【ミス板の】松本清張-11-【黒い霧】

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475書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
今、俺が読んでいる新本格の作品に、登場人物のひとりであるミステリ作家が
執筆中に「この出会いは偶然過ぎないか」と気に病むシーンが登場する。
メルヘンの要素が濃いと言われる本格ミステリにおいても、この程度の配慮はあって
当然なんである。
まあ、清張先生全盛期には、出版社サイドからすれば「とにかく書いてもらえればOK」、
清張先生サイドとしては「とにかく書かないと」状態だったのであろう。
ここから、あのある種の「超展開」が生じて来たように思う。
これもいわゆる時代の要請ってやつか。

>>473
反論だろうが、久々に面白いレスを読んだ感あり。
だが、長編でも、
本来の持ち味である暗い叙情性やビター、シニカルな味わいを発揮することは
可能だったのでは?
とにかく時間に追われていたゆえ、大衆迎合路線に行かざるを得なかったように
見える。

>>474
>犯人が逮捕されたり自滅したりするのが勧善懲悪とかハッピーエンドであるとする認識なら
>お粗末きわまりない。
叩き目的で気楽に書き飛ばしたつもりだろうが、
じっくりと「そう思う」根拠を詳述して頂きたく思う。
回答をお待ちしている。