1 :
さる:
ってないですかねえ。
ホラーでも、ミステリでも。
「リング」は読んだ。「黒い家」も。
「ぼっけえ、きょうてえ」も読みました。
ほかに何かおすすめの怖い小説があれば、教えてください。
海外ものでもOKですが、モダン・ホラーは怖いとは思えません。
2 :
天然八歩:2000/04/15(土) 14:41
友成純一なんていかが?
3 :
さる:2000/04/15(土) 15:22
>天然八歩さん
ありがとうございます。
どんな小説を書かれている方ですか?
4 :
名無しさん:2000/04/15(土) 16:21
>3
怖いてゆーかグロい小説
5 :
さる:2000/04/15(土) 16:39
>4
ありがとうございます。
グロいのかぁ。
「天使の囀り」なんかはグロかったけど、好きだったなあ。
でも、やっぱりゾ〜っとするような怖さのが欲しいんですよねえ。
6 :
天然八歩:2000/04/15(土) 18:30
それなら都筑道夫の短編はいかが?
「阿蘭陀すてれん」「17人目の死神」「悪魔はあくまで悪魔である」
7 :
名無しさん:2000/04/16(日) 02:09
ウォルポール「銀仮面」
谷崎潤一郎「途上」
筒井康隆「乗越駅の刑罰」
すべて短編ですが・・・おすすめです。
8 :
短編:2000/04/16(日) 02:39
曾野綾子「長く暗い冬」
9 :
名無しさん:2000/04/16(日) 04:13
馬鹿にされるかもしれないが、京極夏彦のデビュー作を何気なく読んだときは、
怖かった〜、トイレに行けなかった。
それとウォルターズの「女彫刻家」には底冷えがした。
10 :
"猿"の惑星:2000/04/16(日) 05:04
筒井康隆「テレビ譫妄症」「走る取的」
キング「霧」
11 :
>2:2000/04/16(日) 06:49
友成純一はシロウトさんに勧めちゃダメだろ。
12 :
名無しさん:2000/04/16(日) 18:28
俺も俺も>9
最初、京極夏彦の小説、ミステリと知らずに読んで、怖くて夜便所に行けなかったな(笑)。
狂骨から読んで、首切られる流れの部分が怖くて…。
解決部分も怖くて。(今となっては普通のトリックだが…)
ついでに京極堂も怖くて。
13 :
名無しさん:2000/04/17(月) 16:13
小池真理子の「墓地を見下ろす家」がむちゃくちゃ怖かった…。
14 :
名無しさん:2000/04/17(月) 20:36
小泉喜美子「血の季節」
推理小説と思わせておいて実は・・・。
15 :
さる:2000/04/20(木) 21:49
みなさまありがとうございます。
ピックアップしながらよんでみたいと思います。
16 :
SFも書いてる:2000/04/21(金) 01:01
ダン・シモンズ
の殺戮のチェスゲームは結構良かった。
分厚いけど。
世界幻想文学大賞には外れがないんじゃないかな。
他のスレッドでつるし上げられてるけど、
こういうの読んで「大笑いしましたが」とか書いちゃうところが
大森望の嫌いなところ。とパラフレーズを駆使して、飛び火させてみたり(笑)
17 :
名無しさん:2000/04/21(金) 16:11
どんなミステリーよりも怖かったのは
「ホットゾーン」
まだエボラがそれほど一般に知られていなかった頃、
これを読んで、震えて、ちびりそうになった。
18 :
>16:2000/04/21(金) 16:30
あんた、大森望だろ(笑)。
19 :
名無しさん:2000/04/21(金) 18:29
おお、大森望と間違われるとわ(笑)光栄です。
僕が大森望なら、Carrion Comfortも大森望推薦本ということになりますね>18
となにげに原題を持ってくるようなところもSFマニアの嫌なところか。
本人に読んで怖い本なんてあるのかな?
どうなんでしょー>解説の大森さん
ってギャラもでないのにプロが推薦なんかしてくれるわけないのか。
20 :
16は似てた:-):2000/04/21(金) 18:37
「殺戮のチェスゲーム」面白かったけど、なんか100ページ毎に盛り上がる場面
作ってるなとか片方で意識しながら読んでしまう。うまいんですけどね。
曰くダン・シモンズ二人説すね(笑)
21 :
名無しさん:2000/04/23(日) 02:25
「ミザリー」は?
あの執念、怖かった。
22 :
名無しさん:2000/04/23(日) 03:25
井上夢人の「メドゥサ鏡をごらん」だっけ。
ホラー好きのこのワシが、読み終わった後めちゃめちゃ恐くて
風呂でシャンプーできなかった。<背後に何かいそうな気がして
23 :
すみませんちょっとよろしいですか:2000/04/25(火) 01:27
わざわざスレッド立てることも無いと思い、ここにカキコしてしまいました。
「モダンホラー」ってどういう作品なのでしょうか?
黒い家とか、「こういうのがモダンホラーっていうのかな」みたいな漠然としたものはあるのですが。
あと、どういった傾向の作品が「スーパーナチュラルホラー」になるのですか?
誰か教えて下さい。
24 :
名無しさん:2000/04/25(火) 02:06
綾辻行人の「殺人鬼」
25 :
>23:2000/04/25(火) 13:17
夢野久作の作品。
書いた時代と著者の精神状態が怖すぎ・・・。
yomu.
27 :
グロなら:2000/04/26(水) 17:14
タイムリーに「ハンニバル」を挙げときます。
マジに吐きそうになった。
読まなきゃ良かったと真剣に後悔中。
28 :
名無しさん:2000/04/28(金) 03:46
歌野昌午「正月十一日、鏡殺し」
怖いと言うか、やりきれん。
29 :
名無しさん:2000/04/28(金) 11:55
>8
同感。
こういう書き込みを無視しちゃ駄目だって。本当に恐いんだから。
日本語(と言うより「言語」で)書かれた物語で一番恐い。
笑い声が聞こえてくる。覚悟して読め。でないと後悔するよ。
曽野綾子「長く暗い冬」
30 :
名無しさん:2000/04/28(金) 21:47
モダンホラー最恐は、早川文庫で出てる
ディーン・R・クーンツ『ファントム(上下)』
31 :
>25:2000/04/29(土) 04:05
同感。
読んでいるうちに目眩がぐるぐるしてくる感じに襲われるのは
私だけか。
怖いといえば、ポーの「黒猫」です、私には。
小学4年のときに初めて読んだんですが、その後妙に恐ろしくなって
眠れず、結局母親の布団に入れてもらった思い出が。
今読んだらそうでもないのかもしれないけれど。
32 :
>13:2000/04/29(土) 09:42
うん、うん、こわいよね。
いまさらでごめん。
33 :
名無しさん:2000/04/29(土) 11:48
「SINKER 沈むもの」が怖かった。つーか、グロかった。
平山夢明です。「異常快楽殺人」とあわせて読むとなお良し。
34 :
名無しさん:2000/04/30(日) 13:12
「墓地を見下ろす家」ねえ…。
序盤は「ローズマリーの赤ちゃん」のパクリだし、
登場人物が馬鹿すぎて萎えた。
個人的にはロアルド・ダールの「南から来た男」。
35 :
>21:2000/04/30(日) 14:13
ミザリー怖いですね、というか痛かった。
意外なところでは、これまで何度か出てきましたが、
中島らも の ガダラの豚。
文庫も出ているのでお勧めです。
36 :
名無しさん:2000/04/30(日) 19:22
ガダラの豚はオレ的に日本のエンタテイメント小説で一番です。
つーか読んでないなら絶対読め!って感じですか。
もちろんホラーとしてもかなりいけてるね。
ツハラヤスミ(漢字忘れ)って小説家も、やや幻想かかって
るけどホラーとして読んで面白いと思う。「妖都」だったか
な、うろ覚えですまん。
37 :
>36:2000/04/30(日) 19:32
ガダラの豚、漫画やってるね。
確かアクションで。
38 :
!WU?:2000/05/01(月) 12:18
津原泰水「妖都」
つまんねーよ
途中まではめちゃくちゃおもれーんだけど、尻切れとんぼ
てめーら大絶賛してんなよ、って感じ
期待せずに読めば可
39 :
屍鬼は:2000/05/02(火) 08:41
全然こわくないけど、少女小説のくせに
小野不由美の「悪夢の棲む家」は怖かった。
私的には角川ホラー文庫より怖かった。
40 :
S・キングなら:2000/05/02(火) 09:07
月並みだけど、『シャイニング』。
映画もよかったが、小説の怖さはまた別物。
41 :
名無しさん:2000/05/05(金) 03:11
>8,29
読んでみました。いや、マジ怖い。
良いものを教えてくれてありがとう。
ということで、age
42 :
出版社おしえて:2000/05/11(木) 10:12
本の検索でも出なかった。曽野綾子「長く暗い冬」。
43 :
>42 29です:2000/05/11(木) 10:32
短編なのです。しかも短編集が「長く暗い冬」というタイトルではありません。
書店で文庫の総合目録を調べてもらって下さい。
筒井康隆の「異形の白昼」という恐怖小説のアンソロジーにも入っています。
ただし、このアンソロジー、本作以外はさっぱり恐くありません。
44 :
8>29:2000/05/11(木) 10:44
>筒井康隆の「異形の白昼」という恐怖小説のアンソロジーにも入っています。
>ただし、このアンソロジー、本作以外はさっぱり恐くありません。
同感です。気持ち悪いのはあったけど。
ちなみに、集英社文庫です。>42
45 :
42:2000/05/11(木) 11:29
ありがと>43.44
でも『異形の白昼』ってずいぶん昔読んだなぁ。
再読します。
46 :
名無しさん:2000/05/11(木) 11:42
「件の母」?だっけ(ウロ憶え)小松左京の。
それも入ってましたっけ?>『異形の白昼』
47 :
名無しさん:2000/05/11(木) 11:55
乱歩の「鏡地獄」。
小学校の時読んで、泣きそうになった。
どんなものがどんな風に写ってたんだろう。
48 :
名無しさん:2000/05/11(木) 12:08
「緋い記憶」は?かなり恐かったとおもうけど。
49 :
>47:2000/05/11(木) 15:12
嫌なモノ思い出させてくれたなぁ。
たしかに怖いわ。
50 :
ていうか:2000/05/12(金) 03:00
このスレッド読んでるだけで何だか恐いんだけど…
「新耳袋1〜4」とか、どう?小説じゃない…か。
何気に「暗闇坂の人喰いの木」も。
51 :
最近の短編なら:2000/05/12(金) 04:33
牧野修の『おもひで女』はかなり怖かった。ひさびさに本読んでる最中に
後ろを振り向けなくなったよ。
アンソロジー『異形コレクション』シリーズの「時間怪談」の巻に収録されてます。あと
著者の第一短編集にも入ってるはず。
52 :
名無しさん:2000/05/12(金) 16:12
>47
「鏡地獄」
あれ実際に試した人がいましたね
あのコワさは
「アムンゼンの天幕」に通ずると思う
53 :
ころすけころっけ:2000/05/13(土) 01:07
景山民夫の「ボルネオホテル」
これ怖かった
54 :
竹本健治って:2000/05/13(土) 03:45
ネタとかじゃなくて心細い気持ちとかを表現するの上手くない?
妖霧の舌(だったと思う)とか、ネタは何にしろ
最後に殺人犯に追われるシーンとか本読みながら後ろ振り向きたくなったりした記憶がある
55 :
海外もので:2000/05/13(土) 03:54
ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』(扶桑社文庫)。
いわゆるホラーではない。しかし、並のホラーなど寄せつけぬほど
すさまじく怖い。かつやりきれないほど切ない。
読後これほど気分をへこませる小説もそうそうないはず。
性善説を支持する人は読まない方がいいかも。
56 :
>52:2000/05/13(土) 04:24
「アムンゼンの天幕」!!
あれは恐かった。
しかしこれ、いま読めるんですかね?
57 :
8:2000/05/13(土) 17:54
いまごろ訂正。
曾野綾子の短編、×「長く暗い冬」→○「長い暗い冬」ですね(*^^*)。
>46
「くだんのはは」ですね。入ってますよ。
>56
ハヤカワ文庫の「幻想と怪奇 1」というアンソロジーに入ってましたね。
1はまだ店頭にあるのかな?(2と3は数年前既に品切れでしたが)
58 :
名無しさん:2000/05/14(日) 22:59
貴志祐介「クリムゾンの迷宮」角川ホラー文庫
「黒い家」よりこっちの方が怖いと思いました。
久しぶりに怖さのあまり一気読みした。
46, 57
「くだんのはは」もかなりこわかったですねー。
59 :
隣の家の少女:2000/05/15(月) 06:36
>55
怖い。自分的には読後感の悪さ、スコットの『シンプル・プラン』とタメをはる。
以来、キングが絶賛てのは、避けることにした。
キング絶賛のホラーって、あと味悪いの、多くないですか。
60 :
遅レスでごめん:2000/05/15(月) 12:49
>39
うん、自分も屍鬼より怖いと思う。
あと、タイトルが似たよーな感じなので忘れちゃったんだけど、
洋館みたいなところで人が消えていくっていうやつも怖かった。
自分が買った当初、背表紙ピンクだったりしたから
あなどってたらアレだもん・・・。
ここに挙がってるのも結構読んだことあるけど、
その3冊(悪夢の〜が上下だから)が自分は一番怖かったと思うのです。
61 :
バーカーの『夢の中』が怖い:2000/05/15(月) 23:44
この板で『隣の家の少女』が話題になる度に読後感の悪さが語られるけど、
読後感は悪くないじゃんよ。読んでる途中の辛さは途轍もないけど、
クライマックスには浄化があって、癒しがあった。
読者には物語から解放される喜びが与えられるし・・・
読み始めたら、とても辛いけど絶対途中で投げ出せない
(読了するまでは何をしてても楽しめない感じ)
得難い読書体験だったと思うぞ。
クーンツなんかさえも作風変えざるを得ない今の
アメリカ娯楽小説の潮流と言うか、傾向みたいなもの
を示す象徴的な作品だと云えまいか?
62 :
名無しさん:2000/05/16(火) 00:55
志賀直哉「剃刀」
怖いというのとは違うけど、せすじがぞくぞくするよ
63 :
>61:2000/05/16(火) 05:56
感覚の違いかも知れないが、クライマックスに「浄化」はあっても「癒し」は
なかったと思う。
ラスト、主人公の現在の視点に戻るところで、さらに重いものを突きつけられた
気がした。
あと、この小説が本国で出版されたのはもう10年以上前だから、「今」の象徴的
作品、というのとはちょっと違うのでは?
64 :
>61:2000/05/16(火) 07:21
癒しとかカタルシスつうより、自分も外傷体験の克服に近いものを感じた。
読後、長く残る本は、たいてい読んでるあいだもの凄く苦痛なことが多い。
『隣の家の少女』もそう。
苦痛によって、自分の感覚のレンジを(無理矢理)広げられた気がする。
だから、他人にすすめたい本ではあるけど、同じ作者の作品を続けて読みたいとは
思わない。当分は。
リンチ体験を克服した人間の解放感を味わうために、疑似リンチを体験しろ
っていわれたら、やっぱり逃げるでしょ。
65 :
名無しさん:2000/05/18(木) 04:20
なかじまらも 人体模型の夜
66 :
既出でごめんなさい:2000/05/18(木) 22:13
「ミザリー」は怖かったですよ。
原作を読んだ後で映画を見たんだけど、映画は全然怖くなかった。
原作は映画の何倍も怖いと思ってください。
痛っっ!・・・うわ、やめろっつーに!・・・痛たっ、痛ぁ〜〜〜っっ!!!
っていう怖さです。
67 :
>52さん:2000/06/09(金) 10:39
>47
「鏡地獄」
あれ実際に試した人がいましたね
それってどういう事件だったんですか?
68 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/29(木) 22:20
赤江瀑「八雲が殺した」
この人最近どうしてるんだろう。
69 :
加護@あいぼん:2000/06/30(金) 02:10
友成純一さんの「黒魔館の惨劇」がいろんな意味で怖かったです。
70 :
加護@あいぼん:2000/06/30(金) 02:18
それと怖いかどうかは別にして、ぼくが悪女好きって言うのもある
んですけど、遠藤周作さんの「悪霊の午後」は面白かったです。
71 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 03:46
ちょっと傾向が違うかもしれないが、
小林泰三「人獣細工」
読んだ後、嫌になった・・・。
72 :
名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 14:59
小林泰三最高だね。
あの人の本は怖いよ。
気持ち悪い。
おぞましい。
死にたくなる。
切ない。
なんでもありよ。
73 :
>72:2000/07/01(土) 00:16
最高とも言えるし、最低とも言える。
初期のはすごく良かった。
74 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/01(土) 06:01
私も好きです>小林泰三作品
人でなし!最低!ねとねとじめじめ気持ち悪い!!(全て誉め言葉)なんて
言葉が似合うのに面白い〜
私はホラー文庫になったものしか読んでませんが、「酔歩する男」「吸血狩り」
が好きです。こわいというと…後味が最高に悪いのがやはり「人獣細工」ですが
「吸血狩り」の「うっ」とくる感じもまたよかったり
75 :
>17:2000/07/01(土) 06:39
ノンフィクションでもOKってことなら私も「ホット・ゾーン」を薦めます>めちゃくちゃ怖い小説
”冒される”恐怖がこれほど伝わってくる作品を、私は他に知りません。
#この事件をもとに書かれたという「アウトブレイク」なんかはっきりいって
#カス
76 :
名無しさん@1周年:2000/07/03(月) 01:00
「隣の家の少女」ほんと買うんじゃなかった。
なんとなくほのぼのしたタイトルなのに・・。もう手にとるのも
イヤだ。
77 :
>68:2000/07/03(月) 01:44
2月に「星踊る綺羅の鳴く川」(講談社)という単行本が
出ました。エッセイも時折見かけます。8日には
下関で横尾忠則さんとトークライブがあるし。
78 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/04(火) 19:35
綾辻行人「再生」
黒崎緑「熱風」
短編の方が純粋に怖さだけを追求していると思う。
志賀直哉の「剃刀」はマジでこえー、
しばらく床屋に行けなくなる。
79 :
>76:2000/07/04(火) 22:45
同感。すみやかに売り払った。
80 :
ねつてつ:2000/07/04(火) 22:58
実は、笙野頼子の作品が、とても怖いと感じる。
言葉がまるで、呪術。
読んでるこっちの思考がが、崩され、侵されていくのだ。
恐るべし。
81 :
若葉マーク:2000/07/09(日) 00:34
貴志祐介の「十三番目の人格-ISOLA」は、ラストがぞっとしたわ。
この後にどういう事が起きるかと思うと怖い。
82 :
昔読んだやつで:2000/07/09(日) 00:59
『カンタン刑』ってのがあって、名前は忘れたけど
同じ作者の2冊も読んじゃったんだけど、
恐いっていうか厭〜な後味だった。
どなたか、知ってる方、いらっしゃいますか?
83 :
映画版はいただけなかったが。:2000/07/09(日) 01:06
「シャイン」だったかな。ありゃ怖かった。確かスティーブンキング。
84 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 01:12
笙野頼子。確かに怖いです・・。
デビュー作の「なにもなかった」だったかな?
あれ読んでると、クラクラ目眩がした。
85 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 01:30
ブレット・イーストン・エリスの「アメリカン・サイコ」は?
グロい場面が延々と続くんだけど、一番ゾッとしたのは
主人公のポップミュージック評。
こういう怖さもあるんだなって思った。
86 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 02:26
76>「隣の家の少女」
どう怖いんですか?ミステリ?ホラー?猟奇?
気になる。読みたいかも
87 :
76:2000/07/09(日) 04:18
>86
少女が少年達に監禁され、ひたすら虐待を受ける話です。
ジャンルは何になるんだろう?青春虐待小説?
扶桑社ミステリー文庫から出ていますが、読んでもしんどく
なるだけですよ。
88 :
ショウノヨリコ:2000/07/09(日) 04:48
「なにもなかった」はちょっと怖いかもですが、
私にとっては彼女のは「気持ちいい」かもしれませんねー。
「タイムスリップコンビナート」とかなんて。
ちょっと、ボアを大音量でかけながらチルアウトな感触に近いものがあります。
89 :
>83:2000/07/09(日) 05:11
そりゃ「シャイニング」だ。
90 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 06:01
87>
うあ、そっちの恐さですか。
確かに読む気無くなりました・・・萎え
91 :
ねつてつ:2000/07/09(日) 08:26
>82
SF作家の式貴士さんですね。
カンタン刑は、いつぞや「世にも奇妙な物語」
でも原作に使われていましたよ。
現在は角川文庫で読めると思うんだけど、絶版かも(^^;)
92 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 11:39
式貴士は出版芸術社からでてるよ、確か。
ちょうどお亡くなりになった直後の出版だった。
蘭こうせい(すいません、正確な漢字が分からない)
としてのほうが売れたようですが・・・。
93 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 22:15
ロバート・ウェストール「かかし」
じわじわ来る怖さです。
94 :
名無しさん:2000/07/10(月) 10:08
>91、92
おおっ、そうですそうです式貴士!
何をまかり間違ったか中学だか高校だかの時
ふらっと買ってしまってとってもゲンナリしたのに
確認のため(?)もう1冊読んじゃったんでした。
あの当時は恐かったけど、今はそうでもないかも?
・メドゥサ、鏡をごらん……昼間読んでも怖い。夜読んだら後ろ振り返れなくなる。
夜に鏡見られなくなる。
・中島らもの短編集に入っていた、なんかね、南洋の島で海の中に珍しい生物がいて、
その島の男がそれを獲って暮らしているって話。
うわー、思い出しただけで怖くなったきた・・・
96 :
名無しさん@1周年:2000/07/13(木) 02:00
阿刀田高。
どうもいやらしいんだよな。
観念的グロつーか。
小野不由美は講談社のティーンズハートだかホワイトハートだかから出てる悪霊シリーズと単発もの。
少女小説だからこれっぽっちもグロくない癖に怖かった。
97 :
名無しさん:2000/07/15(土) 01:21
小野不由美の悪霊シリーズ。
文章はともかく昔の挿し絵はどうなんだ?
あの下手絵はプロ?
98 :
若葉マーク:2000/07/16(日) 13:22
スティーブン・キングの「IT」はどうかな?
ピエロって怖いもんがあるよ。
99 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/17(月) 21:27
キング、短編も怖かった。
ミルクマンとかナイトシフトとか。
100 :
ラブクラフト:2000/07/21(金) 21:22
「インスマウスの影」とか。
101 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/22(土) 12:23
乱歩「白昼夢」。
海外ホラー小説大好きだけど、コワイってのとはちょっと違うんよね。
「隣の家の少女」は、読んでる最中何度も止めようと思ったし、
読後感も最悪だし、もう二度と読みたくないけど、
コワイ小説って言うより、嫌な小説って感じ。
102 :
シャーリィ・ジャクスン:2000/07/22(土) 12:50
「たたり」。怪異が起きる原因そのものについては
なんにも説明がない(ほのめかしは沢山あるんだけど)のが
怖い…
103 :
>101:2000/07/22(土) 20:35
同感。読後感ワースト1小説だった。やめようと思っても、読ませる力は
あると思うけど。すぐに古本屋に売り払った。
104 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/23(日) 13:17
キング短編で怖かったのは「浮き台」。
夜の海に近づけない。
105 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/23(日) 21:49
古典になるけど。上田秋成も怖いよん。「吉備津の釜」とか・・。
ハーンの「怪談」もね。
106 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/24(月) 02:12
「○○○電球」
岩井志麻子の性格が恐い....
新聞広告じゃ”○○○”は都合により表記できません
ってなっていた、編集部の販売戦略なのだろうか?
107 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/24(月) 10:08
「吉備津の釜」は「13番目の人格」で使われてますね。
「13番目の人格」は怖くないけど。
108 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/24(月) 14:34
怖くないけど上手いよね>107
109 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/24(月) 21:47
夢枕獏の短編 「鬼走り」
読んでる途中、後ろが振り向けなかった。
110 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/27(木) 16:39
「隣の家の少女」を読んだ同志がいて嬉しいです
予備知識無しで買ってきたけど風邪引いたんで妹に先に読ませたら
「こんなもの読ませるな!焼却処分!」と付き返されました(汗)
???と思って読んでみると・・・・・
2週間程マジで鬱から抜け出せなくなりましたよ
111 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/28(金) 16:29
加納朋子「ななつのこ」
えっ? どこが恐いの、いい話ジャン と思ったあなた。
狼の前の無防備な子羊。交差点で座って遊んでいる赤ん坊。テーブルの端に置いてある生卵。
本当に恐いぞ。
112 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/28(金) 17:26
キングって恐いか?
113 :
超短編:2000/07/28(金) 20:59
井上雅彦「よけいなものが」
最初は「?」
二度目で「うわっ」
114 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/28(金) 21:18
アガサ・クリスティーの短編集「死の猟犬」に収録されている
短編「ランプ」
超マイナーだと思うけど本当に怖かった
クリスティーがこんな幽霊ものを?って
115 :
名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 00:05
出たっけ法月の「頼子のために」
涙→怒り→驚き→さむけ
116 :
名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 02:12
>115
ある意味怖いかもね。後味悪すぎ。
好きなんだけど。
117 :
名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 07:53
『隣の家の少女』はただただ厭だな。
一番怖かったのは既出だと思うけどキングの『シャイニング』。
118 :
>121:2000/07/29(土) 13:39
「ミザリー」は怖かったよ。
個人的に「呪われた町」が好き。
119 :
名無しさん@1周年:2000/07/30(日) 21:38
昨日、なんかの番組でこわい本の特集やってたから
すごい興味ある。
だから、あげとく。
120 :
>119:2000/07/30(日) 22:08
あんまり怖そうじゃなかった・・。
121 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/30(日) 23:03
「コズミック」
未読の俺はこわい。
「こわい」の意味が違う気もするが……
122 :
>121:2000/07/30(日) 23:14
やめとけとはいわない。(笑)ぜひ読んでくれ!さぞホラーな気分に
させてくれるはず。そんでもって叫んでくれ〜〜。この●×本があっ!
上記に何がはいるかで、今後のあなたの人生が決まる事でしょう…。
123 :
小説じゃないけど:2000/08/01(火) 08:32
ハルキ文庫の「怖い本」2巻まで出ている。
124 :
ベンジー:2000/08/01(火) 12:06
筋小の大槻ケンヂの短編『憑かれたな』
(『くるぐる使い』収録)/角川文庫
じわりと来る怖さ、だまされたと思って読んでみては?
125 :
TV版:2000/08/07(月) 23:11
ありきたりですが「シャイニング」に一票。文句なしの傑作でしょう。
キング本は通常導入部がたるいですが、「シャイニング」は長編にかかわらず最初からぐいぐい行けました。
ジャック・ニコルソンの映画版もそれなりに良かったけど、原作と違いすぎ。
キングが自らメガホンをとったTV版が最高です。WOWOWでやったけど、ビデオになってるので借りて見れます。
キングファン必見。
国産では、ホラーじゃないですが(パニック物)、西村寿行さんの『魔の牙』に一票。
絶望的なシチュエーションが言わせません。背筋がひりつきました。
126 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/07(月) 23:22
『バタアシ金魚』を描いた……
127 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/08(火) 00:06
>126
「座敷女」ね。怖いね、あれ。
でも漫画じゃん。漫画ありなら、山岸涼子の「潮の声」とか「夜叉御前」
とか推薦しまくるけど、漫画は駄目でしょ。ミステリ板だし。
128 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/09(水) 17:09
あのね、キング作品の中では、
時間を食べる化け物より、火を操る女の子より、吸血鬼より、超能力少女より
呪いのホテルより、狂犬より、予知能力者の悲劇より、赤と白の58年型プリマス
・フューリーより、子供ばっかりの町より、牛乳配達屋さんより、動物のお墓
より、熱狂的なファンより、自分のペンネームより、図書館司書より、
なぜか 「ゴールデンボーイ」が怖かったよ。
129 :
名無しさん@1周年:2000/08/11(金) 01:57
貴志祐介の黒い家、今読んでます。
130 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/15(火) 00:20
>101
確かに!最後のほうで鳥肌たった。
131 :
シャオ:2000/08/16(水) 03:03
小野不由美の悪霊シリーズは怖かった。
あと誰も言ってないのだと半村良だったかの「箪笥」。意味もなくぞっとする。
132 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/16(水) 12:53
>131
「箪笥」、昔読んで怖かったと思いました。
最近思い出して、もう一度読んでみたいと思ったのですが、書店で
探してもみつからなくて・・。
どこの出版社から何という題名で出てるかご存知ですか?
133 :
「箪笥」:2000/08/17(木) 23:00
アンソロジーに載っていたのを読んだ。アンソロジー、探すとイイかも。
134 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/18(金) 00:31
「箪笥」!
すごく怖かった!
小生もなんかのハードカバーのアンソロジーで読みました。
図書館ならあるぞ、きっと!司書の人に聞いて小生も探してもらいました。
あの終わり方、ぞっとしました。なんか・・・、あ、ネタばれになるからやめますね。
135 :
134:2000/08/18(金) 00:33
ついでにいえば、好みの問題でしかないのだけど、
「ぼっけえきょうてえ」より怖い。タッチはちょっと似ているんだけどね。
(あ、ネタがじゃないですからね。語り口がね)
(でもって、あくまでも個人的にはですけど)
136 :
シャオ:2000/08/18(金) 01:11
「箪笥」私が読んだのは確か、阿刀田高が編者の恐怖小説アンソロジー。
たぶん光文社文庫だったと思うんだけど、定かではない。ごめん。
阿刀田はあちこちでアンソロジー編んでるからな……
アンソロジーといえば、北村薫が「謎のギャラリー」で薦めてた
恐怖小説にハズレは少ないよ。あの紹介文だけでも結構怖いから、
「謎のギャラリー」はオススメです。
137 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 18:30
「箪笥」は福武文庫の「恐怖の森」阿刀田高選に入ってます。
作者は半村良です。
他に江戸川乱歩「芋虫」も入ってます。
個人的には角川ホラー文庫「霧が晴れた時」小松左京の
「秘密(タブ)」が怖いと思います。
138 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/23(水) 23:16
>137
小生は小松左京の「夜が明けたら」が怖かった・・・。
139 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/24(木) 20:05
フカフカのソファに座って
「人間椅子」読んだら怖かっただろうなあ。
私は読む前からネタを知ってたから、そうでもなかったけど。
知らない人はぜひ試して下さい。
140 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/24(木) 22:18
半村良の「箪笥」は、集英社文庫「能登怪異譚」にも入ってます。
アンソロジーじゃなくて半村良の、同傾向の奇妙なお話を集めた
短編集です。
だけどやっぱり「箪笥」がベスト。好きな人がいっぱいいて嬉しい。
141 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/24(木) 23:13
「箪笥」
白石加代子(だっけ?)が
朗読というか独り芝居というか
やってたんですけど
怖すぎました
142 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/25(金) 05:19
「くだんの母」(くだんって変換できん。)
が小松左京では怖かった。
143 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/25(金) 15:36
師匠の母上ですね、「くだんの母」は・・・。
144 :
>142 :2000/08/25(金) 18:34
「くだんのはは」が正しいタイトルです。
「九段の母」という、戦死者の母親を美化する言い方があって
(九段=靖国神社の所在地ですから)
それのことだろうな、と思わせておいて実は…というお話ですから
全部ひらがなじゃないといけないんですよ。
145 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 01:16
「くだんのはは」と
「新耳袋」のくだん目撃談
さらに、うちの田舎のじいちゃんの
「終戦後の神戸で牛女を見た!」っていう
与太話(と思ってた)が
バチバチッとつながった時は
ほんとうに戦慄しましたよ
…個人的な話で申し訳ないです
小松左京ですと「まめつま」「保護鳥」「石」
あたりが怖かったかなぁ
146 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 00:07
くだんのはは、読みたいのですが、小松左京さんのなんというタイトルの
本の中に入っていますか?
147 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 00:46
「霧が晴れた時」角川ホラー文庫
あと、最近出たハルキ文庫で表題作になったと思う
148 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 02:39
小松左京は怖いのが多い
「影が重なる時」「生きている穴」「静寂の通路」・・・
あと「お召し」を小学生の時に読んだからめちゃくちゃ怖かった記憶がある
149 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/30(水) 13:29
>141
みたけどあたしは全然怖くなかったな。
活字のほうがよかった。
150 :
>146 :2000/08/30(水) 18:34
私が「件の母」を読んだのは、
集英社コバルト文庫の「ホラー傑作選」でした。多分、今、廃刊(爆笑)
あの頃はコバルト文庫もホモ文庫じゃなくってよかったなぁ…
しみじみ
151 :
>146 :2000/08/31(木) 00:08
「くだんのはは」は、もはや定番の名作だから「日本怪奇短編傑作選」
みたいなやつには、たいてい収録されてると思うが。
筒井康隆編の「異形の白昼」にも入ってたはず。
152 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/31(木) 01:24
筒井康隆『母子像』もけっこう怖いよね。
曾野綾子『暗い長い冬』とか。
野坂昭如『骨飢身峠死人葛』とか。
みんな『異形の白昼』に入っているか。
153 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/31(木) 14:57
>118
おお、同志よ(笑)
私もキングで一番怖いのは「呪われた町」だと思います。
あまり評価されてない(まあ他にもいい作品多いけどね)のが不思議でしょうがない。
「屍鬼」を読んだら余計に「呪われた町」の良さがわかりました。
>125
シャイニングTV版は傑作でしたね。
私は泣けてしまいました。
映画はただ怖いだけですが、TV版は父と子の愛情がちゃんと描かれていて傑作でした。
154 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/01(金) 17:35
骨飢身峠死人葛は入ってないって(笑)>152
>ロバート・ウェストール「かかし」
>じわじわ来る怖さです。
これよく聞くなあ。どの本で読めるの?
155 :
>127 :2000/09/03(日) 00:56
そうそう!! 漫画がありなら「潮の声」は最恐でしょう!
あれを読んだ後はしばらく寝不足になったもんなぁ。
あと「わたしの人形はよい人形」ね。怖かった〜〜〜。
小説なら意外なところで、宮部みゆきの短編「ムクロバラ」が
けっこうゾクッときたんですけど、甘いでしょうか?
ホラーっていえるほど怖くはないんだけど、薄ら寒い感じがしました。
156 :
>153 :2000/09/03(日) 01:13
『屍鬼』は反則すれすれだと思う。キングへのオマージュとすれば
パクっても良いのだろうか?
ちなみにキングで一番恐いのは、『IT』のデリー第1〜第4の間奏
だな。
157 :
名無しさん :2000/09/03(日) 01:33
江戸川乱歩の「盲獣」
・・・芋虫ごーろごろ←小学校の時に読んで、トイレに行けなくなった。
158 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/03(日) 02:35
「幻想と怪奇」図書館にも無いよ〜。
国会図書館までいかなきゃならんのか…。
159 :
>155 :2000/09/03(日) 11:42
潮の声!
雑誌掲載時は2回に分かれていたので、前編を読んだ友人たちは皆うなされ
「あんな怖い話を読ませ、しかも宙ぶらりんにする山岸涼子はひどい!」と
怒ってました。
私は単行本になってから読みました。夜に自宅で読み、あまりに怖かったので
翌日日光さんさんたる戸外で読み直したほどです。少しは怖さが薄れるかと思って……
160 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 03:26
村上龍 ペンライト
怖いというより気持ち悪いかな。
161 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 22:37
友成純一の「獣儀式」。エロ小説のマドンナ社より初版は発売されたが、これは、
エロ小説ではなく、スプラッタ・ホラーの傑作。そりゃ、SEX、レイプのシーン
もあるが、スプラッタ描写がすごい!鳥肌が立つほど、怖い。
162 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 22:39
>161
たしか、最近、幻冬舎アウトロー文庫で復刊されてるな。
俺も最近読んだが、怖い。
チンポも立つけど、鳥肌も立つぜ。
163 :
アムウェイ :2000/09/05(火) 05:06
平井和正の「サイボーグ・ブルース」中の一遍、ヤクでメロメロになった女を
警官が暗示をかけて犯すシーン。厨房には刺激が強かった。
あと、映画だが「惑星ソラリス」中の奥さんが液体酸素で自殺するシーン。
なんか妙にそそられた。俺ってネクロの気があるのか・・・。
164 :
名無しさん :2000/09/05(火) 07:57
ジェイン・アダムズの「少女が消えた小道」。
この手の話、怖いんだよね〜。
とっても読みごたえがあったけど、怖さもひとしおだった・・・。
165 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/05(火) 09:32
宮部みゆきの名前が出てきたのでもう一つ
短編「小袖の手」はかなり怖いですよ。
これ白石加代子が「百物語」で一人芝居をしていたそうですが
166 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/06(水) 02:53
「正月女」
思い出すだけで背筋が寒い。
167 :
名無しさん@1周年 :2000/09/09(土) 13:51
小松左京「牛の首」
見たことも聞いたこともないほど怖い話。
168 :
かかし :2000/09/09(土) 22:58
>>154 「かかし 今−、やつらがやってくる」
ロバート・ウェストール(福武書店)
1981年カーネギー賞受賞作品。児童書コーナーにおいてあるかと。
ほんとにタイトル通り、かかしがどんどんやってくる(笑)
と言う、これだけ聞くとトンデモホラー系の話に思えるけど、
実は思春期の葛藤などが微妙に混ざり合った、精神的に来る
怖さです。思春期に特有の、どこにも逃げ場がない、すべてを
ぶち壊してしまいたい、という閉塞感を一度でも感じたことの
ある人には一層身に迫る怖さかと。
主人公の精神がどんどんヤバイ方向に向かっているのを
なんとか救おうとする親友が良し。
169 :
名無しのオプ :2000/09/11(月) 14:05
今まで出ているのとはちょっと系統が違うかとおもいますが栗本薫の「仮面舞踏会」はどうですか?夜中に一人でネットやってるひとだったらゾクっとくるかと思うのですが。
シャイニングはビデオ借りようと思って捜したんだけど、
パッケージの絵がコワすぎて
すぐ棚に戻しちゃった。
なので、未だに内容知らず。
171 :
名無しさん@1周年 :2000/09/11(月) 17:25
小松左京は「牛の首」より「石」のほうが恐い!
172 :
そうだお台場に行こう :2000/09/14(木) 05:13
ミステリーじゃないが、かんべ氏「くだんの母」ですね。
173 :
OL :2000/09/14(木) 19:47
小松左京さんの「くだんのはは」今から読みます!(ハルキ文庫)
「牛の首」とは違う話しなんですよね?
「牛の首」はなんという本に入っているのですか?
174 :
名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 21:08
「猿の手」も怖いぞ。
175 :
名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 23:36
>173
「牛の首」はハルキ文庫「夜が明けたら」に
収録されています。
小松左京のホラー短編って本当に傑作が多いですよね。
176 :
吾輩は名無しである :2000/09/15(金) 11:38
高橋克彦「あまんじゃく」。
「くだんのはは」や「長い暗い冬」が好きな人にはオススメ!
177 :
フィリッパ・ピアス作 :2000/09/15(金) 11:52
「幽霊を見た10の話」
「トムは真夜中の庭で」と同じ作者というのもあって
児童書扱いですが、かなり不気味な話が載っています。
178 :
名無しにゃーん :2000/09/18(月) 16:31
小松左京の「猫の首」も猫好きの私にはかなりこわーーーーい
短編でした。
179 :
名無しにゃーん :2000/09/18(月) 16:31
小松左京の「猫の首」も猫好きの私にはかなりこわーーーーい
短編でした。
猫好きじゃない人が読んだらいまいちかな・・。
180 :
OL :2000/09/18(月) 16:35
>176 高橋克彦さんの「あまんじゃく」ってどこから出てる本に入ってますか?
教えてくださーい。
181 :
吾輩は名無しである :2000/09/19(火) 08:37
>180
訂正です。「あまんじゃく」>「眠らない少女」
天邪鬼のインパクトが強すぎたので間違えました。
講談社文庫『悪魔のトリル』に収録されています。
182 :
名無しのオプ :2000/09/21(木) 06:13
>169 そう!ちょっと玄関の方でカタッとかいうだけでもビクビクしてた(笑)
多分、前のレスで絶対出てると思うけど、一応。
「クリムゾンの迷宮」。
死ぬほど恐かった・・。。はじめて、恐怖で手が冷たくなった。震えもきたね。
多分、もう読み返せないと思う。。。
183 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/21(木) 06:25
キングの“ゴールデンボーイ”は確かに怖い。
映画のほうもキング作品にしては珍しく、なかなかの出来だった。
他には、映画版とは全然違う“バトルランナー”もけっこう怖かった。
怖いって言っても追い詰められる恐怖、だけどね。
184 :
名無しのオプ :2000/09/21(木) 06:43
筒井さんの「二度死んだ少年の話」が怖かった。
今思うと都市伝説の寄せ集めっつーか再構成なんだけど
「目があう」っていうのが・・・・やなのー。
185 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/21(木) 06:48
クライブバーカーって結構怖いとおもう。
でも、これもモダンホラーになっちゃうのかな。
186 :
名無しのオプ :2000/09/21(木) 15:37
有名所は出ちゃってるなあ・・・
ジョン・ソールの「妖虫の住む谷」
昆虫嫌いにお勧め
鳥肌が立ったよ
ラヴクラフトの「エーリッヒツァンの音楽」
なんてのも結構怖かった
篠田節子のトキが攻めてくる話(題忘れた)も
結構くるね
187 :
名無しさん :2000/09/21(木) 18:00
>篠田節子のトキが攻めてくる話(題忘れた)
「神鳥(イビス)」だね。あれは恐かったよ。
あれ読んで以来、トキが卵産んだってニュースになるたびに
嫌な気分になる。
188 :
名無しのオプ :2000/09/21(木) 18:02
>186
へえ、そんなのあるんだ、と篠田節子を見直した。
トキとか、パンダとか、そういうのが攻めてきたら
本当に怖そうだね。
189 :
名無しさん交点 :2000/09/23(土) 16:43
「神鳥」は鬼気迫るというのがピッタリくるね。パンダって、あんた、、、
190 :
名無しのオプ :2000/09/27(水) 20:48
ダン・シモンズの「カーリーの歌」
191 :
OL :2000/09/27(水) 21:06
安部公房の「砂の女」
半村良の「箪笥」を読んだのですが、全然意味がわからなかった。
アホですんまそーん。
で、結局なぜに箪笥に登っていたの?(ネタばれかしら)
おしえてください。
193 :
名無しのオプ :2000/10/02(月) 16:48
篠田節子の「神鳥」は、本当に怖かった。
同じ篠田節子の「絹の変容」と「夏の災厄」も別の意味で大層怖いです。
「夏の災厄」読んでから蚊に刺されるのが怖いよ〜。
194 :
ひらがなのさる :2000/10/02(月) 23:16
>>128 同感。「ゴールデンボーイ」怖かったです。
ほとんど全部読んでるんですね。すごいや。
この板、今日初めて読んだんだけど煽りが少ないので驚きました。
このスレなんて皆無だ。
「隣の家の少女」と「暗い長い冬」読んでみます。楽しみだなあ。
それと
天童荒太がでてないのはなぜ?
あんまし怖くないのかな?
立風書房の「現代怪奇小説集」はどうか。
ここに出てるのだと「箪笥」「暗い長い冬」「骨飢身峠死人葛」
なんか入ってるし、他のもバラエティに富んでて面白い。
最近文庫も出た平井呈一「真夜中の檻」もなかなか良い。
お勧め。
196 :
名無しのオプ :2000/10/03(火) 05:03
賛否両論あるかも知れないけど、自分は貴志さんの「天使の囀り」が
こわ気持ち悪かったです。
>197
そっちは後発だけどね。
199 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/15(日) 00:06
平山夢明「東京伝説」ハルキ文庫。
聞いたことあるような都市伝説を、うまくアレンジした短編。一人暮らしの(特に
女性は)人にはゾッとする話がいくつかある(いわゆるサイコホラーなので)
これが気に入ったら「シンカー」(徳間ノベルだったと思う)
「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」へのオマージュというかパステーシュ的な
箇所がいくつかあるから鼻につく人はつくかもしれない。あの連続少女誘拐殺人事
件(M事件ですな)をモデルしたストーリー。凄絶な殺人シーンがいくつもある。
描写は友成ほどグロくはないが、それでも何カ所か飛ばした。読んでる途中で、
家の戸締まりを確認し、今日は宅配が来ても居留守を使うと決心してしまうでしょう。
200 :
名無しさん :2000/10/15(日) 00:19
うーん、水を差すようで悪いですが
「隣の家の少女」は怖いというのとはベクトルが違うように思います。
ただ単に不快というか・・・
201 :
名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 21:02
>200
安心して下さい。
既にその議論は終了しています。
202 :
名無しさん@1周年 :2000/10/15(日) 23:15
このスレでみなさんが挙げてらっしゃる本は、
ほとんどが怖がらせる目的で書かれたものが多いですが、
途中までげらげら大笑いで読んでたのに、
最後の一行で恐怖したってやつをしってます。
清水義範「蕎麦ときしめん」「きしめんの逆襲」セットでどうぞ。
笑いと恐怖の落差が凄い。
203 :
名無しのオプ :2000/10/19(木) 11:15
吉村昭「海の鼠」。新潮文庫の「魚影の群れ」に収録されています。
愛媛のある島にネズミがうようよ涌いて出てくる話。
こんな島にすんどったら恐怖で死ぬぞ的淡々話です。
ネズミと言えば、マンガだけど日野日出志の巨大化するネズミの話も恐かった。
キングの短編にもありましたね。
204 :
あのあの :2000/10/19(木) 11:35
「ローズマリーの息子」ってのが出たらしいんですが
どうなんでしょうか?
(赤ちゃんがちょと大きくなったらしい)
205 :
名無し :2000/10/19(木) 12:18
篠田節子の「神鳥」を読んでから
テレビで映される朱鷺のクチバシがまともに見れなくなった。
あと、清水義範のホラー文庫から出てるボケ老人の話は将来的に怖かった。
村田基の本も(少々マニアックかな)怖いと思う。
206 :
名無し :2000/10/19(木) 12:28
鈴木光司「仄暗い水の底から」はゾッとした。
207 :
>204 :2000/10/21(土) 07:12
はずれでした。ちょっとどころか青年になってます。
「死せる少女達の家」は怖かったよ。
最近文庫で出たのでどうぞ。
208 :
名無しのオプ :2000/10/22(日) 00:36
実生活以上に恐い小説なぞ読んだことなし。所詮は物語り。
209 :
名無しのオプ :2000/10/22(日) 01:48
「黒い家」。良質なフィクションは現実に先行する。
素晴らしいです。
ところで、どんな目にあったんですか?
>>208
210 :
つぺるくりん :2000/10/22(日) 13:23
「夜の記憶」はどうでしょうか。
最後には光明がさすようになってるけど、でも怖いよ。
死の理由。
そしてなによりもサイクスの正体。
211 :
昔のキングはおもしろかった :2000/10/22(日) 21:16
怖さというより気持ち悪かったのがS・キングの「ミルクマン」収録の「浮き台」。
吐き気がおさまらず翌日欠勤してしまいました・・・軟弱。
文句無しに怖いのはやっぱり「シャイニング」です。ミステリー本の書評に
「この人の持ち味は(省略)密かに蒔かれた恐怖の種が次第に成長し、いつしか
圧倒的な存在感を持つに至る、そのプロセスにある」とありますがまさにその
通りだと思います。で、心底怖いけどクライマックスでは泣けました。
あと今映画の撮影中ですが、坂東眞砂子の「狗神」はどうでしょう。怖さ半分
物哀しさ半分です。
去年期待して読んだ「くだんのはは」と「メドウサ、…」は期待外れでした。
>210さん
出版社分かれば教えてください。書店で探してみたいので。(サスペンスかな?)
212 :
昔のキングはおもしろかった :2000/10/22(日) 21:18
段落の切れ方が変になってますね…。申し訳ない。
213 :
名無しのオプ :2000/10/22(日) 23:45
私も浮き台は怖い。
夜、海の側を通る度に思い出す・・・
214 :
名無しのオプ :2000/10/23(月) 00:42
キングの短編なら『深夜勤務』は何度も読んでる。あの石をひっく
り返したときになにやら怪しい虫がわらわら出てくる感じに近い恐
さが好き。
215 :
名無しのオプ:2000/10/24(火) 19:19
既出ですが,キングの「呪われた町」。
あとは「ペットセメタリー」ですか…
キング以外では、「インスマウスの影」「カーリーの歌」。
216 :
名無しさん@惨劇の村:2000/10/25(水) 15:43
被害者が馬鹿すぎる話には怖がれません。ごめんなさい。
218 :
名無しのオプ:2000/10/25(水) 20:49
今全部947さんの書き込みよんだけど、おそろしいっす。
背筋ゾクゾク来ます。座敷女より怖い。
>>216 怖い、加害者もだけど、被害者、スレの雰囲気全部怖い。
多分ちがうスレで同じこと書いたら違う意味で怖いっていう人も
多いはず。
220 :
名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 22:17
超メジャーで恐縮ですがアガサ・クリスティの
「そして誰もいなくなった」を超える怖さを小説で味わったことがない
中学生時代に読んで 何度も後ろを振り返った覚えがある
既出ですが「頼子のために」は法月畢生の傑作だと思います
221 :
名無しのオプ:2000/10/26(木) 23:07
神鳥はすでに出てるようだけど
同じ篠田節子の「アクアリウム」
たった一人で真っ暗な鍾乳洞の地底湖に潜るって
シチュエーション想像すると相当怖い
主人公の部屋に関する逸話も怖かった
222 :
名無しのオプ:2000/10/28(土) 19:57
おお俺初めて2ch書き込むよ。
キング「死のロング・ウォーク」がベタな展開ですが大好きです。
何度も読み返してます。
223 :
名無しのオプ:2000/10/28(土) 22:29
>222
同士だ!!
オイも好き!
真新しいスニーカーを下ろすとき、いつも心に蘇える。
224 :
222:2000/10/30(月) 17:35
>223
お!めっちゃ嬉しい!
あれめちゃくちゃおもしろいですよね!
手に汗握りながら読むって言葉が
すげえぴったり来る作品だと思います。
最後の一行までめちゃくちゃかっこいいし。
225 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/04(土) 22:27
「猿の手」が出てたんだけど、
誰の話でしたっけ?ヒッチコック劇場でもやって恐かったよ!
226 :
名無しのオプ:2000/11/04(土) 22:43
宮本輝『避暑地の猫』
227 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/05(日) 00:17
ダール?
「南から来た男」あったけど、
「あなたに似た人」は結構みんな恐いよね。
228 :
名無しのオプ:2000/11/05(日) 01:10
229 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/05(日) 03:06
>228
どうもありがとうございましたー!
230 :
名無しのオプ:2000/11/05(日) 14:29
デヴィッド・アンブローズ「覚醒するアダム」(角川文庫)
言霊ってのが理解できる日本人には結構“くる”話しだと思う。
鏡がね、イヤなのよ〜...。
231 :
名無しのオプ:2000/11/05(日) 18:02
公開延期で残念な「エクソシスト」ですが、最近W.P.ブラッティの原作を読み
ました。最高おもしろいです。神父であるカラス氏が徹底した精神病理学的ア
プローチを試みる姿勢には好感が持てるし、スリリングです。
『ほんとうに少女は悪魔憑きなのか?』を巡る展開は「リング」の前半部分の
おもしろさに通じます。
ビデオのノイズが人間のまばたきだと判明する場面の衝撃と同じく、
「エクソシスト」にも『科学が打ち砕かれる』衝撃的場面が効果的に用意され
ていて、ため息が出ます。
それにしてもキリスト教圏の人が「エクソシスト」にかんじる恐怖は尋常じゃ
ないんだろうなあ・・・。
232 :
>231:2000/11/05(日) 19:08
中学生の時読んだ。何故か学校の図書室にあったんだわ。
図書室には五島勉の「大予言」もあってそれも私を恐怖に突き落として
くれた(笑)
233 :
名無し@ぶりゅえ:2000/11/05(日) 20:18
>231
私も小学生の時読んだ・・・って年がばれるってばさ。
でも今読むと違うんだろうなー。
映画でもなんでもそうだけど、うん、基督教徒とそれ以外とは
全然恐怖の質が違うでしょうね。
234 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 02:09
小泉八雲の「人形の墓」なんてどうでっしゃろ?
「日本の心」というエッセイにのってた。短いけどインパクトがあった。
235 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 02:26
男だったら筒井の”腎虚刑”がこわいよ。
236 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 05:22
>235
筒井はけっこう怖いのあるよね。
「鍵」「乗越駅の刑罰」「生きている脳」・・・
237 :
名無しのオプ:2000/11/06(月) 05:28
ホラーは短編にこそ凄みがあるのだ。
てことで、
藤本義一の『足』を推す。
238 :
ギコマギー:2000/11/06(月) 12:34
>>237 あ、読んでみたいです。
どこに収録されてますか?
まだ出てないっすよね、都築道夫の…どの本だっけ。
連作もののショート・ショートがたくさん入っている本で、世界の名作文学の
タイトルをつけたやつの、一本。
『赤と黒』というのが、めちゃくちゃ怖かった。
…何が起きたのかわからない、というのがね。
240 :
名無しのオブ:2000/11/06(月) 21:12
241 :
名無しのオプ:2000/11/07(火) 22:25
>195
立風書房「現代怪奇小説集」、読みました。
『手術』小酒井 不木 、『火焔つつじ』平山 慮江
『長い暗い冬』曽野 綾子 などがお気に入り
最近読んだ中では
『恐怖』竹本健治(閉じ箱)、 『ささやく鏡』今邑 彩(よもつひらさか)。
短編ばっかですけど。
『箪笥』も怖いけど同じ能登怪異タンの『蟹婆』もなかなか。
あと番外編として、童話ですけど
松谷みよ子の「トランプ占い」(小峰書店)に収録されてる話、結構怖いですよ。
『芥子の花曼荼羅』、『鏡にうつった顔』など。
242 :
名無しのオプ:2000/11/08(水) 23:55
私が読んだ中で、実際にありそうでゾクゾクきたのは、
村上龍「イン ザ・ミソスープ」
鷺沢萌「雨が止むまで」 です。
「雨が・・・」は短編なんで、読みやすくてしかも結構ゾクゾク感はデカかったですよ。
血なまぐさ〜い、気味悪系が好きなら、
飯野文彦「愛児のために」
小林泰三「玩具修理者」「兆」 とかかなぁ。
高橋克彦の「眠らない少女」も血なまぐさ系だけど、オチはあんまり
好きじゃなかったです、個人的に。
243 :
名無しのオプ:2000/11/09(木) 10:25
「ウォーレスの人魚」が・・・。
別に怖い系の話じゃないと思うんですけど、ゾッとしました。
「人間以外」をリアルに書かれると怖いなあ。
244 :
名無しのオプ:2000/11/09(木) 21:59
石原慎太郎都知事の怪奇小説発見!この人こんな話も書いてたんですねぇ、。
題名は、鱶女(ふかおんな)。短編です。
あんまりというか、全然怖くなかった。
245 :
名無しのオプ:2000/11/09(木) 22:49
小川未明の「赤い蝋燭と人魚」
童話だけれど、結構怖い話でした。
後「金の輪」とか「2度と通らない旅人」とかも。
246 :
名無しの逆襲:2000/11/12(日) 04:42
サッチーの写真集
247 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 13:24
百万の太陽(福島正実)が恐かった……って板違いでゴメン。
248 :
名無しさん@1周年:2000/11/12(日) 14:50
シャーリー・ジャクスン「くじ」
249 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 23:33
>245
「金の輪」。なんでこれが童話なんだろうか。
250 :
名無しのオプ:2000/11/12(日) 23:40
村山カイ(木へんに鬼)多「悪魔の舌」
251 :
名無しのオプ:2000/11/15(水) 05:24
新井素子「ひとめあなたに・・・」は怖かった。
全然ミステリじゃないけど。
爪がね。爪が。
252 :
最近コワイ小説ある?:2000/12/20(水) 19:29
朝松健の短編が最近のでは怖かった。
暗殺魔術の話。
253 :
名無しのオプ:2000/12/20(水) 19:41
新井素子なら、「おしまいの日」の方が怖かったです。
>236
「乗越駅の刑罰」って、駅員になじられるやつでしょうか?
すごく不気味で怖かった。
母親にまでなじられるんじゃなかったですか?
こういう怖さもあるんだと目から鱗だったような・・。
「鍵」の内容が思い出せない、くやしーです。
255 :
名無しにゃーん:2000/12/22(金) 13:40
>254
そうそう。
母親や、弟からもなじられちゃうんですよね。
あと、仔猫のスープもきつかったし。
これ中学の頃読んで、かなり嫌な気分になりました。
「鍵」は、忘れていた嫌なものを次々に思い出して
いって最後には・・って感じのストーリーだったと思う。
256 :
sage:2000/12/22(金) 19:45
ゴーリキーだったと思うけど「外套」
ロシアの貧乏な官吏が周囲にないがしろにされくるった
あげく死んでおばけになって出てくる話。
ストーリーはそんなに捻りがあるわけじゃないけど、
も〜、陰気くさーく、びんぼーうで、絶望的〜
とゆうイメージがずっごいホラーだった。
スペードの女王もロシアだったよな。ロシアこわ!
sage入れ間違い。
たたりかもしれない…陳謝
258 :
名無しのオプ:2000/12/22(金) 23:21
遠藤周作で「真昼の悪魔」
人間て恐いと思わされるあたり「隣の家の少女」に似てるかも。
遠藤周作って、ヒューマンな純文学作家だと思われてるみたいだけど、
神の不在や人間の悪意をテーマにした恐い小説が多いです。
「ピアノ協奏曲21番」とか「沈黙」の拷問シーンとか。
あと「スキャンダル」も完全にスーパーナチュラルホラー。新潮純文学叢書だけど。
259 :
名無しのオプ:2000/12/22(金) 23:32
>>258 「闇の呼ぶ声」も忘れないでおくれ。
心理ミステリの傑作だが、淡々としていながらもじわじわくる怖さがある。
260 :
名無しのオプ:2000/12/22(金) 23:41
遠藤周作が出たなら北杜夫も。この人も明るいユーモア作家だけど、
狂気じみたダークな一面を抱えてる。
「天井裏の子供たち」「悪魔の来る家」「こども」とか、
芥川賞の「夜と霧の隅で」も絶望的に悲しく恐ろしかった。
純文学系の作家が恐怖小説書くと凄かったりするのかも。
261 :
名無しのオプ:2000/12/28(木) 05:13
「リング」シリーズは怖くなかったけど「ほの暗い水の底から」や
キングの「IT」や新井素子の「おしまいの日」などが怖がれそうな
小説を教えてください〜。…教えてちゃんですいません。
「蝿の王」や「ブレイン・ヴァリー」、笙野頼子も怖がれます。
いまいち自分の恐怖感がどんなもので高まるのかわからないのです。
262 :
名無しのオプ:2000/12/28(木) 05:44
既出だが、終りのない恐怖という意味で筒井康隆「生きている脳」。
立ち読みできるぐらいの掌編なので読んでみては?角川文庫の『ウ
ィークエンド・シャッフル』に収録。
寝ぼけて書いたので訳のわからない文章、スマソ…
こんな私でも楽しめそうな小説を教えてください…。
>>262
早速立ち読んでみます〜、ありがとう。
264 :
名無しのオプ:2000/12/28(木) 17:09
>>261 「仄暗い水の底から」怖いよね。ゾッとした。
小池真理子の本は結構面白いと思うのでおすすめ。
「間違われた女」や「彼方の悪魔」、「危険な食卓」など。
265 :
264:2000/12/28(木) 17:17
一冊書き忘れ。
唯川恵の「めまい」、めちゃ怖かった・・整形話の短編集。
この人ホラー作家に転向した方がいいんじゃないかと思った。
266 :
名無しのオプ:2000/12/29(金) 06:42
「金の輪」がやっぱし一番ゾッとしました。。。
いまだに夜思い出しちゃうよー!!
267 :
名無し:2000/12/30(土) 13:34
「郵便配達人」
子供の頃いじめをした5人組が大人になってから仕返しされる話
268 :
名無しのオプ:2001/01/05(金) 18:29
「同居人求む」
ルームメイトというタイトルで映画化もされてる。
どうってことないと言えばどうってことない話なんだが、
最後の最後で背筋が凍った。
269 :
名無しのオプ:2001/01/07(日) 05:08
最近、貴志祐介にはまってます。
怖いって言うよりは、ホント面白いですね、この人の小説。
なんかプロットで読ませていくってタイプなんで、読んでる途中
嘘臭さがなく、現実を忘れられるって感じです。
ちょっとだけ雑感を・・・。
黒い家・・・・・・・・・・既出もいいとこですが結構追いつめられる感じ。
13番目の人格・イソラ・・心霊的な話。臨死体験も読むとおもしろいかも。
これは頭のなかに幽霊の映像が残って怖かった。
クリムゾンの迷宮・・・・・翻訳小説の雰囲気。クーンツとかキングとか。
天使の囀り・・・・・・いやんな感じ。読んでる途中かゆくて不安になった。
サオリちゃん萌え少年に涙。
もう心霊系じゃなくても面白くて、怖かったらぜんぜんオッケーです。
どうですか?みなさんは貴志祐介ってどんな感じに評価してます?
270 :
参考スレッド:2001/01/07(日) 06:17
271 :
名無しさん:2001/01/07(日) 14:18
やっぱり小林泰三。
クトゥルーの香り漂うところがなんともいえない。
272 :
ふーむ:2001/01/07(日) 21:08
キングの作品を読んだ事ないんで
一度読んでみようかなと思ってるんだけど
小説でヒットしたのはどれなんでしょう?
273 :
たなもな:2001/01/07(日) 22:19
怖いというのとはちょっと違うかもしれないけど、
「IT」がお薦めです。あと既出だけど
「シャイニング」「痩せゆく男」なども。
タイプは違いますが、夢枕貘「悪夢喰らい」も
なかなかです。「鬼走り」も収録されている短編集です。
私自身ももっと怖い本を!!と求めているので
いろいろ教えてもらえて嬉しいです。
最近のヒットは「新耳袋」シリーズかなぁ。
やはり現実の方が怖いということでしょうか?
274 :
名無しのオプ:2001/01/07(日) 22:34
ニュース速報板の世田谷一家殺人事件
すでにパート7・・
近所の人と思われる書き込み、記者?、ヒッキー、コナン君や金田一君までが
いろいろ推理を披露してます。
だが、現場の状況など、想像するだけでも怖い・・・。ぞっとする書き込みもあるし。
275 :
クローズ:2001/01/08(月) 01:30
作者忘れましたが、洋物で「うしろを見るな」でしたっけ?
読後しばらく、後ろを見るのが怖かったです。
276 :
クローズ:2001/01/08(月) 01:35
作者名忘れましたが、洋物で「うしろを見るな」
読んだ後しばらく、後ろを見るのが怖かったです。
277 :
クローズ:2001/01/08(月) 02:18
しまった!重複だ!
・・・すみません。
>クローズ
おまえ、重複が好きだな。
>270さん
参考すれ、どうもありがとうです。さっそく飛んでみます!
ようやく「長い暗い冬」読みました。
このスレッドで「怖いぞ〜怖いぞ〜」と先入観与えられてたので
期待が大きすぎて、一読目は「そんなに怖いか....?」でした。が。
2度3度と読み返すと......怖いわ、こりゃ。(ネタバレメルアド参照)
上記短編が収まっている新潮文庫の曾野綾子短編集「華やかな手」は
他にも色んな「人間の怖さ」が詰まっていて、オススメです。
281 :
ホラーではないけれど:2001/01/15(月) 15:04
岡嶋二人の「クラインの壷」、読みおわった後、何ともいえない気分にさせられます。
282 :
名無しのオプ:2001/01/18(木) 12:00
>280さん
わたしも“長い暗い冬”を読んだんですけど、
どうして皆さんがこわいこわいと言ってるのか、わからないんです。
何度読んでも、ぴんと来ないんです。
メルアド見たけど、やっぱりわからないの。
鈍感なのかな…と、落ち込んでます。
う〜ん、なんていうんでしょう。
ホラーじゃない不気味さでしょうか。
上にも書きましたが、「人間の怖さ」でしょうね。
私が不気味に思ったのは、子供を全然気にしていない親の怖さ。です。
284 :
名無しのオプ:2001/01/19(金) 17:05
>280さん
ありがとうございました。おかげで、理解できました。
情景を想像しながら読んでみると…なんかじわじわと怖くなってきました。
この話はずいぶん昔の作品ですが、現代には、こんな人(親)がたくさん
いるから、我が子を虐待する事件が多いのかもしれませんね。
この話を読んで1番怖いのは、280さんに教えてもらうまで
理解できなかった私自身です。母親なのに…
285 :
名無しのオプ:2001/01/19(金) 17:37
島田掃除
アトポスの"エリザベス・バートリ"の話の部分
2食抜きながら必死に読んだなぁ〜
286 :
バースデー:2001/01/19(金) 18:17
287 :
名無しのオプ:2001/01/19(金) 20:37
井上夢人「メドュサ、鏡をごらん」
これは、結構怖いと言うか、背筋がゾクッとする作品です。
288 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 16:49
>>210-211
トマス・H・クック「夜の記憶」ですね。文春文庫にあります。
幼い頃の恐ろしい記憶が常に付きまとっている男性の話です。
真相が最後まで明かされない分、じわじわとした怖さがありました。
289 :
名無しのオプ:2001/01/23(火) 18:18
290 :
名無しのオプ:2001/01/24(水) 16:13
だーかーらぁっ。箪笥のどこがこワインぢゃ!!
意味わからん。なぜに箪笥に乗っかるの?
狗神がいちばんだ。
291 :
名無しのオプ:2001/01/24(水) 16:18
意味がわからんとこがこワインよ。
わけわからん方言もこワイ。
自分も乗っかってみて納得するとこが最もこワイ。
292 :
292:2001/01/26(金) 19:52
倉阪鬼一郎の「赤い額縁」
読んでいるとき、後ろに誰かいそうな気がして
何度も振り返りながら読んだ・・
293 :
名無しのオブ:2001/01/26(金) 20:31
今から、隣の家の障子・・・じゃなかった少女を読む。
あんまり皆が、不快だと言うから、興味が湧いて本屋で買ってきた。
私は通常図書館で本を借りている。なんせ、月25冊平均だから
置く場所が無くなって来た。
うちは7・2LDKで田舎暮らしだが、7人家族で、もう
自分専用のスペースはこれ以上取れない。
そして、もう2冊。ハンニバルも買ってきた。
これも図書館にはなかった・・・。
294 :
名無しのオブ:2001/01/27(土) 00:54
293です。
今読み終わった。凹んだ。
これは、家に置いておきたくない・・・。
ひどすぎる。吐き気がしてきた・・・。
でも、ページをめくらずにおれない作品。
これを読んだ皆さんは自宅に置かず、処分することを勧める。
296 :
あべべ:2001/01/30(火) 01:50
>254
乗越駅の刑罰
って何に収録されていますか?ぜひ教えてください
297 :
ねつてつ:2001/01/30(火) 02:56
>あべべさん
確か「将軍が目ざめた時」だった筈だよ。
違ってたら勘弁^^;
298 :
名無しにゃーん:2001/01/30(火) 09:49
乗越駅の頃の筒井作品は好きなんだけど
あれも薄気味悪かった…うわータイトル度忘れ。
人間レミングの話。生ぬるい幸福を描きつつラストが…ね。
299 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 10:32
>>298 「幸福の限界」(『俺に関する噂』収録)ですな。
それと、スレ違いだが『くたばれPTA』というショートショート
集を見かけた人はその中の「酔いどれの帰宅」というのを読んで欲
しい。「ロートレック荘」のトリックの原型がコレなのだ。
300 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 11:34
小池真理子なら「墓地を見おろす家」。怖い長編。
怖い短編なら岡本綺堂とかジョン・コリア。古典過ぎるか。
301 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 15:38
>296
「異形の白昼」にも収録されてたはず。
302 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 18:20
既出ですが、クリスティの「そして誰もいなくなった」
背中がゾクゾクしました。オススメです。
『隣の家の少女』、読了しました。
途中で何度か本を置いて、飼い猫と遊ぶことで精神のバランスを取りました。
名作です。二度と読めない名作です。つらかった。
304 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 20:24
>>301 うそだよー。
「異形の白昼」に入ってる筒井作品は「母子像」だけっす。
305 :
名無しのオプ:2001/01/30(火) 23:15
隣の家の少女、読んだよ〜
おいら監禁エロゲー大好きッ子だからあんまり心にこなかったよ〜
ホントだよ〜・・・クスン
306 :
あべべ:2001/01/31(水) 03:15
>ねつてつさん
情報ありがとうございます。
とりあえず、その本探してみます!
んんん〜〜はやくよんでみたいぞ〜〜ぅ
307 :
名無しのオプ:2001/02/01(木) 00:54
「メデュサ、鏡をごらん」読みました。
もう少し待ってたら文庫になったかもしれない.....。
でもタイトルに惹かれノベルズ買いました。
怖いけど、哀しいお話。
読後すぐ鏡を見れるかどうかは、この「怖さ」と「哀しさ」のどちらが
勝つかに左右されますな。
308 :
あ、まちがえ:2001/02/01(木) 00:59
メ『ド』ゥサな。
309 :
吾輩は名無しである:2001/02/01(木) 09:17
大御所すぎて誰も特別に注意を払わないけど、
A.クリスティの恐怖はけっこうツボ。
「終わりなき夜に生まれつく」なんか、
足下が崩れるような儚い恐怖感を味わえる。
血も流れず力わざでもない恐怖もの、
最近ではそういうのはほとんど見ないような気が。
310 :
HG名無しさん:2001/02/01(木) 09:24
>>307 メドゥサ、先程読了しました。
私的には「怖さ」「哀しさ」より「切なさ」が勝るラストでした。
途中まではめちゃくちゃ怖かったのですが、ラストでいい意味で怖さが抜けましたね。
(めちゃくちゃ怖がりたかった気持ちもあるので、その点では肩透かしを食らいましたが)
主人公の優しさと、恋人への思いに泣けます(ネタばれにつきメール欄参照)。
後半を読んでいる間は鏡が見られませんでしたが、
読み終えた後は新鮮な気持ちで鏡と向かい合うことが出来ました。
(そりゃあ、あれが映ったら驚くが)
312 :
あべべ:2001/02/01(木) 16:46
メドゥサを読み終えたときは、久々に当たりだ!と思ったんですが。
少し時間を置いてみると、イマイチ?というかストーリーがつかめないんですが。
理屈で読む小説ではないんでしょうけれど、それにしてもよく解らないです。
313 :
名無しのオプ:2001/02/01(木) 16:58
>>304 そうだったか・・。
嘘つきました、ごめんなさい。
乗り越し駅が収録されてた、私が読んだ奴
なんだったっけかなあ?
>メドゥサ
メタフィクショナルな手法を使ってますからねえ。
ある程度は理屈で説明できるんですけど、
あんまり書くとネタばれになるので「メール欄参照」にします。
メール欄に上げたところが面白みだと思います。フォントにも注目してみて下さい。
まあ、説明不能なところも怖さの一つなんですけどね。
315 :
あべべ:2001/02/02(金) 02:24
メドゥサ
でも、やっぱりこの作品は大好きです。
批判的に読めばいくらでも文句が出てきそうな気がしますが、
私は素直に怖がれたし、ん〜いいですね。
さっき『ダレカガナカニイル』を買ってきたんで暇ができたら読もうかと思います。
「将軍が目ざめた時」んんん〜ブックオフでは見つからなかった。(涙)
316 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 22:01
イアン・バンクス「蜂工場」は既出ですか?
普段あまり読書はしないけど、この作品は、怖いというより
かなり面白く読めました(凧にのって飛ばされちゃう女の子のくだり、
何故かロマンチックで好き)。
これって結構有名な作品なんですよね?
317 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 22:24
ロメオ
318 :
名無しのオプ:2001/02/02(金) 23:30
「乗越駅の刑罰」だったら、「恐怖特急」阿刀田高アンソロジー
集英社文庫にもはいってるよ。
319 :
乱葬:2001/02/06(火) 22:46
「メドゥーサ、鏡をごらん」おもしろかったです。
教えてくださってありがとう!
島田荘司の「毒を売る女」
女の怖さがもう…。この人の書く女ってどうしてみんな怖いんだろう。
321 :
あべべ:2001/02/09(金) 23:13
黒沢清の『回路』の小説を読みましたが。「?」という感じでした。
映画に期待したいです。
322 :
名無しのオプ:2001/02/10(土) 00:28
森真沙子の「邪視」。
学研のハードカバーで入手困難だった本が3月に文庫で出る予定。
これねー、すごく怖いし面白いよ。
角川で出してる転校生シリーズはつまらないけどこれは超おすすめ!
323 :
名無しのオプ:2001/02/11(日) 14:06
マイケル・スレイドの
「ヘッドハンター」「グール」「カットスロート」
読んだ方います?
面白ければ読んでみたいです。
324 :
名無しのオブ:2001/02/20(火) 17:22
「ダレカガナカニイル・・」井上夢人
325 :
乱葬:2001/02/20(火) 20:35
>324さん
それ、かなり怖いですか? 「メドゥサ、鏡をごらん」と比較して
どっちが怖いでしょうか?
(比べるのが間違ってたら、ごめんなさい)
326 :
名無しのオプ:2001/02/20(火) 22:49
岡嶋二人の「クリスマスイブ」!!
これと比べたら,独立した井上夢人の小説はそんなに怖くないでしょ?
327 :
乱葬:2001/02/20(火) 23:03
>
お返事、ありがとうございます。
早速、今度本屋で探します!
328 :
>>327:2001/02/20(火) 23:44
乱葬さん,「クリスマスイブ」は「メドゥサ〜」とか「ダレカガナカニ〜」
のような意味での怖さというよりも,むしろシャイニングとかミザリーのような
系統の,いわゆるエンターテイメント系のハラハラ・ゾクゾクの,死ぬほどの連続,
といった意味での怖さの圧巻です。もし井上夢人が好きなら,彼の昔のコンビの
ときの岡嶋二人も,きっと気に入ると思います。実際に書いたのは井上らしい
ので(井上の『おかしな二人』によれば)。
329 :
乱葬:2001/02/21(水) 23:09
>>328さん
わかりやすく書いて下さって感激です!ありがとうございます。
岡嶋二人は 全く読んだことが無いので これを機会にのめりこんでみます!
330 :
湘南ライナー:2001/02/23(金) 00:26
大石圭の「処刑列車」すごいですよ。鬼畜好きな人におすすめ。
バトルロワイヤルなんてメじゃないです。
331 :
名無しのオプ:2001/02/23(金) 00:35
「処刑列車」は怖いとかそれ以前につまらないよ。物凄く。それはもう物凄く。
332 :
湘南ライナー:2001/02/23(金) 01:34
>>331さん
具体的にどうつまらないかお聞かせください。
私としては鉄橋の上にとどまったままの列車という状況の閉塞感自体
こわいなーと思うのですが。
333 :
名無しのオプ:2001/02/23(金) 04:25
綾辻行人の「殺人鬼」で決まり!!!!!!!
334 :
名無しのオプ:2001/02/23(金) 09:38
「殺人鬼」に賛成する。
これ、すごいグロい描写の部分に、さりげなく伏線張ってるから
読み飛ばしもできない。読み飛ばしたらそこに戻ってグロな描写を
読まざるを得ない。
知り合いは「グロすぎて伏線になんか気づかないよ」と途中で投げ出しました。
335 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/02/23(金) 14:48
「殺人鬼」賛成。
電車で読んでて、倒れました(実話)
336 :
教えて:2001/02/25(日) 14:06
たしか「うしろをむくな」と言う題名だったと思うのですが
著者教えてください。海外ミス初心者の僕にむいてるでしょうか?
337 :
温室博士:2001/02/25(日) 14:11
>>336 フレドリック・ブラウンの短編のことかな?
たしか創元推理文庫の「真っ白な嘘」に収録されてたと思う。
338 :
ねつてつ:2001/02/25(日) 14:15
殺人鬼、TもUも、あまり怖いとは思わなかった。
ホラーというより、やはりスプラッタ。生理的に「うわ、イヤやな〜」
とか思うんだけど、怖くはないのね、自分としては。
想像の上でゾッとするのが、やっぱり怖い。
ロバート・ブロックやフレドリック・ブラウンの短編は、ちょっとキます^^;;
339 :
ひまひな:2001/02/26(月) 11:39
清水義則「虚構私立不条理中学校」
よく考えるととても怖い
340 :
名無しにゃーん:2001/03/01(木) 22:56
ジョン・ソールはあんまり挙げられてないね。一つ読むとあとは
どれも似たりよったりなんでいまいちなのかな?
この人の作品ではよく「暗い森の少女」が挙げられるけど、
わたしは「惨殺の女神」一押し。「隣の家の少女」よりひでえ。
341 :
non:2001/03/02(金) 18:08
ローズマリーの赤ちゃん
342 :
名無しのオプ:2001/03/02(金) 21:24
富山県の民話「十六人谷」は怖い。
まんが日本昔話にもなった。
343 :
名無しのオプ:2001/03/02(金) 21:47
>>342 激しく同意。まんが日本昔ばなし版、完全にホラーだった。
子供に見せるもんじゃないあれ。
トラウマになった人も少なくないと思われ。
344 :
名無しのオプ:2001/03/02(金) 22:05
345 :
名無しのオプ:2001/03/02(金) 22:29
>342-343
面白そうだね。出版されてるなら、出版社なんかも宜しく。
346 :
即興詩人:2001/03/02(金) 22:31
347 :
名無しのオプ:2001/03/02(金) 22:50
>343
自分はあれ見てトラウマになったクチです。
あれ今だったら絶対規制かかって放送できないと思う。
348 :
名無しのオプ:2001/03/03(土) 00:21
>>344「十六人谷」うろ覚えですけど・・・
ある山に老人が一人で暮らしている。ある日彼の家に、道に迷った旅の女が訪ねて来る。
一人で退屈を持て余していた老人は、旅の女にポツリポツリと若い頃の話を始める。
・・・昔、老人は十数人の仲間と山できこりをやっていた。ある日のこと、
ある沼の柳の木を切ろうとすると女が現れ、「この木を切らないで下さい」と言う。
しかし仲間達は気にせず切ってしまう。その夜、木こりたちが山小屋でザコ寝をしていると、
主人公の耳にグチャグチャと妙な音が聞こえる。
目を覚ますと、何とその女が寝ている仲間たちの舌を、端から順番に食いちぎって食べていた。
全員を殺し終えた女は、血まみれの口で主人公に迫って来る。主人公は必死に逃げる・・・
「今思うと、あれは切られた柳の精だったのかもしれない」と、老人は旅の女に語り終える。
後日、近所の人が老人の家を訪ねる。「ここ数日独り言を言ってたが、今日は妙に静かだな?」
と気になって老人の家に入ると、老人は舌を抜かれて死んでいた。
と、うろ覚えですいません。どなたかもっと詳しい内容お知りの方、よろしく。
349 :
ななー:2001/03/04(日) 20:24
流れにのってなくてすいません。
今日「隣の家の少女」と「ぼっけえ、きょうてえ」を読んで
まだ「OUT」を読もうと思ってるおばかさんです。
「隣の家の少女」小牧の幼児死体遺棄事件と相まって……
虚構じゃなくって現実なのが本当に怖い。
やっぱり小説より現実の方がすごく怖いです。
「ぼっけえ、きょうてえ」の中では最後の「依って件の如し」が
まあまあだったけどあとは?なんかみんな同じに思えました。
どこかで聞いたような話しだったし。
>>346
こわいぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!
351 :
:2001/03/05(月) 21:11
リングのような精神的な怖さじゃなくて
バトロワで千草が新井田を殺すシーンみたいに
視覚的な怖さを持つ小説が読みたい。
352 :
344:2001/03/05(月) 21:31
>>348 ありがとう。
なるほど、凄い話だね。ウメズカズオみたいだ。
何か日本的な「怖い民話」とは異質なものを感じる。
353 :
名無しのオプ:2001/03/05(月) 22:22
>>348 オチは類型的だけど、そこに至るプロセスがパワフルだね。
スプラッターだ。
こういう民話を生む土壌ってどういうものなんだろう?
354 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 00:37
私も日本昔ばなしでトラウマになったクチ。
思い返せばあの話はかなり演出のレベルが高かった。
(以下うろ覚えなので細部ちがったらスマソ)
冒頭で、ふすまが開いて息子の嫁らしき人(?)が
「おじいさん、ご飯ですよ」と飯を持ってくる。
その飯を食べながらおじいさんが話すわけだ。
(確か娘は食べなかった)
昔話を終えたおじいさんは娘に言う。
「ちょうど、おまえさんぐらいの娘じゃった。
美しい娘じゃったな。また会いたい気持ちもあるのじゃ」
ここでふすまが開き、「おじいさん、ご飯はすみましたか?」
と嫁らしき人が入ってくる。
彼女が発見したのは舌を抜かれたおじいさんの死体。
でも、その顔は満足そうに笑っていたということじゃ(市原悦子ナレーション)
怖いけど、官能的な話じゃないか?
口づけして舌を飲み込むなんてエロチック。
355 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 01:13
井上夢人は「メドゥサ・・・」も怖いですが、
「あなたを離さない」「私は死なない」も怖かった。
e-NOVELSで試しに無料ダウンロードしたんですが。
有料のもダウンロードしてきます。
356 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 01:23
>354
ああ、思い出しました!確かにラストそんな感じでしたね。
「舌抜いて殺されたのに、なんで幸せそうに笑ってるんだ?」って
子供の自分は理解できなかったけど、今思うとエロティックな
意図が・・・まんが日本昔話なのに、なんか妙に深い話ですね。
演出も上手かったし、確か絵柄も他の話に比べてリアルでしたよね?
女が主人公に迫ってくる場面で自分は泣き叫び、
一緒に見ていた親に「こんなものどこが怖いの?」と
たしなめられた記憶があります。またあの静かな音楽が怖かった・・・
その後いつものようにドリフの8時だよ全員集合を見たんですけど、
今の話が頭から離れず、全然集中できませんでした。
自分の中では幼少時、確実に5本指に入るトラウマです。
357 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 04:32
小学生の時に読んだ「ふたりのイーダ」が怖かったです。
もし今初めて読んでもかなり怖いと思う。
挿し絵(版画)も雰囲気かもしだしてて凄いんですよ。
358 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 19:04
>357
自分もです!
これと「死の国からのバトン」は二大恐怖児童文学でした!
今でも思い出すと耳を押さえて「ごめんなさい!」と絶叫したくなります。
表紙、司修でしたっけ…
359 :
名無しのオプ:2001/03/06(火) 19:23
児童文学なら「ドコカの国へようこそ!」(大海赫/作・画 )が怖いよ。
フリークス出まくりの挿絵が怖いというか不気味で、生理的に駄目だった。
最後、ドコカの国へ逝ってしまう主人公も怖。
小学生時代、一番のトラウマです。
今読むとどうかな?
360 :
名無しのオプ:2001/03/08(木) 01:34
牧野 修 リアルへブンへようこそ
ねたきりじじいがこわい。
361 :
名無しのオプ:2001/03/08(木) 16:56
古典だけど「小泉八雲作品集」
百回生まれ変わっても、あなたと添いたい
日本の怨念の深さがすごい。
362 :
名無しのオブ:2001/03/12(月) 06:41
363 :
名無しのオブ:2001/03/19(月) 20:42
age
364 :
名無しのオプ:2001/03/19(月) 23:54
小野不由美の「東亰異聞」、読み終えた後に思わず周りを見回してしまったくらい
怖かったなぁ。個人的には「屍鬼」よりこっちが怖いと思う。
竹本健治の「閉じ箱」(短編自体の方)も美しかったけどなんか目の前がぐるぐる
してきて怖かった憶えがある。
あとは「六番目の小夜子」。初版の時の表紙が、ジュヴナイルのホラーぽかった
から「ホラー」だと信じて読んでたせいもあって。
age
366 :
名無しのオプ:2001/03/25(日) 23:13
概出?
『殺戮にいたる病』我孫子武丸(講談社文庫)
グロい!エロい!そして最後の最後でかなりビックリ!です。
あのすんません、厨房質問なんですけど、
以前読んだ小説を探しています。
内容は、短編集で、
その中の一つに、
死霊のはらわたごっこというのがあって、
少年たちが少女を殺したり、
陰部に木の棒のようなものをつっこんだりするものです。
お心当たりのある方は、是非名前を教えて下さい。
368 :
森の不細工な嫁:2001/03/26(月) 00:00
>>367 友成純一でないかい?
「陵辱の魔界」か「獣儀式」のどちらか。
369 :
367:2001/03/26(月) 00:27
>>368 ありがとうございます!
早速明日本屋に行って探してみますね!
夢野久作のドグラ・マグラはどうですか?
今、3割程度読んだんですけど、ちょっと疲れてきてしまいました。
こんな私をどうか励ましてください。
371 :
名無しのオプ:2001/03/28(水) 13:18
372 :
名無しのオプ:2001/03/28(水) 15:57
我孫子 武丸「殺戮に至る病」
これはグロぃ。臭ってきそうなグロさ。
一回みとけ!!!!
373 :
名無しの:2001/03/29(木) 13:59
>>367 368 369
なに? 見るの2回目。自作自演?
コピィ?
「アロマパラノイド」
電波文章がホンモノっぽくて怖い。
375 :
sage:2001/03/30(金) 16:23
367〜ってコピ系なんですか?
聞いていいなら聞きたい「作家が思い出せない怖い話」があるんですけど…
「水漬く屍」ってやつで、親子が出てきて、森の奥の沼地に
死体がごっそりあるとかないとかゆう話…アンソロかなんかで読んで震え
あがったんですよ。
けど…とか濁しながら聞いちゃってますが。
主旨ズレ陳謝sage
また入れ間違いしました。二重に陳謝致します。
今さらながら…
377 :
名無しのオプ:2001/03/31(土) 00:01
「水浸く屍、草生す屍」というのなら
「闇の司」(ハルキホラー文庫)に入ってますね。
SFマガジンのホラーレビューに出てた。
378 :
名無しのオプ:2001/03/31(土) 03:47
「闇の司」「水浸く屍」作者は秋里光彦
379 :
名無しのオプ:2001/04/01(日) 02:14
>374
牧野修は電波エミュレーター作家だからな…。
(デンパ作家だ、って言ってんじゃないよ)
『病の世紀』の電波キャラとか。リアルというか…。
>>373-375
いえ、マジでした。
でも私がきちんと過去ログを調べなかったのが悪いので、
謝ります。どうもすみませんでした。
381 :
名無しさん@1周年:2001/04/03(火) 21:25
牧野修のホラーは怖くないねえ
痛そうな描写と電波系描写はすごいが。
「アロマパラノイド」もホラーなのか?って感じ。
でも「おもひで女」は良かった。前にも出てたけど。
記憶を這い登ってくる女の描写に鳥肌。
382 :
あれ:2001/04/04(水) 10:22
めっちゃくちゃ怖いってわけじゃないけど、宮部みゆきさんの「とりのこされて」はどうでしょう?
もの悲しい怖さがあると思うのですが…。
383 :
A.M.:2001/04/04(水) 10:46
『ババロアさんこんにちは』
作者は舟崎克彦(と思う)。二十数年前の雑誌小学○年生に
掲載されていた話。地球上で最も恐ろしい動物に遭わせよう
という謎の男、ババロアさんに案内されて・・・という話。
『夜中のとむらい』
既出の『十六人谷』と同じく、まんが日本むかし話にて紹介
されたエピソードで、絵柄もプロットも間然とするところの
ない佳作でした。ああもう一度見たいなあ。
384 :
名無しのオプ:2001/04/07(土) 03:52
なんだか最近ホラーが元気なくなっているような。
ミステリに食べられちゃって、ミステリのお腹の中で消化されずに悶えているような。
最近出たのでいいやつないかのう。
385 :
名無しのオプ:2001/04/07(土) 08:48
雨月物語のなかの「吉備津の釡」が怖かったです。
うちも外にお札をはっとかないと…という気分で身をすくませて
よみました。小5の時です。いま読んでも怖いし、けっこうこれは
何人もマンガ化していてそれぞれに味わいが…。
386 :
名無しのオプ:2001/04/08(日) 20:24
今日、「隣の家の少女」買いました。
緊張です。
387 :
名無しのオプ:2001/04/08(日) 21:59
>385 下手な現代のホラー小説よりか怖いですよね。
「怪談」もいいよね。
>386 頑張れ。
388 :
名無しのオプ:2001/04/09(月) 14:04
スプラッターの「殺人鬼」(綾辻行人)がグロい。
13日の金曜日のジェイソンとそっくりだが、一人一人の殺害描写に吐きそうになった。
山の合宿・斧・生きたままの人間をゆっくり殺害する・・・
殺される者の感情も描かれており、「たしかに俺もこう思うのかなー」なんて思いながら一気に読んだ。
最後は「そんなのありかよー」という感じだったが、伏線はいっぱいありました。
「早く殺して楽にしてやれヨー」でした。
389 :
ちょっと違うが:2001/04/09(月) 19:46
星新一の小説の根底にある悪意が怖い。
絶対いい話は書かなかった人だと思う。
390 :
名無しのオプ:2001/04/09(月) 21:46
>>383 「ババロアさんこんにちは」
それって私が小学校の時になぜか学校の先生が読んでくれたんだけど
途中で時間が来てしまい結局最後まで聞くことが出来ませんでした。
内容はまったく覚えていないのですが、変な題名なので覚えていました。
当時の同級生に聞いても誰も覚えておらず
20年間ずーっと気になっていたので、よろしければ
くわしい内容を教えて下さい。怖い話だったんですか?
392 :
392:2001/04/14(土) 18:19
393 :
名無しのオプ:2001/04/17(火) 23:23
キングの「死のロングウォーク」に一票!
394 :
A.M.:2001/04/18(水) 12:58
>>390 さん。
私も原典が手許にないので、内容についてはうろ覚えと
なりますがご勘弁を。
主人公がババロアさんという正体不明のものと知り合い、
そのババロアさんから、「世界中で最も恐ろしい動物に
会わせて上げよう」と誘われ、彼の後についていく。
ババロアさんの家に着いた主人公は、いろいろ不思議な
動物(これらの名前が《ウルサイ》とかで笑えマス)に
遭遇する。しかしババロアさんは、こんな動物などまだ
序の口で、一番恐ろしい動物にはこれから会わせようと
気をもたせる。
やがて主人公の周りに檻が下りてくる。ババロアさんは
主人公に「最も恐ろしい動物に襲われないように周りに
檻を下ろしたのだ」と言う。
やがて主人公の前に現れた、地球上でもっとも恐ろしい
動物とは・・・・
ここから先を書くとネタばれになってしまうのですけど、
どうしよう。
そうか、メール蘭に書きこめばいいんだった。
『ババロアさんこんばんは』の結末はメール蘭参照。
ま、小学生のとき読んだ話なので、怖い話というより
強烈に印象に残っている話ということで。
396 :
A.M.:2001/04/18(水) 13:03
>>395 『こんばんは』→『こんにちは』 です。すみません。
397 :
名無しのオプ:2001/04/18(水) 13:22
ミステリーじゃ無いのでアレだけど、筒井の「乗越駅の刑罰」
根性の曲がった田舎者は恐ろしい。
398 :
375です:2001/04/18(水) 18:33
超遅レス、申し訳ありません。
御教示有り難うございました!!!>377.378さん
長年の膨満感についに終止符が!
ついでながら、怖いといえば、平井和正の赤ん坊が邪悪な超能力者な短編が
怖かったっす! ストーリーもさりながら、生頼画伯の恐怖赤子アップ絵がああ…
399 :
乱葬:2001/04/18(水) 22:31
>397さん 同感です。
田舎って なんか怖いです。
よそ者を寄せ付けない、ムラ社会の中にだけ通用する不文律・慣習が
出て来ると おどろおどろしいです。
400 :
名無しのオプ:2001/04/18(水) 23:07
うちのひいばあさん
死んでまで焼かれるなんて嫌だから
内緒で庭に埋めてくれ
おいおい
こわいよ、ほんと、田舎って
401 :
名無しのオプ:2001/04/19(木) 02:44
インターネットものでホラー小説ってありませんか?
もしどなたかご存知の方は是非教えて下さい
402 :
名無しのオプ:2001/04/19(木) 09:24
>>398 それはそのまんまのタイトルの「赤ん暴」だろう。
このころの平井は救いのない話が多い。
403 :
>>401:2001/04/19(木) 09:26
quater mo@n
>>401 『あなたの待つ場所』もちょっとカスる、ちょっとな。
ネットものでハズしてたのは吉村達也のiレディかな。
うまかったのは 「ブードゥー・チャイルド」。面白かった!
406 :
名無しのオプ:2001/04/20(金) 07:32
>>404 401ですどうもありがとうございます!
「あなたの待つ場所」の作者は誰ですか?
>>405 同じくブードゥ・チャイルドの作者は誰でしょう?
よかったら教えて下さい。お願いします
407 :
390:2001/04/24(火) 00:33
>>394 A.Mさん!どうもありがとう!!なんだかうろ覚えながら思い出しました。
たしか絵に結構特長があったような記憶がありまし。
本当にいままで知ってる人に出会えなかったのでとてもうれしいです。
これで心おきなく眠れます。(笑)
すごい記憶力ですね、脱帽です。
ちなみその本ってまだ売ってたりしますか?
408 :
名無しのオプ:2001/04/24(火) 00:52
既出ですが
綾辻行人さんの「殺人鬼」「殺人鬼2」
単純にグロキモです。
こんなヤツに襲われたらと思うと泣けます。
お風呂で頭を洗うのが怖くなります。なんとなく。
409 :
名無しのオプ:2001/04/24(火) 03:17
未読の「メドゥサ、鏡をごらん」を今から読むのは
間違った行為かしらん?……ちなみに当方、かなりの怖がりさん。
410 :
A.M.:2001/04/24(火) 12:37
>> 407さん。
うーん、私も数年前に図書館で久しぶりに見つけて大喜びで読んだっきり。
私が小学○年生で読んだときのイラストは、舟崎氏本人だったと思います。
ちなみにタイトルは、もしかしたら『ババロアさん こんばんは』だったかも。
結局うろ憶えですみません。
>>406=401
今手元に無いから作者わかんねえ…ワリいっす。
角川ホラーだから探して見てくれ。<あなたの待つ場所
412 :
ありさ:2001/04/24(火) 17:33
小池真理子の墓地を見下ろす家。
413 :
名無しのオプ:2001/04/24(火) 18:22
消防の時読んだ、赤川次郎の「魔女たちのたそがれ」が
すごく怖かった覚えがある。でも今読んだら全然かもな。
414 :
>>406:2001/04/24(火) 21:04
歌野正午。
ネットものとも言い難いし、怖くもないよ。
探偵の設定はこれから使う作家がいそうだが。
ちょっと萌えキャラ出し。
415 :
ナンシー:2001/04/24(火) 22:55
意外と挙がってないのがD・クーンツ。
スレの前の方に「ファントム」が挙がってたけど
あれは後半、科学的に実在するモンスターものになり
理屈で割り切れて、怖さ半減。確かに前半はホラーっぽくて
ゾッとするんだが。
そこでおすすめするのが「呪われた少女」。
これはクーンツにしてはめずらしく、ポルターガイストや
恨みを抱いた幽霊など、れっきとした怪談ネタを扱っている。
けっこう怖いイメージもあり、なかなか面白かった。
明るくトラウマを克服してハッピーエンドの
クーンツ小説が肌に合わない人も、一読してみてはどうだろうか。
416 :
名無しのオプ:2001/04/26(木) 04:53
401です
>>411さん
>>414さん
ありがとうございます!早速探してみたいと思います!
本当にありがとうございました。読んだらまた感想を
書き込みたいと思います
417 :
386:2001/04/27(金) 20:27
「隣の家の少女」今日、読み終わりました。
学校が始まり忙しくなって、休み時間や授業中に少しずつ読んでいました。
ラストらへんは号泣してしまったよ…。(家でだけど。
418 :
名無しのオプ:2001/04/28(土) 21:45
流水先生の作品群。
こんなこと考える人がいたなんて、こわい。
419 :
390:2001/04/30(月) 00:17
>A.M
私も図書館で探してみます。
あるとしたら児童書のコーナーですかな?
ちょっくら行ってみます。
420 :
呪われた名無し:2001/05/01(火) 00:21
ふと思ったのですが、モダンホラー板って欲しくないですか?
なんかミステリーでもSFでもない小説を語り合いやすい板。
オカルト板は違うし・・・。
要望板にカキコする前に、ここで聞いてみます。
皆さん、どうですか?別にこのスレで事足りるなら言いません。
むやみに板ふやすのもあれだし・・・。どうざんしょ?
421 :
ホラー命:2001/05/01(火) 04:32
賛成+歓迎
モダンホラー板、わたしもあるといいと思います
422 :
名無しのオプ:2001/05/01(火) 06:37
う〜ん、ミステリ板でさえこれだけマターリなのに、その一部を抜き出して
新板作ってもねえ…
423 :
おたく、名無しさん?:2001/05/01(火) 07:00
確かに、、、雑談スレにすら人が集まらんとは
424 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/02(水) 23:07
もう怖いのはヤダよ〜。
エミールに逃げるよ〜。
425 :
呪われた名無し:2001/05/02(水) 23:29
>420のモダンホラー板設置について意見、
一応、集計してみると・・・。
賛成・・・1
反対・・・2
まあ、それじゃ、いらないですかね?
一応、スレどうり怖い小説でもあげときます。
角川ホラーの短編集「かなわぬ想い」女流作家ばかり5人の
アンソロジーでどれも面白かった。
とくに篠田節子の「誕生」と、服部まゆみの「雛」、浮かぶ絵が怖い。
あとは小池真理子、坂東真砂子ほか。
426 :
名無しのオプ:2001/05/03(木) 15:16
綾辻行人の短編集「眼球きたん(漢字でなかった)」はどうでしょう、
特別料理なんかカレーにゴキブリが入ってたあたりとか、マイナーなグロさがあると思うんですけど、
単純な事にしばらくカレー食うのが恐かったです。
他には再生と眼球きたんが普通に恐かったですね。
427 :
名無しのオプ:2001/05/03(木) 16:56
加門七海の「蠱」を読んだ。「実話」って話はまあまあ怖かった。
あとは、教授キャラがでてるせいか、諸星大二郎の「妖怪ハンター」
みたいな感じがしたよ。稗田礼次郎のあれね。
でももっとも怖かったのは、”あとがき”です。あれ実体験なのかなあ。
428 :
名無しさん:2001/05/03(木) 22:53
井上雅彦監修「異形コレクション」シリーズでは、
何が一番良かった??
429 :
名無しのオプ:2001/05/04(金) 01:15
>>420 私もモダンホラー板、希望します。
だって翻訳小説のモダンホラーと、最近興隆してる和製モダンホラーじゃ
語るときの気分ちがうもん・・・。どっちも好きだけど、別々のスレッドで
話したいよ。
あと、実話系の怪談だってまた雰囲気ちがうし。例、新耳袋とか。
話題は多岐にわたるんじゃないでしょうか?
クトゥルースレとか出来たりしてさぁ・・・。
>420
<ホラー板
ただでさえ板乱立ぎみなのに、人がそんなに集まりそうに無いホラー板
設立なんていらないよ、反対。ついでに言えば板設立まで持っていきたいのなら
最低でも何十人程度での賛成がいるだろうよ。この板で数人の反応しか
ないところを見ると、批判要望板に持っていって、はたしてどの程度
人が集まる物か?それぞれの板で充分間に合ってると思われ。
431 :
名無しのオプ:2001/05/05(土) 03:46
ホラー板、あればいいにオレも賛成
オレみたいにオカルト板とかからもくるよきっと
おいらミステリは全く読まないけど、ここしか無いので
仕方なくこの板でホラー小説のこと話題にしてる。
逆にここのミステリの人ってホラーと一緒でいいのかな?
ここでホラー小説ばっか語ってていいのだろうか?
>>432 ホラー板出来ると、ホラーとミステリの中間くらいの
作品の話題が別れてしまうから、ここでいいと思う。
普段はミステリのが好きだけど、ホラーを読みたく
なった時に、ここだとオススメ作品、探しやすいんだよね。
434 :
呪われた名無し:2001/05/06(日) 00:45
両方好きな人にとっては便利なんかな?
賛成4
反対4
・・・ぐらいかな?ホラースレ軒並み下がってるし
もう挙げなくてもいいか。でも一応挙げ。
435 :
名無しのオプ:2001/05/08(火) 22:55
大変遅ればせながら「隣の家の少女」読みました。
想像してたけど、このスレに書いてある通りでした。
最悪!って聞くと読みたくなる、悲しい性です。
こういう話を書く人って頭おかしい?などと思いながら読んだのですが、
なかなか考えさせられる部分も多々ありました。
読んでる途中になにもしらずに話しかけてきたダンナに
「なんだぁー。あー?」って無茶苦茶に不機嫌な返事をしてしまいました。
八つ当たりされたかわいそうなダンナよ。(ToT)
一気に読んでしまったので、つまらないとも言えないしなー。
「ブックオフ」で350円でした。
2冊も置いてあった。(笑)
私もすぐにでも売りに行きたいです。
436 :
名無しのオプ:2001/05/09(水) 06:36
私も読んで速攻売りました>隣の家の少女
どうでもいい本はいまだ部屋に積んでありますが、この本は部屋に置いておきたくなかった
ので。
437 :
435:2001/05/10(木) 00:06
私だけこんなに落ち込んだ気分になって悔しいので
明日はダンナに無理矢理読ませます。
その後は友達に貸してやろう。ふっふっふっ。>隣の家の少女
438 :
名無しのオプ:2001/05/10(木) 02:42
島田荘司の「龍臥亭殺人事件」は?
最初の導入部から序盤怖くて、途中で読むのやめようかと思ったけど
面白くて一気に読んでしまった。
最後は京極堂曰く、不思議なものなどなにもないって感じで終わり
439 :
提供:名無しさん:2001/05/12(土) 17:16
401に無視されている403が不憫だ。
「QUATER MO@N」のクールな描写力に惚れて買った、同作家の「レフト・ハンド」
余りと言えばあまりな設定に痺れた。未読の方は是非。
440 :
名無しのオプ:2001/05/12(土) 23:57
中井拓志の新刊はいつになったら出るんだ?
441 :
名無しのオプ:2001/05/13(日) 01:10
島田荘司の「暗闇坂人喰いの木」が怖かった。
というより、気持ち悪かった……
442 :
名無しのオプ:2001/05/13(日) 02:27
復刊された朝松健の『黒衣伝説』をさっき読了。
ああ、こんな時間に読むんじゃなかった……
牧野修の解説も怖い。
443 :
名無しのオプ:2001/05/15(火) 20:29
筒井康隆の「2度死んだ少年の話」ってどこから出てます?
昔読んだんだけどもう一度読みたくて探してみたんですが
短編集でしたっけ?
444 :
名無しのオプ:2001/05/15(火) 21:03
「最後の伝令」収録の
「二度死んだ少年の記録」と思われます
445 :
名無しのオプ:2001/05/15(火) 23:00
なんか、こう...
耽美で叙情的でスプラッタで鬼のように怖い西洋小説ありませんか?
「ナイトブリード」的な。
446 :
名無しのオプ:2001/05/16(水) 00:58
和田はつ子。
先日はじめて「蟲」を読んだのですけど
死体描写とかが結構こわかった気がする。
「QUATER MO@N」気にはなっていたけれど、おもしろいようですね。
今度読んでみよーっと。
447 :
名無しのオプ:2001/05/16(水) 06:41
>>439 >401に無視されている403が不憫だ。
気付かなかった。失礼だが、ワロタ。
446と同じく、「QUATER MO@N」読んでみるよ
あんまり期待しすぎないで下さいね。>「quater mo@n」
世紀末の「ノーライフキング」だなぁ。という感じ。
449 :
提供:名無しさん:2001/05/16(水) 23:35
「レフト・ハンド」の方がお勧めなので(今ごろ)。
450 :
443:2001/05/17(木) 00:10
>>444 情報ありがとうございます!
早速、探しにいってみます。
ちなみに何処の出版社か分かりますか?
451 :
401:2001/05/17(木) 06:41
あれタイトルだったんですね(汗)
すいません気がつきませんでした
>>403さん、ごめんなさい
ちなみにこれは誰が書いてるんですか?
誰か教えて下さい
452 :
名無しのオプ :2001/05/17(木) 07:37
キングの「呪われた町」がでてたから、ちょっと言わせて
貰いたいんだが、海外のモダンホラーってハリウッド映画の
脚本読んでるような感じにならないか?全然面白くないぞ。
文章ならではの面白さを出そうとするよりも、映画化を考えて
書いてる感じ。映画で観たほうがずっといい。
453 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 08:27
>>452 まあ、面白くないとまでは言わんが、
全然怖くないとは思うな。
でも、そーいやよく考えると、
べつにラブクラフトとか古いものも怖いと思ったことないな、翻訳は。
454 :
名無しのオプ:2001/05/17(木) 09:18
おれもラブクラフト読んで怖いと思ったことない。
でも発表された当時に読んでたら怖かったかも。
455 :
提供:名無しさん:2001/05/18(金) 00:45
「2度死んだ少年の話」収録本は角川ホラー文庫の「鍵」の方が手に入れやすいと思うぞ
456 :
名無しのオプ :2001/05/18(金) 01:16
このスレで話題になってた「隣の家の少女」読んだ。
みんなが言うほどショッキングな内容だと思えなかった。
だって人間があれぐらいできるってこと、もう充分知ってないか?
ニュースとかであれに匹敵するぐらい酷い事件なんか山ほど
見てるだろ。今の日本を書いてる感じの小説だった。
なんかもうすっかりお馴染みな内容だった(嫌な事だが)
ケッチャムが時代を先取りしてたのか、当時のアメリカが
こんな感じだったのかは知らんが。
ただこの作者の実力は感じ取れた。単に煽情心を煽ってる
だけの小説ではなかったと思う。この作者の他の作品も
読んでみたいが、読みたくない。というわけで他の作品を
読んだことのある人の感想希望。
457 :
>>451:2001/05/18(金) 02:28
中井拓志。角川ホラー文庫。
レフトハンドもここから出てる。
アリスという新刊が出るらしいが、まだのよう。
458 :
443:2001/05/19(土) 01:20
>>455 そっちも探してみます。
でも「鍵」って筒井康隆のアンソロジーみたいなやつですよね?
確か持ってたと思ったけど載ってましたっけ?
確認してみます。
459 :
名無しのオプ:2001/05/19(土) 03:46
「不思議の国のアリス」はこわい
がきのころあの異常な世界観がものすごくやだった
460 :
名無しのオプ:2001/05/20(日) 05:04
>>459 そんな貴方にはPCゲームの「アリス・イン・ナイトメア」
がオススメだ。
461 :
名無しのオプ:2001/05/21(月) 19:12
もう一月も昔になりますが、ここで解決した積年の謎「水漬く屍」を含む
「闇の司」をようやっと発見、読了しました。
ひとによっては大したことないのかもしれませんが、
この作家とは悪夢の階層に共通する部分があるようで、
読んだとたんにシビれるような悪夢を見ました。
記憶に違わぬ閉塞感を堪能しましたよ〜!
ありがとうございました。
462 :
名無しのオプ:2001/05/22(火) 18:44
クライブ・バーカー氏の 「アンダイイング」
「屁る霊ザー」
余談だが「不思議の〜アリス」の筆者てばヘロインやらマジック・マッシュ
服用してたと。
宮部さんの小袖の手はなんと言う本に入ってるのですか・・・
464 :
名無しのオプ:2001/05/24(木) 00:00
Fポールウィルソンの「神と悪魔の遺産」が出たけど、
これはホラー物なんでしょうか? 一応始末屋ジャックが
主人公だし、あらすじを見る限りでは謎の結社とやらが
絡んでるらしいけど…
それよりもっと気になるのは、いつぐらいの話なの?
ナイトワールドの前なのか後なのか。
誰かネタバレにならん程度に教えてちょ。
465 :
名前無しさん:2001/05/24(木) 00:33
ミステリーでもホラーでもないが、
三島由紀夫の「天人五衰」の最後の場面が・・・
466 :
名前無しさん:2001/05/24(木) 00:37
ミステリーでもホラーでもないが、
三島由紀夫の「天人五衰」の最後の場面が・・・
467 :
提供:名無しさん:2001/05/24(木) 23:56
443の答えを待っているのだが・・・
468 :
名無しのオプ:2001/05/26(土) 20:29
>>467 あのさ、検索してみたらいっぱい出て来たよ?
「2」じゃなくて「二」でね☆
469 :
おにおん:2001/05/27(日) 01:04
>>456 読みました。
「老人と犬」「ロード・キル」「オフシーズン」「オンリー・チャイルド」
どれも、一気に読めました。
わたしにとっては、最も(そんなに爆読みしてる訳じゃないですけど)
面白いモダンホラー作家のひとりです。
どれも後味悪いけど、わたしは売ったりする気になれない。
…感想になってないかナ。
470 :
提供:名無しさん:2001/05/27(日) 01:22
ん?そうじゃなくて、ちゃんと443が答えを得られたかどうかを気にしてるんだよ>468
471 :
456:2001/05/27(日) 02:10
>>469 さんくす。うーん、どれも後味悪いんだ。そうだよな・・。
でも面白そうだよな。トラウマにならない程度に少しづつ
読んでいこうと思います。
472 :
468:2001/05/27(日) 09:10
>>470 本当だ。斜め読みして答えてしまってごめんなさい!!
小学生のときに読んだ「おとうさんがいっぱい」
という本がとても怖かったです。
短編集なのですがお父さんが3人に増えてしまう現象が起きて
息子である主人公がお父さんを選ぶのですが、
今度は子供が増えてしまう現象が起きて自分が選ばれる恐怖を感じる話や、
壁にお父さんが入ってしまう話など
子供ながらに発狂しそうな恐怖を感じました。
ご存知の方いらっしゃいますか?
475 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 05:33
「おとうさんがいっぱい」は三田村信行・理論社フォア文庫。
ナンバーがついていてこれはB103。
表紙画・挿絵、佐々木マキ。
1975年に単行本として理論社から、1988年にフォア文庫として
出版。今もあるんじゃないかな。文庫とはいうが新書サイズです。
三田村信行は児童書書いている人だがこわい話うまい。
別の本だがタイムスリップして絶滅時代の恐竜になってしまう子供の話も
あったように思う。
476 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 06:54
477 :
名無しのオプ:2001/06/03(日) 07:22
阿呆・・・
おまえ>476 こんな・・・あきらかに地雷のアンソロ読むなよ・・・
あと、誰なんだって・・・誰でもいいよ。取るに足らないザコだろ。
478 :
474:2001/06/03(日) 14:27
>>475さん
すごい!ずっと探していたんです。
ありがとうございました。
479 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 01:50
>>476 矢島とやらのHP見ると、なんか出てる。どうやら作家というよりも、腰巾着ライターのように見受けられる。取るに足りないというのは正論でしょう。汚しでスマソ。なんか気になって検索してしまっただけです。
480 :
名無しのオプ:2001/06/04(月) 03:05
>>474>>475 自分も小学生の時に「おとうさんがいっぱい」読みました〜。
本当に子供向けか!?と当時から思ってました(笑
なんか、似た感じの、ちょっと気が違ったようなSFっぽい小説がシリーズで
小学校の図書館に置いてあったのを読み耽ったおかげで子供の頃から
変な小説が好きになってしまった。
482 :
名無しのオプ:2001/06/05(火) 22:24
栗本薫の伊集院大介シリーズ「ゾディアック」だったかな?
頭のおかしい美青年が怖かった。
カニバリズム告白シーン。
涎垂らしてんだよ〜。
作者のホモ萌えと合わせて2倍イヤンな気持ちになれます。
483 :
443:2001/06/06(水) 00:40
>>467 大変返事が遅れて申し訳ありませんです!
実家に置いてあったのでこないだ行って確認しました。
短編集の「鍵」の一番最後にのってました。
あと本屋で「最後の伝令」も確認しました。
もう一度読みたいと思っていたのでとっても懐かしかったです。
どうもありがとうございました。
そんで、またまた教えてちゃんなのですが、
あれの冒頭にあった、大槻ケンジの書いた話ってのは
本で出てるんですか?
読んだことあるかたいらっしゃいます?
484 :
提供:名無しさん:2001/06/07(木) 18:45
安心したage
綾辻。
気持ち悪いだけかもしれんが、怖かったぞ。
486 :
名無しのオプ:2001/06/08(金) 22:13
ageとこ。
487 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 00:16
さっき、篠田節子の「神鳥」読み終わり。
うげー。夢みそうだ。どうしてくれる。
488 :
名無しのオプ:2001/06/09(土) 01:07
どうも決定的レスがないなあ。
恐怖の範囲を広くといらえるよ。
必読ホラーリスト
・ゴシックホラー編
長篇 無し
短編 「猿の手」 ジェイコブス
「幽霊屋敷」 リットン
「吸血鬼カーミラ」 レ・ファニュ
・モダンホラー
長篇 「エクソシスト」 ブラッティ
短編 「怪奇小説集」 遠藤周作
これはこのスレでまだ紹介されてないが絶対のお薦め
震えて読め!
後は綺堂と八雲の短編だな。
番外で吉村昭「羆嵐」(新潮文庫)
例えて言えば動物パニックホラーだ。本当の恐怖とはこういう
ものだ!クマの出る地域に住んでる人は夜失禁すると思われ!
>>488 魔神おんなじ作品ばっか挙げてんじゃねーッ!
490 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 01:43
>>440 俺、あまりにも遅いから角川にメール送りましたよ。
一ヶ月たった今でも帰ってこないが……
『D−ブリッジ・テープ』が怖いとおもう。
ってか、きもい。
著者は沙藤一樹(角ホラー)
491 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 02:52
ミステリーじゃなくノンフィクションだけど
吉村昭「羆嵐」
492 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 08:28
今までに本気で怖かったのって
恩田陸『六番目の小夜子』だけですねえ。
あの文化祭だか学園祭だかのシーン。
493 :
名無しのオプ:2001/06/10(日) 22:00
平山夢明の「東京伝説」「sinker」「メルキオールの惨劇」
不条理に人が不幸になっていく後味の悪い作品ではこの人世界1かも。
特に「メルキオール」ハ一片の救いもないのに、ラストが妙にさわやかだった。
余計に恐ろしい。
494 :
名無しのオプ:2001/06/11(月) 08:29
「アナザ・ヘヴン」ノ上刊だけ。
下巻は読まなくていい。
495 :
名無しのオプ :2001/06/11(月) 20:53
小野不由美、いろいろ出てるのにこれが出てませんね。
「緑の我が家」
私はあの幼稚園児(正しくは違うけど)が怖くて怖くて…
「悪夢の棲む家」も怖かったです。「黒い家」的怖さですよね。
怖くて続きが読めなかったのは新井素子「あなたにここにいてほしい」
学生の頃ですが。今はなんであんなに怖かったのか分からない。
新耳袋はいいですね!怖くて!
496 :
編集1:2001/06/12(火) 04:20
墓地を見下ろす家(小池真理子)読了。
怖さが爽やか。ある程度の「グロさ」と
「狂い」がないと迫力が…
これからアクアリウム(篠田節子)に
入ります
497 :
名無しのオプ:2001/06/12(火) 05:44
新本格は糞
498 :
名無しのオブ:2001/06/14(木) 23:04
がんばってあげましょイ。
私は書きこみは余りしませんが、このスレにはかなりお世話になっております。
上に出ていた「おとうさんがいっぱい」だって、本屋タウンで注文して、こっそり
買ってしまっているのだよ。
始めの方に出ていた、現代怪奇全集も全巻かってしまっているのだよ。
ネットでこっそり一生懸命さがしたのだよ。
心から、「情報提供してくださったみなさま。ありがと〜〜〜う。」
499 :
名無しのオプ:2001/06/15(金) 05:12
Dブリッジ〜 は気色が悪かったね。
しかしグロさだけで怖がらせよう(?)と
している読み物よりも、心理的な狂いを疑
似体感させるものが本当に怖く感じる。
そういった意味では、黒い家はグロさもあ
ったけど、それ以上にページをめくること
にプレッシャーを感じて楽しめたな。
クーンツ読むなら「ウォッチャー」。
スレ違いの内容だけど、おすすめ。
「神鳥」はここで知り、今日から
読む予定です。さて…
500 :
名無しのオプ:2001/06/15(金) 10:43
>465
確かに三島作品、短編が特に怖いです。
「鍵のかかる部屋」収録の「果実」、「鍵のかかる部屋」とか、「ラデイゲの死」
収録の「復讐」とか。
ノンフイクションだけど、沢木耕太郎「人の砂漠」収録の、「おばあさんが死んだ」
も怖い。
私は死人よりも悪魔よりも、生きている人間が一番怖いかな。
あと、倉橋由美子の「大人のための残酷童話」もちょっと怖い。
501 :
名無しのオプ:2001/06/15(金) 10:47
Jの神話こわいよー
ゲラゲラ
502 :
名無しのオブ:2001/06/16(土) 02:26
前にも話題になっていた「長い暗い冬」は読ませてもらいましたが、
ラストでゾワッときてすごくよかったです。
なぜか、ああいうのを読見終わった後に私はニヤニヤっとしてしまいます。
あの感じをもっと私にあじあわせてください!
503 :
名無しのオブ:2001/06/16(土) 02:32
私は海外の作品にアレルギーがあるようで、なかなか手が出せないでいます。
偏見ですが、ホントに偏見ですが(ほとんど読んでいないので)ホラー映画などを
見てみても、むこうの恐怖ものってどれも”死”の恐怖のような気がします。
確かに”死”というのは想像を絶する恐怖なのでしょうが。
504 :
名無しのオプ:2001/06/16(土) 05:13
平山夢明…「東京伝説」「怖い話@、A」は怖いけど
この人のフィクションはワケわかんない、
って言うか著者の頭ン中のがよっぽど怖い。
S・ジャクスンの「山荘綺談」、「たたり」ってタイトルでも出てるけど
全編通じて厭〜な感じ。映画はゴミだったけど。
>>503 狂気等精神性の恐怖は、言語、生活習慣の異なる人間には
たとえ描いてあったとしても、理解は難しいと思います。
人間であるだけで共有できる感覚は
エロス(性愛)グロテスク(肉体的変化)バイオレンス(肉体破壊、苦痛)
だけと聞いたことがあるので、海外作品はそのうちのどれかにポイント
を置いたものを単純に楽しめればよいと、私は思っています。
ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』(扶桑社文庫)
激しく既出ですが、良く出来てます。
506 :
名無しのオブ:2001/06/17(日) 02:06
『隣の家の少女』はすでに手に入れていますが、かなり評判がいいようなので
夏休みにでも、じっくり読もうと思っています。
やはり、眉をしかめてしまうような内容なのでしょうか。
楽しみな反面、すこし不安です。
S.ジャンクスさっそく探しに行こうと思っています。
あ〜、こうやって読んでいない本がたまっていくんですよね。
ん〜〜、まぁ、ありですよねぇ。
507 :
名無しのオプ:2001/06/17(日) 07:14
今一気にこのスレ見ました(遅すぎ)。
既出のは大体読んでるんですが、
途中の、曾野綾子の「長く暗い冬」を再読したばかりで
私も「そんなに怖いかぁ?」と思っていたクチだったんで
また改めて違う目で読めそうです。ありがとう。
で、私のおすすめは
ガイシュツだと「黒い家」(反則技に近いが)、「メドゥーサ、鏡をごらん」
「ほの暗い水の底から」 、「正月女」(坂東眞砂子)でしょうか。
筒井康隆もいいですが、好きすぎてこれ一作というのが出ません。
出てないのだと、
「霧が晴れた時」(小松左京)・・・私はこういう恐怖に弱い
「ゆきどまり」「大好きな姉」(高橋克彦)・・・内容も怖いが、筆力で読ませる。
雰囲気がおどろおどろしい。
夢枕獏の短編集「○○きたん(変換できない・・・)」・・・新耳袋的怖さ
508 :
名無しのオプ:2001/06/17(日) 21:07
ガイシュツだったらスマソ
小池真理子の「康平の背中」(名前間違ってるかも)
最後のオチ、台詞、完璧。「長い暗い冬」以来の衝撃だった
背筋が寒くなるようなものって結局女流にしか書けないんじゃ?
509 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 00:47
age
510 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 08:26
篠田節子はホラーって言うか?
本人はSFホラー作家っていってるらしいが。
まあ好きだけどね。
「正月十一日、鏡殺し」
歌野晶午さん、今まで馬鹿にしてごめんなさい。
ただ出来不出来は激しかった
512 :
名無しのオプ:2001/06/21(木) 13:03
ジョン・ソールは殆ど出てませんね。ここ6年邦訳も出てないからか?
かなり絶版になってるけどその方が怖いのが多いような。
今も出てるものであれば「暗い森の少女」「踊る女」かな・・・
513 :
名無しのオブ:2001/06/25(月) 01:28
そろそろ暑くなってまいりました。
稲川順二の怪談話のライブってまだやってるの?
いっかいいってみたいな
514 :
名無しのオブ :2001/06/27(水) 03:03
夏の課題図書
人に薦めるなら、これっ!という本を一冊だけ選ぶとしたら、
皆さん何にします?
私は「プラスティック:井上夢人」かな。
515 :
上智kanagawa0105-109100.zero.ad.jp:2001/06/27(水) 03:06
「かまいたちの夜」が挙がってないですね。
反則かも知れませんが、アレはほんとに怖かった。
| 単に怖い小説が読みたいならWeb上にある
| 「バッドテイスト」系のホンモノの小説が一番怖いよ。
| いまは敢えてリンクは貼らないけど。
|
http://www.surpara.com/ | で「鬼畜」&「猟奇」で検索してみな。
\_______ ________________________
V
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡<まあ自分の許容限度に自信がなければ
ヽ .ミ ミ | 絶対読まないほうがいいけどね。
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
517 :
名無しのオブ:2001/06/30(土) 00:24
猿の手、というのを読んでみようと思います。
怖いですか?
518 :
名無しのオブ:2001/07/03(火) 00:21
日本ホラー小説大賞受賞作品が店頭にならびましたね。
いま、古川よんどります
519 :
名無しのオプ:2001/07/03(火) 00:42
ビデオですけど「震える舌」
パッケージの説明と画像がオソロシスギテ、
借りることさえできませんでした。
520 :
名無しのオプ:2001/07/03(火) 00:45
>>519 >借りることさえできませんでした。
ぎゃはは
521 :
名無しのオブ:2001/07/04(水) 15:47
震える舌ってなんですか?
怖いの?
522 :
名無しのオプ:2001/07/04(水) 17:45
子供(5歳くらい?)が土で遊んでて破傷風にかかる話
ですか?
523 :
名無しのオプ:2001/07/04(水) 22:53
522さんの言ってた感じで正解です。怖い話なんですよね?
524 :
名無しのオプ:2001/07/04(水) 23:55
子供が破傷風の発作を起こすシーンが、
怖いっつーか、痛々しくて、見てられん。
・・・といいつつ、3回見た私って何・・・。
「ロレンツォのオイル」がOKなら大丈夫よ。
525 :
提供:名無しさん:2001/07/05(木) 04:08
ダン・シモンズ「殺戮のチェスゲーム 上・中・下」(早川文庫)よんだ?
526 :
名無しのオプ:2001/07/05(木) 12:06
筒井康隆「熊の木本線」
スレ違いかもしれないが、
田舎って怖いなと思いました。
527 :
名無しのオプ:2001/07/05(木) 12:29
>>517 「良く出来たお話、上手くオチの付いた話」にしか感じられない人が多いと思う
528 :
名無しのオプ:2001/07/05(木) 12:53
村田基、恐いよ〜。
「恐怖の日常」「愛の衝撃」「夢魔の通り道」どれも短編集なのでタイトルは忘れたが、
2〜3作は痺れるのが入ってます。
529 :
名無しのオプ:2001/07/05(木) 14:57
>528
「夢魔の通り道」は角川ホラー文庫で読んだ。
面白かった。
でも、他の本見かけないんだけど、どこの出版社
から出てる?
530 :
528:2001/07/05(木) 17:36
>>529 両方とも早川NVだったが、両方とも絶版だな。
531 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 00:32
>>526 私も好き。
♪かっぽれ熊の木♪
オチ的には「くだんのはは」だよね。
532 :
提供:名無しさん:2001/07/06(金) 00:44
村田基は白い少女がいい!
533 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 12:11
既出だが、やっぱり篠田節子はいい。『ハルモニア』みたいのを書いたと思ったら
『神鳥(イビス)』とか 『夏の災厄』とか怖い作品も書ける。
>515
もうマターリ選択肢を選ぶと、そのままホラーへ直行。あの女の叫び声はいつ聞いても
怖い。
534 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 14:44
>>528 ガーン・・。絶版ですか。残念。
「夢魔の通り道」がかなり気に入ったので
この人の本いろいろ読みたかったのに。
535 :
名無しのオプ:2001/07/06(金) 16:40
夏の災厄は怖い。
でも栃木リンチ殺人事件の詳細とか知ったら
現実のほうがよっぽど怖いと思った。
536 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 02:23
このスレ読んで篠田節子の『アクアリウム』読んだけど
ぜんぜん怖くない&つまらない
期待しただけに鬱だた
ついでに「神鳥」買ったのでこっちに期待!!
537 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 06:11
ビデオの「震える舌」
538 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 08:12
俺は筒井康隆
みんなこわいよ。
あのテレビに出てるおっさんの頭の中が
小説みたいになっているかと思うと。
句読点無しのマシンガントーク。
539 :
提供:名無しさん:2001/07/08(日) 02:05
>>537 同意。恐いとゆーか、つらいとゆーか、キツイね。
540 :
名無しのオブ:2001/07/08(日) 20:54
震える舌、ビデオやのどのへんにありますか。
邦画ですか。新作ですか
541 :
ミドリ電化:2001/07/08(日) 22:33
>>540 邦画だった筈、かなり昔の作品です。
映画秘宝でホラー映画扱いされてたね。
542 :
吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:15
奥泉光の『石の来歴』。
書評で「怖い」とあったから読んでみたらホントに怖かった。
ホラー小説でも芥川賞取れるんだ、と思った、
543 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 16:50
今、このスレ(初めて)通して読んでみたんすが、
>>474-475、私は小学3年の時に初めて図書館で読んで、非常に怖かったです。
一番は、「僕は5階で」
大学の時に、フォア文庫の奴、買っちゃいました。小学3−4年向けってあるのに(苦笑)
1月前もの話題でスマソ
・・
sage
546 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 22:32
キング「ペット・セメタリー」
特にラストが…
原作読んで、ビデオ借りてきたけど
後半よう見んと返しました。
547 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 01:54
>>546 個人的事情で、小説を再読したくなってる。
登場人物の気持ちが痛いほど分かるような気がするこの頃。
あぼーん
549 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 02:57
児童書といえば...
「幸せな家族-そしてその頃はやった唄-」かな.....。
小学校の図書館に置いてあって、どきどきしながら読んだ。
......救いようのないラストが今もトラウマ。
本の内容を知ったシスターに(ミッション系だったの)即刻とりあげられた。
あの本知ってる方、いらっしゃいますか〜?
あぼーん
551 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 03:00
>>547 もしかして、
誰かお亡くなりになったのか?
冥福を祈ります。
552 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 10:29
>>551 そんな深刻な状況の人がこの本を
読み返したくなるということは…
……
まじコワイっす。
553 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 14:53
>>552 宝塚市にある某動物霊園の裏山に埋めておくと
1週間後に・・・らしい。
<注意> ドソウ厳守のこと
あぼーん
あぼーん
556 :
名無しのオプ:2001/07/11(水) 20:14
>>548,550,554,555
これどういう意味なのかなあ。
うけたってこと?
もうやめろってこと?
いい加減別バージョンも見たいね。
削除人さん、ありがとう。
558 :
名無しのオプ:2001/07/12(木) 15:13
>>546 「ペットセメタリー」は途中で出てくる
インディアンのお化け以外は怖い。
風船になったKONISHIKIのイメージなんだが。
シャイニング?の植木の猛獣とか,人を襲うトラックだとか
の例のハズレのたぐいだな。
559 :
名無しのオプ:2001/07/14(土) 00:04
既出かもしれんが
乱歩「芋虫」
子供の頃友達の家でその子のお兄さんが持ってた少年漫画(ジャンプとかマガジンだったと思う)
に漫画化されて幼心にすごくインパクトがあった
(夜トイレいけなくなるくらい)
大人になって改めて読んだらもっと怖かった。
子供の頃は絵面の怖さもあったけど、
大人になったら心理面の怖さにビビッタ
560 :
名無しのオプ:2001/07/14(土) 00:08
既出でしょうけど、乙武君主演で「芋虫」やって欲しい
561 :
名無しのオプ:2001/07/14(土) 00:32
563 :
名無しのオプ:2001/07/15(日) 01:39
564 :
名無しのオプ:2001/07/15(日) 03:18
いや、乙武君ならニッコリと許してくれるでしょう。
というか映像化に乗り気だと思われ。
565 :
名無しのオプ:2001/07/16(月) 16:42
>>562 顔もかなり特殊メイクするはずだから
本人かどうかはわからなくなるね
566 :
ふふ:2001/07/17(火) 21:04
スタンド(高い!)以外のモダンホラーは95%程度は制覇してると思う。
そこで私の結論。
クーンツの「ファントム」で間違い無いです。はい。
567 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 03:20
568 :
ふふ:2001/07/18(水) 19:10
そう言われると。 う〜〜〜ん。
これは初めて読んだモダンホラーで、
その衝撃があまりにも(自分には)すごすぎて
それからドップリはまっちゃったきっかけになったものなので…。
誤差の次点は20作品程度はあるかも。(^^
あぼーん
570 :
祐介:2001/08/04(土) 21:31
友成純一の「獣儀式」。
怖すぎる。
昼、街を歩くだけでも、読んで数日間は恐ろしくて、身体がガタガタ
震えたり、幻影を見たりして、頭がおかしくなりそうになった。
食欲がでなかったり、夜、寝るときに思い出し、目をつぶれない。
ちょっと大げさに書きましたが、読むと痩せます。
571 :
名無しのオプ:2001/08/05(日) 02:41
>>570 そんなアナタに同じく友成の「凌辱の魔界」をオススメ。
拒食症確実(ワラ
572 :
名無しのオブ:2001/08/06(月) 03:14
こう、背中から首筋まで「ゾワゾワ〜」ってkるやつないですかね。
573 :
名無しのオブ:2001/08/21(火) 03:20
ggg
574 :
名無しのオプ:2001/08/21(火) 03:48
「がりがりえんぴつ」が怖い。
挿絵が異常に怖い。
575 :
名無しのオプ:2001/08/21(火) 10:40
ガイシュツかもしれないが、高橋克彦の『緋い記憶』や『私の骨』に収められている
各短編が、ゾッとした記憶がある。
576 :
名無しのオブ:2001/08/22(水) 01:15
高橋克彦といえば、『前世の記憶』の表題作がとても怖かった。
「まめぞう」が出てくるやつ。もし、見つけたらぜひ立ち読みでもいいので
読んでみてください。
あぼーん
高橋克彦、作品はそれなりに良いんだが、作者のドキュソぶりが厳しい。
579 :
名無しのオプ:2001/08/22(水) 20:32
村田基では「愛の衝撃」所収の「人形のような女」が個人的には一番恐いな。
580 :
名無しのオプ:2001/08/22(水) 23:15
ガイシュツですが。
キングの「死のロングウォーク」怖い。
最後の数行の主人公の心理が、ね。
これ、いろんな所で「バトロワ」の原典って聞きますが(バトロワ読んでませんです)、
こっちの方が微妙に暗くて怖いですよね。
あと、タイトル忘れちゃいましたが、同じくキングの…妄想ジジイと蛆の話。
気持ち悪くもコワイです。
それから、小野不由美さんの「グリーンホームの亡霊たち(現緑の我が家)」コワイ。
孤立の上心理的に追い詰められて行く過程が……ぶるぶる。
あぼーん
582 :
名無しのオプ:2001/08/23(木) 02:27
583 :
名無しのオプ:2001/08/25(土) 08:30
今年の角川ホラーの「夏の滴」。
久しぶりに怖さを堪能できた。
大賞とった「ジュリエット」よりよかった。
584 :
名無しのオプ:01/08/30 02:47 ID:ugc8QKk6
怖かったのは吉村達也「初恋」
おもしろかったのは喜志祐介「クリムゾンの迷宮」
585 :
名無しのオブ:01/09/03 02:47 ID:PT41HgEo
小泉八雲を読みたいんですが全集とまでは言わなくても、
そこそこの量が読める本ってありませんか?
出来れば文庫で、そうでなくても出来るだけリーズナブルなものを知っていたら、
教えてください。お願いします。
586 :
名無しのオプ:01/09/03 04:03 ID:UD4dks3E
>>585 近くにあればBOOK OFF等の大型店をのぞいて見れば?
あーゆー店って全集とかは客筋と合わないせいか、やたら安い。ハードカバーの全集が一冊100円で売ってたりします。
587 :
名無しのオプ:01/09/03 04:25 ID:pHXDxfY.
友成純一の「内臓幻想」ってどこが出してるんですか?いまも売っているんですか?教えてください。
588 :
名無しのオプ:01/09/03 04:32 ID:qcyYxwu2
ジョージ・オーウェル『1984年』
スターリン主義をモデルにした全体主義国家の描写には寒気がする。
日本が自由な国でよかったと思う。
589 :
名無しのオプ:01/09/03 04:52 ID:6iXMmLms
村上春樹の「レキシントンの幽霊」の中の「七番目の男」怖くないかな。
ゾッとする。
小野不由美の「緑の我が家」はマジ怖いね。大人になってから読んだら
昔より怖かった。
590 :
名無しのオブ:01/09/03 08:33 ID:Jmx4uw46
>>586 レスありがとうございます。
早速探してみたいと思います。
もう一つ質問いいですか?
小泉八雲は日本人作家になるんですか?
それと、本名?はなんというんでしょうか。
591 :
名無しのオブ:01/09/03 08:35 ID:Jmx4uw46
内臓幻想は絶版だそうです。
あぼーん
593 :
名無し:01/09/03 14:34 ID:0Ytmmjfs
逢坂剛『さまよえる脳髄』(新潮文庫)。これは恐かった。ラストんとこで、「これは
フィクションだ」ってわかってても恐かった。余り有名ではないがマジ恐いんで好きな
人は読んでたもれ。
594 :
名無しのオプ:01/09/03 15:25 ID:NbZLMMMo
>593
私は怖くはなかったけどこれは面白かった。
推理小説、というと違う気がするけど…。
でも自分も知らない、人間そのものの怖さがあったような気はする。
確かにラストの彼女の台詞には驚かされた。
595 :
名無しのオプ:01/09/03 18:53 ID:iCKNZSlI
test
>>590 質問されている本人ではないですが…。
小泉八雲は「ラフカディオ・ハーン」と言うギリシア人です。
(ハーン→「ハウン」で「八雲(ハちウン)」だったとおもいますよ)
本名はパトリック・ラフカディオ・ハーンだそうです。
もう少し詳しく知りたい時はyahooかなにかで「小泉八雲」で検索かければ、
略年譜載せている所もありますよ。
扱いは出版社によってまちまちかと思います。
古典作家として一括りにしてる所もあると思いますし、
外文扱いのところもあるし。そこらへんは曖昧です。
(つーか、今じゃ国内作家の注文表に入ってる外人作家もいますから)
597 :
名無しのオプ:01/09/03 23:40 ID:anmMpkJk
てす
598 :
:01/09/03 23:58 ID:oh5.TLpQ
599 :
名無しのオブ:01/09/04 08:07 ID:Ep2mTSKE
逢坂剛『さまよえる脳髄』(新潮文庫)。
そんなに怖いんですか。読んでみるしかないっすね。
早速探してきます。
600 :
名無しのオブ:01/09/04 08:08 ID:Ep2mTSKE
>596
レスありがとうございます。
これから、検索かけて調べてみます。
601 :
名無し:01/09/04 23:01 ID:TWLmGFy.
これはフィクションではなくノンフィクションだが、レクター博士や『サイコ』の
モデルになったエド・ゲインについて書かれた『オリジナル・サイコ』(早川ノン
フィクション文庫)は怖かった。ページをめくる手が震えながらも止まらない、と
いう経験を始めて体験した。下手な小説よりよっぽど怖し。
602 :
名無しのオプ:01/09/05 00:09 ID:j90IuqQw
「避暑地の猫」は何度も読んでしまう。
眠れなくなる程怖いものじゃないけど・・
(しかも必ず高橋良明が浮かんでしまうのだけど)
やっぱ小池真理子『墓地をみおろす家』。これはもう定番でしょ。
衝撃のラストを見る危険性が高いため、文庫版の解説は読了後に
読むことをおすすめする。
>>604 激しくガイシュツでしょ?
で、私はオススメしない。
衝撃のラスト?何に衝撃を受けるのやら?
時間を無駄にしたという衝撃であるなら、
激しく同意。
曽野綾子の「長い暗い夜」読了。
短い話なのに上手くまとめてあるとは思ったけど
正直言って、そんなに怖くなかった。
皆さんこの話どう思います?
607 :
キモイとコワイ:01/09/13 23:56
「ぐちゃぐちゃ」系でキモくてコワイのってなんだか
面白い恐怖に出会えた気がしない。確かにぞっとするし
読んでる途中に本を投げ出したくもなるが、やっぱ
日本人の恐怖心にばっちり来る恐怖は画面の隅に存在するって
本当だと思う。
一番コワイのはやっぱ原点、死の恐怖に真っ向から対峙する小説。
608 :
名無しのオブ:01/09/14 02:16
樹下太郎「やさしいお願い」
北村薫編「謎のギャラリー特別室」に収録されてた。
あぼーん
610 :
名無しのオブ:01/09/14 19:36
ビックリはいらない。
ゾッとしたい。ドアが開くだけでこわい
611 :
名無しのオブ:01/09/19 04:37
江戸川乱歩の「孤島の鬼」
真夜中に読んでたためか、途中今までにない寒気を感じた。
あとクリスティーの「スリーピング・マーダー」
どちらも抽象的というか、感覚的な恐さなので、個人差はあるかも。
612 :
名無しのオブ:01/09/19 14:49
「孤島の鬼」どんな話ですか?
乱歩では「人間椅子」が一番気に入っています。中学生の時に始めて読んだんですが
あんなオチは初めてだったので、かなり興奮しました。
613 :
名無しのオブ:01/09/19 22:54
>612
図書館に全集があったのでなんとなく手に取ったんだけど、
乱歩らしいというべきか、異色作というべきなのか、微妙な作品です。
内容は、婚約間近の婚約者が謎の死を遂げたたため、調査を依頼した主人公だったが、
その探偵まで死んでしまった事から、友人と共に婚約者の過去を追う事に・・・
という(導入部は)一見ありがちなストーリー。
ただ、それまで乱歩=少年探偵のイメージしかなかった自分には、
かなりのインパクトがありました。
その後別の諸作品を読むと、乱歩の世界観が凝縮されている気がして、
今でも一番印象深いです。
614 :
名無しのオブ:01/09/19 22:58
>613
>婚約間近→結婚間近
すいません、打ち間違い。
615 :
名無しのオブ:01/09/21 00:20
乱歩の作品はいろんな本からチョコチョコ読んでいるので、どれを読んでどれを
読んでいないのかイマイチ把握していません。「孤島の鬼」はまだ読んでいないようなので
早速探してみます。
ついでに、私のお勧め
既出かもしれませんが、最近読んだ物では
「怪の標本」福澤徹三 ハルキ・ホラー
「棲家」明野照葉 ハルキ・ホラー
がなかなか面白かったです。
『怪の標本』の方は、語り手が「そういえばこんな話があった、あんな話もあった」
といったふうに、奇妙な話を語っていくもので、本当に人から話を聞いているような
感覚が味わえました。文章に起こしてしまうと何てことないような話でも、友達数人で
夜中に話しているとゾッとしたりしませんか?(私はよく車の中で話したりするんですが)
『棲家』の方は、ある家に何かが取り付いていて・・・・という話なんですが。
私は、この作品の前半部分が非常に気に入っています。何かの正体が明かされるまでです。
616 :
読みました:01/09/28 20:20
「隣の家の少女」は本当に気持ちわるかったです。
かなりSMチックなところがあるので興奮する人もいるかもしれない。(信じられないが)
ただ、翻訳本にありがちなまわりくどい表現がかったるかった。
あぼーん
「夏の滴」とか「長い腕」とかどう?
俺的にはすっごい面白かったんだけど。
あぼーん
620 :
名無しのオプ:01/09/30 22:47
激しくがいしゅつだが綾辻の「殺人鬼」はマジで怖い。
グロ系じゃないと、北村薫の「くらげ」かな。
621 :
名無しのオプ:01/10/01 00:06
既出ですが
小松左京の短編集は再読出来ない程怖い・・・
622 :
名無しのオブ:01/10/02 00:28
>>621 その中でも特にオススメのがあったらおしえてください
623 :
名無しのオプ:01/10/03 00:54
南條範夫の「燈台鬼」
怖いわ、悲しいわでもうぐちゃぐちゃ。中学生の時読んだが、今でも後悔してる。
ガストン・ルルー「胸像たちの晩餐」
洋物だったら、これが一番こわい。
624 :
名無しのオプ:01/10/03 01:21
>>621
個人的に怖いのは”まめつま”
好きなのは”召集令状”
村上龍の「オーディション」と「インザ ミソスープ」。怖い。
いわゆるホラー小説じゃないけど、やはり現実が一番怖いのか。
626 :
名無しのオプ:01/10/06 02:06
篠田節子「神鳥」はとっても恐かった。
ラストがね、どうなっちゃうのって感じで。
627 :
名無しのオプ:01/10/06 02:20
筒井康隆の「走る取的」
これを越えるものはない
628 :
名無しのオプ:01/10/06 02:37
たった今、「殺人鬼」を読んだんだけど
正直何がどうなってる訳!?犯人はいったい誰だったのよ!!!
メール欄でいいからネタバレきぼう!!
ん?犯人名が知りたいの?じゃ、メール欄...
age
作者がアレなのはわかっちゃいるが、
とりあえず高橋克彦「赤い記憶」を進める。
一番好きなのは「ねじれた記憶」かな。あのラスト一行がなんとも・・・。
他がいしゅつではあるが、都築道夫・岡本綺堂あたりか。
小林泰三もかなりよいね。
632 :
名無しのオプ:01/10/15 00:49
リチャード・マシスンの「地獄の家」が怖いかと。
今や古典ですか。
「縮みゆく人間」もなかなか。
僕も「死のロング・ウォーク」に一票。
633 :
名無しのオプ:01/10/15 07:58
「早船の死」菊地秀行
634 :
名無しのオプ:01/10/19 15:19
篠田節子「神鳥」読みました。
うーん、怖いは怖いけど、ただ怖いだけでなくいろいろと
考えさせられる話でしたね。
すごくおもしろかったです。
「朱鷺飛来図」は本当に絵を見てみたいような�
635 :
名無しのオプ:01/10/19 15:25
>>631 このひとだと、ぼくは短篇「陶の家」をすすめます。
ごめんなさい、収録した短篇集のタイトル、ど忘れです。
わりと初期から講談社文庫に入ってた、
薄めの短篇集なんだけど……。
とにかくコワい。思い出してしまった。コワい。
>>631 確かに作品はまぁまぁ読めるんだけど、発言がイタいことが多いね。
他作家の作品で絶賛してるのは、大概ハズれてるし(ワラ
最近の掘り出し物、「文芸百物語」(角川ホラー文庫)
新耳袋とか楽しんだ人におすすめかな。
実際、ある屋敷で有名作家を集めて百物語をさせたものを
そのまま収録したもので、生っぽさが秀逸でした。
参加作家は・・・井上雅彦、加門七海、菊地秀行、篠田節子、霧島ケイ
竹内義和、田中文雄、森真沙子
はっきりいって怖かった。特に、加門七海と霧島ケイ〜!
こいつらの体験は怖すぎ。なにげなく霊体験すんな〜って感じ。
反対に、竹内義和の話は「稲川淳二&新耳ネタ」ばかりで新鮮味に欠けた。
まあ、でも一読して損はないでしょう。
作家さんの実体験は説得力があって、こわひ・・・。
このスレで知って、小野不由美の「悪霊が棲む家」読みました〜。
ジュニア小説風のイラストに引いたけど、内容は面白かったよ。
最初のほうが特に怖かった。
ただ、登場人物がやっぱ、ちょっとだけアニメっぽいかな?
でも過去のシリーズはまだ未読。昔の悪霊シリーズも
怖いんでしょうか?
>>635 『悪魔のトリル』講談社文庫です。短篇集全体的に怖いので、お勧め。
怖いっていうより、読んでて気分が悪くなった本。
「ドグラ・マグラ」
なんかね、作者の怨念(?)がこもってるような…そんな気分になった本でした。
朝の通勤ラッシュの電車の中で読んで、顔をしかめながら出勤したわ。(笑)
641 :
VESTA:01/10/28 18:34
絶版かもしらんがトマス・トライオン「悪魔の収穫祭」。がいしゅつかもしれんし
しかもそれは自分かもしらんけど、女を女嫌いにさせるへどの出そうなおぞましさだ!
創元推理文庫から「M・R・ジェイムズ怪談全集1」が出たのに
黙殺しているのは何かの陰謀でしょうか?
643 :
名無しのオプ:01/10/28 21:55
644 :
名無しのオプ:01/10/29 01:13
今「隣の家の少女」を読んでいます。
35章まで読みましたが、思っていたより平気でした、これ系は。
幽霊とか、殺人系のほうが怖い・・・。
645 :
名無しのオプ:01/10/29 02:14
スーパーナチュラルな短編では、
洋:H・R・ウェイクフィールド「防人」
和:半村 良「顔」
あたりがおすすめですかね。
646 :
名無しのオプ:01/10/29 15:53
今朝は鬱陶しく冷たい雨が降っているので外を見ると交差点の真ん中に
手錠と腰縄をつけた男が数人の警官と一緒にずぶぬれになって
立っていました。
知っている人だったので歩道から「濡れませんか?」と声を掛けると
「しょうがないよ。人轢いちゃったから」というので途方に暮れていると
「雨は平等だ。善人にも悪人にもちゃんと降る」とおまわりさんが言いました。
夕方から『殺し屋1』の試写に行きます。
・・・こんな日常を送ってる平山夢明が怖い
ttp://www.ekoda.jp/cgi/bbs/index.html
647 :
名無しのオプ:01/10/30 11:06
異形コレクション『屍者の行進』収録
友成純一『地獄の釜開き』
岡本賢一『死にマル』
何日も何日も引きずるくらい怖かった。
精神・肉体両サイドから攻めてくる不快感。
648 :
名無しのオプ:01/10/30 18:04
>>647 んじゃ、トモナリの幻冬社アウトロー文庫『獣儀式』読んでみそ。
吐くぞ。
649 :
名無しのオプ:01/10/30 23:55
小池真理子の「夜ごとの闇の奥底で」。
逃走失敗した時には「あ〜!!」とか叫んでしまった。
650 :
名無しのオプ:01/10/31 10:43
遅レスですが
>>574 それは
大海赫「メキメキエンピツ」
では?児童書でしょ?
これに収録されている作品みんな怖かった。
それ以外の本も怖いのいっぱいだった。
651 :
名無しのオプ:01/11/04 03:02
この掲示板で曽野綾子の「長い暗い冬」が怖い、と書いてあったので
読んでみたんですけど、意味がよく分からなくて、どういう風に怖いのか
教えていただけると嬉しいんですけど・・・。
読まれた方、お願いします。
652 :
名無しのオプ:01/11/04 03:17
カチカチ山やねえ
653 :
名無しのオプ:01/11/04 10:02
小池真理子『墓地を見下ろす家』。
654 :
名無しのオプ:01/11/04 10:16
多分中学ん時に読んだ海外ものの短編。
作者は忘れたけど「23分間の奇跡」ってタイトルだったかな?
ホラーとかスプラッタ系の話じゃないんだけど、序盤から中盤が
結構牧歌的だっただけに、最後のオチは強烈だった。
確かフジの「世にも奇妙な物語」でもドラマ化されたな。
「インザミソスープ」は怖かったよなぁ。
あとグロ系好きなら、読後投げつけたくもなるが「メイドインジャパン」(黒田晶)
も読んでみな。
656 :
名無しのオプ:01/11/07 02:25
657 :
名無しのオプ:01/11/07 04:35
>>656 逝ってみた。何か原作とはだいぶイメージが違うね。
短編をむりくり引っ張って映画化すること自体、ムリがあると思われ。
原作の、死んだ弟が背中で徐々に腐っていく場面が怖かったなぁ。
658 :
名無しのオプ:01/11/07 18:31
>>656 興味はあるところだけど、やはり原作とは違う話になっているようで。
アレ、映像化するにしても映画では冗長になってしまいそうだし。
「世にも奇妙な〜」あたりでやるのなら解るけど。
でも、多分見に行くんだろうな。麗奈タン・・・
659 :
名無しのオプ:01/11/08 01:04
>>650 あ、この人の絵って覚えてる。
その本じゃないけど、子供向けの妖怪話のシリーズだった。
海の妖怪だったかな、「よいさよいさ」とかって。
とにかく絵が気持ち悪かったことだけは覚えてます。
も一回見てみたい。
660 :
名無しのオプ:01/11/10 00:52
上映時間40分。
無理に長くするのはイヤだけど、短いのもなんかお金払うのもったいないきがすろ
661 :
名無しのオプ:01/11/10 00:55
>655
あの白人が妙に想像出来て怖いよね。
あれで夏休みの読書感想文を書いたら枚数が二桁になってしまった。
既出だったらスマソ
コナンドイル シャーロックホームズシリーズ長編の中の
「恐怖の谷」という作品。
多分、児童書なんかではお子さまが読んでもつまんないと感じるだろうが、
ここのスレの住人なら、集団心理に錯綜された人間達の取る行為が
たとえどんな道徳に反していても執り行われてしまう、その恐怖感が
伝わってくると思う。そういう集団心理性が怖いと思った作品。
663 :
名無しのオプ:01/11/12 04:43
玩具修理者って全国で放映されるの?
もしかして、東京の方だけとか?
664 :
名無しのオプ:01/11/12 08:52
中島らもの「こどもの一生」舞台がそもそもだけど、
小説化されるらしいよ。
665 :
名無しさん:01/11/12 11:12
緋色の囁き(綾辻行斗)は怖かった。リングなんか問題にならないくらい。
玩具修理者 たぶん東京(しかも渋谷)だけかもね。上映時間が1時間ぐらいで、
確か入場料が千円でスターバックスのコーヒー券付きとか。
なんか、製作者のやる気の感じられない映画だなぁ。
うまくいけば、当然、全国配給になるのだろうけど・・・。ビデオを待つか。
667 :
名無しのオプ:01/11/18 10:57
なんだか、最近ホラーは元気がないね。
でも〜、でも〜、おいらは、ホラ〜だいすきだぁ。
このスレに情報を書いてくれた皆様に感謝!
668 :
名無しのオプ:01/11/18 11:18
>662
同意。今で言うノワールの走りだね。
669 :
名無しのオプ:01/11/18 20:22
>>549 遅レススマソ。その本持ってる。
「幸せな家族〜そしてその頃はやった唄〜」
著:鈴木悦夫、偕成社だよね。
>>650 それだ!!THANKS!!それにしても題名が違うのに通じてしまうとは・・・。
子供向けの話なのにも関わらず、結末はどれも悲惨(しかも不条理)。
私は当時小学生でしたが、この本はヤバイんじゃないかと思いましたね。
内容もそうでしたが、「この本を「子供」が見て喜ぶんだろうか?」などと子供心に考えたりしてました。
後、正しいタイトルで検索しなおしてみましたが、関連作品も相当邪悪(褒め言葉です)なようですね。
>>659 絵も邪悪窮りないものでしたね。作者が描いたのかな?
「よいさよいさ」ってもうその響きが邪悪ですね。
私が見た「メキメキエンピツ」の挿絵の一つには、モアイの目入りバージョンみたいな奴に
石にされる、という場面があったような気がします。
児童書だったからこそ、邪悪さが際立った、なんつーか黒い作品でしたね。
――――――――今夜、久しぶりに、エンピツを・・・・・・メキメキしたい。
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ
メキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキメキ
671 :
名無しのオプ:01/11/25 23:56
「メキメキエンピツ」
すごいタイトルだな。
672 :
名無しのオプ:01/11/25 23:58
夢野久作の「暗黒大使」とおなじくらいすごいタイトルかも。
673 :
名無しのオプ:01/11/26 00:56
ミステリーじゃないかもですが
倉阪鬼一郎の「白い館の惨劇」
は、妙に不気味で怖かったです。
がクライマックスで急にコメディータッチに
なってしまい、興ざめです。冒頭の感じを
最後まで引っ張ってって欲しかったなぁ。。
674 :
名無しのオプ:01/11/26 17:57
「ベルゼブブ」はきもかった。
675 :
ミステリーで、:01/11/27 23:47
日本人作家モノで、グロではなく、文庫で厚さ15mm程度で、
話のリアルな感じがハラハラドキドキで「めちゃくちゃ!!怖い作品」
といったらなんでしょう?
なにかあれば探してきて読もうと思います。
個人的には東野圭吾、折原一、西村京太郎なんかが好きです。
アホっぽい質問でスマソ(w
677 :
名無しのオプ:01/12/05 01:32
箪笥なんか怖くない。
678 :
名無しのオプ:01/12/05 02:34
679 :
はなあざらし:01/12/05 07:27
漫画ですが座敷女が今まで読んだ中で一番シャレになってなかったような気が・・・。
友人の中には置いておくのが嫌で棄てた奴も。
680 :
名無しのオプ:01/12/05 12:34
綾辻の『特別料理』
綾辻らしく最後の描写が上手い。
あれ?
怖いとは違うかも?
681 :
名無しのオプ:01/12/05 12:39
座敷女ってなんですか?
短編?
>681
長編マンガです。
確か作者は「バタアシ金魚」を書いていた方で、ヤンマガで連載されて
いました。
ブクオフへ行ってみましょう^^
>>679 私も恐くて捨てた一人です。
マンガなのでsage.
684 :
名無しのオプ:01/12/05 16:28
小池真理子の「墓地を見下ろす家」。
かなり期待して読んだんだけど、感想は
「…」ってカンジですかね。
どこかで読んだことがあるような
安っぽいホラー漫画のような話だった。
685 :
名無しのオプ :01/12/05 22:14
686 :
名無しのオプ:01/12/05 23:44
>>684 住んでるとこがまさに、"墓地を見下ろす家"なんで怖くて寝れなくなったら
どうしよう、なんて思いながら読んだけど、ぜんぜん怖くならなかったなぁ。
毎日熟睡ですよ。
読後、怖さが残るというより、何だコリャって感じが強かった。
私は稲川淳二の「逝き人形」のマンガ本。捨ててもなんかたたられそうで、友達
の所をたらい回しになってた。
私も板違いなんでサゲ
688 :
名無しのオプ:01/12/06 09:25
>>679 あのマンガのモデルになった事件の顛末、ついこないだ出た本に入っていた。
どこにしまったっけなあ……出てこない。
岡嶋二人のクラインの壺、夢人の悪夢も怖い。
誤:悪夢
正;あくむ
マシスンの「地獄の家」はこわくないけど傑作。
キングは「子取り鬼」のドアのむこうの音。
「クージョ」のオープニング。フランク・ドッドの幽霊ね。
「ミザリー」は意地の悪いコメディみたいで好き。タイプライターが
こわれていくのが面白い。
「トミー・ノッカーズ」は最低に面白くない。が、手品で兄弟を消しちゃう
エピソードが異常に怖い。
例の四編の中で一番すきな「マンハッタンの奇譚クラブ」が
映画化されてないのが嬉しいような悲しいような。
マンガだと山岸涼子の幽霊屋敷にテレビ取材にいく話。
アニメなら「ムーミン」のスニフが仮面がとれなくなる話。
夜中に便所いけるかどうか(昼間もなら尚更)
怖いくせに続きを読まなければ気が済まない
ってのが「怖い小説」の基本条件と思うが。
夜中に便所ってのはお子様チックな…。
怖いか?
33歳のオッサンがいけなくなるくらい怖いってこと。(藁
けど、便所の場所も考慮にいれなきゃな。
まぁ、怖いものがたくさんあるほど人生は楽しいものさ。ビクビク
夜釣りするようになってから暗やみに恐怖を覚えることが無くなった…
携帯電話で話をしながら、満面の笑顔を浮かべながら突っ込んでくる車は怖いぞ。
関係ないか。
>携帯電話で話をしながら、満面の笑顔を浮かべながら
事故った死に顔も満面の笑顔なんだろうな。
不思議かもしれんが結婚して、家もってから
夜中に鏡みるのも怖くなってきた。一階におりておしっこして
戻るというのは、なかなかの冒険なのだよ。
夜中のそごうでひとりでマネキンにかこまれて作業してても
怖くないけど。(非常灯しかついてない)
696 :
名無しのオプ:01/12/06 17:34
携帯と言えば、先日携帯しながら踏切を渡っていて
電車の接近に気づかず、そのままはねられて亡くなった
芸能人がいたが。
あれって、電話の向こうで話していた相手側は
最後どんな風に聞こえたんだろう?
と友人に話したら思いきり引かれた。
この間横転した軽自動車を運転してたおばちゃんが相手に向かって
「あなた?あなたなの?こっちが優先じゃないの?」
って言ってた。
無傷なのは良かったが、せめて車から脱出してから話しろよ。
おばちゃんは怖いと思った。
ってスレ違いだが(w
698 :
パーカー信者:01/12/06 19:06
「嵐が丘」
最初のキャサリンの幽霊?が出てくるところでマジびびって
この話って実は怪談だったのか?と疑った高校の夏休み。
>698
ケイト・ブッシュ萌え?
700 :
名無しのオプ:01/12/07 03:44
700もらった記念あげ
guest guest
702 :
名無しのオプ:01/12/09 05:20
>>688 自分もあの漫画読んで、持ってるのが嫌で人に貸したクチなんで、
本が出てきたら、書き込みお願いします。
気になるー
703 :
名無しのオプ:01/12/09 07:32
704 :
名無しのオプ:01/12/09 09:16
>>696 実話。あんまり人の不幸を娯楽にしないように。
705 :
名無しのオプ:01/12/09 09:16
706 :
名無しのオプ:01/12/09 09:46
>>692 数年前に曾祖母が他界した時、通夜の晩の暇つぶし目的で以前から
知人に薦められてた「ウブメの夏」を購入。そして式場に行ったんだが
そこ、今風のセレモニーホールとかじゃなくて寺なんだわ。住職とかは住んでない、ぼろぼろの寺。
周りは墓地と林と畑ばっかで民家はなし。便所は外!
で、通夜が始まり読経等は終わり、後は親戚が交代で朝まで起きてるだけ…だったのだが
ちょっとした事情が重なって親戚が皆残れなくなってしまい、深夜から明け方まで
なんと俺一人でお棺を見てる羽目に!
…いや〜面白かったよ、お棺の中のひいばあちゃんと二人きりで呼んだ「ウブメの夏」!
日本で一番この作品を堪能したのは俺かもしれないな(ワラ
便所には夜が明けるまで行けなかったよ…。
>>678 「リング」は映画で観たけど、あまり怖いとは思いませんでした。
他になにかありますか?
708 :
名無しのオプ:01/12/09 22:42
とりあえず「女優霊」見とけば?
スレ違いなのでsage
sageでなかった。鬱山車脳
710 :
名無しのオプ:01/12/09 22:59
怖いって主旨とは外れるかもしれないけど、
『ボーンコレクター』はDVDで見るといいかもしれない。
一度最後まで見た後で、
監督のコメント音声をオンにして見ると、
映像製作の裏側がよくわかって面白いかも。
711 :
名無しのオプ:01/12/10 00:07
>670
大海赫なら「ビビを見た」も強烈怖いよ。
世界中の人が、ある日突然目が見えなくなっちゃって、
反対に視覚障害者の目が見えるようになるというような
内容のパニックホラーだった。児童書なのにあんまりにも
凄い話だったので、憶えてました。
似たような設定で、サラマーゴって人(違うかも)の書いた
「白い闇」もおすすめ。
>とりあえず「女優霊」見とけば?
そうそう、最近これみてトイレいけなくなった。
「こう出てくる」ってベタな展開でわかってるし
最後も「ほら、出てきた」と思ったけど
「なーんだ………なーんだ!!俺って怖がりじゃんか!!!」
って自覚した午前三時。
フィルムの後ろで笑うオカッパーが嫌すぎ!
713 :
名無しのオプ:01/12/18 04:30
ここで語られている怖さとはちょっと違うかもしれないけど・・・
加賀乙彦「宣告」を中学生の時に読み始めて、怖くて怖くて
もうとてもとても最後まで読めませんでした。
死刑囚が毎日「今日死刑の宣告が来るか、明日か」と怯えていて
廊下の看守の足音ひとつにも耳をそばだてているの。
その心理描写が見事で、文章も巧み。
作者自身が東京拘置所に勤務していて、そこで多くの死刑囚と
つき合いの経験ある精神科医だったとか(検索してみて今知った)
面白い話なんだけど上下巻の厚い本で、ついに読破出来ませんでした。
大人になった今では更に無理かもしれません。
かなり精神的にダウンしてしまうでしょう。
でも気になる〜主人公が最後にどうなったかが…自分にとって
一生涯のミステリーですわ。
>>712 激しく同意!
俺は(メール欄)が後で夢に出てきた・・・・
715 :
名無しのオプ:01/12/19 21:19
716 :
名無しのオブ:01/12/19 23:47
>>715 子供のころ見たら、トラウマになるかもしれない・・・
禿しくがいしゅつではあるが、江戸川乱歩の「芋虫」。
幽霊とかグロとかの怖さじゃなくて、やっぱ人間そのものが一番怖い。
乱歩はやっぱり「人間椅子」が好きなんだけど、怖いとは言わないな。
あんな豪華な椅子、ウチには無いし、似合わないし。
またマンガとか映画のハナシだからスレ違いになるけど
梅図かずおの「神の左手悪魔の右手」の一話「錆びたハサミ」も大傑作だけど
怖くないから対象外なんだな。
Pウィアーの映画「ピクニックatハンギングロック」は
「神隠し」ものだけど、「***ネタバレ?メール欄***」ものって考えると
逆に怖くって、3回目から見れなくなったよ。
女の子達が嘘ついてるとか記憶がとんでるとか、?が無くなってるとか。
結局、おばけとかモンスターとかは怖くないんだよ。717にドーイ。
怖い小説もっとおせーて。
719 :
名無しのオプ:01/12/20 21:45
>>718 「人間椅子」いいですよね!
中学生のとき読んで、ラストですっごい興奮した記憶があります。
「なんだよ、この小説!」って(笑
ああいうタイプの小説初めてだったんで。
720 :
名無しのオプ:01/12/21 00:06
話題になってる「隣の家の少女」読み終えたがそれほど
衝撃は受けなかったなあ。
やはり作り話だと安心するのかな。
前に、女子高生をさらってなぶり殺しにした犯人がNステーションに
出てたが「人殺しとゆう社会の目に耐える孤独な人」て感じの取り上げ方で
何だかなあ、と思った。
人間長生きした方が勝ちだな、現実の方が怖いよ。
>>720 まぁ知ってるかもしらんけど、「隣の家の少女」って実際にあった事件を
もとにして書かれてんだよね。
保険金目当てにわざわざ孤児院から女の子を引き取って、母息子で
虐待して最後には殺しちゃったってアメリカであった事件。
しかも他スレで読んだんだけど、その虐待ってのがあそこにコーラビン
突っ込んだりとけっこうエグい。んでもって最後は窓から外に放り投げて
殺したそうな。
ジャック・ケッチャムってのは他の作品も基本的に実際にあった事件を
もとにして書いてるらしいよ。
実話がモトなら、カポーティ「冷血」もお忘れなく〜読んで鬱になった。
これが「クリスマスの思い出」と同じ作者だとは…
『女優霊』はたしかに怖い。だけど、もっと怖いのは『呪怨』(じゅおん、と読む)です。
こんなに怖い映画は前代未聞。Vシネマだから知名度は低いと思うけど、ビデオ屋で探してみてください。
邦画のホラーコーナーに密かに眠っているはずです。ちなみに東映ビデオです。
舞台は「呪われた一軒家」。何の変哲もない平凡な一軒家なんだけど
そこに棲みついている電波系女の妄念が、その家に近づく人々(ほんとーに単に近づいただけ。思いっきり部外者)
を情け容赦なく次々に襲います。襲い方がまたエグすぎ。顎無し女子高生(!)は一見の価値有りです。
本の話じゃなくてスンマソン。
724 :
名無しのオプ:01/12/21 02:52
『呪怨』と『呪怨2』をちゃんと編集して
1本の作品としてDVD化してくれないかな。
>>723 『呪怨』かぁ。俺はあまり怖くなかった。
でも怖いって感じるポイントって人によって違うだろうから、
あーゆーのが苦手な人にはホントに、絶叫もんの映画だと思う。
俺もおすすめ。
まぁあまり気負わずに、真夜中に部屋を真っ暗にして
ひとりで見てみてください。>>ALL
小説の話しじゃなくてスマソ。
>725
優しいレスをありがとう(^^)こんなの怖くないって人も当然いるよね。
私はもービビりまくりました。
『呪怨2』はそんなに怖くなかったんだけど、一作目はもう・・・。
無人の学校でなにかがヒタヒタヒタヒタ走るあたりなんか思い出しただけで鳥肌もの。
夏木静子「陰膳」
めちゃくちゃではないが、底冷えする怖さ。
>>727 確かにあれは後でぞっとくる。風呂の沸く音とか聞くと…ね。
729 :
名無しのオプ:01/12/24 00:38
小池真理子「墓地を見下ろす家」読みました。
トイレに行けなくなるほど怖くは無いけれど、確かに この本を引越し前の
友達とかにあげたら、絶対その友達を失う事になりそう(藁
730 :
名無しのオプ:01/12/24 02:43
>>713 加賀乙彦の『宣告』、たぶん同時期に読んだんじゃないかな。
おれには下巻のほうが面白かった。
ちょうど、連合赤軍ものに興味があった時期なんで。死刑囚のモデルのひとりは、
東京拘置所で首をくくった森恒夫じゃないかという気がする。(森は小男だった
けど)
光と闇、神について語りあう場面が、森の遺書になんとなく重なるが、そんな
おそろしいとは思わなかった。むしろエロッチクな作品だと思ったよ。
731 :
名無しのオプ:01/12/24 16:51
>>717 「芋虫」が収録されている文庫ってあります?
昔、呼んで気持ち悪くなった記憶があるのだけれど、もう一度読み返したくなったので。
>>731 角川ホラーなら「鏡地獄」
新潮文庫なら「江戸川乱歩傑作選」
この辺りがお手軽かと
>>732 ありがとう!
親切な貴方に良いクリスマスが訪れますことを。
筒井康隆の短編って
よく考えると結構怖いんだが
「鍵」はマジできてた、ラスト3ページは怒濤の勢いで迫ってくるって感じ。
誰かジョナサンキャロルの怖さを解説してくれるひといない?
我慢して300ページ読んだが、わからんかった。
っていうかすごいなこのスレ
今日、初めて見つけて700まとめて読んでるんだけど
>350あたり
日本昔話”十六人谷”が・・・
あの日、一回だけ見て、これだけの人が覚えてるのって
やっぱこわかったんだよなあ。
その後、びびりまくったままドリフ見たのも一緒(^^)
年だね。
阿刀田高の・・・なんだっけー2巻目の出たやつ
2冊目がすごく恐かったああ
2巻目? 2冊目? 訪問者か??
738 :
名無しのオプ:01/12/29 23:31
栗本薫の「顔」。
もう生理的にダメでした。
描写がしつこ過ぎる。
あんまり気持ち悪いんで、部屋から遠ざけて眠りました。
739 :
名無しのオプ:02/01/03 15:50
小野不由美の悪霊シリーズについて教えてちょ。
悪霊の棲む家(上下)読んだけど面白かった!
表紙に似合わず結構怖かったです。
で、この本のまえに書かれた、悪霊シリーズは別物とか聞いたのですが、
あんまり怖くないとかでしょうか?
「悪霊がいっぱい」「ほんとうに悪霊が・・・」などなどのタイトルです。
どうか感想でもお聞かせください。
740 :
名無しのオブ:02/01/04 07:32
>739
悪霊シリーズ初期作品は、ティーンズハートより刊行。
主人公(麻衣)による一人称で、やや恋愛を含むホラー物。
一刊ごと読みきりの長編だったが、主要メンバーの謎の真相で一部完結。
その後、作者ホワイトハートに移行し、
シリーズの二部一作目として書かれたのが「悪霊の住む家」。
前作より三人称に変更され、よりハードな怖さが評判になるが、
旧シリーズの読者にはイメージに合わないと大不評に。
作者は悩んだ末、その後のシリーズ続行を断念した。
しかしその後も作品としての人気は根強く、数年前から漫画化され継続中。
初期のはあまりに文体が違うため、受け付けない人もいる。
怖いは怖いんだが、その質が違うのは確か。
「悪霊の住む家」はシリーズ中でも異色の凄みがある。
詳しくはライトノベル版、少女マンガ版を見たほうが無難。
男性はきついかもしれないが、元々そういう読者層だったので。
>>740どうも、速レス感謝です。
そうですか、悪霊の棲む家が二部作の予定だったとは・・・。
ホワイトハートでもう1作、読んでみたかった〜。
初期作品は、主人公の麻衣って少女の一人称か・・・。
う〜む、甘ったるい感じじゃなきゃいけるかも。
気が向いたら読んでみます。ライトノベル板にも行ってみますわ。
では、どうもでした〜。
742 :
名無しのオプ:02/01/08 15:52
あ、今夜ヨミウリで「女優霊」するじゃん。
コワコワ。
743 :
名無しのオプ:02/01/08 16:32
>736
「奇妙にとっても怖い話」とかそういう系の?
744 :
名無しのオプ:02/01/08 16:40
「奇妙に怖い話」の私の足音がこわかったなぁ
745 :
名無しのオプ:02/01/09 23:44
集まれホラー好きAGE
746 :
名無しのオプ:02/01/10 00:20
宮部みゆきの短編集「地下街の雨」より『混線』。
747 :
名無しのオプ:02/01/12 00:22
『墓地を見下ろす家』 読みました。
救いようの無いラストがいや〜んな感じでした。
と言うか、性欲に勝るもの無し?
748 :
名無しのオプ:02/01/12 02:12
すでに出ていますか?
筒井康隆さんの「走る取てき」
(すみません 正確な字が浮かんでこない)
ローカル線のホームの便所を見るたびラストを思い出します。
749 :
名無しのオプ:02/01/14 10:56
ミステリーやホラーではないのですが
北條民雄 「いのちの初夜」
作者自身がハンセン氏病患者で隔離病棟での体験を書き綴った物です。
隔離病棟の中での患者達のすさまじい様相の描写が恐ろしすぎる。
多分、その辺の恐怖小説よりずっと・・・。
実話だと思うと、うなされそうです。
短編ながら、内容は濃く重く、生きるっていう事を色々考えさせられる作品。
読後は鬱な気分になるので、落ち込んでるときは読まないでね。
青空文庫のHPで無料で読めます。(短編なのですぐ読める)
http://www.aozora.gr.jp/
750 :
名無しのオプ:02/01/14 12:44
751 :
名無しのオプ:02/01/14 12:46
>>750 ついでにいうと、先の方までスレを読むとネタバレになってるので、10くらいまでしか読まずに見た方が怖さを実感できます。
何かネタないですか〜age
753 :
名無しのオプ:02/01/18 20:37
谷崎潤一郎「柳湯の事件」
怖い、というのとは少し違うけど。不快感をかなりうける。
垢だらけの銭湯の、ぎゅうぎゅうぬるぬる感が…
阿刀田さんは「耳」が怖かったです。
あと、遠藤周作の「蜘蛛」。
生理的な気味悪さっつーか、
ほっぺとか痒くなると思い出してしまう。う〜・・・
ちとトピずれなのですが、たま〜にすげー気持ち悪い挿し絵とかないですか?
安手のショート怪談集(「3分間怪談」「思わずゾッとする話」みたいな)に載ってた、
障子の蔭からのぞいてニタ〜ッと笑う化け猫女が、今だにトラウマなんですが・・・
755 :
名無しのオプ :02/01/21 05:25
乱歩の「地獄の道化師」。
真っ昼間、誰もいない道を歩いているとふと人の気配を感じて
振り返るとすぐ真後ろに道化師がいた…ってとことか、
最後あたりに出てくる狂女の描写とか、いまおもいだしただけでコワイ。
|\
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> ´ ̄ ̄ ̄ ̄\
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| ○ / ⌒ヽ ○ | 僕が地獄の道化師です。
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| ヽ、_ノ ノ
| ノ _
| ● ● ∠-―⌒ `ヽ
| )
| ● __;;;;-''
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| ● ● |
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| ● |
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`ー―――‐'´
>756
何だか可愛いな。これなら怖くないや。
758 :
名無しのオプ:02/01/26 14:24
横溝正史「貸しボート13号」『三つ首塔』『八つ墓村』 (直球)
半村良「箪笥」「赤い斜線」ポー「早すぎた埋葬」「赤死病の仮面」
「メエルシュトレエムに呑まれて」(変化球)
759 :
地獄の道化師:02/01/26 15:08
おまえにわかるか、 人生に絶望した人間の気持ちが
760 :
名無しのオプ:02/01/26 16:33
夢野久作「瓶詰地獄」
761 :
名無しのオプ:02/01/27 15:19
マルガリータ・ラスキー「塔」
角川ホラーの井上雅彦のアンソロジーに入ってます。
他はいまいちだけど、これは傑作!
誰か読んでませんか? 感想求む。
あと小学生の時に読んで恐かった児童文学。
「UFOに乗ってきた女の子」
「ハハハの楽隊」
ってのがめちゃ恐かった記憶あるけど、詳しく覚えてないです。
前者は人間ハムとかでてきたし、後者は怖すぎて
弟の本なのに、捨てた記憶があります。
どなたか、どんな話か覚えてませんか?
762 :
名無しのオプ:02/01/28 01:45
読解力の無さが身に染みていますが・・・。
曽野綾子「長い暗い冬」筒井康隆「鍵」の怖さが全然分かりません。
どなたか、説明していただけたら嬉しいのですが。すみません。
763 :
nanasi:02/01/28 01:49
魍魎のハコ。何が怖いって『みつしり』。
764 :
名無しのオプ:02/01/28 18:51
なんでみんな怖いもの読みたがるの?
怖いんでしょ?マゾなの?
ん〜マゾかも。
766 :
名無しのオプ:02/01/28 20:56
age
767 :
今、恐怖の誕生パーティー読んでるよ:02/01/28 23:10
>762
両方とも「ホラー」っていう分類ではないっすよね。
ここのスレ読んで「怖さ」にもいろいろあるなぁ、と思っとります。
私が「長い暗い...」読んだ時は哀しい印象が強かったです。
「鍵」は「笑いと恐怖は紙一重」ってのを実感したなぁ。
筒井康隆の短編ってそのギリギリを突いてくるから、怖い。
768 :
レスありがとうございます。:02/01/29 01:40
>767
762です。丁寧なレスをありがとうございます。
そうですね、怖さにはいろいろありますものね。自分で感じた読後の感じが
怖さになるんですね。「長い暗い冬」はカチカチ山を立ち読みしたりしました。
そんな私の方が怖い(笑)
「鍵」は昔の自分を思い出している、ということですね。それが現実に、というか。
769 :
名無しさん:02/01/29 01:57
770 :
名無しのオプ:02/01/29 01:59
ミステリじゃないが、筒井康隆の童話集は子供心に恐かった。
団地生活者と一戸建て住民が些細なことから戦争始めて、
「きんじょのおばさんもばくだんであたまがわれてしまいました。目がとび出してころがっていきます」(ウロ)
にまで発展するとか…。
ガクガクブルブル
771 :
名無しのオプ :02/01/29 16:05
>>770 それ読んだことある。なかなか怖かったよ。
>>760 それ読んだけど意味がわからなかった。
結局、最後どうなったの?
773 :
名無しのオプ:02/02/01 08:16
恐い作品とキモイ作品は別!ということで
774 :
名無しのオプ:02/02/01 08:52
うちの息子は学校の感想文提出に
「墓地を見下ろす家」を書いた。
いったい、どういう感想文なのだろう・・・
775 :
名無しのオプ:02/02/01 08:59
「墓地を見下ろすホテル」なら泊まったことありますけど
なにか?
776 :
名無しのオプ:02/02/01 13:34
小学生のころ
赤川次郎の「勝手にしゃべる女」が怖かった。
同じく消防のころ読んだやつで既出だが
小松左京の「夜が明けたら」。
今でもホラーや幽霊ものより
精神病んでる人が出てくるとか
自分以外の周囲がオカシクなっていくという
ストーリーが淡々とした語り口(ここがポイント)で
展開する作品のほうが個人的には怖い。
777 :
名無しのオプ:02/02/01 14:38
>>774 すばらしい御子さんをお持ちのようで、うらやましいです。
>>776 赤川次郎の「勝手にしゃべる女」が怖かった。
このタイトル非常に気になります。どんな話ですか?
778 :
名無しのオプ:02/02/02 21:42
小池真理子の作品では「墓地見下ろす家」がダントツ。
別の意味で村上龍は、気色悪くて遠ざけたい。
779 :
ビリーホリディ:02/02/02 21:50
>>777 なぜか新品のそれが今ここにあります。なぜあるかわからない。
怖いですか?
780 :
名無しのオプ:02/02/02 22:09
781 :
名無しのオプ:02/02/03 01:03
既出ですが、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」。
テキストトリックが秀逸で怖かった。
村上春樹の「ほくろ」はマイケル・ジャクソンのスリラーみたいでした。
「鏡」のほうが怖かったな。語りかけの文体で、読了後部屋の鏡見てゾクッと
しちゃいましたね。
貴志祐介の「黒い家」は京都人が読むと怖さ倍増。地理的にリアル過ぎる。
782 :
名無しのオプ:02/02/03 04:48
783 :
名無しのオプ:02/02/03 14:36
板東真砂子の「死国」
静かに怖い作品です。映画は爆笑モノ、あれはあんまりです。
小池真理子の「墓地を見下ろす家」も結構怖いと思うけど、
期待して読んだ「死者はまどろむ」は、うーむ。2時間ドラマとかでやりそう。
784 :
名無しのオプ:02/02/03 16:53
>>783 「死者はまどろむ」いまいちでしたね。
貴志祐介は、「クリムゾンの迷宮」?も気持ち悪い。
785 :
名無しのオプ:02/02/03 21:04
殺人鬼怖すぎます・・・。
786 :
名無しのオプ:02/02/03 22:00
怖いというより、グロすぎ。
あれを読んでもう何年も経つけど記憶から消せない。
787 :
小説じゃないけど:02/02/03 22:10
「ホット・ゾーン」怖かった。
あ、「キャリー」も怖かったよ。現実にある恐怖を読むのが怖いね。
788 :
名無しのオプ:02/02/03 22:59
「墓地を見下ろす家」ってさあ、
二回の開放廊下から飛び降りたらいいんじゃないの?って思った。
789 :
名無しのオプ:02/02/03 23:00
間違えた、二回の→二階のです。
パラサイトイヴってさー(メル)しなかったら、恐い話になったと思うんだけど、どう?
791 :
名無しのオブ:02/02/04 02:50
恩田りく
「六番目の小夜子」
あの学園祭のシーン。
792 :
名無しのオブ:02/02/04 03:16
793 :
名無しのオプ:02/02/04 03:42
>>791 !!!
生徒一人一人が文章を読まされるシーンは凄かった
「屍鬼」文庫で出たね。でも1,2巻のみで残りは今月末。
しかし全5巻ってのはハードカバーとどっちが安いんだ?
「屍鬼」はあの上下巻で極端に厚みの違う構成が良かったので
全五巻ってのは一寸萎える
>>777 「勝手に...」はミステリ通の人が
今さら読むショートショートではないんで立ち読みでどうぞ...
3分あれば充分。今読んでも全然怖くないと思うが。
メール欄な叔母さんが子供心にコワ情けなかった。
近所に似たような人がいたから。
>781
村上春樹の「鏡」はジンワリと怖い。
パタン、パタン...ってね。
797 :
名無しのオプ:02/02/07 12:27
あげ
798 :
名無しのオプ:02/02/07 23:19
ペブリスの「犬小屋」。
これ読んでから、本は読むのをやめた。
799 :
名無しのオプ:02/02/07 23:25
>>798 検索で掛からなかったんですが、どこから出版されているんですか?
800 :
名無しのオプ:02/02/11 13:09
801 :
名無しのオプ:02/02/11 19:33
>799
知り合いに問屋関係がいるので聞いてみたのですが、
そういう題名の本は、日本では出ていないそうです。
また著者も見つからないそうです。
原書ではどうだかわかりませんが。
803 :
名無しのオプ:02/02/11 20:38
>>754 にガイシュツの遠藤周作の「蜘蛛」は漏れもすごくこわかった...しばらくトラウマ
だった。蜘蛛嫌いなモンで。それ系だと、「アラクノフォビア」たしかノベライズ
だけど嫌だったなぁ。
最近熱心にホラーを読まないんで、これっていうのを思いつかないんだが、P・K
ディックのいくつかの短編はけっこうぞっとするオチがついているものがあってヨ
イ。「繭」とか、「爬行生物」とか、設定はSFなんだけど、コワイ。このヒトと
か、ハイスミスとかをきっちり拾っていたアンソロジー「幻想と怪奇」は、なかな
かすげーものだったんだなと改めて思う。
クリムゾンの迷宮
ガイシュツスマソ
805 :
名無しのオプ:02/02/11 21:32
異形ばっかり読んでたから偏ってるけど
倉坂鬼一郎『屍船』(グロ)
牧野修『おもひで女』(ガイシュツ)
806 :
名無しのオプ:02/02/11 22:11
乙一「死にぞこないの青」(幻冬舎文庫)ってどーよ。
新津きよみ「彼女が恐怖を連れてくる」(実業之日本社)も良かった。
でも新津きよみ「訪問者」(角川ホラー文庫)はダメ。
オツ位置はホラーじゃないな
新田次郎の「谷川岳幽の沢」なんかどーよ?
誰もいない山の中でふと視線を移すと、岩の上に(メール欄)が…。
小説読んでて叫んだの初めてじゃ(w
>806
乙一の「死にぞこないの青」は怖いどころか
切なくって泣きじゃくってしまったよ。
810 :
名無しのオプ:02/02/12 01:12
799です
>>801 そうでしたか、残念。わざわざありがとうございます。
ん〜でも、タイトルに凄くひかれてしまいます。
811 :
名無しのオプ(806):02/02/12 22:54
「死にぞこないの青」は確かに切ないねぇ。乙一の作品は大体ハズシが少ない。
「夏と花火と私の死体」や「天帝妖狐」に「石ノ目」辺りはカナーリ切ないよ。
でも「暗黒童話」ははずしていたと思う、読んでいてイライラした。
今は「屍鬼(上)」(新潮社)を読んでいるけど、どーよ。
登場人物が多すぎて一番過ぎると訳がわかんねぇーーー!
812 :
名無しのオプ:02/02/12 23:05
屍鬼は上巻はおもしろくってすぐ読んじゃったけど、
なんか下巻から雲行きが怪しくなってきて
萎えました
813 :
名無しのオプ:02/02/12 23:08
個人的には「暗黒童話」でも、「アイのメモリー」の部分は良かったと思うんだけど。
アンソロジーに入ってた「SEVEN ROOMS」はちょっと夜中に読んだからほんとに怖かった。
814 :
名無しのオプ(806):02/02/12 23:10
>>813さん、「SEVEN ROOMS」って何?????教えてけれーーー。
>>812さん、文庫で出ているのに新書版で買ってしもた。
815 :
名無しのオプ:02/02/12 23:13
813です。
角川スニーカー文庫のミステリ倶楽部のアンソロジー
「殺人鬼の放課後」収録の乙一らしい作品です。
816 :
名無しのオプ(806):02/02/12 23:18
>>813=815さん
情報サンキューです、スニーカー文庫かぁ。
なんか短編集を2冊ほど出していたので知っていたけど。
あれってホラーなの?
817 :
名無しのオプ:02/02/12 23:25
また813です。
今月発売ぶんの4冊中3冊読んだのですが、2冊はホラーでしたよ。
「殺人鬼の放課後」自体もホラーのアンソロジーではないですけど、
他の執筆者が新津きよみ、小林泰三、恩田陸で、前のに比べてホラー色が強かったですよ。
乙一が一番でしたけど。
818 :
名無しのオプ(806):02/02/12 23:30
>>817 貴重な情報サンキューマジでタメになったYO!
どうも乙一って信者が多そうで質を信頼していいものかどうか。
北村薫の「スキップ」かも。
朝起きたら(メール欄)って、若い女性にとったら凄くホラーだよ。
『弟切草』
こんなくだらん小説が存在するという現実がめちゃくちゃ怖かった・・・・。
822 :
名無しのオプ:02/02/13 04:58
小学生の頃、吉村達也の「手紙」を読んで精神崩壊するかと思った。
当時は文通流行ってて、雑誌にペンフレンド募集コーナーあるのが当たり前。
自分もペンフレンドいたりしたから、
これ読んでもう取り返しのつかないことしてしまった気分になった。
顔も知らない相手に自分の住所知られている怖さに気付いて、それ以後文通は一切やめた。
Z一オタはライトノベル板に逝ってくれ
824 :
名無しのオプ :02/02/15 15:05
我孫子武丸「猫恐怖症」
藤木靖子「微笑の憎悪」
江戸川乱歩「芋虫」
読んだ後ゾクっときた
825 :
名無しのオプ:02/02/16 11:38
このスレで知っていろいろ読んでみた。
一番怖かったのは、筒井の「幸福の限界」だな。
海水浴場のシーンは本当に…。「鍵」は怖いけど、後には残らなかった。
「走る取的」はこういう夢見たら、めちゃくちゃ怖いと思う。
曽野綾子「暗い長い冬」確かに怖い。
でも「かちかち山」の内容とどう絡むのかわからん…。
清水義範「蕎麦ときしめん」個人的には恐怖せず…。
現在は小松左京の短編集を読んでる。
出版芸術社の「石」には、このスレで出てる短編もいくつか
掲載されてて良い。
826 :
名無しのオプ:02/02/16 12:20
注文の多い料理店
827 :
名無しのオプ:02/02/16 12:36
>826
ミステリ板で賢治童話流行らせているな。
「二人は泣いて泣いて泣いて泣きました」
今、読み終わりました。
久しぶりにドキドキしたなぁ・・。怖かった。
でももっともっと怖い刺激が欲しい(藁)。此処のスレ参考にして色々と読んでみます!
牧野修『おもひで女』と
筒井の短編、『乗越駅の刑罰』読みました。
『乗越駅の刑罰』の方が面白かったです。
<824
『猫恐怖症』、ラストシーンは確かに怖いですね。
我孫子の短編なら『小さな悪魔』もオススメですよ。
ラスト一行でゾクッってきます。
830 :
名無しさん@一周年:02/02/18 13:52
>>J
たけまる文庫怪の巻に彼のホラー系統作品が収められているね。
どれも発想が面白く興味深く読めましたよ。
831 :
名無しのオプ:02/02/18 23:12
時間かけてW・カッツ『恐怖の誕生パーティー』読了。
エンディングは何となく予想できたけど、怖い。
サスペンス映画の怖さ。
ちょうどテレビで『ダイアルM』観た後だったから、
主人公がグィネス・パルトロウに思えて仕方なかった。
楽しめまった。教えてくれた人、ありがとう。
ちょこちょこ話題になる筒井康隆の「走る取的」って
どの短編集に収録されてます?
ご存知の方教えて下さいまし。
833 :
名無しのオプ:02/02/19 00:10
クイーンツの「インテンシティ」(アカデミー出版)が結構怖かったなあ。
クイーンツでは最高傑作ではないかなあ。
834 :
名無しのオプ:02/02/19 01:17
筒井康隆「遠い座敷」
イメージが怖い。
835 :
名無しのオプ:02/02/19 01:36
墓地を見下ろす家,読み終わった。期待してた割にはイマイチかな。
怖い現象の羅列が多いのは○だけど結局”やつら”の目的や本性がわからない。
あと,逃げ出す方法はもっといろいろとあったろうにと思うな
836 :
名無しのオプ:02/02/19 11:15
みんなマゾだよ!
私はこれから読もうと思ってる本がここで上がってるだけで
「読むのやめようかな…」って思うよ!もう買ってあるのに。
837 :
名無しのオプ:02/02/20 00:25
>832
確か「メタモルフォセス群島」だったと思う。
838 :
名無しのオプ:02/02/20 01:59
いままで小説読んで怖いと思ったのは
「黒い家」だけだなー。
これより怖いものってほんとにあるの?
839 :
名無しのオプ:02/02/20 11:39
「家族狩り」天童荒太 ガイシュツ?
840 :
名無しのオプ:02/02/20 15:35
>>839 丁度今それ読んでる。
半分位のところだけど、怖いよ〜。
841 :
名無しのオプ:02/02/21 18:46
最近、クリスティづいているんですが、
「崖っぷち」という短編は、こけおどしがない分、怖かった。
早川文庫「マン島の黄金」に収録。
842 :
名無しのオプ:02/02/21 19:04
怖い本でも、切なさや悲しさが先に立ってしまうと、怖くなくなるよな・・・。
(個人的には『屍鬼』はそうだった)
『黒い家』がよかった人は、次『天使の囀り』がいいと思ウ。
843 :
名無しのオプ:02/02/23 02:20
六番目の小夜子のビデオ借りました。
あしたから見まーす
844 :
名無しのオプ:02/02/24 00:11
小池真理子の『墓地を見下ろす家』って長編?
それとも短編なんですか?
845 :
名無しのオプ:02/02/24 01:06
>>844 「墓地を見下ろす家」は長編です。単行本で323ページありました。
私は徹夜して読みました。
846 :
名無しのオプ:02/02/24 23:26
>>845 教えてくれてどうもありがと〜。
図書館で探しても見つからないんで
購入して読むことにします。
847 :
名無しのオプ :02/02/25 14:55
いちばん怖い思いをしたのは、筒井康隆の『家族八景』です。
おばさんが車で疾走して事故ってしまう話と、
おばあさんが生きたまま火葬されてしまう話が、今思い返しても怖いです。
エロと死を隣り合わせた恐るべき作品として心に刻み込まれています。
848 :
名無しのオプ:02/02/28 22:52
野坂昭如(字あってる?)の戦争童話集が怖かった。「凧になったお母さん」とか。
昔教科書に載ってたんだよね。悲しいけど、怖い。
「屍鬼」が文庫化されたので買った。
まだ一巻しか読んでないが、あまり期待せずに読もう…。
曾野綾子『暗い長い冬』の収録の本がやっと解った。。。
さっそく、明日本屋にでもいってみます。
見たい短編の収録がどの本か解らないのって、
どーにかならないのでしょうか。
850 :
名無しのオプ:02/03/01 00:39
>>848 知ってます!その話!
学校の授業で指されて読まされましたよ。
六番目の小夜子全部観終わりました。体育館のシーンは怖かった。
でも最後は感動。
小松左京の「蟻の園」は言いようのないドキドキ感がイイ
853 :
名無しのオプ:02/03/04 23:44
>>848 その話、夜中のラジオドラマで聴きました!
布団かぶって、怖いのにラジオ切ることが出来なくて泣きそうでした。
854 :
戦争童話集:02/03/07 22:40
持ってるよ
耳袋って怖い??
856 :
名無しのオプ :02/03/17 07:11
>>855
たまに怖いのもある
857 :
名無しのオプ:02/03/17 23:13
858 :
はなあざらし:02/03/17 23:50
95>>中島らもの人体模型の夜だったかと。
51>>異形コレクションならトロピカル収録の「猿駅」もいいですね。
怖かった本上げるとしたら、ドグラマグラかなあ。読んでる最中とか自分の頭に自信もてなくなった。
859 :
名無しのオプ:02/03/18 00:02
>857
!!!!!!!!!!!!!!!
うーん、これは良く見ないと分からないねえ(ドキドキ)
「夏の葬列」ってみなさんご存知?
ガイシュツを恐れてさげとく
>>860 山川方夫という人の作品ですか?
だったら知ってる!たぶんガイシュツじゃない。
昔、教科書に載ってたやつが忘れられなくて
大人になってから文庫で再読しました。
恐いというか、残酷な話ですよね。
862 :
名無しのオプ:02/03/18 01:37
>>860 山川方夫のやつか?
なんか教科書に載った思い出の小説みたいなことで文学板で一時盛り上がってたっけ。
863 :
名無しのオプ:02/03/18 01:46
864 :
名無しのオプ:02/03/18 01:58
>857
こういうことされると、
並の叙述トリックよりも意表を突かれるな……。ドキドキ。
866 :
名無しのオプ:02/03/18 09:42
>>863 説明難しいんだけど主人公の戦時中の思い出が
帰郷によってよみがえるという
本どこから出てるかわからないので
「山川方夫 夏の葬列」で検索してみてください
868 :
名無しのオプ:02/03/18 11:13
>734
遅いレスで申し訳ないけど、2chではじめてジョナサン・キャロルの名前みたんで。
どの話を読んだ?
正直怖い話だと思って自分は読んでこなかったので、目からウロコ……
キングが称賛とか言ってるけど、キングとも違うと思うし。
869 :
名無しのオプ:02/03/18 11:21
>>857 今まで見たこの手のネタの中では最も衝撃度高し。
これから見る方は心して。
870 :
名無しのオプ:02/03/18 13:46
>>857 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
871 :
名無しのオプ:02/03/18 13:58
872 :
名無しのオプ:02/03/18 15:01
>>857 ほんと、よーく見ないと分からないね。
分かった時は恐ろしかったよ〜
873 :
名無しさん@一周年:02/03/19 20:03
鎌田敏夫「いきはよいよいかえりはこわい」(ハルキホラー文庫)
流石ヒットメーカーだけあってそつがない佳作でした。
874 :
名無しのオプ:02/03/19 20:52
875 :
名無しのオプ:02/03/19 21:45
ひさびっさにドキンとしちゃった・・>857
876 :
名無しのオプ:02/03/19 22:01
877 :
名無しのオプ:02/03/19 22:02
>857
目を近づけてよーく見たら分かった。
いやー。まだドキドキしてる。
878 :
名無しのオプ:02/03/19 22:10
>857
こえー!こえーーー!!!!!!
879 :
名無しのオプ:02/03/19 22:13
>866
だいーぶ前に集英社文庫から「夏の葬列」のタイトルで出てたよーん。
ショートショート集みたいな内容だった。なかなか面白かったと思う。
881 :
名無しのオプ:02/03/19 22:27
>>857 次なる怖がらせ手段として、横溝正史原作古谷一行出演のドラマに出てくるミイラの花嫁の扮装をして真夜中避暑地に出没するっていうのはどう?
882 :
名無しのオプ:02/03/19 22:39
>>868 734じゃないけど
俺もジョナサン・キャロルは良くわからん。まあ怖くは無いのは確かだけど
小説としてそんなに面白いか?という感じだな
「死者の書」はまあまあ面白かったが
その次に読んだ「月の骨」は読むのが苦痛だったよ
884 :
名無しのオプ:02/03/20 02:09
ガイシュツしてたら謝ります。
なにかの短編集で読んだ『おさる日記』。
死ぬほど怖かった。
すごく短い話なのだけど、書き方の勝利。
背筋が凍り付きそうになった。
イラストレーターの作だそうだが、その作者スゴイ。
885 :
名無しのオプ:02/03/20 02:13
>>857 まだ、手が震えてる……
夜中に、大声だしちゃったよおおおおおお
886 :
名無しのオプ:02/03/20 02:58
>857
わたしは脚が震えてます。
叫んだから、彼氏、起こしちゃったよ…。
わかると、本当に恐いね!
887 :
名無しのオプ:02/03/20 03:04
ミステリに騙されない人って、
この手の>857みたいなトリック(?)にも騙されないのだろうか。
>>884 タイトルはむしろ笑えるのだが…w
誰の作?まあ健作してみるけれども
889 :
名無しのオプ:02/03/20 04:52
857は恐ろしい、ブラクラよか怖い。
890 :
名無しのオプ:02/03/20 06:13
891 :
名無しのオプ:02/03/20 06:40
漫画だけど徳南晴一朗の「人間時計」
892 :
名無しのオプ:02/03/20 06:52
857って何ですか?
クリックする勇気が無いのですごく気になります
893 :
名無しのオプ:02/03/20 07:56
894 :
名無しのオプ:02/03/20 10:49
>892
下手に興味本位だけでいくと必ず後悔するので
勇気が無いのならクリックせずとも良い。
俺はそれで絶賛後悔中だ。
895 :
名無しのオプ:02/03/20 10:53
俺のパソコンサウンドカードないんですが。
896 :
名無しのオプ:02/03/20 10:57
すっげ今更だけどさ
小説の話じゃねぇよな・・・。
でもマジ怖いわ・・・。
897 :
名無しのオプ:02/03/20 12:04
>>884 「おさる日記」、確か和田誠さんじゃなかったですかね?
うろ覚えだけど読んだ記憶がある。
もし違ってたらスマソ
>>857 見てみたいけど怖くて見れない・・・
898 :
名無しのオプ:02/03/20 12:37
>892、897
思いきって見てみ。
他の人にも勧めたくなることうけ合い。
>899
今リンク先を見てきました。見てみたい気もしますが、
映画のリングでさえ、あの貞子の顔が焼き付いて
しばらく眠れぬ夜が続いたほどビビリーの私としては
やめといた方がよさそうだ。情報ありがとう!
901 :
名無しのオプ:02/03/20 14:52
>883
レスどうも。
「月の骨」が一番すきなんだな。次が「死者の書」。
ファンタジー+ラブストーリー+衝撃のラストくらいのノリで読んでるんであんな感じがちょうどいいんだ。
悪意ホラーっぽくはあるか…後までひびくほど怖くはないけど。
新刊でないかな。
あの訳者だからこそ面白いのだ。がんばって欲しい(涙。
903 :
名無しのオプ:02/03/20 15:35
漫画でいいんだったら望月峰太郎の「座敷女」だよ
今までの人生で一番怖かった
ここ読んで、2・3読んでみた。
小松左京「くだんのはは」……くだんが何かわかってたからそんなに怖くなかった。
逆(メール欄)だと思ってたけれど違うのか…。
最後の一文は気味悪かったけど。
曽野綾子「暗い長い冬」……?!意味わからん!!
誰か優しい方、どこが怖いのか教えてけれ。
905 :
パーカー信者:02/03/20 23:57
感謝!!
SF板だったのか……ちょっとフェイクだ。
907 :
名無しのオプ:02/03/21 00:59
山田風太郎の「怪談部屋」って短編集。
その中に「うんこ殺人」ってあるけど
全然怖くないね。
908 :
名無しのオプ:02/03/21 01:04
>>857 あ〜、びっくりした!
人間はあまりにビビルと思わず笑ってしまうんだね。
>>902>>905 「月の骨」評価高いのか・・俺には面白さがよくわからんが
「死者の書」は面白かったんだけどな。
「炎の眠り」の評価はどうなんだ?手元に本はあるがまだ読んでない
のだが
910 :
名無しのオプ:02/03/21 01:42
あんまり857のことばっかり書き込んでると857は調子にのるぞ。
それを心の中では期待していたりして...
他スレにも書いたのだがジャイアント・ロボに登場する悪の幹部の1人レッドコブラそっくりの変装(囚人服、禿げ頭、出っ歯、松葉杖)をして、電車かなんかに乗って、子供達を思い切り怖がらせてやりたい。
「やい、小僧!」って感じで。 子供の頃からの夢なんよ。
怖い小説? 結城昌治「孤独なカラス」 阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』でもあげとくか。
ハーメルンの笛吹き男は島田荘司さん好みのネタだな。
911 :
857が見れない臆病モン:02/03/21 02:34
>910
つかまるぞ。
怖い話、どの本のどういうタイトルか忘れたけど、インド人の話。
帰ったら家の前にインド人がいて、家に入るのを邪魔するみたいな短編。
ただそれだけなのに気味悪いんだ。
怖いって言ってもいろいろだけどな。
伝承&伝奇系の、サイコっぽいの、身体的に痛い気味悪い表現、不条理っぽいの・・・
自分の場合、ラスト二つがダメだ。
912 :
名無しのオプ:02/03/21 02:56
小説じゃなくて漫画だけど。
両親が実は吸血鬼で、自分を餌にしようと相談していたのを
立ち聞きする子供の話。
5歳くらいで読んだけど、子供心に怖かったよ。
>857の写真
最初の二三人は、本当に驚いただろうなーと思った。
913 :
名無しのオプ:02/03/21 13:28
>909
「炎の眠り」いいよ、評価が高いかは知らんけど。「月の骨」よりは読める。
キャロルで怖かったのは「天使の牙から」
死んだはずの女が・・・ってとこ。
914 :
名無しのオプ:02/03/21 13:46
915 :
名無しのオプ:02/03/21 14:35
857を見てしまった人は呪いにより一週間後に死ぬらしいです。
呪いを回避するたった一つの方法は・・・・
916 :
名無しのオプ:02/03/21 22:27
>911
筒井康隆の「ふたりの印度人」でしょう。
角川ホラーの「鍵」所収です。
この人はまじで天才。
917 :
名無しのオプ:02/03/21 22:48
筒井は相撲取りさんが追っかけてくるやつも怖かった…
彼が編集したホラー小説集も怖かった。
長く暗い冬(だっけ?)とかがはいってるやつ。
918 :
857が見れない臆病モン:02/03/22 00:18
>916
あ、情報サンクス。
そうか筒井さんか。
その短編集では、自殺した男の子の話、「二度死んだ少年」だったかな?が超弩級でエグかった。
「鍵」もガイシュツだが怖かった。
>917
「長い暗い冬」ですな。
919 :
名無しのオプ:02/03/22 00:36
筒井だったら、昔『にぎやかな未来』とかいう短編集で読んだ
『猫池』?だったかが怖かった。
つーか不気味だった。
920 :
名無しのオプ:02/03/22 00:43
>919
「池猫」じゃないか?めっちゃ短い話の
>918
正しくは「二度死んだ少年の記録」だよ
>>920 そうだったのか。thx。
「二度死んだ少年の記録」と「ふたりの印度人」、
気になったので読んでみよう
922 :
パーカー信者:02/03/22 03:53
>909
「月の骨」はあのつきぬけて笑ってしまうほどな展開が
個人的にけっこう来る。あとロンデュアの描写と。
「炎の眠り」は、怖いというより、主人公カップルの愛情が
なんとも切ない(いちおう怖い小説スレということで)。
最後の一行でうわーっとなる。
出来は確かにこっちの方がいいと思うけど。
怖い、なら「我らが影の声」が一番気色悪くて怖かった。
心理サスペンスですが、小池真理子さんはいかがでしょう。
短編集もだされているので一度お試しになるとどうかと。
墓地を見下ろす家がだいぶがいしゅつのようですが
短編もなかなかあなどれません。
本じゃないけど、映画なら。
「バニシング〜消失〜」
ものすっごく、後味悪い。
フランスかどっかの映画。
925 :
習志野オプ:02/03/22 17:35
昔のやつですがR・マシスンの「蒸発」
なんてのはいかがでしょ?
小松左京の「戦争はなかった」「まめつま」
なんてのも怖いYO
926 :
デリバティブ@MOG:02/03/22 17:41
>>923小池真理子さんはいかがでしょう。短編集もだされているので
最高にオススメ! 美があり、品があり恐怖があります。
>>924「バニシング〜消失〜」
イヤな怖さ! でも見てないなら1度は・・・傑作ではある。
>>857 おもしろかったよー
927 :
名無しのオプ:02/03/22 19:12
映画なら「悪魔のような女」。白黒の古い方ね。リメイクはダメだと思う。
これは怖い。ラストで鳥肌が立つぞ。
「二度死んだ少年の記録」はめちゃくちゃクサかったなぁ。
不謹慎だが読んでるだけで鼻が曲がりそう。
929 :
名無しのオプ:02/03/23 01:37
夢野久作「いなか、の、じけん」
怖いというか気持ち悪い。
「つまりお前たちはスウイートポテトーなんじゃな」だっけ?
931 :
名無しのオプ:02/03/24 03:07
医学書
安心するために読んでいたはずなのに、
読めば読むほど不安になってくるという一流のホラー本。
というのをどっかのサイトで見た。
新スレを立てるなら、「ホラー」って言葉を入れて欲しいな。
「めちゃくちゃ怖い小説・ホラーpart2」とか。
検索に引っかかりやすくて(・∀・)イイ!
933 :
名無しのオプ:02/03/29 23:43
小池真理子の墓地を見下ろす家、とてもつまらなかったです。
ラストもいまいち…。驚く結末でもなかったですし
消化不良って感じがしました。
この作品なんで人気があるんですか?
934 :
名無しのオプ:02/03/30 01:37
曽野綾子「暗い長い冬」,筒井康隆がらみのアンソロジーで
読んだ覚えあるのだが,なんていう本だったかな?
10年以上前,厨房時代に愕然とした記憶だけがあって,
内容は全然覚えてないのだが・・。
935 :
名無しのオブ:02/03/30 01:40
>934
異形の白昼 集英社文庫だよ。
おれは古本屋で見つけた。
936 :
名無しのオプ:02/03/30 01:50
>935 サンクス!てか,過去レスちょと読み返したら激しくガイシュツしてた・・。
スマソ。そんなんをむさぼるように読んだなあ,あの頃・・。
937 :
名無しのオプ:02/03/30 15:16
実家に帰ったとき、何気に父の本棚を見ると「現代怪奇小説集」があった。
父よ、あなたの遺伝子は私に確実に受け継がれています・・・
938 :
名無しのオプ:02/03/30 17:25
プラトニックSEXがヒットした現実が怖い・・・・・
939 :
名無しのオプ:02/03/30 17:33
中井拓志のレフトハンド(角川ホラー)は笑えるSFホラーだった。
左手の化けもんが追っかけてくるって発想が・・・
940 :
名無しのオプ:02/03/30 17:46
>>933 いまごろ読んだらそうだろな。
出たときに読んでないとあの作品のよさは永久にわからん。
残念でしたな。
941 :
名無しのオプ:02/03/30 22:15
ロウフィールド館の惨劇 by ルース・レンデル。
942 :
名無しのオプ:02/03/31 14:54
>940
そうなの?なぜ?
943 :
名無しさん@一周年:02/03/31 19:22
オススメ(03/31)
高橋克彦/幻少女■角川文庫2002年度作品
短編ホラー集、書き下ろしも収録。
944 :
名無しの横槍:02/04/02 01:50
>>942 そういう議論自体がココじゃナンセンスだと思うが。
自分のお気に入りを紹介するスレだしな。当然、人の好みもあるだろ。
ココで紹介されてて、かつ世間じゃ評価された作品だが、俺には激ツマラナイと感じるのもある。
けどココで挙げてもねぇ、気に入ってる人達が不快だろーし、そんな議論も求めてないだろ?
その辺を考慮してくれないかね?
江戸川の「鏡地獄」を買ったよ。「人間椅子」が個人的にはハマった。俺こういうの好きだわ
>944
いや、別にそんな大層なイミで聞いたのじゃないっすよ。
何か社会背景とかそう言うのも関係があるのかな、
と思って聞いてみただけです。
(私も最近になって読んだので。ちなみに>933とは別人です)
>>942 スマソ。933と同一人物だと思ったよ。
変に933みたいな突っ込み方されると新たに本を紹介しようと思う人が萎えちゃうでしょ?
このスレは「怖い小説」の掘り出し物を見つけるのに便利だから、
そうなると都合が悪くなってしまうんじゃないかと懸念したんだべ。
とりあえず変な食いつき方してスマソ。。。
「キリング・フロアー」。
面白かったし、ラストはスカッとしたけど、読んでる最中の緊張感が
並みじゃない。
悪の組織らしいものが出てくるんだけど、その惨殺の仕方が凶悪
なんだよな。(メール欄)とか。
ぎゃー!メール欄と名前欄まちがえた!!
ゴメソ!
949 :
名無しのオプ:02/04/04 01:07
950 :
名無しのオプ:02/04/06 18:02
何かないですか?久々に怖い本を読みたい。
951 :
名無しのオプ:02/04/06 18:08
>948
思い切りワラタ
952 :
名無しのオプ:02/04/21 04:15
筒井康隆「鍵」読んだ… この人天才!
怖さにもいろいろあるんだね。面白かった。
でも巻末の解説がちょっと気にくわなかったが…
二度死んだ少年の記録、立ち読みしてきました。
「(メール欄)」という文で、うっかりほのぼの藁・・・
あんまり恐がれなかった。買って、深夜に1人で読むべきだった。
ageとくよ。
何で角川ホラー、翻訳版を出さなくなったんだろ。
で油断してると、通常版の角川文庫で海外ホラーがたま〜にあるし。
955 :
名無しのオプ:02/04/27 18:23
最近いい本ないね〜
956 :
名無しのオプ:02/05/04 03:28
age
957 :
名無しのオプ:02/05/06 12:31
ガイシュツだが、結城ショウジの「孤独のカラス」。サカキバラ事件を想起させる。優れたホラーは現実を先行する。
958 :
名無しのオプ:02/05/06 13:08
>>957 X 孤独のカラス
○ 孤独なカラス
マジで怖いよ、この小説。
新スレの予感
960 :
名無しのオプ:02/05/07 01:21
>>958 どこから出てるやつ?内容も簡単に教えて頂きたいっす
>>960 自分が読んだのはこの↓アンソロジーです。
筒井康隆編『異形の白昼−現代恐怖小説集−』集英社文庫
少年の異常心理ものです。 今2ちゃんで話題の猫虐待とか関係あるかも...
962 :
名無しのオプ:02/05/08 01:12
>>958 どうもありがとうございます。その本はもってるけどこの話はまだ読んでなかった。
これから読んでみます。
『異形の白昼』って過去ログでもよく話題に上ってますね。
俺は遠藤周作の蜘蛛の話が鳥肌ぞわぞわ〜って感じで怖かった…
963 :
名無しのオプ:02/05/13 00:51
ガイシュツかも知れんけど阿刀田高の短編(題失念)
家庭の不和を電話相談で愚痴る主婦と辛抱強く聞く相談員の話。
何気なく始まり、淡々と進んでいくが実は・・・
シンプルな設定だったが、無茶苦茶怖かった・・・
964 :
名無しのオプ:02/05/17 02:12
島田荘司の『龍臥亭』
なんか知らんけど上巻の半分あたりから怖くなってきて、
深夜に読んでたからまわりやたら静かで、
妙に背後が気になって、
途中から壁に背中くっつけて読んでた。
島田はほとんど読破したけど、あれが一番怖かったな・・・
965 :
名無しのオプ:02/05/17 05:42
今まで出てる出てない無視していくつか・・・
・赤江瀑「海贄考」・・・個人的に好きなだけですが
・篠田節子「神鳥(イビス)」・・ここで人気ナンバーワン?
・泉鏡花「星女郎」・・倶利伽藍峠に棲む二人の美女にまつわる怪異。怪しく美しくグロテスク。
・半村良「能登怪異譚」・・「箪笥」を含む短編集。正直全部怖い
966 :
名無しのオプ:02/05/20 15:16
小林真理子「暗闇に誰かがいる」読んだ。
オチよりも文中の描写が怖かった。情景がありありと目に浮かぶようだったよ。
967 :
名無しのオプ:02/05/20 17:12
出すぎたこととは思ったが一応次スレ立てといた。
ごめんなさい。タイトル間違えました。958さんのが正しいです。ほんと、怖いです。あと、やはりガイシュツですが半村の「箪笥」。これも怖い。内田の「サラサーテの盤」も怖いね。遠藤周作の恐怖小説集の中の短編はいずれも面白い。ガイシュツの蜘蛛やジプシーの呪いなど。
あ、間違ってあげちった!
972 :
名無しのオプ:02/07/21 10:57
小野フユミさんの作品って怖いですか?
973 :
名無しのオプ:
ガストン・ルルーの「胸像たちの晩餐」 読む度に怖い・・・