温帯同情、写していい?
『小説というのは「自分一人での孤独な作業」です。
それにも関わらず、私がワークショップというかた
ちで、なんとかしたいと思ったのは、いま、「孤独
な作業」のなかで、ボーイズラブを書こうとしてい
る人々があまりに道に踏み迷っている、そのさまが
気の毒だ、と思えたからです。
私のワークショップから出てJUNEでデビューす
るにいたった人たちに対して、インターネット上で
「裏金でもあるんじゃないの」「中島と門番頭がJ
UNEを私物化している」というような攻撃があっ
たり、あまつさえその掲載作の作者のホームページ
のアドレスを張り付けて「いじめてやれ」というよ
うな攻撃さえあったのですね。』