ACT.734

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479名無し草
ばーちょんは冷蔵庫の前にしゃがんで中をごそごそと探っている。
きれいなうなじやら時折浮かんで見える肩甲骨やらがやけに愛しくてどうしようもなくなって、
ついさっき自分に言い聞かせた言葉はどこへやら、自分もベットを抜け出して彼の傍へ寄った。
何しよん?と尋ねて、触りたくてしょうがなかったうなじや背中をできるだけやさしく撫でる。
ばーちょんの指先は置いてあった清涼飲料水のペットボトルへ伸びていた。まだ封を切っていない
それを開けようとするが、どうも上手く力が働かないらしく何度も何度も開けようと試みる。