1 :
名無しのオプ:
読んだの数冊なんですがこんなにいい作家が埋もれてるのは変だと思いませんか?
惜しむらくは絶版ばかりで入手が困難なこと。(オークションではやたら高値)
図書館にあったらぜひ読んでみて。
でもって面白かったらここに投票してくり〜。
復刊どっとこむ
http://www.fukkan.com/
2 :
上智:2000/10/24(火) 14:50
「崖の家」とか書いた人でしたっけ?
惜しい。「崖の館」です。
あと「雪の断章」や「忘れな草」「水に描かれた館」
「花嫁人形」「夢館」「風花の里」「沙霧秘話」の文庫あたりは
今でも古本屋で300〜600円くらいで割と普通に手に入ります。
ホントに面白いです。
でも単行本は高い上になかなか出てこない…
5 :
名無しのオプ:2000/10/24(火) 22:33
最初の方は面白かったけど、
ちょっと文章がリズミカルというか、詩的になってきちゃって
乙女チックで辛い時もありました(笑)。
雪の断章、映画にもなったのにねえ
確かに徐々に散文的になってきてましたよね。
狭霧秘話なんかは「う?大丈夫か?ラリってないか?」と疑ってしまったし。
発行年も後の方だし、…作者なんで書かなくなったんでしょうね?
でも雪の断章みたいなセンシティブな女の子の感情描いた作品は
すごい上手いと思うんですよ〜。
あんな風な作品を読みたい。たくさん。
単行本のはまだ読めずにいるんですがあれだけの人が欲しがってるんだから
愚作ではないはずだ、と思うんですよね。
詳しい方いらしたら、ぜひカキコして教えてくださいな!
7 :
独者:2000/10/24(火) 23:14
『雪の断章』は読んだ。せつなくて、ええ話やったのう。
一部の人にはかなりの支持を得ているのに、なかなか復刊しませんな。
8 :
名無しのオプ:2000/10/24(火) 23:22
ヨメに来るとき、全部持ってきた。
味戸ケイコさん画の表紙も好きで。(あ、「崖の館」の表紙は違うね)
まだ解決してない部分が色々あって、続きはどーなってんの!と思いつつ
何年も経ってしまったなあ。
ホントにどーなってんの?断筆?
おお。ようやくレスが付き始めてくれて嬉しい〜。
一人相撲かと思ってました。
ぜひぜひ復刊投票に一票お願いします。
私は新規ファンなんですが、なんでこんなに面白いのに
一般的には無名だったんだろうと不思議に思ってしまったんですよ。
10 :
本:2000/10/25(水) 13:28
懐かしいなあ、中学校のときに読んだ。
自分は北海道なので、雪の匂い、冬の匂いが
感じられて、なんともいえない
不思議な感じがした。
今思い出しても涙が出る。
もう一度読みたいです。
11 :
名無しのオプ:2000/10/26(木) 18:48
[崖の館][雪の断章]を読んだことあります。
どっちも本好きの友達が借してくれました。
うろ覚えですがラストでどちらも犯人死ぬなよ、オイ!て思いましたね。
作品自体はすごく面白かったし印象的でした。
みそっかすとか迫害とか(思い込み含む)、
そんな風にちょっとでも考えたことが誰しもあると思うんですがそこんところを突く、というか
とにかく心理描写がたくみで、青少年少女なら自分と照らし合わせて
ぐぐ〜っと惹きこまれそうです。
文庫だったしそんなにたいそうな作家とは思わなかったんですが
今は売ってないんですね…
他に何冊かでてるようなので、他のも読んでみたいですね。
12 :
名無しさん:2000/10/27(金) 00:12
今、何歳くらいの方なのですか?>佐々木さん
13 :
名無しのオプ:2000/10/29(日) 16:44
館シリーズ(こう書くと綾辻みたいだ)と言うか、涼子シリーズは好きでした。(除く夢館)
棹ちゃんが哀れで・・・
14 :
名無しのオプ:2000/10/29(日) 20:28
「佐々木丸美は札幌の地方文壇と下手にかかわったばかりに
あんなことになってしまった」と大昔に聞いたことがある。
当時、佐々木丸美に興味がなかったため、それ以上のことは
聞かなかった。あんなこと、というのが何のことかも分から
なかったし。
話してくれたのは、北海道在住の某作家さん。
15 :
名無しのオプ:2000/10/30(月) 01:55
へえ…
どういう意味なんだろう。
今も御健在でらっしゃるんですよね??
ようやく文庫(安く入手できるのだけなんだけど)読み終わったんですが
登場人物がとにかくリンクしまくりなんですね〜。
え、そうだったの。って感じで相関関係が明らかになってくのは面白い。
続けて順番に読まないとだめですね。
単行本もやっぱりこんな感じで話が続いてるのかなあ。
夢館で一応オチはついてるみたいにも見えるけど。
本のプロフィールには1949年生まれ、って書いてありました。
16 :
名無しのオプ:2000/10/31(火) 06:06
100突破再版交渉記念age
17 :
名無しのオプ:2000/11/03(金) 09:55
もひとつあげ。
18 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/03(金) 17:56
哀れなのはユリちゃんだよ!
千波は自分で覚悟してたからいいけど
ユリちゃんの死は理不尽だ〜〜。気の毒。
でもってなんでみんな棹ちゃんのことあっさり許してるんだ?
わからん。
19 :
名無しのオプ:2000/11/03(金) 23:12
大昔、自分を納得させるために人物相関図を書いた覚えがある。
なんか、商社も色々からんでるし、時空は越えちゃってるし(笑)
訳わかんなくなりそうで。
20 :
名無しにゃーん:2000/11/04(土) 14:01
復刊ドットコムで交渉予定の中に入ったみたいだね。佐々木本。
佐々木丸美の書いた本って男がモテすぎと思わない?
女の子が健気で可哀想になっちゃうよ。
21 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 01:56
時代が時代だからかすっごい男尊女卑!と思わないこともない。
でも読んじゃう。
恭介さんは昔わたしの理想だったなー
22 :
1:2000/11/06(月) 06:37
どうでもいいが○○じゃ簡単に人は死なないよ
24 :
名無しさん@1周年名無しさん@いこう:2000/11/12(日) 06:34
いやあ〜、佐々木丸美がこんなとこで話題になってるなんて!
あ〜、なんていうか、男で彼女にはまっちゃったて言うの、
恥ずかしいんだけどね。夢中になりました、むかし。
女の子が犯されちゃって、でも、生きていくみたいな
すごくかわいそうで、可愛い女の子。こんな子ほんとにいるのかな、
みたいな。
「これからは、二人だけで生きていかなくちゃいけないんだぞう、
大変だよ」
「(こっくり)うん」
(なんとか、かんとか)さかせましょうか。
涙ながして泣いたのを告白します。
25 :
24:2000/11/12(日) 07:43
いやあ、何が驚いたって、佐々木丸美のファンがたくさんいるのにはびっくりした。
しかもマルミストとかいって独自に発展しちゃってるみたいな感じ。
試験とか家庭教師までいる始末。
10年位前に文庫を買い漁ったのを覚えております。
今度実家に帰ってまた読みます。
26 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 00:29
表紙がよいね
文庫のほうの写真表紙のは味気ない
27 :
24:2000/11/14(火) 10:50
文庫の表紙しか知らないから、よくわかりません。
ところでレス100いったら、どうかなるとかって、
ほんとうですか?
28 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 16:40
100集まれば復刊の交渉をしてくれるってことで
必ず復刊されるという訳ではないよ。
29 :
24:2000/11/14(火) 19:31
>28
了解しました
ところで雪の断章みたいに映画化する予定とかって
ないんですか?
映画化するとしたら、誰をヒロインにするか、
なんて考えたらけっこう楽しいかも。そうでもないか
30 :
もぐもぐ名無しさん:2000/11/14(火) 20:29
野菜の皮をかを食べていたから肌がきれいだとか
なんとかって記述は、当時ですらちょっと笑ったなあ。
正しいんだろうけど、なんかおかしい。
31 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 22:09
いやでもオウムの女の人なんかは肌が綺麗だったから
案外当ってるのかしれん。<野菜の皮とかの粗食
32 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 23:08
無人島での高校生のサバイバル「ながれ星」、
こんなのあり?と思いつつも熱読しました。
33 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 23:38
いいな〜「流れ星」、私まだ読んでない…
図書館にも置いてないんだもんな。
34 :
名無しのオプ:2000/11/14(火) 23:40
>>24 今だったらモー娘ばっかりになりそうでヤダ(笑)
35 :
34:2000/11/14(火) 23:43
36 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 00:52
モー娘・・・案外いい線では?
千波ちゃんとかはともかく、涼子とかは普通の子だもんね。
37 :
24:2000/11/15(水) 04:25
僕の中では例えばグラビアアイドルの品田ゆい
みたいな無表情な顔の女の子がいいな。
あ〜、なんかこうふんしてきちゃった、ごめん。
38 :
32:2000/11/15(水) 19:21
>>33 図書館に無いんですか…<ながれ星
この作品、「風花の里」と関連してるみたいなんだけど
他とどうリンクしているのかいまいちわからない…。
39 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 21:01
風化の里は、雪の断章、忘れな草、花嫁人形に続く流れだとおもいますけど?
デブ猫がかわいい。
40 :
33:2000/11/15(水) 21:41
>>39 そうですね。でも、館シリーズ(と便宜上書いてしまいます)の流れとも
からんでいるでしよう?家系とか会社とか。
高校生の所に菫ちゃんを連れてきた男性って誰だったのかなと思って。
(あんまり書くとネタバレになってしまいますね)
41 :
38@あわて者。:2000/11/15(水) 21:43
あああ、ごめんなさい。私は38だった。
40を書いたのは38です。
42 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 23:58
そうそう 館シリーズと雪の断章シリーズは間接的につながってますね。あの館を建設したのが、禾田氏の会社だし。
あと、はしばみ家の伝説?などのシリーズもそうだし、罪シリーズもですね。
逆につながってないのが、沙霧秘話、流れ星、民話シリーズ(題名忘れた)、だと思うんですが。
私のベストは崖の館と水に〜の館です。単行本と文庫本では内容が少し違うので有名ですが、私は単行本のパステルナーク??の詩が引用されてる方が好きです。
43 :
名無しさん@1周年:2000/11/16(木) 00:38
え?内容違ってるんですか?
ストーリーも変わってたりするのかな。
講談社の文庫しか読んだことないよ〜
44 :
名無しのオプ:2000/11/16(木) 01:06
流れ星は、「風花の里」とリンクしてますよね?
セレネとダフネ、というのが頭に残ってます。
民話シリーズ(恋愛今昔物語集でしたっけ?)には、
哲文くん(館シリーズ)が出て来たような・・・
ああ、こんな話ができてうれしい(;_;)
45 :
名無しのオプ:2000/11/16(木) 12:42
>>43 内容違ってるよ〜
「雪の断章」の史郎さんも、「忘れな草」文庫バージョン
を読むと……ネタバレになっちゃうから書けないけど。
46 :
名無しのオプ:2000/11/16(木) 19:43
文庫が出たときに作者が手を入れた、と思うと
「ほんとに生きてるんだ・・・」となんか感慨深い。
新作、かかれないのかなぁ。<佐々木さん
47 :
名無しのオプ:2000/11/16(木) 20:52
ばどるそどるって何かわかりましたか?
48 :
名無しさん@1周年:2000/11/16(木) 21:03
>47
「ばるどそどる」ですね
「チベット死者の書」のことです。
49 :
名無しのオプ:2000/11/16(木) 23:22
あっ「ばるどそどる」でしたか。スマソ。
作者のテーマだったんでしょうか、生まれ変わりって。
この人の芸術観というか、世界観にけっこう影響された気がします。読んだのが中学生の多感な時期だったから。
千波の真似して亀井勝一郎の本を買ったりしたなあ。難しくて読めなかったけど。
50 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 00:22
そうだったんだ、しらなかった(@_@)<ばるどそどる=死者の書
私は結構くだらない?細かいところで影響うけました。
「ありがとう」と「ごめんなさい」の使い分けとか。
今でもぼーっとしてるとメロンジューズってどう考えても
おいしくなさそう、とか考えてたりします。
51 :
43:2000/11/17(金) 03:59
年代的にちょうどそういうのが流行ってたのかなあ、とも。
60年代くらいにちょうどサブカルチャー的にそういうの注目されたたから
そのせいもあるのかなあ、と思ったり。<輪廻転生、死者の書
>>45 なるほど…
では単行本時は史郎さんは○○○ということで決着ついてたんですね。
わざわざ書き直した辺り、話続けるぞよ〜という意思表示にも思えるんだけど
む〜、本当になんで断筆しちゃったんだか。
52 :
名無しのオプ:2000/11/18(土) 01:12
斎藤由貴の「雪の断章」みてないんですが、
ゆうやさんや史郎さんは誰が演ったんでしょう?
変な人だったらやだなぁ・・・
53 :
名無しさん@1周年:2000/11/18(土) 17:49
>52
ゆうやさん=榎木なんとか(名前忘れた(^^;)
史郎さん=世良正則
たぶんこれであってるはず。
ちなみに、子役(飛鳥なのか、それとも奈津子か、、、)で、
小川範子がでてました。
54 :
名無しのオプ:2000/11/18(土) 23:13
…あの、彼の名前って、ひろやさんじゃなかったですか?
単行本しか持っていないのですが、「たきえひろや」って
平仮名で書いてある所があったので、ずーっとそう信じて
いました。もしかして文庫では変わったのかな…?
55 :
?:2000/11/20(月) 13:08
ダンケ、私の○○さん
56 :
53:2000/11/20(月) 20:10
言われてみればひろやさんでした、ごめんなさい、思い違いでしたー。
ただの私の勘違いだと思います。ひきずっちゃってごめんっ>53さん
榎木なんとかは、二枚目っぽい顔の人でしょうか。榎木孝明??
史郎さんが世良正則か〜〜。なんだか意外・・・。
今思うと、斎藤由貴のもっさりぐあいは飛鳥の雰囲気とよくあっていますね。
57 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/20(月) 20:31
>55
この雪は○○さんの雪・・・
今年はなんだか吹雪が多くてうんざりですが<北海道
58 :
名無しのオプ:2000/11/21(火) 16:20
メロンを食べると「雪の断章」を思い出します。
ああ・・・読み返したいけれど、もう本は手放してしまった。
私は史郎さんが好きだったなー。
59 :
?:2000/11/21(火) 17:39
引退した高木美貴ちゃんが主人公で、僕が相手役で、
そんでもって、あんなことがおこったり、こんなこといわれたりしたら、
ん〜ん、むらむら〜
失礼しました。
60 :
名無しのオプ:2000/12/14(木) 13:57
佐々木丸美さんは最近また作品をあげたらしく、講談社へ持ち込みしたそうなんですが、
出版は出来ないのだそうです。売れないから・・・・
昔から懇意にしていた編集者(現在独立)のつてで発行するとかいう話もあったみたいだけど、
難しいってことで立ち消えになったらしい。噂ですが。
はしばみ、つるばみ、もうひとつは何なのでしょうね?
61 :
名無しのオプ:2000/12/14(木) 15:42
62 :
名無しのオプ:2000/12/15(金) 17:17
>>60 ええ〜ほんと?
なんて勿体無い話。
だって復刊書籍の要望数みてもわかるように今人気出てるのに…
私も活字倶楽部の特集で知った新しいファンだし、こういう人多いと思うんだけどな。
63 :
名無しのオプ:2000/12/15(金) 21:50
メフィスト賞の作品を本にするぐらいなら、まだ文庫化されてない作品を出版してくれ!!!
罪灯火
罪万華鏡
はしばみ家の伝説
つるばみ家の伝説
恋愛?今昔物語
鶴の恩返しのような作品
こんなところかな?
64 :
名無しさん@1周年:2000/12/15(金) 22:36
>63
鶴の恩返し=「舞姫」っすね。
その他に、「ながれ星」、「影の姉妹」「新恋愛今昔物語」が文庫化されてないっす。
札幌の図書館は、地元だけあって、全部揃ってますよ。
古本屋でも、けっこう見つかります。
(ただし文庫化されてるものばっかり)
罪万華鏡が欲しいんだけど。。。見つからない。
65 :
名無しのオプ:2000/12/16(土) 00:34
館の娘達には皆「海」の名前がついてるってあったよね。
由梨ちゃんだけが違うのか。千波、涼子はわかるけど、棹子はどうして?
66 :
名無しのオプ:2000/12/16(土) 09:35
「棹」は船を動かす棒だから問題無いのでは?
67 :
名無しのオプ:2000/12/16(土) 19:56
つじつまなどはけっこう難ありですが、独特の文章のあじわいが
よいのですよね。
ブックオフで見つけた文庫をあげたら、友人はまりました。
ちなみに忘れな草。
68 :
名無しのオプ:2000/12/17(日) 01:39
そうそう。
知られてないだけで読んだらはまる人多いんじゃないかと思う。
私、本好きのほうだと思ってたんだけど知らなかったし。
当時は国内作家のミステリは面白いのないと思ってて読まなかったんだよね…
69 :
名無しのオプ:2000/12/17(日) 02:21
当時をよく覚えていないが、『雪の断章』なんて斉藤由貴の
デビュー映画の原作として騒がれなかったっけ?
主題歌は斉藤由貴『情熱』だっけ?
70 :
名無しのオプ:2000/12/17(日) 03:39
文庫じゃない作品は持ってないんだ。古本屋に入ってもいまいちなくってねえ。
ブックオフを3件、古本市場を5件も回ったよ(笑)
ところで映画の出来はどうだったんですか?見たことないんだけど。
残念、崖の家つまらなかったよ…
どうにも文体がイライラしてオレには合わなかったな