◆フロイントきたら柿神認定 レッズ本スレ◆

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798名無し草
福田コラム貼っとく。既読の場合はご容赦を。

ゴールの向こうに vol.4

両サイドの充実が横浜FMの強みだ

第3節の東京V戦で3対0で勝利を収めた横浜FMは右の佐藤由、左のドゥトラと両サイドにスペシャリストを
擁していることが非常に大きな武器となっている。また、ドゥトラがオーバーラップしても、ディフェンシブハーフの
那須がうまくカバーしており、チームとしてのバランスもとれている。

その一方で、課題を挙げるとすれば、詰めの甘さだろう。東京V戦だけでなく、引き分けに終わった第2節の
仙台戦でも追加点をとれる場面があったにもかかわらず、決定力を欠き、チャンスをものにできていなかった。

マルキーニョスの戦線離脱は痛い

東京V戦で負傷退場し、3週間の欠場が見込まれているマルキーニョスの戦線離脱はチームに大きな影響を
及ぼすだろう。東京V戦ではマルキーニョスと交代した清水が2得点を挙げる活躍を見せたが、マルキーニョスの
これまでの働きぶりを考えると、戦力ダウンは必至と言える。また、清水のような選手が途中から出場することは
相手チームにとって脅威となるため、彼をサブに置けないのも痛手だ。

物足りなかった久保

久保は1点はとったが、チャンスを2度外すなど物足りなさを感じた。前半終了間際に移籍後初ゴールをマーク
したことでプレッシャーから解放され、フォワードなら気持ちが乗るはずなのだが、後半のプレーぶりからは躍動感が
伝わってこず、残念だった。結果的にケガで16日の韓国戦のメンバーから外れたが、代表の試合に出場できる
チャンスがあっただけに、もっとアピールして欲しかった。

ただ、マルキーニョスの離脱により、今後清水と2トップを組めば、久保がフィニッシュに持ち込まなければならない
機会が増えるため、そのことが彼の積極性につながってくれればと思う。
799名無し草:03/04/20 11:57
まだチームが出来上がっていない東京V

一方の東京Vは核となっていたエジムンドが抜け、今年はチームの作り直しを迫られた。だが、新加入の
エムボマやラモンをはじめとする主力数選手がケガで試合に出られないことが多く、まだスタートが切れていない
という状態だ。したがって、今の段階では評価を下すことはできないと思う。

エムボマよりラモン

攻撃面に課題を抱えている東京Vはどうしてもエムボマに注目が集まるが、エジムンドの代わりとして入った
ラモンの存在の方が重要になってくるだろう。彼がエジムンドに近い仕事ができれば、去年のサッカーを継続する
ことができ、そのまま積み上げていくことができるからだ。エジムンドのようにゲームをコントロールし、攻撃の中心と
なることが期待されているラモンがどの程度チームに馴染むかが東京Vの今後を大きく左右するだろう。

復調している磐田

浦和戦で初勝利を挙げた磐田は開幕当初の不安定さが解消され、少しずつ修正ができてきている。中盤の
高い位置でボールを奪って決定的なチャンスを作り、ディフェンシブハーフの福西と服部もうまくバランスをとっていた。
800名無し草:03/04/20 12:05
浦和は外国人選手の補強が急務

対する浦和はエジムンドが退団したうえ、ゼリッチがケガ、エメルソンもコンディション不良に悩まされており、中心に
ならなければいけないセンターラインの外国人選手にトラブルが相次いでいる。これではチームを作っていくのは
厳しい。浦和は日本人選手だけでよくやっているという評価を得ているが、実際勝ち点を挙げているわけではない
ので、クラブは外国人選手を補強し、早く手を打たなければならない。浦和は磐田と違い、まだチームが成熟して
おらず、選手も若い。このため、ピッチの内外で若手の手本となるような外国人選手を連れて来なければいけないと思う。

韓国戦は控え選手の奮闘に期待したい

海外組が招集されていない韓国戦では、これまで出場機会の少なかった選手に自分の力をアピールして欲しい。彼らが
いいプレーをすれば、代表全体のレベルも上がる。ジーコが今後先発メンバーを考える際に頭を悩ませるほどの活躍を見せて
もらいたい。
視野が広く、テクニックも優れている小笠原には期待したい。フィジカルの強い黒部が、当たりの激しい韓国を相手にどのぐらい
やれるか楽しみにしていただけに、ケガで外れてしまったのは残念だったが。
801名無し草:03/04/20 12:11
ゴールの向こうに vol.5

4.16 韓国対日本

ジーコ・ジャパン初勝利

守ってカウンターというアウェイの戦い方がしっかりできていた。何度か危ない場面もあったが、ロングボールを使って
早い攻めも見せることができた。とにかく、アウェイで失点をゼロに抑え、1対0で勝つことができたことは非常に
大きい。特に後半の立ち上がりは韓国に押し込まれたが、よく耐え凌いだ。全体的には3月のウルグアイ戦よりも
スムーズな試合運びだったと思う。

中盤でひと際光った小笠原

中田英、中村ら欧州組が不在のなか、小笠原が中盤でひと際光を放っていた。何度か前線で決定機を演出する
ようなスルーパスを見せたほか、惜しいシュートもあった。中盤のスペースを巧く使い、ディフェンスもしっかりこなして
いた。技術が高く、視野が広い。加えてボディバランスがいいため、ボールを奪われることがほとんどないから、彼が
ボールを持つとチームに落ちつきが生まれるし、(攻撃に転じる)時間も作ってくれる。小笠原の出来にはジーコも
満足しているだろうし、今後、彼の起用にはいい意味で頭を痛めることになるんじゃないかな。

また、福西、中田浩らを含め、中盤のバランスもよかった。福西は何度かいいインターセプトがあったし、中田浩も
チャンスとあれば、前線に顔を出す場面があった。中盤全体としてもコンビ、バランスともにウルグアイ戦よりもよかったと
思う。ただ、フォワードに関しては中山と山下、そして後半から前線に入った三都主を含め、よくやってはいたが、
やはり欧州組(高原、鈴木)やケガ人(黒部、久保)が抜けたことで層の薄さは否めなかった。
802名無し草:03/04/20 12:24
永井の決勝ゴール

途中からだったということもあって、消極的な姿勢からミスもあった。ただ、ゴールになった場面では、積極的に
勝負に出たことがよかった。左サイドからのドリブルで、あの角度は彼の最も得意とするプレー。結果的には、
相手ディフェンダーのクリアが永井の足に当たってのゴールとなったが、切り返して縦に突破しようとした積極
性がゴールを生み出した。

でも、これが終わりではなく、まだ始まったばかり。今日のゴールは永井にとって大きな自信となったと思うが、
この喜びを忘れず、今後も続けて代表へ招集されるように頑張ってほしい。

韓国について

1トップの李東国を軸に、その下の安貞桓、両翼の李天秀、崔兌旭らを絡めて、幅の広い攻撃を展開して
いた。特に李天秀、崔兌旭はスピード、テクニックがしっかりしており、サイドで積極的に1対1を仕掛け、
チャンスを作っていた。また、ホームということで当然、得点をねらいにきており、左右からクロスが入った際には、
つねに2、3人がゴール前に詰めてきており、点にこそ繋がらなかったが攻撃に厚みを感じた。

ただ、日本と同様に韓国も新監督が決まってからわずかな時間しか経っていない。今はまだチームを作っている
段階だと思うし、チームができ上がるにはまだ少し時間がかかりそうだ。