1 :
ジロー:
2 :
ジロー:2001/05/31(木) 19:21
それで何が書きたかったのかというと
「妖鳥」「螺旋」「神曲法廷」このところ続けて読んだんだけど
いわゆるミステリー作家とは方向性が違っているねってこと。
良い意味でも悪い意味でも。
3 :
名無しのオプ:2001/06/01(金) 01:27
他に山田正紀関連の過去スレってなかったの? サミシイことだな・・・・・・
いや、自分も探したけどね
>>2 ミステリー作家の方向性ってどういうの?
4 :
名無しのオプ:2001/06/01(金) 15:32
三匹の馬を買ってきた記念あげ。
郵便配達は二度死ぬ
花面祭
金魚の眼が光る
愛しても、獣
蜃気楼・13の殺人
が欲しい。
5 :
名無しのオプ:2001/06/02(土) 12:26
6 :
レッド・ダイアモンド:2001/06/02(土) 13:00
敗者復活をテーマにしたという冒険小説、いまから上梓されるのが楽しみでなりません。
ゲーム性・論理性にこだわった国産活劇小説って貴重なだけに…。
7 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 20:57
オールマイティなのに一番使われていないなぁ。
SF以外でmyベストは『謀殺のチェスゲーム』。
8 :
榎本ギャラガ:2001/06/05(火) 22:51
>>3 多分、だけど。
トリックとか、謎解きとか、そういう部分で無く、なんつうか哲学的?(っつーと、言葉悪いなァ)な感じというかかな。
話の中で、いわゆる謎解きとかって、正紀やんの場合あンま重要でないし。
話全体の構造としてのトリック、みたいなのは多いけど。(『人喰いの時代』とかの)
SFの方になるけど、『夢と闇の果て』の解説で、「山田正紀のSFは、“スペキュレイティブ・フィクション”である」 という様な記述があって、要するに、「思弁的な物語」 だそうで。
そういう部分で云うと、山田正紀はSFもミステリーも全く同じ様に書いているンじゃねぇかなぁ。という感じがするです。
つか、ちと俺はミステリーを語る語彙が少なすぎるので、ワケ分からン書き込みになってしまった。
山田正紀の統合に賛成ズラ
10 :
名無し:2001/06/06(水) 15:34
『神狩り』がよかった
11 :
レッド・ダイアモンド:2001/06/06(水) 15:53
犯罪活劇「裏切りの果実」もよかったですよ。
他にも山田ミステリ・冒険小説でお薦めがあったら教えて下さい。
12 :
信者:2001/06/07(木) 09:50
>11
SAKURAを薦める
ライトな感じで
13 :
名無しのオプ:2001/06/07(木) 12:36
囮捜査官シリーズは最高でしょ。
全5巻それぞれ趣向が違うし。
14 :
榎本ギャラガ:2001/06/07(木) 13:08
>>11 ・その系統で云ったら、他スレで既出だけど、『不思議の国の犯罪者たち』 とか、『謀殺3部作』 あたりはイイかも。
冒険小説では、これもベタだけど、やっぱ『サングース特命隊』と、『コンロン(字が出ない)遊撃隊』 も外せない。
ちょい毛色は違うかもだけど、個人的に『たまらなく孤独で、熱い街』 も、なんか一種ジリジリとした寂寥感みたーなのが、通じるモノもあるかな、と。
15 :
名無しのオプ :2001/06/07(木) 17:40
>>8 全面的に賛同。あんまり謎解きそのものには熱心じゃない印象があるからね。
どんでん返しは凄いけど。
>>14 「崑崙遊撃隊」「ツングース特命隊」ですね。
冒険小説ラインでは私は短編集の「贋作ゲーム」がオススメ。
どべたなので「火神を盗め」も。
16 :
探してます:2001/06/08(金) 07:40
『噴煙肉(ハム)の中の鉄』という短編を昔コバルト文庫で読んだんですが、
ぜひもう一度読んでみたい・・どなたか山田氏個人の小説の何に収録
されてるかご存じでしたら教えて下さい。
「カウ(草食人)」と「マン(肉食人)」に人間が別れてて、
主人公のルイスというマンの男が、
『屠殺人兄弟』と呼ばれる凶暴な連中と戦う話でした。
読んだのは15年くらい前です。
『ロマンチックSF傑作戦』というアンソロジーに収録されていました。
17 :
名無しのオプ:2001/06/08(金) 09:06
18 :
>12:2001/06/08(金) 10:38
オレも最近だとSAKURAかな。
SAKURAの話あまりでないね。
あんまり評価高くないのかな。
19 :
名無しのオプ:2001/06/08(金) 11:22
>16
今手に入るのは、17があげたアンソロジー。
山田正紀自身の短篇集だと、講談社文庫の
『終末曲面』に入ってる。絶版だけど結構
売れた本なので、古本屋では割とよく見ます。
20 :
>12:2001/06/09(土) 08:10
ややライトで、阿弥陀かな。
同じシリーズ(?)の仮面はちょいウザ。阿弥陀くらいあっさりしたるほうが
面白い気がする
21 :
16:2001/06/09(土) 09:25
17さん19さん!本当にありがとうございます!
2ちゃんの良い方の偉大さが本当に有り難い・・
早速買いに行って来ます。
うれしい・・
22 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 21:12
「SAKURA」は
キャラクターのつくりと会話のリズムのうまさ、
という魅力がある。
こういう魅力がよくでてるのは、これと「機神兵団」じゃないかな。
23 :
信者:2001/06/11(月) 02:43
24 :
>8:2001/06/11(月) 22:51
トリックを思いついたから書く、
といった感じじゃなくて、書きたいテーマがあって、
それを象徴する謎を出す、といった感じ。
あぼーん
26 :
NANASHI:2001/06/12(火) 17:49
山田フリークの皆さん「謀殺の翼747」って面白かったですか?
「チェスゲーム」「弾丸特急」はバツグンだったのですが、3作目となると…という
先入観があっていまだ手を出しかねているのです。
ネタばれなしで紹介、よろしくお願いします!m(_ _)m
27 :
VESTA:2001/06/12(火) 19:29
しかし「ミステリ・オペラ」の「桐子の×は××かったのです」は
ちとひどくないかい?
28 :
名無しのオプ:2001/06/13(水) 00:11
>>27 それってP.635かな?
だったら、ひどいとまでは思わないけど、悪い意味でびっくりしたよ(藁
29 :
名無しのオプ:2001/06/13(水) 13:47
「桐子の×は××かったのです」
=「桐子の胸はでかかったのです」?
それとも
=「桐子の足はクサかったのです」?
30 :
榎本ギャラガ:2001/06/13(水) 14:09
>>24 ・なんかそんな感じ。
謎解きは、話の中での仕掛けの一部でしかない、みたいな。
>>26 ・前2作とは毛色は違うけど、これはこれで面白いよ。
つうか、『謀殺三部作』 と云うワリには、全部毛色が違う。素晴らしい。
31 :
名無しのオプ:2001/06/14(木) 09:59
「謀殺の翼747」が「謀殺」シリーズということすら知らなかったよ。
32 :
名無しのオプ:2001/06/15(金) 17:07
あげ
33 :
奥さまは名無しさん:2001/06/16(土) 19:59
「ミステリオペラ」は量子力学とか並列世界とかに言及して、
山田正紀だからSFかな、と錯覚させて
ミステリで落とす。
自分の作家性さえもトリックに使った妙技。
34 :
名無しのオプ:2001/06/18(月) 06:16
いまさらだけど、SF板に対抗して
「山田正紀先生のミステリが、もっと読みたいっ!!」
だったら良かったかなーとか思ったりして。
でも、書き込む人はほぼ向こうとかぶってるんだろうけどね。
35 :
名無しのオプ:2001/06/18(月) 12:11
>>33 ここではどうか知らないけど、今でも山田正紀を
新進ミステリ作家と認識している人いますよ。
「妖鳥」がでたとき「また凄い新人がでた。京極並」と
いわれて頭を抱えた記憶がある。
そいつが知らないだけかと思ったら、結構新人ミステリ作家と
思ってる人が多かった。凄くショックだった。
36 :
名無しのオプ:2001/06/18(月) 14:49
>>33 このパターンを逆にすると「リサイクルビン」や「黒い○」
になるんだな。「ミステリ・オペラ」の方が明らかに受けはい
いよね。文章の素性も違うけど、これは年季。
##もっとも「リサイクル」は中盤でSFだと判るから害は少な
い。「黒い○」はH.P.L.読んでないと最後までネタが判らない
可能性がある。
俺は「ブラックスワン」がスキ。あと女囮の3がすばらしい。
38 :
榎本ギャラガ:2001/06/19(火) 12:46
>>37 ブラックスワン良いね。泣くね。
山田正紀の書く切ない話は、ウェットじゃないとこが良いね。
諦観と虚無感が微妙に混ざっていて。
運命の女とかもチト色合い違うけどイイね。
39 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 08:17
age
40 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 09:11
「女囮」はシリーズをとおしてたくさん伏線をはったのだが、
あまりに反響が無いのに嫌気がさしてほとんど捨ててしまったらしい。
勿体無い話だ。
後、「女囮」をポルノっぽい売りにした出版社をみんなで燃やしませんか?
41 :
上智kanagawa0102-108052.zero.ad.jp:2001/06/21(木) 12:05
>>40 あれはヒドイですよね。あれじゃミステリってわからないですもの。
ぼくも最初、ああ、山田正紀もこんなの書くようになって、落ち
ぶれたもんだなあと思ったぐらいですから。
最初から幻冬舎で出しておけばよかったのに。
42 :
志穂ちゃん萌えー:2001/06/21(木) 12:51
>>40,
>>41 同感。推理小説ファンは題名で引き、エロ小説ファン
は内容で引く(^^) あれじゃあお○ん○ん元気にならんも
ん。
そろそろ気を採り直して「女囮」劇場版完結編(^^)書い
てチョーダイ。首締め終劇でもいいからさ。
43 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 22:32
首を切っておしまい。
44 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 22:51
「人喰いの時代」「ブラックスワン」が好きだ。
「妖鳥」「螺旋」「神曲法廷」は次のランクくらいかな。
あくまで個人的に。
45 :
上智kanagawa0102-108073.zero.ad.jp:2001/06/21(木) 23:10
「ブラックスワン」いいですね。大好き。結びの一行の
美しさ。物語の輪が閉じていく音が聞こえます。
意外にも話題にのぼっていないのですが、やはり山田
正紀の本領は、
「火神を盗め」
「謀殺のチェスゲーム」
「謀殺の弾丸特急」
といった冒険小説にあるのではないかと思っています。
SFも本格ミステリも、全部面白いですが、やはり冒険もの
を書いたときの山田正紀は格が違うという感じがします。
46 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 23:36
>45
付け加えるならば、
「クン崙遊撃隊」「ツングースカ特命隊」もです、閣下。
47 :
上智kanagawa0102-108073.zero.ad.jp:2001/06/22(金) 00:26
>>46 ああ、それ積読ですー。
薄いので、チャッチャと読んでみたいのですが、なかなか
触手が伸びなくて。そのうち読んでみます。
48 :
雷昔:2001/06/22(金) 00:51
螺旋を読んだ。
「神宿る房総半島を舞台に史上最長の密室トリックに挑む
空前絶後の一大叙事詩ついに完成!
人間は善なのか悪なのか?」
ってなんじゃー!!!!!!
全然本の内容を表してねーよ!!
話自体は社会派推理小説ってのに分類されるのかな?
あんまり読んでないけど、松本清張の本みたいだった。
伝記小説っぽい部分がいまいち説得力ないので、
「頭のおかしいやつが怪行動とっただけじゃん!」と思ってしまった。
物理的?なアイデアと善悪云々のテーマと聖書神話等のアイデアが、
うまく噛み合う前に終わってしまったような感じ。
新聞記者の捜査にページを使いすぎのような印象だった!
このスレにもほとんど名前が出てきてないけど、
ファンはどう思っているんでしょうか!!?
とにかくカバー裏の宣伝文句をなんとかしてほしい・・・・。
49 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/06/24(日) 10:19
|
>>48 >人間は善なのか悪なのか
| その惹句は便利だから山田正紀作品によく使われるな。
| あと魔性の美少年とか冴えない中年とか神への挑戦とかは
| あの人の多用するガジェットだし。“山田節”だな。
| ミステリをあくまでも作法としてだけ使っているから、
| ミステリしか読まない読者からは不満の声がよく挙がる。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<ミステリ作家からは評価され、ミステリ読者からは
ヽ .ミ ミ | 批判or無視されるのがあの人のここ最近の立場。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
50 :
清涼飲尿水:2001/06/24(日) 11:15
>ミステリ作家からは評価され、ミステリ読者からは
>批判or無視される
そりゃSF時代後期の山田正紀じゃないか? SF作家からは評価され、
SF読者からは 批判or無視される(笑
山田正紀のミステリはミステリ読者からもちゃんと評価されてるし
二階堂みたいにミステリ作家でも山田を批判してる人がいるぞ。
|
>>50 おれの歳だと80年代のSFのことは伝聞でしか知らないから
| 何とも言えない。スマソ
| 二階堂の批判って「探偵小説へのこだわりに関するスタンスの違い」
| というやつでしょ。それは知ってる。二階堂のミステリは読んだことないけどね。
| >山田正紀のミステリはミステリ読者からもちゃんと評価されてるし
| んー、少なくともおれの見てきた限りでは一番多い反応が
| 「山田正紀? 誰それ?」で次が「二流SF作家のさらに二流の余技でしょ? 読む気もしないよ」
| なんだよね。
| 読んでる人の書評でも『神曲法廷』は中身のないがらんどうのミステリ、無駄な部分多すぎ。
| とか、著者後書きの「SFのテーマをミステリーで展開することは可能か」というのに退いた。
| とかそんな扱いばっかりだったから2chのSF板で初めて山田正紀のミステリを
| 誉めてるのを読んだ(笑)
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<まあおれの贔屓目が過ぎるのかもしれないけど、
ヽ .ミ ミ | もうすこし認知度があってもいいんじゃないかなあ。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
52 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 02:57
他のスレにも書いちゃったけど、
誰か「化石の城」読んだ人いない?
すごい昔に読んだんだけど(多分朝日ソノラマ刊)、異様に面白かった記憶が。
絶版は哀しいっす。
53 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 06:25
マジかよ。『化石の城』は明らかに失敗作だろ。ご本人も
著作リストから抹消したがっているぐらいだから、再刊の
可能性はゼロだろうなぁ。
あ、ソノラマじゃなくて、二見書房のサラ・ブックスです
よ。『崑崙遊撃隊』の元版と同じとこね。
|
>>52-53 『化石の城』はそこまで失敗作じゃないよ。
| ついこないだ読んだばかりだから言うけど。
| あれが失敗だったら(以下自粛)
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<つーか誰か『恍惚病棟』や『金魚の目が光る』
ヽ .ミ ミ | についても語れや。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
55 :
52:2001/06/25(月) 15:54
>>53 そーすかー。情報ありがとう。
面白かった記憶あるんだけどなー。なんか天才青年建築家とか出てきて……
ま、読んだのは厨房のときなんで、記憶曖昧につき、勘違いだったら許してちょ。
56 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 21:52
山田正紀を2流SF作家にしたら、日本のSF作家の大半は2流になっちゃう。
確かに全盛期は過ぎているけど、「書き続けている」という点だけでも
評価できると思うなぁ。
賞云々は無意味だと思ってるけど、一応二度直木賞候補にもなってるから、
(「火神を盗め」「少女と武者人形」)、2流と言ってしまってはかわいそうだ。
個人的には山田正紀の小説は「青い」と思ってます。
デビューから今まで常に「青い」。
57 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 22:13
>54
いや、「金魚」も「恍惚」も面白かった記憶はあるのよ。
ただ、他の作品に比べてテーマとか地味だし、萌えるキャラでないし、
全体的に地味な印象でね。
58 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 22:28
山田正紀って探偵使い捨てない?
59 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 22:30
>「二流SF作家のさらに二流の余技でしょ? 読む気もしないよ」
ものを知らんというのは恐ろしいことだ・・・
60 :
密室博士:2001/06/25(月) 22:40
まったくだ。
あぼーん
62 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 22:42
>58
現代のキャラ萌え風潮へのアンチテーゼ。
あぼーん
64 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 00:04
みんな、ごめん。
山田正紀のどうにもこうにも萌えそうもないキャラクターでも
何故か萌え萌えできました・・・
パターンがある程度決まってるし、苗字や名前の重複に萎えることもあるんですけど。
でも、萌える。
65 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 08:01
>>52 「化石の城」は再刊もされてないことだし、さほど期待してなかったけど、
読んでみたらなかなか面白かった。強烈に青く、熱かった覚えが。
>>54 「恍惚病棟」は面白かった。痴呆患者の幻想がうまく使われてたと思う。
「金魚の眼が光る」の方は、いまいち。まとまりがない感じ。
>>64 名前といえば、「ナース」の“遠藤志保”ってのには、ちょっとくるものが
あったけど、どう? 「女囮捜査官」を読んでれば……。
66 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 11:51
看護婦戦隊「ナース」。
おもしろかたよ。
| おれは『ナース』はそんなにレベルが高いとは思えないけど、
| あの終盤の光景はなんとも。『ベルセルク』のあれへのオマージュ
| かなと感じたよ。
| 意外に山田作品の評価がたくさん聴けてうれしいな。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<『人喰いの時代』(ハルキ文庫)の物語構造ってすごい
ヽ .ミ ミ | 思うんだけどミステリ的にはあれは珍しくないのかい。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
>>67 「ナース」は、おれもちょっと……。
「秘匿委の次代」はいわゆるメタってやつでしょ。
そんなに珍しいものでもないと思うけどな。
69 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 04:05
山田正紀って看護婦に興味もってるみたいやし、他の山田正紀作品のような重厚な話を期待しなければ結構楽しめるとおもうんだけどな。B級映画のノリを狙ったと思う。
関係ないけど、冒頭に載ってる「ナイチンゲール誓詞」の文句ってカッコよくない?
| 山田正紀の短篇ミステリも一読に値すると思うな。
| おれは小説すばるを欠かさず立ち読みするようにしている。
| …いやまあ、それ以外の部分が値段のわりに(中略)
| だから買う気はしないんだけどね、
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<
>>69 それはわかるな。まあおれは『スーパーカンサー』
ヽ .ミ ミ | もダメだったクチだけど。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
71 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 07:58
>>67 「人喰いの時代」の物語構造って、どれのことだろ?
>>68も書いてるようにメタなところ? それとも連作の最後でひっくり返すところ?
何か似たようなのがあったっけなあ……。
「人喰いの時代」より後なら、若竹七海「ぼくのミステリな日常」が
よく似てると思うんだけど。
>>70 「スーパーカンサー」よりは「ナース」の方がよくできてるような気がする。
|
>>71 >『人喰いの時代』
| 主観的な視点である意味ねじれて語られていた物語が
| 客観的な視点の物語に切り換わるところ。
| 『ぼくのミステリな日常』も読んでるけどたしかに
| 似てるね。オチのつけかたはだいぶ違うけど。
| ほかにそういう作品ってないかい。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<>探偵使い捨て 山田さん自身『機神兵団』10巻の
ヽ .ミ ミ | あとがきで「キャラへの愛着はない」って言ってたしね。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
73 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 09:20
山田正紀のキャラって頭に残らないものな。
例えるなら、駒は同じで、盤面をころころ替えるチェスゲームのような、そんな小説の書き方な気がする。
たとえば、山田正紀キャラ人気投票ってやってみたら、凄い不毛な事になると思うんやけど、どうよ?
まあ、山田正紀の息抜きの為にもナースみたいな作品はたまに書いてほしい。
74 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 09:24
>>72 SF方面だと、最後の敵、天保からくり船なんかそうじゃない? ちょいと違うかな。
ミステリ方面だと、まだ語れないやつとかさ。
75 :
らいつびる:2001/06/27(水) 16:49
>主観的な視点である意味ねじれて語られていた物語が
>客観的な視点の物語に切り換わるところ。
>ほかにそういう作品ってないかい。
高木彬光の墨野シリーズは、順番に読めば、そうとることも出来ると思う。
「ミステリーオペラ」やっと買った。
さてと、これから読むかな。
76 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 16:58
>>73 佐伯に萌え。
キャラ投票やったらぶっちぎり1位では?
77 :
名無しのオプ:2001/06/28(木) 02:58
>>76 残念だね、チミ。
「佐伯」さんはいっぱい出てくるよ。
78 :
榎本ギャラガ:2001/06/28(木) 04:24
正紀やんにとっては、探偵に限らずキャラは話のコマだしね。
印象に残っているキャラは何人か居るけど、ミステリよりSFや冒険小説の方が多い。
俺は結構、正紀やんの群像ドラマ的な話の構成とか、すげぃ好きなンです。
看護婦に限らず、死と密接に関わっている人物を使うのが凄く好きな気がする。
探偵とか刑事とか、そういう異常時に死と関わるンでなく、日常的に死と関わる立場の人。
『妖鳥-ハルピュイア-』 なんかだと顕著だよね。
79 :
奥さまは名無しさん:2001/06/28(木) 11:30
でも、キャラに愛着ないって言う割に、
結構魅力的なキャラ作るんだよな。
それこそ昨今の萌え系に負けないくらいのね。
>>72 遅レスだが、カーター・ディクスンの(メール欄)とか。
>>79 そうね。俺は贄塔九郎(「闇の太守」)とか。特に若い頃。
81 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:25
ここにいる皆さんって、お年幾つくらいなんですか?
「山田正紀直撃世代」はどの年代か知りたい。
82 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:32
「神狩り」の直撃をくらっているのは40代以上。
ただ、ここにいる人の大半は30代という気がする。
中学生くらいにSFブームがあった人。
かくいう私も30代。
83 :
81:2001/06/30(土) 22:07
俺は今年21歳で、山田正紀とのファーストコンタクトは
14歳(1994)の時です。
リアルタイムじゃないので、スルーした作品が数多くあり、
悔しさのあまり、今回のような質問をした次第です。
84 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:38
ファーストコンタクトは高校の頃に『崑崙遊撃隊』。
よくよく考えたら山田正紀歴もう十年になるんだ・・・
86 :
名無しのオプ:2001/07/01(日) 12:09
俺はウォーロックってTRPGとかゲームブック全盛時代の雑誌のブックレビューから、山田正紀の紹介をうけてそれではまりました。
ってなわけで24才。今は結構再版多いけど、その頃は手に入れるの大変だったよ。三人の馬、弥勒戦争、謀殺のチェスゲームの三作はかなりハマッタ。
87 :
81:2001/07/01(日) 22:05
「若手SF作家から一時期猛烈に叩かれた。」
という話を聞いたのですが、どんな事件だったのですか?
88 :
名無しのオプ:2001/07/02(月) 00:58
>>82 俺、44歳。その通り、見事に「神狩り」の直撃喰らった世代じゃ。
個人的には「弥勒戦争」の方がちょっと好きだが。
その後、「謀殺のチェスゲーム」「アグニを盗め」の連発も直撃弾喰らったのう……
89 :
86:2001/07/02(月) 04:42
>>88 その頃だと、一緒に田中光二冒険物にもハマってなかったですか?
90 :
名無しのオプ:2001/07/02(月) 05:59
現在36歳。
SFには全くと言っていいほど興味ない。
かろうじて筒井、小松を読んだくらい。
で、山田は「ブラックスワン」から入った。
講談社のハードカバーのシリーズで発売されていたよね?
遡って「人喰いの時代」は読んだ。
それ以降の推理物は全て読んでいる。
冒険もの、SFには今一つ触手が伸びないけれど、
相当なスキルの作家だということはわかる。
91 :
名無しのオプ:2001/07/02(月) 06:07
>>87 それ知らない。
でも、若手SF作家というといまだに山田正紀を思い浮かべる(笑)
| おれも知りたいから誰か教えて>山田正紀叩き
|
>>83 おれより年上じゃん。図書館・ヤフオク・ブックオフ
| の三拍子でいくらでも読めるぜ。
| あ、e-novelsも選択肢に追加。『神獣聖戦3』が読めるのは大きい。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<ところでe-novelsで連載して中断した評論
ヽ .ミ ミ | 「我が名はオィディプス」はやっぱ消滅?
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
93 :
83:2001/07/02(月) 19:09
>93
頑張ってるんだけどね、
図書館には「デッドエンド」「顔のない神々」「終末曲面」ないし
ブックオフでもみつからない。
ネットに詳しくないからヤフオク、e−novelsとか分からない。
94 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/02(月) 20:31
|
>>93 まずe-novelsの話。
| ここ↓に飛んで、画面左側にある「ご案内」を見て。
|
http://www.e-novels.net/ | そこに短篇の買いかたとかが載ってる。
| 次。ヤフオク↓
|
http://auctions.yahoo.co.jp/ | はもう有料化されてしまったからあんまり素直には
| 薦められないけど、まあ「悪党」もそのぶん減ってるからある意味
| 安全かも。下に「山田正紀」の検索結果貼っとく。
| どういう仕組みになってるのかはこれ↓読んで。
|
http://help.yahoo.co.jp/guide/jp/auct/tour/ | 挙がった3作品はみんな文庫落ちしてるから結構遭遇率は高いと思う。
| 『デッドエンド』(文春文庫)『顔のない神々』(角川文庫)『終末曲面』(講談社文庫)
| あと山田さんのデビュー作(「宇宙塵」に載ったもの)「終末曲面に骰子を投げ入れて」
| が載ってるアンソロジー『破局のおすすめ/新「宇宙塵」SF傑作選』(河出文庫)もある。
| これはこの本以外では読めないはず。でも1987年初版だからもう在庫はなさそうだな。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<ふたつの「終末曲面」を読み比べるのもまた一興、
ヽ .ミ ミ | ヴァージョン違いみたいなもの。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
「ヤフオク検索結果」↓
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%BB%B3%C5%C4%C0%B5%B5%AA&auccat=21600&alocale=1jp&acc=jp&hc=0&hs=0
95 :
名無しのオプ:2001/07/03(火) 08:26
96 :
名無しのオプ:2001/07/03(火) 08:28
1の悪魔払いを担当したエクソシストです。
1がこのようなスレを立ててしまい、
大変ご迷惑をおかけいたしました。
もしこのスレを読んで気分を害された方が
おりましたら心からお詫び申しあげます。
1は普段は虫一匹殺せないような優しい性格の持ち主でした。
そんな1でしたが、ある日好奇心からこっくりさんをして
遊んでいました。彼にとってはほんの遊びだったのかもしれませんが、
その好奇心が彼の運命を変えてしまいました。
なんと彼は悪魔に取り憑かれてしまったのです。
その後、彼は変わってしまいました。
奇声をあげながら大小便を垂れ流し、突如自分の体を傷つけ始めたりしました。
それが終わると疲れたように部屋のパソコンに向かい、掲示板荒らしに
いそしむ毎日でした。それを見かねた両親が私のところに悪魔払いを
依頼してきたというわけであります。
私が彼のもとに駆けつけたとき彼は見るも無残な状況でした。
全身は傷だらけで、悪臭がただよい、小声で「マンセー、マンセー」
とつぶやいていました。それを見て私は早速悪魔払いの呪文を唱えながら
聖水を彼に振り掛けました。普通の悪魔ならこの時点で退散するのですが、
この悪魔はしぶとく、最後は呪文を唱えるというよりも怒鳴りつけるといった
ような感じでした。苦労の末、ついに悪魔は彼の体から消え去ったのです。
その後、彼の家庭には今までどうりの平和な生活が戻りました。
もう奇行に及ぶこともこのようなスレを立てることも無いはずです。
老婆心ながら、この文章を読んだ方は決してこっくりさんの類に手を
出すことのないよう忠告いたします。
97 :
88:2001/07/03(火) 08:39
>>89 ご明察。
「白熱!」には萌えたっす。
エ、車板逝けって? 失礼しました。
98 :
名無しのオプ:2001/07/03(火) 09:05
>>95 岬兄吾って今ポルノ書いてるの? まぁ、蘭光生=岸貴士(字は間違えている)
の例があるから不思議はないけど。
SF板向きの話題かもね。
99 :
何せ16年も昔の話しゆえ:2001/07/03(火) 14:21
若干の記憶間違いはご勘弁を。
岬VS山田間のトラブルに関しては、先に岬氏が火浦功氏の文庫(「おまえが悪い!」角川)解説で
こういったライトな日常感覚のSFこそが良いのであって、人はどこから来てどこへ行くのかだの、
神だの造物主だのといった重い哲学的主題のSFは、暗くてダサくて、若い読者から「何ソレ?」と
いった感じで見向きもされず、鼻にも引っかけられない−といった趣旨の“極オレ的SF観”を開陳
したところ、いまはなき「SFアドベンチャー」誌上で、まさに哲学的命題そのものの「神狩り」で
デビューした山田正紀先生が、「他人の揚げ足をとりつつ、しかもまともに反論しようとするものなら
逆に笑い者にされてしまうような、周到で姑息なやり口だ」と不快を表明したところ、岬氏が次号かで
さらに“極オレ的SF観”(これからは、いわゆるヤングアダルトおよびその読者が活字SFをリード
していく)を、山田氏を小馬鹿にしたようなヘラヘラした調子で展開した…そんなクラッシュがかって
のSF界にはあったのです(詳しくお知りになりたければ’85〜6年の「SFA」のバックイシュー
をどうぞ)。
そして15年後、たしかに“ライトノベル”は勝利しました。山田先生も現役の職人作家としてバリバリ
活躍中です。しかし、岬氏は…?(長文スマン)
>>19 >しかし、岬氏は…?
大原まり子をGetした…じゃ駄目ですか?
>>99 いやあ、岬氏は先見の明に長けてたんですねえ、いろいろな意味で。
大原まり子の(中略)も含めて。
102 :
93:2001/07/04(水) 21:21
>94
ありがとう。こんなビギナーな俺にジーフィーをありがとう。
>99
どんな大事件かと思っていたが、相手が岬程度の小物だったとは・・・
いくらなんでも格が違いすぎ。
>>99 頑なにSFAを読まないでいたのでこの話知らなかった...。感謝。
「おまえが悪い!」好きだったけど、当時工房だった俺も解説がうざいと
感じたものだったが、そうかそうか、そうだったのか。
岬氏が当時俺のアイドル(藁 だった大原まり子をGetしたときは
微妙に悔しかったことを思い出したぞ。
関係ないのでSageとくけど。
>>102 同意。
104 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 19:18
「アフロディーテ」読了。
例によってキャラ萌えのしない話だが・・・じいんときた。
やっぱり巧いや。
105 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 19:46
キャラ萌えが作品の目的の9割を占めるライトノヴェル陣と、
キャラは駒に過ぎないと断じる山田正紀、
この2者の対立は必然的な事でございました。
106 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 00:45
なんかで山田正紀が「いきなり前線に投入されちゃって」みたいなことを
書いてたように思うんだけど、でもライトノベルではやっていけなかった
んじゃないかな〜?そっち方面で修行してたら随分作風が変っただろうな
と思うんですけど。
108 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 16:11
>>107 えーと、
>>105を読んでなんとなく思ったことなんであんまし深く突っ込まないでね。
e-NOVELSのインタヴューで
ジュヴナイルで鍛えられた作家さんが多い
↓
僕にもそういう機会があれば良かった
て言ってたんだけどもしそんなことになってたら今の山田正紀はありえんよなぁ、
つーかそもそもヤングアダルトではやっていけなかったかもねー、と思ったのよ。
もちっと本音をいうと、若人に受けるキャラやカワイイ女の子を書く
山田正紀なんか考えられんッ!てこと。
(レーベルに関わらずヤングアダルトっぽいものや、
ソノラマ文庫で出てる作品は読んでないのです、ゴメソ)
109 :
:2001/07/07(土) 16:22
>>108 なるほど、了解。
すると『七面鳥危機一髪』(しかも表紙がモンキー・パンチ)
とか『電脳少女 アイドロイド・ユイ』みたいな作品は、
「若人に受けるキャラやカワイイ女の子を書く」試みだったのかもしれないね、と思った。
でもそれは(たぶん)商業的には成功しなかったのかな…。
111 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 00:44
来月ハルキ文庫から出るのはどの作品?
>>110 七面鳥は一応文庫オチしているけど、ユイはしてないんじゃない?
まぁ、どっちも成功とはいえないと思うけど。
でも、「ヨハネの剣」なんて今ならライトノベルに入ってもおかしくない。
宝石泥棒の悪役だって、801系の人に受けそうだ。
ただし、かわいい女の子は下手かもしれないかもね。
113 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 20:45
>>112 「ヨハネの剣」って短編集のあれ?
どう考えてもライトノベルとは思えないけど・・・
短編集でライトノベル的なら「地球軍独立戦闘隊」がオススメ。
114 :
名無しのオプ:2001/07/10(火) 09:08
「若者にうけるキャラや可愛い女の子を書く」試みの作品というと・・・
「ジュークボックス」だな。
115 :
名無しのオプ:2001/07/12(木) 09:36
最近SF板の山田スレが沈みかけてるので、
ミステリ板の皆さんもあげてってください。いいね、パパとの約束だぞ。
116 :
レッド・ダイアモンド:2001/07/12(木) 16:25
崑崙遊撃隊の砂ダコ、あげ。
117 :
名無しのオプ:2001/07/12(木) 18:15
じゃあ砂サメage。
118 :
名無しのオプ:2001/07/13(金) 09:52
「宝石泥棒」のシユウage.
119 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/13(金) 14:04
呪師霊太郎と『心霊呪殺師太郎丸』(セガサターン)の
アナグラムが偶然とは思えないage。
あぼーん
121 :
榎本ギャラガ:2001/07/14(土) 13:18
>>104 アフロディーテ(・∀・)イイ!! べ?
何年かして年喰ってからの再読をお薦めするです。
>>110 ある意味で。
『影の艦隊』も、『機神兵団』 も。
若い読者に対するアピールを、正紀なりに試みたシリーズだと思っているのですが。
まぁ、ぶっちゃけて。
そんな媚びは正紀やんには無理だと思いますが。
122 :
名無しのオプ:2001/07/15(日) 12:34
山田正紀が1時期でもなびくほど、
当時のライトノヴェル界は勢いがあったということですね。
123 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/17(火) 11:19
| 支持してる層ってのが見えてこない作家っているよね。
| いやおれの思いこみなんだろうけど……書店で山田正紀の本を
| 立ち読みしてる人(⊃買ってる人)を見たことないんだよ。
| Webでもファンページの少ないことといったら、とても現役作家とは
| 思えないナー。2chでもなんか同じ人(おれ含む)が何回も書いて
| スレが細々続いているような。高尚・難解を売りにしてるわけでもないのに
| なんで人気がないんだろうね?
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<ベストセラーの棚にこっそり『ミステリ・オペラ』
ヽ .ミ ミ | を置いてみたが売れないな。元に戻されてたよ…。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
インタビューってこれか↓。なるほど。
http://www.e-novels.net/tokusyu/y001-1/02.html
あぼーん
125 :
名無しのオプ:2001/07/17(火) 21:55
>>123 人気がない……のかな? 少なくとも、大人気ってわけじゃないのか。
感想はWeb上に結構あると思うけど、ファンページって例えばどんなんだろう?
ちなみに、おれはSF板のスレとあわせて10個くらいレスしてる。
レスが多いのは厨房代表と榎本か? あとSF板の元スレの2かな?
126 :
名無しのオプ:2001/07/17(火) 22:50
>123
確かにここ以外で山田正紀ファンと会ったことはない。
つまり実生活で正紀ファンに会った事ない。
とりあえず、最近友人に「日本SFの最高峰」と吹き込んで、
教化してみました。
127 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 08:31
>>126 そう言えばオレも正紀ファンに会ったことないな。布教してみるか。
ちなみに、うちの相方に読ませるべく、デュアル文庫「チョウたちの時間」を買ってある。
角川文庫版持ってるのに。なんかとっつきやすそうだから。
>>123 >ベストセラーの棚にこっそり『ミステリ・オペラ』
>を置いてみたが売れないな。元に戻されてたよ…。
てことは元はベストセラーではないことにあったんだな。やっぱ売れてないのか。
自分が周りに布教したのは「神曲法廷」だけだ…。なんか人には勧め辛い作家かも。
「だってSF作家デショ」とか云われちゃったしなぁ。
カドノコウヘイ好きの妹に「チョウたちの時間」を渡したら読むかなぁ…
129 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/19(木) 14:41
| こんな話題に同意されてしまうとは……。
| う〜ん、たとえば『ミステリ・オペラ』を文庫
| 3分冊くらいにして、鶴田謙二のカバーで緒形剛志の挿絵を
| いれて帯に上遠野浩平の推薦文でもつけたら売れるだろうか?
| 著者略歴には「SF」という文字を入れないように、とか……。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<そうすると1巻だけ売れるとかいうオチかもナー。
ヽ .ミ ミ | しかし売れない理由が本気でわからん。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
130 :
名無しのオプ:2001/07/19(木) 15:20
確かに一般うけはしてない。作家内のうけはいいのに。
関係ない話になるが、
筒井康隆がエッセイで、日本SF界を王国に例えていわく、
小松左京が王様、星新一が同じくらい偉い大臣、
そいて吾等が山田正紀は、その正統派の作風から「王子様」だった。
131 :
名無しのオプ:2001/07/19(木) 16:19
>>129 デビュー後しばらく仕事がこなかったんでしょ?
周りが囃さない(と書けば山田氏の実力が低いように
見えるけど、自分はそんなつもりじゃないよ)から
読者層が余り目に留めなかったとか、そういうのじゃないの?
(あるいは気づかなかった)
あぼーん
133 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/19(木) 17:20
|
>>130-131 王国は亡びてしまったのか(w 現在は神林長平や
| 牧野修、上遠野浩平たちの連合諸国状態かな。まあそれはさておき、
| いわゆる“writers' writer”というイメージは、どうも山田正紀には
| 似合わないと思う。中井英夫や山尾悠子、飛浩隆に対していうの
| だったら納得できるんだけど、あれだけ幅広いジャンルを手がけて
| 量産しているのに「玄人受け」なのは不思議。というか不可解。
| ブックオフ行けば100円棚に必ず一冊は落ちてるから、レビューで名前見て
| どれどれ、試してみようか、と思って買う人がいそうだけどね。
| 筆力は凄いんだけど、根底の思想が今の時勢に合ってないのかな?
| 思想のベクトルが笠井潔や押井守と似てる部分があるかも。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<>仕事こない まだライト系という言葉さえなかった時代
ヽ .ミ ミ | のはずなのにそんな扱いだったのか……。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
134 :
名無しのオプ:2001/07/19(木) 17:58
>>133 山田正紀って凄く広いジャンルで書いてるけど
決して器用な作家じゃないからでは。
ほとんどの作品の根底に諦念とセンチメンタリズムがあるし。
文章もうまい方ではない(新本格と比べれば格段にうまいが)。
一度読むとファンになる人が多いけど、なぜか地味ですね。
知り合いに「神曲法廷」読ませたら、「この人は凄い新人だ」と
言われたのはご愛敬(笑)
135 :
名無しのオプ:2001/07/19(木) 18:07
>>133 >>ふき出し(下)
ハルキ文庫の神狩りのあとがきにそういうのが書いてあった。
「「衝撃のデビュー」とは言うが、実際はそんなものではなかった」とも。
自分のところのブックオフはあの人の本は全部300円なんだ。鷹。
136 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/19(木) 18:40
|
>>134 >不器用 あー、それわかる。『エイダ』と『デッドソルジャーズ・ライヴ』を
| SFM連載時のものと読み比べたら、ほとんど別物になってて驚いた。
| ここまでリライトするなら連載する意味って?……と思ったよ。
| シリーズも設定にほころびが出てきたらすぐ打ち切るしさあ……
| 新刊で買ってる読者のことも考えてよ〜、と愚痴を言いたくなる。
| >凄い新人 どうせならそのままこれがデビュー第二作なんだよ、と言って
| 『女囮捜査官』読ませればいいのに(w
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<
>>135 そのあとがきは読んだことあった。
ヽ .ミ ミ | 昔から自虐芸をよくやるもんなあ……『物体X』とか。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
137 :
名無しのオプ:2001/07/20(金) 00:40
age
138 :
名無しのオプ:2001/07/20(金) 20:21
>>136 さすがに女性に新書版の「女囮捜査官」は貸せません(w
「贋作ゲーム」「火神を盗め」「不思議の国の犯罪者たち」
を貸しておきました。「妖鳥」と「螺旋」は自分で買ったらしい。
次は「人喰いの時代」「金魚の眼が光る」「ブラックスワン」を
貸す予定。
でも、根がSFものの私は本当は「宝石泥棒」や「神獣聖戦」を
読んで欲しいのでした。
あぼーん
140 :
名無しのオプ:2001/07/20(金) 20:42
うーむ、そういうことかもしれないな。
141 :
榎本ギャラガ:2001/07/21(土) 18:27
>玄人受け。
ぶっちゃけて云えば、純粋な“娯楽小説”が書けないからじゃないのかしらね。
技巧的に見えて、実は感性の作家だったりもすると思う。
俺は昔、友人に『火神を盗め』 を貸して貰って読み始めたクチ。
その一冊が、感性の部分でもの凄くハマッタ。
女の人二人ほどに勧めて、一人は『デッドエンド』 でキたみたいだけど、多分もう読んで無い。
センチメンタルなテイストのある話は、女の人にも少し受けるみたい。
もう一人は、普段の嗜好が何せ海外ハードボイルドなので、「文章がウェットなので苦手」 と云っていた。
云われてみると、確かに山田正紀の文章は、実に独特の湿気がある。
142 :
名無しのオプ:2001/07/21(土) 22:47
>>山田正紀の文章は、実に独特の湿気がある。
そやねー。なんか、じとじとしてるんよね。
しつこいっていうか。
まー、好きなんやけど。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
148 :
( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/22(日) 11:37
|
>>141 それで思ったんだけど、山田さんの「浮いた話」ってのは
| サパーリ出てこないね。他の作家だと下世話な話がよく出てくるけど、
| そういうこと語ってるのも語られてるのもほとんど見たことない。
| 「靴紐自分で結べません」くらいかな?
| エッセイでもゼラズニイ追悼のときぐらいしか自己顕示が無かったと思う。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<小説以外で語る必要なし、というスタンスなのかな?
ヽ .ミ ミ | T千穂先生とかT原泰水先生とは大違いだな〜。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
149 :
名無しのオプ:2001/07/22(日) 15:26
>>148 「エイダ」では作者がモデルらしい登場人物が「離婚した」って言ってたけど、
あれはフィクションなの?
自分のことネタにはするけど、エッセイとか書く人ではないからね。
大森望さんのサイト(日記)で、ネコ飼ってるのを知ったくらいだな。
しかもチョト心配性らしい…
151 :
名無しのオプ:2001/07/23(月) 10:40
私は作家自身の露出とかゴシップとか嫌いだし、必要ないと思っている。
しかし、山田正紀の場合、あまりに作家自身の露出が無さ過ぎるのが、
不人気の一因でもあるかもしれない。
森とかすごいしね。露出。
152 :
名無しのオプ:2001/07/25(水) 09:27
>142
山田正紀の文体は、例えるならば、じりじりとした暑い夏の日。
やはり結構独特な文体でしょう。
台詞回しとかは結構巧みだと思う。
153 :
名無しのオプ:2001/07/28(土) 21:34
>148
そこらへんが不器用であるし、また潔くもある。
どーでもいいが、山田アンチの人ってのも出てこないね。
このスレもう少し荒れてもいいような気がするが。
アンチの生まれようがないというか。
それだけ読まれてはないというか。
155 :
( ´∀`)厨@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/29(日) 21:14
| たとえば『ミステリ・オペラ』だとおれ程度の教養だと
| ツッコミどころがわからないから素直に感心して読んで
| しまうんだよね。かといってストーリーが難解で投げたく
| なるわけでもなし。貶すところが見つかりませんというのが
| 正直な感想。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<>アンチ そう言えば現実世界でアンチ山田ファンに
ヽ .ミ ミ | 遇ったことも無いな(w
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
156 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 23:45
小説すばる(先月号)で皆川博子さんとの対談で、娘さんが
皆川さんの小説読んでるとかいろいろ話してました。
それと今、日本在住の筈ですが。
157 :
名無しのオプ:2001/07/30(月) 22:30
>>155 アンチ山田ファン(かな?)、ネット上で見たことがある。
たくさん著作があるのに、その中の1冊か2冊で見切らなくても……と思った。
158 :
名無しのオプ:2001/07/30(月) 23:12
>>155 リアルで見たことある。ワセミス出身の人だったけど、
延々といろいろな山田作品の矛盾点を説明してくれた。
で最後に「これくらいのこともわからないで書いてるんだから」
と得意げに笑う。
でも、ファンである私よりよほど読み込んでいるなぁと思った(ワラ
159 :
名無しのオプ:2001/07/31(火) 00:45
最初に読んだ1作が(+д+)マズーだと次も読んでみようとは思わないんじゃない?
まー、評判は聞いてるから次に期待ってパターンもあるかもしれないが。
確かに多作だけど、普通の本屋さんで手に入るのは少ないし。限りある本屋のスペースで
ハルキ文庫の占める割合といったら…下手すると「機神兵団 10」だけ、とか。
幻冬舍文庫も危ういかな。
山田詠美→当然ある
山田邦子→かなりの確率である
山田正紀→・・・エ?! 1冊もなし?
大型書店でもこんな感じなので泣けます。
もしかして、ヤヴァイタイミングに上げてしまったかな・・・ゴメソ
あぼーん
162 :
( ´∀`)厨@SF板( ゚Д゚,,):2001/07/31(火) 06:33
| 論理立てて批判できる人、ちゃんといるんだ。
| 話聴いてみたいな(煽りじゃないよ)。
| いくらなんでも無視されすぎだろと感じていたからね>ミステリ・オペラ
| 探偵小説の起源とか日本への輸入の際の事例とかはおれは全然知らないから、
| 「探偵小説でしか語れない真実もあるんだぜ」という一文の解釈を、
| そのへんの知識がある人の口から聴いてみたいと思う。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<
>>159 >しょっぱなマズー こればっかりはしょうがないな。
ヽ .ミ ミ | 全部読め! なんて言えないし(w
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
163 :
名無しのオプ:2001/08/02(木) 12:25
あれは「探偵小説」フィクションという形でしか、
残せなかった「歴史の真実」ということじゃないの?
そう考えると「多重人格探偵サイコ」にも、メッセージ的には似てる。
笠井が独りで騒いでる「作者の死」とかメタテキストの問題にも
ある種の回答を出してるし、新本格系としても成功してると思うが。
164 :
名無しのオプ:2001/08/02(木) 19:08
>158
その人はミステリマニアにありがちな、論理の整合性だけで作品を評価する人だったんじゃないでしょうか。
山田正紀の魅力って論理やミステリの鮮やかさや、科学考証の正確さにあるのではない、
と個人的には思うね。
もっと、より本質的に小説の面白さを与えてくれる作家でしょう。
165 :
158:2001/08/02(木) 19:56
>>164 まさにその通りですよ。
「ここがおかしい」「こんなことはありえない」「これの元ネタは・・・」と
延々飲み屋で語ってくれました(笑)
「神狩り」とかのSFにも言及して「13個続く関係代名詞を持つ言語はある」とか
言ってました。
この話、実はオチがあるんです。もう一人一緒に飲んでいた人がいて、
その人の昔のこと聞いたら、そのマニアが黙ってしまったという。
166 :
名無しのオプ:2001/08/03(金) 20:04
「昔のこと聞いたら」とは具体的にどのような事だったのですか?
167 :
158:2001/08/03(金) 20:59
>>166 その人は「一日の会」の主要メンバーだったのでした。
日本のSF草創期の伝説的ファンサークルで、
作家や評論家を多数排出しているサークルです。
平井和正の小説のモデルにもなっている。
今はもうその会はないし、その人も普通に就職して、
普段は陽気な子煩悩のおじさんなんで、
そんな過去があるとは思わなかった。
聞いたら、実際に評論とか書いて食っていた時期があったらしい。
あと、改版前の某大ベストセラーの解説はその人だった。
というオチです。聞いたとき私も絶句した。
168 :
名無しのオプ:2001/08/03(金) 21:52
「一の日会」は、まだあるよ。規模はだいぶ小さくなってるみたいだけど。
169 :
名無しのオプ:2001/08/04(土) 01:21
>>167 ズバリ、その人の名前は「鏡明」と見た!!
170 :
名無しのオプ:2001/08/04(土) 15:06
やはり山田正紀は評論家的な読み方では、正当に評価され得ない人なのかもしれない。
だって一般読者の俺からしたら、山田は常にイカした作家だもの。
171 :
名無しのオプ:2001/08/06(月) 19:34
age
172 :
名無しのオプ:2001/08/10(金) 12:58
俺は今まで山田正紀の本を図書館か古本屋でしかゲットしたことない。
ここで「山田正紀最高!」とか散々吐いてる癖に、全然山田の財布に貢献してない。
とりあえず、次に新刊が出たら自腹で買おう、小さな事からこつこつと。
ちょっと自虐してみました。
あぼーん
174 :
名無しのオプ:2001/08/10(金) 19:05
何となく『竜の眠る浜辺』を読み返していたら
今をときめくスピノサウルスが婆さんに秒殺・撃退されていた。
175 :
名無しのオプ:2001/08/10(金) 20:08
「謀殺の弾丸特急」でもばあさん強かったなあ。
「ジュークボックス」でもばあさん強かったなあ。
176 :
名無しのオプ:2001/08/10(金) 20:31
こらこら、ばあさんネタで「ジュークボックス」だすなよ(笑)
あれはじいさんも強かった。
あぼーん
179 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 03:22
>>174 『竜の眠る浜辺』を読み返していたら
今をときめくテラノドンがタバコ屋の飼い猫に殺されかけていた。
180 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 17:52
なんとなく「機神兵団」を読み返していたら、
今をときめくグリム兄弟が日本のボンボンに殺されかけていた。
181 :
名無しのオプ:2001/08/22(水) 09:53
>179
今をときめいている、のか?
182 :
名無し:2001/08/24(金) 18:28
『1ダースなら恐くなる』(だったかな?)に山田正紀のプライベートを書いたと思われる文章があり。
183 :
名無しのオプ:2001/08/25(土) 08:23
「1ダースなら怖くなる」は阿刀田だろ。
184 :
名無しのオプ:2001/08/25(土) 08:42
>>182 『1ダースまであとひとつ』だと思われ。
185 :
名無しのオプ:01/08/26 19:48 ID:ZwLi5u3Q
盆に実家に帰った時、本棚から「神狩り」「弥勒戦争」「神々の埋葬」発見。あげ。
186 :
名無しのオプ:01/09/13 22:12
佐伯神一郎シリーズの『天国編』を書いて欲しいな。
あぼーん
188 :
名無しのオプ:01/09/15 00:38
地獄篇では神に操られるままだった佐伯が、
煉獄篇ではなんとか制御できるようになってたから、
おそらく天国篇では神と対等に戦うという、
山田正紀王道パターンになるのでは。
「神曲法廷」時の設定を考えると、そうそう神様が電波下さるのも
変だと思うんだよ。だから、今度佐伯と望月が出会う事件が起こるのは
二人が還暦過ぎてからにしてもらいたい。
190 :
名無しのオプ:01/09/16 10:35
それも「人食いの時代」っぽくてありだが、
最近になって頻繁に電波が来るようになったのは、
何かの前兆というのが、まあありそうなところじゃないの。
月並みだけどね。
191 :
名無しのオプ:01/09/18 23:36
神と対等に戦うとなると、ますますSF色が強まりそうだ。
まあ、SFのテーマをミステリに導入するって試みだったけど。
192 :
名無しのオプ:01/09/20 12:04
「崑崙遊撃隊」とか「神狩り」とか、ハルキ文庫で出てる昔の作品を
ブックオフで100円で買って読んでますが、いやーどれもすごいね。
変なたとえだが、今未発表作として電撃大賞とかスニーカー大賞とかに応募したら
全部大賞や金賞取れるんじゃないか。おもしろい!!
193 :
名無しのオプ:01/09/20 12:31
>>192 小松左京に「俺たち長編作家は失業するかも」と神狩り発表時に
言わしめた作家。
賞からデビューしてないけど、角川小説賞(神々の埋葬)とか
「火神を盗め」「少女と武者人形」で二回の直木賞候補。
「最後の敵」で日本SF大賞。「宝石泥棒」で星雲賞。
電撃やスニーカーの人たちは凄く影響受けている。
投稿する方よりは選ぶ方がとおもうけど。
>>193 あら、レスポンスがある。どうもありがとう。
そうかー、やっぱ「超ド級の新人」だったのね。
そういえば筒井康隆のエッセイでも「SF王国の王子」とか
遊びで言われてたのを思い出した。
(「平井和正は処刑人」とか「栗本薫は魔女」とか……)
あぼーん
196 :
名無しのオプ:01/09/20 16:41
>193
今、デュアル文庫で結構復刊されてるのは、そのせいか?
あぼーん
198 :
名無しのオプ:01/09/24 21:16
「風の七人」、「天動説」みたいな伝奇時代小説、すきだったなあ。
「闇の太守」はファンタジーぽい感じがして未読。読んだ人どうでした?
199 :
名無しのオプ:01/09/24 22:29
「闇の太守」は実際は1巻で完結していて、
その後はまったく別の話といってもいい。
1巻は密度濃いよ。。
200 :
名無しのオプ:01/09/24 22:32
俺も「闇の太守」を読みたいと思ってるが、
また完結してないんじゃないかと、それが怖くて読めない。
祥伝社文庫の安い文庫のやつ。
10月の発売に山田正紀の名前があるね。
タイトル(仮)だけど。こっちはきちんと出てくれることを願います。
202 :
名無しのオプ:01/09/27 00:02
>200
「闇の太守」は1巻が外伝ぽい感じ。2〜4巻で一応完結してる。
最後が駆け足だけど。
203 :
名無しのオプ:01/09/27 17:21
>202
そういえば、山田正紀の長編って、
「最後が駆け足」というのが結構多いような・・・
あぼーん
205 :
名無しのオプ:01/10/02 02:22
>202
でも「闇の太守」は1巻が一番面白いから…
206 :
名無しのオプ:01/10/05 17:55
「篠婆 骨の街の殺人」あげ
侵入不可の窯の中から骨が出たり、
電車の中で人が死んだりします。
207 :
名無しのオプ:01/10/11 12:50
「篠婆」いいっす。
なんか地味な感じだけど、中身はいつもの山田ミステリだし、
シリーズ化して話がでかくなりそうだし、まじで買いです。
208 :
名無しのオプ:01/10/11 17:26
このシリーズ、全5巻ぐらいになるのかな。
楽しみっす。
209 :
名無しのオプ:01/10/11 19:04
bone→blood→eye→breath→dream
かな?
おいらも楽しみ!
210 :
名無しのオプ:01/10/13 19:39
今日神保町で、山田正紀の本14冊も買ってきたage
あぼーん
212 :
名無しのオプ:01/10/16 10:15
新シリーズ、やはり最終的にはSFになるのだろうか?
ただ、SFにみせかけてミステリってのも最近やったし・・・
213 :
名無しのオプ:01/10/16 17:44
シリーズ物では個人的には「影の艦隊」がスゲー泣けた。当時流行っていた架空戦記物の
体裁を借りているが中身ははっきりいって青春物。
214 :
名無しのオプ:01/10/17 00:59
篠婆、購入。
プロローグからデンパ受信で笑った。
っつーか、福知山線は毎日乗ってる。
215 :
名無しのオプ:01/10/17 01:10
『篠婆 骨の街の殺人』読了。
・・・うどんとポテトチップが食べたくなったよ・・・。
そういや、(メール欄1)って、(メール欄2)で同じようなのあったよね。
篠婆、たった今読了。
いつになくギャグっぽさが前面に出てたのも、トラベルミステリの形式(お約束)かな。
シリーズ第1弾か。どんなペースで出してくれるのやら。
よく考えたらこの作家の新シリーズにリアルタイムで付き合うのは始めてかも。
「女囮〜」は随分後になって読んだんで5冊一気読みできたけど、
年に1作とかのスローペースだったら、ちょっと泣くかも。
>>216 雪洞孝男がファンで云々ってあったし。
218 :
名無しのオプ:01/10/20 03:51
>>217 調べてみたよ。なんと女囮捜査官は2ヶ月ごとの刊行。
シリーズものだと下手すると月刊で出しているときもある。
体を壊してからは執筆ペース落ちているけど、
年明けには第2段が読めるんじゃないかな。
ただ、途中で飽きないかの方が山田正紀は心配。
219 :
名無しのオプ:01/10/20 07:22
>218
ミステリ書くのは(まだ?)飽きないんじゃないかな〜と思ったり。
「女囮」ねー、せめて文庫落ちする際に1巻からのちょっとした謎を全部つなげて
おいて欲しかったよ。時期的に加筆修正は無理だったのかも知れんけど。
あと自分的に「神曲」と「長靴」で望月の下の名前が違うのが気になる。
「こういうの嫌なんです」ってくらい気になる。
文庫では統一されてるのかと思ってたら、結局「長靴」は文庫化しなかったしな〜。
(不評だったから?)
220 :
名無しのオプ:01/10/20 15:48
>219
もしかしたら、名前が違うのでイヤになったのかもね。
221 :
名無しのオプ:01/10/20 23:56
>>217 でもさ、それを言った人物は(今のところは)彼に関係ないし。パクリにならないのかなと思って。
>>219 神曲の文庫化は最近じゃなかったっけ。だから長靴はまだ先なんじゃない?(記憶違いだったらスマソ)
222 :
名無しのオプ:01/10/21 07:44
「美絵子」…
現実なら許容範囲だが、250ページのノベルスであの回数はチトくどすぎです。
まー、くどいのは今に始まったことじゃないけどサー。
>221
講談社って3年で文庫落ちじゃん?
だから今年の9月に出るかなーと思ったんだけど…
ちなみにノベルスが出たのは「神曲」1998年1月、「長靴」1998年9月
223 :
名無しのオプ:01/10/22 21:21
>219
勿論単なる間違いではありません。
シリーズ最終作への伏線です。そうでなければなりません。
ギコ廚さん、復活しないかな……。
∧∧
(*゚Д゚)
225 :
名無しのオプ:01/10/26 08:13
今のシリーズも、反響が少なかったら「女囮」みたいに
伏線拾うのやめちまうかもな。
最近再度おいかけ始めたので、新作まで手が回らン。
『ナース』 読んだ。
知り合いが「アレ駄作だよ」と言っていたけど。
俺の中では、“アリ”ですわ。
いや、駄作言われるのも分かるけど。
227 :
名無しのオプ:01/10/27 17:23
『日曜日には鼠を殺せ』発売記念あげ。
228 :
名無しのオプ:01/10/27 19:33
『日曜日には鼠を殺せ』
ラストで,純と志穂がオーバーラップするなど,
自作も含めて,パロディ的な要素が多そう。
「宿命城」に比べると,6分の1の値段であることを
前提に考えれば,十分面白かった。
229 :
名無しのオプ:01/10/29 01:03
「篠婆」読みました。実を言うと山田正紀はこれが初めて。
このスレじゃ評判いいみたいですが・・・う〜ん、どうでしょうね?
シリーズものらしいので、とりあえず人物紹介篇かな、と思ったんですが。
ドロシーと3匹の鹿のキャラが面白いので、次作も読んでみようと思います。
230 :
名無しのオプ:01/10/29 01:14
>>229 悪いことは言わんから別のを先に読むことを強く薦める。
『篠婆』は確信犯的にSFをやろうとしている気配が濃厚なので
ミステリを求めている人には危険。
参考サイト
www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/yamada/yamada.html
>>230 ご忠告、感謝の極み。
いや、SF展開でも全然OKっス。つーか、そういう気配も含みこんで、主人公たちの
今後が気になるもんで。
ただ、「ミステリ・オペラ」にはかなり心ひかれるものがあるんですが。
232 :
名無しのオプ:01/10/29 02:10
>>229 「人喰いの時代」「ブラックスワン」「恍惚病棟」あたりが
普通にミステリしてるから、そちらから読んだ方がいい。
「神曲法廷」「ミステリオペラ」は新本格とか読んでいるなら、
大丈夫だと思う。「神鳥」「螺旋」もそう。
「女囮捜査官」はある程度ミステリ読んだ人だと楽しめる。
1作ごとの趣向が違うので。
山田正紀は基本的にフォロワーなんだけど、
そこに山田風味のとんでもない設定付け加えてくるから、
できれば今読める作品を読んで、山田風味になれた方がいいかも。
233 :
名無しのオプ:01/10/29 21:02
俺も、初心者がいきなり「篠婆」読んでも魅力が伝わりにくい、と思います。
SFもOKなら「弥勒戦争」「神狩り」「機神兵団」も面白いですよ。
234 :
名無しのオプ:01/10/30 00:14
「篠婆」の次は「○○ 血の街の殺人」みたいなタイトルになるのかな?
これのシリーズ名ってどうなるんだろ。
神の街シリーズとか勝手に命名してみる。
次回作以降、勇作はちゃんとトラベルミステリー作家として
デヴューしてるんだろうけど、いとこのお兄ちゃんは兵庫県警に
お勤めのままだと出番ないような気がするけど、どうなるんかな。
>231
2作目いつ出るか分かんないし、他の作品読んで気長に待とう。
検索で当たった日記系のサイトで「ミステリ・オペラ」敷居が高いって書いてた
ところがあったんだけど(その人は他の山田作品も読んでるっぽい)、そうかなー?
自分は「やっと一般受けするエンターテインメントを書いたな、山田正紀ったら」
と思ってたんだけど。
236 :
名無しのオプ:01/10/30 10:39
一般受けなら、螺旋とか妖鳥じゃないの?
237 :
名無しのオプ:01/10/30 10:45
普通あの厚さには引くぞ
238 :
名無しのオプ:01/10/30 17:13
読みやすさでいえば、初期から中期の非SF作品が一番では?
「火神を盗め」とか「贋作ゲーム」あたり。
239 :
名無しのオプ:01/11/01 23:54
ようやく『ミステリ・オペラ』読んだけれど、やっぱり山田正紀ファンじゃ
ないとキツくない?
山田正紀の小説を全く読んでいないで、いきなりアレ読んだミステリ好きは
どう思うのかな。
そういう人、いませんか?
240 :
名無しのオプ:01/11/02 09:33
>>239 >山田正紀の小説を全く読んでいないで、いきなりアレ読んだミステリ好き
こういう人は冒頭の「平行世界」の文字を見た時点で本屋の棚に戻すので
安心です。
だから話題にもなりません。合掌。
241 :
名無しのオプ:01/11/02 09:41
『日曜日には鼠を殺せ』まだ最初の方を読んだだけなんだけど、
これって山田正紀版バトロワ?とか思ってしまったんだが。
242 :
名無しのオプ:01/11/03 13:40
「ミステリオペラ」の、最初の平行世界云々は、
「山田正紀はSF作家だ」という了解を利用して、
読者をある意味ひっかけてますからね。
ところで「ラット」の「レディーがフッカーになる」ってところ、
つぼにはまりました。先生の歪んだネーミングセンス炸裂です。
243 :
名無しのオプ:01/11/06 17:28
「鼠」よみました。
「ナース」がおもしろかったひとならきっとおもしろいです。
バトルロワイヤルには、じつはべつに似てませんでした。
あらすじ書いたひと(編集者さん)の商業戦略です。
244 :
名無しのオプ:01/11/11 01:28
>242
>「ミステリオペラ」の、最初の平行世界云々は、
「山田正紀はSF作家だ」という了解を利用して、
読者をある意味ひっかけてますからね。
ホント奇麗に引っ掛けられました(w
山田氏の作品では「人喰いの時代」の系列の話ですな、あれも過去と現在がオーバーラップ
する話だった…
245 :
名無しのオプ:01/11/11 19:00
>243
俺はあらすじ読んでも別にバトロワとは思わなかったけど?
殺し合い、とか書いてなかったし。
>245
それ俺。浅い見方したからそう思っただけ。
247 :
名無しのオプ:01/11/14 23:22
ミステリ作家偏差値スレからのコピペだけど、どう?
今年対策を出したということで。
【作家名】 山田正紀
【表現力】★★★★☆ (SFでは異世界を作り上げるが、ミステリでは意外に普通)
【構成力】★★★★☆ (たまに伏線をほっぽりだす)
【独創性】★★★☆☆ (影響受けた作品が分かることがあり)
【人物力】★★★★★ (キャラの設定はうまい。ただしそのキャラでの連作は少ない)
【執筆力】★★★★★ (速すぎます。ただわけ分からない作品も出す)
【販売力】★☆☆☆☆ (意外に売れません・・・)
【ミ板力】★★★☆☆ (固定が多いのかたまにしか上がってこない)
【将来性】★☆☆☆☆ (お年ですし、この人がまだ将来を担うようでは・・・)
【代表作】「ブラックスワン」「人喰いの時代」「神曲法廷」「ミステリオペラ」
【関連スレ】
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mystery&key=991304447 【関連HP】なし
【総合力】★★★☆☆ (ミステリ板でいまいち知名度が低いので3つ)
【備考欄】もしかしたら島田の「本格ミステリ宣言」をまともにやっているのは
今はこの人だけかもしれない。
それ書いたのここの住人だよね?
ちょっと誉めすぎのような気がするんだけど(笑
人物は、話の中での配置とか使い方がうまいんだと思うんだよね。
キャラクタ単品だと、雛形はいつもと同じと感じてしまうけど。
伏線は、だって反応ないんだもんとか泣き言云わずにちゃんと拾えと。
自分は「ミステリオペラ」スレで「このミスで上位になれば〜」とか書きましたが
SF板で地味だ地味だ云われてるのを見て、やっぱメジャーにはなりきれんかも
と思い始めましたヨ。作品が地味なわけじゃないのにねぇ。
出版社が地味なのかな、とか考えてみる。
将来性は自分なら星3つ。ミステリ界を担って欲しいとは思わんけど、
山田正紀の書くミステリはまだまだまだまだ読みたいんで。
傑作をこれからも書きそうという期待もあるし。
検閲図書館カコイイネ
250 :
名無しのオプ:01/11/15 10:22
SF板からの転載。
【作家名】山田正紀
【表現力】★★★★★(文章の読みやすさでは日本作家随一)
【構成力】★★★☆☆(やる気をなくすとシリーズを中断させる、伏線を捨てるという悪癖あり)
【独創性】★★★★☆(思いついてもいい大人は普通やらないネタをあえてやる。破綻することもよくある)
【人物力】★★★★★(負け犬が絶望的な状況下で“神”に反逆するのが好きな人のみ。嫌いならマイナス2)
【執筆力】★★★★★(異常なハイペースで長篇・短篇が出る)
【販売力】★☆☆☆☆(つーか普通の本屋に置いてません)
【SF板力】★☆☆☆☆( ´∀`)
【将来性】★★☆☆☆(ブレイクする日が来るといいね(いい夢だといいな))
【代表作】『神獣聖戦』『女囮捜査官』『宝石泥棒』『影の艦隊』『エイダ』『ミステリ・オペラ』
【関連スレ】
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/sf/973683023/l50 【関連スレ】
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/991304447/l50 【関連HP】www.e-novels.net/
【関連HP】kragen.virtualave.net/
【関連HP】www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/yamada/yamada.html
【総合力】★★★★☆(死ぬまで凄い新人扱いでしょう。合掌)
【備考欄】どうせ何書いても売れないんだよと最近開き直った気がする。
251 :
名無しのオプ:01/11/15 21:53
開き直って、狂ったか山田と言われるようなものを書いてください。
252 :
名無しのオプ:01/11/15 23:48
>>251 口調、語尾だけで性格付けされた萌え狙い女キャラ達が主人公に惚れまくる、
ハーレム物ライトノベル正紀風味。
・・・ゴメン、逝ッテクル・・
>>250 「読みやすさは日本作家随一」ってンな訳はねえだろ。
下手じゃないけど、文章硬いよこのひと。
>>253 「日本SF作家随一」という意味だと思うんだが。
255 :
名無しのオプ:01/11/16 17:50
257 :
名無しのオプ:01/11/16 20:16
258 :
名無しのオプ:01/11/19 23:09
あげ
259 :
名無しのオプ:01/11/20 00:02
文章は確かに巧いけど
日本一は誉めすぎだ。
ずっと前に山田風太郎と横溝正史を絶賛していたよ、正紀センセ。
逆立ちしてもあの文章はマネできないって。
260 :
名無しのオプ:01/11/20 22:12
>259
山田風太郎の文章は菊地秀行も絶賛してた、「耽美だ男色だ云々書き散らかす輩は風太郎の
美形描写読んで自分のレベルを知れ!」という感じの解説を山田風太郎の本の解説で書いてた。
山田正紀ビギナーです。ひさしぶりに書き込みます。
「人喰いの時代」と「女囮捜査官」読みました。
「人喰い」は山田風太郎ファンとしても嬉しい趣向で大満足。全編にうかがえる
戦前真っ暗史観がちょっと気になったけど、作品の価値をいささかも減じるもの
ではないので、全然OK。つーか、いかにも映像的な冒頭部分で一気に引き込まれました。
もうBGMからタイトルバックまで、目に浮かぶよう(w
「女囮捜査官」もいいですねえ。シリーズ全巻読破即決。こんな作品が
幻冬舎文庫の片隅に埋もれてるのは、実に惜しい。
個々のキャラを動かしながら描写していくのがうまいですね。状況に対するリアクションで
キャラの肉づけをしているような印象です。
262 :
名無しのオプ:01/11/21 19:00
方向性は嫌いじゃないんだけど、
売れることを重視ってのも判るけど、
未完の作品を完成させて欲しいとも思う。
しかしこのインタビュアーうざい。つーかヴァカ。
山田正紀より多く喋ってる…
264 :
名無しのオプ:01/11/22 19:29
>>261 ストーリーのためにキャラを作って、その枠内で活かされているんだよね。
265 :
名無しのオプ:01/11/24 10:02
SAKURA面白かったなあ。
>>262 のインタヴュー。
実際俺としては、もう何でもイイカラいったんガンガン売れちゃって、山田正紀が好き勝手書き散らせるくらいの状況には、なってほしいなとは思う。
仮にそれで駄作率が増えても、今までの傑作の山でお釣りが来る。
267 :
名無しのオプ:01/11/26 19:07
>>266 駄作が増えるのと「山田節」「正紀味」が薄まってしまうんでないかな。
俺も売れて欲しいとは思うけどね。
268 :
名無しのオプ:01/11/28 01:06
昔の作品(人喰いの時代、ブラックスワン辺り)は結構好きだったけど、
最近読んでないのを反省して、今年の作品を、せめて「このミス」発売前に
読んでおこうと『篠婆』を読んだんだけど、正直いってキツかった。
いつのまに、こんなに文章へたになっちゃったの? 途中で謎を追うのも
邪魔臭くなっちゃった。『ミステリ・オペラ』も、読もうと思ってたんだけど
あの作品も本格好きの書評家が褒めてる割りに、一般受けはイマイチみたい
だし‥‥。読む価値、あるかな?
269 :
名無しのオプ:01/11/28 01:07
「昔に比べて」 という意味では、説明がくどくなったとは思う。
章が変わるごとに、同じ説明をくどくどされるパターンが、最近作には多い感じ。
これは連載とかしていたからなのだろうかしらと思うけど、連載モノなのかどうかも知らなかったり。
もしそうだとしたら、個人的には単行本化の時になおしてほしくは思う。
>>261です。めんどくさいから今後はコテハンで。
「女囮捜査官C」まで読みました。あと1巻で終わるのがもったいない。
袴田が良い。実に良い。作者が狙ってキャラ設定してるんだろうけど、その狙いが
ことごとくツボ。私の脳内では小林薫で。
異常者の猟奇殺人モノは苦手なんですが、プロットがしっかり作ってあるので
楽しく読めます。犯人の異常性に依存してないところがすばらしい。
272 :
名無しのオプ:01/12/04 22:22
>268
書評家が誉めてるわりに一般受けがいまいちってのは昔からずっとです。
この前友人に「弥勒戦争」貸したら、1週間位して「読めない」と返された。
やっぱ一般受けしないのか?
273 :
名無しのオプ:01/12/05 02:57
まあ、「ミステリオペラ」も、
ページをめくった瞬間に拒否反応を示す人は多いかもな。
俺は楽しく読んだけど。
「山田正紀作」っていう手形を信じてたから読めたような気もするな。
274 :
名無しのオプ:01/12/05 05:25
なんで女囮捜査官なんていうタイトルのシリーズに
したのかな?どうも手にとる気になれないんだけど、
評判はすごくいいですね。
「女囮捜査官」(略して「おんどり」)全巻読了しました。
最終巻は・・・あー・・・面白かった、です。まあ、期待してた面白さとは
ちょっと違ったけど。なんとなく(メール欄)を思い出しました。
ミステリのシリーズとしては上々で、大いに満足です。
次は「ブラックスワン」か、それとも「阿弥陀」にしようか・・・「神曲崩壊」も
読みたいし、何より「ミステリオペラ」が楽しみです。
276 :
名無しのオプ:01/12/08 00:17
「このミス」で「ミステリオペラ」三位獲得!
来年は「検閲図書館」シリーズその2や、
「神狩り2」さらに「弥勒戦争2」も出すと言ってます。
277 :
名無しのオプ:01/12/08 23:19
池袋のリブロ、このミスフェアの棚に「ミステリ・オペラ」置いてないのは
どういうつもりですか。
もしかして帯がソレ用になってるかも〜よっしゃもう一冊!と仕事帰りに寄った
自分が馬鹿みたいです。
封印を破り、「ミステリ・オペラ」読みはじめました。
まだ100頁しか読んでませんが、善知鳥良一の「手記」に出てくる
「中国」「日中戦争」が引っかかる。「支那」「支那事変」じゃないのか。
いや、作者に他意はないんだろうし、私が神経過敏なのは自覚してるんですが……
それとも、これも伏線なのかな?
まあ、「すべからく」の誤用には目を瞑るとして(w続きを読んでみます。
279 :
名無しのオプ:01/12/09 10:59
>276
あと13冊くらいの構想はあるみたいだね。凄いな。
楽しみだ。
280 :
榎本ギャラガ:01/12/10 10:31
>>275 でもあのラストこそが正紀味の真骨頂。
正紀ジャンキーにとってはあの味が無いと「なんか普通だなぁ…」
困ったものでございます。
『ブラックスワン』 の頃とかは、でも結構普通にしんみりーな感じでもあるんだけどね。
やっぱ、『人食いの時代』からですかしら。あの匂い。
ようやく「ミステリ・オペラ」読了。
いや、もう思いっきりツボでした。
構造的に言えば、ひとつの旋律に沿って物語が展開していく仕掛けが最高。
>>278の疑問も最後まで読んで氷解(つーか納得)しました。
山田風太郎が明治物を通して描いていたことを、山田正紀はより確信的(メタ)に
やろうとしているのだろう、と思います。的外れかもしれんけど。
あぼーん
283 :
名無しのオプ:01/12/13 18:50
しかしこのミススレではミステリオペラがあまり話題になっていないのが悲しい。
284 :
名無しのオプ:01/12/14 17:29
サブウェイって出た?
285 :
名無しのオプ:01/12/15 19:39
>284
今月は出ないみたい。
286 :
名無しのオプ:01/12/15 23:58
287 :
名無しのオプ:01/12/18 18:54
ようやく、新しい帯のミステリオペラが本屋に置かれてた。
288 :
名無しのオプ:01/12/18 20:40
しかし、『ミステリ・オペラ』を本屋でみかけて
何気に手に取ったからといって、実際に買う人は
どれくらいいるのかな? また、そういう
「いちげんさん」読者が、アレを読んで面白いと
思うのだろうか?
「阿弥陀」「ブラックスワン」立て続けに読了。
ふと思う。いきなり「篠婆」から入って山田正紀好きになった私は少数派なのだろうか、と。
いや、どうでもいいことですが。
「ブラックスワン」はメイントリックが途中でバレバレなのが惜しい。それに付随する
ディテールが面白いからいいけど。
290 :
名無しのオプ:01/12/19 01:33
>289
「篠婆」のレベルで満足できるなら、きっと
他の作品の全てに満足できるでしょう。
291 :
榎本ギャラガ:01/12/19 15:29
>>290 その言い方はあまりよろしくないにょ。
貴方とか山田正紀フリークは、山田正紀読み過ぎていて山田正紀に対して求める山玉崎田機スペクタクルな山田正紀テイストのハードルが高すぎるんだにょ。
山田正紀山田正紀連呼してみたにょ。
>>289 ミステリー以外もイケると思うので、ガンガン読みあさると良いにょ。
個人的には、次は謀殺シリーズを続けて読むのをお薦めするにょ。
その後に冒険モノ進んで、神シリーズに至ると良いかもにょ。
293 :
名無しのオプ:01/12/21 19:06
>>289 俺はここ数年で弥勒戦争から入ったヌルいファンだ。量もそんなにこなしてない。
古本屋で見つければ買ってるけど。「神狩り」と「チョウたちの時間」、復刊したのを買って読んだのに古本屋にあった古い方を買っちまったな・・・。
>>291 いったい何があったのか気になるな、その語尾。
294 :
名無しのオプ:01/12/21 19:14
しかし、山田正紀フリークを責めつつも、291ですら
謀殺シリーズや神シリーズのような昔の作品を推薦せざるを
得ないところが、結局この作家の作品を読むこと自体が
既にマニア的な存在の読者であるということを証明している(笑)。
俺は「宝石泥棒」「螺旋の月」が日本sfの最高峰だと思ってる。「エイダ」「地球精神分析記録」も大好き。
そういえば5年くらい前日本のSFまったく読まないやつに「宝石泥棒」勧めたら、一気にはまって山田正紀の本、全部集めたやつがいる。
俺は小説のキャラクターなどに惹かれることはまったくなくプロットとアイデアのみに惹かれるからそれが山田が好きな理由なのかな。
この後、テレ朝で『女囮捜査官』やるから、上げておこう。
ドラマ観てしまいましたよ、ええ。
松下由樹(志穂)に蟹江敬三(袴田)ですか。なるほど。ごついコンビですね。
「『女囮捜査官』を土ワイ(火サスでも可)にしたら……」という見本のような出来(w
テレビ見てましたが、途中から見たためあれが『女囮捜査官』とは全く気づかなかった。
男の嗜虐性を誘うような女には到底思えない>松下由樹
原作イメージに近く作ったらもっと本売れるかも(藁
299 :
名無しのオプ:01/12/23 01:55
初めての山田正紀が「ミステリ・オペラ」では
やはり無謀だったのでしょうか?
メタ系だったとは。
とりあえず読み続けてみます。
300 :
名無しのオプ:01/12/23 06:48
早川から「SF入門」て本が出て、それにエッセイ(?)書いてる。
「長編SFの書き方」
エヴァやブギーポップをお手本に(ひょっとしたら京極も)、
キャラ萌え小説に挑戦したが、うまくいかずに困ってるらしい。うーむ。
301 :
榎本ギャラガ:01/12/23 18:05
土ワイは基本的に主婦層がターゲットだからねぇ。
男社会でバカにされつつも勇ましい女キャラとしての部分だけでやらンと、受けないとフンだのでしょう。
その背後にさらにある二捻りほどのパラドックス的キャラクターは描けないと。
302 :
名無しのオプ:02/01/02 22:14
久々にあげ。
「本ミス」の山田先生の写真、イカンザキに似て・・・ゲフンゲフン
303 :
名無しのオプ:02/01/02 22:16
304 :
榎本ギャラガ:02/01/03 02:50
『螺旋-スパイラル-』 読み終わったナリ。
いや、このもう作品全体の構造そのものを騙してくれる作りにもう痺れびれです。
一応次は、『仮面-ペルソナ-』 に進む予定ナリナリ。
305 :
榎本ギャラガ:02/01/07 01:38
んで、続けて『仮面-ペルソナ-』 を読了したのだけど。
風水火那子シリーズ第二弾となっているが、第一弾は何なのだろうか。
一応、『阿弥陀-パズル-』に進む予定なのだが。
「阿弥陀」のほうが第1弾なんだよ。
この子はフリーターという性質上どこに出てきてもOKぽいので
本1冊になるくらいビシバシ短編かいて欲しい。キャラも短編向きだと思うし。
307 :
名無しのオプ:02/01/07 02:02
山田正紀は連続探偵小説にこだわりないから、気をつけた方がいい。
呪師霊太郎-「人喰いの時代」「金魚の目が光る」
北見志穂−女囮捜査官5部作
佐伯神一郎−「神曲法廷」「長靴を履いた犬」
風水(兄)−螺旋
風水(妹)−「阿弥陀」「仮面」
すべて魅力的な探偵をだしながら続きを書いてくれません。
「篠婆」と「ミステリ・オペラ」もそうなりそうだ。
308 :
榎本ギャラガ:02/01/07 03:02
>>306 ウギャー。
やはりそうか…。
せめて第二弾が出た後は、どっかに『阿弥陀-パズル-』 の方が第一弾だと書いておいておくれよ幻冬舎。
キャラ的には、兄より妹の方が好きだなぁ。
つか、『金魚の目が光る』 って、内容忘れっちまったい。くそう。
文庫なってないよねぇ、たしかこれ。
『阿弥陀-パズル-』 の後に、『氷雨』、『神曲法廷』に進む予定だけど、『長靴を履いた犬』も知らないや。
まいったねこりゃ。
又探索の旅に出なければ。
>>307 今年の『このミス』のエッセイに「小学館で書いている作品を大幅に
加筆訂正して黙忌一郎シリーズの二冊目にするぞ」とあるけど……。
>>309 「このミス」の後ろのは信じていない。
というか、加筆して出す作品がもう一つあるだろう(SFですが)。
311 :
名無しのオプ:02/01/07 17:03
「ジャーロ」の山田正紀インタビューあげ
312 :
名無しのオプ:02/01/07 18:31
ブラックスワンから女囮捜査官の間の作品で文庫化されてないの結構あるよね。
頑張ってくれハルキ文庫。
313 :
名無しのオプ:02/01/07 19:09
>>312 つまんないからだってばさ。一応、俺の採点を書いとくと…
A 文庫にしないほうがいい(駄作)
ミステリ『蜃気楼・13の殺人』『金魚の目が光る』『弔鐘の荒野』
SF『電脳少女』『血と夜の饗宴』
B 文庫にしてもいい(凡作・水準作)
ミステリ『赤い矢の女』『美しい蠍たち』『郵便配達は二度死ぬ』
『愛しても、獣』『見えない風景』
SF『天保からくり船』『天動説』『宇宙犬ビーグル号の冒険』
『ジャグラー』『ジュークボックス』『京都鉢供養』
C 文庫にすべき(佳作・傑作)
ミステリ『花面祭』『24時間の男』『まだ、名もない悪夢。』
『1ダースまであと一つ』
SF『延暦十三年のフランケンシュタイン』『ゐのした時空
大サーカス』『ヘロデの夜』
好きだからちょっと甘いかな。Bの作品は人によってはAに
入れてもおかしくないものもあるでしょうな。
314 :
榎本ギャラガ:02/01/07 20:55
つまんないからでなく、金にならないから文庫化されない。
文庫にしても出版社にあまり利益が無い。
つまんなくてもシリーズモノとかだったら名前売れて人目を引くし、続けて買う人がいるから文庫化しやすい。
(世の中には、黒ヒョウとかいうシリーズも幾多の出版社から出されている現実を忘れるナカレ)
出版サイドの基準は、まずそこですから。
スーパーカンサーなんかは随分つまらんが、シリーズ予定だから文庫になったンでなかろかとか。
『ジャグラー』 → 『ジュークボックス』 だって、ランガーとかを軸に引き延ばしにかかれば、出版者側ももうちと色気出せただろう。(かもしれない)
つうか読んで無ェのが多いなぁ。
315 :
名無しのオプ:02/01/07 23:48
>スーパーカンサーなんかは随分つまらんが、シリーズ予定だから
>文庫になったンでなかろかとか。
『神獣聖戦』は全3巻なのに2巻までしか文庫にならなかったぞ。
文庫化のタイミングなんてケースバイケースであって、そんなに
簡単に図式化できるもんじゃない。
>>314 ジャグラーとジュークボックスの順番が逆のような気がする。
それに「ランガー」の設定に心ときめく層ってあまりいないと思う(笑
ランガーは出てこないけど延長線上に「デッドソルジャーズライブ」があると思うけど。
>>315 私はその罠にはまって、ずっと「鯨夢! 鯨夢!」の文庫化待っていた。
気づいたときは「スーパーカンサー」以外の徳間刊の山田正紀の本が店頭から消えていた。
神保町歩き回って新書版見つけたときは泣きそうになった、10年以上前。
317 :
榎本ギャラガ:02/01/08 01:04
>>315 仮定の話じゃんか。
つまらんから文庫にならン、という程簡単じゃない、色ンなケースが考えられるという話を書いている、その一つだっての。
>>317 314を見る限り、そういう意図はまったく汲み取れないんだが…。
シリーズじゃなかったからダメだ、といってるようにしか見えん。
もう一度自分の文章を見返してみれ。
319 :
榎本ギャラガ:02/01/08 03:16
>>318 “する”ではなく、“しやすい”。
“なった”ではなく、“なったのではなかろうか”。
“色気を出せただろう”、にくわえて、“(かもしれない)”
全て、仮定だし、可能性でのみ言っている。
断定しているのは、“出版社は面白いか面白くないかではなく、金になるかならないかで文庫化を決める” という部分だけ。
その中で、シリーズモノは固定読者をつかみやすいから、比較的金を持ってきやすいという事を例にしている。
で、山田正紀は、前の方でも皆が書いているけど、キャラを中心にしてシリーズを引っ張るタイプじゃないから、そういう部分も、“全く関係無いワケじゃないだろうね” という、流れもある。
どっちにせよ、「つまらんから文庫化されない」 に対する別の意見を出しているだけ。
もしそれにたいして反論をするなら、“シリーズモノは文庫化しやすいかもしれないという事は無い。しにくいことの方が多い”
という論証が適当だろう。
つかもう山田正紀と関係無いので俺はこれで終わりね。
>色ンなケースが考えられるという話を書いている、その一つだっての。
色んなケースが考えられるなんて、どこにも書いてないじゃないか。アホか。
あぼーん
322 :
榎本ギャラガ:02/01/15 11:16
『阿弥陀-パズル-』 と、『神曲法廷』を立て続けに読み終える。
『阿弥陀-パズル-』 は、軽い生きぬ汽笛に読めて、これはこれで良い感じ。
でもシリーズと称してその次に、『仮面-ペルソナ-』 を持ってきてしまうあたりがええ。
『神曲法廷』 は…。
もう言葉無いくらいに凄いとしか言えない。
ダメだ、もう、俺は。
山田正紀の打ち出す世界観には、打ちのめされるしか無い。
この世界を読み続けなければならないと言う、『彼』の意志をひしひしと感じるよ。
気持ち悪い感想だな
324 :
榎本ギャラガ:02/01/18 18:13
>>323 ごめんなさい僕が悪かったです。
もう貴方の素晴らしい意見には反論したりしない事にしますので根に持たないでくださいごめんなさい。
ゆるしてくさだい。
>それに「ランガー」の設定に心ときめく層ってあまりいないと思う(笑
確かに少数だろうね。
俺はしびれたけどなあ…ジャグラーではまったよ。
ランガーシリーズ完結編書いてほしいなあ。
>324
anta omoroi
327 :
名無しのオプ:02/01/20 20:59
SF界の東野圭吾、かな?
『秘密』や『白夜行』が出ればなあ……
(見立てだから、ちっちゃくつっこまないでね)
328 :
名無しのオプ:02/01/20 21:00
>>322軽い生きぬ汽笛……
シュールレアリズムな誤変換だ……
329 :
名無しのオプ:02/01/21 13:49
ちょと質問。
『ジャグラー』を読み返したいな、と思ってネットで検索かけたら
2000年の11月の徳間デュアル文庫の予定に入っていたのだが、
リアル書店やネット書店でどう探しても出版された形跡がない。
ひょっとして直前でポシャったのかな?
まあ、だとしても驚かないけど、出てるかどうかだけでも知りたい。
情報募集。
330 :
名無しのオプ:02/01/21 18:50
>>329出ませんでした。
イラストは弐瓶勉の予定だったはずですが,現在も出版されておりません。
ちなみに,同時期に出る予定だった,堀晃「梅田地下オデッセイ2001」も
まだ出ていません。こっちの方は原稿がまだなんでしょうけど・・・。
331 :
名無しのオプ:02/01/21 19:00
遅ればせながら本ミス一位おめでとうあげ。
>>330 情報ありがとう。
トホホ、でもやっぱ出てなかったのか『ジャグラー』。
ちょとがっかり。
バットマンだのスパイダーマンだのが(どう考えても無許可で)
ぼこぼこ出てくるすげえ本だからなあ、その辺が原因かなあ……
今さらながら『神狩り』読了(『神曲法廷』と『ミステリ・オペラ』しかよんだことなかった)
す、すげぇーーっ。
「SFは世界を定義する文学」の意味がはじめてわかった。
ただ、ただ、ぼー然。
>>333 それを山田正紀はたぶんあなたと同い年くらいで書いている。
335 :
名無しのオプ:02/01/23 01:56
336 :
名無しのオプ:02/01/23 14:59
神狩りって文庫?
337 :
名無しのオプ:02/01/23 15:45
ハルキ文庫だ。
338 :
名無しのオプ:02/01/27 17:57
ハルキホラー文庫「サブウェイ」2月中旬発売予定だそうです。
339 :
Sandy:02/01/27 17:59
神曲法廷で一番唖然としたのがメール欄だった俺は逝って良しですか?
>340
それは<メール欄>
終章のアレでしょう?<ネタバレメール欄>
ああいう感じで、最後にウワッて畳みかけるような終わらせ方結構多い。
女囮捜査官シリーズとかでも、最後に独白っぽくガっと話させたり、『仮面-ペルソナ-』 もそんな感じだった。
好悪は別れる手法かもしれないし、まぁ偶にそれちょっと説明くど過ぎ、ってのも感じるけど、そんなに俺は嫌いじゃない。
343 :
名無しのオプ:02/02/04 18:31
age
344 :
名無しのオプ:02/02/06 16:34
いま徳間なんとか文庫の「チョウたちの時間」というのを読んでいます。
ふだんSFはほとんど読まないので、読みすすめるのに苦労する部分もありますが、
なんかリーダビリティがあって、おもしろいです。
小松左京の「果てしなき流れの果てに」というのを読んだことがあるのですが、
どことなく雰囲気が似ている気がします。これが日本SFに共通するムードなのかしら。
345 :
名無しのオプ:02/02/13 21:32
「顔のない神々」上巻「三人の馬」「宿命の女」ハケーンあげ。
積読でたまる一方だ。
346 :
名無しのオプ:02/02/18 23:44
あげ
347 :
名無しのオプ:02/02/21 16:19
e-novelsの神獣聖戦の表紙(?)イラストはカコイイなぁ。
348 :
名無しのオプ:02/02/22 18:12
さっき近所の図書館に行ったら、
「郵便配達は二度ベルをならす」(?うろおぼえ、違うかも)
って感じのタイトルの本があったんだが、
これってミステリー?
349 :
名無しのオプ:02/02/22 18:42
>348
ミステリーです。
350 :
名無しのオプ:02/02/22 19:45
『氷雨』 読み終わった。
名探偵も居ない。奇抜なトリックも無い。大上段に構えた謎もどんでん返しも無い。
けれども、この哀愁、この不器用な生き方を生きる人々の切なさ。
これも又、山田正紀のもつ一つの持ち味なんだろうと思う。
352 :
名無しのオプ:02/02/25 01:27
女囮捜査官シリーズってまっとうなミステリだったのですね。
一応女としては恥ずかしくて書店では手が出せなかったんですよ。
オンライン書店で買ってみようかな。
女性ファンも結構いるみたいですね。よかったー。
私はこのミス→「ミステリ・オペラ」から入った初心者ファンですが、
「謀殺の弾丸特急」「崑崙遊撃隊 」等々あまりにもマッチョな題名の
著作が多いので、ちょっと引いていたところです。
おもしろいんだから、もう少し女性にPRするような装丁にして欲しいです。
山田正紀さんの本にはいい意味で男らしい男、が出てきてよいですね。
「機神兵団」の真澄公彦なんて飄々としていてカッコいいなー。
まだ一巻目だから、これからわからないけど。
353 :
名無しのオプ:02/02/25 22:29
>>352 うーん、ダメ人間も多いよ。
ま、それでも強大な存在に立ち向かおうとするところが良いのだけど。
マッチョな題名はアクション物だからしょうがないんじゃないかな。
ダメ人間といえば・・・、そうだ。
是非とも山田先生には2ちゃんねらーを主人公にした作品を書いていただきたい(藁
>>353 ていうか、基本的に主人公は(広義の)ダメ人間でしょう。
355 :
榎本ギャラガ:02/02/26 09:44
駄目人間というか、基本的に鬱屈している。
スマートだったりマッチョだったり天才的だったりしている様でも、その深層意識化ではそう振る舞う事の理由や精神的葛藤があったりする。
そのダメ人間達が巨大な敵にたちむかうところがヨロシイかと。
主人公が完全無欠のヒーローだと応援したくならないし、
小説としても面白みがないと思いません?
2ちゃんねらーが主人公・・・・地味な展開になりそう(藁
古本屋で女囮捜査官シリーズ・全巻セットを発見しましたが、
さすがにレジに持っていく勇気が出なかったです。
旦那に買いに行ってもらおうかな。
357 :
名無しのオプ:02/02/26 23:36
>>356 それじゃあ旦那がかわいそうじゃないか(藁
サブウェイ読んだ人いないの?
そういう自分もまだ買ってもいないんだが。
>>356 ダメ人間たちが巨大な敵にだったら「火神を盗め」でしょう。
それに、山田正紀は一貫して絶対は否定して小説書いてるみたいですよ。
これは日本SFの正当な継承者だからなんだろうけど。
359 :
名無しのオプ:02/03/01 14:37
「火神を盗め」読み終わったところです。
主人公と美貌(藁)の秘書が、途中で何にも無く終わるところが○。
毅然としていてとても好感が持てます>秘書嬢
でも山田氏の作品には、人並みはずれた美女、美男、美少年が時々出てくるね。
細かい箇所のリアリティがしっかりしている(と読者に思わせる)文体なので、
彼らがどうしても浮いてしまう印象があるのですが。どうっすか?
サブウェイ読んだ
永田町⇔赤坂見付でいつも乗り換えている自分にとっては身近な話だった
しかし普通の駅だぞ
都市伝説?シェルターになっているってことしか聞いたことないなあ…
>359
異能者に付属するスティグマの一種ということでしょ。
恐らく、山田風太郎の影響で。
風太郎を持ち上げる清涼院に対して、「安直な駄文
で、ホイホイと褒めたりすんじゃねえ」とかってブ
チギレするくらい好きみたいだし。
362 :
榎本ギャラガ:02/03/02 03:42
うん。
人並みはずれた美形は、たいてい異端者として描かれることの方が多いね。
だから浮いていると言うより、むしろ執拗にそれを一つの軸にして際だたせている感じ。
山田正紀の世界観では、美しさという価値観は、そのまま=で賞賛されるべき事柄として描かれる事は少ない。
まあ勿論ヒロインとかは一応美人だったりとかもするけど。
>>361 「安易な駄文」ってこのミス追悼特集のこと?
364 :
名無しのオプ:02/03/02 10:30
>>361、363
「山田風太郎の読者として認め、敬意を払っている人物は小林信彦、皆川博子のみ。
それ以外は認めない、軽薄だとさえ思っている。」と書いていたよね>このミス
確かに山田風太郎って売れていたわりには評価が低く、亡くなる直前・直後に
にわかブームが起こった印象が強いから、山田正紀の言い分にもちょっと納得。
小林信彦ファンとしては、ちょいと嬉しかったりもして。
>360
私は赤坂見附近所の高校卒業ですが、「永田町駅のホームが異常に深いのは、
核シェルター代わりだから」「皇居、国会議事堂から永田町一帯の地下には
巨大な空間があり、戦争時の避難場所になっている」という説が有名でしたよ。
あまり有名な噂じゃなかったのかしらん?
>>364 うん、その伝説しか知らないってこと
小説にある死者の霊云々は聞いたことないってことさ。
わかり憎い書き方だったみたいでスマン。
366 :
名無しのオプ:02/03/02 22:43
ノベルスの神獣聖戦をIIIまで読んだ。
読みにくいところもあったけど面白かった。
「神獣聖戦13」のラスト・・・、うーん、読むべきではなかったかなぁ。
e-novelsではカウントしてなくて、別の完結編を執筆中みたいだし。
結局、「大いなる疲労の告知者」って何なんだぁぁ。
367 :
名無しのオプ:02/03/03 00:40
>>360 364です。
おぉ、失礼!こちとら「サブウェイ」未読なんで・・
死者の霊・・てのは聞いたことないなぁ。
とにかく「サブウェイ」読んでみますね。
>>366 神獣聖戦は元々完結していないです。
最後締めくくる長編が1つ未刊です。
「大いなる疲労の告知者」は魔術師に再登場しますが、
これがまたよくわからない。
369 :
名無しのオプ:02/03/03 09:47
>>368 うん、もともと完結していないみたいだけど、IIIのあとがきで終わったとも言える
といった感じのことが書いてあったから。「魔術師」持ってないしね。見つかるかな。
解説サイトに書いてあったけど、「13」は確かに問題だわ。
「大いなる疲労の告知者」は超越者ということで結局は謎のままなんだろうなぁ。
さて、次は何を読もうかな。
370 :
名無しのオプ:02/03/04 21:00
山田正紀特集あげ
371 :
名無しのオプ:02/03/04 21:35
「人喰いの時代」を読んだ。仕掛けが、「博覧会」の話の流れが面白かった。
霊太郎が良い。
「謎をつきつけられると、それを解かなければどうにも我慢ができない因果な性格」
鬱屈しているなぁ・
372 :
名無しのオプ:02/03/04 21:54
半村良先生、お亡くなりになりましたね。
ご冥福をお祈りします。
ラジオのニュースで「SFや推理小説で活躍した・・」と
流れた瞬間、山田正紀さんが!?と一瞬凍ってしまいました。
今、こんなことを書くのは半村先生に対して不謹慎かもしれないけど、
山田先生、長生きしてくださいねぇ〜(TT)
373 :
名無しのオプ:02/03/04 22:31
山田先生が無くなった場合、知ってるつもりで取り上げてもらえるのだろうか(オイオイ)。
そんな事より、徹子の部屋に出ないかな。
×無くなった
○亡くなった
逝ってきます・・・
375 :
名無しのオプ:02/03/05 16:18
SFjapanって高いね。
もっと安ければ3冊は買うんだけどなぁ(観賞用、保存用、貸出用)。
期待させる引きだね。
376 :
名無しのオプ:02/03/05 20:43
SFjapanってでかすぎ。本箱に入らないぞ。
377 :
名無しのオプ:02/03/05 23:13
選挙に行かず子供さんに怒られる山田先生萌え(w
378 :
名無しのオプ:02/03/06 22:12
エンジェル・エコー読了。
哀愁というか、切ないというか、山田正紀だなぁ。
青玉との会話が良かった。
巻末にあるカクテルグラスとオリーブのデザインがカコイイ。
379 :
名無しのオプ:02/03/14 08:59
>372
あと十年以内に山田正紀が死ぬようなことがあったら、
神狩りや神曲法廷さながらに、神に対して呪詛を送りたい、心から。
380 :
名無しのオプ:02/03/14 22:45
>>379 気持ちは分かる。もっと色々と書いて欲しいんだよね。
ブックオフで天動説1,2と虚栄の都市を見つけてきたんだがどう?
381 :
名無しのオプ:02/03/14 23:12
>329
来月デュアル文庫でジャグラーが発刊されるようす。
4月20日
382 :
名無しのオプ:02/03/14 23:18
>381
サンキュ
>380
買わなくていいぞ。俺が買う〜!!
……で、どこのブクオフ?
384 :
名無しのオプ:02/03/14 23:58
>>383 すまないが、買ってきたという意味での見つけてきた、なんだが。
しかも一冊100円。他には無いです。
あんまり神狩り2の話題出てないね。
385 :
名無しのオプ:02/03/16 01:10
ほかのスレにこんなのが書かれてた。
読まれた方いますか。
これほんとなら風水兄妹シリーズやめたまんまじゃないんですね。
よかった。
>4 :名無しのオプ :02/02/10 21:21
山田正紀がラーメンをネタにした短編
「麺とスープと殺人と」(ジャーロ2001秋号)
を書いてる。風水火那子ものの短編。
ラーメン博物館みたいな全国のラーメン屋が集まった横丁で起きた殺人と
失われたレシピの謎を解くというラーメン発見伝みたいな話。
386 :
榎本ギャラガ:02/03/16 03:17
風水兄妹の短編とかちょろちょろ書いて、単行本になってくれたらそれはそれで嬉しいな。
387 :
名無しのオプ:02/03/16 22:57
>385
それ書いたのオレだ。
この号のジャーロは山田/笠井対談も収録してるので
山田正紀ファンは買っとけ。
388 :
名無しのオプ:02/03/16 23:41
>>385 なんというかシュールなタイトルと内容だなぁ。
>>386 兄妹同時登場の作品ってのも書いて欲しいものだけど。
389 :
コージーも好きだ:02/03/17 00:31
390 :
榎本ギャラガ:02/03/18 06:16
ちょいとたまたまなんかこんなん見つけて、まだよくわすかんないンだけど、
復刊の人気を調査して、出版社に働きかけたりするサイトらしい。
なんか利用出来ないモンかと考えてみたり。
ttp://www.fukkan.com/
391 :
名無しのオプ:02/03/19 01:56
ジャーロ、本屋で探した。無かった。本屋の店員も知らなかった。
ちきしょー、光文社にバックナンバーごと注文してやるっ!
392 :
名無しのオプ:02/03/19 21:20
トラベルミステリの新作出ないな。ひょっとしてもう山田先生飽きたのか。
393 :
名無しのオプ:02/03/19 23:49
>392
おいおい、いくらなんでもそりゃないだろう。
恐ろしいこといわんでくれよ・・・・・・。
女囮捜査官も最後はこうなんつーか、ああはなったけど終わらせたじゃん。
あと4つの街、書いてくれないとオレは泣くよ。
確か予定では今年中に五巻まで書くはずなんだよね。
394 :
名無しのオプ:02/03/20 00:03
多分出るよ。
本ミスのインタビューで、いつも読者の反応がないから、
イヤになる前にさっさと書くって言ってたしね。
395 :
名無しのオプ:02/03/20 00:21
オレ山田正紀のファンになったの2年前。
でももう40冊読んだ。まだまだあるけど。
とにかくミステリもSFも両方ともメチャおもしろい。
それでその「読者の反応がない」発言は、
本ミス以外でも何回か見た。
でも、公式サイトないし、ファンレター送ってどうなる
もんでもないように思うし。送ればいいのかな。
山田さんにとっての反応っていうのは、
売上と読者カードに限られてるのかな。
たしかに「篠婆 骨の街の殺人」は、
同日に出たキリシャに負けてたっぽいよ。
「ミステリオペラ」も山ほど売れてるとは思えん。
だからといって反応が悪いって判断になっちゃうんですかね。
んなことないでしょ。
少なくともオレはサイッコウに反応してるつもりなんだがなあ・・・・・・。
人にいろいろ薦めたりしてるんだけどなあ。
頼む! 全ミステリファン! 「篠婆」買って読んでみてくれ!
山田さん、ファンレターもらったことがないって言ってた。
送れば喜ぶかも。
397 :
名無しのオプ:02/03/20 00:49
>394-396
まじすかー!ここに熱烈なファンがいるというのに!
ファンレター、送らなきゃ。雑誌の編集部気付でいいんだよね?
ついでにここのURLも書いちゃおうかな。山田先生はネット利用者なのだろうか。
398 :
榎本ギャラガ:02/03/20 16:32
『長靴を履いた犬』 読み終えたー。
前作、『神曲法廷』 とは結構趣が違うけど、これはこれでオモシロイ。
昔からそうだけど、最近特に、キリスト教的(宗教的)心理学的アプローチで人物や事情を描くことが多い。
最近作はそれが顕著だに。
昔はどっちかっつうと、SF的な隠喩、設定の方向に向けていた部分が多いけど。
あとがきにあったけど、それも多分大きな意味で、“誰が” というトリックよりも、“何故?” という事への人の心理の奥底へのアプローチな感じ。
うーんやっぱしライト層はなかなか手にとってくれないのかなあ。
仮に謀殺のチェスゲームあたりをデュアル文庫で出したとして、買うライトノベルファン層はどれくらいいるのやら(読めば確実にハマるだろうが)
400 :
名無しのオプ:02/03/20 21:40
長靴を履いた犬は煉獄編だそうだから天国編も書いて欲しいね。
元刑事と再会して「何故人間は悪を為すのか」を掘り下げて欲しい。
401 :
名無しのオプ:02/03/20 22:36
街シリーズ、今年中は絶対無理じゃん? SFの「神狩り2」とか今年の
秋に出すんだし。雑誌連載の「星砂果つる汀に」を題名まで変えて全面改稿
しようとしてる(けどまだ手を着けたばかり)とかSF入門で書いてたし。
402 :
名無し狩り:02/03/20 23:04
「神狩り」の加筆修正もあるしね。気長に待とう。
403 :
名無しのオプ:02/03/20 23:08
保全あげ
404 :
名無しのオプ:02/03/20 23:15
このミスの隠しダマは信用しない方が良いのかな
405 :
榎本ギャラガ:02/03/21 03:56
>>400 『幼鳥-ハルピュイア-』 でも、「悪とは何か?」 という問いがテーマになっていたよね。
悪を問うという事は、=で人とは何かを問うことと同じ気がする。
そして山田正紀にとって、そのテーマは多分普遍的に描かれづけているだろうし、これからもとうなのだろうと思う。
>>399 ことばは悪いが、山田先生は「半端に巨匠」なので、
10代のひとはかえってなかなか手にとりにくいんでしょうね。
「山田正紀リスペクトシリーズ」みたいな感じで、簡易な文庫全集的に、装丁を統一して、
毎巻、人気作家にごっつい解説を書かせて、とかしたら注目度も高まるかしら。
407 :
名無しのオプ:02/03/21 11:53
>>406 それナイスアイディアですねー。表紙のイラストレーターも有名な人にして。
天野義孝だと夢枕獏と重なるか・・。漫画家の吉田秋生はどうだ?
408 :
名無しのオプ:02/03/21 13:29
>406
そもそも無理にライトノベルユーザーにアピールする必要もなかろ。
それが『謀殺』や『火神』でもライトノベルのメインの読者層が
求めるものとはズレてるので、「読んだらはまる」という説にも
首肯しかねるし。
409 :
名無しのオプ:02/03/21 14:30
>>406 デュアル版「チョウたちの時間」はどのくらい売れたんだか。
イラスト・解説共にライトノベルで人気の人だったよね。
410 :
名無しのオプ:02/03/21 16:21
デュアル文庫の「ジャグラー」が楽しみあげ
411 :
名無しのオプ:02/03/21 23:16
図書館に「ジャグラー」なかったから、
余所の図書館から取り寄せてもらおうと
思ってたところなんだよね。
復刊超うれしい。
それと昨日、「宇宙犬ビーグル号の冒険」読み終わった。
正直、子供向けなんだろうと思ってたんだけど、全然違う。
これがまたすごい正紀テイストなんだ。
普通のビーグル犬が「においネットワーク」に
接続されることによってスーパードッグになるんだぜ。
ビーグル犬にとって分らないことが出てきたら、
メモリににおいでアクセスして検索したりする。
一つ目の短編の初出は86年だとよ。
恐ろしいよ、山田正紀。
86年に「においネットワーク」だぜ?
『地球軍独立戦闘隊』と『機械獣ヴァイブ2』をゲットしたぞ。うれしい。
>406「山田正紀リスペクトシリーズ」みたいな感じで、簡易な文庫全集的に、装丁を統一して、
毎巻、人気作家にごっつい解説を書かせて、とかしたら注目度も高まるかしら。
ある意味、ハルキ文庫とか今の徳間デュアル文庫がそうなんでしょう。でも、息切れしちゃうのでしょうね。
山田風太郎でも、全ての全集ってのはないわけだし。それに、講談社文庫の忍法帖での花村萬月とか、あまりファンでもないやつが適当なエッセイ書いてると買う気が失せる。
山田正紀対談集、山田正紀エッセイ集を、出版芸術社あたりで出してくれないかな。とくに皆川博子さんとの対談とか。
「宇宙犬ビーグル号」は、積読状態。読まねばならん。
とにかく、山田正紀は天才である。
「神狩り2」秋予定を5月に出しても許す。いや、4月でもいい。早く読みて〜。
413 :
名無しのオプ:02/03/22 00:10
絶版→復刊→絶版→復刊・・・・・
なんで定着しないだろうか。
414 :
名無しのオプ:02/03/22 00:26
>>413 売れ残ると在庫に税金がかかるからなり。
416 :
名無しのオプ:02/03/27 04:57
ミステリマガジンの最新号に
エラリー・クイーンについてのエッセイ載ってた。
2ページだけですが、山田正紀らしいこと書いてて楽しい。
417 :
名無しのオプ:02/03/27 05:26
ようろう血の街の殺人 山田正紀 講談社ノベルス 780円
街シリーズの続編
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
来月かな?
古本屋で謀殺の翼747買ってきた。
いいねー。やっぱり山田正紀はそこらへんの作家と同列に扱ってはいけないな、ということを再認識。
SFJapanの山田正紀ファンクラブ対談で我孫子武丸が
著作が多いから粗製濫造だと思われていることを嘆いていたけど
まさにそのとおり。
>>418 なんだとっ!許せん!>著作が多いから粗製濫造だと思われている
Amazonで山田正紀の著作を検索したら全219冊ってでてきたよ。
ハードカバーと文庫が重なっているとしても、100冊はあるってことかな?
ボーナスが出たら全作品一気買いしようかと思ったが、金もそうだが置き場に
困りそうだ・・・(藁
ところで「機神兵団」ってアニメ化したんですね。DVDが発売されている。
見た人、感想キボーン!
420 :
榎本ギャラガ:02/03/30 00:38
>>419 徳間関係で漫画化もしていたどすえ。
今は無き少年キャプテンで。
漫画は俺的にキャラのイメージが気に入らなかったのですっとばした。
ひろき真冬のカバイラが良すぎるせいというのもあるがす。
漫画はかなり空想科学物として出来が良いです。
絵柄は表紙をみて判断してください。
アニメは動きがまあまあ良いけれど、演出とか全体的に中途半端。
音楽は良い。最終回がへっぽこ
422 :
ブックオフの手先ではありません:02/03/30 11:04
機神兵団!中央公論版の表紙がカコイイ!>ひろき真冬!
角川版より断然いいね。
検索したらイーブックオフで売っていたので、
思わず全巻注文してしまいました。
まだ在庫あるみたいなので、欲しい人は急げ〜
423 :
小陳恋次郎:02/03/30 12:36
ひろき真冬は最高だね。
角川(ハルキ)版は、三浦均だっけ、機神兵団に限っては、ひろき真冬のほうがいい。でも、「謀殺のチェス・ゲーム」(宗像の絵がカッコいい)や、「人喰いの時代」「神狩り」「弥勒戦争」「崑崙遊撃隊」「宝石泥棒」などは、三浦さんのカバーイラスト、すごく好きだ。
徳間の「神狩り2」はどうなるんだろうね。
山田風太郎は、装丁・装画は全て出版社まかせだったそうだから、風太郎を信奉する山田正紀も、指定はしないのかな。
424 :
名無しのオプ:02/03/30 15:18
機神兵団のアニメはオリジナルの主人公がいるみたいだね。
漫画版は・・・白蘭花がなぁ。見た目がロリっつーかガキっつーか・・・。
轟神砲撃体勢は良かったと思うが。
岡昌平の漫画版機神兵団はオリジナルの展開で同人で細々と続いております。
426 :
名無しのオプ:02/03/31 06:08
図書館とかブックオフで山田正紀の絶版本を見つけて読んで、
「只で読んで申し訳ねえ。せめて著者印税分だけでも
山田正紀に払いたくてしょうがねえ。そうしないと気がすまん」
と思ったことのあるのは、オレだけではないと予想してみるテスト。
だって何千円も、何万円も出して、クソつまらん商品なんか
溢れかえってるからな。ほんと、簡易装丁でいろいろ復刊して☆いよ。
427 :
名無しのオプ:02/03/31 06:23
>>426 最近山田正紀に開眼して、図書館でむさぼるように読みまくった。
で、一息ついて「やっぱり著者にフィードバックしなきゃな」と思い
手始めに、ハルキ文庫版の『神狩り』と『弥勒戦争』を買ってきた。
何気なく奥付を見た。
両方とも初版だった。
>>426 テストとか書かんでいい(変なの流行ってるよな……)。おれもそう思う。
文庫一冊の印税なんて何十円だろう? 山田さんにならこころよく進呈したい。
>>427 ハルキ文庫で重版かかってるのって、北方謙三の三国志と
金子みすずの詩集くらいだと思う。
なんか知らないけどことごとく売れないんだわ、ハルキ文庫って。
429 :
名無しのオプ:02/03/31 16:51
>>426 ミステリオペラを古本屋で見つけたけど、山田先生に印税払いたいと思ったんで買わなかった。
でもまだ新品でも買ってない・・・。
>>429 買わなくてもいいよ
あんまり儲けさせるとハングリー精神失って新作書かなくなるからね
出版社が新作の執筆依頼をしたくなる程度には買ってあげなくちゃいけないけど
作品を書き続けなければ生活できない程度に売れ行きをとどめておくのが理想
そのへんのバランスが難しいんでしょうけどね
432 :
名無しのオプ:02/03/31 21:49
433 :
榎本ギャラガ:02/03/31 22:24
まぁ一冊買ったからって増刷されなきゃ印税は入らないから気持ちの問題ですわな。
>>423 機神のカバーはインパクト強すぎた。俺的に。
イラスト集とか買っちゃったもん。ひろき真冬の。
434 :
小陳恋次郎:02/03/31 23:23
>433
ジョージ・アレック・エフィンジャーの「重力が衰えるとき」(ハヤカワ文庫)のイラストも良かった。
イラスト集にも入ってたっけ。
機神は、一巻のカバーからもうガンガンきちゃうよ。スタイリッシュ、とはこのこと。
ところで今日、古本屋で山田正紀『電脳少女 アイドロイド・ユイ』(光風社出版)ちゅうの買った。エロスもの。結構レアだと思う。
作家は本が売れるほど書く気が起きるものと思う。それに、いくら売れても、ウハウハ状態ほど儲かるとは到底思えない。
『ようろう血の町の殺人』『ジャグラー』買う、俺は。
435 :
名無しのオプ:02/04/01 00:54
『ようろう血の町の殺人』の”ようろう”ってひらがなのまんまなのか?
ひらがなにしてるのがトリックにかかってくるのか?
早く正式に発表して欲しいぞ。待ちきれないし、「笹婆」のストーリー、細部忘れちまうぞ(w
436 :
名無し・精神分析記録:02/04/01 08:28
>434
偶然?
「電脳少女」は「重力が衰えるとき」を意識してるんじゃないかと思う。
「ジャグラー」持ってるけど、新しいのも買うべきか。
>>430 うーん、なんかこう、すっきりしねえ発言だ。
好きな作家なら素直に買ってやればいいじゃねえかと思う。
438 :
名無しのオプ:02/04/01 14:04
「天動説」みたいな伝奇活劇また書いてくださーい!「機神兵団」みたいに
ブックオフで全巻揃うまで待つなんてしませんから・・・
439 :
名無しのオプ:02/04/01 18:27
>>437 そうだー!素直に買おうー!
で、収入のことは気にせずに、超長編の執筆に専念してもらいましょうぜ。
個人的には「ミステリ・オペラ」の早見風弘主役で続編・・というか、
外伝をぜひ頼む!
440 :
小陳恋次郎:02/04/01 23:36
>名無し・精神分析記録さん
レスありがとう。ひろき真冬について書こうと思っていたら、『電脳少女』が手に入った。その意味では偶然です。
『重力が衰えるとき』は表紙だけじゃなく、本文も大好きだ。ラストもいい。
『電脳少女』出だし読んだら、いきなりセックス描写で、あんまり『重力』っぽくないんだけど、もし『重力』なみのハードボイルド的グルーヴ感があるなら、むちゃ嬉しい。
それはともかく、430はほんと、すっきりせんな。437に禿同って感じ。
山田正紀は絶版が多いから、仕方なく古本で買うけど、これから出る新刊は全て新刊書店で買うよ。再刊も含めて。
441 :
名無しのオプ:02/04/01 23:52
ttp://www3.justnet.ne.jp/~mackharry/hyoron-mysteryopera.html 昨日、見つけたページで『ミステリ・オペラ』の記述ミスがあるらしいことについて言及されていました。
『ミステリ・オペラ』が手元にある人で、なおかつ時間があり、細部に渡って覚えているという人がいて、更にどれどれ調べてみてやるっていう人がいるかもしれないと期待してみる。
純粋な記述ミスについてのみ、言及しているわけで、あら探しではないと思います。基本的に絶賛口調。
再読すればいいだけのことですし、やりたいのは山々なのですが、当方、非常に遅読な為、今、読み返す時間がありません。
(読み返すとなると10日はかかりそう)
『ミステリ・オペラ』は一度だけ読みましたが、上記のページで指摘されている箇所についてはまったく気付きませんでした。
実際の所、どうなのか調べてみてやるという勇者、賢者、僧侶、募る。
>>441 え〜、[メール欄]じゃ早見の台詞の意味通じないじゃん〜と言いつつ、
調べてしまう・・・(藁
443 :
ふしぎの国の名無したち:02/04/03 21:21
>440
>ハードボイルド的グルーヴ感
って、よくわからないんだけど、ハードボイルド的ではあるような気がする。
主人公、強烈に孤独だし、救いのない戦いだし<これは山田正紀テイストと言うべきか?
「重力が衰えるとき」読んだのはだいぶ前なんで、細かいところは覚えてないけど……。
ところで、「マイ・ベスト5 作家編」のスレで、山田正紀をあげてる人が妙に多いのが気になる。
このスレ住人?
444 :
名無しのオプ:02/04/03 23:21
>>443 「マイ・ベスト5 作家編・作品編」、両方に山田正紀を入れておいた。
もうそろそろ本物が正当な評価を浴びる時期。
実際の所、ライトなミステリファンにはまだまだ認知すらされていないと思う。
こんな勿体ないことがあっていいはずがない。
445 :
名無しのオプ:02/04/04 00:01
>444
ま、あんま熱くならずに。
逆に反感買うこともありますから。
それよりノージャンルで山田正紀ベスト5選ぶならなに?
446 :
名無しのオブ:02/04/04 00:07
「ブラックスワン」「人食いの時代」
「ミステリオペラ」しか読んでいないけど、みんな面白かった。
これ以外のお勧めを教えて下さい。
神曲法廷読んでないのはもったいない。
5冊全部読むのを前提とするなら女囮捜査官もよいかと
>447
ありがとう
「神曲法廷」は実は古本屋で買って積読中。読んでみます。
女囮捜査官も近くのブックオフで探してみます。
449 :
名無しのオプ:02/04/04 00:31
450 :
名無しのオプ:02/04/04 01:22
「氷雨」「SAKURA」面白かった。
山田正紀の中ではカテゴライズの難しい異端な2作品ですが
ほかにも「SFでもミステリでもない山田正紀」でオススメ
ありますか?「ナース」探したけど見つからない。
451 :
名無しのオプ:02/04/04 02:38
>>445 スマソスマソ。そうだな、確かにこのスレのマターリぶりからすると良くないな。
熱く語りすぎると煽り召還っつーこともありうるしな。
そもそもオレ、山田正紀の未読の本まだだいぶある初心者だし(w
ノンジャンルベスト5
「ミステリ・オペラ」
「女囮捜査官4 嗅覚」
「神曲法廷」
「螺旋 スパイラル」
「殺人契約 殺し屋・貴志」
>>451 みんなミステリじゃん(笑)
>>450 SFでもミステリでもないなら「少女と武者人形」。伝奇も大丈夫なら
「闇の太守」の第1巻。ポリティカル・フィクション系なら「謀殺のチェスゲーム」。
「剣と魔法の世界」を山田正紀が書くとこうなるというのが「宝石泥棒」。
山田正紀は器用だから、ノンフィクションと801以外は何かしら書いてます。
そこが評価が低い理由なんだろうけれど。
453 :
榎本ギャラガ:02/04/04 17:42
『謀殺』シリーズは全部いいねぇ。
ジャンルといえば、格闘モノは買い手内ナ。
つうか格闘モノなんてバリバリ書いているの獏枕夢ぐらいか。
謀殺もそうだし、あと魔境シリーズ。『崑崙遊撃隊』、『ツングース特命隊』。
あと俺敵にはこの二つに微妙に流れが似ている(と思っている)、『火神を盗め』 あたり。
初期のこの辺の冒険モノは、初心者でもすんなり入っていけるように思う。
SFでも、『デッドエンド』、『アフロディーテ』 あたり。
『宝石泥棒』、『紙獣聖戦』 を経て、『ジャグラー』 とかからの流れは、色ンな意味でアクが強くなっていて。
いわゆる完成度はとかまとまりはなくなっていくンだよね。
この時来以降の山田正紀味は一種の珍味だから、これで食えないと感じたら合わないかもしらん。
ぶっちゃけていえばプロットよりも世界観優先でかましている時期。
最近のミステリーも、どっちかというと初期に比べるとそっちよりな感じ。
454 :
名無しのオプ:02/04/04 20:15
菊地秀行さんを愛してやまないおれに
山田さんのなんかそんな感じの作品を教えてください。
455 :
名無しのオプ:02/04/04 20:50
>>454 スーパーカンサー。でも絶版か。
クトゥルネタの短編もあったはず。
457 :
名無しのオプ:02/04/04 21:21
>454
装甲戦士とか
>454
「天動説」角川ノベルズ全2巻 はわりと菊地ものと路線がかぶる。
時代伝奇だ、しかもネタはメール欄だぜーい。残念だが絶版と思う・・・
古本であったらぜひ。
459 :
延暦十三年の名無し:02/04/04 22:41
>451
「殺人契約」が入ってるのがちょっと意外。
あ、ダメだっていうわけじゃないので、あんまり気にしないで。
オレなら、普通に選べば
「ミステリ・オペラ」、「火神を盗め」、「宝石泥棒」、「エイダ」、「チョウたちの時間」
だけど、マイナーな方から選べば、
「エンジェル・エコー」、「天保からくり船」、「第四の敵」、「謀殺の翼747」、「花面祭」
かな。
>454
意外と、今度復刊される「ジャグラー」とか。違うか。
>456
クトゥルーネタの短編は「銀の弾丸」。「終末曲面」に入ってたかな。
460 :
名無しのチェス・ゲーム:02/04/05 00:56
【文庫解説より】
・志村有弘
「山田文学の特色として、きびきびとした簡潔な文体を指摘できる。
しかもその詩的な文章は、天賦の才を思わせる。
とりわけ、冒頭の文章の巧みさは、特筆に価する」
(「地球軍独立戦闘隊」について)
「末尾における、米人パイロットの日本人パイロットに対するやさしい行動は、作者の人間愛を示そうとしたものであろう。
(中略)山田文学の〈人間愛〉は、「地球軍独立戦闘隊」に限らず、全ての作品の主人公に共通して見出すことができる。彼等は、どこかやさしさを持っているのだ」
銀の弾丸はアンソロジーのクトゥルー怪異禄にも収録
俺的に豪華メンバーなのでマストアイテム
レスポンスくれたみなさんありがとうございます。
「スーパーカンサー」「装甲戦士」「天動説」「ジャグラー」探してみます。
「ナース」は以前読みましたが、まあ、菊地テイストといえばいえますが、
おれが求めてるのは、つまり、「伝奇アクション」なんで……
あんた、わかってるくせに(w
463 :
名無しのチェス・ゲーム:02/04/05 20:36
>462
ほんなら、
『天動説』血まみれの巨大な死の千石船が江戸沖に出現!
以外でも、
『闇の太守』講談社文庫一巻表紙(天野喜孝)超クール!!
『仮面戦記』田中啓文大絶賛!恋重荷丸(こいのおもにまる)。
てなとこがありまっせ。
ブックオフでなら、相当出回っている。
464 :
名無しのオプ:02/04/05 20:57
>462
『スーパーカンサー』はたしかに菊地/夢枕路線の
超人アクションなんだけど、問題はアレつまらないんだよなあ……
アレだけ読んで見捨てたりしないでね。
465 :
謀殺の翼774(名無し):02/04/05 21:51
>460
乗ってくれてありがとう<ハンドル
>462
463も書いてるけど、「天動説」・「闇の太守」・「仮面戦記」といった時代伝奇ものがいいかな?
「天動説」は2巻で完結、「闇の太守」は1(外伝?)が未完、2〜4は一応完結、
「仮面戦記」は3巻で中断。
「闇の太守」2〜4の御贄衆の戦いぶりなんかは、風太郎忍法帖に通じるテイスト。
おおっと、またレスポンスが。感謝。「仮面戦記」「闇の太守」も探してみます。
ちなみに今まで読んだ山田作品は「神狩り」「弥勒戦争」「崑崙遊撃隊」「ナース」「サブウェイ」「SAKURA」です。
ゴリゴリのSFは苦手。小松左京さんの「果てしなし流れの果てに」みたいなのは、おれの側に読む力が欠けていて……
だめな人間が主役だったり、主要な役所だったりするのは
他の作品にも多く見られるわけだけど、全然説教くさくないところがすごい。
「優しい街」なんか過激派のメンバーの話なんだから、
普通に書けばいくらでも惨めなだけになるだろうし、
第一、今の時代に読んで意味があるようには思えないわけ。
が、読み終わって気分がいいんだよな。
「伊豆の捕虜(とりこ)」、「闇より来たりて」、も同様の読後感。
「雪のなかのふたり」 のふたりは、今もああしてるんだろうかと思ってしまう。
ほんとの小説が生きてるって感じがする。
語彙が少ないのでそんな風にしか言えなくて残念だけど。
本を閉じてもそれぞれの短編の中の人物達は本の中で生きてる。
山田正紀の本ってあったかい気分になるよ。
ところで「伊豆の捕虜」のラストの主人公のつぶやきの意味は、
(メール欄)っていう解釈でいいんすかね?
すんません。
468は短編集『ヨハネの剣』のこと。
雪のなかのふたり。
非暴力的罵倒試合、っていうのがいい。
ところで、こないだ『化石の城』見つけたんだ。
「序章
天国街道(ヒンメル・シュトラーセ、とルビあり)一匹の犬が走っていく。黒くて、大きな犬だ。そういえば、親衛隊軍曹(シャールフューレル)の叫ぶユダヤ人という声を聞いたように思うが、ミレナのいる獄舎からは、追われている人間の姿までは見ることができない」
471 :
名無しのオプ:02/04/10 23:28
>>470 それまだ読んだ事がない。
出だしからすごいきてるな。
( ´Д⊂ヽハヤクヨミテエヨ
出だし、いいでしょう?
「天国街道を」の「を」を抜かしちゃったけど、それはそれとして。
これがさ、『神狩り』(75年)『弥勒戦争』(75年)に次ぐ、長編第三作め(76年)だっていうんだから……。26歳のときの作品だよ。天才じゃなくて、なんだ?
>>472 75年には「襲撃のメロディ」がある(書き下ろしを加えて翌年単行本化)。
「氷河民族」も75年。
76年には「謀殺のチェスゲーム」もある。「終末曲面」収録の短編もこの頃。
翌年には「神々の埋葬」「火神を盗め」もでているはず。
なんといえばいいか・・・ちょっと言葉失う。
474 :
名無しのオプ:02/04/11 03:00
はじめから天才。これでいいんじゃないか。
475 :
名無しのオプ:02/04/11 10:11
へんないいかただけど、このへんの作品、いまの新作なら、ひとつのこらず
「スニーカー大賞」やら「日本SF新人賞」やら「電撃ゲーム大賞」やらを取れるよな。
476 :
名無しのオプ:02/04/11 12:52
「顔のない神々」が話題に上らんな。
>>475 SF新人賞はどうかしらないが、あとの2つは読者の対象年齢から
はずれているので取れないでしょう。
「謀殺」がサスペンス大賞あたり、「終末曲面」がホラー大賞あたりに
なじむような気がする。
>>476 あれは手に入りづらいからでは? 内容もちょっと問題がありそうだし。
>477
そうね。「謀殺」は大沢さんとか好きそうだ。
つーかファンの欲目なしに言っても、
そのへんの作家と山田正紀とでは
国内大会レベルとオリンピックレベルの差があるよなあ。
代表作でない作品でさえ、他の作家なら出世作になりそうなものばかり。
出だしは自分の印象に残っている範囲では、
否定形の文章で始まることが多いように思うけど、実際の統計ではどうなんだろうか。
480 :
名無しのオプ:02/04/11 21:40
>470
羨ましい!
作者本人は『化石の城』は気にいっていないと聞いたけど本当?
481 :
まだ、名も無い悪夢。:02/04/11 21:54
>479
出だしの文章、なんか面白そうなので調べてみる。1週間くらい待ってくれ。
>476
「顔のない神々」はスゴイよね。でも、あまりにも重すぎて、再読できないかもしれない。
スターラスターとかスーパーマリオとか時代を感じさせる語句が
素敵です。
>>481 そんなに重いの?
持ってるけどまだ読んでない。
>>483 たぶん、それまで山田正紀が書いてきたものが全部はいっている。
神とは悪魔とは政治とは宗教とは超能力者とは。
それは全部無力という話です(ネタバレにはならないよ)。
そういう話しで各々がどう動くかが山田節の真骨頂であって、
ある意味山田節全開です。
雑誌連載のあと3年書けて加筆しただけの出来はあります。
でも、なかなか手に入りません(泣
>>484 ありがとう。逆に期待してしまうなあ。
そのうち休日に一気読みするかな。
486 :
名無しのオプ:02/04/12 22:34
ジャグラー待ちのついでにage
ジャグラーって面白いの?
>>486 できれば、「Juke Box」を先に読んだ方がいい(根底にあるのが一緒)。
好みは分かれるかもしれないので何ともいえないけど、私は面白かった。
488 :
名無しのオプ:02/04/12 23:22
人食いの時代、読んだ。
何か胸の中に残った。
感動と言うのとはまた違う。なにか、こう、人生について何かが胸の中に残った。
>>487 サンクス。なんで「Juke Box」を先に復刻してくれないんだろう。
図書館で探してみるか。
>>488 ある意味、青春小説だよね。
今日、『終末曲面』初版板を読み終わったのですが、
収録されている短編「終末曲面」の中で、
関口亜矢子の夫の名前が(メール欄)なのは何かのトリックなのでしょうか?
それとも初版板だけの誤植なのでしょうか。
地の文で呼び方が統一されていないからたぶん誤植か
元の原稿が間違えていると見た。
492 :
名無しのオプ:02/04/14 23:09
>>491 やはりそうですか。連続した2文で表記が違うのですから、
亜矢子が実は○っていたという叙述でもないと思うんです。
>>492 私は宇宙塵版は知らないので何ともいえませんが、
良吾、夫、良人が地の文で出てます。
後者二つは「おっと」でしょうがそれでも人称が二つ。
処女作だからしかたないかも。
>>493 いやあ、大恥です。知りませんでした。
わたしはてっきり人名だと思い込んでいたんです。
りょうじん りやう― 【良人】
(1)よい人。
(2)妻が夫をさして言う語。おっと。「―は妾におくれて家を出づ/海道記」
2の意味、初めて知りました。どうもありがとう。
ジャグラーってイラストレーター変わっちゃうの?
別にいいけど、ハードカバー版は天野義孝なのに、
デュアルの客層考えてもあえて変える必要がないような気がする。
しかし、なんでよりにもよってジャグラーなんだろう。
面白いとは思うけど、この面白さってかなり特殊じゃないかなぁ。
496 :
榎本ギャラガ:02/04/18 00:22
>>495 だぁなぁ。
俺は 『ジャグラー』 、『人食いの時代』 に関しては、同じ様な印象もってンのよね。
簡単に言えば、「これ最終章読まないと駄作じゃあん」
という。
あの時期の作品って、けっこうそういう感じ強いのよね。
駄作までいかなくても、最後読まないとキツイなっていうの。
最初からぐいぐいいけない。
497 :
名無しのオプ:02/04/18 01:01
>496
……というかね、
『ジャグラー』はアメコミ知らないとキツいと思う。
オレは最終章がむしろデウス・エクス・マキナ的過ぎてヤなんだけど、
第一話とかは当時まだ翻訳されていなかった(紹介はされてたが)
『ダークナイト・リターンズ』、『ウォッチメン』的なヒーロー観を
前提に使ってて「ダイジョブなのかこれで」と思った。
他にも多数アメコミ的な「約束事」を引用してるから、
その辺わかるとわからないでは楽しめるかどうかがだいぶ違うと思う。
>>496 「人喰いの時代」は、途中は一定レベルのミステリになってるから、
最後のドンデンが効いているというのはあると思う。
ただ、「ジャグラー」はちょっと違うと思う。
登場人物や設定があまりにもすっ飛んでいる。
ジャグラーは今月出るから、感想は読んだ人に任せるとして、
その前の作品の「Juke Box」からしてとんでもないと思うが。
コカコーラやホットドッグと戦う?
なんでそんな発想ができるかねぇ・・・。
499 :
名無しのオプ:02/04/18 19:42
>なんでそんな発想ができるかねぇ・・・。
まして、それで傑作を書いてしまうとは。
500 :
名無しのオプ:02/04/18 21:31
人食いって、そんなに読むのキツイかなあ。
まあトリック重視のミステリ読者としては物足りなさは残るのかもしれないが。
山田ミステリって、むしろトリックなんざ二次的なものでしかないような気がするよ。
ミステリとしての評価が低いのは、そこに原因があるんじゃなかろうか。
本人も、むしろ探偵小説を書きたいんじゃないのかなあ。
ま、とにかく人食い。
短編連作って構成が最大限に生かされてて見事としか言いようがない。
俺はミステリというより、秀助&霊太郎の青春群像小説として読んだ。
秀助という、1人の人間を書ききった作品として読んだ。
ミステリだのSFだのってジャンルを細分化すると、それにとらわれて楽しめるものも楽しめなくなるよ。
>>500 「人喰いの時代」は探偵小説として書いていることが、初版後書きにある。
さらに、探偵小説という形で昭和という時代をつづりたかったらしい。
だからその読み方であってると思う。
でも、探偵小説だけと思いこまれるのが嫌で、連載後3年本にまとめていない。
その後、現代を舞台にしたミステリを書かないかという話がきたので、
最後の話だけ書き下ろして、単行本化したと後書きにある。
この時依頼があった現代ミステリーが「ブラックスワン」だそうだ。
502 :
名無しのオプ:02/04/18 23:00
>498
>コカコーラやホットドッグと戦う?
>なんでそんな発想ができるかねぇ・・・。
いや、それはむしろわかるんじゃないか?
たぶんランガー連作はアメリカンポップカルチャー批判を
テーマにしてるんだろう。
ジュークボックスで次がアメコミヒーローだったから、
オレは当時そう思って読んでたけど。
>>502 山田正紀はポップカルチャーは批判しないのではないかなぁ?
山田正紀って、作品の中から明確な批判は慎重に取り去っていると思うし。
単にいかにばかばかしいものを持ってきてってことだけだと思う。
504 :
榎本ギャラガ:02/04/19 00:23
>>497 俺はアメコミはけっこう好きっすよ。
まぁ読んだ当時はそんなに詳しくは無かったけど。
あの辺りの作品は、最終章でそこまで築き上げていた世界観を全てひっくり返してしまう。
俺は読んでいて、なんというかその最終章を読むまでは歯切れが悪いというか、もどかしいというか、そういう感覚があっあったンですよ。
結果的に本に纏めるときにああいう形に纏めたというコトは、まぁそれで完成させるという意識があったンだろうなと思って受け取ってますが。
『ジュークボックス』 は…。…余り子細を覚えていない。手元に無いのがツライ。
アメリカンポップカルチャー批判があったとしても、それはあくまで話の仕掛けとしてそれを利用しているだけの話なンでないかしらと思います。
スペース三国志の人とかと違って、作品の中で自分のイデオロギーとか思想性を喧伝する作家でも無いし。
まず、確認しとくけど「批判」は「非難」や「否定」じゃないよ、
英語でいう「critique」のこと、そこはOK?
で、批評とか批判ていうのは
本来政治的なイデオロギーを喧伝することでもない、
これもOK?
で、ここまでOKなら、
「山田正紀が明確な批判をしない作家」
ってのはちょっと違うんじゃないかな?
山田正紀って基本的に知的な作家だから、
批判的な意識はどの作品も非常に明確だと思うよ。
たとえば『神狩り』はアカデミズムや宗教に対する明快な批判だし、
『神曲法廷』なんかもジャンルフィクションとしてのミステリへの
批判的な視点が(特にラストに)明確に出ている。
ランガー連作が「アメリカンポップカルチャー批判」だというのは、
「日本人の憧憬の対象としてのアメリカンポップカルチャー」
を積極的にガジェットとして取り込んで
それに比喩的な意味を持たせてるんじゃないかということ。
別に「ポップカルチャーはいかん」と言ってると言いたい訳じゃない。
>>505 いってることはわかる。
ただ、山田正紀って「critique」もやりたくないってところないか?
それを排除してるが故に、評価が不当に低いところはあると思う。
山田風太郎がそうだったように。
>506
「やりたくない」ってのはそうじゃないの?
ただ、資質自体は知的だから作品自体はすごく「critical」に構築されてる。
たぶん本人はそういうものより「物語」自体の力を愛してて、
そういう自分の方法論をむしろ嫌ってるんじゃないのかな。
で、インテレクチャルな自分を物語を書くことで超えようとしてる。
オレはそういう見方をしてたから、
『神曲法廷』はスコーンと抜けた感じがしてすごく感動した。
いずれにしろ山田風太郎ほど開き直って通俗やってる感じじゃないだろ。
ブラックスワン読んだ。
山田先生が、ミステリ作家として今ひとつ知名度が低い理由がわかったような気がする(^^;
決して下手とか言うんじゃなくて、明確な殺意のない殺人、行き違いの偶然?性の死、みたいなのって、ミステリ読者には物足りないんじゃないだろうかと思ったのだが。
明確な殺意や、サイコな性癖や複雑なトリックとかをミステリ読者は求めてしまうんじゃないかな?
俺的には、ブラックスワン、好きなんだけどね。
「だれがむくどり殺したの」って、マザーグースの一説を思い出す作品だった。
「ジャグラー」ゲット。今度のイラストもなかなかいい。
>479
スマソ、まだ集計中。
本棚に並んでる順に見てるけど、今のとこ(1/3くらい?)、
「弥勒戦争」・「崑崙遊撃隊」・「地球・精神分析記録」・「螺旋の月」
・「たまらなく孤独で、熱い街」・「渚の恋人」(「神獣聖戦II」)あたりが否定文。
>505=507
なるほど、そうか。
そういう意味で、「ジュークボックス」じゃなくて「ジャグラー」が復刊というのもありなのかな?
「日本人の憧憬の対象としてのアメリカンポップカルチャー」という前提が、
「ジュークボックス」(50年代?アメリカンポップス)では今の読者ではなおさら
伝わらなさそう。
んーブラックスワンは妖鳥もそうだけど、
本格ファンが求めるところにあまり力が入ってなくて、
期待していなかった部分ですごい論理が炸裂するんだけど、
期待してなかっただけに十分に楽しみきれない(感心はさせられるが)ところがあると思う。
神曲法廷やミステリオペラはそのギャップが埋まっている分、破壊力が高いのかな。
光文社文庫の殺人契約ゲット
表紙イラストが、山田正紀の似顔絵なのはちょっとワラタ
512 :
名無しのオプ:02/04/23 01:57
山田正紀先生は作品数が多いから、「お!漏れも読んだよ」と
レスが付けにくく悲しい・・・。
全巻読破したファンっているのかな?
>>512 30代以上ならいるんじゃないかな。私は全部じゃないけど、
ほとんど読んでいる。
ただ、10年前でさえ古本屋巡らないとなかったから、
ミステリから読み始めた人は全部はきついと思う。
10年前はそれでも深夜+1とか神保町の三省堂、グランデ、
ブックマートに店頭在庫が少しならあったけど、
今はそれもないしなぁ。
>512
本になったやつは全部読んだよ。
そういや単行本未収録の短編ってどれくらいあるんだろ…
アンソロジーに書いたのも含めると、結構な数になるんだろうけど。
俺も半分も読んでないなあ。主要作品もけっこう読み漏らしがある。「影の艦隊」とか。
古本屋で見つけたらその場で買ってるんだけど。
>>515 「異形コレクション」のやつだけで1冊になるような気がする。
ただ、大手からはでないだろうから、出版芸術社あたりに
期待するしかないのかな。<短編集
このミスのかくし玉で短編集が出せるとか言ってなかったっけ?
519 :
名無しのオプ:02/04/26 00:56
島田スレより
御手洗潔の海外での活躍を描く書下ろし長編
『A MAD TEA PARTY UNDER THE AURORA』は
8月に文藝春秋の本格ミステリーマスターズの第一回配本として発売。
同時発売のメンバーは柄刀一と山田正紀。書下ろし 。
520 :
名無しのオプ:02/04/26 09:24
>>519 おぉ!>書き下ろし
横レスですが、このミスのかくし玉とかジャーロの冒頭近日とか、
山田先生からのメッセージって軽い・・明るいですね。
「花粉症で・・ラララ、頭ポットして楽しいな!」とか・・・
作風に反し、とても明るい方なのでしょうか?
521 :
名無しのオプ:02/04/26 12:06
山田さんは説教くさくないから好き。
独善的なイデオロギーで読者を押さえ付けるようなことをしないから、気分がいい。
>>520 どこかのサイトで「SFに対して情熱に語る方」ってのを見たなあ。
あと趣味のひとつがバイクだとか。
523 :
名無しのオプ:02/04/27 00:46
『ジャグラー』を読んだのはずいぶん前なのですが、文庫で
「ファッティ・ファーザー」となっている第1章は
ハードカバーでは「ファットマン」となっていたような気がします。
もろバットマンのパロディでイラストもバットマンを模していたのが
まずかったんでしょうか?
ハードカバーは売ってしまったので確認できず、単なる記憶違いなら
ごめんなさい。
>>523 「ファーザー・ファッティ」
扉絵がバットマンなのはあってるけど、スパイダーマンも
スーパーマンも一緒にいます。
冒頭シーンのイラストでしょう。
ファーザー・ファッティは、総扉にカラーで載ってます。
525 :
名無しのオプ:02/04/27 02:01
>524
ありがとうございます。名前は間違ってるし、なんだか
記憶力が衰えているようですね、ううう。
526 :
名無しのオプ:02/04/27 09:29
ハルキ文庫の初期作品のあとがきを読むとかなしくなる。
こんなすごい作家なのに「わたしの青春は暗かった」「とにかく貧乏だった」の連発。
いま山田さんが日本SF新人賞とかメフィスト賞でデビューしてれば大騒ぎだぜ。
(いや、実際当時も大騒ぎではあったのだろうが、)仕事がない、金がないなんてぜったいありえない。
>>526 山田正紀は10代後半からデビューまでの間、海外放浪したり、
留年したり、就職できなかったりと、本当に暗くて金なかったらしい。
「神狩り」「弥勒戦争」の原稿料(印税にあらず)足したって200万には
届かなかったと思う(ハヤカワだから150万だってあやしい)。
SFはマーケットが狭いし、この人、賞とはとんと無縁だし、
本当に貧乏だったんじゃないかな。
京極や森みたいに「書き下ろしました。初版5万部以上」なんて経験は
山田正紀にはたぶんない。そんな時代じゃなかったし。
今顔のない神々読んでるんで、
MSNニュースの「米のイスラエル支持に石油戦略発動も…アラブ連盟 」に反応してしまった・・・。
529 :
名無しのオプ:02/04/28 19:32
>527
レスポンスどうも。生まれるのが早すぎたんだねェ。
今デビューすれば三雲岳斗とか上遠野浩平みたいに
たちまち売れっ子になっただろうに。悲運の天才。
休日を利用してやっとこさ『ミステリ・オペラ』読了したので来てみたんですが、
残念、もうスレdat落ちしちゃってたのですね。
まあ、一年も前の話だから仕方ないか……。
しかしこれがこのミス3位ってのは結構驚き。
いや、嫌いな作品でもないし力作だとは思うけど。
やっぱりミステリの構造論みたいなところに触れてる部分が評価されたのかなあ。
私は単純に本格風味の壮大なロマンスってところに惹かれました。
ただ、この手のメタミスにありがちなんだけど、「手記」の形で作中作が
断片的に記されちゃってるおかげで、印象が細切れになってしまうと
いうか……まあ、それがトリックにもなっているわけですけど。
こちらとしてはまとめて読んでもっと大陸浪漫に酔いたかった気分。
だからって島田みたいに最後に全部まとめられた手記がつくのも
読む気にならないんだけど(笑
あと、大仕掛けの他に結構細かいトリックが詰め込んであるけれど、
種明かしの頃になってこっちがどうでもよくなっちゃって来てるのも
あったりして、その辺は一生懸命理屈づけしてるみたいに感じて
しまったのがどうも。
いくつもある大仕掛けだけで十分凄いのに……。
531 :
名無しのオプ:02/04/29 23:25
>>530 山田正紀のミステリは、大抵そんな感じ。端から端まで書ききらない。
その後、彼はどうなったんだろうか、とか、
このエピソードはもっと細かく(長く)書けるのでは、というのが多い。
自分はそれが山田正紀の個性であり、味であると抵抗なく受け入れている。
二階堂がweb日記で、自分なら宿命城殺人事件を書ききると書いていたが、
それをやらないことによって、何度通読しても消費されてしまわない
永遠の命が作品に宿ると感じた。
532 :
名無しのオプ:02/04/30 23:17
『謀殺の翼747』『エンジェル・エコー』『アフロディーテ』を古書店でGet。
『七面鳥危機一髪』もあった。読んだ人いるかな。
表紙がルパンに激似なんだよね。
533 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/04/30 23:30
文庫も新書もモンキーパンチの表紙だった。ありゃ完全にルパンを狙って書いた作品なんだろうな。
峰不二子みたいなねーちゃんも出てくるし。
あれ一冊で終わりとはもったいない・・・・
アクション・コメディだけど以外とこの傾向の本ってあまり書いてないんだよな。
534 :
名無しのオプ:02/05/04 14:26
鯖移転age。
535 :
名無しのオプ:02/05/04 15:06
謀殺の翼747読んでる。
展開の早さが実に小気味良い。
536 :
名無しのオプ:02/05/05 00:36
( ´Д⊂ヽ6月も街シリーズの2作目でそうにないねー。
537 :
名無しのオプ:02/05/05 04:58
>>536 ( ´Д⊂ヽ俺も一緒に泣かせてくれ、ハヤクツヅキガヨミタイヨォォォー
538 :
名無しのオプ:02/05/07 10:54
>536
やばいぞ。実にやばい。
539 :
名無しのオプ:02/05/09 00:52
540 :
名無しのオプ:02/05/09 23:25
今日初めて、「機神兵団」中央公論版のひろき真冬の表紙と挿絵を見た。
文庫版と比べものにならないくらいカッコいいじゃん。
ただ残念ながら、2、5,8巻しかなかったから買えなかった。
ちなみにそこの新古書店、近々閉店するらしく、新書と文庫オール30円だった。
素晴らしい本達が一律30円・・・・・・・
だがしかし京極夏彦と清涼院流水だけはセール対象外な罠!
山田先生、仕事しすぎ。
八月に「僧正の積木歌」、九月に「神狩り2」
無茶苦茶だYO
542 :
名無しのオプ:02/05/11 12:39
>541
10年ちょっと前はもっと仕事してましたよ。ここ5年ぐらいは山田氏にしてはローペース
でしたが。
>542
たしかに「SFjapan」に載っていた著作リストをみると、尋常ならぬ仕事量ですね。
ハルキ版『神狩り』のあとがきでは「昔はひどい遅筆だった」なんて書いてあった
けど、デビューから一貫して筆が速いのではないでしょうか。
544 :
名無しのオプ:02/05/11 15:35
山田正紀がデビューした頃ってSF作家のほとんどが筆が速かった。
平気で雑誌連載何本も持っていたし、書き下ろしや短編も書いている。
そんな環境にいたら、長編書き下ろしタイプの山田正紀はやっぱり
遅筆の方にはいるのでしょう。雑誌連載もあまり得意じゃなさそうだし。
おでんマンは山田正紀を応援しマス。
△
/ ●\
□
/ \
『ミステリ・オペラ』第二回本格ミステリ大賞受賞age!
おめでとう!! 次は協会賞か!?
ちなみに評論部門の受賞者は若島正氏だそうです。
547 :
名無しのオプ:02/05/17 16:03
「ミステリ・オペラ」って本格だったのか!!
548 :
名無しのオプ:02/05/18 21:28
なんだかんだ言って、結構賞取ってるよなあ
549 :
名無しのオプ:02/05/18 21:36
めでたい事だ。ここから山田正紀の時代が始まって欲スィ。
ただ、一般読者になかなか浸透しないからな…
551 :
名無しのオプ:02/05/18 22:05
このミス3位の時点でちょっとは売れたんじゃないの?>ミステリ・オペラ
まあベストセラーにはほど遠いだろうけど。
552 :
名無しのオプ:02/05/18 23:05
>>548 賞は取ってるけど、一般的知名度があるものを取っていない。
乱歩賞みたいなのでデビューしたわけでなし、直木賞は2度候補になったのみ。
推理作家協会賞も吉川英治文学新人賞も冒険作家協会賞も無縁。
日本SF大賞と角川小説賞くらいで、あとはファン投票の星雲賞を複数回。
それに今回の本格ミステリ大賞だけじゃないかな。
賞を多く取ってるから偉いってわけじゃないけど、なんか納得行かない。
でも、山田先生。こんなところからですが、おめでとうございます!
553 :
名無しのオプ:02/05/19 23:07
山田先生、おめでとうございます!
どこかスペース充分な本屋で、受賞記念フェア開催してくれないかなー。
絶版を除く、全作品が並ぶの。壮観であろうー!
554 :
榎本ギャラガ:02/05/19 23:32
なんか今の小説出版業界って、直木賞を中心に動いているトコがあるからナ。
555 :
名無しのオプ:02/05/20 00:08
>553
むしろ受賞記念復刊をして欲しいな
>555
禿同。
まだまだ入手困難なものが多いからねえ。
とくにハードカバーででたやつで文庫落ちしていないのを文庫化キボン。
図書館行けば読めることは読めるんだけどさー。
557 :
名無しのオプ:02/05/22 13:29
受賞記念に『山田正紀全集』発売キボーン!
あと世田谷文学館で『山田正紀展』開催ね。
『山田風太郎展』と同時開催ならこれ最強。
558 :
名無しのオプ:02/05/22 21:29
推理作家協会賞、おめでとう!。
遅すぎだよ!
559 :
从‘ー‘从:02/05/22 23:29
(゚д゚)ミステリオペラ
(゚д゚)ジュショウオメデトー
(゚д゚)フッカンヨロシク
560 :
名無しのオプ:02/05/23 12:09
日本推理作家協会賞
「ミステリ・オペラ」と「アラビアの夜の種族」のダブル受賞。
メタミステリーとメタファンタジーのセットできましたか。
この機に、郵便配達は二度死ぬと花面祭の文庫化キボン
562 :
名無しのオプ:02/05/24 02:07
>562
オマエイイヤツダナ
・゚・(ノД`)・゚・オモワズモライナキシタヨ
564 :
名無しのオプ:02/05/24 04:49
>この機に、郵便配達は二度死ぬと花面祭の文庫化キボン
『花面祭』は7月に講談社文庫から出る予定。
565 :
名無しのオプ:02/05/24 07:07
⊂二 ̄⌒\ ノ)
)\ ( ∧_∧ / \
/__ ) ´Д`) _ / /^\)
//// / ⌒ ̄_/
/ / / // ̄\ 愛 | ̄ ̄
/ / / (/ \ \___
((/ ( _ )
/ / ̄ ̄/ /
/ / / /
/ / ( /
/ / ) /
/ / し′
( /
) /
し′
さあ、この勢いで「篠婆 骨の街の殺人」の続きを出すんだ。
ていうかだせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
566 :
名無しのオプ:02/05/24 23:38
『化石の城』復刊しろ。
567 :
名無しのオプ:02/05/24 23:45
568 :
名無しのオプ:02/05/28 21:06
>567
復刊ドットコムで組織票はどうよ
569 :
名無しのオプ:02/05/28 21:54
>>568 いや、著者が許可しないからムリってこと。
570 :
名無しのオプ:02/06/01 00:05
『ミステリ・オペラ』はどこでも絶賛だなー。
誰かケナシテイル評論家や雑誌は無いものだろうか?
571 :
名無しのオプ:02/06/01 01:48
>>570 著者がゴシップと程遠いキャラなので、
普段毒舌な書評家や評論家たちにとって叩いても意味がない作品なのだろう。
雑誌ではないけど、ネットレビューで本格といいつつ本格への愛を感じられないとかいう理由でけなしている人はいたよ。
573 :
榎本ギャラガ:02/06/04 11:39
“愛” というものを、ただ高らかに歌い上げ、褒めそやす事であると考えている人にとっては、山田正紀の世界観に共通する秘やかにして屈折した愛情の在り方は、理解の及ばぬところであろうよ。
574 :
名無しのオプ:02/06/04 15:34
「ミステリ・オペラ」に限っていえば、本格(変格)の形式取りながら、
キャラがその形式に収まっていなくて、いわゆる山田キャラになっていると思う。
大技繰りだしてんだけど、「騙された」という快感がない。
こういう違和感が「本格への愛が感じられない」となるんじゃないかな。
自分は「螺旋」がかなり好きなんだけど、
はっきり言って本格として好きなわけではなくて
あの大風呂敷感というか壮大なバカ話というか、
やっぱり山田正紀にしか書けねえよこんな話みたいなところが好きなので。
逆に本格なんてスケールに収めんじゃねえよ、とか思います。
576 :
名無しのオプ:02/06/04 19:42
螺旋はSFから入った山田ファンにとっても非常に満足できる作品でした。
あれはある意味SFともいえる。
577 :
榎本ギャラガ:02/06/04 20:21
まぁなんというか。
ちと思い出したので書きますのですが。
『ギフト』 っつう映画観たンですよ。
ちと感想を書いておこうと思って、そンときにデータが欲しくて、ISAIZのムービーに行ったら、なんかあそこにまぁ皆さんが感想とか評価を書くコーナーがあったのですよ。
ンで。それ見て。
所謂自称映画ファンの、俺が一番駄目だと思っているタイプの書き込みがありまして。
曰く、「こういう超能力モノでは、“異端者の孤独” がちゃんと描かれているかどうかが評価のポイントであるが、この作品ではそれが描かれていないので駄目だ」 と。
お前ってホームラン級のバカだな、と。
ハンパな自称マニアにありがちなンですが、ええ。
モノの良し悪しを言うときに、方法論に照らし合わせて是非を論じるな、と。
悪いマニア気取りっつうのは、最初に “方法論ありき” だったりするワケですよ。
手前で作品個々の中身を感じ取るだけの器が無いから、最初にセオリーを勝手に作って、それに即しているか否かだけで判断しようとする。
水戸光圀の、「天皇に逆らう人が悪人で、従う人が善人なのれす」 的勤皇主義と同じ。
で。
この 『ギフト』 の話は、山田正紀とは一切関係無いのでしたごめんなさいこの通りですアヤマッテンダロ!!
僕も 『螺旋』 好きです。エヘヘ。
578 :
名無しのオプ:02/06/04 22:28
>572
本格という形式を借りて別のものを描いているように見えるから、
愛が感じられないのかな?
実体は、本格だけを愛しているわけではない、ってだけの気がする。
今日たまたま『女囮捜査官』(4巻だったか?)を少し立読みした。冷凍の後書きを走り読みして何となく
もにょった。>572さんが要約したようなことを書いてたからだな、といま思い当たった。
小せえ器に押し込めようとすんじゃねえ!!
>>579 冷凍は「ミステリ・オペラ」も京極夏彦も同じように自分の狭い守備範囲の中で
さばこうとして、おかしなことになっています。相手にしないのがベターです。
581 :
名無しのオプ:02/06/10 17:03
『特攻野郎Aチーム』テンプレ、誰か山田キャラで作ってくれー!
先ずはミステリ・オペラか女囮捜査官辺りが作りやすいか?
-------------------------------------------
◆元ネタ :
ベトナムで鳴らした俺達特攻部隊は、濡れ衣を着せられ当局に逮捕されたが、刑務所
を脱出し、地下にもぐった。しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通れば金次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大な悪を
粉砕する、俺達、特攻野郎Aチーム!
俺は、リーダージョン・スミス大佐。通称ハンニバル。
奇襲戦法と変装の名人。
俺のような天才策略家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。
俺はテンプルトンペック。通称フェイスマン。
自慢のルックスに、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、ブラジャーからミサイルまで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。俺様こそマードック。通称クレイジーモンキー。
パイロットとしての腕は天下一品!
奇人?変人?だから何。
B・A・バラカス。通称コング。
メカの天才だ。大統領でもブン殴ってみせらぁ。
でも飛行機だけはかんべんな。
俺達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻野郎 Aチーム!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。
583 :
名無しのオプ:02/06/10 19:42
584 :
名無しのオプ:02/06/10 21:22
>>581 悪いけど、Aチームネタの原文わざわざ貼らなくてもリンクだけ貼ればいいよ。
Aチームネタ自体さして目新しいものじゃないんだし。
だいいちこの板にAチームのスレあるし。
585 :
名無しのオプ:02/06/11 03:57
>>581 とりあえず「火神を盗め」で作ってみたけど、
「これでできそうだ」と思うなら、自分で作ってみれば?
---
俺は、リーダー工藤篤。通称 邪魔者。
奇襲戦法と運の良さの名人。
俺のような天才策略家でなければ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。
俺は佐文字公秀。通称 女好き。
自慢の手管で、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、ネクタイピンから壊れた掃除機まで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。俺様こそ桂正太。通称接待課。
太鼓持ちとしての腕は天下一品!
似非関西弁?リベート?だから何。
仙田徹三。通称係長
英語の天才だ。CIAでも罵ってみせらぁ。
でも拷問だけはかんべんな。
俺達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになるのは自分だけの、特攻野郎 A(アグニ)チーム!
助けを借りたいのは、こっちのほうだ。
586 :
名無しのオプ:02/06/11 04:12
すまん。頭のナレーションを忘れた。
---
ランキーマで鳴らした俺達窓際部隊は、邪魔扱いされ会社から見放されたが、
会社の用意した、地下室にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通れば運次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大な悪を
粉砕する、俺達、特攻野郎Aチーム!
587 :
名無しのオプ:02/06/12 10:27
>>585 助けを借りたいのは、こっちのほうだ。にワロタ!
すごいことをやってはいるけど、トリックとしてはサプライズに繋がっていない
というのは山田正紀の本格ミステリーに見られる傾向だからねえ。
女囮捜査官の二巻がそうだし、妖鳥も半数のトリックは滑っている。
それだけに飽きさせず読ませてくれたうえ、ラストでしこたま驚かされた神曲法廷は別格かなと。
589 :
名無しのオプ:02/06/13 18:50
今日の東京新聞の夕刊に山田正紀のインタビューが載ってたよ。
紙面の三分の一くらいでかなり大きくとられてた。
タイトルは「遅れてきた新人」で概要だけ書くと
私(山田正紀)は遅れてきた新人である。
軸足をミステリーに移して五、六年過ぎて新人というには微妙だが
当人は堂々と新人を名乗りたいと思っている。
SFからミステリーに軸足を移したとは書いたが、
同じテーマでSFもミステリーも書けることが解かっただけで
当人は軸足を移したとは考えていないし、
同じテーマでさらに違う小説が書けるのではないかと思っている。
要するに初心に戻りたいという願望で
こうして書いていても、おれは何と謙虚で真摯な人間であることかと
呆然とせざるをえないほどである。
最後は茶化し気味だけど、しかしまだ新しいものに手を伸ばそうとしているんだから
この人の作家センスは今もって若々しいよなあ。
山田正紀の作家生命が寿命より先に尽きることがあるんだろうか。
仮に永遠の命を山田正紀が手にしたら延々と新作を書き続ける気さえする。
590 :
名無しのオプ:02/06/14 10:01
謙虚で真摯な人間マンセー!
もっともっと書いてくれ!
おいらも、読むよ!
591 :
名無しのオプ:02/06/22 12:51
第二回本格ミステリ大賞贈呈式(日本出版クラブ)
ヽ(`Д´)ノボッキアゲ
592 :
名無しのオプ:02/06/22 18:01
『女囮捜査官』全部買ったんで読み始めたんだけど・・・…
松下由希の顔が脳内から立ち去ってくれないんだよー ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
オフクロが見てた2時間ドラマついつい見ちまったのがいけなかった!
593 :
榎本ギャラガ:02/06/22 23:07
594 :
名無しのオプ:02/06/22 23:45
「ゐのした時空大サーカス」読み始めたんだけど、
これ、タイトルに反してシビアな出だしですね。
山田正紀にしては、珍しい。
595 :
名無しのオプ:02/06/23 00:48
松下由希は、おばはん顔。でも好き。
北見志保(だっけ)役はねえ……。釈由美子とか、もっとそそるエッチ系がいい。
だいいち、松下由希じゃ5巻目の展開(読んでのお楽しみですが……なかなか思い切ったアレです)はちょっと無理だ。
しかし、そこを敢えてあの顔で押すのも、オツなものがあると思う。
596 :
名無しのオプ:02/06/23 01:05
磯野貴理子こそ、適役
597 :
名無しのオプ:02/06/23 01:30
来月は花面祭が文庫化され、8月は本格ミステリーマスターズの新作が出るはず。
さてと…
街シリーズはどうなってんだゴラァァァァァァァァァァァァア
598 :
名無しのオプ:02/06/23 01:38
>596
ネットでお顔を確認した。まあ、作りは悪くは無い。が、小説では、生まれながらのマゾ、という設定である。
松下由希と同じく、やや、健康的過ぎる。もうすこし、コケティッシュなのはいないのかなあ。
599 :
名無しのオプ:02/06/25 21:03
今日発売の
千街晶之 『怪奇幻想ミステリ150選』 原書房
という本で、笠井潔 山田正紀対談が載ってます。
対談が行われたのは五月十七日、以下は気になった点
○街シリーズの正式名称は「バロック」
○第二弾は難航中。アイデアが錯綜して収拾がつかなくなってるそうだ。
○街シリーズのコンセプトはタイムトラベルの法則とミステリーの法則の類似性から
○八月に出る本格ミステリーマスターズの作品のコンセプトは
横溝正史の金田一耕介シリーズ+ヴァン・ダインの僧正殺人事件
両作品をリスペクトしつつ山田風味で
なにぶん立ち読みなのでうる覚えスマソ
600 :
名無しのオプ:02/06/25 22:27
>八月に出る本格ミステリーマスターズの作品のコンセプトは
>横溝正史の金田一耕介シリーズ+ヴァン・ダインの僧正殺人事件
>両作品をリスペクトしつつ山田風味で
それなんだか、ものすげーな・・・。色んな意味で。洒落じゃなくてマジ
なんだろうなぁ。真夏に出る(予定)ってとこはまたイイね。
>街シリーズのコンセプトはタイムトラベルの法則とミステリーの法則の類似性から
いや、こっちも想像がつかない。早く第二弾読みたいなっと。
すぐ神とか言い出すところが好き。
神狩り2はどうなりました?
>>601 徳間書店のデュアル文庫のアンソロ(少年編と少女編に分かれてるヤツ)
の後ろのほうに西澤保彦との対談が載ってるんだが、そこでも本人の口から
「SFにもミステリーにも読める作品」とか「プリズナー6みたいな」とか
ドキドキするような(wことをおっしゃってます
保守
606 :
名無しのオプ:02/07/05 17:46
>>606 アリガトン
そして
>>今は小説を書こうという意欲が高まっています
さあこい街シリーズ、早く!!!
608 :
名無しのオプ:02/07/06 19:59
>胸部大動脈かい離で入院は2カ月に及んだ。
集中治療室では人工呼吸器がはずれ、「小説はもう書けない」とも言われていた。
・゚・(ノД`)・゚・。
609 :
名無しのオプ:02/07/08 20:24
とりあえず街シリーズの続き書く気を持続しているだけで安心した。
(⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
( どうやって誘拐しようかなぁ〜。。
O ( 最近溜まってるからナぁ。
ο 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
。 そんな犯罪をしないで、
http://fun.to/muke ___∧_∧__
( ・∀・)
――( )―┘、 マツデチ! キャッキャッ!!
‐――┐ ) )――┐ ≡≡∧,,∧ ≡≡∧ ∧
(__ノ__ノ . | ≡≡ミ,,>∀<ミ ≡≡(,,・∀・)
≡≡ミ_u,,uノ ≡≡ミ_u,,uノ
"~" """ ::: "~""~"
""" :::
611 :
名無しのオプ:02/07/09 19:00
この暑さに台風接近。
どうしても「螺旋」を思い出してしまう
メルカバ…
612 :
名無しのオプ:02/07/14 20:11
今日、古本屋でハードカバーの『贋作ゲーム』を100円で買ってきた上げ。
ヽ(´ー`)ノワーイ
613 :
名無しのオプ:02/07/14 22:53
614 :
名無しのオプ:02/07/16 18:12
「花面祭 MASQUERADE」文庫化記念age
615 :
ストラップ:02/07/18 18:43
今の探偵小説には無い面白さが、仮面[ペルソナ]には感じられました。
僕は機神兵団だとかから入りましたが、山田正紀こそ唯一の面白い推理小説を書ける現代作家だと考えています。
事件の真相を知った時のあの爽快感は、何とも言えぬ物と感じて居ます。
併し、仮面戦記の続編は、何時出版されるのでしょうね。
なんだかんだでこの人もシリーズもの完結させない人だからな。
しかしそれ以上にシリーズものがどれもおしなべて入手難であるのが痛い。
再版も期待できねえし。
あ、もち機神兵団除いてね。
618 :
ストラップ:02/07/19 21:23
機神兵団読んでると、富士重工車のオーナーでもないのに、スバリストの様な気持ちになってしまうんですよね。
機神のエンジンだと思うと。
正直、妖鳥と螺旋は外れの方だと僕は思います。
僕はまだ女囮捜査官読んでないんですが、いかがです?やっぱりおっさん向けなのでしょうか。表紙から推し量るに。
女囮捜査官は面白いですよ。
シリーズものなのに5作とも趣向が違う。
カバーとタイトルで損したと言われてるけど、
タイトルに関して言えばやっぱり「感」ではなく「姦」があってる。
中身の描写が出なく、囮捜査官の設定が「姦」から出てるのは
否めないから。
620 :
ストラップ:02/07/20 19:21
ありがとうございます。早速読むことにしました。
以前から気になっていたのですが、90年代中頃に、山田先生が早川書房の雑誌で連載していた話を読みたいのですが、どなたかタイトル、ご存知ではないでしょうか。
隔月程度の掲載で、読みきり。毎回黒い薔薇のタトゥをした女が出て来ていたと記憶しています。少しお色気交じりだった様な。
どうか宜しくお願いします。
621 :
名無しのオプ:02/07/20 19:58
622 :
イラストに騙された名無しさん:02/07/21 00:34
>>615 >仮面戦記の続編は、何時出版されるのでしょうね。
アレ、面白かったですね。かつて「闇の太守」の第一巻で見られた「日本を舞台にし史実を
元にしたヒロイックファンタジー」を引き継いだ作品でした。
でもアレ書いた後「影の艦隊」を徳間で書いてましたから人気が無くて当時流行ってた架空戦記物を
書くように言われたのかもしれません(涙
個人的にはムチャ続き読みたいんですけどね…、アニメ化か映画化でもしない限り
無理でしょうかね。
>>620 デッドソルジャーズ・ライヴ
手に入れるのはさほど困難ではないでしょう。
624 :
名無しのオプ:02/07/21 00:51
625 :
榎本ギャラガ:02/07/21 17:00
>>624 おお!
そこむちゃくちゃデータベースとして良いよね。
俺はつい最近見つけたのだけど。
626 :
名無しのオプ:02/07/21 19:23
文芸春秋社の「本格ミステリ・マスターズ」は8月下旬刊行開始を目指して急ピッチで
作業が進んでいます。島田荘司先生、柄刀一氏の原稿はすでに完成。山田正紀先生の
原稿ももうすぐ入ります。島田先生の作品は御手洗潔もの。外国が舞台で……。柄刀一氏
の作品は『凍るタナトス』。首を切断され、冷凍保存された遺体の謎。山田正紀先生の
作品はあのヴァン・ダインの『僧正殺人事件』の続編という趣向。いずれも話題騒然と
なるのは必至でしょう。涎を垂らしながらしばし待て。
二階堂の日記より
ないが一番重要かは、皆さんお分かりでしょう。
ハァハァして待つ!
627 :
名無しのオプ:02/07/22 13:35
僧正の続編か。なんかすげーな。
ヴァンダイン好きからは袋叩きにあいそうだけど、楽しみすぎるぞ。
いや、俺はヴァン・ダイン好きだが途轍もなく期待してるぞ!
は、は、は、早く読みてえ〜〜〜〜〜!!!!!!
じゃ、ヴァン・ダインから読まなきゃ。
>>623 情報提供、有難う御座居ます。
感謝します。
631 :
名無しのオプ:02/07/22 23:27
新作、麿もはよう読みたいでおじゃる。
山田正紀といえば、「風の七人」な麿。
632 :
名無しのオプ:02/07/22 23:36
ヴァン・ダイン(´c_` )ヨンデミマス
続編って本当かよ…
634 :
名無しのオプ:02/07/22 23:54
勝手に続編マンセー!
>>599に引用されているの見ると純粋な続編じゃないようだ。
636 :
名無しのオプ:02/07/23 15:01
「僧正殺人事件」といえば、去年 ↓ の掲示板にご本人出現。
ttp://www.cityfujisawa.ne.jp/~katsurou/memo/0103.html お願いします。; 投稿者:山田正紀 投稿日: 3月21日(水)08時42分28秒
本捜しのほうから送信を試みたのですがうまくいきません。申し訳ありませんが、
こちらのほうから通信させていただきます。
初歩的なもので恥ずかしいのですが「BISHOP MERDER CASE」僧正殺人事件 ヴァン・ダイン
を捜しています。できればペーパーバックで、安いほうがいいです。
出版社、版数、美本であるかどうかなどは一切気にしません。どこで捜せばいいかお教えください。
私はSFとミステリを書いているものですから「僧正殺人事件」が執筆された当時(1929)の
ニューヨークの地図(できればレストラン、クラブ、映画館などが載っている詳細なもの)、
市警の組織図、流行したもの、など当時のニューヨークの情報どんなものでも捜しています。
もし何かお心当たりの本がおありでしたらお教えいただけないでしょうか。よろしくお願いします。
山田正紀
(長すぎる! とオコラレタので一部改行スマスタ)
常連さんとやり取りするうちにファンの書き込みがあったり、マターリしてました。
SF版では既報ですが、先週日曜日に更新した狂乱葛西日記(by大森望)より。
【7月3日(水)】
集英社から8月に出る山田正紀の短篇集『渋谷一夜物語 シブヤン・ナイト』のゲラ読み。
小説すばる(集英社)掲載の短編一覧。
1996. 6 「家庭の事情」<時代小説>
1996.11 「屍蝋」(*)<ミステリー小説> “蝋”の字が出ない……
1997. 3 「なんて卵な日々」<ホラー&エロティシズム>
1997. 5増刊 「廃桜記」<ホラー小説>
1997.12 「さなぎ」(*)<ホラー小説>
1998. 5 「ストーカー」<ミステリー小説>
1998. 9 「丑の日」<ミステリー小説>
1998.11 「指輪」
1999. 3 「本を売る。」
1999. 5 「コーヒーブレイク」
1999. 7 「螺旋階段」
1999. 9 「タフガイでいこう。」
1999.11 「天使の暴走」
2000. 2 「死体は逆流する。」
2000. 3 「ふられる理由 あるいは存在論的、郵便配達的に二度ベルを鳴らす」
2000. 5 「強盗を待ちながら」
2000. 7 「眠れ、メデゥーサ」
2000. 9 「目覚めよ、メデゥーサ」
2000.11 「逆さのメデゥーサ」
<>内は各号の特集で含まれたカテゴリ。(*)はアンソロジーに収録暦あり。
連作ではなく、それぞれが独立した短編な
ので、本来なら、短編集としてまとめるしか
ないはずなのだが、この際だから、短編集で
あり、なおかつ連作でもあって、一冊の長編
としても楽しめるようにしたい、と欲張って
みることにした。
(略)
さらに、枠物語として、「タロット」をテ
ーマとした三本の連作(一つの事件を三人の
人間の視点で描くわけで、必ずしも純粋な連
作とはいえないかもしれないが)を書いて、
その延長上に、もう一本やや長めのものを、
これは書き下ろすことにした。
(2000. 9 “カーテンコール”「一粒で三度おいしい」)
この時点での仮タイトルは「宿命という名の交差点」。
現在は、同誌で『ロシアン・ルーレット』を連載中(2001.12, 〜 )。
現状と『このミステリーがすごい!2002』の[私の隠し玉]で
ナチュラルハイ(文体で)正紀タンがブチ上げた予定とを比較。
講談社ノベルスの
全五冊のシリーズを終わらせるぞ。
★【バロック】
超本格トラベルミステリ。
『篠婆 骨の街の殺人』(2001.10) で開幕。
以降、「血の街」「目の街」「息の街」「夢の街」と続く(はず)。
[雀部] SFとミステリは、似ているところもありますが、違う面も多いと思います。この二つを比べた場合、創作方法の違いとかはおありになりま
すでしょうか?
[山田] 以前はぜんぜん違ったアプローチを試みましたが、このところ幻想小説という共通母を見つけたような気になって、あまり違いを意識しない
ようになりました。いま、書いている作品は「バロック」といって、講談社の新書シリーズいで出る予定ですが、時間SF、異世界SF、それ
に本格ミステリーをハイブリッドしたものにしたいと考えています。このあたりになると完全に発想はシンクロしています。
(『ミステリ・オペラ〜宿命城殺人事件』著者インタビュー)
ttp://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/010601.shtml 光文社
で出すことになっているゴシック・ミステ
リーの新シリーズ(とりあえず二冊予定)
を書いて終わらせるぞ。
★【?】
小説宝石 (光文社)では『サイコトパス』を連載中(2001. 1, 〜 )。
これのこと?
小学館で書いてい
る作品を大幅に加筆訂正して黙忌一郎シリ
ーズの二冊目にするぞ。
★【密室オペラ】
文藝(芸)ポスト(小学館)に第一部『ハムレットの密室』を掲載(8 〜 15号)。
解決編の第二部『オルフェの密室』書き下ろしを加え、刊行予定。
続き。
そのほかにも単発
の、みんながあっと驚く新趣向のミステリ
ーの書き下ろしに挑むぞ。それも二冊も挑
むぞ、そのうちの一冊はかなり難しい試み
で完成がいつになるかわからないけど全然
気にしないぞ。
★【僧正の積木歌】
“本格ミステリ・マスターズ”(文藝春秋社)第一弾として八月刊行予定。
一冊はおそらくこれ。
★【?】
見当もつかない。
何年かぶりの短編集も出せ
るかもしれないぞ。
★【渋谷一夜物語 シブヤン・ナイト】
集英社より、八月刊行予定。
デビューして二十七年、
『神狩り2』、『弥勒戦争2』に取りかかっ
てSFに復帰するぞ。
★【神狩り2】
総計1,000枚。SF JAPAN VOL.04(徳間書店)に冒頭200枚を一挙掲載。サブタイトル [リッパー]。
プロローグ
第一章 一九八〇年五月、光州(クワンジュ)
第二章 後継者たち(ネクスト・ゼネレーション)
書き下ろしを加え、九月刊行予定。『神狩り【完全版】』同時発売。
★【弥勒戦争2】
『神狩り2』に比べ情報少なし、というか皆無。
その他、主な待機作。
★【舞踏会の夜】
“神獣聖戦”完結編。
オリジナルの「神獣聖戦」では、さらに二つのエピソードがあるのですが、
e-noveles版では、新たにエンディングのエピソードを書き下ろして完結というこ
とになります。最後のエピソード、スケジュールの許すかぎり、できるだけ急いで
書くつもりでいます。しばらくご猶予をいただければと思います。
(『落日の恋人』神獣聖戦11 【作者の言葉】)
ttp://www.so-net.ne.jp/e-novels/nov/y001/y0010014.html ★【機械獣ヴァイヴ】
『機械獣ヴァイヴ』は本邦初の大河怪獣
小説。全十巻の予定だったが、「あまり
の反響のなさ」に拍子抜けして中絶して
しまったという。
(略)
再開を望む声はかなり多かったようで、
完結編の執筆を検討中とのこと。既刊分
もリライトする形で、全部で千枚前後の
長編になるというから楽しみである。
(S-Fマガジン 2002. 4 日下三蔵「日本SF全集[第二期]」第 4回)
続き。
★【リバース】
S-Fマガジン(早川書房)に連載(1998. 2 〜 1999. 1, 3, 4、完結)した後、
破棄された『星砂、果つる汀に』のサルベージ的な作品らしい。
究極の物語とは何か。
それは「命はなぜ誕生したのか」を物語るものではない
か。命とは要するに“物語”がこの世界をよりよく認識す
るためのセンサーにすぎないのではないか。それが個体レ
ベルにおいてはいわゆる自分捜しの旅になるのではないか。
これが『リバース』のテーマになるわけです。
(略)
冒頭、殺されるべき人物として、以下の五人を考えまし
た。
上海の株の天才ディーラー
IRAの天才テロリスト
インドの天才ソフト開発者
カリフォルニアの天才テレビ伝道師
井の頭公園のホームレス
(『SF入門』「SF長編の書き方」)
★【負犬作戦】
冒険小説のアイディアもあるそうだ。
「『火神を盗め』や『謀殺のチェス・ゲー
ム』系統の作品なんですが、『負犬作戦』
というタイトルにするつもりです」
テーマは敗者復活だそうである。
(ハヤカワミステリマガジン 2001. 6 「ミステリアス・ジャム・セッション」第六回)
あと、方々で言ってるけど時代小説の構想が二本ほど。
舞台はどちらも幕末らしい。
連続カキコ、すみません。
このスレ見つけて興奮のあまり……
まとめてご苦労さん。
読んでしばらくして考えたよ。
一体全体、山田正紀って何人いるんだ?
負犬作戦、きぇえ〜真骨頂!山田節!
645 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/07/23 19:07
おおっ!ヴァイヴ続きが読めるかもしれんのか。まじファンレター出して見ようかな?
『負犬作戦』ってぜひ読んでみたいと思うけど、
売れそうなタイトルではないな。
647 :
名無しのオプ:02/07/23 21:48
おれブックオフで「崑崙遊撃隊」とか「神狩り」とか100円で買って読んで
あまりのおもしろさに仰天したんだけど、こんなすごい作家なのにあとがきでは
「売れなかった」「貧乏だった」の連発で、ああブックオフで買ってるおれも
山田さんの貧乏に間接的に加担してるなと思って罪悪感がわいたが、やはり
自分の身もかわいくて100円で買える誘惑には逆らえない。印税って定価の1割だっけ。
1冊につき100円くらい山田さんに届けられるようなシステムがないものか。
ファンレターにビール券とか同封したらいいだろうか。でも「なんだこいつ」と
気を悪くされたらいやだしな。愚痴らせてもらった。すまん。
648 :
名無しのオプ:02/07/23 22:05
>>647 出てから何年かたってる本は古本で買ってもいいけど、せめて新刊は
普通の本屋さんで買ってくれぃ。
とりあえず、この3冊な。
講談社文庫『花面祭』(発売中)
集英社『渋谷一夜物語』(8月発売)
文藝春秋『僧正の積木歌』(8月発売予定)
649 :
名無しのオプ:02/07/23 22:45
>>647 俺も「機神兵団」はブックオフで揃えた・・・
650 :
名無しのオプ:02/07/23 22:55
おい、お前ら!!!
八月に街シリーズが出る可能性も
見捨てないでネ☆
651 :
名無しのオプ:02/07/23 23:00
652 :
名無しのオプ:02/07/23 23:01
押井守著『獣たちの夜』の解説書いてる。
653 :
名無しのオプ:02/07/23 23:46
654 :
榎本ギャラガ:02/07/24 00:46
ヴァイヴの続きが…ッッッ!!!
ちょっと不謹慎な表現かもしれんですが、やっぱ一度死にかけるとものすごいパワーが生まれたりするのかもしれん。
655 :
榎本ギャラガ:02/07/24 00:49
>>643 ああ、あと、もしかして山田正紀が幕末を舞台に書くのって初めてじゃないかしらン?
これはこれでそそられます、ええそそられます。
656 :
名無しのオプ:02/07/24 00:52
ファンタジスタ
>>655 「たらちね」って短編がある。武士じゃなくて町民の話だけど。
徳間文庫「不可思議アイランド」に入ってます(これも絶版かな……)。
658 :
名無しのオプ:02/07/24 01:15
「不可思議アイランド」の中の「火星物語」最高。
俺、宇宙が舞台のSF絶対読めない体質なのに、これは素直におもしろかった。
659 :
名無しのオプ:02/07/24 01:46
>ああ、あと、もしかして山田正紀が幕末を舞台に書くのって初めてじゃないかしらン?
『天動説』はかなり幕末に近くなかったか?
660 :
名無しのオプ:02/07/24 01:54
天保は「かなり幕末に近い」と思うが……
>>658 しかし、それもまた放置プレイという山田正紀の罠。
あれあのまま書いて1冊にまとまっていたら、「敵は海賊」とか
「雪風」くらいの人気が出てたかもしれない。
>662
SFアドベンチャーの海父伝説(だっけ?)も2話で終わって悲しかった。
664 :
名無しのオプ:02/07/24 02:11
2話で終わりって、前後編かよ!
665 :
榎本ギャラガ:02/07/24 21:58
>>657 む、読んだはずだがどこ行ったかわがんねぇー。
>>661 近いと言えば近いだろうけど、やっぱ物語的に “幕末モノ” と言えば、ペリー来航以降の動乱期でがしょう。
つうか天保期ネタの方が比較すると多いのかしらン、山田正紀は。
天保期っつっうたら幕末前夜で、水野忠邦で鳥井陽蔵で尚歯会で蛮社の獄で、幕末に比べると派手さはないけど、陰謀策謀渦巻く時期だからおもしろい時期ではありまんにゃわな。
666 :
名無しのオプ:02/07/25 00:16
最近出た文庫の花風とかそんなタイトルのやつおもしろい?
「花面祭」は、載った雑誌が雑誌なだけに(婦人公論)、
山田節が控えめで読みやすいかもしれません。
小松の「女シリーズ」や連城の作品を思い浮かべるといいかもし。
668 :
名無しのオプ:02/07/25 01:12
>山田節が控えめ
だめじゃん!(w
俺も読んだときそう思ったけど。
>>665 『天保からくり船』は気に入ってた。いや、冗談じゃなく。
抜けぬけとああいうオチを持ってくるあたりに惚れたよ。
670 :
榎本ギャラガ:02/07/25 02:54
>>669 実に評判の良いアレを未読なのが実にくやしいのです俺は。
「ナース」読みました。いやぁ、珍味だ。
山田正紀のイメージは「由緒正しい日本語を使う校長先生」あるいは
「上品だが親しみやすい物知り伯父さん」それが突如、真顔で冗談を言った
ような混乱を味わった。
672 :
イラストに騙された名無しさん:02/07/25 15:20
>671
「ナース」はアメリカの予算の無いSF映画の良作を見たような感じを受けました、
「陳腐なネタも料理人の腕次第でおいしくなる」というとこ。
>>647 e-NOVELS で未読の短篇を買うってのはどうだろう(回し者じゃないよ)。
作品の対価としてフィードバックできるんだから願ったり叶ったりでしょう。
>673
レスポンスどーも。
そうか、電子出版って「昔の作品の保存」のほかに、そういう意義もあるのか。
作者と読者が直接(でもないけど)カネをやりとりできるという。
チャレンジしてみようかな……
675 :
永遠のファン:02/07/26 21:08
山田正紀氏の作品を読み始めて25年になります。
一緒に語り合いたくて、機会あるごとに周りの人にその素晴らしさを勧めてきました。
私個人としては、最近のものよりも古い作品の方がいろいろと感慨深いです。
若かったので、それなりに感動も大きかったのだとは思いますが・・・
これからも、より進化した作品を期待しています。
久しぶりに『宝石泥棒』でも読んで見ようかな・・・
676 :
名無しのオプ:02/07/27 00:58
山田正紀作品っていくつかドラマ化はされてるけど、まだ映画化はないよね。
映画になれば、古い作品の増刷が増刷されて本屋に平積みになったりして、割と嬉しい気がする。
そこで、「映画化して欲しい山田正紀作品」というのはどうだろう。
できれば、割と一般受けしそうなやつで。
俺としては、「たまらなく孤独で、熱い街」を映画で見てみたい。
「美しい蠍たち」を豪華女優陣でぜひ。
やっぱ「謀殺のチェスゲーム」かな。
あと「三人の馬」、「火神を盗め」。
映画ではないが、「人喰いの時代」を連続ドラマでやって欲しい。
679 :
榎本ギャラガ:02/07/27 03:59
してほしい、というか可能かどうかで考えると、今邦画で、ってうのは意外と難しいなぁ。
犯罪ものが可能性とかありそうかな。
『裏切りの果実』 とかはそこそこオサレ系にアレンジ出来なくも無い…かもしれないし。
『不思議な国の犯罪者たち』 に良い脚本家がつけばなんとか…。
謀殺、特に 『謀殺の弾丸特急』 あたりは、ハリウッド並の規模でがっちり作れるならかなりエンタテイメントしそうなのにな。
「風の七人」が作りやすいと思う。
邦画でやるなら地球軍独立戦闘隊あたりが無難かもしれない。
短編なら、銀の弾丸や闇よ集えもいいかも。
>>652 『SF JAPAN』誌上でも対談してましたし、かねてから『虚栄の都市』(三人の『馬』)と
『機動警察パトレイバー(劇場版)』との関連などが云々されていましたが、
一昨年に十数年越しで“完結”した『犬狼伝説』には以下のような述懐が。
<組織された/暴力は>
決して自ら/意志を持っては/ならない
(略)
では誰が/我々の意志となる/べきなのか?
国家・人民・/イデオロギー……
だが<正義>が常に/誰かの正義であり
その執行によって常に/血が流されるものなら
我々が求める/<主人>もまた/そんな抽象的なもので/ある訳がないし
あっては/ならない
(押井守/原作・藤原カムイ/作画『犬狼伝説』ACT 5 軍用犬)
(冒頭の二行は傍点付き)
某シリーズ(最終巻)に直結する内容ですよね。
山田作品の映画化と言えば、対談によると押井氏は以前に
『宝石泥棒』のアニメ化を企画したことがあったそうです。
週刊ビーケーワン [20020724]、新着記事のリンクより。
注目のアンソロジー巨編『秘神界』予約開始!
今ここに、ホラーはもとよりSF、ファンタジイ、ミステリなど、ジャンルを超え
て28人の作家が集い、独自のアプローチで競作。
(略)
小説のみならず、評論、資料、そしてイラストまで、ラヴクラフトと「クトゥル
ー神話」を愛する、総勢40人による未曾有のアンソロジー。
『秘神界 歴史編』
著者:朝松健
本体予定価格:\1,300
出版:東京創元社
発行年月:2002.09
トップバッターは、山田正紀「おどり喰い」!
(メール欄)以来でしょうか?
>>624 「猟奇の鉄人」(by kashiba氏)の“あなふる DIALY”より。
2002年7月26日(金)
◆リンク更新。「黄金の羊毛亭」追加。今頃すみません。
「黄金の羊毛亭」:<合の鉄人>
「触ってご覧、クールだよ」「ウールだってば」「フリーズ!」「フリースだってば」。来るべき
謎の物語と過ぎ去りし謎の物語を書き分ける古今東西のマエストロ達、カー、ソーヤー、山田正紀。
そのクロス・オーバーにして膨大な著作全てへの道標が止揚された交差点こそ、ここ「黄金の羊毛亭」
特定作家応援サイトでありながら、幅の広さも合わせ持つ鼎型構成は、百家争鳴のミステリ電網界で
一際異彩を放ち、オーナー:SAKATAMの趣味のよさと読み手としての確かさが、訪れる者たちに至福
の読書体験を約束する。それは、ロシュの限界に挑む恐竜、増殖する模造人格、虚空に消える狼憑き、
一角獣の一突き、五感の囮、鯨の夢。ああ、此処はエンタテイメントの神々の黄昏。今、事象の地平に
向かってミネルバの梟は羽ばたく。「みみずくだってば」。
(「猟奇の鉄人」“殺意の連鎖 LINK”)
ttp://www.ann.hi-ho.ne.jp/kashiba/sub6.htm kashiba氏は“「サブウェイ」を除いて139冊全部読んで”おられ、
過去の日記でも山田作品を何度かレビューしてます。
一昨日発売の『SFマガジン』9月号、次号予告より。
来月(10月)号の「ことのはの海、カタシロノ庭」は山田正紀が登場。
(「ことのはの海、カタシロノ庭」は作家のショート・ショートに
光瀬龍・萩尾望都『宇宙叙事詩』のような感じで
藤原ヨウコウ氏がイラストを付けるグラビア企画です)
本日「赤い矢の女」古本屋で入手
ただし(上)だけ…
ウァァァァァァァァァァン
688 :
名無しのオプ:02/08/02 20:31
文芸春秋HP更新、以下抜粋
僧正の積木唄
(ソウジョウノツミキウタ)
本格ミステリ・マスターズ
山田 正紀
■内容紹介■
「僧正殺人事件」は解決していなかった。引き続き殺人が起こる中、
犯人に擬せられた日系人を救うべく立ち上ったのはあの名探偵だった
『ミステリ・オペラ』でミステリー系の文学賞を総嘗めにした著者の、待望の新作です。
──S・S・ヴァン・ダインの古典的名作『僧正殺人事件』は解決していなかった。
名探偵ファイロ・ヴァンスは真犯人の奸計の前に敗北し、連続殺人は続けられたのだ──。
ミステリファンの度肝を抜く設定のなか、「本当の真犯人」に挑むのは、われらが金田一耕助!
該博な知識と瑞々しい遊び心で東西の二大巨匠をパスティースした野心作です。
本体価格 1619円
ページ数 392ページ
判型 四六判仮フランス装
初版発行日 20020830
とりあえずハァハァハァハァ(w
689 :
名無しのオプ:02/08/03 00:18
690 :
名無しのオプ:02/08/03 02:18
691 :
榎本ギャラガ:02/08/03 02:24
俺は実のところ全然ミステリーファンじゃないので、ヴァン・ダインも横溝も全然読んだこと無いのですが。
すげぇ読みてぇ。
692 :
名無しのオプ:02/08/03 15:51
>>691 とりあえず、発売までに僧正は読んでおけ
あらすじだけ読むと下手な同人みたいだな
694 :
名無しのオプ:02/08/04 00:13
8月30日は、今年最大の祭り。
間違いない。
やっと「ナース」読んだ。
多分、ガイシュツだけど、ショムニの雰囲気?
ナースのお仕事を連想してたから、ちょっとびっくり。
696 :
名無しのオプ:02/08/04 23:09
>ナースのお仕事を連想してたから
ワラタ
>>697 いや、ほのぼのした感じの職場で事件が起こるのかな?と。
裏表紙の解説読まなかったのが悪いんだけど。(^^ゞ
>>697 ほのぼのとしててイイ!
でも、「ハルキ・ホラー文庫」なんだぜ?(w
だって、ほのぼのとしたところで殺伐な事件が起こるって
ありそうじゃん。←もちろん言い訳だけど(w
て言うか、山田正紀ってだけで買ってるからジャンルは
全然考えてなかったよ。
700 :
名無しのオプ:02/08/05 00:48
「ナース」ってかなりほのぼのしてると思うけど。
701 :
名無しのオプ:02/08/05 01:48
舞台が「地獄」だからなぁ。
でも、キャラはほのぼのかも。 ショムニもほのぼのだし(w
入院してたときに看護婦さんに優しくしてもらったのかな、とか妄想。
「ナイチンゲール誓詞」はすごく格好いいと思った。
703 :
名無しのオプ:02/08/07 00:13
看護婦さんが関節技(骨を折る)が得意だとは知らなかったよ。
この人の書く本はいろいろ勉強になるねぇ。
704 :
名無しのオプ:02/08/07 02:07
山田正紀に幸あれ!
705 :
名無しのオプ:02/08/09 06:10
うちの猫(2才 ♂)もプテラノドンに勝てますか?
正直、無理。
707 :
名無しのオプ:02/08/10 22:58
俺もヴァン・ダインも横溝正史も読んだことがなかったので
僧正殺人事件と獄門島を買ってきた。
でもタイトルからすると獄門島より悪魔の手毬唄にすべきだったかな。
708 :
名無しのオプ:02/08/10 23:04
>>707 「僧正の積木唄」がどうなるかはわからんけれど、
山田ファンなら、獄門島は読んどけ
予習のつもりで『僧正殺人事件』を読んだ。この延長上の話が『僧正の積木唄』なら、
ヴァンスは(メール欄)ということになるわけだな。おもしろそうだ。
710 :
榎本ギャラガ:02/08/12 22:55
電車に乗る用事があったので、重い 『ミステリオペラ』 では無く、新書の 『SAKURA 六方面喪失課』 を持っていって読んだ。
一種、『不思議の国の犯罪者達』 とかに通じる、軽妙でいて少しモノ寂しいような口当たりで、実に面白かった。
711 :
名無しのオプ:02/08/13 01:19
>『SAKURA 六方面喪失課』
これも典型的な
「山田正紀的そそらないタイトルのせいで内容の良さにもかかわらず
一般的に全くと言っていいほど認知されていないので手に入れることすら簡単ではない作品」。
おお、SAKURA
meも、いま電車で読んでるよう。
クセのあるキャラばかりで、いいねぇ。
読むの遅いので、感想はまた後日。
713 :
名無しのオプ:02/08/17 23:11
機神兵団6まで読んだけど、全然盛り上がってこない。
714 :
名無しのオプ:02/08/18 09:53
>713
7は最高です。
715 :
榎本ギャラガ:02/08/18 19:43
俺も5までしか読まなかったンだよなぁ…。
いくらなんでもスロースタート過ぎでないかいという。
機神兵団はむしろ7から読むべきなんじゃないか。特に山田作品になじんでる人は。
717 :
名無しのオプ:02/08/19 06:53
>>714>>716 続けて10まで読んでみるよ。
俺、山田正紀の本、50作くらい読んでるけど、7から読んだ方がよかったのか?(w
>>717 上の方かSF板のスレで既出だと思うんだけど、
機神兵団って中盤までは山田テイストが控えめで
その真価が発揮されるのは8巻以降だから。
719 :
名無しのオプ:02/08/19 10:57
>>718 そうなの?古本屋で7巻まで揃えたんだが・・
8巻以降は売りに出さなかったのか?>前の持ち主
720 :
榎本ギャラガ:02/08/19 18:00
みんなそう言うンだよな、機神兵団の事。
で、多分そうなンだろうと思うのだけど、もうずーっと昔に読んだから、また1巻から読み返す必要あるかーとか思うとつい他の読んでしまふ。
ヴァイヴの続き出たら、ヴァイヴも1巻から又読みたいし。
721 :
2チャンねるで超有名サイト:02/08/19 18:03
機神兵団は7巻までと8巻以降は別物と思った方がいいかも。
7巻までは正当派仮想ロボット戦記、8巻以降は超越者への挑戦が
テーマとして入ってきて、もう山田節全開。舞台は中国になるし、
秘境もののテイストも入ってそれはもう山田正紀。
ただ、ビデオアニメや漫画から来た人たちを放り出してしまっている。
ちょうど7巻がでたのと同時にアニメや漫画がでたんだけど、
これで義理を果たしたとばかりに、飛ばしてくれてます。
723 :
榎本ギャラガ:02/08/19 22:25
だんだん最後まで読んでないことが悔しくなってきた。
なんてこった。
>>723 8巻以降にモジュールの正体とかでてくるから、読むべし。
古本屋でレオナルド・シャーシャ『マヨラナの失踪』ゲットage。
(『チョウたちの時間』の参考文献でふ)
漏れは『機神兵団』は図書館で借りて読んだのですが、
何故か開放書架には7巻までしか置いてなくて
半年ほど間隔が空いてしまい、続きを読んで( ゚д゚)ポカーン
また1巻から借り直しました(w
さんざんガイシュツですが、いよいよです。
net@bookの検索から。
僧正の積木歌
税別価格: 1619円
ISBN: 4163211608
発行: 2002年08月25日発売予定
【 紹介文 】
「僧正殺人事件」は解決していなかった。引き続き殺人が起きる中、
犯人に擬せられた日系人を救うべく立ち上ったのはあの名探偵だった。
渋谷一夜物語 (シブヤナイト)
税別価格: 1800円
ISBN: 4087746003
発行: 2002年08月26日発売予定
【 紹介文 】
渋谷のチーマーたちに囲まれた中年作家が語り出す奇怪な物語の数々。
彼のもくろみ完全犯罪は成功するのか。自選短編集全15編。
あの名探偵って佐伯?風水林太郎?
俺としては火那子がいいけどなあ(w
>>728 金田一耕助でしょう。ちょうどアメリカに渡っていた時期だし。
金田一耕介と(メール欄)のヴァンスの対決が見られそう。
楽しみですな。
メール欄入れ忘れた…
ああ、そういうことか!
てっきり現代で推理するのかと思ったよ。
733 :
名無しのオプ:02/08/20 23:41
それじゃ「タイムスリップ森鴎外」だよ(w
734 :
名無しのオプ:02/08/21 07:33
ていうか、二日連続発売かよ!
正紀マツーリ
久保銀蔵も出るかな
「エイダ」かいてる山田氏にとっちゃ
時間のズレなんかオチャノコサイサーイだい。
正紀マツーリでまつりあげ。
みんな、ファンレター書いておだてて下さい。
737 :
名無しのオプ:02/08/21 21:12
これで来月初頭に街シリーズがでればもっとワショーイ
ダトイイナ…
738 :
名無しのオプ:02/08/22 19:53
現在私の手元には「渋谷一夜物語」がございます。
本日買ってめえりやした。
しかし「僧正殺人事件」を積み木唄発売までに読み終わらないといけないので
読むのはそれからです…
739 :
名無しのオプ:02/08/23 22:01
>>738 俺も買った。冒頭いきなり大笑い。そういう動機かよ。
あと「後書き」はちゃんと最後に読むように。
>738
書きこみを見て慌てて買ってきた。情報感謝。
ちなみに、自分も「僧正殺人事件」再読中。こういう人、多いのかな?
>739
失敗しちゃったよ。まず「後書き」読んで「何だそれ?」と思い、
「序幕」を読んで続きが気になり、短編をとばして「幕間」→「終幕」と
読み進んじゃった。わはは。
田舎ゆえ、まだ売ってない。ウラヤマスィ……
唐突ですが、山田正紀が解説書いてる本について。
筒井康隆『おれの血は他人の血』(新潮文庫)
小林信彦『神野推理氏の華麗な冒険』(新潮文庫)
酒見賢一『ピュタゴラスの旅』(集英社文庫)
京極夏彦『文庫版 狂骨の夢』(講談社文庫)
田中啓文『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワ文庫JA)
押井守『獣たちの夜』(角川ホラー文庫)
恩田陸『月の裏側』(幻冬舎文庫)
の他にあったら情報キボンヌ。
>>740 しまった、遅かったか。俺も
>>740とまったく同じ失敗をしたので、
せめてこれから読む人には……と思ったんだけどなぁ。
でも「終幕」のあとに「後書き」があれば普通のあとがきだと思うよな。
743 :
名無しのオプ:02/08/23 23:48
三雲 岳斗 海底密室 (徳間デュアル文庫)
>>741 > 田中啓文『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワ文庫JA)
これは解説じゃないよ。帯に作家の名前がたくさん並んでて
「私たちは、この本を推薦できません」というネタに参加しただけ。
>>741 アリステア・マクリーン「恐怖の関門」(ハヤカワ文庫)で解説書いてるよ。
746 :
名無しのオプ:02/08/24 14:17
半村良『魔境殺神事件』新潮文庫版
747 :
名無しのオプ:02/08/25 00:24
小松左京「継ぐのは誰か?」角川文庫
小松左京「さよならジュピター(下)」徳間文庫
豊田有恒「荒野のフロンティア」徳間文庫
横田順彌「ポエム君とミラクルタウンの仲間たち」集英社文庫
748 :
kragen:02/08/25 21:58
小林信彦『超人探偵』新潮文庫
小林信彦『裏表忠臣蔵』新潮文庫
749 :
名無しのオプ:02/08/26 21:13
↑ ひょっとして,あの「山田正紀 著作リスト」を作成されたkragenさんでしょうか?
もしご本人なら,「ご苦労様です。そして,ありがとうございました」と,一言お礼を申し上げておきたいです。
あのリストのおかげで,山田正紀の全単行本の収集(読破はまだですが)に励むことができました。
>>743-748 間違い指摘、情報ありがとうございます。
小林信彦に同じ出版社で三冊も書いてるとは……
今さらながら、二階堂日記( 8月22日付)より。
さあ、ついに文藝春秋の「本格ミステリ・マスターズ」の刊行が始まります。
本日見本刷りが届きまして、一般書店への配本は28日、
東京都内の大きな書店にはこの日の夕方には列ぶでしょう。
(略)
山田先生のは、ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』+金田一耕助という懲りに凝ったもの。
『僧正』は“お取り寄せ”扱いでしたが
先ほどbk1で『渋谷』と合わせて注文しました。
752 :
一緒に魔神も買った:02/08/28 20:55
>>751 ハハハハハハハハハハハハ、スマン。
今日買いました「僧正」。
これから読みます。
ちなみに、後ろにインタビューが載っていて
ドキドキするようなネタ満載。
しかしカナスィネタも…
街シリーズは全部で三冊になりますた。
カナスィ…
>>636 小林信彦『中年探偵団』文春文庫
ちなみに『謀殺のチェス・ゲーム』角川文庫版の解説を小林氏が書いている。
エールの交換か。
「僧正」読了。ヴァンスの扱いは軽く、金田一耕介が主役。
山田節を堪能させてもらいました。
>752が書いてるように、巻末のインタビューがすごい。
「あれもこれも書き直すのかよ!」と思ってしまいました。
757 :
名無しのオプ:02/08/30 01:36
「僧正」おもしろかった。
山田ミステリは「妖鳥」、「螺旋」、「阿弥陀」しか読んだことがなかったけど、
「こんなのも書けるのか!」と思った。
達者な先生です。
758 :
名無しのオプ:02/08/30 01:49
SFから始まって色んなジャンルに手を伸ばすってトコは今野敏と何となく
ダブるなあ・・
シブヤンの感想キボンヌ。
>>759 僧正読んだら魔神読んで、その次に読みます
それまで待っててくれ
761 :
名無しのオプ:02/08/31 02:05
まだ序盤の序盤しか読んでないけど
やばい、やばすぎる面白さだ。
正直言うと俺は山田正紀の文体が苦手だけど
アイデアなんかは好きなので読んでる作家なのよ。
そんな俺でもスラスラ読めちゃう面白さ。
山田正紀はちょっと…、と思ってる人は読んでみるべし。
今までの感じとかなり違う。(パスティーシュだから当然かもしれんが)
やや好きだったのが、凄い好きになったぞ。
シブヤン。
「青い骨」必読。
>>759 基本的に「奇妙な味」の作品がそろっているようなので、
そういう系統が好きな人は読んでみたらどう?
764 :
名無しのオプ:02/08/31 17:18
「僧正」面白かったが、重いテーマだったので読んでいてなかなか辛かった。
しかしこの分量を一気に読ませる筆力とか見事としか言いようがない。
この人、昭和史を書くのが得意な人って感じだったけど、こういうのも書けるんだね。
ダイイングメッセージから広がるSFちっくな風呂敷の広げ方も気に入りました。
まとまり具合では「ミステリ・オペラ」より上。俺の脳内では今年のベスト1。
ああ・・・でも、たぶんまた売れないんだろうなあ(w
765 :
名無しのオプ:02/08/31 19:18
>>764 渋谷の本屋では僧正が一番減ってたぞ、あきらめるな!!!!
>765
神保町の本屋では「僧正」が一番少なかった……最初から。
おい、ホントに期待していいんだな?
「僧正」読んだ。意外にも(失礼)端正な本格ミステリで驚いた。
あまりにも面白そうすぎる設定だから逆に危惧してたんだが、存分に使いこなしてる。
ダシール・ハメットがカメオ出演してたりするのも楽しい。
しかし、本家「僧正殺人事件」を読んでない人は買わないんじゃないかな……
しかしどうも装丁が
新潮社のクレストブックスだったっけか
あれに似てるような気がしてならない
正直言って今回の装丁は失敗だと思う。
辰巳四郎が良かったな…
あ、表紙絵ではなく
紙質とか本の作りのことね
念のため
# まぁ応募者全員とか言われても
# ブックカバーは欲しいとは思わんが
772 :
名無しのオプ:02/09/01 03:33
>>768 ダシール・ハメットどころかクイーン警視(実はInspectorだから米では警視正が正しくて、
ちゃんとそう表記する辺りに山田さんのこだわりが伺えるが)やら、コンチネンタル・オプの
モデルになった男とか、丹下左膳のモデルになった男とか、オールスター状態ですね。
横溝×ウ゛ァン・ダインかと思っていたら、実は山風の明治もの手法をとっていてビックリ!
日本人が好きなアメリカにおける探偵小説の「黄金時代」は、日系人にとっては受難の時期だった
という歴史に対するアプローチも、痺れますた。
僧正の最後の文章で(メル欄)を、
ぼかして書いた意味は何ででしょうか?
なんか掴めそうで掴めない、もどかしい思いでいっぱいなのれす。
>>772 ああ、やっぱりクイーン警視のことでよかったのか。
すると、最後まで謎として残った(メール欄)にも、何か出典があるのかもしれないと思えてきた。
長谷川海太郎が何者なのか、最近の読者にはピンと来ないかもしれないと思いながら読んでたよ。
ぼかして書くも何も、FBIやCIAの直接証言があるわけじゃなくて、あくまでも(メール欄)
なんだから、詳しいところまで推理できないのは当然。
でもひょっとしたら、あれの歴史的な結果まで書いてしまったら、日本人に救いがなさすぎ
ると思われたのかもしれんが。
>>775 元ネタは、インタビューで一言だけ触れていた「白鯨」でしょう。
姿を現さないエイハブ船長を待つ主人公達の前に現れて、魂の話をした登場人物ですた。
そう言えば「白鯨」の中には、(メル欄1)とかいう台詞もあったような...
>>774 最後だけじゃなくて、作中でも(メル欄2)とか、何回もぼかして出てくるからじゃないですか?
>776
歴史的な結果は、エピローグのラストに暗示されてるんじゃないかな?
いやいやネタばれしそうなレスばかりだけど
なんだかスケールでかすぎて
全く掴めないところが山田正紀。
読むの楽しみ。
780 :
名無しのオプ:02/09/02 12:33
何とかネタバレしないように語りましょう。
>>778 そういえば暗示されてましたね。皮肉な運命というか、数奇な暗合というか・・・。
もう一回最後のほう読み返してみよう。
近所の本屋に行ったら島荘のしか無くて、まだ未読。
なんか感想読んでいると、普通にミステリしているみたいだけど、
出てくるガジェットは山田正紀らしいなぁ。
すごく楽しみだ。
名無しのオプ :01/09/15 00:38
地獄篇では神に操られるままだった佐伯が、
煉獄篇ではなんとか制御できるようになってたから、
おそらく天国篇では神と対等に戦うという、
山田正紀王道パターンになるのでは。
↑の予想をはるかに上回る山田正紀の発想萌え
天上編期待
783 :
名無しのオプ:02/09/03 18:39
僧正
中身はともかく、巻末の著作リストに感謝
京極氏の装丁は最悪。表紙がはみ出していて、傷みやすいし。
出版芸術社の山風本とかも、酷いものだった。
やめてくれ〜。
『僧正の積木唄』、世界恐慌のころのニューヨークを舞台にした、雰囲気たっぷりの、この作品に相応しい装丁があるはずだ。
785 :
名無しのオプ:02/09/03 23:00
クイーン警視正、どこに出てました?
786 :
名無しのオプ:02/09/03 23:46
>>785 日本人召使の部屋を家宅捜索して証拠でっち上げた刑事。
>>784 そうだね。このシリーズの装丁、全体的な統一感に拘るあまり、
個々の作品にそぐわないものになってしまったような気がする。
作品自体はよかった。山風の明治もの
>>772が大好きなもので。
猛威を振るう排日運動を描き(メール欄)ってとこが気に入った。
だいたいの真相は見当がついたんだけど、満足感に変わりなし。
788 :
名無しのオプ:02/09/04 00:04
ミステリ・オペラ読みました。
すげー面白かったです。
今までなんとなく、読まず嫌いだったけどはまりそう。
他にお薦めってあります?
本人の弁を信じるなら
京極って本業の仕事が少なくくなって
時間があまったから小説書いたって言ってたじゃん?
所詮その程度の力量なんだと思うぜよ。
話題的にはいいがやっぱ人選ミスだと俺思う。
スレ違いでスマンが。
>788
神曲法廷とか出たばっかの僧正とか。
ミスオペ好きなら自信たっぷり勧められるよ。
神曲から読んでみます。
僧正は本家がまだなんでその後にでも
792 :
名無しのオプ:02/09/04 00:12
「僧正殺人事件」で犯人(とされた)××は、みたいな表記出てきます?
793 :
名無しのオプ:02/09/04 00:12
「僧正の積木唄」の装丁にどれだけ違和感を感じても、
ハルキ文庫版の「機神兵団」の機神のデザインよりは、千倍ましな罠。
794 :
名無しのオプ:02/09/04 00:18
>>792 一応ぼかしてはあるけど、やはりオリジナルから読むに如くはないと思う。
僧正読了。金田一耕助はこんな観念的な事を言う探偵じゃないやい(w
とまあネタはいいとしても、なんだかんだで山田ミステリー以外の何者でもない
傑作でしたよん。
ようやくシブヤンが読める…
797 :
名無しのオプ:02/09/04 01:31
>>792 しかし、犯人「ではなかった」事件関係者がザクザク登場する以上、
誰が犯人だったのかは簡単に推測できてしまうという罠。
ポプラ社文庫の「殺人は歌ではじまる」でも良いから読んでおくと吉。
787,789さん、レスどうも。
本日読了。
ファイロ・ヴァンスは、『警視庁草紙』の半七かなあ。『外道忍法帖』もはいってる。
『囮捜査官』に続く、山風リスペクトはうれしい。山田正紀、どこまで凄い人なのか。
788=791さん、『神曲法廷』を今から読む貴方がうらやましい。
799 :
名無しのオプ:02/09/04 22:49
神曲法廷読みました。
山田正紀 ほかのも読んでみましょうかと思いました。
ラストが森村誠一の「死定席」と被ったのが
残念だったのだが
他に締め方はなかったのか?そこだけ残念。
『僧正の積木唄』ではヴァンスの扱いが随分ひどいな。
やりたいことはわかるけど、本家「僧正」ファンはどう見るのか気になる。
>>798 そのレス、どことは言わんがネタが推測できそうな部分がある。気をつけて。
>>800 二階堂が、作品を誉めつつも「やっぱりヴァンスのような天才肌の探偵が好きだ」
って言ってたけど、これは遠まわしな不満の表明なのかな、と思ってみたりする。
>801
うん。気をつけたつもりだけどね。評論家や作家も読んでくれるような良スレにしたいね。
俺も『積木唄』読み終わるまではここ見なかった。どういうネタバレにぶつかるか分かんないから。
ところで千街氏の解説は著者に失礼じゃないか。
>793
でも、ハルキの表紙の三浦均さんの『謀殺のチェス・ゲーム』『人喰いの時代』『崑崙遊撃隊』なんかは最高だった。あの文庫版傑作選、『氷雨』以降は方針が変わってしまい、『機神』になり、うすうすの10冊で。うーん。
それはともかく、俺的には『僧正の積木唄』の文庫版装丁も三浦氏にしてほしい。『人喰いの時代』みたいなのを、ぜひ。
積木唄を品切れにしていた渋谷の本屋に
今日やっと補充がされました。
しかもその横には、山積みの「シブヤン」がっ
や、山田正紀。来るのか今度こそ…
そら今月は山田強調月間でしょ。
積木唄とシブヤンとSFマガジンと
え〜っと、あとサイコトパスか。
すごいよぅ
『渋谷一夜物語 シブヤンナイト』『僧正の積木唄』読了しました。
『渋谷』は「わがデビューの頃」が爆笑。
kragenさんのリストではこのタイトルから“短編ではなくエッセイかも”と
されてましたが、まさかこんな話だったとは。
『僧正』は参考文献が挙げられていませんでしたが
>>636の掲示板ログでいろいろそれらしき書名が出ています。
>>772 > 日本人が好きなアメリカにおける探偵小説の「黄金時代」は、日系人にとっては受難の時期だった
評論や幾つかの短編で馴染みはありましたが長編で正面から突きつけられたのは
初めてかも。対立側にそれ絡みのキャラが多数登場するのも印象的でした。
>>796 >僧正読了。金田一耕助はこんな観念的な事を言う探偵じゃないやい(w
和装/洋装についての記述とか完全に山田キャラ化してましたね。
>>800 >『僧正の積木唄』ではヴァンスの扱いが随分ひどいな。
結局(メール欄1)でした。あと(メール欄2)が出てこなかったのも話の都合上とはいえ、
本家ファンには不満かも。
>>801 >二階堂が、作品を誉めつつも「やっぱりヴァンスのような天才肌の探偵が好きだ」
『嗅覚』解説や『ミステリ・オペラ』でもそうでしたが、どうもこの人ずれてます。
806 :
名無しのオプ:02/09/07 14:02
新しいダヴィンチにインタビューが載ってるよー
807 :
名無しのオプ:02/09/07 22:35
>>805 「わがデビューの頃」面白すぎ
普段の作風が作風だけによけいオモロイ
ようやく昼間「僧正殺人事件」を再読し終わったので(なにしろ、犯人以外、
全部忘れていたw)、「僧正の積木唄」読み始めた。
ただいま第二部を読んでいるところ。おもしろい!
楽しむためにこのスレ765あたりから読んでいなくて、今も読まずに書き込み中。
とりあえず、今は世界短編傑作集4を引っ張り出してきた。
該当部確認中(w
809 :
名無しのオプ:02/09/07 23:52
「僧正殺人事件」を文庫で買ってきたけど、『僧正の積木唄』より先に読むべき?
?ミステリオペラを読む前にオペラ『魔笛』を見ていてよかったと思ったけど
810 :
名無しのオプ:02/09/08 00:14
正やんのお陰で全国で「僧正殺人事件」が売れてるっぽいな。
>>809 『僧正殺人事件』を先に読んだほうがいいよ。
『僧正の積木唄』は「〜殺人事件」を読んでいない人にもある程度はわかるように
丁寧に書かれているけど、やっぱり先に本家のほうを頭に入れておくべきだと思う。
812 :
名無しのオプ:02/09/08 10:15
ヴァンダインスレでは評判はそれほどでもないみたいだな
山田正紀化してるからな
813 :
名無しのオプ:02/09/08 11:33
『渋谷一夜物語 シブヤンナイト』『僧正の積木唄』を買ったけど未だ読んでいない。
今は買い忘れていた『ゼリービーンズの日々』の載っている短編集を呼んでるところ。
急いで読みと次の山田正紀の本が出るまで間が空きそうだけど今年はそんなことない?
814 :
名無しのオプ:02/09/08 14:35
『僧正の積木唄』は横溝スレでもヴァン・ダインスレでもそれほど評判にはなっていない。
この小説は完全に山田正紀ワールドになっているから仕方ないか。
815 :
名無しのオプ:02/09/08 15:40
傍点の使い方などいかにも山田正紀なわけで、
>>815が紹介してくれた禿人の書評
> 前半部では、捜査ファイル形式を取ったヴァン・ダインの諸作の
> 完全なる文体模写という名人芸を披露
つーのがよくわからんのだけれど。
あと、ヴァンスは実はあの人であった! 的な
(ほれ、どうせヴァンスって本名じゃないし)
方向に行くのかと妄想したけれど、そうはなりませんでしたな。
楽しめましたが。
『僧正』巻末インタビューで話題に出た『蜃気楼・13の殺人』が
来月、光文社から文庫で出ます!
>>753 遅レスすみません。情報ありがとうございます。
山田作品の解説者についてはkragenさんがリストを作成されています。
>>802 >ところで千街氏の解説は著者に失礼じゃないか。
『バロック』(街シリーズ)に関して
かくなる上は、シリーズを書いている途中で飽きて放り出してしまうという著者の悪いくせが、この
連作に向けられることがないよう祈るばかりである。
なんて書いてるのは確かに失礼かと。
全五冊から三冊へと規模が縮小されたとはいえ、
著者に直にインタビューした人の発言とは思えません。
>>818 確かに失礼だ。しかし密かに同感でもある。
叩きすぎると『渋谷一夜物語』の評論家みたいに恨み買ったりして(w
820 :
名無しのオプ:02/09/10 06:46
>>818 自分も失礼だとは思うが
街シリーズが三冊になって内心
かなりガックリきてるので
千街支持(w
あの「蜃気楼・13の殺人」が出ちまうのか……
復刊前で悪いがものすごい駄作だぞ。あれのせいで山田正紀が
ミステリ作家と認められるのが大幅に遅れたぐらい。マジ
822 :
名無しのオプ:02/09/10 07:29
>>820 完結編の第三巻は、e-novelsでいつの日か出る予定の罠。
823 :
名無しのオプ:02/09/10 08:21
>>821 あの「山菜」のやつね。
ものすごい駄作って事はないと思う。それなりに楽しめるよ。
むろん最近の傑作に比べるとカナーリ見劣りがするけど・・・
あの頃はまだ山田氏がミステリの書き方をつかんでなかったんじゃないかなあ。
プロの作家なんだから、シリーズを途中で放り出すのは悪癖だといわれてもしょうがないな。
>>821、
>>823 実は「蜃気楼・13の殺人」を、読み終わってから売ってしまった過去を持つ漏れ。
まあ、「積木唄」のインタビューで「だいぶ書き直して文庫化」すると書いて
あったので、少しだけ期待
エンターティメント作家の場合、売れなかったら打ち切って、別路線へというのもあるのでは?
出版社の意向もあり、必ずしも、著者のせいばかりでもないような……。
>>818で引用した部分は、単体としてなら
確かにうなずけなくもないのですが
著者自身が同じ本に収録されているインタビューで
今後の予定を述べているのにこの発言は一体? と感じたのです。
『蜃気楼・13の殺人』元版(カッパ・ノベルス、1990年刊)表3のあらすじ。
栗谷村の村おこしマラソン大会の最中、忽然とランナ
ー十三人が消えた! 戦国時代の山城・十三曲坂を使っ
たコースは、途中で抜け出ることのできない、いわば十
キロに及ぶ大密室……。新天地を求め栗谷村にやってき
た久保寺健一はレース中、消えたランナーの一人・光井
陽二郎を目撃する。だが、光井は木に突き刺さった無残
な姿で発見された。この一連の出来事が、奇妙なことに
百五十年前の古文書にすでに書かれていた……? 事件
の鍵を握る古文書“栗谷一揆騒動諸控”とは?
SF界の鬼才が空前のトリックに挑戦! 現在ブーム
のリゾート問題を鋭く突く、長編書下ろし秀編!
>現在ブームのリゾート問題を鋭く突く
・・・。
829 :
名無しのオプ:02/09/11 20:45
『蜃気楼・13の殺人』はそんなに悪い作品と思えないが...
裏表紙の石川喬司氏の評論”この限りない想像力は、ミステリー王国の旅でも遺憾なく発揮され、
すでに幾つかの収穫をもたらしているが、
今回の『蜃気楼・13の殺人』はとりわけ注目すべき野心的な試みで、
途方もない不可能興味の奥に時代への鋭い告発を秘め、
読者を酔わせてくれる。”とある。
大量に作品を出している日本の某作家の作品と比べれば、
遜色ないように思う。表紙裏では自分を謙遜しているし...
>>821 そんなに酷評しなくていいのでは
>>829 >大量に作品を出している日本の某作家の作品と比べれば、遜色ないように思う。
そんな下を見てどうすんのさ。山田正紀に期待するレベルで考えれば
蜃気楼と金魚は駄作といわざるを得ないでしょ。謎の設定はいいけど
その解決と動機の絡ませ方がアンバランスすぎる。
『蜃気楼・13の殺人』読んだことないから偉そうなことは言えないけど、
先に文庫化/復刊すべき作品がたくさんあるんじゃないか? SFとか。
832 :
名無しのオプ:02/09/12 10:24
>エンタテイメント作家の場合、売れなかったら打ち切って、別路線へというのもあるのでは?
>出版社の意向もあり、必ずしも、著者のせいばかりでもないような……。
幸か不幸か、どんなジャンルの話も自分のやりたいこと織り込んで書けちゃうからね、この作家は。
「ものすごい才能があるのにあんまり売れない」という哀しい事情が生んだ悪癖、という言い方はできるかもしれない。
833 :
名無しのオプ:02/09/12 18:51
>>832 僧正は売れてるぞ(少なくとも渋谷の某書店では…)
834 :
名無しのオプ:02/09/12 21:38
>833
例えば誰だ、上遠野浩平みたいに、デビューまもなくから
激烈な売れ方をしてもおかしくないくらいの作家なのに、
不遇なひとだったなあ、と。
ハルキ文庫版の各作品のあとがきは哀しくなってくるよ。
「暗い青春だった」「貧乏だった」「わびしかった」の連発。
むしろ最近は莫大な数のリスペクターのせいで、売れてきてるんじゃないか?
>>834 僧正の千街解説によれば「作家にはものすごく評価されてる割に
一般受けはあまりよくないかも」ってことらしいけど、本当かな?
836 :
名無しのオプ:02/09/13 08:48
小松左京や半村良や平井和正みたいな激売れした時期というのがいっさいないんじゃないか。
売れてないから好きってのも皮肉な事実だよ。
838 :
名無しのオプ:02/09/13 19:02
SF作家としてのイメージが薄れつつあることが
逆にいい方向に向かえば、ひょっとしたらひょっとするかもよ。
839 :
名無しのオプ:02/09/14 22:11
売れてないから古本屋でやっと見つける希少価値が楽しみだった。
文庫を含めると過去の作品はすべて持っている。
今は単行本の収集に精を出している。
こんな楽しみ方ができるのも売れてないから?
でも、闇の太守・神獣聖戦のように文庫のみ未完はやめてもらいたい。
これは出版社のせいか?
840 :
名無しのオプ:02/09/14 23:11
正やん、おもしろい小説ありがとう( ● ´ ー ` ● )
売れないのは映画化されてないからか?
ゴッドハンティングは映画にならないのか。
なっても見に行かないけど。
5冊の予定が3冊になったことは不思議でもなんでもありはしない。
そのことはまだ理解できる。それよりもどうしても理解できないのはなぜその連作が『バロック』と名づけられ、しかも第一作の中にはどこにも『バロック』という文字が見当たらないのかというそのことなのだ。
843 :
名無しのオプ:02/09/15 12:14
844 :
名無しのオプ:02/09/15 13:09
チョウたちの時間は読んだ。SFはこれしか知らない。
845 :
名無しのオプ:02/09/16 00:06
いまさらだけど、僧正買った。読んだ。
山田先生は何を書いても上手いねえ。ミステリオペラよりお気に入りだぜ。
時代背景の持っていき方とか、法廷シーンとか、FBIを絡めた国家の陰謀(?)とか、宗教観や哲学的なものまで入ってるし。
前から思っていたけど、山田先生が書くモノって、根底に彼独自の世界観や哲学が流れているようなきがする。
僧正で何が面白かったかっていうと、当事の黄禍論がひろがった排日思想1色のアメリカが描かれてて、実は僧正事件を通して追い詰められていく日本人が描かれてる。これにはドキドキした。
法廷シーンでは自分が日系二世になった気がしていた。
でーも、まさかあの人が犯人とはねえ。いや、排日論マンセーじゃあの裁判でもしょうがないと思ってたけど、法廷のかけひきにはすっかり騙されましたよ、山田センセイ(w
846 :
名無しのオプ:02/09/16 00:07
そういえば街シリーズが三冊になるのか。鬱だ。
848 :
名無しのオプ:02/09/16 20:36
僧正殺人事件が未だ半分も読み終わっていない。(遅読のため)
早く僧正の子守唄が読みたーーい。しぶやんも未だ。速読の人がうらやましい。
>>847 ステキ(藁
「狩り出しに来た」と言えばそいつこそが神なんだが。
苗字が佐伯とかだったりしたらヤダネ(w
ここはやはり島津だろう。
852 :
名無しのオプ:02/09/21 23:26
シブヤンと僧正の読者カードを出してきたYO
853 :
名無しのオプ:02/09/23 08:40
徳間デュアル文庫の「地球精神分析記録」を読んだ。
「チョウたちの時間」よりはガチガチのSFでなくて、読みやすかった。
(おれ小松左京の『果てしなき流れの果てに』挫折したような厨房なんだ)
しかし、これを25歳で……解説にもあるが、山田正紀にはすべてがあり
おれにはなにもないって感じだな……
854 :
名無しのオプ:02/09/23 12:51
徳間デュアル文庫ってなんだっけ。
昔の徳間文庫の山田SFなら全部揃えたけど、それと同じ?
デュアルはライノベっぽい位置づけ。本屋でもそれらと同じエリアにおいてある。
売れ筋はそっち系なのだが、エマノンシリーズや北野勇作の作品、
山田の過去の作品の一部、草上仁の新シリーズなど出している不思議な文庫。
そうなんだ。山田作品は過去のものだけなら、急いで探す必要は無いか。
阿弥陀と仮面読了。
阿弥陀は乗りも良くてサクサク読めたし良かったが
仮面は正直構成をいじりすぎたと言うか、
すごいんだけど失敗作かなあと。
山田節はいやというほど堪能できたが。
>853
うーんそうかあ。
俺も敷居の高いハードSFは苦手だが、地球精神分析記録よか
チョウたちの時間のほうが飲みこみやすかったけどなあ。
まあ後者は山田正紀に慣れてから読んだというのも大きいかもしれん
今月発売の「ジャーロ」(2002. AUTUMN、9号)の巻末特集「密室大全」で
各分類の事例として山田作品が結構取り上げられてます。
先週発売の「週刊文春」( 9/26号)・「ミステリーレビュー」<千街晶之>で『僧正』、
今月発売の「小説現代」(10月号)・「ミステリ交差点」<日下三蔵>で『渋谷』『僧正』がレビューされてます。
後者は連載スペース全て(4ページ)を使っての力の入ったものですが、
文中に出てくる短編集が『少女と武者人形』以外揃って絶版だったのが鬱。
『本格ミステリ・クロニクル300』(原書房)。
1987年以降の主要な本格ミステリを編年体式にまとめたガイドブックですが、
山田作品からは、『人喰いの時代』('88)『女囮捜査官』('96)『妖鳥』『阿弥陀』('97)『神曲法廷』('98)
『ミステリ・オペラ』('01)の6作がノミネート(紹介文は全て笹川吉晴)。
しかし2002年の項の『僧上の積木唄』ってのは何じゃあ!?
原典と合わせ、二重に失礼な誤植に萎え。
一昨日更新の「狂乱葛西日記」<大森望>、 9/20付から『僧正』に関して。
>ところで、英文タイプライターであの数式をあの通りに書くのは不可能では。
佐伯神一郎シリーズは続編出るのかな。
何気に好きなんだけど……。
>>860 僧正巻末インタビューによれば、一応続編の構想はあるみたい。
二作目が気に入らないから書き直させてくれと言ってるらしいんで、
でるとすればその後になるのかな?
>861 サンクス! まず僧正を手に入れなきゃな……。
近所の本屋で一冊だけ見つけたけど、表紙が汚れていて断念。ムキー!
「花面祭」読みました。
オープニングの感じが好きだなぁ。
いきなり出てきて、しゃべくりたおす山岸にワロタ
しきの花、
いや〜本当はイザベル・アジャーニの「ポゼッション」に出てきた
タコオバケみたいなのを期待してたのさ。
やっぱりミステリって説明できるものじゃないとだめなのか…
あぁ、SFも書いてほしいなぁ。
今年は書くっていってたんだけどねえ、SF。
865 :
名無しのオプ:02/09/26 16:53
>>863 自分も読んだ。
最後の収束の仕方がミステリの制約受けてるなって感じだね。
読んでるときは楽しいけど。
神狩り2が出ずに9月が終わろうとしている。
867 :
名無しのオプ:02/09/27 01:58
>>862 アマゾンで買いなよ。
1500円以上で送料無料だし、梱包もけっこう丁寧だから。
868 :
名無しのオプ:02/09/27 13:05
>864
「神狩り2」と「弥勒戦争2」を書くと言ってたよね
869 :
名無しボビー君:02/09/27 13:32
僧正〜って僧正殺人事件を読んでないと駄目?
>867 お薦めサンクス。
『神狩り2』と『神狩り完全版』はいつかな……(遠い目)。
>>869 ダメってこたぁないが、読んでおいた方が楽しめる。
872 :
名無しのオプ:02/09/27 19:24
元になった僧正殺人事件は超おもしろいの?
>>872 童謡殺人としても猟奇殺人としても一級。太鼓判を押すよ。
ただ、私はヴァン・ダインのベスト1だと思うけど
一般的に「僧正」派と「グリーン家」派があって
私は「僧正」派だから贔屓目に見てるかもしれない。(スレ違い申し訳)
自分は正直イマイチでした>僧正
なんかこうすっきりしない終わり方だったので
その分積木歌が楽しい楽しい。
875 :
名無しのオプ:02/10/05 11:38
俺にも正直イマイチだった>僧正
どこが凄いのか分らなかった。何でこれが古典とか言われてるの?って感じ。
それはどうでもいいとして、シブヤンに未収録の短編はもう読めないのか?
他のも読みたいよ
>>875 シブヤンは作者自らふるいにかけて選んだ短編集なので、
残りは出す価値もないと思ってるんだと。
877 :
名無しのオプ:02/10/09 20:55
文庫版「蜃気楼・13の殺人」ゲット。
まだパラパラとしか見ていないが、何と
風 水 林 太 郎 登 場
……チョイ役だけど。冒頭と終盤に。
878 :
名無しのオプ:02/10/10 00:23
新書版「蜃気楼・13の殺人」には風水林太郎はでてたっけ?
文庫を買わせるためか?
879 :
名無しのオプ:02/10/10 04:08
「化石の城」がもう一度読みたいんだ。
なんとか方法はないものだろうか?
880 :
名無しのオプ:02/10/10 10:36
881 :
名無しのオプ:02/10/10 12:37
山田正紀全集とか出してくれないのだろうか。
882 :
名無しのオプ:02/10/11 10:13
売れないから無理だろうな……
たぶんハルキ文庫は軽くそのつもりだったんじゃないかと。
コニーちゃんの広告で推薦文あり。
訳者の大森望つながりなのね。
映画も推薦文が多すぎると萎えるんですけど
884 :
名無しのオプ:02/10/14 01:33
1年ぐらい前にくらべてブックオフにある山田さんの本の数が
減っているような気がする。
やっぱり賞を貰ったりして知名度があがった効果が出ているの
ではないかと思うのだが。
885 :
名無しのオプ:02/10/14 05:14
ブックオフの本が売れても正やんは全然儲からない罠。
でも絶版の本が多いからそれもしょうがないよね。
機紳兵団、9巻まで読んだ。おもしろくなってきた。
文庫版『蜃気楼・13の殺人』読了age。異同点ですが、目次を全面変更。
<ノベルス版> → <文庫版>
エピローグのようなプロローグ → プロローグ
●第一章 喜劇のような悲劇 → ●故郷が消えた
●第二章 悲劇のような惨劇 → ●十三人が消えた
●第三章 惨劇のような喜劇 → ●死体が消えた
●第四章 喜劇のような惨劇 → ●曼珠沙華が消えた
●第五章 惨劇のような悲劇 → ●トラクターが消えた 1〜 6
●第六章 悲劇のような喜劇 → トラクターが消えた 7〜12
プロローグのようなエピローグ → ●エピローグ
(●は「栗谷一揆騒動諸控」の抜粋が挿入された箇所)
ノベルス版の第五章・第六章を一つにまとめた関係で、冒頭が
> 奇妙な情景だ。 (悲劇のような喜劇) から
> 信じられないような情景だ。 (トラクターが消えた 7) に変更。
また、ある手がかりの登場場面を繰り上げ(142〜144、311ページ)、
バブル崩壊、地上げ問題を絡めた記述を追加(26-27、33-34ページ)。
文庫版あとがきで作者自ら言及してる風水林太郎は冒頭、
プロローグの前段(5〜13ページ)で登場。
以下、それに伴って数ヶ所(309、321〜323、346ページ)細かい変更があるだけで、
実質上ノベルス版との差違はなし、と言っていいと思います。
>>887 乙
とすると、あんまり面白くなってないということでわ……
>636さん
某サイトの管理人です。いつも情報ありがとうございます。
勝手ながら、
>>887のレスを紹介させていただきました。
これからもよろしくお願いします。
890 :
名無しのオプ:02/10/18 00:49
>>889 (架空)山田正紀選集の第4巻はまだですか?
いつも楽しく拝見させていただいております。
891 :
名無しのオプ:02/10/18 10:33
>(架空)山田正紀選集
なにこれ?
架空でタイトルだけだったら元になる本持っとかないと読めないのか?
>>890 うっ……すみません。あれを読んでる方がいらっしゃいましたか。
不評で打ち切り……というわけではなく、ちと忙しくて中断しています。
そのうちに何とかしたいとは思っておりますので。
>>891 ええと、すみません。まえがきと解説(のようなもの)をつけてあるだけです。
申し訳ないのですが、ご了承下さい。
>>888 わずかな修正ですが、元版より若干スッキリした感じに(特に後半)。
風水林太郎出したのは正解だと思いまつ。
しかし初読時にも思ったのですが、(メール欄)の扱われ方は
いっそ喜劇的と言っていいかも。
>>889 いろいろ参考にさせてもらっている身として恐縮の至りです。
こちらこそありがとうございます。
あと、自己レスですが
>山田正紀が解説書いてる本
追加。
田中光二『大追走(ビッグ・チェイス)』(角川文庫) 1982.12.20
894 :
名無しのオプ:02/10/24 20:32
市の図書館で検索かけると山田正紀本100冊くらいある。
全3冊の選集、僧正もシブヤンナイトもあった。ミステリオペラは貸し出し中。
シブヤンナイトは自信作って書いてあって、プロローグと指輪読んだけど、
指輪って山田正紀のクオリティをクリアしてるか?
選集は1編だけ読んだけどおもしろい。
895 :
名無しのオプ:02/10/24 20:43
で、選集の1編思い出したけど、神殺しだった。
896 :
名無しのオプ:02/10/31 09:25
「流氷民族」読んだ。書いたの24歳って、あんた……
なんで大沢在昌や栗本薫みたいな売れ方をしない(しなかった)んだろう、このひとは。
897 :
名無しのオプ:02/10/31 11:34
文庫出すとき、出版社を色々変えて、本があんまり目立たなかったのが大きいと思う。
898 :
名無しのオプ:02/10/31 11:47
>896
栗本薫みたいにTVドラマの脚本書いたり大沢在昌みたいに自作が映画化されたりしなかった
からでは?
山田氏自身マスコミへの露出はあんまり好きじゃなさそうだし。
「火神を盗め」が直木賞取ってたらどうなってたか分からんけど…
899 :
名無しのオプ:02/10/31 14:52
売れてる山田正紀なんて想像できないよ、と思ったが、
ミステリオペラが売れてたんだ、良かった。
自分はSF派なんで未読。
900 :
名無しのオプ:02/10/31 17:36
900ゲット!!!
今売ってる「ユリイカ」のニール・スティーヴンスン特集に山田氏が評論書いてるんだけど、
「ブロックバスター狙いが透けて見えて作家としては好きになれない(作品は評価するが)」
みたいなくだりがあったから、もともとストレートに売れ線狙うのが苦手な人なんだろうね。
流行してるジャンルで書くこと自体は多くても、独特の味があるせいか売上に繋がらない。
902 :
名無しのオプ:02/10/31 22:11
ヴァイブを3日前から読み始め、さっき読了。
あー、面白いよう。
四巻さくっと読めた。
そして残るやるせなさ…
これが山田ファンが抱えている「痛み」なのだね。
ちくしょう、三巻のあとがきには
「本編八巻外伝二巻」とか書いてあるし。
このやるせなさを解消するために仮面戦記行きます(よけい泥沼)
903 :
名無しのオプ:02/11/01 09:08
>901
そうか。ご本人にじつはあんまり売る気がないのか。
いや、ちゃんと作品を発表できてれば(売れなさ過ぎて書いても本を出して
もらえない状態でなければ)、べつにいいんだけどさ。
904 :
名無しのオプ:02/11/01 11:12
>>903 なんて極論な。
あとがきに、自信作です読んで下さい、って書いてるじゃん。
905 :
bloom:02/11/01 11:23
ageついでに小ネタを。
ttp://www.bungenko.jp 今年五月に創刊された雑誌「遊歩人」の編集同人を
森下一仁、笠井潔の三人で持ち回りで務めてます。
'02. 5 創刊記念エッセイ特集
6 特集・朝めし
7 特集・嗚呼、麦酒!
8 特集・日本の心の愛唱歌
9 特集・グランドホテル
10 特集・怪人二十面相と少年探偵団
11 特集・鍋物語
担当の 5、 8、11月号の編集後記の他には
7月号の特集にビアホール巡りのルポ「日々の泡」を
寄せたくらいで、今のところこれと言った露出は見られません。
同じ編集同人の森下氏がブックガイド「私のおすすめ本」を連載、
笠井氏が対談ホストを務めたり短編を載せたりしているのに比べると
少し影が薄いかも。
「小説現代」 8月号掲載のエッセイ、酒中日記「酒も弱い」で
上記のビアホール取材を担当した理由(?)が明かされてます。
907 :
名無しのオプ:02/11/12 18:30
「火神を盗め」読んだ。
ヘンな例えだが、真保裕一の傑作に比肩するような傑作じゃねえか。
これを27歳で「ひたすら楽しんで書いた」って、あんた、なんてお人だ。
電撃文庫とか講談社ノベルスとか、もっと売れるレーベルで再刊してやれよ。
908 :
名無しのオプ:02/11/12 21:28
火神は俺も傑作だとは思うが
最近の作品はもっと密度を
要求するからねー
909 :
名無しのオプ:02/11/12 22:31
>>907 火神で驚くくらいなら、謀殺読んだらでんぐり返るぞ(w
謀殺の翼747?
911 :
名無しのオプ:02/11/13 01:00
考えるまでもなく、チェスゲームだろ。
912 :
榎本ギャラガ:02/11/13 09:45
まぁ何れにせよ謀殺三部作は全部読むべしという事です。
913 :
名無しのオプ:02/11/13 21:34
名前が似てるだけで三部作じゃねーだろ。
弾丸特急はちょっとマターリだたね。
914 :
名無しのオプ:02/11/13 23:55
弾丸特急のババア萌え
山田正紀でババアといえば『竜の眠る浜辺』のたばこ屋の婆さんだ。
最強のババアとペットだよな、あれは。
>909
たしかに、「謀殺のチェスゲーム」は、「この年齢でこの作品を!?」という衝撃が
もっともすごかった。ただ、なんていうか、空前絶後すぎて、おどろきのレベルをふりきって、
逆に普通に読んでしまったというか。好みの問題ですけど、「火神」や「崑崙」が好き。
917 :
名無しのオプ:02/11/14 11:57
山田さん、推理小説書くのもいいけど冒険小説はもう書かないのだろうか…
あと「贋作ゲーム」や「不思議の国の犯罪者たち」のようなコンゲームモノも書いて欲しいよ〜
918 :
名無しのオプ:02/11/15 03:46
その辺のジャンルは、だぶん需要があまりないんだろうな。
919 :
名無しのオプ:02/11/15 07:29
昨日、イベントで「制作は順調に遅れております」
「『神狩り2』は来秋以降。」という発言があったよ
920 :
名無しのオプ:02/11/15 23:22
ら、来秋以降って来年の秋以降デスかッ!?
C・デクスターのモース警部シリーズ最終作「悔恨の日」の
ハヤカワ文庫版の解説を書いてますね。
山田正紀先生、自然に愚痴れるようになってる。
昔はえぇかっこしぃで肩に力入ってたのに。
エッセイ集みたいなのも今後あるかもしれないかな。
「虚栄の都市」100円でゲットー!
これ昭和57年に書かれてるのね。
新聞広告みて期待して買った覚えあるから
なつかしーよ。
けど、ミニパトのミニスカ婦人警官がアボーンのシーンしか
覚えてなかったりして。
924 :
名無しのオプ:02/11/25 16:48
>>917 おわ!『贋作ゲーム』忘れていたなりー!
あーれはおもしろかったなりよ。
925 :
名無しのオプ:02/11/27 22:37
螺旋の月すげー。
やっぱ最高傑作?
926 :
名無しのオプ:02/11/27 23:08
浦賀和宏の新刊に正紀タンの熱い推薦文が!
買おうかな…
927 :
名無しのオプ:02/11/27 23:28
SFだと、賞を貰ったやつが一番詰まんないような気がするのは俺だけ?
>>928 神々の埋葬? そう悪くはないと思うけど。
でも、神3部では下かもしれない。
ほかに賞もらったSFってなにかあったっけ。
930 :
名無しのオプ:02/11/28 00:47
最後の敵
931 :
書斎重病人:02/11/28 00:55
最後の敵より魔術師の方がつまらないと思う。
932 :
名無しのオプ:02/11/28 01:27
魔術師って賞とった?
933 :
名無しのオプ:02/11/28 20:43
最後の敵 結構好きだけどなー
934 :
名無しのオプ:02/11/28 22:51
読んだタイミングが悪かっただけでわ?
最後の敵は山田正紀を知らず先入観無しに読んだから衝撃だたよ。
山田的虚構の世界は「最後の敵」から。
この作品で初期のファンもふるいにかけられたと思う。
はじめて読んでぶっ飛びすぎて、厨房にはついていけなかった。
今ならOKなんだけど、肝心の本が無いんだわ、どこにも。
仕方ないから古本屋で
「少女と武者人形」「吉原螢珠天神」をゲット。
「辛うござる」が再読できる、この嬉しさ。
936 :
名無しのオプ:02/11/29 11:38
お!部屋を片付けていたら『恋のメッセンジャー』ハケーン!
読もう。
937 :
名無しのオプ:02/11/29 21:50
>>936 これまたレアな本を。
改題したんだっけ?
938 :
名無しのオプ:02/11/29 22:50
939 :
名無しのオプ:02/11/29 23:01
オリジナルをやるくらいなら神曲法廷か花面祭かブラックスワンか人食いの時代かジャグラーをやれ。
>>938 あれ? I〜IV、全部放映されてたんだ。ってことは結構視聴率よかったのかも。
原作が売れて作者に還元できてればいいんだけど、そうはうまく行かないよな。
>>929 >ほかに賞もらったSFってなにかあったっけ。
星雲賞は長編部門を三回
(第 9回『地球・精神分析記録』、第11回『宝石泥棒』、第26回『機神兵団』)、
短編部門を一回(第 6回『神狩り』)受賞。
第 3回山本周五郎賞候補に『ゐのした時空大サーカス』
(受賞は佐々木譲『エトロフ発緊急電』)。
>>937 → 『地球軍独立戦闘隊』(集英社文庫)
>940
98/ 5/30 「ラッシュアワー連続殺人! 途中下車の謎
犯人は痴漢? 危険な罠に体を張って挑む美人女刑事」
99/ 4/ 3 「停電の夜、連続美女絞殺! 東京タワーからのぞかれた現場
真犯人が待つ火の海で絶体絶命の女刑事」
99/11/ 6 「深夜の首都高速でバラバラ連続殺人!
銀座高級クラブに潜入した美人刑事」
01/12/22 「狙われた美人刑事! 盗撮された私生活
誘拐犯からの逆指名、監禁、水責め、激流の水門で最後の対決!!」
一作目は98年度の二時間ドラマ枠で最高視聴率(関東地区21.4%)を記録、
以降のシリーズも数字的には良好の模様。
一・二作目はアンコール枠(海外ゴルフ中継による皺寄せで若干短縮)
で再放送されてました。
単発作品では『愛しても、獣』を原作に、日本テレビが「家族の48時間
消えた灰色無罪の息子が完全無欠の父親に突きつけた命がけの挑戦状」
のタイトルでドラマ化してます(98/ 2/10放映)。
943 :
名無しのオプ:02/11/30 11:36
>>942 全編見てないんだけど、小説並に面白かったわけ?
Vはまだ読んでないんだよう!
とりあえず撮っておいとくかな。
945 :
榎本ギャラガ:02/12/02 19:51
>>943 ンなわけ無い。
というか、山田正紀好きが満足できる様な内容のまま、ゴールデンに放映できるわけがない。
>>944 いかん!!
読む前に観たらいかん!!
絶対にかなり違っている!!
だってドラマシリーズ完結しないっつうンだから、全然別物!!
946 :
名無しのオプ:02/12/02 22:07
テレビドラマの原作の使用料は,いくらぐらいなんだろう?
五巻の面白い部分をドラマで放映できるわけがないよな。
まして湯煙殺人系推理ドラマでは……(;´Д`)
この前やったのも原作とは随分違ったぞ〜
中山忍で原作通り1-5までやってくれたら狂喜するがな。第一、
あの狸顔のおねいさんでは「特被」にならんと思うぞ。家庭向
けドラマじゃ限界なのかとも思うが、今時の仮面ライダーくら
いやってくれてもいいのにな。
%といいつついそいそとビデヲを用意するのであった。
次スレまだ―?
年内はこのスレ余裕だろ。
というか、山田正紀スレに1000取らせてあげたい。
951 :
名無しのオプ:02/12/07 16:01
僧正、このミスか本ミスにランクインした?
>>951 残念ながら。
しかし隠しだまのページはオトボケコメントがいい味出してます。
953 :
名無しのオプ:02/12/07 21:08
山田原作のドラマやってるよ
954 :
名無しのオプ:02/12/07 22:23
全然違う、のは、犯人のイメージもそう。ワイナリーがどんな形なのか期待。
956 :
名無しのオプ:02/12/07 22:35
今やってるね 終盤
当然のことながら変態風味は押さえ気味
1000取りガーセンだべ
(メール欄)、原作の一作目とかぶってるよ……
あと冒頭のテロップ、原作名が「味姦」になってなかった?
>>958 おお、言われてみればその通りだ。
ドラマの一作目はどうだったのかな?
原作読んでいないので見ませんですた。
見なかったし、原作もどんな話か忘れちゃったけど
遠藤憲一ってまた変態の役だったの?
962 :
名無しのオプ:02/12/08 00:05
>>985 エンディングでも「味姦」だった。
徳間刊は「〜姦」でいいが、幻冬舎刊なので「味覚」が正しい?
放映分は全部見てるけど4作目までは全て「〜覚」だったはず。
もう一度過去の4作ビデオで見直します。
このミスに僧正ランクインしませんでしたねえ。
ランキングの高低自体は別にどうでもいいとはいえ、
結局あまり世の中的には話題にならなかったってことなのかなあ。
964 :
名無しのオプ:02/12/08 21:22
オイ、かくしだまでは街シリーズが言及されてなかったぞ
もしかして中断かよ
965 :
名無しのオプ:02/12/08 21:35
この飽きっぽさが正紀の悪い癖だな。
「読者の反応が無い」って……。
待ってる読者もいるのに。
966 :
名無しのオプ:02/12/08 23:43
はがきだしなさい
967 :
名無しのオプ:02/12/09 00:08
・IDにkamigariがでるまで続けるスレッド Part10(120)
・篠婆で壁抜けキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!(235)
・街シリーズが続くと思ってるヤシは素人(540)
・正やんの著者近影でハァハァしてるやつの数→(980)
・風水兄>>>>>>>>>ボブ・サップ(10)
・山田正紀ヲタに馬賊を語らせたらスゴい!!!(131)
こういうの立てまくったらOK?
968 :
仮面戦記つづき書けや!:02/12/09 00:12
・ヒデヨシがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>964 > オイ、かくしだまでは街シリーズが言及されてなかったぞ
> もしかして中断かよ
本当にかくしたまんま。
スレタイ案(長いか?)
【中断作】山田正紀2 オールラウンダー【多過ぎ】
971 :
名無しのオプ:02/12/09 19:32
>969
山田さんがどうとかいうより、たぶん、講談社ノベルス側が冷たいのでは。
なんかもう完全にへんてこな若い作家ブランドになっちゃったし、
(噂では、菊地秀行の『魔界医師メフィスト』すら原稿の催促をしなくなったそうな)
幻冬舎あたりに移してはどうか。
チェスゲーム、弾丸特急、火神、と読んだけど、この人SLマニア?
973 :
名無しのオプ:02/12/09 23:51
>>950 年内はこのスレ余裕だろ。でなくなりそう。
ところで過去に山田正紀1000超えたことある?
974 :
名無しのオプ:02/12/10 00:07
1000超えたら山田正紀先生のSFが、また読みたいっ!!のスレに移るしか無い?
【推理】山田正紀オールスターズpart2【SF】 なんてどうですか?
SF板のスレ別に止まってないし、無理に統合・移行などせずに
第二スレ立てましょう。
山田ファンなら
SF板もここもどっちも読んでるでしょ。
書くところが2つもあるから1000行かなかったんじゃないかな。
ここ最近ちまたに山田熱がちょびっとだけ(微熱程度)あがったから
ようやく1000いきそうだね。
スレタイ案は個人的に
【神】山田正紀 パート二【蟹】
連続カキコ、ちなみに例のドラマ、
@@松下由樹のおっぱい@@ スレでは
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/girls/1033741179/l50 492 名前:萌える名無し画像 メェル:ll;l 投稿日:02/12/08 00:16 ID:p3VdAwmH
あんなクソドラマやな 由樹もう終わり
493 名前:萌える名無し画像 投稿日:02/12/08 01:33 ID:GJIv8/sf
囮捜査官結構良かったよ。犯人わからなかったし。
でも由樹はもっと巨乳強調してくれないとつまらないね!
494 名前:萌える名無し画像 投稿日:02/12/08 01:44 ID:4myzMxHP
今回のおとり捜査官は脚本もよかったね。
次回は真夏に撮影して欲しいね!(w
496 名前:萌える名無し画像 メェル:sage 投稿日:02/12/08 03:57 ID:dqoswpp/
やっぱ寒い時期のはイカンね!(`Д´)
屋内のシーンでごくタマにセーターの下で大揺れしてるのがうかがえた程度。
揺れるぐらい動いてくれてるのは分かるんだが、結局衣装がダメなんだよな〜
この時期は!
いまハルキ文庫で宝石泥棒読んでるんだけど、誤字脱字ルビ打ち間違いがかなーり連発してる。
いったい校正してるのかいな?
981 :
名無しのオプ:
校正できない。