彩虹「私は旅に出る 不確かな愛を捨てて あの人が切ったその糸 つなぎとめるために」
2 :
名無し草:
■想い出の糸車
想い出の糸車 からからから空回り
あの人は路地裏に たたずんでいた
想い出の糸たぐる からんでもつれた絹を
あの人が 白い歯で噛み切る その時
私は旅に出る 不確かな愛を捨てて
あの人が切ったその糸 つなぎとめるために
想い出は風に揺れる ゆらゆらゆら陽炎に
あの人の後ろ姿 にじんで溶ける
想い出は繰り返す 憎しみそれとも涙
残り香は溶け込んで うしろ髪 乱れ髪
私は旅に出る 影に泣く愛を抱いて
あの人が切ったその糸 つなぎとめるために
私は旅に出る 不確かな愛を捨てて
あの人が切ったその糸 つなぎとめるために