【ﾓﾅｷﾞｺ】犯人当て推理ミステリー【蜘蛛の会】

推理パズル、推理クイズの出題・解答に関する総合スレッドです。

あなたが作ったとっておきの推理小説、推理パズルや、現実に起こったちょっと不思議な出来事、
お決まりの推理クイズに、どうしても分からない途方も無い謎・・・。

試しに披露してみませんか？

百戦錬磨のミス板住人が、直ちに謎を解き明かします。
今日の執事役は誰だ！？

>>1
どうも、スレ立てお疲れさまです

ありがとうございます

面白そうなスレですね

例題：『三人のナイト』
阿古木物産の社長室で社長の阿古木茂蔵が殺されているのを、翌朝、出勤した秘書の早乙女広美によって発見された。
被害者は社長椅子に座り、のけ反る格好で絶命しており、首には紐状のもので絞められた痕と、右手にはチェスの駒である白のナイトが握られていた。
社長室の脇の棚に置かれていたチェス盤上には、その白のナイト一つだけが欠けている。
解剖の結果、死体から睡眠薬が検出され、抵抗した様子もなかったことから、睡眠薬で眠らされた上で絞殺されたらしいと判断された。

やがて、アリバイもなく社長に恨みのある容疑者三人が浮かんだ。
警備員の駒田馬之助、専務の内藤将騎、元愛人の白井桂子の三人である。
駒田は右手指に怪我を負っていて、それは三日前に転んだときの怪我だという。
内藤はチェスの愛好家で、いつも社長のチェスの相手をしていたらしいが、御機嫌取りで、いつもわざと負けていたそうだ。
白井は女ながらに柔道の黒帯で、彼女の腕でもじゅうぶん絞殺可能であった。

さて犯人はこの中にいる。阿古木社長を殺害した犯人は誰でしょう？（解答編は後日に）

椅子に座って絞殺された人間が、社長室の脇の棚に置かれていた、
チェス盤からナイトを取ってくるのは無理.。
つまりこれは、ダイイングメッセージにみせかけた犯人の偽装工作。

よって犯人はナイトに無関係な秘書の早乙女広美。
で、多分男。
ヒロヨシなのかな？

登場人物の名前が藤原宰太郎の推理クイズっぽくてﾜﾛﾀ

『三人のナイト』解答編
白のナイトの駒は駒田を指しているのでしょうか？それとも内藤？白井？
睡眠薬を飲まされ眠りについてるところを、首を絞められ殺されたので
被害者が、部屋の脇の棚からチェスの駒を持ち出し椅子に戻って死ぬというわけがない。
チェスの駒は、さもダイイングメッセージかのように、犯人が社長に恨みを持つ者に犯行を押し付けようと被害者に握らせた偽装である。

駒田も内藤も白井も被害者の手にチェスの駒をわざわざ自分が疑われるように握らせるとは考えられません。
問題文をよく見ると"犯人はこの中にいる"ので、三人を除く人物、すなわち発見者を演じた秘書の早乙女広美が犯人だったのです。
え？いくら睡眠薬を飲ませてからといっても女性秘書が絞め殺すことは無理じゃないかって？
いえいえ、早乙女はれっきとした男性秘書なんです。（終）

>>4
いきなり正解です。さすがです。

これはひどいｗ

見事だ

>>1乙

この問題はちょっと僕には難しかった。

でもいい問題だね

なかなかやるじゃないのシャッチョサーン

ﾃﾝﾌﾟﾚなし？

推理ﾊﾟｽﾞﾙ、推理ｸｲｽﾞの出題・解答に関する総合スレッドです。

あなたが作ったとっておきの推理ﾊﾟｽﾞﾙや、現実に起こったちょっと不思議な出来事、
お決まりの推理ｸｲｽﾞに、どうしても分からない途方も無い謎……

試しに披露してみませんか？　

百戦錬磨のﾐｽ板住人が、直ちに謎を解き明かします。
今日の執事役は誰だ！？

※ｽﾚ乱立を防ぐため、単発の「推理ﾊﾟｽﾞﾙ出題ｽﾚ」が立った場合には、このｽﾚへの誘導をお願いします。

前スレ（たぶん）
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】第16回ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1240499249/

【過去スレ】（dat落ち。●持ってると読めます）
第１４回？ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会（実質15スレ目）
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1162224726/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第14回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1162910469/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第13回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1149348998/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第12回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1137957436/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第11回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1124635164/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第10回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1113496849/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第九回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1113496849/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第八回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1100448381/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第七回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1081415028/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第六回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1067774024/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第五回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1060368732/
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第四回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1055256873/
（以下は過去ログ入りしています）
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚ】 第三回 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book.2ch.net/mystery/kako/1050/10509/1050968916.html
【推理ﾊﾟｽﾞﾙ 総合ｽﾚｯﾄﾞ】 ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会
http://book.2ch.net/mystery/kako/1021/10219/1021995064.html
％％僕の考えたトリックを評価してください％％
http://book.2ch.net/mystery/kako/1010/10107/1010729672.html

【関連ｽﾚ（質問系ｽﾚ）】
思い出せないタイトル質問スレ4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1220543299/
第十九ミステリー板雑談所兼質問所
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1270782982/

【類似スレ】
【ミス板利用者のためのサイト】
『赤い収穫』館
http://f17.aaa.livedoor.jp/~miggypop/

【過去ログ倉庫】
http://www.geocities.jp/umi_moto/mistery.htm

>>14の過去スレはともかく、>>15の関連スレ等は現行スレでもないし貼る必要なし

>>3
警備員に悪い人はいない
よって駒田さんは犯人ではない
専務に悪い人はいません
よって内藤さんは犯人ではない
消去法的推理によって残されたのはそう…
犯人は白井さん！貴女以外考えられないんですよ！

『殺人予告と腕のない死体』

埼玉県の某市において近年稀に見る残虐かつ異常な事件が起こった。

発端は、その日のPM4:10に某巨大掲示板に書き込まれた殺人予告スレッドであった。
"A氏を本日殺します"と実名で書かれた書き込みは、
例のごとく暇をもてあました若者の興味を掻き立てた。
『口だけ大将乙』『また逮捕希望者かｗ』
野次馬の書き込みをよそに、予告者はＡ氏は埼玉県にいると告げた上で、
東京からの徐々に自分が埼玉に向かってゆく様を実況していった。
ケータイのカメラで撮られた風景は予告者が間違いなくその場所にいることを告げていた。

この一連の書き込みは、PM8:14に『殺りました。いま彼の自宅のＰＣから書き込んでまーす』
との投稿を最後にぷっつりと絶った。
この書き込みは単なる悪戯ととられ、その日はしらけた雰囲気でスレッドは消え去った。

しかし、数日後この話は急展開の盛り上がりを見せた。
埼玉県でA氏の腕の切られた死体が発見されたと、ニュース番組が報じたからである。
報道は警察組織の怠慢を非難し、犯人の異常性を煽り立てた。

警察ははさっそく捜査に乗り出し、次のような事実が判明した。
・死体はＡ氏の部屋に布で包まれた状態で置かれていた。
・Ａ氏は30歳で、15年間いわゆるニートの引きこもり状態であった。
・Ａ氏を発見したのは海外旅行から帰国した母親であった。
　父親は数年前に事故で死亡している。
・8時半にＡ氏の家に訪れたピザの宅配人が、
　ドアの下から金を受け取りピザを置いていくように指示され、それに従っている。
・Ａ氏には受取人が母親名義の多額の保険金が掛けられていた。
・掲示板に書き込んだ携帯電話はＡ氏と同じ中学校に通っていたＢ氏のものであることがわかった。
　Ｂ氏は現在、東京でフリーターとして過ごしていた。
　掲示板の書き込みの内容と、その時刻に携帯の電波を受信した基地局は一致した。
　最後の書き込みもＡ氏の自宅のＰＣのものであることが確認された。
・Ｂ氏の車がＡ氏の家の前に止まっているのを確かにみたとピザの宅配人は証言した。

さて、ここにいる皆様には是非この事件を起こした凶悪な犯人を捕まえてほしい。
ただし、ここに示された記述は真相にたどり着くためには必ずしも十分ではない。
そこで、警察が捜査によって明らかにできる範囲で質問にお答えする。

健闘を祈る。

腕が切られたのは死亡前後のどちらですか？

>>20
死亡後です

殺害方法は教えていただけますか？

>>22
監察医による検査によって、
直接の死因はナイフによる心臓出血によるものであることがわかりました。

Ｂ氏とその車の以後の足取りは？

県警はＢ氏を重要参考人として手配しましたが、未だにＢ氏は見つかっていません。
車は、Ａ氏宅付近の雑木林に捨てられていました。

母親は海外旅行に行ったとのことですが、
それを証明できる物
あるいは証人はいますか？

Ａ氏の部屋とＢ氏の車内から二人の指紋は見つかりましたか？
当日のＢ氏本人を目撃した者はおりますか？
もしいましたら、目撃時間をお願いします

>>26
空港におけるチェックでパスポートの顔写真と本人の照合を行っています。

またＡ氏の母は、一介の主婦であり偽造パスポート等を
作ったりなどできそうにないと警察は考えています。

>>27
Ａ氏の部屋からはＡ氏と家族の指紋が、
B氏の車内からはＢ氏の指紋だけが見つかりました。

その日バイトがなかったため、Ｂ氏の目撃情報はありません。ちなみに平日でした。

連レスありがとうございます
これで最後にします

遺体がＡ氏であると警察側も断定したのですね？
よろしければその理由もお教えください

>>30
Ａ氏の母親がそう証言したため、警察はそのように考えています。

>>18>>19
質問に丁寧に答えて頂きありがとうございました。
推理です


推理：保険金目的の殺人。
母親とＢ氏の共犯。
保険金の事で一番に疑われる母親はアリバイ作りのため海外へ、Ｂ氏が殺す。
おそらくＢ氏は殺してすぐ海外などに逃げたのではないか。
あとで母親から金を受け取るつもりではないか。


１、死体がＢ氏の可能性はすごく低い

動画を投稿できたり、カメラ付き携帯が出てくるのは
設定が最近だからである。
最近の警察は科学捜査が発達してるし、
監察医が検査してる所からＤＮＡも調べてるのではないか？

それに顔をぐしゃぐしゃにされたわけではないので
本人かどうか裏付けを取るはず


２、生活は苦しかったはず

１５年もひきこもりほとんど働かず、
父親は数年前に亡くなっている。

それなのにお金のかかる海外旅行に行くのは、
これからお金が入るから使ってもいいと思ったからではないか

>>18-19
決め手に欠ける情報が少なすぎるのであれだけど
おそらく死体はB氏のものであり、A氏がB氏を殺害した。
腕を切断したのは指紋で人物認定できなくするため。
（ま、現実的には歯の治療跡とかの問題もあるがここでは無視しておこう）
ネットに書き込んだり車を運転してた（B氏は車にら致されていた）のは手袋してたA氏。
犯行動機は、A氏とその母親が母子でグルで、A氏にかけた保険金目当てと
（A氏がひきこもりになったのは中学の時B氏によるいじめとかだろうおそらく）B氏への恨み。

昨日質問させていただいた者です。
私の回答は、
「Ａ氏とその母親による周到な計画殺人である」
です。

>>33さんと同様の推理ですが、若干犯行の流れが異なります。
まず、犯行はＡの埼玉の自宅かその近辺で行われました。
Ｂ氏を呼び寄せナイフで殺害。腕を切断。自室に安置。
その後、Ｂの携帯を持ち東京に移動、実況に入ります。
往復はおそらく公共機関かタクシーを利用したと思われます。
Ａは15歳からニートだったため、無免許の可能性が高い。
現在は車はＡＴが主流でＭＴより運転しやすいでしょうが、
自宅から近くの雑木林まではともかく、長距離の移動はリスクが高すぎるでしょう。
そして自宅に到着、自分のＰＣに最後の書き込みです。
注文したピザ配達員の役割は、Ｂ氏の車を強調するための目撃者として。
そして手袋をはめた状態で車を移動させ、切断した腕を持ち行方をくらます。
後は、検死時に正確な犯行時刻を悟られぬよう日時を置いて、
共犯者である母親がＢ氏の遺体を発見。Ａであると証言して、終了。


警察がすべきことは、死体の顔写真をＢ氏の関係者に見せ、また、
残されたＢ氏のデータと照合することです。

ちなみに、最初はＡＢ両者の共謀による、
保険金目当ての偽装殺人かとも思いました。
何の役にも立たない自分が育ててくれた母親に返せるただひとつの恩。
それは多額の保険金である、と。
しかしそれでは犯人役を引き受けるＢ氏があまりにもいい奴すぎるので、
上の推理となりました。

僕のは非常に残念な推理だｗｗｗ

>>33-34氏らの名推理により、事件は無事解決いたしました。
お見事です。

>>37
>>33を書き込んだ者です。
出題乙でした。楽しかったです。またぜひ出題お願いします。

>>37
とても面白く読ませてもらいました
出題する方は本当に凄いと思います
ひたすら、乙、でした

僕は推理間違ってたけど、
問題が凝ってて、質問にも答えてくれてよかったです

>>40
あなたの書き込みも推理の手助けになっています。
推理はずれても、どんまいです。

正直なところ、毎回見るのが楽しみなスレ

一般的な意味合いとは異なるが

>>41
そう言ってもらえると
安心します
ありがとう

うわー！！！
凄い面白そうなスレ！
僕も参加させて貰っていい？
頑張って推理しまつので作品お待ちしておりまつ（*^_^*）

と思いまつたがざっと読ませて貰ってあまりにも高難度過ぎて
僕レベルの推理力ざ参加は無理だと判断致しまつた
　　　　　　　　残念でつが・・お邪魔してｽﾐﾏﾃﾝでつた・・(/_;)

>>45
あまり堅苦しく考えないで気楽に参加したらええんよ

>>46
ありがとうございまつ！
お邪魔になやないようＲＯＭらせて頂いて
コレだ！と思ったや投稿させて頂きたく思いまつ（*^_^*）

コテハンが馴れ合ってて気持ち悪いな

こんなんじゃネタ投下出来る流れじゃ無いだろ

推理に参加する前に余計なコテハン外してから来いよ
後、変な顔文字もｲﾗﾈ

>>48
元々大した出題も期待できないスレだからなー
これから夏でもあるし
ここにはそういう尻隠さずな部分をヲチする楽しみくらいしかないだろう

>>45
いいんだよ

>>48-49
そういう書き込みはスレが荒れる元になるので
作品を投下することも出来ない人が
チンピラがイチャモンつけて絡んでくるような真似はどうかやめて下さい。

>>51
おまえこそ発言には気をつけろ
またこのスレ潰す気なの？

>>52
ID:AK7vTvuMが新・面白い叙述トリック考えた４スレ
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1310049909/
で、いつも荒らしてるのを見てこい。
こいつがスレを潰そうとしているんだ。

そんなもんスルーすればいいことだろ
荒れる元になると言いながら前スレ潰した話題を振るな

このスレ立てしたのと『三人のナイト』出題や>>33の解答、>>41や>>46は俺の書き込み。
次の出題もいくつか用意してあるが
まあ、そのためにスレ立てたんだけども、俺ばかりが出題してもよくないし
いろんな人が出題してくれないかなと様子見していたり
（>>18-19さんの出題はありがたかった）
このスレをなんとか軌道に乗せて、参加者が増えるように俺なりには気遣ったりしていたつもり。
んー、でも・・・（中略）・・・しばらくは俺自身は出題しないので
スレは独り歩きするだろうから、あとはみなさんでお好きに使ってください。
良いスレになることを祈りつつ。　スレ立て人より

以上、手柄顔で功績を語る>>1氏でした

>>54
元々4、5人ほどしかいなくて、新参者を寄せ付けないような雰囲気の中で
出題が無ければ先へ進まないこういうスレで書き込みがなくなり落ちただけ。

ﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会の紳士淑女諸君、諸君らの知恵を貸してほしい
私は先週の金曜日に夜勤を終えて帰るとき、つまり土曜日の朝
気分を変えていつもとは違う道程を車で走っていた
市街地から5分ほど行ったところに安かろう不味かろうといった感じの
焼肉バイキングの店があったんだ
時間は書き込み現時刻より少し前、午前10時頃だった
目算で50台は余裕で入るだろう大きめの駐車場があったんだが
そこがほとんど満杯に埋まっていたんだ
モーニングかランチが人気なのかと思ったが
看板の営業時間は午後5時からになっているし
ちらと見た店内に人気はまったくなかった
広いから便利な駐車場代わりに使っているこすい輩がいるのかとも考えたが
車で5分とはいえ市街地や駅まで歩くには距離があるし
あそこまで多くの車が止まっているというのは不自然だ
道を挟んだ目の前にあるのはバス会社のバス倉庫？でバスがたくさん並んでいるだけだったし
ざっと見た感じ近くに専門学校等の建物も見当たらなかった
一人で考えていたんだが答えは見つからない
日常の謎、というやつで解答がないのが申し訳ないが
どうか諸君らの知恵を貸していただきたい

>>58
出題おつかれです


１、焼肉店が午後5時から始まるなら
閉まるのは午前12時くらいまでだと思う。

という事は朝から夕方の5時まで駐車場は使われていない。


２、営業時間外であっても勝手にたくさんの車を置かれていたのなら
店側は迷惑に思うだろうから
ロープなどを張るのではないか。
張ってないのは
店側の許可を取っているということだと思う。


おそらく焼肉店の隣あるいは
すぐ近くに朝〜夕まで営業してる店があり
営業時間が重ならないため一緒に使ってるのではないか？

バス会社の社員の車。
むしろバス会社の駐車場で焼肉屋が借りてるだけだったりして。

週末だったら近くでお祭りでもあったんじゃね？

>>56
逆に、スレ立てするんじゃなかったと後悔しています。

>>58
出題乙でつ！
店内改装中、或いは改装のための視察期間ではないでそうか！
チェーン店だとしたや、どんな店舗だって本気で取り組まなくては
なやないでつし、偉い人たちの車で一杯だったのではないでそうか？
近くのドラッグストアが改装の際、駐車場に工事車以外の車が停めてあったのを覚えていまつ

>>62
スレ立てには感謝してる。得意顔でどうぞ。

>>58
予想
自分も昔、営業時間外の早朝にパチンコ屋の駐車場が
車でいっぱいになっていたのを見たことがある。
様々な車種に、ナンバーも日本全国バラバラ。

自分と友人の予想では盗難車の輸出（密輸？）を
するために一旦集めていたのではないか、ということ
になった。

きっとその焼肉屋も輸出する前の集合地点だったん
じゃないのかな。
輸出先は焼肉屋やパチンコ屋の経営者を多く輩出して
いるあの国だろうか。

>>62
おもしろいスレです。
こういう推理ゲーム好きです

>>58
新装、あるいは改装オープンに向けた記念式典とか
開店準備のため業者の車が多数駐車されていたとか

>>58
出題乙です

車の車種とかはどういう感じだったのかが気になりますね。
私は車乗らないんで名前とかほとんどわからず説明しがたいんですが、ふつうの一般的な乗用車ではなく、特定の外車やいかにも元ヤンが乗っていそうなごっついボックスカー、シャコタンだったり内装がスピーカーだらけの改造車ばかりだったら
無断で集会したり、イベント？に行く待ち合わせだったりするのかなぁって…

犯人当てじゃないじゃん

正解はあるのか

近くで創価学会の集会でもあったんだろ

・違うルートを車で走りながらちらとみるだけで店内にひと気がないと分かる
・悪い印象で広い駐車場の必要性を感じない店舗
・車で5分という立地条件にバス倉庫が存在できる小規模都市
　→駐車場は焼肉バイキングの店舗以外が利用している可能性

・人の流れに対する感想がなく、まるで車だけがあったような記述
・もし祭や近隣店舗に訪れた客の車なら、10時前後にはその方向に歩いている人も多いはず
　→朝早くから車がとまっており、10時には人や車の出入りがなかったと推測

・50台もの車がくる場所なのにランチ営業はしていない
　→ランチ時間には周辺に人はいない、夜には人がくるという状況を予想

推理結果：バス会社が用意した駐車場で、日帰りバスツアーに参加する人々がとめている

車で来る人はここにとめてもらいバスに乗車、電車で来る人は車で5分と近い市街地で乗車と理想的な立地
早朝集合、二ヶ所で参加者を拾いそのままバスツアーに出発するために昼間にはその場に人がいない
夜には集団が帰還し駐車場が空きはじめ、代わりに焼肉バイキングの客が使用する
土曜日早朝出発の日帰りバスツアーの客の車がとまっていたのではないか

保守

おもしろそうなのみつけたなww
これから参加させてもらいます・・・

こういうゲームって出題者より
解答者が多いからな
出題してくれる人は貴重ですな

誰か問題思いついたらお願いします

犯人当ては苦手だ……
暗号、ミッシングリンク、トリック当てならネタあるけど

過去のﾓﾅｷﾞｺ蜘蛛の会ちょっと読んだけど
犯人当て以外もあるね

ミクシィで軽いハウダニットを書いているんですけど、ここにリンク貼っていいすか？

>>78
問題ないと思います。

ａｇｅ

それでは、リンクを貼らしていただきます。
類作のご指摘はお手柔らかにお願いします。

「白と黒」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1760354829&owner_id=161864
「抹茶の謎」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1764084000&owner_id=161864

どっちも動機が意味不明すぎる
それと、安物のボトルシップは瓶を溶接して作られてるよ

てすと

探偵の皆さん、見えてきました。あれが今回の事件が起きた洋館です。
いやあ、日本随一の薬品メーカーの会長の家だけあって、さすがにでかいですねえ。
とりあえず、車が着く前に今回の事件についてもう一度確認しておきますね。

殺されたのはあの巨大製薬企業、ポートピアの会長、古呂沙錬太郎、享年54歳。
事件が起きたのはちょうど一ヶ月前の会社役員との会食の夜。
その夜8時ごろに、会長の妻が参加者の名前についての共通点を話題にすると、
会長は急に一階のリビングから離れ、誰も自分の部屋に入るなといい、
鍵を掛けて二階の書斎に篭ったといいます。
それどころか、執事に会食の参加者を見張れと命じたんだとか。
当然、場はしらけてしまい役員達は帰る準備を始めたのですが、
そのとき二階から大きな声が響きます。
全員は書斎に駆け寄ってドアを叩くが返事がない。
それで、ドアを蹴破るとうつぶせになった被害者と、
その横に血のついた注射器が落ちていたといいます。
後の司法解剖によって、被害者の死因はニコチンを注射されたことによる心停止だとわかりました。

犯行のあったと思われる時間には被疑者達には、
全員お互いのアリバイがあったということになります。
その夜の戸締りは完璧で、どこかを壊したりピッキングしたりして侵入した痕跡がないので、
外部犯の線も消えてしまいます。それに加えて状況は密室。
会長の書斎には金庫と机があるだけで、犯人が隠れてやり過ごせる場所も無いと来ています。
さあ、困った。
あ、今ニヤリと笑いましたね。人が死んでるってのに不謹慎だなあ。
本当に皆さん、密室とかアリバイとか大好きですねえ。

この、密室殺人の時点で十分な難事件だと言えますが、
知ってのとおりこの後の出来事がさらに不可解だったわけです。
数日後、顧問弁護士が預かっていた遺言状が開封されると、
書斎の金庫の中の書状にしたがって財産を分けるようにと書かれていた。
それで、遺言状に記された暗証番号に従って、
馬鹿でかい金庫を開けるとそこには、ぽつんと一枚だけ「告発状」と掛かれた手紙があり、
直筆でこう書かれていたわけです。
『私は自殺などしない』
『私が不審な死を遂げたのだとすれば』
『犯人はやすだ』
おっ死んだ人間がこういうメッセージを残してくれるのは非常に助かるわけですが、
この被害者の間抜けな点は当日に会食に集まった人間が、
一人を除いて全員この告発に当てはまってしまうことです。

まず一人目は被害者の妻、古呂沙やす子、30歳。
ソバージュを掛けた髪に、ハスキーボイス、
それでいてしっかりとした巨乳の大人の色気がムンムンの女ですよ。
厚い唇の横にあるほくろが……そんな余計なことはいいからさっさと進めろって？
ちぇっ、わかりましたよ。
まあ、会長は彼女のことを普段から『やす』と読んでいたことから、
遺言状の指し示す犯人は彼女だと警察も当初から目をつけていました。
殺害動機も大アリで、つい最近夫の雇った探偵によって、
この女が不倫をしていたことがばれたのです。
しかもあろうことか、この不倫相手というのが高校生。ド淫乱な女ですよまったく。
いやあ、私も高校のころにこんな女に奪われてみたかった。
え、お前は女だろって？そういえばそうでした。
まあそれで、このエロイ女は文無しになって屋敷から放り出される寸前だったわけで、
殺しをたくらむというのは十分ありうるわけです。

で？

二人目は会社役員の泰石彦、45歳。彼も『やす』の一人ですよ。
この会社の元No.2で、会長が死んだことによって現ポートピアの筆頭株主となった男です。
この男に会長を殺す動機があったかといえば、これもまた大有りです。
17年前にポートピアがアメリカの製薬会社とインフルエンザの特効薬で競争になった際に、
副作用が懸念されていた薬の実験台として、
妊娠していた妻を差し出すように命令されたのです。
結果、足のない奇形児が生まれ、
ショックを受けた妻は気が動転し、子供と一緒に飛び降り自殺し命を絶ったといいます。
動機に加え、この男が糖尿病をわずらっていたことも疑わしいんですね。
注射器はインシュリン注射用として簡単に手に入れられるわけですからね。
あと、知っての通り殺人事件の次の日、
自らに大量にインシュリンを打って入院しています。

三人目はこの会社の基幹研究所の所長、早須田千代子、43歳。
犯人『はやすだ』、って考えれば彼女も犯人に。ちょっときついかな？
知っての通り、ドブスです。容姿はいいから、さっさと先に進めろって？
でもですね、元々薬学会で将来を嘱望されていたこの女がこの会社に入ったのは、
もてなかった学生時代に会長に、一緒に世界をつかもうと、
甘い言葉で騙されたからなのですよ。
会社に入って数年後、自分と結婚する気はさらさらないと気づいた千代子は、
自分の研究成果を会社から奪還し、独立しようとしたのですが、
そのときには既に顧問弁護士の安多の手によって全ての権利を奪われていて、
以後はずっと会社で飼い殺し。
実を言えば、泰の妻を新薬の実験台として選んだのも彼女ですが、
その理由は泰の妻を気に入って会長がちょくちょく手を出していたからという説もあるのですよ。
つまり嫉妬ですね。あー女って怖いわー。

四人目はこの会社の先ほど出てきた顧問弁護士の安多紙太郎、50歳。
会長の遺言状を預かっていた男です。
犯人は『やすだ』って調子です。
彼は20年前、故郷の自然を守る活動をしていたわけですが、
彼の故郷を工場からの公害で見る影もなくしたのが今の会長なわけです。
当然、安多は法的手段に訴えようとしたわけですが、
ヤクザを父親に持つ泰の手によって住民は完全に黙らされてしまいました。
安多自身も年老いた両親を気にして訴訟を取りやめ、
多額の報奨金によって逆に懐柔され今の地位にいたるわけです。

今までの説明を聞いて、ポートピアの会長は随分恨まれていたと思うかもしれませんが、
驚くことにそうではないみたいなんです。
先ほどの泰、早須田、安多の三人にしろ会長は悪くなく、
泰は早須田を、早須田は安多を、安多は泰を恨んでいるようなのです。
そして全員が何らかの罪悪感と会長との共犯心理を抱いていたといいます。
あの死んだ会長は、金と口車と恐怖で人の心を溶かして操る人心掌握の一種天才だったわけですね。
したがって、この三人のうちの共犯というのは極めてありえないといえると思います。

最後に当日館にいた5人目のとして、執事の林真範を紹介しておきます。
東北出身の何の変哲もない老人で、
この館での食事や掃除などはこの男に皆任せられていました。
ただ、その情報収集能力はなかなか侮れないものがあります。
さきほどの四人の人間関係なんかはほとんどこの男から聞き出したものですから。
当日、会長の書斎を蹴破り、会長に近づき、
即座に異常を確認して救急車と警察を手配したのも彼です。
まあ、怪しくないのが一番怪しいってタイプでしょうか。

さあ、そろそろ館に着きますよ。他に聞きたいことはありませんか。
当日の会食のメンバーは誰が集めたかって？それは妻のやす子ですね。
彼女が数居る会社の役員の中から、この三人を招待したのですよ。
書斎の金庫の大きさ？高さ70cm、幅120cm、奥行き60cm。
人間が隠れられるか？無理ですね。
どんなにがんばって体を丸めても奥行きが足りなくて蓋が閉まらないでしょう。
金庫の構造？やけに金庫に食いつきますね。ダイヤルを回してダイアル中央のボタンを押し込むと、
そのときのダイアルの位置を暗証番号にロックされる仕組みです。
解除の際は、ダイアルを合わせてダイアルの隣にある解除ボタンを押すだけですね。
金庫は毎日拭き掃除をしているらしく、
埃一つ付いていませんでしたよ。金庫を置く台の上にもね。

外部の人間が知らなくて、当日屋敷にいた人間だけが知っていることは何か？
そりゃ今話したこと全部ですよ。外部犯が疑わしい今、
事件前後の出来事については事件当日から全員に強い緘口令が敷かれています。
何でそれをお前が知ってるのかって？
だって、あの林とかいう老人が聞いてないことまで、何でもぺらぺらしゃべってくれるんですもん。
まあ、探偵じゃない僕ら以外の外部の人が内容を教えるなんてことないと思いますがね。……たぶん。

さあ、館に着きましたよ。車を降りてください。
ささ、玄関へどうぞ。って、私の家でもないんですけどね。
って、何階段で蹴躓いてるんですかあー。
よかったら隣のバリアフリーなスロープを上がってください。
会長の妻が足の弱ってきた夫のために最近新築したものらしいですよ。
なんだかんだで、夫への愛は少しはあったようですね。いや、単なる媚びかな？
さあ、ノックしますよ。

助手が館の扉をノックすると、執事の林が現れ、
玄関で曲がって廊下を少し進んだ先にあるダイニングへと通された。
事件当日会食が行われていたこの部屋の、
金持ちらしい長テーブルの左右に4人の男女が並んでいた。
「名探偵の先生方をお連れしました」
執事の林がそう言うと、皆が立ち上がってお辞儀をした。ただ一人泰を除いては。
「どうも。座ったままで悪いね。
　しかし、名探偵ねえ。それって自分で名乗ってるの？恥ずかしくない？」
　安多は鋭い目つきで泰を睨んだ。
「茶化すなら、病院に戻ってろ。ヤクザ一家が」
「アンタもいちいち、興奮して場を乱さないでくれないかしら」
　ヒステリックな口調で早須田は言った。
「なんでもいいけど、早く始めましょうよ」
　やす子は不安そうな表情で、ため息混じりにそう言った。

「何、ビビってんの？」
　そう言いながら、隣に居た泰は彼女の手をそっと握った。すると、やす子は彼の手を払いのけて、
「それで、犯人は誰なんですか」と言った。
　その言葉に、場の空気が凍った。安多は場の空気につんのめるように叫んだ。
「私が犯人だという見当違いはよしてくれよ。
　人権系弁護士としてつまらないキャリアしかもっていなかった私に、
　こんなチャンスをくれた会長に私は今でも感謝してるんだ」
　安多の剣幕を冷笑しながら、泰は言った。
「書斎に落ちていた注射器と同じ注射器を使っていたくらいで、
　犯人呼ばわりするような無能じゃあないでしょうね。
　あと、インシュリンでの入院の件を、警察の尋問を逃れるためのアリバイ作りだという奴らも居ますがね、
　泰家の名誉のために言います。あれは単なる事故ですよ。
　実際、一時は死ぬ危険さえあった」
　早須田も続いた。
「ニコチンを注射したら死ぬことくらい、
　薬学の知識がなくったって、いまどきネットで調べられることだわ。
　そんなことを理由に私を犯人にしたりしないでちょうだいね」

　やす子は一人首を振った。
「みんな何を言っているの？当日居た全員のアリバイはお互いで保障できるわ。
　少なくとも当日あそこにいた私達が犯人なんてことはありえないじゃない」
　助手が林のほうを見ると、林は落ち着いた表情で首を振った。
「私めは何も言いません。義理と口が堅いことだけがとりえでございます」
　その答えに、助手は苦笑いをしながら探偵のほうを見た。
　その瞬間、彼女の顔はぱあっと明るくなった。
　探偵が今まさに例のポーズをとったからである。

犯人は執事の林真範（もっともそれを命じたのは会長、古呂沙錬太郎本人）
『当日、会長の書斎を蹴破り、会長に近づき即座に異常を確認』してるときに注射を打ちました。
そもそも『犯人はやすだ』と前もって書かれてることがおかしいんです。予知能力者でもあるまい。

自殺しない会長が『義理と口が堅いことだけがとりえ』の林に頼んで
自身の死をもって『犯人はやすだ』だとしたいため
自分を殺すように頼んでやった計画犯行だった。

「皆さん、落ち着いて聞いてください。探偵の先生はもう既に真相を見抜かれたそうです」
　助手がそう言うと、全員がお互いに顔を見合わせた。
「マジかよ」「うそお」「馬鹿な」「本当に？」「へっ？」
　助手は皆のあわてた顔に対して得意満面の笑みを浮かべた。
「それでは、名探偵の皆さん！真相をどどんと明らかにしてください」
　全員の視線があなたに集まった。そしてあなたは真相を語り始めた。

※かっこいいキメポーズと一緒に○○探偵と名乗り、謎を解き明かそう。
登場人物がきちんとリアクションしてくれるよ！

（連投規制に引っ掛かってしまい、肝心の最後の文を送信が遅れました。
　>>101さん、先走らせてしまってすみません。ちなみに想定している答えとはちがいます）

「さかさまのうわばき」http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1767647507&owner_id=161864#comment

短いので暇つぶしにどうぞ。

>>103
書き込みがなくて閑古鳥が鳴いてるようなときはそういう宣伝はまだいいけど
今は出題者が居て、それが一段落着くなりするまで、そういう宣伝割り込みは控えるマナーを身に付けてくれ。
でないと、せっかく現れてくれた出題者への邪魔をしてるようにしか見えない。

素朴な疑問だけど
泰＝やす
早須田＝はやすだ
安多＝やすだ
なの？

語り部が読み違えていて、勝手に「やす」「はやすだ」「やすだ」と解釈しただけで
実際は「たい」「さすだ」「やすた」とかありえそうだし
一応全員分の読み仮名が知りたいところではある

>>105
読み方はその通りです。

難しすぎた気がするのでヒントを出しておきます。

細かい言葉尻のトリックよりも、
不可能犯罪を実現させるトリックを地道に考えるほうが真相解決の近道です。

真相を繋ぐ最後の関門に叙述トリックがありますが、
先にそこから崩そうとすると必然性がなくて泥沼に嵌ると思われます。

>>104
その出題に水をさすのが目的なんじゃない？



＞会長の妻が参加者の名前についての共通点を話題にすると
ってことは妻が告発状メッセージを誘導した？

＞書斎の金庫の中の書状にしたがって財産を分けるようにと書かれていた。
ということは「犯人はやすだ」は犯人当てではなく
財産分与条件を示している可能性が
＞「それでは、名探偵の皆さん！真相をどどんと明らかにしてください」
「犯人を当ててください」系の言葉を使ってないところも
それを裏付けてるような気がするね

＞この会社の元No.2で、会長が死んだことによって現ポートピアの筆頭株主となった男です。
死んだ会長の持ち株の処分のされ方によっては、彼が筆頭株主にならない可能性もあったわけだから
筆頭株主になったという事実からある程度財産分与の条件が絞れるのか

＞会長の遺言状を預かっていた男です。
そいつが容疑者の一人だとすると、遺言状の公正さに疑問が出てくるわけか。

＞東北出身の何の変哲もない老人で、
出身情報が特筆されてるのは彼だけ→そこに意味を持たせている可能性が高い
→番分かりやすい特徴としては方言→
＞ほとんどこの男から聞き出したものですから。＞あの林とかいう老人が聞いてないことまで、何でもぺらぺらしゃべってくれるんですもん。
および、助手の発言の大半を占める「といいます」「んだとか」「みたいなんです」から
事実と伝聞情報との乖離をフェアに提示してるようにも見える

以上のことをふまえて
＞ポートピア＞『犯人はやすだ』
を考えてみましょう。

ポートピア連続殺人事件というゲームがあります。
犯人はヤス…つまり推理をする「あなた」の助手役が犯人であるというゲームなのです。
つまり犯人は語り手である助手ということになります。

＞え、お前は女だろって？そういえばそうでした。
語り手である助手の情報が、ゲーム同様にごくわずかしか示されてないこともこの推理を補強しています。

＞私も高校のころにこんな女に奪われてみたかった。
この部分も語り手に関する貴重な情報といえましょう。
普通に考えれば、語り手は高校卒業している年齢と考えられる。つまり少なくとも18歳以上ということになります。
ということは
＞17年前にポートピアがアメリカの製薬会社とインフルエンザの特効薬で競争になった際に
17年前の薬物実験の際に助手はもう生まれていたことになります。
このことから、助手は薬物実験の被害に遭った可能性が存在することは否定できません。
さて、この薬物実験の被害の中でも当時有名だったものとして、副作用として肌に蝶の形のアザができることがあります。

それでは助手君、みなさんの前で一糸まとわぬ素っ裸になりなさい。

>>105-106
最初は
安多紙太郎→あんたがみたろう→アンタが見たろう

だと思った

この問題見てて、すげーくだらないハウダニット問題思いついたｗ
推理クイズ３に書き込んでくるか

>>108
　助手はあっけらかんとした表情で答えた。
「何言ってるんですか。毎晩、余すところ無くみてるくせに。
　もしかして、そういうプレイですか。それもなんだか興奮するかも……」
　脱ぎ始める助手に、安多は激昂した。
「なんだ、この男と助手は。惚気だったら他でやれ」
　周りに居た早須田とやす子が必死に止めに入り、助手の衣服はかろうじて留められた。
　取り押さえられながら、助手は叫んだ。
「この人は、脱衣探偵です。私が脱がないとどうも推理が冴えなくて……。
　いつもああして口実をつけて、私を脱がすんです。彼は自分が脱ぐとき最も推理力を発揮して……」
「そんな変態はさっさと刑務所にぶち込んで下さらない」
　早須田は、正論過ぎる言葉を口にした。
　その隅で、林と靖の二人は同時にぼそりとつぶやいた。「おしい」
　やす子は二人をにらめつけながら、不機嫌そうにそう言った。
「それで、茶番は終わりにして、誰かまともな探偵さんはいらっしゃらないの」

靖？

>>104
ああ了解です。空気読まずに申し訳ない。

>>112
興を削いでしまってすみません。
靖→泰です。深い意味はありません。

>>102
長い出題、おつです

トリックとかはさっぱりなので
遺言書からの推理です

被害者が自分の意思で遺言書を書いたとしたらの話しですが・・

犯人は妻のやす子




被害者は
巨大な製薬企業の会長という所から
教養があり、偉い立場なのでプライドが高いと思われる。
そして遺言書の中で｢私は自殺などしない｣と断言してる所から自信家である。


１、犯人は、執事の林真範ではない。

会長は、執事に参加者を見張るように言ったが
これは自分が参加者に殺されると思っていたからではないか
遺言書の中の｢犯人｣が執事だとすればこんなことは頼まないはず。

それから、
会長が東北などの出身なら
なまって｢はやし｣を｢はやす｣と発音する可能性はあるが
遺言書のほかの部分になまりはないので違う。


続きます

続きです

２、犯人は早須田千代子でもない

もし早須田を指したいならば、
教養のある会長は｢犯人は早須田だ｣または
｢犯人は早須田｣
と
｢犯人はやすだ｣
は子供みたいな書き方は不自然である

仮に早須田という漢字を、ど忘れしてたとしても
ひらがなで書くのは変である
プライドが高いため、歳とってド忘れしたんだと周りから思われたくはないだろうから。
それに会社の人間だから調べるのは簡単なはず、
足が弱くても、
階段をのぼる力があるなら
調べるために動き回ることはできるはず


３、泰や安多も２と同じような理由から違う。


したがって
残った妻のやす子が犯人


長々と失礼しました

>>115
　古呂沙やす子は不敵な笑みを浮かべた。
「今度の探偵さんはなかなかまともね。あなたの言う通りよ。
　確かにあの告発状は私を告発するためのものだったわ」
「おいおい、何を言い出すんだ」
　泰は縮こまった声でそう言った。安多も身を乗り出した。
「じゃあ、あんたが犯人って認めるってことか」
　やす子は首を振った。
「私が不倫してると知った途端、
　あの人が勝手に私に殺されるという妄想にとりつかれたのよ。
　いつも横柄で私に暴力を振るった夫だったけど、
　あのときの怯えようは面白かったわ。
　私にあの告発状を見せて、金庫に入ってるから俺を殺せばお前は捕まるって何度も言うの」

（つづき）
　早須田は、やす子に刺すような視線を送った。
「あの人に愛されていながら、なんてひどいことを言うの。この人殺しがっ」
　早須田の罵声にもやす子は動じなかった。
「だから、私は殺してないってば。それはあなたが知ってることでしょ」
　早須田は再び罵倒の言葉を言おうとしたが、すぐに飲み込んでしまった。
「それで、あの人の被害妄想はいいから、誰があの人を殺したのか教えてくれないかしら」
　やす子はソバージュの髪を掻き揚げた。ふわっと、淫靡な香水のにおいがあたりを漂った。

　……助手があたりをスンスン嗅ぎまわっている事を全員が見てみぬフリをしていた。

私はおもむろに、志村○んがよく使うあのヅラをかぶりだした
そう、私は、通称、バカ殿探偵！
右手で白粉を顔面に塗りたくりつつ、高らかに宣言した

「林執事、あなたが犯人ですね？」


以下推理
まず密室殺人のトリックについてである
結論から言うと、会長は半ば自殺のような形で死亡したのだ
ニコチンを注射したのは会長自ら、ただし本人は、
中身を、おそらくインシュリンだと思っていた。
つまり会長は糖尿病を患っており、事前に中身をすりかえられたというわけである
部屋に鍵をかけたことから、会長は自分が患っていることを周囲に知られたくなかった
それは妻のやす子に対しても同様で、ただ、食事係の林だけには知らせていたに違いない

当日犯行を行った理由は、アリバイ作りと容疑者を増やすため。
客を監視しろと命令をでっちあげたことで、自然に客と一緒にいることができた

「動機？そんなものは知らない。勝手にでっちあげてくれ」
手にした扇子を仰ぎつつ、私は周囲の反応を伺った・・・

「確かに筋が通ってるわね、バカ殿の癖に」と、早須田。
「コレなら、わざわざ密室なんか作る必要は無いな。バカ殿の癖に」
　泰は椅子の車輪を転がしながら言った。
「でかしたぞ名探偵、バカ殿なのが残念だが」
　安田も晴れやかな表情でバカ殿を称えた。
「あとは勝手に動機をでっち上げるだけね、バカ殿の言うとおりにするのは癪だけど」
　やす子は下唇を舌で舐めながらそう言った。

「え、ワシがやったの？」
　林執事は自分を指してそう言った。
「ほら、若いころの会長に自分の娘を殺されたりしなかった？」泰が言う。
「あれ、そんな気がしてきたかも……」
「それで、５０年間会長への復讐だけを誓って生きてきたりしたんじゃなかった？」早須田が言う。
「そうだったかな……」
「会長の執事になってからの、あの過酷ないじめにも耐え抜いてきたんじゃないか」安田が言う。
「それ格好いいのう、いただき」
　やす子はすっかりその気になった林を、バカ殿探偵の前に差し出した。
「それじゃあ、解決ってことでいいわね」

「異議あり！」助手が手を上げた。
「だとしたら犯行現場にインシュリンの薬瓶が近くに落ちてないといけない。
　でも落ちてたとしたら、初めから事件の論点は薬のすり替えってことになるけど、
　だけど、今までだれもそんなこと言い出してない。だからこの説はおかしいよ」
　全員が諭されたようにうなづいた。そして同じタイミングでこうつぶやいた。
「やっぱバカ殿か……」

／^o^＼「ﾌｯｼﾞｻｰﾝ！富士山探偵惨状！」
「警察の調べでわかったことですが、林さん、あなた今通信制の高校に通っていますね？」
「つまり、やす子さんの不倫相手の高校生とは即ちあなたのことだったんです」
「結論から言いましょう。この事件の犯人は、林さんです」
「まずあなたは不倫相手の奥さんを言いくるめ、スロープを作らせた」
「これは、社長の死後に金庫を運ぶ為です」
「林さん、あなたは持ち前の情報収集能力で、社長がやす子の不倫に気づいていたこと、社長がやす子に遺産を渡さないと遺書に書いていたこと、そしてその遺書を金庫の中に入れていることを知っていた」
「あなたの目的は、やす子さん経由で社長の遺産を手に入れることです」
「現状ではただ社長が死んだとしても一円も貰えませんからね」
「この金庫は、総当りさえすれば簡単に開く金庫です」
「ただ、社長が変死したということで警察がうろつくのは目に見えている。そこで別の場所へスムーズに運び出す必要があったのです」
「金庫がなくなっていないことに誰も気付かなかったことから、ダミーをおいたのでしょう」
「ちなみに殺したのはドアを蹴破ったあとでしょう」
「謎は、すべてふじさん！」

>>121
バカ殿「おいおい>>94にあるじゃないか。

＞当日、会長の書斎を蹴破り、会長に近づき、
即座に異常を確認して救急車と警察を手配したのも彼です

その時に瓶は林執事が拾ったんだろう？
チャンスがあるのは彼だけだ。何の矛盾もない」

>>122
「謎は、すべてふじさん！」
　異様な説得力をもつ響きに、集まった人間はみな酔いしれていた。
「なんか、細かいことなんてどうでもよくなってきちゃった。
　やっぱり林が犯人でいいんじゃない」と、早須田。
「しかし、この爺さん、若奥さんと不倫とはなかなかやりおる」と、安多。

　しかし、その空気にやす子は猛然と反論した。
「なんでこんなクソじじいと私が付き合うわけ？」
「そもそも、このじじい確かに年甲斐もなく女子高生と付き合いたいがために、
　高校受験をしたけど、落　ち　ち　ゃ　っ　た　の　よ　」
　やす子の放った一言に場に居る全員が、林老人に哀れみの目を向けた。
　林は部屋の隅っこに体育すわりでいじけていた。
「いいんじゃよ。どうぜ、わしを犯人呼ばわりでも、
　じじい呼ばわりでも、バカ呼ばわりでもすればいいんじゃ」

　助手は再び手を上げた。
「富士山探偵は勢いで説得されそうになるけど、
　細かいところがぜんぜんだよこの人！
　どんな金庫だって総当りすれば簡単に開くよ！
　でも、それができないくらいに普通はパターン数を多くするし！
　それに『殺したのはドアを蹴破ったあと』って、おまっ。
　結局、何にも解決してないじゃん！」

　助手の嵐のようなツッコミの裏で、真犯人だけがひそかにこう思っていた。
（富士山探偵……勢いだけかと思いきや、ちょくちょく鋭い。侮れない男だ）

>>123
　助手はバカ殿に対して答えた。
「薬瓶を先に入って回収すればだいじょぶだあ、ってことにはなりませんよ。
　そもそも部屋のどこに落ちているのか分からないわけだし、
　回収しそこなったら執事が百パーセント犯人になってしまいます。
　犯人がそんな一か八かの賭けはしないと思うんですが」

>>126
じいちゃん…ごめんよ…

私は…本当にバカだった…バカ殿だった…


でもおかげで…ヒントが見えたよ！

（以下続く）

連投すまん

犯人は、金庫に隠れていた
普通の人間には無理だけれど、生まれながらに両足のない人間だったらどうだろうか？
例えばそれが、とある人妻と不倫し自らの出生の復讐のために動いた高校生だとしたら？

はたして今夜、泰石彦なる人物はいるのでしょうか？

おおっ

泰家の名誉のためってのは気になるもんな
スロープも関係あるのかな

「バカ殿の癖になかなかやるな」
　泰石彦の息子、泰靖史は乾いた笑いを浮かべた。
「石彦？見てのとおり居ませんよ。父は病院でこん睡状態ですからね。
　それで、確かに足の無い私なら金庫に隠れることができる。
　それは間違いない。
　しかし、それは状況証拠ってやつじゃないですか？
　なにか僕がやったという決定的な証拠はあるんですか？」

「そうですね。泰靖史さん。
ではあなたは事件当日、どちらにいらっしゃったか教えていただけませんか？」

　靖史は肩をすくめた。
「さあね、一ヶ月前も前のことを、
　詳細に覚えてる奴なんかいたらそれこそ怪しいんじゃないかな」

「私が妙に思ったのは>>99です。
あなた、どうして、書斎に落ちていた注射器と、
自分の父親の使用していた注射器が同じものだと知ったのですか？
事件当日に現場に居合わせた人間には、強い緘口令が敷かれているはずなのに」

「そうですね。僕としたことが決定的とも言えることを言ってしまった。
　父親からうっかり聞いたって言っても信じてもらえないでしょうね」
　靖史は不敵につづけた。
「しかしね、あなたの推理には不完全な点がある。
　一つ、僕はどうやって番号を知らない金庫を開けて入ることができたのか？
　もう一つ、脚の無い僕がどうやって会長を襲うことができたのか？
　そもそもどうやって屋敷に入ったのか？
　この点も説明してくださいよ。そうでないと、これは不可能犯だ。
　僕を法では裁けませんよ」

「まず、私の推理において重大な大前提があります。
それは、あなたとやす子さんが共犯だということです」

「会長の生前より、この屋敷はバリアフリーになっていました。
これは妻のやす子さんが提案したもので、本来の目的は、
ご主人のためではなく、不倫相手のあなたのためです。
いま座っている、車椅子のためのね」

「そして金庫の番号の件ですが、これには二つの案があります。
ひとつはやす子さんが番号を知っていた場合。もうひとつは、
よく似たダミーの金庫を購入しすり返る場合、です」

（続きます）

（続き）

「おそらく今回は後者でしょう。
そしてあなたは金庫の中にひそみ、時を待ちます」

「会食の席で参加者の名前の共通項を指摘したのはやす子さんです。
それを聞いて『犯人はやすだ』の誤解を恐れた会長は、
慌てて部屋に戻り、金庫の中の告発状を書き換えようとします。
あなたはそこを、ニコチン入りの注射器で狙えばいい」

「あとは再び金庫内に隠れ、事件後、本物の金庫と入れ替わるのです。
これは、準備段階にしろ後始末にしろ、靖史さん単独では行えない。
内部事情に詳しいやす子さんの協力が必要不可欠なのですよ」

　何かが切れたように、靖史は手を叩いて大笑いをした。
「大当たりだよ。探偵さん。
　でも、あんたその白粉つけてまじめな事いうのやめてくれないかな。
　キャラが、ぶれてるんだよね」
　空回りする靖史のオーバーリアクションと相反して、
　場の空気は静まり返った。

「だっふんだ、とでも言えばいいのかい？」
冷や汗でべとべとになった白粉を片手で拭い、
私はそっと、ヅラをとった

「事件が解決したら脱ぐのかよ」
　全員がバカ殿に突っ込んでいた。早須田一人を除いては。
「なんで、錬太郎さんを殺したのよ。復讐するなら私にでしょ」
　そう言って、早須田は靖史の胸倉を掴んだ。
　靖史ははうっとおしそうに彼女の手を払いのけた。
「なんて、みんなそうセンチメンタルなんだよ。
　母親の復讐、足を失った復讐？
　物心ついたころからどっちも無いことが普通だったのに、
　そんなことをずっと根に持っていられるほど根暗じゃないよ。
　その辺は、探偵のあんたらもぜんぜん分かってないね」
　靖史はそう言って、事件の動機を語り始めた。

（事件は完全解決です。皆様、お疲れ様でした。
　明日、あと少しだけ真相編を投稿して終了します。
　真相編の合間にいろんなキャラでみんな茶々を入れてください、
　なるべくレスポンスしながら真相編を完成させます）

>>139
長時間に渡るレス、乙です〜。
連投すいませんでした。
休日が余裕で潰れる素晴らしい問題をありがとうございました！

いい問題だ。
自分の推理にレスくれるのは嬉しいですな

ありがとうございました。
深層編もおもしろそう。

自演かとも思うぐらい素晴らしい流れ
拍手を送りたい

長編乙でした。
もう少し読みやすかったらとは思いましたが、力作ですね。

さて、良問（&良回答）が一応の終わりを迎えたところで脱力系のハウダニット問題を出してみよう

この事件は小学校の職員トイレ（♀）で起こった
6年生の担任、山口海（28歳・もちろん♀）がトイレの中から意識不明の状態で発見されたのだ
なぜ「6年」だけでクラスの情報がないかと言うと、廃校寸前の学校で6年生は１クラスしかないのだ（1,2年はまとめて1クラス、3,4年もまとめて1クラス、5年1クラス）
職員トイレは児童が使うようなものとは違い、1つの部屋が何個かの個室に仕切られているものではなく
完全な個室である。一般的な家庭のトイレを思い浮かべていただければかなり近いと思われる
俗に言う「密室殺人」であるとしてなんら問題ないかと思う
なにせ場所はトイレなのだ、内側から鍵がかかっている（外に入っているか否かの表示はなく、無理やり何かを引っ掛けて外から開けることはできない）
窓はない、換気口はあるにはあるが人間はおろか、ねずみすら通れないようなサイズものだ（直径5ｃｍくらいの円状に1,2mmの隙間があるだけ、換気の能力は決して高くなくいつも不快な臭いが部屋に残っていた）
もちろん隠し通路なんてあるわけがない

被害者は便器に座ったまま上半身が横の壁にもたれかかった状態で発見された
体には切ったり、殴られたり、縛られたりなどの外傷は一切ない
トイレの中には（ウォシュレットはついていない）便座・便器（ついでに被害者の尿と便、トイレットパーパーは入っていなかった）と貯水タンク、（気休めの）消臭剤、ブルー○ット（おくだけ）、トイレットペーパー（とその台）
トイレットペーパーの予備（ダブル60m、むき出しのものが1個と、4個入りの袋に入ったままのものが1つ）、タオル（350mm×900mmくらい）
があっただけで、凶器と思われるようなものもなかった

第一発見者は5年の担任、北野みなみ（32歳・♀）と1,2年の担任で教頭の冬田夏子（52歳・♀）
授業が始まっているというのにトイレから山口が戻ってこなかったため、携帯に電話を入れたり
トイレのドアを何回か強くノックしたが反応が一切なかったので冬田を呼んできて確認をとってからドアをこじ開けた
発見の20分ほど前に彼女がトイレに向かったことを北野と3,4年の担任、小森大（24歳・♂）が確認している

さて、どう殺されたのでしょう？

>>144
タンクには塩素系洗剤が入っており、ブルーレットは漂白剤タイプのものだった。
便を流すと、水が流れてタンクで二つの洗剤が混ざり、塩素ガスが発生する仕掛け。

犯人は被害者を選べないので、おそらく愉快犯。
知識を知ったばかりの小学生の仕業かもしれない。

あーやっぱその回答きたか

便は便器の中に残ってました

窓がない、換気の能力が低い→ガスが残ってしまう
よって発見した2人もそのガスを吸ってしまう

>>144
出題おつです


推理：
触れただけで死ぬような猛毒が
トイレットペーパーかトイレットペーパーの台に塗ってあった。
そして即死である。


根拠：
１、外傷がなく、ガスなども発生しておらず
殺されたのなら、毒殺の可能性が高い。

そして、トイレの中で何か飲むのは不自然なので
飲んだのではない。
注射でもない。

なので、毒に触れたことにより死んだと思われる。


２、なぜ即死と思ったかと言うと
もししばらくもがき苦しんでたなら、
便器から落ちていたりして

＞横の壁にもたれかかった状態

にはならないと思う。


続きます

続き

３、なぜトイレットペーパーかトイレットペーパーの台かというと
被害者がトイレに入ってから触れたものは

Ａ、ドアの取っ手
Ｂ、便器のフタ

Ｃ、便座

Ｄ、トイレットペーパーかトイレットペーパーの台

これらである。
そして、便器の中には
おしっことうんこ
があった所から、便器に座ってから少なくとも
2〜3分は経っていたと思うのでＡ、Ｂ、Ｃは違う

Ｄのトイレットペーパーかトイレットペーパーの台である。

トイレットペーパーが便器の中になかったことから
触った直後に死んだ。

・　事前に強力下剤飲ませて脱水症状による衰弱死
・　タンポンに毒
・　舞台が極寒の大地で凍死

>>149
こういう回答大好き。

つかみんな即死の前提だけど
被害者と書いてあるけど意識不明なだけで死んだとは限らんのでは？

答え「殺されてはいない」

元々心臓の弱かった被害者は便意で踏ん張った際に意識を失う
意識不明の状態で発見されたが、廃校寸前の田舎では中々救急車が来ないため間に合わずに死亡

殺された、と表記があったのでそもそも救急車を呼んだり、応急処置などをしなかった可能性が高い

ああ、すいません
勢いで書いたので変な感じになりましたね

最後の一文は「どう犯行はおこなわれた？」に読み替えてください

＞殺された、と表記があったので
状況説明文にあったっけ？
最後の問いのところだけじゃね

発見者に速攻でバレるようなものはなしでお願いします（汗
あと、被害者が元々〜みたいなのも反則くさいのでなしでｗ
（ペースメーカーを使っていて、外からネオジム磁石で〜なんてのもなしで）


舞台が極寒の大地で凍死→防寒するでしょう

>>153
ハウダニット→「どう殺されたのでしょうか」→「殺されてない」　に対し
→「どう犯行は行われたのでしょうか」に読みかえるということは
→「犯行はおこなわれていない」という同パターンの答えでは読みかえる意味がない
→犯行があったことは確定

てことでいいですか？

尿や便を我慢しすぎると出したときに血圧の変化とかでひどいときには死ぬことがあるらしい。
山口は何者かにトイレに行くのを邪魔され、危険レベルまでの我慢を強いられていたのであろう。
直接手を下したわけではないが、間接的な犯人はトイレを邪魔した人物。
クラス編成が１，２年、３，４年、５年、６年となっているが、
中学年までの構成を考えると、なにかあった時には５，６年を一緒にすることが自然だと考えられる。
５年の担当である北野が、いろいろと理由を作って生徒を押しつけるなどして
山口がトイレに行く機会を奪ったのだろう。職員トイレの数も少なそう（おそらく１つ）。
場合によっては利尿剤や下剤を仕込んでも良い

ついでにホワイダニットの方にも注目してみると
まず廃校寸前の学校ということは、過疎地であることが考えられる。
ただでさえ自由時間の少ない教師、そのうえ辺境ともなれば
出会いの機会が少なく、職場に限られがちである。
職員の年齢・性別に着目すると、教頭は52歳女性、被害者は28歳女性、北野が32歳女性、小森が24歳男性。
となると若い３人で三角関係が成立している可能性が高い。さらには年齢からみて北野の方が不利。
そこで被害者の醜態（失禁）を見せようと画策したと思われる。
しかし被害者は（小森や生徒に）醜態を見せたくない一心で危険レベルまで耐えてしまったのだ。

なんとなく殺してしまうのが忍びなかったので殺さなかっただけなんですよね（笑）
一回殺したていで書いてから、やっぱ意識不明にするかと思って書き換えたのであんなんになってしまいました
犯行はあったでokです

やっぱ場所をトイレにするとそっちにばかり目が行くか
んーまぁ、それも正解なのかなぁ

別に他にも事務の先生とか給食の人とか音楽の先生とか居ていいんですけどね

>>144
トイレのドアノブの内側に毒が塗ってあった
→被害者の手に毒が付着
→被害者がトイレットペーパーを使用する前に指を舐めた（そうする癖があった）
→被害者の癖を知っていたものの犯行

こう考えたんだが、脱力系ハウダニットとは言えないから違うだろうなぁ。

それなら普通に
手に付着→トイレットペーパーを取るときに毒がつく→トイレットペーパーについた粘膜から毒を吸収
でいいんじゃないですかね？

それコナンかなんかにあった気がする

いちおう自分が用意した答えは目欄です

見たい方だけどうぞ

失明の危険があるらしいね

一応目欄の感じです

あんま>>146や>>155に挙げたものを排除した上で残る解答って感じはしないなあ…

一応>>146や>>155にあげたものの中には入っていないと思いますけど

まぁ、3分で考えたもんなんで遊び半分でとらえてもらえれば

七時ごろから真相編を投下します

　靖史は車椅子を転がしながら、語り始めた。
「正直気持ち悪いんだよね。
　そうやって、何でも足や母親について結び付けて、
　勝手にカタルシスに浸りだすやつらがね。
　そういう奴に限って、善良なだけの何のとりえも無い弱者なんだよ。
　生まれてから、僕の周りにはそんな人間ばっかりだった」
　靖史は早須田と、安多を指差した。
「お前らもだ。薬の実験台に使って罪悪感を感じてる？
　違うね、あんたが感じているのは人を犠牲にできる自分に対する優越感さ。
　しかも、それはあの会長があんたを良いように使うために植えつけた感情だ。
　人権派弁護士だって似たようなもんだ。弱者の代弁者ってことを、強者だと勘違いしてる」
　指を差された二人は、押し黙った。

「でも、古呂沙錬太郎。あの男だけは違った。
　僕の通ってる病院に、一度だけあの男がやってきたことがあってね。
　そのとき、あいつも俺に弱者を見るような視線を送ったが、それだけじゃなかった。
　あいつの目は俺を含めた世界中全ての人間を弱者だと看做していたんだ。
　しかも、哀れんだりはしない。
　考えているのはどうやってその弱点を突き、利用しようかってそんなことさ」
「だから僕はあいつに聞いたんだ。どうやったらそんな目ができるようになるかって。
　奴は言った。金の無いやつは屑だ。だから自然と屑をみるような目になるって。
　そして付け加えた。屑から抜け出したければ莫大な金を得ること、
　たとえ人を殺すことになっても、ってね」
　靖史は無邪気な笑みを浮かべる。
「だから、僕は奴に言ってやったんだ。お前から全ての金を巻き上げてやる、
　殺すことになっても、と。
　そのとき、初めて奴の顔が恐怖に歪んだんだ。小学生の僕にだよ。おかしいよな」

「つまり、僕の目的は奴から金を巻き上げることだけ。
　あいつを殺したのはつまりはその手段に過ぎない。
　僕はまずあいつの妻が夫からの暴力で参っているのに目をつけ、こちら側に引き入れた。
　そして奴を殺してやす子に財産を継がせ、さらにそれを僕が手を手に入れる目論見をした。
　しかし、さすがに会長だ。そんなことはすぐに見抜かれ、
　金庫に例の告発状と財産分与に関する書類を入れられてしまったんだ。
　そこで、俺は奴を殺すのに一手間加えることが必要になった。
　つまり、奴の金庫の番号を知り、遺書をもみ消すってことさ。
　それで思いついたのがこの計画。
　奴が金庫を開けたとき回っていたダイヤルを俺は記憶し、遺書はもみ消した」

　助手はドン引きと言った表情で言った。
「でも、うかつな発言でうっかり刑務所行きってわけだよね。
　そんな、ドヤ顔で失敗した犯行計画を語られてもねえ」
　靖史は首を振った。
「そうでもないさ。まず、僕は刑務所に行くことなんて無い。
　未成年だから行くのは少年院だ。
　やす子は僕の計画に関わりはしたが、殺害自体には一切関与してない。
　結局、財産はやす子が受け継ぐことになるだろう。
　そう。五年もすれば俺は社会に出、やす子の引き継いだ財産と、親父の株式を使って、
　最終的にはそっくりこのポートピアを乗っ取ることになるのさ。
　つまり、僕にとってこんな殺人なんてそもそも茶番だったのさ」

「このふざけたガキめ、殺してやるわ」
　早須田は、青筋を立てて靖史に飛び掛った。
　しかし、靖史が鋭い目で睨むと急に怖気づいて固まってしまった。
　早須田は後ずさりしながら、言った。
「……あの目。あの人と同じだわ」
　靖史は、早須田ににこりと笑いかけた。
「僕が居ない間、会社を頼むよ。帰ってきたら君を悪いようにしない。いろんな意味でね」
　早須田はその言葉に呆然とした。靖史は、安多にも顔を向けた。
「おい、お前。僕の弁護をしろ。人権派弁護士なら、こういうのはお手の物だろ。
　僕の障害を目一杯利用して、泣き落としに掛かれ」
「何で、私がおまえのような奴の弁護を……」
　靖史は安多を鼻で笑った。
「いや、あんたはやるね。
　口でなんと言おうとも、誰が新しい王なのかをもうはっきり自覚している。なあ、林」
　林は深々と、靖史に頭を下げた。
「はい、もちろんですとも古呂沙靖史お坊ちゃま」

　靖史が警察に連行されている間、やす子は臆面も無く取り乱して泣いていた。
　結局のところ、やす子のふてぶてしい態度は、靖史が居てこそのものだったのだ。
　靖史は警察に連行される間も、余裕に満ちた態度は崩さなかった。
　そのため、連行する警察官はまるで王を護衛する衛兵のように見えるのだった。

　助手は車のボンネットに腰掛けながらその姿をぼうっと見つめていた。
「自己中もここまで行けば立派な才能ですねえ。
　もみ消した遺書のことなんて追求されずに、
　単なる復讐に哀しい事件としてマスコミは報道するんでしょう。
　結局、推理では勝ったけど、人生レベルでは一生あのガキに勝てない気がするなあ」
　助手はボンネットからポンと飛び降りると、振り向いて言った。
「で、事件を解いたら一発やらせてあげるって言ったけど、今回の相手は実績から言ってバカ殿かあ。
　さすがに、ベッドではあの格好はやめてくださいよ」「じゃあ、とりあえず」「布団敷こうっか」

犯人当てミステリーシリーズ　「ポートビア殺人事件」　完

次回予告　

助手の飼っていたミシシッピーアカミミガメが死んでしまった。
事故か、自殺か、はたまた殺人か？
調査を始めた探偵に迫る死の危機？！

次回　「ミシシッピー殺人事件」にご期待ください。

>>172
乙

助手が会長の娘だと思ってた
だから林が情報教えてくれたとか

またの出題楽しみに待っています

>>172
真相編もよくて、おもっしろかったです

次回作も期待です

投下します。

着かない列車、帰った人

「つかぁさぁ、いけすかない親戚って絶対いると思うんだ」と、佐瀬先輩がいきなり話しはじめた。
「どういうことですか？」とりあえず話を合わしておくのが無難だ。
「いやさぁ、うちの親族って、姻戚関係がぐちゃぐちゃなのよ」なんでも、先輩の義理のお母さんが
腹違いの兄弟をたくさん抱えていて、会ったことのないいとこや叔父・叔母がたくさんいる
らしい。
「そんなかでもさぁ、特にうざい叔父がいてさぁ」佐瀬先輩は、勢いをつけて言った。「きょうび、
携帯電話を持ち歩かない。この時点でもう信じられないんだけど、とにかく時間にうるさくて
さ、待ち合わせの時間に相手が10分でも遅れたらそのまま帰るんだわ」
「その人は、どうやって時間を計っているんですか？」
「電波時計だよ。あれだったら、狂うことはないからね」
「なるほど」
「それでさ、こないだ法事があったんだよ」
「いつですか？」
「3月の12日だ。キミたちが入学してくる前だね」
「はい」
「ワタシは、女手がいるということで、前日から実家に帰っていた。実家の場所は・・・
具体的な場所まではいいか。幹線電車から乗り換えて、だいたい30分くらいかかるところに
ある。
　ワタシは前日から実家に帰って、あれやこれやとお手伝いをしていた。すると、その叔父から
連絡があって、深夜に到着する電車で帰るから、迎えを頼む、ということだった」
「深夜って、具体的にはどれくらいなんですかねぇ」
「深夜0時をまわる、ってことだよ。たしかに叔父はそういった」
「はい」
「ワタシは、本屋でわざわざ時刻表を買ったんだよ。それも、ポケットタイプではなく、いちばん
大きいやつを！」
「わかりました」

（続く）

（承前）

「それで、最寄の駅に着く時間を確認したわけさ。0時15分。何回も確認したから間違い
ないよ」
「それで先輩は、迎えに行ったんでしょ？」
「ところがさ、自転車のチェーンが外れてね。余裕を持って家を出たつもりが、ちょっとだけ
遅刻した」
「ほら、だからですよ」
「でもな、普段から『遅刻しても相手を10分は待つ』って言ってるのに、今回は待たなかった
のは、ちょっとアンフェアじゃないかい？」
「列車の運行が乱れてたんじゃないですか？」
「いや、そんなことはないはずだ。ワタシが駅に着いたとき、上りの最終列車――これは
0時17分発なんだけど――これが二番線から出発していた。ワタシの時計も、駅の待合室の
時計も、0時17分だった。最寄の路線は単線だから、運行に支障があったら上下線とも
遅れたりするはずなんだ」
「ふむ・・・なるほど」
「つまり、ワタシのいけすかない叔父は、くだりの最終列車、最寄り駅0時15分着に乗ってきて、
上りの最終列車、0時17分初に乗って帰ったってことだ」
「まあ、そうなりますわね」
「でもさ、そうならワタシがわびを入れる筋合いはないわけだろ？　叔父が2分しか待たずに
勝手に帰ったんだから」
「わびを入れろ、といわれているわけですか？」
「そうだよ。『あのとき迎えに来た人間はなっとらん。頭を下げろってね」
「あの」これまで話を黙って聞いていた知世が、話に割って入った。

（続く）

（承前）

「列車の到着時刻は、購入した時刻表で確かめたんですね？」
「そうだよ。そんなことしなくても、運行本数がそれほど多くないから、駅に行けばわかった
んだろうけどね。なんせ忙しくて」
「時刻表は、最新のを間違いなく購入したんですね？」
「ふつう本屋で売っているのは最新号だろう」
「ならば」知世がきっぱり言った。
「やっぱり先輩が謝るべきだと思いますよ」
「なんで？　勝手に来て、勝手に帰ったのに？」
「いいえ、叔父様は、ちゃんと来たんです。おそらく駅で10分以上お待ちになったと思いますよ。
どなたも迎えにいらっしゃらないので、仕方なく0時17分発の列車に乗って帰ったんです」
「・・・」
「I do not miss a trick」知世が、小声で言った。



読者の皆様へ。
なぜ、このような不幸な行き違いが起こったのでしょうか？
知世が知っていることは、皆さんも情報として与えられています。
どうか、先輩の悩みを解いてあげてください。

電波時計を見たとき、時間を合わせている最中（午後０時に受信するタイプの時計だった）で、実際の時間と表示が違った

土日祝なのに時刻表の平日の欄を見ていた、もしくはその逆

あとは「深夜に到着する電車で帰る」
この「帰る」の解釈が逆だった

とか

>>178->>179
想定していた回答とは異なります。
時間は複数の時計と最終の登り電車で確定できます。
叙述トリックではありません。

つか、コテハンつけたほうがいいかもしれないと今気づきました。

質問です。与えられた文章内の知識だけで解けますか？

例えば、時刻表の改訂に関する細かいルールとか知らなくても解けますか？

3月12日はダイヤ改正の日
で深夜０時過ぎということは
買った時刻表はすでに古いやつだった

3月のその時期が特殊なダイヤで
まだ本屋によってはその変更が記載された時刻表が置かれてない可能性のある時期だった？

>>182
とてもいい質問です。というか、あなたは回答の一歩寸前までたどり着いています。
日付に注目してください。

>>184
もう正解上げてもいいくらいです。
なぜ「特殊だったのか」を論理的に導くことが可能だと思います。

年度が代わるから？

大地震の次の日だから？

叔父が電波時計を過信していて、それだけを見て時間を判断した
上りの時間は把握していなかった（最初っからトンボ帰りすることを想定する人なんていないだろうし）

平日と土日祝でも時間かぶるとこもあるから上り17分はかぶっていた

叙述というか、佐瀬が電話で聴いた時に勘違い

一応筋は通ってると思うんだけどなぁ
うんまぁ、違うと言うなら違う回答があるのだから仕方ない

二個目の変化形で同じ名前の駅があってー
とか
叔父は一個前の駅で降りていた
とかも考えたけど違うんだろうなぁ

>>187
ちょっと関係ないです。
>>188
かなり関係ないです。
列車は時刻表どおり運行されていました。

>>189
佐瀬先輩が勘違いしていたことは事実です。
あまり平日と土・日のダイヤにとらわれないほうがいいと思います。

これでいいの？
http://skt-lab.com/railway/index.php?/archives/313-JR-2011312.html

3/12はダイヤ改正の日だった。
>>183も同じこと答えてるけど、
レスが無いのはやっぱり間違いだったってことかな？

先輩が上りと下りを勘違いしていただけじゃないの？

>>192
無視とかひでーよなｗ
自信あったのに
てかわかんねーから気になって風呂はいれないぜ

前日からいたってことで11日と12日の時刻表まちがえたってこと？

>>192
ミステリ的にそれはありなんだろうか……

>>192
これで正解とします。
>>183は、新旧の時刻表をごっちゃにしているようすでしたので、レスをつけませんでした。
ごめんなさい>>183さん。

>>194
それで正解です。

以下、筆者が望んでいた正解を投下します。

（承前）

「先輩の購入した時刻表なんですけど、『3月12日全国ダイヤ改正』って文字が表紙に
なかったですか？」
「ああ、そういわれれば、あったような気がするが」
『ダイヤの改正は、3月12日になった時点で実施されます。逆に言うと、３月12日に到着した列車
でも、始発が3月11日なら、旧ダイヤで運行されていたんです」
「えー・・・ということは」
「先輩の叔父様は、旧ダイヤの列車に乗って、先輩のご実家の最寄り駅まで行きました。
この到着する時間、新ダイヤと比較してかなり早かったんだと思います。おそらくは、0時5分
くらいに駅に到着したのではないでしょうか」
「・・・」
「叔父様は、旧ダイヤの時間どおりに駅に到着し、新ダイヤの列車で駅を出発したんです」
「つまりワタシが、新ダイヤと旧ダイヤを両方比べなかったのが失敗だったわけか」
「ふつうは比べませんよね。時刻表が手元にあれば、それが正しいものだと誰だって
思ってしまいます。だから、先輩だけを責めることは酷かもしれません」
「なるほど。納得がいった。きちんと謝罪するわ」
「はい」知世はぼくのほうを向いていった。
「一日違うだけで、人の運命なんて変るんだからね」

（了）


忌憚のない感想を述べてくだされば幸いです。

読みやすかったけど、
>>知世が知っていることは、皆さんも情報として与えられています。
この一文はアンフェアだと思う。ダイヤ改正の知識なんて普通は知らないし。

日常の謎系は大好きなので、また投稿してください。

>>198に同じ
あれがなくても特殊な知識が必要って言うのは……
JR使わない人からしたらニュースでも覚えてないと知らない情報だし
北海道在住の自分からしたらまったく縁もゆかりもない情報だった（北海道は12月に改正された）

ちなみに亀レスだけど>>144は、とても良問だったと思ってます。

匂いがきつい事が伏線になってるのが感心しました。

たしか改正は全国じゃなかった気が。。
ＪＲ西日本は確実だったんで関西弁で会話させたほうがよかったかもですな


おもしろかったんでまた問題おねがいします

自分は文章で書かれたもの意外まったく調べたりしないので、
今回はさっぱりわかりませんでした
あとは大地震でダイヤが乱れたか、電波時計が狂ったのかと思った

>>198
ご意見ありがとうございます。
ぼくはこういう日常の謎しか書けないので、これからもぽつぽつと様子を見ながら
ポストしていきたいと思います。
あそこをアンフェアといわれると、作者もちょっと厳しいです（まぁ、仕方ないのですが）。
実際、3月12日をぐぐらないと回答にはたどり着けないかな、と思ってはいました。

>>199
ご意見ありがとうございます。
ぼくもJRはふだん使わないのですが、年２回の大規模ダイヤ改正だけは覚えていました
ので、そのワンアイデアで作品が作れないかと思った次第です。

フーダニットがヘタクソなので、どうしてもハウダニットになってしまうのはご容赦願います。

次回投下分は、以前ミクシィにリンク貼ったのをリライトしてこちらに投下するか、もうひとねた
ありますので、こちらを投下するか迷っています。

まあ本屋のくだりで時刻表が最新かどうかとか
それを聞いたことでやっぱ先輩の方に非があるという流れになったってことで
焦点はその部分に絞れてるってとこまではフェアだと思う

あと、移行期だから要注意ってのは
大きい時刻表なら注意とか書いてないのかな
ここまでは旧ダイヤですとか

先輩がダイヤの切り替わりに全く思い当たらないくらい
注意喚起が全然ないというのは変な気が。
改変期の時刻表は良く知らんけど、夏休みとか連休だと
特別ダイヤによる増発とか接続とかのことが注意してあったと思うし。

>>200
ありがとうございます
即席なので結構ぼろぼろなところ多いですけどね(^q^)/

この問題も、アンモニアが水に溶けやすいことは一般教養として大丈夫だと思うんですが
毒性について知らない人が居るかどうかが微妙な問題なんですよね（汗

>>201
ダイヤ改正は、JR西日本、JR四国、JR九州で行なわれていたのはまちがいありません
ので、あえて登場人物には標準語で話してもらいました。
ご指摘、ありがとうございます。

>>202
作者的には、全てのデータを文字にして提示しているつもりなのですが、なかなかうまく
読み手さんに伝わらないもどかしさがあります。
おおがかりなトリックを仕掛ける人間ではありませんので、普通の推理小説を読みなれている
人にはかえって難しいのかなとも思ってしまいます。

>>204
うーん、正直、これを書いたのは

ダイヤ移行する前後って、結構混乱するんじゃねーの？

という思い付きでした。

もちろん、市販の時刻表には、「この時刻は○月○日から」とか書いているとは思いました。
このあたりはSSらしい逃げというふうに思っていただけたら幸いです。

連続投下してもいいですか？

>>205
いや、その場合、アンモニアを内部に吹き込む時に途中の経路の水分にも溶け込んでしまうことと
即気絶させる効果があるわけでもなく（むしろ気付け薬に使われることもあるほど）、
気絶するほどの量や濃度なら粘膜などにも影響が出てくること、
即気絶しない場合は何らかの外に気付かれる反応をしてしまうこと
20分程度で>>146で「ガスが残ってしまう」を否定したことに抵触しないほどアンモニアの痕跡がなくなるかなど
けっこう気になる点は多いんだけど

>>208
どぞー

さかさまのうわばき


登校して最初にすることのひとつが、下足箱を開けて、下履きを上履きに履き替えることだ。
下足箱のふたを開ける瞬間、ぼくはすこしドキドキする。
ひょっとして、ラブレターが入ってはいないか、プレゼントが入ってはいないか。
逆に、ゴミをつめられたりはしていないか。上履きを隠されるという嫌がらせをされては
いないか。
ぼくは、息をつめて、下足箱のふたを開ける。上履きは、当たり前のようにそこにあった。
ぼくは、ほっと息をついた。
こうして、学校での生活が始まる。

うちの高校の上履きは、いわゆる「トイレのサンダル」だ。足の甲には二本の幅の広い
ストラップがある。
ぼくたちは、ここに自分の名前を書くように指導されている。しかし、どのように書くかまでは
指定されていないので、校則に縛られた高校生活の数少ない抜け道のように、みんな
自分の名前を工夫を凝らして書く。
ぼくは、シンプルに黒のマジックで、「AI」と書いている。ぼくのことを下の名前で呼ぶのは
知世しかおらず、みんなはぼくのことを「あいちゃん」と呼ぶので、苗字を書くのが普通だろうと考えた。名前が「愛」という女の子とバッティングするかとも思ったけど、女の子は黒のマジックなど使わないだろうということまで考えた。
知世は白のマーカーで「chise☆」と書いている。最後の星が自己主張なのだろうか。
佐瀬先輩も、白のマーカーで「SA-SEN^^」と書いている。自分の苗字に、Nの一文字を付け
加えて「サーセン」、つまり「すみません」のネットジャーゴンにしているのが先輩らしいと思う。

（続く）

>>208
お願いします

（承前）

放課後、佐瀬先輩は水晶を磨き、知世はホロスコープを検証し、ぼくはタロットカードの解釈本を読んでいた。
春らしい、むっとした緑の匂いが、開け放った部室の窓から入り込んでくる。
ぼくが、コーヒーを入れようと立ち上がったとき、開いている部室のドアをノックする音が聞こえた。
「相原ー、ちょっと相談に乗ってくれんか」
クラスメートの漆崎だ。フルネームが、漆崎秀乃信といういかめしい名前なので、クラスメートはみんな「うるしー」と呼んでいる。
「うるしー、何事？」
「いやぁ、ここ何日か、おかしなことがあってさ・・・」
「立ち話もなんだから、部室にお入りなさいな」佐瀬先輩がいった。
「あ、どうも・・・失礼します」うるしーは、きょろきょろしながら部室に入ってきた。
「で、どしたの、相談って」
「いやな・・・ここ三日ほど、嫌がらせを受けててな」
「それはおだやかじゃないな」
「嫌がらせっていっても、たいしたことじゃないんだけど・・・」
「歯切れが悪いな。いつものおまえらしくない」
「朝学校に来て、下足箱をあけたらさ、上履きがさかさまに入れられてるんだよ」

（続く）

（承前）

たしかに、嫌がらせとしたらかわいいほうかもしれない。しかし、学校に来ての一発目の
できごとがそれだったら、かなりやる気がなくなるだろう。
「ずっと続いているのか？」
「今日で三日連続だ」
「不思議だな・・・」
「あのぉ」知世が口を出した。「ひとつお伺いしたいんですけど」
「はい、なに？」
「漆崎さんは、上履きに名前をどのように書いていらっしゃるんですか？」
「ああ・・・白のマーカーで、漢字の漆を○で囲んでいる。「漆」がつく苗字は、この学校におれ
しかいないから、それでわかるんだ」
「なるほど・・・」知世が小さくうなずいた。抜けるような白い肌が、すこし高潮している。
「占わせてもらえませんか？」と知世がいった。
「あ、ええ、いいけど」
知世がタロットカードをシャッフルした。一枚ずつ、カードを出していく。
「今」の位置に剣の3が出た。なるほど。「妨害」にペンタクルの9。
10枚出した10枚目が、カップのナイトだった。
知世はしばしカードを眺め、集中力を高めている。
「漆崎さん、今、好きな人がいらっしゃいますね？」
「・・・ああ」
「問題の解決方法をアドバイスさせてください――便箋に、「気持ちはありがたいけど、
今は好きな人がいる」という主旨のことを、書いて封筒に入れ、下足箱の中においておいてください。レポート用紙やルーズリーフではなく、できたらちゃんとしたレターセットを使ってください。そうしたら、お悩みは解決すると思いますよ」
「へ？　どういうこと？」
「詳しく説明しないほうがいいと思います。とりあえず試してみてください」
「・・・ん、わかった」うるしーは席を立った。「ありがとう」
「どういたしまして」知世は微笑んだ。

（続く）

（承前）

「うーん、どういうことかワタシにはよくわかんないんだけど」
「ぼくも。好きな人がいることを便箋に書くって、どういうおまじない？」
「わからないですか？」知世の目が細くなった。「たぶん、あたしの想像通りだと思うんですけどね」そして、小声でいった。「I do not miss a trick」



読者の皆さんへ。
知世は、このちょっと不可思議な出来事の裏に、なにがあると思ったのでしょうか？
知世が知りえたことは、読者の皆様も知っています。
ぜひ、知世の思考をあきらかにしてください。

>>209
液体アンモニア→気化
と言う構想を一応考えました

アンモニアは多少残っても、トイレ、しかも換気がちゃんとしていない状況ですから
問題ないものとできるかな、と

あのー、
ひねりもなにもない、ワンアイデアの作品です。
深く考えないほうが正解にたどり着くと思います。

正解は明日の午後投下します。おそらくはそりまでに正解にいたる人が複数出てくる
だろうと思います。

漆
うるし
urusi
靴逆さまだからそれ逆さまにしてi su ru
愛する
って告白になってる

>>218
簡単すぎましたね。
ご名答です。

文句ばっかり言ってるやつなんなの？
文句言うなら自分から出題してからにしろよ

もう1問くらい連続投下おねがいしますｗ

>>221
ぼくですか?w

死んだはずだよお富さん♪

>>216
でも便座ってことは洋式で、そこに被害者が座ってるし（便器内の水と個室内の空気との接触は隙間を通して微々たるもの）
ブルー○ットが置いてあるってことはタンクの水が注ぎ込まれる穴にもモノがのっかってるわけで
アンモニアの水溶性を期待するには水との接触面積がほとんど確保されてないんじゃないかな
となると被害者の眼や粘膜の水分の方にもアンモニアが溶け込むだろうし
気絶するほどの濃度だと目の充血などの目立った変化が残るんじゃないかな

>>222
はいｗ
登場人物が有栖川の学生シリーズみたいでおもしろい

>>220
誰も文句は言ってないと思いますけど。。楽しんでますし

>>224
ありがとうございます。
学生アリスを引き合いに出されるとは思いもよりませんでした。

今夜はもう遅いので（明日早起きなんです）明日の夕方からぽつぽつとポストして
行きたいと思います。

フーダニットでないのは申し訳ないです、

>>225
心外だったらすいませんｗ学生アリス

お疲れ様でした
おやすみなさい

>>226
いえ、学生アリスシリーズ（特に双頭の悪魔）は、国産本格推理小説で一番好きな
作品です。

それではおやすみなさい。

このスレに活気が出てきていい感じだなあ

バンバン新しい出題者が現れると良いな

僕が見てない間にだいぶ盛り上ってたみたいですな

参加できなくて残念

時事ネタまぜた問題ってok？（昨日のダイヤ改正のがグレーぽい扱いだったから）
自分的には地デジ移行、総理が誰々にとかの日本人なら誰でも知ってそうな事柄ならokって基準なんだけど
上の基準でよければ一応ネタが一つ……（まだ文章としてはできてないけど）

あと、昨日のトイレ殺人みたいな化学がらみの物理トリックって、個人的に割と好きなんだけど
このスレ的には反応薄いんだね

抹茶の謎

学校には、なんのきっかけもなかったならおそらくは在学中に一回も開けることのないような
扉がいくつあるだろう。
そんな、開かずの扉のひとつを、今日はじめて開けることになった（正確には、開けたのは
ぼくじゃないけど）。
知世から、佐瀬先輩がお茶をご馳走してくれるから一緒に行こうと声を掛けられたのは、
うららかな日差しが傾こうとしている放課後だった。
どういうわけでお茶なんかをご馳走してくれるんだ？　ポットあるからコーヒーくらい部室で
飲めるのに、といろいろ考えたのだが、知世が言うには、そういうお茶ではないらしい。
「茶室に行くわよ」
「うちの学校に茶室なんかあったのかよ？」
「物知らず。そこの扉が、茶室の入口」
知世が指で指したのは、家庭科教室の隣にある、左に開く引き戸のふすまだった。高さは
ぼくのへそくらいだろうか、かなり低いので、入るには身体をかがめないといけないようだ。
「へー」といって、ぼくはふすまを開けようとしたが、知世に襟首をひっつかまれて引きとどめ
られた。
「ここは茶道口。お茶を立ててくれる人がここから出入りするの。ほんとに常識ってものが
ないのかしら？」
そんなこといわれても、お茶の席というものがなんせ生まれて始めての体験だ。常識を
持ち出されても困る。
「あんたはあたしのやるとおりにしてなさい。あんたがちゃんとしないと、あたしも恥かくでしょ。
一応恋人なんだから」
知世に襟首をつかまれて、ぼくは校舎の廊下を引きずられ、いったん校舎を出た。
校舎を回りこむようにして、裏に回った。

「足元見なさい。ここに踏み石があるでしょ」
本当だ。知世に指摘されるまで気がつかなかった。
「踏み石踏んででいらっしゃい」知世がいった。
踏み石の先には、やはり左に開く板木戸があった。高さは茶道口のふすまと同じぐらいだ。
「ここはにじり口といいます」知世が解説しながら、板木戸をからりと開けた。
「いらっしゃい」佐瀬先輩が、囲炉裏の前で正座をして、ぼくたちに声を掛けた。
「先輩にお茶をごちそうになるって、初めてですね」
「たまにやっとかないと、手が動かなくなるんだよ」いいながら、佐瀬先輩は、茶道具を紫の
布でぬぐい、所定の位置に置いていった。
「先輩は茶道部も兼任でしたっけ？」ぼくが、疑問に思ったことを口にした。
「いや、ワタシは茶道部員ではないよ。顧問の先生がいい先生なので、後始末と火の始末に
さえ気をつけていたら、誰でも使うことができるよ」
「顧問の先生はどなたですか？」これは知世。
「現国の室谷先生だよ。一年三組の担任ではないかい？」
「あ、あたしのとなりのクラスだ」
「ちょうどいい。貸してもらったらいいよ。野田沢さんも一通りはできるんだろ？」
「ほんとにさわりだけですけどね」おそらく、これは謙遜だろう。
母方の祖母にロシア系アメリカ人を持つ知世は、西洋合理主義の権化みたいなところと、
東洋の神秘主義の両方を併せ持っている。実際、知世の家にある少なからぬ生花は、
知世が手ずから生けていたはずだ。知世なら、たしかに茶道をたしなんでいても不思議では
ない。
佐瀬先輩が、ふくさを複雑に折ったりたたんだりしている様子を、ぼくは飽きることなく見て
いた。

「あたしの隣に座っているばかは、今日が茶道初体験なんです」
「相原クン、足崩してもいいよ。正座はきついから」
お言葉に甘えて、ぼくはあぐらをかいた。
「念のために言うけど、お茶飲むときは正座しなさいね」
「わかったよ」
知世は、お菓子を食べ始めた。一口食べて、ぼくに
「あんたも食べなさい」といった。
ぼくは、知世のまねをして、せいぜい上品に見えるようにお菓子を食べた。千鳥屋の
ひよこ饅頭だ。
知世の前にお茶が出された。知世は、右に三回半回し、三口と半でお茶を飲み干し、
飲み口を指でぬぐい、左に半回転回した。そして、茶器を眺めた。糸底の銘まで確認した。
「唐津じゃないですか。いいお茶碗使ってるんですね」
「なんでも室谷先生の私物らしいよ」
「へぇ」
「ねえねえ、そのお茶碗、いくらくらいするの？」ぼくは、好奇心に負けて尋ねた。
「そうね。十万から十五万くらいかな」佐瀬先輩が、親切にも教えてくれた。
「無作法なこと聞くんじゃないの」と、知世に耳を引っ張られた。
「はい、これは相原クンのぶん。少し薄めにしておいたから」ぼくの前に、お茶が出された。
ぼくは、知世がやったように、三口半で飲み干し、茶器をためすがめす眺めた。もちろん、
眺めたところで、ぼくに茶器のよさがわかるはずもない。
「たいへん結構なもので・・・」ぼくがいった。佐瀬先輩は吹き出し、知世には睨まれた。
「さて、片付けますか」佐瀬先輩が、後始末を始めた。
「柊、あんたも茶道くらい身につけなさい。華道は素質ないってわかったから」
「優しく教えてくれるなら、やってもいい」
「あるていど厳しくされないと、身につかないわよ」
「さて」佐瀬先輩が会話に割って入った。「にじり口の鍵を、外からかけてくれる？　ワタシは
茶道口の鍵をかけて、鍵を職員室に戻しとくから」と、南京錠を渡された。佐瀬先輩も同じような南京錠を持っている。
「はい」と、ぼくらは茶室を出た。

数日後、ぼくは室谷先生に頼まれて、現代国語のプリントをクラス全員から回収し、職員室
に持っていった。
室谷先生の机はたいそう乱雑だ。潔癖症の知世が見たら、「汚い、掃除する」といいかねな
いような机だ。
そのあいだに、F1マシンの模型が見えた。赤いボディに、フェラーリのステンシルが張って
ある。
「先生、提出物です」ぼくは、集中して仕事をしている室谷先生の後ろから声を掛けた。
「うわっと」室谷先生は、派手に驚き、そして後ろを振り返った。
「ああ、相原くん、ありがとう。ほんとは授業終わってから提出してもらうものを、私がわすれ
ていたから・・・日直のあなたには、余計な手間だったわね」
「いえ、べつに」ぼくはいった。
室谷先生は、卵のような顔の輪郭にくっきりした目鼻立ちをした、日本人形のような美人だ。
そのため、男子生徒からの人気も高い。
授業は毎回いろいろと工夫を凝らしてくれるので、飽きる事がなく、理系の連中からの評価
もいい。このあたり、生徒が先生を見る目はシビアだ。
「先生、それ」ぼくはF1マシンのフィギュアを指差した。
「ああ、これね」室谷先生は微笑んだ。「私、アロンソが好きなんだ」
「なるほど。しぶいっすね」
「いやいや、ただのメジャー趣味なんだから」

水曜日。茶道部の週一回の活動日。室谷先生は、部員の須藤睦月と渡部真子を伴い、茶室にやってきた。
「じゃあ、あなたたちはにじり口をおねがいね」と室谷先生は言うと、鍵をひとつ、睦月に手渡した。
二人は小走りに茶室の外に回った。
室谷先生は、茶道口のふすまに取り付けられている南京錠をはずし、ふすまを開けようとした。
しかし、どうやっても開かない。信じられないことだが、中に鍵があり、それがかかっているようなのだ。
もちろん、茶室の中には鍵などしつらえていない。では、なぜふすまは動かないのだ？
室谷先生は、にじり口が気になった。そして、不安は的中した。
睦月と真子が、小走りに茶道口までやってきた。
「先生、戸が」「なんかつっかえているみたいで」「ぜんぜん動かなくて」
「こっちもよ」室谷先生は、困惑しながら言った。「ふすまが、ぜんぜん動かない」
「接着剤かなんかですか？」
「ううん、手ごたえからして、中にも鍵があるとしか思えない」
「先生、どうしましょう？」
「うーん、ふすま、はずせないかな？」
さっそく、睦月と真子が、ふすまを外そうとする。しかし、
「先生、板壁との間に、指が入るだけのすきまがありませーん」
「ふすまに指がかかりませーん」

>>230
別に知る人ぞ知るローカル知識でも
納得させる力さえあれば構わんと思う

その知識を持ってる前提がフェアさに関わる場合は要注意だろうけど
＞知世が知っていることは、皆さんも情報として与えられています。
ここまで言ってしまったからのに謎解きの核心がダイヤ改正の知識だったから
ウソついたことになってフェアでなくなったわけだけど
そこまで言い切ってなければそれほどひどくつっこまれるようなアンフェアさじゃなかったと思うしね。

＞物理化学知識
こっちの方は吉牛風に言うなら

基本的・原則的な知識だけ使ったところ
応用的・例外的な事実と反してしまう危険が伴う諸刃の剣
素人にはオススメできない

じゃないかな。昔の、作者も読者もあまり薬物知識が進んでないころの推理小説とかで、
たとえば青酸カリ＝猛毒という知識だけを使ったところ
青酸カリがそんな保管状況で毒性を保ってるわけがない、みたいなボロが出てたりすることもあるわけで。
あと、さほどメジャーじゃない知識あるいはインパクトのない知識を使った場合
真相が分かっても「あ、そうなの？」止まりで、分かった時の感心や感動がほとんどないという欠点もある
知識そのものの意外性レア性より、知識自体は有名だけどここにあてはまるのか、というような意外性のほうが
感心を得られやすい

>>230
専門的な知識が絡むトリックとか扱いが難しいよね
回答が単なる知識の披露で終わる恐れがあるし

例えるならマジックを見にきたのにトリビア見せられる感じ
このボーダーラインは人それぞれだけど、
個人的には１０歳の子供でも８０歳の老人でも考えれば解けるってのが基準かな

室谷先生は、自分でも二人の生徒の言うことが正しいことを確かめた。ふすまが開いて
しまえば、右側をがっしりとつかみ、それを手がかりにして、ふすまをはずすことができるはずだ。しかし今は、ふすまを握ることができないので、ふすまをはずすこともできない。
「にじり口に行きましょう」
室谷先生は、二人の生徒を伴ってにじり口に向かった。
しかし、にじり口も茶道口と同じだった。いや、板扉なので、扉がふすまの茶道口より、より
始末に終えない。
三人は、茶道口に再び戻った。
「先生、どうしましょうか」
「三人がかりなら鍵が壊れるかもしれません」
「・・・そうね、三人でやって見ましょう」
室谷先生と睦月、真子は窮屈な姿勢でふすまに取り付いた。
「いっせーの、で引っ張るわよ」室谷先生が言った。
「はい」
「いっせーの！」
ばちん、となにかが壊れる音がした。ふすまが勢いよく閉まり、左側の桟が壁に当たり、
ぴしゃっ、という大きな音を立てた。
「あたた・・・」三人はそれぞれどこかに身体をぶつけたのだろう。
「二人とも大丈夫？」室谷先生は二人に声を掛けた。しかし、睦月も真子も返事をしない。
茶室の中を見入っていた。
「どうしたの、ふたりとも・・・」室谷先生は二人の生徒に声を掛け、自分も茶室の中を
のぞきこんだ。そして、素っ頓狂な叫び声を上げた。
「なによ、これ！」
茶室には、赤いフェラーリのF1マシンが、茶室に隙間なく駐車してあったのだ。

「−―ということなんだよ」佐瀬先輩が、占い同好会の部室で、茶室で起きた摩訶不思議な
出来事について、知世とぼくに説明してくれた。
「まとめて言えば、密室状態の茶室の中に、どう考えても入らないような車が入っていた、
ってことですか？」ぼくは、要点を自分なりにまとめていった。
知世は、静かにタロットカードをかき混ぜている。彼女なりに集中している証拠だ。
「で、茶室の中にかかっていた鍵って、どんな鍵だったんですか？」ぼくが尋ねる。
「鍵というより、留め金って言ったほうがただしいね」言いながら、佐瀬先輩は、左手の親指
と人差し指で○を作り、右手の人差し指の先を曲げた。曲げた指先を、○のなかに引っ掛けた。
「こういう留め金があるだろう？　そのへんで100円くらいで売っているやつだよ。これが
茶道口とにじり口、両方の入口の扉に中から取り付けられていた。取り付け方も頑丈という
感じではなく、強く引っ張ったらかんたんに取れてしまうような取り付け方だったらしい。
よほどあわてていたのかね」
「それか、強くは取り付けられなかったか・・・」
「なにを考えているんだい、相原クン」
「留め金が外から取り付けられた可能性です」
「それはないんじゃないかなぁ。いくら適当に取り付けてあったとしても、木ネジで留めていたんだから、ドライバーはさすがに使わないと無理なんじゃない？」
「うーん・・・あ、わかった」

「ほう」
「普通に出たんですよ。でも、出る前に細工をしておいた。留め金がかかる寸前の位置で、
引っ掛けるほうの金具を固定します。固定にはセロテープがいいでしょう」
「うんうん」
「セロテープには、糸を巻きつけておきます。その糸を扉の上か下に這わせて、外に出して
おきます。扉を閉める、糸を引っ張る、留め金が落ちて引っかかる、密室の完成です」
「うーん・・・せっかくの推理なんだけれど、何か所か穴があるね。まず、留め金を固定して
おく問題。つまり、ふすまか板戸に貼り付けてあったわけでしょ。そうすると、留め金の受け
の部分、わっかになっているほうだね、これのいちばん扉に近いほう、つまりいちばんわっか
が狭くなっているところに掛け金が落ちるわけでしょ。うまく入らないと思うよ」
つまり、バスケットボールのゴールの、バックボードと固定してある部分に掛け金が落ちると
いうことか。それはたしかに、はいりずらいだろう。
しかし、ぼくはここにも回答を見つけていた。
「だからセロテープなんです。セロテープなら、宙に浮かした状態で掛け金を固定できます。
できるだけわっかに近い位置で、掛け金がかかる寸前の位置で、固定することができる
はずです」
ぼくは、部室のキャビネットからセロテープを取り出し、自分のかばんからシャーペンの
芯を一本取り出した。軽く芯をセロテープで押さえ、そのまますこし余裕を持たせて
セロテープを伸ばした。セロテープは重力で下に落ち、また上に引き上げられる。ぼくは端
を近所にあった「ムー」の表紙に貼り付けた。
「こうしたら、セロテープの折り返しの部分だけ幅ができます。留め金のわっかの一番直系の長い部分に調整することも可能なはずです」
「そして糸かなにかを巻きつけ、扉の上からはわせて外に出す、と」
「そうです。そっと扉を閉めて、糸を引っ張ります。掛け金は落ち、密室が完成します」
「もうひとつの疑問。日本家屋の引き戸は、敷居で固定されているよね」
「はい」
「引き戸を横から見たらわかるんだけど、敷居に収まるように、凸の形に断面図がなってるんだわ」
「ああ、わかります」

「そこに糸を通せるかい？　よしんば、糸は通ったとしても、セロテープの残骸は絶対に隙間
を通ることはできないでしょ」
「あっ、そうか」
「これがいわゆる開き戸、つまりドアだね、あれなら可能なんだわ。ドアには上にも下にも
隙間があいているからね」
「ああーー、無理かーー」
「うん、多分無理だと思うよ。あと、茶室にはセロテープの残骸なんか落ちていなかった。
ワタシがこの目で確認してきたんだから、そこは間違いないよ」
論理的に否定された。「金田一少年」で読んだ、いいトリックだと思ったんだけどなぁ。
「それに、車をどうやって茶室に入れたのか。この謎も解けていない」
「たしかに」それも謎なのだ。
「先輩」知世が、カードを混ぜる手を止めずに言った。
「こないだ先輩が立てたお茶をご馳走になったじゃないですか。そのとき、茶道口のふすま
は力を入れなくても動いたんじゃないですか？」
「ん、えーと・・・あんまり気にしてはいなかったからよく覚えていないけど、たしかに軽く
動いたような気もするね」
「室谷先生は、たしか婚約したんですよね」
「ああ、二週間くらい前に、その話しは聞いたような気がする」
「車は、本物の車ですか？」
「そんなわけないだろう。さわって確かめたわけじゃないけど、どう見ても模造紙にポスター
カラーだった。よくできてはいたけどね」
「最後の質問です。茶器をしまった小さい水屋がありましたよね。あそこ、茶道具でいっぱい
になっていますか？」
「いや、そんなことはない。むしろなにも入っていないに近い」
「そうですか」知世は手を止めていった。「I do not miss a trick」
知世は宣言した。

読者の皆様へ
与えられた文章だけでは、密室トリックを解くことはできません。
ここで、皆様に情報を告げたいと思います。
知世は、デートコースにロフトや東急ハンズに行くことを好みます。

以上の情報と、これまでに投下された文章で、密室トリックと茶室に入れられた車の謎を
解くことができるはずです。
どうかお楽しみください。

>>236-237
そうなんですよね
2進法・16進法は一般教養？
暗号に電車の駅、路線名（特に田舎の）などを利用するのはok？
融点の違いを利用したトリックを作るとして、どの物質ならokでどの物質ならアウト？
叙述トリックに方言や若者言葉を入れるのはどこまであり？（「ほんま」「やばい」などなら広く知られているからokだろうが、津軽弁やギャル語はダメだろう）

日本人の8割以上が知っているであろうことなら
とか
高校の履修内容に含まれていることであれば
とか明確な基準があるものではないので難しいところですよね

結局、読み手のある程度の層を想定したうえで
答えに辿りついたとき、単にトリビアや重箱の隅知識の披露と思われるだけか
なるほどそうきたかと感心されるかを想像するしかないんじゃないかな。

小学生同士とか、理系の研究室内でとか、
集団やTPOによって共通認識や感心される使い方なども変わってくるだろうし

あまり気にすると密室トリックなんて書けなくなるw

>>244
ベストなのは、

誰でも知っている知識や技術を積み重ねてできるトリック

なんだろうけど、そんなのを考え付いたらプロの作家になれるのではなかろうか？

新しい問題きてるｗ

少なくともミステリー板にいる時点でそこそこ博識な人が多いだろうから
>>230さん出題おねがいします！

>>242
犯人は先生の彼氏で
まずふすまをぶち破って中に入る
東急ハンズで売ってるようなペーパークラフトのＦ１もしくは自作で完成させる
ふすまをはすして
ハンズで売ってるふすま張替えセットみたいなので張り替える。でまたはめる。
中から留め金でロックする
水屋に入って先生が着たらサプライズで驚かせようとするも
生徒も一緒に入ってきてでるにでられず

>>247
車のトリックについてはほぼ正解です。
密室トリックについては、筆者の想定した回答とはほんのすこし異なります。
おしいです。

＞F1マシンの模型が見えた。
これって机に置いてあるんだったら小さいサイズですね

＞赤いフェラーリのF1マシンが、茶室に隙間なく駐車してあったのだ。
F1マシンといえばこれまでそれしか出てきてなかったから
最初、その模型がぎっしり詰め込まれてる場面を想像したｗ

＞隙間なく駐車してあったのだ。
＞どう考えても入らないような車が入っていた、
＞「車は、本物の車ですか？」「そんなわけないだろう。
ということは、実物大の、しかし本物ではないものが狭い茶室にどーんと置かれてる感じですか

でも模造紙がどうのということで明らかに実物じゃないなら、中で組み立てるなりできそうだから
茶室に入ってることの不可能性はないんじゃないかな

＞「室谷先生は、たしか婚約したんですよね」
この突飛さが気になる。プレゼント？

＞与えられた文章だけでは、密室トリックを解くことはできません。
＞知世は、デートコースにロフトや東急ハンズに行くことを好みます。
施錠トリックの方の説明かな
ふすまの紙部分はそういうとこに売られてて、容易に穴あけたり貼り直したりが
できることを知ってたとか？
施錠は枠の部分だけ先に固定して細工しといて、
本来紙が貼られてた部分を通って外に出てから、あとで紙を貼り直したとか

>>248
じゃ水屋に入らずそのまま外に出て破れたふすまのとこから留め金つけて
外からふすま張り替えなおす
かな？

>>249->>250

正解上げてもいいのですが、室谷先生が茶室口のふすまを開けたときに、破れたふすまに
気づかなかったことについてのご説明をお願いしたいです。

>>251
茶室のふすまってどんな感じなのかよくわからん

｜─────　　　　　｜
｜　　　　　　────｜

形式の普通のふすまなら、仮に外から貼った時に内側の方の穴を貼れなかった場合でも
かさなって穴が見えないという説明が可能だろうけど

｜─────　　　　　　］
｜　　　　　　壁壁壁壁壁壁壁壁

みたいのだとバレそうだし

>>252
「片開き」と文中に記載してますよん。

>>253
片開きって>>252で言えばどういう状態？そして戸袋の状況は？
で、どこを南京錠で施錠して、どこを○「で施錠してるのか状況がわからん

>>254
ふすまが一枚しかない扉です。これを作中では左に一杯開いています。
したがって、戸袋はありません。
南京錠は茶室の外側、留め金は茶室の内側、いずれもふすまの真ん中あたりを止めていたと
思っていただいてよろしいかと。

これでわかっていただけますでしょうか？
文章で伝えるのって難しいです。

でも、南京錠と掛け金の位置は、トリックには関係ありません。
物理的なトリックで掛け金をかけたわけではありませんので。

明日の夕方に、回答編をポストしたいと思います。
回答を寄せてくださった方は、ほとんど正解だと思っていただいてかまわないと思います。
なんというか、後始末をどうするかだけの話ですので。

┏━━━━　　　　　　　┃
┃　　　　　　─ふすま─┃
┗━━━━　　　　　　　┃

ではないとして


　　　　　　　　　　　内
壁壁壁壁壁壁　　　　　　┃壁壁
　　　　　　　★─ふすま─┃壁壁
　　　外




　　　内　　　
　　　　　　　　─ふすま─┃壁壁
壁壁壁壁壁壁　　　　　　┃壁壁
　　　　　　　　　　　外


のどっちですか？前者なら開けた状態では内側の穴は見えない
つっかえてるみたいで、なら後者、
でも指がひっかからないてことは前者★部分かなと

やっぱ分かんないです

>>258
前者です。
「つっかえてる」のは茶道部員の、にじり口を指しての言葉なので、信頼できるかどうか
わからないです。

じゃ
＞前者なら開けた状態では内側の穴は見えない

でいいのかな。
でも後始末ってことはそのあとすぐふすまを検証されたらアウト
されずにすめば、不自然な自動車模型のあたりにでもカモフラージュしといた内側用の紙を
ヒマを見つけて貼る？

小さい水屋穴見えないように配置した？
部員たちもグルで先生に穴見せない様に仕向けた？

遅ればせながら読みました

襖と聞いて自分も>>250さんのトリックを思い浮かべたけど違うのかな？
後始末っていうのがわからない
元々あった襖とトリック用の襖を取り替えたってことかな？

えーい
「ふすまの中を通り抜ける」トリックを考え付いた人は、全員正解です！

細かい伏線の回収などは、明日投下予定の解決編とあとがきでやっつけます。

しかし語り口とか上手いなー
茶をたててもらうくだりとか、ふつうの話の一場面としてだけでも十分楽しめるし

>>264
ありがとうございます。
というか、語り口と人物描写を取ったら、ぼくの作品には何も残りませんw
トリックへぼへぼだし。

回答編投下します

「I do not miss a trick」知世が、少し崩れた、鼻に抜ける音を強調した英語をしゃべった。ちょうどニューヨーカーが話す英語みたいだ。
「ということは、茶室の密室トリックとか、どうやってF1カーを茶室に入れたかとか、全部わかっちゃったってこと？」佐瀬先輩が、驚きながら話した。
「はい、わかりました」知世は微笑んでいる。透けるような色白の顔が、すこし高潮しているようにも見える。
「まずは車を入れたトリックからお話ししますね・・・といっても、あんなの、トリックでもなんでもないんですけど」
「そういわれてもな。ワタシには皆目見当がつかないよ」佐瀬先輩は、完全に諦めたようだ。ぼくも、知世の推理をじっくりと聞くために、椅子の上で楽な姿勢を取った。
「柊、あんたボトルシップって知ってるでしょ？」いきなり知世がぼくに話を振ってきた。
「ボトルシップ？」
「こないだデートで東急ハンズに行ったとき、飽きもせずに眺めてたじゃない。洋酒のビンを
横にして、中に帆船の模型が入っている、あれよ」
「ああ、わかった」
「あれをボトルシップっていうんだけどね。作り方くらいわかるでしょ」
「いきなり言われても・・・ちょっと見当つかないや。ビンの口から、帆船の模型が入らないのは
当然だよね？」
「あたりまえでしょ、ばか」
「ごめん、ワタシもわからない」佐瀬先輩も白旗を上げた。「家にもあるけれど、どうやって
作ったのかなんて、考えたことなかった」
「ビンを半分に割って、模型入れて、またビンをくっつける」ぼくが思い付きを言った。
「安いのはそうやって作るけど、つなげた跡が残って見苦しいでしょ」
「あ、そうか」
「あのね、困難なことは分割すればいいのよ」
「分割？」
「そう。ビンの口に入るくらいの大きさに模型を分解するの。というか、そういう大きさにあらかじめ
分割している模型が売ってるの」
「ほう」
「それで、ピンセット使って、ビンの口からちまちまと組み立てて、一隻の船にするのよ。
わかった？」
「うん、それはわかったけど、ボトルシップと茶室に入っていた車とどういう関係が・・・」

「あ！　そうか！」佐瀬先輩が大声を上げた。「車をそのまんま入れたわけじゃないんだ。
パーツを入れて、茶室の中で車を組み上げたんだ」
「そうです。車の模型を、茶室の入口から入るくらいの大きさのパーツに分割して、茶室の中
で作ったんです。話しを聞くに、外見が模造紙のように見えたんですよね？　まんま模造紙
だと思いますよ。骨組みには、細工が簡単な竹を割ったのを使ったんじゃないでしょうか。あとは針金と接着剤があったら、そんなに作ることは難しくないと思いますよ」
「なるほどね」
「でもさ、密室の謎を解かないと、完全じゃないよね」
「あたりまえでしょ。車なんて、謎でもなんでもないわよ」
「じゃ、どうやって密室を作ったの？」
「ちょっとは自分でも考えなさいよ。あんたの体の上に載っているのは、飾りなの？」
「うーん」ぼくは考えた。「本当の茶室なら、簡単なんだけど・・・」
「ほう、いい線いってるじゃない」知世は小さくうなずいた。先を続けろ、ということだろう。
「日本家屋には、厳密な意味で「密室」というものが存在しないんじゃないかと思うんだ」ぼくは話し始めた。「だって、日本家屋には、鉄筋コンクリートやレンガ造りの家にはない、あるものがある」ぼくは、ペットボトルの水で喉を癒し、話を続けた。
「日本家屋にしかないあるもの・・・それは、屋根裏と床下」
知世がうなずいた。
「だから、ほんとうの茶室なら、屋根裏なり床下なりを使って、中から鍵をかけ、部屋を出ることができる。ところが・・・うちの茶室はそうじゃない。あくまでも校舎の一部として、建物の中に取り込まれている」
「そうね。となりは家庭科教室、上はたぶん美術教室。校舎だから床下は存在しない」佐瀬先輩が補足した。
「じゃあ、どうやって・・・」ぼくにはお手上げだ。
「まああんたにしたらいい線いったわね」知世がにやっと笑った。
「それくらいにして、謎解きを頼むよ。もうワタシたちには限界だ」佐瀬先輩が、さじを投げるようにいった。

「はい、わかりました――あたし、東急ハンズとか、ロフトとか好きなんですよね」
いきなり、知世は妙なことを話し始めた。たしかに、ぼくたちのデートの定番コースのひとつ
に、東急ハンズもロフトも入っている。
「昔は、障子やふすまのはりかえは、たいへんな仕事だったと思います。だから、みんな
お金を出して、表具師さんにはりかえをお願いしていたんだと思います」知世は一息ついて、
話を続けた。
「でも、今は障子の紙も、ふすまの表張りも、東急ハンズで売っていますよ。シールになって
いて、はがして貼るだけ。簡単ですね。一人でもできないことはないですし、何人かいたらあ
っというまにできますよ」
ぼくも佐瀬先輩も、知世の話がどの方向に転がっていくのかわからない。
「そして、ここでも、「困難は分割せよ」の鉄則です――室谷先生が茶道口のふすまを開けた
とき、まだ密室は完成していなかったんです」
「あーちょっとわからなくなってきた」
「室谷先生も、よっぽどあわてたんですね。ご自分が茶室の中に入り、ふすまを閉めたら、
作りかけの密室がいやでも目に入ったと思うんですけど・・・」
「名探偵、もったいぶらないでよ」
「これが犯罪にあたるかどうか、あたしにはわかりませんけど、車を茶室に入れて、茶室を
中から留め金をかけて密室状態にした人間を犯人、と呼ぶことにします。そのほうがわかり
やすいですから。
　犯人たち――おそらく複数、というか、茶道部員全員が犯人だと思うんですけど――は、
あらかじめ、茶道口のふすまの中の桟を取り外していたか、人が通り抜けれるくらいの穴を
開けておいたんです。
　犯人たちは、先にあたしが述べた方法で、茶室の中に車を出現させました。そして、
にじり口に、中から留め金をかけました。ここからが肝心です――茶道口のふすまにも、
中から留め金をかけ、桟を取り払ったふすまの中央部を通って廊下に出ました。そして、
シール式のふすま紙を外から貼ったんです」

「でも、それなら、ふすまの茶室の内部に面した部分のふすま紙が破れたままになっている
じゃないの？」
「そうですよ。そこは破れたままでした。室谷先生がふすまを開けた時点でも」
「え・・・あ、そうか。茶道口は片開きだ」
「そうです。破れた部分は、板塀に隠されて、見ることができなかったんです」知世はゆっくり
と、一口一口確認するようにいった。
「あの後、室谷先生は職員室に行った」
「そうですね。その隙を狙って、犯人たちは密室の残りを完成させたんです。あいている部屋
の内側に面した、ふすまの破れた部分を貼りなおした。おそらく、ふすま紙はあらかじめ水屋
にでも入れておいたんでしょうね」
なるほど、密室完成だ。
「あたしたち日本人は、障子やふすまに穴を開けることに心理的抵抗があります。小さいとき
から、そういうことをしたら親にしかられますからね。犯人は、その日本人の心理的抵抗を
逆手にとって、このトリックを実行したんだと思います」
「うん、納得」佐瀬先輩がいった。「でもね、どうしてそんなに手の込んだことをしたんだろうね」

「茶道部員からの、室谷先生に対するおめでとうのメッセージだったんだと思います。直接いう
のは恥ずかしく、また、みんなからおなじことを言われているので、印象にも残りにくい。
だから、精一杯の力で、室谷先生のご婚約をお祝いしたんだと思います」
知世は、ペットボトルの水を飲み干し、いった。

「柊、あたしの誕生日には、そんなに手の込んだことをしなくてもいいからね」

（終）

まとめます。
犯人
・茶道部員を含めた学生有志。学生以外の人間が学校に出入りするのは目立つので、
婚約者共犯説は成り立ちにくい。一方、佐瀬先輩が茶室の鍵を借りたように、学生は理由が
あれば茶室の鍵を使う（そして合鍵を作れる）立場にあった。

動機
・室谷先生に対するサプライズプレゼント

・手段
準備段階として、茶道口のふすまを取り外し、紙をはがして桟を取り外しておく。人一人が
通れる大きさの穴が開けばいいので、桟を全部取り外す必要はない。
車については、知世の推理どおり。
にじり口を内側から留める掛け金は、適当にとりつけたらよい（こちらはダミーなので）。
水屋にふすま紙を一枚隠しておく。
車が完成したら、内からきっちりと留め金をかけ（しかし強引に力を入れたら取れて
しまうくらいの留め方）、ふすまに開いた穴から外に出て、ふすま紙をふすまの外側
（廊下に面した部分）に貼る。この時点では、ふすまの内側（茶室に面している部分）には、
まだ穴が開いている。
先生とともに茶道口のふすまを強引に開ける。本文には「ふすまは勢いよく開き、桟に
ぶつかって止まった」旨の記述がある。したがって、ふすまの穴は、板塀にさえぎられて
見えない。
茶道部員は先生を誘導し、職員室に行くように仕向ける。先生がいない隙に、水屋から
ふすま紙を取り出し、穴の開いているふすまに貼る。シールの部分が残るが、これは水屋
にふたたび隠せばよい。

あとがき（チラ裏です）
肝心のトリック部分が、すぐに見破られてしまったので失敗作かなとも思います。
「ふすまを破る」という行為に、もうすこし心理的な抵抗があるかと思ったのですが、作者の
甘えでした。
あと、知世が東急ハンズ好きだということは、当然文中で描写しなければいけませんでした。

残りの作品ですが、プロットだけ完成しているのがひとつあります。
ただ、とめどもなく長くなるので、ここで発表することができるかどうか微妙です。
犯人あてじゃないしw

目指すところは、人の死なないミステリー、「小市民シリーズ」なんかを目標にしています。

また次回作でお会いできますように。
ご笑覧ありがとうございました。

>>271
お疲れ様です、面白かったですよー。

文中で少し気になった点を。
事件時の茶室内に人はいなかったという記述がなかったので、
そこは言及しておくべきかなと思いました。

次回作も楽しみにしてます。

長編書くときに伏線として使った
ネタ（ついでにハウダニット）みたいな問題があるんですがそういうのでもいいんでしょうか？

あまり長いと疲れる・・・

>>274
それいわれると投下しずらくなる・・・

>>275
無駄に長いと疲れるかもしれないけど
ID:K/t8MAtFさんのは長さが苦痛にはならないからいんじゃね？

ただ、単純に文量で敬遠する人はいるのかもしれないけど

>>275
そうなんですよね

問題出して文句言われるのもあれなんでやめときます

>>277
まぁそういわずに一度投下してみてほしいです。
いろんな書き手さんが競い合い、切磋琢磨することがスレの質的向上につながるかと
思いますので（なんかえらそうな口利いてすみません）。

ぼくの場合、「トリックだけを提示する」のであれば、原文の1/3~1/5でいけると思う
んですよ。
でも、ぼくが書きたいのはトリックだけではなくて、「小説として最小限完成しているか否か」
ということも考えて書きたいんです。
トリックだけなら先輩がお茶立ててるシーンまるまんまいらないことになりますけど、あそこも
含めて楽しんでほしいなーと。贅沢なんですけど。勝手なんですけど。

長文だからって文句言う人はいないですよさすがに
誰も出題しないで過疎化するよりよっぽどいいですって

>>271
乙です
生徒はグルじゃなくもろ犯人だったんですね
おもしろかったんでまた次回も期待してます

んーじゃあ出そうと思ってた問題は設定が結構こっているので（雪と氷の密室）
やめときます

>>280
ちょっと燃える設定じゃないですか。
いろいろ想像が膨らむじゃないですか。

推理してみると、
実際は具体的作品アイデアが進んでいるわけではなくて
やめときますを言うのが目的ではないかと

>>282
推理するなら、まずは情報>>273を確認してからだよ

いま、別の問題を即席で考えています
それならそこまで長くならずに済むかと思うので、できたら投下するかもしれません
（完成度は低いと思うのであしからず）

>>283
現在与えられている情報（レス等）からの推理でした

馴れ合いが長くなると、新参者が入ってきづらい雰囲気になるからほどほどにしようぜ

アイディアのある人はもったいぶらずにバンバン問題を出すこと
このスレッドは問題がなくなるとすぐに過疎るからね

出し惜しみというか「書いていいかな？」を続けてると
書く書く詐欺や誘い受けみたいであんま印象良くない

書いちゃいけない理由なんて規制以外にないんだぜ

まあまあ。
何より出題者がいなきゃ始まらないわけだし、
あまり催促しなさんな。

と言いつつ。
文章量はあまり気にしなくてもいいんじゃない？
読むのが苦痛な量になったら自然スルーされるだろうし。

それじゃ短い問題を一つ。

日米交流パーティーが開催されていた米国シカゴのホテルの休憩室で、
マイケルさんが撲殺されているのが発見された。
マイケルさんは、現場に「Atlantic Wo...」と、ダイイングメッセージを残していた。
...の部分は書きかけで、途中で力尽きたようである。

容疑者は、死亡推定時間にパーティーを離れた、以下の日本人4名。
オオヒラ・ヒロシさん、ショウジ・カエデさん、タチバナ・フミカさん、ヨネタ・ケンさん。

パーティーでは皆名札をつけており、マイケルさんは簡単な日本語は読めたという。
さて、ダイイングメッセージが示す犯人は誰？

名札の表記は英語？日本語？

>>291
日本語です

>>290
作者がスペルミスを含む大きな勘違いをしているという事はない？

漢字ですか？

>>293
スペルミスは無いですよ

>>294
漢字です

動植物などの知識は必要？

>>296
動植物の知識はいらないです。
名札が漢字ということと、もう一捻りしてもらえれば。

なお、マイケルさんは個々の漢字は読みや意味がわかるが、
熟語や成語になると意味がわからない程度の日本語レベルです。

つーことはちょっと強引だがショウジさんですか

>>298
理由も教えてください

ショウジ
↓
東海林
↓
東海（アメリカ人にとっては大西洋＝Atrantic）
林（Woods）

なんてね

しまったAtlanticだった

>>300
正解です。素晴らしい。あっさり解かれてしまいましたね。

最初は、苗字か名前かわからない名前ばかりにして
姓-名と名-姓の順番の誤魔化しも想定してたんですが、
その方が難易度が多少上がりましたかね？

ご回答ありがとうございました。

AtlanticWo***で何か動物か植物の名前（カエデ、タチバナなど）になるのかと思って
いろいろ探しました。
AtlanticWolffishくらいしか見つからなかったので、そいつの別名でオオヒラとかケンとかあるのかなと思った

動植物名は英語も日本語も思いがけない呼び方が多いので、個人的にはそこの壁が高かった

わからなかった

オオヒラ・ヒロシだと思ってずっと考えてた

漢字だと大平洋で
｢平｣が｢西｣に見えたとか考えてました

>>303
ああなるほど、オランダミツバとかみたいな、
そういう感じですね。

>>304
東側が太平洋の国で上手いこと問題を作れば、
もっとミスリードできたかもしれませんね。

アメリカ人にとって太平洋は東海かー
なるほどね
地理弱いからこの手の問題むずいなｗ

アメリカ人にとって東側に大西洋があるんだよ

良問

即席で作った問題を投下します
相当読みにくいと思いますがご了承を

今日も疲れた。なんで空中ブランコなんてやってるんだ俺。ガチャリ。楽屋のドアを開けると不快な熱と湿気が顔面を包む。
「ようブランコ」
「よう猛獣使い」
「今日もお疲れかい？」
「ああ、団長の口車にのせられて空中ブランコなんてもんを選んだことを後悔してるよ」
「あーあれか『空中ブランコは危険手当をつけるよん♪』とか言ってたやつか」
「そそ、でもお前も危険手当もらってんだろ？」
「仮にも"猛獣"使いだからね。てか、なんやかんや言ってほぼ全員に危険手当ついてると思う」
「マジか、クッソあのペテン師。でもいーよなーお前は、一回手懐けちまえばあとは場を盛り上げてムチ叩いてればいいんだからよ」
「そんなことはないけど……まぁ少なくともお前よりは楽だと思うぜ」
「だろ？」
話しながらも着替えをする。
「おいおい、早く着替え終われよ。団長のとこ行かなきゃならねぇんだからよ」
「ああ、今日でここでの公演終わりか」
「給料日くらいおぼえとけってーの。今日こそはヤツから搾取してやるぜ」
うちのサーカスは同じところに一ヶ月弱滞在し講演をする。そして、その場所での最後の公演日に給料が支払われるのである。つまり今日は給料日というわけだ。
ところが、ウチの団長はなかなか曲者で普通に給料をくれたりはしない。
ポーカー勝負をさせられるのだ。一回勝負でベット金額は給料（危険手当も含む）の1割、途中でレイズしたければレイズしても良い（上限は給料の5割まで）。
この猛獣使いが何を意気込んでいるかと言うと、このポーカー勝負で5ヶ月連続で大敗を喫しているためだ。
俺はどちらかと言うと儲けて側の人間なのでこのシステムはとてもありがたい。
着替え終わった俺は紙コップになみなみ注がれたぬるい茶を飲み干し、負け犬……ではなく"猛獣"使い（本名・犬飼勇気）と団長室に向かった。
コンコン。ノックをする。反応がない。
「ん？いないのか？」
「入って待ってよーぜ」
「いや、やめとこう。先月ピエロのやつが勝手に団長室入って1ヶ月停職（？）になってるだろ」
「あー、確かにそんなことあった気が……」

「団長がキレたことくらいおぼえとけってーの」
「意趣返しのつもりかよテメェ。でも、勝手に入っただけで1ヶ月休まされるって流石に厳しくね？」
「あの人は異常なくらい礼儀に厳しいからな……」
「まぁな……この前なんか客にまでキレてたしな」
「タクシーの席順とかもうるせーのなんのって。あ、キレてたで思い出したけど、この前……」
どうでもいい話で団長が戻ってくるまでの時間をつぶす。10分がたった頃だろうか、後ろから声をかけられた。
「そんなとこに座り込んで、どーしたの？」
「ああ、由美か」
声の主は管野由美、このサーカス団のMCやナレーションを担当している「お姉さん」だ。
「団長が居ないみたいでさ」
「団長？いないの？給料日なのに？」
「そう、それで困ってんだよ。今日こそは勝つつもりで来たのによ」
「そりゃがんばって。でも、それは困ったね。中覗いてみる？寝てるのかもよ」
「トイレだったら流石に戻ってきてるしな。でも、覗くのはまずくないか？」
「だいじょーぶだって！」
カチャリ。
「あ」
この女、開けやがった。これを団長に見られて仕事休ませられたらどうしてくれんだ！
「大丈夫大丈夫、やっぱり団長寝てるみたい」
団長は椅子に座り、テーブルに顔を伏せていた。
「なんだ、良かった」
「とりあえず起こしてあげないとね」
由美は部屋に入り団長を起こしに行く。
「勝手に入るなって、怒られるぞ！（小声）」
「だいじょーぶだいじょーぶ！おーい、だんちょー、あーさでー……」
由美の軽快な声が途中で途切れた。

「ん？どうかしたのか？」
「うわぁぁぁ！！！！！！！！」
「どうした！？」
「……ちが……」
「ちが？」
「血！団長の頭から血が！」
「なんだって！？」
俺と勇気は慌てて、団長に近づいた。
「……これは……」
「死んでる……な、多分」
「誰がこんなことを……」
団長はジョーカーを右手に握り締めて死んでいた

皆が閉口してしまい、長い沈黙が続いた、いや、実際には1分にも満たない短い時間だっただろう。沈黙の時間とは長く感じてしまうものだ。
静寂を破ったのは勇気だった。
「ポーカーの最中に殺されたみたいだな」
テーブルの上には団長の側にスペードのJ,ダイヤのJ,ハートのJ,白黒印刷のジョーカー,ハートの3の5枚が、向かい側にクラブのK,ダイヤのK,スペードの6,ダイヤの6の4枚が表向きで置かれていた。
「全部オープンになってるから最中と言うよりは決着がついてからって感じかな。」
俺は勇気の言葉を軽く訂正する。
「この団長の手のよさを見るに、イカサマをしたと思った相手がキレて殺したんだろうな。」
「確かに手が良過ぎる。4カードなんてなかなか見れるもんじゃない。ただ、それだけで殺すか？」
「多分、相手はレイズしまくってたんじゃないか？4枚しかないこの状態では2ペアにしか見えないが、足りない1枚は多分団長が握ってるジョーカーだろう。
てことはフルハウスだったわけだ。そのレベルの手だったらたいてい勝ちを確信する。それで掛け金を引き上げまくったところで、団長のこの手だ。気が動転する気持ちもわからないでもない」
「なるほど。なんだったら、自分にいい手を入れさせてレイズさせまくるとこまで策略・イカサマのうちだと思ったかもな」
「動機はとりあえず、そういうことにしておいて情報を整理して誰が団長を殺したのかを考えよう。」
団長の頭の横に血まみれのガラス製灰皿が置いてある。凶器はこれと見て間違いないだろう。見たところ殴られたのは頭に一回だけ。と、てっきり忘れていた。ジョーカーについてだ
「なぁ、このジョーカーどう思う？」
「普通に考えてダイイングメッセージだろ」
「だよな」
「団員からこれに関係ありそうな人を全員挙げてみようぜ」

団員の中で関係ありそうな人は以下の4人であった
赤井純也（あかい　じゅんや）・空中ブランコ（イニシャルが「J」だから）
熊谷満（くまがい　みつる）・ピエロ（ジョーカー→ピエロ）
剣持太陽（けんもち　たいよう）・火の輪くぐり（大富豪ではジョーカーはスペードの3に負ける。スペードは剣で3→さん→sun→太陽）
荒井力（あらい　ちから）・人間大砲（ジョーカーはワイルドカード→ワイルド→荒々しく力強い→荒井力）

「どれもこじつけばっかりだな」
「ダイイングメッセージなんてそんなもんだろ」
「とりあえず、満ははずしていいだろう」
「今いねぇもんな。一番きれいにダイイングメッセージが当てはまるのはコイツなんだけどな」
「今、アイツの自宅に電話してみたけど普通に出た。最初に嫁さんが出たし、会話がちゃんと成り立ったから、何か細工してるってことはないだろう。あいつんちからここまでは飛行機で1日以上かかるからあいつが殺すのは無理だ」
「じゃあ残りの3人からか……」
「純也が一番ありえそうだな。「J」okerからイニシャルが「J」って言う解釈。しかも赤いほうのジョーカーだから苗字のほうにもかかる」
「けどよ、それだったら自分の手札にあったダイヤかハートのJでいいじゃねぇか。わざわざ相手の手札から取る意味がわからねぇ」
「じゃあ太陽か力か？こじつけが無理やりすぎるし、この2人の場合でも相手の手札から取る意味がわかんねぇ自分の白黒のジョーカーを使えばいいだけだ」
俺たちは考え込む。
満はありえない……。
容疑者は純也・太陽・力……。
わざわざ相手の手札から取る意味……。
赤いジョーカー……。
「ねぇ」
いきなり話しかけられたので一瞬反応できなかった。由美が久しぶりに口を開いていたのだ。
「この窓って閉めたほうがいいよね？風でカードが飛んじゃったりしたらアレだし……」
「ん？ああ、そうだな」
この部屋には1つだけ窓があり、開けっ放しになっていた。
よくカードが飛ばなかったものだ。団長の体が風よけになっていたのだろう。
窓を閉じると風がなくなり、血の臭いが気になるようになってきた。
……ん？風……？
窓……？
何かがおかしい。なんだ？何がおかしいんだ？
……そうか、そういうことか。あのジョーカーはそういうことか……。

ジョーカーといえばババ
容疑者リストには出てなかったけど
動物曲芸・馬術の馬場さんが犯人かも！

なんてアンフェアなｗ

窓
そして風
窓から空中ブランコで逃げた赤井純也

難しいけど即席なのか

犯人は語り手のブランコ

赤井とブランコ（白という意味）はペアで空中ブランコをしている
ジョーカーは赤（赤井）と白黒（ブランコ）のペアになっており、
団長は「相手の赤いジョーカーの手（札）を掴んだ」
つまり空中ブランコで赤井の手を掴む人＝ブランコを示している

ただ赤井を示すなら赤のJが一番誤解がないからこれを使うのが楽
剣持なら誤解されにくい手札のスペードのJとハートの3でも示せるはず
自分の手札のジョーカー１枚だとワイルドカード（荒井力）なのかブランコなのか曖昧
どうしても相手の手札が必要なのは犯人がブランコの場合だけ

ダイイングメッセージって書きやすいんですかね？
そういえば、金田一少年にはダイイングメッセージもの掃いて捨てるほどあるけど、
QEDでは一作しかありませんね。
作者の美学でしょうか。

犯人当てはさっぱりわかりません。

犬飼勇気とお姉さんも怪しいけどな

やはりそう読んできましたか

これだけの条件でその3人から1人を絞るのは無理。じゃあ、他の登場人物
語り手、犬飼、由美（ついでにピエロ）の誰かだろう、と考える

ここまでは予想通りでしたが、正直語り手に行くとは思いませんでした
俺の予想していた誤答は
ジョーカー→ババ
ところで由美さんって何歳なんでしょうね？
熟女なら団長が彼女のことを「ババ」と呼んでいた可能性はある
つまり由美さんは実は熟女でそれをさして「ババ」、つまりジョーカーを握りこんだ

とかかなーと思ったんですが

>>316さんのだったら
自分の手元にあるジョーカーも組み合わせて
赤いジョーカーと白黒のジョーカーを並べておき、白黒のほうを指す
といった感じのダイイングメッセージになるかなと

そもそも、風で飛ばされるかもしれないダイイングメッセージはおかしい
これは犯人の工作である
（自分以外の複数人が当て嵌まるダイイングメッセージ）

風で飛ばされる前に発見させたい犯人
一番に現場に入るよう促し
窓を閉めるよう行動した
お姉さんが怪しい！

タクシーの順番っていうのが伏線？なんか関係あるとおもうんだけど

>>320
もし、ポーカーの盤面すべてをひっくるめてダイイングメッセージならそうでしょうね
でも、握りこんだジョーカーだけで成立するダイイングメッセージであれば飛ばされることはないでしょう

>>321
お、いい読み方をしますね
「一見どうでもいいような文にヒントが隠されているのかも」
いい発想だと思います

１、窓が開いていた理由
２、団長は異常なくらい礼儀に厳しい

ダイイングメッセージはひとまずおいて、
このへんが鍵かな？

以下、強引な推理
犯人は猛獣使い。
５ヶ月連続で賭けに負けていた彼（彼女かも）は、イカサマを使おうとしたが、ルールに厳しい団長に見つかり大激怒。
解雇を言い渡され逆上して殺害する。
その時団長は赤のジョーカーを右手に握り締めるが、カードの種類に意味は無く、犯人が仕事で右手にムチを使う時の暗喩。
猛獣使いはそれを誤魔化すために他の団員も容疑者にすべく
偽装工作を行った。
窓を開けたのは、仕事後で体に染み付いた獣の臭いを散らすため。

う〜ん、無理があるなやっぱり。

・答えは鋭意考慮中、まだない

でどうかな？

ダイイングメッセージは犯人が作ったもの
団長は礼儀に厳しいので？カードは強い順に並べるはず
スペード、ダイヤ、ハートという並びにはしない

犯人は由美
普通、知り合いが頭から血を流してたら、叫ぶより安否の確認をすると思う

ジョーカーがダイイングメッセージじゃなく
残ったクラブのK,ダイヤのK,スペードの6,ダイヤの6の4枚が何かを意味するんじゃないかな？
そうすればわざわざ相手からＪ取ったことに説明がつく
共犯？

>>323
自分もそれは無理があると思います

>>324
論外ですね

>>325
礼儀正しいと几帳面は違うと思います
ついでにスペード、クラブ、ダイヤ、ハートで並べる人って結構いますよ
あと、語り手のMr.ブランコ（彼が外国人で名前も「ブランコ」とか言う意味のないことしても面白かったかも）
が言ってるだけなので順番はその通りじゃないかもしれません
流石に理由がざっくりし過ぎですし、安否の確認をするほうが冷静すぎて犯人っぽいと思います

>>326
これだけの条件でその3人から1人を絞るのは無理→じゃあダイイングメッセージは違うところにあるのでないか
といった考え方でしょうかね。いい考え方だと思います
共犯ではないです。共犯ってずるい感じがして好きじゃないんですよね

書いたときにも思っていましたが、流石にこれだけで解くのは無理な気がしていたので一応ヒント

>>322

途中で書き込んでしまった
しかも、2回連続でコテハン付け忘れたｗ

サラリーマンって大変だよね、会議室でも車移動でも宴会でも上司をたてなきゃいけないんだから

ジョーカーは一番強い手札。
サーカスで一番強い権力を持つのは団長だが、怖がらない人が一人いる。
それはお姉さんの由美。おそらく団長の嫁さん。
勝手にドアを開けているし、語り手もその時自分のことだけを心配している。
同格で女だから団長は赤い方の札を握りこんだ。

・・・いや駄目だ。窓の件が説明できないな。

まさか…ですが。
ヒントの方を繋ぎ合わせると、
由美さんは何歳なのでしょう？→ジョーカー=ババ、由美さんは団長よりも歳上で
(裏では悪口混じりに)ババァと呼ばれていた。
テーブルに突っ伏して寝ているように見える+その状態ですぐに頭の血に気付かなかった
=団長は手前の席に座っていた
手前(入口近くの席)に座るのは、相手が目上(歳上)だったから=団長は礼儀にこだわる
他の団員は、身体を使った演技者なので若い=団長よりも歳下である
なので、犯人は由美さんというのでは…

もしそうだとすると、本文の方にかなりの量のアンフェアな部分が…

>>331
違うけどいいとこついてます

>>330
そうだったらドアを開けるときに忠告はしないですし、開けられても心配することはないでしょう

>>331
説明つかないところが出てきますね
それに、由美さんが団長より年上の可能性があるんですから他の団員が年上の可能性があってもおかしくありません
もしかしたら団長は子供かもしれませんし、逆に団員がお年寄りばかりというのを売りにしたサーカスだったのかもしれません（超面白そう）
まぁどちらにしたところでサーカスと言う組織の中では団長がトップです。年齢は関係ありません。組織で大切なのは役職・肩書きです。50歳の課長より30歳の社長が偉いんです
団長を超えられる人がいるとしたら、場所を貸してくれている土地の持ち主かホールなどのオーナー、スポンサーくらいでしょう
（「お客様は神様」なのでお客もかな？）

叙述トリックが使われている可能性はありますか？

否定していないし、アンフェアではない以上「可能性」はあるでしょうね
前に言ったように年齢が〜とか、ブランコは外国人とかありえるくらいですし
（実際はみんな日本人ですし、年齢もふざけた（っていうのも変だけど）設定にはしてないです）


「お姉さん」を「おねえさん」と書いて実は女じゃなくて「オネエさん」でオカマとかやっても良かったけど
本筋に関係なさ過ぎたんでやめましたｗ

この問題はもっと素直でいい（いいのか？）と思いますけどね
現場を図に描くとちょっとだけ分かりやすくなるかも

"猛獣"使い、という描写が気になった。
猛獣の種類は何だ？と思わせようとしているのか？

ジョーカー→ピエロという連想はストレートなのでほぼ無変換とみなして、ピエロの名前熊谷から熊
というダイイングメッセージではないか？
白黒のジョーカー(熊)で猛獣=パンダと仮定すると、実はこのサーカス団は中国で興行をしている
中国のサーカス団である。(日本人出演者が所属しているだけ)
ピエロが家から興行場所に向かうのに、飛行機を使っても1日以上かかるというところから、日本国内
ではない可能性が高い。

団長が異常なまでに礼儀にこだわるのは、中国の儒教思想からという事で、団長は中国人だった。
(儒教思想が根深く残っているとすると、年寄りの中国人？)
窓を開けたのは、自分の身体に染みついた動物の臭いが残るのを恐れた為、犯行後開けて逃げた。

これで完璧!!と思っていたら、読み返してみたら白黒ジョーカーではなくカラージョーカーを掴んでいた…
やり直します。

「猛獣使い」は結構一般的に使われる言葉だと思います（多分！

あと、パンダって保護されてませんでしたっけ？
手に入れるのがまず無理ですし、手に入れてもサーカスに使ったとしたらバッシングの嵐だと思います（汗

ジョーカーが二枚入っていたのが気になって仕方ない・・・

そろそろ正解さらしたほうがいいですかね？
正直俺が回答者側だったら解けなかったと思いますｗ

>>337
"猛獣"とわざわざ、括っているところに意図を感じたんですね。

もし世界中でパンダをサーカスに使える国があるとしたら、中国だけでしょう(それと
ワシントン条約に加盟していない国)。現在だと野生のパンダを捕まえると大問題になると
思うけど、過去にパンダを使ってサーカスを興行した経緯があってその子供なら、問題に
ならないような気がします(根拠無し)。

実は>>336でほぼ正解で、猛獣使いはパンダ使いじゃなくて素直に熊使い。
団長は興行場所が中国なだけに、白黒ジョーカーを掴むとパンダと誤解される事を
恐れて、わざわざ相手の手札のカラージョーカーに手を伸ばしたという事か？

んじゃ最後に悪あがきの推理を

>>310の「客にまでキレてた」の相手が犯人
その時のことをクレーム入れにきて犯行までエスカレートした

ぼくはギブアップです。

>>340
""あれについては「猛獣」使いなのに「負け犬」と言うのを皮肉った点を強調したつもりでしたｗ
んー分かりにくかったか

ジョーカーから熊にはつながらないと思います

>>341
それじゃあポーカーはしないでしょう
他の人に疑いの目を向けさせるのであればこんな変な状況にはせずに団長側4枚、相手側5枚で手にエースでも握らせるかなと
（とりあえずエースを握らせてばリーダー格の人間が疑われる。客なのだからピエロがいないことは知っていたはずですし）
それに、それだと計画的な犯行と言うことになりますが、凶器が灰皿という現地調達のものを使っている時点で突発的なだと思われるのでナシですね

自分もギブアップです
さっぱりわかりません

やっぱりあまりいい問題じゃありませんでしたね
即席なので大目に見てもらえるとありがたいです

賛否両論（おそらく否が大半を占めることでしょう）でるであろう解答編にいきます

ブランコは純粋に名前で、こいつがオーナーで犯人だった
空中ブランコを団長に許可して始めさせただけで空中ブランコを実際にやってるわけじゃない
サーカス団を使って儲けてる側で、犬飼とは古い親友だった
やっていたカードゲームはポーカーではなくジジ抜きで、接待ジジ抜きにかっとなり殺した

とか考えたけどそうでなければ説明がつかないという事柄やその必要性が読み解けない
そう捉えることも曲解すればできなくはないって程度なんだよなぁ
唯一解がない曖昧な問題を解いている気分になっちゃう


それなら>>316で、>>319には風があったので飛ばされないようにしたと理由をつけた方が納得できる

まず、なぜ相手側にあるカードを握っていたのか

実は団長は自分側のカードを掴んでいたのです

ではなぜ、団長側が5枚で相手側が4枚なのでしょう
それは団長の席が変えられていたからです
本当は4枚しかない方で死んでいたのに、犯人の手によって位置を変えられたのです

これは一応ヒントとして
「礼儀に厳しい」「タクシー……」→団長はちゃんとした席順（上座下座）で座る
団長が風よけに→窓は団長の背中側になったことになる
ここで少し変な点が生まれます
窓がある場合は「窓の外の景色を見れる側」が上座、すなわち偉い人が座るところになります
最後の最後に窓の話をむりやりとも思えるような感じでねじ込んできたところに違和感を覚えれば
もしかしたら気づけたかも知れません（無理くせぇ）

続きます

>>347
相当序盤から空中ブランコやってるって書いてますよー
ジジ抜きだったら2枚同じカードが手元にあるのはおかしいかな

続き
さて、ここでよく分からない点が出てきますね
1.犯人の側が勝っているのに、なんで殺した？
2.なんで席をいれかえた？それ以前に、そんな労力を使うならカードだけ入れ替えればいいじゃないか

勝ってるのに殺した理由です
実は犯人は決して団長を殺すつもりなどなかったのです
彼らの推理通り団長はイカサマをしていました、自分の手にフルハウスを入れたのです
せっかくイカサマをして強い手を入れたのだから、できるだけ相手にレイズさせて金をたくさん吐き出させようと思った団長は
相手の手にJの3カードを入れたのです
3カードと言うのは役の強さ順で見たとき（役ナシを除いて）下から3番目と言う、低い位置に居ますが
実際にポーカーをやってみると3カードは意外と強いしフルハウスへの昇格があるので、相手はそれなりに攻めてきます
たとえフルハウスにされたとしても、フルハウス同士になったときは3カード部分の強さで勝負になるのでKを持つ団長が勝ちます
これで団長は完全に油断しました
まさかのジョーカーで4カードが完成していたのです
イカサマをしている人というのは相手のイカサマを疑うものです
このとき団長は疑いました『コイツもイカサマを？』『俺を出し抜こうなんてふざけてやがる』
団長は激昂し、手元にあった灰皿を振りかざしました
静止を図る相手は団長の手から灰皿を奪い取った……ところまでは良かったのですが、その拍子に団長の頭に思い切りその灰皿をぶつけてしまいました
団長の頭から大量の血が流れ出る
団長はこの相手を完全に疑ってかかっています。頭に灰皿をぶつけられたのも意図的なものだと疑っています
朦朧としていく意識の中で自分の手元に有った赤いジョーカーをダイイングメッセージとして握りこみました

続く

あー説明下手や俺

さて2.の方の説明です
犯人はその瞬間（ジョーカーを握りこんだところ）を見ていました
……まずい、このままでは俺殺したのだと思われる
この野郎思いっきり握りこみやがって、取れそうにないな。取れたとしてもこれじゃあくしゃくしゃになっちまってることだろう
これだけがくしゃくしゃだったら流石にダイイングメッセージだとばれる
だからといって他の全部のカードをくしゃくしゃにしてカモフラージュするのにも無理がある
時間がかかりすぎて誰かが来たらアウトだ
何か方法は……
そこでひらめいた
カードを入れ替えてやればいい。カードを入れ替えてやればわざわざ相手のところからこのカードを取ったことになり
そうすればこのダイイングメッセージはこのカードじゃなければ作れないということになる。
俺のことを指すなら俺の側に有る他のカードでもダイイングメッセージを作れし、そっちのカードのほうが合っている！
俺のことを指すのだったら合ってるカードが手元にあるのにわざわざ相手の手札から取る必要はないと、俺は容疑者から外れる！
ところがカードとテーブルには血が飛び散っていて、カードを下手に動かせば変な血痕の残り方になる
ならば人を動かしてしまえばいい
そして団長を自分の席に座らせた

続く

さて、ここで犯人が誰かを考えてみよう
容疑者は三人
赤、Jの赤井純也
スペ3返しの剣持太陽
ワイルドの荒井力
このなかでこんなことをやる必要があるのはただ1人
赤井だけである
赤井はこれをすることによって自分を特定できなくさせることができる
しかし、残りの二人はむしろ赤井が容疑者から外れてしまうため、逆に不利益をこうむる


こんな感じです

さらに付けたし
いくらなんでも団長幼稚すぎね？
人一人動かすくらいより全部くしゃくしゃにするほうが楽じゃね？
てかそんなんで死なねーべ！

そんな反論を予想して先に言っておきます
実は団長は子供でした
設定をつけるなら父が元々団長で不慮の事故で死亡、そのあとを継ぎまだ幼かったが息子が団長に

子供なので行動が幼稚なのは当たり前
子供1人動かすくらい空中ブランコをしている人間の筋肉では余裕のよっちゃん（古
殺す（故意に殺したわけじゃないが）のも容易

礼儀に厳しかったのは子供だからこそ
仮にも団長なのにいつも子供扱いばかりされてたので、それが嫌で礼儀に厳しくなった


さぁ、批判でもなんでもこいや！（ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

あのー
「洋室において、窓が見える席が上座になる」というのは、一般常識ではないように
思われます。

上座、下座の関係から犯人を特定するという大まかな流れは面白いアイディアだったけど、
仕上がりはかなりのダメミスだなあ

ジョーカーのカードで荒井と剣持が怪しいと思う奴なんて普通は居ないし、
それを織り込み済みの工作なんて無理がありすぎる

あと、イカサマ云々言うならイカサマの具体的なトリックを考えて、
そのトリックが使われた証拠を文中に明記しないと、推理ではなく勝手に言ってるだけになる

>>352
窓は最初から開いていたの？
それとも犯人が脱出する時の閉め忘れ？

ビジネスマナーだからokかと思ったんですけどね
大人なら絶対に知っておかなきゃいけないことですし（自分は学生ですが）

それにそこはあくまでヒント的なものですし

あと気になったのは、カードは別にくしゃくしゃにしなくても、
適当にかき混ぜればいいんじゃないのかな？
変な血痕の残り方になっていても、どうせ殺人なんだから
むしろ席の入れ替えをした方が、流血の場所がズレて
バレる可能性が高いと思うんだけどな・・・う〜ん

>>354
即席なのでｗ

別にそれを考えていなくてもいいんですよ
自分の容疑をはずせればいいだけだったので

そこについては流石に入らないと思うんですけどね
イカサマなんていくらでも方法ありますし
一番簡単なものならディールシャッフルしたら下数枚が想定していた形になるようにしておいて、
ヒンズーシャッフル時にその数枚が上に来るようにしてやるとか
配るときに山札から出してるように見せて袖から出すとか

>>357
適当にかき混ぜたところでくしゃくしゃになったジョーカーはくしゃくしゃのままですよ？
殴りかかってきたのでむしろ前のめりになっていて、犯人側のほうに多く血が流れています
移し変えた方がむしろ自然になるくらいです

タイプミスった

入らない→いらない

>>348
＞窓がある場合は「窓の外の景色を見れる側」が上座、すなわち偉い人が座るところになります。

それは違います。和室の場合は床の間を背にした場所が上座になるので
必然的に「窓が見れる側」が上座になることが多いというだけです。
この事件は椅子に座りテーブルに顔を伏せていたので、おそらく洋室でしょう。
洋室の場合、「窓が見れる側」が上座にはなりません。
出入り口は、当然ながら廊下に接していて、窓はその反対側なのが普通です。
窓が見えるからといって出入り口を背にした廊下側が上座になったりはしないからです。
上司などが窓を背に座るのさえ普通です。
よって洋室では、窓が見れる側が上座とはなりません。

>>349
解答乙です

>>347はこう見たからです
>なんで空中ブランコなんてやってるんだ俺。
割に合わないのになんで空中ブランコを営業してんだ、の意味です

>団長の口車にのせられて空中ブランコなんてもんを選んだ
経営者視点で演目に空中ブランコを選んだことを後悔してます

>俺はどちらかと言うと儲けて側の人間なので
イカサマを指示している黒幕です

>仕事休ませられたらどうしてくれんだ！
自分ではなく親友の勇気の心配ですね

自分の想定していた窓の位置は出入り口の向かいではなく入って左手でした

あと、それはあくまで「原則」であって「例外」と言うものがあります
出入り口側に座ることはあります

>>349
ジジ抜きに関して
机にあったのは揃った後の捨て札と、手からこぼれ落ちた手札の一部
風で一部のカードが飛んでポーカーに見えただけって偶然

理由は気になるほどの風が吹いているのに窓を開けたままポーカーをするはずがないから
クローズドポーカーなら捨て札は見られたくない、スタッドポーカーなら手札も危険ですよね
だから手元にカードを持ち、捨て札が見られてもいいゲームをやっていたんではないかなぁと

>>361
危険手当が〜
の件でその線はナシでしょうね
オーナーだったらむしろ手当てを出さなきゃいけないのはデメリットです
それで喜ぶのはやってる本人だけです

>>358

→相手の手札からわざわざとった

→たくさんのカードの中からわざわざとった

勘違いさせるなら一緒のことじゃないかなと思って

>>363
偶然の度が過ぎるかなーと
相手のところに4枚自分のところに5枚がうまいこと残ってあとは全部きれいにどっかにいった

捨て札や山札の上におもりをのっけたりとか、箱に入れておくなど対処法はいくらでもｂ

>>365
前にも言ったように、血痕がずれるので工作をしたことが見え見えになってしまいます

>>358
>そこについては流石に入らないと思うんですけどね
>イカサマなんていくらでも方法ありますし

ちょっと待てい。イカサマをやっているような示唆が無かったら、
イカサマがあったかなかったか判定できないだろー。

推理クイズってのは、書いてある文章だけから解答を”論理的に”推理できないといけないの！

「5連敗、しかも大敗」とかイカサマしたんじゃね？という趣旨のことを言ったり
示唆するところはあったかと

一応筋道を立てて考えてますよ

あと他の人も書いてたけど、
死体を動かす方がカード動かすよりもよっぽど血痕関係は矛盾が起きるぞ
検視ではどっちの方向から血が飛んだかも分かるわけだし

他にも死直後に死体を圧迫すると特有の斑紋ができるから、
死体を移動したことは今の科学捜査だと一発でわかる

>>369
「団長はイカサマをしていなくて、相手がイカサマをしていて、
団長の馬鹿勝ちを相手がイカサマだと疑った」
って言うのが、今回のあらすじなんだよね。

このことが、今回の問題文から論理的に導けるかあ？

>>370
日本の警察なら……ね

言い訳ばっかだな
叙述スレから流れてきた人に違いない

>>371
すいません、本気でなにを言いたいのかが分かりません

>>373
皆さんが揚げ足とろうとするからですよ

>>374
>>371については勘違いです、ごめんなさい。

改めて聞きたいんですが、
「団長が先に手を出した」ことがわかる証拠って文章中にあります？

即席って何度も言ってるし
細かい所いつまでも質問するのやめたほういいと思います

出題者さん疲れると思います

細かい所いつまでも質問されるの嫌がって
新しい出題者現れなくなるのは避けたいです

>>376
ないですけど、それをアンフェアと責めるのですか？
（サーカスの団員とはいえ仮にも）一般人がこの現場を見てそれを理解できる方がおかしいですし
ちゃんと順序だてていけば団長から手を出すのが自然になるんです

>>一般人がこの現場を見てそれを理解できる方がおかしいですし
文章からは推論できないことを回答させる問題のことをアンフェアって言うんです。

それと、ちゃんと順序だてていけば自然になるということは、
何か証拠がある場合にしかありえないですよ。

>>377
彼は即席だと言っていますが、
論理的であることも同時に主張している以上、質問されるのはやむなしかと。

僕はもうやめますが。

>>377
まあ気持ちは分かるけど、細かい点を積み重ね疑問と反論を繰り返すのが
推理だから、ある程度は仕方ないよｗ

ともかく ◆oSQ23UcMToさんはお疲れ様でした
こんな時間まで付き合ってしまいましたｗ
次回も楽しみに待っています

>>366
犯人がポーカーに見せかけるように残したかもしれません
まぁそれにジジ抜きじゃなくてもいいんです

おもりも箱も特に描写になかったという点
お姉さんが気にする程度には風が吹いていたという点
この状況をうまく説明できるトリックかとこちらが行き過ぎた愚考をしただけです
見事に引っ掛かりました


解答を聞く限り、
血痕でカードは動かせなかった点
でも死体は方向を移動させて問題ない点
椅子と窓と扉の正確な位置関係
この三つが問題文から分からなかったのは残念です

でも私個人としては頭の体操になりましたし面白かったです
次回作に期待しています、ありがとうございました

>>379
そんなこといったら結構な数のミステリがアンフェアになりますよ
順序だてて考えることが可能なレベルの材料はちゃんと与えてます

なるほどねー
結構賛否両論ですがスレ盛り上がっていいんじゃないでしょうかｗ

入れ替えられたのチラッと思いついたんでかけばよかったかな

>>352

＞実は団長は子供でした
アホですか。
いや、こういうバカバカしいのは一つの作風としてアリではあるんだけども、
そうだとしても展開のバカバカしさと、作りの稚拙さは違うと思うんだよね。
後付けで言い訳をどんどん積みかさねてるようにしか見えない。

核心である上座下座ってアイデア自体が上手く作り込めてないのが致命的じゃないかな
>>349なんてアンフェアというか、作者の脳内完結もいいところだし
>>351もかなり恣意的な条件絞りを作中人物の赤井が共有したうえでないと成り立たなくて
ダイイングメッセージとしてアバウトすぎる。ポーカーの手なんかも、自己満足になってるんじゃないかな。
思いついた本人からすれば自分の中で理屈は綺麗に繋がってるかもしれないけど
解答（特に>>348-351）あたりを第三者の目で読みかえしてみると良いと思う。

ジョーカーからの容疑者の推定が
＞熊谷満（くまがい　みつる）・ピエロ（ジョーカー→ピエロ）
＞剣持太陽（けんもち　たいよう）・火の輪くぐり（大富豪ではジョーカーはスペードの3に負ける。スペードは剣で3→さん→sun→太陽）
＞荒井力（あらい　ちから）・人間大砲（ジョーカーはワイルドカード→ワイルド→荒々しく力強い→荒井力）
と相当苦しいものがあるにもかかわらず、かなりメジャーな「ババ」を提示できてないのにあとから
＞俺の予想していた誤答は
＞ジョーカー→ババ
こんなこと言ってる時点でなんとなく出来は予想できてたけど。

力作ではあるんだろうけども、自己完結部分をなんとかしないとせっかくのアイデアも台無しになってしまって勿体ない。
せっかく理屈を構成するのが好きみたいだから、欠点を解消してまた頑張ってもらいたい

>>362
例外まで想定していては、「論理的な推理」ができなくなります。
あくまでも見えている字面と、その先にある一般的常識をもって、（この場合は）犯人を
当てるのが、ここのルールではないかと。

とはいえ、労作お疲れ様でした。
ちょっといろいろ詰め込みすぎの印象を持ちましたので、あの倍ぐらいの文章量でも
いいのではないでしょうか。その分、部屋の間取りとかをこってりと書き込めば。

月曜日くらいから新作投下します。
文章量はあいかわらず多いですが（申し訳ない）単純な推理ものです。
長文が苦手な人は、コテハンであぼーんしていただけたら幸いかと。

上座、下座のアイディアは光ってたのに残念だなあ

色々書いたけど、目の付け所には才能を感じます
懲りずに投稿してください

この手の創作推理ゲームでは例え正解じゃなくとも、
みんなの回答の中に納得するものが出てくるのが面白いよね
>>316や>>331が自分としては「おお！」と思った

>>387
楽しみにしてます

>>352
>>372
>>（実際はみんな日本人ですし、年齢もふざけた（っていうのも変だけど）設定にはしてないです）

……

今日は問題ないんですか？残念です

やっぱり自分は設定かなりつくりこんで長文でしっかり書いたり、遊び（キャラ作りとか言葉遊びとか）がないとだめなタイプなので
これ以降ここに書き込むのはやめようかと思います

>>390
日本人が日本以外にいたらおかしいんでしょうか？
子供がサーカスを仕切っていたらふざけているのでしょか？

ぜひ書いてくださいよー
次回作期待してるってコメ多くもらってますし

いえ、短いのを作ろうとすると無理やり文章削る羽目になって
またいろいろ言われそうなので

長文でもいいと思いますよ

鳥ばっかで混乱する
コテハンつけてよ

>>394
残念ですが仕方ないですね
もし心変わりがありましたらその時はお願いします

製作者って、他人の問題を読む時でも自分ならこうするとか
考えたりするのかな？
◆7yoEug9Pb2さんや◆fINcLnKKgwさんが途中まででも
どんな推理を組み立てたか知りたいｗ
ってのはマナー違反かな？

ゴミみたいな問題しか作れませんが、投下してもokでしょうか？

>>398
僕はいいと思います。

まあそんな卑下せずに

おねがいします！

皆さんが素晴らしい問題ばかりの中、こんな問題で恐縮ですがネタ程度にでも見ていただけたら光栄です
（回答もくだらなすぎるので真面目に解こうと思わない方がいいと思います）


1月某日午前9時30分、北見 雄介（21歳男）の遺体が被害者宅で発見された

発見日当日、北見の友人である園田　孝一（21歳男）は北見と一緒に遊びに行く約束をしていたため
彼の部屋に行き、呼び出してみたが反応がなく、ドアをこじ開け中に入っていったところ、ベッドの上の北見の遺体を発見した

死因は撲殺
後頭部に3回ほど殴打した痕跡が見られ、血まみれの置時計が遺体の横においてあったためこれが凶器と考えられる
壁やドア、天井にも血が飛び散っていたため、かなり派手にやったのだろう
死亡推定日時は発見日と同日の午前2時
部屋には暖房も冷房もなかったため、室温を調整して死亡推定時刻を誤認させたと言うことはなさそうだ
死亡推定時刻が深夜で、発見場所がベッドの上ということもあり、寝込みを襲われたのだと思われる

被害者の部屋は地上13階に位置しており、窓は全て閉められクレセントがかけられている上補助の鍵も付いており
玄関のドアにはピッキング対策の施された鍵に指紋認証、あおりどめの鍵がかかっていた
壁や天井、床に穴や破壊された痕跡はない
換気扇などは有るものの、どれも人間が通れるようなサイズではなく侵入することは無理であった

合鍵を持っている、指紋認証を通れる人間は北見の他にはマンションの管理人しかいなかったが
管理人は発見日前日の9時から当日の5時までは友人4人と遊びに出ていたためアリバイがあった

後に警察による取り調べで園田が「自分がやりました」と自供した


さて、園田はどうやって北見を殺したのでしょう
（引っ掛け問題で答えは「灰皿で殴って殺した」で正解、とかではありません。）

北見宅で被害者を殺した後、遺体を背負って一旦外に出て、
発見時刻にまた遺体を背負って被害者宅へ戻った

その方法でやったとき
鍵についてはどうしたかの説明をお願いします

乙です

気になる点

・管理人が遊びに出るだろうか？
・指紋認証まであるマンションのドアがこじあけ可能だろうか？
・なのにあおりどめ

どうやって殺したか

死因は撲殺ということなので、置時計で殴り殺した

その他の部分の説明

管理人不在なので、ドアの開閉や指紋認証、防犯カメラなどどの程度の記録が残るか分からないけど
そのあたりがうやむやにできるとして、例えば前日から北見の部屋に園田も泊ってて（侵入経路必要なし）
そこで殺した。外部からの発見を装うにあたっては、こじあけたくらいだから鍵がかかってたかどうかの痕跡もあいまいになる
管理人が５時までに戻ってるなら、9：30に開かなかったなら普通管理人に連絡するはずなのにしていないのがあやしい

あるいは管理人が遊びに出てるというのが気になるので
管理人が単なる機能としてでなく、事件に関わる人物として配置されてる可能性あるかも

質問よろしいでしょうか？

ベランダはついてますか？

>>403
遺体の指紋認証と部屋の鍵はワンセット
最初に被害者宅を訪れたときはそのまま入れてもらう
殺害後、遺体と鍵を持ち出して施錠
発見時刻がきたら再び遺体と鍵を持ち出して開錠
準備を終えたら外に出て鍵をこじあける

>>404
いいとこついてます
けど鍵がかかってたかどうかの痕跡もあいまいに、は無いですね
小説で言うとこの地の文にあたるところは絶対なので
かかっていた、といえば、かかっていた、ことは確実です

あと、書き忘れましたが管理人が遊びにでた時刻は「午後」9時と「午前」5時です
午前午後が書いていないところに何かあるかもと思った人はスイマセン

管理人が遊びに行くのは別におかしいことじゃないと思いますよ
管理人だって、年中無休365（6）日24時間管理人室にいなければいけないわけじゃないんですから

>>405
ないです

>>406
それだと、寝込みを襲うことができないかと
あと、あおりどめも付けれませんね

>>401
普通に考えると、友人が約束の場所に来なかった、連絡もないという理由でドアをこじ開けて
部屋に入ろうとするなどはあり得ない。
仮に100%居留守を使っているという確証を得ていたとしても、あり得ない事である。
つまり、殺すためにこじ開けて入った(これが午前2時)。
そのうえで、密室だったとすると捜査が混乱すると考えて、発見時にこじ開けたとすれば良い
と思い、朝になって現場に戻った(これが午前9時30分)
おそらく、ドアさえ閉めればこじ開けた跡などは、前を通る近所の住人が居ても気にも留めない
だろうという思いがあったのだろう(廊下の一番奥の部屋だったという可能性が高い)

ミステリーマニアであれば、密室で混乱するとは考えないので、園田はせいぜい2時間ドラマで
密室=捜査が混乱するという知識を得たのだろう。

後に自分自身はミステリーマニアでもある刑事は、同じ趣味を持つ刑事部長に語った。
「しかし部長、2時間ドラマのとんでもない原作改変はミステリーマニアとしては苦々しく思って
たんですが、刑事としては巧妙なトリックを広めないでいてくれて助かると、喜ぶべきなのかも
知れませんね…」

指紋認証だから
いったん殺して鍵と指を切って持ち歩けばいつでも侵入可能

すいません、ちょっとしたことですが訂正加えます
2行目は「遊びに行く約束をしていたため」ではなく「遊びに行く約束をしていて」でした

>>409
「ドアをこじ開け中に入っていったところ、ベッドの上の北見の遺体を発見した 」
なのでドアをこじ開け入っていったときには北見は死んでいなくてはいけないかと

>>410
あおりどめはどうしましょう

>>411
ああ、園田は北見の家に遊びに行く約束があった、という事ですね。
なんとなく、(映画など)遊びに行こう、という約束があって約束の場所に来ないから
迎えに行った、というイメージで思い込んでました。

どっちにしても、「約束の時間についたのに、出て気やがらねえ。中で寝てんじゃねえか？
ドアをこじ開けてやれ」ってのは、園田のイイワケとしては相当無理がありませんか？
=なので、園田が嘘をついていると判断しました。
これがボロアパートであれば多少マシですが、指紋認証やピッキング不可な錠なだけに
余計にね。

>>408
被害者宅に前日に泊まりにきてた
→寝込みを襲える

あおりどめは？
→最初の脱出の時に破壊。発見時に壊したと供述

でもさっきの案で駄目だったんだから、
根本的に俺の着眼点が間違っているんだろうな

>>414
あ、いや「一緒に遊びに行く」なので出かける方です

そうですね、その言い訳には無理がありますね
でも「自分がやりました」以外は地の文なので嘘は無いんですよね

そもそも園田は第一発見者だから嘘つきまくれるんだよね。。他に見た人いないんだから
前日に普通に遊びに行って殺して通報しただけじゃ

>>415
泊まるという発想は素晴らしいです

あおりどめは地の文で「かかっていた」と書いているので「かかっていた」んですよ
なので壊れていたと言うことは無いですね

あとはちょっと反則臭いけど、
園田の部屋は被害者と同じ建物にあり、

宿泊→殺害→窓から自分の部屋に→遺体発見→窓施錠

こんなことも出来るね

あ、別に自分の部屋じゃなくてもいいのか
ちょっときついけど、脱出は屋上か地上でもいいんだな

わかった！

園田は前日北見の家に泊まり飲み明かしたが、北見を酔った勢いで殺してしまった。
その後、園田は酔ったまま他の部屋で眠ってしまった。

園田が午前9時に訪れたのは北見の部屋の中の"北見の部屋"であるところがミソ。

これでいいかい？

>>421
正解ｂ
「部屋」＝「被害者宅」、「こじ開けたドア」＝「玄関ドア」
このミスリードを狙った問題でした

おお
素晴らしいです
文章上でのトリックってわけですねー

とんだ良問だったな。
>>ゴミです　今すぐコテハンを改めなさい。

なるほどねー
おれらはまんまとはまったわけだｗ

>>416
おっ！！

つまり「自分がやりました」はウソである可能性もあるわけですな

＞園田はどうやって北見を殺したのでしょう
に対しては、園田は殺していない　が正解？

＞被害者の部屋は地上13階に位置しており、窓は全て閉められクレセントがかけられている上補助の鍵も付いており
＞玄関のドアにはピッキング対策の施された鍵に指紋認証、あおりどめの鍵がかかっていた
これは9時30分に発見されるとき、園田がこじ開ける直前の状態がこうだったと考えてOK?

>>422
あ、すげえ。

ちょっと感動

やりますね！
答え見てスッキリ。

思い込みを利用したやつだね
おもしろい

皆さん高評価ありがとうございます
「1行目ですでに読者が騙されているようなミステリ」を作ってみたいと思い
流石にそれは難しかったので「2行目ですでに作者の術中にはまっているミステリ」を作ってみました

回答はシンプルなものほど逆に驚けると思ったのでこういう問題になりました

あ、書き込みに当たって改行の位置変えたから3行目だｗ

やけに「あおりどめは？」を強調してたんで、
発見時にドアをこじあけたんなら壊れるに決まってるじゃん！
と、矛盾する点に首を傾げてましたｗ
そこを突き詰めていけば答えにたどり着くわけですね

出題者も回答者も素晴らしいです
いいもん見せてもらいました

正直もう少し時間がかかりそうだと思ったので寝ようとしてたところでしたｗ
今まで解けた人がいなかったので解いてもらえて逆に嬉しかったですｗ

玄関も窓もガチガチならば、どちらも通らなければいい
ということですｂ

いい問題でした。ありがとう

おつでした。

なるほど、こじ開けのイイワケが成り立たないと思ったトンデモ設問かと思いきや、
そこまでちゃんと成り立つ(室内ドアなら場合によってはこじ開けようとするのは普通)、
外での待ち合わせではない+外に遊びに行く為呼びに行くという事、細かいところに
叙述トリックが張り巡らされています。
「やられた」感を味あわせて貰いました。

あとから補足すると後付のだと思われるかもしれないのであまりしたくないのですが一応補足を

泊まったとき寝込みを襲い殺す→園田「やっちまった……なんでこんなことを」と後悔
→いったん他の部屋にいって気持ちを落ち着けようとする→希望的観測をし始め「もしかしたら、死んではいないかも」「もしかしたらこれは夢かも」などと思い出した
→いったん寝た→朝になって希望的観測を持ったまま彼の部屋の前にいき声をかけてみる→返事が無くて「やっぱり殺してしまったんだ」とあせり確認を急ぐ
→殺したとき飛び散った血で蝶番が固まっている→「こじ開けた」→やっぱり死んでいた

といった感じです

>>435
多少強引な気がするなあｗ
酔った勢いで殺して忘れてしまったってのが一番しっくり来る

あと、居住者の許可を得ずに押し入ることを「こじ開ける」と表現しても大丈夫じゃないかな

まあ、ゴミですさんはフェアプレイの精神を持っているから、
問題作成時に無かった後付の設定とか受け入れてくれないと思うけど

>>429
素晴らしい

これが取り調べとかが前面に出てると
入口のことが争点になりかねない情報提示がアンフェアになってたかもしれないところを
必要十分運な情報量に押さえてて巧妙

>>435
ちょっと強引な気が……w

酔った勢いで殺して忘れるとかが一番納得できると思うがどうだろう？
あと、許可なしに部屋に入ることを「こじ開ける」と表現したことにすれば蝶番の血とかはいらないと思う

まあ、ゴミですさんはフェアプレイの精神に則った紳士さんのようだから、
自分が問題作成時に考えた解答以外の後付は受け入れてくれないと思うけど

二重投稿してしまいました……
すみません

>>438
用意したものと違っていてもちゃんと筋が通っていればokですし
実際>>421-422で酔った勢いのも正解にしてます

というか、犯行にいたる経緯は色々いけますし
（「酔ったから」でも「口げんかになったから」でも）

後頭部に3回ほど殴打した痕跡
ってかいてあるけど
天井や壁にとびちるくらいだから
どーせなら10回や20回殴ってるくらいにしたほうがｗ

助手シリーズのつづきを投下する前に短い問題を投下しておこう

世にも奇妙な密室殺人が起きた。
殺されたのは水子三郎君、享年ー1歳。
つまり、水子一郎君は母親のお腹の中で殺されたのだ、
犯行現場には被害者の兄の持ち物であるミニカーが落ちていた。
死因は絞殺、死亡推定時刻は深夜1時である。

その夜、産婦人科に居たのは水子一郎の母親水子羽美とその子供たち、
産婦人科の院長、そして看護婦長の只野大葉である。
水子一家は全員その夜はぐっすり眠っていたと証言し、院長は事務仕事、婦長は夜回りをしていたという。
ことあるごとに「貧乏でことも三人を育てていく自信がない」と語っていた被害者の父親はその日、
同じ市の職場で徹夜で働いていたことが同僚によって確認されている。

さて、犯人、凶器、犯行方法は何か？

×享年ー一歳　→　○享年-1歳
です。

＞殺されたのは水子三郎君、享年ー1歳。
＞ つまり、水子一郎君は母親のお腹の中で殺されたのだ、

殺されたのは一郎？三郎？

いろいろと文章のミスがあったので、もう一度正しい問題文を投下します。
そそっかしくてすみません。

"世にも奇妙な密室殺人が起きた。
殺されたのは水子三郎君、享年-1歳。
つまり、水子三郎君は母親のお腹の中で殺されたのだ、
犯行現場には被害者の兄の持ち物であるミニカーが落ちていた。
死因は絞殺、死亡推定時刻は深夜1時である。

その夜、産婦人科に居たのは水子三郎の母親水子羽美とその子供たち、
産婦人科の院長、そして看護婦長の只野大葉である。
水子一家は全員その夜はぐっすり眠っていたと証言し、院長は事務仕事、婦長は夜回りをしていたという。
ことあるごとに「貧乏でことも三人を育てていく自信がない」と語っていた被害者の父親はその日、
同じ市の職場で徹夜で働いていたことが同僚によって確認されている。

さて、犯人、凶器、犯行方法は何か？ "

>>442
出題おつです

お腹の中で死んでいて、絞殺だったならば

首に巻き付いた物はヘソの緒ではないでしょうか。

母親のお腹を強く圧迫などすれば赤ちゃんは死ぬ可能性があるかもしれませんが
絞殺とならず圧死になると思います。
それに問題には｢凶器｣とあります。

犯人は院長
ヘソの緒を故意に巻き付けられるとすれば医学の知識があり
どうなればヘソの緒が巻き付くか知っている。
徐々に巻き付き死ぬようにした。

看護婦長の可能性もあるが、
母親の体に触れたりなどできるのは医師なので
院長である

>>徐々に巻き付き死ぬようにした。
ここら辺を具体的にしてください。
トリックが実現可能なものなら正解とします。

凶器は臍の緒
犯人は、まだ一緒に子宮内にいる三郎の兄弟姉妹

>>448
正解。
簡単すぎたかな？

すこし調べました。

ヘソの緒が首に巻き付く原因は
お腹に赤ちゃんがいる時に
運動をたくさんしてしまうとか
体が揺れる事が多いと巻き付くそうです。


院長が水子羽美の子供を殺したいと思ったとすれば
動機はその子が自分の子であるため。
こっそり二人は付き合っていたと思われる。

どうやって徐々に巻き付くようにしたかは
例えば院長が
｢毎日運動すると元気な子が生まれるよ｣
と嘘をついてたくさん運動させる

それと、デートする時に車に乗ると思うので
車をいじって車体が揺れるようにした。道が悪い所を多く走り
揺れるようにした。

長期的にこんな事をしてれば
ヘソの緒がどんどん巻き付いていって
死ぬことになる

あらら
書いている間に答えでちゃってた・・

>>450
確かにこの方法を使えば、へその緒が巻き付いて死ぬこともあると思うし、
流産する可能性も高くなるでしょう

ただ、それを"絞殺"と表現するのは少し無理があるかも

なるほどね
お腹の中にいたのは一人じゃないってことか

やられたーｗ

>>449
前の問題からの流れがありましたからねー
というかそれを読んで触発された>>449さんの、
自分ならこう書くぞという挑戦と見たｗ

出産前の子に名前があることになにかあるのかと思って悩んでたぜ

気になっちゃうぜ！

＞犯行現場には被害者の兄の持ち物であるミニカーが落ちていた。

犯行現場ってお腹の中
その中にミニカー！

俺も長男がお母さんのあそこに手突っ込んでミニカー入れたのかとおもった

>>454
そんなとこですｗあまりうまく行きませんでしたが。

>>456-457
文章の下手さで変な想像をさせてしまってすみません。

ところで、私が次の問題を投稿するのには少し時間が掛かるので、
どなたか問題を投下してくれませんか？

今さらだけど、>>445　「ことも三人」も誤字だよね・・・

>>458
じゃあいまから簡単な問題を一問作って投下します

連続押しかけ通り魔殺人

6月29日、海月荘203号室にて三角　みどり（17歳・女・独身）が斬殺、
7月1日、ハイツ小森202号室にて白玉　四郎（81歳・男・妻他界）が撲殺、
7月4日、タワーアクア103号室にて赤峰　一馬（30歳・男・独身）が撲殺、
7月9日、コーポひばりヶ丘402号室にて黒澤　銀次郎（51歳・男・既婚）が斬殺と
たったの11日間で4人も自宅で殺された。
犯人は馬場　裕也（31歳・男・独身）、黒澤を殺したところを黒澤の妻に見られ、そこから逮捕につながった。
犯行方法は犯人が自供しており、宅配便を装って訪問し、ドアを開けたところを狙ったのだそうだ
被害者が独り者ばかりなのは、被害者の家族に犯行を見られるのを避けてのことだったのだろうが
黒澤が犯行の3日前に結婚していたためその計算が狂ってしまったのだろう。

これだけであれば、犯人も自供していて、凶器が発見されているため全く問題はないのだが
実はもう1つ事件が起きていた。
連続通り魔殺人だ。
7月3日に飛永　一茶（42歳・男・既婚）が被害者の自宅、メゾン片山から50mほどの位置にある路地で、
7月6日に白金　五月（22歳・女・独身）が被害者の自宅、川崎アパートから100mほどの位置にある路地で、
どちらも腹をさされ、首を切られて殺されていた。

警察は日付や、斬殺のしかたが酷似していた点からこの事件も馬場の犯行だと考えたが、こちらの事件は凶器などの物証が発見されていなく、決め付けることができなかったので
馬場にこの事件のことを聞いたところこんな言葉が返ってきた
「ああ、俺がやったよ。でも物証がねぇんだからどうしようもねぇだろ？もし、この殺人のミッシングリンクを当てられたら凶器の場所でも何でも教えてやるよ」
「ヒントをやろう。21、21、31、22、32、12、11、11、21だ。これはゲームだ。どうせ死刑なんだしゲームくらい楽しませてくれや」

「ついでに、殺そうと思っていたやつはこれで全員殺した」

>>461-462
出題おつです
ありがとう

これって、この数字を解読して
なんの凶器か当てるんですか？

いえ、ミッシングリンクを当てる上でのヒントです

すみません
ちゃんと読んでませんでした…

殺された人みんな数字と色の名前が入っている
黒澤は結婚して婿養子に入って名前が変わったんだろう
その前は数字が入ってた苗字だったはず

数字は1の位が１の人がその条件を満たした人
十の位が１が既婚　２が独身　３が結婚したけど独り身
苦しいな。。。。。ｗ

>>466
下の名前が銀次郎なので「次」→「二」と読み替えれば全員色と数字が入っていますね

その解釈だと数字の順番と殺した順番がごっちゃですね
実際の順番：独身→結婚したけど独り身→既婚→独身→独身→既婚
その解釈：独身→独身→結婚したけど独り身→既婚→既婚→独身
最初だけしか会ってませんね

とりあえず自分が気になる点

＞21、21、31、22、32、12、11、11、21
ヒントで使われている数字は６種類
これは６人の被害者に対応しているのかな？
解読すると文章あるいは単語になっているとか？

＞わざわざ路上で二人を殺した意味
犯行現場が屋内と屋外に分かれているのも理由がありそうな

難しい〜

>>犯行現場が屋内と屋外に分かれているのも理由がありそうな
いいところに気がつきましたねー

通り魔の方がどっちも被害者宅周辺でやってるってことは
家を出てきたところ、もしくは家に帰るところを狙っていたのでしょうから被害者の家の場所くらいは知っていたでしょう
飛永ならばまだ、既婚者なので家でやると妻に見つかるかも知れない
という可能性は有りましたが、白金は別にそうではありません
4人を殺した方法と同じ方法で押しかけて殺せばいいはずなんです

ミッシングリンクを見つけるだけでいいなら将棋の駒だろう。
「ゲームだよ」という馬場の供述はそのヒントだと思われる。

斬殺が先手、後手が撲殺のように二人で新聞紙上で将棋を指しているのかとも考えたが、
その場合、7月6〜9日の間に撲殺がなければならない。
紙面には載ったが、相手方が旅行中であるなど離れた場所であり、連続事件と思われなかった
(手口から馬場にはそれが相手の手だと判った)という事だろうか？
ただ、最初の三角みどり(=角)の事件に関する数字を足しても、17角、23角は初手には動かせない。
盤面が進んだ上での棋譜という事だろうか？
馬は成った角であり、桂馬であれば桂と表すものなのでその可能性は高いが、それではもっと以前
から何十人と殺されている事になり、いくらなんでもトンデモ設定だろう。警察がそれに気付かない
わけがないし、気付かれていないという事であれば最近の事件だけが連続殺人だと気付かれたという
事が矛盾している。
名人戦などの棋譜を使って、100手目から先手斬殺、後手撲殺と使い分けて馬場が一人で殺人を始めた
(7月6〜9日の間の撲殺はまだ発見されていない)とでもする方がまだマシである。
なぜそんな事をしたのか、という大問題はさておいての話であるが。

ま、新聞紙上で将棋を指しているという事は捨てて、将棋の駒に関した人物を次々に殺して通り魔に
みせかけて、動機をカモフラージュした(がマヌケにも目撃されて捕まった)というところだろうか。

>>470
将棋の駒、まではすごくいい発想だと思います
「ゲームだよ」までがヒントと言うのも自分が前に出した問題の流れを汲んでのことでしょう
斬殺と撲殺に分かれていることもこれで説明がつく
が、決定打が無いですね

確かに将棋は普通100手を超えますからこれを全部行うのは無理でしょう
なので100手から、と言うのも説明はつかないことはないですが、こんな大掛かりなことを考え、する人が
そんな中途半端なまねをするでしょうか？
それにヒントの意味も分からないまま

将棋の駒に関した人を次々に殺して―
のほうならば、「殺そうと思っていたやつはこれで全員殺した」と言うのは変かと
まだまだ、歩などの駒が残っていますからね

あと、どうでもいいことを付け足すならば100手目は後手です

21　は、将棋の初期配置で桂馬がいるところなんだけど、なんか関係あるのかな？

でも将棋に見立てるなら、王様は最後に殺されてないとなー。

>>397
ぼくは問題は作るほうがもっぱらで、謎解きは下手な部類に入りますよー。

>>473
いや、特に

>>474
実際の譜面を利用して、取った駒をその順に殺していったとかならそうでしょうね
おっとヒントが……

大ヒントを
今まで出た答えの中で、相当言いとこついてる回答は有ります
もう少し詰めていけば解答にたどりつくのになー

詰将棋？

>>478
やっぱ大ヒント過ぎたかｗ
正解

将棋だとでかすぎるってことでしょ
数列だと２×３の６マスしか使ってないわけだし

ん？玉が途中でなくなってもいいのか？

詰め将棋の盤面を模した殺人で
家→盤で部屋番号のX0Yが盤上のXY（405号室なら、4五）を指していて、この位置からスタート
通り魔の方は家の外→盤の外で持ち駒
持ち駒が斬殺なことから斬殺が自分の駒、撲殺が相手の駒
ヒントについてはこの詰め将棋の詰め方で
▲2一飛打、△同（2一）玉、▲3一銀成り、△2二玉、▲3二角成り、△1二玉、▲1一金、△同（1一）玉、▲2一馬まで
最終的に馬場（馬）がしとめる形になるわけだな

ちょっと難しすぎたかな

>>481
まだ将棋をプレイしているわけではなく詰め将棋の配置段階です

おお正解きてる
>>470さんの回答、あれが当たりじゃないんだと愕然とした・・・


私のアホ推理

１、被害者が六人だからプロ野球リーグの見立て？
　　（色がユニフォーム、数字はスコア）
２、競馬・競輪・競艇の見立て？
　　（色の意味は上と一緒、数字はレースの着順）
３、国旗の見立て？
　　（何かの大会か経済会議に参加した国）

>>484
おもしろいですね
ギャンブル系は知名度が低いので微妙ですが、プロ野球殺人事件とかはアリかもしれません
ただ連日にわたって殺すと、いつのスコアだよ！とかなりそうですねｗ
あ、野球なら監督がベンチから客席の犯人にサインを出して殺す、とかも……微妙かｗ

色と数は完全に目くらましですｗｗ
流石に全員に入ってるとなるとせこい感じもするなｗ

次回作、UFOキャッチャー殺人事件をお楽しみに！（嘘

>>485
お疲れ様です
またお願いしますね！

こんな、つなぎにしか使えないようなネタでよければいつでもｗ

将棋ってのはすぐ分かったんだけど、
将棋の知識がまったくないためすぐに投了

勉強しなきゃなあ

そういえば名探偵には色んな知識が必要って確か2分間ミステリに書いてあったな

将棋だとすら気付けなかった迷探偵です…

新作投下します
長いですけど簡単ですよ。

「グレーのジャケットの謎」

月曜日の放課後、ぼくと知世は佐瀬先輩が香港にいった土産話を聞いていた。
ちょうど土曜が休みだったので、金曜の夜に関空出発で、日曜日の夜に帰ってきたらしい。
聞き役はもっぱらぼくだ。知世はタロットカードをシャッフルしている。
「はい、百万ドルの夜景チョコレート」
「ただのマカデミアナッツが入ったチョコレートじゃないですか」
「土産はね、様式美だよ」と佐瀬先輩はいった。
「香港は、やっぱり食べるものおいしいんですか？」
「そうだね。初日は遅かったから飲茶のおいしい店に行って、二日目の朝食は朝エビワンタンメン
のおいしい店まで地下鉄で行って、昼は鴨、夜は舟に乗って小島まで行って海鮮料理の
フルコース。堪能したね」
「おいしそうですねー」
「まあ行く店はもう決まっているし。毎回おなじ店だから悩まなくてすむ」
「観光だったんですか？」
「それと、親戚に会いにね」
「香港に親戚がいらっしゃるんですか？」
「ウチの姻戚関係のひどさは話したことあるだろ」ああ、確か、叔父叔母50人、いとこ200人とか
言ってたっけ。
「親戚にさ、香港人がいて、こいつと話が合うんだわ。ウイリアム・ワンってやつなんだけど。
香港警察の警部をしている」
「へぇ、すげえ」
「ところが会う予定だったんだけど、向こうでとんでもない事件が起きてね。日本では報道されて
いないのかな？」
「香港関連のニュースは、数日なかったと思います」
「そうか・・・香港中央銀行の赤柱支店から、金が盗まれた。輸送車の運転手をたくみに
だまくらかしてね。それでさ、それが、金額がひどいんだよ。約5000万HK＄だよ。びっくりするだろ」

「ええと、１HK＄は・・・」
「約8円弱」と知世が口を出した。
「すると・・・4億円！」
「すごいだろ」
「すごいですね」
「こういう事件があったから、さすがに警察の人とは会えなかった。電話で近況を交換した
くらいだ」
「でしょうね」
「で、犯人はつかまったんですか？」これは知世。
「ああ、つかまった。犯人はどじしたんだね。現場の遺留品が、過去の同様のパターンの
犯罪に当てはまった。三日後にはつかまっていたよ」
「それじゃ、めでたしめでたしですね」
「そう簡単にはいかんのよ。盗まれた金が見つかっていない」
「あらら」
「犯人の考えはこうだ。『刑務所に入っても、いいとこ懲役20年だ。20年我慢したら4億円が
手に入る。だから意地でも口は割らない』」
「なるほど」
「つかまるまでに時間があったから、隠そうと思えばどこにでも隠せる。中国本土にも行ける
し、マカオにもいける。ボストンパック2つを隠すのに、たいした手間かからんだろ」
「そうですねぇ」
「で、実際上手に画している。警察は顔に泥を塗られている。ワタシのいとこは機嫌が悪い」
佐瀬先輩は苦笑いしている。
携帯の着メロが、佐瀬先輩のかばんの中から聞こえてきた。
「おっと、ちょっと失礼」佐瀬先輩が携帯を取り出す。
「うわさをすれば、だよ。ウイリアムがわざわざ国際電話かけてきた」

「ハロー、ウイリアム。こちらは元気よ・・・え、捜査に進展があったって？」
お、これは歴史的な瞬間かもしれない。
「ああ、なるほど、そういうわけか――あのさぁ、そっちで電話で話したじゃない。密室の謎を
解いた二人組。あのふたりワタシの目の前にいるんよ。あんたの話聞かせてもいい？・・・
オーケー、ちょっと待ってね」
佐瀬先輩は、携帯をスピーカーモードにして、自分はマイクを出し、ハンズフリーにした。
「ゆっくりしゃべってね。リスニングがあやしいのが一人いるから」佐瀬先輩は、ぼくを見て
舌を出した。
「そこにいるのが小さな探偵さんたちかい？　活躍はミオンから聞かせてもらった。今度は
ぼくに力を貸してほしい」ぼくはなにもしていないんですけど。佐瀬先輩、どんな伝言ゲームを
やったんだ？
「犯人の名前はリッキー・チャン。彼は自宅で捕らえられた」スピーカーから、心地のよいバリトン
の声が聞こえてくる。味方には安心感を与え、敵には居心地の悪さを感じさせるだろう話し声だ。
「犯人の住所はどこ？」
「モンコックだ。チムシャッツイの繁華街から地下鉄で5分ほど。バスも出てるし、タクシー
だってある」
「そして、今のところ有力な手がかりはないのね」
「ああ、地下鉄の防犯カメラからバス、タクシーの運転手まで洗った」
「でも、正直に言わせて頂いて、あなたの国のバスはかなりいい加減よ」
「ああ・・・それはわかっている。だから懸賞金を出した。10万HK＄だ。かなり貼り込んだぞ」
「でも、手がかりはないのね」
「考えてくれ、やつが犯行に及んだのは午後4時半。5時にはミオンも知っているだろうけど、
この国名物の交通ラッシュが始まる」
佐瀬先輩の下の名前を呼び捨てにするひともいるんだな。まあ英国文化圏なら当たり前か。
「犯人は、ラッシュの人波にまぎれたのね」
「そうだ。そこで、足跡を消し、金を隠した。ぼくたちはこう睨んでいる」
「基本的には賛成ね。あと、お金はできるだけ身近に置いていたと思うの。さすがに中国本土
までは隠しに行ってないんじゃないかなぁ」
「捜査には予断は禁物だよ、ミオン。でも、われわれはやはり身近なところから捜査を開始している。

「まずは妻のミッシェル・チャンだ。任意でかなり手ひどく調べたけど、まったく何も言わない。
心証では、金の隠し場所を知らないと思わざるを得ない」
「自宅は捜査したんでしょ？」
「もちろんだよ！　羽目板を一枚一枚はがす勢いで調べた。でも、結果は・・・」
「ミッシェルのアリバイは？」
「これも鉄壁だ。彼女、趣味でドール作りをやっているんだな。・・・ところで、このドールって
いうのはなんだ・・・まあいい、その全国大会がシンガポールであった。犯罪前後にはシンガ
ポールにいた。入管の出入国記録からも裏が取れた。・・・ところで、ドールってなに？」
日本では三人とも笑いをかみ殺した。
「知らないことなら調べればいいと思うんだけど。あなたのデスクで一番場所を取っている、
キーボード付きの機械で調べてみたら？」
「ああ、ひまができたら調べてみるよ。・・・ともかく、嫁さんもクロとはいえない。ぼくの心証は
真っ黒なんだけどね」
「それで？」
「行き詰った捜査陣は、ある賭けに出た。もちろんウイリアムには接見禁止決定が出ているが、
特別に嫁さんと面会させてやろうと思ったんだ。リラックスした雰囲気なら、やっこさんも口
が軽くなるかな、と思って」
「で、どうだったの？」
「大失敗。建設的な会話はなにひとつなかった」
知世が佐瀬先輩に目配せをした。その面会の会話の録音を聞かせろ、ということだろう。
「ワタシたちに、二人の会話を録音したテープを聞かせてもらえないかな？」
「・・・いいだろう、すこし待て」

しばらく音が途切れ、あまり音質のよくない声が聞こえてきた。

「リッキー、なんてことしたの！？」
「おれの人生、普通に生活してもうだつが上がらないのは目に見えている。だから、ここらで
一発逆転、と思ったわけだ」
「ああリッキー、なんて無茶なことを・・・」
「どうせ最高刑は20年。20年後おれは45歳、おまえは43歳。人生をやり直すにはかっこうだと
思わないか？」
「ああ、リッキー・・・」
「待っててくれるな？」
「うん」
「ありがとう・・・ひとつだけお願いがあるんだ。留置場は寒くていけないや。家におれが
お気に入りでよく着ていた、グレイのヘリンボーンのジャケットがあったの覚えているか？」
「うん、覚えている」
「あれを差し入れしてほしいんだ。あちこち破れたりほつれたりしているけど、縫い物はお手の
もんだろ？」
「わかった、愛してるわ」
「おれもだよ」

「・・・テープは以上だ」ウイリアムさんの声が聞こえる。
「もちろん、そのグレイのヘリンボーンのジャケットとやらは、徹底的に調べたんでしょ？」
「ああ、金の隠し場所を書いたメモでも入ってないかと思ってな。ばらばらにして、X線にかけた。
でも・・・」
「なにも出てこなかったってわけね」
「あそこの家が怪しいのはわかっている。でも、判事に捜査令状を出させるだけの証拠がない。
「怪しいです」「はい令状」というわけにはいかないのは、ミオンもわかるよな？」
「そりゃそうでしょうね。でないと人権が守れないわ」

「だから、家にあるものすべてをばらばらにしたわけじゃない。ドールは大変高価なものなん
だろ？　それは表面から触っただけだ。衣類も手で確認しただけだ。そうでないと、家中の
全てのものにX線をかけることはできない。それに、ドールは専門家を呼んで探してもらった。
ドールは全部で100体以上あるんだけど、どのドールにも、縫い目を破って新たに縫い合わせた
ような跡はないとのことだ」
「ドールの衣装は調べてないの？」
「もちろん調べたとも。専門家は、怪しい点はないと断言している」
「衣装に直接隠し場所を縫いつけてあるとか」
「ミオン、われわれ捜査陣はそこまで節穴じゃないんだよ」
知世が静かに手を上げた。
「あ、うちの子であんたとしゃべりたいって子がいるから代わるわ」佐瀬先輩は、マイクを知世
に手渡した。
「始めまして、ノダサワです」
「おー、あなたが茶室の謎を解いたレディーですか」
「はい・・・質問してもいいですか？」
「どうぞ、なんなりと」
「捜査令状って、ある程度の範囲が決まってたら請求できますか？」
「なぜここを探すのか、という合理的推測があれば請求できます」
「部屋の間取りを教えて下さい」
「玄関を入って右側に寝室、左側に風呂場などの水周りがまとまっている。廊下の突き当りが
LDK。ここにドールがいっぱいある。右手にミッシェルの仕事部屋がある。かなり広い。大型の
ミシンがすえつけてあったな。この部屋は布だらけだ」
「それじゃあ、あそこを探したらいいですよ」知世はいった。「I do not miss a trick」


読者の皆様へ。
知世は、「どこを探すように」指示したのでしょう？

あーっとコテハンつけれというご指摘がありましたので、今回からはこれで行きます。

最後部分訂正

知世は「何を探すように」指示したのでしょう？

佐瀬先輩「ドールがなにかわからない人は、「ブライス」で検索すると幸せになれると思うよ」
ぼく「まぁ、ローゼンメイデンにでてきた「あれ」のことです」
佐瀬先輩「洋服は一点ものの手作りが主流。コミケにいったらドールの服の型紙を売っている
サイトがあったりする」

>>490-498
出題おつです

ちょっとバカバカしい質問かもしれませんが、
このお金はすべて、お札でしょうか？
それとも硬貨ですか？

>>499
ウイリアム「すべてお札、高額紙幣です」

盗まれた5000万HKは容積にして何立法メートルですか？
重さも教えてください。

>>501
ウイリアム「大き目のボストンバッグ2つです。重さは2つあわせて15kgくらいです。
しかし、われわれ捜査陣は、彼の家に金が隠してあるとは考えていません。どこか別の
ところに隠し、家には隠し場所のメモが隠されているものと推測しています」

壁に紙幣をはりつけ上から壁紙で覆った・・・って、
お金は家にないんですかい

>>503
ウイリアム「家の中は隅々まで捜索しました。なので、お金は家の中にないと断言できます」

ミシンの中
たぶん設置された糸玉（っていうのかな？）の中にメモがある
つまり、ミシン使う→糸がなくなり隠されたメモが現れる

>>505
知世「鋭いです。できうればもう一歩推理の糸を手繰り寄せてください。
あたしは、それがミシンの中にあるかどうかはわかりません。確率で言ったら、ない確率
のほうが高いでしょう。しかし、それを探す場所は明確です」

知世「ウイリアムさんはそう思っていないみたいですけど、夫婦の会話はじつに示唆にとんだ
ものだと思います」

>>507
ん？　よく文章の意味がわからないけど、
妻がジャケット直す→旦那が逮捕前にミシンにセットしておいた糸が減る
→その中からメモが出てくる
こういう意味だったんだけど？

>>508
知世「はい。意味はわかります。しかし、あたしはメモがミシンにセットしてあるかどうか
までは正直わからないです。もちろんミシンも探すことになると思いますが、それは「ある物」
を探す過程で、ミシンも探すことになるであろうという意味です」

知世「この「ある物」をずばり推理していただきたいのです」

出題者が想定してる答えとは絶対違う自信があるけど、
(はじめは>>505と同じことを考えてた)
自分で覚えてるはずの隠し場所のメモを家の中に残すってことは、
妻に出所するまでの生活費のありかを教えたかったってわけで、
妻に捜査員をずっと尾けてればいつかぼろが出ると思う。

>>511
佐瀬先輩「ずっと捜査員を貼り付けておく余裕が香港警察にある？」
ウイリアム「どれだけ長くても三ヶ月が限界かと思う。そのことは犯人も妻もよくわかっている
だろう」

>>510
まとめると、
夫は盗んだ金の隠し場所を示す何かを妻に残した
それはなんでしょうか？　ってことですね？

中国公安なら残された妻に若いイケメンの工作員を接近させて、
妻を籠絡して夫を裏切らせるとかやりそうだし、
それで事件は解決できると思うんだが
（ウイリアムさん、やってみませんか？）
ここは、もっと紳士的に行きたいわけだよね

お遊びはやめて、今考えてる答えの確認の質問しとく
これは高度な裁縫の技術がある奥さんにしか読み取れないメッセージですね？

>>513
知世「あたしは、メモを残したと思っています。メモの隠し場所が問題なのでしょう」

これアレだろ。ジャケットに縫い付けた一本の縫い糸をほぐしてクルクルどこかに巻くと
巻いた表面に伝達文字が出てくるという。こんな感じで。
────────────────┐
┌─━━──━━━─━──━──┘
└─━─━─━─━─━──━──┐
┌─━─━─━─━─━──━──┘
└─━━──━━━─━━─━━─┐
　───────────────┘

>>514
知世「裁縫の技術は必要です。奥さんの裁縫の技術が高度かどうかはわかりませんが、
ドールの衣装の手作りをしていることを考えたら、高度な技術を持っていると推理することが
妥当かと思います。
ただし、技術が高度である必要があるかどうかはなんともいえません」

>>516
知世「あたしの想定していた回答とは異なります。ジャケット一着に必要な糸の分量で、
情報を伝達できるでしょうか？」

>>516
ジョジョ思い出したｗ

>>518
捜査陣は一応裁縫道具も調査したのですよね？
少なくとも手に取るぐらいは
例）丸めた型紙を広げたり鋏を使ったり

>>519
ウイリアム「それはもうもちろん。一通り手にとって調べた」

グレイのヘリンボーンのジャケット
を着たドールを探せってこと？

>>521
ウイリアム「ドールはすべて探しました。それこそ、水も漏らさぬくらいにね。だから、ドール
は可能性から外してもいいものと考えています。グレーのヘリンボーンのジャケットは、
本文どおり分解して検査しましたが、異常はありませんでした」

知世「明日の夕方を目処に、解決編を投下する予定です」

とりあえずダメもとで解答しとく

"ジャケットを直すのに必要な布のロールの中に挟んでいる"

まあ、当然ロールを広げるくらい警察もやるよなあ……

グレーのジャケットをミシンで縫ったら見つかる仕組みなんだろ
じゃあグレーのボビンの中じゃねーの

>>525
ボビンって普通、色ごとに分けて持っとく物なのか……
裁縫の知識が無いとダメだなあ

すげえ正解っぽい

金の隠し場所は問題ではなくて
妻へのメッセージが問題ってわけか
いったん家を出入り禁止にして調べるような態度をとれないとなると
糸巻きの芯パターンはありそうだなー

ところでわざわざ舞台が香港で香港ドル紙幣である伏線や意味はあるのかな？

>>524
ウイリアム「そこは調べた」
>>525
知世「正解といっていいと思います。あたしはボビンの中とは特定しませんでしたけどね。
ボビンの中の糸は、上糸を糸巻きから巻きつけて、その場で作ることが多いです。
ドール作家でしてたら、使う糸の種類も半端ではないと思いますよ」

回答を投下します。ちょっと早いけど、限りなくこちらが想定している回答に近づいた回答が
出ましたので、ここで投下しても問題ないでしょう。

知世は、手短にウイリアムに指示をした。
「わかった、やってみる。うまくいったらまた電話をする」電話が切れた。
「さて」佐瀬先輩が言った。「どういうことなのか教えてもらいたいんだけど」
「あたしは、ウイリアムさんに、『グレーの糸の糸巻きを捜せ』と進言しました」
合理的に考えて、犯人が盗んだお金を現在も所持している可能性は、限りなく低いと考えました。
犯行から事件発覚までは、かなり時間がたっています。ふつうはそのあいだに隠しちゃうでしょうね。
犯人は、お金を隠した場所をメモとして持っておきました。そうしないと忘れちゃうかも知れません
さて、このメモをどうするか。奥さんは共犯者ではありません。それはあの録音テープが明らか
にしています。なので、奥さんもわからないところに隠した、と考えていいでしょう。
したがって、奥さん自身も、メモの隠し場所を知らない。しかし、犯人がこのタイミングでメモの
存在をほのめかしておかなければ、次がいつのチャンスになるかもわからない
――そして、奥さんはそのメモを見る可能性があった。いや、しばらく時間がたったら、
まず間違いなく目にすることになるでしょう。もちろん、奥さんからしたら、意味のないメモなので、
捨てられてしまう可能性が高い。そうなると困るのは犯人です。ですから、面会時に危険を冒して、
金のありかをほのめかすことにしたのです。
「で、ウイリアムは、仕事部屋でなにを見つけるのだろう？」
「ここからは推測ですが、未使用のグレーの糸があれば、わたしならそれをほどきますね。
芯にメモを忍ばせておいて、機械で糸を巻きなおせばいいんですから」
「なるほど」

翌日、佐瀬先輩にウイリアムから電話があったことと、問題のメモが、未使用のグレーの糸巻きから
発見されたことを教えてもらった。
「ウイリアムが、香港に遊びにおいでって。未解決の事件が山ほどあるので、ミス・ノダサワにご助力
をお願いしたいそうだ」
「アゴアシ付きなら、考えてもいいですね」知世はいった。
「柊、パスポート取りにいこうか？」

（終）

あとがき（チラ裏です）
もう少しドールに引っかかってくれるかなと思ったのですが、やはりここの住人はスキルが
高いです。なかなかこちらの誘導に引っかかってくれません。
ここの住人の大多数が男性だと決め打ちして、トリックを考えました。普通、手芸なんて
しないでしょうから、糸とかに興味をもたれないように、と思ったのです。
早い段階で、ミシンを探すというニアピンクラスの回答が出ましたので、ちょっと驚きました。

>>528
日本で4億円事件となりますと、札の重さから単独犯は難しいですよね。ですから、設定を
香港にしました。

知世とゆかいな仲間たちシリーズで在庫があるのがあと2本。
軽いワントリックの短編がひとつ、ダイイングメッセージものの中篇がひとつです。
でも、ダイイングメッセージって、作者がどや顔で出題しても、いまいち反応が悪いんです
よね。ぐぐれば簡単に正解にたどりつくけど、ぐぐらないと一生知らないなんてのも数多く
ありますので。

このたびは、ご笑覧ありがとうございました。
次の作品でもお会いできますように。

ようするに女王蜂の毛糸玉のアレンジだね

>>532
あーちょっと元ネタがわかんないっす。

月さん乙でした

明日、自分の作品を投稿します
テイストの違う三種の密室をお楽しみいただける予定です

次回予告とタイトルが違うのはご愛敬

◆7yoEug9Pb2が次回予告と内容が違うのであれば
「（嘘」と書いたけどあえて次回予告通り本当にUFOキャッチャー殺人事件作るかなｗ
絶対超難しいな（作る側がｗ

敬称を入れるのを忘れていました、スイマセン（記号だから敬称入れると入れたで変だが

ミシンなんて小学校の家庭科で使うだろ？
ボビン知らないのが一般的なの？

ボビンやボビンケースって言われれば思い出すってレベルじゃないの男にとっては
色ごとに違うとかそこまでおぼえてない。つかい方すら覚えてないわ
裁縫道具の一部としか認識してなかったわ俺は

あんま関係ないけど月詠さんは女性ですか？あと学生？
俺の予想では２５前後のＯＬさんなんだけど

てか出題者も回答者も増えてきておもしろいなここ

>>537
私のミシンの認識

本体に適当に糸と針をセットし、あとはガーッと縫う

ポピンとか名称はまったく知らなかったっす

でもボビンとか詰め将棋とか出題者の人たち
一般常識のギリギリのとこついててうまいなぁーとおもう

男はボビンあんま知らないだろーし
女は詰め将棋なんて知らないだろうし

私男だけど裁縫好きだし駒には触ったこともないのよ

個人的にはもっとマニアックな知識行っちゃってもOKだと思う

まぁミステリー板なんて変わり者多いだろうしｗ
もうちょっとマニアックでもいいかもね

>>538
わたしの正体については内緒にしておいたほうがおもしろいのでは？
まぁ万年各種新人賞一次落ちくらいのレベルです。

あとプロットだけ完成しているのが3本。
「オタクの代償」短編
「お酉さまが見た」中篇。ダイイングメッセージもの
「模擬授業『推定無罪』」これがいちばん長くなりそう
どれか読みたいものから完成させていきますけど？

>>
そのへん作者のみなさんは凄く苦労していると思う
>>243で出ているけど、
読者全員を騙したいけど、回答がマニアックすぎて、
「ふーんそうなんだー」な反応で終わったら面白くないだろうしｗ
「やられた！」って反応が一番嬉しいんじゃないかな？

>>544
作り手（というにはおこがましいのですが）の立場から言いますと、どんな反応でも
帰ってくるのがいちばん嬉しいんです。
わたしの場合は、「トリックなるほどね」のほかにも、「三人組の漫才が楽しい」とか、「トリック
は簡単だったけど読みやすい」なんていう感想も嬉しいですね。
でも、無視されるより罵詈雑言で重箱の隅つつかれるほうがいいかも（自分の欠点に気づく
から）。
だから、サーカス殺人事件書いた人も、めげずにポストしてほしいです。
でないと、書き手がいなくなりますよ？

そういえば月詠さん
登場人物一回まとめてほしい

苗字とか下の名前ちょっとややこしいｗ
誰が誰かわからなくなるんで

自分はボビンとか糸巻きは常識のうちだと思いますねぇ
少なくとも中学履修内容までは一般常識かなーと（社会・古典は微妙なとこだけど）
今回の問題は名称を知らなくてもどういうものかを理解してれば答えられましたし

詰め将棋はまぁ（ちょっと危ないけど）セーフかなと思って出しました
将棋までは目くらましを避けられれば簡単に行き着きますし
詰め将棋は新聞の日曜とかにも乗ってるので存在自体知らないと言うことは無いでしょうし
別に駒の動きや囲い名を知らなきゃいけないようなものではなかったので

>>544
そうですね
やっぱり老若男女（漢字読めない子供やボケた老人は別にして）誰でも理解できるミステリって言うのは究極でしょうね

あと、自分としては「全員騙す」よりは「平均点50〜60点」のミステリを作りたいですね
（将棋の問題の、将棋までは簡単に行き着くけど最後の詰めが……みたいな）

>>545
彼は多分もう書かないと思いますよ

>>546
了解しました。

○占い研究会3人組
・野田沢　知世（のださわ　ちせ）
本シリーズの探偵役。優れた分析力と推理力を持つ。雑学にも詳しい。柊とは学内公認の
カップル。西洋占星術が得意。両親とは死別。1年4組。

・佐瀬　澪音（させ　みおん）
本シリーズの話題提供者。学内の情報に通じており、学内の出来事でこの人の耳に入らない
ものはない。姻戚関係が複雑で、自称「叔父叔母50人、従兄弟200人」。水晶占いが得意。
実父と義母と同居（兄は大学進学を機に独立）。2年1組。

・相原　柊（あいはら　しゅう）
本シリーズのワトソン役。一人称「ぼく」で文中では表現。料理が得意で、毎日自分と知世
の弁当を作って持ってくる。どうやらおたくらしい。タロット占いが得意。母親と死別。私生児。
1年6組。

こんなところです。
すみませんチラ裏で。

推理しよう
一人称「ぼく」は書き手も男性である！（ｷﾘｯ

>>549
次あたりで叙述トリック仕掛けきて、その後に紹介すると予想してましたｗ

>>551
叙述トリックはどうやら作るのに独特の感覚が必要なようで、わたしにはその感覚が
欠けているようです。
というか、よっぽど推敲をかけないと途中で破綻してしまうでしょう。ここでポストするのに
は難しいのかなとも思います。

そういえば、スレ主さんもういないかな？

たしかスレ主さんの作品>>3だったと思うが結構好きだったんだけどなぁ

>>548
なぜ他人が勝手に決める？

>>554
その言葉には「なぜ他人だと勝手に決める？」と返しておきましょう

>>555
ゴミですさん=サーカスの人
QED

てことは、もしかして…

>>556
だったらわざわざ名前変えないでしょ
友人です

匿名の人間関係ってのもミステリっぽくて楽しいね

あ、自分の作品の投下は10時ごろの予定です。

まぁ、>>556はあながち大ハズレってわけでもないですけどね
あの元ネタは俺がトリック作る中で出た没ネタですし

犯人当てじゃ無い上に、正解が分からないのでスレ違いですが
皆さんのお知恵を拝借させて下さい
多分、後日公式回答はあると思います

【以下原文】

今日から1週間後､｢あるお宝｣を頂戴する｡何を盗むかって?それが問題だ｡ 次の暗号をうまく解ければ､ ｵﾚ様が盗むものがくっきりと浮かび上がるんだけど､ｲﾝﾀｰﾎﾟｰﾙ諸君には､ちょいと難しいかもな｡健闘を祈る!

オマエサ
リアメガ
ガタジス
サバンナ

<暗号を解くｶｷﾞ>
･『上がり､下がる』
･犯罪組織ｽｺｰﾋﾟｵﾝのﾎﾞｽで読め｡
〜ﾙﾊﾟﾝ三世〜


スコーピオンのボスは『ミスターＸ』らしいです

>>561
携帯がAUじゃないんで確認はできないんだが、まさかこれを解かせようって
事じゃないだろうな？
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110831_474088.html

おりじなるめたる

てか、検索したら多分答え（とまでは行かなくとも相当なとこまでのヒント）あるだろ
と思って検索したら普通に相当なヒントあったわ

このスレからの新参なんですけど、
前スレまでに回答する側にルールとかあったんですかね？
推理を書き込む際に例えば自分は

１、初めに反射的に思いついた推理を書き込む
２、その後じっくり考えて（自分なりに）論理が固まってから書き込む
３、みんなの意見も色々出て、苦し紛れの答えを出す

だいたいこういう流れなんですけど、
同じ者が何度も書き込むのはマナー違反なのか自分では判断しづらいので、
その点、前スレを知っている方、作者さん方にお尋ねしたいと思いました

○○探偵と助手シリーズ　第二回 三匹の子豚 第一の殺人"藁の家"

ささ名探偵の先生方、依頼人が来るまでに今回の事件の整理でもしちゃいますか。

今回の被害者は古蓋藁美、24才。体重80kgのおデブちゃんです。
事件が起きたのは二週間前の火曜日。その日の午後7時、
同棲相手の只野一男が仕事を終えて家に帰ると、
電気のついた寝室の部屋に内側から鍵が掛かっていた。
声を掛けても返事が無い。鍵の掛かった曇りガラス越しに部屋を覗き込むと、
藁美さんらしき被害者がベッドで倒れたまま動かないでいる。
不審に思い一男さんは警察に通報します。そして、ドアをこじ開けて入ってみると、
中からはナイフで心臓を一突きにされた藁美さんの姿があったということです。

そう、現場は密室だったわけですよ。

寝室のドアはベニヤ板を二重に接着したものに金属の取っ手を両側から螺子で止めた
ショボ……、もとい質素なもの。
ドアは部屋の内側から蝶番で取り付けてあって、外から押して開くようになってました。

掛かっていた鍵はスライド式のラッチ錠、つまりトイレの個室についてるアレです。
よく分からなかったら、
「トイレの鍵」ってgoogleで検索して一番上にあるやつだと思ってくださいよ。
事件当時、アレが内側から掛かっていたわけです。
油は十分に挿してあって、滑らかに動いたといいます。

寝室は角部屋でそれぞれの面に一つずつ曇りガラスの窓がついていました。
当然密室ということなんで、きっちり中からクレセントが掛かっていたわけです。

ああ床は畳でしたが、畳をはがしても土の地面があるばかり。
抜け道なんて楽しい仕掛けはありません。

ああ、いま探偵さんが考えてるように、
当然警察も糸による密室トリックの可能性を考えましたよ。

でも残念、窓もドアも、サッシとの隙間がぴったりゴムで埋められていたにもかかわらず、
その間から糸の切れ端や線維はまったく検出されなかったんです。
テグスの材料のポリプロピレンや、金属ワイヤーの材料が粉末になって残ってないか調べたが、
それもない。
どころか、糸が擦ったような跡すら見当たらない。

結局、ためらい傷が無いなど、怪しい点がかなりあったにも関わらず、
警察は自殺という安直な判断を下してしまいました。

話を聞いていてなんとなく想像がついたかもしれませんが、
彼らの住んでたのは戦前に立てられた中古のバラック小屋です。
奴らはいわゆるDQNで、あまりレベルの高い生活を送っていなかったのですよ。
一男はたまに工事現場で働くことがある程度の半プー野郎で、
普段はパチンコばっかりやってたそうですよ。

さて、事件の容疑者ですがそれはこのファミレスにそろそろ現れる、
依頼人に聞きましょうか。そうそう依頼人は女子ですよ。
それも相当上玉ですよ。さあ、ワクテカして待ちましょうよ。

時間になりファミレスの扉が開くと、一人の女が現れ、
ファミレスの中をキョロキョロ見回した。
そして、探偵たちと助手を見つけるとのそりのそりと歩みを進めた。
被害者の女を一回り大きくしたような女だった。
「ああ、あのデブじゃないですよ。依頼人の女性はもっと……」
助手がそういいかけたが、女の向かっている先が
明らかに自分達のテーブルであることに気づくと、下を向いて黙ってしまった。
女は、擬態語でなくリアルにドスンという音を立てて、二人の目の前に座った。
「聞こえちゃいましたよね」
助手は、やっちまった、という雰囲気を顔全体に浮かべてそう言った。
「いやー、聞こえてないと思うわよ。姉さんは、あんな遠くだし」
そう言って、女は後ろを指差した。
指差した先には、目の前に女をさらに一回り大きくした女が、
ズシン、ズシンと怪獣のような音を立てながら（比喩でなく）歩いてきた。
「私も姉は太ってると思うのよね。もう少し、ダイエットしたほうがいいと思うわ。
　あー、店員さん。とりあえず、フライドポテト大皿でね」

探偵たちの視界が巨大な二つの肉の壁で覆われた。
店員がテーブルを継ぎ足すと、ようやくもう一人の女が遠慮がちに腰を下ろした。
女は言った。
「二人を紹介します。あちらの方は古蓋小枝さん。そしてこちらが
　服飾メーカー、ガリバーの取締役、古蓋蓮華。
　そして私は古蓋蓮華の秘書の菱尾舞子です。
　このたび古蓋家一同で探偵にお頼みしようと決まりまして、
　私が連絡を差し上げた次第です」
「デブな方が小枝ちゃん、ウルトラデブなのが蓮華ちゃんね」
助手は失礼なことをのたまいながらメモを取る。
「そして可愛いのが舞子ちゃん」
助手は、菱尾の手をそっと握ったが。彼女は顔を赤らめて手をさっと引いた。

古蓋蓮華はその太い腕をテーブルの上に乗り出して言った。
手にはハンバーグの刺さったフォークが握られていた。
「とにかく、大上のやつらを捕まえてください。
　私達三姉妹はいつもあの男に苦しめられていたんです。
　それがまさかこんなことになるなんて」
　小枝もうなづいた。手にはエビフライの刺さったフォークが握られていた。
「最近は、夫の職場にまで現れたんですよ。
　『早く金を払わないと、お前も藁美のようになるぞ』ってね。
　夫はガタイもいいし、向こうもビビッて脅しになんか来ないと思っていたのに」
興奮する二人を押さえながら、菱尾は話した。
「古蓋家の子供は、みんな大上金融という闇金に脅されていたのです。
　工場を経営していた父親の借りた金を、肩代わりして返すようにと。
　誰一人として遺産相続は行っていないので、
　借金の返済の義務も当然ありませんでしたが、先方は親の金は返すのが当然と主張するのです」

「とんでもないわ」
古蓋蓮華はヒステリックな声を上げた。
「私なんてね、高校のころには家を既に出てたのよ。
家の世話になんてほとんどなってないんだから」
小枝もつづけた。
「うちだってそう。確か母が病気で死んだと同時に、
　甲斐性なしの父を捨てて家を出たんだっけ」
蓮華は真っ赤にした顔でハンバーグを口に入れる。
少しして空腹が満たされ冷静になったのか、彼女はしんみりした表情を浮かべた。
「まあ、一番下は父さんの面倒を最後まで見たわけだけどね。
　苦労を掛ちゃったわ。ごめんね、本当にごめんね」
そう言って、ハンカチを取り出して蓮華はおいおいと泣きはじめた。
　小枝もエビフライを食べると、つられて涙を流した。助手はドン引きしていた。
「勝手に話し出して、勝手にヒートアップして、挙句は大泣き。
　やりにくい典型的なオバタリアン集団ですよ、こいつら」
菱尾はオロオロした様子を見せたが、
しばらくすると気をもち直して蓮華の肩をたたいた。

「社長。もう身内の話はいいので、事件について話しましょう」
蓮華は鼻汁をハンカチでかむと、うなづいた。
「舞子ちゃんナイス。可愛い上に気が利くねえ」
「いいえ、そんなことないです」申し訳なさそうな表情で、菱尾は首を振った。
「とりあえず。続けましょう」助手はメモを再び開き、ペン先を舐める。
「大上に藁美さんも脅されていたんですか」
　蓮華はあごの肉を挟むように首を縦に振った。
「ええ、貧乏でやりくりが大変ななあの子の家にも容赦なく。
　警察が言うには殺された日だって、大上の手下が押しかけてたらしいわ。
　きっとそのまま殺してしまったのよ」
　蓮華はそう良いながら、目の前にあったパフェを引き寄せてスプーンで掬い始めた。
「そうよ」
　蓮華は一人合点した表情でそういい、続けた。
「一男だって。仕事もせずに藁美に苦労を掛けてたんだから、
　ヤクザの一人や二人くらい追い払うべきだわ。
　あの日も、あのしょーもない男は殺された時間にだってパチンコに出かけていたらしいのよ」

小枝も蓮華につづいてパフェを食べながら、悪態をつき始めた。
「あの子の家のいたるところにパチンコの攻略本だとかパチンコ玉だとかが落ちてたって聞くわ。
　本当にパチンコをやる男にろくな奴は居ないわね。主人が真っ当な男でよかったわ」
助手は首を振った。
「探偵さーん、またこのオバンたち話が脱線し始めましたよー。
　って、アレ？もしかしてそのきめ台詞は！まさか密室の謎が解けたって言うんですか！」
「本当に？」「ぶひッ」「おえッ」
助手の発言に目の前の三人の女は各々、驚きの声を上げた。
「じゃあ、探偵さん。真相をばばんと発表してくださいよ」

＊君の考えた最高にかっこいい決め台詞と一緒に、
　密室の謎を解く推理を披露しよう！
　登場人物たちがリアクションを返してくれるよ！

（第二回は3部構成です。1部の段階では犯人は分かりません。
　密室の謎だけ解ければ、そのまま第2部がはじまります）

修正
誤>「トイレの鍵」ってgoogleで検索して一番上にあるやつだと思ってくださいよ。
正>「トイレの鍵」ってgoogleで"画像"検索して一番上にあるやつだと思ってくださいよ。

他にわかりづらいところがあれば、説明しますよ。

>>560
なるほど、ご友人でしたか。
わたしは、あのような読み口は嫌いではなかったとお伝えください。
でも、2人でっていうと、クイーンみたいで、ちょっと素敵ですね。

>>576
んじゃ基本的なところから質問させていただきます

被害者は殺された瞬間に絶命したという認識でおｋですよね？
刺される→死亡する前に自分で部屋に鍵をかけた
これはなしということで？

その他、例えば油がききすぎた鍵が扉を閉めた勢いで施錠、
偶然密室の状態になった、というのも当然なしで？

>>576
では一番槍。
とびらが「ベニヤを2枚打ち付けたよう」ということは、家の外壁はベニヤ1枚という可能性は
なかったのでしょうか。
窓についての言及が「クレセント錠」うんぬんというだけでしたので、

壁を押したら腕が入るくらいの隙間が空く

という推理を提示します。

>>578
助手「当然心臓ですもの、殺された瞬間に絶命しています。
あと、トイレの個室の鍵って年に何回も密室になったりしますか？
あまり確率の低い偶然に関しては、とりあえず外していきましょう」

>>579
助手「うわー、盲点を付いたむちゃくちゃ良いトリックですね。
でも、残念ながら壁が薄いベニアという事実はありませんよ。
あと、天の声が聞こえてきたので伝えますが、この世界の神様には、
曲がりなりにも、推測不可能な部分にイレギュラーな設定を持ち込んだりしない、
フェアプレイの精神があるそうです」

すみません。くだらないことなんですけれど。
「ドアをこじ開けて入った」部分の詳細な証言があればお願いします。

>>565
このスレでは新参ものです。いちおう作者やらせてもらっていますけど。
とりあえず思いついた推理を書き込むのがいいのではないでしょうか。
書き手の立場から申し上げますと、作品を投下してからレスがながいことつかないと不安に
なったりします。
ですから、思い付きをポストすることは無意味なことではないと思います。
その思い付きから、ほかの人が推理を発展する可能性も考えられますよ。

>>582
助手「現場に着くと、警察はドアを押し引きし、鍵が掛かっていることを確認しました。
そして、拳銃の取手の部分をハンマーのように使ってベニヤを一部破ると、
そこから手を入れて中のラッチ錠を外しました。これが、"こじ開ける"の詳細です」

＞寝室のドアはベニヤ板を二重に接着したものに金属の取っ手を両側から螺子で止めた
＞ショボ……、もとい質素なもの。

ねじ外して取って外してその隙間からかぎかけて
元に戻す

>>584
ありがとうございます。
床について言及がありましたけど、天井については言及がありませんでした。
天井部分に人が通れるような隙間（いわゆる天井裏ですね）はありませんでしょうか？

あわかった！>>585はなしでｗ


ドアは薄いベニア板だから磁石使って
スライド式のラッチ錠をドアの外側からなぞるように鍵をかけた
これどうよ

>>583
レスありがとうございます
そう言っていただくとありがたいですｗ
問題を投稿しない立場だと、少し気がひけるんですよね・・・
勿論節度は保ちつつ、書き込んでいこうと思います

>>586
助手「戦後に作られた急造のバラックだったので、
屋根裏なんてそんな大層なものはありませんでしたよ」

質問です

心臓を刺されてるとありますが、
前からですか？
後ろからですか？

あとベッドの近くに冷蔵庫はありますか？

絶対違うでしょうけど。

窓枠ごと取り外して室内に侵入、殺害に及んだ。

助手は名探偵>>587の解答に目を輝かせた。
「そうだ！それなら鍵を掛けることができる。
　でも、その方法を使うなら部屋の中に磁石が残っちゃいますよね。
　そんなものが見つかっていたら、すぐに警察も気づいてしまうんじゃ」

>>592
磁石じゃなくてパチンコ玉で代用
これでどうだ！

助手「いろんな探偵さんの質問に答えておきますね。
警察はきちんと捜査しています。
螺子も窓枠も真新しく取り外された形跡は無かったそうです。
心臓は前から刺されていました」

刺されていたのが、ドアをこじあけられてから。
第一発見者のふりをして殺害する。

あーでも警察官がドア破ったんですよね。

「そうか、家中あちこちに落ちてるパチンコ玉だったら怪しまれないはずですね！」
　助手は名探偵の言葉に手を打って納得した。
　ファミレスに集まったほかの者も、名推理に大きく唸り、
　この探偵たちに任せれば、残酷な殺人犯は必ずや逮捕されるだろうと思った。

　しかし、このとき既に第二の密室は出来上がっていたのである。
　まったく同じラッチ錠で、しかし今度は分厚い木製のドアにおいて……

（おめでとうございます。第1部は完全解決です。
　明後日、第2部の"木の家"を投稿します）

>>593
素晴らしいっす
私の推理は取っ手を外す止まりでしたー

>>593
おーすごい。
ちゃんと伏線回収しているし。

今回の問題の解答を簡単にまとめておきます。
（本来は問題に矛盾しない解答は全て正解なのですが……）

犯人は被害者を殺した後にドアに向かい、
持っていた強力な磁石とパチンコ玉をドア越しに引き付け合うようにした。
さらにドアを閉める前に、開いたラッチ錠の出っ張りの横にパチンコ玉を持って行って置いた。
ドアを閉めた後、外から磁石を動かせば、
中のパチンコ玉が動き、ラッチ錠をスライドさせ、鍵が閉まるという仕組み。

そういう使い方か。
パチンコ玉が関係あると思ってたけど、
特定の場所にちらばして転ばせ
ナイフをどこかに隠して固定する
ってな無理ある推理でした

やべぇ！すげぇくだらねぇ問題思いついたｗｗｗ

>>五味さん
投稿キボンヌ

◆7yoEug9Pb2サンお疲れ様でした
２部３部も楽しみにしてます〜

みなさんｵﾔｽﾐー

寝れないじゃんｗ>>601

>>602
良問でしたｂ

今書いてみていけそうだったらあげてみます

あと、名前流石に変えますｗ

気になる！
その問題

>>605
地味に>>602の”五味さん”がツボッたｗ

本題の謎解きに
書き手の素性当てに
問題の解かれ方か
いろいろと楽しんでるなみんなｗ

いちおー書き終わった
今から穴がないかチェック

起きてるよー

「これは完全犯罪だな……」
太子（ふとし）と諭吉（さとよし）は頭を抱えていた。
友人である、樋口一葉（かずは）が殺人事件の被害者になってしまったのだ。
しかも、実に厄介なことに、密室空間の中で死んだのだ。

死体の発見場所は彼女の部屋
二人（太子と諭吉）が彼女の部屋のドアを開けようとしてノブに手をかけた時、鍵は閉まっていた
この部屋は地下のため、窓はなく、ドア以外に外界につながる部分は換気口だけである
もちろんそんなところを人間が通れるわけも無い
隠し通路は無い
つまり、出入り口はドアだけ、しかし鍵がしっかりかかっていた
「鍵」について補足
彼女は実に用心深いタイプの人間であったため
最初からドアについていた、内側からだけ閉められる鍵（玄関の鍵から外側の鍵穴を取り払ったものと思ってもらえればいいかと）のほかにも
閂状の鍵、南京錠（ドアと壁に金具をつけて、そこに通し止めていた）の鍵を部屋の中にいるときは常にかけていた

部屋にあったもの
PC（起動していて、スクリーンセイバーが表示されていた）
アニメのポスター15枚（ガンダムから、最近のアニメなど色々なものが混在していた）
美少女系のフィギュア20体（どれもそろって制服を着ているものであった）
漫画289冊（スラムダンクのようなものもあれば、いわゆる萌え系もあった）
DVD34枚（全部アニメのものであった）

犯行はどうやって行われた？
（前々回のトリックと同じ！という解答は受け付けぬ）

穴は無い！……と思う

PCからの情報で萌え死んだ　という可能性をまず挙げ、選択肢を狭めておこう

>>西森さん
質問です。
冒頭で太子と諭吉は一体どこで頭を抱えていたのですか？

他殺は確定の方針で

死に方書いてないんだもんな（もろ穴ｗ）
んー斬殺で（首をスパンと

>>614
現場ですねー
一葉の死体をみて「どうしたもんかいのー」と頭を抱えていました

>>西森さん
問題文は、二人が頭を抱えているまさにそのときに密室状態だったと読めますが、
この読み方は正しいですか？

>>617
そうとも読めますね

頭（切られた頭部）をかかえてた２人が犯人？

これはお札を擬人化したもの！
つまり「彼女」とはあくまでお札の持ち主であって、
樋口一葉のことではない！
死んだ＝そのままではお店で使えないためお札としては死んだと表現した！


というアホ回答を思いついたわたし

>>619
あーそういう読み方も出来るのか、おもしろい

>>620
擬人化てw

>>西森さん
二人は密室だったから困ったんですね。部屋から出ていけなくて。

これで正解ですか？

>>622
いや、違いますね

>>622
内から開閉できるなら出るのは出れるんじゃね？
ダジャレ解釈だと頭を抱える＝困るである必要はないので

もうそろ（化学の宿題が終わったら）寝ます

>>611
気がついた事
鍵はすべて内側からしか施錠できないタイプの物である。
外からは普通には施錠できない。
つまり、このドアは玄関ドアではなく、居室のドアである。
(玄関ドアであれば、外出時等、必ず外から施錠できる必要があるため)

居室のドアにそこまで頑強に内側から施錠する様子は、高い確率でヒキコモリであると思われる。
室内の様子、アニオタ描写はヒキコモリを補強する目的だろう。

一戸建ての家に親と同居中であり、地下室に籠城している(と呼べる程のヒキコモリ)と仮定する。
また、友人の太子や諭吉は、オンライン上の友人で一度も顔を見たことがないのかも知れない。


この事件は、自殺強要かも知れない。
激しいヒキコモリの娘の将来を悲観した、親による犯行。
何らかの方法で、太子や諭吉という友人の存在を知った親が、彼らに連絡を取り一葉に会わせようとした。
室内から「帰れ!!開けるな!!人と会うぐらいなら死んでやる!!」という声を無視して、鉈のようなものを振るって
ドアを壊し無理にドアをこじ開けたところ、室内は静まり返っており彼女はカミソリを手に死んでいた。

自殺の動機には、オンライン上では美しい女性を演じていたにも関わらず、実際には他人に見られる事を
恐れ死を選ぶ程、醜く肥え太っていたという事もあるかも知れない。

娘の為を思い、ヒキコモリを解消しようと無理にでも友人と会わせようとした親が起こしてしまった悲劇に見える。
しかし、実際には親はこの自殺という結果を予測していて、強引に事を押し進めたという自殺強要に他ならない。

その事を悟った太子、諭吉は『結果を予測していたと立証する事は不可能だ。仮にそれができたとしても、
罪に問う事まではできないだろう』という意味を込めて、「完全犯罪だな…」と呟く事しかできなかった。

殺すだけなら
密室利用して換気口からはやりの硫化水素でも流し込めばＯＫだけど
斬殺なんですね。。。。。

内側からだけ閉められる鍵のかかった密室で
どうやって中に死体があるのを誰が発見したのか？
そこがまったく書かれていない
普通は、鍵がかかった友人の部屋を
返事がないからといって外から扉をぶち壊したりもしないよね。
誰が『発見』したの？

もし、太子と諭吉が加害者でまだ部屋の中にいる状況だとしたら
それは『発見』じゃないしね。

>>626
その辺の自殺説は自分も考えた
（ネットで氏ね氏ね叩かれたとか理由はごまんとあるし）
でも一応作者さんが>>615で他殺は確定と宣言しているんですよね
だから不幸な偶然による事故説もＮＧなのかな？

言葉の抜け道を探すみたいで反則くさいけど、
いくつかアンフェアな推理を

１、樋口一葉は二重人格者で人格Ａが人格Ｂを肉体ごと殺した

２、密室内には犯人の死体もあり、犯人は殺人という目的を
　　果たして死んだ、ゆえに捕まることもなく「完全犯罪」

３、やはり部屋を訪れた二人が犯人（片方or両方どちらでも）
　　入る時は普通に入り、殺害時には「密室空間」になる。
　　「完全犯罪〜」は彼女が世間的に存在を抹消されているため
　　彼女が遺書を残し、自殺幇助でもまあ成り立つか

４、原因不明に突如発生したカマイタチが彼女の首を切（ｒｙ

一葉に招き入れられた友人の太子と諭吉、当然一葉はその時点で生きている。
招き入れた後、一葉が鍵を閉めたので外部との出入りができない密室状態となった。

何らかのトラブルが起こり、太子と諭吉は一葉を殺してしまった。
一度は焦ってこの場から逃げようとしたものの、鍵が掛かっていた。
＞二人（太子と諭吉）が彼女の部屋のドアを開けようとしてノブに手をかけた時、鍵は閉まっていた

(以下小説風に)

鍵を開けようとガチャガチャと錠を動かすが、焦りのあまりうまく開ける事ができない。
錠に触れる自分のうまく動かない指先を見つめ鼓舞するうちに、太子はある事に気付いた。
その事により焦りの気持ちは消えたものの、冷静になったわけではなく思考停止状態、完全な空白になってしまった。
錠を開けようとしていた手も止まった。
「何やってんだ!!早く開けろよ!!」
諭吉の叫びに、抑揚のない太子の声が答えた。
「指紋俺達の…これじゃすぐに捕まっちまう」
少々文法的に怪しいその言葉が、諭吉を我に返らせた。
『俺達二人共、素手であちこち触って、指紋をベタベタと残している。このままにしておくと、俺達が一葉を殺したという事が一目瞭然だ。
なんとかしないと』
諭吉は太子の言外の意味までも、そのように正しく受け取った。
(1/4)

振り返った諭吉の目には、首が切断された一葉の死体が目に入った。
「このままじゃ、俺達童貞をこじらせて死んじまいかねない」
そんな太子の口車に乗って、二人にとって数少ない女性と接点と持てるオンラインゲームのオフ会にこぎつけたのが三日前。
今日開催されたオフ会で、初めてリアルに顔を合わせたチャット仲間の一葉に連れられて、彼女の部屋に上がり込んだのがほんの数十分前。

女性の一人暮らしの部屋に男を招き入れた、という事は彼女もその気だったはずだ。
おそらくオンラインゲームをやる事も、オフ会に参加する事も、彼女が後腐れのない男を探す為の狩りだったのだろう。
俺達が狩ったのか狩られたのか、そんな事にこだわる必要はない。
そのまま彼女のペースに任せておいても、いずれそういう雰囲気になり、俺達は無事卒業を果たせていたはずなのに。
諭吉は、太子の軽はずみな行動を思い返し、そう思わずに居られなかった。

鍵を掛け終えた一葉が振り返ったとき、太子が脳髄まで童貞に支配され、豚のような叫びをあげながら彼女に飛びかかったところまで、
諭吉の記憶にはっきりと残っている。
その後、自分自身も狂気が伝染したかのように彼女の脚に組みつき太子に加勢した事は、まるで他人の記憶ででもあるかのように
朧気にしか浮かんでこない。

一葉の悲鳴や、ブヒブヒという太子の声、暴れる手足が触れでもしたのか積まれていたDVDや本が崩れる音、そういった断片的な音の記憶が
諭吉には残っているものの、既にその前後の繋がりさえはっきりしない。

ただ一つはっきりしているのは最後の光景だけ。
抵抗する一葉が繰り出した鳩尾への蹴りの一撃の痛み。思わずのけぞった身体がスチールラックへぶつかった、背中への痛み。
自分の肩越しに、一葉と彼女を組み伏せる太子へと向かって倒れていく、自分の視界の半分以上を占める黒いスチールラック。
諭吉にはスチールラックに載せられていた、熱帯魚の水槽から伸びる酸素ポンプのパイプが抜ける、プチッという小さい音まで
耳に届いた気がした。
スチールラックは、彼女にのしかかっていた太子の背中をしたたかに打ちつけたのだろう、踏まれた豚があげるような太子の悲鳴と
スチールラックが倒れる低い荒々しい音、そして熱帯魚の水槽のガラスが割れる甲高い音が交錯した。
(2/4)

ブヒブヒという太子の声は続いていたものの、直前の喧噪と比べると静寂と思える瞬間が訪れた。
一葉は、既に声をあげることも指一本動かす事もなかった。

「畜生」
ブヒブヒという声の合間に、そんなことを呟く太子を無視して、一葉の様子をうかがう諭吉は発見する事になる。首から鮮血を流し、息絶えた彼女の姿を。
彼女の周辺に散らばる、直前まで水槽だったガラス片を見る限り、勢いをつけてスチールラックから落ちた水槽が、最悪な角度をもって彼女を
襲った事は明白だった。
水槽のガラスの一辺が彼女の首に食い込み、その鋭さ、勢い、そして中に入っていた水の重さなどによって、彼女の細い首筋はあまり抵抗
を見せずに、あっさり切断されてしまったのかも知れない。

「し・・・死んでる」
思わず諭吉の口から洩れた言葉は太子の耳に届いたようだ。
「はあ？何言ってんだ？」
先ほどまでの狂気は、背中への痛みが気付け薬となって消散してしまったとでもいうように、平静な声で太子は返事をした。

「ほら」
諭吉が平気で一葉の頭部を持ちあげる事ができたのは、水槽の水で洗われたせいでどこか人形の首を思わせる姿だったからかも知れない。
それとも、単にあまりにも突然の事で現実感を感じなかったからかも知れない。
諭吉がまるで作り物を扱うかのように、気軽に一葉の頭部を持ちあげたせいで、太子は数瞬の間何を見せられたかを理解する事ができなかった。

その数瞬は、自分が見たものを理解し、否定し、そして否定できない事実であると認める為に必要とした時間だったのだろう。
数瞬後には太子も、一葉が死んでいる事を理解し、まるで屠殺される豚のような悲鳴をあげながらドアへと突進し鍵と格闘し始めた。
現実感から遊離していた諭吉も、その太子の様子を見て自体を把握し始めたのか、太子の後を追った。
(3/4)

この部屋に来てからの事は悪夢であって欲しい、そんな儚げな願いを込めて室内を振り返った諭吉の目に映った一葉の死体。それは、はっきりと
今までの出来事が現実であると語っていた。

「これは完全犯罪だな……」
太子のまだどこか呆けたような、文法の怪しい言葉を諭吉は再度言外の意味も含めて正しく受け取った。
『この状況は自殺に偽装して警察をごまかす事なんてできない、完全に犯罪でしかあり得ない』と。

そう、これは完全に犯罪である。犯罪である以上、犯人が存在しなければならない。
太子一人に罪を着せ、そのうえで太子を亡き者にするためにはどうすれば…諭吉はそう考えながら、思わず小脇に抱えて逃げようとしてしまって
いた一葉の頭部を元の位置にそっと戻した。
(4/4)

>>611
出題おつだす


＞死体の発見場所
この言葉から、一葉が死んでることを二人は知らなかった。
二人は、お酒や覚醒剤で意識がない時に殺してしまったんじゃないか？
そうだったとすれば発見という言葉でも納得がいく


＞頭を抱えていた。

困っていたという意味とも見えるが、
一葉を殺してしまった罪悪感で銃で頭を撃つなどしたが、即死ではなかったため
痛くて『頭を抱えていた』のではないか

もし二人がこのまま生きて出ようとしたなら、
鍵をかけられず密室にはならない
二人が死ぬ間際だったから
自分達が死んだら完全犯罪になるから

＞「これは完全犯罪だな……」

と言った。

>>630
正解

「完全犯罪」の捉え方についての問題でした
「これは完全犯罪だな」と言うとこを
「これは完全、犯罪だな」と読み変えられるという実にくだらない叙述トリックでした
よく分からないという人は「完全」の後に「に」を補ってみましょう

「密室空間」というのはこの閉塞空間のことを指しています
ミステリで言う「密室トリック」などと言う密室とは別の意味です

勢いで殺してしまった。『これは完全、犯罪だな……』
あせり逃げようと思い。『ドアに手をかけるが開かない』
そして思い出す。彼女は部屋にいるときは常に内から鍵をかける
ゆえに外部犯の可能性がなくなってしまい
この『密室空間』の中にいる彼らにしか犯行は行えないということは容易に想像できる
これは『厄介』だ。どうがんばっても彼らの犯行であることはばれる
彼らは困り頭を抱えた

ドアを開けたという情報がないこと
どうがんばっても外から鍵を開け閉めすることは無理
これらのことから彼らがまだ部屋の中にいたと考えればたどり着けたかなと

「発見」について変だといっている方がいますが
彼女の親が死体を「発見」
などの可能性があります、別に彼らが「発見」したとは言ってないのでアンフェアではないかと

>>635
回答乙です

>>629の３で「密室空間」までは」たどり着いたんだけどな〜
「完全犯罪」の解釈までは無理だった
「発見」については、どちらか片方が殺してもう片方が発見した、とする手もありますね

これは好みが分かれそうな問題だと思いますｗ

>>635
出題乙でした。

出題乙

みんなの作品消えるのはがもったいないので、
だれかwikiでも作ってほしいな

俺のこの作品と似たようなパターンだな。

トゥルルルルルー、電話が鳴る。
「ふぁ〜・・、けいじ・・さん？！ど、どうしたん・・ですか？こんな、よなかにでんわ・・なんて」
「おお、寝てたか、スマンスマン。金田一君！事件だ！キミの助けが必要なんだ。今回ばかりは俺の手には負えなくてな」
「ふぁ〜・・、いつものことじゃないですかぁ・・、そ、それで？」
「死体だ！ホトケの書斎なんだが、胸に果物ナイフが刺さったまま床に倒れている。
こいつは金貸しだ。そうとうなワルでな。恨みを持つ人間も一人や二人じゃないだろう。
書斎の扉は一つだけ。閉まるとオートロックがかかるようになっているらしく、暗証番号を入れないと内側からも外側からも開かない仕組みになっているようだ。
暗証番号のメモらしき物も室内からは見つからずだ。死体に訊くことも出来ないしな」
「で？書斎に出入りできるのはそこだけ？」
「うむ、他には一つだけ小窓があるんだが、頑丈な鉄格子がはまっていて、人の出入りはまず無理だな。
ここは完全な密室になっておる！それで金田一君の助けが要るんだ」
「じゃあ、それって、もしかして密室殺人じゃないですか！？敬司さん！」
「あぁ、俺がこの場所から逃げることが出来ればな」

>>553
スレ主だけど、スレも活性化していて、なによりで
今は自分が出題する必要もないようなので、また過疎化でもしたらその時には作品投下したいと思います。
気遣って下さってありがとう。優しいね。

>>639
なんか星新一思い出すw

>>635
なんかゴメン。
>>619さんと同じ発想で、頭を抱えた=切断された被害者の頭部を(小脇に)抱えて持った
という、ネタを思いついた自己満ネタ発表だったんです。
＞小脇に抱えて逃げようとしてしまっていた一葉の頭部を元の位置にそっと戻した。
このラストを書きたいがためだけに、細部を貴出題から抽出して組み込んでみたら、結果
まぐれ当たり(カスリ)…。
なんか中途半端な事をしてしまったなと反省。

>>640
主さん、こんばんは
主さんの作品面白かったからですよ。
期待してます

星新一って結構おもしろいですよね

>>642
いや、当たりが出てなんぼなんでむしろ感謝してます

「トリックはシンプルな（しょぼい）ほうが面白い」
これが自分の持論ですｗ

今回は意外といろいろなことが分かって面白かったなー

問題投下します。

はじめに
本作品のメイントリックは、一般常識ではおそらくないものと思われます。
ダイイングメッセージものの宿命として、それが何を指しているのか、わかってしまえば
「なーんだ、これ」ということにもなりかねません。
一方、検索したら簡単に答えが出てきて、やはり軽い失望感を味わうのではないでしょうか。
以上の事をお含みおきの上、ご笑覧ください。

いつもと変らぬ、放課後の部室。
知世はなにやら集中力を必要とする作業をしているので、佐瀬先輩とぼくの無駄話なぞ
まったく顧みない。
「相原クン？」
「はい？」
「金田一少年にあって、QEDにないもの、なーんだ？」
「なぞなぞですか」
「うん」
「えー、探偵は両方とも男の子、恋人あり、警察関係にコネあり・・・ちょっとわかりませんね」
「密室とダイイングメッセージ」
「あ、なるほど」ぼくはこめかみを指でつついた。「でも、QEDに「ない」ってわけじゃないですよ。
たしか一作だけ、ダイイングメッセージものがあったと思います。あと、密室については、たしかに
QEDには機械的トリックで密室を完成させる作品はなかったようですが、心理的トリックを利用
した密室はあったような・・・」ぼくは、記憶の糸を必死に手繰り寄せた。
「ほー、そうなのかい」
「おそらくは」
「どうして、金田一少年にダイイングメッセージものの作品が多いんだろうね」
「作りやすいんだと思いますよ」ぼくは言った。「なにか見立てるものを設定したら、あとはそれ
らしい名前を考える。実は被害者が握っていたものにはこんな意味がありました、って感じで」
「なるほどね」
オタクに語らすと長いですよ、とぼくは前置きをして、記憶の淵から文章をつむぎだした。
「都築道夫っていう作家が、ダイイングメッセージを分析しています。どうして、ダイイング
メッセージはわかりにくくなるか、ってことなんですけどね。
都築は、こんなこと言ってますよ。『凝ったダイイングメッセージというのは、大体が成立不能』
『手がかりを残すため最後の努力をするのはいいとして、そのとき、あまりひねったことをする
のはおかしい』『被害者はできるだけシンプルなメッセージを選ぶはず』
その上で、ダイイングメッセージを3つに分類しています。
ひとつめ。途中で体力が尽きて、中途半端な形になった場合。
ふたつめ。被害者にとっては単純明快に事態を説明しているつもりでも、受け取る側の知識
不足でわからなくなる場合。

みっつめ。犯人がまだその場所にいて、自分が死ぬのを見届けているので、犯人にはわからず、
捜査をする人にはわかる工夫を被害者がしなければならなかったため。
作品数が一番多いのが、三つ目ではないかと思います。クイーンのダイイングメッセージもの
って、こんなんばっかりですよ」
「うーん・・・じゃあ、現実にはダイイングメッセージなんて、ありえないのかね？」
「限りなくゼロに等しいのではないかと」
「そっか・・・いやね、ちょっと言いにくいんだけどさ」
「はい？」
「熊手を握ったまま殺されるってのを、相原クンならどう考える？」
「熊手って、掃除のときに使う、あの熊手ですか？　魔法使いの箒？」
「いやいや、そうじゃないんだよ。えべっさんってあるじゃないか。西宮戎神社とかに売ってる
じゃん」
「ああ、えびす大黒とか、宝船とか、お札とかがたくさんついているやつですね」
「そうそう」
「あれは縁起物じゃないですか。。商売をしている人なら、たいがいは店に飾ってあるんじゃ
ないですかね」
「そうなんだよね」佐瀬先輩は、水を一口飲んだ。「実は、人が一人死んだ。殺されたのは、
ワタシの遠縁のおばあさんだ。明治生まれだけど、まだかくしゃくとしていて、元気に手広く
商売を切り盛りしていた」
「はい」
「そのおばあさんが、殺された。熊手を握って」
「ほほう」
「で、犯人がわからない」
「なるほど」
「握っていた熊手が、犯人を暗示しているものとも考えられる」
「細かく聞かせてもらえますか？」
「もちろん。そのつもりで話し始めたんだよ。殺されたのはワタシの遠縁に当たる人だ。
名前は関係ないと思うから省くよ。その人が、果物ナイフで刺し殺された」
「果物ナイフなら、一刺し、って感じではなかったんでしょうね」
「ああ。腕や背中が傷だらけだったよ」
「つらいですね。ところで、その方は一人暮らしをなさっていたんですか？」
「ああ。週に3回、介護ヘルパーさんが来てくれて掃除とか買い物とかはしてくれていた」

「お体が悪かったんですか？」
「いや、ちょっと左足を引きずる程度で、あとは健康そのものだった」
「商売をしていらっしゃったと？」
「ビルを何軒も持っていて、そちらからの家賃収入が大きい。あとは骨董品の店とか、喫茶店
とかを何軒も経営していた」
「経営状態はどうだったんです？」
「きわめて健全。どの店も赤字になるようなことはなかった」
「ふぅむ」
「応接間で話をしていた形跡があった。ティーカップが二脚出ていたから、お茶でも飲んで
いたんだろう」
「ティーカップからなにか検出されませんでしたか？　指紋とか」
「きれいにぬぐわれていた」
「怪しい人を目撃したとかの証言は？」
「なにもない」
「手がかりなしですか」
「そうだ」
「でも、怪しい人はいるんですよね」
「何人かいるな。
まず、大熊　守（おおくま　まもる）。年齢は80歳前半。おばあさんと同じくらいの年齢だ。
骨董品の店の共同オーナーだ。実は、おばあさんは骨董品の店を辞めたがっていた。
権利を買い取るか、店をつぶすかを迫られていた。こういう理由で、容疑者に上げても
いいだろう。
つぎ。福地　淳子（ふくち　じゅんこ）。30歳後半。こちらは喫茶店の雇われ店長だ。喫茶店の
ほうも店を閉めるとかいう意向だったらしい。自分の働き場所がなくなるということだね。

三人目。東野　充（ひがしの　みつる）。30歳前半。おばあさんの甥のひとり。三十を過ぎても
定職がなく、ぶらぶらしている。しょっちゅうおばあさんのところにお金をせびりに行っていた
らしい。でも、説教されることが多かったそうだ。説教をされているうちにかっとなって・・・ての
はありえる話だよね。
よにんめ。熊坂　学（くまさか　まなぶ）。30歳半ば。プロの将棋棋士。でも、あまりにも目が
出ないので、将棋に見切りをつけて、持ちビルの管理人をやるように諭されていた。
五人目。舟形　昭（ふながた　あきら）。40歳前半。金融ブローカーだな。出資話を何回も持ち
込んでいた。
最後。鬼熊権之輔（おにくま　ごんのすけ）。70歳後半。貸し金業を営んでいる。おばあさんは
彼にかなりの金額のお金を投資していた。しかし、そのお金を引き上げたいと思っていた節がある」
「けっこういますね」
「ああ。みんなそれらしい動機がある。全員、おばあさんの家に頻繁に訪れていたから、指紋
などが残っていても不思議ではない」
「殺されたときの状況とかお尋ねしてもいいですか？」
「それが不思議なんだけどね。凶器はどうやら、果物ナイフらしい。現場に剥いたばかりの梨
があるが、肝心のナイフがない。持ち去られていたと考えるのが自然だ。
それよりもおかしいのは、どうしておばあさんが熊手を持っていたかということなんだ」
「身を守ろうとして、なにか武器になるものを探したんですよ」
「それなら、いつも使っている杖がすぐそばにおいてあったはずなんだ。杖は樫の木でできて
いてね、たいそう硬いんだ。身を守ろうとしたら、杖を使うと思うんだよ。わざわざ、熊手を鴨居
から取らなくてもいいはずなんだ。そう思わない？」
殺されかかっている人のすることだから、常識では測れないんじゃないかな、と思った。
「そしておばあさんは、熊手を抱きしめるようにして殺されていた。誰にも熊手を渡さない
ように、という考えがあったとしかワタシには考えられないんだよ」
「うーん・・・」
たしかにひっかかる。
「で、ワタシは熊手がダイイングメッセージだったと考えているんだけど」
「はぁ」
「気の抜けた声出さないでよ。以上の手がかりをもとに、推理してほしいんだから」
「そんな無茶な」

「そういわないで、知恵貸してよ」
「うーん、まずは、どんな熊手だったんですか？」
「ちょっと変った熊手でね。熊手の手の部分の骨が少なくて、大きく開いている。そして、
熊手にはおかめの飾りだけだった」
「ずいぶんとシンプルな熊手ですね」
「おばあさまは、東京の方だったんですよね？」突然、知世が口を開いた。冷たさと鋭さを
感じさせる声だ。
「え、あ、そうだね。いわゆる下町と呼ばれているところだよ」
「じゃあ、お酉さまはおなじみのはずです」
「お酉さま？」佐瀬先輩とぼくが同時に聞いた。
「こちらでは、「えべっさん」といいますね」
「あ、東京とこっちじゃあ言い方違うんだ」
「えべっさんは、1月の9~11日ですけど、お酉さんは11月の酉の日なんですよ」
「ふーん」
「そして、お酉さんの名物・・・黄金餅、切り山椒、そして・・・」
「野田沢さん、なにが言いたいの？」
「犯人は、熊手の意味、お酉さんの意味を知らない人です」そして、冷酷に言った。
「I do not miss a trick」

読者の皆さんへ。
ずばり、犯人は誰でしょうか？
どのように犯人を特定するにいたったのか、その過程も書き添えていただければ幸いです。

頭の芋→とうの→東野　でしょうか

三十を過ぎても
定職がなく、ぶらぶらしている。
東野はお酉さんの意味しるはずもないから彼だな犯人は

>>654
完璧に正解です。

正解を投下します。

「ちょ、ちょっとまって知世」ぼくは言った。「もう少し考えさせてよ」
「いいけど」
「おかめの面が着いてるよね。おかめ→おたふくだから、福地が犯人」
「ちがいます。商売やっている人が熊手の意味知らないわけないし」
「じゃあ、あの熊手は、ちょっとかわったかたちしてたよね？」
「ああいう熊手を『鬼熊』っていうのよ」
「あ、それだ。犯人は鬼熊」
「だから商売やってる人は犯人じゃないって。特に金融業なんて、絶対に縁起担ぐに決まって
るじゃないの」
「あ・・・そうか」
「犯人は東野よ」知世はあっさりと言った。
「なんで？」 と佐瀬先輩が聞いた。
「犯人は、お酉さまの習慣とか、熊手の意味とかを知らない人だったんです。知っていたら、
被害者の人から熊手を奪って、鴨居に戻しておくはずなんです。
お酉さまは、えべっさんとおなじ、商売の神様。だから、商売をしていた大熊、福地、鬼熊の
3人は犯人になりえません。将棋を指す人が縁起をかつぐかどうかはわかりませんけど」
「で、どうして東野が犯人なんだい？」
「ですから、お酉さまの名物ですよ。切り山椒、黄金餅、そして、唐の芋」
「とうのいも？」
「唐の→とうの→東野→ひがしの、だ！」
「そうです。唐の芋は、サトイモの別名で、海老芋なんて言い方もします。こんなことも、東野
は知らなかったんでしょうね」
知世は吐き捨てるように言った。
「あー後味悪い。柊、甘いものでも食べに行くわよ」

（お酉さまが見ている　終）

あとがき（チラ裏です）
やはり、あっさりと正解にたどり着かれてしまいました。
ダイイングメッセージ物は、難易度の調整が難しいんです。ですから、ちょっとした短編で、
あまり難しくない作品のほうがいいと思っています。
そのほうが無理も少なくなりますし。
あっさり正解されるのは想定内でした。
人が死ぬ話を書いたのはこれが初めてです。あまり気持ちのいいものではありませんね。

本文中のダイイングメッセージの説明については、都築道夫の「黄色い部屋はいかにして
改装されたか？」からの抜粋引用です。

次回作予告
衆人環視の中で人が刺された！　不可能トリックに挑戦「衆人環視」
わずかな会話を手がかりに知世が推理を駆使する。「9マイルは遠すぎる」を意識して描いた
作品「オタクの代償」
のいずれかです。

ご笑覧いただき、ありがとうございました。
また次回作で。

あと、>>654が「知識として」唐の芋をご存知だったのか、個人的に知りたいところであります。

乙

僕の出題は11時半ごろになります。
みんな、起きててね。

>>658
出題おつでした


>>660
よろしくおねがいします

○○探偵と助手シリーズ　三匹の子豚　第二の殺人 "木の家"

あらすじ

密室で死んだ女、古蓋藁美の姉妹たちに依頼され、
事件の謎を解決することになった助手と探偵たち。
一同がファミリーレストランで顔合わせをすると、
姉妹たちは大上という闇金融業者に、親のつくった借金を返せと、
永年恐喝されていたことを語り始めた。
そんな彼女達の前で探偵は、
ベニヤ板製の扉の特性を利用した巧妙な密室トリックを見事暴いたのだった。