サントリーミステリー大賞ってどうなってんの？

乱歩賞受賞者はけっこうメジャーになる人が多いけど、この賞とって
その後活躍してる人っている。黒川博行くらいしか知らんぞ。
けっこう派手に宣伝してるわりには、賞の重みが全然ないと思う。
どうなってるのか、誰か教えて。

http://www.inv.co.jp/%7Ebaba/book/list/suntry.html

９８年までの受賞作なら、ここに書いてありますね。昔は、
外国人の受賞が多かった模様です。
サントリーは、デビューするには鬼門のひとつでしょうね。
乱歩賞ほどネームバリューがないから、一見さんの読者も
手に取ろうとしないし、過去の作品群がつまらないから、
マニアも手に取ろうとしない。作家デビューを狙うなら、
避けたほうがいいでしょう。
黒川博行にしたって、上質な作品を書いてはいるものの、
人気作家にはほど遠いですし。

出版社の問題だと思う。
乱歩賞→講談社
サンミス→文芸春秋
要は文春がやる気ないんじゃん。受賞後第１作も書かせないという
噂だし。

深谷忠記、樋口有介は結構見る作家あないかな。

平成３年の佳作、
「ルパンの消息」横山秀夫
ってのは、あの「動機」の横山氏なのでしょうか？　知ってる人、
誰か。

＞５
ピンポーン、正解。
しかし授賞後、会社をやめたまではいいが作家では食べていけず、
警備員のバイトをしながら漫画の原作などをてがけつつ
家族を養う、という不遇の時代がつづくのでした。

＞２
過去の受賞者を見て唖然としたね。聞いたこともない人が多すぎ。
サントリーもよくこんな意味のない賞を続けるもんだな。

「佳作」を取らせて原稿を他に出させないようにしたあげく、
本は出さないという謎の賞。
古くは姉小路祐も佳作取った翌年、再チャレンジして受賞
デビュー。

ちなみに、今年の新潮ミステリ倶楽部賞受賞者も、以前に
サンミスで佳作を取っているんだよね。
聞いた話でなんだが、新潮の授賞式のときに、文芸春秋の
編集が来ていて、すんごい顔して受賞者をにらんでいた
とか、いないとか（笑）
ケアがしっかりしていないから、他の賞に応募されちゃう
んだと思うんだけどな（笑）

８＞
姉小路は横溝ですわい。
それにしても、なんですな。文芸春秋ったら、オール読み物新人賞も
やってますが、もともと短編の賞なのだから仕方ないとはいえ、
とてもじゃないけれど、文筆業としてやっていけないというので、
宮部みゆきが日本サスペンス大賞に応募したってのもありましたな。
いやいや、お偉いんでしょう。文芸春秋（笑）

小説家になる気はないが一発当てたい、と言う人にはうってつけの賞かも。

＞８，９
詳しいですね。文壇の裏話で面白いものがあったら聞かせて
ください。

サンミスの佳作と言えば。
去年だか一昨年の佳作の阿川大樹って、ニフティでよく書き込んで
いた人だと思うんだけど、光文社の「ちょっといい話」みたいなの
の選考委員の人と同名なんだけど、同一人物なの？
けっきょく、佳作受賞の本は出ていないんだよね？

つーかさ。浅田次郎はいいよ。それから、藤原伊織もいい。
けど、林真理子が選考委員にいるって何よ？
角川ホラーもそうだけどさ、アヤツを選考委員にする必要性
とかメリットってのを、誰か私に教えてくんなまし。

>>13
うーむ。ネームバリュー？
あるいは、他に引きうけてがいないとか。
サントリーって公開討論で受賞作を決めるらしいですから、
田辺ごときにぼろくそに言われたら、俺なら刺してしまう
かもしれないです。

林真理子はいかがなものかだよねぇ。
文芸春秋は自社の雑誌にいっぱい林センセの連載抱えてるし
ご機嫌伺いの一種なんじゃ？
作家って「文芸賞の選考委員」になるのって嬉しいものらしいし。

>>15
その線が濃そうですね。でないと、あそこまで評判の悪い
審査員を置いとくはずないですからね。

福田和也が「作家の値打ち」の中で林真理子をくそみそにけなして
文藝春秋出入り禁止になったとか。

「バトル・ロワイヤル」バカ売れについて、是非とも林先生のコメントを
いただいてみたいものですな（笑）。
それにしても。
出版社も賞に箔をつけようと選考委員に作家を担ぎ出すのもいいけれど、
もう少しなんとかならんものなのかね。その作品が売れなかった場合、
責任取らせて入れ替えにするとかしてみたらどうだろう？

ちなみにわたしは「誰にでも一律厳しい」逢坂剛先生と、今までの推薦
デビュー作家の実績を買って北村薫先生しか、信用していないです。
選考なのに、好みでの「感想」言われてもねぇ。

林真理子ってなんでそんなに評判悪いの？
小説読んだことない、ってゆーか読む気しないんでわかりません。

>>19
林真理子は、作品がツマランという理由のほかに、ホラー
大賞の選考で「バトル・ロワイアル」に対し、「反社会的
で、受賞させることは望ましくない」うんぬんとほざく、
など、恐ろしく読解力が欠如しているため、こうまで叩か
れているのだと思います。

「おしゃれ関係」出ちゃいかんぜ。

林真理子は賞を取ると勘違いして落ちていく作家の典型です。
志茂田景樹が審査員していると想像してもらえばいいかと思います。

個人的には偉ぶらないぶん志茂田の方が好感持てます。
作品は読まないけどね。

22>
志茂田はマシなものを書いていた時代もあったんだよ。
けど林は、わけのわかんない短編集で「話題づくり」で直木賞とっちゃって
から、「大作家ぜん」として本当に不愉快。
しかしなんだよねぇ、自分は不倫だなんだの話で話題になっているというの
に、他人のモノにとやかく言うってのはいかがなものかね？
もっとも、「ミカドの女」とか「本を読む女」「白蓮れんれん」あたり
は読めなくもないけれど、あくまで「読めなくもない」程度だよ。

>23
ミステリ板だと志茂田がわかりやすいかなと例えにしてしまいました。
確かに直木賞を取ったマタギの話（タイトル失念）あたりは凄いですね。
その後落ちていってますけど。

それにしても、林ってなんでこれほど支持されないんだろう。
というか、この人ミステリ書いてるの？ なんで審査員してるの？
文春で書いているというなら、椎名にでも頼めばいいのに。

いや、かえってバトルは落とされて正解だったんじゃないの。

>>25
作者にとってはよかったでしょうね、結果的に。
ホラー大賞とってたら、マジで勘違いした書評がたくさん
出たかもしれないですし。

この賞は大賞よりも読者賞の方が面白いという話を聞いたことがある。
つーことは、選考委員に見る目がないということではないのか。

作家に選考委員をさせなくちゃならないというのを
なんとかしなくちゃいかんよね。
作家だからって全員が読解力があるとは限らないし。
後続のライバルに対して警戒心だってあるだろうし。

倒錯のロンドが一次予選にも通らなかった賞でしょ｡僕も折原一はそんなに好きじゃないけどこれは審査員に問題ありだろう。乱歩賞では候補作になったし。

そういや、一次予選にも通らなかった島田荘司の「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」
が直木賞候補になったという話も聞いたな。
どうなっとるんじゃ、この賞は？

でも誰がやっても文句でるような
読者に「この人に審査員やって欲しい」アンケート取るとかしたら、
いいかもしれませんねえ。

>>31
北村薫とかいいんじゃないですか。がいしゅつかも。

１次予選で「ロンド」や「漱石ミイラ」のような上質の作品が落ちるっていうのは下読みの人間に問題があるのでは……？
どっちも１０年以上前の作品だから今はどうか知らんですが。

ただこの賞に作品を出しちゃいかんってのは今も変わらんようだね^^;

今回の受賞作は「時の渚」(笹本稜平)だそうな。

　　http://www.asahi.com/0214/news/personnel14003.html

『時の渚』はゴミです。
ちなみに、特別賞の『TVJ』『尼僧の襟』どっちもクズです。
そりゃ最終選考委員も困るって。