難民板→難 灯乃鈴(女)→鈴 灯乃鐘(男)→鐘
息も絶え絶えな鈴と鐘
鐘「やっと…ついた」
鈴「て、ほんとにここでいいの?」
ここは難民君の小屋の前、正直いつ崩れてもおかしくない様子。
なのになぜか、小屋の前には蘭と薔薇が咲き誇っている
(なぜ薔薇と蘭?)とおもいつつも
鐘「住所はあっているが…と、とりあえずチャイムを…
てチャイムがないじゃないかー!」
鈴「ノックしたらドアが取れる気がする(汗」
すると向こうからドアが開きさわやかな笑顔の難民クンが
難 「やあ、遠いところをよくきたね。いらっしゃいさああがって」
恐る恐る、小屋に入る鈴と鐘 中は意外にきれいでマターリした
雰囲気3人でほのぼのとお茶を楽しんでいると、どこからともなく
んも〜〜
鈴「今の声なに?」
難「家で飼ってる牛だよ」
鐘「そう牛飼ってるんだ…て牛!?」
難「ここ建物は酷いけど庭は広くてね、案内しようか?」
3人そろって庭に出る
鈴「難民君、聞いてもいいかな?どうしてあの雀たちはずっと牛の後を
追いかけていくの?」
難「さあ?牛のことが大好きだからじゃないかい(笑
ほら、この先に畑も作っててね、今なら玉葱とトマトが食べごろだよ」
鐘「もしかして玄関のとこの薔薇と蘭も…」
難「いつのまにか家の前に生えててせっかくだから水をあげた りしていたらみるみる大きくなってね」
さらに歩くと、見晴らしのよい崖っぷち
難「ああ今日は波が荒いな」
鈴「何であの雀たちは波に飛び込んではでてくるの?」
難「波乗りが好きみたいなんだよ。波が荒いと雀も増えてくるん だ。見てるとなかなか面白いよ」
鈴と鐘の背中にたらりと冷や汗が。
(難民君って、こんな人だったけ…)
数時間後、両手いっぱいのトマトと玉葱を抱えて帰途に着く鈴と鐘の姿があった。
参考>276