後、
結納の日取りについて相談しましょうか」とにこにこしながら言うのを
野梨子が「…もう少しドラマチックに出来ませんの?」みたいにお説教
可憐にはバラと指輪と完璧なシチュ用意して熱烈に衆人環視の中でやりそう
呆れる可憐に「可憐に逃げられないようこっちも必死なんです」と照れながら笑って甘甘
悠理の場合変なスイッチ入ってやけくそ気味に
「仕方ないでしょう、お前の面倒を見れる奴なんて
僕以外に誰が居るんですか!?」
みたいに超上から目線な癖に切羽詰まりプロポーズ
953 :
名無し草:2014/03/03(月) 08:48:31.34
>952
清四郎どのパターンもありそうで笑ったw
954 :
名無し草:2014/03/03(月) 09:34:58.85
清四郎大人気W
955 :
名無し草:2014/03/03(月) 10:14:27.10
はっきり言ってクソ野郎でも正統派でもカップリングが誰でも清四郎は面白いから一番人気なのもある程度仕方ないw
956 :
名無し草:2014/03/03(月) 10:45:40.58
957 :
名無し草:2014/03/03(月) 11:31:08.21
有閑倶楽部だけはパチンコになって欲しくなかった
958 :
名無し草:2014/03/03(月) 13:53:23.78
ジャニドラよりマしかなとか思ってしまう自分がいる
御大にお金行くのは悪いことじゃないし別に気にしないかな
やらないけどムービー演出は見たいしw
北斗やエヴァみたいに超ヒット台になって
漫画の続きを書いてくれ、とかの奇跡も起きるかもよ?w
959 :
名無し草:2014/03/03(月) 14:10:52.57
清四郎とついで野梨子は反応にものすごく幅があるから
いかようにでも調理出来て妄想が楽しいのよね。
多少壊してもキャラのうち、って納得できちゃう感じ。
悠理魅録はある程度反応が決まってるから、
動かしやすくはあるけどオリジナルカスタマイズ妄想はしづらいかな〜?
恋して女の子らしく泣いてモジモジ悠理とか
友人関係なんてどうでもいい欲望に突っ走る魅録とか
うっかりすると誰だそれ、になっちゃうし。
可憐美童は受け身の時はいかようにもなるから
いわゆる都合がよいキャラw
960 :
名無し草:2014/03/03(月) 16:03:31.17
私は野梨子が動かしにくいキャラな感じ。
汚れ役ができないお嬢様女優というか。
961 :
名無し草:2014/03/03(月) 16:43:35.92
962 :
名無し草:2014/03/03(月) 19:30:32.83
野梨子、割りと何でもやれそうだけどなぁ
馬鹿な子程可愛いとか猛毒吐く一方で
対裕也だと純真無垢な清らか乙女
かと思えば身代金を払わせれば宜しいのよだったり
逃亡幇助企てたりの策士だし
原作で色んな思考行動パターンがみっちり描かれてるから
いかようにも出来る気がする
逆に悠理は恋愛とか苦悩とかの領域が全く描かれてないから
恋愛妄想しようとしてもキャラシミュレーションが難しくって
どうもコレじゃない感が…
魅録は初期と後期が違いすぎてまたちょっと難しい
963 :
名無し草:2014/03/03(月) 21:56:41.89
>>962 パターンはあるんだけど
どれも汚れ役には使いにくい
964 :
名無し草:2014/03/03(月) 22:23:24.13
負ける側のオチ担当には出来ないかもね、野梨子は。
叫んで暴れて発散出来る悠理とかに比べて
大真面目に反応返しちゃうから痛々しくなっちゃうのかな?
でも黒い野梨子とか歪んだ愛の狂気に
染まる野梨子は有りだと思うのW
リレーのストーキング野梨子は面白かったな〜
965 :
名無し草:2014/03/03(月) 23:01:36.50
野梨子はスペックから勝ち組だから
いざ負け役にするとダメージが半端無さそうで
ただそれだからこそ黒野梨子とか汚れ野梨子も見てみたい
966 :
名無し草:2014/03/04(火) 00:12:42.33
黒汚れ野梨子ってこんなかんじ?
「僕の役目はもう終わったんですよ、野梨子。
…これからは、彼女の隣で、彼女だけを僕は守って行きたいんです。
いえ、野梨子には…本当は初めから僕の手なんて必要無かったんです。
貴女はとても強い人なのですから」
「――そんなことを私が許すと思いまして?
駄目ですわ、清四郎は私の隣にずっとずっと居るんですのよ!」
「すみません野梨子。彼女は野梨子と違って僕が傍に居てやらないと……
っ…の、野梨子…!?」
……馬鹿なことをおっしゃいますのね、清四郎。
私と清四郎が離れることなんて出来ませんわ。
だって、私の運命の赤い糸は清四郎にしか繋がっておりませんもの。
――ふふ、見てくださいな、
私の指先から真っ赤な糸がこんなにたくさん。
そしてほら、清四郎の胸からもいく筋もいく筋も。
止まることなく私に向かってちゃあんと延びて来ていますのよ――
「……って夢を見たんだよぉ、怖かったぁ〜っ!!」
「どう言う夢を見てるんですか、お前は。
そんな馬鹿馬鹿しくてあり得ない夢を見てる暇があったら、
いっそ寝ずに勉強でもしてなさい!」
「まったくですわ!
本当に馬鹿馬鹿しい夢ですこと。
絶対に絶対にあり得ませんもの、
――清四郎が私を捨てるなんてことも、
他の女性の方の所に行ってしまうなんてことも。……ね、そうですわよね?清四郎」
967 :
名無し草:2014/03/04(火) 07:59:20.76
パチンコモルダビアまで出るんだね
清四郎との格闘リーチがあったw
なかなか濃そうな作りだけどキャラデザが
OVA準拠なのかな?万作さんの顔に違和感しかない…
そして彩色センスが日本人離れし過ぎ
野梨子の着物が黄色かよ
968 :
名無し草:2014/03/04(火) 13:11:57.84
>>966 野梨子はヤンデレなんだってのがよく分かった
いいね、なんかこういう野梨子好きだ
969 :
名無し草:2014/03/04(火) 15:46:34.81
先生、パチンコ販売促進用にけっこうイラスト書いてるんだよねー
あのオリキャラは誰なんだろ。悠理の兄弟・・とか?
970 :
名無し草:2014/03/04(火) 15:59:00.91
>>964 私もリレーのストーキング野梨子がメチャクチャ面白かった
971 :
名無し草:2014/03/04(火) 16:29:40.15
パチンコであれ何であれ、御大に動きがあるのは良いこと
972 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:14:39.73
973 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:16:12.51
テンプレどーすんの?
974 :
名無し草:2014/03/04(火) 17:33:24.70
975 :
名無し草:2014/03/04(火) 23:29:23.51
黒清四郎はもはや公式
黒美童も容易
野梨子は黒いと言うより狂気が似合う
可憐は病む
しかし黒魅録、黒悠理はどうもいまいち想像できん
976 :
名無し草:2014/03/04(火) 23:55:07.88
977 :
名無し草:2014/03/05(水) 00:08:09.12
>>975 悠理は黒になるより壊れそう
魅録は正気すぎて黒には成りきれない感じ
978 :
名無し草:2014/03/05(水) 00:46:56.82
後期の悠理は追い詰まると
「もうやだよぉ、うちに帰る!」みたいに
子供返り&現実逃避してるんだよね
とことんまでやると幼児退行壊れしちゃいそうだw
初期はもうちょっとシニカルで突っ張ったお嬢さんだったのに
倶楽部で可愛がられて他人に頼って甘えることになれちゃったのかな?
黒い清四郎バージョンと組み合わせると
嬉々として壊して閉じ込めに
かかりそうで危険危険
979 :
名無し草:2014/03/05(水) 07:43:35.72
考えてることが丸出しで分かりやすく
思ったことを素直に口に出す
可憐、悠理、魅録は被害者にはなるけど加害者にはなりにくいな
笑いつつも腹の底を見せない清四郎は黒々加害者にしやすい
美童、野梨子は素直ではあるけど心の中で色々考えてそうだから
清四郎の死角を突いて出し抜く策謀キャラにしやすい
980 :
名無し草:2014/03/05(水) 11:38:41.54
話ぶったぎってごめんだけど嵐さんのサイトってもうだいぶ更新ないよね
ここの作品ももうまとめられることはないのかな…
981 :
名無し草:2014/03/05(水) 13:15:33.73
前スレはコネタばっかだったけど
現スレの「かっこいい魅録シリーズ」と「2番目の女」は
まとめ保管してほしいなぁ…
まあ、あとリレーもまとめがあれば続きを書く奇特な人もくるかもねw
982 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:18:52.98
>>981 「かっこいい魅録シリーズ」すっかり忘れてました。思い出させてくれてありがとう
かっこいいより「誘惑の魅録」になっちゃってます
スレも残り少ないので駄作ですがお付き合い下さい。
苦手な方はスルーをお願いします
983 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:19:45.65
夕方の六時。大きなカバンを持った清四郎がいきなり魅録の部屋を訪ねて来た。
「何だよそのデカイカバン。また俺の部屋で寄せ鍋やる気か?」
「寄せ鍋よりもっと良いものですよ。」
清四郎はカバンの中から箱を取り出すと嬉しそうに中身を出した。
「流しそうめん機です。季節外れの在庫処分、送料込980円に釣られついポチっと…
姉貴に見つかったらまた五月蠅く言われますからね。ここならゆっくりと流しそうめんを楽しめますから。」
魅録の部屋はホットカーペットが敷かれているというのに母屋から勝手にこたつを持ち込み
有無を言わさず仕切りまくる清四郎。
こたつの上には流れるプールを小さくしたような機械が置かれている。
「材料は全て持って来ましたよ。そうめんは揖保の糸、揚げたての天ぷらにお煮しめです。
そしてこれは魅録くんへの貢物。大好物のイチゴですよ御当地お取り寄せ、糖度抜群の『あまおう』です。」
こたつの上でくるくる回る揖保の糸。
ただ同じ場所をあり得ない速さでぐるぐる回る怪しさ全開の流しそうめん機。
984 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:21:00.28
「そうめんはやっぱり揖保の糸ですねえ。」
ガラガラと氷がぶつかる音を立てながら急速で回るそうめんをドヤ顔ですくい上げると
イチゴに手を伸ばす魅録の指先が視界の端に入った。
左手の小指と薬指は丸めたまま中指と人差し指、親指が長く伸びイチゴを抓むと
やや薄い唇が開いた口元へと運ばれる。
半分だけ齧ると赤い舌先で唇を少しだけ舐め再び開いた口に残りのイチゴが消えて行く。
二粒目のイチゴに指先がのびる。
全く同じ動作で二粒目のイチゴも魅録の口へと消えて行った。
真っ赤なイチゴが半分消えると赤い舌先で唇を少しだけ舐めるのは無意識の癖なのか
三粒目のイチゴも全く同じ動作で消えて行った。
それが魅録のイチゴの食べ方なのだろう。
985 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:22:33.35
背中にゾワゾワとするものを感じて清四郎の箸が止まった。
真っ赤なイチゴと唇を舐める赤い舌…イチゴを食べる魅録から目が離せない。
五粒目のイチゴに手が伸びた時、一瞬だけ魅録と目が合った。
次に出る動作を思い浮かべると日頃から精進しているはずの精神力が脆く崩れ下を向いてしまう。
――魅録くん。イチゴの食べ方が実に悩ましいんですよ…
箸先が震え急速で回るそうめんが掴めない
五粒目のイチゴは宙で止まり開いた口からは代わりに言葉が発せられた。
「さっきから何ジロジロ俺のこと見てんだよ。もしかして俺に惚れた?」
「悪い冗談は止めて下さい。魅録もイチゴばかり食べてないでそうめんも食べたらどうですか。」
冷静さを装うも声が微かに震えてしまう。
「何マジになってんだよ。焦る清四郎って可愛いよな。」
ニヤリと笑うと魅録は清四郎に視線を向けながら無意識の動作で五粒目のイチゴを食べた。
――魅録と真っ赤なイチゴ、急速でぐるぐる回るそうめん…目が回りそうです…
無意識な動作だからこそ危険なんですよ。自分が何をしているのか分かってるんですか?!
「魅録!イチゴは禁止!気絶しそうなほど悩ましいんです!」
清四郎は魅録からイチゴを取り上げた。
クリスマス頃、ラジオから懐かしい「気絶するほど悩ましい」が流れ思いついて書いたものです
986 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:25:08.61
第五話になるのかな、これもカッコイイ魅録より「誘惑な魅録」になっちゃってます
苦手な方はスルーをお願いします
987 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:25:51.61
「時宗のおっちゃんが羊羹くれるって言うから取りに来たぞ。」
大きな空のリュックを背負った悠理が魅録の部屋へやって来た。
「それ全部持って帰っていいぞ。」
魅録が指さした先にはダンボールいっぱいの羊羹
リュックから溢れるほど詰め込んでもまだ入り切らない。
残りはここで食べて行くと悠理は笑顔で羊羹の封を切ろうとした。
「何だチクショウ、手で切れないな。魅録、ハサミないか?」
「ベッド脇にある引き出しの上から二番目に入ってるぞ。」
言われた通り、引き出しの二番目を引き出してみたが入っていたのは爪切と買い置きタバコに
溜まってる100円ライターしか入っていなかった。
一番上を引き出してみるとハサミはそこに入っていたが面白い物を見つけ
悠理は魅録をからかってやろうと一緒に取りだした。
「魅録ちゃ〜ん、こんなもん見つけたぞ〜あたいだってこれが何に使うもんかぐらい知ってるぞ。」
魅録が真っ赤になり慌てて取り返しに来ることを期待しながら悠理は小さな四角い物をヒラヒラさせた。
「俺も男だからな、戻しとけよ。」
慌てることも無く平然と言う魅録に逆に悠理が慌ててしまった。
――だっ誰に使う気なんだよ、もしかして誰かに使ったのかって…コイツも男なんだよな…
988 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:26:43.02
異性として意識した事が無かったのに魅録が一人の男であることを感じてしまい
妙なドキドキで息が苦しくなるような感覚に戸惑ったが
羊羹を食べ始めるとドキドキしていたこともすっかり忘れペロリと二本を平らげた。
三本目を半分まで食べると機械いじりをしている魅録の前に羊羹を突き出した。
「魅録も食うか?」
どうせ食べないだろうと思い突き出した羊羹だったが予想外にも魅録は一口だけ齧った。
「間接キスだな。」
横目で悠理を見ながら冗談のつもりで魅録が言った。
また妙なドキドキ感が再発し悠理の手から羊羹が落ちる。
「あっあたい帰る…」
「いきなりどうしたんだよ悠理、渋茶でも持って来てやるからゆっくり食ってけよ。」
悠理は妙なドキドキ感を振り払うように大きく首を左右に振って小声で言った。
「今日の魅録は変だぞ、何だかエロいんだよ。あたいだって女なんだからな。」
羊羹が詰め込まれたリュックも忘れ悠理は顔を真っ赤にして魅録の部屋を飛び出してしまった。
989 :
名無し草:2014/03/05(水) 14:57:56.60
990 :
名無し草:2014/03/05(水) 21:58:50.40
素晴らしい作品の後だけにモニョモニョするw
991 :
名無し草:2014/03/05(水) 22:12:56.63
嬉しいね、言ったらSS降ってきた
清四郎と悠理まで連続陥落か
そしていまだ続く寄せ鍋呪縛w
あれだな、誘惑魅録というより
そろそろエロい魅録シリーズになってきてるよーなw
992 :
名無し草:2014/03/05(水) 22:37:04.00
超大作連載作家さんをぼけっと待ってるだけじゃ
そのうち誰も居なくなるよ多分。
フレンチフルコースもいいけど
ライトなうどんも好き。
倶楽部のメンバー脱がしたら、
魅録が一番エロくなりそう。
次いで清四郎、可憐、美童の順かな。
悠理は全裸でもピーターパンとかの妖精みたいで
エロさが匂わない気がするわ。
野梨子の場合は脱がすよりも襦袢のみを羽織って
足袋片方だけ残しのチラリズムがエロい。
993 :
名無し草:2014/03/05(水) 23:10:06.10
>>981 清四郎のビールマンスピンはイラストだったけどこれも保管して欲しいな
画像開いた瞬間に吹き出したよw
994 :
名無し草:2014/03/05(水) 23:48:30.29
>>992 清四郎は男性ホルモン濃そうだからスネ毛が目立ちそうだね
野梨子の襦袢は朱色だとよりエロい
995 :
名無し草:2014/03/05(水) 23:59:51.79
髪の色が薄い魅録はあんま体毛も目立たないだろうけど
あんだけ髪が黒々としてる清四郎の体毛は…
996 :
名無し草:2014/03/06(木) 00:05:52.41
ギャランドゥ〜
997 :
名無し草:2014/03/06(木) 00:12:13.12
靴下が臭いってのが秘かなコンプレックスの気もするw
998 :
名無し草:2014/03/06(木) 00:19:18.94
男性ホルモン分泌が過剰だと
将来かなりの確率で禿げますよ
999 :
名無し草:2014/03/06(木) 01:19:50.57
千秋さん、バス用品とかうるさそうだから魅録の肌はいつもスベスベしてそう
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。