1 :
名無しさん:
スレッドないですよね。作ります。
2 :
名無しさん:2000/06/16(金) 23:09
本人の顔と文体が見事に一致している。
3 :
ねつてつ:2000/06/16(金) 23:36
「六の宮の姫君」には、参った。
こういうミステリーの書き方もあるのだなあと、感心。
反対に、「覆面作家」は、ちょっと…
時々、機械的トリックとか使われると、「あれ?」とか思ってしまう。
作風的に、向いてない気がして。
「冬のオペラ」は、探偵のストーリーがよかっただけに、トリックに
こだわった感じのとこが、気になった。
もともと、都筑道夫氏に影響を受けてる人なので、「私」シリーズの
ほうが、絶対向いてるよねー
4 :
名無しさん:2000/06/17(土) 00:00
「空飛ぶ馬」しかまだ読んでませんが、とにかく読みやすいですね。
すらすら〜っと読めます。
短編だし、ちょっと時間があいた時に気軽に読めるのがgood。
5 :
名無しさん:2000/06/17(土) 01:44
芥川龍之介が好きだったので「六の宮の姫君」を読んでみた。ほかの
作品は読んでいません。感想は・・・まあ、ちょっと感動。
ただ文体は嫌い。なんかいやらしい。「私」が気持ち悪いというかむかつく。
6 :
ねつてつ:2000/06/17(土) 02:19
>5
正子ちゃんはどうよ?かなり好きなんだが
7 :
名無しさん:2000/06/17(土) 02:34
>6
正子ちゃんは俺も好き。きりっとしてて(笑)こっちが主人公のほうが
良かった。
なんか映画化されるらしいぞ。
作品名忘れたぞ。
そういや、「ターン」が文庫化。
本屋に平積みぎっしり。
ようやく売れてきたのか。
下げちゃったのであげとこう。
10 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/28(水) 00:58
「六の宮の姫君」はマジすごいと思った。でも女性の会話が
変、というか不自然というか、違和感がある(会話のよびかけで
「私」の名前が使えないってのもあるんだろうけど)。
正ちゃんも、女子大生で実際にあんな喋り方する人はマンガか
アニメの中くらいな気がする。なんか、いかにもその年齢の
女性はこういう風な会話をするだろう、って考えて書いてるのが
わかる感じで、どうものめりこめないんだよなあ。
地の文は好きなんだけど…
11 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/28(水) 01:28
12 :
11:2000/06/28(水) 01:32
主演は牧瀬里穂だって
文庫版ターンの帯に書いてあった
13 :
若葉マーク:2000/07/09(日) 01:01
「ターン」は本屋で見たけど、あれ、面白いの?
「冬のオペラ」の探偵さんには参った。
ああいう素朴な探偵って、珍しくてなぜか心に残る。
14 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 01:28
「ターン」はミステリーを期待して読むと肩透かしを食らいます。
恋愛小説に抵抗の無い人ならそれなりに面白いのでは。
15 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 01:32
「盤上の敵」はいいよ。クールで。
16 :
>15:2000/07/09(日) 16:09
『盤上の敵』はなんだかやたら精神不安定な女を出してきて
同情しろって路線だから、あんまりクールではないと思ったな。
最初の頃は読んでたけど。
段々あの説教くさい文章と会話がだめになってきた。
おじさんが書いた女の子の小説ってのが見え見えなんだよね。
段々気持ち悪くなってくる。
ちょっと文章下手すぎ。
それでスキップまでは読んだけどターンと盤上の敵は読んでない。
18 :
若葉マーク:2000/07/16(日) 13:36
>14
ロマンス小説も好きだから、「ターン」はOKかな(笑)。
19 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/16(日) 16:16
>17
>おじさんが書いた女の子の小説ってのが見え見えなんだよね。
これは知り合いの女性もいってた(私は男です)。
「冬のオペラ」の探偵さんはすきだな。
20 :
名無しさん:2000/07/16(日) 17:59
北村薫の文章はうまいよ。なかなかああいうふうには書けない。
『盤上の敵』は、「ついに北村薫は北村薫である、ということを
ミスディレクションに使ったか!!」と感動したけどね、俺は。
俺的には、最後でビックリさせてくれればみんなオッケー(ワラ
21 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 01:35
北村薫は小説もいいけど、「謎物語」とかのエッセイはもっと好きだな。
なんて本格ミステリーを深く愛してる人なんだろう、と思える。
22 :
キョムクモ:2000/07/18(火) 22:10
作風のせいか
「徹夜して
眼をギラつかせ
犯人わかるまで何も手がつかない」
…という状態にはなりません。
自分が円紫世代の男であるため、
「私」を言い寄ってくるか
心配で(楽しみで)読んだ。
23 :
す@:2000/07/18(火) 23:44
>21
クイーン嫌いの友人に「謎物語」貸したら、最近ミステリにはまったらしい。
北村さんのエッセイ読むと、ミステリが読みたくなるね。
円紫と私シリーズはもうでないのー?
覆面作家シリーズは終わりみたいだけど
25 :
イケダ:2000/07/19(水) 20:42
出るでしょう。…「私」ちゃんいきなり結婚してたりして??
でも次は「リセット」だと思うのですが。
覆面作家のドラマ化は大失敗;;だったと…と◇さか◆えでは…ビジュアル面でも役不足だろうよ…
>20さん、同志ですね!!
26 :
名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 02:26
ミステリとは思わないけど、「スキップ」ってそんなにダメだった?
我孫子や大森が北村としてはダメってしつこく言ってるけど。
自分的によければそれでいいのでは?
大森の推薦本はよく叩かれてるみたいだし
28 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/20(木) 15:43
スキップって気持ち悪くない?
それに学校の先生達は怒ると思うぞ。
つっても北村薫も元教師なんだよなあ。
ファンタジーとして読めばいいのかなあ。
29 :
名無しさん:2000/07/20(木) 17:19
本読み、ていうか
レビュアー、編纂者としてはものごっつ有能なんだけどね。
30 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/21(金) 03:42
読書量が怪物的だよな。
「謎のギャラリー」なんか読むと圧倒されてしまう。
31 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/21(金) 22:31
この人本当に本好きなんだなあと思う。実は「謎のギャラリー」が一番好き。
ミステリに限らず、選んでる作品が本当にセンスいい。
それにしても上の方で、北村薫の文章が下手って人がいたがびっくり。
「おじさんが書いた女性〜」というのは分かるけど
文章下手って・・・。あれで下手なら誰が上手いのだ・・?
私、ミステリは文章下手なのが多くて苦手だけど、この人のは読めるよ。
32 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/22(土) 03:44
オレは初めて文章で泣いた。
33 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/26(水) 00:18
>28
女性からは、生理的嫌悪感を持たれるものはあるよね。>スキップ
34 :
名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 00:40
北村薫が好きな自分っていいやつなんじゃないかと思わせてくれる
35 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/27(木) 02:17
北村氏が本について書いた文章は大好きなんだけど、
女性を主役にした小説は全く受け付けなかった…。
面白いんだけど、キャラクターに嫌悪感しか感じなくて。
ごめん、心狭くて…。
36 :
名無しさん@そうだに選挙にいこう:2000/07/27(木) 08:37
昔、本の雑誌で「スキップ」が良いって評されていたなーと思って、
平積みの「ターン」と共に買って読んだ。
軽ぅ〜くいい気持ちになれた。って事は上手いんだろうな。
もう一度ゆっくり読んでみたいと思います。
37 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/27(木) 09:16
北村さんの本は女性主人公が不自然な感じがどうしてもしちゃう。
…のであんまり好きになれない。
でもこの人の本を大好きだって言ってる人は性格よさそうな気はする。
38 :
麻耶信者XX:2000/08/13(日) 19:10
短編集のオレ的ベストは「冬のオペラ」かな。
37さんと同じく、オレも女性主人公のブリブリ感が嫌。スキップなんかジンマシン
でちゃったぜ。
「冬のオペラ」はそんなに女性主人公がでしゃばってないので許せる。
39 :
名無しさん@1周年:2000/08/21(月) 08:36
文庫本のターンの最後に説明みたいなことがあるけど
馬鹿の俺には理解できない誰か教えて
40 :
名無しさん:2000/08/21(月) 23:25
文章を下手だとは思わない。むしろ上手いんだろう。
だけど俺も35や37と同じで女性主人公が嫌いなんだよな・・・
41 :
名無しさん@1周年:2000/08/22(火) 19:15
砂糖合戦が一番好き
砂糖合戦−赤頭巾のやりきれない流れがいいです
私は人から指摘されるまで
女性主人公が嫌悪されているとは気付かなかった…
42 :
名無しさん:2000/08/23(水) 01:23
「私」シリーズ、好きですよ。
実際にあんな子がいたらあまりお近づきになりたくないけど。
物語の主人公としては、全然OKです。
ファンタジーと思って読んでます。
43 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 08:04
「冬のオペラ」シリーズの続編はもう書かないのかなあ。
44 :
名無しさん :2000/09/02(土) 19:40
「スキップ」はどうもなじめなかった。
どうしても主人公に感情移入できなくて。
「円紫さんと私」の「私」なら我慢できるんだけどねぇ。
ただ、北村薫の地の文とか物語そのものは大好き。
あんな文章上手い人はなかなかいないよ。
45 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 10:57
北村薫ほど文章の綺麗な作家を私は知りませんってくらいに
全肯定です。
「私」「時と人」シリーズのやさしさが描ける
作家もなかなかいない。
「冬のオペラ」「覆面作家」はいまいち馴染めなかったけど
(特に「覆面作家」のキャラの作り方)。
加納朋子は北村薫のパクリですよね?
「こんな女主人公が実在したら気持ち悪い」は
オタクの「こんなエロゲーの女キャラがいたら萌え萌え〜」の裏返し
どっちも気持ち悪いことに変わりなし
47 :
名無しのオプ:2000/10/30(月) 17:20
「私」のシリーズ、ほとんどセックスを描かないところが
たまらなく不自然。さらに、オッサンがあれを書いている
のだと想像すると、世間の評価とは裏腹に、性的な歪み、
薄気味悪さをも感じてしまう。ちなみに私は男です。
そこまでいわんでも(w
49 :
名無しのオプ:2000/10/30(月) 23:13
>47
う〜ん、でも恋人が出来たらセックスの話も出てくると思うな〜
「私」シリーズの「私」はナウシカ系統の女の子だと思った。
結構、厳しい、というか冷たいのに優しそうでエコロジカル(て
なによ?)にみえるところ……
ん〜、おれいままで何度も女の子達に「空とぶ馬」薦めたけど
総じてみんな気に入ってたみたいよ。不自然っていう評価もあまり
聞いたことない。まあもちろんなかには嫌いなひとも
いるみたいだけど。確かに現実にはいそうにない主人公だけど、
嫌悪の対象とかあれで作品の評価がぐんと下がるってことは
ないと思うなあ。
加納朋子はあまりにも似すぎてて・・・。しかも北村薫の数倍
甘ったるい。ケーキにシロップかけて食べてるみたい。さすがに
おれにはあれは合わない・・・。
俺は逆ですね。加納朋子のほうが好きだな。
甘さと同居する痛さが合う/合わないってのはあるかも。
北村薫をセックスうんぬんで切り捨てるのは的はずれな気がする。
あの話ではセックスを書く必要がないんじゃないか。
恋人とができたら出てくるかどうかと、
それを書くかどうかはまた別ではないかなあ。
52 :
47:2000/10/30(月) 23:38
>>48 ウーム、自分で書いたの読み直してみたら確かに
キツすぎたかも。ファンの方、気分害したらごめ
んなさい。しかし男性より女性のほうが嫌悪感を
抱くキャラなんじゃないかと思うんだがそうでも
ないのかな?ほら、一部の女性が「少年」を美化
して捉えるのと逆のパターンって感じで…
53 :
名無しのオプ:2000/10/30(月) 23:45
少しハナシはズレますが。高野文子の表紙絵はスゴクいいよね。
54 :
名無しさん@1周年:2000/10/31(火) 00:02
>53
いいっすよね〜。
予備知識なく表紙で買いましたもん。
55 :
名無しのオプ:2000/10/31(火) 00:03
うん!高野文子さんの表紙絵っていいですよね!!
若竹七海などのものも、高野さんが表紙だと読んでしまいます。
56 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/10/31(火) 00:56
私も高野女史のイラスト好きです。
>>50 思い入れたっぷりに勧められたなら
素直に感想言えないかも…
私がそうだし(笑)
57 :
名無しのオプ:2000/11/03(金) 22:39
私は女だけど北村薫、多少あれ?とは思うけど嫌悪感は全然ないです。
私はそれよりも加納朋子の方が最後まで読むのつらかった。
表紙のコピーにつられて(北村薫的なものを期待して)買ったんですが
それ以前に文章の拙さにひっかかっちゃって、入り込めなかった。
あと、まだ北村薫の「私」の方が魅力的に見えたし。
この人、最初の売り出し方は北村薫ファン層狙った感じでしたよね。
しっかりひっかかったんですけど。
>57
自分は北村薫嫌いなんで、そのフォロワー的な印象のある方々の
作品は読んでいないのですが、世間では、加納さんは北村亜流の
一員から一歩抜け出した存在として認知されているのではないで
しょうか。
59 :
独者:2000/11/04(土) 02:37
夜は激しく
60 :
毒者:2000/11/04(土) 08:09
昼はグータラ。
61 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/04(土) 21:19
「六の宮の姫君」は、ジョゼフィン・テイの「時の娘」に
インスパイアされてる気がするのは私だけ?
ある意味、アームチェアディテクティブであり、学問的という
意味で。
62 :
名無しのオプ:2000/11/04(土) 23:22
六の宮の姫君ってどんな話だったっけ?
読んだはずだけど記憶に残ってないし
時の娘は大好きな本だからもし似てたら記憶に残ってるはず…なんだけど。
63 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/05(日) 17:44
似てるっていうか、”インスパイア”されたのではー?という感じですね。
六の宮は、北上次郎氏の説明(?)文を引用すると、
「わが国には稀な書誌学ミステリーといっていい。
これはなんと、芥川龍之介の短編「六の宮の姫君」が書かれた意図をめぐって
推理するだけの話なのだ。その大胆な発想にまず唸るが、すごいのは
芥川の作品や手紙、他の作家の作品など全集や雑誌にあたるヒロインの
推理がすこぶるスリリングであること。・・・・・・」
どうですか?
ちょっと「時の娘」じゃないですかぁ?
64 :
そーだい:2000/11/05(日) 19:49
北村薫は好き。
別にミステリーとしてはどうでもいいけど。
「skip」今読んでるけど主人公がおばはんなのが生理的にやだ。
読んだ人、感想希望
65 :
名無しのオプ:2000/11/05(日) 21:08
>>57 わたしも北村薫は好きだけど、加納朋子は全然だめ。
謎も北村薫に比べれば、お手軽インスタントで、
バレバレになっていて、その謎に驚くのは厨房だけだよと思っちゃう。
わたしも女ですが。
66 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 00:25
>>65 ちなみに加納朋子の「駒子」シリーズ以外の作品はどうよ?
67 :
57:2000/11/07(火) 20:45
>66
65と同じように「ななつのこ」があまりにも駄目すぎて、以後全く手を出してない。
最近のは評価が高いとも聞くけど、「ななつのこ」も誉める人は誉めてたわけで
私には合わないのだろうと思ってたが、それって勿体ないことしてる?
再挑戦する価値ある?
68 :
ギコマギー:2000/11/07(火) 23:53
69 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 10:12
野沢にこのスレ読ませたいが、方法あるかしら?
70 :
ミズ名無し:2000/11/09(木) 12:07
>69
コピーして送る!
或いはあるのかどうかしらんけど、HPに書き込む。
71 :
名無しのオプ:2000/11/09(木) 23:44
どうでもいい事だが、自分は高校生で、先日模試を受けたのだが、
その中の小説問題に「夜の蝉」が出題された。
ラストの「*****」で昔ほろりと泣いた身であるので、
集中して問題を解く事が出来ず、散々な結果に終わった。
推理小説がこういう模試に出るのは自分の体験の上でははじめてであった。
72 :
名無しのオプ:2000/12/07(木) 02:55
age
73 :
葵珊瑚:2000/12/07(木) 03:03
加納朋子には加納朋子のよさがある。
北村さんと比べるものではないと思うし。
『人生にはちょっとしたなぞがある』
というのがキャッチコピーになるかしら。
北村さんのは、
『人生にはちょっとした意図がある』
という感じ。
74 :
名無しのオプ:2000/12/07(木) 05:47
>>73 いわんとしてることはわからなくはないけど、
あれだけ枠組みの似たもの書いといて「比べる
ものではない」というのはいくらなんでも
虫が良すぎるだろ。むしろ比較のうえで北村氏
が優れている点、加納氏が優れている点を
論じるのが筋というものでは?
75 :
葵珊瑚:2000/12/08(金) 04:59
>74
うーんそうか。
北村氏のは、どことなく夢見がちな感じがする。ファンタジーっぽくて、
日常的な話なんだけど、憧れを抱くような、そんな文学的表現や生活。
するのは本のにおいであり、落語のにおいであり、であるから必然、ことばのにおいである。
さしずめ、ことばの世界に遊ぶアリスといった感じですね。
加納さんは、女性が女性を書いているせいか、リアリティがある。生活感がある。
少なくとも、憧れは抱かないが、読んでいて特に不審もなく、まさしく日常。
ただ文通をしたりなど、現代からするとちょっとレトロな感じがするので、
そういう意味では北村氏の作品とかぶる部分がないわけではないが、
おおっぴらにいえば、かわいらしい子が何気なく普通に生活している中で、自然に成長していく。
北村氏の場合は、かわいらしい子が人のいろいろな意図に触れて、精神的に深まっていく。
という感じかしら。
でも同じ女性を書かせるのだったら、若竹七海とか恩田陸のほうが断然うまいけどね。
76 :
スキップって:2000/12/09(土) 09:14
何年か前にNHKでドラマ化されてましたか?
出掛ける前に1時間くらいみて最後までみてないですが。。
リアル厨房時代、ラジオドラマで「スキップ」を聴いて
「うわ、良い話だな〜」って思ったんだが、題名も作者の名前も聴き忘れて
ずーっと、あれは誰の何ていう作品だったんだろうって心の中に残ってた。
大学に入って、ミステリにハマって色々読んでいくうちに、北村薫の作品に
出会い、「ああ!これだったんだ!」と。
物凄く嬉しかったですね。
78 :
リセット:2000/12/22(金) 00:00
2001年1月刊行らしいね。
楽しみだ。
79 :
名無しのオプ:2000/12/22(金) 00:24
>>76 ヒロインが酒井美紀→松坂慶子だった(ワラ
80 :
74:2000/12/22(金) 09:57
なんか久々にあがってきてるね。
>>75 ディテールだけ見ていくと加納氏の方がリアルってことになるの
かもしれないけど、お話の内容を見れば加納氏がリアルとか生活感
があるとかはとても思えないのだが。むしろファンタジーで夢見
がちな話は加納氏の方が多いと思う。一言でいうと、少女漫画的。
何より加納氏の小説には「大人の男」が極端に出てこない。少年達
や王子様役の青年、同級生など閉じられた世界でしか話が展開しない。
それでも作品世界が愛せるという人は加納氏の熱心な支援者に
なるのだと思うが、いい歳した男が読むには甘ったるすぎて気恥ず
かしかった。
81 :
名無しのオプ:2001/01/18(木) 10:18
リセット刊行記念あげ
82 :
名無しのオプ:2001/01/18(木) 22:05
亀レスだけど、「私」シリーズにはそれなりに性的な描写はありますよ。
気づかない人は読み飛ばしちゃうだろうけど……。
83 :
匿名希望さん:2001/01/19(金) 14:05
確か、正ちゃんと2人で旅行に出て
押し倒されるシーンがあった気が……。
84 :
Mrs.名無しさん:2001/01/19(金) 18:28
「リセット」今日の新聞広告にでてますね。「宮部みゆきさん
絶賛」記念あげ。
85 :
名無しのオプ:2001/01/20(土) 18:58
「リセット」読了
うーん、、、既視感
86 :
解体屋:2001/01/20(土) 19:02
大きな書店でも見当たりません。即完売ということでしょうか。
そんなに売れていますか?
87 :
名無しのオプ:2001/01/20(土) 20:50
上大岡でサイン会age
88 :
名無しのオプ:2001/01/20(土) 21:36
>>85 本屋で聞いたのですが、18日発売は都心部のみ。
私の地域でも未発売です。
89 :
名無しのオプ:2001/01/22(月) 01:23
リセットあげ
こっちに振られたんでこっちに書くけど……
『リセット』スレの2さん、
>ただ、根本的な設定が、昨年末に出た某作品に似ていたので
>その点で興趣がやや削がれた・・・といったところか。
って、(メール欄)のことですか?
いや、私は未読なんですが、どちらも
リセット、
結構王道なストーリーだと思ったよ。
もうひとひねりあったら嬉しかったなー。
92 :
上智:2001/01/22(月) 12:33
新宿でサイン会あるみたいですね。行こうかな。
93 :
名無しのオプ:2001/01/22(月) 13:18
逆説的だけど、これだけ陳腐な設定でこれだけ面白い話を書く
北村氏は、やはり巧いと思った.
94 :
名無しのオプ:2001/01/22(月) 13:30
昭和10年代と30年代の風俗小説として面白く読みました。
95 :
匿名希望さん:2001/01/22(月) 22:54
『リセット』買ったけどまだ読んでなーい。
サイン会には整理券がいるみたいよ。
96 :
一文卒:2001/01/22(月) 22:59
>>94 それを言うんだったら、円紫さんのシリーズも、
早大文学部キャンパスおよび早稲女(←早稲田の女の子をこう呼ぶ)
をもっとも生き生きと描写した小説として読めるよね。
文キャンのスロープを上っていって休講掲示板見てがっかりする
シーンなんて、ほんとあるある!て感じ。
97 :
名無しのオプ:2001/01/22(月) 23:57
推理短編六桂撰という創元推理文庫の本がある。撰者は北村薫、宮部みゆき
である。ここに6つの短編が収録されているが、少なくとも撰者の小説より
面白い。特に釣巻礼公の「崖の記憶」は傑作である。
俺の持論である「評論は相手をダシにして己の無能をさらす事である」を
見事に見せてくれた。ここに編まれた小説を読み、その読後感を評している
のだが、俺にとってはどれもこれも撰者の小説よりも面白く読んだ。
北村、宮部 お前等は、これら個々の小説よりも遥に劣っているぞ!
98 :
82:2001/01/23(火) 00:32
>>83 いや、もっとさらりと、どっきりするくらいの事が
書かれてたりします。
99 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 01:37
100 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 02:14
>>99 赤ずきんの話かな?
あと水の口紅の話。女だけど、このシーンはどきどきしたよ……。
>>97 しかしその釣巻礼公の『蛹たちは校庭で』はとんでもない駄作だった。
ほんとに、『崖の記憶』を書いたのと同一人物とは思えないくらいに……。
六歌仙所収の他の作品では、遺言状が暗号になってるやつとか、大して面白いとは思えなかったけど。
102 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 05:11
円紫師匠のモデルっているんでしょうか?
噺家さんに詳しいかたいたら教えてください。
103 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 09:23
こん平(ワラ
104 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 21:28
三木助(アワワ
105 :
名無しのオプ:2001/01/24(水) 03:14
リセット、読了。
こういう雰囲気のストーリーを語らせるとさすがにうまいね。
確かに王道とも言えるストーリーだけどそれだけに安心感も。
106 :
名無しのオプ:2001/01/24(水) 20:52
age
107 :
名無しのオプ:2001/01/24(水) 21:13
円紫さんシリーズはワタシ好みの作風ですが
いまいち気持ち悪いのは主人公のキャラクターが
どうも好きになれないところです
妙に背後にエロスがにじむのも気味悪い
覆面作家のほうが感じよく読めるですがいかが?
108 :
一文卒:2001/01/24(水) 23:38
>>107 でも、早稲田の一文にはこういう女の子って、
いるんだよね。
自意識過剰で、内省的で、サブカル好き。
109 :
一文卒:2001/01/24(水) 23:40
しかも何気に、北村薫の今週末のサイン会の整理券
(某書店にて)もってたりして。
110 :
一文卒:2001/01/24(水) 23:50
しかも何気に、北村薫の今週末のサイン会の整理券
(某書店にて)もってたりして。
>>109-110
いくらうれしいからって、二度も書き込まなくてもいいよ。
112 :
名無しのオプ:2001/01/25(木) 15:55
あたしの母親のいとこ。
113 :
:2001/01/26(金) 00:17
114 :
:2001/01/26(金) 00:17
115 :
名無しのオプ:2001/01/26(金) 00:29
>>90 リセットスレ2です。そのとおりです。
遅くなってスマソ。
116 :
一文卒:2001/01/26(金) 02:27
2重カキコすいません。
117 :
90:2001/01/26(金) 02:46
>>115 レスありがとうございまーす。
同じテーマをどう料理するのか、違いを楽しみに読みたいと思います。
118 :
名無しのオプ:2001/01/26(金) 21:34
今日、六時半ごろに
三省堂本店(神田神保町)に行ったら、偶然(俺は知らなかった)
北村薫のサイン会やってた。大盛況だった。
あの本屋、頻繁にサイン会やってるけど大抵閑古鳥が鳴いてるんだよね。
あんなに並んでるのは珍しい。
間近で見た北村薫はやっぱりただのおっさんにしか見えなかった。
そのうち
>>110からの自慢話が書き込まれるでしょう。
こいつの書き込みは自慢か嫌味だからいやになる。
120 :
名無しのオプ:2001/01/27(土) 00:29
>>110 わたしも行きます。
電話したら整理券取りおきしてくれたよ。
121 :
名無しのオプ:2001/01/27(土) 01:09
一般書籍板の薫スレ、評判悪いです
タスケテ
122 :
名無しのオプ:2001/01/27(土) 22:15
age
123 :
一文卒:2001/01/27(土) 22:19
>>118 スンマセン。
このスレ見てたら、けっこう色んなところで
サイン会やってるみたいだね。
私は、明日。
北村薫と鴻上尚次、どことなく似てると思うのって私だけ?
124 :
一文卒:2001/01/27(土) 22:30
尚次×
尚史○
ミステリー板では、穏やかにいきましょー。
あなたが書き込むから穏やかにはいかないと思う。
126 :
120:2001/01/28(日) 00:24
サイン会行ってきました。
結構男の人がいたので意外でした。
あと、年齢層も広いのね。
127 :
独者:2001/01/28(日) 00:26
ひがみっぽい奴が多いなあ…
そんなんじゃあ、生きていくのがつらくありませんか?
>>119
128 :
上智:2001/01/28(日) 01:33
昔、北村薫と宮部みゆきのトークショーにいって、
宮部さんがすごく甲高い声でしゃべるのに対して、
北村さんはよく通るバリトンでしゃべってた。あ
あ、教師だなあって思いました。
話の内容は、京極夏彦トークとか、「スポンジウ
オ」の話とかでした。誰かいった人います?
3年前くらいですが。
129 :
119じゃないが:2001/01/28(日) 03:41
>>127 他のスレの書き込みも見てみな。
おれもイヤミだと感じたが。
130 :
一文卒:2001/01/29(月) 00:28
えー。
いや、私、ミステリー板では、
このスレ以外にはあまり書き込みしてないんですけどねー。
他の板では……。
とにかく、この板ではマターリいきませう。
>>130 だから、あなたが出てくると雰囲気が悪くなるの。
キタムラカオルニ ツイテ ハナセヨ
このスレだけ
>>130の書き込みを見直したけど、
やっぱり気分悪いわ。
>>132の言う通り、本当にマターリ穏やかにしたいなら
書き込まない方がいいと思う。
135 :
一文卒:2001/01/30(火) 21:37
日曜日、サイン会、行って来ました。
紀伊国屋の新宿南口店。
紀伊国屋と高島屋の連絡通路に、
ものすごい行列が出来てた。
北村さん、はじめて見たけど、
ほんとに普通のおじさんって感じだった。
けっこう熱心なファンの人も居て、
3部作全部にサイン書いてもらったり、
写真取ってたりした人も居た。
136 :
一文卒:2001/01/30(火) 21:41
あのねー。
下げで煽るのが、一番そのスレを荒廃させるんだよ。
しかも、スレの内容と無関係。
品位も知性も全く感じられないやつばっかりだなー。
ここは北村さんのスレなんだから、
北村さんの小説その他について書きましょう。
137 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 21:47
>>136 このスレお前にやるから、一人で書いてろ。
>>136 >品位も知性も全く感じられないやつばっかりだなー。
オマエモナー
139 :
んじゃ語るぜ:2001/01/30(火) 21:57
>>136 いや、スレと無関係の内容を語るときにはいちおう
sageでいこうよという不文律があるんだと思うんだけど…
全然スレ内容と関係ない発言のあるスレが上に来てるのは、
他スレ住民からみたら不快&迷惑なんすよ。
北村薫は「六の宮の姫君」で、こんな切り口で芥川を語る
ことができるんか! と衝撃でした。
女の子にはリアル感があんまりないけど、まあめっちゃ非現実的な
トリックを実行するのだってミステリーのお約束なんですから、
一種のファンタジイだと思って読めば気にならない。(文章は
とても上手だと思う)
ただちょうど就職で苦労していた時期に読んだ者としては「私」
の就職の決まりっぷりには殺意を覚えましたが…… <これは私怨
140 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 22:02
>>136 確かに。煽るときはアゲてやんないと煽られた人間が気付かないからね〜。
ダカラ キタムラカオルニ ツイテ ハナセヨ
やっぱり奴が来ると荒れるのか… 本当にどうにかならんのかな?
>>136 試しにしばらくROMってみな。
お前が来る前みたいに、すごく知的でマタ〜リしたスレに戻るから。
144 :
名無しのオプ:2001/01/31(水) 13:10
高2のときの読書感想文本になりました、スキップ。
文庫発売直後の夏休みの課題。なんか悔しかった。
145 :
上智:2001/01/31(水) 16:07
「秋の花」が、あんまり話題になってないけど好きです。
事件の真相の悲劇性と、それがあるゆえの結末の優しさ。
あの対比は見事だと思います。
146 :
一文卒:2001/02/01(木) 04:11
そうですね。「六の宮の姫君」は
文献資料を丹念に追っかけて精緻に照合していけば、
ここまで過去の人間のパーソナリティや
精神史を生き生きと再現(再構築)出来るんだって
感心しましたねー。
147 :
一文卒:2001/02/01(木) 04:15
「リセット」は現在読んでる最中です。
っていうか、まだ話が見えてこない……。
北村の文章って、平易な言葉を用いて、
とても読みやすく構成されているから、
時代背景の描写を延々と読まされても
苦にならないから、いいんですけどね。
148 :
:2001/02/02(金) 09:27
リセットはつまら
149 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 12:43
ない
150 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 12:44
ことはない
151 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 16:39
と思う
152 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 17:42
?
153 :
名無しのオプ:2001/02/03(土) 00:43
リセット…面白いとは思うが三部作を比べちゃうと
やはりターンがいいな。
154 :
名無しのオプ:2001/02/03(土) 01:12
俺はスキップだけどな。
スキップだのターンだの聞くけど、どの順番で読めばいいの。
教えて
>>155 どれでもいよ。続き物ではないから。
出た順ならスキップ→ターン→リセット。
>156
ありがとね。
今更だが、今日ターンを読み直そうとして私が好きなのは
スキップだったと気付いた…ちょっと恥ずかしいのでsage
159 :
名無しのオプ:2001/02/05(月) 12:24
スキップとターンを一度に読んだ。
あの文体ダメなの私だけじゃないのね、よかった。
男はどうしてこう女を描くのがヘタクソなんだろう。むず痒くなるよ。
ターン面白かったけど、そっくりな話15年くらい前に読みました。
孤独な女の子が1人も人のいない世界に来てしまって
実は現実の彼女の体は植物状態だったという。
この程度の設定じゃパクリとは言わないかな。
つーか、ネタバレ。。。>159
このオヤジきもい。
なんなんだ?「あのお方」って。
あーきもいきもいきもい!!こいつ絶対オカマ。
この人の描く女性に違和感感じない人って
あれですか?
もしかしてクラリスとか宮崎キャラも好き?
>>163 自分自身の女性観に縛られすぎ。
>もしかしてクラリスとか宮崎キャラも好き?
類型化しすぎ。
北村薫の描く女性についてどうこういう前に、あなた自身の
凝り固まった既成概念をどうにかしてください。それでも
違和感がぬぐえないなら、もう読まない方がいいと思います。
別に小説の登場人物にリアリティー求めないでいいじゃん
本読んで、何か清々しいものを感じる
少しいい気分になる
いい時間を過ごしたな、と思える
そんなことがすごく貴重だな、と思いませんか?
思えなかった人は相性が悪かった、それだけのこと
きっと他の本でそんな気持ちに出会えるでしょう
・・・でも実際に正ちゃんや優子さんみたいな女の子に会ってみたいぞ(笑
166 :
165:2001/02/08(木) 02:45
ちょうどリセット読み終わったあげ
・・・修論書かないと(T-T)
中年の感性をオブラートにくるんでる。
清々しいものなどかけらも感じない。
せっかくアイデアをなんのなんの工夫もしないで
だらだらウソ寒い文章で進めるだけ。
この小説に酔えるひとって自分のこといい人とかいいそうでキモ。
168 :
名無しのオプ:2001/02/10(土) 18:09
うーんやっぱり長編は苦手なのでは、この人。
169 :
解体屋:2001/02/10(土) 18:55
「リセット」は、手元にあるだけで、まだ未読です。
これまで、あまり深読みとかしなかったし、
作者の顔を想像して読んだこともなかったので、
いまひとつ躊躇してしまいまふ。
「ターン」と「スキップ」は、女性としては、キモいとか
別に感じなかったんだけどなあ…
あ、でも、こんな女いないぜ、とは思ったかあ。
>>167 お前の方がよっぽど寒くてキモいよ(w
どこに北村薫読んで酔ってる奴とか
読んでる小説で自分はいい人なんて思う
馬鹿がいるんだよ。
お前の周りにいるんならお前のキモさが
そういう奴呼び集めるんだろ(w
171 :
名無しのオプ:2001/02/11(日) 01:45
>>167 なんだかかわいそうだな
どういう本が好み?
172 :
名無しのオプ:2001/02/13(火) 17:34
北村薫に(もちろん本名は別ですが)高校の時現代文習ってました。
埼玉県の某男子校です。
高校1年の時に「空飛ぶ馬」がでて読んだけど、覆面作家となってたのは
笑った。でも、面白くて何冊か読んだけど。
授業とか面白くて、結構いい先生でした。
173 :
名無しさんといつまでも一緒:2001/02/13(火) 19:28
とりあえずフィクションだし面白ければいいので
「スキップ」「ターン」の女性は私としてはあり
別にキモいとか読んでて考えなかったので
ここでそういう感想読んでかえって驚いた
どっちかというと「スキップ」よりは
「ターン」の恥ずかしくなるような恋愛ノリは結構好きですが
映画はどうなっちゃうんでしょ?
(一番すきなのは「砂糖合戦」だけど)
174 :
上智:2001/02/13(火) 22:50
自分は北村先生の書く女性、好きですけどね。最近の、
ヘンな自立した男勝りの女性キャラ、みたいのより数
段マシだと思うのですが。
北村先生の授業、受けてみたいなあ。
175 :
名無しのオプ:2001/02/13(火) 23:00
主人公サイドはあまあま。
それ以外はビター。それがいい。
176 :
イラストに騙された名無しさん:2001/02/18(日) 00:16
「秋の花」読了。
涙してしまったのでアゲます。
ちなみにどこで泣いたかというと、
ラスト近く、津田母の手際の良さに。
177 :
名無しのオプ:2001/02/18(日) 03:02
スキップ、つまらなかった。
中身が女子高生なのに、あんなに落ち着いている
わけないだろう・・・
178 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 11:37
去年の秋に続けて読んだ>「私」シリーズと「ターン」「スキップ」
最初は気付かなかったんだけど、読み進めていく内にどんどん気持ち悪くなった。
文章が綺麗だとか、上手いとかは否定しないんだが。
「私」シリーズには、ありがちに、こんな女いるかあ?
全般的に人物描写が甘くないか?それともミステリだから掘り下げ甘くてもいいの?
「六の宮〜」の面白さがわからんのは自分が理系だから?
違和感を感じつつも読み進む。
「ターン」。これっておやじ的恋愛小説?
主人公の鋼鉄ザイルのような神経の太さが信じられない。
そして「スキップ」。読後感の悪さにかなり滅入った。
主人公の扱いが酷すぎる。これほどまでに酷い人生ってあるか?
これを読み終わって清々しいとか感動したとか言うのが本気でわからない。
どこがどう感動する所なのか教えて欲しい。切実に。
179 :
吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 11:51
読書中に作者の顔が嫌でも浮かんでくる。それに比べて、あの文体
なんか、おすぎとピーコを思い浮かべてしまい。どうしても途中で気分が
悪くなり辞めてしまう。
この作者が女の人だと勘違いしてれば、素直に読めるかもしれない。
でも新潮社の見開きの顔写真が頭に焼き付いて離れない。
悔しいけどキモイ。
理系だから・・・・・
181 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 21:27
>>178 自分は北村さんの作品、突き放したように冷酷でヒデエよな、と思いながらいつも読んでる。
(特に「冬のオペラ」にはそれを感じた。)
最近じゃ、却ってそういう所が好きで読んでいるような気がするな。・・・マゾなのかも(笑
182 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 22:16
>>178 おれは北村氏の作品の透明な残酷さが大好きだから、「スキップ」の
粗筋を読んだだけでうれしくなってしまった。
だって、普通、タイムスリップ物を書くとしたらそれこそ「リプレイ」
みたいに「もう一度チャンスがあったらどうするか?」という方向
に考えても「あらかじめチャンスを奪い取ったらどうするか?」なんて
こと考えないもんね。当時は「なんて変なことを考える人なんだ」と
感動してしまった。
で、実際読んでみてどうだったかというと、イマイチでした。
理由は「秘密」が出版された頃皆さんが書いていた事になるんだけど、
どうもこの人は視線のきめ細やか部分と、無神経な部分が極端の様な
印象を持った。
183 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 22:39
世間知らずの中年って痛いね。
ある種ミステリマニアのなれの果てか。
184 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 23:19
北村薫がきらいなひと=本格推理(だけ)好き
色々な本をもっと読みなさい。北村薫が訴えたい事が分かるようになるから。
185 :
吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 23:35
>>184 いや、俺は何でも好きだけど、あの男が、女の文体を気持ちよく使っているの
が頭に思い浮かんでどうしても嫌悪感が出てしまう。
本格どうのこうのとは無関係。
186 :
名無しのオプ:2001/02/21(水) 23:35
>>184 そうとも限るまい。
一般書籍版における酷評から考えてもね。
187 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 00:25
北村 薫嫌い
赤川次郎嫌い
なよなよしいの嫌い。
北方 兼三でも読もっと(ヘラ
188 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 06:28
なんか酷評してる人たちは
北村が若い女だったら
感想も違ってたのかなあ
なんて思ったり
189 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 06:58
>188
違うんじゃないの?
男が少女漫画書いてるのに、書いてるのが女だと思って
勝手に妄想して裏切られた―!とか言ってる人、いたからな…
まあ、好みの差はなんにでもありますから…
嫌だ嫌だって言ってる割に何冊も読んでるのは
あんまり理解できないけど
キタカタは自分の女々しさを自覚しているが故に、過剰に雄々しく演じている。
それに対して、キタムラはそもそも「男らしさ」に何の価値も認めていない。
192 :
178:2001/02/22(木) 12:20
でもさ、突き放したような冷酷さとか、透明な残酷さとかで売れた訳じゃなさそうじゃん?
それがウリだってゆーんなら、ここまで気にならないんだけど。
設定のいい加減さとか無神経さとか文句は色々あるけど、結局の所は、
「あらかじめチャンスを奪い取ったらどうするか?」に対して、葛藤も無く、過酷な
運命に抗議も反抗もせずおとなし〜く良い子ちゃんに運命に従っちゃうような主人公
の従順さがすごく嫌、ってゆーか気持ち悪いって事なのかもしれないなあ。
しかもこれが中年男(しかも教師)が書いてると思うと、余計におぞましくないか?
感動した人がいるんならその人の感想を切に求む。
>189
あるとつい読んじゃうんだよ。それに人から借りた本を読まずに返すのも失礼かなあ、と。
あと、最後に読んだのが「スキップ」でそれが最悪だったからきっともう読まない。
「リセット」読むつもりないし。
193 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 14:40
>>192 >運命に抗議も反抗もせずおとなし〜く良い子ちゃんに運命に従っちゃうような主人公
俺もあのエンディングには頭にきた。
「おいおい、本当にいいのか?あきらめちゃうのか?」と。
あと、「秘密」で問題になった、「失われてしまった人格に対する哀惜」がまったく無視
されているのも、神経を疑う。夫や娘からしたら唯一無二の妻や母が失われたというのに、
あのお気楽さは一体何なのか?
「人間が書けて」いませんね。
194 :
名無しのオプ:2001/02/22(木) 18:27
そーなんだよ。
消えちゃっても誰も悲しんでくれない、前・主人公(つか、家族以外は気付きもしない)と
自分の人生奪われた現・主人公とどっちが可哀相?
「世間一般と読みが違う深い自分に酔う」のと「書評を鵜呑みにして感動する」のと
どっちが嫌だろう。等と考えてみる今日この頃。
・・・どっちも嫌だよな。自己嫌悪。
196 :
名無しのオプ:2001/02/27(火) 06:59
『スキップ』は最高のモダンホラーです
198 :
名無しのオプ:2001/02/27(火) 15:58
まーね。
細かい瑕疵に目を瞑れば、「目がさめたらババァになっていた」という設定は
少なくとも若い女性にとっては最大の恐怖だろうからね。
「目が覚めたらおっさんになっていた」という恐怖は若い男性にはないんですか?
200 :
名無しのオプ:2001/02/28(水) 20:19
あの登場人物の存在が全てモダンホラーだよ・・・
北村薫自身がホラーオヤジだって。
165のような朝日新聞の声みたいな文章書く人に
感性がマッチするのだと妙に納得。
世間知らず中年に一票。
203 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 00:12
くるりんアゲ
204 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 22:34
>202
著者は単なるケッペキヤロウだろう。
165については同意。納得。
165はねぇ
206 :
名無しさん@1周年:2001/04/17(火) 00:33
207 :
名無しのオプ:2001/04/17(火) 01:16
『空飛ぶ馬』読んでイヤ〜な気分になった。
たぶん、自分が女なのに『私』の気持ちが分からないから作者に負けたような気になるんだと思う。
これが女性作家ならそんな気にはならないと思う。
>>207 なんか新鮮な感想!
だけど、「負けたような気になる」って分かる……
207さんとは違う敗北感だと思うけど、出てくる女の子がみんないい子すぎる。
209 :
名無しのオプ:2001/04/17(火) 04:50
『空とぶ馬』よりも『秋の花』よりも『夜の蝉』が大好きでした。
高校生のころリアルタイムに読んでて、その後の読書人生にも、
リアル人生にも大きな影響を受けましたが、最近の新作に関しては、
以前ほどいれこめない、というのが正直なところ。
作者自身の書きたいことも変わってきてるんだろうけど、それ以上に、
やはり、作者自身の世代でもなく、彼の生徒の世代(というか年齢)でも
なくなってきてる、ってことが大きいんだと思う。
共感もできないし、憧れもしない、って感じで。
でも、友人たちが結婚する歳になった今、大好きだった『夜の蝉』読んだら、
どう感じるか、興味あるな。
久しぶりに引っ張り出して読んで見よ。
210 :
名無しのオプ:2001/04/17(火) 04:57
自分も高校生の時、リアルタイムに読んでおもしろかったので
思わず手紙書いたら返事いただきました。便箋に何枚も。
まだ覆面作家の頃でその手紙読んでもまだ北村薫は
「女性」だと思ってたリアル厨房だった私・・・
211 :
名無しさん@1周年:2001/04/17(火) 05:14
性別を知らずに読んでたけど、それでも違和感拭い去れなかったなあ。
こんな女の子ってあり〜?っていう。
彼女が何か頑張ったりすることがあっても、作者が作った枠を
はみ出ることは決してなくて(登場人物なんだから、当たり前だけどさ)
基本的には「いい子ちゃん」なままである辺りがとっても気持ち悪かったんだと
思う。
そして、そういうところに違和感を感じっぱなしだったので
世間一般の「女性の気持ちをきめこまやかに・・・」なる評価を
聞いた時はマジ驚いた。
212 :
名無しのオプ:2001/04/18(水) 21:58
結局、「父親の目から見た最高の娘」を描いたら、ああなってしまったのでしょう。
213 :
名無しのオプ:2001/04/19(木) 01:52
>>193 でもさあ、実際の世の中見てると、親や子供を失った悲しみは大変深いものではあるものの、普段の生活の中で自然と薄れていく部分があるというか、
悲しみのリミッタ機構とでもいうようなものが働くことってない?
自分は、何回か経験ある。
寧ろ、そういうしたたかさというかず太さというかたくましさというか、そういったものが語りたい話に見えたんだけど。
キングのクージョの終わりとかみたいに。
ただ、
>>182 >視線のきめ細やか部分と、無神経な部分が極端
ってのは同感。
自分も、「おとぎ話として読んでるから目に付く瑕疵に耐えられてる」ってとこがある。
214 :
名無しのオプ:2001/04/19(木) 02:02
>>211-212
う〜ん、正鵠を射てる気がする。
が、「だから全く現実味なし」とも思わない。
部分的にかみさんとかぶるとこもあるから。
215 :
It's@名無しさん:2001/04/19(木) 02:22
>>214 うん、若者の持つ、潔癖さといやらしさを丁寧に描いてると思える面もある。
人間にはああいう一面もあるよ。
216 :
提供:名無しさん:2001/04/19(木) 14:08
短編の「溶けていく」だったかな。
それまで円紫さんシリーズしか読んだ事がなかったので、驚いた。
背筋が寒くなった。すごい印象に残ってる。好き。
>>213 もしかして、あなたは182と193が同一人物であると見抜いたか?
すばらしい「現象学的本質直観」だ。
218 :
名無しのオプ:2001/05/05(土) 20:39
アンソロジストとしては極めて優秀。
219 :
I社ミステリ同好会:2001/05/05(土) 23:35
円紫さんと女の子系は人から薦められたけど何冊も途中で挫折しました。
やっぱりバイオリズムが合わない作家なのかなって思っていましたが
盤上の敵は面白かった。。。やっぱり私はクールな感じの方がイイカナって思います。
円紫さんのファンの方、ごめんなさい...
220 :
名無しのオプ:2001/05/06(日) 01:27
円紫さんはしたり顔で語るイメージ
221 :
名無しのオプ:2001/05/06(日) 12:08
したり顔ってどんな顔よ?
222 :
食いだおれさん:2001/05/06(日) 12:35
gooでけんさく
したり-がお ―がほ 【したり顔】
(名・形動)[文]ナリ
うまくやったといわんばかりの得意そうな顔つき。自慢げなさま。「―に言う」「―をする」
223 :
薫君:2001/05/06(日) 19:36
私の「円紫さん」のイメージは三遊亭楽太郎。だめ?
224 :
名無しのオプ:2001/05/06(日) 23:19
>>209さん、
わたしは「夜の蝉」が、嫌いです。
なぜなら、リアル過ぎるから…
ところで「友人達が結婚する歳」とはこれいかに?
225 :
名無しのオプ:2001/05/07(月) 10:41
冬のオペラ最高!
226 :
名無しのオプ:2001/05/07(月) 18:03
>223
学がある落語家といったら楽太郎さんかな?
でももうちょっと爽やかな人がいいかも。
227 :
名無しのオプ:2001/05/07(月) 18:47
俺は、ちょっと年が合うかわかんないけど
古今亭志ん朝をイメージして読んでた<円紫
228 :
名無しのオプ:2001/05/08(火) 09:05
自分は早稲田の一文を卒業しましたが、当時つきあっていた彼女が
「私」そっくりでした。
なので自分にとっては、リアリティがとてもあります。
229 :
名無しのオプ:2001/05/08(火) 10:31
ふーん そなんだ
230 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 03:26
例えば、映画で何日も監禁されている女性役の女優のノースリーブの脇の下がすべすべだった時みたいに
「自分、わき毛どうしたんじゃ!」と突っ込みたくなる感じを受けます。
だって、なに書いてもきれいにまとまりすぎている感じがするので。
231 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 11:25
字面も何となく似てるんで、円窓でイメージしてた>円紫。噺家の中では持ちネタも多いし。
232 :
名無しさん:2001/05/11(金) 11:33
語りに色気のある小朝をイメージしてた私は逝かなきゃだめ?
ビジュアル的には違うんだけど(別の俳優をイメージしてた)、
話し方は春風亭小朝だと思ってました。
233 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 21:58
円紫さんは、狂言の野村萬作っぽい気がする
234 :
名無しのオプ:2001/05/11(金) 22:56
初めて読んだ時から円紫さんのイメージは中村勘九郎だったな。
235 :
名無しのオプ:2001/05/14(月) 15:15
ずっと覆面作家のままでいればよかったのに・・・
ところで「私」のイメージは若かりし頃の吉永小百合でどう?
236 :
名無しさん:2001/05/14(月) 15:30
「私」は深津絵里をイメージして読んでます
237 :
名無しのオプ:2001/05/14(月) 15:33
「私」は小泉今日子
238 :
名無しのオプ:2001/05/16(水) 02:18
「リセット」
やっと読んだよ。
時と人三部作じゃ「スキップ」が個人的には
一番良かった。
「スキップ」は北村薫最高傑作だよ。
239 :
名無しのオプ:2001/05/16(水) 18:17
スキップもよかったが、泣いたのはリセット。
240 :
名無しのオプ:2001/05/16(水) 23:54
個人的にはターンが好き
リセットは読みにくかった。
241 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 00:10
>>240 たしかに、どういう話なのか、中盤あたりまでぜんぜんわかんないよね。
242 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 00:14
243 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 00:17
洗濯物干してるときの、歌のところで泣いた。
244 :
名無しさん@1周年:2001/05/20(日) 22:22
。
245 :
名無しのオブ:2001/05/22(火) 00:57
北村薫の描く若い女性って、オヤジが好みそうなキャラなんだよ。
女性から見ると結構不快。
女性読者で「北村薫が好き!」なんてのを聞くと、いい子ぶりっ子なんだな
と感じる。
しかしながら、北村薫ってミステリー界ではなんだか権力ありそうで
怖い。どうして?
ネタ的には恩田陸のアレのほうが泣けたけど、ラストの余韻というか
まとめ方はリセットのほうが巧いと思う
247 :
247:2001/05/29(火) 22:50
ターンが好き。まだ夢見てられる甘ちゃんな大学生だからかな。
先月亡くなった古今亭右朝師が結構イメージに近い。インテリだったそうです。
249 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 06:05
文庫版「空飛ぶ馬」のP339で「押しも押されぬ」と記述している。
おいおい、「押しも押されもせぬ」だろ、とつっこみをいれたくなったが
地の文ではなく登場人物の会話だから、あえてそう書いたと作者は言い訳するかも
しれない。
250 :
名無しのオプ:2001/05/31(木) 15:49
>しかしながら、北村薫ってミステリー界ではなんだか権力ありそうで
>怖い。どうして?
ホラー業界における井上雅彦みたいなものだな。
業界内部で地位や権力がどれぐらいあるのかよく分からない。
251 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 00:10
ミステリーに対して真摯に積極的に語り、なおかつ教師という職歴、年齢等々から
いつにまにか第一人者みたいな感じになったのでは?
綺麗すぎる話とは思いつつ、「秋の花」の「許せるのは云々」というのと最後の台詞
は結構、純粋に感動してしまった。甘ちゃんだろうか。
>>159 さらっとネタバレするなよ・・・クソボケが
逝ってしまえ
253 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 05:42
実際の北村薫の娘はやっぱ「私」に似てるのかね
まだ子供だけど
254 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 08:27
「私」よりその「姉」の方が
一女子としてなんだかな感つよし.
あんな姉妹いるかなあ?
うーん、お姉さん「やな女」だよね。
同僚の女の人の「しっぺがえし」はマズイけどさ。
女の友達いなさそうだよね。
>>250 作品は好きだけど
この人や有栖川が「新本格」の第一人者とか
権力者と言われると
「ええっっっっ、良いの?」
とマジ思う。
257 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 22:49
>>254 子供の頃の仲が微妙に悪かった描写、うちの姉妹とかぶります
私は妹の方なので結構すんなり読めた>夜の蝉
お姉さんのキャラもそんなに嫌な感じはしませんでしたよ
258 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 02:14
のめりこんで読むほどではないが北村薫はかなり好き。
「私」のキャラクターにもそんなに異和感は覚えなかったんだけど、
ただそれだけのことで「いい子ぶりっ子なんだなと感じる」とか
言われてもなぁ・・・。妙な居心地の悪さを感じる。
たぶん、同じクラスにいても友達になるタイプが違うってのと
同じことなのかな。こういうのって。
と言いつつ一番好きだったのは「水に眠る」収録の作品群。
表題作や「植物採集」、「ものがたり」。
北村の描く女性にリアリティがないと思う人は、あの主人公たちも
ダメなんだろうなあ、きっと。ちょっと勿体無い気もする。
259 :
It's@名無しさん:2001/06/05(火) 03:05
うーんと、リアリティってことでいうと『私』よりも『円紫さん』のほうに、
より感じないな、青年男性としては。
同じく青年男性の作者がそういう書き方をしてるってことは、
そもそもリアリティの追求などはしていないということだと思われ。
覆面作家時代に、若竹七海などと同列に、女性による女性を主人公とした
(女性のための)推理小説として紹介されたことが禍根を残してる気がする。
260 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 04:10
>>259 青年->成年?
円紫も北村も青年つう年齢じゃあるまい。
北村薫が教師だったのって、すっごく納得。
だって「私」を筆頭として登場人物みんな、いかにも教師が好きそうな
(つまり教師にとって扱いやすそうな)
優等生良い子ちゃんばっかりなんだもん。
しかし現役(当時)教師が、高校の国語のセンセーなんて、昨日まで高校2年生
やってた女の子でも簡単にできるものだなんて言っていいのか?
プライド無いっていうか、職業意識低すぎませんか?
「今お前がやってる仕事なんて、高2のお前がやっても同じだよ」
って言われて平気?
つーか、今自分がやってる仕事は高2の自分じゃ絶対にできませんが。
どんなに周りのフォローがあったっとしても。
262 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/06/07(木) 21:23
263 :
せいいち:2001/06/13(水) 17:07
私は現役の高校教師ですが(ただし英語の)、「スキップ」を読んで感動しました。
北村さんの作品ではこれが一番好きです。3部作はすべて読んだけど、だんだんトーン
ダウンしていったような印象があります。職業意識が低いとは思わなかったなあ。
教師経験者でないとわからないようなこまやかな描写が多々あったように思います。
昨日まで高校生だった子が簡単にできることではないでしょうが、国語が大好きな
子であればなんとかなるかもとは思います。教師だって、誰しも最初は学生だったわけで
1年目なんて学生と大して変わりがなかったりするのですから。
264 :
せいいち:2001/06/13(水) 17:07
私は現役の高校教師ですが(ただし英語の)、「スキップ」を読んで感動しました。
北村さんの作品ではこれが一番好きです。3部作はすべて読んだけど、だんだんトーン
ダウンしていったような印象があります。職業意識が低いとは思わなかったなあ。
教師経験者でないとわからないようなこまやかな描写が多々あったように思います。
昨日まで高校生だった子が簡単にできることではないでしょうが、国語が大好きな
子であればなんとかなるかもとは思います。教師だって、誰しも最初は学生だったわけで
1年目なんて学生と大して変わりがなかったりするのですから。
265 :
せいいち:2001/06/13(水) 17:08
ごめんなさい。不慣れなもので2重カキコしてしまいました。
登場人物が善い人か悪い人に分類できる。
しかも類型的。そんなところが嫌いです。
267 :
かまいたち:2001/06/14(木) 23:25
生々しさがないところが、逆にいやらしくって嫌な感じもする。
でも、「スキップ」は好きだったあ(ターン、リセットはイマイチ)
北村の作品のメインに出てくる女性が、今の私には「やな女」に感じてしまう、同性として好きじゃない。
268 :
名無しのオプ:2001/06/15(金) 11:59
この人の読書エッセイは小説より面白い。
あきれるくらい沢山読んでる。
269 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 06:36
「盤上の敵」はすごかった
270 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 14:52
>>267
今のあなたはなんかあるの?
271 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 15:26
「ターン」読みました。
あの悪役?の若い男。でもあんな状況ならあんなふう
になっちまうのが人間じゃないの?
それをバッサリ切り捨てる感じがなんだかひっかかって
しまった。
272 :
名無しのオプ:2001/06/26(火) 21:26
北村薫っていうのは「永遠の少年」だな。
賞賛も罵倒もしないが「謎」に対してワクワクとするピュア―な性格は、推理作家として
「こいつ、騙されやすいな!」と単純に思った。
273 :
名無しのオプ:2001/07/08(日) 21:42
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
オサ−ンが一人称で女子高生の話を書く。
274 :
名無しのオプ:2001/07/08(日) 22:27
どんな顔して書いてるものやら セーラー服着てんじゃないだろうなゴルァ
275 :
北村薫:2001/07/08(日) 22:45
ギクッ
276 :
禿人:2001/07/08(日) 22:50
僕もときどきセーラー服着て書いてますゲドババ。
277 :
名無しのオプ:2001/07/08(日) 23:17
オサ−ンがセーラー服を着て一人称で女子高生の話を書くのは見たくないが
女子高生が腹巻ステテコであぐらかいて一人称でオサ−ンの話を書くのは見たい
278 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 14:43
軽度の性同一障害のおっさん以外に愛読者はいるのか?
あぼーん
ところで、「冬のオペラ」が漫画化されているっつーのは既出ですか?
281 :
名無しのオプ:2001/08/02(木) 10:03
本日、深夜0:40分より
「おんなじ穴」(関西テレビ)
綾辻行人氏・有栖川有栖氏と共に出演age
282 :
名無しのオプ:01/08/27 12:35 ID:ON8qmkjo
新作はいつでるの?
作者の性別とか年齢ってそんなに重要かな。
自分としては、本を読めればいいです。
加納朋子は女性らしいけれど物凄い美人なのか、本当は男で外に出るのだけが
その奥さんなのか、真実は知りません。
北村薫がおっさんなのも知ってます。
それでも自分だけの評価では
北村薫>加納朋子
アイディアの質が桁違いです。
なんで「おっさんが書いてると思うと」と考える必要があるのでしょうか。
本が面白ければ猿が書いてたっていいです。
美人が書いていようと、面白くなければ読みません。
で、北村薫は「空飛ぶ馬」が衝撃でした。
殺人や明確な犯罪がひとつも出てこない、でも人間に必ずあるどうしようもない
悪意やエゴが些細な出来事を通じて滲み出ていく一連の短編。
読み進むたびに、少しずつ心が重くなります。
そして、見ることは容易でないが必ずあると信じたい善意のあふれた最後の短編。
「私」は円紫さんによって人の悪意にも気づかされますが人の善意にも気づきます。
最後まで読みきったとき心が軽くなり、いい年をして目じりが熱くなりました。
作者も、人の中には避けがたい悪意と善意が同居しているものだと信じたいのだと
感じます。普通に生活していると悪意が目立つものですけれども。
性的な描写については下手ですね。でも「人間には性的衝動が必ずある」のは
事実としても、だからといって「小説には必ず性的な衝動が書き込まれていないと
リアルじゃない」という事も無いんじゃないかな。
女性が女性らしくない、というのは...んー、それは北村薫が下手なんでしょうね。
女流が変な男を書くのも良くあることだし、作家それぞれの得手不得手だから。
我慢できない人は読まない。それでいいのではないでしょうか。
284 :
名無しのオプ:01/08/27 21:48 ID:G.tPJvdk
283はよくいった
盤上の敵 読んだ。すっかりだまされた
285 :
名無しのオプ:01/08/27 21:58 ID:QdhVn3pU
>本が面白ければ猿が書いてたっていいです。
ここだけの話だが「カーニバル」は実は猿が書いている。
286 :
名無しのオプ:01/08/27 22:07 ID:QdhVn3pU
「背中にはしまもよう」は牛が書いている。
287 :
名無しのオプ:01/08/27 23:21 ID:ZdB1pnjk
「おっさんが書いてるかと思うと・・・」
というご意見は、逆に言えば
「女性が描けている」
ということを示していると考えて良い・・・かな?
288 :
名無しのオプ:01/08/31 01:23 ID:FNKVCxYg
まだ読んだことがないんだけど、何から読めばいい?
289 :
名無しのオプ:01/08/31 01:32 ID:ry7l5tHY
290 :
素直な子:01/08/31 06:48 ID:z3XpqvhM
291 :
名無しのオプ:01/08/31 07:26 ID:IJZvKvwo
>287
いくない。
ああいう「可愛くつくった」女をよりによって一人称でオヤジが
書いてるのがキショいという事でしょ。
283さんがいうとおり、女を書くのがヘタクソな男性作家は北村氏以外にも
沢山いるし、リアルでない男性を書く女性作家も以下同様。
只、死ぬほど既出だけど、北村氏の書く女性に強烈に違和感を感じる
層がいるのにも関わらず「女性がよく書けてる」みたいな定評があるのが
ちょっとなあ、という人が一言言いたくなるのだと思う。
言わずもがなですみません、逝ってきます
292 :
283:01/08/31 14:17 ID:WH53TRP.
>>291 >北村氏の書く女性に強烈に違和感を感じる層がいる
いるでしょうねえ^^
強烈ではないですが、自分も違和感を感じます。ロマンチシズムの固まりですしね。
うん、「女性が良く書けてる」とは全く思いません。
でも、自分にとってそれ以上の魅力があります。
それもあるのか、円紫>時の3部作 ですね。
特にステップは自分にとっては低評価です。
作者には、主人公を女性に拘る理由があるのかなあ。
系統は全く違いますが、我孫子竹丸は若い女性の描写で不快感ない心の動きを
書けている気がしますが...自分男なのでこれも誤解かもしれない^^;
少なくとも知り合いの数人の女の子は悪くないと言っていました。
293 :
名無しのオプ:01/08/31 15:15 ID:P2gOcWvk
「女性がよく書けている」かどうかはまるっきり判断できないけど
普通レベルのいわゆる優等生の描写としてはとってもリアルだと思うけどな。
あれらの主人公達が「ロマンチシズムの塊」というほど
「いい子」にも思えない。
ときに「嫌なヤツ」とさえ感じる。
294 :
執事バンター:01/08/31 16:59 ID:acWr4V/A
「私」は、新宿鮫や吉敷刑事、宮部みゆき初期の少年と同じ程度には前者の表現として優れている
=「良く」書けていると思う。
295 :
名無しのオプ:01/08/31 21:34 ID:DZ6BD/0I
「私」のキャラクターが「良く書けてる」かどうかはともかく
「私」というキャラクターを、ある意味トリックの一部にしてしまった
「赤頭巾」には呆然とした。すごいどんでん返しだなって、
「私」に好意をもって読み進めていくと、最後にビックリさせられる
あぼーん
297 :
名無しのオプ:01/09/01 01:14 ID:JOEEGw1M
>295
宮部みゆきの書く(初期の)少年は「こんなのいない」感ありあり
でしたね、確かに。
自分女だからか、あまり気にならなかったけど、男の人的にはやはり
おいおい勘弁しろよという感じだったのでしょうか?
298 :
執事バンター:01/09/01 10:11 ID:iR6/28ns
宮部初期と北村氏の諸作とに共通して
「私」や「少年」のみならず、大人を含めた全キャラクターが実体感に乏しい、
逆にいうとあらゆるキャラクターから
肉体性(性的なものを含む)が殺ぎ落とされています。
その点では首尾一貫しているので、「私」も「良く書けている」と判断します。
もっとも「盤上の敵」とか「理由」では変容してきたと思いますが。
ところで「私」萌えの同人パロとかあるんでしょうか?
299 :
:01/09/01 20:07 ID:0OGS2IrI
>>298大人を含めた全キャラクターが実体感に乏しい
リアリティーがあればあるほど良いとは思わないです。
キャラクター(人格づけ)は、かなりこまかいところまでよく設定されてると
思います。
300 :
:01/09/01 20:10 ID:0OGS2IrI
>>298 追加 「理由」って北村薫ですか?宮部みゆきでは?
301 :
名無しのオプ:01/09/02 00:05 ID:VCXhma3I
「悪人」が「悪人」としてばっさり切り捨てられちゃう点についてはどう思う?
僕は「盤上の敵」とか「ターン」とか読んでると
「悪人」に対する視線の冷たさに、ちょっとだけぞっとしてしまうんだけど。
この人、実はちょっと冷酷なんじゃないかと思う。
いや好きなんだけどね。
302 :
名無しのオプ:01/09/02 00:16 ID:/ucTw.3U
>301
私もそれは思う>冷酷
実はそういう所が好きだったりするんですが
(砂糖合戦とか…)
ターンも結構突き放した感じだったように思う
映画はどうなるんだろう?
303 :
名無しのオプ:01/09/02 00:50 ID:sGDZgvTg
>>301 冷酷という言い方もいいですね。
自分はあれ、冷静というか、諦念というか...一段上に立って見下したように感じていました。
他はどうあれ自分は清水の中にいるのだ、のように。
そして現実の汚濁を理解してかつ、その清水に居る登場人物をサポートする人が出てくること
が多いですね。
北村薫はその清水を幻想であると知りつつ、それが存在すればどんなにいいだろうと期待
しているように感じます。またそれをサポートする後者になりたいという願望がほの見えます。
考え過ぎかな^^;
「私」は典型的な清水の中にいる登場人物で、、自分の言ってみれば「甘々な」理屈を周りの
人へ押しつけて勝手に苦しんでいるような。
で、「細かいところまで設定されている」にも関わらず、「リアルでない」というのは、
どうなんでしょう。
リアルでない細かい設定は、読者との乖離を増すだけとも言えます。
また、「実体感に乏しい」のが「良く書けている」というのはどうなんでしょうね。
意識的に実体感乏しく書いているから、良く書けていると言って良いのか、そもそも
実体感に乏しく書くことが間違っているというべきか。
難しいですね。
個人的には。
「リアル」というのがどうしても自分の常識内でしか無いから、いわゆる「優等生」
でなく「文系」でもない自分にとって、「私」はちょっと嚥下しづらいキャラクターです。
はっきり言って嘘っぽい。
そこも含めて、大好きなんですが^^
304 :
o-ki ◆Iitlfn7. :01/09/02 09:34 ID:wAtlqIfQ
リアルでなくても「私」さんが、魅力的なキャラであることは確かです。
それにリアリティーばかり追求するのも作品の幅を狭めることに
なるのではないかと思ったりします。
305 :
名無しのオプ:01/09/02 12:09 ID:qQxyOoqE
「リアリティがない」「こんな奴いるわけない」
という意見を聞くたびにひっかかるんだけど・・・。
「私の周りにはこんな奴いない」ってこと?
それとも、いわゆる「優等生」の描写としてリアルではなってこと?
リアリティがないものをリアルに打つことが、棋士に求められる
腕前でしょう。北村薫の棋譜には、盤面に描かれたそれに棋士の
強い理想を感じますが、その理想を実現していく一手一手に非常
にリアリティを感じます。ぼくはこういう碁は非常に好きです。
307 :
名無しのオプ:01/09/08 17:29
月の砂漠をさばさばと。
これの後書き(最後に北村さんがちょこっとかいている)をよんで、泣いてしまいました。
母子家庭だったもんで……なんとなく泣けてしまった。
このお話の二人は母子家庭ではないのかもしれないけど。
308 :
名無しのオプ:01/09/16 20:19
『空飛ぶ馬』を読んだ大学時代、
「私」があまりにリアルだったので、
作者は絶対同世代の女性だと思っていました。
まわりにゴロゴロいましたけどねえ。
「私」みたいな女の子。
309 :
o-ki ◆Iitlfn7. :01/09/16 21:41
310 :
名無しのオプ:01/09/16 23:59
>308
僕の周りにもああいう人いたけど、決してよい環境でもないよ。
文学部とかの「いいこ」ってあんなもんだって。
僕も「リアル」だと思うよ、「私」とかって。
ときどき一緒にいるのが凄くイヤになるところまでリアル(w
あぼーん
ごめん。
>309
ね。
313 :
名無しのオプ:01/10/09 02:28
age
314 :
名無しのオプ:01/10/10 22:39
「盤上の敵」ノベルス版の「まえがき」にはびびった。
「物語にいやしを求めるひとは読まないでください」みたいな内容だった。
こんな断りを入れる小説、ほかにないと思う。
>>314 北村薫ならではの前書きだね。
この人の作品のほとんどは、ホンワカしてるからなぁ。
同じ類のもんだと思って読んだ人がショック死しないように
前もって断り入れたんだろうね。
北村薫氏の人柄が忍ばれる。
ウチ的には「月の砂漠をさばさばと」が、
大好きなんだけどなぁ・・・。
あぼーん
318 :
名無しのオプ:01/10/20 00:42
次の関ミス連冬のゲスト決定記念age
主宰の大学さん…関ミス連より学園祭のゲスト公開して…
319 :
名無しのオプ:01/10/21 00:24
だれか映画版「ターン」を見た人いませんか??
320 :
名無しのオプ:01/10/21 00:36
ああ、俺見たよ
名古屋からマイカル桑名まで行って1000円出す価値はあった
しかしちと削りすぎな気はしたかな
電話がつながる男のイメージがかなり変えてあったのはまだ良いんだが
読む価値なし
322 :
名無しのオプ:01/10/21 19:50
ミステリ好きの女性の友人に薦められて知りました。まだそんなに読んでない
ですが、登場人物が人間味豊か、といわれる一方で、物凄く技巧的だというあ
たりが凄い、と思います。
「夜の蝉」で「私」が姉に口紅を塗られるシーンがあるんですが、よく似たシー
ンが西村しのぶの「美紅・舞子」というまんがにあります。これ、どっちが先だったんでしょう。
323 :
名無しのオプ:01/10/23 10:54
>>320 同意です。見る価値はあります。きっと。
あと、既出だと思うのですが、この作家は「リアルな女の子を」描けるのではなく、
「(現実にはいそうにない)女の子をリアリティたっぷりに」描けるということです。
そのへんで叩くのはすじちがいで、そういうひとはちゃんと読んで文句いっているのか疑問だ。
324 :
名無しのオプ:01/10/23 12:38
>>323 そもそもリアルな女の子を「描けない」のではないかと想像するが。
脳内少女萌えにキモイというののどこが悪い?
>322
西村しのぶのは、80年代半ばくらいじゃないのかな?
少なくとも80年代中なのは間違いない。
でもあれで口紅塗るのは、男の先輩だし。
「夜の蝉」って全然覚えてないんだけど、そんなに似てるの?
ムリヤリ化粧させられて嫌がる、っていう感じなら、
少女漫画あたりにはよくあるパターン。
「美紅・舞子」に
「ひどいよ有末さん、こんなのゴーカンだよ」って台詞があって、
「夜の蝉」を読んだときに、あー、これ、と思った記憶があるんです。
「お父さんは心配性」なんて括弧付きで出てくるところもあって、
あー、この人、漫画好きかな、と思ったんです。
我ながら気のせいだろうと思います。お邪魔しました。
>>323 まあ、まんまと騙された人が沢山いたということだけでも、
リアリティは充分あった訳ですから。
『盤上の敵』をノベルスで買って読んで、
ブックオフでハードカバー半額を見つけた。
先にブックオフに行っとけば良かったよ・・・
読んで嫌な気分にはならなかったけど、北村薫よりは東野圭吾を読んだ気分。
最近「朝霧」読んだんだけど、これって(メール欄)へのオマージュではないの?
邪推かな・・・。
329 :
o-ki ◆Iitlfn7. :01/10/25 22:17
朝霧。「わたしは、引き金を・・・」の、お話がすごくよかった♪
330 :
名無しのオプ:01/10/30 22:55
千秋さんのフィギュアがあると知っておどろいています。
酔狂な会社もあったもんだ。
331 :
名無しのオプ:01/10/30 23:30
文章がうまいとは思うけど、「これほどきれいな文章はない」ってのは言いすぎだよ。
332 :
名無しのオプ:01/10/31 00:12
>>330 その制作は海洋堂じゃなかったけな。
あそこは変わってるから。(笑)
でも欲しかった...再版してくれ。
333 :
名無しのオプ:01/10/31 00:16
一度だけ実物を見たけどもう売ってないの?
流石にあそこで1万も出す勇気は無かったよ、私には。
間近で見たら出来が凄く良かった。
334 :
名無しのオプ:01/10/31 01:54
ぬるい。
335 :
名無しのオプ:01/10/31 07:41
千秋さんってのはともさかではあるまいね?
装丁に惹かれて「ターン」読みました。北村作品初めて読んだんだけど、
結構好きですこの文体。映画も見たいな。
ところで1つ気になってることが(メール欄)。 どうでしょう?
337 :
名無しのオプ:01/10/31 22:44
>>335 だいじょうぶ。イラストを立体化したものです。
ワンピース着た「岡部さん」のほうと、
帽子かぶった「リョースケ」のほうと、2体セット。
かわいいよ。
338 :
名無しのオプ:01/11/01 01:24
ラーメンズの眼鏡が北村の生徒だったことが判明
339 :
名無しさん:01/11/03 16:24
>>336 『ターン』の面白さの30%は、「誰が話し掛けているの?」
だと思うから、あれをどうやって映画化にするのか疑問がある。
340 :
名無しさん:01/11/03 16:26
>>341さんの考えが正しいと思う。つーかそれ以外に考えようがない。
>341>342 レスありがとう。
でもそれだとタイミング良すぎっていうか都合良過ぎに感じたんだよね。
もう一度ちゃんと読んでみます。
344 :
名無しのオプ:01/11/03 18:18
>>341さんのでいいと思います。
映画観ましたが、原作に忠実でした。
誰もいない街というのが、ちゃんと映像化されていて、
どうやって撮ったのか驚きましたよ。
345 :
名無しのオプ:01/11/07 14:21
しかし北村作品における高野文子女史のイラストの功績は大ですな。
覆面作家シリーズなんて、半分あのイラスト目当てでよんでたし。
クールな視点や時代性のない作風も両者に共通してますな。
>345
私はあの絵はマンガっぽくて苦手だ…。
文庫の「ターン」の表紙の人の絵が好き。
347 :
名無しのオプ:01/11/11 19:40
age
348 :
名無しのオプ:01/11/17 03:20
タイトル気に入って「盤上の敵」のノベル版を今まで読んでた。
妻の回想シーンを全部飛ばして読んでたらあんな展開だとは(;´Д`)
ま、読み返さないけど。
あと何か中途半端な感じがした
そんな読み方で、中途半端といわれてもな・・・
まあ合わなかったんだね
350 :
名無しのオプ:01/12/04 12:46
母から高村薫と思ったら違った
と「空とぶ馬」渡されたのがきっかけではまった。
「夢の家」に出てきた尾道の栗の渋皮煮がきになる。
作品中の食べ物が美味しそうだと思う。
351 :
名無しのオプ:01/12/08 00:54
わたしは「空飛ぶ馬」の煮こんにゃくが気になります。
とろりとして、かぶりつくと思わず「おいしい!!」、、、あぁ。
352 :
名無しのオプ:01/12/08 01:01
ロイヤルミルクティーも飲んでみたいよう!!
ミルクが違うのでしょうか?
ねつてつ 死ね
354 :
名無しのオプ:01/12/27 15:51
さるべーじ
355 :
名無しのオプ:01/12/28 00:01
お邪魔するで。
え。
どっこらしょ。
ふう。
おう、お茶かいな、すまんなあ。
そんで一寸ゆわしてもろてええか。
あんた等ゆうとる、「男やからワカラン」とか「女やから分かる」とか、
そら考え過ぎとちゃうんか?
同じ男に生まれたゆうたかて、「なに考えとんのかさっぱりワカラン」奴もおれば
女やのに「妙に気が合う、考え取ること同じや」ゆう奴もおる。
ぶ。
ゴメンな、ヘーこいてもたわいや。
まあオッチャンはオッチャンやさかい、新人類、ゆうんか?
あんた等若いモンの考え方とかとはズレとるけんのう。
おいこらしょ。
ふう。
何や説教臭いことゆうてもうたかいな。
なに?
説教ちごて、ヘー臭い?
ガハハ!
そらすまなんだ、すまなんだ!
ほなオッチャンもう帰るさかいになあ。
バイバイ。
またよるでなあ。
また見かけたら、声かけてえや。
オッチャーン、ゆうて呼んでくれたらええわ。
ほなな。
356 :
名無しのオプ:01/12/29 08:51
オッチャンって・・・
ねつてつ 前頭葉腐ってるんだって?ばかオッサン
358 :
名無しのオプ:02/01/16 06:30
age
359 :
名無しのオプ:02/01/16 06:54
ロイヤルミルクティの作り方は、
ロイヤルミルクを買ってきます。
それを温めます。
それを紅茶の葉をいれたポットに注ぎます。
飲みます。これでいい?
360 :
名無しのオプ:02/01/16 11:06
ロイヤルミルクって、なによ?(藁
361 :
名無しのオプ:02/01/17 15:32
362 :
名無しのオプ:02/02/02 00:11
謎のギャラリー発売age
363 :
名無しのオプ:02/02/09 17:08
「覆面作家が二人いる」なぜか新中公ノベルスで発売。1000円。
もしかして、3冊合本の愛蔵版か?
364 :
名無しのオプ:02/02/09 20:45
2年間寝かせておいた「盤上の敵」を半日で読んだ。う〜ん。
>>348 に禿同。クイーンの所(半分)とばしました。テンポがあわなかった。
ここで評判イイ「ターン」か「六の宮」に最後の期待をかけてみるか・・・。
365 :
名無しのオプ:02/02/12 11:06
「覆面作家」は、少女漫画になってるよ。
北村っちの、少女漫画好きは有名らしいしね。
366 :
名無しのオプ:02/02/13 01:20
>>365 でもあの絵、構成、、、(泣)
素敵な原作が汚される位なら、
コミカライズなんてしていらんわ。
「冬オペ」シリーズはまだましか、、、。
でも、、、う〜ん。
高野文子の描いたコミカライズなら、読んでみたいぞ。
(やっぱり、いちばんしっくりくると思う)
どこか、企画通してくれないかなあ。
367 :
名無しのオプ:02/02/13 08:32
円紫さんの顔がどうしても想像できない。
年食った和泉モトヤって感じであってる?違う?
もうかなり前ですけれど、読者からの手紙の「円紫さんに
坂東玉三郎なんてどうでしょう」というくだりを読まれた
北村先生がなるほどと思ったというエッセイがありました。
ちなみにその読者は《私》には牧瀬里穂はどうでしょうと
書いていましたが、これについては北村先生はコメントを
してなかったかな。
> ちなみにその読者は《私》には牧瀬里穂はどうでしょうと
すみません、これ、記憶違いでした。
牧瀬里穂は《私》ではなくて、覆面作家の千秋さんにどうか
という内容でした。間違えたので下げておきます。
370 :
名無しのオプ:02/02/13 23:24
買ってしまった「謎…」
この人は作品はほぼ好きでも
この人の好きな作品がなぜか全滅なのを知りつつ…
プラス作品は好きだけど、この人とアリスが「本格とは…」って
話すのが不思議
この作品って「本格?」かい〜
371 :
名無しのオプ:02/02/15 13:20
>>366
俺も高野版「北村物語」読みたい。
だけどあの筆の遅さがなあ・・・。
そういえば高野史子、二月に単行本出すね。
「月刊アフタヌーン」(漫画雑誌)から。
372 :
名無しのオプ:02/02/20 18:34
>370
俺もその口だ。
この人の編集したアンソロジーとかことごとくダメ。
まして「私」の読んでる本なんて、手を出そうとも思わない。
373 :
名無しのオプ:02/02/20 19:20
何気なく買って読んだ「スキップ」でぼろぼろ泣いた。
清々しくて前向きになれる話だと思う。
なんか「がんばろう」って気になる。
北村薫の書く女性は鼻につくっていう感想をよく見るけど、
私はけっこう好きだな。確かに「自意識過剰すぎ、うぜぇ」って
思う主人公の時もあるけど、「スキップ」の桜木真理子は(だっけ?)
そう思わなかった。
謎のギャラリーも素晴らしいセレクションで
やはりアンソロジストとしても一流だと再確認したわけだが・・・
ってのは俺だけ?
北村作品は、「秋の花」が最高です。
最近になってハマリました。
何だかんだ言う方もいらっしゃいますけど、
北村 薫は、すごく優しい人間だと思う。
それをすごく感じた作品でした。 >秋の花。
また、秋の花の文庫版の解説は、すごく良いです。
その一部に
「真理子に、読者は再び"スキップ"で出会える。
"私には、今がある"と決然と生きようとする真理子は、
自在に時の流れを旅している」
とありました。
私と円紫さんシリーズで、唯一死なせてしまった登場人物に対して
違う形の未来を与えた、
のは作者の優しさ故にじゃないでしょうか?
370さん >
北村薫は、相当の本格ミステリマニアだと思いますよ。
創元社から出版されてる、日本小説探偵全集(全12巻)
の編集にもかかわってたみたいですし。
江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小栗虫太郎、久生十蘭、など
名だたる作家の全集です。
これらの作家の全集たって、知らなきゃ編集はできないでしょうし…
>374
謎のギャラリーはまだ未読なんですけど、
角川から出たアンソロジーは面白かったですよ。
本当にミステリが好きなんだなあと思う。
謎のギャラリー、やっと文庫になったので
これから集めます、楽しみ。
378 :
名無しのオプ:02/02/20 21:24
私も謎のギャラリーは好きだよ。
文庫になって作品も増えたね。お買い得〜
379 :
名無しのオプ:02/02/20 22:28
謎のギャラリーは良いんだね?
信じちゃうぞ。
うーん「謎…」がイマイチの私は実は少数派なのか(^^)
381 :
名無しのオプ:02/02/26 13:30
>>380 どういうところがイマイチ?
北村薫初心者なので意見聞きたい。
382 :
名無しのオプ:02/02/26 13:49
基本的には好きなんですけど、女性キャラの服装センスが
古風というか、カマトトっぽくて時々ついていけない時が。
北村先生、お願いですから雑誌等でいまどきの女性ファッション、
研究してくださいー。
383 :
名無しのオプ:02/02/26 14:02
リセット読んだ。辛かった。
戦争を細々と描写することでページ数を稼いでいるという
印象しかもてない。短編でスッキリまとめればよかったのにー。
力量不足では?
と、いうか恩田陸の「ライオンハード」のパクリにしか見えないんだよね。
彼女のほうが長編を最後まできっちり書き込むパワーがあると思われ。
>>383 恩田陸も個人的にラストが弱いと印象はあるけどな。
途中までの展開が素晴らしいから余計そう思ってしまうのかもしれないが。
あと揚げ足取りするわけではないが、ハードじゃなくってハートだったりするテスト。
ライオンハートは最初の2篇以降テンション下がりまくる。リセットのほうが
最後のアイテム出現を効果的に演出するところまで引っぱる力がある。
386 :
名無しのオプ:02/02/27 00:18
スマソ!コージースレ用のをこっちにカキコしてしまった!
逝ってきます・・・
388 :
名無しのオプ:02/02/27 00:23
恩田陸、好きだー!
>>385 「ライオンハート」は確かに後半息切れするね。
彼女は最後までキッチリ書きこむタイプなので、
めずらしいと思ったよ。
この人の作品は基本的に醒めたタッチでかかれているし、
最後に救われないことも多いので、北村薫のほのぼのスタイルが
好きな人とは相容れないかも。
>>388 正直、北村薫と恩田陸が個人的TOP1、2ですが何か?
恩田陸が最後までキッチリ書きこむタイプというのはどうだろう。
むしろ後半尻すぼみで終わる方が目立つ気がするが。
…恩田陸スレに逝ってきます。
390 :
名無しのオプ:02/02/27 07:49
北村薫の書く人物に、嫌悪感抱く人って、結構多いよね。
実際の世界、社会の中にいる、いかにも(北村薫が書きそうな)
無害な人に対しても、同じように嫌悪感抱いたりする人もいる。
そう言う、拒否反応強い人って、どんなタイプの人物なんだろうって、
ちょっと考えたこと、ある。
こういっちゃあ何だけれど、「言う側」の方に問題が有るんじゃあないかなあ、
って思ったんだけれど、いかがでしょう。
391 :
名無しのオプ:02/02/27 09:01
作家というよりもアンソロジストというか。さらに言うと国語の先生みたい。
いや、実際に国語の先生だった訳なんですが。
392 :
名無しのオプ:02/02/27 13:02
>>390 私も北村薫のキャラはダメ。と、いうか「冬のオペラ」も「盤面の敵」もおもしろく読んだので「私」シリーズだけがダメなのかな。
特に主人公の「私」が・・・。
倫理観強すぎというか、善意の暴力というか。
どちらかというと善人にも悪役にも等しく感情移入できる加納朋子の「ガラスの麒麟」のような作品の方が好き(特に加納さんのファンというわけではありませんが)。
>391
授業風景にかなり興味がある。
エッセイとかアンソロジーで作品について云々書いてるとき、
その作品が物凄く魅力的に思えてしまったりするので。
(好きな話を選んでるんだから当たり前といえば当たり前なんですが)
394 :
名無しのオプ:02/02/27 23:33
「覆面作家」また中央公論から出たよ。文庫化したらもういいだろう?
395 :
名無しのオプ:02/02/28 11:36
何だとてめえ。
高野史子、いっぱい描き下ろしてて、嬉しくねえのかよ。
とか言って、>394の胸ぐらを掴むふりをしてみる。
396 :
名無しのオプ:02/02/28 17:44
高野史子じゃなくて高野文子では?
高野文子さん、6年ぶり(涙)の新刊が発売されたねぇ。
アフタヌーンKCデラックス『黄色い本』です。
と、言うわけで漫画スレに逝ってきます・・・
397 :
370=380:02/02/28 23:04
>>381 謎…は北村氏の文章の味わいと違うと感じるからってとこかな。
和食の鉄人のお勧めで「おしっ」と気合いを入れて楽しみにいったら
中華だった。とっても美味しいけど料理としての分野が違うじゃないかって感じ。
もう一つ、わたし高野文子の表紙が嫌いで北村薫をずいぶん読まなかった。
だって嫌いなんだもん。あの絵が〜
だから表紙は「真っ白」でもかまわない。あと、文庫の解説の人達が
べたべたした感じの文章が嫌い〜あそこも白で良い、真っ白で〜
覆面作家だったころから、だいたい男だとは
予想ついたけどね。
まあ、恩田陸が女だってことも。
大体、異性の書き方で作家の性別なんて判断できると思う。
399 :
名無しのオプ:02/03/01 02:09
>>391 >倫理観強すぎというか、善意の暴力というか。
いや、だから、そこまで言うほど押しつけがましい善意じゃあないと思うのですよ。
それじゃあ、例えば子供の好む様な「正義の味方」物を見て、
「善意の暴力」とは、皆あまり考えないと思うし。(どう?)
テレビドラマなんかでも、もっと白々しい「善意」が描かれてますよね。
で、どうしてそこまでこの北村薫という作家の書く人格に、反発を覚えるのかなあと。
それで、考えた訳なんですよ、自分も。
ない知恵絞って。
そこで思い出したのが、中高生の頃とかに、
「みんなと一緒に前へ習えするヤツなんて、馬鹿だ。許せねえ。いい子ぶりやがって」
みたいな事言う、不良少年。
と言うか、それに似た心理。
そんな風に考えてしまったんですが、どうでしょうか。
400 :
名無しのオプ:02/03/01 12:11
勧善懲悪のドラマの場合、悪役はいかにも悪役として描かれ、
いかにも正義の味方のキャラに成敗されるわけだけど、
「私」の場合、普通の人の中に善意を見つけては感激し、悪意を見出しては戦慄を覚える。
これは感覚的なことなので説明しずらいのだけど、
悪に対する共感のない「私」はひどく幼く感じられる。
これは実際に悪いことをしろとか、悪事を見逃せということではなくて、
ただ、単純な勧善懲悪のドラマではなくて、人間の心理にスポットを当てた日常ミステリの割には、
「人間が人間として生きている以上、いろんな悪意が芽生えてくるのは当然」という視点が欠けているというか、
「犯人の気持ちも少し分かるな」的な感受性の広さがないというか、
まあ、上記の不良少年の心理にも通ずると思うのですが、
ただ、もっと悪ぶれというのではなくて、教養のある女性という設定なのだから
もっと深く広く人間の心理を捉えてほしいみたいな。
もっとも「私」シリーズは「空飛ぶ馬」と「夜の蝉」しか読んでないので、
それ以後「私」がどう変化していったかは分かりませんが。
401 :
名無しのオプ:02/03/01 12:26
キャラの話はもういいというか、議論してどうなるものでもない。
趣味判断は他人に押しつけることができない。
理屈や事実的側面ならともかく、好みについては他人を説得することは出来ない・・・
のではないでしょうか?
それより、私としては彼のミステリー的営みの真価のほうを皆に問いたいのです。
傑作とされる初期の「赤ずきん」「砂糖合戦」などを超える作品を彼が今後書けるでしょうか?
確かにあのころああいう作品は画期的だったかもしれない。
たとえば泡坂先生や都築先生の「ぶっ飛んだロジックの表現」=「人間のアホ的側面の暴露」に
新しい側面を追加した功績はあったと思います。
が、今後どうなるのか、私は大変心寒い思いをしています。
紹介者、いい意味でマッタリした愛すべき紹介者になるのでは?
皆さんのお考えをお聞きしたいところです。
402 :
名無しのオプ:02/03/01 13:29
>>401 別に説得するつもりはありません。単なる意見交換のつもりなのですが・・・。
まあ、それはさておき、
北村薫の「空飛ぶ」「夜の蝉」、加納朋子の「魔法飛行」「ガラスの麒麟」、若竹七海の「ぼくのミステリな日常」さらには恩田陸の「象と耳鳴り」と日常ミステリの傑作は数あれど、それを書き続けている人というのは少ないですよね。
パイオニアの北村薫からして徐々に日常ミステリから離れていってますし、唯一日常ミステリ専門作家と言える加納朋子も書くほどにミステリ風味が薄くなっている。
日常のちょっとした出来事に謎を見出す日常ミステリのスタイルは、普通のミステリのように大掛かりな仕掛けが使えない分、書き続けるのが困難なジャンルではないでしょうか。
「冬のオペラ」ぐらいはまだ良かったけれど、覆面作家シリーズの後期になってくると明らかに、日常に謎を見出す事自体に苦労しているように思われます。
今後は期待するにしても「盤面の敵」のような新境地に期待するしかないのではないかと思います。
403 :
名無しのオプ:02/03/01 14:23
そもそも「日常の謎」という括り自体ナンセンス
404 :
名無しのオプ:02/03/01 14:42
>>403 恩田陸は異世界モノ・異端者モノの作家という印象が強いんだけどな。
「月の裏側」「球形の季節」等々。
「象と耳鳴り」は未読なのでなんともいえませんが。
>>397 なるほど〜
謎ギャラに収められている作品は面白いけど、北村薫セレクションとしては
予想外のがあるわけですね。
まだ私3冊くらいしか読んでいないので、その感じがわかりませんでした。
406 :
名無しのオプ:02/03/05 21:05
そもそも円紫さんデビュー作「織部の霊」なんて
日常の謎じゃねえよ。骨董だよ?骨董。
407 :
名無しのオプ:02/03/07 14:34
「謎のギャラリーこわい部屋」読んだけど、全然怖くなくて
凄くがっかりした・・。
海外物はやっぱり好きじゃないや。
408 :
名無しのオプ:02/03/07 15:01
>406
日常の謎というのは、殺人・盗難・誘拐など警察が介入する事件以外のことではないのかと言ってみるテスト
409 :
名無しのオプ:02/03/07 15:42
>407
「待っていたのは」も、全然怖くなかったの?
410 :
名無しのオプ:02/03/07 16:56
>409
はて?どんな話でしたっけ?それさえも忘れてしまったよう。
411 :
名無しのオプ:02/03/07 20:13
>410
短編だからさ、読み返してみて。
面白いと思うんだけどなあ・・・
でも、最後の対談が興ざめかなと思う。<謎ギャラ文庫版
413 :
謎ギャラ こわい部屋:02/03/09 12:45
「やさしいお願い」だけで買ってよかったと思った
それ以外も良いし,自分的にはヒット
414 :
名無しのオプ:02/03/12 01:17
謎ギャラに入れられた、小沼丹の『黒いハンカチ』ってどうです?
つ〜か、これ全部読みたい。
東京創元社さん早く出版して下さい。
415 :
名無しのオプ:02/03/12 22:22
>413
まだ乙一さんのだけ読んでないんだけど、
「やさしいお願い」はダントツで怖かったです。
思わず人にも読ませてしまった。
>414
禿げ同
416 :
キタ・ミナミ:02/03/12 23:03
「やさしいお願い」タイトルだけなら
児童文学のようなところがより怖いよね。
今、愛の部屋読んでる。
ちょっと板違いになるけど、こんな風に載ってると
チェーホフもいいなぁと思える。
先生、頑張ってください。
以上、記念カキコ
418 :
名無しのオプ:02/03/13 13:20
「月の砂漠をさばさばと」すっごく好きなんですけど
やっぱ男の人はいまいちだったりしますか?
ミステリじゃないですしね。
でもお〜なり由子の絵もぴったりで北村作品ではあれが一番好きかも・・・
419 :
名無しのオプ:02/03/13 15:57
大学の先輩が北村さんの教え子だったよ。
スキップの学園祭の話なんかは結構自分の学校のことを書いているみたいだね。
一番惚れた作品は「水に眠る」に入っている「ものがたり」かなあ。
420 :
名無しのオプ:02/03/13 19:26
こわい部屋の「煙の環」も最後の一文読んで引っくり返った.
どういう発想をしているんだか.
>>418-419 ミステリからちょっと離れた「月の砂漠」「水に眠る」「スキップ」
とかの方が自分は好き.
「盤上の敵」のどうしようもない後味の悪さも有りだが.
421 :
名無しのオプ:02/03/14 09:47
>400
> 「犯人の気持ちも少し分かるな」的な感受性の広さがないというか
その辺に関して、自分はこう思っています。
「作者は、”弱者”側に立つ人達に、
強い愛情というか、愛着を持っているのではないか」
「だから、”悪人”に対して、強い反発を覚え、
それで”悪”側の書かれ方が、”幼い”のではないだろうか」
自分の話で申し訳ないのですが、
年を食って、守る物が増えてくると、周りに攻撃的な人、
ここで言う”悪”側の人間の存在が、
とても大きな驚異に思えるようになりました。
自分は、北村氏の””悪人”に対する姿勢に共感しているので、
どうも養護するばかりになってしまいがちですが、
えーと、まあ、以上です。
どうでしょう。
>421
そんな風に、小難しく考えるのって
つまらなくない?
素直に小説を楽しみなさい。
423 :
名無しのオプ:02/03/16 15:30
秋の花の大胆な伏線にビビった。
424 :
名無しのオプ:02/03/16 20:33
伏線?
425 :
名無しのオプ:02/03/16 20:51
ちゃんばらのこと?
>>424 (Mail欄)でしょ。ちがうかな。
漏れも某BBSに大胆な伏線だって書いたことあるな。。。
もう5年も前か。。。
427 :
名無しのオプ:02/03/17 03:28
>>426 あぁ、、、!!
私の注意力って、貴方の5年遅れなのね(笑)
428 :
名無しのオプ:02/03/17 07:47
>>422 別に、小説読むのと、それについて考えるのは、
一緒にやる訳じゃありませんから。
まあ、暇なときに、ちょっと妄想してみたって事です。
429 :
名無しのオプ:02/03/17 22:31
スキップの読後感についてはどう?
俺はものすごく辛かったんだが。
主人公が強い心で前を向いて、克服しようとすればするほど
なんか<落丁>が理不尽でもの悲しくなる・・・。
読書サイト適当に回ってみて、元気が出る最後、とか清々しいラストと評されてるのが
結構多くてちょっとドキッとした。
430 :
名無しのオプ:02/03/18 01:32
スキップの展開についてややネタバレなんで、
読み飛ばしてください。
↓ ↓ ↓
親の死に目に会えなかったこと、
「途中の私」がなくなっても周囲が平気そうなこと、
結局、主人公は何が辛くて「途中の私」を消したのかよくわからんこと、
などが嫌だったな。読後感は悪かった。
> 426
そうです。
かくいう私もしばらく気づかなかったんですが。
>>426 ああっ、って
本、手元に無いからわかんないや。
確認します。
>429
読後感はそこまで悪くないんだけど、
あれ読んで元気は出ない、流石に。
もうちょっと悲壮感の漂う決意だと思ったなあ。
絶対に取り返せない「時間」と向き合う覚悟とでも言いましょうか。
434 :
名無しのオプ:02/03/19 01:13
>430
そのへんは意図的なのかどうかわかんないけど、
ともかく描かれてない部分だからね。
気にしないことにしてる。
桃太郎聞いて
「鬼には鬼の事情があったかもしれないのに・・・」
って思わないのと同じ理屈かな。
435 :
名無しのオプ:02/03/26 00:38
それやりすぎると、物語に方向性が無くなるからね。
436 :
名無しのオプ:02/04/02 00:07
真珠夫人放映age
437 :
名無しのオプ:02/04/08 16:17
>436
あー、私も思った。プロデューサー読んでるのかなとか。
438 :
名無しのオプ:02/04/08 16:20
>437
「私」が言ったとおり、設定現代になってるしね。
439 :
名無しのオプ:02/04/09 00:16
「冬のオペラ」漫画再開あげ
440 :
名無しのオプ:02/04/18 06:47
誰が描いてんの?
441 :
名無しのオプ:02/04/18 11:03
六の宮面白かった
442 :
名無しのオプ:02/04/29 17:31
誰かネタふってー。
443 :
名無しのオプ:02/04/30 11:30
映画「ターン」ビデオ屋にある?
444 :
名無しのオプ:02/05/03 13:57
いちばんキライな作家。
いちばんキライな主人公。
445 :
名無しのオプ:02/05/05 03:11
>442
この作品が一番好き、っていうのはある?
一般的にこれが一番良いとかじゃなくって、
「自分はこれが好き」というのがあれば理由と一緒に聞いてみたい。
私は「水に眠る」
理由を聞きたいという自分がうまく理由を書けないけれど、
作中の雰囲気といい少し切なさが残る読了感といい
純粋に読んで良かったと思えた一冊でした。
446 :
名無しのオプ:02/05/05 04:13
>445
『水に眠る』私も好きー。
あの雰囲気が(・∀・)イイ!!
北村薫の言葉の美しさが一番出てると思う。
447 :
名無しのオプ:02/05/05 13:23
私は「空飛ぶ馬」。
1冊の本としての流れとかバランスとかがすごく好きで
何度も読み返してる。
これが好きな理由をあげれば季節感かな。
「朝霧」までくると、『私』のいい子ぶりが鼻について駄目…といいつつ
新作を待ってたりします。
448 :
名無しのオプ:02/05/07 00:25
本格原理主義って北村自信、ばりばりの本格なんて一本も
かいてないじゃん。
それに、非ミステリすら書いてるし。
へんな銘打たれたもんだね。
むしろ本格原理主義者は(おもしろいかどうかはともかく)二階堂だと
思われ。
>448
北村本人がその呼び方を気に入っちゃってるんだから、
どうしようも無いべ。
それから、ニ階堂は只のハゲ。
それ以上でもそれ以下でも無いだろ。
450 :
名無しのオプ:02/05/10 00:49
451 :
名無しのオプ:02/05/10 01:42
本格原理主義者だからこそ書けないと思われ。
理想が高すぎるのよ。
書きたい、という思いは強い。
しかし、と逆接で繋げたくはないのだが、
それは、わたしにとって得がたい樹上の果実である。
――「謎物語」より
話はずれるけど、この本に収録されてる
「五足の上ぐつ」をめぐるエピソードは面白かったな。
453 :
名無しのオプ:02/05/17 00:24
すべてがわざとらしい。「偽善」そのもの。
454 :
名無しのオプ:02/05/17 00:51
>>453 じゃー人がすべて謎に奉仕する推理小説でも読んでてください。
わざとらしい人物描写がなくてすっきりしますよ。
>>454 まぁそう思うヤシもいるってことだろ。
「すべてがわざとらしい」か。
リアルを求める→面白い
というわけではないと思うがな…。
まぁ個々の感じ方は人それぞれってことか。
456 :
名無しのオプ:02/05/17 23:23
457 :
名無しのオプ:02/05/17 23:26
>>455 いいこといった。リアルかどうかで作品の良し悪しを決めるなよ。
それじゃ松本仁志の映画評だよぅ。
458 :
名無しのオプ:02/05/17 23:27
てかフィクションなのに小説とか映画にリアルさばかり求める現代って変ね。
心の神話を思い出せ!
459 :
名無しのオプ:02/05/18 01:26
>>456 わざとらしい人物描写が厭なんだろ?
ならば北村薫を読む必要はない。
登場人物を推理のコマのように扱ってる推理小説は腐るほど存在する。
460 :
名無しのオプ:02/05/18 09:28
「リアリティはないけど・・・」ってのが前提になってるみたいで意外。
表向き「いい人」にしか見えない人の内面描写は
うまいと思うんだけどね。この人。
461 :
名無しのオプ:02/05/18 14:52
リアリティのあるなしは読む側が勝手に感じること。
だからリアリティがあろうとなかろうとそんなもの作品の良し悪しの基準にすらならん。
リアルを求めるのならばそもそも小説を読む必要はない。
外で遊んでなさい。
462 :
名無しのオプ:02/05/18 16:19
俺は北村好きだし、リアルにも感じた。
ていうかミステリだぞおい。
リアルな世界に謎解きなんか無いっつの。
ミステリに手ー出すなこっちくんな。
463 :
名無しのオプ:02/05/19 00:55
なんか噛み合ってないよ。 そもそも
「わざとらしい」と「リアルじゃない」って同義?
464 :
名無しのオプ:02/05/19 02:29
>>462に概ね同意。
北村薫は一時おおはまりしたし、人にも薦めまくった。
ただし、「読後感がいい」とか、「人間が描けてる(w)」とかいう理由ではなく、
『殺人が起きなくても、大がかりなトリックがなくても、
十分に謎解きのカタルシスを味わうことが出来るんだぞ!!』
というのが一番大きかった。
登場人物がリアルかどうかについては…正直どうでもいいかな。
当時うじゃうじゃと湧いて出ていた新本格連中(我孫子除く)に比べれば
格段に上手だとは思うけど。
柳家小さん師匠のお通夜の様子をテレビで見ていて、ふと
「あ、もしかしたら参列者の中に円紫師匠もいるのかなあ」
などと想像(ていうか夢想)してしまいました。合掌。
466 :
名無しのオプ:02/05/22 16:55
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北村薫の書く女性像、特に<<私>>について、「リアリティがない」「現実にはいない」
「嫌悪感を感じる」という感想が多いみたいだね。
気持ちはわからなくもないけど、そもそもの前提として、北村薫は
「現実に対抗できるだけの独自の存在力(変な造語だけど)を持った物語世界」
を作ろうとしたんであって、それが現実から多少ズレたものである事は、
むしろ当然だと思うけどなあ。
ある種の「理想」を体現しているようにみえるのも当たり前。
主人公の<<私>>も円紫さんも、あの物語世界全体も、現実に対抗するものとして
造形された存在であるわけだから。
ちなみに、<<私>>は、「自分が多くの人にとってかなり嫌悪感を持って受け止められるだろう」
ということは、非常に強く自覚しているよ。そして、それをただ自覚するだけではなく、
「何て自分は嫌味ったらしい人間なんだろう」と相当根深い自己嫌悪に苛まれている。
そのことについては、作品の端々に描写がある。
事実、ある種の人々にとって、もし<<私>>のような人が近くにいたとしたら、
耐え難いくらいにいやーーーーな存在だろうと思うし、それを想像するだけでも不快になると思う。
また、<<私>>の考え方・感じ方は、二人の親友(特に「正ちゃん」の方)にとってすら、
「えい、いい加減にしろ!」という思いを抱かせることもしばしばあったと思う。
たぶん、<<私>>と「正ちゃん」の二人組だけであれば、必ず一度は激しい対立が巻き起こっていただろうな、
と作品を読んでいて思わされる場面が幾つかあったし。
あえて言わせてもらうならば、
これだけ<<私>>をはじめとするキャラクターに強い反発を感じさせている、そのこと自体が、
北村薫の人物造形、更に言えば物語世界の構築の成功を示していると思うな。
469 :
名無しのオプ:02/05/23 22:37
↑ あのー、ここはミステリ板ですよね?
わざわざ金と時間使って、不愉快になる物語世界にひたりたくは
ありません。
470 :
名無しのオプ:02/05/23 22:44
「私」はむつかしそうな本をたくさん読んでいるので、我が身とひき比べて「ああ
それにひきかえ俺はどうだ。ナンシー関とかいしいひさいちとかクーンツとかばっ
かり読んでる、おれはだめにんげだー」と己の人生に絶望し、ひとりの部屋で
「♪だーめだめだめだめ人間だーめにんげーんにんげーん」と筋肉少女帯の
「踊るダメ人間」のサビを唄いながら鬱になってしまったりするのです。
要するにどういうことかというと、「ひきくらべてひきこもりに」というオチです。
471 :
名無しのオプ:02/05/23 23:26
>>456 ミステリ版ですが何か?
北村薫の私シリーズは十分ミステリだと思うけれど、
ミステリ色より物語世界自体が不愉快だというのならば
森博嗣でも読みましょう。
萌絵なんて<<私>>と正反対だからきっと貴方も気に入るはず。
472 :
名無しのオプ:02/05/23 23:35
>>469 じゃ、読まなきゃいいじゃん。
カネも時間もかからないよ?
>470
北村も嫌いではないが、
正直言って、その3つのほうが面白い。
474 :
名無しのオプ:02/05/25 01:43
>>471 情報ありがとう。今度読んでみます。
(456じゃないけど)
475 :
名無しのオプ:02/05/25 01:49
>>471 その二人のヒロインは吐き気がするほど嫌いです。
正反対だとしたら、リング状になっていて、あるいは一番似ている
のかもしれませんね。
もう読まないけどね
476 :
名無しのオプ:02/05/25 01:52
俺も「私」嫌いだなー。これがなければすっきり読めるんだがな。まあ人それぞれか
477 :
名無しのオプ:02/05/25 02:15
もうすぐ2年だ
2年でレスが500未満とは・・・
この人、人気ないのかなぁ?
478 :
名無しのオプ:02/05/25 02:31
<<私>>が嫌いな人の気持ちは解るけどね。
アタシだって萌絵が嫌いだし。
やはりキャラ萌え読者じゃなくとも
登場人物のキャラ設定は大事だとオモタヨ
どんなに面白いミステリだろうと厭な登場人物のせいで
二度と読もうという気にならないからねぇ。
>>477 人気がないことはないと思うけど、
なんつーか話題がない作家ではあるね。
話題といえば<<私>>の賛否くらいだろう。
新作でも出ればもうちょっと活性化するかな。
479 :
名無しのオプ:02/05/25 02:48
場末の某本屋。女性作家のコーナーに北村氏の本が置いてあるのを見た。
なんか新鮮だった。(藁
...注意する人っています?私はそっとしておいた...。
480 :
名無しのオプ:02/05/25 04:42
高村薫が男性作家のコーナーというのなら見た事あるな。
作風からいったら、そっちに入れたくなるのは分かるけど。
481 :
名無しのオプ:02/05/25 08:50
「私」は別に嫌いじゃない。
現実感も10年くらい前の話しだからオッケー
ただ、表紙と各文庫の後書きが「ネットリ」していたいや〜
特に表紙!
あれなら、白いまんまの表紙の方が良い
482 :
名無しのオプ:02/05/25 16:13
ばっかやろう高野はサイコーだ。
483 :
名無しのオプ:02/05/25 23:56
私が最初に北村さんの本を手にとったのも
高野さんが表紙だったからだなあ・・・
484 :
名無しのオプ:02/05/26 00:50
しかしレスつかねーな・・・。このスレの
>>5って俺なんだよねw
何と言うか・・・懐かしいよw
485 :
名無しのオプ:02/05/26 01:19
「私」論争は賛否両論でたあげく「好きずき」
って結論に落ち着くしかないものな。
ともかくネタがないのがよくない。新刊出ないの?
>>485 でしょ。一人一人感じ方が違うのは当然だし。
それにしても新刊か。
冬のオペラの続編ってでないのかなあ。好きなんだけどな。
覆面作家の続編でもいいんだけれど、こっちは無理だろうか。
>486
覆面作家はないでしょう。大団円で終了だし。
個人的には「盤上の敵」みたいなヤツ希望。
(間違いなく外出だろうけど、これ元ネタクイーンだよね?一応確認しときたい)
488 :
名無しのオプ:02/05/26 05:37
『冬のオペラ』の続編は(メール欄)で完結、という噂を聞いたことが
あるのですが、残念ながら以降雑誌などに続編が掲載されたという話も
聞いたことがありません。
>>488 かちゅ+メール欄表示スキンで見てるから見えてしまったよ(;´Д`)
ただの噂であることを願う。
491 :
名無しのオプ:02/05/29 00:56
>>489 噂というか北村薫氏自身がインタビューで明かしたことだね、たぶん。
「円紫さんと私」は、(めーる欄)して終わるらしい・・・・何の雑誌の
インタビューで見たのか記憶がすごく曖昧なのでガセである確率高しだが・・・・スマソ
493 :
名無しのオプ:02/05/29 01:38
>>489 マジですか?北村氏、そんオチ暴露していいのかよー。
とりあえず6月には新刊出るっぽいですね。
新刊出たらこの板も活性化するかな。
>492
活字倶楽部のインタビューにありました。
ただ、あくまで当初の希望だったみたいなので
違ったラストになると思う。
「私」の名前は最後まで出せないって言ってるし。
>493
6月の新刊は誌のコラムだし
ミス板では盛り上がらないと思われ。
また、文庫化されるのは大人向け絵本でこれまた同様。
496 :
名無しのオプ:02/05/29 16:18
俺は<<私>>、好きだなぁ。
円紫師匠も、『季刊・落語』の取材受けたりしてるのかな?(笑)
私、『冬のオペラ』を初めて読んだとき、もしかしたらこの作品に
登場する姫宮あゆみが《私》と同一人物かもしれないぞ! と一瞬、
ほんの一瞬だけ疑ったことを告白いたします。
498 :
名無しのオプ:02/05/30 00:20
「私」のラスト。
→ 綾辻の「殺人鬼」に惨殺される。
499 :
名無しのオプ:02/05/30 01:09
>>495 ミステリちゃうのん?
謎のギャラリー文庫化や月の砂漠を〜文庫化や、
もっと新作出してくれよー。
500 :
名無しのオプ:02/05/30 02:22
ようするにネタ切れなのですか?
501 :
名無しのオプ:02/05/31 02:17
>>498 きっと最後まで「いいこ」なんだろな・・・
>500
ネタ切れだと思う。
謎解きの部分では割とアイディア勝負なとこあるし、多作はできなさそう。
ネタが切れた状態で無理やり書かされるよりはなんぼかマシか。
「私」シリーズに触発されて、志ん生の「百年目」を聴きました。
円紫師匠の人柄がますます良く分かった感じ。
>>503 六代目 三遊亭円生の「百年目」もいいと思われ。
506 :
名無しのオプ:02/06/04 15:12
>492
円紫さんって奥さんいますよね??違ったっけ?
夜の蝉までしか読んでないからその後わからないんだけど、
その後何か展開あったのかな?
気になってきた、買ってある「桜の花」読もうっと。
<私>はあまり好きではないんだけど、
日常ミステリーとしてはとっても好き。
でも亜愛一郎の方がもっと好き。
>>506 いますよ。子供も。子供は男の子だったか女の子だったか忘れたけど。
ちなみに桜の花って一瞬新刊かと思ったよ。
秋の花、だろうね。
あ、そうです「秋の花」なんで間違えたんだろ・・・お恥ずかし。
「六ノ宮〜」も買ってあるんだけど一年位読んでないの。
しかし妻子持ちを奪っちゃいけないね。
そういえば友人が「リセット」を読んでボロボロ泣いたと言ってた。
私は全く泣けなかったので「こいつ良い奴だな・・・」と思ってしまった。
509 :
名無しのオプ:02/06/04 16:48
プロポーズをするのは、円紫さんではなく
「レクイエム」聴きに行ったときに隣に座った人ではないの?
510 :
名無しのオプ:02/06/05 02:07
ラストは「六ノ宮の姫君」「覆面作家の夢の家」みたいな
衒学的なヤツなんだろうなあ……
>>506様、507様。
確か円紫師匠のお子さんは、女の子だったと思います。
《私》が円紫さんの家に電話したシーンで声だけ登場しています。
あ、あとアリジゴクを自由研究で観察するというエピソードにも。
512 :
名無しのオプ:02/06/06 02:16
不思議と「円紫さん」はわざとらしくない。
でも、やっぱり汚皮キライ!
513 :
名無しのオプ:02/06/09 01:25
好きとか嫌いとかいうより、つまらない。
>513
禿同!
北村好きな友人が新しいのが出るといつも貸してくれるんだけど、
だんだん辛くなってきた・・・
でも読まなきゃ悪いもんな〜と惰性で読んでるけど。
キャラどうこうより話がつまらん。
515 :
名無しのオプ:02/06/10 18:33
>>513 >>514 つまらないと思うならば読まなきゃいいと思うが。
それにしても好き嫌いはともかく、つまらないと断言…か。
悪いが一応読んだ作品全部挙げてみて欲しいよ。
いや煽りじゃないくて純粋に知りたいだけ。
つまらないと思う人にはつまらないんじゃない?
万人に面白いと言わせられる物語なんてないよ。
自分の求めているものとか、出会う時期とか、
そこからズレていたら心に響かないものだよ。
仮に名作だったとしてもさ。
517 :
名無しのオプ:02/06/11 00:02
私この人の作品読んでも何にも心に残らないんだよね。
読んでるときはそれなりに面白いんだけど
後でどんな話だったか完全に忘れてるみたい。
悲しいけどあまりこの作家とは合わないみたいだ。
518 :
名無しのオプ:02/06/11 00:31
>>514 それは友だちに直接言った方が良いよ。
貸す方は面白いから貸すわけだし
それがありがた迷惑になってるんならどっちも辛い。
北村薫って2ちゃんでは人気ないのかしら。
他のサイトでは好意的〜絶賛が多いようだけど。
貶してるサイトはあまりお目にかかったことがない。
もろ批判してるサイトもあるけどね
520 :
名無しのオプ:02/06/11 01:27
つか「自分に合わん」「つまらん」で埋めるなよ。
具体的な批評ならともかく。
522 :
名無しのオプ:02/06/11 09:53
>521
別に合わないつまらないでも良いじゃん。
なんで書き込み内容までお前に指示されなきゃいけねーんだよ。
ヴァカが!
>518
マンセー風潮だと言いづらいから、裏で本音を吐く
という可能性も…。
>>522 まあお前は荒らし目的だからそれでいいんだろうが。
525 :
名無しのオプ:02/06/12 01:09
わたしも「つまらない」に一票!
526 :
名無しのオプ:02/06/12 02:14
>>525 いや別につまらなかろうがどうでもいいんだけれど。
ことさらに一票なんて言われても。
とまぁ、そんなあなたに「水に眠る」。これ。
>>526 「水に眠る」。初めはミステリだと思ってた。<W
ああいう「オトナ」な恋愛小説は、正直また良く分かんないっす。
528 :
名無しのオプ:02/06/12 22:48
>527
朗読してみると良いよ。
>520
知ってるが、教えんよ。
管理人さんにも悪いし。
ただ、あるってことだけわかってくれればいい
|∀・) ・・・
531 :
名無しのオプ:02/07/01 21:11
さばの味噌煮age
中華三昧age
533 :
名無しのオプ:02/07/16 07:45
言葉選ぶ人だよね。
ミステリ作家には珍しく。
534 :
名無しのオプ:02/07/16 13:05
「月鯖」age
535 :
名無しのオプ:02/07/16 18:10
「私」についてほんとに賛否両論なんだ。ほっとしたよ。
私も「私」苦手でねー。なんかほんと、ああいう子って
いい大学の「社会に出てから役にたたなそうな学科」に
たくさんいそうなんだけどさ(笑)
でもオジサマがああいう清潔感があって化粧っけがなくて
オジサマ文化圏に詳しい、賢い若い女の子が好きってのはほんとよくわかる。
わかるだけに正反対な自分としては嫌いにならざるを得ない。
536 :
名無しのオプ:02/07/17 17:52
俺もお前みたいな奴苦手だもんな。
先日『神戸在住』という漫画を読んでいて、
既視感におそわれた・・・。
主人公の女の子と「私」がかぶって見えてしょーがない。
538 :
名無しのオプ:02/07/17 23:13
>538
アフタヌーンという雑誌に連載されている、
木村紺という作家さんの漫画です。
ストーリーは、神戸を舞台に、
主人公の視点から日常生活に垣間見える叙情的な風景を描く・・・
という感じでしょうか?
主人公が、ショートカット・小柄でやせ形、化粧っけのない美術学生というところや、
恋愛や性に対してスレていないというか、うぶすぎるような印象や、
読書好き・バイト無し・自宅生・隣家の小さな男の子・婚約した同級生などなど
「私」を彷彿させるのですが・・・。
それとも、結構よくあるキャラ設定なのかなあ?
お気に障った方がいらしたらごめんなさい。
>>539 あの作者は間違いなく、「私」の影響を受けていると思う。
541 :
掲示板初心者:02/08/01 00:52
内容に踏み込んだ掲示板が読みたいのですが探してもみつかりません。
<ネタバレ>している掲示板を紹介してもらえませんか?
>>539 目立たないけど、ちょっとかわいい、
萌えポイントのある女の子の典型的な姿じゃん。
そう言えば初期の神戸在住スレでも、
似てるという意見が結構あったような・・・
まあ、今の神戸スレは見る影もないけど。
544 :
名無しのオプ:02/08/01 15:41
北村「さて、小説書くか……。うむ、まず主人公を考えねば。
野郎の一人称なんて書いてもつまんねーし、ここは女だな。うむ。
で、やっぱ女は若さだろ。職業は学生がいいなあ。大学生にしよう。
うむ。女はやっぱ純粋にウブじゃなくちゃな。あとやっぱり、これは
外せないな『女は処女』だろ。やっぱ。女子校出身がいいなあ。
あ、そうだそうだ。読者を騙すために、俺も中性的なPNにしよう。
北村薫なんかどうだ? 逸脱な名前だろ。よし」
>>544様。
> あとやっぱり、これは外せないな『女は処女』だろ。
やはりそうなのでしょうね。『夜の蝉』で、お祭りに
出かけるときの「私」の独白に暗示されているように。
546 :
名無しのオプ:02/08/01 16:19
つうか、スキップや「私」シリーズを読む限り、
北村は処女ヲタで間違いないと思う
しかし、そうなると「私」は25歳(だったよな?朝霧で)で
まだ処女ということになるが?
548 :
名無しのオプ:02/08/01 18:04
北村薫キモイよ〜〜
549 :
名無しのオプ:02/08/02 12:13
男が出来たら、あの話は終わりだろ。
って言うか「ヒロインが必ず処女」って作家は山ほど居るが?
550 :
名無しのオプ:02/08/02 12:59
俺も自作のヒロインは必ず処女だったりする。
しかし、なぜだろう?この気持ち悪さは。同族嫌悪?
551 :
名無しのオプ:02/08/02 16:47
北村が処女喪失後の「私」を書くなんてありえないと思われ
552 :
名無しのオプ:02/08/02 17:53
宮部みゆきの若い頃って「私」みたいな感じだったのでは? と、読んでてたまに思うのですが。
553 :
名無しのオプ:02/08/02 18:01
みゆきタンは永遠の処女です
「私」を具現化したような友人を持っていたので違和感なかったな。
そんな彼女ももう2児の母ですが。
北村薫が大学生だった頃は今の大学生よりも貞操観念が強かっただろうから、
ある意味処女ヲタなのは仕方ないかも。
北村薫がなんかのインタビューで
「「私」みたいな読書家の大学生はいないなんていう感想をよく聞きますが、
私(北村薫)が大学生だったときは「私」みたいな人はそれほど珍しくなかった」
なんて言ってた。
高校教師をしていたとはいえ(高校教師をしていたからこそ?)、
北村薫の大学生観は自分が大学生だった頃のままなんだろうな。
舞台は現代だけど主要登場人物は昭和40年代風というギャップがあるから、
それを受け入れられる人と拒絶する人の違いが出るんじゃないのかなぁ。
おれは違和感なく受け入れられたほう。
だけど、その「私」も社会人になったら(「朝霧」)途端に魅力が失せたように感じた。
556 :
名無しのオプ:02/08/02 21:32
北村は男子校の教師だったから、さらに処女ヲタに磨きがかかったと
思われる。
しかし、さすがに社会人になったのだから恋人の一人や二人つくって
やれよ。我が子(北村の理想女性像)が可愛いのはわかるが。
>556様。
まあ『朝霧』などを読むと、ほのかではありますが「私」の恋人と
しての男性が具体化してきたような。いちおう『六の宮』で簡単に
登場していますけれど。コンサートで隣席になった男性ですね。
558 :
名無しのオプ:02/08/02 23:59
≪わたし≫の話になると必ずそんな女子大生いねーよって論争になるのな。
んなこといったら、他のミステリの登場人物はリアリティあるのかよ。
なんでそんなにリアリティを欲するか分からない。
重要なのは話としての面白さだと思うが。
五年後には欲望と快楽に溺れる「私」がいたりして、、、
561 :
名無しのオプ:02/08/03 00:23
すげーうまい作家だと思う。けど少し気恥ずかしい。
おれの中では、あだち充と同じような位置にある。
どちらかといえば好きだ。
562 :
名無しのオプ:02/08/03 00:26
いやいや、「私」は純潔を守り通すよ。源氏の大君のように。
新作が 読みたい。。。
564 :
名無しのオプ:02/08/04 02:17
私シリーズは当分でない
565 :
名無しのオプ:02/08/05 01:44
ガーん
・゚・(ノД`)・゚・
567 :
名無しのオプ:02/08/08 01:23
処女ヲタ
「わたし」を否定するひとにききますが
じゃあ合コンに毎日出席して彼氏もいてプチ売春なんかもやっている
「わたし」だったらよかったんですか
そんな「私」が落語聞きに行きますかっての(w
「私」はあの物語にふさわしい姿ではある。
…のと、少なくとも文学部にはあの手の娘いるよ。
570 :
名無しのオプ:02/08/08 02:10
大学四年間で色恋沙汰に無縁ってのがすごいよ。
彼氏以前に、惚れる惚れられるのどちらかはあると思う、普通。
>>570 そう思えるあなたは幸せ者の部類に入ってます・・・
うぅぅ・・・・(泣
572 :
名無しのオプ:02/08/08 03:04
>>570 興味がないんだから別になくても不思議じゃない。
そもそも何で物語の世界に【普通】を求めるのか不思議。
どんなぶっとんだ設定だろうと、それを受け入れられなかったら
物語が成立しないじゃないか。
573 :
名無しのオプ:02/08/08 03:20
「私」をいいなと思う男はいなかったんだろうか
いるよ
575 :
名無しのオプ:02/08/08 03:37
あのなあ、北村の願望なんだから文句いうな
北村は処女が好きなんだよ
576 :
名無しのオプ:02/08/08 12:08
〜蝉とかに出てくるピュアな主人公に少し憧れてたから
作者が男だと知ってなんとなく騙された気分になった
>>560 独者 ◆IkUklBz.様。
やっぱり「夜は激しく」なんて言うのでしょうか(笑)。
578 :
名無しのオプ:02/08/09 00:14
スキップ…お母さんが娘のことを忘れたというのに…なーんか爽やか過ぎて
読み終わった時にモヤモヤが残った。親子関係がよくなったのも、心配してるからというよりも
昔のお母さんが本当に嫌いだったんじゃないかと思えて可哀想になった。
教師になったら、頭が女子高生って感じがしないし。練習完璧すぎ。
ターン…いちいちお金払うの、最初のうちだけならわかるけど、いつまでやってんだよって思った。
両方の主人公、気持ち悪かった。
579 :
名無しのオプ:02/08/09 06:50
で、リセットは?
個人的にはスキップがピークだったような気がする。
文章がうまいからドンドン読んでいくんだけど、小手先の芸だけだから作品が平板になる。
だけど、まだ何かやってくれるんじゃないかという期待は持ってします。
自分はスキップからの3部作で醒めてしまったクチ。
「盤上の敵」は面白かったんだけど、まだ立ち直れてない。
どう書いても俗っぽくならないところがこの人の良さだけど、
またミステリ作家としての弱点でもあるかも。
「六の宮〜」や「夜の蝉」(短編の方)の内容だったら、
「わたし」が主人公でぴったりだ思った。
文学的な薀蓄も、少女らしい潔癖さも作品の内容とマッチしてたし。
でも、
「秋の花」での「わたし」の傍観者っぷりが、あまり好きになれなかった。
探偵&助手が事件の傍観者、という作品はよくあると思うが、
この作品だけは、何となく鬱陶しかった。
事件の内容のあまりにも救われなさすぎるところに、
「わたし」がぎこちなく介入しようとして、失敗してるから、
そう感じるのかもしれん。
>>581 おれは「盤上の敵」を読んで、逆に北村薫の限界が見えたような気がした。
この人って、悪意は書けても悪人は書けないよ。
あと、緊迫感に欠ける。
「盤上の敵」で北村薫が書こうとしたのは(メール欄)だと思うんだけど、
これって宮部みゆきも失敗してるんだよな。
584 :
名無しのオプ:02/08/10 00:56
北村はもう終わったでしょ。
リセット以来、小説だしてないし。
書くペースもぐんと落ちた
585 :
名無しのオプ:02/08/11 07:16
小説すばるの筆者紹介に名前を見つけて大喜びしたら
……阪神応援してて腕が攣ったエッセイだった
>584
アンソロジストでも評論家でも全集の編纂でも
何がしか食っていけそうではあるが
587 :
名無しのオプ:02/08/11 17:02
つまり小説家として死んだ、と。
588 :
名無しのオプ:02/08/11 19:25
まだ死んでないよぅ!
589 :
名無しのオプ:02/08/11 21:21
どうせ、アヤツジやノリヅキのように三年に一冊しか
出せなくなるさ(エッセイやとかは別だが
590 :
名無しのオプ:02/08/12 00:09
北村薫を殺したのは誰か?
解いてみろとばかりに和歌が一首。
591 :
名無しのオプ:02/08/12 01:13
北村薫とかけまして、体調の思わしくない老人ととく、その心は、
ネタ切れ(寝たきり)
592 :
名無しのオプ:02/08/12 01:13
「盤上の敵」どーにもヒロインが好きになれなかった……
精神的にかなりアレなんじゃないか?
「私」も苦手だし、どうも北村先生とは趣味が合わないようだ。
あ、でも「覆面作家」のお嬢さんはまあ、お嬢様でいるうちは
そんなに嫌いでもない。
593 :
名無しのオプ:02/08/12 01:39
この人ってまだ学校の先生やってるんだっけ?
594 :
名無しのオプ:02/08/12 01:43
専業作家です。
文壇政治家です。
596 :
名無しのオプ:02/08/13 01:59
本格原理主義者です。
597 :
名無しのオプ:02/08/14 03:19
アンソロジストです。
598 :
名無しのオプ:02/08/14 23:45
処女ヲタです。
599 :
名無しのオプ:02/08/15 07:04
しつこいな。
何でお前はそんなに処女好きなの?
元覆面作家です。
601 :
名無しのオプ:02/08/15 08:32
ターン読みますた
既出だけど漏れも柿崎が死んだ瞬間、泉殺ったかーと思たよ
あと、内なる声の所為とはいえ三十路で処女ってそりゃないだろ
へい、兄くん、ネタバレだ。
603 :
名無しのオプ:02/08/17 09:18
ア、ホント。俺先によんどいてよかった。
それぐらいはいいんじゃね?
605 :
名無しのオプ:02/08/17 19:00
三十路で処女
いるぞ。
別にフツーに暮らしてる。
男も女も、ケッコー周りにいる。
セックスしない人。
606 :
名無しのオプ:02/08/17 19:09
私の知り合いにも一人いるな、30代で処女……
理想高すぎるんだよね。
607 :
名無しのオプ:02/08/17 19:15
まあ「してない」って人がいても驚きはしないなあ。
してるけど好きじゃない人だって珍しくないんだし。
どうでもいいけど「処女」ってやだね、語感が。おっさんっぽい。
三十路で童貞は?
610 :
名無しのオプ:02/08/18 11:24
バージンならいいのか?
613 :
名無しのオプ:02/08/19 04:30
宮本和男age
614 :
名無しのオプ:02/08/19 11:51
あげるのなら何かネタふれ。
615 :
名無しのオプ:02/08/19 12:11
ネタってほどじゃないが、ミステリは万華鏡が九月に文庫化
まんゲ狂?
このままミステリ評論家になっちゃうのかなあ。。。
618 :
名無しのオプ:02/08/20 14:24
ミステリ評論家っていうのは、北村薫にあってるけど、それはそれで寂しいな…。
619 :
名無しのオプ:02/08/20 21:59
この間古本屋で立ち読みした綾辻の対談集で
「いずれカーみたいなガチガチの本格を書きたい」
っつってたので、ちょいと期待してる。
あとなんかの雑誌に連載してる(してた?)のはどうなってるのかなあ?
620 :
名無しのオプ:02/08/20 23:21
で、宮本先生の卒論は芥川龍之介だったの?
佐藤春夫みたいな気がするな。
621 :
名無しのオプ:02/08/20 23:36
今、北村薫は別冊新潮(正しくは忘れたけど)で「わたしのベッキーさん」というのを書いてる。
第4回まで連載終了した模様。
早く本化キボン。
あと、他にも雑誌で何か連載してましたよ。
こちらはミステリではないようでしたが。。。
622 :
名無しのオプ:02/08/20 23:41
>「わたしのベッキーさん」
これはミステリなのか?
623 :
名無しのオプ:02/08/20 23:42
Becky!の宣伝と思われ。
624 :
名無しのオプ:02/08/20 23:50
新潮じゃなくて文春
625 :
名無しのオプ:02/08/21 00:51
「わたしのベッキー」 さんづけはいらないみたいw
別冊文藝春秋なんだね。来年単行本化だそうで楽しみ。
しかし、別冊文春の目次見たらメフィストより魅かれてしまった。
歳か・・・・・
すまそ。
新潮ではなく文春でしたか。
何ゆえ雑誌名より「北村薫」と言う名前があれば過敏に反応してしまうのでw
ごめんなさい。
621のまちがいです。
628 :
名無しのオプ:02/08/21 17:59
寡聞にして初耳。>ベッキーさん
どんな話?ミステリ?
629 :
名無しのオプ:02/08/21 20:41
読んでないからわからんが、たぶんミステリだと思われ
単行本を本格ミステリーマスターズ(だっけ?)として出すようだし
630 :
名無しのオプ:02/08/21 22:18
「水に眠る」が一番好きだなぁ。
この手の小説だったら吉本バナナや江國香織よりも好きだ。
読んでてふと思ったのだけど北村薫って大島弓子好き?
なんとなく世界観に通じるものがあるような・・
読者も好きな人は好きだし、ダメな人はダメっていうところとか。
全く検討はずれだったらゴメン。
632 :
名無しのオプ:02/08/25 05:25
間違えて下げてしまったのでアゲ
633 :
名無しのオプ:02/08/25 06:51
一応書いとくと、北村さん、小説新潮でも連作短編やってるよ。
本は出ないのかな。
635 :
名無しのオプ:02/08/25 18:56
久々に読み返してみた。やっぱりつまらない。
最低の作家。
636 :
名無しのオプ:02/08/25 19:27
>>631 >検討はずれだったら
↑なんですかこれ?
これだから北(略
水に眠るの短編はなんか意味わからなかったよ……
そうか。あれは吉本ばななや江國香織の系列か。
639 :
名無しのオプ:02/08/26 01:47
北村薫は文章がきれいだから、「水に眠る」は「水に眠る」で好き。
でもやっぱり北村薫は、ミステリでしょう。
…最近、評論家と化してきていますが(w
>>636 2ちゃんで誤字を指摘するやつってまだいるんだな
ホントだ。
夏になると増えるよね。
642 :
名無しのオプ:02/08/28 01:31
円紫さんシリーズの「本が逆さまになってる謎」で、
(上手くやったな、こいつ…)と思ってたら、
犯人の精神構造が疑われてた。しかも少し自分に似ていた。鬱。
643 :
名無しのオプ:02/08/28 04:23
誰か「詩歌の〜」の感想きぼん
「盤上の敵」を北村が好きな奴が読んでみろというから
読んだが、糞ツマラナイ。まだ森博嗣の方が面白い。
この作品は紙の無駄。本はもちろん捨てますた。買って損した。
北村好きの奴が盤上の敵勧めるってのもいまいちわからんが、
もしそれだけ読んだのだとしたら、他のを読んでみてくれ。
まぁ薦めるなら、ターンかスキップでどうだろう。
確かに私と円紫シリーズも悪くないが、
最初に薦めるとなればターン、スキップを薦めるね。
647 :
名無しのオプ:02/09/01 01:04
私的には、「夜の蝉」と「六の宮の姫君」を読んでから、北村薫の評価をしてほしい。
「盤上の敵」は、北村作品では異色だから…。
いや、最初は「覆面作家は二人いる」を渡されたんだけど、
内容がぬるいって言ったら「盤上の敵」を紹介されたんだよ。
650 :
名無しのオプ:02/09/01 08:43
644には「紙使う価値がある」と思える地球に優しい本を独自に探してもらうとして、
やっぱりはじめは『空飛ぶ馬』から入るのがよくない?
「織部の霊」を乗り越えてもらえば、あとは最後まで一直線に読めると思うし。
私は「夜の蝉」か「秋の花」のどちらかですね、読んだ事の無い人に薦めるなら。
結局、こういった作品世界を許容できない人には北村薫は楽しんで読めないと思う。
つーか、644はもう北村薫読まない方がいいって。
>まだ森博嗣の方が面白い。
君は綾辻逝人とか読むと良いんじゃないかなあ。
654 :
名無しのオプ:02/09/06 22:56
age
655 :
名無しのオプ:02/09/07 01:48
644よ、君は俺と同じだ。北村は肌に合わんのだよ俺たちは。
俺は「夜の蝉」っていう短編集から読んだが、
とにかく読むのがつらかった。唯一読みきったのは砂糖合戦だけだ。
そして「覆面作家」の最初の奴も読んだ。
もう駄目だった。とにかく文体が・・・・・・
656 :
名無しのオプ:02/09/07 01:56
>>650「織部の霊」の名前があがることって、少ないですよね。
「砂糖合戦」の影に隠れてしまっている感じ。
僕は「織部」好き。充分本格だと思うし。
>>656 「織部の霊」が本格だってのには同意。でも好きになれないのです。嫌いでもないけど。
「日常の謎」だって聞いて『空飛ぶ馬』に手を伸ばした俺に先制パンチを食らわせた一遍だから。
題材が俺の日常から離れすぎてて、まったく興味持てないんだよね。「へー、そう・・・」って感じ。
658 :
名無しのオプ:02/09/11 00:04
>>657 俺の日常から離れすぎてて
確かにああいうことに立て続けに遭遇できる人は少ないかも(w
でも北村薫のミステリを読んでから、何だか理屈っぽい人間になってしまった。
>658
いやいや、そういうことじゃなくて。
「砂糖合戦」とか「赤頭巾」とかならね、「日常の謎」って感じがするのよ。
でも「織部」はね・・・。骨董なんて俺の毎日にまったく関わりがない。
特に謎が不満。盲点つかれたわけでも見落としがあったわけでもなく、
知識がないから解けない謎なんてつまんない。と思う。
で、感想が「へ、そう・・・」になるわけだ。
それ差し引いても、俺のベストは『空飛ぶ馬』だけどね。
660 :
bloom:02/09/11 23:17
661 :
名無しのオプ:02/09/15 03:55
一ヶ月ほど前に「空飛ぶ馬」から入って、現在他の作品を読んでるとこです。
「肉体疲労、食欲不振、発熱性消耗性疾患などの場合の栄養補給」って感じ。
「体質的にあわない方もおられます」みたいな注意書きがありそうで、
迂闊に他人には薦められはしないけど。
662 :
名無しのオプ:02/09/15 12:03
迂闊に人に薦められないって言うのはわかるかも。
1度文章読みにくいってつきかえされたこともあったし。
今は、ある程度自分と同じような感じの本を読んでいるような人だけに薦めてたり。
663 :
名無しのオプ:02/09/15 12:42
文章が合わない、いい子ぶりやがって、興味持てねえ、
という向きは「盤上の敵」に関してはどうなんでしょう。
664 :
名無しのオプ:02/09/15 13:01
>>663 文庫が出たら買いたいくらいにはイイと思う。
ノベルスは買わない。
(前に図書館で読んだ)
665 :
コギャルとHな出会い:02/09/15 13:02
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>>665 こういう現実を許容できない人の現実逃避のツールとして、「私と円紫シリーズ」
はオススメ。
667 :
名無しのオプ:02/09/15 16:37
別に円紫シリーズだけが現実逃避のツールじゃないと思うが。
煽りじゃなくて聞きたいんだけど、そもそもミステリで
厳しい現実を見せつけられたことあるの?
668 :
名無しのオプ:02/09/15 17:06
ミステリ読んでて、現実の方がえぐいって思ったことはある。
神戸とか池田小学校の事件ね。
北村薫のは作風としてある意味現実離れしたとこあるから、現実逃避できるのかな?
そんな大層な事を想定して書き込んだ訳じゃ無くて、単に貞操観念の有無のみを
問題にしていた。
「父親にとっての理想の娘とは」といったところ。
紛らわしかったら、ゴメン。
670 :
名無しのオプ:02/09/16 14:18
俺は小説に限らず、物語ってどっか現実逃避のつもりで楽しんでるよ。
というか「逃避」って違うな。
物語を読むのは純粋に楽しみのためだし、それが「逃避」なら
酒飲むのも、馬鹿話するのも、セックスするのも逃避だ。
「現実逃避」って濫用されるけど、
「逃避」=「快楽」みたいな使われ方してる気がするなあ。
大体物語り読んで「現実と違うぞコノヤロー!」みたいな言い方するのって、
じゃあ「現実と同じ物を教えてくれ」って言いたくなる。
だって文字じゃん!(笑
671 :
名無しのオプ:02/09/18 05:54
昔は現実逃避するために読んでたが、
そしてちゃんと逃避できてた気がするが、
最近は読書中でも現実は忘れられん。ははは。
それは俺もあるな。
だからと言って、あらゆる本に「ツッコミ」入れたりはしないが。
フィクションであると割り切って読んでるって意味ではそうだけどね。
誇張や省略はあるにしろ、北村小説は俺にとってはリアルだよ。
どこにもリアリティを感じない物語なんて、娯楽になり得ないし。
「私」にしても、いわゆる「女子大生」のイメージからは遠いかもしれないけど、
文学部あたりを出てれば、あんな学生が(男女を問わず)ごろごろしてるのはわかることだと思う。
674 :
名無しのオプ:02/09/21 02:41
>北村さん、小説新潮でも連作短編やってるよ。
もう知ってるよって人も多いかも知れませんが…。
北村さんは現在「語り女たち」と言う連載やってます。
今、3回か4回目だったかな?…もっと多いかも。
ただし、ミステリではありません…。
その代わり、一遍ずつのショートストーリなので、読んでいない人は今から読むのもありかも。
「わたしのベッキー」は本になるのを待ったほうがいいと思いますが。
675 :
名無しのオプ:02/09/22 13:14
「私」にリアリティがないって人には、一度「私」を男性に置き換えてみてもらいたい。
落語が好きで、文学が好きで、ちゃらちゃらした遊びが苦手で、頭がよくて理屈っぽくて、
恋愛に対する憧れはあるけど経験はない・・・リアルでしょ?
で、女性にもそういう人はいるんだよ。
リアル談義は収集つかないと思うが。
「私」を男に置き換えようが何しようが、
やっぱりリアリティ感じられない人はいるだろうし。
つか、リアルにこだわる奴多すぎ。
貴方のリアルと他人のリアルは違うのだよ。
それならまったく気にならない。リアリティ「感じられない」のなら。
リアリティが「ない」って言われると、つい一言返したくなる。
「ない」とか断言しちゃう奴を相手にしても仕様が無いよ。
そういう奴は自分の見てる世界が
普遍的であり絶対的だと信じて疑わないんだから。
よって、「感じる」人がいくら力説しようが話は平行線のまま。
相手しなさんな。
679 :
名無しのオプ:02/09/23 10:46
別に今ここにはアンチの人来てないし、少しくらいなら受け答えもいいと思うが?
680 :
コギャルとH:02/09/23 10:47
681 :
名無しのオプ:02/09/23 12:52
「私」ってのは北村薫の理想の女性像って言う人いるけど、
俺は自画像だろうと思う。性別ひっくり返しただけで。
自画像?「私」の行ってる大学は早稲田だと思う(関係なくてすまん)
理想の女性像と、自画像とをごちゃ混ぜにしたキャラだと思っています。
作者が「もし自分が若い女性だったらこうありたいと思っているキャラ」だと
感じていました。
男性としての自分から見た「こういう女性が理想」ってのともちょっと違う、
「もう一つのありえた人生の可能性」を託しているんだろうな、と。
684 :
名無しのオプ:02/09/23 16:20
>>682 ついでに言えば、私が住んでいるのは埼玉県草加市ですね。
_,,. -─‐- .,,_ _,,. -─‐- .,,_
|_____ ___l ┌───┐│___ │
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└─┐ ┌─┘ l二二. │ │ │
! ,! ┌─┘ │┌──┘ │
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,'⌒',│ │,'⌒', l_______l.l l | !_,. ィ
! l│ │! l l ,' | ,!
ゝ_ノ│ │ゝ_ノ |__/. !、_,,. ‐'
686 :
名無しのオプ:02/09/23 16:24
僕はつい最近クソじじいだと知りますた
ショックですた・・・
_,,. -─‐- .,,_ _,,. -─‐- .,,_
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,'⌒',│ │,'⌒', l_______l.l l | !_,. ィ
! l│ │! l l ,' | ,!
ゝ_ノ│ │ゝ_ノ |__/. !、_,,. ‐'
>686
生きろ
>>684 春日部市の周囲のどこかの町だとふんでいましたが?
国道4号線のそば、私鉄のターミナル駅の近くの高校に自転車で通っているという
描写があったように思います。
少なくとも市では無いでしょう、住んでる所を「我が町」って言ってたし。
何かの解説で舞台の考察があったような……
確か、秋の花に出てくる「私」の母校は春日部女子がモデルのはず。
691 :
名無しのオプ:02/09/25 02:28
母校のモデルはカス高(男子高)じゃないの?覆面時代の勤務先なわけだし。
>>684様。
私は『秋の花』などに出てくる記述なんかを元に地図を見たりした結果、
「私」が住んでいるのは埼玉県杉戸町と推理しています。『秋の花』に
出てくる図書館は、春日部市立図書館ですね。
「地元の名物のせんべい」から絞りましたが、甘かったでしょうか?
>>693 「草加せんべい」は全国レベルクラスの知名度だと思うので、広い意味で
「地元」と言ったのでは無いかと思います。
細かい記述を追っていくと、やっぱり春日部市周辺のどこかの町ではないかと。
宮代町・杉戸町・庄和町・松伏町、この四つの町の内のどれか、でしょう。
土地鑑が無いのでこれ以上は絞れませんでした。
東部伊勢崎線沿線なのは確実で、快速に乗って帰るシーンがある。
草加には快速が止まらないので、春日部と見るのが妥当かと。
突然まともな考察スレになったなぁ・・・。
697 :
名無しのオプ:02/09/26 21:59
北村薫は処女好きとかそーゆーんじゃなくて
若い娘を持つ父親のエゴが登場人物に出てると思ったんだけど。
良い事、何じゃないでしょうか? >考察スレ化
「リアリティが有る/無い」「好き/嫌い」みたいな話ばっかりよりは
スレを読みに来る気になれます。
>>698 いや、メチャクチャいいことだと思うよ。
できれば、
>細かい記述を追っていくと、やっぱり春日部市周辺のどこかの町ではないかと
の詳細とかもちゃんと書いてくれるとありがたいな。
>699
調べてみました。前に四つの町の名前を挙げましたけど、どうも宮代町が本命の
ような気がしてきました。
まず「六の宮の姫君」から。
第五章で円紫さんに誘われて銀座で就職祝をしてもらう話が有り、その後二人で
地下鉄日比谷線に乗ります。円紫さんが途中の茅場町で東西線へ乗り換えするので、
日比谷線を北上しているのが伺えます。そしてこの本の最終章では円紫さんに仲御
徒町まで送ってもらって日比谷線に乗る場面が有り、乗ってからすぐに地下を出て
高架に入る描写が有るので、日比谷線から東部伊勢崎線というルートなのは間違い
無いと思います。
次に「秋の花」から。
和泉さんが子供の頃津田さんと二人で、隣の市の会館に出かけて国道に沿って歩いて
帰ってきたという記述があり、これがかなり大きな手がかりになると思います。
春日部市の近くを通ってる道路で国道は16号線と4号線の本線とバイパスの計3本。
会館というのが春日部駅のそばに有る(円紫さんが落語をやった)文化会館のことと
すれば4号線の本線に絞れますけど、位置に関する明確な記述が無いのでこの時点では
まだ絞れません。
終盤で、円紫さんが文化会館の前から「私」の家の近くへ行き、江戸川へ和泉さんを
探しに行く場面で、「家までタクシーで20分」「国道を下り、旧道へ曲がって我が町に
着いた」「江戸川までかなりあり、車で・・・」「出発して五分後に4号国道を突っ切り、
バイパス(4号バイパスの事と思われる)と交差」これらの描写から、あくまでスタートの
文化会館が春日部駅のそばと仮定した場合、宮代町が主人公の住む町だと推測できます。
たしか、「隣の市」が春日部市だと考える根拠となる描写がどこかにあった気がするの
ですが、今回ちょっと見つけきれませんでした。条件的には草加市・越谷市・幸手市でも
上記の記述に合致しない事もないので悩ましいところです。
暇があったら、もう一回読み返して手がかりを探してみるとします。
701 :
名無しのオプ:02/09/27 19:53
>700
あなた凄いですね
702 :
名無しのオプ:02/09/28 05:47
>>700 ストーカーの才能がありそうです。
警察には気をつけて。
>>702 書きながら自分でも「なんか、変質者みたいな感じだな」と思わなくも無かったり。
でも、好きな作家・好きな作品の舞台が何処か知りたいってのは、やっぱファン
として自然な気持ちではあると思うので・・・
私もA.M.さんと同じ杉戸町だと思っていました。
で、その論拠なんですが、
東武本線の路線図を見ると、快速が止まる駅は
埼玉県内では春日部−東武動物公園の二つになります。
ttp://www.tobu.co.jp/train/teisya/honsen.html (東武線路線図)
夜の蝉P196「途中で乗り換え、一時間ほどで大宮の駅に着く。」
(春日部で東武野田線に乗り換えると大宮まで一本)
秋の花P115「東京に向かう快速電車の中で封を切った。(中略)
和泉さんの思い出話にあった隣の市の文化会館である。
驚いている内に電車はちょうどその駅に着き」(東武動物→春日部)
となるので、「わたし」の利用している駅は東武動物公園駅だとわかります。
続く
次に、宮代町か杉戸町かになりますが、
秋の花P26「海でもなく大河でもないが、古利根川がすぐ近くを流れている」
(正ちゃんが家に来たときの描写)
P108「橋を渡って右に折れたところで」(家に帰る途中、オートバイが近づく時の描写)
とあるので、(他にもいろいろありますが)住んでいる場所は杉戸町だと思います。
さらに、北村の小説に「ヨーカドー」の名前が結構出てくるんですけど、
県内の店舗で町内にあるのは杉戸町だけなんですよね。
ttp://www.itoyokado.iyg.co.jp/iy/com/mise.htm でまあ、そんなところから杉戸町ではないかと踏んだわけです。
続く
で、さらに一歩進んで、住んでいる場所はどこら辺になるのかと考えましたが、
空飛ぶ馬P194「二、三年前家のすぐ近くに出来た歯医者」(赤頭巾)
P200「歯医者さんは町役場の裏手になる。」
秋の花P111「この先だろ。向こうの橋まで乗せてやるよ(中略)
ゆっくりゆっくりと次の橋までの数百メートルを走った。」(オートバイに乗せてもらう件)
とあるので、杉戸町役場の近くではないかと。
具体的には、杉戸町清地2丁目あたりかと思いました。
以上、読みにくい長文スマン。
707 :
名無しのオプ:02/09/29 02:49
すごいですね。
関西に住んでるのでさっぱりですわ(w
あー、杉戸町とか宮代町ってこの辺か…。
(地図で確認中)
>>704-706 大変興味深い考察で、参考になる部分が多々ありました。
私も東武動物公園が最寄駅の最有力候補においていたんですが、
この駅から歩いて行ける範囲内の杉戸町内だとした場合、
家から出発して国道4号線を横切るのに5分もかからないんじゃ
ないかなぁ、というのが宮代町を推した理由です。
けれども、有力な根拠とはとても云えないモノなので、杉戸町説に
かなり傾いています。
また、オートバイのくだりを読むとたしかに古利根川がその舞台に
なっているのは間違い無いようなので、これがもう決め手といっても
良さそうですね。
>>707 HR-W5さん。
レスありがとうございます。
私もHR-5さんの「家から出発して5分」というところが気になったので、読み直してみました。
指摘された場所は、秋の花P193ですね。以下引用させてもらいます。
「
飛び出そうとする私に円紫さんが 《 スカートは替えた方がいいでしょう 》 といった。円紫さん
が車の具合を見ている間にジーパンをはき替え、靴もスニーカーにした。
五分後、円紫さんと私を乗せた車は四号国道を突っ切り、灰色に沈んだ道をひたすら東へと急
いでいた。
」
文脈をどう読むかで変わってくるところだと思うんですけど(たぶん正解はない)、
私は「私」が円紫さんに着替えた方がいいと言われてから五分後に車が出発したと捉えておりました。
でも、HR-W5さんの言われるとおり、車で出発してから五分と捉えることもできるので、そうなってくると
宮代町の方が有力候補になってくるんですよね。うーん、どっちだ?
あと、ヨーカードーは県内では大井町店もありました。スマン。
すげーなー埼玉県民
感想は個々人のものだけど、データベースは共有できる。
こういう調査って、下手な感想なんかより遥かに価値があるものなんだけど、
どの作家の「ファンサイト」でも、
著作リストやプロフィール以上のものをまとめているのは稀。
ま、そんなことはともかくとして、個人的にとてもありがたい情報だった。
ありがとう。
関西人の俺には全然ワカランで困るんですが・・・。
713 :
名無しのオプ:02/09/29 16:41
>>712 あなたが707さんだとしたら大変共感でき、
かつ笑えるのですがいかがでしょう?
道産子の私にもサパーリわからんが、何か楽しい。
隣の群馬県民にもよくわからん。
でも素直に感動してしまった。
>711に同意。
>713
イヤ、画像直鈴して欲しいナアって(笑)
私もオートバイのくだりから、ずっと杉戸町だと思ってました。
ただし、700さんも引用されていた秋の花の描写に、
「国道を下り、途中から旧道に折れて我が町に入った」という記述があります。
これは文化会館の隣のデパートから家に戻るときの描写ですが、
このデパートは他の部分での描写からも、ロビンソン百貨店春日部店だと思われます。
ロビンソン近くの国道(四号)はそのまま杉戸町へと通じているので、
杉戸町なら「旧道に折れる」必要はないんですね。
つまり、「旧道に折れて、我が町へ入る」のであれば宮代町が有力になってきます。
うーん、どっちなんだろう(笑)?
717です。連続書き込みスマソ。
自分で「旧道に折れるなら宮代町も有力」と書いておきながら、
「もしかして四号が杉戸に入らないうちに旧道に折れたのかも」と思い直したりもします。
(春日部市内で旧道に折れて杉戸町へ入った、と解釈すれば、
「国道を下り 〜 我が町に入った」という描写と矛盾しませんし。)
やはりオートバイのくだりで「橋を渡って右に折れて」ますからねー。
橋を渡っていなければ、宮代町なんですが。
ああ、どっちだろう・・・。
>>713 うちは712じゃないですよ。
(たぶん712は男性やと思いますが、うちは…まぁ一人称でわかってやって下さい)
ちゃんと埼玉版の地図を見たので、位置関係わかったし。
(父は関東出身だから地図借りた)
今の議論は大変面白い。
今まで、あのシリーズの舞台はどこなんやろう…って思ってたから、
大変参考になります。
>>719 ご丁寧にどうも。
707さんが、はじめは楽しんでたんだけどだんだんつまんなくなってきたんだんったら
おもしろいな、と思ったんですけど、ちょっと残念w
俺は正直絞り込みの過程には興味ないけど
結論でたら面白いと思うし、じゃんじゃんやってください。>探偵さんs
宮代町なのかそれとも杉戸町なのかと言うところで
あれからいろいろ洗ってみたんですけど、確証となるような決定的な証拠は
ちょっと出てこないんですよね。(朝霧だけ手元にないんで、それ以外で)
>>717 おっしゃることはもっともですね。
「車は国道を下り、途中から旧道に折れて我が町に入った。」
これ読むと確かに宮代っぽい・・・
ただ、春日部市内から宮代町に行くなら、普通四号国道は使わないと思うんですよね。
古利根川を一度渡って、もう一度渡り直すという感じになるので面倒じゃないのかなあ。
まあ、こんなんじゃ根拠にもなってないんですけど・・・
あと、この部分に出てきた「旧道」なんですけど、
たぶん旧日光街道のことを指していると思いました。
というのは、春日部あたりで、旧日光街道と四号国道が合流しています。
で、合流したまま杉戸に向かって伸びているわけですけども、
途中「堤根」という所で旧日光街道と四号国道が分岐しているんですね。
(ごめん地図見て)
www.mapion.co.jp/
旧日光街道の方は丁度杉戸町役場の前を通って町の中心部を走り、
また四号に合流しています。だから、この道を通っていったんじゃないのかなあ。
何かいい加減なんで、他を考えてみました。
続く
夜の蝉の中で「私」が「トコちゃん」を誘惑して夏祭りに出かけるという場面があります。
祭りの日を具体的に描写しているところはないんですけど、日曜日であること。
それとP196「それから、八月の初めでも随分虫が鳴くのだな、と思った。」
(祭りの日から一週間後、夜中に姉と会話する場面)
と言うのがあるので、七月の終わりか八月の初めというのがわかります。
で、杉戸と宮代の夏祭りを調べてみたんですけど、
杉戸町の「夏祭り」は七月の土日(今年は7/20,7/21)
宮代町は「みやしろ町民まつり」(今年は8/24土、8/25日今年で19回目)
時期的には杉戸の方が合致するような気がします。
一応、各町のhp↓
www.town.sugito.saitama.jp/
www2.town.miyashiro.saitama.jp/
P161に「大通りに出ると道の両側に、町の観光協会の名の入った赤い提灯がずらりと並んでいる。」というのがあります。
杉戸町〜「夏祭り」 主催:杉戸町観光協会 主管:杉戸夏まつり実行委員会
宮代町〜「みやしろ町民まつり」 後援:宮代町/宮代町商工会/宮代町コミュニティ協議会
ってなっているから、杉戸じゃないのかなあなんて考えたんですが、
やっぱこれじゃつらいな。
杉戸役場の裏にほんとに歯医者があるよってのはだめ?
>704、721
「堤根」で旧日光街道に入ったというのは、実は私も考えました。
ただ「堤根」は杉戸町ですから、「旧道を 〜 我が町へ入った」と矛盾してしまいます。
といっておきながら、「私」は杉戸在住だと思われる箇所を見つけました。
「朝霧」収録の「山眠る」に私が小学校時代を回想するシーンがあります。
「古い図書室の板の間、鉄棒、ジャングルジム、給食」という描写です。
宮代町には四、五年前まで小中学校とも給食がありませんでした。
「私」の年齢から考えると、給食は過去の思い出に入ってこないはず(笑)。
これはもう杉戸町で決定ですね。杉戸には多分給食があるのだろう・・・。
724 :
名無しのオプ:02/10/03 04:03
「ミステリは万華鏡」読了あげ。
725 :
名無しのオプ:02/10/03 04:41
ついに、絞込み完了ですか…。
おめでとう&お疲れ様。
726 :
名無しのオプ:02/10/05 08:42
>>723 しかし、同じ「山眠る」の数ページ後には「もう壊してしまった千葉の家」
と言うのが出てきます。「給食」は千葉時代の思い出、と言う可能性を考えると
また宮代町の可能性が復活しますね。
727 :
名無しのオプ:02/10/06 07:13
せっかくの推理を無にする726がいるスレはここですか(藁
猫丸先輩みてーなどんでん返しだ。
728 :
名無しのオプ:02/10/06 18:04
「スキップ」、「ターン」が楽しめたから「空飛ぶ馬」を買ってみた。
…「母上」がキモイ。
729 :
名無しのオプ:02/10/07 04:33
スキップの学校のモデルが春日部高校なのは周知の事実。
730 :
名無しのオプ:02/10/08 13:48
……そこまで研究するとは、ある意味、神だね。
731 :
名無しのオプ:02/10/09 02:04
覆面作家って言う人が書いた本があったんですがもしかしてこの人(北村薫)が書いたんですか?
覆面作家って言う小説だったんじゃないんですか?
732 :
名無しのオプ:02/10/09 11:25
>>731 多分、別人かと。
北村薫氏が書いたのは、タイトルが「覆面作家〜」ですから。
733 :
名無しのオプ:02/10/10 04:50
「冬のオペラ」のコミック出てました〜。
覆面作家よりは好みの絵なのは良いんですが、
あゆみちゃんがあんまり可愛くなかったです(笑)
あ、椿さんは美人でした。
コミックで読んでも、ラストあたりはグッときました。
734 :
名無しのオプ:02/10/18 05:50
>>733 私も見ましたけど…、やっぱり物足りないかなぁ…。
北村薫氏のあのきれいな文体が好きですから。
735 :
名無しのオプ:02/10/18 06:52
質問なんですが北村薫の「ミステリー通になるための文庫百冊」ってどこで紹介されてるんでしょうか?
736 :
名無しのオプ:02/10/19 16:01
『盤上の敵』文庫化あげ
「盤上の敵」って(メール欄)みたいだよな。
(気をつかいすぎか)
738 :
名無しのオプ:02/10/20 21:15
どこが?
メール欄、っていう構造だけ。
初めに読んだときは「お、あの北村が!」って驚いたけど
再読したらやっぱり主人公の男がいいやつすぎて
「やっぱり北村か」と思った。そういう小説でないのはわかるけど。
740 :
名無しのオプ:02/10/21 22:09
結構独りよがりで身勝手なヤツだと思うけどなあ。
「私」もそうだけど。
一人称単数の小説は独りよがりに見えやすいとは思う。
でも個人的=身勝手じゃあないのでは?
俺はあのくらいでは、身勝手とはおもわん。
内向的だとは思うが。
っていうか、トラウマがある女が結婚したい相手とは思えん。
>盤上の敵
744 :
名無しのオプ:02/10/23 11:41
なんで?
じゃあ(メール欄)された人はみんな一生結婚しないと?
>>745 >>744は主人公の男性に包容力というか魅力が感じられないといいたいのではないか?
(主人公の男は)「トラウマのある女」が結婚したい相手とは思えん。
とおれは読んだが。
>>744 ああごめん、自分が女なので視点がわかりにくい書き方になってしまった。
>>745の言うとおりです。
もちろんトラウマを乗り越えて結婚に至ることもあると思う。
ただこの話の場合、主人公の男がそれほどいい男とは思えん、と書きたかった。
747 :
名無しのオプ:02/10/24 11:49
ああ。でもそれは一人称だからでは?
自分語りで「私」が魅了的に見える事ってあんま無いと思う。
それは周りを書く手法だから。
「私」の起こす行動が、自分が期待する物でないと「おいお前それは違うだろ」
みたいに思ってしまうし。
まあ俺は男だから、比較的納得できる心の動きでは有ったよ。
とはいえ、「盤上の敵」は本当にイヤな小説だったな。俺には。
北村薫みたいな内面を書ける人間のへこみ話はもうたまらん。
宮本輝の「避暑地の猫」以来のイヤな気分だった。
私は「イヤな話」というより、読んでいて「辛い」と感じさせられました。
「秋の花」のオートバイのくだりでちょっとだけ語られた事柄だったけど、
それを真正面から書いたって感じの話だったので・・・
逆に、物語の書き手としては「秋の花」でああいった事柄についてちょっと
でも触れてしまった以上、そういったモノをまったく取り上げずに自身の創作を
行っていくことに抵抗があったのかな、とも思ってはいますけど。
実際、洋の東西を問わず、遙かな過去から現在に至るまで行われ続けてきた
ことなだけに、綺麗事だけで自分の作品世界を完結させ続けることに対して
欺瞞的なモノを感じてしまったのかな、と。
作家が頭の中でバランスを取ると言うこと?
まあそれは作家の姿勢としてはよくあることだしなあ。
あと俺の言う「イヤ」はそっちの「辛い」に近いと思うよ。
あの作風の中では、悪意の描写って、浮くし。
ああいう話は読んだ後ごっつい凹む。
何か一週間ぐらい何もする気がおこらんかった。
盤上の敵、文庫で読んだ。
みんなが残酷残酷ツライツライ言うからビクビクしながら読んだけど
別にそんなに酷くなかった……。北村慣れしてないからかな。
>>750 たぶん、つらいと感じた人は多かれ少なかれ、「私」シリーズの主人公とこの話の
ヒロインとを重ねながら読んだからなんじゃないかと思います。
なんとなく、キャラクターのイメージにかぶるところがあるので・・・
752 :
名無しのオプ:02/10/26 23:44
盤上の敵はなんつーか読後感良かったよ。
やるべきことがあって、それをやる。シンプルじゃん。
六の宮での羅生門の解釈に通じるモノがあるのかな?と思ったけど自信ないので小声で主張してみる。
753 :
名無しのオプ:02/10/27 09:49
>750
なんか、わかる気はする。初北村が「盤上の敵」だったら、わりとふつうに
読んじゃうかもしれない。
やはり、「空飛ぶ馬」「スキップ」「覆面作家」のあの人がこんな話を、という、
いわば「欲目」は、多少はあるのではないかと。
作中に出てくる「悪人」は、他の作家でも書けるかもしれないし。
ただ、やっぱ、友貴子だけは、北村薫にしか書けないよな。そこがオンリーワン。
754 :
名無しのオプ:02/10/30 22:27
なぜか「通販生活」で座談会に出てました。
子供の名前について、です。人選が不思議だ。
756 :
名無しのオプ:02/10/31 09:23
>754
中村うさぎもいたよね。なぜか。
他の対談では筒井康隆に「小学生の化粧ブーム」について語らせたり、
無駄に豪華な雑誌だ。
中村うさぎって通販生活のテレビCMに出てたよな。関係ないけど。
758 :
名無しのオプ:02/10/31 15:47
>753
俺は無いなあ。
759 :
名無しのオプ:02/10/31 15:57
「女性セブン」(11月14日号)に「砂糖でやせる逆転ダイエット」
という記事が載っている。
「私」シリーズの傑作「砂糖合戦」はどうなる!!
760 :
名無しのオプ:02/10/31 19:15
761 :
名無しのオプ:02/11/07 09:10
「婦人公論 11月22日号」の介護特集に寄稿してまつ
北村 薫〈必要なのは、柳の枝のしなやかさ〉
父と母が倒れ、そして私は小説家になった
通販生活いい、やはり今の主婦層に抜群の知名度を誇っているのだろうか?
カチャ
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
\/| y |)
763 :
名無しのオプ:02/11/09 00:48
>盤上の敵
癒される話ではないけど
北村薫はとことん悪人が嫌いなんだな、
と再確認できた作品ですた。
764 :
名無しのオプ:02/11/14 20:26
スキップよみますた。
こんなに面白いとはおもわなんだ。
思いっ切り眼中に無かった作家だったもんで。
>>764 「ターン」「リセット」そして「《私》」シリーズへと進むのをお待ちしております。
私が経験した初読の楽しみをこれから味わうなんて、うらやましい限りです。
>>764 良いすべりだしですね。
うちは、「六の宮の姫君」からでした。
これはこれで、強烈で、北村薫ってすごいと思いましたけど。
……なんていうか「私」シリーズの一作目から読んで、
もっと「六の宮」をじっくり味わいたかった。
今日本屋行って、四六判の「夜の蝉」を見つけたので、
その「著者の言葉」を見てみましたら、
「本書二百十五ページに出てくる折りたたみ椅子は、前作に
出てきたものとおそらく同じですが、」と言ったような部分がありました。
「夜の蝉」に出てくる椅子はお寿司やさんに円紫さんの落語を聞きに行く時に
持っていったやつだ、と言うのはわかったのですが、
「空飛ぶ馬」に折りたたみ椅子って出てきましたっけ?
>>767 何の話か忘れたけど、確か庭でひなたぼっこしたときに出てきたはず。
追記
「赤頭巾」でした。
ハードカバーでは第7章215ページ。
>>768-769 文庫241ページでした。ありがとうございます。
そういや、「著者の言葉」も「前作二一五ページ」と書いてた気も。
この著者の言葉を書いた時には、まだ覆面だったんだよなあ。
771 :
名無しのオプ:02/11/20 21:36
「朝霧」文庫まだあ?
>771
うわ。ホントだ。まだだ。
>>771 創元は大体5〜7年が目安。
朝霧の出版が1998/4だから、最短でも来春か。
では名無しをゲットしておこう
775 :
名無しのオプ:02/11/21 05:27
http://www.eiga.com/special/thering/index.shtml >日本製ホラー「リング」をスティーブン・スピルバーグのドリームワークスがリメイク、
>そのハリウッド版「ザ・リング」が公開週に全米興収第1位の快挙を成し遂げたのはご存
>知の通り。この企画をドリームワークスに持ち込んだプロデューサー、ロイ・リーは、
>さらに2本の日本映画のリメイク権を獲得。 「リング」と同じ中田秀夫監督・鈴木光司
>原作の「仄暗い水の底から」と、平山秀幸監督・北村薫原作の「ターン」がその2本。
だってさ。
776 :
名無しのオプ:02/11/21 09:56
スキップがつまらなかったので、ターンはブクオフで買うことにしますた。
ターン読み終わりますた。
スキップの方がよかったですた。
でも、面白かったですた。
778 :
名無しのオプ:02/11/21 13:36
リセットの文庫まだ〜?
ターンを読んだ当初、無人になった町で買い物をするときにいちいちお金を置いて
いく描写に「嘘くさいなー」という気持ちをけっこう強く持ったんですが、映画化の
際に何処かに載った「元居た世界に帰りたいという祈りを込めた行為」としてお金を
置くシーンを評していたのを読んで「そういう見方もあったか」と膝を打ちました。
780 :
名無しのオプ:02/11/21 17:30
俺は絶対置いていくタイプ。
781 :
名無しのオプ:02/11/21 20:02
自分も続く限りはお金置いていくだろうな。
そんな気の狂いそうなシチュエーションにおいて
「お金を払う」という行為そのものが日常に自分をつなぎとめておく
重石になってくれそうだから。
ハリウッド映画化だと、柿沼関係がサスペンスみたいになって嫌そうだ。
「世界には自分と相手の二人しかおらず、相手は自分をつけねらっている」
と言う状態は確かに充分ホラーだけど。
783 :
名無しのオプ:02/11/21 21:40
遊び心で置くのもありなら、俺も置くと思う。
むしろジュースに1万円払ったりすると思う。どうせ「くるりん」で返ってくるし。
784 :
名無しのオプ:02/11/21 23:29
「盤上の敵」初北村でした。
「悪意」の側を掘り下げて、標準レベルの小説に達するのでは?というのが感想。
>>784 「悪意」を掘り下げたくなかったから、敢えて盤上に見立てたんだと思いますよ。
786 :
名無しのオプ:02/11/22 22:42
作者が掘り下げたくないってなら別にいいけど、まあ俺には興味ないタイプってことだわ。
787 :
名無しのオプ:02/11/22 23:54
(ちょっと小声で言ってみる)
北村作品はエッセイ以外全部(たぶん)読んでマスが、
なぜか「覆面作家」シリーズが一番好きだ。
初北村だったからか?「そうだ、確かにそうだ」と力強く頷いた
大島さんに萌え・・・。
ともさかりえはミスキャストだろう、と今でも思う……
>788
私も!!! ともさかりえはちょっと・・・。
優介と良介が双子じゃなかったのも
納得いかないよ!
三浦理恵子ちゃんはかわいかったけどね。
>>788-789 を読んで、初めてドラマ化していることを知った漏れは逝ってよしだと思いますが、
優介と良介が双子じゃないっつーのはどゆことなんでしょうか?
ドラマでは単なる兄弟になったの?
791 :
名無しのオプ:02/11/24 22:30
「違うぜ、そうぢゃないぜ!」といいながら見てた覆面ドラマ。
ところで三浦さんは何の役でしたっけ?
(真面目に覚えてない、見逃してる回があるのかな?)
792 :
名無しのオプ:02/11/24 22:59
三浦理恵子は編集者役
793 :
名無しのオプ:02/11/24 23:23
>>790 同じく知らんかった。。。
いつやってたの?
794 :
名無しのオプ:02/11/24 23:27
門を一気に駆け抜ける、っていうのは実際にやってみると
ずいぶんチープでつまんない画だなあ、と思いました。
あと「天国的美貌」っていうのはまるっきりイメージできないので、
誰がやってもミスキャストにしか思えないだろうなあ、と思いました。
795 :
名無しのオプ:02/11/24 23:43
ドラマ、もう何年前になるっけ?
双子じゃないってのは、同じ顔の役者さんを用意できない以上、
単なる兄弟になってしまうのも、無理ないと思われ。
ところで僕は、このドラマ(全3話)のうち、3話だけ録り損ねた。
予約録画して後で見ようと思ってたら、台風情報が映ってんやもん(泣笑)
796 :
名無しのオプ:02/11/25 00:06
優介と良介をおすぎとピーコで。
797 :
名無しのオプ:02/11/25 02:56
「空飛ぶ馬」で初めて読みました・・・が、この作者は他の作品もこんなに
甘ったるい感じなんですか?「砂糖合戦」で主人公と落語家が紅茶に砂糖を
入れるあたりから、もうダメ。文体の甘ったるさと紅茶に砂糖を入れるとい
う行為が重なって胸焼け気味。
覆面作家シリーズのNHKドラマ化に関しては、
【www.qzc.co.jp/DORAMA_CGI/DORAMA1.EXE?RECNUM=23293】
などをご参考になるとよろしいかと思います。
配役
新妻千秋:ともさかりえ
岡部良介:原田 龍二
岡部優介:伊原 剛志(ドラマ上の設定は双子ではない兄)
静美奈子:三浦理恵子(原作より美人?)
赤沼執事:宍戸 錠(いい味を出されてました)
左近先輩:黒田 福美
裕福なお嬢様の設定なのに、ともさかりえの演技は何となくチープだった。
変な例えで申し訳ないけど、アダルトビデオのお嬢様ものみたいな感じ?
>>797、甘ったるいですか? 僕は、北村作品の毒の部分を、きついなぁ、と感じますけどね。
実際「砂糖合戦」までしか読んでないなら、もう少し読んでみては?そのうち毒にあたるかも。
>>800 「空飛ぶ馬」は最後まで読みました。
なんだかなぁ・・・という感じ。結局最後までカタルシスは得られませんでした。
甘ったるく感じるのは、地の文が一人称だからなんですかねー。
>北村作品の毒の部分
ってのは、どの辺?
私シリーズは”母上”という単語が出てくるともう駄目
803 :
名無しのオプ:02/11/26 03:02
「母上」ってのは奇妙な言葉ですよね。普通使う言葉でない以上、
ふざけて、というかわざとそう語らせるわけですよね。
なんでそんな事をしたのかが疑問。
あの主人公はもともと、実際のあのくらいの年頃の女の子の実態とは
全くかけ離れているんだから、地の文で軽口叩かせる必要はないと思いました。
《私》って、母親のことは「母上」と表現しているのに、父親の
ことは単に「父」。この違いにあれこれ思いを巡らしたりします。
805 :
名無しのオプ:02/11/27 10:12
「年頃の女の子」という単語に反応して書きます。
若者言葉ってのは勿論、若者にしか書けない。
北村薫は今様でもないし、若者でもないんだから、
「年頃の女の子」の実体と違うのは当たり前だと思います。
て言うかおじさん作家はみんなそうですし。
と言うか、ミステリで若者をきちんと書いている人って、そんなに居ないし。
ミステリという形式に置いてそこは主に読むところじゃないから。
文体が合わない、と言うのならそれはただ合わないだけで、
例えば「つまらない」とか「面白くない」と思っても、
それは作品としての価値云々とは関係の無い所なのではないでしょうか。
後、若者言葉について、
舞城王太郎は好きだな。
でも多分あの人の本は古くなるのが早いよ。
それと、俺も「母上」って言うな。時々だが。
父親に対しては、
「親父」「おーやーじー」「父上」「パパりん」
等様々な代名詞を駆使して彼を嫌がらせ続けてるよ。
弟は俺の事、こう呼ぶし。
「兄者よ」
806 :
名無しのオプ:02/11/27 18:37
リセットよみますた。
三部作すべて読了。
スキップ>>>>ターン>リセット
「私」シリーズで、こいつは読んどけってあります?
807 :
名無しのオプ:02/11/27 19:33
リセットは文庫待ち・・・
そろそろ読みたい。
>>806 一冊だけ読め、と言うのなら賞を取った「夜の蝉」だが、
「夜の蝉」を読む前には「空飛ぶ馬」を読んでた方がいいだろうし、
結局全部読むのが吉。嫌になったら途中でやめるのも良し。
>>801、毒の部分、特にどこと限定してはなかったのですが、…そうですね、
「砂糖合戦」のあの女の子はスルーしてるみたいだから(僕はそこも毒かな、と)
僕が挙げる例ではずれそうですが、同シリーズ2巻収録「朧夜の底」の犯人像とか。
僕自身はこのシリーズは、大層気に入っています。主人公含む女の子の描写が
ツボにはまっているというのも、まあ、あるけど、それだけでなく文章の方も
自分には合っているようで。
810 :
名無しのオプ:02/11/28 01:13
うちも「私」シリーズは肌にあってて大好きです。
でも友達に貸したら、
「これ面白いって思う人はすごくはまりそうやけど、
ちょっとじれったいとこあるから、駄目な人は全然かもな」
といわれました。
……そうなのか?
811 :
名無しのオプ:02/11/28 04:00
「私」みたいな女の子が理想的な女子大生だと思ってる人、
いませんか?
812 :
名無しのオプ:02/11/28 07:43
うーん。
あんなペタンドリックな会話願いsageだ、と思って
六の宮の姫君や覆面作家の愛の家を読んだけども。
分野が合えば理想かも。
813 :
名無しのオプ:02/11/28 10:23
>811
ほんとに、「私」そのものだったら、ぜったい好きになるけど。
ちょっと似てる、くらいだったら、傍目にはたんなる社会不適合気味のオタ子ちゃんかもw
「私」的な素敵な要素をもってて傍目にも素敵なひともいるだろうが、
やっぱり、「私」は、小説の中にしかいないヒロインなんだろうな。
814 :
名無しのオプ:02/11/28 11:05
>810
うちの母親だめだった
「なんで人死なないの」
とかいわれちゃったよ
>>811 やだよ、あんなのw
まあ、話し相手にはもってこいかも。
>>814の母上は「人間椅子」も「鏡地獄」もダメなのだろーか?
北村がクソだってことに変わりはないが
あ、「理想的な女子大生」か。
まあ、あれくらい勉強熱心なのが本来あるべき姿かもね。女子大生に限ったことじゃないけど。
>>810 確かにミステリといえばミステリだけどちょっと違うかもね北村作品は。
俺は芥川が好きで「六の宮」がはじめてのミステリだったんだけど、「これ推理小説?」と思いながら読んでたなあ。
まあ異色な作品だったんだけど。
>>817 > 北村がクソだってことに変わりはないが
いやいやいや。
煽りに反応すんなって。
ここで友達探してんだよ。
ミステリーに対する真摯なところが好感ある
823 :
名無しのオプ:02/11/29 04:11
「秋の花」の真理子って、やっぱりあの真理子さんに再生(?)したんでしょうか?
そうだとしたら、救われるような地獄ような・・微妙だ。
関係ないけど、鈴木光司の「らせん」→「ループ」みたい。
正ちゃんの「ボク」が許せない。
>>824様。
あ、でももう正ちゃんも高校の先生になっているのでしょうから、
もう自分のことを「ボク」じゃなく「吾輩」と言っているのでは。
どの作品でしたっけ、「吾輩」のエピソードが登場するのって。
この板のどこかで、昭和の中期(戦前か戦後かは覚えてない)の女子の
30%が一人称として「ボク」を使ったらしいから、ボクでもよいのでは?
827 :
名無しのオプ:02/11/29 10:56
で新刊はいつ?
盤上の敵で力つきたかな?
830 :
名無しのオプ:02/11/29 13:11
正ちゃんの外見的イメージが掴みづらい。
詳しくかいてあるところ、ありましたっけ?
髪型、背の高さ、セクシー系?ボーイッシュ系?
美人?そうでもない?・・・
えみちゃん以外全員処女
一巻をよく読んだら書いてあるよ。>830
正ちゃんは眉が濃くてきりっとしているんじゃなかったっけ。
835 :
名無しのオプ:02/11/29 17:34
漏れ的にはおジャ魔女のアイちゃん、これ最強。
北村薫<文学・古典芸能に対する博識ぶりをイヤミ無く披露できる好感の持てる方。
私も正ちゃんも、いかにもおっさんが考えた
徹底的に美化された大学生って感じでキモイ。
覆面作家であり続けてほしかったとは思う。
839 :
名無しのオプ:02/11/29 21:43
北村薫に限ったことではないが、「いかにも今時の遊びまわってる大学生」を
描写される方が、読んでて鬱になるがな…<837
840 :
名無しのオプ:02/11/29 21:48
>839
それはそうだ。確かに。
841 :
名無しのオプ:02/11/30 20:14
>>838 初めて写真で顔を見たとき赤塚不二夫かとオモタヨ
842 :
名無しのオプ:02/11/30 20:57
はじめて顔をみたとき
これほど後光が射していらっしゃるおっさんはみたことがないな
とおもった
初めて顔を見たとき、ショックで寝込んだ
844 :
名無しのオプ:02/12/01 00:27
>843
おおっ、本当にいたのね、アナタのような人。
話にゃ、きいてたけど。
やっぱ女(の子)だと思ってたのかなぁ?
845 :
名無しのオプ:02/12/01 00:38
>>844 まあ、期待はしちゃうわな。
覆面でいつづけてもらいたかったのには同意。
男だとは感づいていたけども
覆面で受賞して欲しかった。
男でも…覆面くらいつけとけ!
正直に告白すると、かなり長い期間高村薫と間違えてた
高村薫が男のハードボイルド作家で、
北村薫が女のハートウォーミング作家。
高村薫・・・・・いまだに男だと思つていますが、なにか?
後庄司薫と栗本薫と薫大将と姫野カオルコはどれが男でどれが女だっけ?
851 :
名無しのオプ:02/12/01 12:21
田口ランディは?津原やすみは?
五條瑛は?平谷美樹?
谷甲州は?谷恒生?
854 :
名無しのオプ:02/12/01 14:28
>>843 私も。寝込むまではいかなかったけど
北村氏の本を読むとあの顔がチラチラ浮かんだ。
855 :
名無しのオプ:02/12/01 15:08
この間、就職の面接で最後に雑談で読書の話になり「好きな作家は?」と聞かれ「北村薫です」と答えたら
「高村薫のこと??」と言われ、ついこいつ馬鹿かと表情に出して「いえ、北村です」と答えてしまった
当然、不採用ですた
856 :
名無しのオプ:02/12/02 06:48
>855
可哀想に・・・。正しく「ご縁がなかった」って感じやな。
857 :
名無しのオプ:02/12/05 23:15
ところでみなさんA型ですよねw
A型ですが何か。
B型ですが何か。
860 :
名無しのオプ:02/12/06 06:39
そうは思われないA型ですが、何か。
ところで「かすかに痛い」の解説書いた
「澤木喬」ってだれかの覆面?
若竹の先輩。
本名で作家デビューする前は、創元の解説を本名で書いていまつ。
862 :
名無しのオプ:02/12/06 18:30
>861
ありがとー!著作少ないからてっきり覆面かと。
スマソ。文書めちゃくちゃだった。
> 本名で作家デビューする前は、創元の解説を本名で書いていまつ。
↓
作家デビューする前は、本名(菊池名義)で、創元推理文庫の解説をいくつか書いていまつ。
ああ、やっぱ文章変だ……宇津
864 :
名無しのオプ:02/12/10 15:44
「謎のギャラリー」「ミステリは万華鏡」読んだ
北村薫のこの手の本、今後出てももう買いません
俺は馬鹿なんで彼が取り上げる話題ほとんど知らないしなるほどーっての全くなかった
みんなは読んでて楽しかった? なるほどーってのあった?
865 :
名無しのオプ:02/12/10 17:00
>>864 面白かったよ。
てか、北村薫は評論が上手いとおもう。
866 :
名無しのオプ:02/12/10 19:17
非シリーズの短編に期待したいがあまり書いてないんだよね。
867 :
名無しのオプ:02/12/10 20:29
>>864 禿同
詩の評論は知らなくても楽しめるけど、
ミステリーの批評は、よんでないとさっぱりなので、ちょっと不親切だと思う。
自分で読めってか?
そりゃなぁ。なんていうか、あれだけの本、読むのは無理だぜ...と思った。
868 :
名無しのオプ:02/12/11 00:36
>>864 分からないのが多くて少し鬱になったけど、
これ面白そうってのが発掘できてよかった。
あと北村薫は865の言うとおり評論うまいよな。(編集とかも)
そっちの仕事が多くて、小説が少ない感じはするが。
>>865 北村薫は評論が上手い、確かに上手いってのは俺にも伝わってくる
でも俺にはそのレベルついていけませんとも思わせてくれる
>>867 そーなんだよね
今更、こちらの読書量、実際問題そんな増やせなし
北村薫の評論に目を通さなきゃ辛くならないって結論に達しました
>>868 とにかく小説書いて欲しいですね
俺にとって今のところ外れはほとんどないから
>868
禿同。
「謎のギャラリー」は作品自体が丸々入ってるし
色々読めて面白かったよ。
ただ、気になる本を探しに行っても
絶版になってたりして
なかなか読むチャンスが無いのが悲しい…。
871 :
名無しのオプ:02/12/12 10:08
いま、謎物語読んでます。
この人の本格に対する複雑な思いが伝わってくるんだけど、
やっぱり矛盾してるよ。
本格派を演じているという感じ。
「月の砂漠をさばさばと」を読み終えた。
子供の視点の文章としては、まあこんなもんかな?以前「水に眠る」の中の一編で
キャピキャピ女子中学生(死語)の一人称読んで、「無理するなー!!」と思たけど。
>>871、矛盾って、あったか?
873 :
名無しのオプ:02/12/12 22:16
>>871 北村薫が本格原理主義なのは有名だが?
ていうか、物凄くわかりやすいと思うけど、
どこらへんが矛盾なの?
本格原理主義を主張したり標榜したりする一方で、自分自身のに創作おいては
「本格推理」への拘りよりも、登場人物たちの「人間としての有り様」を描く事に
重点を置いているのが明らかだ、というところでは?
推理としても充分に「本格」しているという意見もあれば、あの程度で「人間を
描いている」なんておこがましい、という意見まであるかもしれませんが、読み手
としての印象としては、やはり「推理」の部分よりも「人間」の部分により力点を
置きながらストーリーを組み立てているように感じられます。
ミステリの殆どは、マネキンみたいな人間描写しかしないしね。
北村薫の思考過程は、俺にはリアル。
街の灯 本格ミステリ・マスターズ
北村薫
文藝春秋
本体予価 1,762円
発売予定日 200301下
予約締切日 2003.01.20
令嬢と女性運転手が活躍する待望の新シリーズ。舞台は昭和初期、上流階級の花村家に女性運転手がやってくる。令嬢の英子は彼女に興味を持ち、ひそかに<ベッキーさん>と呼ぶが・・・・。
本筋とは全然関係ないと思うけど、北村作品の
あだ名ってわざとらしくて嫌。
878 :
名無しのオプ:02/12/18 04:49
「街の灯」は修学旅行に持っていって夜のお供にしようv
同室の子は早寝ばっかりだから。
そういう特別なイベントの時に初読すると、結構思い出に残ったりするんで良いですよ。
後になって本を読み返した時に旅行中の事を思い出したり、旅行の思い出話をしている時に
小説の一場面を思い出したり。
平凡な日常の中で読むと、本の中身がいくら面白くってもそれだけでしか楽しめないけど、
別な思い出が残るような場所で読むと「一粒で二度美味しい」みたいな楽しみが味わえます。
もしかしてハードカバー?
ウチにはそんなでかいモン置くスペース無いよ・・・。
>>880、文庫ではない。でもハードカバーとも言えない。ソフトカバー。
まあ、単行本って言やいいんだが。
882 :
名無しのオプ:02/12/20 09:56
高くて良いから文庫にして欲しい。
寝ころんで上向いて読むと重いし、つい顔に置いて寝ちまう。
883 :
名無しのオプ:02/12/25 19:56
北村薫さんは太宰治をどのように評価されているのでしょ。
「スキップ(?)」を最後まで読めませんでした。イライラして。
高村薫さんにもイライラします。なんでだろ。
884 :
名無しのオプ:02/12/25 20:04
北村=男の理想とオナニー
高村=女の理想とオナニー
だから。
今日は《私》の誕生日だっけ?
>>885 そうそう。
あの頃は、漏れの方が「私」より年下だったんだが(w
今更思い出したけど、1月1日も正ちゃんの誕生日だったっけ。
炊飯器の真ん中からご飯をよそう、おおざっぱな性格の彼女が好きでした。
几帳面であれこれ考えてしまいがちな「私」と良いコンビだと思ったよ。
888 :
名無しのオプ:03/01/13 23:43
下がりすぎなのでage
正ちゃんの誕生日は1月1日〜1月7日のどの日かではなかったっけ?
私も正ちゃんのあのさっぱりした性格が好きだった。
889 :
名無しのオプ:03/01/14 00:36
たぶん3日までと言っていた気が。
890 :
名無しのオプ:03/01/14 01:20
>>889 有力なのが1月1日、2日、3日で遅くとも7日までだったと思うのですが……。
1日だったような・・・
ところで、今年こそ「朝霧」「リセット」
文庫化して欲しい。まだ未読な俺が可哀相(爆)
いい加減あきらめてハードカバーかな。
書店でつい手が出そうになるけど。
図書館にもあるんかな?でも返すのがなあ・・
おんなじ内容(解説や後書きはどうか知らんけど)なら
省スペースがいいし、軽い方がいいしな、安いしなー・・(ぶつぶつ・・)
正ちゃんの誕生日さらすのって、ある意味ネタばれのような気が。
俺も文庫化キボン。
ハードカバーでかくて置いとくのが嫌なのじゃ。
どのみち挿絵もないし。
だから
>>888 -
>>890 は
分からない降りをなさってたんか!
そうとは知らず・・・申し訳無し
そういえば正は5画なんで5月じゃ
なかったかな???
折原1のファンレターは読みました?
(^^)
「街の灯」読了。まあ、こんなもんか・・・
898 :
名無しのオプ:03/02/02 04:15
>>897 んー、でも、探偵役が探偵でなくて、
ワトスン役がワトスンでないような
スタイルはちょっとおもしろかったよ
899 :
名無しのオプ:03/02/02 17:08
新作出たのにこの閑散振り。
北村ももう過去の人か。
bk1の書籍売上(2/1付)は
全書籍No.1だし、単に2chネラーの
嗜好に合わない作家なんだろう。
901 :
名無しのオプ:03/02/02 20:40
なんて寂れてるん・・・・感想きかせろ
僕は文庫待ち。
おれはブックオフ100円コーナー待ち
みんなヒドイよ!
とかいいつつ図書館待ち。
905 :
名無しのオプ:03/02/03 17:04
「円紫さんと私」のシリーズ、たぶん最終巻のラストで
「私」の恋人なり旦那なりが出てきて、彼女の名を
作中初めて呼んで終わり、なんだろうなという妄想はガイシュツ?
なんかのインタビューで
シリーズ開始当初はそういうラストも考えてたとは言ってた。
今は「私」の名前がどういうのであっても
「自分のイメージと違う」と感じる人がいるだろうから
おそらく名前は出さないと思う、とか。
>>906 「街の灯」のインタビューに
「覆面作家の頃には、最後になって《私》の名前が《薫》であったか、ということになって終わり、
というのも考えていたが、今となってはそれはもうできない」とあるね。
北村薫の書く女性は、現実にはない清楚感があるなぁ、といってみたり。
ベッキーさんにしろ英子にしろ道子にしろ、そして「私」やあゆみや真理子にしろ。
同じ女性として理想(憧れ)ではあるが。
ミステリとしては全盛期時代には及ばないかなぁ……。
それでもまだ、続きを読みたいと思わせる力はあった。
私は、《私》の名前は「貴美子」とか「希実」とか「喜美恵」とか、絶対に
「きみ」って音が入るに違いないと推理していたことがありまして。
そんでその推理の根拠というのが、正ちゃんが《私》のことを「キミ」って
呼んでいるからという、もう円紫師匠に笑われそうな理由だったりします。
>>909 森が好んで使いそうな叙述トリックだな。
新刊、ホントに出てるのかー!
って言いたくなるくらいに見かけない。
都心の大きな本屋に行けばあるんだろうけど、ウチの近所では入荷数が少なかったのか
どうか、とにかく全然店頭に並んでないっす。
…ビデオの形式?
>>912 私のハンドルの事でしたら、そうです。
考えるのが面倒だったんで、自分ちのビデオデッキの型番にしました。
すげー推理だな。
つか、よくわかったな(w
916 :
名無しのオプ:03/02/10 11:14
北村せんせはおもしろくて、人間も描けてるが、何かもの足りない、と思う。
特に、円紫さんシリーズとか。もう少し悪くいうとなんかうそくさい世界なん
だね。道徳の教科書みたい。スキップの時も思った。
外記猿聞きたい。
>>914 タンテイですから(w
ところで街の灯、ミステリとしてはちと弱かった気がするけど、
資料を駆使して時代を書こうとする傾向が今回も健在だね。
俺は結構好き。
919 :
名無しのオプ:03/02/13 17:23
発売中の「猫の手帖」に愛猫と一緒に載ってます。
3Pくらいかな?
猫は名前忘れたけど、アメショーのブラウンタビー。
可愛い子でした。
920 :
名無しのオプ:03/02/13 20:58
「ニッポン硬貨の謎」いよいよお目見えらしい。
921 :
名無しのオプ:03/02/13 21:35
922 :
名無しのオプ:03/02/13 22:17
2、3日前のワセダミステリクラブのページ。もう消えたかも。
創元推理の後を受ける雑誌に連載されるらしい。
街の灯? チャップリンか?
>>923様。
そうそう、ラストシーンで盲目の少女が主人公の手を握って
「あなたが蜘蛛だったのですね」(←って全然違う)
>919
本屋で読んできますた。(本屋さんごめんなさい)
猫タンの名前は「ゆず」、男の子ですね。
そういえば、「リセット」が出た頃の小説新潮にも一緒に出ていたような。
926 :
名無しのオプ:03/02/15 22:12
新刊やっと読んだ〜
やっぱり北村薫はツボだなぁ(苦手な人は受けつけないだろうけど)
話のテンポとか語り口とか、今回は時代設定も!
北村作品は、イイ子過ぎるだの偽善者っぽいだの、今時こんな奴いないよだの、
言われる事がありますが、
私はこれをファンタジーだと思ってる
そして、その世界をいとおしいと思ってるさ
ベッキーさんは、シリーズになんのかな?
>924
最高!!!
街の灯、さっき買ってきました。
楽しみです。
でも、「私」シリーズの新作が読みたい・・・。
>>921様。
『創元推理21』にも宣伝が載っていました。確か『50円玉20枚の謎』に
北村薫が挑戦した作品と聞いたことがあるので今から楽しみです。
「街の灯」読みました。
手練れだなぁ、とは思いつつも読んでもあんまり心揺さぶられる感じは無かったなー。
やっぱり自分的には「秋の花」「六の宮の姫君」が二つそろってベスト作品で、
それ以外の作品はあんまりノリ切れないのが多いです。
「盤面の敵」には心を動かされたけど、読んでて辛い気持にさせられたので好印象は無いし。
上記の2作は今でも旅行に出かけるとかの電車の待ち時間とかで大量の空き時間が
予想される時によく鞄に入れてる。文体や内容が波長に会うから繰り返しの再読に
いくらでも応えてくれる。
盤上の敵は読んだことさえ忘れたい。
北村が遠回りに書くとなぜああも痛々しいんだか……
私も「盤上の敵」は1回読んだきりで封印。
「私」が、芥川の「蚊柱」の句を読んで、思わず本を閉じてしまった時
の気持ちが分かったような気がした。
2時間サスペンス向きな小説では、どんな設定で人が何人死のうと
平気で読んでいられるのに、北村作品で人が死ぬときってものすごく辛い。
あぼーん
↑ ネタバレになってしまったー!
これから読もうと思っていた方、本当にスマソ。
いや人が死ぬのは一向に構わんのだが。
死ぬのは。
>>933 ネタばれになったと*本当に*考えていて、
なおかつ他の住人に*本当に*すまないと考えているのなら、
自分でレス削除依頼するくらいのことはしてくれ。
冬のオペラの続編まだぁー?
北村先生曰く、
名探偵は最後「場末のアパートで野垂れ死ぬ」そうだが。。。
938 :
名無しのオプ:03/03/13 23:25
私は25にもなって処女ですか?
ではあなたは(メール欄)される私がお好みですか?
>>939様。
そのときは後部座席にいるトコちゃんが《私》を
守って……くれたりしないんだろうな。
……削除依頼されてないのか?
行ってくるぞ。
943 :
名無しのオプ:03/03/18 11:09
AMさんはこのスレに結構たくさん書き込んでいますね。
北村ファソなんですか?
>>943様。
はい。北村薫はお気に入りのミステリー作家の一人ですので。
といいつつ《時》三部作を読んだことのない読書歴に偏りのある私。
945 :
名無しのオプ:03/03/19 22:08
図書館で街の灯の予約の順番がやっとまわってきますた。
ターンのビデオ、見ますた。
牧瀬里穂の演技はわざとらしいが、
北村薫の描く女性像にはある意味良く合っていた。
けど、泉役の人(歌舞伎の中村某?)はチンピラにしか見えない。
もう少しマシな人選もあったろうに・・・
あと牧瀬の意外な胸の大きさに結構目を奪われちまったw
>>946 目を奪われたんは、どんなシーンでつか?
>>947 あちこちの場面で結構ゆさゆさしてるので、どこが凄いとかは無いが、
しいて言えば、くるりんの最初の夜に、鍵締めに走りまわるとことか、
雨にうたれる所とかかな。
いや、全然たいしたこと無いんだけど、
自分の中で森真紀=貧乳のイメージだったし、
牧瀬里穂も貧乳だと思いこんでたから、印象に残っただけw
さあ次の君がスレを建ててくれ。
いやむしろ建築して熊野建設。
どういういみ?
「五人の王と昇天する男達の謎」が出たのに
話題にもなっとりませんな。
952 :
名無しのオプ:03/04/06 12:16
スレ立て早すぎ。ペース考えたら990過ぎてからでも間に合うだろうに。
レスが980を超えたら自然にdat落ちします。
これくらいで良いのでは?
確かに早い。
980で充分だと思う。
まぁ、でも、乙。
「円紫さんと私」シリーズの「私」、
リアリティがないとは思わない。
「私」をとりまく人たちのほうが不自然さが気になる。
なんかいい人ばっかりで。
傲慢で我儘で権力だけは持ってる老大家の担当になって苦労させられる展開きぼん。
まあ、「私」もどうかと思うが、それ以上に正ちゃんに萎えるとは思う。
学生時代ならともかく、社会人があんなにナイーブでいいんだろうか。
しょっちゅう殺人とか強盗とか凶悪な犯罪事件にまきこまれ
人間の心の弱さ醜さをしょっちゅう見せつけられながら、あんな性格してたら困るけど、
日常の謎を解くだけだから、「私」も千秋も、あれでいいんじゃないの?
しかしまあ
中年男性の作家が少女を主人公にした小説を描き、
それにリアリティがあるかないかが議論の対象になること自体、めずらしい。
そう考えると、やっぱ北村先生すごいわ。
社会人であっても、あれくらいのナイーブさを持った人は居なくもなさそうな気がする。
もちろん、極めて希な、ごくごく少数の人ではあるだろうけど。
性的な視線が自分に向けられることを忌避し、そうした事態に陥る・巻き込まれることを
徹底して避けるような行動を取る人も居ない訳ではないから。
うめ
うめうめ
うめうめうめ
うめうめうめうめ
うめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめ
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うめうめうめ
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うめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
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うめうめうめうめうめうめうめ
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うめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
うめうめうめうめうめうめうめうめうめうめ
梅!
優良スレッドの960番以降とかけまして、
春の鶯と解きます。そのこころは(メール欄)
(^^)