375 :
名無し草:
何度射精したって足りない。欲情の波が引いていかない。
擦り合わせた欲望と欲望の間だけではなく、密着した腹も胸も、ローションと精液でどろどろになっていた。中河内が少し身体を浮かせるだけでそれは白く糸を引いて二人の身体をつなぐ。
「んぁ…っは、ば、ちょ…っすご、はは…糸、ひいとるぅ…」
「あ、そ、なの…いっ、から…っも、やめんなって…あぁ…っ」
馬場は腰を浮かせ、自ら中河内の自身に擦り付けて喉を反らせた。全身が性感帯となった今、たった数秒ですらこの快感を取り上げられるのはつらい。それは中河内も同じで、性器が擦れる快感にかくりと身体を折れさせ、馬場の身体に凭れるようにして性急に腰を振った。
「あぁ、あぁ…っあん、はぁぁ…っ!や、あぁー…っあ、あぁんっ…」
「まさ、はぁ…マサっきもち、いぃっ…ひあ、やあぁ…っ!」
「ち、あぁっ…ちくび、も…っ擦れとる…は、あぁあ…きもちい、きもちいいっ…!」
ローションの助けを借りて、硬くなった小さな粒もお互いを刺激しあう。突起物が肌を掠めていくことにすら、ぞわりと鳥肌が立って痺れが腰に落ちた。