この作品では、彼の過去の苦い記憶が明らかになる。
かつて地球圏統一連合軍の施設破壊のために潜入したコロニーで、
ヒイロは子犬を連れた一人の少女と出会う。
この頃はまだ本来の優しい心が表に出ていたのか、
無邪気な少女の話し相手になり、じゃれついてくる子犬にも優しげな表情を見せていた。
しかしヒイロのミスにより民間施設に誘爆を引き起こし、
その少女と子犬を死なせてしまった。
ヒイロは雪の中、少女にもらった花とともに子犬を土に埋める。
これ以来訓練を重ねるうちに、冷徹無比な工作員としてのヒイロになっていったと
思われるが、この出来事は彼の心の底にトラウマとして残っていた。
劇中でも対峙する五飛に、
いつまでそのような悲劇を繰り返さなくてはならないのかと問いかける。
マリーメイア軍に拉致されたリリーナを救出すべく、
デュオと共にコロニーL-3 X-18999に潜入。
乗っ取った宇宙用リーオーで戦闘中に、ガンダムナタクを駆る五飛と再会する。
ヒイロは五飛に「ガンダムの自爆スイッチを押せ」と呼びかけるが、
それを聞き入れず猛攻をかける五飛の前に防戦一方で、
同じくコロニー落としを防ぐためにマリーメイア軍に潜入していたトロワの機転で
辛くも振り切ることができた。その後トロワと合流し、
X-18999落下阻止に成功する