田中れいなこと田中れいにゃを応援しょぅと II

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313名無し草
精力的な同人活動を経て1994年、講談社に持ち込んだ「姑獲鳥の夏」でデビュー。
無名の新人であっただけに衝撃は大きく、これを機にメフィスト賞が創設された。
そのため、しばしば「第0回メフィスト賞受賞者」と称される。
デビュー作以来続く、彼の代表作と言える講談社シリーズには憑物落し
(つきものおとし)と同時に推理する新しいスタイルの探偵が出て来る。
このシリーズは、極めてページ数が多いのも特徴で『鉄鼠の檻』で826ページ、
『絡新婦の理(じょろうぐものことわり)』で829ページ、
『塗仏の宴(ぬりぼとけのうたげ)』で上下巻に分けて
1248ページという厚さに達している。そのため、講談社シリーズ作品は
「レンガ本」「サイコロ本」とも呼ばれる。また、作家デビューする以前から
デザイナー・装丁家としての顔も持っており、綾辻行人の『眼球綺譚』や
『フリークス』などではカバーデザインを担当している。
作品の見せ方についても、一つの文がページをまたがることのないように、
ページ・見開きの末文で改行するよう構成する
(文庫化などで字数が変わるとそれに合わせて適宜改行位置を操作する)など
、独特のこだわりを発揮している。
デザイナーの血がそうさせるのだとも言われるが、
それは読者がページを開いたときの第一印象まで、
作家の主体的な制御下に置こうという試みといえる。そのこだわりは、
自らDTPソフトAdobe InDesignを駆使して全ページのレイアウトをこなして
印刷所に入稿するレベルにまで至っている。