東野圭吾part62

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314緊急少年でつまつマン ◆Ll9UkTCzt.lA
カリフォルニアの熱い熱気が籠る或る夜
一人の若者がうらびれたバーのマスターと賭けをしていた。
賭けの題目は「ベースボールのフェアゾーンは何度あるか」だ

「うーむ、ファーストとサードの間は・・俺は90度だと思うぜ」とマスター。
「130度だ!・・いや・・140度はあるか・・」と若者。
若者とマスターの賭けはお互い一歩も引く様子はない。
激昂したマスターが青年に殴りかかろうとしたその時、後ろの席でポツリと呟く声が聞こえた。
              「42度・・・」
「誰だ!」後ろを振り返って声の主を見たマスターと若者は戦慄した。
長身で、鍛え上げられた逞し腕・・黒い皮ジャンに身を包み金色に輝く肩当て、こちらをニラみつける鋭い目・・
そこには数々の修羅場を潜り抜けてきたきたであろうという、どことなくケンシロウを思わせる男の姿があった。
いつもは砂漠のならず者達相手に商売しているマスタ−もこの時ばかりは緊張で息をのむ。
「もう一度言う、42度・・・」男は更に挑発するようにこちらをニラみつけながら呟く。             
こうなるとマスターも黙ってはいられない。「何だ、テメェ!おれっちをおちょくってんのか!」
暫し睨みあいの沈黙が続く・・常にクールな男に対し、緊張とプライドと恐怖で汗が止まらないマスターと若者。
もはやマスターはプライドのために、殺るか殺られるかという心境に達していた・・
なおも沈黙・・・

「バタン!!!!」

突然男が倒れた!
一体どうしたんだとマスターと若者に抱かれながら男は呟く
「42℃・・・」男の脇には体温計が挟まれていた・・・
315緊急少年でつまつマン ◆Ll9UkTCzt.lA :2011/04/03(日) 20:09:30.04 ID:x14O8Qxh
どうでそうかこの力作・・
本当は書斎タンに判定して貰いたかったのでつが
雑談スレがないのでここで発表させて頂きまつた
自分ではなかなか上手くいったと思っていゆのでつが駄作なや駄作と正直に言ってくだたい・・(/_;)
316緊急少年でつまつマン ◆Ll9UkTCzt.lA :2011/04/03(日) 20:14:34.60 ID:x14O8Qxh
あっと驚くどんでん返しだと思うのでつが・・・