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名無し草:
木村拓哉主演のフジテレビ月9ドラマ『月の恋人〜Moon Lovers〜』の視聴率が下降線を
辿っている。5月のスタート時には「キムタク、10年ぶりのラブストーリー」の宣伝文句や、
上海ロケが話題となり、初回視聴率22.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と
好発進。第2話(19.2%)までは、同クールのドラマの中でトップを走っていたものの第3話
以降で急落し、第6話(6月14日放送)では、ついにキムタク主演連続ドラマ史上、最低の
13.4%を叩き出してしまった。
共演陣を見ても、『ハケンの品格』(日本テレビ系)の主演以降"視聴率女優"と呼ばれる
篠原涼子をはじめ、台湾人女優のリン・チーリン、松田翔太、北川景子と話題性も人気も
申し分ないように思える。ネット上では「キムタクの劣化」「一昔前のトレンディードラマを思
わせる演出の古さ」などの要因がささやかれているが、決定的な敗因はどこにあるのだろ
うか。テレビ局関係者はこう語る。
「まさかの急落に局内も呆然としていますよ。低迷の原因は、"そもそもストーリーに問題
がある"との意見が圧倒的ですね。キムタク演じるインテリアメーカーの社長に、リン、篠
原、北川の3人の美女が想いを寄せるというラブストーリーですが、この4人の心の動きが
地味で分かりづらいんです。その繊細な心情がこのドラマの持ち味ではあるんですが、
おそらくシンプルにキムタクと篠原の恋愛をメインにしていたら、こんな視聴率低迷には
繋がらなかったのではないでしょうか」