そもそも勧善懲悪の定義は「善をすすめ、悪をこらしめること」程度。
つまり、「善は酷い目に遭わず必ず救われる」というニュアンスまではない。
これは「ピカレスク」ではないということ。
後期「水戸黄門」=勧善懲悪とか思うているドキュソが乱入しているようだけど、
必殺シリーズの評価も「単なる勧善懲悪ではなく」が一般的。
つまり勧善懲悪にピカレスクの要素を入れてみますたということで、
これがあのドラマの真骨頂であった。
>>860 前記した観点でゆけば、「流人騒ぎ」も勧善懲悪の範疇にある作かと思う。
確かに面白いが、
>>845に挙げた作品群と比較すると・・・という感がある。