単独スレは無理!今邑彩と若竹七海!

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1名無しのオプ
面白いと評判を聞きました
おすすめ本をおしえてちょ
2名無しのオプ:2000/12/11(月) 04:33
あら?
若竹七海単独スレを立てようと思ってたところだったんだが(w

若竹七海では、お薦めは
デビュー作の「僕のミステリな日常」やっぱりまずはこれ。
出来不出来の差が激しい作家(だと私は思ってる)ので、
注意すべし。

今邑彩は、一冊しか読んでないのでわかりません。
その一冊はどうにも…。
3名無しのオプ:2000/12/11(月) 07:24
若竹七海作品のお薦めはスクランブルです。
あのノリが凄く好きなので、続編を書いて欲しいのだが
完結しているしなあ。

今邑彩は俺も一冊しか読んでいないです。

しかし、単独スレは無理!って失礼な・・・(苦笑)
4:2000/12/11(月) 11:37
自分も「スクランブル」はお勧め。他の作品で引いた人も、とり
あえずこれは読んで欲しい。次点は「火天風神」かな。
5ギコマギー:2000/12/11(月) 11:41
今邑彩だと「i」とかがトリッキーで良いです。
あとは「金雀児荘」とかも良いです。
アベレージヒッターという印象ですね。
短編もネタはありがちだけど見せ方が上手いので、読ませます。
6名無しのオプ:2000/12/11(月) 12:11
私も「i」が本当におもしろかった。
なぜか、読んでて本当に背筋が寒くなった。
怪談ぽいとこじゃなくて、メインのトリックで。
自分的に恐さのツボだったみたい。


7ねつてつ:2000/12/11(月) 13:45
若竹七海と今邑彩を並べるとは…センスの良さを感じますね。
この二人、方向性の違いが楽しい。

若竹七海、割に出来不出来の差があります。短編は秀逸な物、多し。全
体的に毒が強く、ラストでかなり辛い作品があったりします。あえて言
うならブランドやハイスミスの風味。トリックに重きを置いてない作風
でもあります。クレイグ・ライスが好きだって話、どっかで見た覚えアリ。
今邑彩、安定した作風。短編はイマイチ。毒は少なく、後味が悪い話の
場合でも、ドラマとしてそうしてる感じで、不快さはさほど感じません。
プロット的にクリスティーを主とした古典の色強し。でもトリックは、
新本格というか、鮎川哲也っぽいかも。元々が鮎川哲也のファンだった
模様。
さて、オススメ。

若竹七海であれば、まずは創元から出た初期作品
「僕のミステリな日常」「氷の中の冷たい何か」「水上音楽棠の冒険」
で、先にも申しました通り、短編にちょっといい感じのが多い。
「製造迷夢」「スクランブル」「プレゼント」「依頼人は死んだ(「プ
レゼント」の続編)」
他にも、「ヴィラ・マグノリアの殺人」みたいなコージーっぽい物や
「名探偵は密航中」、「海神の晩餐」のような歴史ミステリ+航海物み
たいな作品があるのですが、コージー物は妙に後味悪いし、航海物は、
雰囲気はともかく、ミステリの作りが弱い。どっちもイマイチかな?と
いったところ。

今邑彩は、創元の「卍の殺人」がデビュー作。プロットがちょっと懐か
しめの感じで、楽しいです。これがそこそこ楽しめたなら
「七人の中にいる」「そして誰もいなくなる」「ルームメイト」「悪魔
がここにいる(「ブラディ・ローズ」を改題)」
あたりも、それなりに面白いのでは?
僕が特に面白く感じたのは「金雀枝荘の殺人」。
他にも、「『死霊』殺人事件」や「繭の密室」といった刑事物もあった
りしますが、カラーが弱い感じで可もなく不可もなくといった所。
「i」、まだ読んでないのですが、紹介を見る限り、面白そうですね。
読んどこっと。
短編集は「盗まれて」「つきまとわれて」「よもつひらさか」とかある
のですが、装丁で読まされた感じで、印象弱し。あまりオススメできな
いのですが、「鋏の記憶」は読んでもいいかも。これと若竹の「製造迷
夢」を読み比べてみるといいです。
そういや、ホラー文庫にも書いてるなあ…一応読んどこうかどうしようか…
8真屋豊:2000/12/11(月) 22:33
若竹七海、単独スレいけますよ。
9ギコマギー:2000/12/11(月) 23:59
ありゃ、ねつてつさん、今邑彩の短編だめですか?
あれは、プロの仕事だと思うんだけどなあ。
よもつひらさかの表題作とか、唸りましたよ。

今邑彩のホラー二作「蛇神」「翼のある蛇」ですが、
本人があとがきで書いているように、拡散しすぎて収拾できていません。
面白いんですが、読み終わっても全然すっきりしない。
これ、作者本人にもどこまで広がるか分かって無さそうで、まだまだ続編が出そうです。
ミステリを求める読者には辛いかも。
10名無しのオプ:2000/12/12(火) 04:20
関係あるようでないような、なんだけど、若竹七海は食べ物の出し具合がうまいね。
「海神の晩餐」ときたら、それだけでもうお腹いっぱいです。
11名無しさん@1周年:2000/12/12(火) 05:31
「海神の晩餐」は古いミステリに詳しいと読んでて楽しいよ。
お遊び要素がいっぱい詰まってるから。私はかなり好き。
あと「火天風神」も面白い。
どっちかというと短編よりは長編のほうが好きだな。
12名無しのオプ:2000/12/18(月) 13:40
今邑彩は職人芸の作家だと思う。
短編を読むととくにその感を強くするなぁ。
「よもつひらさか」よかったと思う。
長編ならやはり初期の「卍」「i」あたりがお勧めでしょう。
13名無しのオプ:2000/12/18(月) 15:12
今邑の「i」って本、どこから出てるの?
紀伊国屋、bol、図書流通センター(だっけ?)のどのデータベースにも
載ってないんだけど…。
14名無しのオプ:2000/12/18(月) 16:57
光文社文庫だっけ?<i
15>13:2000/12/18(月) 17:07
カッパノベルスとかじゃなかったかなぁ。
よく覚えてないんだけど・・。
16名無しのオプ:2000/12/18(月) 17:58
昔、カッパノベルズから出てました。
だから、文庫になってるなら光文社だと思う。
17名あり:2000/12/20(水) 15:06
今邑彩の短編では「ゴーストライター」なんかがゾクッと来た。
ミステリではないけど。
長編ではやっぱり「そして誰もいなくなる」と「i」かな。読んだ中では。

若竹七海はやっぱりデビュー作がいいね。
短編では「タッチアウト」なんか好き(「船上にて」に収録)。
18名無しのオプ:2000/12/20(水) 22:43
今邑彩「ルームメイト」
読後、物凄く鬱になった。
19名無しさん@1周年:2000/12/23(土) 07:59
「クールキャンデー」って変な話だった。
20名無しのオプ:2000/12/23(土) 21:02
 今邑作品はとくに初心者におすすめ。
新本格系のネタを、うまい人が調理した、というかんじかな。
21ねつてつ:2000/12/25(月) 17:56
なにげに短編の評価が良いみたいなので、「盗まれて」「つきまとわれて」
「よもつひらさか」と再読。

うーん、確かに上手い。プロの仕事。
ただ、インパクトというか、印象を鮮やかに残す物は、少ない。
上手いということが、実は瑕なのかも知れん。
面白い小説書くのって、難しいことなんだなあ…
評価としては、上の下。
22名無しのオプ:2000/12/27(水) 05:59
おいおい。若竹のほうが短編は酷いぞ。
無駄な描写でどれだけ水増しして退屈を押し付ければ気がすむのか。
どんな職業についてるとかどんな仕事してるとか
全くミステリーと絡まないのにウザく書く。
短編はトリックの切れ味が勝負なのにゴミレベルだし
それ以外の文章は林真理子みたいなOLの生活話。

若竹の短編が面白いなんて嘘はいかんよ。
時間を無駄にする被害者が増える。
23名無しのオプ:2000/12/27(水) 11:22
22の感覚にはあわないかも知れないけど、
俺は若竹短編はいうほど悪くないと思うね。
ミステリ、としての興味はたしかにあまりないけど、
やっぱ後味の悪さを手軽に味わうといえば短編でしょ。

>短編はトリックの切れ味が勝負
若竹短編はあまりトリックに重点を置いていないので、
この評価は的はずれ。
24愛・蔵太:2000/12/27(水) 11:48
今邑彩の短編に対する、私の評価はこちら。

http://www4.gateway.ne.jp/~lovedog/memonifty/memo200010.html#memo20001023

相変わらずウザくってごめんなさい(笑)。
タイトルミスがあったらご指摘ください(大笑)。
25名無しのオプ:2000/12/27(水) 12:06
今邑彩っていいよね〜
ストイックな姿勢が本当にカッコいい
26ねつてつ:2000/12/27(水) 12:15
>22
系として違う作家であるということをまず考えて欲しいところ。
今邑彩は、基本的に本格ミステリ作家。最近はホラー系にも手を染めてる
けれど、ミステリに関しては、基本ラインが「お約束」的とも言えるスタ
ンダードな作風なのですね。で、その流れで、トリック主導型なのです。

一方、若竹七海。こちらは「本格ミステリ」という狭いくくりで考えない
方がよい作家。かつて大乱歩が「奇妙な味」と評した異色の領域にまたがっ
ているところがあるのですね。トリックとしてより、ストーリーの上で奇
妙な捻りを持つ人なのです。ツボに嵌った時には、余韻がかなり残る作風。

とりあえず、ミステリ=トリックみたいな考え方は、しない方が吉。
27名無しのオプ:2000/12/27(水) 13:19
>ねつてつさん

おすすめ短編を5個あげてよ。
その「ストーリーが奇妙な捻りを持ちツボに嵌った」短編を
教えてよ。
そりゃ犯罪的に退屈なもんでも
抽象的に「奇妙な味」なんて方法論でなら褒めることは
誰だってできる。
あんた、純文学でも絶賛しそうな奴だな。
28名無しのオプ:2000/12/27(水) 17:22
俺はねつてつさんじゃないけど

>あんた、純文学でも絶賛しそうな奴だな

いみわからん
29ねつてつ:2000/12/27(水) 18:23
>27
5つというより、>7で書いてる短編集を、実際オススメしてるんだけどね。
若竹七海の短編集はほとんどが連作なので、一つだけ抜き出すのは、ちと辛し。
思うに、連作だからこそ全体としての印象が強まっているとこもあって、その点、
若竹七海が得してるとも言えるなあ。
でも、今邑彩と若竹七海が同じアイデアを使って書いてる「鋏の記憶」と「製造迷
夢」では、やっぱ若竹七海の方が好みだ。

今邑彩、実はシリーズ物が少ない。作品数など考えれば、これはかなり凄いことか
も知れん…
ただ、勿論オススメしない物もあって、「『死霊』殺人事件」と「大蛇伝説殺人事
件」は、基本のアイデアが同じっぽい。しかもこのアイデア、元は鮎川哲也の短編
(作者自身が鮎川ファンだって言ってるくらいだから、多分読んでるでしょう)。
うーん、でも両方読むのも、それなりに楽しいか^^
尚、純文学も好きだったりするけど、変なのかな?
最近では、コラゲッサン・ボイルがよい。気色悪くて^^
30名無しのオプ:2000/12/28(木) 12:33
これも連作だけど若竹七海『プレゼント』とかどうですか?
あたりはずれがあるけど嫌な話はほんと嫌な話でゾクゾクしますね。

#コラゲッサン・ボイルですか・・
#石堂藍がけなしていたからつまんないと思ってた。
31名無しのオプ:2001/02/03(土) 21:40
i、だけ未読age
32名無しのオプ:2001/02/05(月) 19:32
おもしろいけど後味がわるい
33名無しのオプ:2001/02/23(金) 23:15
「サンタクロースのせいにしよう」読了
確かに、後味が悪かった。
34ミン:2001/02/26(月) 20:21
若竹の書き下ろし戯曲が劇団フーダニットっていうところで上演されるらしい。
喫茶店が舞台のブラックな笑いのあるミステリだそう。
どうでしょう。これは。
35ねつてつ:2001/02/27(火) 11:34
昨日、むっちゃ怖い体験をしました。本を読んでてこんなに怖くなった
のは、久しぶり^^;;

いや、古本屋で『「裏窓」殺人事件/tの密室』を買ったのね。で、昨
日の夜、9時くらいから読み始めました。初読です。

いやーー、びっくりしたーーー!!

なぜ、びっくりしたかは、本を読んだ人っつーか、持ってる人でないと、
わかんないだろうなあ…

話自体は、わかりやすい物でした。
密室から消えた男の謎に関して「ん、ひょっとして?」とか思ったもの
だから、2番目の事件の捜査が始まった時点で、「ああ、なるほどね」。
最後近くも、「このラインで、ドンデンありかな?」と思ったら、その
通り。驚きは少なかったが、今邑彩、伏線の張り方やミスディレクション
の技術が上手なので、最後まで、「ふむふむ」って感じ。評価は○です^^

しかし、偶然って怖いなー^^;;;
36名無しのオプ:2001/04/26(木) 10:07
たまにあげ
37名無しのオプ:2001/05/02(水) 21:48
ふたり一緒でも、この人気。
ホントに単独は無理なようだね。
38HOC:2001/05/02(水) 22:01
俺の中では若竹七海は国内女流NO.1だけどね
宮部みゆき、仁木悦子、高村薫より上
あっもちろん一般的な評価は認めてるけどね
なんていうか読んでる時のリズムが合うのよ
一番評価がずれてるのは宮部みゆきかな(相当悪い)
39名無しのオプ:2001/05/03(木) 17:15
このご両人のホラー小説ってありますか?
40名無しのオプ:2001/05/05(土) 01:53
若竹七海は『クール・キャンデー』がいちおし。
この衝撃度はすごかった。

『スクランブル』は雰囲気は楽しめたけど、登場人物の書き分けがうまいこといってなかった。
41名無しのオプ:2001/05/05(土) 01:57
あう〜ん
司凍季もいれて3Pスレきぼ〜ん
42名無しのオプ:2001/05/25(金) 14:25
若竹は好きだな。
今邑もいい仕事しているけど地味だ。
43名無しのオプ:2001/05/25(金) 16:57
また「紙魚の手帖」読みてえな
44名無しのオプ:2001/05/26(土) 23:52
>>39 角川ホラー文庫で出してます。 
45名無しのオプ:2001/05/29(火) 19:00
>>44
葉崎ものだぞage
46名無しのオプ:2001/06/14(木) 17:34
>>43
若竹はチャターボックス三人娘のひとり
47名無しのオプ:2001/06/14(木) 21:16
チャターボックスはウザかった
48名無しのオプ:2001/06/14(木) 21:22
>ねつてつさん
「氷」ではなくて「心」
49名無しのオプ:2001/06/15(金) 12:01
若竹七海。多作な割には手抜きがないので安心して読める。
職人って感じかな。
50名無しのオプ:2001/06/21(木) 23:20
あげ
51名無しのオプ:2001/06/21(木) 23:39
若竹後味悪すぎ、って意見あったけど、
思うにそこが魅力の1つじゃないかな。
最終的には趣味の問題だが。
52名無しのオプ:2001/06/22(金) 11:57
>>51
 同感age
53名無しのオプ:2001/07/08(日) 17:43
金雀枝荘はプロローグなんとかすれば
大傑作だと思う
54雷昔:2001/07/10(火) 20:17
今邑彩の「そして誰もいなくなる」を読んだぞ!
服毒のところが「なんだよそれ!」と思った!
**に呼ばれた男も、普通もっと早めに行こうとするのでは・・・・・。
なんとなく、2時間ドラマっぽい話だと思った。
ちょっと後味悪いのがイヤだなぁ。

でもおもしろかった!
55HOC:2001/07/11(水) 23:30
七海は俺のところに嫁にくるべきだな
56愛と死の名無しさん:2001/07/12(木) 00:59
若竹は結構好き。
でもガサツな女が出てきたり、
彼女の経歴や経験が透けて見えそうな描写は嫌い。
57名無しのオプ:2001/07/12(木) 09:54
俺も若竹好きだけど、小邑って全然こない。
58名無しのオプ:2001/07/12(木) 17:46
>>55
 あれ、まだチョンガーなのか?
59名無しのオプ:2001/07/12(木) 18:21
>>55
すでに結婚してるよん。
>>58
普通男に使う言葉だと思う>チョンガー
6058:2001/07/13(金) 16:58
>>59
 失敬失敬、「チョニョ」と言わなければならなかった。
#オペラのプリマ・ドンナに「ブラヴォー」っていう位だから
許してけろ。

>>55
 ここは絶対略奪するしかないな。どろどろぐちゃぐちゃに
やって、死体の一つ二つ転がるくらいにやって、それを若竹七
海が小説化する(^o^)
61名無しのオプ:2001/07/13(金) 19:18
>>60
顔文字まで使って何言ってんの。サムイヨ。
62HOC:2001/07/14(土) 23:10
>すでに結婚してるよん
38才(公称)ならば独身の方が怖いよね、あの人とかあの人とか

七海たんと接点を持つためにも、これから作家になります
63名無しのオプ:2001/07/15(日) 12:43
>62
割と無骨な男がタイプのような気がするので、そのように振舞って下さい。
64ななし:2001/07/15(日) 13:29
若竹さんの旦那は日本テレビの小山正さんだよ。
65名無しのオプ:2001/07/15(日) 18:13
>>62
>あの人とかあの人とか

高村薫とか宮部みゆきとか?
66HOC:2001/07/15(日) 18:22
高村薫はなんかポリシーもってそうだし別に気にはならんけどね
67愛と死の名無しさん:2001/07/17(火) 00:49
素直でナイーブな少年を登用したがる、あの方は確かに怖いね。
68名無し:2001/07/23(月) 08:57
同感。怖い
69HOC:2001/07/23(月) 20:43
この板宮部ファン多いから殺されちゃうよー(藁

そういえば若竹七海台本の舞台はどうなったのかな
70名無しのオプ:2001/07/25(水) 01:29
若竹七海「スクランブル」読了。
登場人物が無駄に多い気がした。
いや多くてもいいんだけど、>>55の言うように書き分けがいまいち。
なんか章数をかせぐために水増しした感がした。
読みやすくておもしろかったけどね。
71名無しのオプ:2001/07/25(水) 09:08
若竹は水増しの部分こそ面白い、というのは言い過ぎかな?
72名無しのオプ:2001/07/25(水) 09:18
言いすぎです。
73執事バンター:2001/07/25(水) 15:10
若竹の自称コージー2作品がちっとも「コージー」に思えなかったのは僕だけですか?
74名無しのオプ:2001/07/26(木) 01:25
>>70
「スクランブル」って章ごとに章の主人公が推理するじゃない。
これって「毒入りチョコレート〜」に似ていると思った。
75名無しのオプ:2001/07/26(木) 04:10
スクランブル登場人物多いのは実際の学生時代のクラスメートを
モデルにしてるのかと思った。どうなんだろう。
76HOC:2001/07/27(金) 01:39
スクランブル以外でも基本的に登場人物多いぞ、若竹七海

>>70,>>71
メインストーリーからはずれた話のところが嫌いだと
七海たんはすきになれないとおもうけどねえ
なんかチョイ役の人とかが、いい味だしてるとは思う

若竹七海って砂糖壷の中身を塩に入れ替えて、それを
物陰からにやにや笑ってみてるような感じをうけるんだよね
そこがいい
77名無しのオプ:2001/08/01(水) 02:39
上の方でだれかも言っていたけど、若竹七海の文書って彼女の
本質が透けて見えていやだ。作家は多かれ少なかれそういう所
があるけど、この人は嫌なところが特に強く感じる。
78名無しのオプ:2001/08/10(金) 02:06
300近くまで下がってたよ。

若竹「ぼくのミステリな日常」読了。
これ本当にデビュー作?気に入ったよ。
8月は若竹七海強化月間に決まりました。
79HOC:2001/08/13(月) 00:29
>>78
若竹七海は発刊順にゆるやかに作風がかわっていくので
気に入った作品の前後がオススメです

それでも一番大きく変わった(ターニングポイント)のは、「火天風神」かな?
8078:2001/08/14(火) 05:09
>>79
ありがとう。その辺も頭に入れて読んでみるね。
さ〜て、今日も若竹七海を借りてくるぞ〜。
81名無しのオプ:2001/08/17(金) 04:08
今村の短編で、世にも奇妙な物語でやってた「半分こ」って話と
ほぼ一緒のがあったんだけど、あれって今村の原作なの?
82雷昔:2001/08/17(金) 21:49
今邑彩の「死霊殺人事件」を読んだ。どうもいまいちだった。
トリックも冴えず、いい感じの相棒も
話が進むにつれどんどん扱いが小さくなっていってしまう。
あと、個人的に刑事があちこち飛び回って聞き込みするタイプの話は
苦手なので、なかなか読み進められなかった。

少女Aの殺人というのも買ったけど、これはどうなんだろうな。
家に帰ってあらすじ読んだら、少女がエロオヤジにレイプされる話らしい。
読む前から鬱だ・・・・。
83名無しのオプ:2001/08/22(水) 09:59
>81
「世にも奇妙な物語」は、原作が小説ってのが結構あるので(昔のSF短編とか)
その可能性が高いでしょう。
84名無しのオプ:2001/08/23(木) 01:16
>83
いや、今村のその短編自体が書かれるよりははるか昔にやってたのよ。
だから今村が「世にも」のブレーン(?)みたいなことやってたことって
あるのかなあ、と思って。知ってる人いないかな。
85名無しのオプ:2001/08/23(木) 23:59
「世にも・・・」は無名作家に結構脚本書かせてたので(井上雅彦とか)
何らかのかたちで関係してたかもしれない。

たしかノベライズに「半分こ」も入っていたので、
古本屋とかで見つければ、原作者もわかる。
86名無しのオプ:2001/08/24(金) 21:49
今邑彩、「赤いべべ着せよ」
もう3年以上前に読んだけど、怖かった!!
って印象があります。
このスレざっと見たところまだ出てないみたいだけど
今邑ファンの間での評価ってどうなんでしょう?

若竹七海は、タイトル忘れたけど
台風が来るパニックもの(?)がおもしろかった。
不謹慎だけど、一度あんな台風体験してみたい・・・。
87名無しのオプ:2001/08/26(日) 04:32
台風は「火天風神」だね。割と面白かった。
耳の聞こえない女の子が頑張るのが良かったよ。
88名無しのオプ:01/08/28 11:33 ID:rfT7GxN2
若竹七海といえば、「水上音楽堂の冒険」で辺見さん(だっけ?)の
告白(兄弟が〜)で、ものすごくショック受けた記憶が。
ラストもあれだし、あそこまで嫌な気分になれた小説は初めてだったな‥‥。
89名無しのオプ:01/08/29 14:16 ID:yCM/117U
ラストで嫌な気分になったと言えば「八月の降霊会」・・・。
主人公かわいそすぎる・・・。
90名無しのオプ:01/08/31 10:31 ID:MXIYAIuk
確かに。
若竹の男性主人公って、不遇だなぁ・・・

まあ、全部っていえばそうだけど。
91名無しのオプ:01/08/31 19:06 ID:ZBTdzDY.
「製造悪夢」は比較的ハッピーエンドだったじゃないか。
92HOC:01/09/01 01:42 ID:XuZOFPag
>>87
俺は嵐の中で男がいきなり告白してきて、女の方が
「今それをいうのはアンフェアだろ〜」って心の中で叫んだトコとか…
ラストで捻ってるし
93名無しのオプ:01/09/02 14:54 ID:Cn/Vnels
ガキとおばちゃんと女の子が散々苦戦した管理人を、
おっさんが軽く倒して、逆に抗議されるところとか好きだな。
94HOC:01/09/05 00:52 ID:/apy5rLs
正直「火天風神」は若竹のワーストの方に近いと思うが
なんかエピソード自体は色々印象に残ってるな
95名無しのオプ:01/09/09 14:26
若竹の「ヴィラ・マグノリアの殺人」と「古書店アゼリア
の死体」読了。これまったく同じじゃない?伏線といい、
最後のしめかたといい。葉崎市に住む人々のキャラはたって
いると思うけど、なんかやっつけ仕事みたいな印象は拭えな
い。好きな作家だけに惜しい。
96名無しのオプ:01/09/11 06:53
「火天風神」読了。
この本を読むのにベストタイミングでした。
しかし、読後感は台風一過といかないのはなぜだろ。
97HOC:01/09/12 00:01
>96
それは作者が若竹七海だからとしかいいようがない
ただ、人間なんて誰しも負の部分をもっているもんなんだけど
それに対し「本の中ぐらい綺麗なものが見たい」と言う人間と
「本の中だからこそ、そういう部分をたのしんで見れる」という人が
いるわけで(当然例外あり)、僕は後者なだけなんですよ

ただこの作品は、主人公各の人々は比較的ハッピーエンドにちかいですよね
作品がつまらないと言うのならば仕方ありませんが

しかしいい時期に読んだね〔藁
98名無しのオプ:01/09/12 00:26
そういう意味では「火天」は、まだすっきりしてるほう。
99名無しのオプ:01/09/12 03:45
「火天風神」って赤川次郎のパニックものみたい。
しかも赤川次郎の方が面白いような気がする。
100名無しのオプ:01/09/12 11:51
「火天風神」の最後で女の子は<メール欄>かと思った。
後味の悪さを売りにしているだけあってそんなに甘くはないね。
101名無しのオプ:01/09/13 01:46
<メール欄>じゃなかったっけ?
私は<100メール欄>にならなかったことが良かったな。
そうなるとそれこそ陳腐な感じだし、そうじゃなくても前向きになれる、って
感じで。
102名無しのオプ:01/09/13 02:25
>101
<メール欄>だと記憶しています。
実際、二つには深い関係があって、どちらか一方が悪いという
ことは少ないはずです。
103雷昔:01/09/15 00:11
今邑彩の「少女Aの殺人」を読んだ。
それなりに凝っていて、そこそこおもしろい。
しかし、主人公が誰なのかよくわからないのが不満だった。
この人の話はなんとか読者を騙そうとがんばってるところがいいな。
ソフトな折原一という感じだ。
104名無しのオプ:01/09/15 00:45
よくこの板でメール欄という言葉を見かけるが、
どういう意味か、教えてください。
105蝙蝠男:01/09/15 00:49
>104 102の名前欄「:名無しのオプ」の上にカーソルを当ててみて
そこで出て来るアドレスにネタバレ等が書いてあるのです
細かくは初心者板とかで
106名無しのオプ:01/09/15 04:23
こんなかんじっすか?
107蝙蝠男:01/09/15 04:32
>106そう。

彩さんは卍を見た時ここまで化けるとは思わなかったな。
ある意味一時期の我孫子武丸によく似ている(メール欄
108名無しのオプ:01/09/15 09:58
しかし代表作といえる位の格のある作品がまだ無いね。
109HOC:01/09/22 14:22
今邑彩の作品は「前半は傑作なんだけどね」という感想しかないな
「金雀枝荘の殺人」「そして誰もいなくなる」とかどんなに面白くなるかなって読んでたのに…
ところで彼女、最近刊行ペース落ちてませんか?

>100
それをやったら若竹七海ではありません、恩田陸、北村薫、宮部みゆきあたりなら
そうなりそうだけどね
110あぼーん:あぼーん
あぼーん
111名無しのオプ:01/09/27 06:00
「金雀枝荘の殺人」読了。
109のいう通りもうちょっと頑張って欲しかった。
<メール欄>も詳しく書きすぎでは?
これでラストが透けて見えた。
112名無しのオプ:01/10/02 18:06
若竹さんそろそろ新作出ないかな〜。
個人的に葉崎市シリーズきぼーん。

古書店アゼリア〜はロマンス小説に関する蘊蓄がなかなか面白かった。
でも、試しに一冊読んでみたらどうもいまいち・・・。
なんであんなんでヒロインと相手役がくっつくんだ〜。
113名無しのオプ:01/10/03 13:13
クールキャンディもやっぱ後味が七海風だね
やっぱりそうきたかと思った
114名無しのオプ:01/10/15 12:08
age
115的若竹信者HOC:01/10/15 14:46
>112
次回作は葉崎市物という話ですね(噂ですが)
「アゼリア」のヒロイン(?)って、なんか無性に後ろから頭ひっぱたきたくなるような女じゃないですか。
自分で騒ぎの原因をつくっておいて、「どうして私がこんな目に、しくしく」みたいな…
で、そういういかにも「ロマンス小説読んでます」みたいな女性(現実にもいますね)が
こういう風にベタなロマンス小説風にころっといってしまうのも、ホントにありそうでよいかと思います
ただ作者はこのシーン書く時に、にやにや笑いながら書いてたんじゃないかと(藁

「アゼリア」は個人的には若竹七海のなかでは代表作のひとつにあげてもいいと思います
「ヴィラ」と酷似しているという意見もありますが、むしろ「ヴィラ」でやりそこなった部分を
修正して作り上げたのが本作品というふうに自分は受け取ってます
加えて言うなら、これまで殆どシリーズ物に無関心だった彼女にとって、
初めて明らかにシリーズ展開を望んでいる作品のようなので、そのへんも期待してるんですよ

ただ「レベッカ」をロマンス小説というのはどうだろうか?
116名無しのオプ:01/10/15 21:20
新刊「悪いうさぎ」読了。よかったよ。葉村晶の性格が相変わらずで(笑)。
117名無しのオプ:01/10/15 23:13
若竹七海に反応してしまいました。

若竹七海は「マレー半島すちゃらか紀行」しか読んだことがありません。
これは笑えました。(三人で執筆しているのだけれど。)

ミステリー作家だったのですね・・・・・。
118名無しのオプ:01/10/16 10:11
>115
そういうタイプのキャラクターって大概むかつくけど、
「アゼリア」は不思議にいい感じだったよ。

「悪いうさぎ」はどこから出ていますか?
119名無しのオプ:01/10/16 10:34
>>118
文芸春秋から出ていますよ。
全413ページ・1900円+税。
120名無しのオプ:01/10/16 10:43
今邑彩の全作品リスト(現在の版元付)を希望。
多かったらお勧めだけでもいいです・・・
昔Cノベルスで出てた作品は今どこに?
121初カキコ:01/10/27 12:18
若竹ファンです。あんまりスレ進んでませんね(^^;
一番初めに読んだのは「製造迷夢」でした。
それから「遺品」読んで、「僕のミステリな日常」でしたね。

今邑作品は「鉄の記憶」しか読んでませぬ。
私的には若竹さん&別の作家さんなので(xx)
122名無しのオプ:01/10/27 19:39
赤いべべ着せよ・・・面白かった!
123ねつてつ:01/10/29 12:19
>120
まずデビュー作「卍の殺人」は創元から。創元ではもう一作、「ブラディ・ローズ」
が出てます。両方とも文庫化してるかどうかはわからないので、検索ページあたりで
情報収集してみてくださいませ。尚、「ブラディ・ローズ」は「悪魔がここにいる」
というタイトルに変更され、中公のCノベルスでも出ています。
Cノベルスからは「七人の中にいる」「そして誰もいなくなる」「ルームメイト」
「時鐘館の殺人(短編集)」と出ています。いくつかは文庫落ちしてるかも。
中公からは他にもハードカバーの短編集が「つきまとわれて」「盗まれて」
「鋏の記憶」「よもつひらさか」と出ていたように記憶。ただ、このうち何冊かは中
公じゃなかったような気もするなあ…あと、文庫化してるのもあったかも。
あとは光文社で「繭の密室」「i(アイ)鏡に消えた殺人者」「裏窓殺人事件 tの
密室」「『死霊』殺人事件」と出てて、これらは文庫であるはず。長編のシリーズ
物です。
光文社は他にカッパノベルスで「大蛇伝説殺人事件」も出てます。
講談社からは「金雀枝荘の殺人」が文庫で出てる。多分これ1冊のみ。
珍しいところでは、「通りゃんせ殺人事件」が双葉ノベルスで出てます。
主人公の名前がちょっと笑った^^
角川からはホラー文庫で出ているのですが、こっち方面はよく知らない。
ただ、「少女Aの殺人」というのが出てて、これはミステリ。

知ってる限りでは、こんな風。
僕はあと三冊で、列挙したミステリはコンプリートできるんだけど、近くの図書館
では置いてなかったり。古本屋で探してます^^
124名無しのオプ:01/10/30 01:57
「悪いウサギ」読了。
面白かったです。割とすぐラストが予想できたけど、葉村晶がそこへ至るまでの過程が面白かったから、
私的には全然OK。この人の書くものは、ハズレが無くて安心して読めます(わたしだけ?ドキドキ)

最後のオチは、ニヤリとしました。
125名無しのオプ:01/10/30 02:16
「繭の夏」の若竹解説いいなあ。よくわかってる、この人。
126名無しのオプ:01/10/30 03:43
50円玉20枚の謎の問題編は傑作。
127HOC:01/11/01 14:24
>>126
そういうひとには「マレー半島すちゃらか紀行」おすすめ
このひとって、軽いコラムとか解説とかが、すごくできがいいよね
今「紙魚の手帳」探してます
128眩暈を愛して夢を見た男:01/11/01 14:36
>「悪いうさぎ」
終盤が悪い意味でB級。でも>>124に胴衣
129ねつてつ:01/11/01 14:44
>悪いうさぎ
なんか今回、キンジーっぽいですねー
そのうち葉崎コージーにゲスト出演しそうに思ったのは、俺だけ?^^
130名無しのオプ:01/11/01 15:26
>若竹七海
近々(春?)ジャーロ連載のがカッパノベルスで単行本化の
ようですが、これも葉崎?
131名無しのオプ:01/11/11 11:54
悪いうさぎ、面白かったけど、なんか詰め込みすぎな気もした。ごちゃごちゃ。
132ぼくの名無しの日常:01/12/05 22:55
もういいかげんに若竹ライクな登場人物出すのやめれ
133名無しのオプ:01/12/15 11:19
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134名無しのオプ:02/01/05 05:02
おいおい。
135名無しのオプ:02/01/07 03:35
>>124
ほんと、あれは名解説だと思う。

今こういう女性版ハードボイルドみたいな女探偵書いてる人って少ないから、
若竹七海にはがんばってほしい。
136135
>>125
だった。スマソ