☆☆ そういえば高木彬光スレッドって無いね ☆☆

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1名無しのオプ
一般に評価が高い作品はさておき、
マイナーな物や「あらら」って作品にも
推理小説に対する愛情が感じられるよね。

自分的には、変わったところで隅野朧人の連作が好きだな。
別のスレッドにもあったけど、
クイーン、カー、クリスティの超代表作に、同時に挑戦しているという
意気込みがすごいと思う。
2:2000/10/27(金) 12:33
隅野朧人>墨野朧人
間違えてごめん。
3名無しのオプ:2000/10/27(金) 12:46
最後の頃は、どうかと思うものがあったが、俺は偉大な推理小説作家
として評価してるよ(最近の人、読まないのかな?)
「帝国の死角」「成吉思汗の秘密」「人形はなぜ殺される」
「呪縛の家」「破戒裁判」「能面殺人事件」なんか好き。
「連合艦隊ついに勝つ」と「ハスキル人」は板違いか?
4名無しのオプ:2000/10/27(金) 12:56
当たり外れは大きいよね。
『刺青殺人事件』なんかはホント名作だと思う。
その半面、『能面殺人事件』や『魔弾の射手』は、
久しぶりに読み返してみると、なんだか新本格の一部に感じる
のと共通するような駄目っぽさを感じた。
5名無しのオプ:2000/10/27(金) 13:42
>>3
最近の人だけどある程度読みました。(本屋においてないから図書館で)
それほど知名度がないのは何故なんでしょう。
そもそも高木彬光作品の売りってなんですか?
6名無しのオプ:2000/10/27(金) 14:30
「我が一高時代の犯罪」が好きだな。
雰囲気がいい。
7最近の人だけど:2000/10/27(金) 14:38
『帝国の死角』前半の盛り上がり方にめちゃめちゃ興奮した。
83ではないが:2000/10/27(金) 15:48
文章で読ませるタイプでは決してないが、
精巧なプロットとアイデア。。。かな。
あと、いかにも黄金本格っぽい雰囲気とかさ。
俺は「白昼の死角」とかの社会派も好きだ。
あと夢があるから「ジンギスカンの秘密」も。
今は売れてないんだな、ちょっと寂しい。
9名無しのオプ:2000/10/27(金) 20:52
>>4
つーか、そのふたつってぱくりじゃん。
10名無しさん:2000/10/27(金) 22:41
守備範囲広いよね。
歴史物、社会派、本格推理…。
『帝国の死角』は、かの『ナニワ金融道』以前の
裏金融&手形・小切手法のパクリテキストとして
わくわくして読みました。
11名無しのオプ:2000/10/28(土) 01:17
>>10

「帝国の死角」→「白昼の死角」。または「黄金の死角」でも可。
12名無しのオプ:2000/10/28(土) 01:42
高木彬光と坂口安吾は横正からの流れで読んだ。
昔は角川からいっぱい出てたのにね。
既出だけど「刺青」「能面」「人形」「一高」「呪縛」は
いいと思う。文章は×だけど。
途中で路線変更したのがファンの思い入れの浅さに繋がっ
ているような…
13:2000/10/28(土) 04:44
確かにそうかも。<路線変更=人気無し
でも、社会派といえばネタ無し、トリック無しという時代に
(もちろん全てがではないけれど)
どの作品にもひとつは「はっ!」とさせてくれる部分があった。
こんな良心的な作家はいないと思う。
神津ものしかり、霧島三郎ものしかり。
14名無しのオプ:2000/10/28(土) 07:26
神津恭介シリーズ好き!

こけ脅しの文章についていければ
今でも高木彬光の世界は愉しさを堪能できる。
後期はそういう文章を書かなくなったけど。
15名無しのオプ:2000/10/28(土) 16:17
ドルリー・レーンやりたかったのに、病気のせいで
膨大な時間がかかったあげく、最後グダグダの展開
になってしまったのがかわいそうだった。でも、本
格を語る上では欠かせない人でしょう
16独者:2000/10/29(日) 05:00
ハルキ文庫から出た3冊を読んだ。
『刺青』まあまあ面白いけど、世間で言われてるほどの高レベルか?と思った。
『成吉思汗』牽強付会も甚だしい。結末の付け方とか私の好みに合わない。
『人形』3冊の中では一番面白かった。説得力あるトリック小説。
17名無しのオプ:2000/10/29(日) 08:46
>>16
『刺青』島田の時代より先に読まなきゃ、面白くないだろう。
『人形』違った意味で、島田より先に・・・(以下略)
『成吉思汗』鯨より先に・・・(藁
18名無しのオプ:2000/10/30(月) 00:52
『刺青殺人事件』は加筆のため倍近い枚数に膨らんでいる。
加筆前のほうが勢いとキレがあって良かったはず。
あのネタで簡潔にガーッといったら、面白いよねぇ。
19
そうだなあ。
俺も20年程前に読んだから、感動してるのかも知れない。