田中れいなこと田中れいにゃを応援しょぅと II

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118名無し草
ルネサンス的精神である人文主義はイタリアからドイツに伝えられた。
時代の思潮は古代に向かったが、その代表者としてロッテルダムのエラ

スムスとロイヒリンがいるが、彼らは主にラテン語で著作を著したので

知識階級以外への影響はあまり大きくなかった。一方、反権力的な詩を
作ったウルリヒ・フォン・フッテンや、大きな成功を収めた『阿呆船』
の作者ゼバスティアン・ブラントらはドイツ語で作品を制作した。
それに続いてマルティン・ルターによる宗教改革運動が始まった。ルタ

ーは自分の思想を広めるには民衆に分かりやすいドイツ語で書くべきで

あることを理解していた。ルターによって1522年から1534年にかけて聖
:書がドイツ語に翻訳され新高ドイツ語が創作された。ドイツ出版界に
おける16世紀最大の事件である。人文主義や宗教改革と並んで挙げるべ
きは、職匠歌、謝肉祭劇や滑稽譚などである。少なくともニュルンベル
クのハンス・ザックスとヨルク・ヴィクラムには言及すべきだろう。さ
らに挙げるべき価のある作家としてラブレーの『ガルガンチュワ物語』
を翻案した『冒険的で気まぐれで胡散臭い似非物語』を著したシュトラ
ースブルクのヨーハン・フィッシャートがいる。この時代に人気のあっ

たジャンルとして民衆本がある。その題材は一般に流布していたもので

、作者不明なのが普通である。『ヨーハン・ファウスト博士の物語』や
『ティル・オイレンシュピーゲル』などが有名である。