【本格の】鮎川哲也 Nホテル六〇六号室【鬼】

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301書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
鮎川哲也「憎悪の化石」を再読。
うーん。当時も協会賞受賞作という点に惑わされた記憶はないのだが、
今では読むに堪えない作とも言い得るのでは?
(簡潔にして、的確な風景描写ゆえ、往時のトラベルミステリとしての魅力、
足で追う警察捜査小説としての若干の魅力はあるとしても)
同日・同時間帯の物凄い殺人現場ドッキング、メーントリック2つも
強攻策過ぎるものと、短編ならOKかな程度の時刻表トリックちゅーか、
ダイヤ改編トリック。
つまりフェアも糞も無い強引な展開が目立ち過ぎなんである。
更に、時計がネジ巻き式だったり、東京―浜松間が旅行状態だったりと、
時代の流れを痛切に感じさせるものあり。
21世紀も10年以上の年が経過し、平成も20年を優に経過した今日では、
鮎川作品は既に時代小説と化したか・・・
はっきり言うて、逝ってよし!である。
302名無しのオプ:2012/02/25(土) 23:52:35.05 ID:xt2ONr3S
じゃあ、乱歩もコナン・ドイルも時代小説だな
ってか、お前だけ逝けばいいんだよ
誰も用がないんだから
303名無しのオプ:2012/02/26(日) 05:24:32.57 ID:QhWedkV1
>>301
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