1 :
名無しのオプ:
なんですか?
2 :
名無しのオプ:2001/03/11(日) 21:10
岡嶋二人
3 :
名無しのオプ:2001/03/11(日) 23:35
透明な季節。
4 :
名無しのオプ:2001/03/11(日) 23:44
「焦茶色のパステル」「大いなる幻影」「テロリストのパラソル」
「猫は知っていた」
5 :
新宿鰆:2001/03/12(月) 22:24
「傑作」と「傑作な作品」って
似て非なるものじゃないか?
6 :
名無しのオプ:2001/03/13(火) 00:19
さらに「ケッサクな作品」になると、むしろ「傑作」とは対義語
にさえなる気がする(笑)・・・日本語って、深い・・。
7 :
ブラクラ・ジャック:2001/03/13(火) 03:29
長坂秀佳「浅草エノケン一座の嵐」は「ケッサクな作品」ですかね?
8 :
名無しさん:2001/03/13(火) 10:55
「モーツァルトは子守り歌を歌わない」も乱歩賞だったよね
10 :
名無しのオプ:2001/03/15(木) 21:44
テロリストのパラソル
11 :
名無しのオプ:2001/03/15(木) 22:06
井沢元彦の『猿丸幻視行』が面白かった。
12 :
名無しのオプ:2001/03/18(日) 07:38
いっそのこと「消えた乱歩賞作家」ていうスレでも作りません?
13 :
ブラクラ・ジャック:2001/03/18(日) 14:09
>>12 「藤本泉」はどこにいったかを推理するスレッドとか(藁)。
乱歩賞の中で傑作は?
のほうが良かったような・・・
「けっさくな作品は?」
だと違う意味に・・・
15 :
名無しのオプ:2001/03/18(日) 16:02
ダブルミーニングだろ
16 :
4:2001/03/18(日) 16:05
>>5-6
>>14 確かに。どうやら1の狙い?と違ったレスになったみたいだ。スマソ
でもメフィストじゃないんだからそんな揚げ足とり甲斐のある
突っ込みどころ満載の「ケッサク」なんてそうないっしょ。
17 :
まる:2001/03/19(月) 21:54
ワーストなら、鳥井加南子、石井敏弘とすぐ思い浮かぶのに。
18 :
名無しのオプ:2001/03/19(月) 23:58
>>11 オレにとっての井沢元彦は、猿丸でもなく「逆説の日本史」でもなく
「小説板・ドラゴンバスター」(角川文庫、絶版)だったりする(ワラ
19 :
名無しのオプ:2001/03/20(火) 00:10
北方某が選考委員に入ってから作品の質がガクっと落ちたよーな気がするね。
20 :
まる:2001/03/20(火) 02:17
じゃあ、直木賞の質も下がるかなぁ?
それにしても、宮部の選評なんとかなんないかなぁ。。。
21 :
名無しのオプ:2001/03/20(火) 02:52
「破線のマリス」
文庫版の郷原宏の間抜けな解説が
まさに「ケッサクな作品」。
22 :
名無しのオプ:2001/03/20(火) 03:04
乱歩の名を冠している割には乱歩っぽい作品が少ないと思う。
俺が読んだ中でワーストはズバットの人が書いた奴。
け、けんのみちさつじんじけん・・・
ベストよりもワーストの方が盛り上がるな。はあー。
25 :
22:2001/03/20(火) 16:32
あ、ワーストじゃなくて「傑作な作品」のスレだった・・。すまん。
乱歩賞は受賞作より「虚無への供物」とか「占星術殺人事件」みたいに、
落選した後に出版された作品の方がミステリー史に残る傑作が多い、
という変な賞だね。
>>25 でも伝説になってた「ローウェル城の秘密」には騙された…
作者:候補最年少・16歳・高沢のり子(藁
>>26 選評を読んで以来十数年、待ちに待って「ローウェル」を読み...。
ま、知らずにいた方がいいことは世の中に多いわな。
28 :
名無しのオプ:2001/03/26(月) 23:03
個人的には「孤独なアスファルト」と「蟻の木の下に」は傑作だと思う。
かなり初期の作品だけど。
29 :
森の不細工な嫁:2001/03/26(月) 23:07
初期の乱歩賞は皆傑作だと思う。
おかしくなり出したのは「ぼくらの時代」あたりからかな?
ローウェルは「傑作」ではなく「ケッサクな作品」だ。
話題性づくりの性別詐称なんかより肝心の内容がどうにも痛々しい。
31 :
名無しのオプ:2001/03/27(火) 16:58
個人的には森雅裕と東野圭吾のギャップが痛くて
しみじみさせられる
「天使の傷跡」の作家が、後にあのようになってしまうとは(藁
33 :
名無しのオプ:2001/03/29(木) 09:49
古いが、「五十万年の死角」だっけ?あれが良かった。
34 :
名無しのオプ:2001/04/01(日) 22:48
一番「乱歩」賞にふさわしい傑作といえば
『大いなる幻影』かなぁ。(古すぎ?)
あの妖しげな雰囲気はすごく良かった!
35 :
名無しのオプ:2001/04/01(日) 23:20
>>34 あのころは乱歩賞も枚数そんなに多くない作品があったよね。
「大いなる幻影」、薄かった(文庫本でだけど)けど、内容は充実してたもんな。
36 :
あああ:2001/04/02(月) 04:30
最近のしか読んでいませんが、私の好きな順番でいくと・・・
「テロリストのパラソル」 →この中でも別格の面白さ!
「破線のマリス」 →小説は良かったのに映画はダメだった・・・
「検察捜査」
「連鎖」
「50万年の死角」
「蝶達は今・・・」
「顔に降りかかる雨」
「脳男」→がっがりした・・・
「放課後」
「8月のマルクス」→がっがりした・・・
37 :
迷探偵に名前はいらない:2001/04/03(火) 22:08
乱歩賞受賞作ではないけど、確か乱歩賞30回記念かなにかの作品で、「アルキメデ
スは手を汚さない」を書いた小峰元が、各章の名前に歴代の受賞作のタイトルをパ
ロディにしてつけていた小説がありましたが、覚えている人いらっしゃいます?
たしか講談社ノベルスで上下2巻に分かれた作品だったと思うのですが…
38 :
名無しのオプ:2001/04/03(火) 22:14
焦茶色のパステルもよかったけど、その前の年の最終選考に
残った、明日天気になあれの方が好き。
どっちも名作だけど。
39 :
匿名希望さん:2001/04/04(水) 01:25
40 :
迷探偵に名前はいらない:2001/04/08(日) 19:07
>>39 そうでした、レスありがとうございます。
確かに推理物としてよりはネタとして読む作品でしたね。
主人公の一人の口ぐせが「質問があります」だったのが印象に残ってます。
41 :
閑話休題:2001/04/08(日) 23:51
乱歩賞は受賞作より受賞後第一作のほうが面白い気がする・・。
すいません、話の腰おって。
お続けください。
42 :
名無しのオプ:2001/04/12(木) 17:09
フジテレビが協賛してからどうしても映像化しやすいものを受賞作品に
選んでいるとしか思えない。ここ数年は特に。
43 :
:2001/04/13(金) 00:31
大いなる幻影。
最近戸川昌子を読むようになったのだけど、絶版ばっかりで納得行かない。
古本でブラックハネムーンを買ったがかなり更にハマった。
全集出して欲しいヨ。
戸川昌子全集っていうかリバイバルを見たような気がする……
ソフトカバーで話題になったタイトルが並んでたような。 幻覚?
45 :
名無しのオプ:2001/05/03(木) 09:40
もはや乱歩賞なんて、歴史がある、という一点以外に、何の取り柄もないだろ。
冠変えたくても変えられないないから、そのままになってるだけで。
例えばどこからか、休眠状態の歴史ある賞を買い取って、名称変更できれば始点じゃないの。
あの世で乱歩も、困ってるんじゃないの。
乱歩賞の中でも「脳男」ってひどいって聞くけど
読まないほうがいいのかな・・・・
47 :
名無しのHM卿:2001/05/04(金) 22:53
高橋 克彦氏の『写楽殺人事件』が挙がらないのはなぜ?
文庫版は今でも重版を続けているし、内容的にも名作だと
思うけれど・・・?
48 :
I社ミステリ同好会:2001/05/04(金) 23:47
>>46 最近の乱歩賞はハズレが多かったですけでど
脳男は面白かったです。
特に主人公になんとなく共感してしまいました。。。
49 :
I社ミステリ同好会:2001/05/04(金) 23:58
あと最大の傑作はテロリストのパラソルだと思います。
ミステリが嫌いというか、読書が嫌いな友人に無理矢理読ませて
感謝された作品はそう簡単には見つからない。。。
でも乱歩賞って初期の方の作品の方がずっとよかったと思うのは
私だけでしょうか。。。
50 :
名無しのオプ:2001/05/07(月) 02:00
>>49 確かに初期の作品の方が傑作が多かったよね。
昔に比べミステリーの公募賞が増えているから、質の高い作品が
集まりにくくなっているのかもしれないけど・・・。
個人的には、大いなる幻影、蝶たちは今・・・、焦茶色のパステル、
テロリストのパラソル あたりが面白かったです。
厨房の意見ですが…
テロリストのパラソルはミステリーの完成形ではないでしょうか?
ミステリー小説だからできること、やるべきことがすべて凝縮されている作品だと思います。
まあそう思うようになったのは読了してからですが( ´−`)
52 :
名無しのオプ:2001/05/07(月) 16:54
「モーツァルトは子守り歌を歌わない」が一番好きだな。
森雅裕はいま元気なんだろうか?新作読みたい。
53 :
名無しのオプ:2001/05/10(木) 21:29
話がそれるけど、昔の受賞作は単行本化された時、選評が最後に
載ってたよね。あれ、復活させて欲しいと思っているのはおいらだけ?
自分は「連鎖」かな。
個人的に、映像化が
ないという理由でこの賞にした
真保さんの考え方がむちゃくちゃ気に入った。
(当時は映像化は無かったんだよね。
連鎖受賞の翌年からなんだよ。
ああ、なんかしゃべり方が変だ……。)
55 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 23:15
テロリストのパラソルは、文体は既に完成されているというか、成熟してると思う。
一つの到達地点であると思います。文章が正しい日本語で、綺麗で、
それでいてカッコよい。貴重です。
あれを読んで藤原伊織は天才だと思い、向日葵の祝祭を読んでやっぱ人間だ、
と安心しました(w
でも面白かった。今てのひらの闇を読んでます。
というかですね、2chという場所でこれだけ名前が肯定的な意味で挙がるというだけで
奇跡に近いような(w
56 :
名無しのオプ:2001/05/12(土) 00:46
あれ?
陳舜臣「枯草の根」は誰も挙げないの?
私はこれが今のところベスト。その次は「天使の傷跡」かな
あんまり読んでないんで申し訳ないが
「連鎖」はいいんじゃネーノ?
58 :
Q:2001/05/14(月) 18:35
59 :
S:2001/05/14(月) 18:39
再録
藤原伊織はうざい。特にテロパラは大嫌い。
俺は東大出たのにバーの親父に落ちぶれているんだ、
だから若い頃の過ちは許してね、
という、団塊世代特有の甘い理論ぷ〜んぷん。
弘兼の漫画読んでも思うけど、
どうしてこの世代てやな奴多いんだろう?
60 :
名無しのオプ:2001/05/14(月) 19:25
戸川昌子「大いなる幻影」がベストだと思います。
> 弘兼の漫画読んでも思うけど、
> どうしてこの世代てやな奴多いんだろう?
頭数が多いから、その分やな奴も多い。
62 :
あああ:2001/05/15(火) 10:44
>59
あまり批判めいたことは書きたくありませんが・・・
ここは自分が読んで「面白い」と思った作品を
挙げる場所であって(少なくとも私はそう理解しているつもり)、
なんで藤原伊織氏個人の批判(そもそも批判なのか?)を
書き込むのでしょうか?
そもそもあなたは藤原氏と会ってしゃべったことが
あるのでしょうか?
もし実際に会って十分にコミュニケーションした上で、
自分の中で「こういう人だから嫌いだ」という確信が
あったとしても、この場でそういったことを書き込んで
何の意味があるのでしょうか・・・?
・・・他のみなさん申し訳ありません。
こういう時は無視するのが一番と思いつつ、
それでは何も変わらないと思ってしまったので。
私は純粋にみなさんの意見を参考にしていきたいと思います。
63 :
Q:2001/05/15(火) 12:03
>>62学級委員長様へ
↑う〜ん、みなさまの意見を待つ。
ネットの掲示板ってのは、何の責任もなく、云いたいことをいえるから
価値があるんじゃない?
それとも一緒に電通まで藤原に会いに行くか?
案外いい奴だったりして。
65 :
名無しのオプ:2001/05/18(金) 20:44
個人的にワーストは「伯林−一八八八年」。
過去の実在人物を主役にした乱歩賞受賞作には「モーツァルトは子守唄を歌わない」や
「猿丸幻視行」があるが、それらと違って「伯林」には実在人物への愛情が感じられない。
それにミステリーとしても肩透かし。
この作者は高木彬光の弟子らしいが、師匠の悪いところばかりを受け継いだような
印象を受ける。書いたのが師匠なら大傑作になったとは思うけど。
ベストは…「写楽殺人事件」かな。
66 :
名無しのオプ:2001/05/18(金) 21:16
「黄金流沙」
井沢元彦には「忠臣蔵」「義経はここにいる」があるけど、
中津文彦の場合はこれを除いたら何が残るんだ? ミステリ代表作。
67 :
名無しのオプ:2001/05/19(土) 17:09
「浅草エノケン一座の嵐」
いまにして思えばスゲエバカミス。
それにしても作者、脚本家辞めるつもりもないのに何で小説書いたんだ? しかも新人賞に。
68 :
名無しのオプ:2001/05/20(日) 21:12
>62
そうそう。
どれがワーストで、どれがベストかってスレなんだから、
いきなり藤原批判されてもあっそう…って言うか…
???です。テロパラがワーストだと思うならそういえばよい。
テロパラを友人に勧めまくったのですが
友人1:会話に無理がある。リアリティがない。
友人2:過去形の羅列で読みにくい。
友人3:こんなもん読むなら京極夏彦を読みなさい。
どー思うよ?
69 :
あああ:2001/05/23(水) 22:23
>68
もちろん自分はテロパラが面白かったから言うわけですが…
私(たち?)凡人にはリアリティのない会話かもしれませんが、
作品の中では十分成立している。読みにくいのならしょうがない。
体質や好みの問題。京極夏彦もいいけどテロパラもかなりいい。
好みは人それぞれだが、完成度が高いのは確かだと思うんですが。
70 :
名無しのオプ:2001/05/23(水) 23:01
>>66 暗号萌えだから、「黄金流砂」も好きは好きなのだが、
歴史ものにあの暗号である必然が感じられなかったな。
やはり「猿丸幻視行」だな。
最近のはぜんぜん読んでない(というか名前も知らん)のでスマソ
71 :
名無しのオプ:2001/05/24(木) 01:00
なんか最近某賞に近づいてるような。
72 :
名無しのオプ :2001/05/24(木) 01:09
「テロリストのパラソル」は駄作だろ。なんであんなもんを絶賛
するのよ!?人物描写が話になってない。みんな「一見〜にみえて、
実は〜」のパターン。一見アル中の駄目親父にみえて、実は頭脳明晰
でケンカも強い。一見やくざで、実はいい奴。一見乞食で、実は
教養豊か。登場人物全員これにあてはまる。確かに人間の裏の素顔
を描くのは小説の醍醐味だが、これはあまりにも図式的で安易。
ただ第一印象と逆を書けばいいと思ってる。内容も全共闘世代の
おっさんの自己満足っていわれてもしょうがない。なんでこんな
中年に若い娘が惚れるのよ!?こんなの猫耳娘が何のとりえもない、
平凡な男に惚れる、っていうオタクアニメと同じ。都合のいい勝手
な妄想以外の何者でもない。ミステリとしてのトリックはまぁまぁ
小奇麗にまとまってはいたが、この程度の整合性なら本格ものなら
ゴロゴロしてる。犯人もすぐわかるし。これが乱歩賞の最高作なら
乱歩賞は廃止すべし。
俺も大した根拠もなく藤原氏の人格を否定すべきではないと思うが、
作品の批判は必要ではないか?批判を一切禁ずる、という態度は
乱歩賞に対して失礼だ。それは批判に負けない良い所がないと
いうことの証だから。
賞採ってないけど「天使が消えていく」夏樹静子
板違いでスミマセン。
74 :
Q:2001/05/24(木) 08:19
これも板違いだが、梶龍雄は「透明な季節」よりも
「海を見ないで陸を見よう」のほうがE。
テロパラはだめだよ。
>>72のひとが言ってくれたように、
バーテンやってるけど実は東大でてて〜、とか、
ホームレスやってるけどホントは〜とか言うようないやみな
登場人物に、共感はまあ、寄せられんわな。
これは伊集院静や藤原などに共通するセンスなのだが、
能力を持ちつつ世に背をむける、というスタンスを
「いい」と思うような読者は、奴らの術中に嵌ってしまっているんだよ。
75 :
名無しのオプ:2001/05/24(木) 15:33
俺、「脳男」好きなんだけどな〜。続編出ないかな。
76 :
名無しのオプ:2001/05/24(木) 17:25
まーなんていうの、自分が読んで面白くて好きな作品を72みたく
そこまでけなされたら嫌な気分にはなるよね。
77 :
名無しのオプ:2001/05/26(土) 23:51
最近、「八月のマルクス」読んだけど、そんなに悪くないじゃん。
まあ、主人公が気取ってるっていやあ気取ってるかもしれないが・・。
それにしても、当時は悪評ばっかりだったでしょ。
プロットはかなり複雑で良くできていると思ったが。
「破線のマリス」「Twelve Y.O」「脳男」あたりよりは
面白いと思いました。
どこが悪いの?
78 :
名無しのオプ:2001/05/27(日) 00:16
なんかもう今年の乱歩賞決まったらしいけど、例年よりはやくない?
79 :
名無しのオプ:2001/05/27(日) 15:30
>>67 書いたときには小説家に転向するつもりだったんだよ。
でも乱歩賞史上最悪と言われた選考書評がついた本は
売れ行き最悪。転向するにできなかったってところだね。
俺は実は脚本家としては長坂好きなんだけど、小説は最悪(藁
早いとこ小説に見切りつけて脚本に専念しろと思ってる。
80 :
名無しのオプ:2001/05/27(日) 21:23
>テロパラ
まあ、評判が良いものを、批判するためだけに読んで悦に入っている、
もしくは批判できることに安心している人がいるのは確か。
「テロリスト〜」は既に好き嫌いのみで判断するレベルであって
良い悪いで判断するレベルはとっくに超えていると思うんですが
>能力を持ちつつ世に背をむける、というスタンスを
>「いい」と思うような読者は、奴らの術中に嵌ってしまっているんだよ。
例えばこれも、単に好き嫌いの問題であって、僕なんかは本当に能力のある人間は
他人に認められる必要が無い、能力が低いから他人に認められる事で自分を安心させる
のだと思っているので、やっぱり主人公には憧れました。
81 :
Q:2001/05/27(日) 22:52
>>80 そうだ!そのスタンスがそのまんまテロパラの世界だよね。
たしかにあなたの云う通り、これは『好き嫌い』の問題であるが、
世の人が、なぜこれほどのステレオタイプに惹かれるか、
不思議でしょうがないんだよ。
82 :
名無しのオプ:2001/05/27(日) 23:45
「テロリストのパラソル」
こんなにいっぱい評価する人がいるなんて、ちょっと意外。
>「テロリスト〜」は既に好き嫌いのみで判断するレベルであって
>良い悪いで判断するレベルはとっくに超えていると思うんですが
>>80のこのレスはちょっとおかしい。
なんか北朝鮮のヒトみたい(ワラ
83 :
名無しのオプ :2001/05/28(月) 01:00
だから良い悪いで判断するレベルを超えてることを
まず証明してみせろよ。それに72に対する反論に
全くなっていない。
84 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 01:40
>>81 >世の人が、なぜこれほどのステレオタイプに惹かれるか、
不思議でしょうがないんだよ。
お答えしよう。
>僕なんかは本当に能力のある人間は
他人に認められる必要が無い、能力が低いから他人に認められる事で自分を安心させる
のだと思っているので、やっぱり主人公には憧れました。
「テロパラ」を好きな読者=能力がなく、他人に認められていない
だから。
なんかテロパラ議論スレになってるな(藁
面白ければそれでイインジャネーノ?
86 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 05:35
87 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 10:08
つまんないとも思わなかったけど
おもしろいとも思えなかった。
思えば乱歩賞って無難な受賞作が多いよね。
88 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 11:51
89 :
80:2001/05/28(月) 18:29
>83
おいらは74に反論したのです。
>テロパラはだめだよ。
んなこと言ったってねえ。おいらは面白かったし、面白くなかった人もいる。
議論することではないっしょ。
>能力を持ちつつ世に背をむける、というスタンスを
>「いい」と思うような読者は、奴らの術中に嵌ってしまっているんだよ。
これを「良い」と思う連中が藤原のファンになってるのであって批判材料にはならないでしょう。
>83 だから良い悪いで判断するレベルを超えてることをまず証明してみせろよ。
これって証明不可能で、みんなが認めて始めて客観的事実になることだと思うんですが…
ただ、藤原は純文学からスタートした人で、近頃のミステリ作家の中では
群を抜いて綺麗で整った日本語を書くと個人的には思ってるのです。
で、後はプロットな訳ですが、これだけ認めている人がいる以上それは良い悪いで語るべきではないと…
おいらは正直プロットはやり過ぎだと思いましたが、それ以前に作品全体に漂う
灰色の雰囲気に酔ってしまいました(良い意味で)。文体だけで名作だと思ってしまったわけです。
だから、ストーリーの不備を指摘されても納得してしまうだけで論破できる自信はありません。
でもあの世界は1度は浸ってみる価値があると思う。
あ、だから72みたいな客観的な意見なら大歓迎です。
90 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 18:50
誰か「透明な季節」について語って。
厨房の頃、乱歩賞モノを読み漁って、一番好きだったのだけど、
内容、よく覚えてないんの。
91 :
Q:2001/05/28(月) 19:33
>>89のひと。
議論するには、あなた、ちょっと向いてないみたい。
>>72の人はキャラ設定の難点、うそ臭さを、
わしは藤原の世代が漂わすカッコだけの「無頼」ムードを
ステレオタイプとして指摘して、「ダメ」といっておるのだよ。
掲示板での論争は何の責任もないゲームだけど、
反論する以上は、「面白い、面白くない」で云々するような
芸のないことはやめてほしいな。
スレの内容を無視してまでやってるのに、
読んでる皆様が退屈するじゃないか(笑)
「透明な季節」はカナ書の後半は読みにくいが、
小説の個々のエピソードは非常に面白いね
(しまった!面白いと言ってしまった!)
でも、謎解きのすべてを「XX」の「XX」で済ませる、
というのはやはりいただけない。
ミステリ味が薄い、といわれても仕方がないと思う。
長く書いてしまった。スマソ。
92 :
80:2001/05/28(月) 20:33
だから、小説ってのは、あるレベル以上になると、
「面白い、面白くない」「好き、嫌い」
と言う主観的な判断が全てになってしまうと言っているのです。
そもそも客観的な議論など成立しない。そこに、
>84 テロパラはだめだよ。
などといういかにも客観的であるかのような意見を
持ち出されたのでぐだぐだ書いたのです。
ほら、「これ不味い」といったら「口に合わないと言いなさい」って
言われたことあるでしょう。
82のような、客観的であろうとする意見に反論するつもりはありません。
82は正しいと思うし、91も正しいと思う。でもテロパラはおいらには面白い。
そのステレオタイプをよいという人もいる。
白黒つけることは無理だから議論は成立しない。
不毛なのでもうよしましょう。
ただ、評判の良いものほどムキになって否定する人がいるのは
おいらの気のせいじゃないはず。
93 :
名無しのオプ:2001/05/28(月) 23:47
80って話にならんくらいの糞馬鹿だな。
レス読んでて可哀相になってきた(藁
94 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 16:03
面白いから精進揚げ。
95 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 16:40
「あるレベル」ってなにがどの程度のレベルなの?
……あ、わかった「ストリー的に高レベル」なんだ(笑)
96 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 18:03
↑何がわかったんだ?
俺にはわからんぞ!
97 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 18:14
すごく古いのですが
服部まゆみさん。
98 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 18:50
藤原伊織スレ独立させよっか?
>>97 服部まゆみさんは横溝賞だよーん。
それに「すごく古い」なんていったらまゆみさんきっと激怒するぞ(笑)
100 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 19:09
>>98 それは80の奴にやってもらおう。
今度はどんな理屈が聞けるか、たのしみだな。
俺ファンになってきたよ。味方はしないけどね(魔羅
101 :
名無しのオプ :2001/05/29(火) 19:15
>>80の人
いいかい?君はある程度のレベルの作品は好き嫌いでしか
判断できない、と言ってるけど、君はストーリーも
キャラ設定も問題があると認めているではないか。
そういった所は完璧にとはいかなくても「良い、悪い」で
判断できるのだ。72の人がそれを客観的に指摘したことは
君も認めている。
要するに80の意見をまとめると
「テロパラは小説としての完成度は低いけど、僕は文体や
作品の雰囲気が好き。嫌いっていう人もいるかもしれないけど、
僕は好きなんだからほっといてよ、各人の好みの問題だろ」
ということになる。小説の評価を「各人の好み」にされると
もう議論は進まなくなる。「各人の好み」を越えた普遍的な
部分を相手に批評すべし
102 :
98 :2001/05/29(火) 19:22
>>80 藤原伊織スレの独立はあなたに委ねます。後はよろしく。
103 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 19:39
いまさらなんだが乱歩賞落選していた。
104 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 22:15
究極の暗号ミス「猿丸幻視行」を生み出した井沢元彦が
その後駄作を連発する歴オタ作家と同一人物とは思えない。
105 :
名無しのオプ:2001/05/29(火) 23:21
「猫は知っていた」
ここにでてない作品で古本屋に大量に流出している作品が一番の駄作だとは思う。
しかしここは傑作な作品を語るスレなのでsage。
108 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 06:11
テロパラは古本屋の¥30コーナーに大量に置かれてあった・・
109 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 09:09
>>106-107
このスレって駄作を語るんだったんだよな〜初期の頃。
「傑作」じゃなく「傑作な作品」なんだしね。
110 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 09:33
「傑作」じゃなくて「ケッサクな作品」を語るスレ。
っていうか乱歩賞はそんなに駄作ばっかりなのか!?
「その賞をとった作品は概してレベルが高い」から
販促効果があるんだよ。駄作ばっかりの賞は存在価値
がない。たとえ乱歩賞の中に名作があったとしても、
それよりも圧倒的に駄作の方が多ければ”賞”として
の意義はない。藤原叩き(笑)は80の人に新スレを
たててもらって、ここでちょっと乱歩賞そのものに
ついて語らないか?提案してみる
111 :
Q:2001/05/30(水) 13:07
乱歩賞はいい賞だよ。
でも、一部例外を除いて、
昔は作品として、社会的な問題を扱っているものでも
一応トリックのある謎解きものが多かったよね。
(それがいい悪いは別として)
知名度が増して、作品が売れるようになって、
「ここらあたりで話題性のある若い奴を・・・」とか、
「去年は謎解きだったから・・・今年は・・・」とか、
受賞作に対してバランスや話題性をもとめる、
つまり出版社が色気を出してきてからヘンになってきたんだよ。
角川が台頭してきて、ミステリがよく売れるようになってきた頃、
つまり横溝賞やサントリーの賞が出来始めたころから、
????な作品が受賞するようになった気がするね。
やはりあまり出来の良くない作品しか集まらなかったときは、
「あわせて1本」とか、「去年も候補に残った人だから」
という基準で無理に受賞作を決めずに、「受賞作なし」とする
矜持がほしいね。伝統があるんだから。
わしがおもうに、選考が推理作家協会主導から、
出版社主導になってしまった時期があったんじゃないかな?
どうおもうかね?君たち(エラソ)
112 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 18:24
出版社ってどこ?
好男社の事?
113 :
名無しおやぢ:2001/05/30(水) 19:08
>>111 > やはりあまり出来の良くない作品しか集まらなかったときは、
> (・・・中略・・・)「受賞作なし」とする
矜持がほしいね。伝統があるんだから。
正論だと思いますし、お気持ちはよくわかりますが、現実にはムリでしょう。
受賞作があろうとなかろうと、選考委員(予備選考含む)には謝礼を出さなければならない
訳だから、モトを取るには、イヤでも眼をつぶって受賞作をでっち上げざるを得ない。
打津田士農・・・。
114 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 19:42
受賞させて賞金出すのが嫌で
準入選だの佳作だの最終選考作だのという肩書きでデビューさせて
それでモトとっている賞もけっこうあるぞ。
受賞作を絶対に出させるのは台所事情よりも大手の面目だろう。
115 :
名無しのオプ :2001/05/30(水) 20:53
間違ってたらすまんが、乱歩賞は確か
推理作家協会の人たちが回りもちで選考委員してたと思う。
協会賞のように直接には関与してないかもしれないが、
ちょっと出版社に遠慮しすぎじゃないか?プライドもてよ。
「浅草XXXX一座のX」なんか、選評読んどったら、
だれも誉めとる奴いないぞ。
それがなんで(笑)いや、賞取っとるんだ?
土屋隆夫は横溝賞の選考委員してるとき、
ハルキ君の陰謀(飽くまでウ・ワ・サね)で阿久悠の「XXXXXユリエ」が
出来レース的に受賞作に決まっていたことを知って、
委員を降りたそうじゃないか。
当時自分の著作の殆どが角川で文庫化されていたのに・・・
これくらいの気概がほしいね。
♪赤い仮面は、謎の人
どんな顔だか、しらないが
きらりと光る、涼しい目
仮面の忍者だ、赤影だ
手裏剣しゅしゅしゅしゅしゅ
赤影は逝く〜♪
117 :
名無しのオプ :2001/05/30(水) 23:15
>>103 おおっ!!
103さんもそうでしたか。
実は私もそうでした。
そろそろ最終選考してるのかな、と思ってたら
いきなり受賞作決定!だもんね・・・。
今年は例年より、1ヶ月ほど早いような・・・。
予備選考委員はしっかり読んでくれたんだろうか。
がっくし・・・。
佐賀 潜「華やかな死体」
戸川昌子の「大いなる幻影」と共に同時受賞したリーガルサス
ペンスの古典的傑作だ。
今後はこういう傾向の作品が乱歩賞受賞作に限らず増えてくる
と思うがあの時代で既にこういう作品が書かれていたとは
驚くべきことだ。
知識人好みだが好き嫌いのわかれる分野であり、作品でも
あるが今日あたりの夕刊を読んでいると、テーマの重要性は
いまだ健在である。「テロパラ」を叩き売って買え、すぐ読め。
119 :
名無しのオプ:2001/05/30(水) 23:49
「華やかな死体」なら「テロパラ」の方がまだ面白いだろ。
とっても地味な作品だな。法廷物はかったるい。
漏れも「大いなる幻影」がいい。
あと「蝶たちは今・・・」「猿丸幻視行」「写楽殺人事件」「花園の迷宮」
といったところだな。
120 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 15:05
江戸川乱歩賞受賞作品必読作品リスト
1 猫は知っていた
2 枯草の根
3 大いなる幻影
4 華やかな死体
5 孤独なアスファルト
6 検察捜査
以上異論のないところだと思う。
「テロリストのパラソル」以降の近年の受賞作は読むに
堪えない。これも異論の出ないところだろう。
122 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 16:11
華やかな死体面白かった記憶がある。
結末の意外性や犯人の正体ばっかり追い求める人には物足りないかもしれないが
実務家ならでのリアル感や法廷外のせめぎあいが良かった。
あ、テロリストのパラソルも嫌いじゃないよ。キャラ造形の安易さを理由に
叩くひともいるようだけど、おざなりな社会派ミステリとは違う
和製ハードボイルドに引き込まれた。プロットも悪くないと思う。
ただ個人的には原寮さんの方が好きだけどね。
123 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 16:13
>>121 肯定も否定もする気はないが、
過去スレちゃんと読めとだけはいっておく。
>>122 生島治郎、結城昌治、大藪春彦この辺を読むと、
藤原氏、原氏はハードボイルドまがいとしか思えない。
極論だとハードボイルドは
へミングウェイ、ハメット、ゴアズ、日本なら大藪春彦
が真の正統派とのことだ。
125 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 17:24
80、そろそろ新スレ立てろよー
126 :
名無しのオプ :2001/05/31(木) 17:40
>>124 お、おい、本気で云ってるのか?
頭大丈夫か?
確かに大薮春彦悪くないけど、正当ハードボイルドとは胃炎だろう。
そもそもハードボイルドって何かね?
拳銃・アクション・アウトサイダー・反骨心というような設定あれば
ハードボイルドっていうのではないよな。
128 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 18:16
>>126 >頭大丈夫か?
それは君のほうだ。
>大薮春彦悪くないけど、正当ハードボイルドとは胃炎だろう。
日本の作者・読者はチャンドラーに毒されている。
本来のハードボイルド小説はセンチメンタリズム
とは無縁のものだ。
その点大藪氏の作風はまさに正統派ハードボイルド
を継承したものといえる。
世評にとらわれず客観的な判断が肝要だ。
129 :
80じゃないんだけど:2001/05/31(木) 18:24
128さんは文体でハードボイルドを判断してると思われ。
131 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 19:19
>>128 アホだね。
>本来のハードボイルド小説はセンチメンタリズム
とは無縁のものだ。
とは云われてるけれど、韜晦されたセンチメンタリズムを
読み解くところにハードボイルドの面白さがあるんじゃないか。
128の云ってる通りの作品だとすぐ袋小路に陥っちゃうよ。
(これは俺の個人的な意見でハードボイルドの定義ではないが)
たしかにヘミングウエイの一部の短編は「ハードボイルド」と言われたけれど、
それは感傷を排した文体や展開など、小説作法のテクの一種として認識すべきだ。
128のひともたぶん同じことを言いたいのだと思う。
ミステリーとして書かれたハメットやゴアズと同時に語るんじゃない!
大薮の場合は小説としての「ハードボイルド」にも、
ミステリーとしての「ハードボイルド」どちらにも属さない。
たまたまデビュー時に乱歩が勘違いして「ハードボイルド」と言っただけ。
強いて云えばハードバイオレンス小説。あるいはピカレスク。
大薮も狩猟や「っぽい」作風でヘミングウエイを
気取ったところはあったかもしれないが、それはゲームみたいなもの。
本人自身が自分の作品を「正統」ハードボイルドとは思ってないよ。死んでるけど。
誤解のないように言っておくが、俺は大薮の作品好きだよ。
でも間違いは正すべき!
132 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 19:23
↑128のひともたぶん同じことを言いたいのだと思う。
間違いだ130のひともたぶん同じことを言いたいのだと思う。
と訂正してくれ。すまん。
133 :
80はまだか:2001/05/31(木) 20:42
なんでこのスレは脇道ばかりにそれるんだ?
面白いからいいけど・・・
134 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 21:06
>>130 >128さんは文体でハードボイルドを判断してると思われ。
明らかに勉強不足だ。ハードボイルドスタイルとはもともと
小説の叙述のスタイルをいう。
>>131 >韜晦されたセンチメンタリズムを
読み解くところにハードボイルドの面白さがあるんじゃないか。
128の云ってる通りの作品だとすぐ袋小路に陥っちゃうよ。
(これは俺の個人的な意見でハードボイルドの定義ではないが)
君の個人的見解の披露にすぎない。すでにハードボイルド小説
は袋小路に入っているという見方もある。
>たしかにヘミングウエイの一部の短編は「ハードボイルド」と言われたけれど、 それは感傷を排した文体や展開など、小説作法のテクの一種として認識すべきだ。
128のひともたぶん同じことを言いたいのだと思う。
ミステリーとして書かれたハメットやゴアズと同時に語るんじゃない!
個人的見解の押し付けによる妄言である。是非訂正して欲しい。
へミングウエイの長篇もハードボイルドの精神で書かれている
これは一読すれば、自明である。
さらには、ハメット等のミステリ作家をへミングウエイと同列に
論じてはいけない理由が不明瞭。
純文学至上主義でミステリを下に見る暴論としか言いようが
無い。
>本人自身が自分の作品を「正統」ハードボイルドとは思ってないよ。死んでるけど。
誤解のないように言っておくが、俺は大薮の作品好きだよ。
でも間違いは正すべき!
エッセイを読めば大藪氏が自作をハードボイルドの嫡流と
考えていたのは明らかである。
また、氏の作品を通俗といって切り捨てるのはその作品の
背後にある精神性を無視した暴論に過ぎない。
そもそもハードボイルドを正統と通俗に分けるのはその分岐点
も不明確であり、不毛なこととも考えられる。
人によってはへミングウエイも通俗小説の作家である。
135 :
134への反論1:2001/06/01(金) 00:56
理路整然とした反論をしてくれたので、
「アホ」と行った事は訂正する。申しわけない。
俺は「小説としてのハードボイルド」と
「ミステリとしてのハードボイルド」は
別のものだと考えておる。
でなければハメット以外の「ハードボイルド」と
されているミステリは殆どハードボイルドではないことに
なってしまうからだ。
決して文学至上主義から来ている思想ではない。
同時に語るな!と云ったのは以上の考えからだ。
(だから「ハメットとゴアズと一緒に語るな!」と云った中の
ハメットは削除してくれ。筆のすさびだ。すまん)
ただ、君のようにチャンドラーまで否定する
狭義な解釈は、ますますハードボイルドミステリを
袋小路に追い込むことになる。
136 :
134への反論2:2001/06/01(金) 00:58
問題は大薮だ。
>本人自身が自分の作品を「正統」ハードボイルドとは思ってないよ。
もし大薮のエッセイに自分の作品を
ハードボイルドの嫡流と考えているエッセイがあるとしたら、
このコメント「だけ」は訂正する。
但し大薮の作品が「小説としてのハードボイルド」にも、
「ミステリとしてのハードボイルド」にも属さないと言う考えは変わらない。
君が
>背後にある精神性を無視した暴論に過ぎない
と言っている「精神性」とは、ヘミングウエイなどロストジェネレイションの作家が
第一次世界大戦を経て得た、冷めた観点=ハードボイルドと、
大薮が敗戦後の悲惨な生活によって抱いた
反権力的な志向を重ね合わせたものなのかもしれないが、
それは穿ちと言うものだろう。
むしろ大薮がその「重ね合わせ」をうまく利用したと俺は考えるね。
何度も云うけど、俺は大薮の作品好きだよ。
だから君が言うように大薮の作品を
>通俗といって切り捨てる
ことはしていない。訂正してくれ。
だだどうしても作品のカテゴリーとしては、
魅力的な主人公が活躍するハードバイオレンスまたはピカレスク、
としか考えられないな。
ゴアズはハメットの精神性を一番忠実に継承したハードボイルド
ミステリの作家と考えられるので、どうもハメットとその後の作家
という分類には首をかしげざるおえない。
大藪氏については作品を書き分けている感もある。
「野獣死すべし」「蘇える金狼」等の初期作品の底流に流れる
不屈の精神性ともいうべきものはハードボイルド以外のなに
ものでもない。
中期から後期における娯楽性の強いアクション小説については
貴君の指摘に同意するもやぶさかでない。
しかし、全体的にみればハードボイルドの作家という呼称は
大藪氏にこそふさわしいものと思う。
138 :
オプ:2001/06/01(金) 09:17
139 :
名無しのオプ:2001/06/01(金) 12:02
このスレから独立したのは全く盛り上がらないな。
独立前にいいたいことは全部いっちゃったのかな!?
つーかこのスレの住人のなかに乱歩賞に絡んでる奴が絶対いる…
141 :
名無しのオプ:2001/06/02(土) 04:54
テロリストのパラソルは期待してたほどじゃなかったな・・
それでもおもしろかったけど。
学生運動のこと書かれても分からなかったし・・
142 :
ねつてつ:2001/06/02(土) 10:57
全然関係なさげな話だが、テロパラあたりから「××の××」みたい
なタイトルが、乱歩賞に多くなった印象。
まさかに京極の影響ではあるまいな…
ちなみに、友人のいい間違い(それとも確信犯か?)
「テロリストのマルクス」
>>142 >「××の××」みたいなタイトルが、乱歩賞に多くなった印象。
松本清張もそのパターンのタイトルが多かったな。
まあ「××の××」と言うタイトルはタイトルに困った時にこのパターンを
使うことで意外な組み合わせなどで読者に「おや?」と思わせるような効果
があるからね。
乱歩賞の話題じゃないのでsage
144 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 06:45
>>142 いしいひさいちのマンガcomical mystery tourには
「マルクスの山」ていうネタがあったな。
145 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 20:40
藤原伊織と大藪春彦が独立した途端に寂しくなったなぁーっ。
乱歩賞で競り負けたけどデビューできた傑作なら…『密閉教室』『占星術殺人事件』。
146 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 23:11
あと『倒錯のロンド』『虚無への供物』。
147 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 01:42
やっぱり落ちた作品の方が面白いノカー(w
148 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 08:06
テロパラを全員一致で受賞させたのって乱歩と直木、どっちだっけ?
149 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 09:06
浅草エノケン一座の嵐、は結構おもしろかった。
小学生の頃なに読んでいいかわからず
乱歩賞をじゅんばんに読んでた頃があったなあ
150 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 20:46
>>146 それから『ローウェル城の密室』『十角館の殺人(追悼の島)』『月光ゲーム』
151 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 20:49
笹沢左保の『招かれざる客』もそうか。
152 :
名無しのオプ:2001/06/11(月) 09:13
古本屋で「果つる底なき」ってのが600円であったのですが、
買うべきでしたでしょうか?
600円は高い。まってりゃそのうちブクオフで100円になる。
>>152 「果つる底なき」が600円・・・。
悪くないと思いますよ。
手堅い一冊でしょう。
「twelve Y.O」なら300円が買いかな。
155 :
名無しさん脚:2001/06/12(火) 00:51
10年くらい前って講談社文庫で全受賞作刊行されてたよね。
当時池袋東武の旭屋書店がオープンした時に、かなりそれらが揃ってたので
買い捲った記憶があるよ…。
>>152 乱歩賞すべてを読んだわけではないですが、
「果つる底なき」はワースト1位を争うものだと
個人的には思ってます。100円でも高い。
「twelve Y.O.」のほうがはるかにおもしろかった。
あぼーん
158 :
名無しのオプ:2001/06/25(月) 09:38
age
159 :
シンクレア:2001/06/25(月) 20:40
自分の中では文句無く「テロリストのパラソル」ですかね。
最初読んだ時中3だったのでさっぱりでしたが、高2でやっと凄い小説だと理解できました。
舞台がどうより登場人物と会話が上手いなぁ、て思いました。
憧れもあるんじゃないかな。
最後に主人公が言った、
「今日、友達を一人失くした」
は名セリフだと思う。
161 :
(^‐^)V :2001/06/26(火) 01:26
今年の受賞作、13階段だっけ?
イイらしいよ、今年こそは。
「テロリストのパラソル」はあかんやろ。
163 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 01:44
>>159 このスレの過去レス読んだ?その上で「テロパラ」
を支持するのか?だとしたらすごいよ、きみ
164 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 06:17
石井敏弘「風のターンロード」はどうよ?
個人的にはけっこう好き。
165 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 07:55
斉藤美奈子は「あほらしやの鐘が鳴る」で
テロパラをテッテー的に茶化しとる。
一度読んでみよう。
まあ、「テロパラ」は乱歩賞には値するだろうけど、
直木賞はどう考えてもやりすぎだよなあ。
ここ数年あんまりミステリーに思い入れの無い人が
書いたような作品が受賞してる感じなのが気になるよ。
167 :
名無しのオプ :2001/06/26(火) 22:11
>>166 反対に俺はテロパラに直木賞はやってもいいと思うが、
乱歩賞はいやだな。
168 :
名無しのオプ :2001/06/26(火) 22:31
>>167 俺もテロパラ好きなんで
直木賞はやってもいいけど
乱歩賞の小説じゃあないと思う。
テレ東系で「天使の傷痕」やってたな。西村京太郎はこの作品がピークだったな
172 :
名無しのオプ:2001/07/21(土) 21:43
果つる底なき おもしろくないですか?
あぼーん
174 :
97:2001/07/22(日) 22:52
あわわ。そうでした。
>>99さん
恥ずかしい…(^^;
そしてごめんなさい服部先生
こんな私は高校の時からのファン…。(涙)
175 :
名無しのオプ:2001/07/28(土) 20:20
172 普通。
177 :
名無しのオプ:2001/08/03(金) 22:08
「脳男」は?
あれ結構すきだなぁ。
178 :
名無しのオプ:2001/08/03(金) 22:22
やっぱ
「モーツァルトは子守唄を歌わない」だろ
連載されてるし
ただしやおい系漫画で。
179 :
名無しのオプ:2001/08/04(土) 02:00
180 :
名無しのオプ:2001/08/04(土) 20:13
テロパラは全然感銘を受けられなかったのですが、その理由をこのスレを読んで
納得できました。議論する場所じゃない!という批判もありましたが、私として
は大変楽しめました。
好きなのは「大いなる幻影」「猿丸幻視行」
金返せと思ったのは「写楽殺人事件」。「猿丸・・」を期待して読んだので
きたいはずれも大きかった。
181 :
名無しのオプ:2001/08/05(日) 20:56
写楽はそんなに面白くないのですか?
結構いい評判きくのだけど・・・
あぼーん
183 :
名無しのオプ:2001/08/07(火) 02:16
「孤独なアスファルト」のメイントリック、今の東京でも通用するのか?
184 :
名無しのオプ:2001/08/07(火) 03:44
『原子炉の蟹』 長井彬
が傑作だと思う人いる?
185 :
名無しのオプ:2001/08/07(火) 06:13
「浅草エノケン一座の嵐」が角川文庫から出てるね。
さすがに講談社文庫では出せなかったか。。。
186 :
名無しのオプ:2001/08/07(火) 21:41
左手に告げるなかれ はどうしてとれたのか超不思議。
あぼーん
188 :
名無しのオプ:2001/08/10(金) 21:18
写楽が活躍した寛政期(安永,天明期を含めて)は
元禄期と同様にもっとも民衆文化が栄えた時代です。
『写楽』の本当の独創性、面白さを判るには,少しその時代の知識が必要。
出来れば二十歳過ぎてから読んで欲しいですねぇ。
ホントは殺人事件など描かず、もうひとつの主題(これも犯罪)だけで
物語を展開したほうが話はスッキリしたのではないかと思うくらい。
>>180さんはその殺人事件の件だけを挙げて「金返せ」と言っているのでは?
浮世絵学会(二派閥がある:最近長老が死んだ)の世界の事情を知っている人には、
なおさら興味深い『事情』もさりげなく『主題』の一部として取り上げられています。
とにかく知的なスリルにあふれた傑作であることには間違いないですよ。
面白い,面白くない,の感想は人によって違うと思うし、自由だけど,
少なくともこの作品を興味もって読んだ人は大人の読者とお見受けしますね。
あぼーん
190 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 08:05
『猫は知っていた』は今読むとやっぱり、古い。
『危険な関係』や『大いなる幻影』のほうがおもろい。
191 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 10:45
>『写楽』
高橋克彦氏は贋作犯罪や歴史の謎解きには興味あっても
殺人事件なんかの所謂トリックものには興味が絶無なのだよ。
『歌麿』や『広重』の素晴らしさに比べて
『偶人館』や『即身仏』の金返せっぷりを見れば明らかだ。
ちなみに俺は
>>180ではない。
192 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 10:57
>高橋克彦
贋作犯罪や歴史の謎は素晴らしいけど殺人事件はカス。
でも浮世絵業界や江戸文化の裏側を楽しめない輩は
ミステリミーハーの厨房だってことでいいんですか?
193 :
名無しのオプ:2001/08/11(土) 13:04
↑まあ、そう言わざるを得ないね。
余計なことかもしれないが,浮世絵ミステリでは
写楽>歌麿殺贋>>北斎>広重>>春信
というところではないでしょうか?
194 :
(^‐^)V :2001/08/13(月) 01:11
『13階段』読んだ人いないのん?
195 :
名無しのオプ:2001/08/13(月) 02:46
>>194 さっき読んだ。単にまあまあ面白いだけの普通の作品。
さくさく読めるのはいいよ。きっちりまとまってるので、
テレビドラマ化はしやすいだろうね。
あぼーん
197 :
(^‐^)V :2001/08/14(火) 01:20
>>195 >単にまあまあ面白いだけの普通の作品。
でも、結構重いテーマにも向き合ってない?
よく調べてあるし、個人的には最近の乱歩賞の中では
ピカイチだと思ったデス。
アラが無いわけじゃないけど、志を買う。
あぼーん
199 :
名無しのオプ:2001/08/16(木) 21:26
実は知り合いが、乱歩賞を受賞している。
怖くて未だに読めないで要る。
もし面白くなかったら、困るモンなあ
200 :
名無し:2001/08/16(木) 21:51
>>199 川田弥一郎の友人は、川田の
受賞作を読んで、
「これなら俺にも書ける」と暴言を吐き、
川田は発奮して次作に着手。結果として
随一の出来となった。199さん、あなたの
一言が友人を大ブレイクさせるかもよ。
201 :
195:2001/08/16(木) 23:06
>>197 いや、俺も『13階段』は近年の中では良かったと思うよ。
死刑に関するテーマを扱ってはいるが、特に深刻な主張や
問題定義がされているわけではないので、読んでて暑苦しく
なくってよかった。最近の受賞作と違って、読んでてキモイ
ところが無かったのが個人的にな印象。
202 :
名無しのオプ:2001/08/17(金) 01:53
やっぱもう乱歩賞は、ガチガチの本格では受賞できないんでしょうね。
メフィスト賞と足して2で割って欲しいなあ
「13階段」読みました。
確かによく調べあげてあるね。
漏れはけっこう重く感じたけど。
悪い意味じゃないです。
でもなんだか乱歩賞って近年、ジャーナリスト向けに変わってきてる
ような気がしないでもない。
「連鎖」「白く長い廊下」「検察捜査」「果つる底なき」など。
まあ、「脳男」よりはよかったね。
最近の作品だと、漏れは「八月のマルクス」が好きだなあ。
ああいうチャンドラーやロス・マクのノリはもう時代遅れなのだろーか?
本格がダメなのと同様に。
悲しい・・・。
204 :
名無しのオプ:2001/08/19(日) 02:32
まあ確かに最近の傾向として資料や取材を消化する能力には
長けているけれど、小説が本来持つ伸びやかなダイナミズム
は失われているかもね。そのなかでも
>>203の言うように、
『八月のマルクス』は完成度は別として、ミステリー小説と
してのノリは買えると思う。『13階段』はまあまあ良かった
けど、巻末の参考文献リストを見て萎えた。作り物のミステリー
小説にあんなにリファレンスが要求されるなんてなんとまあ
世知辛い時代になったもんだとつくづく思うよ。
205 :
名無しのオプ:2001/08/20(月) 02:13
多岐川恭の「濡れた心」は??
結構面白かったけど…
206 :
名無しのオプ:2001/08/20(月) 02:48
もっとのびのび逝こうよ!
207 :
180:2001/08/20(月) 03:42
「写楽殺人事件」をけなしたまだまだ青い180です。
殺人のトリックの巧みさだけではなく、文化の薀蓄も楽しめないといけないという
ご指摘、深く心にとめました。
私は、一度めにものすごい速読をして謎解きをしてから、後から何度も細部を読み
返すという、そういう読み方をしているんですが、あの本に限ってはトリックに
納得が出来なかったということ以上に、文体にものすごく拒否反応があった
のを覚えています。(なにせ、十代で読んだので、はるか昔のこと)
それで二度と読めずに、嫌な印象だけが残ったということみたいです。
内容を云々するほどきちんと読まずに、カス本扱いをしたのは確かに
誤りでした。
でも、何であんなに嫌だったのかなあ。あれ以来彼の本には触っても
いないので、その理由もわからないでいるのですが。
208 :
名無しのオプ:01/09/05 20:35 ID:6UYhSDSg
13階段はどう?
209 :
名無しのオプ:01/10/12 06:29
age
210 :
名無しのオプ:01/10/12 06:50
おもちろかったよ。
211 :
名無しのオプ:01/10/12 07:54
>184あ、結構好き。無機的な感じの物語りが合う性分なもので
>104メイントリックは先例があると言われていたし、暗号ネタもモト本があるらしいのだが
212 :
名無しのオプ:01/10/12 09:22
ねえよ
213 :
名無しのオブ:01/10/12 10:50
検察捜査って文章といい、プロットといい、滅茶苦茶では?
いまだに中嶋博之はど下手だが、あれでも検察捜査からは
だいぶましになった。
214 :
円ショップ:01/10/14 22:13
第8回の乱歩賞で受賞しなかった2作の方が受賞した2作より好き。
215 :
名無しのオプ:01/10/14 22:15
戸川たんはいいと思うけどね。
完結しないうちに出す奴も悪いし。
216 :
名無しのオプ:01/10/15 03:34
歴代受賞作を集めてます。
講談社出版でハードで初版のみ。
さっき古本やにネットで注文したら
「猫は知っていた」4000円だったよ。
みんなはどうしてるの?
217 :
名無しのオプ:01/10/20 13:32
13階段読んだ。結構おもしろかった。
近年にない面白さ。
218 :
名無しのオプ:01/10/20 13:59
>>216 講談社文庫の江戸川乱歩賞全集で濡れた心と一緒に収録されてるよ(1200円位だったと思う)。
もう注文しちゃった?
219 :
名無しのオプ:01/10/20 14:56
コレクトしているなら買っておいてもいいんじゃないの。
なんか、もっと高そうな奴は初期の奴にありそうだな。
受賞作じゃないけど、塔晶夫名義の「虚無への供物」初版なんて
○万円ぐらいするだろう。
あっ、初版のみって書いてる。
恥ずかし。
221 :
名無しのオプ:01/10/21 21:59
顔に降りかかる雨 あんまりだったな。
222 :
名無しのオプ:01/10/21 22:17
ケッ作な作品?
223 :
名無しのオプ:01/11/05 20:36
やっぱり、テロリストでしょう。
224 :
名無しのオプ:01/11/08 20:27
13階段凄く良かった。犯人わからなかった
『剣の道殺人事件』
226 :
名無しのオプ:01/11/08 20:52
227 :
名無しのオプ:01/11/10 20:53
この賞とるとその後ブレイクする作家多いよね。
228 :
名無しのオプ:01/11/10 21:24
>>227 つうか、歴史長いし。昔は長編の新人賞なんてこれぐらいしかなかったし。
テロリストのパラソル読みました。
呑みながら読みました。
230 :
名無しのオプ:01/11/13 04:49
「知る」 花田真弓
この三年間は、「知る」という行為を、毎日毎日行っていたような気がします。
勉強、バレーボール、友達などについて。
勉強は、特に多くの事を私に教えてくれました。
英語、私にとって初めての日本語以外の、人に通じる言葉。
国語、普段使っている言葉、その言葉によって出来た文を読み深める。
社会、細かく細かく学んだ歴史と、世界を書けるようにまでになった地理。
理科、人間以外の生物の生き方、薬品のこと。
数学、脳細胞を思いっきり使う。
これからの学習の基礎を学びました。それを知識とするために覚えて、使いこな
せるようになったかを確認するために試験をしてきたのではないでしょうか?
バレーボールは、筋肉をつけてくれました。もちろん、プレーの仕方も教えてくれ
ました。中一、中二の頃はバレーボールをしてる時がなんか、体がざわざわして
ました。
友達は、勉強では知ることのできない事柄を教えてくれました。いろいろと。
一生忘れません。中学校生活を一緒に過ごした友達のこと。レベッカの詞に感
動したことも。
知って知って知りつくした物はまだ一つもありません。今までで知ることが可能
な物は知ってきたつもりですけど。でも、全て知ってしまったら”生活”がつまらな
くなってしまいますよね。新鮮味がなくなって、「感動」という言葉を使わなくなっ
たら・・・。生きる価値なんてないんじゃないかな?知るという行為を面倒がっても
いけない。そしていつも笑っていたい。「笑う」という事も「知る」と同じくらい大切だ
と思うし。最後に。私の事、一生覚えてくれる人がいたらうれしい。
231 :
名無しのオプ:01/11/15 16:48
フエッニクスの弔鐘を読んでる途中ですが、
テロ工作されたジエット機が
ニューヨークのマジソン好くエアーガーデンに
突っ込み・・・
232 :
名無しのオプ:01/11/15 17:23
最近のは低予算テレビドラマのシナリオにすぎないからどれも駄目だね
『13階段』は面白かったよ!!私はこの作品良いと思う。
読んでいて、こいつが犯人かな?あっ、こいつかもとか思って読んでた。
本当に最後まで犯人がわからなかった。よほど注意してないとわからない。
読んでないなら読んだほうがいいよ。損はしないから。
『伯林一八八八年』
235 :
名無しのオプ:01/11/19 02:57
戸川昌子って乱歩賞作家だったのか。
本は持ってるんだけどあの度派手なばあちゃんと
なぜだか一致してなかった・・・
今日のテレビで初めてしった。
いいなあ直接乱歩が選んでいたころだもんなあ。
236 :
名無しのオプ:01/11/25 09:01
13階段読んだけど発想こそ悪くはないが、ミステリとしての仕掛けはちょっと雑すぎる。
(他のスレでも書いたことだが。)
237 :
名無しのオプ:01/11/25 09:37
>235
あの「虚無への供物」に勝った作品だよ。
中井英夫は作中の奈々村久生と同じ現役シャンソン歌手に負けて驚愕したそうだ。
「虚無への供物」は前半だけで応募したんだから負けて当然。
239 :
名無しのオプ:01/11/25 11:54
むしろそれで候補に残ったことの方が凄くないか?
講談社文庫の受賞作2作カップリングのやつって
書店で全然見かけないんだけど
既に品切れになってるの?
>>239 ボクの「人狼城」なら第一部だけでも乱歩賞は固いね。
>241
完結編まで応募したら確実に一次で落選
そういう意味では二階堂先生のおっしゃることは正しい
「人狼城」、全部英訳されたらノーベル賞も夢じゃないな。
244 :
名無しのオプ:01/11/25 17:49
「高層の死角」とか「殺人の棋譜」とかは出てこないのか。
245 :
名無しのオプ:01/12/15 22:50
好きなのは
戸川昌子「大いなる幻影」
岡島二人「焦茶色のパステル」
246 :
名無しのオプ:02/01/06 21:13
あげとく
「焦茶色のパステル」競馬オタになる前も、なった後もそれぞれに楽しかった傑作。
岡嶋二人、よかったなー……(しみじみ)
あとは「モーツァルト」かな
ねつてつ ボーナス貰ったの?
あ!ゴメンねぇ、、失業者だったんだ
249 :
名無しのオプ:02/01/14 17:28
多岐川恭「濡れた心」
栗本薫「ぼくらの時代」
この二つは乱歩賞史上屈指の傑作。
栗本って嫌いな人多いけど、面白いの多いよ。
栗本薫「ぼくらの時代」は擬似叙述トリックなんだが(と書いてもたぶん
ネタバレではないでせう)、あまり効果をあげてないし、第一アンフェア感
がプンプンするからな〜、傑作というには躊躇するなぁ…
251 :
名無しのオプ:02/01/20 03:02
猿丸幻視行よかった。
>251上でも上げられているが、メインとサブのトリック両方に先例があるそうだが・・・どうだろう
253 :
名無しのオプ:02/01/20 07:49
写楽は前半傑作、後半駄作だからなぁ。
254 :
名無しのオプ:02/01/20 09:42
255 :
名無しのオプ:02/02/05 10:15
さるべーじ
256 :
名無しのオプ:02/02/05 11:03
>>254 第32回「気になる応募作」の竹中直人って、あの竹中直人?
257 :
名無しのオプ:02/02/05 12:51
「猿丸幻視行」井沢元彦。
トリックは別にどうってこたーない。
おもしろいのは柿本人麻呂の謎。
258 :
名無しのオプ:02/02/10 17:40
「高層の死角」最近読んだけどなんか面白く感じなかった。
最近の本格に慣れすぎてるせいか後半のアリバイ崩しが読むの苦痛だった。
最後にどんでん返しがあるのかと期待してたんだけど。
戸川昌子 さすがに古いだろ、今読むと。
だれか、鳥井加南子知りませんか? 今でも書いてるのか??
260 :
名無しのオプ:02/02/10 23:26
やっぱベストは大いなる幻影でしょう。
今、「写楽殺人事件」読んでます。写楽別人説までは面白かったんですが
読み進めるうちに訳がわからなくなりました。
262 :
名無しのオプ:02/02/11 01:14
「モーツァルトは子守唄を唄わない」森雅裕かなぁ……
263 :
名無しのオプ:02/02/11 01:55
「テロリストのパラソル」はここ5年くらいで読んだミステリの中でも最高につまんなかった。
友人が「面白いから読んでみろ」とか言ってたから読んだのだが、彼はあまり本を読むタイプではなかったから、あんな駄作でも面白く感じたんだろうと思ってたのに、ここででもアレを誉めてる人がいてビックリした。
ステレオタイプのキャラクターや、はやすぎる展開。
技術的に未熟なんじゃないかと思う。
文章力の問題ではなく、構成力とか、演出とか。
乱歩賞ほどあてにならんものは無い。
東野圭吾わりと好きで結構読んでるが、「放課後」は彼の作品の中でもイマイチな方に分類されると思うぞ。
なに考えて選考してるんだろう。
>>263 「ひまわりの祝祭」はたしかに面白くないけど、
「テロリストのパラソル」は面白いと思うけどな。
ロスマクなんかが嫌いな人なら受けつけないだろうけどね。
赤川次郎は「八月のマルクス」の選評で、この話の面白さが私にはわからない、
と言っていたけど、確かにそういう人もけっこういるかもしれない。
オレに言わせりゃ三毛猫や三姉妹の面白さの方がよっぽど理解できないけどね。
266 :
名無しのオプ:02/02/11 02:06
263に同感
テロパラ信者うざい。学生運動懐かしんでるんじゃねーよ。くたばれ全共闘世代
263=266
『八月のマルクス』
少し前に図書館で借りて読んだけど、主人公の造型に?を連発。コメディアン
のくせに変に「××は差別だ」とか、社会学部出のせいか作品中3回も「差別」
って言葉が出てくるのは解せない。(現役時代どんなネタで笑いとってたんだよ
って言いたくなる)フェミニズムって単語も文脈から浮いてたし。
一番引っかかったのは、作者自身の「マルクス兄弟」への思い入れが何も
感じられないこと。単なる小道具として拝借してるだけ。(お笑いそのもの
に対しても)別に、小林信彦みたく思い入れたっぷりに語る必要もない
けど、最低限の敬意や思い入れが感じられないと、物語全体が嘘っぽく
感じられる。
主人公が結構ドライで、あまり他の人間の感情に無頓着なとこは新鮮に
感じたけども。
>>268 なるほどね
>一番引っかかったのは、作者自身の「マルクス兄弟」への思い入れが何も
感じられないこと。単なる小道具として拝借してるだけ。(お笑いそのもの
に対しても)別に、小林信彦みたく思い入れたっぷりに語る必要もない
けど、最低限の敬意や思い入れが感じられないと、物語全体が嘘っぽく
感じられる。
これは確かに言えてるね
ただ、プロットの作り方はすごくうまいと思ったけど
近年はやりの社会派的な作品でないのも新鮮に感じた
今回の『13階段』にしても『果つる底なき』『破線のマリス』等は
みんなの知らない世界を描いて受けているというところがあるでしょ
270 :
名無しのオプ:02/02/25 16:06
写楽救出あげ
271 :
名無しのオプ:02/02/26 23:36
「風のターンロード」読みました。
まだ噂の「エノケン」は読んでませんが、これはダメだね。
よくこんなのが乱歩賞を取れたのか不思議だ。
主人公は気取りまくりでおまけに読んでて恥ずかしくなるフレーズが頻出する。
トリックも大したことない。つーか動機も弱い。
受賞作は40作品ほど読んでいるが、これが最低だと思いました。
これより面白くないのってある?
『テロリストのパラソル』
遅ればせながら、たった今ハイボール片手に読了。
うーん。たしかに文章はイイ。雰囲気もあるし、作者がオレも好きな太宰治
が好きってところも共感してしまう。でも、登場人物の相関図がグタグタで
無意味に繋がりすぎ。偶然、偶然また偶然。作者には元々ミステリー指向が
弱いんだろなと思った。(ほかの作品は未読)
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/991300806/ の162と同意見。
読む前は、全共闘世代の男が隔世遺伝のように現代に蘇えったテロリストと
クライマックスで対峙し、犯人にとりついた悪霊を憑き物落としみたく払い
落とすことで過去の主人公自身をも総括するお話かなと思ってたら、全然
違ってた。見事なくらい当時の国内における爆弾闘争への言及を回避してる。
(連合赤軍事件モナー)ノスタルジックな美味しい部分のみ拝借。
新宿のホームレスの描写も、この作品の前に風間一輝の『地図のない街』を
読んじまったせいで、書き込みが薄っぺらく感じた。
藤原伊織をミステリとして読むのが間違いなんじゃないかなぁ。
あれはジャンル分けするとすればハードボイルドになるんじゃない?
個人的には背景やどんでん返しやトリックはふーん、って感じだけど
主人公の掘り下げ方とかは良いと思ったよ。陳腐な表現だけど。
個人的には短編集「ダックスフントのワープ」がガツンときた。
もちろんミステリとしてでなく小説としてのオススメだけど。
274 :
名無しのオブ:02/03/02 00:08
割と不評な「8月のマルクス」が好きだ。
「乱歩」って感じじゃないけどね。
ところで、新野剛志で検索かけると
「マルクスの恋人」が引っかかるんだけど、ただの間違い?
タイトル変わったの?
ごめん、既に謎が解けました。
受賞時は「恋人」だったのね。
そりゃタイトルの批判もされるわな。
276 :
名無しのオプ:02/03/02 20:42
「テロリストのパラソル」は絶賛でも「8月のマルクス」はこきおろす人が多いね。
俺からすりゃこのふたつって、つくり方とかそんなに変わらないと思うんだが・・・・。
きっと全共闘世代は前者の方がいいんだろうね。
>273
274の後半部分を読んでのコメントですか?
煽りたいが、我慢
278 :
名無しのオプ:02/03/02 21:03
意外に森村誠一の『高層の死角』や大谷羊太郎の『殺意の演奏』を推す人がいないね。
妙に社会性を重要視する乱歩賞には珍しいガチガチの本格ものなのに……。
『殺意の演奏』はメタ・ミステリの先駆的作品でもあるしなあ。
余談だけど、『プラハからの道化たち』で受賞した高柳芳雄は、『禿鷹城の惨劇』『ライン河の舞姫』といったカーばりの「古城の密室もの」で応募していた経緯があるんだね。
こちらで受賞していたら、案外「新本格」の先駆者になっていたかも……。
279 :
蝶たちは今:02/03/02 21:31
『大いなる幻影』に決まってるだろ!!
280 :
名無しのオプ:02/03/02 22:28
今高柳って何してんの?
281 :
名無しのオプ:02/03/02 22:32
282 :
名無しのオプ:02/03/05 07:59
乱歩賞って映像化特典があるんだよね。
どこのテレビ局がやってるものなのか気になる。ドラマ作りはセンスが
いるものだし。誰か知ってる人いたら教えて。
>>278 高層の死角は俺が途中でmail欄分かっちゃってあとは延々アリバイ崩しっていうのがダメだった。
単に俺が最近の本格に慣れすぎてるせいかも。
284 :
名無しのオプ:02/03/05 21:47
『高層の死角』は厨房のときに読んだが
ひどくエロく感じた
乱歩賞はフジテレビでしょ
でもってサンミスがテレビ朝日
285 :
名無しのオプ:02/03/05 22:40
本格が好きな漏れとしては、
「ぼくらの時代」
「濡れた心」
この二つだな。
高野和明の「13階段」読みました。
同じテレビ関係の仕事をしている野沢尚の「破線のマリス」とは違って
なかなかよかったかなと思った。
中盤ダラダラした印象があったけど、終盤じゃ背筋ゾクゾクしたし。
特に(メール欄)では思わずニヤリとしちゃったなあ。
>286
あー、あれはよかったね。
しかもその時のセリフ(メール欄)が最高。
288 :
名無しのオプ:02/03/10 14:28
全部読んだ訳じゃないけど、自分が面白かったと思ったのは
「8月のマルクス」「原子炉の蟹」「破線のマリス」
「左手に告げるなかれ」「顔に降りかかる雨」
「花園の迷宮」「天使の傷跡」「高層の死角」
ってとこです。
なんだこりゃ?と思ったのは
「放課後」「脳男」「蝶たちは今…」
「Twelve Y.O」「テロリストのパラソル」
「白く長い廊下」
289 :
名無しのオプ:02/03/10 14:37
戸川昌子「大いなる幻影」がダントツ1位ですね。
2位はだいぶ落ちるが「猿丸幻視行」
290 :
名無しのオプ:02/04/03 19:20
ドラマのフジテレビだから映像化はノープロブレムじゃないか??
291 :
名無しのオプ:02/04/22 23:13
ワースト3は
アルキメデス〜
天女の〜
エノケン
以上!
「モーツァルト〜」は当時、映画の「アマデウス」と時期が重なってたような記憶が。
「写楽〜」もそうだけど、実在人物をモデルにしたものには、なんとなく萌えてしまう(笑)
293 :
名無しのオプ:02/06/04 17:27
さるべーじ
294 :
名無しのオプ:02/06/14 13:16
重複age
295 :
名無しのオプ:02/06/14 16:41
ジャンル別でいうと
出版部門では早川書房
評論部門では中島河太郎かな…ちがったっけ?
296 :
名無しのオプ:02/07/19 12:44
さるべーじ
297 :
名無しのオプ:02/08/03 20:06
08/05『滅びのモノクローム』三浦明博 講談社 1600円
乱歩賞受賞作。「亡兆のモノクローム」より改題。骨董市で古い釣り用リールと
16ミリフィルムを手に入れた広告マン・日下は、映像を復元したために、命を狙
われる。映っていたのは戦時下の日本が抱える闇だった…。
298 :
名無しのオプ:02/08/03 22:58
age
299 :
名無しのオプ:02/08/04 00:05
乱歩賞って結構怪作が受賞してるよね。
300 :
名無しのオプ:02/08/04 00:10
駄作も多いしー。
301 :
名無しのオプ:02/08/15 11:11
文藝春秋の「オール讀物」が直木賞作家特集をやっているみたいに、「小説現代」でも、もっと乱歩賞作家特集をやらなくては。
「オール讀物」同様、過去の受賞者による、短編小説、ショートショートの競作をやる。
書けなくなってしまった作家さんには、エッセイでの参加をしていただく。そうしているうちに、息を吹き返すこともありそう。
受賞者に限らず、夏樹静子先生みたいに、候補者や選考委員としての参加もありとする。
いかがでしょうか。
302 :
名無しのオプ:02/08/17 12:29
『滅びのモノクローム』読みました
ちょっと話が単純すぎないか?
ここ十年では、最低の作品ではないだろうかと思わせるぐらいだ
『脳男』も最高につまらなかったが、あれはあれで独特な話だった
でも、この『滅びのモノクローム』は、謎とき部分がほとんどなく、
話がストレートすぎる
複雑ならいいってわけでもないが、これは乱歩賞らしくないと思った
303 :
名無しのオプ:02/08/17 13:09
>>302 だから異色ってことらしいですよ
その余りにも地味なところが
304 :
名無しのオプ:02/08/17 13:27
で、結局買う価値はあるのかないのか。
305 :
名無しのオプ:02/08/17 16:34
ネタバレを書くのは本が出たばかりで気が引けるが、
釣り道具、広告業界、特高警察、個人情報保護法等
話はいろいろ出てくるが、どうにもスケールが小さすぎる
悪の親玉の設定もあまりにもありきたりで小者すぎるし、
手を下した者も、後半になって急に出てきて出自の説明があったりして
唐突な感が否めない
買いか?の問いには、オレ個人の感想ではおすすめできないけど
みんなの感想も聞きたいから、読んでみるのもいいかもしれない
306 :
名無しのオプ:02/08/17 16:41
ちなみにここ十年の受賞作の個人的な印象
優・・・・『連鎖』『テロリストのパラソル』『13階段』
良・・・・『顔に降りかかる雨』『検察捜査』『八月のマルクス』
可・・・・『白く長い廊下』『左手に告げるなかれ』『破線のマリス』
『Twelve Y.O.』『果つる底なき』
不可・・・『脳男』
未読・・・『ナイトダンサー』
307 :
コギャルとHな出会い:02/08/17 16:42
308 :
302.305:02/08/17 16:44
306はオレの印象ね
これでオレの傾向を考えて『滅びのモノクローム』
については検討してみて
309 :
名無しのオプ:02/08/17 17:13
優は同意。
駄作→「顔に降りかかる雨」「左手に告げるなかれ」
310 :
名無しのオプ:02/08/17 17:22
まだ読んでいない人もいるだろうけど、『滅びのモノクローム』は、ここ数年の乱歩賞作品の中でも
珍しくつまらない作品に思えた。一緒に買った高野和明の『グレイヴディッガー』の方が、ホラーっぽい
けど楽しめた。
あと、『脳男』は結構好きよ。
>>310 そうだね
よく言われることだが、新人賞って
パワーはあるけど荒削りって作品よりも
たいした話じゃないけどまとまっている作品
の方が評価されやすいんだよね
そういう観点から見ても『滅びのモノクローム』は
あまりにもちんまりとしすぎている
まさに減点法で選ばれた典型例とも言えるね
312 :
名無しのオプ:02/08/17 18:51
『テロリストのパラソル』は傑作な作品w
>>288 >>306 『白く長い廊下』、案外低評価なのね。
俺はおもしろかったんだけど。
ちなみに、『蝶たちは今・・・』も俺は好き。
314 :
名無しのオプ:02/08/18 00:17
>>314 結局、読み手の好みによって評価が割れるということですね。
「テロリストのパラソル」も、見事なまでに肯定派、否定派に分かれてますし(笑
誰からも評価されない作品には存在価値はないけれど、誰かが評価する作品なら、
(酷評する人がいたとしても)勝ちがある、ということでよろしいですか?
316 :
名無しのオプ:02/08/18 01:14
『大いなる幻影』がダントツ。
『狂い壁狂い窓』に雰囲気が似てる。
317 :
名無しのオプ:02/08/18 01:26
『原子炉の蟹』
319 :
名無しのオプ:02/08/18 14:44
江戸川乱歩ってだれ?有名なの?
何した人?
320 :
名無しのオプ:02/08/18 16:47
江戸川乱歩
本名 エドガー・アラン・ポー
日本人に欧米のミステリーを紹介した帰化人。
321 :
名無しのオプ:02/08/18 17:17
>>319 昔はよく土曜ワイド劇場とかの2時間サスペンスの原作提供してたみたいだけど・・・
そういえば最近名前見なくなりましたね。
ひょっとしてヒソーリ死んでたりして
322 :
名無しのオプ:02/08/18 19:23
>>319 ,321 ネタ?煽り?それともDQ・・(略
323 :
名無しのオプ:02/08/18 20:01
ネタだろ。乱歩なんて冗談ぽい名前本当にいるわけないよ。
たとえペンネームにしても奇抜すぎらあ。
324 :
名無しのオプ:02/08/18 20:52
今年度は“授賞作品無し”でもよかったのに。
325 :
名無しのオプ:02/08/18 22:22
>>319 そこそこ有名みたいだよ。
覚えておいて損はないよ。
ま、知らなくても、どおってことないけどな。
326 :
名無しのオプ:02/08/18 22:27
そりゃ有栖川有栖なんて名前の人さえいるんだから、乱歩って名前があってもおかしくはないけど、
でもヤパーリなんか変だなあ・・・
327 :
名無しのオプ:02/08/18 22:40
>>321 乱歩先生はご存命です!
おまいら、いい加減なこと書くな!
もう、90歳を超えておられるので、
表舞台に出ることはありません。
先日、鮎川先生が訪ねられたときも
元気に挨拶されていたそうですよ。
328 :
名無しのオプ:02/08/18 23:35
>>327 こないだピエロの扮装して浅草花やしきをうろついてたよ。
あのおっさん、そろそろボケがきてるんでないの?
今度新二千円札の肖像画になるよ
331 :
名無しのオプ:02/08/19 16:28
『滅びのモノクローム』
なにげに売れてるみたいだけど
ここでは評判良くないね
買うのパスするか・・・
332 :
名無しのオプ:02/08/19 17:37
>>331 売れてるの?
とりあえず読んでみたら?
君の感想を聞いてみたい。
333 :
名無しのオプ:02/08/23 17:06
で、みんな読んだの?
334 :
名無しのオプ:02/08/24 19:33
枯草の根 陳舜臣
「危険な関係」新章文子 読みごたえ、あり。
336 :
名無しのオプ:02/08/27 22:00
「滅びのモノクローム」の感想
これ、サンミス受賞作の間違いじゃないでしょうか?
337 :
名無しのオプ:02/08/28 00:07
>>319 江戸川乱歩賞を作った人かな?
作ったから、当人もらえなかったみたいだけどね。
手塚治虫みたいなもんです。
338 :
名無しのオプ:02/08/28 09:18
鳴海章『ナイト・ダンサー』
339 :
名無しのオプ:02/08/30 21:15
で、「滅びのモノクローム」はどうなの?
いまんとこ否定意見が多いようだけど
340 :
名無しのオプ:02/09/03 13:30
『滅びのモノクローム』読み終わりました。退屈で退屈で。感情移入
できるキャラもいなかったし。薄っぺらな国家観および政治観。
(戦後の日本周辺諸国の問題には一切触れず)夏に出るからってことで、
戦争秘話をからめたとしか思えんかった。
自慢げに<参考文献>ズラリ並べてこの出来かよと思ったぜ。メインの
フィルム隠し場所のアイデアだけ評価。戦前のセルロイド製フィルムって
自然発火するんだよね。
今年は狙い目だったのか? これに負けた他の候補作の出来を知りたい。
佐野洋じゃないけど、視点がバラバラ。1行空けの場面転換も素人同然。
ホテルの部屋に<男>がやって来るとこは、室内→ドアの外→室内と視点が
切り換わるんで緊迫感まるでなし。花もホテルの前でザワザワしてたら、
普通、何かあったと思うだろう?
タコヤキ芸にトンカツ、カマキャラにラーメン。作者の食生活と生活環境
まる分かりでした。
今なら680円で買取ってくれるそうなんで、売ります――つうことで、
読んだ方つづきお願い。
タコヤキじゃなくて、マリモでした。
それにしても、読んだあとで改めて帯の選評読むと、モノは言いようと
よく分かる。
竜頭蛇尾つうか、頭と尻尾だけしっかりしてて、真中がスカスカの
逆バチヘビな作品ですた。
342 :
名無しのオプ:02/09/04 10:07
>335
「危険な関係」はトリックあばきにまでいくと
「はあ?」って感じだけどね。
あのトリックは今では通用しない、というか、もはや解けなくても悔しくない。
小説としては面白いけど。
343 :
名無しのオプ:02/09/05 00:35
選評によると『シンデレラの罠』っぽい話が最終候補にあったらしいね。
二度の記憶喪失が決め手となって落選らしいけど、どう考えてもそっちの方が
『滅びのモノクローム』よりも面白そう。
344 :
名無しのオプ:02/09/05 00:38
陳さんに一票
345 :
名無しのオプ:02/09/06 15:02
『滅びのモノクローム』、
今朝のラジオでギダ・タローが誉めてたよ。
今度、読んでみるよ。
ナイト・ダンサー良かったよ。趣が違うけど面白かった。
347 :
名無しのオプ:02/09/07 00:51
348 :
名無しのオプ:02/09/07 01:29
漫画の世界にも「手塚治虫賞」があるが、手塚治虫はもらっていないってこと。
349 :
名無しのオプ:02/09/07 01:55
全部は読んでないが
「放課後」
「連鎖」
「焦げ茶色のパステル」
が楽しめた。
逆にワースト3は
「浅草エノケン一座の嵐」
「左手に告げるなかれ」
「天女の末裔」
もう、ミステリーからかけはなれている。
350 :
名無しのオプ:02/09/07 03:26
先日昔の森村誠一「高層の死角」を読みましたが、
何せトリックのオンパレードで自分としてはあまり面白くなかった。
でも、こういうのがそもそもの乱歩賞作品なのかも、とも。
最近の傾向は違いますからね。
あと、ここで結構評価の高い「大いなる幻影」を
読みたいんだけど、どこにも売ってなく読めない…。
351 :
名無しのオプ:02/09/07 03:52
「江戸川乱歩って誰?」
「本名はエドガー・アラン・ポウと
言ってな、日本に推理小説を広めた
帰化人や。」
もう、救いがたいアホ姉弟である。
352 :
名無しのオプ:02/09/07 16:19
353 :
名無しのオプ:02/09/07 16:23
>>352 本当に信じる人いたら困るからやめなって。
354 :
名無しのオプ:02/09/07 16:38
キダタローって評論家だったのか?
他にミステリ読んだことがないんだろう
355 :
名無しのオプ:02/09/07 23:41
>>350 今は、講談社文庫で、過去の受賞作品が出てるから、それ読んでみな〜
確か、4巻だったかな?
日本推理作家協会・編 です
356 :
名無しのオプ:02/09/08 02:18
江戸川乱歩賞作品ってどれ読んでもあんまり面白いとおもわん。
舞台設定にたより過ぎ(破線のマリス)とか、
トリックよりも時事ネタ重視(左手に告げるなかれ)とか、
雰囲気以外とりえがない(顔にふりかかる雨)
とか。
まだこれなら、まあまあと思ったのがぼくらの時代と
テロリストのパラソルと13階段くらい。それもめちゃくちゃ面白いではない。
乱歩賞と相性が悪いのかなあ。むしろメフィスト賞のほうが
面白いと思えるものがでてる気がする。
357 :
名無しのオプ:02/09/08 02:44
>356
乱歩賞受賞作って、ショーケース的にその“受賞者の力量”を示す作品が多いからね
制限枚数も他の賞と較べると短いでしょ。真保裕一の「連鎖」なんかもそのせいで
かなり無理してるし。
でも野沢尚は小説でもTVの脚本でもかなりの仕事こなしてるし、桐野夏生もその後
活躍。受賞は間違い、とは一概にいえない。メフィスト賞は逆に受賞作がピーク、って
感じを受ける作家も…。
>>355 ありがとうございます。早速探し直してみます。
359 :
名無しのオプ:02/09/08 13:54
乱歩賞=ローズ(元横浜)
メフィスト賞=ランス(元広島)
乱歩賞・・・・・・・。
消えた作家のなんと多いことよ・・・・・・。
361 :
名無しのオプ:02/09/09 00:15
そりゃ50人もいれば……
362 :
名無しのオプ:02/09/09 00:20
亡くなったひとも多いしねぇ。
363 :
名無しのオプ:02/09/09 17:42
乱歩先生はまだご存命だというのにねえ。
オレだって元ホームレスだい
366 :
名無しのオプ:02/09/09 18:19
なんと戸川昌子なんてまだ生きてるんだぞ。
367 :
最悪なのは:02/09/09 20:08
「テロリストのパラソル」。スレ違いかな?スマソ。
>>357 なるほど。活躍できそうなやつを選ぶ賞なわけね。
確かに生き残り率は高いよね。でもやっぱり受賞作は面白く無い…
369 :
名無しのオプ:02/09/10 00:39
乱歩賞は3割20本打者
メフィスト賞は2割30本打者
370 :
名無しのオプ:02/09/17 01:06
滅びの『滅びのモノクローム』あげ
371 :
名無しのオプ:02/09/18 02:12
「滅びのモノクローム」読みました。
釣りやら何やらいろんな題材を詰め込んでいるわりに
まとまってはいるのだが…地味じゃ。いかんせん地味。
つまらないとは言わんが、盛り上がる部分もあまりなく、
登場人物にも魅力ないし、あらゆる面で読者の予想を超えるものがない。
この作品が小粒にまとめてきたからか、
この人が今度どんな作品を書くか、全く予想できないなぁ。
あまり期待もしないけど。
372 :
名無しのオプ:02/09/18 18:06
うむ
確かに地味じゃのう
乱歩賞史上最も地味な作品の称号はこの作品にしんぜよう
373 :
名無しのオプ:02/09/18 18:27
「倒錯のロンド」は乱歩賞取ってほしかった。
乱歩賞取って初めてトリックが完成する作品だから。
あと、
「焦茶色のパステル」「放課後」よりも、
「明日天気にしておくれ」「魔球」のほうが断然傑作だと思う。
374 :
名無しのオプ:02/09/25 18:06
age
375 :
名無しのオプ:02/10/03 22:37
あげ2
376 :
名無しのオプ:02/10/03 22:37
ぼくらの時代
377 :
名無しのオプ:02/10/11 18:54
とつぜんあげ
378 :
名無しのオプ:02/10/12 09:38
「テロリストのパラソル」がかなり話題に上ってたので、面白いのかと思って
読んでみた。
結論から言うと、良く出来ている小説だ。文章は非常にうまいし、リーダビリティー
も抜群だ。なおかつ、ハードボイルド好きに好感を持たれそうな雰囲気の出し方を
心得ている。
だが、それだけ。ミステリーとして読むと面白くない。
登場人物がステレオタイプばかりで、なおかつリアリティーが無いという点は
他のレスと全く同意見。
東大生で世界を狙えるボクサーで、指名手配されて落ちぶれてバーテン。
この設定でいきなり脱力感を覚えた。
他にも、風呂にも入っていないホームレス状態のアルコール中毒者に二十歳そこそこの
若い女が惚れたり、対して付き合いの深くないヤクザがいつの間にか主人公の
味方になったりと、登場人物の行動に説得力が無く、全く独り善がりの展開。
ミステリーとして最も重要なトリックの解明の仕方もまるで芸が無い。
なぜ素人の二十歳の女があれほど簡単に短歌の暗号を解くことが出来るのか。
それにラストでほとんどの謎は犯人が自分で説明してくれるのだが、犯人自身が
自分のトリックを説明する手法は、ミステリーとしては最も簡単で安直な手法。
さらにそのラスト、犯人に到達するまでの主人公の推理描写もほとんど無く、
いきなり「お前だったんだな」という結論に強引に導かれてしまう。
良く出来ている小説だとは思う。ただ、この小説が乱歩と直木をダブル受賞、
直木に至っては満場一致の文句なしの作品かと言えば、大いに疑問は残る。
切れたので最後の方の文章をコピペ。
さらにそのラスト、犯人に到達するまでの主人公の推理描写もほとんど無く、
いきなり「お前だったんだな」という結論に強引に導かれてしまう。
良く出来ている小説だとは思う。ただ、この小説が乱歩と直木をダブル受賞、
直木に至っては満場一致の文句なしの作品かと言えば、大いに疑問は残る。
クズのお前が言うな
382 :
2チャンネルで超有名:02/10/12 10:39
383 :
名無しのオプ:02/10/14 17:26
テスト
384 :
名無しのオプ:02/11/01 17:56
あげ
乱歩賞だ!?話にならんよ!「占星術殺人事件」を落とした段階でな!
分かってるでしょ!?この一冊で、日本のミステリー状況は一変したんだよ!
「新本格」は、ここから始まったんだ!だのに選考のセンセイ方は誰もその値打ちに気づかなかった。
そんな賞をとやかく言っても何もならんよ・・・手塚治虫がもらってない「文化勲章」に何の価値があるかってんだ!
386 :
名無しのオプ:02/11/03 16:55
「浅草エノケン一座の嵐」マンセーage
387 :
名無しのオプ:02/11/06 01:13
とりあえず滅びのモノクローム読みました。
感想は
>>371にほぼ同意
388 :
名無しのオプ:02/11/07 23:06
受賞作が刊行されたときの写真裏にある著者の言葉で
いちばんいいと思ったのは岡嶋二人さんです
>>385 選評では斎藤栄さんと海渡英祐さんが『占星術』を評価してましたね
とくに斎藤さんは、候補作の中では島田さんがもっともミステリーの
センスを持っていると評価し、このトリックを埋もらせてしまうのは
あまりにも惜しいと言っていました
389 :
名無しのオプ:02/11/07 23:08
そういえば海渡さんは『白色の残像』のときも、選考委員の中で
ただひとり『倒錯のロンド』を推してましたね
390 :
名無しのオプ:02/11/16 16:27
age
391 :
名無しのオプ:02/11/19 00:11
滅びのモノクローム、本の雑誌で池上冬樹に酷評されてたね。
「小説など読まず、2時間ドラマだけを見て育ったのではないか?」とか
「悪しきペーパーバック・ライターの見本」とか、ボロクソだった。
確かに地味だが、そんな大声で貶すほどのものでもないと思ったのだが。
392 :
名無しのオプ:02/11/19 00:42
乱歩賞の変革に対する怒りかもよ
近年のはどれもこれも乱歩賞という感じがしないでしょ
393 :
名無しのオプ:02/11/19 00:44
>乱歩賞という感じしない
乱歩賞を是非定義してください
あなたの言葉でよいので
394 :
名無しのオプ:02/11/19 00:49
>>393 ほらなんていうか乱歩賞って感じだよ
言葉じゃうまく説明できんのじゃー
395 :
名無しのオプ:02/11/19 04:18
「浅草エノケン一座の嵐」マンセーage
396 :
名無しのオプ:02/11/19 04:27
傾向と対策…
個人的にはアルキメデスが好き
397 :
名無しのオプ:02/11/19 07:35
ま、池上冬樹もアフォにはアフォだが
やっぱあの地味な内容じゃ酷評されても文句はいえまい
398 :
名無しのオプ:02/11/19 23:45
写楽殺人事件
猿丸幻視行
399 :
名無しのオプ:02/11/20 00:51
評論家山下武のお父様も重要な役割で登場する「浅草エノケン一座の嵐」マンセーage
400 :
名無しのオプ:02/11/20 13:17
「滅びのモノクローム」の三浦明博、第46回江戸川乱歩賞最終選考に残ったが、
(当時の作品は「カーティス・クリークの畔で」)
結局「脳男」(首藤瓜男)が授賞。
401 :
名無しのオプ:02/11/20 13:35
13階段いいね
402 :
名無しのオプ:02/11/20 20:13
歴史の証人古川ロッパが副主人公をつとめる「浅草エノケン一座の嵐」マンセーage
403 :
名無しのオプ:02/12/15 18:31
倒錯のロンド
404 :
名無しのオプ:02/12/16 21:45
ミステリ作家が小説だけで食えるようになったのは「猿丸幻視行」
からだってマジ?確か阿刀田さんが書いてた。
でも乱歩は結構売れてたと思うんだけど。
つうか井沢記者続けてたし。
406 :
名無しのオプ:02/12/16 22:10
写楽
407 :
名無しのオプ:02/12/17 12:38
新本格がきたら意地でも落とすって言ったの誰でしたっけ?
408 :
名無しのオプ:02/12/17 16:48
うえッへッへッへッ
409 :
名無しのオプ:02/12/17 22:42
>>407 誰だろう。北方謙三あたりなら言いそうだが。
直木賞はミステリー作家にはやらん、と言ってるのはワタナベジュンイチだっけ。
>>409 選考委員じゃなくて下読みの評論家だったような・・・
411 :
名無しのオプ:02/12/20 21:57
渡辺淳一センセイは川島なお美を某ミステリ作家にとられたために…
412 :
名無しのオプ:02/12/20 22:43
じゃあ、乱歩賞をとりそこねた作品の中で傑作は?
413 :
名無しのオプ:02/12/20 22:52
そりゃあ、あなた…
414 :
名無しのオプ:02/12/20 23:12
占星術
415 :
名無しのオプ:02/12/20 23:13
『虚無への供物』は対象外?
418 :
名無しのオプ:02/12/22 22:45
じゃあ、『あした天気にしておくれ』に一票
419 :
名無しのオプ:02/12/29 15:50
スマソ
川島なお美を奪ったミステリ作家って誰よ
420 :
名無しのオプ:02/12/29 20:12
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
というより、川島が渡辺を捨てて、乗り換えようとしたのが…
(^^)
423 :
名無しのオプ:03/02/04 00:43
乱歩賞受賞作は全部読んでいるが、私の押す一番の作品は、
☆猿丸幻視行 井沢元彦
これは支離滅裂奇想天外な作品で、まとまりもないが、書いた当時25歳だった
作者がここまでやると納得させられる。
その他、いくつかコメントすると……。
☆枯れ草の根 陳瞬臣
なかなか良くできている新人離れしているという意味では、これが一番スゴイ。
☆高層の死角
ご存知森村誠一の受賞作だが、「トリックの羅列」に終始している。決して
良い作品とは思えない。
☆ぼくらの時代 栗本薫
その後の栗本さんの作品のファンが読むと、失望すること間違いなし。
若者に媚びを売っているとしか思えない。
☆テロリストのパラソル
はっきり言って、従来のミステリーとは全然違う。通俗小説。トリックなどは
なにもなく、「団塊の世代」に訴えるものかあるというだけで乱歩賞と直樹賞
をダブル受賞したと思う。ミステリーでないと思って読むと、それなりに良い。
中身にはかなりあり得ないような破綻もあるが、作者が東大卒というのも少しは
審査員に影響したかな?
つづく
つづきです。
☆脳男
はっきり言って、こんなんがミステリーかよ! って作品。もっと他にいいのが
あったと思うんだが……。
☆猫は知っていた。
ご存知、第三回(実質的には第一回)の受賞作。作者が病床で書いたとか、初回
だったという話題性があったからまあまあ読めるが、今のレベルだと、一次選考通
過もあやしいという内容。当時は新鮮だったのだろう。
12Y・O
同時受賞の「果つる底なき」の作者がパッとしないのに、この作者である福井春敏
の近年の活躍は目を瞠るものがある。しかし、この作品はデビュー作ということもあ
り、文章がまったく洗練されていない。しかし、それを凌駕する勢いがある。
☆風のターンロード
今のところ、この作者が最年少受賞記録を持っている(24歳)。ちなみに二位は
栗本薫(当時25歳)、三位は井沢元彦(当時26歳)。
スピード感が売り物のバイク小説。しかし、それまでにも最終選考に残って、いろ
いろと編集者からアドバイスされたらしく、少しこじんまりとしている。内容として
は、「本格推理」の要素を建前上残し、実質的には青春小説かな。
☆放課後 東野圭吾
本格ものの受賞は少ないが、これはそのひとつ。高校が舞台で「マシン」とあだ名
される教師が主人公だが、ちょっぴりライトで、まずまずの出来。筆一本になった作者
の最近の活躍ぶりを見て、個人的にはけっこう応援している。
☆破線のマリス
これって、三回も最終選考に残った実績を買われて「恩情受賞」したんじゃないかな。
作者の野沢尚さんはもともと脚本家として実績のある人だったので、ストーリーテリング
は達者なのだが、この作品については、少し物足りなさが読後に残る。また、初版はミス
プリントが目立つし、「巨漢の男」などと言った噴飯ものの記述があったりして、玄人と
は思えないつたなさが目立つ。
今回はこれくらいにしておきましょう。本当言うと、
「一番良い作品は次回の俺の受賞作だ」と言いたいけど、まあ、無理だしね。
乱歩賞って新人賞だから、推理作家協会賞とかに比べると見劣りするよね。
ところで、「小林仁美」という作家が、何度か最終選考とかに残っているのだけれど
その後活躍しているという話は聞かない。誰かご存知ないですか?
ちなみに、「小林ひとみ」という名の有名な往年のAV女優がいるが、別人と思われ
ます(念のため……)。
427 :
名無しのオプ:03/02/04 00:58
425>>
禿げ同の反対。異議あり。推理作家協会賞は応募ではなく、既出のプロの作品の
中から選ぶから、品質が高いのは当たり前。にも関わらず、それに比しても、乱歩
賞受賞作はさほど見劣りしないし、「通常のプロが平均的にこなすレベル」は超え
ていると思う。また、実質的に新人賞でありながら、ひろく門戸を開放しているし、
歴代受賞者のその後の活躍を見ると、「知名度と実績においては推理作家協会賞以
上」と私は思うが、いかが?
428 :
名無しのオプ:03/02/04 01:04
「顔にふりかかる雨」。
これ以来、桐野夏生のファンとなり
ほとんど全作読破している。
429 :
名無しのオプ:03/02/04 01:11
>>427 今年の「滅びのモノクローム」はヘタクソで、よくまあこんなモノが……と思ったぞ。
430 :
名無しのオプ:03/02/04 02:32
>426
その人、何かの短編の賞を受賞してるよ。
そういう人多いみたいですね。やはり
長編の賞を取らないと、食っていけないのかなあ。
てろぱら、左手は糞。以上。
432 :
名無しのオプ:03/02/05 00:18
昔は、新人の為の賞ってわけじゃなかったんじゃなかったっけ?
433 :
名無しのオプ:03/02/05 00:52
アルキメデスには思い入れあります。
当時、高校生でしたが、ちょっとしたブームだった。
小峰氏の新作が出るたびに深夜放送で紹介されたり。
そういう、小さいけど、ブームを起こす作品って、
最近ないですね。
434 :
名無しのオプ:03/02/05 12:39
原子炉の蟹
乱歩賞の中の異端児、浅草エノケン一座の嵐マンセーage
436 :
名無しのオプ:03/02/06 01:07
↑ 別にあれが異端児とは思わないが、良い作品が出てこないと言うのに不満を持った
作者(確か、脚本家だったと思うが)の怒りの発露だったのかな? 数少ない本格もの
の受賞だったと思う。エノケンのことを良く調べてあって好感が持てましたね。
但し、トリックは今ひとつかな? それを解く面白みはあまりなかったような。
極端に背が低いから見えなかったとか、ちょっとご都合主義的に作られたトリックとい
うか……。おっと、これ以上はネタバレ。クワバラクワバラ
花園の迷宮、雰囲気あって好きだ。
438 :
名無しのオプ:03/02/06 01:26
>>436 長坂さんは有名な脚本家だよ。
でも、小説のギャラが凄く安いのに驚いて小説を止めてテレビドラマに戻っちゃった。
439 :
名無しのオプ:03/02/08 18:15
>432
第2回まではね。
>433
うちの母も数冊本持ってたよ。やっぱり人気あったんだ。
440 :
名無しのオプ:03/04/02 17:15
「左手」はかなり不評みたいだけどこの作者の他の作品読んだ人いる?
いたらどうだったかな、やっぱりダメなのかな?
441 :
名無しのオプ:03/04/14 13:10
「滅びのモノクローム」まだ読んでないけどそんなにヒドイの?
442 :
名無しのオプ:03/04/14 18:38
>>441 不出来です。
何故これが選ばれたのか理解に苦しむ。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
446 :
名無しのオプ:03/04/22 11:17
昨日テレビで「高層の死角」やってたけどみた人いる?
いたのなら原作とくらべてどうだったかな?
448 :
名無しのオプ:03/05/03 17:17
乱歩賞受賞作でおすすめのありますか?
449 :
名無しのプオ:03/05/08 00:44
それはそうと、今年の江戸川乱歩賞、そろそろ最終選考の候補者が決定している頃だ。
だれか、その辺の情報もってない? 「俺の所に通知が来た」とか。
俺は今年応募したのだが、まだ何の連絡もない。つーことは、最終選考に残ってな
いってことかな? まあ、当然と言えば当然だが。
450 :
名無しのオプ:03/05/08 01:36
>>449 マッチメイク 不知火京介
shift 佐藤仁
犯意 櫻木そら
パドックにて 税所隆介
二十年目の恩讐 赤井三尋
451 :
名無しのオプ:03/05/08 01:51
>>450 一次選考、二次選考も発表になってるんですか?
「本当は受賞作なしとしたいのだけど、会社(講談社)が頼むから受賞作を作った」と発言した
作家がいたと思った
2つの受賞はいらないかもしれないかもしれないが、誰だっけ?
453 :
名無しのプオ:03/05/08 10:17
>>450 ご回答ありがとうございます。しかし、良くそこまで分かりますね。ソースはどこなのですか?
教えていただけると有り難いです。
>>451 すでに発表になっているかどうか私は知りませんが、一次二次通過者は、乱歩賞が発表される月の
小説現代に一緒に載りますよね。
>>452 そういう発言があったかどうかは記憶にありませんが、桐野夏生の「顔に降りかかる雨」
の時は、そんな感じの講評が載っていたと思います。
それはそうと、候補作の内、shift「佐藤仁」というのがタイトルとペンネームが気になる。
「仁」は「じん」かな、それとも「ひとし」かな? 後者なら、ちょっと心当たりがあるもので……。
455 :
名無しのオプ:03/05/08 10:45
>>453 推理作家協会報です。
だから、ガセではありません。
456 :
名無しのオプ:03/05/08 23:46
>>455 推理作家協会報ってどうやったら手に入るんですか? 会員になる必要があるのですか?
アマチュアでも可能ですか?
457 :
名無しのオプ:03/05/09 00:13
458 :
名無しのオプ:03/05/09 13:39
↑ってことは、あんさんはプロの作家の先生で?
推協って会員三人だかの推薦があれば入れるんでしょ。
460 :
名無しのオプ:03/05/11 08:47
↑ じゃあおれは、大極宮の3人に推薦してもらおう。
461 :
動画直リン:03/05/11 09:26
虚無だろ。
463 :
名無しのオプ:03/05/11 11:53
自分の書いた本を何冊か、提出しなきゃいけないはずだよ。
464 :
名無しのオプ:03/05/11 20:13
nagasaka
465 :
名無しのオプ:03/05/13 00:11
>パドックにて 税所隆介
このひと、確か『オール読物』推理短編賞の受賞者だな。
「かえるの子」だったけか。おもしろかったな。
意外な結末の小説のラストを挙げてみませんか?
実在の小説か自分の創作かは問いません。
ネタバレ・スレスレなので題名はメール欄に書いてください。。
そんじゃ、私から
主人公が犯人。
ごめん
469 :
名無しのオプ:03/05/13 02:05
12Y.O. 福井晴敏
470 :
名無しのオプ:03/05/14 16:32
↑ 好みにもよるが、その作品は俺は好きじゃない。ミステリーでもないし。
471 :
名無しのオプ:03/05/14 16:32
472 :
名無しのオプ:03/05/15 17:50
12Y.O.よりナイトダンサーのほうがいいな。
473 :
名無しのオプ:03/05/27 05:46
★★.;☆..速報・第49回乱歩賞は、W(ダブル)受賞だっ! .☆;.★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
記者会見は26日午後2時より、小社レセプションルーム行われました。
選考委員を代表して、日本推理作家協会理事長の逢坂剛氏から、選考経過の説明と
講評がありました。
■5年ぶり8度目の、2作同時受賞!
受賞作は23日、第一ホテル東京において決定しました。
今回応募総数356編の中から選ばれた受賞作は、次の2編でした。
『マッチメイク』 不知火京介(しらぬい きょうすけ)
『二十年目の恩讐』 赤井三尋(あかい みひろ)
■逢坂剛氏の受賞作講評
『マッチメイク』は乱歩賞初のプロレスミステリーと言える。引退レスラーが書
いたのかと思ったほどだ。ミステリーとしては弱点はあるが、アクシデントなど
味わいの部分でミステリーとしての魅力は充分だ、ということでほぼ全員一致の
受賞となった。
誘拐事件を扱った作品は多くあるが、『二十年目の恩讐』は、独自の構成力があ
り、なかなかよく出来ている。新聞記者が20年前の事件を洗いなおすストーリ
ーだが、人物もよく描かれていて、落ち着いた大人の小説として魅力的である。
今後もトリックだけでない、味わいのあるミステリーを書けるだろう。
474 :
名無しのオプ:03/05/27 05:47
■受賞作『マッチメイク』について
新大阪プロレスの創始者・ポンペイウス佐々木が試合中、対戦相手の凶器攻撃で
病院送りになり死亡。ところが死因は毒殺だったため警察が動き始める。デビュ
ー前のルーキーレスラー・山田聡は団体の名誉を守るため、同期の本庄とともに
犯人を捜し始める。しかし、謎は深まるばかり……
捜査が進展するにつれて、国会議員でもあった佐々木の収賄工作が発覚したり、
自伝の中から遺書を思わせる文章が見つかったりと、自殺の疑いが濃くなってい
くが、独自の捜査で佐々木の死は当日のマッチメイクに絡んだものだと推理した
山田は、先輩レスラーの丹下に相談、協力を取り付けるが、その丹下が変死。山
田にも危険が迫る。
■受賞作『二十年目の恩讐』について
「週刊秀峰」に、東西新聞に関するスクープ記事が掲載された。見出しは「誘拐
犯の娘を記者にする大東西の公正と正義」。東西新聞人事局長の武藤は、その女
子大生、朝倉比呂子の父親が20年前に横須賀で起きた嬰児誘拐事件の犯人だっ
たことを、興信所の報告で知った上で握りつぶし、内定を出していた。
社主から件の事件を調査しなおすよう命じられた杉野東西新聞社長は、4年前に
過剰取材で相手を死に至らしめて以来、窓際である編集資料室へ追いやられた元
社会部記者の梶にその任を託す。事件当時、横須賀支局で取材にあたったことも
ある梶は、かつての警察・病院関係者を訪ね調査を始める。そんな中、朝倉比呂
子が入社の辞退を武藤に申し出る。
■受賞者プロフィール
◆不知火京介
1967年生まれ、京都府出身の36歳。
大阪大学経済学部を卒業。監査法人に勤務後、7年前に小説家を志し退社。以降
様々な職歴を持ち、現在は無職。
◆赤井三尋
1955年生まれ、大阪府出身の47歳。
早稲田大学政治経済学部を卒業。ニッポン放送に入社し現在まで24年間勤務。
■選考委員は…井上夢人・逢坂剛・北方謙三・北村薫・乃南アサの5氏
>>459 乱歩賞取れば推薦なくても入れたんじゃなかったっけ。
というよりむしろ強制入会。
>>474 > ◆赤井三尋
1955年生まれ、大阪府出身の47歳。
早稲田大学政治経済学部を卒業。ニッポン放送に入社し現在まで24年間勤務。
またワセミス?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
478 :
名無しのオプ:03/05/30 07:41
「顔に降りかかる雨」。
著者の顔とルックス8割で受賞した記念すべき作品なのでは?
「OUT」のほうが面白いですね。
でも、桐野っていう人の存在は貴重なのでは。彼女、タレント性、
あると思うし。
479 :
名無しのオプ:03/05/30 08:47
2時間ドラマ化が前提の賞なんだよなーと改めてしみじみします
2時間ドラマ化が前提の賞・・・サンミスではないかと思われ。
今年こそ廣島節也さんが受賞すると思ってたのに、
最終候補にも入ってなかったの・・・。
横溝賞のほうがエンタテイメント性が強くて、面白い。
K社は社会派が好きなのか、格調にこだわっているのか。
もっと、はじけてるもの、思い切った書き方をしているものを
選んでほしいですね。
乱歩賞ってやっぱりバリバリの社会派なんだね
最近特にそう感じる
東野圭吾みたいな作家は、ここからは二度と生まれないだろう
>>482 小峰元がいるから東野は二人目なのだが・・・
滅多に出ないというのには同意だが。
484 :
名無しのオプ:03/06/10 11:24
いまから「滅びのモノクローム」読みマース。
487 :
名無しのオプ:03/06/12 09:07
「マッチメイク」つまんなそう。
「二十年目の恩讐」は買ってみるかな。
488 :
名無しのオプ:03/06/12 20:45
「ぼくらの時代」よみますた。
最初ギャグ小説かなにかかとおもた。
でも最後の畳み方は見事。
アルキメデスよりよかた。
489 :
名無しのオプ:03/06/17 15:29
あほくさ
491 :
名無しのオプ:03/06/20 06:21
492 :
名無しのオプ:03/06/20 06:21
493 :
名無しのオプ:03/06/20 11:49
ここ最近は化ける作家が出てないな
495 :
名無しのオプ:03/06/20 14:32
496 :
名無しのオプ:03/06/20 14:59
さんざんガイシュツだが「滅びのモノクローム」つまんなかった。
「脳男」なみのひどさです。
497 :
名無しのオプ:03/06/20 15:24
498 :
名無しのオプ:03/06/20 19:35
そおかあ?
折れてきには
農男>>>>>>>>>>>>滅びのモノクローム
だけど。
499 :
名無しのオプ:03/06/20 23:15
受賞作楽しみです。何時発売されるのかなぁ。
500 :
名無しのオプ:03/06/20 23:40
>>498 じゃあ、脳男が想像を絶する出来なんだな。
501 :
名無しのオプ:03/06/21 03:25
やっぱりナイトダンサーがいろんな意味で傑作だよね
>496
「滅びのモノクロローム」
気にはなってるんだけど、手にとるのを躊躇してしまう
そんなにひどいのか
んで、作者の写真みて思ったんだけど
この人、シャツとジャケットが大きすぎない?
なんかスカスカなかんじ
>>502 >「滅びのモノクロローム」
確かに気になるな。
504 :
名無しのオプ:03/06/21 23:13
8がつ刊行予定だそうです
小説現代7に受賞の言葉と選考委員のコメント載ってたね。
経歴的には漏れは不知火氏を応援したいな。
苦節してるし。
八月に刊行予定らしい。
小説現代7に受賞の言葉と選考委員のコメント載ってたね。
刊行は8月らしい。
すまん。
ダブった。
「滅びのモノクローム」の人も同雑誌に釣りの記事を書いてる。
ただの釣り好きだったのかと思う。
その方が幸せな気もする。
「滅びのモノクローム」
やっぱり、気になる
みんなクソだっていってるけど
俺にはグッとくるかも
よし、図書館で借りてきます
『滅びのモノクローム』
期待して読まなきゃ、そう悪くはないかも
乱歩賞受賞ではなく、サントリーミステリー大賞受賞
ぐらいに思って読むといいかも
サンミスも終わっちゃったね。
最後の作品もお水系だし……。
締まらないな。
小説現代に今年の乱歩賞「マッチメイク」のお梗概載ってたけど、
「親大阪プロレスの八百長疑惑までとりざたされるように・・・」と
あった。八百長疑惑って…いまどき何を書いてるのか?プロレスは
ショーだってこと誰でも了解していることなのに。本になる前から
読む気失せたよ
>>511 確かに。
でも読んであげようよ。
門番の名前、丹下だよ、丹下。こっちの方が気になるよ。
もう一つの方は何だか重いね。乱歩賞らしいな。
次回の選考委員の綾辻行人さんの代表作「十角館の殺人」の冒頭で
登場人物がミステリーについて語ってる言葉に
「汚職だの政界の内幕だの、現代社会の歪みが生んだ悲劇だの、その辺も
願い下げだ」とあるのだけれど、乱歩賞ってこの傾向が強いんじゃないかな。
書き手が傾向にとらわれすぎの感じがする。
「マッチメイク」
「二十年目の恩讐」
二作受賞のご祝儀の意味で、二冊とも買うか。
ついでに「滅びのモノクローム」も買うか。
「滅びのモノクローム」大人気!
515 :
名無しのオプ:03/06/24 20:23
おかしいんじゃないの?
つまんないものよもうなんて。
>512
そうそう。特に最近の乱歩賞の作品舞台・設定って夢がないと
思う。
んー、話のスケールが地方レベルなせい?狭い町で「あの人の過去は」
とか言えば結構スキャンダラスだけど。
あと女性にトラウマありげ。
518 :
名無しのオプ:03/06/25 00:58
タイトルからして買う気になれん
タイトル重要ですよね。
13階段はインパクトあります。
滅びのモノクロームは読んだ後でも、しくっと来ない。
二十年目の恩讐、重い、重いなあ。
うん十年も文壇にいた作家のようなタイトルだ。
偉そすぎ。
520 :
名無しのオプ:03/06/30 16:26
やはりワーストは「のうおとこ」だな。
みんなはどうよ?
「滅びのモノクローム」
本屋で手にとったけど、やっぱり買わなかった
「アイスマン」買ってきました
「二十年目の恩讐」はちゃんと金払って読んでみたいね。
おれとしては。
523 :
名無しのオプ:03/07/01 12:32
524 :
名無しのオプ:03/07/01 14:13
523
あさくらだいすけのユニット。
525 :
名無しのオプ:03/07/01 14:15
524
三人組でした。代表曲は、、、、ありません。
というか一曲も知りません。
>523
海外小説
「ボトムス」かいたひとの作品
八月までここは閑散かな?
528 :
名無しのオプ:03/07/05 10:40
二十年目の恩讐は買いたいな。
もうひとつのは文庫になれば買うかもしれない
>527
このスレで「八月」といえば...
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
532 :
名無しのオプ:03/07/15 20:27
みんなはどちらが読みたい?
>532
正直、どっちも読みたいよ
とにかく乱歩賞だしさ
でも、どっちも買うかっつったらちょっと...
534 :
名無しのオプ:03/08/01 22:02
何日発売かわかりますか?
(^^)
536 :
名無しのオプ:03/08/08 00:02
(^^)(^^)(^^)
537 :
名無しのオプ:03/08/08 00:54
よし、買おう!
539 :
名無しのオプ:03/08/08 23:28
読んだ?
540 :
名無しのオプ:03/08/09 08:12
>>537 昨日、繁華街にある街一番の書店を見に行ったのにまだ置いてなかったなあ。
台風の影響か……。
541 :
名無しのオプ:03/08/11 17:50
乱歩賞二作受賞記念
二冊同時に買ってきます
ついでに「国銅」も上下同時に買ってきます
まだ書店でお目にかかっていない・・・
田舎だから仕方ないか。
そう言えば、昨年度江戸川乱歩賞受賞した三浦明博の「死水」は置いてあった。
やっぱりこいつ、ただの釣りマニアだったみたい。
544 :
名無しのオプ:03/08/11 23:17
やけに地味〜〜〜〜〜なたたずまいの本だな>三浦明博の『死水』
「マッチメイク」に関する選考委員のコメント見たら
「初のプロレスミステリ」
ばかりじゃねぇか。
このタイトルの「マッチメイク」という言葉は、
プオタの間では去年くらいにある種の大流行したもの。
現実のプロレス界を題材に様々に語られてるテーマだ。
それを今こんな時期になって、
(おそらく部外者が)フィクションでこんな題材を書くのも
そんなものに権威ある賞を与えてしまうのも
ものすごく違和感を感じざるを得ない。
たとえ不知火某がどれほど筆力があってもだ。
遅い、陳腐、胡散臭い、厚かましい
まあ、「ダレカガナカニイル」で平気でオウムネタを使った
井上夢人が審査員ではそんなものか?
ちなみに
桐野夏生はファイアーボールというプロレスものを書いたが、
これも白けた。主人公が神取忍まんまなんだもん。
他のレスラーもファンなら誰がモデルかすぐわかる。
ストーリーが現実のプロレスに起きたことばかりだし。
つうか、「初のプロレスミステリ」じゃないじゃん!
「翳りゆく夏」と「二十年目の恩讐」は違うの?
「翳りゆく夏」買って来ますた。
マッチメイク
新大阪プロレス = 新日+FMW
佐々木 = 猪木+大仁田
鷲田 = 坂口(タレント坂口憲二のお父さん)
信州 = 長州
竜神 = 藤波
武田 = 武藤+前田
丹下 = 藤原
タイガーガンジー = タイガージェットシン
帝都プロレス = 全日
552 :
名無しのオプ:03/08/13 16:26
みんなは今年の大賞作どっちが好きでつか?
553 :
名無しのオプ:03/08/13 16:44
age
554 :
名無しのオプ:03/08/13 16:51
ほにゃらら
知人死亡
↓
主人公が独自に調査開始
↓
偶然っぽい妨害を受けながらガンガル
↓
事件のカギとなる人物にぶつかる
↓
と思ったらそいつは殺される
↓
謎はますます深まる
↓
なにか巨大な権力を持つ者の影が!
↓
そしてついに主人公までが絶体絶命に!
みたいな話じゃなけりゃオッケー。
知人の恋人とくっついたりくっつかなかったりしなかったらベター。
とりあえず、「翳りゆく夏」読んでます。
プロレスには興味ないし。
557 :
名無しのオプ:03/08/14 03:39
早く感想聞かせて。
金がないんでみなさんの反応見て買うか決めます。
558 :
名無しのオプ:03/08/14 12:52
(プロレス板)
江戸川乱歩賞受賞作 『マッチメイク』
http://sports3.2ch.net/test/read.cgi/wres/1060764616/ 1 名前:お前名無しだろ 投稿日:03/08/13 17:50 ID:7pzAvsUG
本年度の江戸川乱歩賞(第49回)受賞作はプロレスミステリー!
『マッチメイク』 不知火京介 (講談社・1600円)
大手プロレス団体のスターが試合中に死んだ。自殺か。他殺か。
「最強」を夢見る新米レスラー・山田聡は、真相に迫れるか!
たった今、読了!作中に出てくるケーフェイ、アングル、ジュースといった隠語――
プロレス暗部に関しての内容は、参考文献としても挙げられている高橋本のパクリ。
が、乱歩賞受賞作だけあって小説としては非常に面白かったです。
ミステリーに興味のないプ板の住人も、パロディ本として読めばかなり藁えます。
そして、ここがポイント!乱歩賞受賞作は毎年ベストセラーになります。
つまり、ヲタ以外にもプロレス=ショーが広く浸透するわけです。ビバ!乱歩賞!
559 :
名無しのオプ:03/08/14 12:58
マッチメイクのキャスト
新大阪プロレス = 新日+FMW
佐々木 = 猪木+大仁田
鷲田 = 坂口
信州 = 長州
竜神 = 藤波
武田 = 武藤+前田+高田
丹下 = 藤原
山田 = ライガー+佐山
本庄 = 船木
タイガー・ガンジー = タイガー・ジェット・シン
帝都プロレス = 全日
パクリを見ぬけないとは乱歩賞選考委員も地に落ちたもんだな
>>高橋本のパクリ。
やっぱりそうなんだ。
受賞作を聞いた段階で絶対そうだろうとおもってたが
最近の新人賞はパクリ推奨なんですかね
四日間の奇蹟→秘密のパクリ
マッチメイク →高橋本のパクリ
参考文献に挙げているんだからパクリというのとは違うと思うんだが
パクった本を参考文献にあげればパクリでなくなるの?
パクリじゃなくてネタ本だろ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
パクリというか時流に乗りすぎてるのがイタイ
568 :
名無しのオプ:03/08/17 05:01
選考委員は候補作の参考文献にあげられてる書籍を
とりよせて、そのオリジナル性とかをちゃんと確認するのかな?
>>558 >作中に出てくるケーフェイ、アングル、ジュースといった隠語――
>プロレス暗部に関しての内容は、参考文献としても挙げられている高橋本のパクリ。
コピペにマジレスしても仕方ないが、ケーフェイって言葉は、
1985年に佐山本のタイトルになったことで有名になった。
それを機にプロレス界の隠語・暗部が(おおっぴらに)語られるようになったわけで。
高橋本自体が既にパクりっつうか、二番煎じ、三番煎じっていうか。
そういえば高橋本では「ケッフェイ」だったな
>>559 なんか想像していたとおりの内容っぽいな
キャラ作りも作家としての腕だろ?
乱歩賞ではその力の評価はしないのか?
プロレスはキャラクターで成り立つ世界だが
それをまんま写してるわけだろ
FMWっぽい部分も見受けられるということは
故荒井社長の本も「参考」にしているということか
底の浅い作品だな
あ、プロレス板のスレではネタばらししてるから
ミステリファンは行かない方がいいよ
「現実と小説の比較検討」の趣旨からだと思うけど、
犯人と動機を思いっきりスレ主が書いてるから
573 :
名無しのオプ:03/08/18 03:26
翳りゆく夏読んだ。
70ページあたりでネタわかった。
それと台詞が古臭い。20歳そこそこの
女性が「お呼びじゃないわよ」なんて言うか??
574 :
名無しのオプ:03/08/19 00:02
受賞作二冊をわしづかみにして迷わずレジにいくつもりだった
けど、
おんもらきのきず買っちゃいましたー
面白い!
575 :
名無しのオプ:03/08/20 13:28
だめだ、まだ買うふんぎりがつかない
読了したひと、ずばり買いかどうか教えて
「翳りゆく夏」読了。
50点。
ハズレではないが、2度読みたくなるような魅力は無い。
登場人物は普通。謎も普通。ハラハラ、ドキドキは無い。
さっくり読めるが、それだけ。
選考してる人たちは絶賛してるけど、他のはよほどヒドイのでは。
文庫待ちでいいのでは。
577 :
名無しのオプ:03/08/21 01:37
図書館の方が早いW
578 :
名無しのオプ:03/08/21 06:22
末尾に選考結果というか選評が復活したのは今年からだっけ?
579 :
名無しのオプ:03/08/21 09:21
そうですか・・・
もう一冊もパクリとかオリジナリティないとかいわれてるし
何よりこのスレ盛り上がってないし
二作同時見送りか
580 :
名無しのオプ:03/08/21 14:40
「脳男」「滅び」よりはマシでつか?
「翳りゆく夏」、「滅び」よりは、ほんの少しマシです。
「脳男」は、どんなんだったか、全く覚えていません。
なんか、最近のは小粒というか、印象に残らないものばっかりですね。
>>579 プロレスに興味がないんだったら意味ないかも
プロレスを愛しているならもっとやめるべきかも
>>573 「チョーウケルんだけど」とか書いてあったら、それはそれで叩くんでしょ?
584 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/08/24 17:54
「チョーウケルんだけどットコム」
って言うといいよ。叩かれるけどいいよ。
585 :
名無しのオプ:03/08/24 18:06
586 :
名無しのオプ:03/08/25 10:19
「マッチメイク」
本屋で三頁立ち読み
買わないことにしました・・・
587 :
名無しのオプ:03/08/26 22:35
そのこころは?
つうか、そろそろ過去の乱歩賞受賞作の本題に戻るべきかと
ここは「傑作」な乱歩賞作品であってマッチメイクのようなパ(ry
589 :
名無しのオプ:03/08/27 14:24
>>587 いきなり主人公がなぐられる場面あるんだけど
なぜ、なぐられたかわからない
八つ当たり?タオルがまずかった?
読みにくいよ
「翳りゆく夏」まあまあそこそこかな。手堅くまとめているが、小粒だな。
「滅びのモノクローム」よりはましだけど。
592 :
名無しのオプ:03/08/28 15:38
脳男、文庫化age
593 :
名無しのオプ:03/08/28 15:52
「連鎖」読んでます。むむ、文章がうまいですねぇ。
594 :
名無しのオプ:03/08/28 17:33
図書館で「浅草エノケン一座の嵐」をかりました
とにかく、すごい!
乱歩賞を語るには必読の書だと思います
最近ではやっぱり「13階段」かな。
解決が強引なのが玉に瑕だけど、あのテーマなら仕方がない、と納得出来る範囲。
4ページ目に「濡れタオルを用意しなかったのが失敗だった」って書いてあるよ。
597 :
名無しのオプ:03/08/29 13:42
先輩レスラーはタオルをうけとる前になぐってない?
見た目だけで濡れか乾きか見分けるのはむずかしいかと
なぐったのは八つ当たりと思われ
もっかい立ち読みしてくる
今度は五頁まで
599 :
名無しのオプ:03/08/30 12:32
古本屋で「天女の末えい」買った
十頁読んで、やめました
なんじゃこれは
600 :
名無しのオプ:03/09/01 13:57
600get
受賞後、さらに大化けしてくれれば良い。
桐野夏生、福井晴敏みたいにね。
高野和明は13階段がピークか?漏れはグレイヴのほうがよかったけど。
桐野夏生ブレイクしてるけど、どこが面白いのか分からない。
603 :
名無しのオプ:03/09/01 20:33
古本屋で乱歩賞で読んでないので千円以下だったら、買うよ
604 :
名無しのオプ:03/09/05 12:34
マッチメイク
かげりゆく夏
まったく話題にならないのはなぜ?
脳男はある程度盛り上がってた気がする
605 :
うーん、どうしよう:03/09/05 13:59
次の乱歩賞応募するのどうしようかな?
綾辻タンがいるので横溝に間に合わなかったやつらがどっと押し寄せてくるかも。
そうなるとなんかやだな…
このミスにシフトでもするか。
606 :
名無しのオプ:03/09/05 15:27
まず、俺に読ませろ!
「乱歩賞史上初の○○ミステリー!」なら受賞の可能性大!!!!
「乱歩賞史上初のプロレスミステリー!」で受賞>マッチメイク
609 :
名無しのオプ:03/09/06 10:30
○○ミステリー、の○○もでつくした感があるね
バイク、学園、公務員、剣道、航空、銀行、競馬
「翳りゆく夏」読了。
可もなく不可もなくが乱歩賞の傾向なんですかね。
どうも減点法で決めてるとしか思えない魅力のなさ。
いや、悪くはないよ。ただそれ以上のものがない。
次「マッチメイク」行きます。
なんか評判あんまり良くないけど図書館で借りたからさ。
>>604
年末に文春の年間ミステリーの上位に入るので、
そこでちょっと盛り上がります。
612 :
名無しのオプ:03/09/07 01:22
>>610 可もなく不可もなくでしたか
おっしゃるように減点法できめたようで
>>611 やはり、いまこのシュンのときに盛りあがってないのは・・・
『脳男』文庫本出たんだっけ。
忘れてた。
買って来なきゃ。
614 :
名無しのオプ:03/09/07 21:14
どーでもいいけど
講談社文庫の乱歩賞シリーズにモーツァルトが掲載されるのか
心配だ・・・あと藤本泉の奴も。
「マッチメイク」読んだよ。
50pくらいで投げ捨てようかと思った。
文章がへたくそすぎる。
まぁその分パワーはあるかも。
これより酷い「滅び」って一体。。。
「脳男」はまだ全然マシだと思った。
616 :
名無しのオプ:03/09/11 16:40
歴代乱歩賞作品中のワーストワンになりまつか?
どっちがヒドイでつか?
「滅び」や「翳り」もヒドイけど、ワーストワンは「左手に告げるなかれ」
だと思います。どうでしょう?
618 :
名無しのオプ:03/09/11 18:09
「翳りゆく夏」
まさに2時間ドラマ用に書かれたような作品。
小説を読む意義を感じさせてくれるような作品は、
もう必要とされていないのだろうか。なんか寂しい。
夜が涼しくなってくるころだしね。
「マッチメイク」
安易すぎる。プロレスという、その対象への思い入れが
なんも感じられん。「八月のマルクス」でお笑いへの思い入れが
感じられなかったのと同じ。
こりゃあ、出版社から取り次ぎ、書店での販売じゃなくて、
いきなりブックオフに流してほしい。
ちなみに高橋本は読んでます。プロレスファンじゃないけどね。
高橋本には「汗」を感じたんだけどなあ。
619 :
名無しのオプ:03/09/11 18:20
>ワーストワンは「左手に告げるなかれ」
だと思います。どうでしょう?
真保のお兄さんも酷評していたね。
「滅び」はヒドイというより弱いというイメージ。
「左手」は放り投げたくなる。
でも2時間ドラマやってたら、ふたつとも見ちゃいそうだ。
ワーストは『天女の末裔』でしょう。
候補は他にエノケン、ターンロード、マッチメイクあたりか。
私もワーストは『左手に告げるなかれ』だな。
『マッチメイク』はへたくそだけど、
このテンポに慣れれば一応最後まで読めます。
もうちょっと文章が上達すれば及第点はいくと思う。
『左手』はもうね、面白くないからね。
一応最後まで読んだけど壁に投げといたよ。
622 :
名無しのオプ:03/09/11 21:48
講談社の乱歩賞文庫、順番どおりなら最強のダメダメの組み合わせだったが、
さすがにそれは避けた模様。
623 :
名無しのオプ:03/09/12 12:39
漏れは「左手」好きだぞ!
タイトルだけは。
624 :
名無しのオプ:03/09/12 18:27
「左手」数頁で投げた・・・
誰だったか,文芸評論家がエノケンだの左手だの
ボロカスにこき下ろしているのを読んで胸がすっとした。
625 :
名無しのオプ:03/09/13 11:37
関口苑生さんじゃないの?
乱歩賞の予選委員をやってた人。
左手、映像化もやっぱつまらなかった。
被害者の奥さんをもっと人間的に描くべきだろう。
「マッチメイク」
期待してなかった分楽しく読めた。プロレスが八百長云々などと
いまさら何を?と思ったが、主人公のキャラクターで納得。これは
宣伝の失敗かな。最後のドタバタは余計だと思う。
「翳りゆく夏」
こっちの方が面白いかと思っていただけにがっかり。特になぁ。
大学生の描写が古すぎ。タバコを吸うのは進歩している女、とか
ひょっとして著者はまだ思ってはいないか。現実の固有名詞が
逆に鬱陶しい。洒落た会話も…
どうしても著者の略歴に目が行ってしまうのは穿ちすぎというもの
だろう。
628 :
名無しのオプ:03/09/15 13:53
乱歩賞シリーズの文庫、買いましたか?
629 :
名無しのオプ:03/09/15 14:08
選考経過とか、予選通過者の名前が載ってるからそこだけ立ち読み。
のりりん・西沢保彦の名前を発見!
630 :
名無しのオプ:03/09/15 23:14
ぽまいら!
「国銅」読んだほうがよっぽどタメになりますよ!
別にタメにならなくてもいいんだけどね
632 :
名無しのオプ:03/09/16 15:48
私はプロレスが好きなので、マッチメイクはおもしろかったけれども、プロレスに
興味のない人で読んだ人はいませんか。
プロレス全く興味なし、っていうより全然わかんない。
「マッチメイク」が面白くないのは、
題材云々よりもただ単にへたくそなだけだと思う。
脳男は買い?
文庫落ちしたけど
635 :
名無しのオプ:03/09/16 19:55
脳男は一種の超能力ものだから、そういうのが嫌いだと、だめだろう。
軽く楽しむ分には買って損はないと思う。
発端→探求ときて急に「動き出す」後半、この展開はそれなりに盛り上がるよ。
637 :
名無しのオプ:03/09/16 21:15
鳴海章って杉作J太郎に似てるよね
638 :
名無しのオプ:03/09/16 22:49
639 :
名無しのオプ:03/09/17 16:19
サントリーミステリー大賞受賞「イントゥルーダー」の作者ってヅラだよね
鳴海章って花村萬月に似てるよね
641 :
名無しのオプ:03/09/17 16:58
首藤瓜於って瀬戸内寂聴に似てるよね
ネタばれあり
「13階段」読んでがっかり。強引な展開もそうだけど、なにより主人公の
苦悩に共感できなかった。自分の女をレイプしたやつを殺したからって、
悩むかあ?そいつの親(これも性格悪い)に申し訳ないとか思うかあ?
そもそも悪をレイプで表現するっていうのが好きじゃない。
もちろん人それぞれです。面白いと思った人、気を悪くしないでね
643 :
名無しのオプ:03/09/18 09:45
>>642 >自分の女をレイプしたやつを殺したからって、
>悩むかあ?そいつの親(これも性格悪い)に申し訳ないとか思うかあ?
さほど悩んでいないと思うけど
644 :
名無しのオプ:03/09/18 13:21
「翳りゆく夏」は凄いよかった。
真保の「連鎖」なんかよりぜんぜん良いし、
正直、ここ数年ではナンバーワンだった。
「マッチメイク」は単純すぎる。
トレーニングの描写だけはよかったけど。
>>644 俺も面白かった。
台詞の古くささとかはあるけど、えらく丁寧なつくりで感心した。
プロでもなかなかここまで出来んだろ。オチもなっとくしたし。
こんだけのプロット作るのはけっこう凄いよ。
選考委員も、このスレでも色々難癖つけてるけど、新人だぜ?
646 :
名無しのオプ:03/09/18 15:22
作者ご本人が光臨されますた。
>>645 新人なら出来が悪くても許されるんですか?
648 :
名無しのオプ:03/09/18 15:47
モーツアルト、なんで作者は乱歩賞シリーズの文庫に入れたさせなかった
んだろう?
本人が駄作だと気づいたから?
649 :
名無しのオプ:03/09/18 17:13
>>648 まあ、作者と講談社の文芸部門との関係がアレだから。
(あくまで文芸ね)
モーツアルトは分かるけど、どちらかというと「プラハからの道化」
が文庫に入っていない方が謎。
651 :
名無しのオプ:03/09/18 22:01
プラハだって、作者が講談社と喧嘩したからねぇ
>>644 別に凄く良かったんならそれは否定しないけど、
「連鎖」より断然良かったところとか、
ナンバーワン的魅力を書けば?
今まで批評してる人だって批判内容をちゃんと書いてる。
煽るわけじゃないが、俺は「翳りゆく夏」ダメだわ。
教科書どおりというか、狙って書いているんだろうなあという感じが鼻をつく。
将来性がないというか、志が低い気がして。
あと、ここ数年でナンバーワンて何の意味もないようなw
654 :
名無しのオプ:03/09/18 23:14
教科書どおり書けるのも大切よ!
655 :
名無しのオプ:03/09/19 05:46
>このスレでも色々難癖つけてるけど、新人だぜ?
買って読んでるんだよ。金を払ってね。
新人も何も単行本になって商品として流通すれば
「消費者」は文句言うよ。
図書館で借りたとしても税金で買ってるんだし。
マッチメイクの殺害方法、よく分からないんだが・・・
ミステリーにする意味が無い話でしょ、コレ。
門番として成長する話にしたほうが、良かったんじゃない?
単純な格闘小説として。
翳りゆく夏は普通に面白かった。
なにも考えずに読んだからかな。
おいおいって感じで引き込まれた。
657 :
名無しのオプ:03/09/19 09:23
二作とも盛り上がってきたね
興味わいてきた
買ってこようかな
658 :
名無しのオプ:03/09/19 17:11
エノケンにくらべれば二作品とも傑作ということ
660 :
名無しのオプ:03/09/19 21:20
江戸川ちんぽこ
661 :
名無しのオプ:03/09/19 21:45
チンポ裕一
662 :
名無しのオプ:03/09/19 22:37
江戸川まんこっこ
663 :
名無しのオプ:03/09/19 23:15
江戸川コマン
664 :
名無しのオプ:03/09/19 23:29
乱歩先生の作風とは全然違う。
それなのに続いていく意味はあるのか?
666 :
名無しのオプ:03/09/19 23:59
ちんぽこ先生の作風ってなんでつか?
667 :
名無しのオプ:03/09/20 03:16
マッチメイクって読む気もしないんだが
試合中に事故にみせかけて殺害したとかそんな話?
まあ、そんな話だ。
マッチメイクは今時WWE(アメリカのプロレス、シナリオありを公式に認めている)が
日本人にも人気の世の中に出しても、「それが?」な作品だな。
671 :
名無しのオプ:03/09/26 21:06
連鎖は難しすぎた。
672 :
名無しのオプ:03/09/26 23:44
マチメク
リング上や場外の描写が夢枕莫を越えてるのなら買い
越えてないのなら世にだす価値なし
673 :
名無しのオプ:03/09/28 12:02
「果つる底なき」は?
674 :
名無しのオプ:03/09/29 15:12
>673
読んだけどイマイチかな。
どうしても同期受賞の福井晴敏とくらべられてしまうから
ある意味かわいそう?
この人の新作「BTなんとか?」はどうよ?
675 :
名無しのオプ:03/09/29 15:20
どうも横溝には間に合いそうにありません。
松本賞は今回は様子を見て、乱歩賞に送る事に決めたよ。
よろしくな。
「猿丸幻視行」は糞だった。
677 :
名無しのオプ:03/09/29 20:10
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.casinoglamour.com/~14ts/japanese/
678 :
名無しのオプ:03/09/30 00:04
「脳男」文庫が出て喜んで買ったまでは良かったが…。
まだ半分だが、展開が遅い、会話はダサい、細かい粗が目に付くetc。
ここから面白くなるのか?
ならない
俺も、文庫で脳男買ったが、
先にこのスレ読んでおけば良かったと激しく後悔した。
681 :
名無しのオプ:03/09/30 12:03
>680
まあワーストワンは「左手」だとしても
ワースト3に入るかという作品だからな。
ちなみに漏れのワースト3は
「左手」
「脳男」
「滅び」
です。今年の二作は未読なんだけどね。
みんなはどうよ?
682 :
名無しのオプ:03/09/30 16:30
近所のコンビニのパートのおばさん、どっかで見たことあると
思ったら「左手〜」の渡辺容子にそっくりだった。
683 :
名無しのオプ:03/09/30 16:34
>682
そのおばさんは万引きを捕まえる人でしょう。
「マリス」、「果つる底なき」、「マルクス」、「マッチメイク」を四天王としたい。
まあ最近のはみんな屑ということで。
「左手」はまだ読んでないけど、このスレを見たからには読まずばなるまいw
それでも「エノケン」最強。これだけは譲れない。
審査員評を読んでもナゼ受賞したのかわからないんだもん。
685 :
名無しのオプ:03/09/30 23:54
>このスレを見たからには読まずばなるまいw
なんか動機が不純でないかい?
686 :
名無しのオプ:03/10/01 00:04
相当イタイ、漫画キャラ(ワロタ
「左手に」の司令長
「滅び」のカルト大西
「八月」のセロリジャム
こんなんで大丈夫かいな、乱歩賞。
>686
それを云ったら、評判の悪くない「TY」なんか
EVAそのまんま
688 :
名無しのオプ:03/10/01 10:51
エノケンとマルクスが読みたくなりました。
漏れの中のワーストである滅びと左手を越えるかある意味楽しみです。
689 :
名無しのオプ:03/10/01 18:30
91 :名無し物書き@推敲中? :03/03/15 03:42
今年の乱歩賞は凄まじい作品が受賞すると、知人の下読みが言ってたよ。
知人の感性が審査員に通じれば、その作品が出てくるんじゃないかな。
守秘義務という事で、一切教えてくれなかったけど。
楽しみにしています。
690 :
名無しのオプ:03/10/01 22:26
↑どこスレよ?
■■■■■読者への挑戦状■■■■■
>>690 689がどこの板のレスなのかを当ててみよ。
君の前には既にその謎を解くだけの情報が明らかな形で示されている。
ちなみに、当然私は689でも該当スレの91でもない。
これはあくまでもフェアなレスである。
>>690 別にたいしたカキコじゃないだろ。
思わせぶりなだけで去年や一昨年にだって当てはまることだから
>>689 友人が本当に凄まじい作品を読んだのなら、落選して
他から出るであろう。
毎年、凄まじい作品やん。
すごまじい謎だ・・・(ゴクリ
696 :
名無しのオプ:03/10/02 22:26
毎年、乱歩賞だけは気にかけてるんだよ
だから、問題作!とか大型新人!とか満場一致!称賛の嵐!ってかんじのジャックやめてよ
そんなの乱歩賞作家にかぎらないでしょ。
いったい「今、最も注目されている新人」が何人いることやら・・・
698 :
名無しのオプ:03/10/13 13:28
それと
○○○○(人名)絶賛!!!
というのもやめて、、、
699 :
名無しのオプ:03/10/13 13:31
700 :
名無しのオプ:03/10/13 14:17
久世光彦「1934乱歩」かなぁ。
乱歩賞作家の大半が、なんか基礎教養がアニメで、社会経験が
コンビニバイトか警備員どまりって気がして、読むに耐えぬ。
701 :
名無しのオプ:03/10/13 17:00
団塊世代の甘えは鼻につくけど、テロパラは面白かった。
マルクスはあまり面白いとは思わない。
702 :
名無しのオプ:03/10/13 18:58
要するに密室型職業の暗部をえがいて
ショッキングな事件をおこして
人情味をほんのり残せばうけるんだろ
ちょろいぜ
703 :
名無しのオプ:03/10/14 01:22
乱歩賞全集に「プラハからの道化たち」が収録されないようなのはなぜ?
「モーツァルトは子守唄を歌わない」については、作者との対立があったと聞いたけど。
トラブルがあったとしても、受賞作を全集に入れないのは不自然な気がするのだが。
704 :
名無しのオプ:03/10/14 01:50
>>700 選考委員もアニメとマンガを見て育ったわけで、
アニメ的リアリティに萌えやすいのは仕方ない。
これも時代の流れ。
そもそもハードボイルドがヒーロー物世代の産物。
今後アニメ物が増えていっても、そのうち違和感なくなるはず。
705 :
名無しのオプ:03/10/14 02:18
つーか「1934乱歩」て乱歩賞と関係ないだろ
706 :
名無しのオプ:03/10/14 05:39
「13階段」と横山秀夫の「逆転の夏」って
プロットがかぶってない?
逆転の方を先に読んだんだけど、13を読んでて落ちに入る頃、
激しくデジャヴが・・・。
調査の依頼人は誰か?その資金の出どこは?彼女があの男にアレされてるな、
とか、かなり早い段階でわかる。
それと映画のクロスカッティングの技法が随所に見られるわりに、
サスペンスの盛り上がりはいまいち。かえって視点が変わりまくるので、
感情移入しづらい。クライマックスで検事がアレしてるんだから、
執行はアレだと、そんなことはねえだろうと。
と難点はいろいろあると感じたけど、面白く読めた。
ハリウッド映画の面白さにやや近い。
平積みされた文庫「脳男」がバカスカ売れていくのを止められない
自分の無力さを思う、文庫「脳男」被害者の俺。
708 :
名無しのオプ:03/10/20 09:51
>707
読み終わると被害者たちはブクオフにバカスカ売りにいく。
709 :
名無しのオプ:03/10/20 16:36
某雑誌のK弁護士のコラムで「マッチメイク」?(プロレスなんたらの方)がボロクソに
言われてたぞ 弁護士的な見地からの評価で
710 :
名無しのオプ:03/10/20 21:44
テロリストノパラソルまずまず
711 :
名無しのオプ:03/10/21 00:26
「脳」と「モノクロ」はやめとけ
712 :
名無しのオプ:03/10/21 03:56
評判の悪い「エノケン」だが、俺には面白かったよ。
トリックはヘボかったけど、読んでて楽しかった。
一番傑作だと思うのは…「焦茶色のパステル」
馬の血統を扱ってるから、競馬にうとい俺には
何のことだか、と思ってたら、最後にやられた。
専門知識をトリックに使う見本のような作品です。
あれがデビュー作とは恐れ入る。
713 :
名無しのオプ:03/10/21 05:06
連鎖
テロパラ age
715 :
名無しのオプ:03/10/23 21:25
検察捜査はどうでしたか?
警視庁以外の警察本部をご存知の方に伺いたいが、殺人を扱うのは捜査二課じゃないよね? 一課だよね?
……「検察捜査」って、書いたの弁護士のはずなんだがなぁ。
>>716 知能犯と汚職とか選挙犯罪とかの捜査をするとこ>二課
718 :
名無しのオプ:03/10/24 03:36
>>716 よく覚えてないけど、あれは弁護士会にガサ入れとか、
捜査をかけるって話じゃなかったっけ?
警視庁捜査二課はこないだ辻元を調べたように、
地検特捜部のようにデリケートな事件を扱うってことじゃないの?
日弁連や最高裁にガサを入れるなんてことは実際問題として
なんいんだろうけど、法的な可能性はあるって書いてあったような。
>>718 いやいや、ガサ入れは東京地検特捜部がやったのだが、肝心の殺人事件(大物弁護士殺害)の件で、
主人公の検察官が話を聞きに行った先が神奈川県警本部の捜査二課。
なんかおかしいんだよね。
事件の性質によっては殺人事件であっても知能犯係や盗犯係が
本部に組み入れられることなんか珍しくもなんともない。
>>720 なるほど。勉強になります。つうことは、あれはあれで正しいのね。
723 :
名無しのオプ:03/10/25 16:19
疑い深く、信じやすい。
熱しやすく、冷めやすい。
幻想と狂気、たまに真実。それが2ちゃんw
まあ、例の有栖川詐欺事件で警視庁公安部が出張ってくるようなこともあるわな。
詐欺事件なら普通は二課のはずだが。こんなことを小説の中で書いたら
絶対にどこかから突っ込みが入るはずだよなぁ。
虎の尾を踏んでしまったんだろうね。お気の毒に(w
726 :
名無しのオプ:03/10/29 09:46
「死水」どうよ?
乱歩賞受賞後第一作(たぶん)だが。
12→イージス(福井晴敏)みたいな大化けしたのかな?
読んだ香具師いますか?
727 :
名無しのオプ:03/10/29 10:45
有栖川事件は皇室がらみだから、公安が調べるのが当然だろ。
一応、家系とか洗ったんじゃないかな。
万にひとつだろうけど、それこそ虎の尾を踏む可能性があったからね。
728 :
名無しのオプ:03/10/29 13:08
やっぱり、しまそうの占星術だな。
落選したけど。
729 :
名無しのオプ:03/11/03 08:42
730 :
名無しのオプ:03/11/03 21:43
天女の末裔とターンロードはひどいなあ。石井は文章下手なところだけ新本格なみだし。
俺はやっぱテロリストのパラソルだな。めちゃめちゃはまったよ。
732 :
名無しのオプ:03/11/03 23:12
テロパラは文章がうますぎ。新本格で北村のみ評価されたたのと同じかも。
>>731 732
だからこそウンコ団塊の世代w(一線で活躍している作家に多い)にバカウケだったんだろうね。
でも、これ一作しか面白いのがないのがイタイ。
他三作くらい読んだが、見きりをつけました。
誰でも生涯一編の小説は書ける、というその一編が大当たりしただけの単なる大甘ジジイだったのかな
734 :
名無しのオプ:03/11/03 23:44
>>733 でもなあ。乱歩賞以外に、受賞者が化けそうな賞がないんですよ。
(OUTとか)
735 :
名無しのオプ:03/11/04 00:53
>>732 ミステリではないけど、「ダックスフントのワープ」っていう傑作書いてるよ。
もう十年以上前の作品だけどね。
俺にとってのオールタイムベスト。
高校か中学の頃読んで、えらい感激した。
・・それがいかんかったのかなぁ・・
736 :
名無しのオプ:03/11/04 01:03
>>733 乱歩賞だしなあ。
新本格嫌いにとってどうか。
メフィストは読めないし。
>>733 そうかもしれないけどね。
でもあの文章だったら読み続けてもいいかなあと。
新本格とかメフィストとかは一部を除けば30過ぎには
つらいのよ。
>>735 ありがとうございます。最初の方だけ読んだことがあります。
ちょっと苦手でした。テロパラで進化した印象があります。
(ストーリーは退化したかも)
738 :
名無しのオプ:03/11/04 21:28
>>712さんへ
私も「焦茶色のパステル」大好きです。
前年に最終候補まで行った「明日天気になあれ」も競馬物の傑作です。
「焦茶色のパステル」よりも評価する人もいるぐらいです。
739 :
名無しのオプ:03/11/04 22:24
>>737新本格とかメフィストとかは一部を除けば30過ぎにはつらいのよ。
禿胴。
740 :
名無しのオプ:03/11/04 23:02
あえていえばですが、新本格ってそんなにすごかったか、
と思います。現役作家は馬鹿にしてたのではないかな。
むしろOUTとか高村、宮部がミステリを盛り上げたのでは
ないかと。
741 :
名無しのオプ:03/11/05 01:29
高村、宮部は推理サスペンス大賞(ホラサスの前身)、
桐野は乱歩賞出身だね。
推理サスは高村以降、大賞を出せない年が続いて消滅。
乱歩賞は大賞に値しないでも出し続ける。
「滅びの」「マッチメイク」「左手」「マルクス」・・・
俺は該当作なし、のほうがいいと思うがマジで。
742 :
名無しのオプ:03/11/05 01:40
該当作なしもひとつの手だけど
乱歩賞ってアベレージ・ヒッターを拾ってる感があるからなぁ
雑誌に短篇ちょこちょこ書いて、長編を年に1、2作。
ホームランがなくても息が続く、とか。
問題は打率が低くなってる気がするところ…
743 :
名無しのオプ:03/11/05 01:44
>>741 でも結局乱歩賞以外期待できないでしょう。(相対的ですが)
「左手」は短編作家だし、「マルクス」は上昇中だし。
そういえば最低といわれる「天女」も短編ではまあまあみたいです。
744 :
名無しのオプ:03/11/05 02:45
13階段読了。
脳男で鬱になったばかりだったので、救われた。
13階段、映画より面白いですかね
746 :
名無しのオプ:03/11/05 03:44
13階段って読まないでもパターンがわかっちゃうから読むきがしない
きっとよくできてるんでしょう。死刑囚の深いテーマがあるんでしょう。あっと驚くどんでんがえしがあるんでしょう。
これじゃいわゆる型にはまりすぎ。
>>742 単に乱歩賞が金を生み出すから毎年ムダに強引に受賞者をだすんだよな。
単行本も五万部はいくしね
って、確か関口がいってた
>>742 それでも打率は高いよ。化けた作家の数みると。
750 :
名無しのオプ:03/11/06 02:22
age
751 :
名無しのオプ:03/11/06 11:22
>749
化けたのって
福井、東野、桐野、真保あたりかな?
高野は受賞後化けた、というわけじゃないよね?
752 :
名無しのオプ:03/11/06 22:47
賞をとってからの作品で、長編でも短編でも本当にひどい、駄作にも値しない
ものしか書けなかったのは石井・ターンロードだけですよ。
受賞第一作の短編がまずひどい。江戸川乱歩の文庫の解説すらひどい。
753 :
名無しのオプ:03/11/07 00:30
「風の」は23才ぐらいで書いたんだろ?石井。
確かに青臭い小説だけど、ミステリになってるし、
語彙も豊富なようだし、文章もしっかりしてそうな。
作者が背伸びをして書いてるような描写がイタイし、
傷は多いけど23才であそこまで書けるヤシはそうはいないんではないかと思った。
正直、ちょっと驚いたぐらい。
受賞後、ノベルスなんかに書いてたようだけどダメだったの?
SFも書いてたみたいだね。
高校生の頃からガンガン書きまくってたらしいけど、
賞を獲るのが早すぎたのかな?まあ作家としてやっていけてるんならいいけど。
>751高野は受賞後化けた、というわけじゃないよね?
高野って、もう化けたの?
754 :
名無しのオプ:03/11/07 00:59
>>753 石井は作家としてやっていけてない。(今はホテルマン)
なぜだか知らないが薫葉タンの師匠
756 :
名無しのオプ:03/11/07 01:10
>>751 ただ化ける可能性が高い作家として、
池井戸---福井と同時受賞、ただ経済小説っぽいところがあるので(もと銀行員)、
2chでは受けないけど。吉川新人賞候補にもなっているので、これからでしょう。
(ただし、化けても2chでは話題にならんとおもう)
マルクスの人--実は玄人すじにはジワジワと評価上昇中。受賞作品がひどかっただけ。
脳男の人---受賞第一作が地味にいい。脳男でがっかりした人はそのあとの作品を
読んでみよう。
757 :
名無しのオプ:03/11/07 01:46
脳男はホラー色が濃く、ジャンル違いというような意味合いで、
つまらんかったとうヤシが比較的多かったんではないかい?
俺は小説としては悪くないと思ったけど。
マルクスの人は、なんつーか、主人公を通して見えてくる作者の自意識過剰さが
鼻持ちならん、という感じ。生理的にイヤな小説だった。
だから評価が上昇しようが二度と読む気がしないな。
ハードボイルドを気取ったクサイ文章でも、テロリストあたりだと、
どことなく作者のユーモアや稚気、厭世観のようなものが感じられて、
読めないことはないけどね。おそらく作者の「気持ち」が入ってるんだろうね。
比較してマルクスには「作り物感」が強い。
まあ個人的な感想だけど。
758 :
名無しのオプ:03/11/07 02:13
>>757 マルクスはただたんに下手だっただけだと思います。
書いてるうちに上手くなったんでしょう。テロリストと
比べるのはちょっとかわいそうです。
759 :
名無しのオプ:03/11/07 08:26
なんと「滅び」は文春の人気ランクで3位になってたんだね。
どこが面白かったのか、小一時間・・・。
マジで面白いと思った香具師がたくさんいるのなら、
俺の小説を読む「感性」ってよっぽど狂ってるんだな。
もう俺ってだめぽ。世間の評価とズレまくりはじめたようだ。鬱
760 :
名無しのオプ:03/11/07 19:48
乱歩賞の作家って突然化けるからな。
井沢だって化けたし。ただ何に化けてんだと問い詰めたい。
>何に化けてんだと
(w
762 :
名無しのオプ:03/11/07 20:41
最近の受賞者見ると、同時期のサンミス受賞者のほうが
伸びてると思う。垣根諒介や笹本稜一の近作は、年間
ベスト20クラスだと思っている。
763 :
名無しのオプ:03/11/07 21:55
>
>>762 サンミスはまったくのノーマークでした。今度読んでみよ。
しかし乱歩賞受賞者は伸びるのではなく化けるのです。
それもいきなりベスト1クラスに。
>>755 薫葉の文章っていうのが「今では」石井「ホテルマン」の
劣化コピーなのよ。
難しげな漢字をかなり使うけど、そのせいで文章にリズムなし。
やたらロマン主義(それも痛めの)。
観念的かつ抽象的な描写。
師匠選びを間違えた気がするけどなあ。
思ったけどこれって新本格にもあてはまる。
765 :
名無しのオプ:03/11/07 22:45
>しかし乱歩賞受賞者は伸びるのではなく化けるのです。
なんだよ、大げさだな。
桐野のOUTはともかく、真保や福井は子供相手としか思えんが。
俺の場合、女流には甘いけどね。
766 :
名無しのオプ:03/11/07 23:49
>>765 大人相手の作家はだれだよ。
予想:二階堂
767 :
名無しのオプ:03/11/08 22:13
話がずれすぎているぞ。戻してベストとワースト3つ。
ベスト3つ
1.「作者も」大いなる幻影「怖いぞ」
2.「大人の」枯れ草の根「小説」
3.「文章」テロパラ「上手すぎ」
ワースト3つ。
3.「金には」エノケン「汚い」
2.「ほそぼそ」天女「営業中」
1.「いまでは」風のターンロード「ホテルマン」
こんなところかな。ベストは好みで多少変わるかもしれません。
ワーストはてっぱん。
>>767 >1.「作者も」大いなる幻影「怖いぞ」
ワラタ
くそっ!
近所のブクオフで文庫『脳男』が早くも100円!!
そりゃあんだけクソならみんな速売りするわな…
770 :
名無しのオプ:03/11/11 02:41
だから脳男ってそんなにクソじゃないよ。
鮎と辛口と嵐山と薫葉よ。
おまえら馬鹿なんだから、ほめとけ。
771 :
名無しのオプ:03/11/11 12:03
>767
ワーストに「左手」も「滅び」も「脳男」もはいっていないところがすごいっす。
ベストにテロパラが入るくらいだから
773 :
名無しのオプ:03/11/11 12:46
「顔に降りかかる雨」は最悪だった。
何が面白いのか全く分からない。
乱歩賞云々関係なく今まで読んだ小説の中でワースト1。
まぁ、面白かったと言う人もいるんでしょうけど・・・。
「これは最高傑作だ!」と思う作品もあれば先に挙げた作品のような物もある。
選考委員も大変だね。
774 :
名無しのオプ:03/11/11 13:08
>>773 主催者側の出版社は、「一発屋でなくコンスタントに書ける新人」
を選考委員に要求する(高額賞金払ってるし)。だから受賞作
そのものは凡庸でも、伸び代がある新人を優先する。その結果、
のちに化ける新人も受賞作が「?」なことは多い。
この点、一点豪華主義のメフィスト賞とは異なる。
確か『顔に降りかかる雨』について、佐野洋が「推理日記」でガソリンメーターについて指摘してたな。
(エンジンがかかってないのに残量が分かるのはおかしい)
あと、以前吉祥寺に住んでいたが、妙に吉祥寺のイメージが湧かない。作者の仕事場は吉祥寺なのに。
新野剛志『もう君を探さない』(受賞後第一作)の方がイメージが湧いた。
>>775 それよりも人狼城がおすすめ。
騙されたと思って読んでみなよ。
ラストなんかもう愕然とするよ
結局、受賞作では評価できないんだよなあ。
型にはまらなきゃ受賞できないから。
東野や桐野は化けたというか?
778 :
名無しのオプ:03/11/14 22:37
>>777 でも受賞作で評価できないのって、成功なのかなあ。
まあ他の賞とくらべると成功してるけど。
779 :
名無しのオプ:03/11/14 23:08
ここに乱歩賞に応募した人いないかな。
あと
>>117もだな
2年前だが…まだ書いてるのかな?
来年もガンガレ!
782 :
名無しのオプ:03/11/24 09:45
岡島はやはりよかった。
783 :
名無しのオプ:03/11/24 15:52
検察捜査と左手に告げるなかれが好きなのですが、
渡辺容子は寡作というか、左手を越える作品が無いと思う。
これの続編書けばいいのに。
検察捜査は話と、検察官&事務官の関係に萌えました。
でも逆にこれが不評だったりするようですね。
784 :
名無しのオプ:03/11/24 16:23
>>775 (エンジンがかかってないのに残量が分かるのはおかしい)
かけなくてもわかるよ
んだ。
エンジン切っても表示はリセットされない>ガソリンメーター
佐野洋は無免許( ´∀`)
787 :
名無しのオプ:03/11/25 07:14
俺もよく覚えてないけど、昔の車はエンジン止めてるとEだったような。
エンジンかけてから、
針がすーっと動いて残量がわかるようになってた気が・・・
いや、もうはっきりとは覚えてない。
788 :
名無しのオプ:03/11/25 15:52
推理日記では、メーカーとかに問い合わせたら、車種によって(BMW?)
違うから間違いとは言えないと納得してたじゃん。
789 :
名無しのオプ:03/11/25 15:56
読書=間違い探し
790 :
名無しのオプ:03/11/25 16:53
別にみんなアラさがしをしてるわけじゃないんだろうが、
気になるんだと思うよ。ミステリの場合は特に。
SFにおける科学的な正しさが気になるみたいに。
普通小説(一般小説)だと、あまりそんな批判はでないよな。
特にトリックに絡む場合は厳密に可能かどうか、
検証したくなるのだろう。
791 :
名無しのオプ:03/11/26 03:20
無難作品が乱歩賞に多いのは、ミステリ界のミス指摘合戦を反映してるからだろね。
ミステリでも社会的価値が大きい作品はあるし、そんな主論の書評もたまには見たいもんだが…。
最近、作品の意義や到達点に触れない論議(欠点論議)に苦言が出てるが、系統分類とアラ探しのイメージが強くて、正直ミステリー書評には食傷気味。
某誌書評のバックナンバーをまとめて読むと、2ちゃんのコピペを思い出す。
ここで話題になってる本、全部古本屋にあったよ_| ̄|○
俺はさすがに古本屋で存在を確認した本を見てみぬフリして
新品を買うほどの剛のものではないわけで。
いくらくちこみで話題になっても古本屋にあるんじゃ
もう作家の未来はないな。
794 :
名無しのオプ:03/11/26 12:48
>>793 マイナーな作家の本がリサイクル店に何冊も置いてるか?
買われる絶対数が多けりゃそれだけ売られる数も多いだろ。
面白い面白くない抜きにしても
乱歩賞ってのはそのネームバリューだけで売れてるんだよ。
>>793 根本的に何かを誤解してるようですが、もしかして馬鹿ですか。
>>795 普通の出版者から出てたらネットのリサイクル店で売ってないものはないが
「キングコング・ボンズ」という
センスのかけらも無いネーミングに
萎えたのは私だけですか?
該当作品無し が出なくなってからは時間の無駄
801 :
名無しのオプ:03/11/28 23:18
802 :
名無しのオプ:03/11/29 00:23
脳男、そんなにひどいか?
普通の娯楽小説として読めるだろ。乱歩賞としては?だけどね。
803 :
名無しのオプ:03/11/29 00:39
804 :
名無しのオプ:03/11/29 00:51
新本格厨房どもはもう相手にするな。
メフィスト賞と愉快な仲間達にでも囲っててもらいたいよ。
「蟻の木の下」と「蝶たちは今…」が良かったな。
ただ、今や賞としては地に落ちた観がある。
まぁ、出版社としても売れ線はずしたものに賞は与えにくいか。
>>805今や賞としては地に落ちた観がある。
実は新本格厨以外には、そうでもないよ。受賞後の成長を考えてみ。
807 :
名無しのオプ:03/11/30 01:14
もう新本格厨房は死ねよ。頼むから。
808 :
名無しのオプ:03/11/30 01:48
佐竹一彦さん(本名松本豊)のご冥福を祈る。
凶刃「村正」殺人事件は92年の乱歩賞最終候補だった。
このときの受賞作は白く長い廊下川田弥一郎。
同時受賞でもいいという声が多かった、とも聞く。
佐竹さんは、90年にオール読物推理小説新人賞を受賞、
元警部補という経歴を活かしたリアルな警察小説の書き手として注目されていたが、
受賞にはいたらなかった。
その後、刑事部屋、警視庁公安部、潜入捜査などを発表。
10年と少しの短い作家活動だったが、
人間くささの漂うその作風が俺は好きだった。
乱歩賞を獲っていたら、おそらく作家としての活動も違ったものになっていだだろうね。
運だなあ、ほんと賞って運がつきまとう。
809 :
名無しのオプ:03/11/30 03:08
>808
まったく。
当時の選評では五木寛之が1位にしてるね。西木正明あたりも重箱のスミをつついているが、そんなもん受賞後段階で直させりゃいいじゃん、って感じ。
810 :
名無しのオプ:03/11/30 03:27
選評や書評を読んで「木を見て森を見ず」を思い出す事もしばしば。
京極先生の「もっと森を見よう」的な提言は本当に意義があると思う。
811 :
名無しのオプ:03/12/01 21:18
乱歩賞をとれば作家になれるの?
812 :
名無しのオプ:03/12/09 14:16
>>808 で、代わりに受賞したのが川田弥一郎ですか。
「乱歩賞初の現役医者が受賞! 」てウリが欲しかったのかな?
(それ以前に現役医者の受賞者がいたらすまん)
例によって『このミス』では今年の2作はズタボロでしたな。
814 :
名無しのオプ :03/12/09 17:58
でも、文春では2作ともトップテン入り確実。
815 :
名無しのオプ:03/12/09 19:56
乱歩賞の場合、本来受賞作なし!の年は、
逆に2作出して「あわせて1本」ってな感じだからな。
あるいは毛色の変わったものを受賞させる場合は、
従来路線の作品と抱き合わせで1本って感じもある。
816 :
名無しのオプ:03/12/09 20:19
>>812 この後だか先だかに「検察捜査」が受賞して、
当時のniftyサブオペだった太田忠○が「乱歩賞は職業が特殊でないと取れない」と発言して関口エンセーとケンカになった。
ちなみに二階堂禿人は当時会員でなかったのだが、会員だったら間違いなく噛み付いていただろうな。
817 :
名無しのオプ:03/12/09 21:02
このミス大賞とった「四日間の奇蹟」
はやっぱ無視かな?
818 :
名無しのオプ:03/12/10 10:43
その関口さんだが、自著の中で、
「左手」を限りなく悪評している。
自分が予選委員だったんだから、上げるなっつーの。
まあいろいろと事情があるんだろうけどね。
819 :
名無しのオプ:03/12/16 20:50
もともと関口は他人を貶すのを生業としているからなあ。
俺は鳴海と真保が同時受賞した年が一番ハイレベルだったと思う。
1 鳴海真保
2 野沢
3 13階段
こんなランキング。
820 :
名無しのオプ:03/12/16 21:50
>俺は鳴海と真保が同時受賞した年が一番ハイレベルだったと思う。
まったく胴衣。俺、あの年の受賞作読んで、乱歩賞あきらめた。マジで。
・・・というわけで負け犬が傷を舐めあうスレとなります
ご協力お願いしまつ
822 :
名無しのオプ:03/12/16 22:35
>821
まずは君から。
ターンロードと天女とエノケンを読んで、自信もて。
話し変わるが、関口の「江戸川乱歩賞とその時代」は面白いね。
脳男って福井の小説を水で500倍に薄めたような読み心地だった。
とりあえず作者をガンダムと海自で煮込んで、出汁を取ってくれ。
825 :
名無しのオプ:03/12/17 01:36
>>824 福井は文章がひどすぎた。ありゃだめだよ。
その後よくなったけど。
826 :
名無しのオプ:03/12/17 11:27
>813
このミスでは乱歩賞ワーストワンは「天女」だったな。
827 :
名無しのオプ:03/12/17 12:22
ベストは13階段でしょう。
828 :
名無しのオプ:03/12/17 15:27
天女って叩かれているけど
そこまで悪かったかなあ。僕の中では
波線のマリスとか鳴海のハイジャックものの方が読めなかったけどなあ。
あと8月のマルクスもだめだった。滅びのモノクロームも天女以下だなあ。
829 :
名無しのオプ:03/12/17 19:27
>>828 好き嫌いは別にして「マリス」と「天女」比べちゃまずいよ。
力量に差がありすぎ。
830 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/12/17 20:26
>>829 しかし天女の文章レベルで叩かれるんだから
乱歩賞ってレベル高いなあ……。とほほ。
え?>830
オフィシャル1?
新本格厨には異論があると思うけど、乱歩賞はまだいいよ。
この賞まで、よくわからん建物とか萌えとかになってほしくないな。
新本格マニアが運営してるサイトで、「乱歩賞はもう期待できない」
って書いてたけど、お前に言われたくないよ。
833 :
名無しのオプ:03/12/17 23:23
俺のベストは
1『焦茶色のパステル』
2『連鎖』
3『モーツァルトは子守歌を歌わない』
4『花園の迷宮』
かな(字が違ってたら御免)。
ただあんまり受賞作を読んでないけど、
つーか、読みたくなる作品が少ない。
>>833 ランキングをみると、あなたは本格マニアじゃないですね。
ききたいけど、「連鎖」ってさ、あの密室トリックがないほうが良かったと思いませんか。
835 :
名無しのオプ:03/12/18 00:06
参考までに関口エンセーの「江戸川乱歩賞と日本のミステリー」から、一行引用で。
1984 天女の末裔「何ひとついいところがない」 p257
1985 モーツァルト「ここを出発点として、〜みるみるうまく」 p262
1985 放課後「すべてが目を見張らせるばかりの出来栄え」 p264
1986 花園の迷宮「小説として潤いのない」 p271
1987 風の〜「読み直そうとしたのだが、これがおそろしく苦痛」 p277
1988 白色の残像「今の小説が必要としてるなにかがある」が、「リアリティーの無さにがっかり」 p289
1989 浅草エノケン「およそ小説とは呼べそうにない」 p295
1990 剣の道「トリック以外があまりにもお粗末すぎる」 p313
1990 フェニックス「意欲は積極的に買いたい」が「小説としての完成度は低い」 p309
1991 連鎖「5/6の予選委員がA評価」 p321
1991 ナイトダンサー「読ませる小説であったのは確か」 p329
1992 白く長い廊下「主人公に魅力がなさすぎる」 p343
1993 顔に降りかかる雨「女性向けロマンス小説でしかない」 p343
1994 検察捜査「予選委員の4/6がA評価」 p361
1995 テロパラ「予選、本選満場一致でA評価」 p362
1996 左手に〜「良かったのは冒頭の導入部だけ」 p370
1997 破線のマリス「いろいろな意味で問題作」 p382
1998 果つる〜「人物造形に深みがない」が「意欲作」 p391
1998 12yo「作者の考えを〜語られてはたまらない」が「戦闘場面は出色」 p398
1999 八月の〜「なんとも古めかしい作品」 p402
>>834 すみません。覚えてません(^^;)
>>833の順位は、面白かったという印象を記憶している作品を、
印象の強さや当時の読書メモをもとに並べたものです。
そんな訳で4作品とも内容を殆ど覚えてません(^^ゞ
特に『連鎖』は、当時の読書メモに「話が錯綜していて判りにくい」
という意味のことが書かれているくらいなので、尚更覚えてません。
つー訳で機会があったら『連鎖』を再読してみます。
きっと初読の時の感動をまた味わうことができるでしょう。
837 :
名無しのオプ:03/12/23 18:00
今更ながら『テロリストのパラソル』の文庫、ブックオフにて100円で買ってきて読んでみました。
が、速攻でゴミ箱行きでした。
僕ダメでした、感情移入が全くできませんでした。
登場人物の全てが、物事を分かりきった様な言い回し...
しかしこれだけ絶賛されている作品、僕の理解力がオカシイのかもしれません。
まぁ100円でしたし、さほど文句も言えませんが...
テロパラは評価が極端に2分される傾向にあるようなので、気にするな
840 :
名無しのオプ:03/12/30 22:20
来年の乱歩賞が決まるまでにきえているかもこのスレ
841 :
名無しのオプ:04/01/01 13:10
>僕の理解力がオカシイのかもしれません。
理解力うんぬんが問題になるような難解な小説じゃないよ。
どう感じるかだけ。
誰かの選評にあったように「人が歩き電車が走り犬が吠える」といった、
普通のことを書いても味があると感じるかどうか。
ホットドッグが旨そうだと、読んでいてうれしく思うかどうか。
わずか5才の少女とのやりとりに面白みを感じるかどうか。
ただし、充分に臭い、鼻につく小説であることは確か。
ちなみに乱歩賞史上、初めて予選を全員一致でAランク通過。
全選考委員が推挙、直木賞も受賞という快挙を成し遂げた作品だっしゃ。
さらに一番売れたらしい。
842 :
名無しのオプ:04/01/01 15:01
>>835 その選考委員が何人A評価とかいうコメントだけど関口自身の評価はどうなんだ
843 :
名無しのオプ:04/01/12 06:56
844 :
名無しのオプ:04/01/12 14:27
845 :
名無しのオプ:04/01/12 21:13
846 :
名無しのオプ:04/01/13 23:24
大いなる幻影読んだ。
これ余り推理小説じゃないって感じがしたよ。
でも作品の存在感はぬきんでてるとは思った。
847 :
名無しのオプ:04/01/14 00:10
>>838 テロパラは宮崎学に、「当時の学生運動がこんなにキレイだったわけないだろう。ふざけるな、この野郎。」
と酷評された小説です。
テロリストの単行本の伊織のドアップ写真は
一体なんの意味があるのかと。
わからない人が見たら過激派が書いたノンフィクか
学術書と勘違いしちゃうんじゃないか。
しかもそんな感じの顔だし、そんな写真だし
849 :
名無しのオプ:04/01/14 13:25
早稲田と東大ではちと違ったのだろう、活動の感じも。
「電通に勤めていて何がテロリストだ、プッ」
というのが突破者の学さんの素朴な感想なんだろう。
学さんの書く世界が学生運動のひとつの描像なら、
伊織さんの書く世界もまた、ひとつの描像。
早稲田と東大の違いというより、運動の状態にどう関わり、なにを感じたのか、
ということが問題となる。
850 :
名無しのオプ:04/01/14 18:32
>>849 そういう問題じゃないだろう。
学生運動が所詮若気の至りの極めて恥ずかしい行為であったとしても
大学間を超えて共闘すべきものだという基本的認識に立って行なわざるを得なかったはずだ。
各種派閥はあったとしてもね。
いずれにせよ、伊織の作品がその時代の雰囲気のいいとこ取りだけで成立しており、
団塊の世代向きの大人の御伽噺の限界を出ていないというのは確かであろう。
大学間の差であるという言い訳は、上記の理由により却って墓穴を掘ることになる。
上手いとは思うよ。でも、シラフで感動はなかなかできないよ。
なにしろ矢吹ジョーを彷彿とさせるようなボクサーのプロフィールが臆面もなく
主要人物に使われてるんだからね。
いい加減にしろよとは宮崎でなくとも言いたくなるところだろう。
851 :
名無しのオプ:04/01/14 19:42
>>850 そういう問題じゃないだろう。
> 大学間を超えて共闘すべきものだという基本的認識に立って行なわざるを得なかったはずだ。 各
ほう、そうなの。よく知ってるね、当時のことを。
「行なわざるを得なかったはずだ」なのね。ふーん。
>大学間の差であるという言い訳は、上記の理由により却って墓穴を掘ることになる。
誰が言い訳をしてるの?東大と早稲田には違いがあったことは事実だし。
「849早稲田と東大の違いというより、運動の状態にどう関わり、なにを感じたのか、
ということが問題となる」
って書いてない?読めないの????日本語。君の方が墓穴を掘ってない?
なんかさあ、学生運動に関わってたって言っても、いろんな関わり方があんのよ。
さめてたやつもいたし、理論も共闘もなく、人の輪から外れてもくもくと爆弾つくるやつとか。
>上手いとは思うよ。でも、シラフで感動はなかなかできないよ。
なんだか紋切り型つーか、誰でもいいそうな君の意見を読んでると、
どこをうまいと思ってるのかも気になるけど、まあいいか。
で、結論。
面倒だから、文庫版の解説を引用する。
「本書が話題となったとき、一部では全共闘世代のおジンたちだけが喜んでいる、
マスターベーション小説だとの評価もあったようだが(中略)何をどう読んでも、
その人物にとっては正しいのだ。けれど、物事をある一面から捉えてばかりいたのでは、
あまりに勿体ないというものだろう」。
852 :
名無しのオプ:04/01/14 21:21
福田もテロパラ散々たたいてるね
853 :
名無しのオプ:04/01/14 22:20
テロパラは読んだことないけど、今までのレス読むだけじゃ解んないので
今度ブックオフにでも行ってみようと思います。
ところで「Twelve Y.O」も賞取っていたよね。
福井晴敏の作品どう思います?
毎回目頭熱くする自分って・・・
>>853 受賞作しか読んだことありませんが、激しく駄作です
855 :
名無しのオプ:04/01/16 01:40
個人的には、テロパラよりずっと楽しめたけどね。
856 :
名無しのオプ:04/01/16 03:17
849みたいなのを叩くと粘着が始まることを肝に銘ずべきだな>850
久しぶりに来てみたら・・・うぷぷ
858 :
名無しのオプ:04/01/16 12:35
乱歩賞も目立つために10代の小娘あたりに受賞させやしないだろうな?
859 :
名無しのオプ:04/01/16 13:22
日本の純文はもうだめだ。私小説の蔓延をとめられなかった。
かくなる上は、エンタメ系でノーベル賞狙うしか。。。
次のノーベル賞は村上春樹だから、次の次を狙え
日本の純文はもともと私小説が主流だと思うんだが?
欧米の文学と比べて質が高いって言われてるはず
この二人の場合、私小説っぽいってぐらいじゃないかなぁ
ところで脳男(文庫の方ね)買おうとしたんだが、
最初のほうぱらぱら立ち読みして(立ち読みで言うなって怒られるだろうが)
自分が持ってる乱歩賞のイメージと違うかなぁと思ってあきらめた
乱歩賞といっても、べつに推理物でなくてもいいかなと思ってるんだけれど
ちなみに脳男が推理物かどうかもわからん
この作品って題名で損してるような気がしないでもない
結構硬い感じがして、たぶんしっかり読めばあぁ本を読んだって思えるくらいの質感はあると思う
実際読んだ人どうですか?
862 :
名無しのオプ:04/01/16 20:36
>>861 私小説の質が高いってこと?
それとも文学自体の質が高いってこと?
10代の小娘ではないが、まぁ乱歩賞も仁木悦子が作品外の部分でも話題になってバカ売れしたのが、
以後のメジャー化に繋がったしね。
大人の事情での受賞なんて今に始まったことじゃないしね
マッチメイクの受賞もある意味w
>>862 俺も聞き覚えてただけなんだけれども
日本はなんか日記をつけるのが幸いして、私小説の土壌になったそうで
反面、欧米はキリスト教がらみのものが小説のテーマ?として扱われてて
欧米が私小説を評価しだした頃には日本の私小説は成熟してた
とかなんとか
んーでも明治の頃なのかもなぁ
うろおぼえで偉そうなこと言ってすまん・・・
866 :
名無しのオプ:04/01/19 12:44
867 :
名無しのオプ:04/01/20 21:47
テロパラ、読了。
偶然重なり過ぎ。
あまり面白くなかった。
文章自体は、素人のレベルを超えていると思うが。
868 :
名無しのオプ:04/01/20 21:48
あと、テロパラ、「動機」もねえ。
RPGのラスボスみたいなセリフじゃねーか。
>>868 それ俺も思ったw
そういえば今年の乱歩賞、〆切今月末までだな。
このスレからも応募者いるんだろうか。
テロパラはねえ、大人気の新本格、新新本格の文章が下手すぎて、
うんざりしてた人に支持されたのよ。
だからミステリ的にどうとかあんまり意味ないよ。
テロパラはミステリだが本格ではないので「本格さ」を主な基準として評価しちゃうとおかしなことになる>偶然とか意外な結末の出し方とか
でもやっぱり、ミステリとしてあの結末はどうかと思う。
俺はテロパロ結構好きだけど
本格のみで競い、選考基準となっている賞ならそこを批判しアンフェアというのも分かるが
乱歩賞は過去の受賞作品を見ても必ずしも本格の賞ではない
それは警察小説マニアが名探偵・館モノの本格に対して「警察が無能すぎ、描けてなさすぎ」といった
的外れの非難しているのに等しいのではないだろうか
主眼がそこにないのだから
女優、国仲涼子(24)が2月20日放送のフジテレビ系「金曜エンタテイメント 滅びのモノクローム」(後9・0)で、
民放ゴールデンタイムのドラマに初主演する。
これって乱歩賞?だったよね
「滅び〜」ってまだ映像化されてなかったの?
877 :
名無しのオプ:04/01/23 11:27
>875
そうだす。
読んだけど内容忘れました。
この作者の二作目「死水」ならかろうじて覚えてます。
テロパラはたしかに偶然重なり、見事にRPGのラスボス的結末だが
むしろこんな感じで飛んでるミステリの方がオレは好きだよ
滅びとか脳男とか、もう謎解きなんかとは全然関係なしに堅い話ばかりが
えんえんと続くと、これホントにミステリかよとか思ってしまう
以前、宮部氏が乱歩賞の選評で、話を複雑にしすぎて、つじつま合わなくなるのは
避けるべきと言ってたのを読んで当時は納得していたが、あんまり手堅く書いた
作品だと、ミステリが本来持つべき、謎解きの楽しさやダイナミズムが失われて
いくように感じてしまうんだけどね
つじつま合わなくなるとは言ってなかったか
登場人物の言動に無理が出てくるという話かな
一読者としては、それでもいいからもっとあっと言わせる話をつくってくれといいたい
880 :
名無しのオプ:04/01/24 19:59
テロパラ私も好きです。「雪が降る」という短編集
も先日読みましたがなかなか秀作ぞろいでしたよ。
その中の一遍がテロパラの主人公にだぶりましたが・・
881 :
名無しのオプ:04/01/24 21:53
いま週刊文春で連載してるやつはテロパラ主人公が出てくるよ
>>878「ミステリが本来持つべき、謎解きの楽しさやダイナミズムが失われて
いくように感じてしまうんだけどね」
それは新本格よりの意見じゃないの。
密室とか孤島とか出てくるといやになる俺としては、
そんなものより重視してほしいものがあると思う。
テロパラの欠点はミステリっぽくしようとしすぎなところでしょ。
883 :
名無しのオプ:04/01/25 08:57
個人的には
2時間ドラマのお堅いバージョンみたいな社会派にはうんざり
鉄道時刻表とにらめっこも大嫌い
でも孤島、首なし死体、旧式館の惨劇うんぬんもげんなり
美少女表紙の萌えライトノベルは論外
薀蓄詰め込み小説も萎えだが単にパズル以外の何者でもないのも駄目。
陳腐な風俗アクションにならない真性のハードボイルドやってくれると大歓迎なのだが
贅肉をとことんまでそぎ落とした文体、寡黙にして行動から生き様が、行間から感性がにじみ出るような
生島の追いつめる、藤原のテロリストのパラソルに負けないハイクオリティな作品を望む
>>882 ロスマクとか松本清張読んだことないの?
けっこう謎解き型なんだけどね
謎解き要素があるから本格オンリーのファンにもある程度支持されるってだけだろ
メインの魅力はそこってわけじゃない>特にロスマクドナルド
清張もトリッキー満載の初期はともかく大衆が求める犯罪小説方向にシフトしていったんじゃないの
886 :
名無しのオプ:04/01/26 14:29
887 :
名無しのオプ:04/01/26 18:58
888 :
名無しのオプ:04/01/26 21:04
何年か前に天皇暗殺を題材にした候補作品があった。
物議を醸したが、選考委員は「題材以前にレベルに達していない」と
外したわけだが、雀達は色んな影響を考えて元締めが逃げたとの意見が強かった。
この候補作、いまだ発表されていないが、読みたいもんだ。
>>888 それって乱歩賞の話かなー。
いろんな賞できいてるよ。
都市伝説じゃない。
890 :
名無しのオプ:04/01/26 22:46
藤本泉の某作はblackに関するもので、受賞を逃している。それと混同されてるんじゃない。
やはりBの小説はタブーなのであった
892 :
名無しのオプ:04/01/28 01:59
そういえばいまんとこ藤本は行方不明だっけ。
藤本ほど古くなかった。
候補作リストを見てもピンとこない
もしかしたらサントリーの方だったかもしれない・・・。
とりあえず、レス サンクス。
894 :
名無しのオプ:04/01/30 12:45
猿丸幻視行 空前絶後と言って良い。
2010年に乱歩賞とりたいんだけど
どうすればよい?
896 :
名無しのオプ:04/01/30 16:09
>895
なぜ2010年?
「2010年宇宙の旅」でも書いてなさい。
897 :
名無しのオプ:04/01/30 18:59
乱歩賞はなんで社会派作品みたいな感じになってるの?
現在乱歩風というと誰になるの?
898 :
名無しのオプ:04/01/30 20:53
いないでしょうね。
>>895 屋根裏の散歩者2010でも書け。
うわぁー、この時代には屋根裏なんてないのかー! (完)
900 :
名無しのオプ:04/01/30 22:36
ていうか、
正統乱歩路線継承の受賞作なんて殆どないじゃん。
901 :
名無しのオプ:04/01/30 22:50
今時正統乱歩路線でやっても受けないでしょう。
あのジャンルは狭いからこそ価値があるのだと思う。
今の乱歩賞の傾向はこれで良いのでは?
社会派割とすきな私ですから。
でも、綾辻以降の本格復権の時代にもずっと社会派一辺倒なのは気に入らなかった
903 :
名無しのオプ:04/01/30 22:59
『虚無への供物』
904 :
名無しのオプ:04/01/30 23:02
本当は社会派は大好きです。
後で振り返って凄く古びてしまっているように思えたとしても
その時代を切り取った物語であるならそれで良いと思ってしまいます。
しかし、ちょっとデカダンでフェティッシュなお耽美はいったいどこでやってるの?
特殊に閉じこもらずに、一般読者に訴えるような妖艶な美を伴った怪奇のことね。
905 :
名無しのオプ:04/01/30 23:08
正統乱歩路線って何?本格探偵物ってこと?
乱歩は昔でいう変格もたくさん書いてるけど。
正統継承かどうかはわからんが、
そういう意味だと本格、新本格とかのノベルス系なんじゃないの?
あそこで書いてる人たちの中に、乱歩ファンがたくさんいるし。
906 :
名無しのオプ:04/01/30 23:09
今度から綾辻が選考委員に入ったから、本格ものも少しは理解されるかな。
でも、所詮本格ものは小説界で一番のメジャーにはなり得ないよ。
>>906 でもさあ、綾辻って「テロパラ」とか「マリス」みたいな作品どう評価するんだろ。
本格厨はともかく、普通の読者には綾辻より小説家として上って認識はあるだろ。
アーヤに小説のこと言われたくねーよって人は乱歩賞応募者にはきっと多いよ。
あと乱歩ファンは必ずしも新本格すきじゃないよ。
むしろ嫌いな人が多いんじゃない。
本格しか読んでないってわけじゃないだろうし、綾辻はそれなりに適格な評価はくだせるんじゃないの?
>>908 でも綾辻は小説のよしあしより、本格度で判断しそうな気がするな。
ばかげた使命感もってるからなあ。
910 :
名無しのオプ:04/01/31 03:56
>綾辻はそれなりに適格な評価はくだせるんじゃないの?
そりゃそうだと俺も思う。
>でも綾辻は小説のよしあしより、本格度で判断しそうな気がするな。
横溝賞でもそうだけど、綾辻さんは、本格物の候補作に誰よりも手厳しい。
911 :
名無しのオプ:04/02/02 17:36
本格を競う賞なら他にある
乱歩賞まで本格コンテストにする必要性を感じない
913 :
名無しのオプ:04/02/02 21:44
綾辻は凄いと思うが
賞には特性というのがあって、乱歩賞にはお門違いというような気がする。
SF賞の審査員に高村薫がこられても、というか
そういえば高村は自分が書くモノはミステリーじゃないとかほざいていたな
その発言に茶木が覆面座談会でぶちきれてたね
916 :
名無しのオプ:04/02/03 08:46
>>907 あと乱歩ファンは必ずしも新本格すきじゃないよ。
むしろ嫌いな人が多いんじゃない。
俺、乱歩ファンだけど新本格は烈しく嫌い。
喰わず嫌いはいけないと思って何度か挑戦したんだけどダメだった。
私見でいわせてもらえば、
新本格には、登場人物が事を起こすにあたっての心の切実さが全く感じられない。
乱歩の場合、変態、悪趣味、犯罪に惹かれていく人間の、
奇妙な悲しさ、切実さが感じられるんだよね。
人はどう思うかしらんけど、俺的にはね。
別に好きでなくてもいいが、乱歩の作品ぐらいは読んでいるのかな、という疑問はある。
>>916 心の切実さとかそういうのが重要なら
ノンフィクション犯罪ルポでも読んだら?w
滅びのモノクロームCMキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
読んだことないけど、見ようかな
921 :
名無しのオプ:04/02/14 12:59
来週の週末
「滅びのモノクローム」祭りですか?
みんな観たら感想とか書き込もうぜ。
922 :
名無しのオプ:04/02/14 22:16
「滅びのモノクローム」一度読んだだけでブクオフ逝き。
ドラマもつまんなそう。
923 :
名無しのオプ:04/02/14 23:20
>>916 そこら辺が新本格の幼稚作家にはマネできないんだろうな。
>>918みたいな幼稚な思考をする程度の読者に、その程度の作家ということですな。
test
test
926 :
名無しのオプ:04/02/20 18:43
乱歩賞って、かならず映像化するの?
脳男とか8月のマルクスとか、映像化されたっけ?
滅びのモノクローム
いまやってるね。
原作未読でドラマ見たんだけど、原作もあんな感じ?
ごくありふれた2時間ドラマという印象だった。
見忘れた_| ̄|○
930 :
名無しのオプ:04/02/23 14:28
国仲涼子が走るシーンで乳が揺れるのに萌え。
それはさておき国仲より平幹のほうが正論いってます。
60年前のことなんで時効だろ?
自分が政治家の孫の立場だとして同じことができるのか?
931 :
名無しのオプ:04/02/23 17:54
普通の2時間ドラマより悪かったな。
932 :
名無しのオプ:04/02/24 17:44
傑作かどうかはさておき、小峰元「アルキメデスは手を汚さない」に、推理小説の面白さを
教えてもらったので、一票。
933 :
名無しのオプ:04/02/24 18:27
934 :
名無しのオプ:04/02/24 18:32
え、東野って、そうなん?
東野はアルキメデスでミステリ(読書)に目覚めた
スレ違いだと思うが。
新本格を勘違いしてる奴は意外と多いんじゃないかな。
綾辻以降だけが新本格ではなくて、島荘・笠井とか山口雅也あたりからが新本格。
岡嶋や北村薫も新本格世代でしょ。
新本格=島田推薦作家って思ってる人多いのかなと。
937 :
名無しのオプ:04/03/10 15:22
>933
東野幸治?
東野えいしん?
まさか東野えいじろー?
938 :
名無しのオプ:04/03/10 15:29
乙武氏には手も足も出ない。
939 :
名無しのオプ:04/03/10 22:27
メッテロム
940 :
名無しのオプ:04/03/15 19:36
941 :
名無しのオプ:04/03/15 21:27
942 :
名無しのオプ:04/03/25 00:12
小峰元「アルキメデスは手を汚さない」っておもろいの?
頃アホに書いてたやつだよね?
脳男読みますた。
TVで何日か前に、鈴木とよく似たね実在の人物が紹介されていて
ありえない話ではない、てのが頭にあったから
(ただしその人物は普通の生活を送れていた。本を読んだりは出来なかったそうだが)
そんなにハァ?でもなかったけど
知らずに読んでたら、なんじゃこりゃ!だったろうな。
それとなんで男は姓で(鈴木、茶屋)、女は名(真理子、玲子)なのかちょっと気になった。
続編がありそうな終わり方だったけど、その後出ているのかな。
944 :
名無しのオプ:04/03/25 20:34
虚無への供物は前半だけ応募して落選した。
945 :
名無しのオプ:04/03/25 21:16
乱歩の作品で今の乱歩賞取れそうなのは??
陰獣 孤島の鬼
946 :
名無しのオプ:04/03/25 21:20
アルキメデスは放課後よりおもしろいよ。
947 :
名無しのオプ:04/04/19 01:07
乱歩スレ、落ちちゃったよ〜
今日、「盲獣VS一寸法師」見てきました
…誰も笑ってる人いなかったなぁw
>>917 激しく亀レスだけど、綾辻の三大原体験は
「乱歩・楳津かずお・ウルトラQ」らしいから読んでる。
>>912 同意。だけど乱歩こそ正統本格ミステリマニアの鬼だったりするしな。
その一方で自身の作品は本格趣味よりも耽美・幻想の世界が表に出たが。
ま、現在の乱歩賞は名前にそぐわない作品ばかりだと思う。良くも悪くも。
現代的でジャーナリスティックな小説が「乱歩賞」ってのはおかしいだろ。
950 :
名無しのオプ:04/04/19 12:34
今年の乱歩賞、最終ノミネートが決定したみたいね。
最終に残ったという人のカキコミをみつけたんだけど、その人の作品は社会派ハードボイルドらしい。
現在の業があぶりだす過去の因縁みたいな感じ。
やっぱり、この傾向は不変なのかな。
ま、最終ノミネートの話だけど。
>>950 ごめん、なんかその情報、ネタだったみたい。。。。
952 :
名無しのオプ:04/04/21 13:06
>>951 情報がリークしたらしいと乱歩賞スレに書いてあったのでここに来てみたが、
ここもその二次情報に過ぎなかったのね。
954 :
名無しのオプ:04/04/21 17:48
>>953 現在の価格が25000円って、古本にしては異様に高くないかい?
希少本かなにかなの?
955 :
名無しのオプ:04/04/27 00:43
こっそりマッチメイクが好き
956 :
名無しのオプ:04/04/28 14:04
脳男そんなにひどい??
文庫化してから読んだけど、面白くて人に薦めまくってるんですが・・・
小説としては普通に面白くない?
文章がまだ下手な感じはしたけど。
脳男は傑作だ!
早く続編出してほしい、っていうか作者は書く気があるのか?
テレビの脚本家、野沢尚破線のマリスもすごいぞ。
959 :
名無しのオプ:04/04/29 18:11
最悪だよ!!写楽殺人事件
学校の図書室で借りたけどボロボロでかび臭くて
読まずに次の日に返却したよ!!
写楽殺人事件の高橋克彦 竜の柩がおすすめです
961 :
名無しのオプ:04/05/02 09:27
大崎望 豊崎由美 著
「文学賞メッタ斬り」
乱歩賞の傾向
「選考委員がよく知らない世界のことえをリアルに書きつつ
その興味で小説をひっぱってそこに殺人事件がからむ」
962 :
名無しのオプ:04/05/02 12:26
>>961 『八月のマルクス』は狙って書いたって言ってた
963 :
名無しのオプ:04/05/04 14:12
花園の迷宮
おもろかった
>>961 本当にそうだな
場合によっては単に審査員が無知なだけ
専門家や研究者が経験に基いて書くならいいが、
その世界の部外者ファンが「取材」をするわけでもなく
雑誌等を参考にでっち上げたようなのもある
965 :
名無しのオプ:04/05/07 11:03
脳男はほんと続編を書いて欲しい。
つかシリーズ物にして欲しい。w
テロパラは面白いけど、
藤原さんは「ダックスフントのワープ」系の純文学やった方が良いと思う。
966 :
名無しのオプ:04/05/07 20:33
脳男っておもろいの?
忘れた
脳男は、松岡圭祐がおもしろいと思う人には向いてる
乱歩には社会派もハードボイルドも存在しないのに、
今の乱歩賞は新人用の松本清張賞と化してる気がする。
脳男は上でもちょっと話題にでた
大崎望 豊崎由美 著「文学賞メッタ斬り」ではかなり評価高いね。
私もあれはすごく面白いと思ったよ。文章はまだ下手だなと思ったけど。
971 :
名無しのオプ:04/05/11 11:09
『脳男』は結構好きだな。
脳男は脳男の設定と、登場人物の描き方が良い。
>>965 そうなると藤原氏は村上春樹と比べられるから辛いんじゃない?
でも私も藤原氏の著書だとダックスフントが一番好きだけどね。
974 :
名無しのオプ:04/05/11 16:12
975 :
名無しのオプ:04/05/11 21:28
乱歩賞の最終候補の情報はまだかな?
去年は
>>450で、協会報から転記してくれた協会の人がいたんだがなあ。
別に俺が残っているわけじゃないけど、早く知りたいな。
テロパラかぁ………合わなかったな。私は女なんだが、女性心理や行動が不自然だと思う。
別にミステリ部分と絡まなきゃ不自然でもいいけれど、どうもね。
脳男はキャラが魅力的だし、設定もいい。文章も。でも展開に波がないのが気になる。
あと、ちょっと精神医学の知識が中途半端じゃないか?
文句言いながらも続編出たら買うけど。
21YOはいい作品だ。ただ、作者がミステリ部分に重きを置いていない気がする。
乱歩賞………でいいのかな、という感じ。でもいっか。天才だし。
977 :
名無しのオプ:04/05/15 13:26 ID:GEX7rAZW
脳男の前の年にノミネートされたやつは刊行してない?
選考見るとおもしろそうなんだがな〜
978 :
名無しのオプ:04/05/19 21:27 ID:H1QPHV3J
「カタコンベ」 神山裕右 24歳かあ・・・
まさか50回記念でウケねらいか? いや、ものすごい新鋭とみた。
久しぶりに買う。
979 :
名無しのオプ:04/05/19 23:00 ID:pzzd7po3
どんな話だろうね
ちょっと期待しちゃってます
980 :
名無しのオプ:04/05/19 23:03 ID:Q6r6z0Ov
>978
「カタコンベ」って地下埋葬所のことらしい。
また最年少か!って思ってしまうけど、興味は惹かれる。
まだあらすじとかどこにも載ってない?
982 :
名無しのオプ:04/05/19 23:28 ID:rTra1exl
833 名前:名無し物書き@推敲中? :04/05/19 23:23
みんなさ、「カタコンベ」と聞いて、「薔薇の名前」みたいなのを期待してるだろう?
漏れもそうだ。
これがふたを開けたら、「劇団カタコンベ密室殺人事件」だったらちょっといやだな。
983 :
名無しのオプ:04/05/20 00:00 ID:u69V8a3/
24歳というかフリーターなのが興味ひかれる。
これで高卒だったら感激。
でも、やっぱ話題づくりというか政治的な・・・
ま、読んでから判断しないとね。
書き出しが
「やぁ、僕の名前は加太神戸次郎。人呼んで私立探偵カタコンベだ。」
に200万キチガイオドリ
「ヘラチョンペ」
987 :
名無しのオプ:04/05/20 00:25 ID:N4iohcyv
愛知県出身で、地元の大学を卒業らしいよ。
988 :
名無しのオプ:04/05/20 00:29 ID:N4iohcyv
乱歩賞って、実はプロフ勝負なところがあるよな。
以前、ホームレス乱歩賞作家というのが話題になったし、脚本家とかよく獲っているし。
989 :
名無しのオプ:04/05/20 01:20 ID:wOjz8PZ3
名古屋経済大卒 24歳フリーターかあ・・・
一挙に人生大逆転だな。
990 :
名無しのオプ:04/05/20 01:30 ID:LAWzblfQ
991 :
名無しのオプ:04/05/20 02:14 ID:N4iohcyv
>>990 うほっ。久々に、本格っぽい感じですね。
選考委員にアヤツジと井上夢人いるしね
993 :
名無しのオプ:04/05/20 02:41 ID:mJKG0Y+5
994 :
名無しのオプ:04/05/20 05:59 ID:TT/no6eB
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
・・・なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった・・・
ここはとあるレストラン・・・
人気メニューは・・・ナポリタン・・・
>>994 コピペにマジレス申し訳ないが、それ一体何なの?よく見るんだけど。
997 :
名無しのオプ:04/05/21 01:10 ID:S3ui0CrJ
>>976 おまえ偉そうに批評してる割には、馬鹿そうだな。
21YOじゃなくて12YOだろうが、中身理解してねえだろ。
ていうか、最年少というが風のターンロードと同じ歳じゃん。
史上最年少タイだろ、普通。じゃなかったら、何ヶ月までかけ。
年齢を話題にするな。
998 :
名無しのオプ:04/05/21 01:44 ID:S3ui0CrJ
998
999 :
名無しのオプ:04/05/21 01:45 ID:S3ui0CrJ
999
1000 :
名無しのオプ:04/05/21 01:46 ID:S3ui0CrJ
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。