1 :
名無しのオプ:
泣いた・笑った・驚いた・萎えた・やられたなど、
印象に残る最初または最後の一行を教えてください。
「ただ食欲をつけるだけのことですよ」
3 :
名無しのオプ:2000/11/11(土) 03:20
高等数学では皮をむかずにみかんを取り出すことができるんです。
(正確な引用じゃないなー。というかこれ乱歩の何にある言葉か思い出せない。)
4 :
名無しのオプ:2000/11/11(土) 03:42
>3
『三角館』じゃなかった?エレベーターの天井の狭い通気口から
いかにして通るはずのない短剣を通すかという問題のときに。
反省。最初でも最後でも無かった・・・。
>4さんありがとう。でもそれ未読だな・・・。他での引用を読んだのかも。
>5
がっはっは、俺もスレの趣旨忘れてレスしちゃったよ。
7 :
天然八歩:2000/11/11(土) 23:28
「こういうときの時間つぶしは、トランプ遊びに限るのよ」
8 :
名無しのオプ:2000/11/11(土) 23:30
「僕は気が狂いそうだと思った」
そして、こんなヘボ小説を読んだ僕は気が狂いそうだと思った。
9 :
ベタですが、やはり:2000/11/11(土) 23:34
「夜は若く、彼も若かった。」
10 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 00:54
2がわからん。
11 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 01:08
>>10 創元の「世界短編傑作集」を読むのだ。それでいいのだ。
2がわからんのは相当恥ずかしいことを知るべし。
12 :
>10:2000/11/12(日) 01:09
おしえるとネタバレになるからな。
海外の有名短編です。
13 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 01:10
ぶううううう〜〜〜ん
14 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 01:19
「四階に着くまでに、エレベーターの中で、俺はキツネうどんをたいらげた。」
15 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 01:56
「ヴェルマが行ったところまでは見えなかった。」
16 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/12(日) 02:03
>13
先に書かれちゃったヽ(´ー`)ノ
Stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.
18 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 02:58
第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、
私たちの若い文化力の敗退であった。
日本語で書かれた最も美しく完成された文章のひとつ。
19 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 14:06
>18
名文だね。
でも、K川で出版してる本は・・・。
じゃあ、軽いところで。
「貴女が蜘蛛だったのですね」
・・・・・・この瞬間、この本の謎は総て解けた。
勘弁してよ、京極夏彦。
20 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 14:36
それらの音も、光も、少年の思い出とともに、
地球上のすべての大気に飛散し、拡散し、消散して、今はもうない。
21 :
名無しのオプ:2000/11/13(月) 14:43
>15
同意!
22 :
名無しのオプ:2000/11/13(月) 15:53
正確には思い出せないけど、京極の某長編の
「それでも私はひどくうらやましくなってしまった」
みたいラストを読んでゾっとした。
がいしゅつの
>>2も好きだったりする。
オチ自体はミエミエだったけど怖かった。
23 :
15:2000/11/13(月) 19:31
>>21 これもどう?
「警官にさよならをいう方法はいまだに発見されていない。」
24 :
ゆうじ:2000/11/13(月) 19:57
「私がテリー・レノックスに初めて会ったとき、彼は”ロールス・ロイス・シルヴァー・レイス”の中で酔いつぶれていた」
チャンドラー 「長いお別れ」
25 :
名無しのオプ:2000/11/13(月) 20:13
「そんなに教訓が欲しいなら、
本官がひとこと進呈しよう。
見知らぬ女性を食事に誘うときには、
まず相手の顔をよく覚えておくことだ」
26 :
ネタばれに:2000/11/13(月) 21:26
ならないようなら、本のタイトルもつけてくれないかな
気になっても探せないし、聞いたことのあるフレーズは
思い出せないと何かさびしい
27 :
名無しのオプ:2000/11/13(月) 23:04
この間の金田一が、最後の一行であって欲しいの・・・
28 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 00:07
>>20 すごくイイ!
ネタバレにならないならばタイトル教えてください!
森博嗣「今はもうない」
30 :
独者:2000/11/14(火) 13:04
愛らしい顔のお方じゃ
神よ、恵みを垂れ給え
シャロット姫の胸に
31 :
独者:2000/11/14(火) 13:10
「知らないのか、ガス? 今日は≪母の日≫だぜ!」
32 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 16:38
>>31 ああ、クイーンのアレですねっ!!
昔、大好きでした!!泣けたなぁ・・・
33 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 21:27
題名書けっつーんだよ!てゆーか、
書いて下さい。お願いします。ぺこぺこ。
いくらでもぺこぺこしますから〜。(泣
じゃあしょーがねえから、ネタバレの危険があるときは
メルアドのところにでも書いてやろうぜ。
35 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 22:32
「以上、報告します」
キンジー・ミルホーン
36 :
笑う警官:2000/11/14(火) 22:33
「そして低く笑いだした」
37 :
名無しさん@1周年:2000/11/14(火) 23:33
>22
それって「ほぅ」ってセリフが出てくるやつですか?
京極だと「おまえなんか嫌いだよ!」とかいうセリフがラスト近くに出てくる、
「狂骨の夢」が締め方はうまいと思う。
38 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 02:19
「(前略)鉄の馬に跨り、さっそうと夜の荒川土手に現われた、
20代の御手洗潔を思い出す。」
39 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 02:35
『白い家の殺人』は、ミステリーとしてはダメダメだけど、
最後の一行は妙に好きだった・・・個人的に。
40 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 23:01
『密閉教室』は、小説としてはナニだけど、
最後の一行は妙にスガスガしくて好きだった…
エピローグさえ、なければ。
41 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 23:08
スレッドの趣旨からはちょっとズレるけど、あとがきで妙に饒舌
な奴って最低だね(特に新本格系)
全てがブチ壊しになる。
吾輩は猫である。名前はまだない。
43 :
名無しさん@1周年:2000/11/16(木) 12:13
もう、なにも上げるものはないよ、レティシア。
44 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 18:11
貫井徳郎の『慟哭』のラスト数行が切なかった。
この話って何となく仕掛けは見えてたんだけど
この数行があって良かったと思う。
45 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 18:54
>>41 真っ先に「殺戮にいたる病」のことを思い出してしまった(w
46 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 20:22
>>44 全く同意。
トリックよりもむしろその数行に戦慄した。
というか、あの話のすべてがそこに集約しているとおもう。
書き込みたいが、……まあ、やめておこうか。
47 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 21:26
「変身」
そばかすがどうのこうの。
「宿命」
君のほうだ
ねたばれは避けたつもりだけど・・・
48 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 23:29
7と13以外は全部分かったけど、この二つが。。。
ネタバレにならないなら、教えて!
49 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 23:48
50 :
本:2000/11/18(土) 00:34
「リリアンと悪党ども」
の最後。
思わずニヤリ、の名文(名オチ)
やってくれるぜ、トニー・ケンリック
俺はこの一行が読みたくてこの本読んだんだぜ。
51 :
本:2000/11/18(土) 00:37
あとね、小説じゃないんだけど、映画ね
「ペテン師とサギ師」のジャッカルの最後のセリフ
「・・・・・・・・・・・」(書かない、自分で見てね)
は、ケンリックと同じくニヤリ、こういうのがやっぱりいいね。
52 :
天国までの百マイル(浅田次郎):2000/11/19(日) 09:11
おそらく聖書のかわりに、ほこり高いつわものたちは唱和するのだ。
「オープン・ユア・ハート」
母の命は神の手に委ねられた。
53 :
ホッグ連続殺人:2000/11/19(日) 09:12
○○○だよ。
54 :
都市のトパーズ:2000/11/19(日) 09:15
トパーズの後を追い、まだ見えぬ都市に向かって、私もあの美しい者の上に、堕ちていくことにした。
55 :
EQMM:2000/11/20(月) 16:18
ウィ○アム・ク○ーサー。
それら<屋敷>を構成している木材や石材には、どこも静寂が重く
降りていて、ここを歩く者はみな、ひとりひっそり歩くしかない。
ミステリーじゃなくてホラーだからsage…
あとはキャロルの「死者の書」とかね。
57 :
名無しのオプ:2000/11/20(月) 21:07
このスレ面白いですね。読みたくなる文章がいっぱいあります。
58 :
名無しのオプ:2000/11/20(月) 21:23
――――――――――――――――――――閉幕。
59 :
恐るべきロメオ:2000/11/20(月) 22:07
自然界では、高みにのぼるものにお目にかかりたければ、ずっと下の方を
さがさなくてはなりません。(チェスタトン)
60 :
マンガだけど:2000/11/22(水) 01:03
「こうゆう時は笑うんや」
西原理恵子「ぼくんち」より。泣かされました。
61 :
名無しのオプ:2000/11/22(水) 01:26
体は十分に冷えている。
62 :
独者:2000/11/22(水) 13:02
X。
(『Xの悲劇』)
それはどちらも刹那だったのだ。
『ロベール、確かに今日のも兎の肉ばかり?私がどうかしてるのかもしれないけれど、
なんだか味がときどき違っているようで・・・』
65 :
名無しのオプ:2000/11/23(木) 00:05
「シャーロック・ホームズにとって、彼女はつねに『あの女性』である」
♪ボヘミア〜ん
67 :
名無しのオプ:2000/11/27(月) 21:39
「世に刺青の美を知る人は少ない。ひそかに肌に秘められた命を刻む芸術の真価に
心をうたれる人の数はけっして多くはない」
68 :
名無しのオプ:2000/11/28(火) 00:12
「ジャッカルの日は終わったのだ」
…まんまやないけ。
69 :
吾輩は名無しである:2000/11/28(火) 01:46
最初:赤川次郎「死の学園祭」
最後:我孫子武丸「殺戮にいたる病」
時の中で失われてゆくもの。
時の中で磨かれていくもの
どちらも自分は知らなかった。
それに気づかないほど無邪気だった時の中を私たちは過ごしていた。
TRUE END
72 :
名無しのオプ:2000/11/28(火) 14:51
だが、ピノキオはそれで幸せだったのだろうか…
73 :
名無し草:2000/11/28(火) 22:55
「大統領に知らせるかね?」あるいは、「大統領に知らせますか?」。
旧版、新刊、併せて。
74 :
名無しのオプ :2000/11/28(火) 23:49
ヴァン・ダインです。
彼女のやったことのすべてに反して、おれはそれを喜んでいたんじゃないか、
とおれは思った。
76 :
名無しのオプ:2000/11/29(水) 02:21
行く川の流れは絶へずして、しかももとの水にあらず
77 :
名無しのオプ:2000/11/29(水) 23:14
男がすなる日記というものを女もしてみんとてすなり
78 :
もしもし亀:2000/11/30(木) 00:42
「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、
あれだお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも
……神様みたいないい子でした」
太宰治の人間失格。
この小説を読んだ人はみんなこの最後の一行にトドメを刺されるはず。
79 :
もしもし亀:2000/11/30(木) 00:47
「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、
あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも
……神様みたいないい子でした」
太宰治の人間失格。
読んだ人はみんな最後のこの一行にトドメを刺されると思うな。
>>79 御同輩よ、
ここは一応ミステリー板なんだが・・・
81 :
名無しのオプ:2000/11/30(木) 21:41
「警官にさよならをいう方法はいまだに発見されていない」
清水俊二の訳文だけど、あまリ上手な訳に思えないのは俺だけ?
どうか・・・に、花束をそなえてあげてくなさい。
83 :
あみん:2000/12/01(金) 23:13
実際の文章が思い出せないんだけど……
「摩天楼の身代金」(文春)のラスト一行に喝采。
84 :
名無しのオプ:2000/12/01(金) 23:20
「それまでは、雪よ、私の髪を飾れ」
85 :
名無しのオプ:2000/12/01(金) 23:21
好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしら
86 :
もぐもぐ名無しさん:2000/12/02(土) 06:56
84のやつなんだっけ?
87 :
名無しのオプ:2000/12/02(土) 07:26
88 :
ねつてつ:2000/12/02(土) 09:13
「私はまた真相を掘り当ててしまったのだ」
89 :
名無しのオプ:2000/12/02(土) 11:53
またねつてつが来たか…。ウザイな。
90 :
見知らぬ者の墓:2000/12/02(土) 19:05
「最愛の父 カルロス・カミージャ」
始めてミステリを読んだのがこれやった。
最後の一言に填められた…氏のう。
91 :
ちゃんとミステリーからだよ:2000/12/02(土) 22:21
“そのひとことで充分だった。「ああ、愛しい人。白鳥のようにだ」”
古いスレあげる根性も無く。
キングの「死のロングウォーク」は
最後の一行までカッコ良かったと思う。
93 :
名無しのオプ:2001/02/19(月) 18:37
列車の揺れに体をまかせながら、いつまでも、いつまでも私は泣いた。
そうして、私にとってもまた、ひとつの時代が終わっていくの感じていた。
『龍臥亭事件』
94 :
名無しのオプ:2001/02/19(月) 20:02
二人は毎晩8時に会った。雨の降る日も雪の日も、月の照る夜も照らぬ夜も。
それは最近始まったことではない。
去年もそうだったし、その前の年も、そのまた前の年もそうだった。
アイリッシュってロマンティックね。
95 :
解体屋:2001/02/19(月) 20:54
君はひとりぼっちだ。これからもおそらく。
しかし、ああ、どうか、君がそれに気づかずにすむように。
97 :
名無しのオプ:2001/02/20(火) 00:06
98 :
名無しのオプ:2001/02/20(火) 02:06
「シャム双生児の秘密」の最後の1文に、当時中学生だった私はとても感動しました。
おお〜と思ったものです。
99 :
解体屋:2001/02/20(火) 05:34
>>97 アガサ・クリスティ、「春にして君を離れ」
100 :
名無しシネマさん:2001/02/20(火) 10:15
「フロスト日和」のラスト最高!!
101 :
:名無しのオプ:2001/02/21(水) 11:12
九告鐘は人一人。
102 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 18:16
ご存知の方も多いと思いますが・・・
「ユーニス・パーチマンがカヴァデイル一家を殺したのは、読み書きが
できなかったためである」
R・レンデル「ロウフィールド館の惨劇」の最初の一行です。当時衝撃的
だった。邦訳もうまくて、一気に読めます。
103 :
マーガレット・ミラー:2001/02/22(木) 00:10
血があまりにもきれいで、二度と結ばれることのない
真っ赤な無限にリボンみたいだったから
『狙った獣』
わたしはたった今ミランダ殺しに手を貸してしまったんだ。
『ミランダ殺し』
権利なんて、もうどうでもかまわない。パーティがはじまるのだ。
『マーメイド』
彼は、この女にどうしてこんなに見覚えがあるのだろう、
オオマイゴット・パトリックというのは誰だろう、
と考えながら、彼女を見つめていた。
『まるで天使のような』
心から感謝するよ、ガリレオ殿。
いや、どういたしまして。
ほんとうに、あなたは自由に宇宙を動き回ってもいいのですよ。
ドアがばたんと閉じられた。
『眼の壁』
104 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 09:38
>>8は見たことありそうだけど思い出せない。
誰かおせーて。
「腹上死であった、と伝えられている」
ミステリじゃないのでsageだけど
一番インパクトあった最初の一文だった…
酒見賢一「後宮小説」より。
>>105 とても素敵なエロ・ホラ話なのに、アニメ化したら見るも無残な姿に…
>>106 確かに…アニメ化はしないほうがよかったなぁ。
それで酒見有名になったけど。
ミステリならば
>>20と、西澤「死者は黄泉が得る」の
最後の一文。再読してないから伏線あったのか知らないけど
意味不明だった。
108 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 14:58
横溝の百日紅。
正確な文章憶えてないけど、最後の一文が良かった。
109 :
名無しのオプ:2001/02/26(月) 06:54
「死者が黄泉が得る」の最後の一文はインタールードの部分と繋がってくるんでしょ。
110 :
名無しのオプ:2001/03/22(木) 08:58
青い光は、漁火のように、人魂のように。
「…お寝りになったかな? 中略 …困ったおばかさんだ!」
バリ萌え…モーホー板に逝くべきですね。
112 :
『53』:2001/04/17(火) 02:30
最初の1行「幻の女」
最後の1行「ゴーリキーパーク」
ってなあ、如何でござんしょう。
113 :
名無しのオプ:2001/05/05(土) 18:17
「高瀬おねえさま、いえーい。」
三枝貴代
114 :
名無しのオプ:2001/05/05(土) 20:12
age
115 :
名無しのオプ:2001/05/06(日) 13:37
102 は◎ですね。
私が印象に残っているのは、『レディに捧げる殺人物語』(フランシス・アイルズ)
それから、日本の短篇ですが、日下圭介『木に登る犬』
どちらも、正確な文章を思い出せない。(泣
・・・どなたかフォローお願いします。m(_ _)m
116 :
名無しのHM卿:2001/05/06(日) 13:46
よく憶えていないけど、カー『三つの棺』の最後の一文とか。
117 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 20:46
「うちに帰るんだよ」
118 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 22:35
「野糞するんだよ」
宮部みゆき ドルネシア
119 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 22:50
120 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 15:14
「一千万人誘拐計画」
ネタバレになるのが惜しいが、十津川の決め台詞が素晴らしい。
121 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 18:36
じょろうぐものことわり。
122 :
名無しのオプ:2001/06/28(木) 01:23
正直、インパクトあるなと思ってもほとんどを忘れてしまう・・・
東野の「昔僕が死んだ家」のラストはなんか印象あるな。
別に解説で触れてたからではないよ。
123 :
名無しのオプ:2001/06/28(木) 02:54
今日ママンが死んだ。
124 :
上智kanagawa0104-108211.zero.ad.jp:2001/06/28(木) 03:44
アゴタ・クリストフの「悪童日記」のラスト一行がすごかったきおくが。
出てこないなあ。
メール欄に作者と作品名のほうがいいな〜。
「幸せというのは、いつだって点なんです。なかなか線にはならない。
それは真実も同じですがね」
127 :
サキ「開いた窓」:2001/06/28(木) 21:54
「即興の作り話は、彼女の得意とするところであった」
ミステリじゃないけどね。
「せいぜいあっちこっちで生きのびてくれ。わいのいうことはそれだけや。ときどき便りがほしい」
「新聞見とれ!」
129 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 00:57
130 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 01:01
毎朝あるのは重力だけだ
131 :
高く危険な道:2001/07/30(月) 13:23
そして冒険は終わった。
その肩に今、保が手を置く。
これほど意味深なラストはないと思う。
>>58 反射的に「カーテンフォール」と読みました。あってます?
>>71 これは・・・クリムゾンですか?(手元に無い・・・)
133 :
Yuu:2001/07/30(月) 20:03
最初で最後の、最後の驚いた・やられた一言。
「ヴァン・ダイン」です。
目の玉飛び出るほど驚いた。
>>133 のは、最初は自分画騙されていたことすら気付かず、
「へーそーゆーこと(⇔偶然の一致)もあるのかな」などと思った。
後で自分が情けなくなった。
>>94 ブクオフでやっと見つけて買ったのをわくわくしながら読み出したら
「二人に毎晩八時に・・・」と出だしでいきなり誤植だった。
ロマンス台無し。
前NHKで日本に舞台移してドラマ化してたね。
136 :
名無しのオプ:2001/08/18(土) 16:12
>>124 「残ったほうの一人は、おばあちゃんの家に戻る」
これは衝撃でした。
早く続き文庫にならないかな。
137 :
名無しのオプ:2001/08/18(土) 17:15
西澤ならば「ストレート・チェイサー」のラスト
感動するか、脱力するか・・・
(未読の方、ラストだけを読まないでね)
138 :
名無しのオプ:2001/08/19(日) 01:19
天は号泣していた。
139 :
名無しのオプ:2001/08/21(火) 23:39
ジム・トンプスン「内なる殺人者」
140 :
独者:2001/08/22(水) 00:45
うろおぼえですが、
最初の一行「台風とうとう吹いた」
最後の一行「わたしまた、咄嗟にさっと騙したわ」
タイトル「喜劇悲奇劇」
なんてのを、台風つながりで思い出したりして。
最初:ヨーロッパに幽霊が出る
最後:労働者よ団結せよ
すいません
>20の作者とタイトル教えてください・・・
>145
ありゃ本当だ・・・何で気付かなかったんだろうハヅカシイ
どうもありがとうございます
147 :
名無しのオプ:01/10/23 19:39
「新しいトリックは出来ましたか?」
有栖川有栖「マジックミラー」
今じゃキャラで保っているような部分のある氏だが
マジミは本気ですばらしいと思う。この台詞かなりこわいものがある。
このころのようなものはもう書いてくれないのかなー…
学生編に期待するか…
彼は寒気を覚えた。
マジで俺も鳥肌が立った・・・・。
72
読んだ記憶があるのに思い出せない・・・
作品名教えてください。
150 :
名無しのオプ:01/10/24 00:25
マイルドセブンには、いくつ星がついているのだろう。
>>132 あってます。麻耶雄嵩「翼ある闇」です。
物語のラストではないけれど
「でも、とてもキレイな人でしょう。」
アガサ・クリスティ「ポケットにライ麦を」のラストで出てくる
手紙の最後の一文。
傑作と言えるほど素晴らしい話ではないと思うけれど
この手紙の部分は何度読んでも涙が出てくる。
154 :
名無しのオプ:01/11/03 19:23
少年の日に乱歩の紡ぎ出す妖しい夢に陶酔
しなかったものはないだろうし、ひと度夢野
や小栗を垣間見たら、狂気と絢爛におののか
ないものはないだろう。やがて十蘭の巧緻に
魅せられ、正史の耽美推理に眩惑されて、探
偵小説の鬼にとり憑かれた思い出が濃い。
小説じゃないけどちょっと感動した
155 :
名無しのオプ:01/11/04 06:18
ものすごくベタだけど
「グリーンマイル」のラストは泣けるよね。
156 :
名無しのオプ:01/11/04 16:46
>>153 それ好きだよ。しんみりとして切なくなるね。
「ポケットにライ麦を」は終わり方もとても好きだ。
157 :
名無しのオプ:01/11/06 11:34
そして私は、坂のたぶん七分目あたりで、大きく溜め息を吐いた。
姑獲鳥の夏の最後のこの文、すごいいいなと思うよ。
ぼくは、テレヴィジョンを見ている。
長野まゆみ「テレヴィジョン・シティ」
ミステリのような、そうでないような。
「新世界」のラスト一文も良かった…鳥肌が立った。
その男が急坂を五、六間も下ったところで、佐伯一郎は夢からさめたように、
卒然として呼び止めた。
「あっ、ちょっと、……あなたの名は……あなたのお名前は?」
「私の名前ですか。私の名は金田一耕助、取るに足らぬ男です」
蒼茫と暮れゆく廃墟のなかの急坂を、金田一耕助は雑嚢をゆすぶり、ゆすぶり、
急ぎ足に下っていった。
瀬戸内海の一孤島、獄門島へ急ぐために―――。
横溝正史「百日紅の下にて」
呪い死ね
呪い死ぬ
朝だ。雨が降っている。朝だ雨だ。(ヨコジュンの金大事包介)
163 :
名無しのオプ:02/01/04 21:29
「血液!疑問の余地無し!」
名探偵カッレ君
164 :
名無しのオプ:02/01/05 19:18
「異邦の騎士」のラスト。
ガイシュツでないよな。
西澤保彦「ストレート・チェイサー」は? 大成功ではないと思うが
166 :
名無しのオプ:02/01/13 11:55
ある結末につまづける亜
国境のトンネルを抜けるとそこは雪国だった。
168 :
名無しのオプ:02/01/18 13:23
>>167正しくは、
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
だよ。って、川端康成の『雪国』をパロった何か別の
作品の最初の一行だったらすまん。
西澤保彦「殺意の集う家」
最後の一行だけじゃなくて、後半に入ると各章最後の一行がスゴイです。
でも最後はきついかも…
「あなたが――蜘蛛だったのですね」
171 :
名無しのオプ:02/03/07 23:00
私はまだ三十にもならぬに、濃い髪の毛が、一本も残らずまっ白になっている。
172 :
名無しのオブ:02/03/07 23:10
>171
孤島の鬼だっけ?
173 :
名無しのオプ:02/03/07 23:17
「みんな神の手で殺されたのだ」
174 :
名無しのオプ:02/03/13 23:47
「あの泥棒が羨ましい」二人のあいだにこんな言葉がかわされるほど、そのころは窮迫していた。
「これはほんの始まりなのだ」
ミステリーじゃないすね。スマソ
176 :
名無しのオプ:02/03/18 08:29
「黒天鵞絨のカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ」
とても好きだ。
177 :
名無しのオプ:02/03/18 10:46
>176
厳密には最後の一行じゃないけど
「芥子いろのカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ」
もあわせて、俺もとても好きだ。
>179
ええ、この部分を読みたいが為に再読する事があります。
181 :
名無しのオプ:02/03/18 21:46
>>20 あ〜、いいよね。私も好きです。
森博嗣のラストはグッとくる。
「虚空の黙祷者」もすごい。
182 :
黒死館殺人事件:02/04/09 16:34
好きとかきらいとか、最初にいだしたのはだれなのかしら。
BGMがベガ―のソング。へっ、気持ちの渦巻き
184 :
名無しのオプ:02/05/25 14:20
「マーロウ探偵とキャパブランカか−」
「三郎ドゥビドゥバ。イエー」
↑今読み返してみたら「デュビデュバ」だった。逝ってきます
187 :
名無しのオプ:02/06/04 20:58
「黒天鵞絨のカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ」
「芥子いろのカーテンは、そのとき、わずかにそよいだ」
>>176と
>>178で出ているけれど、自分もこれが好き。
「今はもうない」の最後の一行。
綺麗にまとまってるな、と感じた。もしかしたらこれを書くのが一番の目的なのでは…
とは思わなかったけどね。
でもやっぱドグラマグラの最初と最後の一行が一番印象深いかも。
泡坂妻夫の『可愛い動機』、
最後の一行が印象深いです。
190 :
名無しのオプ:02/08/18 00:48
君がいるこの胸が天国
書き出しで印象に残ってるのは、故・梶龍雄氏の「透明な季節」
それから、短篇ですが、日下圭介氏の「木に登る犬」とか。
名作と言われる作品は文体に細かい神経が行き届いているものです。
>>9 名作ですよね。でも、原書で読んだ方が、印象は更に上かもしれない。
(稲葉氏?の翻訳にケチをつけるつもりはありませんが)
192 :
名無しのオプ:02/08/19 02:29
あげ
193 :
名無しのオプ:02/09/15 10:38
そして明日からは、そんな情熱がひそんでいようとは思われない平凡な顔で、編物機器をいじっているに違いない。
この人の短編はホントにいいね。
194 :
名無しのオプ:02/10/03 22:49
少し寂しかった。
これで乙一に惚れたよ。
195 :
名無しのオプ:02/10/03 22:53
九歳で、夏だった。
196 :
名無しのオプ:02/10/03 23:05
短篇だが、
「知井を殺した犯人は?」
……これだけでネタバレか?
197 :
名無しのオプ:02/10/03 23:06
ギリギリじゃないですか。
198 :
名無しのオプ:02/10/03 23:08
これが僕の新しい歌だ。
sage
ああッ……
アナスタシヤ内親王殿下……。
201 :
名無しのオプ:02/12/21 00:10
俺は女の指を舐めるのが好きだ。
202 :
名無しのオプ:02/12/25 01:29
デパートの垂れ幕の上で踊るバザール、バーゲンという文字の前に、枕詞の
《秋の》が付けられる頃、透き通った風が悪戯小僧のように街を駆け抜け、
私達学生は長い休みと学園祭の間の落ち着かない授業を受ける。
読み返して気付いた。
203 :
名無しのオプ:02/12/26 21:12
何を気付いたの?
>203
一応メル欄に。
「新しい二十面相と新しい明智小五郎との間に闘争の幕が切って落とされるのは、この後まもなくのことである。」
ラストの少女とのやりとりは落涙なくして読めない
206 :
nanana:02/12/27 04:02
愚者のエンドロールの最後の一言。
207 :
名無しのオプ:02/12/28 21:37
「−眠りました」
これかな。
その日××は斧とロープを買った。
209 :
名無しのオプ:03/01/12 21:22
重複あげ
よっぽど疲れていたんだね。
211 :
名無しのオプ:03/01/13 04:05
ブうウうウうウうウうウううウうう――――――――プッ…
212 :
名無しのオプ:03/01/13 17:27
……コンセント挿すの忘れてた。
(^^)
214 :
名無しのオプ:03/01/25 22:08
判事席には深紅の薔薇が置かれていた。血のしぶきに見えた。
215 :
名無しのオプ:03/02/10 21:31
たとえ、無になろうと
216 :
名無しのオプ:03/02/10 21:51
「そこで俺は――コインを投げたんだ」
『バトルロワイアル』の桐山和雄。コイントスの結果で自分の運命を左右する男は、後にも先にもこいつくらいか。
217 :
名無しのオプ:03/02/10 21:56
「ごきげんよう、マーガトロイド。」
218 :
名無しのオプ:03/02/10 23:36
>216
同意。小説バトロワの桐山はマジで最高!
219 :
名無しのオプ:03/02/10 23:46
つれづれなるままにひぐらしすずりにむかいて、
こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつづれば、
うれしうこそものぐるおしけれ
・・・合ってるかな?高校時代に覚えて、何故かいまだに記憶に残ってる。
>>219 ここはミス板なんだけどね。それとも、
「徒然草」をミステリーとして読もうという試み?
ってか、ミステリーじゃなくても良いの?だったらスマソ。
そして、赤い服を着た子供の顔が映っている部分は、真っ黒に焦がされている。
ユヤタンはこれかな。
>>58 ようやく終わったか、と安堵したくなる最後の一行ですな。
君だけには教えたくない。だから本を閉じろ。
↑
だれだっけ?
絵の具で汚れた手を、また水道で洗う。
いくつもの色が混ざりながら流れ落ち、渦を巻いて吸い込まれて行くのを見つめながら、
声を出さずに、僕は少しだけ泣いた。
木下は不死身だ。案外刑事には向いているのかもしれない――
>>224 その本読んでみたいなぁ…どういう題?
吐く息は白い。しかしどこか春の匂いがした。
遠くへ行こうと思った。行き先は、まだ、きめていない
227 :
名無しのオプ:03/03/21 23:35
胎児よ 胎児よ 何故踊る
母親の心がわかって恐ろしいのか
巻頭歌
228 :
名無しのオプ:03/03/21 23:39
僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。
その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。
森作品にはたまーに( ゚Д゚)ハッ!!とさせられる言葉がある。
自分は表紙のこの文章(と装丁)でスカイクロラを即買いした。傑作だった。
229 :
名無しのオプ:03/03/21 23:47
地球上の誰かがふと思った
『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか・・・・・・』
地球上の誰かがふと思った
『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか・・・・・・』
誰かが ふと思った
『生物(みんな)の未来を守らねば・・・・・・!!』
で始まるこの作品のラストが
「・・・・何かに寄りそい、やがて生命が終るまで・・・」
自分の青春が終った気がした。
素晴らしすぎるミステリ。
230 :
名無しのオプ:03/03/22 00:00
>>229 漫画じゃねぇか!
好きだけど。
春奈は、走った。
向かい風を切って疾走した。
その風の中に「わたし」の身体を確かめながら。
揺れて弾けるランドセルに「いつもの朝」を夢見ながら。
母親の笑顔を忘れないために。
「世界」を再び取り戻すために。
いつかまた、もう一度、「燃えてしまえ」と呪えるくらい、「世界」をぎゅっと引き寄せるために。
擦り抜けそうな「世界」と「わたし」を、夢へと引きずり降ろすために・・・・・・
持っていたすべての生命力を迸らせて、
渡瀬春奈は、走った。
百二十六は・・・・・・七の三倍の三倍の二倍だっ!
234 :
名無しのオプ:03/03/22 00:27
寄生獣ならばラストのミギーのセリフ、
「ある日道で出会った知り合いが
ふと見ると死んでいた。
なぜそんなとき悲しくなるんだろう・・・?
それは人間がヒマだからさ。
心にヒマのある生物・・・、なんと素晴らしい!」
が最高だな。激しく感動。
>>230 >>176のほうは(メール欄)だよ。
「数字ばかりだ。
頭が痛い。
帳簿合わせに疲れた。」
こちらは記憶に残るひどい書き出し・・・。
最初
「ロロ・クレイマーの首なし死体をトランクに積んだクライスラーでフロリダ・ターンパイクに入りながら、
おれはビニールを敷いておかなかったことをひたすら悔やみつづけていた」
最後
「おれは目をつぶり、そよ風が少しだけ強まったのを感じながら、マリアッチの奏でる夢の中に落ちこんでいった。」
ハードボイルドなんですが、好きな本です。
237 :
名無しのオプ:03/03/22 21:02
書き出しの一文で惹きつけられたのは、
「透明な季節」 梶 龍雄 (故人)
「木に登る犬」 日下圭介
翻訳ミステリでは
「赤後家の殺人」 カーター・ディクスン
「レディに捧げる殺人物語」 フランシス・アイルズ
「ローフィールド館の惨劇」 ルース・レンデル
誰か、原文引用してください。(手元に本がないので・・・)
238 :
名無しのオプ:03/03/22 21:05
>>82 ミステリじゃないけど、涙なしには読めないな・・・。
239 :
名無しのオプ:03/03/22 21:08
>>237 > 「ローフィールド館の惨劇」 ルース・レンデル
>>102でガイシュツだし。
自分で
>>115書いたの忘れて、似たようなのを上げてるし・・・(泣
240 :
名無しのオプ:03/03/26 13:37
私はその言葉どおりにやったのだ。
アガサ・クリスティ著『ゴルフ場殺人事件』
読んで思わずニヤニヤしちまったじゃないか大尉・・・・・。
241 :
名無しのオプ:03/03/27 16:42
「何てこった!」ジェイクはへレンに向かって言った。「これが結末さ!」
242 :
名無しのオプ:03/03/31 12:00
(最初の一行)
台風とうとう吹いた。
(最後の一行)
「−わたしまた、とっさにさっと欺したわ」
224です
>225
すまん亀レスだけど、まだいます?
大槻ケンヂの「新興宗教オモイデ教」です。
騙されたと思ってでも(おもわんでもいいが)読んでほしい一冊。
わたしゃオー兼の才能にぶちのめされました。
244 :
最後の一行:03/04/09 11:59
「雨だ。」
これエラリークイーンだよね。
>>224 まだいるべ〜。教えてくれてありがとう。
今度本屋行ったら探してみます
彼らはすでにお互いを敵として使用する武器を考案しはじめていたのである。
247 :
名無しのオプ:03/04/17 14:05
(^^)
249 :
名無しのオプ:03/04/18 16:49
永遠に失われた光景を夢見ながら自分は静かに暗闇へ身を委ねた。
250 :
bloom:03/04/18 16:59
ジャイアンは死んだ。だがしかし、いつまた新たな敵が現れるか分からない。
頑張れ、のび太。負けるな、のび太。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
「おいおい。シナトラが東海林太郎のナンバーを歌い出したぜ」
ワラタ
ストレート・チェイサーのラストはホントに1行でびっくりした。
ラストで感動したり泣かされたりひっくり返されたりする作品は大好きだが
あれはただただ「フェーーーーー」と思った。
森博嗣の「真夜中の悲鳴」の最後の一行はちょっと良かった。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
259 :
名無しのオプ:03/05/28 20:58
260 :
名無しのオプ:03/05/28 21:02
森博嗣「笑わない数学者」
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
262 :
名無しのオプ:03/07/20 10:10
──北を目指して。
このラストは切ねぇー。切ねぇよぉー。
これが「南」でなく「北」であることの意味に気付いたときは震えたね。
あと、
>>223がすっげ気になるんですけど。
>>262 メール欄?
北に向かうのがどういう意味なの?俺も何のためにあるのかわかんなかったんだけど。
264 :
名無しのオプ:03/07/20 14:32
>>263 エピローグの最初の文と最後のページ(646)、それと第一章の最初の文を読み比べると分かると思う。
この最後の一文の意味に気付かないと、この物語は終わりませんよ!
…いや、気付いたら、終わらないのかな?(←この意味も気付けば分かると思う)
>>262=265
264じゃないけど、サンクス。
いえいえ、自分から教えて回りたいくらいなので。
色んな意味で、264に礼を言われる覚えは全くないです。
>>265 >>263だけど教えてくれて有難う。
あれってメール欄するつもりってことでいいのかな?それなら確かに切ないよなあ。
んー…と、スマイリーとモニカの事なら、そういうことだと思うけど。
グリンの場合はそうでなくて。
(これから山口雅也「生ける屍の死」のネタバレをします。未読の方は注意!)
あれは、最後「南」を目指してるはずなのに、最後の一文は「北を目指して」になってる。
それはつまり、グリンやチェシャが言う通り(メ欄)って事なのですよ。
だからあの時、死にゆくグリンにとって霊柩車は南でなく北に向かっていた。
この物語の始まり、「第一章」と同じように。
つまりあの物語は、終わると同時に始まるわけです。
…と、私は解釈したのですけど。いかがでしょう。
メール欄の作品の最後の一文。
「お兄ちゃん」
物語の謎は大体解けてるのに、そこで「??」となって終わり。
これはある意味すごい。
>>269 ああ、なるほど。そういう風に解釈するのか。
確かにそっちの方が分かりやすいよなあ。
272 :
名無しのオプ:03/07/25 18:15
どうやら九州の地図のようだった……。
274 :
名無しのオプ:03/07/27 11:50
広大な静寂を透かし見ると、はるか彼方の闇の中に一艘の船が見えた。
私には、その船が手探りしながら、闇に閉ざされた故郷へと向かっているように思えた。
275 :
名無しのオプ:03/07/28 16:19
>>270そこが本質ではない。
問題
いきなりこんなところから話を切り出しても、読者にとっては鬱陶しい
だけかもしれないが、僕はずっと疑問に思っていた。事実とは何なのか。
とりわけ、小説にとって事実とは何なのか。
長文疲れた。
(^^)
たとえ無言のままでも日陰の花は、最後の一片だけは濁らせることなく、
白いまま男の心に遺し、短い数日に似た生涯を閉じたのである
これで泣かずに何で泣く。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
280 :
名無しのオプ:03/09/11 17:34
保守
281 :
名無しのオプ:03/11/11 22:36
☆
/ ̄| ☆
| |彡 ビシィ
| |
,― \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___) | ∠ 休憩中だよ!w
| ___) | ∧_∧ \________
| ___) |\___(・ ∀ ・ )_____
ヽ__)_/ \___ _____, )__
〃 . / / / / 〃⌒i
| / ./ / / .i::::::::::i
____| /⌒\./ / / | ____|;;;;;;;;;;;i
[__]___| / /-、 .\_. / Uし'[_] .|
| || | / /i i / | || |
| ||____|____/ / .| .|\_ノ______..| || |
|(_____ノ /_| |_________..| || |
| LLLLLL./ __)L_| |LLLLLLLLLLLLLLLL. | ||_____」
| || (_/ / i .| || | ||
|_|| / .ノ |_|| |_||
(_/
もしヒマがあったらウラニワのアルジャーノンのおハかに
花束をあげてやってください・・・・・・
283 :
名無しのオプ:03/12/31 04:20
「長い鯨幕が続いている。」
なんだか印象に残ってる。
・・・なんでだろう?
あたしは追われていた。
桐璃・・・・・・オセロしようか
>>169 敢えてレスすると
殺意の集う夜が正しいタイトル
287 :
名無しのオプ:04/03/23 18:44
秋の終わりの午前十時ごろだった。
289 :
名無しのオプ:04/04/10 01:47
森博嗣「人形式モナリザ」
290 :
名無しのオプ:04/04/10 02:05
彼女は自分が向かっている暗い場所には、
思い出の最後の部分を忘れさせてくれる、
慈悲があるのかしらとひそかに思っている。
妻は水曜日に夫を殺そうと思った。
しかし、妻は知らなかったが夫は、妻を火曜日に殺そうと思った。
>>283 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
<まさかり少年>は下の階に住んでた。
あたしとはつきあいがあったが、それは向こうがいつも散歩に連れてくみっともない小犬を、廊下で出会うたびにあたしが撫でるからだった。
294 :
名無しのオプ:04/04/11 15:54
「アタシのポケットの中」
そしてその後はもう、
もう何も聞こえない。
↑何か印象に残るんだよね。
ミステリじゃないけど、
「(略)、固く目をつぶり、ハンドルを右に切った。」
泣きました。
>>296 "禿"同w
メル欄にタイトル、だよね?
漏れも、そのエンディング読んだときは切なくなったなー
>>297 御名答です。
映画版は見ていないんだけど、どういう終わりかただったんだろう?
>35 ガイシュツしてる…。「以上報告します。」ミステリよく知らないけど、キンジーは好き。
300 :
名無しのオプ:04/04/24 04:32
「げろさぶ」
寒気した。
それでも、ボクは。ボクのちんこが――
泣いた。
>>298 ハンドルを右に切ったところで終わりだったと思う。
固く目をつぶり、ハンドルを右に切った。
だけど慌てて左に切りなおした。
──北を目指して。
患者は手術の麻酔から醒めて私の顔を見た。
>>291 うわっ、なんか凄いそれ
だれ?
ネタバレじゃなければ教えて。
ひとつに結ばれたわたしたちは、
来たるべき誕生と結婚と死を思い描きもせずに、揃って無邪気な笑みを浮かべていた。
307 :
草間 滴:04/09/01 07:52 ID:gOQ9J1Zu
305>
おそらく(メール欄)。ちなみに、最後じゃなくて最初の1行です。
308 :
名無しのオプ:04/09/12 23:45:57 ID:KFYiN1wB
サンディエゴにはおよそ三百万人の市民が住んでいるが、そいつらがどういうわけだかいろんな怪我や病気を背負い込んでホッ時総合病院にやってくるから、ERにいる俺は馬車馬三頭分くらいハードに働いてそいつらを決められたところに追いやる。
309 :
名無しのオプ:04/09/13 00:00:29 ID:WvIS+/jJ
九月二十日未明「青屋敷」炎上。青司、死亡。享年四十六歳。
311 :
hugin:04/09/21 21:43:17 ID:F7eKobeY
最初の文:およそ世の中になにがいやだといって、蝙蝠ほどいやなやつはない。
最後の文:それに第一、蝙蝠は益鳥である。
312 :
水没ピアノ:04/10/09 17:14:59 ID:rL9xnyWL
彼女はまだ泣いている。
313 :
名無しのオプ:04/10/09 21:50:45 ID:GNcejLfp
314 :
hugin:04/10/09 22:06:17 ID:zw3EYsxx
>>313 横溝正史の金田一ものの短編で、「蝙蝠と蛞蝓」。
315 :
313:04/10/09 23:50:01 ID:xoaXs2zf
>>314 thx!蝙蝠となめくじ(←なぜか変換できない)か。
探してみます。
316 :
名無しのオプ:04/10/10 03:13:03 ID:asDflJ+P
「都市のトパーズ」。
最初の1行(というか数行)が凄くいい。
今、手元に本がないから書けないけど。
317 :
名無しのオプ:04/10/10 03:16:58 ID:asDflJ+P
台風吹いた。
>>317 台風とうとう吹いた。
……じゃなくて?
319 :
名無しのオプ:04/10/11 11:40:02 ID:hMYmdO3O
>>318 あ、そうかも。
手元に本がないから、記憶で書いたけど。
泡坂妻夫の喜劇悲喜劇。
320 :
名無しのオプ:04/10/11 20:47:28 ID:ygnxLKDV
その時まで彼は、こんなに深い霧を経験したことがなかった。
周囲のもの総てが、暑くたれこめたミルク色に鎖され、
深海の光景のようにどんよりと沈みこんでいる、こんな霧を。
321 :
名無しのオプ:04/10/11 21:28:57 ID:rrJ5CeYI
322 :
名無しのオプ:04/10/18 13:46:51 ID:uEqr0/jG
まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。
針のつけ根がゆるんでいたので完全な円は描けなかったが
自分ではそれを完全な円だと信じこんでいた。
323 :
名無しのオプ:04/10/18 14:31:38 ID:7uAoEqAS
1590年の冬であった。
オーストリアは、まだ世界から遠く離れて、眠りこけていた。
ところで>322読んでみたいのだが、タイトルわかる人教えてちょーだい。、
灰がない。
326 :
325:04/10/18 17:16:33 ID:0WNsvomN
字間違った、「虚航船団」だった。
>>22でガイシュツだけどあれは本当に溜息が出た
あんなに胸がいっぱいになったミステリーのオチは初めてだ
「(略)はその思いからだけは、決して逃れられないんですよね」
読み終わったあと、物凄く苦い思いにとらわれた。後味が悪い作家と言われているけど
結構それだけではない重さがある
三千ポンドの札束が、目の前の机にのっている。
ほとんどが五ポンド紙幣でそれが三十束。
>>319 >>140に正しいものが載っている。
329 :
名無しのオプ:04/11/09 04:15:01 ID:BqAOn1KK
一九八八年九月二日、金曜日。
「僕だって、エイプリル・フールには一つぐらい嘘をついてみたいじゃありませんか」
330 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 23:24:28 ID:Q/F8Af6V
「ぼくはじんせいにかった」
331 :
名無しのオプ:04/12/30 11:02:28 ID:qlk/kihz
>>330 小林泰三の某短編!
怖いけど哀れを誘う筆致、だいすきだー
test
333 :
変更投票開始@ローカルルールスレ:05/03/07 21:25:07 ID:wdosCum9
アリス
334 :
名無しのオプ:2005/04/21(木) 14:23:23 ID:9TM2oOCH
その街は海底の泥の中から浮上した。
335 :
名無しのオプ:2005/05/09(月) 23:18:47 ID:LdlJHQsn
336 :
名無しのオプ:2005/05/10(火) 09:55:57 ID:LhDI9eUp
二丁の拳銃
このラスト一行にマジやられた。
337 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 18:25:41 ID:EkfZkeTH
序――読者諸君、警戒せよ
338 :
名無しのオプ:2005/06/23(木) 22:43:33 ID:CJFMfV+w
最初:「山猫の夏」
『たとえ何十年かあとに老いさらばえてこの脳裏からどれほどの記憶が消えうせようと
山猫がやってきたあの夜のことだけは決して忘れはすまい』
ミステリーじゃないしこの文だけじゃへっ?なんだけど
読み終わって山猫の存在に涙してなんとなく覚えてしまった。
でもさすがにもううろ覚えだなー
入社試験の「趣味は…読書?どんな本読むの?」って質問で暗唱したっけなあ。
最後:「内なる殺人者」
昔、集英社かなんかで出た方のルーの長せりふがかっこよかった。
立ち読みした限りじゃラスト1文は昔のとほとんど一緒だった(と思う、うろ覚え)
339 :
名無しのオプ:2005/06/23(木) 23:21:35 ID:FbllhzIn
最初:「幻の女」
定番だけど、これは固いね。
最後:「トキオ」
説明不要。というより、うまく説明できない。
実際に読んでもらうしか。
それと、エピローグだったら、有栖川有栖の「孤島パスル」がいい。
「夏が過ぎ、季節は秋へと移っていった。腕のいい運転士が静かに列車を
プラットホームに進入させるように、僕は秋へと滑り落ちていく。」
↑ここからラストにかけての部分は、何回読んでもイイ。
340 :
名無しのオプ:2005/06/24(金) 02:21:08 ID:87hSFFVm
最後;異邦の騎士
「決まって私は、鉄の馬に跨り、颯爽と夜の荒川土手に現われた、
二十代の御手洗潔を思い出す。」
最高に痺れた。
341 :
名無しのオプ:2005/06/25(土) 02:26:40 ID:1tgpsciB
世は戦でも、胡蝶が舞う、撫子も桔梗も咲くぞ。……馬鹿めが(呵々と笑う)
ここに獅子がいる。お祭礼だと思って騒げ。槍、刀、弓矢、鉄砲、城の奴ら。
泉鏡花「天守物語」
ミステリーではありませんが、特別印象に残っているので。
342 :
名無しのオプ:2005/07/06(水) 00:42:09 ID:pr2R6Gcm
私は、そうすることにした。涙を拭うために。
343 :
名無しのオプ:2005/08/02(火) 16:10:54 ID:W32Ov/VD
ベタだがドグマグの最初と最後は良かった。全然名文じゃないけどさ
あれで物語の境界が明確になった。「こっからマイワールド」って言ってるみたいで
素直に最初から最後まで「こんな小説読んだことねぇ」と思わせてくれた
344 :
名無しのオプ:2005/10/20(木) 13:51:24 ID:Hmsw3pTb
ho
345 :
名無しのオプ:2006/01/16(月) 19:45:19 ID:MJzS2Uz1
SYU
346 :
名無しのオプ:2006/01/17(火) 23:24:42 ID:OQTJSSAp
その背後では、人類の存亡を賭けた最後の闘いが始まろうとしていた。
347 :
名無しのオプ:2006/01/25(水) 19:01:03 ID:SkxQMIIS
車内のアナウンスが聞こえた。列車は麻雛壇駅に到着するところだった。
個人的には最高のラスト。
348 :
名無しのオプ:2006/02/08(水) 00:35:02 ID:sVX7KxKQ
そう思い、窓を開けたら、キーキーという甲高い鳴き声が聞こえた。
まるで、町が泣いているようだった。
ミステリじゃないかもしれんけどね。
349 :
名無しのオプ:2006/02/10(金) 01:27:15 ID:ivyJOcyb
ageさせてもらいます
>>226をご存知の方いませんか?
どっかで読んだことがあるような…
350 :
名無しのオプ:2006/02/10(金) 18:13:26 ID:0KHpFihM
「きみ、名前はなんていうの?」と、わたしは彼女に尋ねた。
この終わり方かなり好き
351 :
名無しのオプ:2006/02/10(金) 20:34:28 ID:s2uH0KxR
ラスト数行のインパクトなら、やっぱり「ホッグ連続殺人」だな。
それと「さむけ」。
たぶん、一生忘れないな。
352 :
名無しのオプ:2006/02/11(土) 19:46:28 ID:YPi1eVN3
「さながら勇者のファンファーレのごとく…」
ノベルス表紙糞だな。ハードカバーの方は大好きだけど。
353 :
名無しのオプ:2006/02/15(水) 16:12:54 ID:4LJmVABC
まず水。その性のよしあしがてきめんに仕事にひびく。
伝奇小説だからミステリの親戚筋かな。「至福千年」
354 :
名無しのオプ:2006/02/21(火) 09:33:11 ID:i0VnqlxT
「これァ、わけなく、死ねそうだぞ」
凄い
355 :
名無しのオプ:2006/04/13(木) 21:59:09 ID:rTxPcYNM
「現代を生きる若者と、かつて若者だった全ての人に、
この純粋な想いを捧げる」
356 :
氏名黙秘:2006/04/15(土) 12:02:36 ID:t/IFwcoR
「弁護士を呼びましょうか」
だったかな? BY火村英生
357 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 15:24:34 ID:SL06Qi33
寺尾はイントロの同じ部分を弾き続けている。
直貴はようやく口を開いた。歌おうとした。
だが声が出ない。
どうしても出ない−−。
358 :
◆WcHVsP7trQ :2006/04/15(土) 15:27:17 ID:SL06Qi33
「いいえ、こんなに素晴らしい夜は初めて。幻みたい」そういうと妖しく微笑んだ
359 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 17:29:07 ID:s9lrxUBI
よせてはかえし よせてはかえし
360 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 17:41:27 ID:TfCk8h+Q
人。
361 :
名無しのオプ:2006/04/15(土) 19:35:06 ID:pWVeel0f
それはポプラの葉の照り返しに映えて、一瞬緑色に輝いた。
362 :
名無しのオプ:2006/04/23(日) 17:35:31 ID:LRaZxv7W
重複あげ
363 :
名無しのオプ:2006/04/23(日) 17:52:46 ID:qXvsFz6Q
ラスト 「やれやれ、これでやっとスタートできる・・」
364 :
名無しのオプ:2006/04/23(日) 18:02:04 ID:A5/re2hA
「小林団長ばんざーい」
365 :
名無しのオプ:2006/04/24(月) 02:12:40 ID:9+rWTWlN
最初→射精した後は動きたくない
最後→木吹らしがふいてもそう簡単には散りはしない
366 :
名無しのオプ:2006/04/24(月) 03:35:51 ID:+WqQhQEM
『どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続く…』
姑獲鳥の出だし。
ラストは
斜め屋敷
『…残り僅かの生を風にさらすのだ』
か、動く家
『…ベランダ(カーテンだったかも)の向こうに彼』引用は全て曖昧な記憶による物で、正確ではありません。
367 :
名無しのオプ:2006/04/24(月) 15:36:27 ID:Q86HDEHm
セックスの後のみりんはうまい。
368 :
名無しのオプ:2006/04/24(月) 16:42:52 ID:64d6vZPY
この海で、きっとまた会おう。
だからいまは、その想いを込めて――。
「またな」
369 :
名無しのオプ:2006/04/25(火) 07:11:03 ID:If0H4yv6
君にあげられるものはもうなにもないのだよ、レティシャ
370 :
名無しのオプ:2006/04/26(水) 12:21:43 ID:x7/TTP2K
「君が決めるんだ」
371 :
名無しのオプ:2006/04/27(木) 04:13:58 ID:mZunS55T
この手を離せば、彼女は死ぬだろう。
―――だから、僕はその手を離した。
372 :
名無しのオプ:2006/05/11(木) 14:54:44 ID:B6mb2lIw
俺の名前は、○○○○。
ハードボイルド物に多いけど、こういう書き出しで始まってるとダサすぎて、読む気失せる
373 :
名無しのオプ:2006/05/11(木) 15:04:44 ID:K+4vVB0b
「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」ってのがツボった。
374 :
名無しのオプ:2006/05/11(木) 15:59:05 ID:V1q2Xtta
死が絶対の終焉である
375 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 01:19:38 ID:LhLcHy9R
603 :無礼なことを言うな。たかが名無しが :2006/05/06(土) 13:57:36 ID:sa9aEqP1
「貴方が──K君だったのですね」
私は想像する。
遥かな荒涼とした2chをひとり荒らす男。
男の見ている画面には綺麗なセゲヲが映っている。
男は満ち足りて、どこまでも、どこまでも荒らして行く。
それでも
私は、何だか酷く――
男が羨ましくなってしまった。
振り向くと芸スポのスレで天然も暴れている。
何だ。あいつらだって同じじゃないか。
何のことはない。
私はそうして、視スラーたちの後に従い、
優しい視スレにゆるゆると戻る決心をした。
テレビと一緒に、私は産着のような日常に包まれて行く。
見ると巨の字ひとつない今日の番組欄である。
もう防衛はすっかり終わったのだ。
そして私は、テレ朝のたぶん22時半あたりで、大きく溜め息を吐いた。
「視スレが――殺めたのだ」
もう暫く視スレにいようと、私は思った。
(了)
376 :
無名草子さん:2006/05/16(火) 12:41:26 ID:eK9jwhHA
伸ばすかな
377 :
名無しのオプ:2006/05/26(金) 23:51:32 ID:5NYQpqsY
しかし、私はもうそれを皆に伝えることはできない。
378 :
名無しのオプ:2006/05/28(日) 17:29:15 ID:gWRn7n9x
二人は朝まで飲んだ。
これラスト数行がほんとにいい
379 :
名無しのオプ:2006/05/31(水) 22:27:13 ID:3Fvs6ZfT
密室が開かれた時、彼女に何が残るだろうか。何も残らないか、それとも。
380 :
名無しのオプ:2006/06/04(日) 19:15:08 ID:sCYQw5oC
ジッチャンの名にかけて!
381 :
名無しのオプ:2006/06/21(水) 05:57:01 ID:hUQEU0s/
「保留」と、そこにはささやかで小さな物語が描かれている。
382 :
名無しのオプ:2006/06/23(金) 20:30:54 ID:6/c4E5s6
男が羨ましくなってしまった。
383 :
名無しのオプ:2006/07/02(日) 20:14:48 ID:iRRNFvEn
踏切で渡ってから上る坂道の途中に、その小屋はあった。
そして、その隣には、白い教会が建っている。
このラストの一文で、最後の伏線消化と、最後の謎が解けるって所が良い。
384 :
名無しのオプ:2006/07/03(月) 17:18:23 ID:6fDUlX3a
385 :
名無しのオプ:2006/07/08(土) 22:59:59 ID:Pkz6IDG9
勉強をしよう。試験対策もしなければ。
386 :
名無しのオプ:2006/07/16(日) 09:19:31 ID:oNSFKqny
387 :
名無しのオプ:2006/08/03(木) 23:36:47 ID:AcvIlZ6S
天に星。
地に憎悪。
南溟。八月。わたしの死。
388 :
名無しのオプ:2006/08/03(木) 23:45:50 ID:5tXIMVnh
>>387 おお、シミタツ節 ! いつ読んでも味わいがあるね。
文庫版ではラストを「わたしは死んだ」に変えたらしいね。
その理由は作者本人のホームページに書かれていたな。
389 :
名無しのオプ:2006/08/04(金) 12:07:35 ID:s7ZoJWaG
390 :
名無しのオプ:2006/08/04(金) 12:12:09 ID:oYs3uRKk
「いえ……まだです」
391 :
名無しのオプ:2006/08/15(火) 12:21:17 ID:4UfXMq6p
>>384 当たり、有難う。
今また、偶然読んでいます。
溜め息を吐いた。
392 :
名無しのオプ:2006/08/19(土) 00:44:47 ID:S0sag9E2
いつか殺してやる。
393 :
名無しのオプ:2006/08/19(土) 19:15:20 ID:6NZKqELI
笑っても、いいよ。
394 :
名無しのオプ:2006/08/20(日) 01:11:33 ID:5la3B9Ng
よっぽど疲れていたんだね。
395 :
名無しのオプ:2006/08/21(月) 01:09:35 ID:8W9O6Snc
>>test
396 :
名無しのオプ:2006/08/26(土) 17:05:44 ID:32pp4NJs
ストレートチェイサーの最後の一行がのけぞるとみんな言われてますが
どこがどう凄いのかいまだに判りません
どういうことですか?
397 :
名無しのオプ:2006/08/29(火) 11:34:49 ID:ifIhSXcO
>>396 ストレートチェイサーって西澤保彦の?
自分はそんなにのけぞるほどすごいとも思わなかったけど、
(メル欄)だってことはオッケーかな?
398 :
名無しのオプ:2006/08/29(火) 18:39:50 ID:ebkIVAqQ
最後
「わたしはまた真相を探りあててしまったのだ」
399 :
名無しのオプ:2006/09/11(月) 01:05:25 ID:Ce2MSVHU
ではそんなわけで、ひとまずさようなら。
400 :
名無しのオプ:2006/09/12(火) 06:20:24 ID:Ms5rQsNj
世に無惨なる話は数々あれど本年七月五日の朝
築地字海軍原の傍らなる川中に投込ありし死骸ほど無惨なる有様は稀なり
書くさえも身の毛逆立つ翌六日府下の各新聞紙皆左の如く記したり
401 :
名無しのオプ:2006/09/13(水) 22:46:37 ID:ldDtQeGp
翻訳すれば「コリエル」と読めたはずである。
402 :
名無しのオプ:2006/09/23(土) 18:18:08 ID:qGDwqQU0
だからそれまでの間、江神さんに借りた『ルバイヤート』を読みながら待つことにしよう。
403 :
名無しのオプ:2006/10/14(土) 23:38:12 ID:4gD06ih6
「薄暗い部屋には、死体が転がっていました。しかし、その死体はただの死体ではない。
なぜなら、その死体には、腕が三本あったからです」
404 :
名無しのオプ:2006/10/29(日) 17:49:34 ID:nrAwfelI
赤い血をしたたらせながら、喜びにむせぶように泣いていた。
405 :
名無しのオプ:2006/11/06(月) 20:33:30 ID:d55cUukz
「人を殺したいと思ったことがあるから。」火村助教授の台詞
406 :
名無しのオプ:2006/11/27(月) 17:50:20 ID:m2HqVxFZ
あげ
407 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 14:48:16 ID:NwGZHDlA
長い放課後になりそうだ―――そんなことを考えながら。
408 :
名無しのオプ:2006/11/28(火) 21:32:39 ID:jkkndVF6
「あの日は、ちょうど四月一日だったものでね」
409 :
名無しのオプ:2006/12/02(土) 18:42:39 ID:1jM2/8yU
「きもさぶ」
410 :
名無しのオプ:2006/12/15(金) 03:05:07 ID:EO7Uf0/B
カーテン フォール
― 閉 幕
411 :
名無しのオプ:2007/02/11(日) 00:35:48 ID:z1GKKPqW
「ローリングズが生き返るのを待っていたんだ」
412 :
名無しのオプ:2007/02/24(土) 20:36:38 ID:KsbLihpl
暫し遠ざかっていた時の流れを乗せて、帰りの列車の音が近付いて来る。
413 :
名無しのオプ:2007/03/05(月) 22:48:34 ID:JQ67M6kT
アクロイド殺しのラストってどんなんだっけ?
414 :
名無しのオプ:2007/03/06(火) 09:22:45 ID:rccnJXLh
>>413、意訳。
それにしてもあのひげの小男がナタウリなんぞを作りに引っ越してさえ来なければ良かったのに。
もうすこし引っ越した地点が詳しく書いてあるんだけどネタバレになるからね。
415 :
名無しのオプ:2007/03/07(水) 20:40:25 ID:RTjkwx0V
瀬戸内海を渡る風に、ほのかな秋の気配――
416 :
名無しのオプ:2007/03/20(火) 21:02:37 ID:ZLTm37L4
>>405 それ何の本?46番目は最初と最後は違うから
もちろんそれ以外ですよね、教えてもらえませんか?
417 :
名無しのオプ:2007/03/21(水) 01:21:09 ID:lk4DxiC0
意地悪いっすねw
418 :
名無しのオプ:2007/03/30(金) 19:31:35 ID:UiUHu72R
>>416 短編集"ブラジル蝶の謎"の表題作、じゃなかったかな。
419 :
名無しのオプ:2007/04/01(日) 17:03:16 ID:7t96tRnQ
○○からの年賀状
「あけましておめでとう
いつもお見舞い、ありがとう
今年も一緒に母校の桜を見に行こうね」
無二の親友だった彼女からの年賀状は今年で最後になったという現実を
受け止められずに、教室で、陽だまりの校庭で、帰り道に一緒に将来の夢を語り合った
あの頃を思い返していた。
420 :
名無しのオプ:2007/04/01(日) 17:14:42 ID:RkzJPvQN
421 :
名無しのオプ:2007/04/03(火) 03:18:36 ID:YjA9dDHD
ただ、そう思っただけなのに
422 :
名無しのオプ:2007/04/04(水) 18:46:31 ID:SE2g1lGf
けれども、隅の席のあの老人とは、あの日からきょうまで、
絶えて会うことができずにいる。
423 :
名無しのオプ:2007/05/02(水) 18:57:28 ID:7SIAs+Eg
永井するみ『大いなる聴衆』
最後の一行のあの台詞には、参った。
天才と凡人の間にある大きな隔たりを感じずにはいられなかった。
きっとこれからもこの登場人物である天才ピアニストは、
無自覚に人を傷つけてしまうのだろう。
424 :
名無しのオプ:2007/05/12(土) 01:02:48 ID:vzACi7zg
仕事が終わった!
425 :
名無しのオプ:2007/05/12(土) 17:06:29 ID:eKCwcXCH
タイトルすごいよw
426 :
名無しのオプ:2007/05/12(土) 18:07:21 ID:vzACi7zg
間違えました。正しくはメ欄ですねw
427 :
名無しのオプ:2007/05/15(火) 23:31:17 ID:SQbK8duJ
――つけられている。
428 :
名無しのオプ:2007/05/19(土) 11:04:01 ID:MvgIlBXS
いま筆をとってこの恐ろしい物語の、最初の章を書きおこそうとするにあたって、
私はいささか良心の苛責なきを得ない。
ほんとうをいうと、私はこの物語を書きたくないのだ。
横溝正史「悪魔が来りて笛を吹く」
羅貫中は「水滸伝」を著わして、そのために子孫三代にわたって唖(おし)の児が
生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、一度は地獄にまでおちたが、それはおもう
に彼等が架空の物語や狂言綺語を書いて世の人々を惑わせた悪業のために、そのむく
いを身にうけたというべきであろう。
上田秋成「雨月物語」序文
番外編
ピリリリリリリ――――ッ!
上甲宣之「そのケータイはXXで」の最初の一文
429 :
名無しのオプ:2007/05/29(火) 06:02:41 ID:GBbD1J+k
今月の小説新潮は最後の一撃特集だぞ
430 :
名無しのオプ:2007/05/30(水) 00:43:03 ID:3cT4lvLS
きみは歩いている。
431 :
名無しのオプ:2007/06/13(水) 00:54:20 ID:fklqOltQ
―And then,there was one.
432 :
名無しのオプ:2007/06/23(土) 12:03:44 ID:YHa5WW9O
本当に不思議なことは、日常のすぐ隣で起きる――そう思わないかい?
433 :
名無しのオプ:2007/06/30(土) 16:02:14 ID:BzOeVwz8
本当の本当のことは誰にも分からないから。
434 :
名無しのオプ:2007/06/30(土) 23:25:05 ID:L2Brx/kw
「君の負けだよ。さあ、残念賞のドライブに行こうか」
435 :
名無しのオプ:2007/07/04(水) 00:16:22 ID:BCBuZwus
結婚して三ヵ月、そろそろ、妻を殺す頃合だ。
436 :
名無しのオプ:2007/07/04(水) 07:02:25 ID:y5we+iRO
>>386 まだ見てるかな?
>>366の上二つはわかるよ
姑獲鳥の夏/京極夏彦
斜め屋敷の犯罪/島田荘司
(´-`).。oO一年前か…また読んでるよ
>>384
437 :
名無しのオプ:2007/07/07(土) 07:01:30 ID:myfqELE9
>>436 そりゃわかるだろwwwwww一部だけど作品名書いてるし、有名だしさwwwwww
438 :
名無しのオプ:2007/07/16(月) 11:19:14 ID:rF1O4qNU
人。
439 :
名無しのオプ:2007/07/24(火) 07:07:45 ID:VOss92iU
「花やしきで待ってるぞ!」
440 :
名無しのオプ:2007/07/28(土) 10:01:57 ID:NCpN/jyX
人の命が、あの一房の花を葬るための儀式ならば、そして人と人とが後ろ姿で言葉を交し合って通りすぎていくものなら
ば、代書屋やお縫いが無言の背で、黄泉路の闇に運ぼうとしたその真相を、やはり私も後ろ姿で見送ってやりたいと、そ
う思うのでございます。
441 :
名無しのオプ:2007/08/10(金) 19:24:38 ID:hYYaW4QJ
「ローダ、ポアロさんを刺し殺しちまおう。そしてね、彼の幽霊が出てきて犯人を探し出せるかどうか、見ようじゃないか」
442 :
名無しのオプ:2007/08/25(土) 06:40:01 ID:9GwkDNKo
「むかし、むかし・・・
・・・めでたし、めでたし」
443 :
名無しのオプ:2007/08/25(土) 08:11:36 ID:1R1T9Jni
春が二階から落ちてきた。
444 :
名無しのオプ:2007/08/25(土) 10:04:09 ID:ZV06N5Tr
その男は何度も私の体に侵入し、精を放った。
445 :
名無しのオプ:2007/08/25(土) 14:32:35 ID:+ijtQ+Kc
蒼白い空間の底で僕らはまるで、馬鹿でかい繭に包まれた
ひどくちっぽけな二匹の生き物のようだった。
446 :
名無しのオプ:2007/08/28(火) 10:17:12 ID:Lii5Ytw3
たとえあの人が沈黙していたとしても、私の今日までの人生があの人について語っていた。
447 :
名無しのオプ:2007/08/28(火) 17:00:19 ID:HL+SdC+8
次の日彼は斧とロープを買った。
背中がゾクゾクっとしたね。
448 :
名無しのオプ:2007/08/30(木) 20:56:14 ID:CP5lCG8O
「バースデープレゼント」だっけ?
449 :
名無しのオプ:2007/10/24(水) 19:03:15 ID:+VHuL7dR
そう――風は、いつだって未来へと吹いて行くものなのだから。
450 :
名無しのオプ:2007/10/28(日) 23:20:11 ID:mRp6wRyl
「キャベツ、入れ忘れてます」
451 :
名無しのオプ:2007/10/31(水) 16:16:09 ID:M/DV9FLw
「ご近所一同から、ゴミは指定日に出せとの伝言です」
452 :
名無しのオプ:2007/12/15(土) 12:26:27 ID:w2NnsEFM
拝啓、その後は御無沙汰。
453 :
名無しのオプ:2008/01/23(水) 00:37:59 ID:ULyYFNMT
春の陽気のせいかもしれなかった。
454 :
名無しのオプ:2008/01/24(木) 15:07:24 ID:Vqq3LuFY
ユリアン「シコシコ」
455 :
名無しのオプ:2008/02/02(土) 02:37:56 ID:IuEnMyzb
こんな狂言を打つなんて、あんたも罪な人だよ、法月さん。
456 :
名無しのオプ:2008/02/06(水) 00:38:54 ID:3ocaPjXY
すばらしい顔に生まれついたことが幸運だったのか、不運だったのかはべつにして
457 :
名無しのオプ:2008/02/11(月) 02:26:41 ID:BuuIzFAk
これで、僕は、あの事件に関して、永久に口を鎖します。
458 :
名無しのオプ:2008/03/04(火) 19:23:55 ID:WZkMrLzU
夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。
459 :
名無しのオプ:2008/03/12(水) 20:43:24 ID:sYaZyqVX
これは私の知る限り、最も不思議な事件だ
460 :
名無しのオプ:2008/03/25(火) 17:03:48 ID:wvqMh6Vj
なんて人だ。また正しかった。
461 :
名無しのオプ:2008/04/13(日) 11:30:03 ID:TJR4RAGK
およそ人である以上、有名になるまでは自負心をもちつづける権利がある
462 :
名無しのオプ:2008/06/07(土) 05:09:48 ID:UEm2G1i2
「密室を抜け出す方法としては、完全に新機軸のものだと思うんだ」
463 :
名無しのオプ:2008/06/09(月) 07:42:33 ID:+8iCFhmW
そして、娘をしっかりと抱きしめた。
464 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 08:16:04 ID:3aqSn8NL
VIPからきました、
|
|
|ハヘ
|∀・) コソ
|と/_
|ノ___)(^^)<失礼します。
| |
465 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 11:36:17 ID:RJtGwfPp
近頃あまり見かけない、抜けるような青空だった。
466 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 14:08:03 ID:xbPVXnDX
「発端は、友人が淋病にかかったことにはじまる」
みたいな書き出しで
短編三連発
ミステリじゃなかったですね すません
467 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 14:19:31 ID:fEbtqfMf
けっして、電話に出るべきではなかった。
468 :
A.M.:2008/07/03(木) 00:35:24 ID:naArDV/d
エラリー・クイーン『フランス白粉の謎』の
最後の一行を書いてもいいですか、だめですね。
失礼しました。
469 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 00:12:15 ID:Ui1lODgS
「とりあえずは、これで。忘れるなよ、『雷、稲妻、それとも雨の中で?(シェイクスピア『マクベス』第一幕第一場)』」
470 :
名無しのオプ:2008/08/07(木) 21:10:53 ID:aBvMqJ9A
471 :
名無しのオプ:2008/08/10(日) 14:10:33 ID:trxWL0/F
私はこの事件の探偵であり、犯人であり、そしてやっぱり、被害者にもなりそうだ。
472 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 00:44:46 ID:9u3K52WC
473 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 00:07:34 ID:3mXuqLRM
モモンガは時折画面を横切るのだが――。
Qちゃんの可愛らしさに1票
474 :
名無しのオプ:2008/08/26(火) 21:59:05 ID:f6j+3gxN
テトラポットは百年残るというが、まさか海のほうが先に無くなるなんて誰が思っただろう
頭の中が黒ずんでいく、借金に追われているからだ
――――寝むたい
最近読んだ三冊より
475 :
名無しのオプ:2008/08/27(水) 00:43:51 ID:cxkgYBfu
でも、これからどこで新しい歯医者を探そうか?
476 :
名無しのオプ:2008/08/27(水) 23:59:53 ID:9CaD/Q9X
さぶいぼ。
477 :
名無しのオプ:2008/08/28(木) 00:33:41 ID:w8EkDQrh
まもなく、ロリンがやってきた。
478 :
名無しのオプ:2008/08/28(木) 20:05:26 ID:2Ew5dDv0
>>474 >――――寝むたい
これはちょっとやられたな、めちゃくちゃ眠そうだw
富士見ミステリとかか? タイトル求む
479 :
名無しのオプ:2008/08/28(木) 21:30:44 ID:HDb1LFIN
二階から春が落ちてきた。
480 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 09:04:52 ID:RT7BrfJz
「私って、良い子だよね?」
訴えるように云った。
「ねえ、そうでしょう?」
481 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 20:06:15 ID:0VBsfTlj
あの泥棒が羨ましい
真珠郎はどこにいる?
日本ミステリで一番有名はこの二つらしい
482 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 23:33:25 ID:vInXn6Ss
海外作品だと、
「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」
かな。
483 :
名無しのオプ:2008/08/30(土) 15:08:46 ID:X4WghIps
484 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 02:47:10 ID:v9NZMdMh
僕の十七歳の夏は、そのようにして終わった。
485 :
名無しのオプ:2008/09/14(日) 19:13:22 ID:frdXcJtP
「迷宮入り事件」
486 :
名無しのオプ:2008/09/27(土) 03:50:06 ID:XYb3r/Lz
「何しろ結婚は人生の墓場だからな!」
487 :
名無しのオプ:2008/10/04(土) 22:27:31 ID:OrcUYoJj
NHKにようこそ
この世の中には「陰毛」が存在する。
488 :
名無しのオプ:2008/10/06(月) 02:13:07 ID:3qO6LTlI
彼が獲得してくれた″自由″を、握りしめるために。
489 :
名無しのオプ:2008/10/13(月) 01:38:05 ID:2EfrScwd
「やってみましょう」
490 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 03:26:15 ID:e70x05ef
彼女は一度も振り返らなかった。
この小説読んで、女が冷た過ぎる、とか言ってる人にはドラマは良い補完材料になったのかな
491 :
名無しのオプ:2008/12/09(火) 02:56:28 ID:hOEutJdu
ひとついいことを教えよう。私の居間はとても豪華になった。
492 :
名無しのオプ:2009/01/10(土) 23:01:20 ID:+I2lD1uu
「友達とさっきからどっちだろうって話してたんですけど。――その頭の毛、カツラですか?」
493 :
名無しのオプ:2009/03/16(月) 04:28:49 ID:fRMhbmXh
そして、彼女の一番の親友だったC子さんが、人殺しの罪の重さに押しつぶされて、頭がおかしくなってしまうこともなかったでしょう。
494 :
名無しのオプ:2009/03/26(木) 01:32:38 ID:7HXrFMZI
僕はうなずく。だが、心の中ではいつも別のことを考えている。
495 :
名無しのオプ:2009/04/02(木) 23:39:43 ID:Awt2MNJU
「だからこそ、はじめに言っただろう――法律家の持つべき大きな適性は想像力だと。わからんかね、いまの話は、すべてしゃべりながらでっちあげていたんだよ!」
496 :
名無しのオプ:2009/04/03(金) 08:20:20 ID:Z9la2Mce
それ読んだときは唖然としたなw
馬鹿ミスここに極まるって感じだった
497 :
名無しのオプ:2009/04/03(金) 08:30:41 ID:9a+jvJh5
ふじこ「ルパ〜ン、なますてー!」
498 :
名無しのオプ:2009/04/06(月) 15:51:54 ID:BiPTeWLX
「なんてことはまるでない、はずだ」
今まで読んだ中で一番良かったラスト一行
499 :
名無しのオプ:2009/04/06(月) 18:50:38 ID:7X7d2aHt
最後の花火が夜空に散って、それは終わりというよりも、スタートの合図のピストルの音に、より近いようだった。
500 :
名無しのオプ:2009/05/03(日) 07:19:44 ID:dlxNfNv1
家庭を失いて、その報いを得たり……
501 :
名無しのオプ:2009/05/07(木) 03:15:13 ID:1TbNptHE
人生はバクチのようなもの、とよく言われはするが、生涯を一瞬に賭けてしまうような賭けは、人生のバクチにおいてはない。
502 :
名無しのオプ:2009/05/10(日) 17:51:13 ID:Xcd8CKfi
そう考えていた時期が僕にもありました。
503 :
名無しのオプ:2009/05/16(土) 11:24:55 ID:cXiccqUw
ヘリオス─ギリシャ神話の太陽神。
504 :
名無しのオプ:2009/05/31(日) 13:58:44 ID:tilN/XBu
私はどこにでもいる平凡な男だ。平凡な人生を歩み、歴史に名を残すこともなく、じきに忘れ去られる。
だが、ひとつだけ誰にも負けなかったことがある。全身全霊である人を愛した。
私にはそれで十分だ。
505 :
名無しのオプ:2009/06/25(木) 08:46:27 ID:jOFIQ7HA
夏の恋が終わる理由はいろいろある。
ただひとつだけ共通していえるのは、どの恋も流れ星に似ていることだ。
華々しい光で天を焦がし、ほんの束の間永遠が見える。だが次の瞬間、燃え尽きてしまう。
506 :
名無しのオプ:2009/07/11(土) 15:26:39 ID:caHKsrOM
カルヘイン夫人は、用心深い足どりで廊下を進み、エレベーターの前に立つとベルを鳴らして待った。後ろは一度もふり返らなかった。そう、ただの一度も。
507 :
名無しのオプ:2009/07/23(木) 11:45:00 ID:tuMh1s5F
「ジョージ」
508 :
名無しのオプ:2009/07/23(木) 17:45:04 ID:nIHDSbky
できたらメール欄で作品名書いてくれ
509 :
名無しのオプ:2009/07/28(火) 11:59:54 ID:CjETU4Se
「そして、経費は読者に払ってもらうことにします」
510 :
名無しのオプ:2009/07/30(木) 15:18:31 ID:Kj+BGJfQ
「それどころか、これからぼくが何をすると思う、ウォレン? 笑って笑って笑い抜きながら銀行まで行くのさ」
511 :
名無しのオプ:2009/07/31(金) 23:43:48 ID:yYH4qF+T
私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりうそうだ。
↓
私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてやっぱり、被害者にもなりうそうだ。
512 :
名無しのオプ:2009/08/01(土) 01:57:42 ID:hqb6QPR6
新しい仕事は気に入りましたか?
513 :
名無しのオプ:2009/08/22(土) 16:40:16 ID:O36X6o1s
グランシャトウへいらっしゃい!
襟裳の春は、何もない春です。
515 :
名無しのオプ:2009/09/13(日) 02:19:24 ID:9kbKLRUf
「そうだ」と私は言った。「だから、彼には借りがある。そう思ったんだよ」
516 :
名無しのオプ:2009/09/13(日) 12:40:45 ID:8Ic8iqxx
ニッセイのおばさん今日もまた笑顔を見せる故郷よ。故郷よ。
517 :
名無しのオプ:2009/09/19(土) 12:34:17 ID:zoOrLWey
森と泉に囲まれて、静かに眠るブルーシャトウ
518 :
名無しのオプ:2009/09/20(日) 02:50:51 ID:mcI6Pzao
エルキュール・ポアロの声は、心にしみるほどやさしかった。
519 :
名無しのオプ:2009/09/27(日) 15:04:44 ID:9gTwSFej
人類を外へと誘いだそうと宇宙に高くかかげられたのろし火、輝きわれわれを見おろしている裸かの太陽が!
520 :
名無しのオプ:2009/09/27(日) 16:42:37 ID:SJVmawXD
人生を振り返ってみると、苦しんだ日々こそ自分を形成した最良の日々だったといえよう。
幸せな月日は無駄に過ぎるだけで、何も学ぶことはない。
521 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 00:58:58 ID:kbxVWqq0
視点氏の夏の最初の一行は無駄に長い
522 :
名無しのオプ:2009/10/03(土) 07:44:09 ID:l2yHsv4n
その日は、やたらに風が強かった。
523 :
名無しのオプ:2009/10/07(水) 21:08:24 ID:JgFYz4Ni
今日の太陽は沈んでも、明日はまた、若々しい太陽が、新しい生命をもっていきいきと昇るであろうことを。
524 :
名無しのオプ:2009/10/08(木) 04:24:30 ID:UxMOajy5
森博嗣の『今はもうない』は綺麗な終わり方だったな。
525 :
名無しのオプ:2009/10/15(木) 19:41:27 ID:3+43JsxR
西へ、ラス・ヴェガスをめざして。
526 :
名無しのオプ:2009/10/18(日) 16:18:43 ID:DjO0XolV
お母さんはネバーランドにいる。君が望むときに、いつでも訪ねていけるんだ。
527 :
名無しのオプ:2009/10/25(日) 08:41:18 ID:moV1H2kL
この素晴らしい愛をもう一度〜♪
528 :
名無しのオプ:2009/11/29(日) 08:27:20 ID:s5XhfXLJ
“わが愛するエラここに眠る。50年の幸せに感謝をささげる”
529 :
名無しのオプ:2009/12/09(水) 05:50:51 ID:Ej6sIhaQ
この点でも、私はやはりイカサマ師だったのであろうか。
530 :
名無しのオプ:2009/12/16(水) 16:34:21 ID:T1A/EGJd
「ほんとに面白い、すばらしい週末だった」
531 :
名無しのオプ:2009/12/17(木) 03:51:30 ID:MsAhxCWK
狂ってる、とみなさんは思われたことだろう? そこがこの計略のいいところなのだ――なにしろみんながそう思うのだから。
532 :
名無しのオプ:2009/12/21(月) 15:35:27 ID:Bb6ndsXm
彼女はアパートメントに戻ると、男の眼をほかの男の眼と一緒に箱の中にしまった。
533 :
名無しのオプ:2009/12/28(月) 08:27:21 ID:StyKcQ5x
憶えているだろうか。きみは、17歳だった――。
534 :
名無しのオプ:2010/01/27(水) 14:56:34 ID:sPCpNcpL
パリは4月である。雨もひと月前ほど冷たくはない。
といって、たかがファッション・ショーを見るために濡れて行くのには寒すぎる。
真夜中を1分すぎていた。
全面の山道は果てしない暗いトンネルのようであった。
535 :
名無しのオプ:2010/01/29(金) 21:26:48 ID:B2FqZHnw
おやすみ、メインの王子。ニュー・イングランドの王。
536 :
名無しのオプ:2010/02/20(土) 23:56:01 ID:XF8gCfZ3
世に残虐非道な行為は数あれど、炬燵に肩まで潜り込んで丸まっている時に、そこから引っ張り出すなどという蛮行が許されていい
ものだろうか。
537 :
名無しのオプ:2010/02/21(日) 02:16:10 ID:8VtbC/dQ
メアリーやキティと結婚したい男がいたら連れてきてくれ。今なら暇だぞ
538 :
名無しのオプ:2010/02/23(火) 01:44:16 ID:WzORs9a3
私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてどうやら、被害者にもなりそうだ。
私はこの事件の犯人であり、探偵であり、そしてやっぱり、被害者にもなりそうだ。
539 :
名無しのオプ:2010/02/24(水) 00:19:17 ID:ntDYktVL
さあ、30人殺しの始まりだ。
540 :
209:2010/02/24(水) 01:27:04 ID:obGBCFWC
図書館は自伝をフィクションとして分類すべきだ、
わたしは、かねがねそう思っていた。
541 :
名無しのオプ:2010/02/26(金) 13:44:36 ID:TALjdyRr
かつて我々を異端者の牢獄に押しやった者どもは、
いま我々の脚許にいる。
ファストフードミステリ派どもに思い知らせる時が来たのだ。
本格探偵小説は我々がものだと!
美を知らぬ人間どもめ、おのれの非力さを思い知るのだ
――小諸るいか
最近のでは古野まほろのコレにグッときた
542 :
名無しのオプ:2010/03/03(水) 01:40:54 ID:Le98hLJ6
それでいい
543 :
名無しのオプ:2010/03/13(土) 21:56:27 ID:11cJAfrQ
さよならー。クラバム駅で乗り換えるんだぞ!
544 :
名無しのオプ:2010/04/09(金) 23:15:12 ID:xrWMIawW
発信音が鳴り、私が話す番になった。が、話すことは何も思いつきそうになかった。
545 :
名無しのオプ:2010/04/29(木) 22:36:34 ID:CJfkoQGU
ぼくがまだ小さくてクリスマスツリーが大きく見えた頃、ぼくたちは恋をささやいた。
546 :
名無しのオプ:2010/06/05(土) 19:35:00 ID:L8+Chp46
日暮れ前に、父は町に連れ戻された。母のことを人づてに聞き、我慢できなくなって無断で抜け出してきたらしい。
このことが災いして、二人はその後二年余りもの間、会うことができなかった。
村の人の話によると、二人がついに再会の日を迎えたとき、母はまた父が好きなあの赤い袷を着て、道に出て待っていた。
その日以来、父が母のそばを離れることはなかった。
これが父と母の物語だ。
若い二人はこの道で出会い、愛し合った。
村と町とを繋ぐありふれた一本の山道。
ひたすらに父の帰りを待ち続けたこの道は、母にとって特別な意味があるのだ。
最後に、父と寄り添ってこの道を帰ってきたいのだろう。
547 :
名無しのオプ:2010/06/06(日) 00:25:13 ID:1iQDTy+L
過去の思い出は絶望ばかりに満ちている。どのぐらい続いたかさえよく分からない。
分かっているのは、もう終わったということ、それだけだ。
548 :
名無しのオプ:2010/06/09(水) 00:14:55 ID:ZVISYl98
射精を終えた後は何もしたくない
549 :
名無しのオプ:2010/06/16(水) 16:25:48 ID:r8f4vYD0
当節、フォートスミスから南のポーク郡ブルーアイへ行くには、ハリー・エサリッジ・メモ
550 :
名無しのオプ:2010/06/22(火) 22:39:06 ID:sevReVzS
最高にくだらないことが起こった。私は泣き出していた。
551 :
名無しのオプ:2010/06/29(火) 22:58:23 ID:I3CIBJjt
それは、そう、最近は私と同じ道を歩く者が少なくなったからだ。そのことがすべてを変えた。そう、すべてを変えたのだ。
552 :
名無しのオプ:2010/08/12(木) 00:53:39 ID:rewQT0aw
しかし、安心はできない。短期決戦では何が起こるかわからない。
553 :
名無しのオプ:
「殺すべきじゃなかったんだよ、エドワード」と彼はエドワードの死体に向かってつぶやき、ひそかな笑みを浮かべ、裏口から外に出ると、夜の闇に姿を消した。