殺人事件のないミステリ

いわゆる、日常ミステリで面白いヤツない？

『掌の中の小鳥』（加納朋子）は面白いと思ったよ。

日常ミステリは、小説読むまでもなく日常至るところにありまして退屈極まりない（あくまで
自分と関係の遠いものに限ります）のですが書く方はその事に気付かない脳天気野郎が多いと
みえて、あたかも読者の共感をよぶかのごとく錯覚を起こしているのですが自分の身を振り
返ってみれば己の顔そのものがミステリー、一目瞭然、辺りは謎だらけでありますから敢えて
求めて日常ミステリーを、それも金を払ってまで購うのはあなたの精神状態まで疑うざるを
得ません。

創元文庫から出た密腹、いやちがった、光原百合のはなかなかよかった。

北村薫の「私」シリーズはいかがでしょか。

これも殺人ではない＜メール欄
北村薫や宮部みゆきや泡坂妻夫はチェックしてますよね、きっと。

>>6のメール欄は「日常の謎」というにはあまりに陰惨な話だ。

高田崇史のメフィストでやってるやつは?

ありゃ小説以前。

西澤某の「麦酒の家の冒険」

麦酒は日常ミステリと言わんと思うが・・・。

殺人はあるんだけど、日常系としていい感じじゃないかと思うので
「ミミズクとオリーブ」「嫁洗い池」
芦原すなおのこのシリーズ、なんかホッとします＾＾

そういえばこの手のジャンルの開拓者の北村薫がエッセイかなんかで
日常ものはどれも似たり寄ったりですぐ飽きる
見たいなこと言ってた…

そんな、御大が梯子を外すようなことをいっちゃあ…

殺人のほうが似たり寄ったりだと思ふ

殺人でも日常の謎でも、解くことの必然性がしっかり設定できていればドッチでもいい。

まだ出ていないようなので、

光原百合　「時計を忘れて森へ行こう」（東京創元社）

ロジックの美しさとストーリーの美しさが高いレベルで融合
した、隠れた傑作です。そろそろ文庫落ちしそうなので（憶測）、
ゼヒゼヒ。

>>13
増えたから損だっていうのはありますね。やっぱりどっちが飽きるかというと
密室は飽きないけど、日常性の中の謎は飽きるんですよね、読む方は。（北村）

そうかなあ……。（宮部）

『推理短編六佳撰』撰評より

お前ら、作風とまったく違った意見を述べてんじゃねえよ。

はやみねかおる「虹北（こうほく）恭助の冒険」
ホームズ役の女の子はまだランドセル背負ってます。

>>18
北村薫は、いってることとやってることが全然違いますよね。
評者としてはすごくラジカルな本格原理主義を標榜しておきながら、
実作としては純粋な本格はほとんど書いてない。なぜなんでしょうね。

>>19
この作品、結構好きです。
トリックとかはアレですが、ミステリを読み始めたあの淡いころの
感情が吹き出してくる感じです。講談社ノベルズですよね。オススメ。

「ｕｎｋｗｏｕｎ」は？

変調二人羽織

>>17
あれはミステリーとして認めんな
好きだけど

>>23
ミステリとしてダメですか？
写真のロジックなんかには唸らされたものですが。
詳細な意見お待ちしています。

上智、言っていることとやっていることが全然ちがうお前が言うな！！

日常系と分類されるのかどうか分かりませんけど、短編集「法月倫太郎の冒険」に
収録されている図書館シリーズとかどうでしょう。

>>26さん

あ、いいですね、図書館シリーズ。司書の沢田穂波女史が好き。

>>21
あれは広義のスパイ小説と思われ

N狂スレの上智
ここにもいたの。

ぼくわのりりんがきらいです

日曜日のちんのく

日曜日のちん紋

我孫子武丸の人形シリーズ…殺人はないけど殺兎あるな。
日常じゃないか…

北村　　　でも連作で全部、日常の中の謎だったら、うんざりですからね、もう。

ﾊｧ?(ﾟДﾟ)y─┛~~

宮部　　　そのことでいつも思うんですけど、日常の謎を本格としてきちっと謎解き
しかも新しい謎解きにするっていうのは、もの凄くもの凄く難しいことなんですよ。
みんな誤解してると思うんですよ。ある隔絶された空間を書くのと同じように難しい
ことなのに。

>>22さん
変調は殺されてませんでしたっけ。

僕は「我らが隣人の犯罪」をあげます。

誰も死なないミステリと言えば
「あした天気にしておくれ」岡嶋二人でしょう。
長編ですが､北村薫のヌルい奴と比べたら目から鱗ですよ。

殺人事件のないミステリ。
誘拐ネタだ･･･と書こうとしたんだが、
殺人事件のある誘拐モノって意外と多いな。

「消失！」を黙殺するとは許せん！

大倉祟裕『三人目の幽霊』の「崩壊する喫茶店」がよかったです。

ここにおさめられているその他の作品は、落語系の物語だったので
どうしても北村薫の「私シリーズ」を思い浮かべてしまうのですが。

宮部さんの「ステップ・ファザー・ステップ」も殺人は起きなかったはず・・・。

>>38は削除依頼出すべきか？

岡嶋の「99％の誘拐」もなかったと思う、多分。
あの誘拐の仕方、今でも通用しそうで（・∀・）ｲｲ!!

殺人と思わせて実は・・・っていうパターンはダメ？
○○○連続殺人とか

>>41
99%の誘拐は今の方こそ実現可能性が高い。
というか、私は読んだ時よく理解できなかったバカです。

御手洗シリーズにも何個かありませんでしたっけ？
今思い浮かぶのは「糸のことジグザグ」。

確かに誘拐物は殺人がない作品多すぎ

誘拐殺人は刑が重いから。