日本探偵小説マニア

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1橘外男
日本の古い探偵小説用のスレッドです
夢野久作「ドグラ・マグラ」、江戸川乱歩
は別スレッドありますのでそちらでどうぞ(文学板にもありますし)。
ではマニアックな話題で盛り上がりましょう。
山田風太郎、橘外男、香山滋、大下宇陀児、渡辺啓介、蘭郁二郎など。
2橘外男:2000/07/14(金) 12:17
蘭郁二郎の中篇「夢鬼」おすすめです、
夢野久作ばりの狂気、パノラマ島ばりのラストの救いようの無さ。
いや〜な作品です。
3名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 15:41
山田風太郎は太陽黒点しか読んだことないな
そんなおもしろいと思えなかった
友達から棺の中の悦楽すすめられてるけどどうなのかな?
4名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 11:56
大阪圭吉すげえおもしろいです。
最近のミステリよりずっとおもろい。
5名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 12:49
高校時代、浜尾四郎の『殺人小説集』を読んで、
すごく面白かった記憶がある。
長編『殺人鬼』はいかにもヴァンダインあたりの
模倣で古臭い感じだけど、短編は割と斬新な
印象でした。
6名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 15:40
浜尾四郎は「鉄鎖殺人事件」がおもしろいよ。
確かに話は強引だけどすごくわくわくする。
7名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 23:24
いやいや、浜尾四郎といえば「博士邸の怪事件」だ。
どうしようもないへなへなトリック(どのように「へなへな」なのかは読んで確かめてほしい)と
ガチガチの論理小説の構成がアンバランスでよい。
8名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/18(火) 10:26
渡辺啓介「吸血鬼一泊」は、なかなかかわいくて良かった。
9名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/18(火) 23:38
甲賀三郎もいいっす。
「蜘蛛」とか、「琥珀のパイプ」とか。
10ちびギコギコ:2000/07/20(木) 01:34

           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧ ∧    <   大阪圭吉さいこう!!
  (@`@`・Д・)     \_____________
〜(___ノ
11橘外男:2000/07/21(金) 02:10
大阪圭吉はわたしも好きです、
この人あたりは文庫出てもよさそうなもんです。
今読めるのって国書刊公会の「とむらい機関車」だけですよね
あと遅レスですが3さん
「棺の中の悦楽」はどうか読んでみてほしいです、あと「十三角関係」もぜひ!
12名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 14:28
>11さん
ホント文庫出してほしいっすよ……
読めない作品はクズも多いみたいですけど。<大阪圭吉
橘外男も読みたいと思ってるまま後回しになってる作家です。
「逗子物語」ってこのひとだっけ?
アンソロジーで読んだけどおもろかったっす。

>3さん
山田風太郎はバカミスの神様です。
短編も読むよろし。ハルキ文庫のとかどうかな?
13名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/21(金) 20:40
渡辺温なんてどう?(渡辺啓介の弟)
短編だけど『嘘』とかかなり良いと思う。
14名無しさん:2000/07/21(金) 21:12
山田風太郎は『奇想小説集』で読める「蝋人」がすごすぎでした。
3の人は『太陽黒点』ネタばらされてたんじゃない?
15名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/22(土) 00:43
山田風太郎のバカミスと言ったら、何といっても「天誅」だよな。
一行目を読んだだけで爆笑して、結末では大爆笑した。
1615:2000/07/22(土) 00:49
今読み返してみたら、一行目ではなかったな。「書き出し」と言うべき
だった。
17橘外男:2000/07/23(日) 10:42
>12さん
「逗子物語」橘外男でまちがいないです。渋いですねー。
私は「ウニデス潮流の彼方」が非常に美しくて大好きです、あと
不気味きわまりない「陰獣トリステサ」。
このへんは「橘外男ワンダーランド」という本で今も読めますよ。高いですが・・・。
18ねつてつ:2000/08/08(火) 09:20
小酒井不木に一時、ハマっていた。
悪魔じみた狂気を感じることがあったなあ…
短編はショッキングな仕掛けが生きていて、なかなかぞくりときますよ^^

全集も出てて、翻訳の「スミルノ博士の日記」も収録されているという。
読みたい…

もうひとり、好きな人がいて、天城一。
これが戦中の事情もあったのだろうが、ショートショートばりの超短篇が多い。
でも、その短さがかえって味があるの。
チェスタートンが好きな人は、きっと気に入る。
光文社から一応、特集が出てるけど、こちらは長編。
短編ばかりを集めてくれた方がよかったのに…
19名無しさん@1周年:2000/08/08(火) 14:00
>15さん
その書き出しとやらコピペしてけろ
2015>19:2000/08/08(火) 18:11
以下引用

天楽寺の鐘楼で、由利刑事が最初にそれを見た時、彼は何が何だか分からなかった。
唖然として見とれるのみで、ややあって、「……らしい」と見当をつけたが、それで
もなお暫く、由利刑事は、ただ唸るばかりであった。
「キンタマ……らしい」
21名無しさん@1周年:2000/08/09(水) 01:27
19>15 どもレス
いきなり冒頭でキンタマかいっ
由利刑事の性格はわかった気がする
見事な性格描写かも(笑)
2215>21:2000/08/09(水) 02:11
あ、ひょっとして状況がうまく伝わってないかも。
実は、この場面で由利刑事が見ているものは本当にキンタマです。
鐘楼に、この世のものとは思えないほど巨大な睾丸を持った老人がいて
刑事がそれを呆然と見つめている、という状況です。
23名無しさん@1周年:2000/08/09(水) 02:22
19>15
キンタマ殺人事件ですか?
なんじゃそりゃーですね
24名無しさん@1周年:2000/08/09(水) 02:26
19>15
あ また勘違い
キンタマだけ見てると思った
老人のですね
25騙り:2000/08/09(水) 04:27
鮎川哲也編、怪奇探偵小説の一巻に収録された
『死刑執行人の死』という短編。
編集部が文中の語句をかなり削除しているようですが
原文をお知りの方っていらっしゃいますか?
26>25:2000/08/16(水) 21:17
作者は誰ですか?
27騙り
>26
倉田啓明(クラタケイメイ)という方です。
鮎川氏が文章力を評価しておられますが、
400字詰めで21枚程の短編で4箇所、計50文字削除されてます。