福岡市で十数件発生していたカップル対象の婦女暴行事件で、福岡県警に強制わいせつの現行犯で
逮捕された男が「若いカップルを見つけては男性を脅迫したうえで、女性に暴行を繰り返した」と、
関与を認める供述をしていることが12日わかった。県警は一連の事件はこの男の連続犯行とみて
追及している。調べによると、男は同県志免町の20歳代半ばの自称会社員。9日未明、同市中央区
白金の路上で帰宅途中のカップルが男に襲われ、うち20歳代の女性がガソリンスタンド敷地に
連れ込まれて胸を触られる事件が発生、駆けつけた県警中央署員らが男を逮捕した。
連続婦女暴行事件で目撃された犯人と特徴が酷似していたことから追及したところ、男は関与を
認める供述を始めた。これまでに被害に遭ったカップルのうち、連れの男性の一人は県警に
「驚いて、どうしていいのかわからなかった」と説明。県警は男が、小柄でおとなしそうな
男性とのカップルを物色し、犯行に及んだとみている。カップルを狙った婦女暴行事件は
2004年初めごろから昨年11月までの間、南区大楠、中央区平和、博多区美野島などの
路上で午前2、3時ごろ発生した。
被害女性や連れの男性の証言から、犯人の男は暴力団を名乗り、男性に「おれはヤクザだ。
お前のせいでおれの兄貴の顔がつぶれた」「落とし前をつけろ」と言いがかりをつけて脅し、
男性がひるむと「お前はここに残れ。女と話をつけてくる」と言って女性を連れ去り、
路地裏などに連れ込み暴行していた。いずれの事件でも犯人の身長は約1メートル70で、
顔にタオルを巻いたり上着の襟を立てたりして顔を隠すなど特徴が似ていることから、
県警は連続婦女暴行事件として捜査。似顔絵を作り、割り出しを急いでいた。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06011222.htm 9日、志免町田富1の自称会社員、竹下候久容疑者(26)を。同日午前1時55分ごろ、
中央区白金1で、帰宅途中の女性アルバイト店員(24)に「おれは暴力団組員だ」と言って脅迫、
近くのガソリンスタンド敷地に連れ込み、胸を触るなどした疑い。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukuoka/archive/news/2006/01/10/20060110ddlk40040225000c.html