田中れいなこと田中れいにゃを応援しょぅと II

このエントリーをはてなブックマークに追加
343名無し草
クレヨンしんちゃんがそれほどまでに「子供に見せたくない番組」かと言
うと、長いスパンで見れば必ずしもそうではないことが伺える。なぜなら
しんのすけは下品なギャグや親をバカにする言動をとっても、弱い者いじ
めをするような無慈悲な行為は一切せず、むしろいじめを受けている者を
なんだかんだで助けている節がある。また表面上では親をバカにしていて
もいざとなれば両親や妹(ひまわり)、友人を助ける一面もあり、決して
不作法なだけのキャラクターではない。また、現代の家族で不足しがちな
「親子のコミュニケーション」をしっかり描いており、野原一家やしんの
すけの行動から学ぶべき教訓も多い。時折見せる下品なギャグをユーモア
の範囲として捉えればそれほど悪い番組ではないのである。現在はしんち
ゃんの真似をする子供も減って来ており、目立った影響は報告されていな
い。そもそも、放映開始時から批判されPTAから問題視されていたにもかか
わらず、10年以上を経過した現在でもいまだに製作・放映されているあた
り、名作と言っても過言ではないだろう。ただ、2006年2月に、青少年育成
広島県民会議が、クレヨンしんちゃんほか7番組を放送している放送局及び
スポンサーに、明確な放送自粛要請を行ったことが報道された。PTA、子ど
も会、校長会の協議会長が多数役員として参画し、副会長職には自治体の
長もおり、上部団体である国民会議には知事会、市長会など、行政が強く
関与している団体からの自粛要請なので、表現の自由への行政の介入とい
う側面は否定すべくもなく、波紋を残した。006年4月から、中学3年公民の
教科書・補助教材3つに使用されることになった。なかでも帝国書院は野原
家の特性を活かし、核家族の典型例として、系図つきで正面から採りあげて
いる。PTAから批判を受けながら教科書に採用されるまでになったのは、非
常に興味深い出来事である。