1 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :
なんでしょうか?
2 :
船戸マニア :2000/08/31(木) 08:56
「山猫の夏」「猛き箱船」。この二つに勝る小説は未だ読んだ事が無い。
3 :
志水フリーク :2000/08/31(木) 22:01
「飢えて狼」「裂けて海峡」「背いて故郷」
4 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 00:36
>2
「砂クロ」はダメですかえ?
5 :
2>4 :2000/09/01(金) 01:28
もちろん良いんだけど、密度の高さからこの二つを選びました。
「砂のクロニクル」は、若干(本当にほんの少しだけ)密度が薄く
感じられたので、あえて選外としました。まあ、単なる個人的な趣味です。
6 :
うっかりしてると絶版になりそうなので :2000/09/01(金) 11:32
「男たちは北へ」風間一輝
未読の方、是非読んで下さい
7 :
>6 :2000/09/01(金) 13:52
出版社はどこ? 文庫ででてるの?
8 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 14:28
「神々の山嶺」だったかな、夢枕獏。
そろそろ文庫化、お買い時。
9 :
GA :2000/09/01(金) 16:03
「アグニを盗め」(度忘れで作者が出てこない)
落ちこぼれサラリーマン達が冷酷な会社の命令でCIAと戦う事になる。
みょーに気に入っています。
10 :
山犬。 :2000/09/01(金) 17:06
>2,4
砂のクロニクルは確かに薄かった。
私は船戸与一なら「蝦夷地別件」を押しますが……
実は「山猫の夏」を読んでいなかったりするので比較できず(笑)
>7
早川書房だと記憶しています。
この作家,一昨年あたり亡くなった際,復刻フェアなど
行っていたはずですが,見つからないようなら図書館へ
いかれるのがよろしいかと。
個人的なオススメは,佐々木譲の
「ベルリン飛行指令」
「エトロフ発緊急電」
組織や集団に属せない,そんなマイノリティーや
反骨者のかっこよさと悲哀が描かれている,気がする。
同作家の作品ならば「総督と呼ばれた男」は手に入りやすい。
8月に文庫化されたばかり。これもイケル。
11 :
6ではないが :2000/09/01(金) 17:23
>>7 早川文庫JAで出てるよ。冒険小説というか、ロードノベルの傑作。
おすすめは、佐々木譲の第二次世界大戦三部作
「ベルリン飛行指令」「エトロフ緊急電」「ストックホルムの密使」
安藤大尉がめちゃくちゃかっこいいのである。
12 :
ありゃ :2000/09/01(金) 17:24
かぶってますね、失礼>10
13 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 17:28
「夕日と拳銃」壇一雄
14 :
山犬。 :2000/09/01(金) 17:32
>11=12
いいえ,同好の士がいて嬉しいです。
ミンメルマン・ターンの安藤大尉,かっこいいですね。
飛行機乗りを描いたのなら,類似の感はありますが
「鷲と虎」もありますね。
安藤大尉のエピソードと,よく似た話があって
繋がった話なのかと一瞬思った。(繋がってないです)
15 :
>9 :2000/09/01(金) 22:29
「火神(アグニ)を盗め」山田正紀では?
16 :
野獣 :2000/09/02(土) 01:19
大薮春彦 「野獣死すべし」
これなくして何を推す?
17 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 01:27
「アグニ…」は、山田正紀です。
「謀殺のチェスゲーム」ってのも、ありかな?
18 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 01:57
「馬賊戦記」
著者、忘れました…スマソ
少林寺で修行する主人公
老師の命令で、民を苦しめる悪党を
退治しに、単身山を降りる
そん時に、「これ、持ってけ」と渡されるのが
握りに龍の彫り物が施された拳銃
人呼んで「小白龍(シャンパイロン)」
…なんて、エピソードが良かったような…
19 :
>18 :2000/09/02(土) 02:16
シャーオパーイロン♪
って知ってるかい?(いいんですなんでもないんです)
20 :
名無しさん :2000/09/02(土) 02:42
藤田宜永「還らざるサハラ」
「鋼鉄の騎士」なんかよりこっちの方が全然面白い
長さも半分くらいだし
21 :
名無しさん@そうだそうだ :2000/09/02(土) 10:12
逢坂剛「カディスの赤い星」
衝撃的だったなあ
22 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 13:35
「昆ロン遊撃隊」(変換できず)山田正紀。
なぜ、山田正紀は冒険小説を書かなくなってしまったのだろう?
(経済的理由だろうけど・・・)
山田正紀は僕にとってはじめて読んだ冒険小説だったのに。
23 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/02(土) 14:25
『カディスの赤い星』や『崑崙遊撃隊』は僕も好きです。
あとは『黄土の奔流』(生島治郎)とかも定番ですね。
個人的には昔の北方謙三も好きです。『逃れの街』とか。
しかしベスト1となると、やはり船戸与一の『猛き箱舟』ですね。
24 :
ねつてつ :2000/09/04(月) 11:04
>19
リーメーンバー、大空舞う〜♪^^
>>18 >「馬賊戦記」
>著者、忘れました…スマソ
朽木寒三っすね。
>>24 ねつてつさん
さりげなくレスしてるし^^;
俺、がまんしたのにぃ(藁
26 :
LC :2000/09/10(日) 12:58
私も「猛き箱舟」が一番です。本当にページをめくる手が止まらず、
徹夜をしてしまった思い出があります。
27 :
大盛名無しさん :2000/09/10(日) 18:59
景山民夫「虎口からの脱出」
ミーハーでスマソ。
『猛き箱船』のモチーフってSASのスターリングと彼の
やった「ブラック・カプリコーン」だよね?と知ったか
ぶりしつつ、『蝦夷地別件』に一票。
同音異曲だと思うけど。
29 :
名無しさん@1周年 :2000/09/11(月) 17:17
「亡国のイージス」:福井晴敏
「ホワイトアウト」:真保裕一
「脱出」:西村健
いや〜みーはーですな〜。
30 :
名無しさん@1周年 :2000/09/12(火) 12:32
鳴海章とか大石英司もすきですが、ミステリじゃないのであえて外します。
北方謙三「檻」。
ハードボイルドなので、冒険板には入れてもらえないでしょうか?
>27
なつかし〜
満州を舞台にしたやつだったな、たしか。
33 :
デヴタン :2000/09/12(火) 21:53
「凍樹の森」谷甲州
地味でスマソ。
34 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/12(火) 22:29
中島らも「ガダラの豚」。
35 :
オイこら、読みやがれ :2000/09/12(火) 22:38
「不毛地帯」山崎豊子
「逃亡」箒木蓬生
36 :
名無しのオプ :2000/09/13(水) 05:42
私も「猛き箱船」に一票。
なんつーか「えねるぎー」が違いすぎる。他の船戸作品と比べても・・・。
でも、こんなに「猛き箱船」のファンが多いとは知らなかった。
てっきり南米三部作か「砂のクロニクル」の方が人気あるかと思ってたよ。
37 :
WPX :2000/09/13(水) 06:42
「蝦夷地別件」は、私の周囲では日本版「猛箱」と言われている。
う〜ん…
38 :
名無しさん@お腹空いた :2000/09/13(水) 11:26
僕も、「猛き箱船」は船戸作品の中でも出色の出来だと思います。
でも、船戸は短編も捨てがたいですよ。「銃撃の宴」(徳間文庫)
は粒ぞろいでお腹いっぱい。
ああ、船戸、あれが絶頂期だと思いたくないです。もっと頑張っ
てくれよ。
ちなみに、「蝦夷地別件」をNHK大河でやったら相当面白そう
だと思いませんか?
39 :
名無しのオプ :2000/09/13(水) 16:54
>「逃亡」箒木蓬生
に一票。
派手ではないけど引き込まれるものはある。
読んだあとはご飯をおいしくいただけるね。
40 :
名無しのミュウ :2000/09/13(水) 20:37
「泥河の果てまで」 岡村隆
チョー地味でスマソ(誰も知らんだろうなあ、、、)
41 :
>33 :2000/09/14(木) 03:12
谷甲州なら、「遥かなり神々の座」と「神々の座を越えて」も
42 :
名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 06:05
蝦夷地別件を製作する場合に出演してほしい俳優。
三國連太郎
山崎努
本木雅弘
浅野忠信
津嘉山正種
根津甚八
麿 赤児
唐 十郎
小林 薫
緒形 拳
石橋 蓮司
等 ワクワク。
43 :
なべ :2000/09/23(土) 12:47
大藪春彦「傭兵たちの挽歌」
作者の思い入れが伝わってきて、読んでる間、背筋がぞくぞくする。
なんか映画化の話もあったみたいだけど、スケールがでかすぎて
無理だったんだろう。
小説じゃないけど、植村直己の「青春を山に賭けて」
植村直己の死は、冒険家を失っただけでなく、破天荒な冒険小説家をも
失ったと思う。無念。
44 :
なべ :2000/09/24(日) 00:33
さっき、思い出した。
「コラソン・ハイウェイ」
題名からフィリピンとか出てくるのかと思ったら大間違い。
ジャングルを舞台にとてつもない冒険が始まる。
話題にはならなかったけれど、傑作です。
「黄金の悪夢」
安部譲二は監獄の話ばっかりじゃないんです。
こんなみずみずしい青春冒険小説も書いてます。
安部譲二ファンじゃない人にこそ読んでもらいたい作品。
45 :
名無しさん@お腹空いた :2000/09/25(月) 11:20
厳密な意味で冒険小説とはいえないですが、飯嶋和一「神無き月十番目の夜」
はいかが。
江戸時代にある村を襲った大量虐殺の真相をめぐる物語ですが、骨太の文体や
主人公を固定しない書き方が船戸与一と通じるものを感じさせます。
直球ではないですが、参考のためご一読を。
46 :
>2舟戸マニアさん :2000/10/02(月) 12:59
このスレ読んで、「猛き箱舟」買いましたよ。
いま読み始めてます。。
47 :
志水フリーク :2000/10/02(月) 13:54
志水も読んでちょ
48 :
名無しの鉄道員@ :2000/10/06(金) 12:37
「猫の地球儀」秋山瑞人(電撃文庫) ライトノベルと侮るなかれ。挿し絵に惑わ
されることなかれ。猫が主人公だと引くことなかれ。SFじゃないかと一蹴するこ
となかれ。
骨太のハードボイルドファンが読んで泣いてました。
49 :
名無しのオプ :2000/10/08(日) 17:37
age
50 :
名無しのオプ :2000/10/10(火) 02:24
・エトロフ発緊急電
・カディスの赤い星
・ガダラの豚
・謀殺のチェスゲーム
みんながいしつだね。でも、このへんは、はっきりいって「深夜プラス1」より面白いと思うなり
51 :
山犬。 :2000/10/17(火) 09:27
>48「名無しの鉄道員@」さん
ハードボイルド小説の定義にはいろいろあるでしょうが,個人的には
『損な選択をする』というものが必ずあると思っている。
「その選択は損だろ,馬鹿のすることだぜ? でも……かっこいいなぁ」
と,読んできて思わず呟いてしまうようなシーン。
不器用なひたむきさ,つーか。
で,「猫の地球儀」にもそれがあるんだよね。
そう言った意味では,感動のツボはおんなじ。
……私もハードボイルドファンで,「猫の地球儀」も好きです。
52 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/22(日) 04:02
「猛き箱舟」に一票!
まさしく冒険小説の金字塔だと思うのだが・・・・。
南米三部作は「山猫の夏」の評価が高いが、「神話の果て」の方が俺は
好きだな。
また「猛き箱舟」みたいな作品書いてくれないかなぁ〜。
53 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 02:55
なんつーか、『総督と呼ばれた男』。
54 :
山犬。:2000/11/08(水) 15:09
>53
お,佐々木譲の作品ですな。
文庫化になり,価格的にもお求めやすくなりました。
姉妹品(なのか?)の『昭南島に蘭ありや』も
なかなか良い味出してます。
55 :
名無しのオプ:2000/11/13(月) 16:22
さらばアフリカの女王
ここのスレ見て「猛き箱舟」読みました。
救いがないのがちょっと・・・という感じでした。
主人公が日本に帰る前はハラハラドキドキでしたが、帰ってからはちょっとトーンダウンかなぁ。
それと「方舟」が正しいような。
57 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 01:26
エトロフ発緊急電、蝦夷地別件、
カディスの星、虎口からの脱出、
ヒトラーの防具、ですかね。
佐々木譲と船戸与一はどれもいい
と思います。
冒険小説っていうんじゃないけど
楡周平も楽しめます。
Cの福音とかクーデターなど。
58 :
名無しのオプ:2000/11/17(金) 01:31
楡周平といえば、「青狼記」はどんな感じですか?
59 :
名無しのオプ:2000/11/18(土) 01:29
57ですが「カディスの赤い星」の
間違いです。すみません。
>58 「青狼記」は読んでません。
これまた、すみません。「クラッシュ」は
いけますよ。
60 :
船戸マニア>46:2000/11/18(土) 01:50
読んでいる最中、退屈させないことは保証いたします。
私はたまたまテストの前日この本を開いてしまい、徹夜のままテスト受けました。
61 :
名無しのオプ:2000/11/19(日) 21:45
>57 Cの福音かなり好き。楡さんの作品は厳密に冒険小説じゃないかもだけど。
犯罪小説かな。他にはクーデター、クラッシュ、ターゲット、猛禽の宴等読みました。
クラッシュもいいっす。
62 :
蘇れ船戸与一:2000/11/20(月) 01:15
船戸って昔の方が面白かったっす。
「龍神町龍神」とかサイテー。
なんで「虹の谷の五月」が直木賞とるのかも
理解できないっつーの。
「蝦夷地別件」の頃がよかったなぁ。
63 :
名無しのオプ:2000/11/21(火) 00:34
あげ
64 :
名無しのオプ:2000/11/21(火) 00:45
「青狼記」はなんだか毛色の違う作品に思えて読む気が起きない。
65 :
名無しのオプ:2000/11/24(金) 01:19
あげ
66 :
名無し:2000/11/24(金) 01:48
>62 激しく同意
67 :
名無しさん@お腹空いた:2000/11/24(金) 12:15
>62,66
いやいや、「サイテー」は「海燕ホテル・ブルー」ですよ。
「龍神町」は最近の船戸作品としては平均点でしょう。
個人的に船戸でいいなあと思ったのは「砂のクロニクル」
まで。
「黄色い蜃気楼」「流沙の塔」はもうダメでした。
まあ、「オデッセイア」系の「蟹喰い猿フーガ」は面白か
ったかな。
68 :
名無しさん@1周年:2000/12/09(土) 21:41
あげときますわ
69 :
名無しのオプ:2000/12/10(日) 00:00
樋口明雄「狼は瞑らない」
最高っす!!
70 :
名無しさん:2000/12/10(日) 19:54
age
71 :
考える名無しさん:2001/01/27(土) 22:32
age
72 :
名無しのオプ:2001/01/28(日) 00:27
本当にマジレスなんですが、
小学生の時に読んだ「ズッコケ3人組」で
島を探検するやつ(らいおんが出てきた)が、
今までの28年の人生で、一番面白かった冒険小説です。
本は、かなり読む方ですが、
子供の頃の方が素直に感動できたからでしょうね・・・。
73 :
名無しのオプ:2001/01/28(日) 00:40
>>72 あったねー。
太平洋の真ん中かと思ったら瀬戸内海か何かだったんだっけ。
すげえドキドキしながら読んだよ。
74 :
名無しさん@1周年:2001/01/28(日) 00:48
船戸与一の復活を期待してます。
「虹の谷の五月」や「龍神町」は
もう読みたくないけんね。
75 :
72:2001/01/28(日) 01:02
>>73 おっ、分かってくれる人がいましたか!
なんとも嬉しいねぇ・・・♪
でも、ネタバレはまずかったですね。
これから読む人がつまんなくなるじゃないですか(w
76 :
名無しのオプ:2001/03/03(土) 23:35
age
77 :
日本@名無史さん:
小栗虫太郎の人外魔境