6 :
名無し草:
「ッ!何言ってんだ椙田!」
口を塞いでた両手を外して、中邑がかみついてきた。
お、ラッキー! 素早くその両手を捕まえて、頭上で一まとめにする。
しまった、って顔しても遅い。
振りほどこうとしてるけど…腕力はオレのが上回ってるから。
「これでもう、声押さえられないね。恥ずかしがらないで、声聞かせて?」
焦りと快感が混じった焦げ茶色の瞳を覗き込んでおねだりしつつ、
邪魔な服を緩めた右手を直に滑りこませた。
「ひゃあん!っやあ!」
キスした時よりも色っぽい声が、月明かりの下で響く。
うわすっげ、もう濡れてる!
わざとぐちゃぐちゃ水音立てて、中邑のを扱きたてる。
「あんっ、やっ杉田、杉田ぇ!」
ひっきりなしに声をあげて、過ぎた快楽から逃れるように首を振ってる。
扱きたてる程、中邑の汗ばんだ肢体はくたりと力を抜いて。
あんなにじたばたしてた両腕も、すっかりおとなしくなってる。
…これなら、もういいか。
そう一人ごちて、離した左手で中邑の下半身からブリーフを引きずり落とす。