オープニングのBGMに同期したコンテ、特に「フラッシュカット」を多用した
演出は、当時としては画期的であり、非常に話題となった。それに刺激を受
けて、多くのアニメで「部分的なフラッシュカット」が使用されるなど、ア
ニメ界に影響を与えた。各話のサブタイトルは、黒地に白の極太明朝体(マ
ティス-UB)で表記される(一部に例外あり)シンプルなものであるが、画
面内で文字列を直角に折り曲げる表示スタイルは映画監督の市川崑へのオマ
ージュである(TV放映時にはふりがなも振られたが、ビデオ化時には削除さ
れている)。また、サブタイトル自体にも、過去の名作SFへのオマージュが
散見される。Bパート開始のアイキャッチでは、英文のサブタイトルが表示さ
れる(下表下段に表記)。英語タイトルは、必ずしも日本語タイトルの直訳
ではなく、ストーリーを理解する上でも興味深いものがある。第弐拾壱話か
ら第弐拾四話までについては、VHS・LD版では大幅な増補、修正が行なわれて
いる。TV版の第弐拾壱話〜第弐拾四話は、VHS・LD全巻購入者特典として配布
された。また、現在発売されているリニューアルDVDでは、テレビ放映時と
ビデオ販売時の二つのフォーマットによる弐拾壱〜弐拾四話をともに視聴す
ることができる。グロス受け担当プロダクションによって画風が微妙に違っ
ており、中でもスタジオジブリが担当した第拾壱話は、絵柄だけでなくキャ
ラ描写や話の展開もどこかコミカルでポジティブなものになっている。日付
は、キー局における初回放送日。