しずみん
■ 投稿日:03年 10月22日(水曜日)
ミャーちゃんさん、こんにちは。
ミャーちゃんさん…ではどうにももどかしいので、
失礼を承知で「ミャーちゃん」と呼ばせていただく失礼をお許しください。
しばらく多忙のためCookpadをのぞいていなかったのですが、
なにやら突風が吹き荒れていたようですね。もう落ち着かれましたか?
だいぶ削除されたコメントやスレッドがあるようですし、
全て読ませていただいたわけではないので全貌は存じません。
件のお写真も既に流れてしまっているので詳細はわからないのですが、
私のお節介もミャーちゃんの心を傷つける要因になったのだと思うと
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本当にごめんなさい。あなたを追いつめてしまったこと、
謝っても謝りきれませんね。
ミャーちゃんが毎日のようにナチュラルちゃんの
日記や写真をアップしたのは、
カフェで広くメンバーさんたちに助けを求めたことへの
お礼と責任感からだと理解しています。
みんなに力を借りて心配をかけたのだから、
ちゃんと報告しないと、という責任感からなのですよね。
求められる以上にがんばってしまうミャーちゃんのようですから、
つらい気持ちになってまでナチュラルちゃんの冒険写真まで、
撮ってしまったのですよね?(勝手な解釈だったらごめんなさい)
協力してくださった彼ネコさんや子ネコくんも、
心配でドキドキしていたのではないかしらん。
少なくとも、私はそこまでしてくれなくても大丈夫ですよ。
つくりややらせの写真を撮るのは、
キャラクター商品やカレンダーなどを作る業者だけで十分です。
ナチュラルちゃんは、そのお名前通り、
ナチュラルなそのままの姿がいちばんかわいらしいのだと思いますよ。
愛されている動物は、他人から見ても表情や雰囲気でわかるものです。
つくりを求めてまで面白い写真を見たいというメンバーさんがいたら、
それこそびしっと叱ってあげて、拒否してください。
ミャーちゃんが、ナチュラルちゃんのママなのですもの。
体を張って守ってくれると信じています。
また、世の中には本当にいろんな人がいるもので、
どんなに「こんなの嘘に決まってる」と思えるようなシチュエーションでも、
真に受けて真似してしまう人もいるのです。
ハムスターブームを巻き起こした「とっとこハム太郎」を真似して
ハムスターを外に連れ出して自転車から転落死させたり、
ひまわりの種ばかり与えて寿命を縮めてしまったり…という話も聞きます。
ビジュアル的にインパクトの強い「作品」は、
作り手が思う以上に受け取る側に大きな印象を残すものなのです。
(私のサイトに「スナネズミを飼う前に」というコーナーがあります。
「動物のお医者さん」というドラマに関する、
「まねしないでね」というメッセージです。
興味がおありでしたらのぞいてみてください。
http://www.inawara.com/suna/before.html)
「ナチュラルちゃんかわいい!おもしろい!うちの猫でも…」という方が、
出ないとも限らないのですよ。そして、
その時にミャーちゃんのような万全の気遣いができるかどうか、疑問です。
また、周囲からの要望に応えようとがんばりすぎたり、
圧力や批判に心が乱れてミャーちゃんの心に生まれたストレスは、
必ずナチュラルちゃんに伝わります。
動物たちは、しゃべることができない分、
そういう「空気を読む力」は人間には計り知れないほど優れているものなのですよ。
ナチュラルちゃんを心配するメンバーさんたちを安心させようとするがために、
ミャーちゃんががんばりすぎ、
それがナチュラルちゃんにまで波及してしまうのでは本末転倒です。
Cookpadでの日記やメンバーさんへのお返事が負担になるようでしたら、
しばらくお休みするのもひとつの手だと思います。
Cookpadは、ミャーちゃんの生活の全てではないのですから、
義務感で無理しないでください。
うちのスナネズミでわかったことなのですが、
小さい動物たちも幼い頃のつらい記憶はいつまでもトラウマになって残るものです。
我が家には「とろ」という女の子がおりまして、
昨年の秋までママねずみの「むぎ」といっしょに暮らしていました。
むぎは心肥大と卵巣腫瘍で腹水がたまり、
最後には体中がたがたと調子を崩して呼吸困難まで併発して亡くなりました。
むぎの毛づくろいや身の回りのおせわなどは、
娘のとろがかいがいしく世話を焼いてくれていました。
私もそれに頼り、むぎをとろに任せていました。
最期の三ヶ月はこまめな酸素缶スプレーで呼吸が楽になるようにサポートしていたのですが、
今でもとろはスプレーの音を聞くとかちんと固まって毛が逆立ちます。
苦しんで闘病していたむぎママの姿がよぎるのでしょう。
あの小さな頭の中に、そんなにつらい記憶が染みこんでいるのだと思うと、
申し訳なくかわいそうな気持ちで胸がつまります。
(今はとろは妹分の「ぷりま」と睦まじく幸せに暮らしています。)
ナチュラルちゃんにも、小さいうちにミャーちゃんママが苦しんでいた記憶や、
不安でドキドキしている家族に囲まれながらのただならぬジオラマ写真の記憶、
残してほしくないのです。
幸せでほかほかあたたかい子猫の思い出を作ってあげてください。
それには、ミャーちゃんがおだやかで幸せな気持ちで毎日を過ごすのが、
一番だと思うのですよ。
削除前のスレッドに長々と失礼いたしました。
これ以上ミャーちゃんを苦しませぬよう、
もうこちらに私からお邪魔するのは最後にしようと思います。
もし離乳食や譲渡先への引き渡しなど、
わからない点がありましたら私のボードにお越しください。
私にわかる範囲で、また調べられる範囲でお答えできますので。
さようなら。
追伸:
最後にこれだけ。
「阿武隈紅葉漬け」、サーモンのかわりに赤イカの糸作りでもねっとりしておいしかったですよ。
多めに作り置きして冷凍し、お正月にも楽しもうと思っています。