・ここは改行規制で長文投稿ができにくい板です。短編向けです。
・愛し合う描写はキスあたりまで。境は職人の判断で。
・投稿された作品への批判は控えましょう。
3 :
名無し草:2007/07/30(月) 16:50:21
4 :
名無し草:2007/07/31(火) 10:34:13
難民板の投稿目安
縦30行×横40文字くらい(PC投稿)が最大。
5 :
名無し草:2007/08/01(水) 12:47:13
過疎スレになっちゃったねー・・・。
長編より短編のほうが難しいのかな?
6 :
名無し草:2007/08/01(水) 16:31:03
短編は一発芸的なネタがないと難しいんだよね。
ニコロボはどーしても掛け合いが主になって長くなってしまいがちで
7 :
名無し草:2007/08/01(水) 19:50:33
3-4レス分くらい使う程度なら長めになってもいいんじゃないかな?
8 :
名無し草:2007/08/02(木) 01:27:53
エロパロの投稿みたいにただ長いだけのものは勘弁だな〜
9 :
名無し草:2007/08/02(木) 10:40:29
キス有り(ちょっとハードかも?)
短いのでこっちに
********
1本の缶ジュースを2人で回し飲むなんて、別に普通の事。
初めてキスするまでは『間接キスだあ〜』なんてロボがはしゃぐから、あたしまで恥かしくなったりして。
やっぱり唇同士が直接触れるキスには敵わないって事かな。
「ロボあたしにもちょっとちょうだい」
って手を伸ばしたら、口にジュースを含んだまま慌ててこっちを見た。
「まさか、全部飲んじゃったの?ずるーっ!」
そりゃ喉渇いてたみたいだったけどさあ。
「もういいや。買ってこよ」
とベンチを立ちかけたあたしは気が付いたら、腕を掴まれて引き寄せられて……。
「んっ!んんんっーーっ」
……ごっくん。
口の中が甘い。
「何?これ……」
「ジュース、ニコの分」
「はあ〜〜〜〜!?やだあ!ロボのバカッ」
なんて事を。
「んも、いい!買ってくるって言ったのに」
え〜、ゴメン。怒った?って背後からロボの声が聞こえてくる。
あんなキスがあるなんて知らなかった。
10 :
名無し草:2007/08/02(木) 10:42:28
2本目のジュースはあたしが最後に口を付けたら、ロボがこっちを見てる。
……何期待してんだっつの!
「はい」
わざと口を付けずに渡したら、ありがとうって言ったけどちょっとガッカリ?してた(ように見える)
ちょっと意地悪なあたし。
今度はなんにもない時に不意打ちしてやろっかな。なんて企んでる。
当分は、ナイショ。
驚かされたバツ。
********
気に入らなかったらゴメン
11 :
名無し草:2007/08/02(木) 12:44:13
口移しキタナス
12 :
名無し草:2007/08/02(木) 14:30:04
ゴメン吊るわ
13 :
名無し草:2007/08/02(木) 18:55:37
個人的な感想を気にしてたらなにも書けないよ
14 :
名無し草:2007/08/02(木) 20:31:59
とはいえ、分類するなら確かにエロ向けかもだw
>>12 先陣を切った勇気を讃えるぞ どんまいw
15 :
名無し草:2007/08/03(金) 17:21:43
ニコロボ再会のSSを書いてみました。多分3レス分
<続きの始まり>
あたしとロボだって、テレクラで知り合った。
だから、他にもロボにそんな人がいたって不思議じゃないし。
例えば久しぶりに訪ねたロボの部屋に、誰か他の女性がいるってこともあるかもしれない
とは思ってた。
でもね。
こういうのは考えてなかったなぁ。
「はぁぁ?援交ー??」
「声が大きいよ、ニコ〜。大丈夫。メッチャちょろいので有名なオヤジだから」
「ちょろいって……」
「触ったりもエッチも無し。カラオケ2時間でokだよ?」
くすくす、と輪をつくる他の娘達の笑い声に混じってアニソンとかオタク、とか聞こえてくる。
「部屋に呼ばれた子もいるけど、集団で行っちゃえば
まさか何にもないしさー」
くすくすとまた笑い声。ロボットだらけで ふふふ カレー作れる?生卵入れる派? ははは
多分、きっと、絶対ロボだ-!!
無駄に背が高いでしょ?鼻柱の横にほくろがあったよね? って、確かめたかったけど。
「あ、あたしオタク苦手だし
約束あるから」
同級生を振り切っての帰り道は、長いことしまってあったロボとの思い出が
ぐるぐると頭の中を回っていた。
お金出すなんて。あたしじゃないなんて。
その晩、久しぶりの着メロで携帯が鳴ったのに、思わず電源を切ってしまった。
落ち着け、あたし。ロボを信じなきゃ。
16 :
名無し草:2007/08/03(金) 17:23:59
「カラオケ?うん、おごったよー。 え、ま、待ってよニコ、急ぐの??」
バッカみたい。
さんざん悩んだ末にやっと電話に出て。きっと何かの間違いって思いながら来たのに
当のロボがあっさり頷くなんて。
「ニコー」
「あたし忙しいの」
「じゃあ夜は?それとも明日??」
「どっちもダメ。ずーっとダメ!!
ていうか、そのお金払ったら遊んでくれる子達でいいじゃないよ」
「えー。オレ、ニコに会いたかったのに」
「はぁぁぁぁぁ?」
思わず足を止めて振り向いちゃったじゃない。どーいうコトよそれ。
まさか、あたしなら無料だから??
「だからぁ、最近すっごく淋しくってさ。
なんでだろうっと思ったら、あーニコに会ってなかったなーって」
やだ、ちょっと嬉……待てよ。
「じゃあ援交は?」
「あー、あれは実験っていうか」
くるっと背を向けてまた歩き出す。追いすがるロボは、ほとんどあたしを追い越して
カニみたいに横歩きをしながらついてきた。
「ホントだよー! すぐニコに会っちゃったら、ただ女の子に会いたいのか
ニコがいいのか分かんないじゃないか!
あ、ちなみに会社の女の人も試してみた」
それって……
「ボクの家で夕飯作ってくれませんかって頼んだら、ワインとかキャンドルまで持ってきてくれて
フルコースでさ。谷間の見えちゃう服で、けっこームラ…ドキドキで」
嬉しそうに語ってンじゃないの!それってもうデートだよ?
「じゃあ、その人がいるでしょー!!」
「で、でも違うんだよ!」
17 :
名無し草:2007/08/03(金) 17:27:25
「会社の人はさ、貯金とか実家は山持ってるかとか、そればっかりでさ。
学生の子は、いちいち『ウケルー』って笑ってばっかりで、話聞いてくれないしさ」
それに……と、もしょもしょ続けたところによると誰もその後もう一度、会ってくれた人は
いないんだってさ。振られてやんのー。
まったくロボだなぁ。
いっちばんダメなところ、最初に見せてどうすんのよ。いい奴なのに。
軽い優越感で気を良くしたあたしは、またロボと遊んでやることにした。
でも、もらうものはもらっておこうかなー。
「そんなに言うなら2時間ぐらいつきあうけどぉ…
高いよ?」
「えぇー?」
「2億MAX!」
指を2本立てて突き出すと、ロボの顔がぱぁぁっと明るくなった。
「ま、待ってて今」
肩掛けカバンをごそごそと漁る。
え、まだ描いたの持ち歩いてたの?
まぁそこもロボらしいかも。
何ヶ月かの隙間とぎこちなさが、ロボの前だと一瞬で埋まる。
さて、どーせお金もないんだろうし。
ニコ様が覚えたてのグラタンでも作ってあげようかな。
<END>
18 :
名無し草:2007/08/03(金) 17:39:39
うぉ、なんかきわどいネタで始まったなと思ったら
いい話になっていてGJ!!
ニコに会いたいのか女の子に会いたいのか
自分に確認するロボ、という発想がらしくていいね!
やっぱこの二人は最高だー
19 :
名無し草:2007/08/03(金) 23:23:23
「言いたくないけれど、な、なにかの間違いじゃないんですか?」
信田コーンは真剣だった。
「あ、貴方がニコさんの子供で幸子だということには、な、納得がい、いかないな」
幸子(三ヶ月)はキョトンと、自分を抱いて話し掛けている信田を見つめている。
「貴方…いいかげんあきらめなさいな」
「だっ、だって僕が幸子のはずなんだよ?」
「まったく、困ったおじちゃんねー?」
信田の妻、陽子は幸子を覗き込んで笑いかけた。
「も、もちろん幸子さんには、な、なんの罪もないのはわ、わかってるさ」
「さっちゃん本当にパパとママにそっくり」
「で、でも先に幸子だと言われたのは、ぼ、僕で」
「おじちゃん変でちゅよねー」
「ち、ちょっと、ぼ、僕は幸子さんとお話してるんだからっ」
「じゃあさー」
その様子を漫画にベタを入れながら見ていたロボが口を開いた。
「コーンさんは、幸子零号機で、うちの幸子は幸子一号機なんじゃない?」
「な、なるほど、量産型なら、ぼ、僕が一番最初の幸子に、な、なれますね」
信田は喜んだ。
「と、ということで、さ、幸子さんお願いしますね」
抱いた幸子にペコリと会釈した。
「幸子零号機、次の原稿はー?」
「はいはーい」
信田は陽子に幸子を渡すと、意気揚揚と机に座り原稿を書き始めた。
「もう…、うちは子供ができなかったけれど、手のかかる大きな子供がいるから、
十分だわ。ね?」
そう言って陽子がクスクスと笑うと、幸子がニコっと笑った。
20 :
名無し草:2007/08/04(土) 00:16:50
か、か、か、かわええ
21 :
名無し草:2007/08/04(土) 16:03:40
ニコロボ可愛いよなー
2人見てると幸せになるんだよなー
やっぱあの2人にはくっついて欲しいよなー
(いつか、ってレベルの未来でいいから)
つぶやいてみました。SSスレになったわけじゃないんだよね?
22 :
名無し草:2007/08/04(土) 17:47:04
>>21 過疎ってるだけでSS専門スレになったわけじゃないよ〜
とりあえず、DVD発売まではネタがないのでSS投稿しちゃいます。
いつかってレベルの未来にくっついてほしいのに禿げ上がるほど同意です。
**************
二ヶ月前、ロボが私の家に挨拶に来た。
震える声で「お父さん、お嬢さんを僕に下さい。必ず幸せにします。」と言って頭を下げた。
お父さんが「ニコをよろしくお願いします。」と返事をすると、ロボは下を向いておいおい泣き出し、
つられてお父さんも泣き出し、なんだか大騒ぎになって、妙なテンションのまま二人して夜の街に出て行き
明け方泥酔して帰ってきた。
一海ちゃんは「変わってるけど悪い人じゃないし、ニコには合ってると思う。幸せになりなよ。」
と言ってくれた。
ロボのお母様は、「うちのバカ息子に、ニコさんみたいな若くて綺麗なお嬢さんが
来てくれるなんて勿体なくて勿体なくて…」と言って何度も頭を下げたあと、
「お前!分不相応なお嬢さんを頂くんだからしっかりしなさいよ!」と言って思い切りロボの頭をどついた。
「はー疲れた。結婚式の準備って大変なんだね。こんなの人生で二度とやりたくないよ。」
「あたりまえでしょ!二回も誰と結婚すんの。不吉なこと言わない!」
「そうだけどー。」
「大変だけど、結構楽しいじゃない。普段会えない人に会えるしさ。ごぼ蔵の今の住所がわかって
よかったよね。あー俺、ケロ山に会うのも久しぶりだ。」
式の準備をしながら、私は最後まで心残りなことがあった。私とロボがこうなるきっかけを
作った人。バカバカしくて激辛で泣きたくなるほどお値打ちの世界の扉を開いた人。
彼女の居場所がどうしても探し出せなかった。
宛名の書けない招待状が二通、今も机の上に載っている。
結婚式は、滞りなく進行していった。
余興のケロ山さん達のコスプレアニソンメドレーに親戚のおじさんおばさんがドン引きしてたり、
ロボが新郎挨拶の途中で感極まって泣き出して、仕方がないから私が代わりに原稿を読んだりはしたけど、
そんなハプニングは「いい思い出」になると思う。
最後の山場、ブーケトス。私は「むーちゃんか一海ちゃんが取ってくれるといいな。」と
思いながら後ろ向きで投げる。
「あれ、誰。」「あんな人さっきまで居たっけ?」「須藤さんの親戚じゃないの?」
同級生の友達のざわめきが耳に入って。私は振り返った。
謎めいた黒衣の女性が、人混みの奥の方でちらりと見えた。キャッチしたブーケを振って、
フッと消えた。
「ごめんちょっと通して!」
お客さん達をかき分けて、私はひな壇の上から駆け降りる。みんながあっけに取られている中、
強引に式場の通路を突っ切る。
「待って!そこの人!行かないで!」
ハイヒールで上手く走れないけど気にしてられない。
ドレスの裾を踏みつけて転びそうになった時、ロボの腕が伸びて私をキャッチした。
「ロボ、社長が。」
「え」
「地蔵堂の社長が、今そこに。」
「いないよ。どこ?」
たぶん私は泣きそうな顔をしていたと思う。
「ニコ、…戻ろう。」
「…いたんだよ。本当に。」
「後で一緒に探すから。」
「でも…。」
「ニコが探したいなら、俺も一緒に探す。これから先もずっと。
だから、今は戻ろう…。お母さんが心配してる。」
ロボは私の手を握ってあやすように言った。
「ゆっくり探そうよ。俺たちこれからずっと一緒なんだから。」
私は自分の心臓が落ち着くまで、静かにロボの肩に頭を預けていた。
「そのブーケ、社長がもらったんですかぁ…。」
「なーに、その顔。これでもまだ恋には現役なのよ。」
「いいんですか〜。挨拶してこなくて。」
「いいのよ。顔を見れば充分。ニコもあの手下もいい顔をしてたじゃない。」
「ニコ、社長のこと探してたみたいですよ。」
「縁があればまた星と星が近づくように会えるわ。それよりよっちゃん、あんた
一海ちゃんに何も言ってこなくていいの。」
「そ、それは…。」
後日、一海ちゃんのハンドバッグからよっちゃんが書いた連絡先のメモが出てきて、
(さすがプロフェッショナルだ)結局私たちはドタバタと再会し、新たな冒険の扉を開いたのだけど…
その話はまた別の機会にしようと思う。
**********
26 :
名無し草:2007/08/04(土) 21:08:51
ニコ・ロボコンビ復活も見てみたいけど
違った展開での競演も見てみたい・・・
スズカが20才ぐらいになったら
松ケンも20代後半の青年後期・・・
イルマーレの日本版リメイクの主演にぴったりだとおもう・・・
ハリウッド版を凌ぐ良い作品が作れそう・・・
27 :
名無し草:2007/08/04(土) 21:53:13
>>26 イルマーレ、いいね。ただあの二人で真剣にロマンス物って
見ているこっちが恥ずかしいかもw
ま、ここは中の人スレじゃないんでスレちがいスマソ
28 :
名無し草:2007/08/05(日) 00:21:49
セクロボのイメージが強すぎて
ロマンス物やっても笑っちゃうかもなw
29 :
名無し草:2007/08/05(日) 09:44:30
いやあ案外、「君の名は」みたいに思い合うのにすれ違いすれ違いって
やられたら、セクロボ出身ファンこそ、早く結ばれてクレーって悶えまくると
思われる。
上の「イルマーレ」ってきれいなポスターのイメージしかないけどさ。
ハッピーエンドなの???そこが問題だー。
30 :
名無し草:2007/08/05(日) 09:56:32
イルマーレってタイムスリップものなんだね。
過去の時間を生きる少女と現在の時間を生きる青年が
手紙で親交を深め合って(最初は恋愛感情無しで)
成長した少女と青年が今の時間に出会うみたいな話だと
セクロボっぽくていいね。
31 :
名無し草:2007/08/05(日) 10:48:42
>>30 萌えまくりっ
32 :
名無し草:2007/08/05(日) 14:18:39
>イルマーレ
どっか矛盾があったような気がした。韓国版でもハリウッド版でも。
ネタバレになるから詳しくは言わないけど。
でもロマンティックでいい話だった。
33 :
名無し草:2007/08/06(月) 13:20:51
イルマーレ、良さそう〜。ロマンティックに結ばれて欲しい〜。
とかいいつつ、恋人以前のデート 3レスです♪
あ、なんか塗ってる。
給料日、たまにはね、と連れ出した街で、ニコがいつにない化粧(?)をしているのに
気づいてドキドキした。
デートみたいだ。
いや、繁華街を連れ立って歩く男女。これ、立派にデートじゃないか。
人混みの中、頭一つ飛び出ている俺がいつも通り隙間を縫って歩いていくとニコと離れてしまう。
待ってよ、と肘にくっつかれて自然と腕を組むみたいになって。
ますますデートだぁ。
いつもとは違う角度のニコのつむじを、ちらちらと見下ろしながら心がけてゆっくりと歩く。
すれ違う人に押されて、腕になんか柔らかい感触が……。
いや、これマズイよ。
ちょと離れて、肩を抱…いや、手首を握り直して引いて歩くことにした。
細。
これなら手を握る方が自然じゃないか?いやでも、俺の手って、と思う間に
たちまちだーっと手汗が分泌されだして、うわっ。
慌てて手を離してバタバタと腹で拭うと、目をぱちくりさせたニコが見上げていた。
「どしたの?」
「あ、汗かいちゃって。暑いよね」
そういう合間にも、立ち止まるとかなり通行の邪魔になる。
「うん、ホント。喉も乾いたし、涼しいとこで座りたいなー。
あ、あの店! ケーキが美味しいの!」
寄り道することに勝手に決めたニコが、俺を店までひっぱった。手を握って。
こんな汗でべたべたの手、相手からつながれるのが初めてで。戸惑う反面
……ときめくじゃないかー!
34 :
名無し草:2007/08/06(月) 13:23:34
涼しい店内、あれもいい、これも美味しそうとケーキの品定めに没頭するニコの横で、どっち
でもいい俺はニコの顔ばかり見ていた。
「決めた! こっちのタルトと、上の段のチーズケーキ!
ロボ、半分こだよ??」
って、俺の注文まで決めるなら二個喰えばいいのに、それじゃ嬉しさ半減だって。謎だ。
「よーし、俺が正っ確に半分にしてみせるぞ!」
「上に乗ってる葉っぱ、いらな〜い」
そんなことで盛り上がりながら、二つの皿をつつきあって食べる。
そのうち、俺の口元からこぼれた大きなかけらを
「もらったー♪」
と拾ったニコが、ぱく。
気が付けば水も片方だけ減っていて、2人で同じコップから飲んでいたらしい。 おいおい。
子供だな、おおざっぱな奴だな。 家族同然だな俺達。
そんな風に片づけてきたいろんなことが、時々どうしょもなく『もしかしたら』って気持ちを
起こさせる。もしかしたら俺達、すっごくいいカップルで。
今すぐどうこうじゃなくても、ニコって俺のこと好きなんじゃ?
ふるふるふる。
頭を振って邪心を追い払う。そーんーなーわーけーないだろー!!
「何してんの?」
突然、すっごく冷たい目をしたニコに睨まれてしゅんとなる。ほら、どうせキモいオタクだからさ。
35 :
名無し草:2007/08/06(月) 13:27:13
ニコが手洗いに立った暇に、オタクらしくガンプラ特集目当てで買った雑誌を開く。
いまひとつだなー、このザクの……ん?
<<<チャンスを逃すな! 女子はサインを送ってる!!>>>
思わず店内を見渡す。
よし、デート中にマニュアル本をチェックしてる間抜けみたいに見られてはいないな?
慌てて、かつ何気なく記事に目を落とすと……。
リップに注目!……手をつなぐのはどっちから?……分けて食べられる?……
○の項目が増えていく度に手のひらの汗が増量される気がする。サイン?やっぱり??
でも勘違いってことがあるでしょ〜?
すると、次のページはおあつらえ向きの特集で。
<<<これで確信! 女子はKISSを待っている!!>>>
ほぉーなるほど、こうやって相手の反応を見るって手が……
「お待たせ〜。 あー、またガンプラかよ!」
それこそ飛び上がりそうになって顔を上げると、目の前で笑っているニコの口元はまた、つやつやと
何か塗られて輝いていた。
もしかして俺のために。
<end>
→→ そしていろいろ試して、勘違いしたままチューして殴られるかもw
でもそこから何か始まるってのもいいなーと思う。
36 :
名無し草:2007/08/06(月) 13:58:31
ヤバイ。ニコヤバイ。まじでヤバイよ。マジヤバイ。
ニコヤバイ。
まず可愛い、もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。
可愛いとかいっても
「ロップイヤーラビット20匹ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
なにしろ女子中学生らしい、スゲェ!なんか下心とか無いの。ロリとかペドを超越してる。超目が綺麗だし超耳が良い。
しかも成長してるらしい、ヤバイよ、成長だよ。
だって普通は二次元キャラとかは成長しないじゃん。だって自分の隣の娘がだんだん大人の階段登るとか困るじゃん。あなたの隣にスパイがいるとか困るっしょ。
身長が伸びて、一年のときは自分の胸くらいだったのに、三年のときは肩くらいで顔が近いとか泣くっしょ。
だからアニメとか成長しない。話のわかるヤツだ。
けどニコはヤバイ。そんなの気にしない。セクシーボイス使いまくり。最も遠くから聞こえる音とか観測してもよくわかんなくても聞こえる。ヤバすぎ。
女子中学生っていったけど、もしかしたらスパイかもしんない。でもスパイって事にすると
「ロボ出動だよ。」
って事になるし、そうすると俺は行かなくちゃいけない。ヤバイ。大人を手下にするなんて凄すぎる。
あと超無防備。何も考えてない。でも大人に気を使う。ヤバイ。かわいすぎ。寝袋とか平気で入ってくる。怖い。
それに超口が悪い、超乱暴、それに超強気。バカとか平気で出てくる。バカバカって、小学生でも言わねぇよ。最近。
なんつってもニコは聴力が凄い、声を変えるとか平気だし
うちらなんて人生の疑問とかたかだか生活で出てきただけで上手く扱えないから笑い話にしたり、常識と置き換えたり、考えるのやめたりするのに ニコは全然平気。無垢を無垢のまま扱ってる。凄い。ヤバイ。
とにかく貴様ら、ニコのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイニコの相棒の俺とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。
37 :
名無し草:2007/08/06(月) 15:22:16
ロボ必死だなな流れに笑った。超がんばれ。
38 :
名無し草:2007/08/06(月) 20:48:19
>>26 ニコロボのコンビで日本版「イルマーレ」を映画化するのはイメージ涌くね
連続ドラマではヒットしない内容なので絶対映画が良い
ニコの風貌演技があの映画のヒロインであるチョン・ジヒョンに似てるから
余計ニコでの演技を見てみたい
韓国映画「僕の彼女を紹介します」で人気博したので皆さん知ってるよね
この役もニコにやってもらいたいと思う自分がいます
ロボもああいうストイックな役にピッタリなのでニコロボ以上の
思い入れができるかもしれない・・・
39 :
名無し草:2007/08/07(火) 12:21:23
>>33 可愛くてイインジャネ?
>>36 改変乙! ワロタ
イルマーレ、知らなかったけど、見たくなってきた。
キアヌのちょっと暗い感じと松ケン、なるほど重なるかも。
(いやでもそれなら、マトリックス風の方がもっとみたいw)
40 :
名無し草:2007/08/07(火) 18:15:17
>>26 >>38 ついでに「猟奇的な彼女」も お願いしたい・・・
ニコパンチ連発でロボをボコボコに殴りまくる・・・
い、いかん・・・
ニコロボが電車の中でジャンケン凸パンチしている図を
妄想してしまった・・・
ニコがロボを海に突き落とすところも見てみたい・・・
もちろん監督はニコパパでお願いします。
41 :
名無し草:2007/08/07(火) 22:54:43
「猟奇的な彼女」までくるとニコ本来の雰囲気が歪められてしまいそうで怖い
「僕カノ」でマイルドにニコが演じられたら可愛いと思うし萌えそう
でも「イルマーレ」の彼女の雰囲気が成長したニコにピッタリの雰囲気
と言う事で26さんのイメージは自分と良く合っていると思われ
42 :
名無し草:2007/08/08(水) 00:20:25
>>41 河野Pこのスレ見ているのかな?
我々の指摘に触発されて
その気になってくれたらいいのに・・・
お願いします・・・
43 :
名無し草:2007/08/08(水) 00:45:17
もし河野Pが見てるなら「イルマーレ」もいいけど普通にセクロボ映画化して欲しいよ。
44 :
名無し草:2007/08/08(水) 01:01:40
セクロボ THE MOVIE 見たいけど
たぶん無理だよね・・・
ということで、前向きな気持ちの切り替えをしたいのです・・・
しばらくニコロボ離ればなれ状態は
まあ、やむなしですわ・・・
仮にイルマーレで再競演してもすれ違いばかりで・・・
この場合、ハリウッド版みたいに
クライマックスで熱いキスを交わしてはだめなのです・・・
この二人は秘めたる熱情を演じることができるので
我々をさんざん悶えさせてくれることでしょう・・・
45 :
名無し草:2007/08/08(水) 01:37:52
>>44 なんでダメなの?マツケンのファンが発狂しやすいから?
あと一応SSスレでもあるので、むやみにageないでくれ。
sage進行よろしく。
46 :
名無し草:2007/08/08(水) 07:32:17
DVDの売り上げ的には、木更津パターンで映画化も射程圏に入って来てると思う。
元々映画になるのを狙ったようなキャストだし。
問題は木皿さんに脚本が書けるかどうか。
47 :
名無し草:2007/08/08(水) 09:47:56
木皿さんは無理というかもう勘弁してほしいなー・・・
相方さんも書けない状態だし。恋愛嫌いな人たちだから、映画になって
までまたニコロボが微妙な関係で終わるなら、もう見たくないよ。
純粋なドタバタならクドカンとかにお願いしたいな。
本命は小林靖子さんっていう脚本家。
『特警ウインスペクター』(「雨に泣くロボット」)を見て脚本家になった
珍しい人で、アニメや特撮物中心に活躍、今仮面ライダー電王の脚本家。
複数の展開をまとめる過程が丁寧で、爽快でいてかつマニアっくで、
重いテーマの脚本も書ける人。子供が見ても大人が見ても面白いものを書
くんだよね。この人ならマックスロボをうまく使って書けるだろうし、
若い子たちの内面もうまく書けると思う。ただ月9のようなドラマが嫌いと
言っているので、依頼するには骨が折れそうだ。
48 :
名無し草:2007/08/08(水) 10:04:41
月9のノリは私も勘弁だなあ。なんかあの2人は違うと思う。
木皿さんはいぢわるだからなー、決定的に別れさせられそうでヤダ。台詞とか好きなんだけどさ。
これだけキャラ設定が固まってたら、他の人が書いても大丈夫じゃないかな?
49 :
名無し草:2007/08/08(水) 10:34:29
木皿さんはいつも若い子には厳しいけど
(それがほろ苦いスパイスになっていて良かったんだけど)
正直、今回のいぢわるさはちょっと見ていて凹んだ。
プッチーニ以降ずっと追いつめられていくニコとか
「幸子」でロボに「あんたは変だ」って突きつけて、それ以降
ロボ側の感情面は無視して一方的に話を終わらせてしまうところとか
気まぐれに一海ちゃんとよっちゃんをくっつけて引き離すところとか
あんたこの人達に一体なんの恨みが?と思うようなドSっぷりで
「すいか」の時はここまで苦々しい感じじゃなかったのになーと思った。
本当に、セリフはいいんだけどね・・・。
50 :
名無し草:2007/08/08(水) 11:01:03
若い子に厳しいっつーより、苛めてるみたいで8話以降は本当に辛い。
ロボが変ってだけで済まされるなら、そもそもこのストーリー自体に意味がないじゃん!
ごぼ蔵なんかはハートフルで暗い中にも優しさがあって良かったのになぁ…。
恋愛したり、誰かとずっと仲良くしたいって結構大事な感情だと思うんだけどなあ。
51 :
名無し草:2007/08/08(水) 11:25:10
言いたくはないけど木皿さん夫婦?って55歳と50歳なんだよね。
その歳で尚且つ病気で、孫みたいな14歳のニコの気持ちになりきるのは、
無理だったんではと思う。たぶん木皿さんの世代では今の14歳の心身的にも
大人びてて、それでいて愛に敏感な子らのことは、わかりにくいと思うんだ。
もちろん、脚本家に役の年齢は関係ないのはわかってるけど、出来れば若い脚
本家たちの視点で結末してほしい気も。
不評だけど自分は5話のノンジさん脚本のニコロボが可愛くて好きだ。
52 :
名無し草:2007/08/08(水) 12:20:57
実際の視聴者はともかく、主題的には元々10代をメインターゲットにしてたはずなのに。
最終回でその世代を思いっきり凹ませる話にしてどーする、と思った。
なんで最終回だけ大人が自己投影してノスタルジーに浸るおとぎ話にベクトル向いてるんだろ。
「ライ麦畑でつかまえて」を読んでたはずなのに結末数ページだけピーターパンに差し替えられてた、みたいな。
原作のピーターパンはウェンディがものすごく可哀想な感じで終わるんだけどさ。
53 :
名無し草:2007/08/08(水) 21:16:22
>>38 ニコと韓国女優チョン・ジヒョンは顔のイメージが似てなくもないな
そっくりとは言えないが、彼女の出演したヒット作を日本版で
リメイクすれば可愛いニコがまた見える
セクロボ以降のニコに期待してるのでロボともども2ショットで
しばらく共演してムード盛り上げてほしいっす
54 :
名無し草:2007/08/08(水) 21:48:13
確かに色んな役者さん達がいて色んな組み合わせがあるけど、これ程このコンビを見ていたい!って言うのはなかなかいない。
最高のコンビだと思う。
自分の中では百恵&友和以来(古っ)
そういえばこの人達っていくつ離れてたっけ?
百恵さんなんか16歳位で共演してたよねー。
55 :
名無し草:2007/08/08(水) 22:30:21
>>54 7才違いだよ。百恵さん15才の時に共演して6年目に結婚。
百恵さんの主演映画13本のうち、12本は友和さんとの共演。
56 :
名無し草:2007/08/08(水) 22:40:18
寿々花ちゃん14歳(なりたて)で
松ケン22歳だから、8歳しか違わない。2,3年したら普通にカップル役が成立する年代。
松ケン老けて見えるけど、本当はロボより年下。
57 :
名無し草:2007/08/09(木) 00:50:30
本当に何年かして「セクロボ」が二人の馴れ初めで、
このドラマの記念碑的価値が上がれば将にお宝DVDになるかも・・・
そのためにはニコロボコンビの今後の活躍を大いに期待
58 :
名無し草:2007/08/09(木) 01:34:54
まあ、セクロボも下手に続編制作して
準備不足等で失敗してもツライので
6年後のイルマーレでの競演まで
しばらくはガマンガマンしましょう・・・
59 :
名無し草:2007/08/09(木) 01:37:58
セクロボ最終話を見終わったあとの
何とも切なくやりきれない感は、どこかで同じ感じを味わったと思ったら
デスノ原作のLの死に似てたw
作者のやりたいストーリーのために
キャラクターが犠牲にされた感。
それまでの行動や心理の積み重ねを無き物にされた感。
切ないねえ
SPで復活しないかねえ。
60 :
名無し草:2007/08/09(木) 09:33:11
百恵と友和って!!
だんだん中の人の交際応援になってきててワロス 分からないでもないけどw
これでもっと年が上の女優さんだと、直後にはもう別の人の恋人役だったりして
がっかりするんだよね。しかもTVで。
ニコもロボもそういう露出の少ない人だから夢が続いちゃうんだ。
61 :
名無し草:2007/08/09(木) 09:45:22
おーいみんな、
ここは中の人たちの恋愛や、別の作品のキャラの話をするところじゃないぞ。
スレ違いもほどほどになー。
大後ちゃんは監督関係の人とくっつくタイプじゃね?
監督に好かれる女優はみんなそうだよ。行定と不倫とかはないと思うけどw
62 :
名無し草:2007/08/09(木) 09:51:23
63 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:20:25
この辺でそろそろ気分転換に軽いのドゾ(長いけど)
*******
「絶対あのオヤジだよねー?」
「間違いないよ!ベストに鞄にあの……右手のロボット」
クスクスと女子高生の2人組の笑い声があたしの耳に届いて、思わずそっちを見た。
「なんか、やな予感」
まさか、でも、それしか……。
彼女達の視線の先を辿ると、キョロキョロと辺りをうかがいながらロボット片手に挙動不信な大男が1人。
「やっぱり……!」
足の長さに合わない丈のズボン、ベスト、斜め掛けの鞄に手にはマックスロボ(ああ、わかる自分がイヤ)。
しかもあれはあたしと初めて会った時の格好じゃん!どっからどう見ても、
「ロボだ……」
何してんだっつの!
「ねえどうする?」
「適当に奢らせて、お金貰って帰っちゃえば?モテなさそうだし払うんじゃね?」
えーっ、ちょっと、いくら何でも酷いような。
そりゃロボはバカでスケベでオタクだけど、騙すなんて許せない……。
「でもロボだって下心があって来てるわけだし」
知るか!と思いながらも足がムズムズして。
「ああっもう!」
あたしって損な性格だなあー。
64 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:23:09
「おまたせー」
久々に使ったセクシーボイスに、長い鼻の下(だらしねえ)のロボが振向いた。
「ううん、ちっと……も?」
パクパクと口を開いて何か言いたそうにしていたが、無視してあたしはその腕を掴んだまま、
「いいから!黙って付いて来て」
その場から連れ去った。
走り去りながら後ろの女子高生達の視線を感じ声を拾う。
「ちょっとアイツ違うみたいじゃん」
「えー?でもあの娘あたし達よりガキじゃね?」
別のロリかよー?って聞こえてきた。なんか、複雑。
「ニコ?ニコなの?何で」
適当に走ってやっと立ち止まると息を切らしながら、ロボはまだわけがわからない様子であたしを見てる。
「……ハァ、ハァ。あのさロボ、もしかしてテレクラで待ち合わせしてたんじゃない?」
「何でそれを」
「……やっぱり。バカ!お金巻き上げられるとこだったんだからね!」
「へっ?そうなの?」
「あたしがいなかったらロボ、騙されてポイだよ」
がくんと肩を落としてうなだれるロボが、ちょっとだけ可哀相になってきた。
「言い過ぎた、ゴメン」
「ううん。俺って進歩ないかなあ」
確かに、否定はしない。
65 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:25:31
「テレクラ懲りたら?結構イタイ目あってるんでしょ」
「何でわかんのっ!?」
わからいでか。
「……ニコ、何してたの?」
「ん?図書館がいっぱいで勉強出来ないから出て来たとこ」
「そっか〜。ニコ受験生なんだ。……1年振りだなあ」
そっか、そんなに会ってなかったんだあたし達。
「ねえニコ、だったら家においでよ」
「えっ?」
「図書館より確実に空いてるよ……って、やっぱ良くないかな?」
「いいの?」
「へっ?」
「あたし、また行ってもいいの?」
「うん、いつでも」
ロボは拒絶なんかしない。そうだよ、離れたのは……あたしの方だ。
「あ、でもさ、あたしがいたらテレクラ行けなくなんない?」
「ん〜」
じいっと眺めながら、ロボは次の瞬間ポイッと会員証を捨てた。
「はあ?何してんの!」
「い〜の!」
早足で歩くロボの後を追っかけながら問うあたしに
「俺が通ってたの、このためだったんだよ、きっと」
「えっ、何それ」
「最初と同じ事したら会える気がしたのかもって、ニコに」
あたしに?会いたかった、って事?
「もう必要ないもんね?」
1年経っても子供のように笑うロボが眩しくて、あたしは
「どうかなー?」
って返すのが、精一杯だった。
66 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:28:08
終り入れ忘れたorz
ごめんなさい
67 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:44:19
可愛い! ジンクス大事にするんだよね、ロボはw
68 :
名無し草:2007/08/09(木) 12:46:06
続きが読みたい!
gj
69 :
名無し草:2007/08/09(木) 17:02:23
雑誌のインタビューで、大後ちゃんが今一番ほしいものは、彼氏だそうだ。
ニコの影響!?
建前は恋愛を夢みる乙女、裏でニコみたいに恋に冷めた目してないといいけど
70 :
名無し草:2007/08/10(金) 12:37:46
年齢も丁度いいし、2年後くらいにこの2人で「高校教師」とか見てみたい。
演技が凄くてハマるかもしれない
71 :
名無し草:2007/08/10(金) 13:29:35
うわーっそれって、それって
教師と教え子、今以上にタブーな関係w
ある意味結ばれるけど、なんか違うっちゅーか、泣いちゃうだろ!!
幸せになって欲しいんだよー(TT)
やったら絶対見るけどなww
72 :
名無し草:2007/08/10(金) 13:42:37
なんかこの二人だと普通に爽やかな純愛になっちゃって
あのインモラル感は出せないと思うぞ。
在学中は清い関係で、卒業後さっさと結婚して
結婚式で堂々と「ケンイチさんが勤務している〇〇高校で
当時生徒だった寿々花さんとお知り合いになり…」とか言っちゃいそうな生徒と先生。
73 :
名無し草:2007/08/10(金) 13:52:36
ロボ先生と生徒のニコちゃんならそうかもしれないけどー(それも見たい)
役者としては、期待に応えてみっちりやってくれちゃいそうだぞインモラル
ぎゃー
それじゃスレチなのでなんとか、ニコの高校にロボが先生で来たりしないか
妄想してみる!(教員免許持ってるのかなー)
おまわりさんに転職してて、防犯教室とかでもいいなーって小学校かw
74 :
名無し草:2007/08/10(金) 14:20:13
75 :
名無し草:2007/08/10(金) 15:56:21
>>65 その後
「ちょっと、なんで俺のカレーだけ丼なの!?」
「だってロボんち1人分しか揃ってないんだもん」
そうだった。この間割っちゃったからもう1枚しか大皿がなかったんだ。
「だからってニコが使っちゃう事ないでしょうが!」
「やだいーじゃん、ケチ!」
しょうもない事でケンカして、あれから1週間になる。ニコがその時作ってくれたカレーは一昨日なくなってしまった。
「またこのまま会わなくなっちゃうのかなぁ……」
偶然またテレクラ絡みで出会って、今度こそずっとバカ言い合ってやっていけるかもと思ってたのに。
「やっぱり無理なのかなあ」
運命だってこっそり舞い上がってたのは、俺1人。そう思ったら泣きたくなってきた。
『ロボはダイヤみたいって思った事あるんだ』
ニコはそう言った事があるけど、俺は傷ついてるよ?少なくとも、ニコがいないのがこんなに寂しいこと、今になって悲しいよ。
76 :
名無し草:2007/08/10(金) 15:58:30
「ロボいるー?……って、どうしたの?」
部屋の真ん中で膝を抱えて小さくなって拗ねていた俺は、ニコよりも子供かもしれない。
「……もう、来ないかと思った」
「えっ、今週テスト期間だからって言っといたじゃん!」
そうだっけ?
「聞いてなかったんだー……そうだよね、丼カレームカつく!って怒ってたもんね」
「そんなに怒ってないでしょ〜?」
何か俺格好悪い?急に恥かしくなってきて。勝手にお茶を淹れに立ったニコを見てた。
「……やっぱり帰るね」
「えっ何で」
無言のまま靴を履き始めたニコの変わり様に意味がわからず慌てて、辺りを見渡す。
「もう鉢合わせすんの、ヤダもん」
え〜誰と?何の事?
「だって」
ニコの目線の先にある物を見て気付いた俺は、吹き出すのを堪えるのに大変だった。
「ニコ、お腹空かない?」
怪訝な顔のニコの手を引いて(!)、ちゃぶ台の横に座らせた。
「すぐ作るから待ってて、ね?」
キョトンとしてるニコの目線を背中に受け止めながら、フライパンを握った。
77 :
名無し草:2007/08/10(金) 16:01:57
「はいおまたせー。……って簡単に炒飯だけどね」
さて反応は?
「これって何なの?」
「ん?」
「だってこれ」
「それはニコのなんだよ?」
新しいお皿と、カップとお椀。
「また誰かを待ってたのかと思ってた」
「他の女の人の物だと思ったの?」
ニコは小さく頷いた。
ヤバい!なんか可愛いかも……。って、なに考えてんだ俺は?
「もうこれで、ケンカしなくても済むでしょ?」
「あたしのために?」
ちょっと笑った。あ〜、俺本当にヤバいかもしれない。
「食べよ!」
慌てて自分の皿の分をかっこんだらむせた。そしたらニコが背中をさすってくれた。
「もーバカ!」
「ゴメン」
落着いて水を飲んだら、思い切って言ってみた。
「だから、無駄にしないでね」
「ん?」
「こ、これからも、これ使いに来てね、ね?」
「……わかったよ」
ニコは上目遣いで呟いた。ちょっと顔赤い?気のせいかな。
「無駄にしちゃ勿体ないもんね」
「……嬉しい?」
またこくんと頷くと、ご飯を食べた。……やっぱ可愛い。
ねえニコ。ダイヤはダイヤでしか傷つかないんだって。
だから、ここにいて。ニコの居場所はいつでもあるから。
「おしまい」
78 :
名無し草:2007/08/10(金) 17:11:38
ハァハァ(´Д`;) かわいいw
チラ裏で恐縮だけど、自分は若い時に親が自殺同然にいきなり亡くなったんだよね。
でも外では気を張って普通にしていたら(本当は抗鬱剤漬けだった)
「##さんは強いですね〜」って言われて、実はものすごく落ち込んだことがある。
だから、最終話の「ロボはダイヤモンドで出来た星みたいだ。誰もロボを傷つけることはできない」
っていうセリフがやけに残酷に聞こえて辛かった。
弱そうに見えるロボが誰よりも自分を持ってて強いと言いたいのはわかるんだけど
そのあとニコがわりと一方的に離れてしまうから、「ロボは傷つかないから大丈夫」って
勝手に思ってるようにも解釈出来て・・・。
ロボだって傷つくことをニコが理解した時に、また二人が会えればいいな。
と思っていたのでこういう話は沁みる。
79 :
名無し草:2007/08/11(土) 09:28:34
80 :
名無し草:2007/08/11(土) 14:14:04
そうなんだよなー
ダイヤはダイヤでしか傷つけられないんだよなー
カンドー
81 :
名無し草:2007/08/11(土) 14:18:59
でもダイヤでだと傷つくし、燃えちゃうんだよなー
ニコが守ってあげてやって。 ああ、癒される
82 :
名無し草:2007/08/14(火) 12:06:51
サントラでnicoを聞くたびに切なくて胸がいたくなる。
マジであの二人を再会させて欲しい。自分の中でいつまでもいつまでもひきずってしまう。
木更津のみんなだってぶっさんに再会できたじゃないか。
でもあのPじゃDVDが売れてもそこまでの甲斐性は無いのかね・・・
83 :
名無し草:2007/08/15(水) 14:02:12
「見合い〜〜っ!?」
いきなり押しかけて来たとおもったら。
「お前もいい歳だろうが。30なんてあっという間だぞ!そろそろ身を固めて、
母ちゃんを安心させとくれ」
「そんなあ〜〜!」
いつだってこうだよ。母ちゃんには逆らえない。だけど、
「もう!俺は結婚だけは自分でちゃんと決めるから!!」
いくらなんでも一生物の愛だけは、この手で見つけてやる。
「とは言ったものの……」
彼女もいない。テレクラに行っても不発ばっかりだし、今から行っても同じだよなあ……。ああ、運命の出会いなんかいつあるんだか。
ぼうっと歩いていたら、小柄な女の子にぶつかった。
「いったあ!」
「あ、す、すいません!……って」
ある意味運命の出会いだったりしたりする?
「ロボじゃん」
「ニコ?ニコなのぉ〜っ!?」
目の前にいるのは、高1になったばかりのニコだった。髪も背も少し伸びて、なんかちょっと……。
「相変わらずロボットの事ばっか考えてんでしょ?それかテレクラー?」
がくっ。やっぱり中身はおんなじだぁ〜。
84 :
名無し草:2007/08/15(水) 14:04:27
母ちゃんの話をしたら大笑いだった。
「ロボが見合いねえ。ダメだ笑っちゃう!」
失礼な。
「いいよ、あたしに任せろ!うまく断ればいいんでしょ?」
とにかく言う通りにするしかなかった。
「今日は姉が用事で来れなくて代わりに来ました。結婚はまだですけど、お付き合い
してます」
久しぶりにニコは俺の部屋にやって来た。前と違うのはちゃぶ台を囲んだ俺達親子とニコのへんな緊張感。
「そのお姉さんとやらに会って見たいねえ。あなたのお姉さんならきっと美人だろうね」
そりゃあもう。ニヤついてたら台の下でニコにどつかれた。
「あ、トイレ借りますねー」
いきなり席を立っていってしまった。え〜、と思ったら携帯が鳴った。
「もしもし?」
『黙ってお母さんに回して』
えっ?意味がわからずアワアワしてたら怒られた。仕方なく母ちゃんに代わった。
「まあ、いつも威一郎がお世話に」
えっ何?と思ってるうちに電話は終わり、ニコが出て来た。
ああそうか。
ちらっと俺を見て笑った。ニコにはやっぱりかなわない。
85 :
名無し草:2007/08/15(水) 14:08:16
数日後、ニコをお礼に遊びに誘ってみた。正直断られたらとドキドキしたけど、いつもの調子で
「仕方ないなー」
なんて言いながらやって来た。
「お母さん帰ったんだ?」
「うん。とりあえず当分は大丈夫。助かったよ〜」
「良かった良かった。でも珍しいね。ロボがプラネタリウムに誘ってくれるなんて」
あの次の日母ちゃんは帰って行った。
『本当はあの娘のお姉さんなんて嘘なんだろ?母ちゃんは騙されないよ』
電話はともかく、やっぱりばれてたか。
『けどね、まあ孫の顔は気長に待つとするよ。縁と相性はそうそう見つかるもんじゃ
ないからね。あんた、もっと努力するんだよ!』
「どうしたの?……綺麗だねえ、みてよロボ」
「うん、綺麗だねえ」
作り物の満天の空も、……君の横顔も。
「うちの田舎は本物がたくさん見えるんだよ」
「へえー、みてみたいかも」
母ちゃん最後に言ってたなぁ。
『今度はあの娘連れて来れるまで、お前帰って来るんじゃないよ』
何年先の話だよー。
「ニコさ、今日来れたってことは彼氏いないの?」
「悪い?」
ううん、って笑ったらなによーって睨まれた。いつか見られたらいいな、と何となく思えて。
母ちゃん、俺頑張って見ようかな。ニコにあの空を見せられるように。
「終わり」
86 :
名無し草:2007/08/15(水) 18:58:13
いつも一枚上手なロボかーちゃんGJ!
ロボにニコをしっかりつかまえておくよう、もっと言ってやってくれ!
87 :
名無し草:2007/08/16(木) 04:27:56
ニコロボとプラネタリウムって似合うなー
88 :
名無し草:2007/08/16(木) 13:08:46
さすがロボの母ちゃん!
良いキャラだ! w
89 :
名無し草:2007/08/17(金) 04:31:39
恋愛物ではないです コントのような
「って あの二人 大丈夫かな〜」
「あらぁ ニコ 心配?」
「えぇ まあ」
「だって しょうがないんじゃない あの二人のせいで危うく仕事 ダメにする所だったんだから今度は
単純で面倒くさい事ぐらいしかやらせられないわ」
「・・・・そ う ですね」
遊び飽きた地蔵堂の二人が帰って来た、それを知ったニコは自ら志願してスパイになったらしい(もちろんロボを連れて)
「ぜんぜん 動かないね」
「だな」
「何でっ 出発早々 渋滞に巻き込まれるんだよ〜 しかも車で北海道まで あ〜 も〜めんどくさい〜」
「しょーがねーだろっ オレらがミスして社長に恥かかせちまったんだからよぉ 第一お前がロボットに見とれてないで
ちゃんとヤツを見張ってないから こーゆ〜事に」
「あぁ だったら よっちゃんだって女の人 ナンパ し て た でしょ」
「バカ あれは違う あれは 情報屋? そうオレの情報屋とネタのやり取りしてたんだよ」
「あっそっ なら何で その女の人の後ろ付いて歩いて おねがい おねがい 〜しないからって言ってたんだよっ」
「(こいつ とんでもないとこ 見てるな)お前 やっぱりホシ ぜんぜん見張ってねーじゃねーかよ」
「それは お互い様でしょ」
「バカやろ そうゆう時は お互い様って言わんねーんだよ ボコ」
「いった〜 何で殴るんだよ ぽか」
「おっ やるか〜」 (ボコ ぽか ボコボコ ぽか ボコボコ)
「あぁ〜 ちょっ ちょっと 待って」
「何だ もう降参かぁ?」
「違う 違うよ 何かこの車 周りの人達からジロジロ見られてるよぉ」
つづく
90 :
名無し草:2007/08/17(金) 04:34:55
つづき
「だろうな なんせ 後ろにぃ こんなパンダみたいな犬が乗ってんだからな」
「あっ ダメだ よっちゃん 後ろ向いちゃぁ 知らないフリ そう 知らんプリ いや違う 最初から乗ってました、
車買った時から乗ってました みたいな顔して他人を装うんだっ」
「どんな 顔だよ はぁ〜 いつになったら北海道着くんだ?」
・・・・・
「ハイ これ あげる この前の報酬」
「えっ でも 私 たいした事してないですよ」
「いいのよ それにまたスパイやってくれる お祝いとゆうか挨拶みたいなものね」
「あぁ それなら お言葉に甘えて・・・・
あ 飛行機のチケット・・・
!!!!ほ っ か い ど〜 北海道って 社長ー」
「フフフッ そう北海道のムツジロー王国。 その内あの二人が来るはずだから しっかり見届けてきて。」
「(あぁ はじめから決まってたんだ)わかりました、 でも見届けるだけなら わざわざ行かなくてもケータイで十分
確認取れるんじゃないですか?」
「だけなの? そうなの ニコ?」
「えっ?(あぁ 社長 この前の事すっごく怒ってるんだ 私たち 北海道で何やらされるんだろう)・・・・い っ て きます」
「ニコー 帰りは 三人で仲良く車で 急いで帰ってらっしゃい」
「は い」
おわり
91 :
名無し草:2007/08/18(土) 11:04:59
>>90 パンダみたいな犬ってのが気になるw
ロボとよっちゃんの掛け合いもニコロボと違って
面白いよね。なんか低次元のことで争ってて。GJ
92 :
名無し草:2007/08/19(日) 09:47:37
>>91 パンダみたいな犬と言っといて子パンダだと読んだw
到着してムツジローさんに会って
「えぇ!?これパンダ?うっそー、これ本物?やっべー」
と興奮しまくりよっちゃん
「もしかして…宇宙からいらしたんですか?」
と、失礼極まりない発言をするロボw
93 :
名無し草:2007/08/20(月) 01:55:04
>>89 >>90の数週間前の話 再会物です
(ん? 何か視界の中に違和感を感じた)
「地蔵堂 あれ? 中に人影」
私は地蔵堂に駆け込んだ
「よっちゃんっ」
「おぉー ニコ 久しぶりだな」
「いつ 帰ってきたの?」
「昨日の夜にな」
地蔵堂の中には まだ怪しい品々は並んでなくて、よっちゃんが一人 お店の中を掃除していた。
それから私たちは今まであった事を、社長の楽しい?遊びの話 私は高校生になった事
ロボとは なんとなく会わなくなった事を話した
「そうか・・・あっ社長ならもうすぐ帰ってくると思うよ また仕事始めるんで挨拶に行ってるだけだから」
「ううん また明日来る 今日はまだやる事があるから じゃぁね」
私は走った三年前のあの頃のように・・・むーちゃんとは相変わらず友達だし 彼氏なんてモノもほんの一瞬できたりも
した お父さんとお母さんは時々ケンカするけど仲は良いみたい 一海ちゃんは就職をして一人暮らしの資金を
貯めていると言ってたけどあの洋服の増えようではまだ先の話だろう。 これなら大丈夫・・・ ロボに
「(カンカンカンカンカン ガチャ)ロボ いるっ?!」
鍵が掛かっている そうだよ いつもいつも部屋に居るわけないよね
「あれ? これ」
部屋の中を覗くと三年前ロボが昭子さんの所に行った時と同じ光景があった。
いつでも会えると思っていたのが いつの間にか理由がないと会えないと思うようになり それも些細な理由ではダメな
気がして今まで会えなかった、でも今日、社長とよっちゃんが帰ってきてくれた。
うれしくて うれしくて私 走って・・・・
「バカ バカって バカは私だ」
ただ意地になっていただけだ、成長し変わったと ロボに一々相談しない 子供っぽいロボの相手などしてられないと
大きな理由が必要だと言い訳をして でも違った、ロボはいつも私の中にいて相談したり遊んだり頼ってた・・・
会いたい 理由なんかどうだっていい 会いたいよ ロボォ
「どこいったのよぉ」
もう おそい・・・・・
つづく
94 :
名無し草:2007/08/20(月) 01:57:43
つづき 2/3
(カン カン カン カン カン) !!
「ニ コ ?」
「ロ ボ」
ロボを呼ぶ声が涙のようにこぼれた
「あれ? 制服 あ 高校生になったんだ それに何かちょっと一海ちゃんに似てきてるぅ」
一海ちゃんに似てる?そう言われて何故か うれしかった
「久しぶりじゃん どうしたの 急に」
(そう言いながらロボはドアの鍵を開け部屋に入ろうとする)
「ロボ どこか行ってたの?」
私はまた不安になった、ロボに好きな人ができて今はその人と暮らしていて たまたま部屋に帰って来ただけ
じゃないかと
「いや 時間つぶして晩ご飯の材料買って来ただけだよ どうして?」
「だって これ」
(白いカバーの掛けられた机やロボット達を力なく指差す)
「あぁ これ これねー 二、三日前から何か かゆくて今日 バルサンしたんだ」
「何でカバーなんか掛けるの 何で鍵なんか掛けるのよ」
のん気に話すロボにイラついて 私は怒鳴ってしまった
「ニコ だいじょうぶ? どうしたの?」
「社長とよっちゃんが帰ってきたの、それでまたロボに会えると思って来たらロボは居なくて そしたらロボが
昭子さんの所行った時の事思い出して 不安で不安で・・・ 今までずっと会いに来ないで急にやって来て
自分勝手な事言ってるの分かってる けど、いつのまにか理由がないとロボに会えなくなってて
どーやったら、何かいい理由が あ〜何言ってんだ 私」
「カバーを掛けてたのはロボット達がけむたいんじゃなかと思って 鍵を掛けてたのは誰か来てドアを開けて煙が
外に出ると大騒ぎになるだろ だからだよ どう 納得した?」
私の言葉を遮り ロボがなだめる様にやさしく話してくれた
「・・・・・うん 納得した」
うん 安心したよ
つづく
95 :
名無し草:2007/08/20(月) 01:59:26
3/3
「そう よかった・・・・ おれも 同じだよ ニコどうしてんのかな〜? 忙しいのかな? でも邪魔しちゃ悪いなぁとか色々考えてさ」
「なんだ 同じかぁ」
「おなじだよっ (スッ)」
そういえばロボと握手するの これが初めて
「!! 社長とよっちゃん 帰って来たんだって? 今から行ってみる?」
「ううん 今日はいいや よっちゃんに明日また行くって言ったし だから明日一緒に行こっ」
「わかった いや 了解しましたっ ニコリン大佐」
「よしっ」
「おぉ!」
「は は は は は
じゃぁ わたし カレー作るよ 材料あるかな〜?」
「じゃーん これ カレーの材料(鼻をこすり親指を突き出す) さぁ さぁ いつまでもこんな所でぇ
上がった上がったぁ」
私はほんの数時間の間に とてつもない不安と 途方もない後悔を経験し やり直す事ができた
もうこんな経験はしたくない 素直になろう 会いたい時は会いに行こう 言いたい事は伝えよう
「ねぇ ロボ そういえばさっき 私の事 一海ちゃんに似てきたって言ってたよね
それって 私に ときめいた?」
次の日 私たちは地蔵堂に行き社長にスパイになりたいと志願した。(ロボはほんの少し抵抗したけど)
社長とよっちゃんは特に驚いた様子もなく むしろもっと早く来れなかったのと言わんばかりに仕事の話を始めた。
どうやら ロボと再会できた私は人生最高にテンションが上がってたらしい、やりますよ やらせてもらいます。
あぁ それと 私があの時 ロボにした質問の答え 秘密だよ、 だって私たちは スパイ! だもん
おわり
96 :
名無し草:2007/08/20(月) 03:38:35
【ある日の2人】
ぱちっ! TVを消す音
ロボ「ふう〜パパムスおもしろかったねー!」
ニコ「でもあたしはお父さんと入れ替わるなんてヤダなぁ」
ロボ「俺はニコとだったら入れ替わりたいな〜!」
ニコ「はぁぁ〜。 何エッチな想像してんの!バカー」
枕や雑誌がロボの顔に飛んできた。
ロボ「違うよ〜。ニコなら桃山チャコのコスプレ似合うと思って!」
ニコ「?」
ロボ「でもニコ。そんな事してくれないでしょ?」
ニコ「いいよ。」
ロボ「えっ!」
ニコ「ロボが見たいなら1回ぐらい、いいよ。」
ロボ「本当! ヤッター!」
ロボは段ボール箱から10着以上も衣裳を取り出してきた。
ロボ「くぅ〜。ここ数カ月節約して良かったなぁ」
ニコ「あ〜!だから今月もパン耳ばかりで、デートもなしだったのね!」
ニコは怒って家に帰ってしまった。
ロボ「ニーコ〜! 待って〜! せっかく、せっかくデジカメも買ったのに〜!」
女心の解らないロボとニコの明日はどっちだ!
(終)
97 :
名無し草:2007/08/20(月) 04:39:16
ちょっw
ニコに桃山チャコは無理w
ぶさチャコになっちゃうw
98 :
名無し草:2007/08/20(月) 11:22:43
99 :
名無し草:2007/08/20(月) 11:27:01
>ロボはいつも私の中にいて相談したり遊んだり頼ってた・・・
この一節にぐっと来た。
最終話のニコを見ると本当にそんな風だった。
会わなくなっちゃったというより
神様(Pと木皿さん)に、会えなくさせられちゃったんだなあ。
でも、神様の気まぐれよりも二人の絆は強いと思う。
そこまで神様の計算通りだったら、見事に踊らされてしまったわけだが。
>>89 GJ!
こういう、微笑ましくてバカらしい掛け合いスキ w
>>93 GJ!
おもしろかった w
>>96 バカップル ニコロボ w
GJ!
>>98ただ妙な空白が読みづらい
読みづらいですか そうかー
自分は句点の付け方が下手であまり使いたくないのと、
ニコとロボの会話のイメージは漢字を多用した硬いものでなく なるべく平仮名で柔らかく書いてます。
平仮名ばかりだと、文章が読みにくく感じスペースキーをぽちっと、あとセリフとセリフの間にちょっとした間を設けないと
矢継ぎ早にしゃべってるようで一言一言選びながら探りながら話してる雰囲気、それを表現した結果があんな文章になった理由です
改善出来るかどうか分からないけど、とても参考になりました。 ありがとう
あとひとつ、自分は恋愛物はだめだなぁ 経験不足の忍法不足です。
いま「お祭り男」っての書いてます、無事できたら書き込ませて下さい(超難航中)
>>102 題名が気に入った。期待している。あ、でもプレッシャーに感じないでね。
突然、児童文学ですが。
佐藤さとる「だれも知らない小さな国」を、十何年ぶりかで読み返したらなんかロボとニコですー
主人公はせいたかのっぽのせいたかさん。
電気関係の仕事でw お金無いけど自分の小屋で小さい人に囲まれて幸せでw
不思議な場所で出会った女の子と運命の再会、ふたりきりの秘密を胸にw スパイ活動?まであってw
たまたま手にとったんだけど、途中からもう脳内ではせいたかさんをロボが演じてた。しっかり者で
ちょっと不思議なおちび先生はニコにぴったり。
(園児に創作童話を語るところ、そりゃもうミラクルボイスでw)
ニコロボにはめなくても、もちろん超名作で好きなんですけど。
お似合いの2人が上手くいきそう(続編では結婚している)なラストが、ニコロボだと
余計に幸せになりました。
誰か「ああ分かるー」って人がここなら居てくれないかなぁ と思って。
脳内で映画化しながら寝ようっと。
>>105 スマソ
その本読んだ事ないので分からんが面白そうだな
児童文学コーナー、チェックしてみるよ
情報dクス!
佐藤さとる、大昔に読んだけど忘れてた。
今度読み返してみる。
私は、「アズールとアスマール」というミッシェル=オスロ監督の
フランスのアニメーション映画を見た時に、
ヘタレで純粋な王子と、賢くて好奇心旺盛なチビ姫が、二人でお城を抜け出して
街を見に行く場面で、
「ニコロボ!ニコロボだよ!」と一人で盛り上がっていた。
二人で木に登って街を見下ろす場面の雰囲気が、ごぼ蔵の岩に登るところに似てたり。
王子は別の人とくっつくのが残念なのだが…orz
>>102 濁点のつかいかたがわかってないみたいだけど、日本のかたじゃないのか
な・・・?変な意味じゃなくて外国のファンもいるのかと。
>>108 改行の状態からみて、携帯から書いているのでは?
今は携帯からSSを書く人も多いよ。
>>105 さっそく図書館に行って借りてきた。
まだ読んでないケド。
>>106 >>107 >>109 105です、アリガ!
でもでも子供時代から始まるし、戦後だし、年の差はもちょっと近いしで
似てる似てると思って挑むと逆に全然違うのかも・・・と不安デモアリ
お楽しみいただけたら嬉しいデス
>>106 さんお勧めのフランスアニメを探しにツタヤに行って来まーす
>>111 ごめんなさい、その映画はまだ劇場公開中なので
ツタヤには無いと思う。あと何ヶ月かすれば入ると思うんですが。
なんか皆さんニコロボ切れが深刻だな…………………
私もだorz
>>89 >>90の後の話 「お祭り男」1/8
恋愛物ではありません、すごく長くなりました、ごめんなさい。
「あれっ?よっちゃん何作ってんの?」
「ラーメンだよ!ラーメン」
「わぁ!スゲー!!よっちゃんラーメン屋なれるんじゃないの?」
「いいか ロボ こ〜ゆうのは趣味でやんのが良いんだよ、オレのお客様は社長だけってな」
「ふ〜ん そーなんだ (パク)」
「あっ!てめっ!スープ作ってんだから野菜食ってんじゃねぇ!って熱くねーの?」
「あっ?あ〜!口の中が〜」
「は は は は は 罰だ!罰!」
「よっちゃ〜んロボ〜 こっち いらっしゃーい」
「はーいただいま」
「ふぁ〜いふぁふぁいまぁ」
「ニコもやっと来たから仕事の話よ。あなたたち、どのくらい仕事してないかしら?」
「え〜と、この前ムツジローさんトコで牛泥棒を探したのが3週間くらい前?」
「そうそう!ムツジロウのおっさん牛を王国に連れてきても、
『うちは放牧があれだから』とか言って柵も何にもねーもんだから連れて来ちゃ逃げられの繰り返しで。
『これ盗まれてんじゃなくて逃げられてんじゃないですか?』って言ったら、
『じゃぁ柵作ろう!』ってなって・・・・ひどい目に」
「だいたい、あ〜ゆう時ってドラマなんかじゃ『ムツジローさん俺たちも手伝うよ!』とかいって
近所の人たちが次々と現れて、涙流して 抱きあって 胴上げして」
「いや ヒコ とうあげはひないよ」
「あれ?ロボ 何かしゃべり方変だよ」
「天罰だ 天罰が下ったんだ なっロボ」
「へぇ〜(すごく聞いて欲しそうだから聞かないでおこう)」
「あななたち、とても楽しそうねぇ〜。
わたしの話、続けていいかしらそれとも思い出増やしに行く?」
「ぜひ仕事の話をっ!!」(全員整列 ロボの口内火傷も瞬時に完治)
「じゃぁ、改めて仕事の話よ」
つづく
つづき 2/8
「夏祭りの襲撃予告が出されたの。
前にも、この人物による犯行だと思われる事件が起きていて、
それは太鼓のばちを片方隠したり、
司会者の使うマイクに細工をしてかなりの確立でハウリングを起こしたり、
頭上のちょうちんの飾りを万国旗に変えたりと
地味だけど祭りの主催者に恥をかかせる事をしていたの」
「かなり地味だ」
「モチベーション上がんねぇ」
「別に良いんじゃないのそのくらいなら」
「だけど、今回は違う!
犯人はハッキリ!襲撃と言ってるわ、まだ何をするのか分からない。
でも、どの祭りを襲うかは分かってる!○○町の夏祭り!」
「あっ!私、その町のお祭り知ってる。なすびを投げあう変な祭りですよね」
「そうよニコ、投げなすび祭り」
「投げなすび? なすび投げ祭りじゃなくて? へんなの よっちゃんしってる?」
「しーっ」
「しーって何だよ!ここには発言の自由とゆう物がないのかっ!(社長の視線)
あっ!!社長すみません黙ってます」
「犯人の名前は、お祭り男。
最低でもこのお祭り男の特定に襲撃阻止、可能なら捕獲。
分かっているのはこれだけ、さぁ掛かってちょうだい!」
「は い!!」(三人が地蔵堂の外に散る)
ニコとロボはロボの部屋のパソコンで情報収集。
つづき
つづき 3/8
「ないな〜祭り好きのブログやら書き込みやらばかりで、それっぽいのは〜」
「あっ!ニコ これ『各地の祭りで、大食い大会中止の嵐。
それに待ったの男性、中止は中止とさらに大食いで怒りの抗議。
しかし腹痛を訴え病院に搬送』 バッカだな〜 これもないな」
「まってロボ!つづき『その後、男性は病院から姿を消す。
残されたメモには、祭り主催者に対する怒りの文面が』 これ」
「おぉ〜!!これだよニコ!やったー!」
「祭りは明日だ!○○町にいってみよう!」(互いに鼻をこすり親指を突き出す)
・・・・・・・
「よしっ!これで絞れてきたぞ、つぎは〜『よっちゃん もう来てたの?』おぉ!おせーぞ」
「お祭り男の顔はわかったの『ネットで拾ったんだ』でも名前とか住所はまだ」
「へぇ〜、上出来じゃないか、どれ見せてみろ!」
「えぇ!!よっちゃん名前わかんの〜」
「見てみね〜事には何とも言えねーがっ!!ビンゴ! 米 高次 32才!」
「うわっ!なんで?!何でわかんの? よっちゃん透視?催眠術?」
「今回、ヤツはご丁寧に予告している。
何か、この町に思い入れがあんじゃねーかと思い、祭りの関係者に話を聞いてみたが、
どいつもこいつも言われた事しかやらねー様な冷めたヤローばっかで。
でも、前に祭りの大好きなガキがいたのを覚えてた人がいたんだ。
そいつが17の頃、他の町に引っ越してて、その頃の写真がこれ」
「あっ!大食い失敗男にそっくり!」
「多分、ヤツはやる気のない祭りにビンタしてんだよ、それで今回は生まれ育ったこの町。
以前、この辺に住んでたらしいが、引っ越していて情報はなし。
しかし奴の家を探して見張るより、祭り会場で待ち伏せた方が確実に接触できる!だろ?
「そうだよね〜、はりこみ・びこう下手だからね〜」
「くぅ〜、何も言い返せないのか!オレたちはっ!」(三人はお祭り会場に移動し)
「じゃっ、今夜はここで野宿だ!はいニコ よっちゃん」
「ん(ニコは赤い寝袋を受け取り木陰に、その後に二人がつづく)」
つづく
つづき 4/8
「寝袋?野宿?いやっ蚊とか そう蚊取り線香あんのか?
ニコ!お前も女子高生が野宿とかいーのかよ」
「ん?あ〜私、寝袋ってけっこう好きなんだよね〜、それにほらっ蚊取り線香」
「あんのかよぉ」
「だれか来るっ!『お祭り男か!』・・・・わからない」
「あれっ?よっちゃんドコ行くの!」
「こんばんわ、あなた方はひょっとしてマキナさんの所のおっおおあ〜いっつ」
「私はニコです。
ヌンチャク振り回してるのがロボで、おじさんを羽交い絞めにしてるのがよっちゃんです。
おじさんは?」
・・・・・・・
「お祭りの会長さんが、こんな時間にどうしたんですか?」
「あぁ、あの襲撃予告、受け取ったの私なんです。
皆さんは、この投げなすび祭りの歴史をご存知ですか?」
「私は今年初めて聞きました。
しってる?『ぜんぜん』 『(スーツの埃をはたきながら首を横に振る)』」
「無理もない、この祭りまだ三年目なんです。
町おこしってヤツでね、
生産高が常に全国五位以内の町の名産なすびを使ってスペインのトマト祭りを模した、
実に微妙で安易なイベントなんです。
それでも、最初の年はまぁまぁ好評で翌年も何のひねりもなくやったんですが、
皆さん二年目にもなると冷静で、痛がるんですよ なすびを・・・
アザができたとか血が出るとか。
私たちも必死でアザじゃないなすびの紫が付いただけ、血じゃないなすびのむらさき汁が付いただけと
なだめすかし。
とうとう今年は、投げあうのを止めて玉入れ方式に換えたんです。」
「えっ!トマト祭りに玉入れなんかあったっけ?」
「シーッ」
つづく
つづき 5/8
「・・・・いいんですよ。
もう、祭りなのか運動会なのか分からなくなってて・・・
そんな時に襲撃予告が届いたんです。
全部知ってたんでしょうね、私たちの無様な祭りの運びを。」
「お祭りって大変なんだね〜、私なんか、ただ近所でやってるからブラ〜と行ってたもん」
「ニコさんの言う通りなんです。
近所でやってるから、夜風にあたるついでに、浴衣が着たいからとかお祭り会場で友達や知人に
会って、一言二言言葉を交わして、みんな笑顔で・・・・それが、痛いとかアザとか血とか」
「・・・・」
「でもっ!私たちは今年なすびで玉入れをやると決めた!邪魔はさせません!!
ニコさん!ロボさん!よっちゃんさん!私に力を貸してくださいっ!!よろしくおねがいします!」
「かいちょうさん」
「やるしかねーな」
「必ず!お祭り男ぉ阻止してみせますっ!!よしっそうと決まれば今夜は寝ずの番だ!
ニコ!よっちゃん!今のうちに寝ておくんだ!まずはオレが見張りに たぁーつ!!」
「モチベーション上がってきたっ!こりゃ寝てらんねーや!」
「私は寝るよ みんな徹夜で明日フラフラなんて御免だからねっ」
「!!そりゃそうだ もう柵作りはしたくねえ」
「えぇ〜」
「そうゆうことで会長さん、私たち交代で見張って明日も頑張るんで安心してください」
「ありがとうございます!それでは皆さんよろしくお願いします」
私たちは無事張り込みをこなし、夜が明け、日が落ちて祭りも終盤にさしかかった頃
「会長さんには悪りーが、こりゃ運動会だな」
「日本の奇祭、たんじょう」
「会長!!」
「やぁ!ロボさん、これは重装備だねぇ頼もしい。ニコさんもよっちゃんさんもご苦労様」
「お祭り男、なかなか現れませんなっ!」
「ん?そうだねぇ、祭りもこの試合で最後だよ、襲撃する価値もないと呆れてしまわれたのかなぁ は は は」」
「・・・・」
つづく
つづき 6/8
(ひゅひゅーひゅ〜〜ドドンッド〜〜ン)
「来たかっ!」
「あそこっ 花火!!」
私たちのいたお祭り会場は高台にあって、花火の上がった方向には河が前を横切るように流れていた。
ド〜〜ンド〜〜ン・・・ドーンドーン・・・ドンドンドンドドドドンドンドン・・・ドーンドーン・・・ド〜〜ンド〜〜ン
山の方から河端いっぱいの水中花火が次々と開き、私たちの前を横切り海へと消えて行った。
地響きの様な歓声の後、お祭り会場の人達は口々に「光の洪水、でっかい流れ星、火の玉が、天の川だ」
と興奮を抑えられず全身を使い叫んでた。
私は、彗星って近くで見れたらあんな感じなのかなってフワフワとした気持ちの中で考えてたら・・・・
「彗星だぁ!宇宙に行けたらあんなの見れんのかなぁ」
私とおんなじだロボ ロボの手にそっと〜
「ニコ!ロボ! お祭り男だ!! いそげっ!」
「はっはい!!(びっくりしたぁ よっちゃんはロマンチストではなくプロフェッショナルだった)」
急いで河に下りた私たちにできる事は、お祭り男が乗ってると思われる複数のモーターボートが
仲間を回収しながら海へと消えるのを見送るだけだった。
お祭り会場に帰ると、人のほとんど居なくなった会場を小さなゴミを拾い歩く会長さんがいた。
「おつかれさま お祭り男は、どんな人でした?」
「暗くて顔は見えなかったけど、私たちに聞こえるほど大きな声で笑ってました。
でもその笑い声は私たちをバカにして笑ってるようには聞こえなかった」
「そうですか お祭り男 笑ってましたか?」
「会長さん、お祭り男って何がしたかったんですかね?」
「そんな事、私には分かりませんよ。同じ町に住むみんなの喜ぶコトも分からないんですから。
ただひとつだけ言えるのは、私たちの祭りに集まったみんなを全部かっさらって、
自分たちの仕掛けたお祭りでみんなを笑顔に変えた、それも一生忘れられない光景で。」
・・・・・・
つづく
つづき 7/8
「会長さん、なんか かわいそうだったね」
「うん」
「おい!お前ら、明日なるだけ早く地蔵堂に来いよなっ!早くこねーと社長、何考えるか分かんねーからな」
「わかった!朝一で行く!なっニコ?」
「行く行く」
まともな仕事の出来なかった私たちは、朝一はおろか夕方といえる時間まで地蔵堂の敷居をまたげなかった。
「やっと来た、こっちいらっしゃい 今回の報酬は」
「北海道ですかそれとも沖縄ですか?」
「なに言ってんのニコ?ハイこれ」
「これ、金魚すくいのすくうヤツ」
「これはね〜 水に濡れても破れないの、でも指で押すと〜(ビリッ)、ねっ 金魚すくい放題よ。
会長さんがね、ありがとうって朝、持って来てくれたわ。」
「よかった〜(ドコにも行かなくていいんだ)」
「ほんと、会長さん落ち込んでなくてよかったな」
「う うん、そうだ!お祭り男はどうなるんですか?」
「さぁ?どうにも出来ないんじゃないかしら。
だって、会長さん警察には言わず、私たちだけに依頼して来たから
お祭り男の仕業だって事も警察は知らないんじゃない。
それに今朝、よっちゃんが河を調べに行ったけど一切痕跡が残ってなっかたって言うし。
花火の上がった時、河を立ち入り禁止にして火傷や怪我人も出ていない。
まぁ、爆音だけはどうにもならないけど、それも今は静かなものよ」
「そうですか。
会長さん、花火の後すごく寂しそうだったけど、何でありがとうって言ってくれるんだろう?」
つづく
つづき 8/8
「お祭り男の正体教えてあげたら、
『コウちゃんかぁ、 コウちゃんずっと怒ってたんだなぁ。
おじちゃん!お祭り、嫌いになったのか?楽しくなくなちゃったのか?って』
そう言って、うれしそうに帰っていったわ。
お祭り男、子供の頃に夏祭りの準備をよく手伝ってたそうよ。
祭りが終わっても最後まで残って神社のゴミを拾って歩いて、大好きだったのね」
「来年はぁ、神社で昔みたいにお祭りやってみようかなぁって言ってたぜぇ(台所から大きな声で)」
「そうだよね、あそこ広いけど遠いからね」
「結局、私たち野宿して、来る人来る人にガン飛ばして(お祭り男の顔、確認)、すご〜いきれいな」
「すご〜い綺麗な花火見たんですって?
やっぱり、あなたたちドコか行ってきてもらおうかしら?」
「はうっ!!(慌てて口を塞ぎ、心の中で透明になれ!透明になれ!と必死に唱える)
「さぁ!社長、ラーメンできましたよ〜」
「よっちゃん!ずるい!それオレもほんの少し手伝ったよねっ!ね?」
「てつだう〜?この口が言ったかっ!この口か?」
「あう あううう あう」
「やめろ!!ヒゲと髪の毛を同時に引っ張んな!」
「フフフッ 冗談よ!あなたたちと居るとほんと楽しいわねぇ」
「よかった〜(三人)」
おわり
長編ご苦労様でした。
あらすじみたいだけど、
いつものニコとロボたちにまた会えてうれしかった!
河というわりには海に消えていったとか、なすびの生産地なのに海辺?
とか、お祭り男って複数いるみたいだけどコウちゃんって?疑問が・・・ごめん
>>114 ほのぼのしててGJ!
寝袋登場して嬉しい w
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1187393400/185より まずは恋愛以前のお話なんだけど、包んだほうがいい?
[1]
「千葉の山中に、10年に一度しか実をつけないありがた〜い『伝説の桃』があるらしいの。
どんな伝説なのか、ちょっと行って調べてきてくれない?」
真境名が指定した山は意外と険しく、私とロボは数日間にわたって辺りを探索したが
どの木が伝説の木なのか特定できなかった。
「だいたい『変な形をしてて、虫が止まっている木』っていったって、どれも似た形の木だし、
どんな木にだって虫くらいいるだろ…こんなの自分で調べればいいじゃない、偉っそうに…」
(だから偉いんだって)
…なんか聞こえたが気のせいだろう。
帰りの駅の待合室で、地元のおばあさんに伝説の桃の話を聞くことができた。
でも、果たしてそんな木が本当に存在するのだろうか。
「その桃を食べると、人と人とが入れ替わってしまう」なんて。
[2]
「はあぁ〜、スパイも楽じゃないよなぁー」
「ちょっ、こんなとこで何言ってんのロボ!」
2両編成のローカル線。昼下がりの穏やかな車内で、ロボと私はため息をついていた。
向かいの席では、親子とおぼしきスーツ姿の男性とセーラー服の女子高生が桃を食べている。
「おいしいっ!」「だろ?」
さっきまで携帯に没頭していたその子が、思わず感嘆の声を上げた。父親も満足そうにうなずく。
ばつが悪いのか、その子はすぐに父親から顔を背けた。普段はあまり口をきいていないのだろう。
うちのお父さんは私や一海ちゃんと仲がいいからよくわからないけど、ああやって子供に冷たく
あしらわれている父親ってなんか可哀そう。まぁうっとおしいと思う気持ちはわかる気がする。
「よかったら君たちも桃、食べるかい?」
不意にそのスーツ姿の男性に声をかけられた。
「はいっ!では遠慮なく!よかったなぁニコ、ほら桃だよー」
屈託のない笑顔を見せるロボ。
「いただきマックス!」ムシャムシャ。私も思いきってかじってみた。
口の中に広がる甘み。なんとみずみずしい桃だろう。ここ数日間の苦労を忘れさせてくれる。
結局あの桃は見つからなかった。でも伝説なんてどうでもいい。
そう思った矢先、電車が、急停止した
[3]
「はい、こっちみてー、今度はこっちー、バイタルは?よし、大丈夫そうだねー」
目の前の医師が、立てた指を左右に動かしている。
気がつくと私はベッドに寝かされていた。どうやら病院らしい。
ああ、あれは事故だったんだ。何がなんだかわからないけど助かったみたいだ。
…そういえばロボは大丈夫なんだろうか?
「ねぇ、ロボは?」
そばにいたよっちゃんに聞く。
「はぁ?何言ってんの?お前ロボだろ。頭でも打ったか?」
へ?私がロボ?っていうか何でよっちゃんがここにいるの?私はニコ…あれ?こんな時計してたっけ?
混乱している私の病室に、「ニコ」が入ってきた。
「あぁーっ、俺の体ぁー!うっそぉー!」
普段の私ではありえない、素っ頓狂な声を上げる「ニコ」に、よっちゃんと私はドン引きした。
[4]
「俺はもうすこしこのままでいいな〜」
「はぁ?ちょっと何のんきなこと言ってんのよ!」
よっちゃんが喫煙所に行っているあいだ、私とロボは今の状況を確認した。
私とロボの体が入れ替わってしまった、ということ。
よっちゃんや他の人たちはどうやら気づいていないようだ。
今のロボの体では、家にも学校にも戻れないじゃん。
いくら私がニコだって説明しても絶対信じてもらえないだろう。
これからどうしたらいいのよ、もう。
こんな悩みを抱えているのは、宇宙で私(とロボ)だけ。
…なんて冗談いってる場合じゃないよ、はぁ…
書きながら投下してるのか?とワクワク待ってたんだけど。本スレの書き込みを
見ると中断or今日は終了??
そういう時は(続く)か(終わり)いれて下さいねー。
通し番号も、全部で何レスある中の、現在何番目かを出来たら表示して欲しいです。
・・・これは125さんだけじゃなく・・・。
『包む』ってなんでしょう?
130 :
125:2007/08/24(金) 01:09:45
ごめん。ささっと勢いで書き上げたから、ちょっとネタ切れなの。
ついでに、「包んだほうがいい?」と言ったのは「いえ結構です」とレスしてほしかったの。
今はまだ続きがまとまってないから、便乗して書いてくれる人を募集中。
なるべく長編はこっちではやめてほしいって流れだったような・・・
エロパロで書きたくないのかな?
一般的なSSスレのルールとしては
・通し番号(全部で何レス分あるか)
・投稿しながら書き直す・書き足すのは禁止。全部完成してからアップ
・投稿中断するときはその旨書く(スレが止まることになり他のかたが投
稿できません)
・終わりを明記する
・関係スレからのネタ・話題をそのままもちこまない
(みんなが他のスレも全部読んでいるわけではありません)
・身内うけや自分しかわからないような言葉はNG
・人を選ぶ内容(恥辱・好みの分かれるカップリング物等)は冒頭に明記する
・書き手と読み手の馴れ合いは必要以上にしない
(ここは貴方や誰かの個人作品スレではありません)
・自分のSSを大量に載せたい場合は個人サイトを作ってそちらでどうぞ
132 :
129:2007/08/24(金) 02:30:37
>>125 ごめん、セリフ遊びだったかー。 SSアップ作法のなかになんか
そういうのがあるのかと深読みしすぎた。
読みやすい文で面白かったし。また続き思いついてまとめてからアップしたら
いいんじゃないのかな。 他の人が続けるのって想像以上に違っちゃうよw
131さんも、詳しいフォローアリガ
リレー小説形式も案外面白いかも。
SS書いてる人達のスレ見たら、感想にレスするのはあまり良くないみたいだけど。
>>123 河というわりには海に消えていったとか
>川上から川下のみたいにに書こうと思ったんだけど、なんか違うなと感じて。
なすびの生産地なのに海辺
>海辺っていうほどのイメージじゃなかったんだけど、なすび なめてました。
コウちゃん
>米 高次(こめ こうじ)のこうちゃん、目の前に酒瓶があって原材料から名前を拝借。
お祭り男って複数いるみたい
>こうちゃんも大人になって、ちょいワルな友達ができましたってな感じ。
今度書く時は、こんないい訳の必要ない物になるよう頑張ります、あと短くてね。
ニコみたいに感受性の鋭い少女が成長期にロボのような希有な存在と出逢ってしまったら
その後、同年代の普通に無難な男子達と本気の恋なんか出来るわけがない。
初恋とか友情とか通過儀礼みたいな甘い言葉で語れるものではなく、
もう一種のトラウマ体験だと思う。
ニコが本当に救われるには、ロボともう一度出会うしかないと思う。
じゃなかったら、心に刻まれた刻印を抱えて一人で生きていく女になるだろう。(社長のように)
セクロボが変わりゆくニコの成長物語で、ロボの存在は一瞬の流れ星みたいなものでしかないと思っている人は
少女に内在するわけのわからんエネルギーをなめていると思う。
ロボは、大人と子供、現実と空想を自由に行き来できるマージナルな存在で、
そういう人は既存の価値観をあっという間に脱構築させてしまう力を
持っているために、実は現代社会では危険人物だったりする。
しかし、良寛さんやフーテンの寅さんがそうであったように
無害そうな冴えない姿で、社会のすみっこで自己充足的に存在しているので、
彼らの本質や真価はなかなか気づかれることはない。
(下手に気づかれると社会から排除されてしまう。)
だけどニコは気づいてしまった。
ロボという人間の本質を。
自分を守ってくれるかわりに縛りもする、世の中の既成概念が無意味なことを。
知ってしまったらもう後戻りは出来ません。行ってらっしゃい。
ニコの進む道は、やはりマージナルな存在である真境名の生き方に繋がっていく。
セクロボはささやかな少女の成長物語どころか、壮大な冒険譚の序章であり
ラストのスパイシーンは、ニコの願望というよりは、必然のシビアな未来図なのだろう。
と、ちょっとまじめに考察してみた。
ぬるぽ
ゼンマイ 1/2
エロくないです。
三年後に再会して、何回か仕事をこなしたある日とゆう事で。
ガチャ
「おじゃましまーす」
バタン
「おぉ!ちょうどよかったロボもいっしょか?」
「一人ですぅ、知らないよっ!あんなヤツ」
「参ったなぁ、社長のお気に入りの壁掛け時計が調子悪くてよ〜、
分解したは良いがどうやっても部品があまるんだよ、ロボならこーゆーの得意だろ?」
「だから知らないって言ってんでしょっ!」
「おっ!ケンカか?なんだ?何が原因だぁ?」
「もう、うるさいっ!それより社長は?いないのぉ?」
「あぁ、今日は帰りは遅いぜ、社長に何か用か?」
「いや、別に聞いただけ」
「なんだそりゃ、で?原因はなんなんだ?」
「はあー?」
「いや、いいわ」
会話のない地蔵堂の店内で、よっちゃんの作業をぼんやり眺めるニコ。
つづく
つづき 2/2
「そうそう!最近、ロボに格闘技教えてやってんだよ」
「ロボのコトなんかいいよ」
「まあ聞けってぇ、これがおもしろくてよー」
「・・・」
「まず基本のパンチからだ!ってパンチ打たすんだけどよ、フニャフニャで終いにゃぁ手首を捻挫して
攻撃してんのかされてんのかドッチだよってな」
「怖がりなんだから殴ったり蹴ったりできるワケないよ!」
「そうだな(安心したような微笑を浮かべ)、それで次は護身術をやったんだよ。
パンチの捌き方・ナイフの対処法・後ろを捕られた時、そうゆうのやり出したら真剣になってよ。
こっちの体力も考えろってな」
「ふーん」
「で、そん時やたら聞いてくるんだよ。
となりの人が殴られそうな時は・となりの人がナイフで・となりのひとが・となりの人がってな」
「・・・?」
「お前のコトだよ、ニコ。
あのビビリが必死によー、まっ実際に動けるかどうかはわかんねーけどな」
「なによ!ぜんぜんっおもしろくないじゃない、つまんないから私、帰る!」
「おぉ!帰れ帰れ、走って帰れ!」
「(なによ〜)」
「あ!もしロボに会ったらコレ(壁掛け時計)助けてくっれ言っといてな、じゃぁな!」
「・・・、ありがと。」
ガチャ、バタン
「世話がやけるねー。えぇ〜、なんでゼンマイがあまるんだよ」
おわり
喧嘩の原因が気になりますぅ。w
密かにニコを守る練習をするロボ格好いい!
GJ!
よっちゃんナイスフォローだ。
ロボ、ヘタレだけどカッコイイ!
よっちゃん、プロフェッショナルなフォローGJ!
最後の台詞が良い味出してる!
GJ!
最近のSSってニコにとことん都合のいいやさしい男=ロボって感じが嫌だ。
腐女子が好みそうな、優しくて怒らなくて男っぽいところがなくて、
放っておいても追いかけて愛してくれてエッチも要求しなければ我慢
してくれて・・・みたいな。現実にそんな男いないよ・・・。
腐女子の好みなロボだったら、エッチの相手はよっちゃんだろーw
それはそれとして。
じゃあ真境名やよっちゃんはニコは現実にいるのか?とか
どんなロボならリアルなんだ、とか言い始めるとキリがない。というか
虚構と現実をはき違えているのは貴方じゃないかと。
誰も貴方の好みに合わせては書いてくれません。
(エッチなロボが読みたいってなら、他スレにあるけどねw)
そもそもエロはスレ違いだからね
本編のプッチーニ編とかを見ると
ロボは惚れた女にはけなげで優しい男というイメージだし
ニコとの雰囲気の良さから、ニコを女性として意識したら
どうなるか、っていうのもわりと想像しやすい。
多少書き手のドリーム入ってるとしても、
「ロボはこんなこと絶対言わないし、しないだろ!」っていう
イメージが逸脱しすぎる作品は無いように思うんだけどね。
>>143は書き手なのかな?
だったら一度投下してもらいたい(いやこれは煽りとかじゃなく)
自分も書く時はイメージには充分気をつけてるつもりだけど、やっぱり多少書き手の勝手
が入ってしまうし、違う視点を持つ人のSSも読んでみたい
ていうかSS批判は良かったんだっけここ?
>>147 特定の作品を指定して言っているんじゃないならいいのでは?
たしかに書き手が女性ばかりだと多少ドリームは入っているよね。
ま、妄想の世界くらい夢みてもいいんじゃないの。
ここはセクロボSSスレじゃなくって、「恋してるニコロボ」スレで、
そこから派生したSSだもん。そりゃ、現実にいそうじゃない男になるでしょう。
ドラマのロボがこんな風だったら、恋愛要素は確定で、あるのないのって論議にも
なりゃしないww
私は逆に、作品を指定せずに文句だけ言ってるのが腹立つ。
ホントに指定されたら尚顰蹙だけど、せめてどんな時にどうするロボが読みたい、
ぐらいの具体例をあげてくれなくてはただの愚痴でしょ。
>>149 なにも貴方が腹立ててまで具体例を待つ必要はないと思うよ〜
ここが自分のブログとかならともかく。
まあ、嫌なら見なきゃいいだけの事なんだからさ。
文句があるなら何で覗くのかとは思うが。
せっかくいい感じにマッタリ進行してたんだから、以降スルー
散々反応しておいてスルーって^^;
みなさんもっと落ち着いて。反応して煽るようなこと書くほうも悪いよ。
読むのは自由だし書くのも自由なんだから。
たんに
>>143は甘甘ロボに飽きたって意見でしょ?
そういう意見もあるのかぐらいのことでしょ。
話かわるけどハウルの動く城のハウルも、ソフィーに甘甘でへたれ夫で
可愛い。恐妻はある意味理想的なのかも。
ニコに「あのさあ、大変な時にいれなくて、ごめんね。」とうるうるしながら言ったり、
昭子さんに「ぁ〜見送ってくれる人がいる〜」「頑張ってね(はぁと)」とか言ってるロボを見ると
自分的には甘くないロボを想像する方が難しいな。
煽りじゃなくて、そういうのを上手く書ける人がいたら是非読みたいです。
甘いの ↓
「いただきまーす……あれ、ロボ食べないの?」
「あ〜ん」
「バカ!自分で食べろっ」
「だってスプーンない」
「自分で取って来い!」
「ちぇ〜っ。……ああいうの夢だったのにな」うるうる。
「うっ……もう!今日だけだからね」
「〜♪♪♪」
「……またロボにハメられた気がする……」
甘くないと↓
「いただきまーす。あれ、ロボ食べないの?」
「スプーンないよ」
「あ、ゴメン忘れてた」←取りに行こうとするニコ
「もういいよ、それくらい自分で取るよ」
「ああそう、ゴメン」
「いただきマックス」
「美味しい?」
「うん」
「……(なんか可愛くない)」
ダメだ自分の力じゃこれが限界 orz
どうも甘くないロボは書いてて普通の男になってしまってつまらんし難しいね
読む人はわからんが
>>154 バロス w GJ!
甘く無いの普通過ぎてワラタ
>>154 なごんだ、GJ!
それに「甘くない」のだと、誰だか分からない罠w
(ロボだとしたら怒ってるみたいだよ〜)
SSってぐらいで短い中、誰のセリフかはっきりさせる為にもキャラ誇張がより
入るよね。 ストーリーもそれに影響されそうw
>>154 甘いの ↓
「いただきまーす……あれ、ロボ食べないの?」
「あ〜ん」 「バカ!自分で食べろっ」 「だってスプーンない」
「自分で取って来い!」
「ちぇ〜っ。……ああいうの夢だったのにな」うるうる。
「うっ……もう!今日だけだからね」
「〜♪♪♪」
「……またロボにハメられた気がする……」
自分風にすると、
「「いただきまーす……あれ、ロボ食べないの?」
「ニコ、これはオレを試してるのか?」
「なにが?」
「だって!これ!スプーンがないでしょっ!!」
「あぁ、ごめん、単純に忘れただけ。スプーンとってくるよ」
「いや、まてニコ!
これはいい機会だ、オレたちは常識に縛られて物事を考えすぎている。
オレはやってやる!スプーンなしでこいつをー」
「なにごちゃごちゃ言ってんの?はい、スプーン」
「あ!ありがと、いただきマックス!!」
だめだ!萌えも甘さもありゃしない
>>158 自分154だけど、ありがとう、感動した!
つか、笑ったwww面白かった、GJ!
つー事は、甘いのしか書けん自分はやっぱり腐なのか、そうなのか!?
>つー事は、甘いのしか書けん自分はやっぱり腐なのか、そうなのか!?
そんなことはない。安心しろ。
俺も自分流の作ったがニコとロボが大喧嘩して別れてしまった orz
やはりニコロボだと甘いのしか書けない
ニコがクールな分、ロボの方が恋愛寄りな性格が目立ってどうしても甘くなる
でもそれがまたいい味出すんだよね
だからこの2人は可愛いし和む〜
震える男 1/4
暴力(ほどほどの)あり、ごめんなさい。 ゼンマイのしばらく後の話。
「ロボォ!」
「おっと!ねーちゃん、そこ動くなよ」
ターゲットの男を追跡している内に廃屋に誘い込まれたニコとロボ。
二人が離れた隙を付かれ、腹部を刺されてうずくまるロボ。
「朝から、チョロチョロ嗅ぎ回ってるがお前らナニモンだ?」
「はぁっ はぁっ はぁっ」(苦しそうに息をはく)
「お前に聞ぃてるんだよぉ、えぇ?」(傷口を蹴る)
「あ”ぁぅ」
「ちょっと!ロボ刺されたの?」
「なんでもないっ このくら い」
「そうだよな〜、このくらい何でもねーよなぁ」(傷口を踏み込む)
「あ”、あーっ」
「で?話す気になったか?」
「スパイよ!」(混乱し簡単にバラすニコ)
「スパイ?で、そのスパイさんがオレに何の用があるんだ?」
「・・・」
「へっ へっ へっそりゃぁ、秘密だよな〜、
シロウトのくせにそのへんはいっちょ前か?おいっ!!」(ボールでも蹴るかのように再び蹴る)
「がぁ!」(ぐったりとするロボ)
「やめてー!ロボッ ロボォー」(混乱に追い討ちをかけられ、ただ叫ぶだけ)
「お!ねーちゃん、よく見ると結構かわいいじゃねーか。
こいつ元気なくなったから、今度はねーちゃんに相手してもらおうか」(ニコにジワジワと近寄る)
「ニコ!逃げろっ!」(上体を起こし大きな手振りで)
「でも、ロボが!、?」(あれ?)
「いいからぁ!」(ごそごそ)
つづく
つづき 2/4
「でも」(ニコの目から迷いが消え、男に合わせ後ずさりをする)
「怖がるなよ、なぁ」(ニヤニヤしながらニコに近寄る)
シュッ 男の視界に黒い物が入った瞬間それは頭部にグルグルと巻きつき、男の視界を奪った。
「ニコォ!」
「えい!!」(男の股間を蹴り上げる)
その場に崩れ悶える男の手を強引に後ろに回し、手際よく縛るロボ。
「油断したねー、おじさん」(そう言いながら頭に巻きついた物をずらし目が見えるようにする)
「お前、何でピンピンして?」
「あっ!これ?もちろん血のり!
それでこれは、こんなにオシャレなのに防刃ジャッケット!」
(ベストにはロボお手製の鎖かたびらが仕込まれていた)
「ちっ、こんなヤツらに・・・」
「そう!こんなヤツらに。
色んな人と戦ってきたけど、見た目で判断してなめて掛かって来たのおじさんくらいじゃないかなぁ?
オレを拘束もしないでニコに気を取られて背を向けるなんて、プッ シロウトだね」
「はい はい、自慢はいいから警察に電話!」
「え?ニコが電話してよ、もうちょっと自慢したいから」
「さっさと終わらせて帰ろうよ!もうこんな時間」
つづく
つづき 3/4
「それじゃ続き、今おじさんの頭に巻き付いてるのはベルトでさー、
裏がマジックテープになってて、手足を縛るロープの代わりになったり頭に巻き付けて目くらまし。
もう一つ機能があって、こうやって水を掛けると・・・」(ミネラルウォータをかける)
「何する気だ?スパイがオレに何の用が、いだあああ」
「ベルトが膨張してギュウギュウ締め付けるんだ!」
「あああ、あっ(ガクッ)」
「あ!気絶しっちゃた、ベルト返してね」
「ロボ、もういい?帰ろ!」
「あ!はいはい」
廃屋を後にし、帰り道。
「ねぇニコ、すごく上手くいったんじゃない?」
「え?そうだねー、でも尾行もバレバレでピンチになったんだから、まだまだだよ」
「あのピンチからの大逆転、ドキドキするじゃないか!」
「ってゆうか、あのおやじ!ほんっとむかつく!!イヤラシイ目で、あ〜もっと強く蹴っとけば良かったぁ」
「???そういえば、あのおじさん何だったんだろうね?
悪い人には違いないけど、ちょっと可哀相だったかな?」
「まさか、あの状況で『尾行の練習してただけ』っていっても信じてもらえないだろうし」
「そうだな〜、あれ?ニコ電話したの?」
「してないよ、だってどうやって事情説明すんの?
私たちはスパイで、尾行の練習してたらど〜のこ〜のって、めんどくさいじゃん」
「なるほど、おじさんも気が付いたら足は縛ってないんだしブツブツ言いながら帰るよね」
「あははは」
つづく
つづき 4/4
興奮が冷め、落ち着いた口調で話し出す。
「・・・ニコ、危ない目に合わせてゴメン。
今頃になって震えてきた、もし相手がプロだったらニコを守れていたかどうか」
「謝らなくていいよ、あの時すっかりパニックになって、本当なら私が何とかしなくちゃいけないのに。
ごめん、たすけてあげられなくて。
ありがと、守ってくれて」
「ニコがいいって言うならいいけど。
でも、これだけは言わせてよ
オレはーこれからもずっとー全力でニコを守るっ!!」(夜空の星に誓うように大きな声で)
「・・・、おねがいしますー」(ロボのテンションに付き合うように大きな声で)
『いつもならテレかくしに「バカッ」って言ってしまうけど、それはロボの言葉を否定するようで言ってはいけない気がした』
「へへっ。 やっぱり、あのまま放って置くの心配だから、気が付くまで見て来るよ」
「(自分を刺した奴なのに)しょうがないなー私も行くよ、遠くで見るだけだからね!」
・
・
・
『私たちはその時、気付いてなかった。油断とは自覚できるモノではないと』
おわり
おいおい、尾行の練習でそこまでやったらマズイだろうw
168 :
167:2007/09/02(日) 01:57:50
あ、ちなみにまだ途中ですので注意願います。
続きは不定期です。
>>168 ノベライズ乙です。素晴らしい。良く書けているので、
読んでいるとTVの映像が浮かんできます。
映像を文章で表現する素晴らしい才能を感じます。
頑張って続けてください。
で読んでいて、些細な点ですが訂正点を気づきましたので
ご確認下さい。
〜〜〜〜〜〜
2.セクシーボイスとロボ の21行目付近の2本の電柱の張り紙ですが、
ニコ目線だと左右逆だと思います。
細かい点ですが、ニコが利き手の左手で指さすシーンが印象的です。
170 :
167:2007/09/02(日) 14:55:11
>>169 ご指摘どうもです。
修正しておきました。
どう違和感なくつなげるかで頭悩ませながら書いてますw
ただ、暇あるときに書いてるので進みが遅い上に完結するかどうかが未知数で・・・
ガンバリマスです。
>>170 好きな映画のノベライズ作品は結構読んでるのですが、
このレベルなら出版されてる作品にも負けてないと思います。
お世辞ではなく。1話時点で、2話や3話への引きをさりげなく混ぜているのもいいと思います。
楽しみにしてるので頑張って下さい。
うむ
ノベライズの人さん、更新乙です!
のんびり、ノベライズの人さんのペースで頑張って下さい!
ブックマーク済で、いつも楽しみにしてます!
175 :
名無し草:2007/09/07(金) 05:15:08
>>173 プロフェッショナルな仕事乙
DVDの特典や未公開シーンで
細かい設定などが明らかになるかもしれないから
続きはDVD観てからの方がイイんじゃない?
修正しないといけなくなったら面倒だし
ageちゃった
ごめん・・・
あたしってダサい・・・orz
俺は許してるから。
178 :
名無し草:2007/09/09(日) 21:51:09
本スレで皆ニコロボの関係について深く語ってるな(゜゜)
某衣料のCMを見るニコ。
「あ、この俳優好き。こういう男の人いいよねー」
「ふ〜ん。ニコってそういうのがタイプなんだ〜?」
「なに悪い?まぁロボとは真逆だもんね」
「……そんな事言ったらニコだって俺の好みとは結構違うけど」
「(ムッ!!)別にロボの好みになる必要ないじゃん」
「そうだな〜。髪の長さも色気も(ボソッ)胸の大きさも違……」
バシッ!!
「痛ーーーーっ!て、ちょっと、な、いきなりビンタ!?」
「もーバカ!誰がロボなんかっ!どうせあたしは子供だしっ」
「そうそ……ってうわ、グーは痛いグーは!」
「どうせ一海ちゃんみたいにはなれないよ!」
「そりゃそうでしょ」
「なっ!バカロボ!大っ嫌い!」
「……俺は好き」
「はっ?」
「ニコはニコでしょ?一海ちゃんとは違って当たり前じゃん。それに」
「それに?」
「……いつまでも子供じゃないじゃん」
「まあロボだってあの俳優さんとは違うもんね、全然!」
「ああ、そう……」orz
「でも実際好きになるのは違うんだよね」
「?」
「嫌いって言ったの取消していい?」
「も、もちろん」
「もう少し待っててね。すぐに大人になるから」
「ゆっくりでいいよ」
時間が全て解決させてくれる。10歳の歳の差も、互いの立場も、気付けばどうって事なくなる日が来る。
「ん!?」
「何?」
「いや別に(何かこの人ロボに似てる気がしたんだけど……気のせいか?)」
調子に乗るから黙っておこうw
おしまい
こういうなにげない甘いネタ好き。
セクロボ不足の皆様。如何おすごしでしょうか。
ハル・ハートリー監督の「トラスト・ミー」という映画
20代半ばの父親との葛藤を抱えた陰性オタク君と(職業はテレビの修理屋さん)
BFに騙されて妊娠させられた15歳の少女の純愛物語で、
ほんのちょっとだけニコロボでした。
少女の大人っぽい部分と子供じみた部分の同居っぷりとか、
なぜか母性をたたえているところとか。
オタク君の社会不適応ぶりと、空気読めないっぷりとか。
探偵ごっこみたいなこともしてたり。
基本的には全然性格違うんだけど、二人が一緒にいる時のやるせない切なさや
可愛さが少しだけセクロボ風味。
青年と少女の組み合わせって、こういう雰囲気の二人になりがちなのかなー。
最初はニコロボ妄想楽しかったし好きだったけど、なんか急に飽きたよ・・・。
ドラマの続編がない限りニコはずっと中学生でロボもあのままで・・・
いきつくところ同じ展開で飽きたというか。あの世界観は壊したくない、
けどそうすると違う展開ができないというか・・・。
これからはたまに思い出してニヤリとしたい。それが一番かも。
自分が妄想に飽きるのは勝手だけど
今でも二次創作を楽しんだり、続編を補完している人達に
わざわざ宣言しにくるのはだだの野暮な人。
チラシの裏にどうぞ。
185 :
おしえて:2007/09/15(土) 22:29:06
三日坊主がすきだった詩をおしえて
>>185 本スレの
>>20・
>>35に書いてあるよって言おうと思ったけど、コピー(ちょい加筆)するよ。
お前には不意に明日が見える
明後日が・・・・・
十年先が
脱ぎ捨てられたシャツの形で
食べ残されたパンの形で
お前のささやかな家はまだ建たない
(お前の妻の手は荒れたままだ) ←
(お前の娘の学資は乏しいまま) ← ( )はロボが読み上げてないよ。
小さな夢は小さな夢のままで
お前のなかに
そのままの形で
醜くぶら下がっている
色あせながら
半ばくずれかけながら・・・・・
久しぶりに一話見た。きっかけ、ありがと。
度々の連投すいません。
全体的に若干の修正、書き足しをしました。
URLは
>>188と同じです。
では、失礼します・・・
>>187 全然飽きません。更新されるのを楽しみに待ってます(^-^)頑張って下さい!!!
セクロボDVDネタバレ注意
ロボのインタビューを聞いて、「だんだん大人になっていくニコをまぶしく見てるロボ」的な
解釈は的はずれでもなかったなぁと思った。
ってか、ロボと松ケンが一体化しすぎてどっちの意見か判別つきにくいのだけど。
あのまま続いてたら少なくとも、「松ケンが演じるロボ」は間違いなくニコに惚れてたんだろうな。
ある意味ネタバレ
今DVD開けてとりあえず最終回と7話を見た。
その時見たメニュー分割画面のサブタイが…。
2人はきっと会えると思ったよ。
>>193 いちいちアドレス張らなくていいから。毎回うざいです。
「
>>167の小説作者ですが新作書きました」とかでいいよ。
混雑してる時だったらうざいけど
過疎ってるんだし、そのくらいいいんじゃないか。
こっちのスレも有効活用したいけど、どうにも連投規制と行数規制がきつくてな。
どうしてもssはピンクの方に投稿しちまうよ。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。 驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を 貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。 たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。 先を読むと、願い事が叶わなくなります。
@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。
B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。
まだ、先を見てはいけませんよ!!
D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。
10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。
そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
>>167の小説作者です。やっと一話終わりました。
時系列順に書いて行こうと思ってますので
2週間後だと思われるロボとニコの最後の場面は、お歯黒女のとき出す予定。
>>ノベライズの人
頑張ってください!!期待していますo(^▽^)o
>>200 ノベライズの人が、せっかくサイト内に感想コーナー設けてるのに
何故そこに書かないんだ
ドラマ板鯖落ちしてるね
>>162の小説作者です。
2話目に入りました。
興味のある方はどうぞ。
>>204さん、アンカー間違えてますよ。 1/2
「ニコ!危ない」
そう言いながら、ニコの前に体を投げ出すロボ。
「ロボ、何やってんの?」
「ほらっあそこ!怪しい男がニコに投げキッスをしてきてるんだ。
なんて大胆な、うらやましいスケベ根性」
「(何、自分の事少しでも良い様に言ってんの)
うわーどんどん投げて来る!」
「オレに任せろ!全部オレが受け止めてやる!」
「ロボ?顔色悪くなってきたよ」
「もうそろそろ、限界だ。目的はニコだ、先に逃げてくれ!」
「わかった、よっちゃん呼んでみるからそれまで頑張ってね」
ニコが去り、男と二人きりになった。
「もう止めろ!オレに投げキッスしても意味ないだろ!」
「意味が無い? こんなボン・キュッ・ボンな男がいるかしら」
コートを脱ぎ、セクシーボイスならぬセクシーボディをあらわにする」
「なんという、ダイナマイト。なんという攻撃的ボディ」
「目的はあなたよ!須藤威一郎・・・様」
「様?様ってどういう事だ!お前、一体誰だ!」
「やっぱり、憶えてないのね。
こう言ったら分かるかしら?○○株式会社の事務員」
「○○株式会社って言ったら取引先の会社・・・。ええ!?あの地味ーな事務員さん?」
「分かった?そうあの地味な事務員よ」
つづく
2/2
「時々営業で来る、貴方を見て。
貴方の誠実な仕事ぶりを見て、段々と好きになってしまったの。
地味なだけでなく内気な私は、当然気持ちを伝える事など出来なくて。
貴方の後をつけまわし、貴方の事を少しでも知りたいと思ったの」
「それってストーカーじゃあ」
「そうよストーカーよ!
でも後をつけてみて分かったわ、貴方はスケベ。
いい女にはめっぽう弱いわ!私の誘惑に勝てる?」
「ちくしょう、ナメやがって。
よーし!やってみろ!オレを誘惑してみろ!さあ、こい!」
ぱーん
「だからスケベって言ってんだよ!」
逃げたはずのニコが鬼の形相で、どこからか持ってきたスリッパでロボの後頭部をはたき、帰ってしまう。
「ああ〜ニコ、待って〜冗談だよ。
そういう事だから、ごめんね。じゃあね」
「す、須藤さ ま?」
こうして内気な女は自分の殻を打ち破り、地味で内気な過去に別れを告げた。
おわり
ロボ、お前って奴はwwwワロタ
ある意味ロボは人助けをしたんだよなwwワラタ
GJ!
事務員ねーちゃんカワイソス w GJ!
>>205 顔色悪くなるロボにワロタw
最後になんという無視っぷりww
指摘どうも。
でも、すぐ上にあるから判るね。
CMの影響のせいか、事務員ねーさんは仲間由紀恵で脳内キャスティングされた
マキナさん 1/3
エロなし、時期はドラマの中盤頃(てきとーに)。
「いらっしゃい」
いつものようにチラッと客の方に目をやり、クロスワードに興じるマキナ。
店内の商品を端から順に見てまわる20歳前半の女性客。
しばらく様子を見て。
「何か、お探しですか?」
「い、いいえ。
たまたま前を通りかかって、可愛らしいお店だなって思って寄らせてもらいました」
「そう、ごゆっくり」
『この女、ウソをついているわ。何を隠しているの?何が目的?』
店内の空気がピンッと張り詰める。
マキナはテーブルの裏に貼り付けた銃を確認し、椅子に浅く座りなおす。
「珍しい物がたくさんありますね、
ほとんどの商品に値札が無いのですが・・・、
やっぱり、高価な物が多いんでしょうね?」
「どうかしら、物の価値は人それぞれ違うから一概には言えないわね」
目的の知れない女にイジワルな返しをする。
「そうですよね」
「本当は、お客を見て値段を決めるの。
その商品をどれだけ欲しがってるか・その人に相応しいか・常連になってくれるかどうか。
そんな事は関係なしに、その時の私の気分で決めるの」
「はぁあ、そうなんですか。
じゃあ、私はどうでしょうか?高くなりますか安くなりますか?」
「そ〜ね〜あなたの場合、少し割高に請求するわ」
更にイジワルに返す。
つづく
2/3
「そうですか・・・」
すごくガッカリした様子で店を出ようとする女性客。
『帰るの?、何だったの。
本当にブラリと立ち寄っただけなのかしら、悪い事しちゃったかしら』
いつもの様に『また来てね』と声を掛けそうになったが、流石にそれは失礼だろうと思い
『ありがとうございました』と言おうとした時。
「あっあの今日は息子さん、いないんですか?」
女性客はドアの前で振り返り、思い切った様子で聞いてきた。
「息子?」
「はい、時々お店番してる。
スーツをビッシと決めて、おヒゲを伸ばしてる」
「ああ〜よっちゃんの事ね、今日は別の仕事でいないわ。
よっちゃんに何か御用?」
「いっいえ、用って程の事ではないんです」
「そうなの」
「・・・、『あれっ会話が終わっちゃった』
あっでも!ひとつだけ聞いてもいいですか?」
「なあに」
「よっちゃんさんは今、誰か付き合ってる人とかいるんですか?彼女とか・・・。
お母さん、知りませんか?」
『お・か・あ・さ・ん?そういえばさっき息子って』
マキナは怒りに震える表情を悟られまいと顔を伏せ、「はっ」と短く息を吐く。
つづく
3/3
「彼女はいないと思うわよ。
息子は今ね、旅行に行ってるの。彼氏とね」
「彼氏?」
「そう」
「!!、えっ、そっち・・・?でもさっきは仕事でいないって」
「表向き仕事とゆう事にしてるの」
『よく憶えてるじゃない、生意気な』
「はあ、そうなんですか、そうだったんですか・・・・・」
段々とフェイドアウトする声、今度は立ち止まらずに店を出て行く。
「やっぱり、ろくな客じゃなかった。
『お母さん』ってどこをどう見て、まったく。
ちょっと!よっちゃん!塩持ってきてちょうだい!」
「 」
「よっちゃん、いないんだった。
・・・大体、よっちゃんにあんな美人の彼女ができたら絶対ふぬけになっちゃうわ。
良かったのよこれで、よっちゃんの為にも私の為(プライド的)にも。そうそう」
再び、クロスワードに興じる。
翌日の夕方。
「ただいま帰りました〜」
「ん、ごくろうさん」
「何か、変わりはありませんでしたか?」
「ないわよ、いつもどうり」
「そうですか、よかった」
おわり
意地悪マキマキうけた!GJ!
後日、たまたまロボと一緒にいるよっちゃんが目撃されて
「あの人が彼氏・・・」とショックを受けてほしいw
ある日の午後、ロボが突然言い出した。
「ニコ、今更だけどさ〜。俺謝らなきゃいけないことがあるんだよね」
「な、何?」
「前にさ、まだニコが中学生の時に将来の話してくれた事があったでしょ?あの時俺、
鼻で笑ったじゃない?その事」
「……ああ、あったね。ていうかさ、ほんっと今更なんですけど」
あれから2年経ってるんだけどね。しかしまた何で?
「この間昔の同期生に会ったんだけど、奥さんと子供連れてたんだよね。で、考えて
みたら俺もそうなってもいい歳なんだよね。そう考えたらさ……」
ロボは深呼吸すると、私にしか聞こえない小さな声で呟いた。
「ニコがいつか産む子が幸子なら、その父ちゃんが俺ならいいなって思うから」
『え、結婚できっ……すんのっ?(ププッw)』
『(ムッ)……したらの話ー!』
ああ、ありましたそんな事が。
「だからさ、ごめんね?」
「……ロボが叶えてくれるんだ?なら許す」
きっと私は顔を赤くしてるに違いない。それはロボも同じだったけど。
ある日の午後、未来のパズルのピースが1つ、埋まった。
***終わり***
さりげなくプロポーズ!
やるなロボ
信田コーンもロボのこと気に入って、10話の途中から
「あの人が父親でもいいかな?」くらい思ってそうだよ。
それと、世間の目がいろいろ厄介なのはまた違うんだけど。
写真 1/2
恋モノと言えなくもないような、ん〜ダメかな。
壁にたくさん写真が掛けられている。
その数ある写真の中で、一際古い写真がある。
その写真に写っているのは、お父さん。
今よりもずっと若いお父さんは、バスの運転席に座ってカメラの方を見て、
照れた様子で写っている。
私が小学1年生の頃、お母さんにお願いしてお父さんの運転するバスに、
一度だけ乗せてもらった事がある。
実はその時、お父さんに「じっと座ってなさい!」って後ろの席まで聞こえそうな大声で怒鳴られた。
すっかりテンションの上がった私はバスの一番前の席に陣取り、
次第に運転席の近くで はしゃいでいたのだ。
運転席に座るお父さんが、私の知らない・見た事ないお父さんで、大きな声で怒鳴られ、わんわん泣いて、
すぐ次のバス停で降りた。
・
・
・
「ごめんね、ニコ。
あんたがあんまり嬉しそうにしていたから、つい止めそびれっちゃって。
お父さん、バスに乗ってるみんなの命を預かってるから真剣なのよ。
お母さんもね、まだお父さんと結婚する前にバスで はしゃいで怒られた事があるのよ」
「おかあさんも、おこられたの?」
「うーん、そうよ。『雪江さん!やめてください!』ってスゴく怒って言うんだもの
ビックリしちゃったわよ〜」
「えへへ、おかあさんも おこられたんだ」
つづく
2/2
バス停でお母さんが私を慰めてくれて、帰り道で見つけたパン屋さんでパンをたくさん買って帰った。
お父さんは家に帰ってくるなり直ぐに私に謝ってくれた。
「ごめんな。大きな声出したりして」
「おとうさん、ごめんね。おしごとのジャマして・・・、ごめんなさいっ」
「ニコ〜」
「おとうさんは、しんけん なんだよね!」
「分かってくれるのか?そうか〜ありがとうニコ」
「お父さん!今日の晩ご飯!パンなんだよ!も〜」
「え!?そうなの?うわっ こんなにいっぱい」
「色々あったのよ、ね〜」
「そっかそっか。ごめんね、お母さん。
一海、たまには晩御飯にパンもいいじゃないか。朝みたいでさ〜」
「なにそれっワケ分かんない!・・・仕方ないな〜」
・
・
・
パンが大好きな私は、みんな何が不満なのかよく分からなかった。
それ以来、一度も晩御飯にパンメニューはなかった。
壁に掛かった今よりもずっと若いお父さんの写った写真、
夜になり鏡のようになったバスの窓ガラスにカメラを構える女の人が写っている。
この女の人、この後でスゴく怒られたんだろうな〜。
おわり
GJ!
竹男と雪江の若い頃を想像した
ニコのパン好きは子供の頃からだったのかぁw
そーいえばニコっていつもパン食べてるよね
屋上で地獄耳駆使しながらパン食ってたり
1/2
「ケロ山おめでとう〜!いいなぁ、羨ましいな〜」
田舎へ帰って家業を継いだ俺は縁あって結婚する事になり、久しぶりに須藤に会い
に東京へ来ていた。
「おう、ありがとう。ところでお前はどうなんだ?もう三十路まで後3年なんてあっと
いう間だぞ?」
「それを言うなよぉ……」
がくっと肩を落として歩く。
「そっか、悪い悪い」
そういえばなかなか出会いがないって嘆いてたなぁ……。テレクラも合コンもイマ
イチピンとこないって嘆いてたっけか。
今度シリウス達に合コンのセッティングでも頼んでやろうと、肩をポンポンと叩き
ながら並んで歩く。こいつは良い奴なのに……モテない辛さは俺もわかるからな。
そんな事を考えながら歩いていると、前から歩いて来る女性がすれ違い様に小さく
「あっ」と呟いた。
2人で何気にそっちを見る。と、今度は須藤が
「あ、ああ〜」
と間の抜けた声を上げた。
「須藤、知合いか?」
俺が声を掛けた時には、もう2人は互いに目を合わせて微笑んでいた。
2/2
「ロボ?……元気だった?」
「ニコ?ニコだよね!うん、元気元気!!どっか行くの?」
ニコというその女の子はどうみても女子高生で、しかもなかなか可愛い。いつの間
にこんな娘と……っておい、俺を忘れてるぞ須藤。しっかり2人の世界じゃないか!
「今から友達と約束あるんだよね。あ、あたしメアドも番号も変わってないんだ……」
「本当?じゃ、じゃあ夜にでも掛ける……よ」
「うん。待ってる」
じゃあね、と言うとその娘は俺にペコリと頭を下げて走って行った。頬染めて、か、
可愛いじゃないか畜生……。
「いやあ、もう3年も会ってなかったんだよ!?ケロ山も会った事あるんじゃないかな。
いやあ女の子って変わるよな〜」
「ああ、言われて見れば会った様な……ま、とにかく頑張れ、ほら」
「うん……が、頑張りマックス」
俺の渡したティッシュで鼻血を拭いながら真っ赤な顔した奴はニヤついてやがる。
春が来そうだな。じきに雪の降る季節だってのに、こいつの頭は多分お花畑だ。
「……須藤、ティッシュ足りるか?」
とりあえず合コンの話はいいな。
**おわり**
ケロ山結婚おめでとう!
良い友達持ったなぁ。きっとロボの優しい人柄が引き寄せるんだね。
GJ!
最後の冷静な一言が受けたwww
GJ!
226 :
名無し草:2007/11/16(金) 21:09:07
GJ
227 :
名無し草:2007/11/25(日) 01:35:37
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/  ̄/\ | 下がり過ぎや!急浮上━━(゚∀゚)━━ !!
。 |_ /\ \ \__ __________________/
〃,| \ \./\ ∨
|_. \./\: \ ∠⌒∧
〃:\  ̄ \ \./ \_(´∀` ||) |__|∴
: \_ \ /\ \ ̄\ゝ) ) //∴∵
: 〃\  ̄ \ :\ / \ \/// ∵ ∴
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>>167の作者です。
更新しました。
・・・テンポ遅すぎで、忘れられてる悪寒。
1たす1は2。
一緒になるってことは、『1/2たす1/2は1』になる事だと思ってた。
だけど私達は、互いにそれぞれ自分の意思で立ち上がる事ができるから。
その上で2人で生きて行こうと決めたのだから。
だから、私達は「1たす1は2」
今日私は新しい数式を彼に伝えなければならない。
「お帰り」
ただいま〜と疲れた顔を笑顔に変えて、私達を包む温もりにしばし酔いながら、
その深く澄んだ瞳を覗きながら説く。
「1たす1は3」
きょとんとしながら首を捻る彼に
「降参?」
の確認をして答えを教えてあげる。
「おめでとう、ロボパパ」
**終**
おめでとう!
めっちゃ愛が凝縮されてて(・∀・)イイ!
232 :
名無し草:2007/12/22(土) 09:03:59
233 :
1/2:2007/12/24(月) 03:09:22
街角で可愛いミニスカサンタがケーキを売っている。
「いかがですかぁ?」
この寒いのにご苦労様。
「もうすぐバイト上がりでしょ?どう?」
「はぁ……ノルマは無理かもですね」
「まあ、時給分は貰えるからいいけど。ノルマ達成ボーナスは欲しいもんねぇ」
聞こえて来た声にふと耳を傾ける。ノルマかあ……そうだよな。働くって、色々
大変なんだよなぁ。
この寒い中周りはカップルばっかりで、何で自分は1人寂しく……なんて思うと
泣けて来る。
吹きっさらしのショーウインドウの前に並ぶ。
「あ、お客様こちらへどうぞ」
「いえ、ごめんなさい」
声を掛けてくれた彼女には悪いけど、その隣りで接客してるもう1人の前に並んで
自分の番を待った。
「ありがとうございました。お待たせしました、いらっしゃ……」
目の前のミニスカサンタは、客である自分を見て一瞬息を呑んだのがわかった。
でもすぐ営業スマイルになってこっちを見つめる。
234 :
2/2:2007/12/24(月) 03:12:50
「どちらに致しますか?」
「えっとぉ……この1番大きいの」
サンタは黙って包みを差し出すと、
「……どなたかとご一緒なんですか?」
と言った。
「いいえ、1人です!」
「……大きすぎませんか?」
包みを受け取りながら答えた。
「うん。だから、手伝ってくれると助かるんだけど」
少し手と手が触れた。手袋してても少し冷たい。
「……あと30分程掛かりますがよろしいですか?」
「はい」
受け取った箱を抱えて近くの植え込みのレンガに腰掛け、サンタがやって来るの
を待つ。
時間が過ぎ、かじかんだ掌にハァ〜と息を吹き掛けると、私服のサンタが目の前
に温かい缶コーヒーを差し出していた。
「ありがとう。……お疲れ様」
「そっちこそ」
2年振りの君は、サンタになって現れた。
「こんな日にバイトなんて暇なんだな」
「はあ?人の事言えんの!?」
いつもは1人の部屋へ今夜は2人で帰ろう。
「こんなに食べたら太るじゃん。どうしてくれんの?」
「大丈夫!ポッチャリ系も好みだから引き受ける」
ばーか!って真っ赤なコートの君は白い息を吐きながら先を走る。
メリークリスマス、ニコ。
いろんな意味でテラ萌エス
GJ!
「超私的創作サイト」の創作者へ
新しいURLをクリックしてもなぜかリンクできませんでした。
ここでURLを教えて頂けませんか?
>>237行けました。わざわざ有難うございます!!
どういたしまして
って、晒してしまった (;゚д゚)ァ....
240 :
MAX:2008/01/01(火) 22:28:15
セクロボあがれー
お正月だからと近所の小さな神社に来た2人。
「あっおみくじだ。ニコ引いてみようよ!」
「別にいいよ。こんなの当てにならないって」
「いや、占いをバカにする者は占いに泣く」
「はぁ?意味わかんないし」
「何でもいいの。特に恋愛運が大事だから!」
「もう、お屠蘇(おとそ)で酔ってるんじゃないの!」
「全然酔ってませ〜ん」
「ハイ、ハイわかりました」
「で、ロボはどんな感じ?」
「小吉」
「さすが小心者のロボ、なんか平凡って感じ」
「え〜、ひどい!じゃあニコは?」
「中途半端な中吉」
「あんま変らないね」
「なんか普通って感じ。今年もヌルイ1年かな〜」
「でもさぁ、これ2人合わせれば、‘なかよしこよし’だね!」
『だね!って、やっぱ酔ってんじゃん!もう。
でも、これも‘神様との約束’かな?』
今年はロボに少し優しくしてあげようと思うニコでした。
「今年も1年よろしくロボ!!」
(終わり)
‘なかよしこよし’が(・∀・)イイ!!
GJ!
あげ?
つ
>>167の作者です。
続きやっとうp。
ドラマに忠実なノベライズですので、興味ない方はスルーで。
・・・長くなっちゃった。