1 :
名無しさん:
どうやって読めるようになったんですか?
いろんなところで面白そうな海外の小説を教えてもらったのですが
特にカタカナ人名・地名が障害となり、なかなか手が出せません。
やはり数をこなすしかないのでしょうか?
でも、慣れないうちに名作と呼ばれるものを読んでその本を面白く
感じることができないってのは避けたいなあ。
1さん、貴方は馬鹿なのです。
無理して小説を読む必要はありませんよ。
2さんに賛成。
4 :
雨水:2000/05/05(金) 20:23
登場人物が少なく、文体の読みやすいモノから読まれたらいかがですか
アイリッシュの「幻の女」
ゴズリング「逃げるアヒル」
キング「ミザリー」
等は比較的とっつき易くかつ面白本だと思いますが。
5 :
どうしても海外モノ読みたいんだったら:2000/05/05(金) 20:41
一度観た映画のノベライズ読み漁ったら?
イメージつかみやすくて読みやすいんじゃない?
6 :
天然八歩:2000/05/05(金) 21:17
古典は読みにくいものがありますよね。
「Xの悲劇」みたいに冒頭でやたらに沢山の人物が登場するのとか、
ヴァン・ダインみたいに小説そのものが下手な人とか…
無理して読む必要は必ずしもないのですが、つまらないのを我慢して
読んでると、あるところから急に面白くなったりすることがあります。
ヴァン・ダインでいえば「僧正」「グリーン」「ケンネル」がその
パターン。
7 :
あと:2000/05/05(金) 21:40
クリスティも冒頭で大勢出てくるのが多いね。
○○大佐だとか××医師だとか△△夫妻だとか。
地名にしても全部分かるにこしたことはないけど、曖昧なままでも
大丈夫だよ。まあ4さんの言うように、主要登場人物が少ないものを
読んでみれば?
8 :
名無しさん:2000/05/05(金) 22:42
早川や創元推理文庫は最初のページのほうに登場人物一覧が書いてあるから、しおりを挟んでおいていちいち確認しながら読んでいけば理解しやすいと思う。
9 :
名無しさん:2000/05/05(金) 23:45
文庫の登場人物一覧は善し悪し。
あれで犯人がある程度限定できるもの。
でも、限定できた方が読みやすいかもしれない。
あと、映画(ビデオ)を見て原作はいいかもしれません。
4さんの上げている後2作は映画になっているし。
10 :
日本の小説のほうが:2000/05/06(土) 01:41
人名とか地名とかの読み方がわからなくてイライラします。
全部ルビふってほしいです。
11 :
名無しさん:2000/05/06(土) 01:50
キース・ピータースンの「暗闇の終わり」から始まるウェルズ
シリーズは、キャラがたっているからよみやすいのでは。
同じ著者でアンドリュー・クラヴァン名義の「真夜中の死線」とかも
お勧め。ミステリーというより、ハードボイルドだけど。
12 :
名無しさん:2000/05/10(水) 17:03
俺は逆に最近読めなくなってきたんだよね。
体力不足かな・・・。
13 :
名無しさん:2000/05/10(水) 17:29
1.いっきに読むこと。ブランク空くと、忘れる。
2.忘れても気にしない。面白ければもう一度読めば良い。
3.なんなら、ちいさな紙に登場人物を簡単にメモしながら読む。
こんなもんかな。実際自分もその傾向あるし、友人でも
カタカナ苦手で、翻訳物をパスする人がいる。
面白いものあるから、是非チャレンジを。
14 :
名無しさん:2000/05/10(水) 21:19
いろんなご意見ご忠告ありがとうございました。どうやら映像化しているものから読んでいくとわかりやすそうですね。
そういえば、「薔薇の名前」は映画だけ見たけれどどうやってじいさんが塔から抜け出したのかさっぱり分からんかった。まずはこれでも読んで謎を解明してみようかな。
15 :
名無しさん:2000/05/10(水) 21:39
>14
悪いことは言わないから、『薔薇の名前』はもう少し後に取っておいたほうがいいでしょう。翻訳慣れしていない人には一番キツイ種類の小説です。
(って言うか、14読んで思ったんだけど、このスレ全体がネタなの?そうだったらごめん)
16 :
名無しさん:2000/05/11(木) 14:11
登場人物よりも、
長さや速さの単位がインチとかヤードとかマイルとかになってるのは、どーもピンとこないので、翻訳段階でcmやkmになおしてほしいね。
17 :
11:2000/05/11(木) 20:08
>14
『薔薇の名前』はネタだと思うが、ピータースンは
読みやすいんだよ〜。アイリッシュ「幻の女」を今更
読むくらいなら、クラヴァンの「真夜中の死線」を
お薦め!
18 :
名無しさん:2000/05/12(金) 17:01
>16
気持ちは分かるけど、それやっちゃうと外国映画を日本語吹き替えで
見るような感じがするよ。せめて、カッコ書きの注釈でお願いしたいな。
ところで、1ヤードは何メートル?
19 :
名無しさん:2000/05/12(金) 19:05
「幻の女」って今更かあ、くすん
20 :
ようものずき:2000/05/20(土) 22:40
バークリー「試行錯誤」など、アイルズ「殺意」などは、
読み易くて面白いのでおすすめです。
21 :
名無しさん:2000/05/22(月) 18:58
>18
1ヤード=約0.9メートル
だよ。ちなみに
1フィート=約30センチメートル
1マイル=約1.6キロメートル
1インチ=約2@`5センチメートル
1ポンド=約450グラム
国によって数値が違う単位もあるけど、これぐらい覚えとけば
小説読むのに、単位で混乱することはないと思う。
日本でも時代小説の尺貫法なんて若い人間には判らんだろうし
22 :
名無しさん:2000/05/23(火) 05:41
>21
横溝正史の人形佐七ものに「風速50メートル」というセリフがあったぞ。
23 :
名無しさん:2000/05/23(火) 14:03
菊地秀行のチャンバラものには「ふもとまで1時間」ってのが
あったような気がする。
24 :
チャンドラー:2000/05/23(火) 22:15
なんか分かりやすいと思うけど・・・。
というか、私の場合最初のミステリが海外物だったかも。
25 :
名無しさん:2000/05/24(水) 00:28
小学生の頃に
ジュブナイルのホームズ→新潮文庫のホームズ
→創元推理文庫・ハヤカワ文庫 と来ちゃったので
いつ読めるようになったかと聞かれてもなあ……
26 :
タコ>25:2000/05/24(水) 01:38
私も似たようなもんです。
間に「赤毛のアン」とか「トーマの心臓」とかが入りますけど。
やはり慣れるより仕方なさそう。
27 :
名無しさん:2000/05/24(水) 03:40
「薔薇の名前」の映画って小説とはかなり別物では。
んー、海外小説の翻訳の出来ってバラツキがないですか?
とりあえず店頭で手にとって中の文体が読みやすそうか
チェックして見るとか…ダメかな?
28 :
おーぱ:2000/05/24(水) 10:30
あのね横スレだけどね扶桑社のエルロイの翻訳でね
『対抗文化』って言葉が出てきたんだけど
どう思う?カウンターカルチャーってもう
訳さんでもええのではとおもたよ.
で,海外小説を読めるようになるために。
まず人が少ないもの、
あるいは、おんなじ人がずっと出てくる物を
しばらく読めばどうでしょうか。
87分署とか。
29 :
逆に:2000/05/24(水) 12:07
キャロン・G・ハートあたりの、登場人物は多いが文章が平易で
読みやすいもので訓練するという手もあるかも。
30 :
名無しさん:2000/05/28(日) 14:59
俺は登場人物の心理描写に違和感を感じる…
だから日本のしか読んでない。
ストーリー、発想には面白そうなの多いんだけどね。
31 :
名無しさん:2000/05/30(火) 01:10
訳されたのがいつかってのも重要ですよねぇ?
訳者注の( )がやたら多くて読むペースがつかめない・・・・
超有名古典なら、いろんな出版社から出てる中で
一番最近に訳されたものを読んでみるのがいいかな〜
32 :
名無しさん:2000/05/30(火) 02:37
わたしも最初がアイリッシュからだった。
海外の小説を読んで面白いと思ったことは1度も無い、なんか違う。
因みに今までで読んだ海外小説は...
[死者との結婚 - ウイリアム アイリッシュ] 多少は楽しめた
[ミザリー - スティーブン キング] 長すぎるけど、多少は楽しめた
[友は永遠に - ルース レンデル] 途中でリタイア
[ブラジルから来た少年 - アイラ レヴィン] 途中でリタイア
34 :
名無しさん:2000/06/01(木) 12:20
90年代の傑作スレで誰かも上げてるけど、
リチャード・ノース・パターソン『罪の段階』(上下)新潮文庫
はいかがでしょう?
Love boom boomさんがあげられているのとタイプが違うので試してみられては。
法廷ものですが、登場人物の造形の素晴らしさとストーリーのおもしろさ、
翻訳の良さで読ませます。
肌に合わなかったらごめんね。
35 :
名無しさん:2000/06/01(木) 12:53
「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ
「薔薇の名前」ウンベルト・エーコ
「羊たちの沈黙」トマス・ハリス
「あなたに似た人」ロアルド・ダール
これらを全部読んで、一つも面白くないのなら仕方ない。
ま、「海外のはつまらない」という思い込みが先行しているっぽいので、
勧めても無駄かもしれないが。
36 :
海外ミステリ好きだけど:2000/06/01(木) 13:20
ごめん・・・「羊たちの沈黙」以外はどれもあんまり好きじゃない・・・
私の好みがちょっと子供っぽいのかもしれないけど。
因みに自分は[異常心理]物とか[サイコサスペンス]とか[ホラー]が好きで、
小池真理子とか西村寿行とか京極夏彦の小説が好きなんですけど、
34と35が挙げてる小説はどんな感じの小説ですか。
因みに推理小説なら京極夏彦 or 島田荘司の[異邦の騎士]級じゃないと読む気になりません。
あと小池真理子が薦めてる[パトリシア...]って作家の小説はどんな感じですか。
35の挙げている小説を、京極&島田と比べるのは
無謀だと思うが・・・。
「パトリシア」ってコーンウェル? ハイスミス?
39 :
名無しさん:2000/06/01(木) 18:16
小池真理子が薦めてるんならハイスミスだろう。
40 :
>37:2000/06/01(木) 19:04
だったらやはり「羊たちの沈黙」かな?
同じ作者の「レッド・ドラゴン」の方が訳は読みやすかったような印象があるけど。
パトリシアだったかパトリックだったか......。
それで、羊達の沈黙とレッドドラゴンはどんな感じの無い様何ですか?
あと罪の段階も。
42 :
名無しさん:2000/06/01(木) 21:27
羊たちの沈黙とレッドドラゴンはどっちもサイコ・サスペンスです。
罪の段階は法廷もの。ちょっと人情もの臭いところがあるから
Love boom boom さんの趣味じゃないかも。
翻訳物を普段あまり読み慣れてられないなら、訳文の堅い羊より
ドラゴンの方が多少読みやすいかな。
ストーリー的には羊の方が面白いと思うけど。
43 :
>42:
そうですか、でも1年間以上海外小説読んでなかったからドラゴン or 羊たちの沈黙今度読んでみます。