1 :
名無しのオプ:
五月に本を初めてよんだんけど・・・スゴイね。
60年以上も前にこんな小説群が書かれてたんなら
新作なんて必要ないかも、なんて思ってしまう。
2 :
密室博士:2001/06/09(土) 19:53
その気持ちはよくわかるが、ベスト5なぞはくれぐれもカキコしないように。
なんとか魔神とまちがえられるぞ。
3 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 19:55
>>1 顎十郎シリーズを読んだ限りではとても同意
できない。1は煽りなのか?
4 :
密室博士:2001/06/09(土) 19:57
>>3 いくらなんでも「ハムレット」と「湖畔」くらいは読んでくれ。
5 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 19:59
「地底獣国」!!!!!!!!
6 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 20:06
「魔都」!!!!!!!!!!!!!!!!
7 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 20:08
2作品ともに読んではいるが、特にいいとも思えない。
久生十蘭で単独スレというのもどうも納得がいかない。
1は魔人の皮肉なのか?
8 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 20:36
1は魔人だろ。
9 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 12:24
このスレをミステリ板に立てたのがいけなかったのかもしれない。十蘭の小説には
非ミステリの作も多くあるし。非ミステリ系の作品では「ノンシャラン道中記」「我が家の楽園」
が素晴らしかったと思う。
久生十蘭の作品にはユーモア物から暗黒物まで振幅が激しい。そしてキャラ造形には、
女は清く逞しく、男は強く潔くという理想が常にある。加えて純情、純愛というキーワードを
意外なほど重要視する精神が、純文学にも大衆文学にも、推理小説にもくくれない特異な地位に
彼を押し上げた。「語彙と薀蓄に満ちた言葉の洪水のような文章」だけが十蘭作品のキーワード
ではないと思う。まあとにかくは、楽しめればいいんだけど。
ちなみに私はミステリ板歴が浅いので、魔人って言われても何のことだかわかりません。
10 :
9:2001/06/10(日) 12:25
ちなみに1だからね。
11 :
ねつてつ:2001/06/10(日) 12:38
そういや、十蘭でひとつオススメしとこう。
『紀ノ上一族』
図書館の開架にあるのではないかと思う。割に新しいのです。
これ、下手なハードボイルドより面白い。
ラストでしびれるカッコよさ^^
12 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 13:40
>>9 >このスレをミステリ板に立てたのがいけなかったのかもしれない
オレもそう思う。文学板にでも逝きなされ。
「新作なんて必要ない」なんて余計なこと書くなよ。
15 :
9:2001/06/10(日) 19:15
つい最近天啓のように気づいたんだけど、清涼院涼水って・・・清涼飲料水
だったんだね・・・。
16 :
歌って踊れるお局:2001/06/10(日) 20:34
↑天然。
17 :
8:2001/06/10(日) 20:58
このスレをミステリ板に立てたのがいけなかったのかもしれない。十蘭の小説には
非ミステリの作も多くあるし。
18 :
このスレの8ではありません:2001/06/10(日) 21:04
ごめん。引用文を貼り付けただけで送信しちゃったよ。
>このスレをミステリ板に立てたのがいけなかったのかもしれない。
そんなことないよ。
>十蘭の小説には 非ミステリの作も多くあるし。
ミステリは全作品の半分弱ぐらいだろうけど、十蘭が
推理小説的に重要な作家であることは間違いない。
詳しくは、4月にちくま文庫から出た『久生十蘭集』
の解説を参照して。
19 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 22:26
あぼーん
21 :
名無しのオプ:2001/06/20(水) 21:53
十蘭といえば「母子像」。
これをミステリーで語るかどうか難しいところ。
22 :
亜細亜の曙:2001/06/21(木) 07:12
「ドグラマグラ」スレの文学版とミステリ板をくらべてみると、
ミステリ板の方が読みが深いから十蘭版もミステリ板で…って
思うのは単に自分がミステリ者だということなのかなあ。
おいおいレスつけていきますので気長にやりましょう。
24 :
亜細亜の曙:2001/06/21(木) 13:21
そうしましょう。ちなみに私のごひいき作品は
十蘭にしては甘すぎる「白豹」
25 :
web蜘蛛男:2001/06/21(木) 13:45
>そうしましょう。ちなみに私のごひいき作品は
>十蘭にしては甘すぎる「白豹」
「幻影城」に再録されていたやつですね。私も好き。
でも、「甘すぎる」というのもそのとおりで、先日、
十蘭のミステリ短篇集を編集した時も、結局、落して
しまいました……。最後まで迷ったんですが、最終的
には密度の点で、他の収録作品とバランスが取れない
と判断。
27 :
亜細亜の曙:2001/06/21(木) 15:59
えーっ「白豹」…(しばし絶句)
ちくま文庫ですか?たしかに代表作とはいえないけど…
甘いやつも読めるといいな…
28 :
名無しのオプ:2001/06/24(日) 20:14
「湖畔」・・・。
私はずっと、本当に生き返ったんだと思ってたんだけど・・・。北村薫の文章に
「(本当はそうでないのは)自明すぎることなので誰も解説に書かないだけだ」
と書いてあるのを読んでショック。
29 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 12:31
アゲテミヨウ。
「湖畔」問題は去年だったか、某掲示板で盛り上ってたな。
北村説には無理があると思われ。
>>26は日下氏?
30 :
アフロダイA:2001/07/07(土) 14:41
>>26、
>>27 全集に入っている「黄泉から」や「復活祭」、「野萩」、
コレクション・ジュラネスクに入ってる「巴里の雨」なんかも
甘いんじゃない?
「無月物語」なんかの激辛作品に比べて、むしろその方がわたしは好きだな。
それはそうと、「湖畔」と「天狗」って、同じテイストがあると思いません?
31 :
26:2001/07/07(土) 15:10
>29
そです。
32 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 15:38
日比谷公園の噴水age
33 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 15:46
あーひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
lヽ + +
l l.アーヒャヒャヒャ. lヽアーヒャヒャヒャ アヒャヒャー!!!M /lケキャハアヒャハヒャ
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 ̄ ̄ アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! 彡∴;* 彡∴;* ・∴;ヒャヒャヒャ
アーヒャヒャヒャヒャ∴*"*. ∧_∧ .;".;" ".∴
;ヒャヒャヒャ;∵ ( ゚∀゚ ) ==―――――;": ∴"*.;'':アーヒャヒャヒャヒャ
∵:⊂ :~~~~~~つ; ( つ つ彡 (~~~~~~) ⊂_~~~ つ;'':∵ヒャヒャヒャ
∧_∧ Y 人 Y | | | ".; \ `〜 ∧ ∧
( ゚∀゚ )_) し (_).;".;"::: (__)_):;.;".;": U U (゚∀゚ );'':
あーひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
34 :
亜細亜の曙:2001/07/07(土) 17:14
日下先生様でしたか!
サインください!
あと「久生十蘭集2」は
「キャラコさん」「だいこん」に
「霧の湖」のDVDをふろくにつけて
少女小説路線にしてください…。
まちがえて「人をよぶ湖」をつけぬ
ように…。
35 :
26:2001/07/07(土) 19:38
少女小説路線って……。あのー、一応、あのシリーズは、怪奇探偵小説傑作選
ということで、怪奇・幻想・ミステリ系の中・短篇が対象なんですけど。
36 :
亜細亜の曙:2001/07/07(土) 22:14
ま、かたいこと言わずに…
「いつまたあう」をふろくにつけて
続きを一般公募、それを第一回の
十蘭賞にするってことで手をうちま
しょう、この際。
37 :
密室博士:2001/07/07(土) 22:24
ところであのシリーズは第2期は出るんですか? 氷川朧なんかも入ると
聞いて楽しみにしてるんですけど。
38 :
せんぶりの千太:2001/07/07(土) 23:17
ぜんぜん関係ないけど、「顎十郎」のテレビドラマは
どんな風だったんだろ。顎十郎が全然アゴじゃない美形
なのはしょーがないとしても、いろいろイメージ狂ったよー
なことをだれかが書いてたが…
39 :
26:2001/07/07(土) 23:25
最初の五冊が思ったよりも売れたので、第二期までいけることに
なりました。現在編集中です。乞うご期待。
あと、第二期までが戦前編なので、氷川瓏が入るのは第三期です。
三期、四期まで到達できるよう、ひきつづき応援よろしくお願い
いたします。(一応、全二十巻の予定なので)
40 :
29:2001/07/08(日) 01:11
あ、ホンモノでしたか。ニセモノかと思ってました。
どうもおみそれいたしました。お仕事、いつも楽しみにしています。
亜細亜の曙さん。
『女性の力』を忘れてもらっちゃ困りますね。少女趣味なら。
なぜ全集やジュラネスクに入らなかったか不思議です(特に全集)。
改作も部分流用もされてないのに。
再録といえば、「戦場から来た男」も戦後版はないですね。
戦前のミステリー系作品としては遊び心があってずいぶん軽いので
好きな作品の一つです。
やっぱり内容がアレなので、再録は難しいのでしょうか。
41 :
名無しのオプ:2001/07/08(日) 01:18
久生十蘭集買ったぜ。いい仕事してくれたな、日下氏。
42 :
名無しのオプ:2001/07/08(日) 01:19
43 :
亜細亜の曙:2001/07/10(火) 00:48
>>40 ええ?「女性の力」?知らない…ていうか
十蘭の著作目録にない!!…ああ、こっちの叢書
新青年の方にはでてるな…しかし、川崎賢子先生
もふれてない作品を、よくまあ…あんたは偉い!
ジュウラニアンのかがみ!!「久生十蘭集4」無
料進呈!…どうやって読んだのですか?
44 :
名無しのオプ:2001/07/10(火) 04:28
亜細亜の曙さん。
『女性の力』はどの目録にも入っていると思うけど…。
現行著作目録、収録漏れ以外にも多少間違いもあるのでご注意。
例えば、昭和17年の講談雑誌に掲載された「地霊」というのは
「地の霊」が正しいタイトル。
『女性の力』は、昔買いました。戦前戦中の十蘭が好きだから。
川崎賢子さん向きの作品ですが、まだ取り上げられてないですね。
戦前にはもう1つ少女小説があって、これは川崎さん紹介済み。
少女向けではないけど、戦前版「だいこん」も少女小説に入れていいかな。
少女系はだいたいこんなところだと思います。また思い出したら書きます。
「久生十蘭集4」ほしい。
45 :
44:2001/07/10(火) 04:43
せんぶりの千太さん。
TV版顎十郎については林美一の『時代考証うらおもて』(毎日新聞社)で
言及されているのを見た程度です。
46 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 18:23
久生十蘭の作品をひとつ漫画化するなら、私は「魔都」を細野不二彦氏に描いて
もらいたい!
あの夢幻的なストーリーと細野氏の絵柄はピッタリだと思うのだが・・・いかが?
47 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 20:33
『魔都』は昔、絵物語になってたよ。
誰だったっけ? 有名な人が書いてた。
『幻想文学』だったっけ? なんかの雑誌に載ってた。
ああ、思い出せない……つらい……苦しい……
誰かおしえて……
48 :
密室博士:2001/07/29(日) 23:04
>>47 廃刊直前の「幻影城」に載ってた。
絵師はあのムショに入った花輪和一だ!
49 :
密室博士:2001/07/29(日) 23:11
50 :
47:2001/07/29(日) 23:12
密室博士さん。
そうだった、「幻影城」だった!
胸のつかえが取れた。
今夜はグッスリ眠れます。ありがとう!
51 :
名無しのオプ:
サルベージ