田中れいなこと田中れいにゃを応援しょぅと II

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93名無し草
写本系統については池田亀鑑の説では「青表紙本系」、「河内本系」、
「別本系」の三種類の系統であるとされる。ただしその後もこの分類に
ついて妥当か研究されている。

青表紙本系 藤原定家が校合したもの。定家の直筆『定家本』4帖を含む
。一般的には最も紫式部の書いたものに近いとされている。
河内本系 大監物 源光行、親行の親子が校合したもの。なお表題は
『光源氏』となっている。
別本系 「青表紙本系」、「河内本系」でないもの。
ただし流通しているものは、混合している。

近世以前は印刷技術もなく、全ての文書は写本によって流通していた
。また、著作権という概念もなく、筆写の際に文の追加・改訂が行われ、
書き間違い、錯簡も多く、鎌倉時代には21種の版があったとされる。そ
こで藤原定家はそれらを原典に近い形に戻そうとして整理したものが「
青表紙本」系の写本である。ただしその写本も定家自筆のものは4帖しか現存せず、それ以降も異本が増え室町時代にはには百数十種類にも及んだ。

外部リンク
『源氏物語』とその前後
古典文学作品では何をもって「オリジナル」と考えるべきか?