新・面白い叙述トリック考えた 2

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373名無しのオプ
「ふぁ〜・・、け・・けいじ・・さん?!ど、どうしたん・・ですか?こんな、よ・・なかにでんわ・・なんて」
「おお、寝てたか、スマンスマン。金田一君!事件だ!キミの助けが必要なんだ。今回ばかりは俺の手には負えなくてな」
「ふぁ〜・・、いつものことじゃないですかぁ・・、そ、それで?」
「死体だ!ホトケの書斎なんだが、胸に果物ナイフが刺さったまま床に倒れている。
こいつは金貸しだ。そうとうなワルでな。恨みを持つ人間も一人や二人じゃないだろう。
書斎の扉は一つだけ。閉まるとオートロックがかかるようになっているらしく、暗証番号を入れないと内側からも外側からも開かない仕組みになっているようだ。
暗証番号のメモらしき物も室内からは見つからずだ。死体に訊くことも出来ないしな」
「で?書斎に出入りできるのはそこだけ?」
「うむ、他には一つだけ小窓があるんだが、頑丈な鉄格子がはまっていて、人の出入りはまず無理だな。
ここは完全な密室になっておる!それで金田一君の助けが要るんだ」
「じゃあ、それって、もしかして密室殺人じゃないですか!?敬司さん!」
「あぁ、俺がこの場所から逃げることが出来ればな」