総計 24分00秒、残りはCMになる。テレビ局のCMは15秒単位で作成されるため
、それぞれのパートの総計は15秒単位となる(例:警告とアイキャッチの総
計は15秒、オープニング曲は1分30秒)。オープニング曲、エンディング曲
(と警告)は毎回同じ画像を繰り返して使い、スタッフ名のみが差し変わる
。アイキャッチはその回の映像を使いまわすバンクの1種で、次回予告では
次回に放送される予定の映像を使いまわすため、実質的にはAパートとBパー
トの計20分30秒が新規作成される映像となる。AパートとBパートの時間の振
り分けは比較的あいまいで、両者を総計して毎回同じ20分30秒になればよい
。ただし、番組の総計時間が24分00秒になったのは近年で、かつては25分や
29分の番組が製作された時代もあった。また、すべての作品の本編が20分30
秒とは限らない。例えばアイキャッチが無い場合、本編の時間はそれなりに
増える。また、放映開始時に入れられる視聴上の「警告」は、放送局によっ
ては本編冒頭に字幕のみで処理される場合や警告自体を入れていない場合も
あるので、これによっても本編かCMが増える。大半の番組はこの例とほとん
ど同様の構造だが、番組によっては細部でかなり異なっていることもある。
例えば、オープニング曲の前に数分だけ本編が挿入されるいわゆる「アバン
タイトル」を置いた番組はそれほど珍しいものではない。その回の内容がシ
リーズにとって特別な意味を持つ場合に、AパートやBパートなどの長さを変
えてCMが本編の間にほとんど入ってこないようにすることもある。特に、エ
ンディング曲や予告の放映位置やその間でのCMなどは千差万別である。変わ
ったところでは『機動新世紀ガンダムX』でエンディングのアニメーション
内に次回予告を挿入していたという例もある。