1 :
名無しさんの逆襲:
ロス・マクドナルドの妻。
「狙った獣」「見知らぬものの墓」などの
ややいびつな名作を生み出した彼女の板が
ないのはさびしいもんだ。
2 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 22:56
カキコしたいけど読んでない。
読みたいけど手に入らない。
「鉄の門」
どこに行きゃあるんだよ!!
3 :
名無し:2001/05/18(金) 00:06
調べて注文した方がいいです。マーガレット・ミラーの本は
殆ど書店に売っていない場合が多いですよ。
いいですよね〜
ミネット・ウォルターズがこの人の後継者っぽい気がします
5 :
名無しのオプ:2001/05/18(金) 12:01
創元推理文庫から一時期いっぱい出てたんだけどな。
どれを読んでどれを読んでないかがごっちゃになってしまた。
6 :
名無しのオプ:2001/05/18(金) 14:47
狙った獣、見知らぬ者の墓、などなどどれも傑作だと思ふ。
8 :
名無しのオブ:2001/05/18(金) 20:13
>ミネット・ウォルターズ
私はあんまり好きじゃないなぁ…。なんというか、マーガレットミラーほど
崩壊感がないような気がするんだが。
マーガレットミラーは、本全体にみなぎる様な、憂鬱さが何ともいい感じなんですが
9 :
名無しのオプ:2001/05/19(土) 02:37
このスレちょっと嬉しい。
「見知らぬものの墓」は、引用?されてた詞だか手紙だかを追ってたら、
何となく結末読めちゃったよ・・・・(涙)。
「殺す風」が一番好き。
10 :
名無しのオプ:2001/05/19(土) 08:11
『まるで天使のような』がいちばん好きかな。
これは『さむけ』よりすごいかもしれない傑作だと思う。
名作なんだから新訳で出してほしいよ。
>>2 地元の図書館にリクエストすれば、だいたい探してきてくれるんじゃないの。
よほど珍本でなければ。
12 :
名無しのオプ:2001/05/19(土) 10:59
いや、うれしいね、ミラースレが立つとは。
世界でいちばん好きな女性作家だよ。
読みやすく、さりげない余韻を含んだ文章。
淀みのない構成。先の読めないプロット。
ラストの超絶技巧サプライズへのこだわり。
そして、何より、人間の弱さと残酷さを冷徹かつ優しく見つめる眼差し。
こんな凄い作家はちょっともう出てこないんじゃないかな。
「心憑かれて」がいちばん好き。
13 :
名無しのオブ:2001/05/19(土) 14:11
>>読みやすく、さりげない余韻を含んだ文章。
そそ、ミラーって作品の中に幾つもそう言う文があるよねぇ。
ここで一つ。
創元推理文庫の「心憑かれて」より
「ちがうわ、わたしをばかだと思っているんだわ。でもわたしはひどい危険を感じるの、マツク、
すぐ身近に迫っているのよ。なにかひどいことが起きようと待ちかまえているわ。すぐそこまで来
て息をひそめているわ。見えもしない、聞こえもしない、触れられもしない。でも、たしかに存
在するのよ、この家とおなじように、あなたがすわっている椅子とおなじように、窓のそとの
木とおなじように」
この文章がこの本の中で一番きてるねぇ…と思ったね〜。
だけど…「マック」が「マツク」になってるのは…(泣)
14 :
12:2001/05/21(月) 11:45
>>13 まるでミラー作品特有の異様な切迫感をそのまま説明してるような文章ですな。
あの、
「何かがどんどん壊れていくのに、もう後戻りはできない」
という雰囲気、何度読んでも背筋がゾクゾクする。
「心憑かれて」はラスト1行のほとんどダメ押し的な虚脱感も好き。
あーまた読み返したくなってきた。
それにしても、未訳作品けっこうあるんですよね。どこか出してくれないものか。
ミステリー初心者にとっては、こういうスレはありがたいな。
実は「さむけ」も旦那のスレを見てから初めて読んだ。
17 :
12:2001/05/21(月) 19:51
>>16 未訳長編、けっこう多いっすね。
初期の数作はわりとコメディータッチの作風だったとか。あと、非ミステリー作品も
いくつかあるらしい。
自叙伝「The Birds and Beasts Were There」(この題いい)が読んでみたい。
18 :
名無しのオプ:2001/05/22(火) 15:00
>>16 情報サンクス。「心憑かれて」と「さむけ」は同年の発表だから、
同時期に執筆されていたのだろうか?1つ屋根の下で?
19 :
名無しのオプ:
あげる