再び四代奇書を語る会【アンチミステリ】

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1名無しのオプ
前にあったと思いますが、なくなったので。
再び四代奇書について語りましょう。


<四代奇書>
小栗虫太郎著『黒死館殺人事件』河出文庫
夢野久作著『ドグラ・マグラ』角川文庫 上・下
塔晶夫(中井英夫)著『虚無への供物』講談社文庫 上・下
竹本健治著『匣の中の失楽』講談社ノベルス、双葉文庫

四大奇書について語る会【アンチミステリ】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1271119509
2名無しのオプ:2010/11/20(土) 18:45:49 ID:N/6zi+tQ
エクゴニン!
3名無しのオプ:2010/11/20(土) 19:54:39 ID:8nZIzYG9
スレタイ間違ってるが…。
四大、では?
4名無しのオプ:2010/11/20(土) 21:10:26 ID:Wr5V4Fwh
つい最近、竹本氏のゲーム三部作を読了したでござる
5名無しのオプ:2010/11/20(土) 21:23:48 ID:dwbqF32z
>>3
ごめん
うっかりしてた
ちょっと挟まれてくる
6名無しのオプ:2010/11/20(土) 23:21:17 ID:Ey7I24Nw
まあ時間差で代々受け継がれるものだし
7名無しのオプ:2010/11/22(月) 09:50:22 ID:qO/EW+YM
4番目の「匣失」が著しく格下に思える。
久生十蘭「魔都」辺りが並んでた方がしっくりくる。
奇書と呼ぶには明快すぎるかもしれないが・・・。
8名無しのオプ:2010/11/23(火) 18:29:52 ID:N4IlZmtQ
5番目の奇書と言える作品は、匣の中の失楽以降で『ディスコ探偵水曜日』だけ。
by千街
9名無しのオプ:2010/12/02(木) 07:32:25 ID:plNiqnP3
保守
10名無しのオプ:2010/12/04(土) 12:47:30 ID:02DTPkif
「コズミック」「ジョーカー」はダメですか・・・?ダメですよね・・・
11名無しのオプ:2010/12/04(土) 13:42:22 ID:+6+5S6B3
変書ではあるが奇書ではない
12名無しのオプ:2010/12/04(土) 16:13:34 ID:3tzkgf7Z
つか三大奇書でいいよ
竹本は格が落ちすぎ
13名無しのオプ:2010/12/04(土) 17:25:13 ID:oNsSF2dE
奇書もどきが満ちあふれている昨今のゆとり目で見れば
確かに「匣」は格落ちして見えるな。
14名無しのオプ:2010/12/04(土) 17:31:34 ID:3tzkgf7Z
現代やら昨今に奇書なんてないだろ。お子様向けのミステリばかりだ

それと別の話だが竹本は過大評価されすぎ
15名無しのオプ:2010/12/04(土) 17:43:30 ID:3tzkgf7Z
で、>>7と同じく十蘭あたりが入った方がいいと思う
16名無しのオプ:2010/12/04(土) 17:51:26 ID:eq3U6qF5
「魔都」なんか(出来不出来は別にして)内容的には今のラノベ相当だろ。
竹本否定して、その程度しか出てこないのか?w
17名無しのオプ:2010/12/04(土) 17:54:23 ID:FRDPYg6V
今年の本ミスでは、魔都は新城カズマの15×24と比較されてた。
魔都は読んだの前すぎて覚えてないなあ。

三大奇書あるいは四大奇書は、内容だけじゃなく成立の経緯でくくられてるってのもあるから、
そういう意味では匣は適切。
18名無しのオプ:2010/12/04(土) 20:44:11 ID:3tzkgf7Z
>>16
別に十蘭はそんなに好きじゃないけど、おまえはそんなに竹本が好きなんだ?(笑)
19名無しのオプ:2010/12/05(日) 02:35:08 ID:GIYTBF+a
「いつ書かれたか」って重要じゃない?
「匣」と同じ方向へ突き抜けようとした作品はいまだに書かれてるから印象薄くなる気がする。
あれをあの時期に書いたのは評価できると思う。
「ドグマグ」は「同工異曲」は不可能だし、「黒死」は「今」と考えるとキツイんじゃないの。
「虚無」は「奇書なのにストレート」であの高みだからなぁ・・・。

じゃあ逆に。新本格綾辻以降で「候補」は無いのかい?
20名無しのオプ:2010/12/05(日) 03:10:20 ID:sM+ECmhR
読者は歴史を学んでいるわけではないからな。
作品の普遍性みたいなのも重要な鍵だと思う。
21名無しのオプ:2010/12/05(日) 03:42:13 ID:/pzSmJZA
3tzkgf7Z の捨てゼリフが哀れwww
22名無しのオプ:2010/12/05(日) 07:31:52 ID:xoXzsUMX
匣は悪いけど自分もあまり評価しない
嫌いじゃないけどね
ここで並べるほどかなあ
23名無しのオプ:2010/12/05(日) 11:40:22 ID:vlEl5OcW
だからと言って十蘭なんか持ってこられてもなあ
24名無しのオプ:2010/12/11(土) 14:11:38 ID:MbzNL4G1
竹本の匣はあの時代に、まったくの新人で、幻影城で連載されたってのも大きいよな
後、作者がまだ現役ってところも大きいかもしれない
虫太郎や久作って死んでるからこそさらに神格化されてる面あるでしょ
25名無しのオプ:2010/12/11(土) 14:19:48 ID:BxUM10Ow
でも作品自体つまらないからなあ
26名無しのオプ:2010/12/11(土) 14:20:30 ID:BxUM10Ow
匣が、ね
27名無しのオプ:2010/12/11(土) 15:46:09 ID:xybxrfVo
竹本って匣とかウロボロスとかのメインストリームっぽいもの
以外のちょっとはずれている方が面白いんだよなあ
28名無しのオプ:2010/12/12(日) 03:47:28 ID:MY91V7y1
「奇書」が「奇書」と呼ばれるゆえんって、一番は「面白いか」じゃ無いでしょ。
(個人的には「匣の中の失楽」、面白いと思うけど)
ミステリでありながらそれまでの作品と「本質」が違うのが「奇書」じゃない?
「黒死」ならミステリの「要素」であるべきペダンティズムの「横溢」。
「ドグマグ」ならあの「構造自体」。「虚無」ならプリミティブな「メタの顕れ」。
「匣」で言うなら「小説構造自体と終わり方」が、新しい試みだったと思う。

その作品を読んで「コレもアリなんだ」と読者(=新しい作者)を納得させる。
それが出来た作品が「奇書」だと思う。
「進化」っていうのは「奇形の集積」でしょう。
まあその作品が「つまらな」くて読まれなければ淘汰されるけどね。
29名無しのオプ:2010/12/12(日) 10:25:27 ID:nhthc+kC
>>28
>ミステリでありながらそれまでの作品と「本質」が違う

まあそれこそが本来のミステリの肝だからな。
時刻表だって孤島だって、最初の小説は新しい試みでもあったわけだし、
当時としては「コレもありなんだ」だったわけだよ。
そのあたりの切り分けが難しい。
パラダイム変換レベルのミステリなら新本格以降は(駄作を含めて)
ばんばか出てきてるしな。
30名無しのオプ:2010/12/12(日) 11:59:55 ID:RtWZEWFW
「黒死館」は奇書に数えられてなかったら、とっくの昔に忘れ去られてたろうな
31名無しのオプ:2010/12/12(日) 17:13:13 ID:3e6q0GEy
ミステリーではないけど奇書という括りでなら
沼正三の『家畜人ヤプー』がふさわしいだろ
32名無しのオプ:2010/12/12(日) 17:33:18 ID:aOW1GsXX
その手のなら「死靈」とか他にも少なからずある
33名無しのオプ:2010/12/12(日) 20:31:59 ID:fNV/ZBZl
34名無しのオプ:2010/12/13(月) 10:44:50 ID:aC/XR9td
松永延造の『夢を喰う人』とかは?
35名無しのオプ:2010/12/26(日) 21:24:38 ID:PDoYyoFe
まんがで読破シリーズに黒死館やドグラマグラがあって吹いた
読んだ日といる?
36名無しのオプ:2010/12/26(日) 22:20:15 ID:IQC6e5BO
麻耶雄嵩作品って奇書にはいらないの?
37名無しのオプ:2010/12/28(火) 02:10:35 ID:Pvn5o2MV
麻耶タンはほぼ全部奇書だからなあ
38名無しのオプ:2010/12/28(火) 12:02:16 ID:70743yBy
ドグラマグラの映画DVD、再発しねーかな?
中古は高すぎる
39名無しのオプ:2010/12/29(水) 12:51:26 ID:UKShYReA
>>14
虚無とかのが子供向けだろ

摩耶はレベル低い
40名無しのオプ:2010/12/29(水) 15:58:45 ID:hMcF4NtV
つうことはそれに比肩される匣もドグラも黒死も全部子供向けってことだなw
41名無しのオプ:2010/12/29(水) 16:25:27 ID:7WIBSH4T
虚無が子供向けとは斬新な意見だ
42名無しのオプ:2010/12/30(木) 11:50:28 ID:aKjtWGHD
四大奇書は一応全部あるけど虚無を読んで異様に疲労感があって後の三作なかなかな手がでない…虚無が一番軽そうなんだけど違う?四天王の順位おせーて!
43名無しのオプ:2010/12/30(木) 13:48:27 ID:VfWJkOPw
四大奇書とか小学生の時に全部読んだしー
児童書レベルだったしー
44名無しのオプ:2010/12/30(木) 18:24:45 ID:kk8IriGI
俺なんか生まれて初めて読んだ絵本が虚無だ
45名無しのオプ:2010/12/31(金) 00:22:03 ID:1o8EIS6g
「ドグラ・マグラ」意外にエンターテインメントなんだが。

同意してくれる奴少ないだろうな。
46名無しのオプ:2010/12/31(金) 00:54:45 ID:cjzv2AzI
多分、母親の胎教が「ドグラ・マグラ」だった記憶がある。
47名無しのオプ:2010/12/31(金) 07:45:23 ID:o3/yafg0
俺前世で夢野久作だった。
48名無しのオプ:2010/12/31(金) 14:48:53 ID:cjzv2AzI
ちょwwwwwww
なら俺前世でクラ夫人

49名無しのオプ:2010/12/31(金) 16:21:20 ID:cYKsuUHv
俺の先祖は呉青秀
50名無しのオプ:2010/12/31(金) 20:02:05 ID:4ltf6zK6
>>45
これらのカキコミ見ていたら同意出来そうな気がしてきたw
51名無しのオプ:2011/01/04(火) 03:39:16 ID:oj+g2psV
ヒント:お兄様

夢野はガチ妹萌え
52名無しのオプ:2011/01/04(火) 04:42:40 ID:FiRXid6Q
Happy birthday 生誕122年目〜♪
Happy birthday 夢野久作〜♪
Happy birthday 1月4日〜久作の誕生日〜♪
生まれてきてくれて、ありがと〜♪ 
53名無しのオプ:2011/01/04(火) 06:11:26 ID:FiRXid6Q
>>51
「ガチ妹萌えですね。」

久作は怪奇探偵小説・奇書・恐怖みたいな見出しが付きますが何か、そうばかりとも言えなくて。
底辺に「せつなさ、優しさ、グロい表現の中に人を想う気持ち」を感じる。だから好き。


54名無しのオプ:2011/01/04(火) 21:05:06 ID:RvaSHUD4
根はロマンチストだよね<久作
55名無しのオプ:2011/01/06(木) 01:05:00 ID:raFajKsu
小栗虫太郎スレ中井英夫スレは、あるのですが夢野久作スレと竹本健治スレが見当たらない。

書店で講談社文庫の新装版「虚無への供物」購入。だぶん全部読み終わるのに
一ヶ月〜二ヶ月かかりそう。
表紙裏に中井英夫が本とバラの花束をもってニッコリ笑っていのはいいとして、
右後方に「怨」って・・・何だろう?
56名無しのオプ:2011/01/06(木) 20:23:10 ID:VH9u/Z+F
>>55
手元に本がないから想像だけど
たぶん画家の竹中英太郎(乱歩「陰獣」正史「鬼火」の挿絵などで知られる)
が中井にプレゼントか何かした色紙かと。
57名無しのオプ:2011/01/06(木) 21:20:14 ID:raFajKsu
>>56
ありがとうございます。
何でかな〜と気になっていたので。
しかし「怨」の字とは・・・
突然プレゼントされたら「ん!俺なんかしたっけ?」とかなりそうです。
58名無しのオプ:2011/01/11(火) 01:58:22 ID:oCUxGmz9
「虚無への供物」連休もあったし(上)の16項目あたりあたりまで読んだ。
>>42さんみたいに疲労感はないんだけど長いよ・・・複雑だよ・・・。

本当の活字好きの方は「おもしろくて一気に読めた。」とおしゃっているので。
私の場合はそこまで活字好きでもないのかな。。。でも読む。

「虚無への供物」で、おもしろいなと思ったのが。登場人物が2ちゃんネラーみたい
みんな好き勝手に会話して、そして独自の推理してるので、おもわず笑う。
あとキャラ立ちしてるのが藤木田老人。
仲間由紀恵と阿部寛の「トリック」で
阿部寛演じる上田次郎が「ユウとかミイ」とか言ってるセリフ良くありましたが。
すでに藤木田老人が1964年時に言ってたセリフだったんですね。

活字好き好きの部類ではないのですがコツコツ読んいきたいと思います。
「黒死館殺人事件」と「ドグラ・マグラ」は読んでます。もし「虚無への供物」読めたら
 ハコ(←変換で出てこない誰か教えて頂けないでしょうか?)の中の失楽にトライしたいです。
59名無しのオプ:2011/01/11(火) 10:10:41 ID:qO3XTXQR
60名無しのオプ:2011/01/11(火) 14:02:49 ID:YeITcXi3
藤木田はいい味出してたね。
頑張って下巻に辿り着いてくれ。
61名無しのオプ:2011/01/11(火) 17:44:16 ID:oCUxGmz9
>>59
匣←変換出来るようにしてみた。

>>60
頑張って下巻に辿りつく〜ワカチコワカチコ〜
62名無しのオプ:2011/01/23(日) 16:50:52 ID:3oaWcPGx
>>35
漫画でドグマグ読んでみた。
貸本屋時代の漫画レベルでファンは見ない方がいいな。
ネタにもならない。
63名無しのオプ:2011/01/28(金) 06:49:35 ID:O8IuRx1w
「葦と百合」 奥泉光 なんか奇書としてどうだろう
64名無しのオプ:2011/01/28(金) 14:19:11 ID:hnw4Mz+s
つまんなかったよそれ
65名無しのオプ:2011/01/28(金) 21:55:22 ID:O8IuRx1w
うん、つまんなかったのは認める。
だけど、「本格ミステリ的なもの」をのりしろに、
私小説・思想小説・純文学みたいなものを、ひとつのストーリーにまとめた、
という意味では「奇書らしさ」は、あるように思う。
と、書いていて自分でも弱いと思う、実際ストーリーとしてまとまってねぇし。
66名無しのオプ:2011/01/28(金) 22:07:18 ID:hnw4Mz+s
奥泉だったら別の作品の方が出来はいいんじゃないかな?
67名無しのオプ:2011/01/28(金) 22:31:56 ID:3H8/k2UR
舞城のディスコ探偵はどうだろう
68名無しのオプ:2011/01/28(金) 22:41:52 ID:q7qnccEX
いいんじゃない
69名無しのオプ:2011/01/29(土) 00:04:00 ID:qfOFyeQT
28は『特攻の拓』とか゛好き゛だべ?
70名無しのオプ:2011/01/29(土) 07:50:21 ID:DzkaTDIY
虚無読んでみたけどなんだかなあって感想
そんなこと言われて投げ出されても、って思った
71名無しのオプ:2011/01/29(土) 10:07:25 ID:dpMH1dzQ
よけいなお世話だが、もっとミステリ以外の本とかも読んだ方が良いと思う。
72名無しのオプ:2011/01/29(土) 11:25:57 ID:DzkaTDIY
誰に言ってるの?
俺のことならむしろミステリー以外の本読むことが方が多いけど
73名無しのオプ:2011/01/29(土) 15:41:35 ID:jvc5px9w
別に虚無は投げ出してないと思うけど
具体的にどこが投げ出してるのか言ってくれないと…
74名無しのオプ:2011/01/29(土) 15:55:57 ID:DzkaTDIY
しつこいくらいあった密室がきっちり謎解きされないまま、
殺人事件の推理を楽しんでじゃねえよって怒られてもなーいう点
75名無しのオプ:2011/01/29(土) 16:01:36 ID:jvc5px9w
謎が解けてない密室なんてあったっけ?
読んだのが昔だから完全に忘れてる
確認してくるわ

76名無しのオプ:2011/01/29(土) 16:06:27 ID:DzkaTDIY
>>75
そこまでしてくれなくてもw
俺は濃いミステリーファンじゃないし、ゴテゴテした密室の連続に後半飽きて惰性で読んでたから
もし俺の理解力が足りないだけだったらスマソ

77名無しのオプ:2011/01/29(土) 18:52:36 ID:ftnZyG+B
密室は投げ出してないけど
増えてる焼死体の謎は投げっぱなしじゃなかったかな
これも忘れてるだけだったらすまん
78名無しのオプ:2011/01/29(土) 19:11:07 ID:oDQ8JOZW
虚無ってそんな話だったっけ
79名無しのオプ:2011/01/29(土) 19:21:55 ID:21LCfJDY
違うね。
読み方は人それぞれだけど、不幸な読み方をしているとしか思えないなw
80名無しのオプ:2011/01/29(土) 20:21:36 ID:6kEwx3ax
火事はあったね
81名無しのオプ:2011/01/29(土) 21:20:50 ID:IAK+jgGw
火事はあっただろ
それとも謎を解こうとか解決が放棄されてることが気になること自体が間違いってことか
82名無しのオプ:2011/01/29(土) 23:15:05 ID:DzkaTDIY
ああ火事だったっけか
そこら辺がきっちり解決してればまだしも、うやむやの内に殺人を楽しんでじゃねえよ!、
みたいに言われて「アンチミステリーってこういう意味かよ!」って苦笑してしまった。
特にコアなミステリーファンじゃない俺にはドイルやクリスティーやヴァンダイン、横溝あたりが合ってるみたいだ
あんまりトリックがごちゃごちゃしたのはついていけないわ
小栗の「聖アレキセイ寺院の惨劇」も読んでてめんどくさくなったしw
ミステリー門外漢の単なる感想だから、ファンの人は気を悪くしないでくれ
でも多くの人が「えええ???」って思った上での「奇書」なんだろうから、あながち間違った感想でもないと思うんだがなw
83名無しのオプ:2011/01/29(土) 23:18:21 ID:6kEwx3ax
だめだこりゃ
84名無しのオプ:2011/01/30(日) 00:21:46 ID:gq+83w9A
だめだね
いくら本を読んでも自分の糧にするようなことをしていないから
どこがキモなんだかわからないまま、自分に理解できないと腐す
可哀想な読者の典型的なタイプだな
85名無しのオプ:2011/01/30(日) 05:17:20 ID:xDDzecUk
ミステリーを自分の糧にして生きてるのかよw
86名無しのオプ:2011/01/30(日) 09:41:00 ID:eGJOwZPz
オタとはそういうもんだ
心の糧を取り上げると暴れだしかねんから取扱注意な
87名無しのオプ:2011/01/30(日) 13:35:56 ID:d/xVG0a6
確かに虚無がアンチミステリーっていうのが未だによくわからない
88名無しのオプ:2011/01/30(日) 13:44:18 ID:LRFgpWxK
ミステリーがわかればアンチミステリーも良くわかる。
ただ、アンチであるという理屈が理解できないと
よくわからんという面もある罠。
89名無しのオプ:2011/01/30(日) 18:27:24 ID:jqRRyVpO
アンチミステリーがどういうものか説明できた人を見たことがない
本当にわかっている人がいるなら御教授願いたい
90名無しのオプ:2011/01/30(日) 18:29:52 ID:l8HKnQNf
まずは自分で考えてみろ。
それでもわからなければここの住人に土下座してお願いするんだな。
91名無しのオプ:2011/01/30(日) 18:39:22 ID:jqRRyVpO
自分としては昔から答えは出てるよ

・単純に虚無=アンチミステリーという定義
最初にアンチミステリーと言いだしたのは虚無だから
他は拡大解釈してるだけ

・ミステリーとは狭義では謎解き小説、広義では謎を扱った小説だと考えると
アンチミステリーとは狭義では謎解きを否定した小説、広義では謎を否定した小説
とする定義

この二通りを考えてる
92名無しのオプ:2011/01/30(日) 18:43:42 ID:xDDzecUk
>>90
書斎魔神乙
93名無しのオプ:2011/01/30(日) 20:12:23 ID:kuLVgrQA
>>91
虚無信者っぽいけど俺は前者かなー
94名無しのオプ:2011/01/31(月) 08:47:36 ID:Iwnw6MLE
「アンチミステリー」って作者が自称してたんだっけ?
おれは「アンチミステリー」なミステリー小説だと思ってる。
こんな謎解きもありだろって意味で。
95名無しのオプ:2011/01/31(月) 10:19:45 ID:s+YMfTmo
まあ昨今のぐちゃぐちゃなミステリーだと
そういうの当たり前みたいになっちゃってるからなあ。
96名無しのオプ:2011/01/31(月) 10:50:03 ID:ymFx85XT
一応謎にそれぞれ答えは出してるんだよな(放置されてる物もあるようだが)
自称探偵たちがあれこれ思い描いていた解決とはかけ離れていただけで
97名無しのオプ:2011/01/31(月) 21:48:10 ID:n9dGT1+x
>>94
自称というか虚無の前書きに
「私の考え続けていたのは、アンチ・ミステリー、反推理小説ということであった」
と書いてあるから、それが初出だと思うんだけど
98名無しのオプ:2011/02/04(金) 20:40:08 ID:DM5slajw
でも形式上は普通のミステリーだよね
99名無しのオプ:2011/02/04(金) 22:20:08 ID:6eE3zEPj
形式って何さ
100名無しのオプ:2011/02/05(土) 01:42:45 ID:dIROJkVH
途中までは普通のミステリーだったな。
最後読んでないんじゃね?
101名無しのオプ:2011/02/05(土) 10:42:50 ID:3Ow2Km+Y
結局虚無を批判する人を叩く人って、具体的には何にも反論出来てないじゃん。
ただ読み方が悪いとか罵倒するだけで。
102名無しのオプ:2011/02/05(土) 10:50:10 ID:ZB5Wb7F1
虚無批判がまともじゃなくから、読み方が悪いとしか反論のしようがない
というのが現実
103名無しのオプ:2011/02/05(土) 10:53:59 ID:GYVZfzmI
「虚無ってわけわかんなくね?」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「ゆとり馬鹿」
   ↓
「もう来ねえよ!」
104名無しのオプ:2011/02/05(土) 12:46:51 ID:5ifKQg8k
「もう来ねえよ!」 ← が、本当に来なければいいんだが
105名無しのオプ:2011/02/05(土) 13:08:23 ID:w1/eNXqb
前から思ってたけど虚無は別に奇書じゃないんじゃないって誰か言うと
なぜかそれが批判扱いにされてるのがよくわからない
106名無しのオプ:2011/02/05(土) 13:47:21 ID:i/4tZ1Vp
「奇書」スレで奇書じゃないとか言ったらそりゃ突っ込みが入るのは当然だわな。
そのぐらいのことで全人格を否定されたみたいにヒステリックな反応をする方が
よくわからない。
107名無しのオプ:2011/02/05(土) 14:56:01 ID:jdHboT71
「虚無って奇書じゃなくね?」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「これだから新本格脳は」
   ↓
「もう来ねえよ!」
108名無しのオプ:2011/02/05(土) 16:01:50 ID:dIROJkVH
「十角館は新本格じゃない」みたいなもんか。
109名無しのオプ:2011/02/05(土) 18:02:33 ID:3Ow2Km+Y
>>106
奇書を読んで理解出来た(でも説明は出来ない)から俺すごいって思いたい人じゃない?
110名無しのオプ:2011/02/06(日) 00:44:07 ID:ZLX9RQiO
奇書じゃないって主張するなら
奇書がどういうものか自分なりの考えを書けよ
ただ虚無は奇書じゃないとか言われても
はぁ?としか言いようがない
111名無しのオプ:2011/02/06(日) 09:08:44 ID:oXg9mm7i
代案を書かない奴は勘で書いてるだけなのでお察し下さい。
112名無しのオプ:2011/02/06(日) 12:15:16 ID:gHpnYzx9
奇書奇書奇書奇書きしょいんだよ!ぺっ!
113名無しのオプ:2011/02/06(日) 15:44:40 ID:WXw9PsHS
理由書いてる人にも読み方が悪いとしか言ってないじゃん。
114名無しのオプ:2011/02/06(日) 16:04:12 ID:oXg9mm7i
どのレス番?
115名無しのオプ:2011/02/06(日) 16:05:58 ID:l0Q34wue
どれ?どれ?
116名無しのオプ:2011/02/06(日) 21:41:38 ID:cMrdsfUr
>>106
言葉の捉え方の違いもあるだろうね。奇書≠傑作だから。特に黒死館。
三作の中では虚無が一番ミステリーとしてまとまりがあると褒める意味で言っても
普通のミステリーと言われたら内容がけなされてると感じる人が多いんじゃないかな。
117名無しのオプ:2011/02/08(火) 17:49:09 ID:B8/uCkjj
黒死館はディティールの異様さで、この中に出てくるそれぞれの題材だけで無数の探偵小説が書けると言われ
ドグラマグラも様々な異常さで魅せてくれる作品で
虚無はアンチミステリという概念を初めて打ち出した作品で
それぞれ奇書でいいと思うんだけどな
118名無しのオプ:2011/02/08(火) 18:06:32 ID:MwbyLQhk
奇書の定義なんて主観的なものなんだから、
自分が奇書じゃないと思うのなら勝手に思っていればいいと思うんだけど、
何でいつもキレるのはそっちの人なんだろうw
119名無しのオプ:2011/02/08(火) 18:12:23 ID:iYOtHqGG
自分の意見に同調されないから怒ってるんだろう。
120名無しのオプ:2011/02/08(火) 19:24:44 ID:ZpY7Rptu
そもそも三代奇書って言われ始めたのはいつ頃なの?
121名無しのオプ:2011/02/08(火) 19:30:18 ID:ahXtndVs
二上洋一
「日本探偵小説界の三大奇書と言えば、小栗虫太郎創る所の「黒死館殺人事件」、更には、夢野久作これを描く「ドグラ・マグラ」、次いで、塔晶夫こと中井英夫が生み出した「虚無への供物」を指し、
更に又、「幻影城」主、島崎博編集長の言葉によれば、若きノヴェリスト竹本健治の「匣の中の失楽」を入れて、日本探偵小説四大奇書と呼ぶのだそうな。」
(『幻影城』1978年10月号)
122名無しのオプ:2011/02/08(火) 19:32:30 ID:gWwvWmM0
匣が結構微妙だから返って虚無の奇書性が心情的に強調されるのかもしれない

と、わけのわからんことを書いてみる。
123名無しのオプ:2011/02/08(火) 19:33:49 ID:ahXtndVs
wikipedia
日本の推理小説で、上に挙げた3作品は「日本探偵小説界の三大奇書」、「日本異端文学史上の三大偉業」、「日本探偵小説の三大巨峰」、「日本の本格探偵小説の三巨峰」、「日本アンチミステリの三大巨篇」などと呼ばれている。

最近では「奇書」って言い方が主流な気がするけど、必ずしもそうじゃなかったんだな。
124名無しのオプ:2011/02/09(水) 00:07:35 ID:TXwk9sST
3番目と4番目は違うだろ
と思ってwiki見たら言ってるの笠井かよw
125名無しのオプ:2011/02/09(水) 00:18:04 ID:dyJbUHUv
>>122
匣はメタな仕掛けを虚無よりも上手く使ってるしそんなに落ちるとは思わないけどな
126名無しのオプ:2011/02/09(水) 00:43:13 ID:DdXGnRPf
んー、でも匣は他の2作の特異性とは違って
どうしても虚無の「二番煎じ」な印象があるからじゃないかなあ。。。
後発はやっぱり不利だよ。
127名無しのオプ:2011/02/09(水) 02:31:51 ID:QKPtZjqK
目指してる 未来が違うwwwwww byシャープ
http://twitter.com/DreamCatchers37/status/8029006699958272 
128名無しのオプ:2011/02/13(日) 14:04:55 ID:a4b/nA+I
匣、初めて読んだ
>>126に頷けるものがある
俺的には四大奇書を名乗ってもOKな出来だとは思うが、
でもそうなると今後五大、六大…と増える可能性もあるわけで、そこが微妙かな
先駆者に敬意を表する意味でも、とりあえず「三大奇書」のみでくくってしまいたい気持ちも残っている
129名無しのオプ:2011/02/13(日) 15:43:14 ID:6QmNIGi4
同意
130名無しのオプ:2011/02/14(月) 09:40:48 ID:6XNFUfIJ
竹本の場合、他の作品も全部奇書っぽいしなあ
131名無しのオプ:2011/02/14(月) 09:40:55 ID:riQ5sfZz
こういうのは、時代が絡んでこないとダメ。
132名無しのオプ:2011/02/14(月) 09:45:43 ID:6XNFUfIJ
それはあるな
133名無しのオプ:2011/03/06(日) 19:07:17.24 ID:znLkfv95
海外の本で日本の意味での奇書(中国四大奇書みたいなのじゃない)ってある?
134名無しのオプ:2011/03/07(月) 01:48:51.13 ID:senLbIAU
紙葉の家
イデアの洞窟

とかかな。
135名無しのオプ:2011/03/19(土) 17:50:18.52 ID:ol2yRIYS
ドグラマグラはアンチ“ミステリ”とよんでいいのかどうかと思うほどミステリじゃないな
こんなかでぶっちぎりに面白いのは夢野だけど
136名無しのオプ:2011/03/19(土) 19:09:09.51 ID:200giPZj
夢野も好きだが、おれは中井派
137名無しのオプ:2011/03/26(土) 15:35:06.44 ID:Y1g770j9
売れ残りそうだからオレはあえて小栗をプッシュしとく
138名無しのオプ:2011/03/26(土) 21:51:06.90 ID:K6iPHry0
中井はヘボいな
139名無しのオプ:2011/03/26(土) 22:16:10.06 ID:OkFh66F5
今回のような災害が起きたときは虚無を思うな
2ちゃんの実況板なんか目にしてたら特に
140名無しのオプ:2011/03/27(日) 08:14:29.82 ID:eNUX8BE8
マジレスするとこの中でヘボいのは竹本のみ
141名無しのオプ:2011/03/31(木) 22:40:30.70 ID:OMVMC4kv
どぐまぐ
虚無
黒死
はそれぞれオリジナルだけど

失楽だけはあきらかに虚無の模倣目的で書かれてるでしょ
ひとつだけ格下だよ

誰だろね、失楽をいれて四大にしたやつは
142名無しのオプ:2011/03/31(木) 23:01:12.85 ID:6fkRknVT
オマージュ作品だから同列に語るのは難しいわな。
評論の歴史は追いかけにくくて俺もよく分かっていない。
今度調べてみるか……。
143名無しのオプ:2011/04/01(金) 20:02:05.50 ID:smPSHbu7
>>141-142
>>121は答えになってないのか?
144名無しのオプ:2011/04/01(金) 20:21:21.46 ID:94Cckmnb
島崎博一人に言われてもな
145名無しのオプ:2011/04/01(金) 20:55:13.25 ID:2+8RwX3J
「黒死館殺人事件」と「ドグラ・マグラ」の二大奇書でいいと思うよ。
146名無しのオプ:2011/04/01(金) 21:13:57.36 ID:VpH72Lvr
誰が言い出したのかはともかく、それで定着してるならわざわざ変える必要はない
147名無しのオプ:2011/04/01(金) 21:31:48.70 ID:D8vbhxiR
>>143
文章が完全に又聞きじゃん。
さらに元を辿りたいところ。
148名無しのオプ:2011/04/04(月) 15:47:58.70 ID:hVADJI0n
>>143
まず匣自体が竹本が中井に持ち込んだらYOU書いちゃいなYOなんだっけか
中井が一枚噛んでそうなイマゲ
149名無しのオプ:2011/04/13(水) 03:02:30.47 ID:GcHjN3lk
久生十蘭「魔都」も入れて「五大」にしていただけませんか
150名無しのオプ:2011/04/13(水) 10:14:11.91 ID:9SeBoU//
魔都は普通のエンタメじゃなかったか?
151名無しのオプ:2011/04/13(水) 19:10:45.69 ID:3i966+4l
魔都は作品としてはある意味素晴らしいが
奇書レベルは低い
152名無しのオプ:2011/04/13(水) 19:43:07.46 ID:LCoRLJ2L
奇書レベルってなんだよ…
153名無しのオプ:2011/04/17(日) 17:45:00.84 ID:u4QYpjuy
奇書Lv10 「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」
  Lv9  「虚無の供物」「家畜人ヤプー」
  Lv8  「匣の中の失楽」「ディスコ探偵水曜日」
  Lv7  「虚構船団」「魔都」
  Lv6  「ウロボロスの偽書」「陰獣」
  Lv5  「狂鬼降臨」
  Lv4  「夏と冬の奏鳴曲」
  Lv3  「ジョーカー」
  Lv2  「ニンギョウがニンギョウ」
154名無しのオプ:2011/04/17(日) 18:46:16.05 ID:99BBbuKs
コズミックはレベルいくつ?
155名無しのオプ:2011/04/17(日) 19:11:17.41 ID:Gn/c+3ET
麻耶雄嵩は「神様ゲーム」も奇書だと思う。メタミステリ的な意味で
156名無しのオプ:2011/04/17(日) 19:11:55.76 ID:Gn/c+3ET
いや、アンチミステリだった
157名無しのオプ:2011/04/17(日) 22:25:12.21 ID:mFgMGIDA
そういえば「SF三大奇書」みたいなのって聞かないな。
ドグマグ、ヤプー、虚航船団か?
158名無しのオプ:2011/04/18(月) 01:42:57.84 ID:fkJH7DMd
SFなら兇天使とかどうでしょう
159名無しのオプ:2011/04/18(月) 01:48:26.94 ID:tAFOGLJu
SFは存在そのものが奇書っぽいところがあるからなあ
160名無しのオプ:2011/04/18(月) 09:46:22.03 ID:1KtFjzlF
前書き込んだ者だけど
虚無読んだわw3カ月かかったわw

「黒死館」「ドグマグ」「虚無」まで頑張った(?)から
機会があれば「匣」いきたいわw
文庫本だとどこのがお薦めですかwノベルズがいいならそっちにするw
でも奇書読んだらwすんごい疲労するわw
161名無しのオプ:2011/04/18(月) 15:33:44.23 ID:ntLcOoTj
匣は新刊で手に入るのは講談社ノベルス版だけだよ。
162名無しのオプ:2011/04/18(月) 18:02:03.80 ID:1KtFjzlF
>>161
がっ!ありがとう
文庫もあるのかと思ってたが・・・
背表紙の犬のキャラが嫌だけどしかたないなぁ
ノベルズも絶版になったら本屋では入手できなくなる
163名無しのオプ:2011/04/18(月) 18:40:48.47 ID:ku2RDeWK
>>162
手に入らないなら、図書館という手もあるよ
164名無しのオプ:2011/04/18(月) 20:09:35.02 ID:1KtFjzlF
そうだぬ。図書館もいいかな。
165名無しのオプ:2011/04/18(月) 20:28:37.72 ID:ZYJ7xl86
>>159
>>SFは存在そのものが奇書っぽいところがあるからなあ

SFファンでもあるが、言い返せないw
166名無しのオプ:2011/04/21(木) 23:53:11.47 ID:reeYCFuB
黒死っておもしろい?

虚無は最高で、ハコは「・・・??もやんとしてるな」で
ドクラマグラは途中で投げたんだけど、読まない方がいい?
167名無しのオプ:2011/04/22(金) 00:03:45.52 ID:N3x2juoz
他人の評価をあてにするのはやめた方がいい。
168名無しのオプ:2011/04/22(金) 09:53:01.73 ID:3Lkeq6Vw
とくに奇書系はな
169名無しのオプ:2011/04/22(金) 22:58:48.28 ID:h3+gSYD1
俺はここで上がってる中では「神様ゲーム」が一番面白かった
虚航船団もいいけど、ミステリーじゃねえしw
170名無しのオプ:2011/04/28(木) 09:32:47.86 ID:tjRtiD1p
ジョージ・マクドナルドのリリスは奇書っぽかった
171名無しのオプ:2011/04/28(木) 23:10:45.25 ID:hwoXP0yL
だからそれはミステリーじゃねえだろとw
172名無しのオプ:2011/04/29(金) 00:33:32.13 ID:0AwNV+0/
マクドナルドのドナルドが奇人っぽかった。
173名無しのオプ:2011/05/06(金) 02:40:10.44 ID:XemJq4ac
>>166
話の大筋自体は全然おもしろくないよ
174名無しのオプ:2011/05/06(金) 11:14:46.48 ID:gL5rSXhG
『ドグマグ』も『虚無』も話の大筋は面白くないだろ。(『ハコ』とか言うのは読んだことが無い)
175名無しのオプ:2011/05/06(金) 12:06:06.61 ID:VZoP/uhc
逆に言えば小説は筋だけで楽しむものではないということを
これらの小説で教えられたという感じだな
176名無しのオプ:2011/05/06(金) 15:57:53.64 ID:j2dgDVgW
大筋はそこまで複雑に動かないからね。
それを登場人物が深める深めるw
177名無しのオプ:2011/05/06(金) 21:46:52.15 ID:vsF8bwt+
ドグマグなんてループで片付けられるからな
夢野の力量ありきのドグマグだ
178名無しのオプ:2011/05/06(金) 23:43:18.86 ID:ysUeYNvm
虚無って奇書って気がしないんだが

内容も普通のミステリっぽいし、構成がアンチ(反)ミステリ的な一発ネタってイメージ
もちろんミステリ界の超傑作だとは思うんだけど
179名無しのオプ:2011/05/06(金) 23:52:55.33 ID:j2dgDVgW
>>178
その一発ネタとやらがミステリの歴史上どれだけ重いかという話だ
180名無しのオプ:2011/05/07(土) 10:56:39.92 ID:rPfH7c7o
追随者が多いとオリジナルがかすんで見えてきちゃうということはあるさね
181名無しのオプ:2011/05/07(土) 18:28:28.84 ID:L8nixHIH
そんだけ真似されたってことだな
182名無しのオプ:2011/06/29(水) 14:46:32.81 ID:n7KLDm4m
ほしゅ
183名無しのオプ:2011/07/20(水) 16:09:37.27 ID:LXV1+t2i
ワロタw


103 名前: 名無しのオプ Mail: sage 投稿日: 2011/02/05(土) 10:53:59 ID: GYVZfzmI
「虚無ってわけわかんなくね?」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「ゆとり馬鹿」
   ↓
「もう来ねえよ!」

104 名前: 名無しのオプ Mail: sage 投稿日: 2011/02/05(土) 12:46:51 ID: 5ifKQg8k
「もう来ねえよ!」 ← が、本当に来なければいいんだが
184名無しのオプ:2011/07/28(木) 00:02:25.12 ID:RgN9thio
訳が分からんものでも一応は評価ありきで残ってるからな
黒死館とかもうね
185名無しのオプ:2011/07/28(木) 01:39:36.34 ID:ZXvSh/5K
歴史的な価値も込みですね
186名無しのオプ:2011/07/28(木) 09:27:22.46 ID:428LQPdn
でも、虚無は貶しても、黒死館を正面から貶す奴ってこのスレには湧いてこないね。
歯が立たない時点で負けだと思ってるのかなw
187名無しのオプ:2011/07/28(木) 09:43:44.37 ID:ZXvSh/5K
読者が少ないのかもなあ。
読みにくいことこの上ないしな。
188名無しのオプ:2011/07/30(土) 02:48:33.43 ID:uwUXI948
>>186
というか批判できるところまで読み切れる人が少なそう
内容が虚無と比べてそう具体的に批判できるくらい分かり易くもないし

仮に訳分からんとかありきたりな感想言い出しても、批判としてはお粗末すぎる
わざと分かり難くしてあるのは見て取れるからね
だから分かり易くしろっていうのもただの惰弱

せめて○○が××でダメとか言えたらいいんだろうけど、そんな人少数な気がする
189名無しのオプ:2011/07/30(土) 04:17:44.98 ID:w6+L8x8c
黒死館は小栗スレあっからそっちに書いてるだけなのでわ
190名無しのオプ:2011/07/30(土) 16:11:43.95 ID:PDex/Lfq
三大奇書にチャレンジしようと思っているのですが、
どのヴァージョンが良いかオススメがあれば教えて下さい。

例えば、「虚無〜」なら>>1の他に東京創元社版もあって、
どちらがいいのかなと悩んでいます。
191名無しのオプ:2011/07/30(土) 22:32:49.10 ID:wKh4lWLo
>>190
別に初めて読むのであればそこらへんの書店orアマゾンで手に入る分で良いのでは。
ちなみに虚無なら講談社版で上下巻でないもの http://www.amazon.co.jp/dp/4061360043/ もある。
いくつかバージョンある本なら、表紙が好みのやつ、解説の良いやつ、などでもよいかなと。
192名無しのオプ:2011/07/31(日) 02:22:10.16 ID:DVEK6tWY
講談社の新装版が読みやすいとは思うね。
古い本だと本文のフォントが小さいしガタガタしてる。
193名無しのオプ:2011/07/31(日) 02:22:36.54 ID:1df1KDiw
虚無なら昔の講談社文庫が一冊にまとまってて装幀もかっこいいから好きだな
ドグマグと黒死館は創元の日本探偵小説全集で揃えればいいと思う
194名無しのオプ:2011/07/31(日) 03:49:46.99 ID:9VrKdkIQ
だな
創元買ったら小栗は完全犯罪で腕試しするのが吉
あれをクリアできるかどうかでぐんと変わるよ
195名無しのオプ:2011/07/31(日) 16:58:58.95 ID:9mw67tdT
ドグラ・マグラも夢野の他の作品で肌にあうかどうか
見極めておいた方がいいな。
そういう意味で東京創元社のやつはいい。
196名無しのオプ:2011/07/31(日) 17:52:49.32 ID:W8ZJi4X0
上でも触れられてるけど、虚無だったら華麗な画を使った昔の講談社文庫のがいいな
俺のそれは段ボールの中でよれによれてひどい状態になってしまったがw
197名無しのオプ:2011/07/31(日) 18:53:27.36 ID:nD6sirVt
贔屓してしまうんだけれど、虚無への供物の表紙はやっぱり大島哲以「薔薇刑」のやつが好きだな
青薔薇を中心に据えた何とも言えない怪しい雰囲気が良い

あの原画を折原一が所有してるのを聞いて嫉妬したw
198名無しのオプ:2011/07/31(日) 19:07:55.60 ID:W8ZJi4X0
>>197
やっぱあれだよねえ。なんともいえない青がたまらなくいい
199名無しのオプ:2011/07/31(日) 20:29:39.41 ID:INZn0AiT
>>191-198
皆さん有難うございます。
東京創元社の日本探偵全集は近くの図書館にありましたので、
試し読みしてから、皆さんの意見を参考に購入しようと思います。
助言ありがとうございました。
200名無しのオプ:2011/08/01(月) 01:14:31.78 ID:EgtleX4a
ドグラマグラの角川文庫版はわざわざ上下巻にしないで、一冊にしてほしい
まああの表紙は両方とももうドグラマグラのイメージみたくなってしまってるのかもしれないけど
201名無しのオプ:2011/09/03(土) 16:51:09.30 ID:b4Enr7N5
虚無への供物読み終わったが、玄次の死の真相が不明のままで終わったな
自殺なのか八田が何か関わったのか、結局のところはどうなんだ?
202名無しのオプ:2011/09/03(土) 17:06:09.65 ID:4YE4WwWO
>>201
カーテンの向こう側。
考えず「匣」に行きましょう。
203名無しのオプ:2011/09/03(土) 17:12:26.98 ID:FNQBtVKc
作中では「観念して毒を飲んだ」という推理だったかな。
204名無しのオプ:2011/09/03(土) 18:23:56.19 ID:b4Enr7N5
そういや玄次の両親の死についてもはっきりしないままだ
「戦後ベスト3」の割には詰めが甘くないか?
205名無しのオプ:2011/09/03(土) 18:26:05.04 ID:/zNPSDvf
虚無は途中で投げっぱなしだろ
何で名作扱いされるのかわからん
きちんと謎を解決した上でならまだしも、投げっぱなしであんなラストじゃあ拍子抜けだわ
206名無しのオプ:2011/09/03(土) 18:27:10.32 ID:FNQBtVKc
作中に答えが書いてないと何も認めない人ですか?
207名無しのオプ:2011/09/03(土) 20:16:46.81 ID:qVw3Ajo6
虚無にしても、黒死館、ドグマグにしても、何かしらの欠点はあるからなあ。

虚無は全体的に素人探偵どものとってつけたような囀りが滑稽だった感があるけど、
最後らへんの××(犯人)の独白の箇所が好きだった

黒死館はその完璧な妄想推理がもはや心地よいレベルにまで達していた(と思う)
208名無しのオプ:2011/09/03(土) 22:01:08.85 ID:/zNPSDvf
>>206
ミステリーできちんと解決してなくて納得する人の方が少ないと思うが?
209名無しのオプ:2011/09/03(土) 23:08:13.30 ID:FNQBtVKc
>>208
虚無がミステリー……だと……?
210名無しのオプ:2011/09/04(日) 08:06:08.73 ID:IvmQXurz
虚無はそこがミソの一つ
それだからこそ意義がある名作とされ、新機軸とされたんだよ
新本格あたりから読み始めたお嬢ちゃんお坊ちゃんにはそのへんがわからないみたいね
211名無しのオプ:2011/09/05(月) 11:21:10.67 ID:CACLfRVR
詰めが甘い
投げっぱなし

こういう人は奇書とやらに関わらない方が良い。
さもなければもう少しリラックスして読書しよう。
212名無しのオプ:2011/09/05(月) 13:06:02.96 ID:GMs2VxX3
アンチの意味すらわかってない奴がいるんだなw
213名無しのオプ:2011/09/05(月) 13:51:08.54 ID:6B/EkM1F
「虚無って詰め甘くね?」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「読み方が悪い」
   ↓
「これだから本格馬鹿は」
   ↓
「もう来ねえよ!」
214名無しのオプ:2011/09/05(月) 14:22:08.67 ID:7YzVl6Ds
アンチミステリってのが虚無をその嚆矢として目されていること、そもそもアンチミステリてのが何か、
そのことを知らない人がたくさんいるみたいね。それを知らなきゃ「投げっぱなし」みたいな感想が出ても仕方ないだろうな
若いのは仕方ないとしても、ミス板のレベルは残念ながら下がってる気がする
215名無しのオプ:2011/09/05(月) 20:16:21.01 ID:VRhlCDZ6
「アンチミステリ」の言葉自体の定義がもはやあいまいになってる。
単純に英語的に「anti-mystery」=反ミステリという用法で使われていたわけではないし。

虚無がアンチミステリと言われ始めたのはそのラストの数章が理由で、
それに虚無を本格ミステリとして読むのはナンセンスだと思う。
黒死館やドクマグを本格ミステリとして読まないように。

そもそも、「アンチミステリ」と「黒い水脈」という言葉がいずれも日本三大奇書を指す言葉になっていて、
そもそも奇書ってなんだよ、ということになるから正直ややこしい。
216名無しのオプ:2011/09/05(月) 20:30:24.57 ID:Iog+MNaj
>>215
虚無のあとがき読んだ?
217名無しのオプ:2011/09/05(月) 21:16:21.59 ID:ZYeeHx0l
アンチミステリという言葉を初めて使ったのは中井英夫だと言われています
そもそもアンチミステリとは虚無の供物を形容するために中井が作った言葉なので
狭義では虚無の供物=アンチミステリです
現在では解釈によって意味がかなり広がっています

黒い水脈に関しては埴谷雄高が初めて使ったと言われていますが
ソースが不明なのではっきりとしたことはわかりません
黒い水脈には久生十蘭なども含まれると言われているので
黒い水脈=三大奇書というのは間違っていると思われます

218名無しのオプ:2011/09/05(月) 22:29:10.36 ID:/SCflD3o
久生十蘭といえば、久生十蘭の「湖畔」はアンチミステリになるのかね?
219名無しのオプ:2011/10/05(水) 18:29:53.92 ID:lik9MLnZ
黒い水脈の水脈って読みは「すいみゃく」でいいのかな?
220名無しのオプ:2011/10/05(水) 20:31:54.80 ID:+w7eZJX6
他に何て読むん?
221名無しのオプ:2011/10/05(水) 20:57:22.24 ID:lik9MLnZ
「みお」
中井英夫のエッセイで「黒い水脈(くろいみお)」というのがある
222名無しのオプ:2011/10/05(水) 21:01:58.18 ID:+w7eZJX6
なーる

先入観的にはずっとすいみゃくだと思ってたけど実際どうなんだろうね
223名無しのオプ:2011/10/05(水) 21:18:48.31 ID:LKbehdBP
それがエッセイのタイトルなら、読み方を変えてインパクトを持たせたパターンじゃないか?
アンチミステリーの流れを指したものは「すいみゃく」だと思われるがどうだろうか。
224名無しのオプ:2011/10/05(水) 22:10:31.43 ID:lik9MLnZ
たぶん中井のエッセイは「すいみゃく」って読み方が前提で
「みお」とも読むんだよっていうのがオチになってるんだと思う
225名無しのオプ:2011/10/05(水) 22:31:54.79 ID:fOh3Y+bh
いやいや、「みお」って読むのが定説
むしろ「くろいすいみゃく」と読むなんて解説してる本は見たことがない
226名無しのオプ:2011/10/06(木) 13:51:04.83 ID:Oe9yhAGU
「くろいみお」と読むと解説してる本はあるのかい?
227名無しのオプ:2011/10/06(木) 14:30:06.82 ID:7M6dY1pW
いっぱいあるんだけど…
もう呆れてなんていっていいのか
228名無しのオプ:2011/10/06(木) 15:47:10.12 ID:7W7tWznM
いっぱいあるんならいっぱい出して見ろよ
229名無しのオプ:2011/10/09(日) 00:30:37.50 ID:j23jvU3V
国士舘
230名無しのオプ:2011/10/10(月) 00:15:41.64 ID:H3PN5miv
『小栗虫太郎』って、「むしたろう」? 「ちゅうたろう」?
231名無しのオプ:2011/10/10(月) 01:38:00.80 ID:BZKEc2hj
むしたろう
232名無しのオプ:2011/10/10(月) 07:50:28.45 ID:GqjdIhDb
モヨ子って名前は当時わりと普通にあったのだろうか?
それともやはり変だったのか?
233名無しのオプ:2011/10/10(月) 13:33:14.36 ID:FBZZyPSK
7M6dY1pWが逃亡している件
234名無しのオプ:2011/10/10(月) 20:08:20.88 ID:BZKEc2hj
>>232
漢字で書くと多分「百世子」か「百代子」だろうけど、あんまり聞かない名前だね。
235名無しのオプ:2011/10/10(月) 21:41:40.31 ID:oYWbcWD9
……お兄さま。お兄さま。お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま。
……モウ一度……今のお声を……聞かしてエ――ッ…………
236名無しのオプ:2011/10/11(火) 22:04:14.30 ID:P741mNiM
>>207
虚無の××は実は何の罪も犯してないってことは分かってるか?
237名無しのオプ:2011/10/12(水) 10:12:36.87 ID:Lpt5dH4V
はいはいゆとりを虐めない
238名無しのオプ:2011/10/12(水) 11:08:49.58 ID:DO1zazUU
>>236
ほう、独白パートを全部虚構と見なす派?
239名無しのオプ:2011/10/12(水) 11:39:34.59 ID:2lANY3qW
犯人の独白の信憑性を担保するものが何も無いってことじゃないか。
探偵役がいて犯人に証拠を突きつけて犯人が自白するわけでもないから
あれを信じるか信じないかは読者の自由みたいな所がある。
今だったらその形式でも別にいいだろうけど、『虚無への供物』が書かれた当時は
あの割り切れ無さは独特だったんじゃないかな。
240名無しのオプ:2011/10/12(水) 23:05:06.62 ID:bCfc0awz
ドグラマグラって表紙がえろくて買いにくいのとチャカポコがだるいのと読むと発狂すること以外になんか欠点があるんですか?
241名無しのオプ:2011/10/13(木) 08:34:30.94 ID:H5yyrL3t
夢に桂枝雀が出てくる
242名無しのオプ:2011/10/13(木) 08:39:57.81 ID:0KkQ0s+K
>>239
その解釈なら分かる。>>236は断定的だが、
実際にはシロと断じられる証拠もないからね。
243名無しのオプ:2011/10/13(木) 10:16:54.64 ID:aevA1E5X
自分も犯人の独白の意味と、あの割り切れなさ含めてアンチミステリだと思ってた
××が犯人かは読者に委ねられるけど
244名無しのオプ:2011/10/13(木) 13:40:05.26 ID:c8NkV0Hb
『虚無への供物』で、「犯人はあなただ!」と指摘されたあの人は、実は何もしてないんだよね
ミステリによくあるパターンとして、
探偵に「犯人は君だ!」と指摘されると、
それまで善人面してた犯人が、
「ふん、バレちまったらしょうがないな」と、いきなり柄の悪い悪党へと豹変する
そういうのってよくあるでしょう
だからあの人はそういうミステリの典型的犯人を演じてみせたんだよ
あの人のあの演説は、
いいよ、お望みどおり犯人を演じてやるよ。それで満足するんだろ
という、あの人からの皮肉なんだよ、ミステリマニアへのね
(このミステリマニアってのはもちろん探偵だけじゃなく読者も含まれる)
でもその皮肉もミステリマニアには通じない
あの人は序盤にミステリマニアに対して苦言を呈したが、
全然効き目はなく、ついには自分を犯人扱いだもんね
245名無しのオプ:2011/10/13(木) 20:44:13.73 ID:nfTE0a9O
3大の中で、
虚無を絶賛する人と
黒死館を溺愛する人と
ドクラマグラを激賞する人
は仲が悪そう
246名無しのオプ:2011/10/14(金) 00:40:46.80 ID:mTt7LhwB
笠井潔は『虚無への供物』について、
あの人は犯人を演じていただけなのではないだろうか、ということを言っている。
つまり、結局【メル欄】だったということだね。
だからアンチミステリーなんだと。
それが正しいかどうかは知らないけど、まあ、定説のひとつにはなってるよ。
ただし、犯人を演じていたのだとしても、あの人のあの告発での叫びは、
心からの叫びだっただろうけどね。
247名無しのオプ:2011/10/14(金) 01:09:23.57 ID:mTt7LhwB
一般にミステリーというものは、読者自らが推理を働かせて楽しみ、
ラストは作者のトリックや謎解きに驚いたりして遊ぶものに過ぎない。
中井英夫は『虚無への供物』の前半部分を、
そういった過去のミステリーのエッセンスを極端に圧縮した結晶体として描いて
『虚無』にミステリーの衣を着させておいて、
最後でそれらの一切(推理合戦とか)を否定・超越させたということではないでしょうか。
248名無しのオプ:2011/10/14(金) 01:15:05.29 ID:mTt7LhwB
連投失礼
犯人のいないミステリー、これこそ虚無
249名無しのオプ:2011/10/14(金) 08:17:30.31 ID:Qu++s1Ti
あの人が犯人だったにしろそうでないにしろ、面白いね。
犯人に関する結末部の大仕掛けもね。
250名無しのオプ:2011/10/14(金) 17:59:36.65 ID:cDd9SuOR
三大奇書(匣の中は未読)は高一位のミステリにはまったときに読んだ。
ミステリならなんでも面白かった時期だったからか、
ドグラ・マグラはさすがにぶったまけげたけど、
虚無への供物と黒死館殺人事件は普通に面白かった記憶しかない。

このスレ読んで、俺の読解力が稚拙だったのを思い知ったので
再読してみるつもり。
251名無しのオプ:2011/10/15(土) 12:15:12.21 ID:JlIb8OPK
「匣の中」は今でいうところの厨二臭ムンムンだから
読んでると恥ずかしくなるかもしれない。
252名無しのオプ:2011/10/15(土) 17:10:36.08 ID:XLqDWKU2
『虚無』の犯人は「メル欄1」。
それがどういう意味かは読んだ人なら分かるはず。
あの人は誰も殺してない。「メル欄2」なんて実は一つも起こってなかったってオチ。
253名無しのオプ:2011/10/15(土) 17:16:38.97 ID:2+2HcAkw
匣の中はやっぱり若い人(当時)が書いた文章や内容だなってのが読んでると如実にわかる
254名無しのオプ:2011/10/16(日) 14:21:20.91 ID:SPZ1QfOJ
匣の中〜は情熱的だった

「犯行は、連続殺人でなければならぬ」…言わばこれは、犯人に課する荊冠なのさ。
いったん殺人を犯した者は、その呪縛を受けねばならない。
そうさ。殺人者は走り続けねばならないんだ。
255名無しのオプ:2011/10/17(月) 08:19:19.15 ID:l21SFfP7
そういう青臭さは
ラノベのルーツとしての新本格のさらにルーツとしての竹本健治「匣の中〜」の系譜
を感じる。
256 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/18(火) 03:46:01.97 ID:3dBP0eNJ
>>252
事件はなかった、ってのは乱歩賞に応募した第二部まででのオチだからなぁ。
選評にもそう書かれてるよね。
257名無しのオプ:2011/10/18(火) 06:20:28.09 ID:sjX3rzpy
濃厚なホモセックスシーンがある「アドニス」版「虚無〜」について語ろうぜ。

―――

「出すぞ、いいか」
藍司は肯くといそいで亜利夫の臀を固く抱いた。眼を冥つて待ち受ける顔を下腹の毛の中に押し付け、
ムフ、ムフといふ鼻声が次第に荒くなつたと思ふと、
「いいか、しっかり飲め」
一声、低い声で叫ぶなり、亜利夫の濃い淫液は、藍司の咽頭の奥深く思ふさま吐きかけられたのである。
258名無しのオプ:2011/10/18(火) 12:39:33.56 ID:Pnvk4zHu
>>256
その落ちが引き継がれているのか、どこかで本物の事件が起きていたか……
259名無しのオプ:2011/10/18(火) 14:09:51.02 ID:gupuFWt3
正解が出せるような議論じゃないやね
260名無しのオプ:2011/10/20(木) 07:30:58.91 ID:XBMcNlEx
鴻巣玄次の死にまつわる件がよく分からない。
ある人物がトリックめいたことを行ったとされたが
それをやる意味がさっぱり分らない。
261名無しのオプ:2011/11/06(日) 00:19:59.37 ID:mR7jwKQg
虚無は腑に落ちない点が多い
それでも高い評価を得ているのがまた腑に落ちない
262名無しのオプ:2011/11/06(日) 02:51:33.60 ID:r13yfZGx
奇書なんだから全部が全部腑に落ちるようならその方が大変だ。
263名無しのオプ:2011/11/07(月) 10:18:32.91 ID:EjIkeR72
虚無って腑に落ちなくね?→奇書だから当たり前→(以下略)

あーめんどくせ
264名無しのオプ:2011/11/07(月) 10:28:02.71 ID:HZSEHh1V
>>262
奇書ってそういう意味ではないのだが……。
265名無しのオプ:2011/11/07(月) 11:01:04.23 ID:EjIkeR72
そういう意味でもあるという程度のことだろ
お前は1か0のビット人間か?
266名無しのオプ:2011/11/07(月) 12:38:51.28 ID:2RF61JAt
ビット人間って何だよw
267名無しのオプ:2011/11/07(月) 18:13:46.11 ID:aIkUmF2g
>>266
"1"か"0"しかないならビットなのでは。
268名無しのオプ:2011/12/08(木) 01:29:02.32 ID:hxYkcC0n
>>7>>13
別に4つ同レベルで並び立つからひとくくりにされてるわけじゃないからな

それぞれ違ったベクトルながらもアンチミステリ要素を持ちつつ
3番目、4番目がそれぞれ先行作品のオマージュ要素を持ってるからまとめて扱われてる
それでいくと乾くるみの「匣の中」も4大奇書(4番目以外にも)のオマージュに満ちてはいるが
あまりに失楽に依存し過ぎた作品だから評価されてない
269名無しのオプ:2011/12/08(木) 09:15:30.73 ID:Xu8D9nzS
笠井の天啓なんかもそうだな
270名無しのオプ:2011/12/08(木) 09:16:13.18 ID:Xu8D9nzS
いやあれは匣じゃないか 失礼
271名無しのオプ:2011/12/08(木) 12:55:47.97 ID:7gFuy2bp
久々にドグマグ読み返してるが、正木教授の部屋って最初からホコリが積もってたんだな。今まで気づかなかったよ。
272名無しのオプ:2011/12/16(金) 09:55:09.66 ID:N4mw64wE
日本文学史上最大の奇書は『大菩薩峠』だと思うが
剣豪小説、時代小説といったイメージが先行し
アンチミステリーと同列の要素を持つ奇書として論じられることがほとんどない。
273名無しのオプ:2011/12/16(金) 11:33:45.38 ID:QKLFGAHh
ミステリー以外でも奇書はいくらでもあるのだが、
一応ここはミステリー板だから「四大」中心に語られているわけで。。。
274名無しのオプ:2011/12/16(金) 16:22:32.00 ID:N4mw64wE
アンチミステリー的な奇書の共通点は
物語が書かれたこと以上の、メタ次元、メタ世界、メタ時間、
などを内包してしまっている点であり、トンデモないことを書けば
それが奇書だってわけでもないんだよね。
275名無しのオプ:2011/12/16(金) 18:47:32.57 ID:raqqrX9h
で、「大菩薩峠」をアンチミステリーと同列の奇書であると語れる具体的根拠は?
276名無しのオプ:2011/12/17(土) 01:09:46.81 ID:B6hDSk6S
>>274
メタを使いこなして新しいアンチミステリさを開拓した傑作だったとしても
三大奇書四大奇書と並び称されはしないだろうな

>>268にあるように
三作目が先行2作を強く意識していて、そこの繋がりまで含めて語られてるから
277名無しのオプ:2011/12/17(土) 20:55:50.06 ID:nlud1Blt
ドグマグは、今だったら粗悪な叙述トリックって、
評されて終わりそう。
278名無しのオプ:2011/12/18(日) 00:23:02.99 ID:UOXuM4+g
構造部分だけで評価しないだろう
昔の唐をからめたテイストとか
作中作そのものの内容とかでも評価されうる
279名無しのオプ:2011/12/18(日) 08:06:25.48 ID:FZYX2Ni9
『ドグラマグラ』は長過ぎ。
もっと刈り込んでシャープな作品にすることも可能だろう。
あのダラダラ長いのも奇書たる所以かもしれないが。
280名無しのオプ:2011/12/18(日) 11:07:00.25 ID:UOXuM4+g
黒死館やドグラを刈りこんだら本質が失われるじゃないかw
281名無しのオプ:2011/12/19(月) 12:05:44.32 ID:yRS2uT7t
「ドグマグって叙述トリック粗悪じゃね?」
   ↓
 (以下略)
282名無しのオプ:2011/12/20(火) 02:16:43.47 ID:aH9Hshzi
ブウウウン

283名無しのオプ:2011/12/20(火) 13:46:00.67 ID:xFsSyhSX
あれは叙述なのか?
入れ子構造になってると思うけど、初っぱなでそれは分るしな。
284名無しのオプ:2011/12/20(火) 14:42:23.77 ID:00vukb/E
せっかく面白い視点だと思ったのに>>275に対する回答は無しか
285名無しのオプ:2011/12/20(火) 18:44:08.03 ID:XX296nh3
なんか彼方此方のスレで大菩薩峠というワードを見るのだが、気のせいか?
あれだけの大河小説で、話が延々とループしているという意味では奇書
かもしれないが、ミステリーではないだろ。
286名無しのオプ:2011/12/21(水) 13:32:17.00 ID:N6eirn/Q
時間の進行速度が遅くなることは有名な話だが、
時系列的におかしくなってるわけではないしなー。
287名無しのオプ:2011/12/21(水) 15:52:42.67 ID:52keYOeC
戦争の物資難の時代を挟んでなかったら
ドグラマグラよりもさらに長い奇書が早く出てたろう。
『虚無への供物』まで時間がかかっちゃった。
288名無しのオプ:2011/12/22(木) 11:28:16.11 ID:ItdGPXzE
むしろ米軍持ち込み本が大量に流入して
作家たちがきゃあきゃあ喜んだ影響の方があるかもしれない
289名無しのオプ:2011/12/30(金) 15:24:37.63 ID:s5i3oNRr
『虚無への供物』は、前半では
「そんな小説みたいに都合よく密室殺人だの予言・見立て殺人だの起こるかよ。考え過ぎだボケ!」
と、登場人物と読者を牟礼田がコケにするわけだが、
後半一転して世界が歪みはじめていくような展開がアンチミステリの真骨頂なんだろね。
290名無しのオプ:2012/01/01(日) 21:08:11.11 ID:DMm2qRNn
虚無は、黄司の存在を読者がどう感じ取るかで、
作品の価値が変わってくる。
291名無しのオプ:2012/01/02(月) 08:11:40.46 ID:k1UTpPHi
鴻巣玄次の存在も最重要。
292名無しのオプ:2012/01/04(水) 14:23:53.11 ID:tnv4Tz3n


ワイは日本人やが聞いた情報によると、もうじき中国はバブルがはじけて昔の貧乏な中国に戻るらしいで
みんなも知っての通りもう経済は破綻してて、取り戻すのは無理なんだそうや


その世界ではごっつい有名な政府関係者筋から聞いた確かな情報やで

君らほど頭の良い連中には、今さらなくらいのネタやな、かえって失礼なくらいに
お前らからすればもう常識的なくらいの知識やろ?
お前ら2ちゃんねるやってるやつなら、この情報でもう大儲けしとるしな




293名無しのオプ:2012/02/06(月) 00:56:12.95 ID:Vl2q/Oe+
ネトウヨって虚無への供物だよね
一種の集団ヒステリー
294名無しのオプ:2012/02/06(月) 03:10:44.40 ID:6NKZb4TW
鴻巣の現場は難解だったなあ。
295名無しのオプ:2012/02/06(月) 17:18:06.71 ID:DYFrUHYG
鴻巣玄次のエピソードは社会派推理小説だと思うぜ。
アンチミステリーはミステリーの集大成だから社会派要素も取り入れるわけだ。
296名無しのオプ:2012/04/03(火) 09:11:50.50 ID:TgJCs5jx
なんだかなあ
297名無しのオプ:2012/04/03(火) 12:39:07.44 ID:8WrNBoXg
この中で知名度と売上だけみたらドグマグが群を抜いてるな
他のは本屋じゃ全然見かけんし
298名無しのオプ:2012/04/03(火) 17:42:40.40 ID:3RS7hCrj
まあ置いてないほうが奇書っぽいけどね
それはともかく、虚無も黒死もごく普通によく並んでるけど。失楽はあまり見かけないかも
299名無しのオプ:2012/04/04(水) 02:33:07.72 ID:itTq+UqA
ドグラマグラは2年くらい前に書店員が選ぶ読んで欲しい本No.1に選ばれたりして
書店で沢山平積みされてた
300名無しのオプ:2012/04/04(水) 03:19:19.16 ID:jlwp5qEx
いきなり読んだところで文脈がさっぱりわからないはずだから、
なんだこりゃとか感想を持たれてそう。
301名無しのオプ:2012/04/04(水) 20:52:52.37 ID:RFfNRql3
あの表紙でまず敬遠されるでしょ
302名無しのオプ:2012/04/04(水) 23:53:27.89 ID:NQ7cUBX0
ある程度どういうものか知った上で読まないときついかもな
奇書の中でも特に最初の2つは。
303名無しのオプ:2012/04/05(木) 00:23:36.88 ID:qJtLXGuE
>>301
むしろ逆にそこに興奮して手に取るだろ
それに出版社ごとに表紙は違うんだし
304名無しのオプ:2012/04/07(土) 12:26:29.55 ID:Jwxe7YT9
変態だー
305名無しのオプ:2012/04/08(日) 21:12:45.56 ID:pqBtcZwL
失楽は今、文庫版がないのがあれだよね
306名無しのオプ:2012/04/09(月) 01:08:07.46 ID:oyXXDyrh
>>305
単品ではないかもしれんが、なんかと併録されてるんじゃね?
この前見かけたよ
307名無しのオプ:2012/04/09(月) 05:19:11.14 ID:ZXBdSEyP
失楽は半分ぐらい読んで飽きてきたおぼえがある。
それで残りを飛ばして結末の方を読んでも解決編的なものが存在していなかったから
肩透かしだった。
308名無しのオプ:2012/04/09(月) 08:13:24.58 ID:oyXXDyrh
それは読み方が悪いだけだろう
309名無しのオプ:2012/04/09(月) 11:49:23.14 ID:ajHXVq5z
>>306
どこの新刊書店か教えて。
310名無しのオプ:2012/04/12(木) 13:29:41.36 ID:CgTywk20
ドグマグのチャカポコと失楽の後半と国士舘のペダントリーは読み飛ばしていいと思うぜ
311名無しのオプ:2012/04/12(木) 13:30:56.80 ID:YKQKOUHv
>>310
それを飛ばすなんてもったいない!
何回も読んでると夜中一人で朗読したくなってくるぞ
312名無しのオプ:2012/04/12(木) 14:46:53.14 ID:bYQhNNvK
>>310
黒死館からペダントリーをとったら、残る部分、あったっけ?
313名無しのオプ:2012/04/12(木) 15:31:05.36 ID:3C4l3jLG
法水の推理間違いしか残らない気がする
314名無しのオプ:2012/04/12(木) 18:38:26.13 ID:O7C98GvZ
チャカポコはちゃんと読むことによってトランスに入る効果があるから読むべし
315名無しのオプ:2012/04/13(金) 06:05:12.74 ID:S0XzXX8R
チャカポコも、「絶対探偵小説」も「遺言状」も「胎児の夢」も
ドグラマグラの作中作というか挿入されてる長ったらしい文章は
読むのがしんどいよね。
316名無しのオプ:2012/04/13(金) 21:40:32.93 ID:Rqi5GZoa
それらがあるからこその奇書じゃ
でも二回目以降はきついかもね
317名無しのオプ:2012/04/15(日) 16:52:22.33 ID:45UMVmwB
ドグラマグラは一応映画化された。
虚無への供物もドラマ化された。
でも黒死館は映像化無理というか意味ないだろうな。
ペダントリーを映像化しても安っぽくて失笑ものになるのがオチだろうし。
318名無しのオプ:2012/04/15(日) 17:30:34.38 ID:/DnwigJJ
中盤で視聴者「おい、今の推理を元に動かないのかよ?」
319名無しのオプ:2012/05/15(火) 15:16:06.61 ID:AyOi2sfM
ドドドグララマグラララの本を買って来ましたからこれからじっくり読みたいと思いますが
読書素人のワタスに何か注意点ありますたらよろすくお願い致すますよホンマ
320名無しのオプ:2012/05/15(火) 15:38:09.83 ID:IDlPaX02
その様子ではもう読み始めてしまったね
321名無しのオプ:2012/05/15(火) 20:34:55.83 ID:4Pk4X1Hh
>>319
ドグマグはそんなに構えて読まなくても面白いと思うよ
発表当時と違って、今はとんがった漫画やアニメも多いから、それらに比べて難解ということもない
322名無しのオプ:2012/05/15(火) 21:57:10.09 ID:AyOi2sfM
失礼しましたw
夜勤の休憩なんかを利用して読んでいきます
323名無しのオプ:2012/05/16(水) 09:09:27.11 ID:C4DxzbwB
>夜勤の休憩

読書中に後ろを振り返ると、なにか立ってそうだ。
324名無しのオプ:2012/05/30(水) 20:45:16.30 ID:BZuEWmce
ずっと三代奇書だと思ってました…四つ目があるんですね
ところで最近ドグラマグラを読み終えたのですが
あとの三作品で比較的読みやすい部類の作品はどれでしょうか?
325名無しのオプ:2012/05/30(水) 20:57:47.21 ID:5OaC5Bol
>>324
読みやすさで言うなら(個人的にだけれど)、失楽>DGMG>虚無≧黒死館
ただ読みやすさ=面白さってことじゃないのであしからず。
黒死館、虚無はそれぞれ、ドンはまりする人は本当にドンはまりするような作品。

さらに言えば、どうせ全部読む予定なら、失楽は最後に回したほうが良い。
三作品があっての失楽、という側面が強いように思うから。
326名無しのオプ:2012/05/30(水) 21:08:24.91 ID:k7p0ra3H
俺も『匣の中の失楽』だけ読んでないで三代奇書だと思ってた
と言っても三つとも細部は覚えてない
気合入れて読みなおすかなあ
327名無しのオプ:2012/06/01(金) 04:36:09.36 ID:rQiZtIU5
>>325
流れで言えば

黒死、ドグラ →虚無

黒死・ドグラ・虚無→失楽

って感じだろう。虚無が前2作からの影響関係があるせいで
その三作が三大奇書にされてるというとこだろう
アンチミステリとか奇書だけなら他にもあるだろうけど、虚無のせいで三作が関連づけられてるから
328名無しのオプ:2012/06/01(金) 07:08:56.31 ID:SFE+vUaB
黒死館はゴチャゴチャとペダントリーに彩られているが
構造としてはメタ性がない普通のミステリーだから、
ペダントリー+メタ性を備えたドグラマグラが一つの原点か。
329名無しのオプ:2012/06/02(土) 01:16:02.14 ID:3dVXcc1T
三大奇書のアンチミステリ性の方向性はそれぞれ違うわけだから
その中の一つの方向でしかないメタを原点の条件に挙げるのもどうかと思う
330名無しのオプ:2012/06/03(日) 10:04:16.01 ID:3Ynai1Yo
黒死館=館もの+ペダントリー
ドグラ=叙述+メタ+因果談(見立て殺人)
虚無=館もの+ペダントリー+叙述+メタ+因果談(見立て殺人)+ホモ趣味

という感じか。
後の新本格に頻繁に使われるアイテム。
331名無しのオプ:2012/06/30(土) 20:15:20.91 ID:Qg0/tcR+
あげ
332 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/07/25(水) 22:22:37.48 ID:ey8+NSTo
age
333名無しのオプ:2012/08/12(日) 18:26:31.12 ID:bIOqc7mm
奇書といえば、霊界通信(エマニエル・スウェーデンボルグ)
334名無しのオプ:2012/08/12(日) 21:18:14.02 ID:PqXCEerf
>>330
『黒死館』も因果談(見立て)じゃね
335名無しのオプ:2012/08/12(日) 21:53:54.03 ID:2aDe40TR
すべてに父殺しというガジェットが含まれているのは興味深い

・・・という感想をどこかで読んだ気がする。
336名無しのオプ:2012/08/13(月) 08:33:45.04 ID:RueQB6Lu
貴志の『新世界より』もかなり奇書っぽいな。
337名無しのオプ:2012/08/14(火) 18:05:39.46 ID:OztqKCz8
なにもかも明瞭に説明される典型的な50年代風SFで
SFの中でも「奇書」からは最も遠い部類に入ると思う
ニューウェーブSFをもうちょっと読んだらいい
338名無しのオプ:2012/08/14(火) 18:31:33.06 ID:xeN9lN9J
『ドグラマグラ』にしても物語の構造はほぼ序章で説明され尽くすし
読み終わった後に割り切れない謎が残るといった性質の話でもないんだけどね。
339名無しのオプ:2012/08/14(火) 18:58:20.08 ID:4PxJUr1Z
はっきりいって最近の作品の○○は奇書っぽい、みたいな発言はもはや困難だと思う
340名無しのオプ:2012/08/15(水) 11:13:54.47 ID:KU2NDtZi
そもそも三番目、四番目が先行作の影響を受けてるってことによる括りみたいなもんで
これだという共通点があるわけでもないんだから
そこに五番目を今更付け足すことができるわけもないし、付け足してもあまり意味がない
341名無しのオプ:2012/08/15(水) 20:55:39.51 ID:v3yjX4uI
>>335 これだ。あったわ。
ttp://homepage3.nifty.com/DS_page/nakai/tuitou.htm

> 中井英夫は本名。1922(大正11)年9月17日誕生。父は高名な植物学者の中井猛之進。
> 厳父には馴染めず、ひたすら母と姉とを慈しむ。『虚無への供物』の氷沼家の血統は中井家をそのままモデルにしたものである。
> 余談になるが、日本探偵小説の三大奇書のどれにおいても、巨大な父の存在または不在が長く黒い影を投げ掛けているのは興味深い。
> 黒死館の亡き主スペードの王、降矢木算哲には虫太郎の厳父が投影されているし、
> 『ドグラ・マグラ』に登場する二人の「父」は久作の実父、怪物的国士杉山茂丸のカリカチュアなのであろう。
> 『虚無への供物』のモチーフが些か神話めいているのも、この辺に由来するのかもしれない。
342名無しのオプ:2012/08/16(木) 09:21:15.06 ID:499whzWc
中井英夫がホモであったのもそれで説明がつきそうだな。
ホモはたいていマザコンであり、父親への反発を持っている。
343名無しのオプ:2012/08/17(金) 10:18:20.79 ID:4TVBgw0l
序盤のほうでやってる「匣の中の失楽」格下論って、
要するに綾辻さんの「迷路館の殺人」があの時期にかかれてたら奇書の仲間入りしてたのかとか、そういうこと?
344名無しのオプ:2012/08/17(金) 10:39:48.60 ID:nAF2jIE9
>>343
逆に竹本健治や『匣の中〜』が早すぎた新本格という感じだね。
345名無しのオプ:2012/08/17(金) 14:29:20.51 ID:w8PsoJHU
オマージュとして書かれた作品だから
格下と位置づけられるのも仕方ないのかな
346名無しのオプ:2012/08/18(土) 09:29:47.78 ID:gaZob4Gk
「奇書」というだけあって「書物」が重要なモチーフになっているんだけど
『虚無への供物』だけがそこが弱い。
『黒死館』→西洋の稀覯文献が実在からデタラメのものまで次々に引用される
『ドグラマグラ』→「ドグラマグラ」という書物自体が作品と重なっている
『匣の中の失楽』→やはり「匣の中の失楽」が一つの書物であるという作り
347名無しのオプ:2012/08/18(土) 14:22:39.35 ID:0F9G/Z5w
>「匣の中の失楽」が一つの書物であるという作り

そうではないぞ。
348名無しのオプ:2012/08/18(土) 15:07:41.88 ID:Pluuo7JX
>>346はお子さまが背伸びしてわかったようなことを言ってみたかっただけ
349名無しのオプ:2012/08/18(土) 15:10:04.81 ID:16em8gbU
奇書って、作家がそう冠して執筆したものじゃないだろ。
350名無しのオプ:2012/08/18(土) 15:27:19.88 ID:Pluuo7JX
後発の2名が先人の作品を強く意識してるのは確かだが
それをもって関連作品群としてならび称されてるだけで
カテゴライズですらないからな
それぞれ方向の違うアンチミステリ性を言及されることもあるが
五番目六番目の奇書を勝手に挙げたところでそれが通用する一般性もない
351名無しのオプ:2012/08/18(土) 15:31:43.84 ID:gaZob4Gk
こっちだった。

四大奇書はたまたま書物がモチーフになっている面がある
というだけであって、書物をテーマにしたミステリー奇書だといっているわけではないよ。
『ビブリオ古書堂』は別に奇書じゃない。
352名無しのオプ:2012/08/18(土) 16:15:35.48 ID:Pluuo7JX
わずか4つしかないもののうち3つにしか共通しないもので勝手にくくりをつくって
残り一つに文句をつけるというのもずいぶん勝手な話ではあるわなw
353名無しのオプ:2012/08/18(土) 16:38:18.26 ID:xB5UOgJW
『虚無』はヴァレリーから表題をとっている。
詩集だって書物ではあるだろうと。
354名無しのオプ:2012/08/19(日) 17:58:19.11 ID:XnH6zhrT
というよりも、『虚無への供物』こそ書物としてあることに
こだわった小説だろ!
355名無しのオプ:2012/09/02(日) 11:13:15.12 ID:BJywRhXo
『虚無への供物』にも紅司が稀覯本を集めているという描写があったが
その話題はそこから特にひろがったりはしなかったっけ。
356名無しのオプ:2012/09/02(日) 21:46:05.47 ID:yH3bxutY
お前ら何かを忘れてないか?ここは2ちゃんだぞ!
357名無しのオプ:2012/10/08(月) 02:09:33.92 ID:kibhJxHM
四大奇書の中で比較的読みやすいのは何?
358名無しのオプ:2012/10/08(月) 02:24:31.03 ID:/hCbKlbk
供物か失楽じゃね?

黒死館→ストーリーそのものよりそっちの方がメインで書いてるとさえ思えるあふれるペダントリーや
     当て字への対処の仕方がつかめさえすれば
     あらすじ自体はけっこう単純といえる
ドグラ→文章の平易さ・とっつきやすさでいえば圧倒的これなのだが(チャカポコチャカポコと楽しい文体だし)
     作中作など入れ子構造や
     それぞれの一人称が実は誰なのかあやふやなまま読み進めなきゃならんところが厄介

先行2作はある意味すごく読みやすい一面も持ってるけど
読みにくくする要素が極端な感じ(それぞれ読みやすい・読みにくい方向性は違うけど)
359名無しのオプ:2012/10/08(月) 06:49:28.81 ID:GX2tnw6E
この2冊を読むなら供物→失楽の順でな。
360名無しのオプ:2012/10/08(月) 22:47:52.33 ID:6LUdizLV
>>358-359
どうもありがとう。
虚無への供物からチャレンジしてみます。
361名無しのオプ:2012/10/09(火) 23:32:19.09 ID:M+8+sJNs
この間、最初に供物、次に黒死館を読んだ
供物は面白く読んだけど、黒死館は少し読みにくく感じた。ペダントリーが合わなかったのかも知れん
匣は、冒頭の数十ページは読んだんだが、某所で構成上のネタバレを少し見ちゃったんで、寝かせ中
ドグラマグラは読む勇気がない
362名無しのオプ:2012/10/10(水) 11:07:16.15 ID:Ixh/e3D8
黒死館が少し読みにくいくらいの感想なら、ドグラマグラなんて
あっという間に読めちゃうような気はするが。
363名無しのオプ:2012/10/10(水) 14:22:00.37 ID:KD5uAIHy
読み終わったとき、自分がどこへ行くかが、不安なんだろ。
夢野が初めてなら、いきなりドグマグでなく、短編「あやかしの鼓」とか「死後の恋」とかで
免疫作っとく手もあるが。
364名無しのオプ:2012/10/10(水) 14:28:06.60 ID:J986ERMe
ドグラマグラは繰り返し繰り返し同じようなことが書かれるのですごく冗長に感じる。
365名無しのオプ:2012/10/10(水) 17:30:36.46 ID:M0y2hhnG
ドグラマグラは恐ろしいイメージが先行しすぎて敬遠されてるだけで、
現代の人が読むならそんな怖いものではないと思う。
366名無しのオプ:2012/10/10(水) 18:16:59.24 ID:jZw7AfdY
友達に「読んだら死ぬw」と言われて以来、30年以上寝かしている、死ぬ直前に
読むつもりだ(笑)
367名無しのオプ:2012/10/10(水) 18:47:09.23 ID:4PC+nlhr
死にはしないんだろうけど、おいらの場合、読むと必ず下痢をする本が2冊ある

ひとつはドノソ「夜のみだらな鳥」、もう一冊が「ドグラマグラ」
368名無しのオプ:2012/10/11(木) 01:01:25.73 ID:3OJY6RvH
ドクマグは老いても若い感受性を残してた横溝御大が過剰に受け止めただけで
別に発狂するほどのもんじゃないよ
脳は思考の場所じゃなく電話交換手にすぎん説とか
書かれた時代を思えばすごい

ただし文そのものはとっつきやすいものの
作中作などの入れ子構造がメンドクサイから
読み流してたらワケワカランことになりそう
黒死にしてもドグラにしても読むなら集中して一気に、だろうな
369名無しのオプ:2012/11/06(火) 03:37:38.94 ID:6z+3v5AB
ドグマグは脳がどうたらこうたらという部分とストーリーの部分が
完全に分裂しちゃってるから、統一的に考えないで分裂した作りなんだな
と理解すればすらすらと読めてしまう。
370名無しのオプ:2012/11/10(土) 20:52:14.71 ID:79zbkz7D
>>369
>ドグマグは脳がどうたらこうたらという部分とストーリーの部分が
>完全に分裂しちゃってるから

分裂してるかな? 脳髄論と胎児の夢の両方ががないと
あの事件は説明出来ないと思うんだが。
371名無しのオプ:2012/11/11(日) 04:38:34.21 ID:kDDWQX4j
あげ
372名無しのオプ:2012/12/31(月) 10:42:33.02 ID:1ED3brqY
「虚無への供物」読んでる 久生がウザくて読むのがツライ
上巻の途中(皆で麻雀する所まで)読んだけど
このノリが最後まで続くのなら耐えられない 最後まで読む価値ある?
373名無しのオプ:2012/12/31(月) 10:49:21.33 ID:1ED3brqY
↑マルチしちゃった ごめんなさい
こちらの発言は取り下げます スルーしてください
374名無しのオプ:2013/01/15(火) 06:39:33.77 ID:2X17osOG
4つとも読んでるけど5つ目が見つからん
何かおすすめないですか?
375名無しのオプ:2013/01/15(火) 09:11:10.89 ID:pZrX/f7r
ミステリ評論家の千街は、5冊目の奇書の名に値する本があるとしたら
『ディスコ探偵水曜日』だと言ってるよ
376名無しのオプ:2013/01/16(水) 04:49:39.58 ID:WIE192h+
>>375
どうもです
ここは達人が多そうだからたくさん挙げてくれるとうれしい
377名無しのオプ:2013/02/23(土) 01:18:51.00 ID:V68GlC9E
奇書っていうか普通にオールタイム・ベストミステリなんだよね

東西ミステリーベスト100(1985)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88100

2位『虚無への供物』
5位『黒死館殺人事件』
6位『ドグラ・マグラ』
26位『匣の中の失楽』


東西ミステリーベスト100(2012)
http://ebookstore.sony.jp/stc/special/news/tozaimystery_j/

2位『虚無への供物』
4位『ドグラ・マグラ』
14位『黒死館殺人事件』
40位『匣の中の失楽』

これが匣の格下感か
378名無しのオプ:2013/02/23(土) 01:42:20.28 ID:KyZrfjCR
>>377
ふむふむ、歴史的な意義を踏まえたランキングかなこれは。
379名無しのオプ:2013/02/23(土) 01:53:55.57 ID:D9akx1cB
匣は先行3作品ありきのおまけみたいな見られ方だからなあ
380名無しのオプ:2013/02/23(土) 09:03:55.27 ID:8IaHJ84v
>>377
匣の中はプレ新本格みたいなものだから
新本格以降の2012年の順位が下がるのは仕方ない
381名無しのオプ:2013/02/28(木) 20:11:48.63 ID:Hzd0u8i6
竹本以降の奇書的な作家って
麻耶、京極、清涼院、舞城の宇山ラインかな
382名無しのオプ:2013/03/05(火) 18:40:31.14 ID:q2nBjCSg
麻耶はまあ奇書かな(夏冬とかは)
京極はそこまで奇な感じはない。普通のエンタメ
残り二つは珍書の類ではないか
383名無しのオプ:2013/03/07(木) 04:50:05.59 ID:LAnEdLBv
>>379
おまけというか「三大奇書」の同人誌って感じがするわ>匣
384名無しのオプ:2013/03/12(火) 23:28:30.66 ID:MBaf/ZkR
黒死館殺人事件≧ドグラ・マグラ>虚無への供物>>>(超えられない壁)>>>匣の中の失楽

でも「ドグラ・マグラ」については何度か読み直したコトあるけど
他の三作品については「また読もう!」と言う気が先ず起きないしw
385名無しのオプ:2013/03/13(水) 00:27:28.95 ID:Zd2cvvC+
>>384
黒死館をベストに選ぶとはまた珍しいセレクトだね。
386名無しのオプ:2013/03/16(土) 13:11:11.49 ID:oCMVCW4n
黒死館はハマる人はハマるみたいだからな。
俺には理解できんが。
ドグマグの方が面白い。
387名無しのオプ:2013/03/16(土) 16:17:58.08 ID:T3F3lU+7
ワクワク度ではその他3冊>黒死館だな
黒死館は読んでて感心するが面白いとは思えない
388名無しのオプ:2013/03/16(土) 18:10:45.04 ID:7Jyuizou
この四奇書の中に有って一番まとも(ミステリーの王道)なのが黒死館。
後のは作者がかなり捻っ(奇をてらっ)てるからなー

黒死館はミステリー感を出すために過剰なまでオカルト演出してるだけで。
本当は「奇書」から外すべきなのかもしれない。
389名無しのオプ:2013/03/16(土) 21:39:20.22 ID:J3aJMUWx
江戸川乱歩の評

『ドグラ・マグラ』「わけのわからぬ小説」
『虚無への供物』「トリックや幕切れが物足りない」
『黒死館殺人事件』
「論理の貴族主義者、抽象の詩人の比類なき情熱と、驚嘆すべき博学と、凄愴なる気魄をもって、世界の探偵文学史上に、あらゆる流派を超越した一つの地位を要求する事が出来る」
「トリックが大部分具体化に耐えない」
「抽象論理の一大交響曲として、おびただしいペダントリを各種楽器の音色にして、楽しむ」
390名無しのオプ:2013/03/16(土) 21:54:50.12 ID:Rh4nrx/4
黒死館は途中でなんで犯人に迫らんのだ!
と思う箇所があった。ペダントリーは好き。
391名無しのオプ:2013/03/16(土) 23:25:24.02 ID:7Jyuizou
>>389
>江戸川乱歩の評

何それ?
あくまでミステリー推理小説としての視点評価であって
アンチミステリー(奇書)作品としての批評は全く出来んのだな乱歩はw
やはり「黒死館殺人事件」奇書ではないな。

三大奇書は「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」「匣の中の失楽」で良いや。
392名無しのオプ:2013/03/16(土) 23:30:22.17 ID:oCMVCW4n
あのペダントリーの肥大っぷりで何が本筋なのかわからなくなるあたり十分奇書としての資格を持ってるでしょ<黒死館
393名無しのオプ:2013/03/17(日) 00:14:23.16 ID:hnFr5bov
ここでは一丁前に四大奇書として先行の三作品と肩を並べてる失楽だけど
世間一般には三大奇書の方が収まりがよく後発の失楽は弾かれている。

実際、大きな書店に行けば黒死館もドグラも虚無も新刊本(文庫)で買える。
でも失楽は売って無いよね。

「匣の中の失楽」がこのまま消え去ってもイイのか?
394名無しのオプ:2013/03/17(日) 00:16:44.80 ID:UdR85maB
匣はそのうち豪華版が出ると聞いたが
395名無しのオプ:2013/03/17(日) 01:12:41.90 ID:PATdm0X2
それが本当なら買ってしまうな
虚無の次に匣が好きだし
396名無しのオプ:2013/03/17(日) 09:58:38.41 ID:O5t0ZcMf
>>393
消え去ったら所詮その程度の価値しかない「奇書」だったってことでしょ
俺的には竹本作品だったらオリジナリティ微妙な匣より
ウロボロスシリーズのほうが奇書っぽいかなと思う
ま、まだ純正音律読んでないんだがw
397名無しのオプ:2013/03/17(日) 10:18:50.94 ID:N73WerXI
匣の中はあの双子の兄弟を姉妹にしてたら
今風の萌えラノベとしても読めて読者が付くんじゃないかな。
398名無しのオプ:2013/03/17(日) 12:24:04.36 ID:hnFr5bov
>>396
ナニ言ってるの?
匣の中が消え去る、、、
⇒ウロボロスはもちろん竹本健治の作品が全て忘れ去られる運命ってコトだよ。

が他の奇書の作家の作品は今後も定期的に刊行される機会が与えられるだろう。
何故なら三大奇書の大御所作家だから。
399名無しのオプ:2013/03/18(月) 23:59:49.27 ID:oYmXFk17
>>397
竹本と言ったら美少年、これは外せない
400名無しのオプ:2013/03/29(金) 00:13:36.03 ID:NEsIRePN
匣の豪華本早く買いたい
本多さん頑張ってくれ
401名無しのオプ:2013/03/29(金) 05:09:20.65 ID:+OU/oOHz
そんな豪華本を買って一体ドーするんだ?
どーせ買うなら初版本の方だろ。
402名無しのオプ:2013/03/29(金) 09:17:41.32 ID:OAVRx5+C
豪華版はサイドストーリーが付いてくるらしいぞ
403名無しのオプ:2013/04/26(金) 10:32:00.59 ID:uVYGx5sn
だいぶスレが放置されてるが

「匣〜」は10年位前の双葉文庫のやつがいろいろ資料とか載ってていいな
そもそもコレも既に絶版だが、、、
404名無しのオプ:2013/04/27(土) 03:33:46.57 ID:6vxzge1v
習作とか竹本がラクガキしてる下書きとか載ってるやつか
あれも絶版なのか
流行り廃りが早いなあ
405名無しのオプ:2013/04/27(土) 11:49:22.28 ID:slCGja86
本屋で一度だけ平積みなのを見て買おうかどうしようか迷ったが
その時ニートで財布が不自由だったから買わなかったわ・・・
あれと月箱はほんと買わなかった事を後悔してる。
406名無しのオプ:2013/04/28(日) 00:17:27.42 ID:Jbwzijx4
@yumeno9saku:
「ドグラ・マグラ」は二十年がかりの作品です。
十年考へ、あとの十年で書き直し書き直し抜いて出来たものです。」
407名無しのオプ:2013/04/28(日) 08:30:42.91 ID:Q05rD4JS
『ドグラマグラ』って自費出版なんだっけ。
編集の手が入らないと小説はダラダラの垂れ流しになってしまうという悪い見本みたいだ。
408名無しのオプ:2013/04/28(日) 19:32:26.30 ID:zPNUH+tn
角川文庫版の裏表紙の文章に「自費出版された」という記述があるが、ちくま文庫版の解題によるとこれは誤りで、実際は次作『梅津只圓翁伝』の方が自費出版だった(本作の印税の大部分が『梅津只圓翁伝』の製作費に当てられた)という。
409名無しのオプ:2013/04/29(月) 00:07:39.33 ID:E7iVpLfC
wikiからの転載か
410名無しのオプ:2013/05/04(土) 21:03:24.63 ID:Co1L8aTw
四大奇書のうちドグラ・マグラの初版本だけがドーしても手に入らない。
ほぼ同年代に発売された黒死館なんかは楽勝で買えるのに。
「値が張る(高い)!」とかではなく、とにかく市場に出て来ない。
元々の版数の違いかな?
411名無しのオプ:2013/05/05(日) 01:13:47.98 ID:UzGdGE2T
夢野全集なんてのもあった気がしたけど
ちくまとかも出回ってないんだっけ?

ああ、よく見たら「初版本」の話か…
412名無しのオプ:2013/06/29(土) 13:17:50.06 ID:hd9X/5UC
初版本って何か内容が違うの?
413名無しのオプ:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:mUQ/vlsy
>>412
聖徳太子が伏字になってるんだっけ?<初版
414名無しのオプ:2014/03/24(月) 18:44:38.47 ID:rpQtZpD0
ほっしゅ
415名無しのオプ:2014/03/24(月) 18:45:31.91 ID:rpQtZpD0
おっとage忘れた
416名無しのオプ:2014/04/16(水) 22:07:13.83 ID:e3ghcWpF
ああ 私はモヨコたんのおにーたんにならねばならぬ
 ああ、そうすると私はリア充でセレブな在日中国人の七世以降・・・
417名無しのオプ:2014/05/16(金) 22:44:54.00 ID:f2957zag
>>407
三大奇書の中じゃ一番売れてるけどね
418名無しのオプ:2014/05/16(金) 23:13:20.95 ID:9aoUlIgV
一番売れてるのは虚無だと思ってた
419名無しのオプ:2014/05/20(火) 20:25:29.17 ID:P/Vzl/lM
ドグマグをいまだに自費出版だと思ってるやつは情弱
420名無しのオプ:2014/08/19(火) 07:23:12.28 ID:FVH8q4ct
いろんな出版社から出てるし虚無が一番売れてんじゃないかなあ
作家的知名度だと夢野>中井だろうけど
421名無しのオプ:2014/08/19(火) 16:46:46.21 ID:rLhGc9YQ
出版社だけなら黒死館が一番多いんじゃね
422名無しのオプ:2014/10/05(日) 10:11:54.05 ID:B7uQQ2Vx
ドグラマグラ→虚無と読了
黒死館は評判を聞いてると読む気になれないな
423名無しのオプ:2014/10/05(日) 10:39:10.55 ID:szUNBeV7
三大奇書中もっとも奇書の名にふさわしいのが黒死館なのに
424名無しのオプ:2014/10/05(日) 12:06:17.92 ID:B7uQQ2Vx
ペダントリーとかいうのがどうも苦手で……
虚無の前半もそれで手こずった
425名無しのオプ:2014/10/05(日) 19:11:20.26 ID:wpA8Medd
人の評判を前提に読書してたら奇書の類は読めまい
426名無しのオプ:2014/10/05(日) 19:37:12.50 ID:B7uQQ2Vx
「評判を聞いてると読む気になれない」というのは撤回する
「内容紹介を聞く限り自分には合わなそうだと思った」というのが真意
427名無しのオプ:2014/10/06(月) 05:47:52.61 ID:aBcHCPnH
まあ実際読んでみるのが一番だが
よくある
「最初の数行だけは何度も読んでおぼえてるが、何度チャレンジしても最初から数行以上すすめないままの繰り返し」
になるパターンか

パラパラめくってルビとか見て雰囲気知るくらいでいいのかもしれん
428名無しのオプ:2014/10/06(月) 05:49:32.28 ID:aBcHCPnH
>>397
ショタ食いシーンがレズになってしまう
429名無しのオプ:2014/10/06(月) 21:56:09.60 ID:vB8HP1oN
実際、黒死館をちゃんと読み通す人なんかほとんどいないだろう
430名無しのオプ:2014/10/07(火) 01:08:08.26 ID:121y5M8V
何を分母とするかにもよるだろう
この板程度なら比率は低いだろうけど
ミステリマニアが分母なら比率はかなり高まる
431名無しのオプ:2014/10/07(火) 07:56:31.38 ID:QXN1HedD
ミステリマニアだと1000分の1くらいには高まりますか?
432名無しのオプ:2014/10/08(水) 00:38:57.27 ID:PKzsB2cq
一応全ページに目を通しはしたよ
433名無しのオプ:2014/10/08(水) 09:11:46.81 ID:/lMdB74f
二回通読したが、犯人の名前以外は未だに朧な霧の中。
そのくせ法水が引用するトリビアとかの細部だけは、いくつも頭に残る。
434名無しのオプ:2014/10/12(日) 17:42:30.48 ID:ameUkjvE
黒死館は西洋文化に対するコンプが丸出しな感じが微笑ましい
435名無しのオプ:2014/10/14(火) 20:58:42.83 ID:C0UuhlOp
2回通読した<黒死館
正直どんな話だったかまったく覚えてない

(小栗は短編の方が読みやすいよ、絶対)
436名無しのオプ:2014/10/14(火) 21:05:54.15 ID:L94gOLp5
和製ミステリ初の見立て殺人モノやぞ
437名無しのオプ:2014/10/15(水) 01:17:29.34 ID:13SQwQAm
>>433

  カーテン・フォール
―――閉幕
438名無しのオプ
ミステリー文学資料館にて
12月9、10日限定で三大奇書の草稿を展示しますよ。
http://www.mys-bun.or.jp/event/index.html