ロバート・ゴダードってどうよ?

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1名無しのオブ
 最近純文学からミステリーに進出したんですが、評価は高いのでしょうか?
2名無しのオプ:2001/05/20(日) 14:16
最近でしたっけ?
「蒼穹の彼方に」とか結構前からあったような...
3名無しのオプ:2001/05/20(日) 17:28
4:2001/05/20(日) 23:37

人気がないですね。過去ログも見ましたが、書き込み自体が少ない。
書店には翻訳がたくさんありますが、2chの人は読んでないみたいですね。
じゃ、いったい誰が読んでいるのかな?
私は、最近ミステリーのジャンルを読み始めたばかりなんです。
人気があり評価も高いのでゴダードを読んだのです。
「千尋の闇」なのですが、登場人物の多くが、なんとも気持ち悪く、あまり楽しめませんでした。

もう 読む必要なし ということでいいですね。

5名無しのオプ:2001/05/21(月) 00:02
そう言わずに「蒼穹の彼方に」は読んでみな
6名無しのオプ:2001/05/21(月) 00:05
「千尋の闇」
日活ニューアクションみたいで。
あ、これが裕次郎。こいつは宍戸錠。犯人は二谷英明。
ヒロインは浅丘ルリ子か。
拳銃突きつけながら延々身の上話ってシーン、ありましたよね。
で、現代編はロマンポルノ風。あの女が宮下順子だったり
7名無しの帯:2001/05/21(月) 00:53
「蒼穹の彼方に」と「惜別の賦」はそれなりに面白いと思うよ。
あとは正直駄目っぽい。
8名無しのオプ:2001/05/21(月) 01:54
そんなことはない。
「闇に浮かぶ絵」「さよならはいわないで」もいいぞ。
9名無しのオプ:2001/05/21(月) 22:52
「闇に浮かぶ絵」はゴッシックホラーの傑作。
ゴダートって、殺人がミステリの核になってないのが
かえって凄いよ。
「さよならは言わないで」はデットラインものの傑作だと
思うがね。結末には賛否両論あるようだ。
108:2001/05/21(月) 23:04
>9
サンクス
11>8:2001/05/21(月) 23:37
同感。特に「闇に浮かぶ絵」
12名無しのオプ:2001/05/22(火) 00:01
主人公のほとんどが優柔不断の良い男ということで、賛否両論が
あるんだろうね。あと、複雑な構造も好悪がわかれるところかも・・
しかし、一旦あの世界に酔ってしまうと、他のミステリが馬鹿馬鹿
しく思えてもくるよ。

初心者には『蒼穹のかなたに』
サスペンスでは『闇に浮かぶ絵』
読後の爽やかさでは『リオノーラの肖像』かな
13名無しのオプ:2001/05/22(火) 01:06
「千尋の闇」はラストが大変気分悪い、何だあの女
14名無しのオプ:2001/05/22(火) 20:36
「千尋の闇」は、現在の連中はろくでもない連中だよ。
むしろ、ストラスフォード(だったけ?)を中心としする
毅然と老いていった者たちに自堕落で軟弱な若い世代が
感化され、再生していく物語として読んで欲しい。

その路線は、「リオノーラ」や「鉄の絆」でより昇華しているから
是非、御一読を
15名無しのオプ:2001/05/22(火) 21:22
ゴダート大好きだけど、ときどきアレっていう設定がある。
「日輪の果て」のテレポーション
「閉じられた環」の世界を裏で動かす秘密結社
だとかね。
16名無しの帯:2001/05/22(火) 22:52
>ゴダート大好きだけど、ときどきアレっていう設定がある。
ゴダートって遊びを入れすぎたものと真面目に書いているもの差が
烈しくて時々イヤンな気分になるさね。
17名無しのオプ:2001/05/22(火) 23:50
1と同じく「千尋の闇」の登場人物のほとんどが
好きになれなくてダメだった。
特に主人公。自分の女生徒に手を出したのが公になり、
それが元で妻から離婚されたのを逆恨みして、
実は自分は妻も妻の父親も前々から気に入らなかった云々と
なんでもかんでも周りの人間のせいにするあたり。

14の言う通り、そういう人間が再生していく物語なのかと
思って読み進めたが、主人公は相変らず妻に逆ギレしたままだわ、
自分の娘のことは忘れてるわ、ラストの女は気味悪いわ。
……じゃ、別の著作にトライしてみるべ。
18名無しのオプ:2001/05/22(火) 23:54
>>17
「リオノーラの肖像」か「蒼穹のかなたに」がお勧め。
ゴダードは、写真で見る限りちょっと「ブ男」?なので
二枚目でそこそこ女にもてる主人公をいやな奴に設定
している場合が結構ある。
その点、上の2作は、主人公にすんなり感情移入できるよ。
是非、読んで
19名無しのオプ:2001/05/22(火) 23:59
>>17 ちょっとネタバレぎみ。
20名無しのオプ:2001/05/23(水) 00:42
「惜別の賦」がいちばん面白かったなあ。
2117:2001/05/23(水) 00:59
>>18
サンクス。
じゃあ次、爽やかだという『リオノーラ』逝ってみるよ。

>>19
あ、すまん。
22名無しのオプ:2001/05/24(木) 00:43
『惜別の賦』もそこそこ楽しめるというか、この作品から入って
一連の『リオノーラ』『闇絵』『蒼穹』に入っていくとこの作家の
凄さが際立つと思う。逆に、『リオノーラ』『蒼穹』『闇絵』から
入った自分としては、ちょっと『惜別』以降の作品に不満が募る
んだよね。
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