トルコ訪問中の小泉純一郎首相は12日午前(日本時間同日午後)、イラン・イラク戦争の際にテヘランに取り残された邦人約250人を特別機で救出したトルコ航空の元機長、アリ・オズデミルさん(75)とイスタンブール市内で会い
「20年前の救出劇をテレビで見て感動した。あなたが引き受けてくれなければ救出できなかった」と感謝の意を伝えた。
1985年3月、イラン・イラク戦争でイラク軍がテヘランに空爆を開始、在留の外国人が脱出のために空港に押し寄せたが、日本の航空会社は現地に就航していなかったため、邦人が孤立。
トルコ政府が救出のために急きょ特別機を派遣し、オズデミルさんが機長を務めた。
首相は「日本人がみんな感動した。感謝の気持ちを伝えることができてうれしい」と述べ、オズデミルさんに日本製の置き時計を贈呈。
オズデミルさんは「お目にかかれて光栄だ」とうれしそうに語った。
毎日新聞 2006年1月12日 19時25分
ソース:
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060113k0000m010089000c.html